JP2010062158A - 電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法 - Google Patents

電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010062158A
JP2010062158A JP2009270218A JP2009270218A JP2010062158A JP 2010062158 A JP2010062158 A JP 2010062158A JP 2009270218 A JP2009270218 A JP 2009270218A JP 2009270218 A JP2009270218 A JP 2009270218A JP 2010062158 A JP2010062158 A JP 2010062158A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
discharge lamp
circuit
electrolytic capacitor
type discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009270218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4750884B2 (ja
Inventor
Hiroyoshi Yamazaki
広義 山崎
Takehisa Hamaguchi
岳久 濱口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osram Melco Ltd
Original Assignee
Osram Melco Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osram Melco Ltd filed Critical Osram Melco Ltd
Priority to JP2009270218A priority Critical patent/JP4750884B2/ja
Publication of JP2010062158A publication Critical patent/JP2010062158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4750884B2 publication Critical patent/JP4750884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】感温素子等の部品の損失を低減して回路効率を高めることができる電球形放電ランプを提供する。
【解決手段】この発明に係る電球形放電ランプは、AC電源を高周波電力に変換する回路基板と、回路基板からの高周波出力を投入する放電灯と、回路基板にAC電源を投入するための口金と、少なくとも回路基板を覆う筐体とを備え、回路基板上の少なくとも1つの部品が、回路基板上の口金側に実装された後に、回路基板の放電灯側に折り曲げられ、保持されることを特徴とする。
【選択図】図25

Description

この発明は、放電灯(以下、ランプという)を高周波で点灯するための点灯回路基板とランプとを一体化した電球形放電ランプ、電球形放電ランプの製造方法に関するものである。
電子安定器を有する放電ランプ、例えば電球形放電ランプにおいて、ランプを点灯するための安定器にはコンデンサは不可欠な部品である。特に、平滑用の電解コンデンサは形状が大きく、耐熱性が低いため、電子安定器の寿命に大きく関係し、筐体内部の空間部において、最も温度の低い部分である口金が設けられた筒状部に内部に電解コンデンサを収納している。
電解コンデンサを2個以上使用する場合、筒状部の外径は口金の寸法制限があるため大きくすることができないため、従来の筐体では筒状部の内部に2個以上の電解コンデンサを並列に収納することができない。このため、筐体の形状を大きくすることにより、温度の低い空間部を筐体内に作り、その空間部に電解コンデンサを収納しているが、電球形放電ランプが大形化する課題がある。
そこで、電子安定器に2個の電解コンデンサを実装する場合、筐体の筒状部の内面に筐体の軸と同軸方向に溝を設け、電解コンデンサの一部が溝に位置するように、筐体の筒状部に2個の電解コンデンサを収納することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−106028号公報
しかしながら、製造の際、口金を筐体にかしめて接合されるため、筐体口金部の内径を一部を広げて肉厚を薄くするのは強度を確保する上で好ましくない。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、感温素子等の部品の損失を低減して回路効率を高めることができる電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る電球形放電ランプは、
AC電源を高周波電力に変換する回路基板と、
回路基板からの高周波出力を投入する放電灯と、
回路基板にAC電源を投入するための口金と、
少なくとも回路基板を覆う筐体とを備え、
回路基板上の少なくとも1つの部品が、回路基板上の口金側に実装された後に、回路基板の放電灯側に折り曲げられ、保持されることを特徴とする。
この発明に係る電球形放電ランプは、回路基板上の部品は、感温素子であることを特徴とする。
