JP2010064679A - ハイブリッド自動車の制御方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回生制動時にエンジン18をモータリングするようにしたハイブリッド自動車10において、そのモータリングの初期にエンジン回転が立ち上がるまでの間にも余剰電力を消費し切れるようにする。
【解決手段】ハイブリッド自動車10の制動時にモータ14を発電作動させて運動エネルギーを回生し、バッテリ16を充電するものにおいて、モータ回生電力P_regenがバッテリ充電リミットP_bat_lim以上になった後、エンジン18に連結されているジェネレータ20をモータ作動させて(t2〜)、余剰の電力を消費させる。こうしてエンジン18をモータリングするジェネレータ20の回転数ngが上昇し、設定回転数ng_setになるまでは(〜t3)、ジェネレータ効率ηgenをその最高効率よりも低い状態とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、エンジン及び駆動用モータを備えたハイブリッド自動車の制御に関し、特に回生制動時の制御手順に係る。
従来よりハイブリッド自動車においては、制動時に駆動用モータを発電作動させることによって運動エネルギーを回生し、バッテリを充電することが知られている(回生制動)。また、そうして発電される電力が所定以上に大きくなっても、バッテリにその充電許容電流以上の過電流を送ることは好ましくないので、そのような場合には駆動用モータの発電作動効率を低下させて、余剰の電力が発生しないようにすることも公知もある(例えば特許文献1を参照)。
但し、そうして作動効率を低下させた場合には、発電作動する駆動用モータの発熱量が多くなってしまい信頼性の低下する虞れがあるので、例えば特許文献2には、余剰の電力によりスタータを作動させて、エンジンを強制的に回転させる(モータリング)ことが提案されている。こうしてモータリングされたエンジンの回転エネルギーは、回生制動の終了後にジェネレータの駆動に利用することができる。
特開2006−197756号公報 特開平7−131905号公報
しかしながら、後者の従来例のようにエンジンのモータリングによって余剰の電力を消費しようとしても、その回転が直ぐには立ち上がらないことから、モータリングの初期に暫くの間は余剰の発電電力を消費できないことになる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、前記のように回生制動時にエンジンをモータリングするようにしたハイブリッド自動車において、そのモータリングの初期にエンジン回転が立ち上がるまでの間にも余剰電力を消費し切れるようにすることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、モータリング初期のエンジン回転数が低い間は、そのモータリングのためのジェネレータのモータ作動の効率を低下させるようにした。
具体的に請求項1の発明は、自動車の制動時に駆動用モータを発電作動させて、運動エネルギーを回生する第1工程と、発電電力によりバッテリを充電する第2工程と、その発電電力がバッテリの所定の充電リミット以上であるとき、エンジンに連結されているジェネレータをモータ作動させて余剰の電力を消費させる第3工程と、を有するハイブリッド自動車の制御方法が対象であり、前記第3工程においてジェネレータのモータ作動によりエンジン回転数が上昇するときに、それが設定回転数に達するまでの間、前記ジェネレータの作動効率をその最高効率よりも低い状態とする第4工程を有することが特徴である。
前記の方法により、ハイブリッド自動車の回生制動時には従来までと同じく、駆動用モータを発電作動させて運動エネルギーを回生し(第1工程)、これによりバッテリを充電する(第2工程)。この際、一般的に自動車への制動力要求の増大に応じて発電電力も増大させることになるが、こうすると発電電力は、バッテリの充電許容電流に対応する充電リミットに達することがある。
そこで、充電リミット以上の余剰の発電電力を消費させるべく、エンジンに連結されているジェネレータをモータ作動させることになる(第3工程)。この際、エンジン回転が立ち上がって設定回転数に達するまでの間は、ジェネレータの作動効率をその最高効率よりも低い状態とすることで(第4工程)、その分、モータ作動のための電力消費を増大させて、エンジン回転数が低くても余剰の電力を消費させることができる。
但し、そうして作動効率を低下させるとその分、ジェネレータの発熱が多くなるので、前記第4工程においてはエンジン回転数の上昇に伴いジェネレータの作動効率を高めるのが好ましい。エンジン回転数が設定回転数以上になれば、ジェネレータの作動効率を低くしなくても余剰電力を消費することができる。そして、その後、エンジン回転数が設定回転数よりも高い所定回転数に達すれば、例えば振動、騒音、信頼性等の観点から、それ以上はエンジン回転を上げない方がよいので、再びジェネレータの作動効率を低下させるようにする(第5工程:請求項2)。
