JP2010063597A - プロテクター付通気針 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中空針11と、中空針11を保持するハブ部14、中空針11の内腔に対して傾斜して連通する通路部15、これらハブ部14及び通路部15を包囲し、中空針11の長手方向の両端が開放された外枠18及び通路部15端であって、中空針11とは反対側の端部にフィルタ19を備えた把持部材12と、把持部材12のハブ部14及び中空針11を被覆し、把持部材12の外枠18内でのスライドにより着脱可能な筒状のプロテクター13とを有するプロテクター付通気針。
【選択図】図1
Description
一方、アルブミン製剤等の一部の製剤は、粘度が高く、気泡を嫌うために、輸液瓶に充填された薬液の液面からその先端が出るような、相当長い通気針が求められており、例えば、このような通気針の長さは、大容量の輸液瓶のものでは140mm程度となる。
また、安全面から、輸液瓶中に供給される空気に浄化作用を求めるものもあり、そのために、従来の通気針のハブ(図5中、53参照)中に、フィルタを内蔵させるものも提案されている。
一般に、除菌フィルターのような孔径の小さなフィルターを取り付ける場合には、通気を確保するために、大きな面積のフィルターが必要とされる。一方、大きな径のフィルターをハブに取り付ける場合の面積を確保するために、ハブの径が大きくなると、製品自体の小型化を図ることができない。特に、スライド可能なプロテクターを取り付ける場合には、ハブが大きいと、プロテクターを大きくせざるを得なくなり、製品の小型化を実現することができない。
中空針と、
該中空針を保持するハブ部、前記中空針の内腔に対して傾斜して連通する通路部、これらハブ部及び通路部を包囲し、中空針の長手方向の両端が開放された外枠及び前記通路部端であって、中空針とは反対側の端部にフィルタを備えた把持部材と、
該把持部材のハブ部及び前記中空針を被覆し、前記把持部材の外枠内でのスライドにより着脱可能な筒状のプロテクターとを有することを特徴とする。
前記プロテクターは、スリットが形成されてなることが好ましい。
また、前記プロテクターは、前記把持部材の通路部への押圧により長手方向に裂開する材料から形成されてなることが好ましい。
さらに、前記把持部材の外枠は、中空針の先端側が幅広に形成されてなることが好ましい。
また、前記把持部材の外枠は、外枠内であって、通路部側から中空針側に、スリット分割用凸部をさらに備えることが好ましい。
中空針11は、通常、通気針として使用されるものであれば、特に限定されることなく、どのようなものであってもよい。例えば、針管の太さが12〜20ゲージ程度、長さが10〜200mm程度であって、一般的な輸液瓶等のゴム栓等を穿刺することができる強度を備える材質によって形成することができる。具体的には、SUS等の金属;ポリカーボネート、ABS、グラスファイバーで補強したPP等の硬質プラスチック等が例示される。なお、針先端は、ベベル角が5〜30°程度の刃形を有するものであってもよいし、針をゴム栓等に穿刺する際、針のヒール部によりゴム栓等が削り取られるコアリングの発生を防止するために、先端が先細で閉塞し、側面に通気孔が形成されているタイプのもの、フーバー針タイプのものであってもよい。
把持部材12の外枠18は、通路部15端であって、内腔との連結部位とは反対側の端部、言い換えると、把持部材12の側面に、フィルタ載置部17を備え、さらにここに載置されたフィルタ19を備える。このようなフィルタ載置部17を、ここに設けることにより、把持部材の側面にフィルタ19を配置することができる。これによって、通気針全体の大きさ、特に、中空針11を保持する部位におけるサイズを過度に大きくすることなく、通気口にフィルタ19を確実に配置することができる。また、通気口に対して適当な大きさのフィルタを確保することができ、輸液瓶等に通気される外気の除菌等を確実に行うことが可能となる。
フィルタ載置部17の内側には、フィルタ19を載置するとともに、空気が必ずフィルタ19を介して中空針11側に流れるように、フィルタ19をフィルタ載置部17に、密着装備することが適している。このため、例えば、把持部材は、ABS、PP等のプラスチック材料等によって形成されていることが好ましい。このような材料を用いることにより、フィルタを把持部材12のフィルタ載置部17に載置し、超音波溶着等によって容易かつ確実に密着させることができる。
幅広となる把持部材12における部位は、把持部材12の外枠18の対向する面に形成されていることが好ましい。これにより、穿刺方向への押圧をより円滑に行うことができる。
幅広となる部位は、上述したフィルタ載置部17と同じ面及びその対向面であることが好ましい。このように配置することにより、指又は手で握る又は押さえる部位が、幅広となる部位の隣接部分となるため、フィルタと指又は手との接触を最小限にすることができる。
また、この幅広の部分は、その側面に凹凸部18aが形成されていることが好ましい。穿刺方向への押圧力のすべりを防止して、効率的に圧力を加えることができる。
また、スリット分割用凸部18dの長さは、限定されることはなく、通路部15側から中空針11側にかけて、その全長において又は一部において配置されていればよい。例えば、通路部15に接触していてもよいし、分離されていてもよい。また、把持部材12の一端18cにまでおよんでいてもよいし、およんでいなくてもよい。
プロテクター13は、上述した内腔に対して略垂直に形成された把持部材12における通路部15及び/又はスリット分割用凸部18dによる押圧によって、容易に長手方向に裂開する材料を用いることが好ましい。このような材料としては、例えば、軸方向に配向性のあるテフロン(登録商標)チューブ、裂開部(スリットとなる部分)をエラストマーとし、その他の部分をPP等で形成したチューブ等が挙げられる。これによって、予めプロテクター13にスリット16を形成しておく必要がなく、スリット16の配置による中空針11の外気との接触を最小限に抑えて、より中空針を清潔に保つことができる。さらに、穿刺の完了とともに、プロテクター13を容易に通気針から脱離させることができる。
なお、プロテクター13が、例えば、上述した裂開しやすい材料によって形成されている場合においては、スリット16が形成されていなくてもよいが、把持部材へのプロテクターの装着性を向上させる点から、その端部において、幅広のスリット又は切欠きが形成されていることが好ましい。
また、中空針を完全に露出させないため、使用時に、中空針を直接手で触れることなく作業することができ、より衛生的である。
11 中空針
12 把持部材
13 プロテクター
14 ハブ部
15 通路部
16 スリット
16a 切欠き
17 フィルタ搭載部
18 外枠
18a 凹凸
18b 他端
18c 一端
18d スリット分割用凸部
19 フィルタ
20 輸液剤容器
21 ゴム栓
Claims (5)
- 中空針と、
該中空針を保持するハブ部、前記中空針の内腔に対して傾斜して連通する通路部、これらハブ部及び通路部を包囲し、中空針の長手方向の両端が開放された外枠及び前記通路部端であって、中空針とは反対側の端部にフィルタを備えた把持部材と、
該把持部材のハブ部及び前記中空針を被覆し、前記把持部材の外枠内でのスライドにより着脱可能な筒状のプロテクターとを有するプロテクター付通気針。 - 前記プロテクターは、スリットが形成されてなる請求項1に記載のプロテクター付通気針。
- 前記プロテクターは、前記把持部材の通路部への押圧により長手方向に裂開する材料から形成されてなる請求項1に記載のプロテクター付通気針。
- 前記把持部材の外枠は、中空針の先端側が幅広に形成されてなる請求項1から3のいずれか1つに記載のプロテクター付通気針。
- 前記把持部材の外枠は、外枠内であって、通路部側から中空針側に、スリット分割用凸部をさらに備える請求項1から4のいずれか1つに記載のプロテクター付通気針。
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