この発明に係る電球形放電ランプの製造方法は、回路基板上の少なくとも1つの部品が、回路基板上の口金側に実装された後に、回路基板の放電灯側に折り曲げられ、保持される電球形放電ランプの製造方法において、
回路基板に1つの部品を実装するためのリード穴が設けられ、回路基板の縁には溝が設けられる工程と、
1つの部品は、リード穴を用いて固定された後に半田付けされる工程と、
1つの部品は、そのリード部が溝に収まるように折り曲げられ、1つの部品の本体が回路基板の半田面側に配置される工程と、を備えたことを特徴とする。
この発明に係る電球形放電ランプは、回路基板上の少なくとも1つの部品が、回路基板上の口金側に実装された後に、回路基板の放電灯側に折り曲げられ、保持されるので、1つの部品の損失が低減し回路効率を高めることができる。
実施の形態1を示す図で、電解コンデンサユニットの構成を示す図である。 実施の形態1を示す図で、電解コンデンサユニットの等価回路を示す図である。 実施の形態1を示す図で、電解コンデンサユニットの外観図である。 実施の形態1を示す図で、エレメントの基本構造を示す図である。 実施の形態1を示す図で、電球形放電ランプの断面図である。 実施の形態1を示す図で、グローブ無しの電球形放電ランプの断面図である。 実施の形態1を示す図で、回路基板に搭載する回路の一例を示す回路図である。 実施の形態1を示す図で、回路基板に搭載する回路の他の例を示す回路図である。 実施の形態1を示す図で、回路基板の動作を補足説明する回路図である。 実施の形態1を示す図で、通電調整回路の内部の一例を示す回路図である。 実施の形態1を示す図で、通電調整回路の内部の他の例を示す回路図である。 実施の形態1を示す図で、通電調整回路の内部のさらに他の例を示す回路図である。 実施の形態1を示す図で、直流電源回路の出力電圧とランプ電力と光束との時間変化を示す図である。 実施の形態2を示す図で、電解コンデンサユニットの構成を示す図である。 実施の形態2を示す図で、電解コンデンサユニットの他の構成を示す図である。 実施の形態2を示す図で、電解コンデンサユニットと通電調整回路の配置の一例を示した図である。 実施の形態3を示す図で、電解コンデンサユニットの構成を示す図である。 実施の形態3を示す図で、電球形放電ランプの断面図である。 実施の形態4を示す図で、電球形放電ランプの断面図である。 実施の形態4を示す図で、回路基板に搭載する回路の一例を示す回路図である。 実施の形態4を示す図で、電解コンデンサ実装方法の一例を示す図である。 実施の形態4を示す図で、電解コンデンサ実装方法の一例を示すフローチャート図である。 実施の形態4を示す図で、電解コンデンサ実装方法の他の一例を示す図である。 実施の形態4を示す図で、電解コンデンサ実装方法の他の一例を示すフローチャート図である。 実施の形態5を示す図で、電球形放電ランプの断面図である。 実施の形態5を示す図で、回路基板の形状を示す図である。 実施の形態5を示す図で、感温素子実装方法の一例を示す図である。 実施の形態5を示す図で、感温素子実装方法の一例を示すフローチャート図である。 実施の形態5を示す図で、感温素子実装方法を説明する図である。 実施の形態5を示す図で、感温素子実装方法のフローチャート図である。 電球形放電ランプの他の例を示す断面図である。
以下、本発明に係る電解コンデンサユニット及び電球形放電ランプの好適な実施の形態について添付図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1乃至13は実施の形態1を示す図で、図1は電解コンデンサユニットの構成を示す図、図2は電解コンデンサユニットの等価回路を示す図、図3は電解コンデンサユニットの外観図、図4はエレメントの基本構造を示す図、図5は電球形放電ランプの断面図、図6はグローブ無しの電球形放電ランプの断面図、図7は回路基板に搭載する回路の一例を示す回路図、図8は回路基板に搭載する回路の他の例を示す回路図、図9は回路基板の動作を補足説明する回路図、図10は通電調整回路の内部の一例を示す回路図、図11は通電調整回路の内部の他の例を示す回路図、図12は通電調整回路の内部のさらに他の例を示す回路図、図13は直流電源回路の出力電圧とランプ電力と光束との時間変化を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る電解コンデンサユニット10は、同心円状に3層構造となっている。電解コンデンサのエレメント11(第1のエレメント)を中心とし、エレメント11と同じ容量を持つエレメント12(第2のエレメント)がエレメント11の外周を覆い、ケース13がエレメント12の外周を覆い、一体化されている。エレメント11、エレメント12は、それぞれ正極11a、12aと負極11b、12bを有し、エレメント11の負極11bとエレメント12の正極12aとがケース13内部で接続されている。電解コンデンサユニット10の正極リード14、中点リード15、負極リード16は、それぞれ、正極11a、負極11b(正極12a)、負極12bから引き出されている。
図2は、電解コンデンサユニット10の等価回路を示すもので、エレメント11とエレメント12とが直列に接続される。そして、正極がA、中点がB、負極がCである。
図3は電解コンデンサユニット10の外観を示すものであり、電解コンデンサユニット10の外径は19mm以下とする。これは、後述する電球形放電ランプのカバー口金部の強度を確保するためである。