好ましいのは、前記のように駆動用モータの発電電力が増大して充電リミット以上になったとき、第3工程によるエンジンのモータリング開始は所定期間、遅延させるとともに、駆動用モータの発電作動の効率を低下させることである(第6工程:請求項3)。すなわち、ハイブリッド自動車は短い減速走行の後に再度、モータ駆動による加速運転に移行する場合があるので、暫くの間はエンジンのモータリングを行わないようにすることで、モータリングの開始・停止が頻繁に繰り返されることを防止するのである。
そうしてエンジン・モータリングの開始を遅延する間、第6工程では駆動用モータの発電作動の効率を低下させるようにし、それが最低効率まで低下すれば、エンジンのモータリングを開始する(請求項4)。
そして、エンジン回転の立ち上がりに応じて前記の如くジェネレータの作動効率が高められ、設定回転数以上で十分に余剰電力を消費できるようになれば、ジェネレータの作動効率だけでなく、駆動用モータの発電作動効率も高めるようにすればよい(第7工程:請求項5)。
さらに、そうして上昇するエンジン回転数が前記所定回転数に達して、前記したようにそれ以上はエンジン回転が上がらないよう、再びジェネレータの作動効率を低下させた後に、このジェネレータの作動効率がその最低効率になってもさらに制動力要求が増大するときには、これに応じて再び駆動用モータの発電作動効率を低下させることになる(第8、第9工程:請求項5、6)。
別の観点から、本発明は、自動車の制動時に駆動用モータを発電作動させて、運動エネルギーを回生するモータ回生制御手段と、発電電力によってバッテリを充電する充電制御手段と、その発電電力がバッテリの所定の充電リミット以上であるとき、エンジンに連結されているジェネレータをモータ作動させて余剰の電力を消費させるエンジン・モータリング制御手段と、を備えたハイブリッド自動車の制御装置を対象として、前記ジェネレータのモータ作動によってエンジン回転数が上昇するときに、それが設定回転数に達するまでの間、当該ジェネレータの作動効率をその最高効率よりも低い状態とするジェネレータ効率制御手段を備えるものである(請求項7)。
この構成の制御装置によれば、上述した請求項1の発明に係る制御方法が容易に実行可能であり、その発明の作用効果が容易且つ確実に得られる。
そして、前記ジェネレータ効率制御手段を、エンジン回転数が設定回転数になるまで、その上昇に伴いジェネレータの作動効率を高める一方、エンジン回転数が前記設定回転数よりも高い所定回転数に達すれば、ジェネレータの作動効率を再び低下させるものとすれば(請求項8)、上述した請求項2に係る発明の作用が得られる。
また、モータ回生制御手段を、制動力要求に応じて駆動用モータの発電電力を制御するものとし、エンジン・モータリング制御手段は、前記制動力要求の増大に応じて発電電力が増大し充電リミット以上になったとき、所定の遅延期間の経過後にジェネレータのモータ作動制御を開始するように構成し、さらに、少なくとも前記遅延期間の間、前記駆動用モータの発電作動の効率を低下させるモータ効率制御手段を備えれば(請求項9)、上述した請求項3に係る発明の作用が得られる。
その場合に、前記遅延期間においてモータ効率制御手段により、駆動用モータの作動効率はその最低効率まで低下させるようにすればよい(請求項10)。
また、好ましいのは、モータ効率制御手段を、ジェネレータ効率制御手段によってジェネレータの作動効率が最高効率まで高められた後、エンジン回転数の上昇に応じて駆動用モータの発電作動効率を高めるように構成したり、前記ジェネレータ効率制御手段によってジェネレータの作動効率が最低効率まで低下された後、さらに制動力要求が増大するときには、これに応じて駆動用モータの発電作動効率を低下させるように構成することである(請求項11、12)。
以上、説明したように、本発明に係るハイブリッド自動車の制御方法等によると、自動車の制動時に駆動用モータを発電作動させて運動エネルギーを回生し、これによりバッテリを充電するとともに、その発電電力がバッテリの所定の充電リミット以上であるときには、ジェネレータによりエンジンをモータリングして余剰の電力を消費させるようにしたものにおいて、そのモータリングの初期にエンジン回転が立ち上がって設定回転数に達するまでの間は、ジェネレータのモータ作動の効率をその最高効率よりも低い状態とすることにより、エンジン回転数が低くても余剰の電力を消費させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(制御システムの概要)
図1は、本発明に係る制御システムを搭載したハイブリッド自動車10(HEV)の動力系統を概略的に示している。図において、太い実線は動力の伝達経路を示し、細い実線は電力の伝達経路を示している。また、一点鎖線は信号の伝達経路を示している。
図示のハイブリッド自動車10は所謂シリーズ方式のものであって、車輪12を直接駆動するモータ14(駆動用モータ)と、このモータ14に電力を供給するバッテリ16と、エンジン18に駆動連結されて電力を発生するジェネレータ20と、モータ14及びバッテリ16を接続するインバータ22と、ジェネレータ20及びバッテリ16を接続するインバータ24と、を備えている。
より具体的に、モータ14は、インバータ22を介してバッテリ16に接続されるとともに、インバータ22、24を介してジェネレータ20に接続されており、それにより、バッテリ16が蓄える電力ないしジェネレータ20が発電した電力の供給を受けて作動する。また、そのモータ14の出力(車輪12の駆動力)は、インバータ22を制御してモータ14に該インバータ22を介して供給される電力を調節することにより制御される。さらに、モータ14は発電作動も可能で、自動車10の制動時に車輪12に駆動されて電力を発生する。この発電電力はインバータ22を介してバッテリ16に充電される。
ジェネレータ20は、インバータ24を介してバッテリ16に接続されるとともに、インバータ22、24を介してモータ14に接続されており、エンジン18に駆動されて発電した電力を、モータ14やバッテリ16に供給する。また、バッテリ16からインバータ24を介して電力の供給を受けて、モータ作動することも可能であり、これによりエンジン18を強制的に回転させる(モータリング)ことができる。
前記2つのインバータ22、24は、バッテリ16からの直流電力を交流電力に変換してモータ14、ジェネレータ20に送出したり、反対に、モータ14やジェネレータ20からの交流電力を直流電力に変換してバッテリ16に送出する。そして、以下に述べるコントロールユニット50により制御されて、モータ14、バッテリ16、ジェネレータ20間を伝達する電力の調整を行う。
コントロールユニット50は、前記モータ14、エンジン18、ジェネレータ20及びインバータ22,24を制御する。すなわち、コントロールユニット50は、主にエンジン18の運転制御を行うエンジンコントローラ50aと、主にインバータ22,24を制御してモータ14及びジェネレータ20の作動を制御するHEVコントローラ50bと、を備えている。
図2に制御系統を示すようにコントロールユニット50には、バッテリコントローラ40からの信号が入力される他に、車速を検出する車速センサ52と、運転者のアクセル操作量(アクセルペダルの踏込み量)を検出するアクセルセンサ54と、同ブレーキ操作量(ブレーキペダルの踏込み量)を検出するブレーキセンサ56と、エンジン18の吸気流量を検出するエアフロセンサ58と、そのクランクシャフト18aの位相(角度)を検出するクランク角センサ62と、カムシャフト18bの位相(角度)を検出するカム角センサ64と、からの信号が少なくとも入力される。
図の例ではバッテリコントローラ40は、コントロールユニット50とは別体とされ、バッテリ16の電流を検出するバッテリ電流センサ42と、バッテリ16の電圧を検出するバッテリ電圧センサ44と、バッテリ16の温度を検出するバッテリ温度センサ46と、からの信号を入力し、これらの信号に基づいてバッテリ16のSOC(充電状態、残容量)や電気負荷の大きさを演算して、コントロールユニット50に出力する。
そして、コントロールユニット50は、前記の各種信号に基づいてインバータ22、24を制御し、これによりモータ14及びジェネレータ20を制御するとともに、バッテリ16の充電状態も制御する。また、コントロールユニット50は、エンジン18、具体的には、各気筒18c毎に設けられた燃料噴射弁18dや点火プラグ18eの作動も制御する。
一例としてコントロールユニット50は、図3のマップに示すように、車両負荷とバッテリ16のSOCとに基づいてエンジン18をON−OFF制御し、運転中のエンジン18を停止させたり、停止中のエンジン18を再始動させたりする。車両負荷は、自動車10の走行状態と電気負荷の作動状態から決まる負荷であり、コントロールユニット50は、この車両負荷のうち、走行状態に関連する負荷を車速センサ52やアクセルセンサ54からの信号に基づいて演算する。
図3に示すように、車両負荷が大きい場合、例えば高速状態で自動車10を走行させるためにモータ14が高出力状態である場合や、走行中に電気負荷が大量の電力を消費して作動する場合には、バッテリ16に電力供給不足が生じる虞れがあるので、コントロールユニット50は、エンジン18を作動させてジェネレータ20に電力を発生させ、その発生電力をインバータ22,24を介してモータ14やバッテリ16に供給する。
また、バッテリ16のSOCが低い場合も、コントロールユニット50は、バッテリ16を充電するためにエンジン18を運転させる。すなわち、バッテリ16の電力のみで十分に走行できる(長時間安定して走行できる)状態であるとき以外はエンジン18が運転される。
尚、コントロールユニット50によるエンジン18のON−OFF制御、即ち、その自動停止や再始動の条件は、車両負荷やバッテリ16のSOC以外に例えばエンジン冷却水の温度等の他の要因に基づいてもよい。例えば、エンジン18が冷機状態(冷却水温度が50度以下)のときは、車両負荷やSOCに基づけば(図3のマップに基づけば)エンジン18を停止状態にするところを、エンジン18を暖機するために運転するようにしてもよい。
さらに、この実施形態ではコントロールユニット50は、自動車10の制動時にはエンジン18の運転を停止させるとともに、車輪12からの駆動力によってモータ14を発電作動させて、走行に伴う運動エネルギーを回生し、この発電電力によりバッテリ16を充電するようになっている。
(回生制動時の制御)
そうしてモータ14の発電作動によって生じる電力は、一般的に自動車10への制動力要求の増大(ブレーキペダルの踏み加減や車速等に基づいて判定する)に応じて増大することになるが、こうした場合は、発電電力がバッテリ16の充電リミット以上になることがあり、バッテリ16にその充電許容電流以上の過電流を送ることは好ましくないので、この実施形態ではそのような場合にジェネレータ20をモータ作動させて、エンジン18をモータリングすることにより、余剰の発電電力を消費させるようにしている。
しかしながら、エンジン18の回転はモータリングによっても直ぐには立ち上がらず、モータリングの初期においてエンジン回転数が低い間は余剰の発電電力を消費し切れない虞れがある。この点、本発明の特徴としてこの実施形態では、モータリングの初期にエンジン回転数が予め設定した回転数に達するまでの間は、そのモータリングのためのジェネレータ20のモータ作動の効率を低下させて、電力消費を増大させるようにしている。
−実施形態1−
以下に、図4及び図5を参照して、回生制動時のモータ14やジェネレータ20の制御手順の具体的な実施形態1を説明する。
まず、図4に示すフローチャートにおいてスタート後のステップS1では、自動車10の車速やアクセルセンサ54、ブレーキセンサ56からの信号等に基づいて、回生制動の制御を行うかどうか判定し、NOであれば待機する一方、例えばブレーキペダルが踏み込まれて所定以上の制動力要求が生じれば、回生制動制御を行う(YES)と判定してステップS2へ進む。
ステップS2では、車輪12からの駆動力を回生して発電作動するモータ14の発電電力P_regen(以下、モータ回生電力P_regenという)が、バッテリ16の充電リミットPbat_limよりも小さいかどうか判定し、YESであればステップS3に進んで、モータ14の作動効率ηmotを最高効率ηmot_maxとして、リターンする。尚、バッテリ充電リミットPbat_limは、バッテリ16の種類によって異なるだけでなく、その充電状態(SOC)によっても変化するもので、例えばバッテリコントローラ40により演算されるSOCに基づいて特定される。
そうして回生制動制御が開始されて、図5のタイムチャートにおいて時刻t0〜t1に示すように、制動力要求を表すモータ回生トルク(制御目標値であり、以下、目標モータ回生トルクという)が立ち上がり(同図(a))、これに応じてモータ回生電力P_regenが増大し(同図(b))、バッテリ16の充電電力も増大する(同図(f))。この間、モータ効率ηmotは最高効率ηmot_maxとされ(同図(e)に実線で示す)、発熱は最小となる。
そして、時刻t1においてモータ回生電力P_regenがバッテリ充電リミットPbat_limに達すると、前記ステップS2においてNOと判定してステップS4に進む。ここでは、モータ回生電力P_regenにモータ14の最低効率ηmot_minを乗算したものがバッテリ充電リミットPbat_limよりも小さいかどうか判定し(ηmot×ηmot_min<Pbat_lim ?)。この判定がYESであればステップS5に進んで、モータ回生電力P_regenがちょうどバッテリ充電リミットPbat_limになるように、モータ14の発電作動の効率ηmotを制御して(ηmot=Pbat_lim÷P_regen)、リターンする。
そうすると、図5の時刻t1〜t2に示すように、目標モータ回生トルクが上昇しても(同図(a))、モータ効率ηmotが徐々に低下するため(同図(e))、モータ回生電力P_regenは、バッテリ充電リミットPbat_limに維持されるようになる(同図(b))。こうしてモータ効率ηmotが低下すると、これに伴いモータ14の発熱は徐々に増大する。
そうして目標モータ回生トルクがさらに上昇すると、モータ効率ηmotを最低値まで低下させても(図5(e)の時刻t2)モータ回生電力P_regenがバッテリ充電リミットPbat_lim以上になってしまう(図5(b))。こうなると、前記ステップS4においてNOと判定し、ステップS6に進んでモータ効率ηmotを最低効率ηmot_minとする一方、ジェネレータ20をモータ作動させてエンジン18のモータリングを開始する。
このエンジン・モータリングの開始によって、図5の時刻t2〜t3に示すようにジェネレータ回転数ng(エンジン18の回転数と同じ)が立ち上がり始め(同図(c))、モータリングされるエンジン18のポンプ仕事やこれに伴う機械的損失によって、余剰の電力が消費されるようになる(以下、廃電ともいう)。こうして廃電される電力は、ジェネレータ回転数ngの上昇に伴い同図(d)のように増大するが、エンジン18の回転は直ぐには立ち上がらず、それが低い間は時間当たりのポンプ仕事が少ないことから、余剰の発電電力を消費し切れない。
これに対し図4のフローでは、ステップS7において現在のモータ回生電力P_regenがその構成上の上限である最大値P_regen_maxよりも小さいことを確認した(判定がYES)後にステップS8に進み、前記のように上昇するジェネレータ回転数ngが、予め設定した回転数ng_setよりも小さいかどうか判定する。この設定回転数ng_setは、エンジン18のモータリングによって効率良く電力を消費できるような回転数の下限に対応づけて設定されており、ng<ng_setで判定がYESであれば、ジェネレータ20のモータ作動の効率を低下させることによって、電力消費を増大させる。
すなわち、前記のようにステップS8でYESと判定して進んだステップS9では、ジェネレータ効率ηgenを、ジェネレータ回転数ngが前記設定回転数ng_setよりも低い間は最高効率ηgen_maxよりも低くなり、且つジェネレータ回転数ngの上昇に応じて徐々に効率が高くなるように設定する。例えば、ジェネレータ回転数ngにエンジン18の1回転当たりのポンプ仕事eng_trq(別途、マップ等に設定)を乗算し、これを廃電要求電力Pdis(=P_regen−Pbat_lim)で除算することにより、ジェネレータ効率ηgenを決定してリターンする。
このような制御により、図5の時刻t2〜t3においてジェネレータ20の効率ηgenがその回転数ngの上昇とともに高くなるので(同図(e)に破線で示す)、モータ回生電力P_regenの余剰分を消費しながら、ジェネレータ20の発熱は最小限に抑えることができる。そして、ジェネレータ回転数ngが設定回転数ng_setに達すると(同図(c))、前記ステップS8においてNOと判定してステップS10に進む。
このステップS10では、今度はジェネレータ回転数ngがその回転上限ng_maxよりも大きいかどうか判定する。回転上限ng_maxは、例えばエンジン18のモータリングに伴う振動、騒音、信頼性等の観点から決められていて、ng≦ng_maxでNOであれば、さらにエンジン回転を上げて電力消費を増大する余地があるので、ステップS11に進んでジェネレータ効率ηgenを最高効率ηgen_maxに設定し、リターンする。
つまり、エンジン18のモータリング回転数が設定回転数ng_setに達して、モータリングにより余剰の電力を消費できるようになれば、それがさらに上昇して回転上限ng_maxを越えるまでの間、ジェネレータ効率ηgenは最高に維持して、その発熱を最小限に抑えるようにする。
そうしてジェネレータ効率ηgenが最高効率ηgen_maxに維持されたまま、図5において時刻t3〜t4が経過して、ジェネレータ回転数ngが回転上限ng_maxを越えると(同図(c))、前記ステップS10においてYES、即ちそれ以上、エンジン回転を上げられない、と判定してステップS12に進む。ここでは、モータ回生電力P_regenがさらに大きくなってもエンジン回転、即ちジェネレータ回転数ngが上昇しないように、前記ステップS9と同様の演算式によりジェネレータ効率ηgenを演算する。
続いてステップS13では、前記のように演算されたジェネレータ効率ηgenが最低効率ηgen_minよりも小さいかどうか判定し(ηgen<ηgen_min)、NOであればリターンする一方、最低効率ηgen_minよりも小さくなれば、ステップS14において最低効率ηgen_minに設定してリターンする。これにより、図5において時刻t4〜t5に示すように、モータ回生電力P_regenの増大(同図(b))に連れてジェネレータ効率ηgenが低下してゆき(同図(e))、エンジン18のモータリング回転数、即ちジェネレータ回転数ngは、その回転上限ng_maxに維持される(同図(c))。
そして、時刻t5においてジェネレータ効率ηgenが最低効率ηgen_minになると、それ以上は効率を低下させることができなくなり、このときのモータ回生電力P_regenがその最大値P_regen_maxになる。よって、これ以降は前記ステップS7においてでNOと判定してステップS15に進むことになり、モータ回生電力P_regenは増大しないので(同図(b))、ジェネレータ効率ηgenを最低効率ηgen_minに維持することになる。
前記図4のフロー全体が、自動車10の制動時にモータ14を発電作動させて、運動エネルギーを回生する第1工程と、これによりバッテリ16を充電する第2工程と、に対応し、この実施形態では図5の(a)、(b)に示されているように、制動力要求(目標モータ回生トルク)の増大に応じてモータ回生電力P_regenが増大する。
また、ステップS4,5は、モータ回生電力P_regenが充電リミットP_bat_lim以上になったときに、モータ14の発電作動の効率ηmotを低下させる第6工程に対応し、ステップS6以降の各ステップは、そうして低下されるモータ効率ηmotが最低効率になれば、ジェネレータ20のモータ作動によりエンジン18をモータリングさせて、余剰の電力を消費させる第3工程に対応している。
さらに、ステップS8,9は、モータリングによりエンジン回転数(=ジェネレータ回転数ng)が設定回転数ng_setになるまでの間、ジェネレータ効率η_genをその最高値よりも低い状態とする第4工程に対応し、この第4工程ではジェネレータ回転数ngの上昇に伴いジェネレータ効率η_genを高めるようにしている。
さらにまた、ステップS10〜14は、ジェネレータ回転数ngがその回転上限ng_maxになるまでジェネレータ効率η_genをその最高値に維持し、回転上限ng_maxを越えればジェネレータ効率η_genを再び低下させる第5工程に対応している。尚、ステップS10においては、ジェネレータ回転数ngが回転上限ng_maxになったときだけでなく、例えばモータ回生電力P_regenの増大幅(ΔP_regen)が所定値以上のときにも、ステップS12に進むようにしてもよい。
以上、述べたような回生制動時の制御手順はコントロールユニット50によって実行されるものであり、この意味でコントロールユニット50は、ソフトウエアプログラムの態様でもって、特許請求の範囲に記載のモータ回生制御手段、充電制御手段、エンジン・モータリング制御手段、モータ効率制御手段、ジェネレータ効率制御手段を構成する。
したがって、この実施形態1に係るハイブリッド自動車の制御装置によると、まず、自動車10の減速時にモータ14を発電作動させて運動エネルギーを回生し、これによりバッテリ16を充電するとともに、その発電電力、即ちモータ回生電力P_regenがバッテリ16の充電リミットPbat_lim以上になれば、ジェネレータ20のモータ作動によりエンジン18をモータリングして、余剰の電力を消費させるようにしている。
しかも、そのモータリングの初期にエンジン回転が立ち上がって設定回転数ng_setに達するまでの間は、ジェネレータ20のモータ作動の効率ηgenをその最高効率よりも低い状態にすることで、エンジン回転が低くても余剰電力を消費し切ることができる。
また、この実施形態では、モータ回生電力P_regenが充電リミットPbat_lim以上になっても直ぐにはエンジン・モータリングを開始せず、暫くの間はモータ14の発電作動の効率ηmotを低下させて、モータ回生電力P_regenを抑えるようにしている。これは、自動車10が短い減速走行の後に再度、モータ駆動による加速運転に移行することを考慮して、エンジン・モータリングの開始・停止が頻繁に繰り返されることを防止するためである。
さらに、この実施形態では、モータリングする際にジェネレータ回転数ng(エンジン回転数)がその回転上限ng_maxを越えないようにすることで、過大な振動、騒音等の発生を防止し、乗員が違和感を感じないようにするとともに、信頼性の低下を抑制している。
−実施形態2−
図6及び図7は、実施形態2に係る回生制動時の制御手順を示す。この実施形態2は、モータリングによってエンジン回転が或る程度以上、上昇した後のモータ14及びジェネレータ20の作動効率ηmot,ηgenの制御に特徴があり、この点を除けば、図6に示す実施形態2のフローは、前記した実施形態1のもの(図4参照)と同じなので、同じ制御ステップには同じ番号を付してその説明は省略する。
すなわち、上述したように本発明の制御装置によれば、回生制動時にモータリングするエンジン18の回転数、即ちジェネレータ回転数ngが設定回転数ng_set以上になって、十分に廃電できるようになれば、ジェネレータ効率ηgenを最高効率ηgen_maxまで高めるようにしているが、図7のタイムチャートの時刻t3〜t4に示すように、この実施形態2ではジェネレータ回転数ngの上昇(同図(c))に応じて、モータ効率ηmotも高める(同図(e))ようにしており(第7工程)、これによりモータ14の発熱を抑えることができる。
また、そうして上昇するジェネレータ回転数ngが回転上限ng_maxに達すれば(時刻t5:同図(c))、実施形態1と同様に再びジェネレータ効率ηgenを低下させることになるが(第5工程)、こうして低下させるジェネレータ効率ηgenが最低効率ηgen_minになれば(時刻t6:同図(e))、その後はモータ回生電力P_regenの増大に応じて再びモータ効率ηmotを低下させるようにしている。(第8工程)。
より具体的には図6のフローチャートに示すように、まず、ステップS1〜S4までは実施形態1と同じ制御手順を実行し、このステップS4においてNOと判定して進んだステップS60において、ステップS6とは異なりモータ効率ηmotは設定せずに、ジェネレータ20をモータ作動させてエンジン18のモータリングを開始する。
続くステップS7〜S9では一旦、モータ効率ηmotを低下させ、ステップS10で回転上限ng_maxを越えたと判定されるまでは、ステップS11でジェネレータ効率ηgenを最高効率ηgen_maxに維持する。一方、ステップS111では、ステップS5と同様の演算によりモータ効率ηmotが増大するようにし、そうして演算したモータ効率ηmotが最高効率ηmot_maxよりも大きいかどうか判定して(ステップS112)、NOであればリターンする一方、最高効率ηmot_maxよりも大きくなれば最高効率ηmot_maxに設定して(ステップS113)、リターンする。
そうして、ジェネレータ効率ηgenのみならずモータ効率ηmotも最高効率に維持されたまま、図7に示す時刻t5になってジェネレータ回転数ngが回転上限ng_maxを越えると(同図(c))、前記ステップS10においてYESと判定し、ステップS12に進んで、モータ回生電力P_regenがさらに大きくなってもエンジン回転、即ちジェネレータ回転数ngが上昇しないようにジェネレータ効率ηgenを設定する。これにより、図7の時刻t5〜t6に示すように、モータ回生電力P_regenの増大(同図(b))に連れてジェネレータ効率ηgenが低下してゆくようになり(同図(e))、エンジン18のモータリング回転数、即ちジェネレータ回転数ngはその回転上限ng_maxに維持される(同図(c))。
そして、時刻t6においてジェネレータ効率ηgenが最低効率ηgen_minになれば、それ以上、ジェネレータ効率ηgenを低下させることはできないが、このときにはステップS141において前記ステップS5、S111と同様の演算式により、モータ効率ηmotが低下するように演算し、そうして演算したモータ効率ηmotが最低効率ηmot_minよりも小さいかどうか判定して(ステップS142)、NOであればリターンする一方、最低効率ηmot_minよりも小さければ最低効率ηmot_minに設定して(ステップS143)、リターンする。
−実施形態3−
次に図8及び図9は、実施形態3に係る回生制動時の制御手順を示す。これは、前記実施形態2においてモータ回生電力P_regenが充電リミットPbat_lim以上になったとき、モータ効率ηmotを低下させずに直ちにエンジン18のモータリングを開始するようにしたものである。
この点を除いて図8に示す実施形態3のフローは、前記した実施形態2のもの(図6参照)と同じであり、同じ制御ステップには同じ番号を付してその説明は省略するが、要するに、図8のフローは、図6のフローからステップS4,S5とステップS111〜S113とを消去したものである。
そして、この実施形態3によれば、図9のタイムチャートにおいて時刻t1に示すように、モータ回生電力P_regenがバッテリ充電リミットPbat_lim以上になれば(ステップS2でNO)、直ちにエンジン18のモータリングが開始される(ステップS60)ようになる。
したがって、この実施形態3によると、回生制動の初期にモータ14の作動効率を低下させることがないので、その発熱を極小化できる。回生制動時には直ちにエンジン18のモータリングが開始され、振動、騒音は大きめになるが、例えばワインディングロードを走行しているときのように自動車10が減速後、直ちに加速運転に移行することが多く、エンジン回転数を或る程度、高く保ったままとするのが好ましい場合に好適である。前記実施形態1、2のような制御と実施形態3のようなの制御とを自動車10の走行状態に応じて使い分けることが好ましい。
尚、本発明に係るハイブリッド自動車の制御装置は、前記した実施形態に限定されず、その他の種々の構成をも包含する。例えば、本発明を適用するハイブリッド自動車10は所謂シリーズ方式のものに限らず、パラレル方式のものやシリーズ・パラレル方式のものであってもよい。
以上、説明したように、本発明に係るハイブリッド自動車の制御方法等によると、回生制動時にエンジンをモータリングしてその回転が立ち上がるまでの間も、余剰電力を消費させることができ、バッテリが過充電となることがないから、乗用車にも好適である。
本発明の実施形態に係るハイブリッド自動車の全体構成図である。 同制御系統を示す図である。 エンジンの運転領域を2つに分けた制御マップの一例を示す図である。 実施形態1の回生制御時の制御手順を示すフローチャート図である。 同回生制御時のモータ回生トルク、モータ回生電力、ジェネレータ回転数、廃電電力、モータ及びジェネレータの作動効率、バッテリ電力の変化を示すタイムチャート図である。 実施形態2に係る図4相当図である。 同図5相当図である。 実施形態3に係る図4相当図である。 同図5相当図である。
符号の説明
10 ハイブリッド自動車
14 モータ(駆動用モータ)
16 バッテリ
18 エンジン
20 ジェネレータ
50 コントロールユニット(モータ回生制御手段、充電制御手段、エンジン・モ ータリング制御手段、モータ効率制御手段、ジェネレータ効率制御手段)

Claims (12)

  1. 自動車の制動時に駆動用モータを発電作動させて、運動エネルギーを回生する第1工程と、発電電力によりバッテリを充電する第2工程と、その発電電力がバッテリの所定の充電リミット以上であるとき、エンジンに連結されているジェネレータをモータ作動させて余剰の電力を消費させる第3工程と、を有するハイブリッド自動車の制御方法であって、
    前記第3工程においてジェネレータのモータ作動によりエンジン回転数が上昇するときに、それが設定回転数に達するまでの間、前記ジェネレータの作動効率をその最高効率よりも低い状態とする第4工程を有する、
    ことを特徴とするハイブリッド自動車の制御方法。
  2. 第4工程ではエンジン回転数の上昇に伴いジェネレータの作動効率を高めるようにし、
    その後、エンジン回転数が設定回転数よりも高い所定回転数に達すれば、前記ジェネレータの作動効率を再び低下させる第5工程を有する、請求項1記載のハイブリッド自動車の制御方法。
  3. 第1工程では制動力要求に応じて駆動用モータの発電電力を制御し、
    前記制動力要求の増大に応じて発電電力が増大し充電リミット以上になったとき、第3工程の開始を所定期間、遅延させるとともに、前記駆動用モータの発電作動の効率を低下させる第6工程を有する、請求項1又は2のいずれかに記載のハイブリッド自動車の制御方法。
  4. 第6工程では駆動用モータの作動効率をその最低効率まで低下させる、請求項3記載のハイブリッド自動車の制御方法。
  5. 第4工程においてジェネレータの作動効率を最高効率まで高めた後、エンジン回転数の上昇に応じて駆動用モータの発電作動効率を高める第7工程と、
    第5工程において前記ジェネレータの作動効率を最低効率まで低下させた後、さらに制動力要求が増大するとき、これに応じて駆動用モータの発電作動効率を低下させる第8工程と、を有する、請求項4記載のハイブリッド自動車の制御方法。
  6. 第5工程においてジェネレータの作動効率を最低効率まで低下させた後、さらに制動力要求が増大するとき、これに応じて駆動用モータの発電作動効率を低下させる第9工程を有する、請求項2記載のハイブリッド自動車の制御方法。
  7. 自動車の制動時に駆動用モータを発電作動させて、運動エネルギーを回生するモータ回生制御手段と、発電電力によってバッテリを充電する充電制御手段と、その発電電力がバッテリの所定の充電リミット以上であるとき、エンジンに連結されているジェネレータをモータ作動させて余剰の電力を消費させるエンジン・モータリング制御手段と、を備えたハイブリッド自動車の制御装置であって、
    前記ジェネレータのモータ作動によってエンジン回転数が上昇するときに、それが設定回転数に達するまでの間、当該ジェネレータの作動効率をその最高効率よりも低い状態とするジェネレータ効率制御手段を備える、ことを特徴とするハイブリッド自動車の制御装置。
  8. ジェネレータ効率制御手段は、エンジン回転数が設定回転数になるまでその上昇に伴いジェネレータの作動効率を高める一方、エンジン回転数が前記設定回転数よりも高い所定回転数に達すれば、ジェネレータの作動効率を再び低下させるものである、請求項7記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  9. モータ回生制御手段は、制動力要求に応じて駆動用モータの発電電力を制御するものであり、
    エンジン・モータリング制御手段は、前記制動力要求の増大に応じて発電電力が増大し充電リミット以上になったとき、所定の遅延期間の経過後にジェネレータのモータ作動制御を開始するように構成され、
    少なくとも前記遅延期間の間、前記駆動用モータの発電作動の効率を低下させるモータ効率制御手段を備えている、請求項7又は8のいずれかに記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  10. 遅延期間においてモータ効率制御手段は、駆動用モータの作動効率をその最低効率まで低下させるものである、請求項9記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  11. モータ効率制御手段は、ジェネレータ効率制御手段によってジェネレータの作動効率が最高効率まで高められた後、エンジン回転数の上昇に応じて駆動用モータの発電作動効率を高める一方、前記ジェネレータ効率制御手段によってジェネレータの作動効率が最低効率まで低下された後、さらに制動力要求が増大するときには、これに応じて駆動用モータの発電作動効率を低下させるように構成されている、請求項10記載のハイブリッド自動車の制御装置。
  12. ジェネレータ効率制御手段によってジェネレータの作動効率が最低効率まで低下された後、さらに制動力要求が増大するとき、これに応じて駆動用モータの発電作動効率を低下させるモータ効率制御手段を備えている、請求項8記載のハイブリッド自動車の制御装置。
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