電解コンデンサのエレメントの基本構造は、例えば図4に示すように、陽極アルミ箔/電解紙/陰極アルミ箔を巻いたものに、電解液を含浸させたエレメント本体と、陽極アルミ箔、陰極アルミ箔から引き出されたリードとを備えたものである。
図5の電球形放電ランプの断面図に示すように、電球形放電ランプは、電解コンデンサユニット10が実装され、AC入力を高周波電力に変換する回路基板20と、回路基板20の一方の面側に配置され、回路基板20からの高周波出力を投入する屈曲形のランプ21(屈曲形蛍光灯)と、回路基板20の他方の面側に配置され、回路基板20にAC電源を投入するための口金22と、回路基板20を覆うカバー23(筐体)と、ランプ21を覆うグローブ24とを備えている。
なお、図6に示すように、グローブ24は必要に応じて具備させなくてもよい。
電解コンデンサユニット10は、カバー23の口金22が装着される側の開口部に収納される。ここで、電解コンデンサユニット10の外径を19mm以下としたことから、カバー23の開口部の必要内径も19mm以下となり、口金22との間に充分肉厚を取ることができ、カバー23の口金部の強度が保たれる。
図7は、回路基板20に実装される点灯回路の一例を示すものである。AC電源1からの入力は、ダイオード31、32及び電解コンデンサユニット10を有する倍電圧整流回路で構成される直流電源回路30で直流化される。直流電源回路30の出力を高周波電源回路40で高周波電力に変換し、ランプ21を点灯する。
図8の回路基板20に実装される他の点灯回路は、商用電源などのAC電源1から出力される交流出力を直流化する直流電源回路30と、ランプ21に接続され、直流電源回路30の出力を高周波に変換してランプ21に高周波電力を供給する高周波電源回路40とを備えている。
直流電源回路30は、全波整流素子(ダイオード31〜34)と電解コンデンサユニット10とを備え、全波整流素子の正極と電解コンデンサユニット10の正極リード14とが接続され、全波整流素子の負極と電解コンデンサユニット10の負極リード16とが接続され、全波整流素子のAC入力端の一つと中点リード15との間に通電調整回路50が挿入されている。
通電調整回路50は、中点リード15と全波整流素子のAC入力端間の導通状態を調整する。通電調整回路50が導通状態の時は、全波整流素子に含まれるダイオードのうち、エレメント11及びエレメント12に並列に接続されるものに電流が流れなくなり、直流電源回路30は、図7に示すような倍電圧整流回路と等価とみなすことができる。
また、通電調整回路50が開放状態の時は、直流電源回路30は、図9に示す全波整流平滑回路と等価とみなすことができる。なお、図9の電解コンデンサ35は、電解コンデンサユニット10から中点リード15を省いたものと等価とする。
次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、AC電源1が投入されると、直流電源回路30によって直流化された電圧が、高周波電源回路40に印加される。高周波電源回路40で変換された高周波出力は、ランプ21に与えられ、ランプ21は点灯を開始する。
ここで、通電調整回路50の内部を図10に示すような、PTCサーミスタ51と抵抗52の直列回路とした場合、点灯開始後数秒間は、PTCサーミスタ51の抵抗値が低いため、直流電源回路30は図7に示すような倍電圧整流回路に近い構成となる。
その後、PTCサーミスタ51の自己発熱により抵抗値が上昇していくと、直流電源回路30は図9に示すような全波整流平滑回路とほぼ等しい構成となる。
なお、抵抗52は、PTCサーミスタ51の抵抗値が低い状態の場合に、PTCサーミスタ51に流れる電流を調整するための抵抗である。
また、図11に示すように、通電調整回路50の抵抗52替わりにヒューズ抵抗53を用いてもよい。
さらに、図12に示すように、通電調整回路50のPTCサーミスタの替わりにサーマルリードスイッチ54等の感温素子を用いてもよい。
高周波電源回路40が固定の周波数で駆動している場合、ランプ2に投入される電力は、直流電源回路30の出力電圧にほぼ比例する。また、ランプに投入される電力と光束とは、特に点灯初期の数秒間は、必ずしも比例関係にないが、ランプ2により多くの電力を投入することにより、光束の立ち上りを速めることができる。その理由は、ランプ電力を増やすことにより、ランプ温度の上昇を速め、内部の水銀の蒸発及び飛散を速めることができるからである。
図13(a)に直流電源回路30の出力電圧Vdcとランプ電力PLと光束Lmとの時間変化を示す。また、図13(b)に点灯開始時から全波整流平滑回路を用いた場合の各値の変化を示す。図13(a)に示すように、高周波電源回路40を固定の周波数で駆動した状態で、直流電源回路30の出力を点灯初期から所定の時間高くして、その間、ランプ電圧を増やし、光束立ち上りを速めるものである。
以上のように、電解コンデンサが2個必要となるような点灯回路であっても、二つの電解コンデンサのエレメントを同心状に一体化したので、カバー23の強度を損ねることなく、効率良く2個分の電解コンデンサをカバー23内に収納することができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る電解コンデンサユニット及び電球形放電ランプを説明する。実施の形態1においては、電解コンデンサの二つのエレメントを同心状に一体化するものを示したが、本実施の形態においては、二つのエレメントを軸方向に載配する例を示す。
図14〜16は実施の形態2を示す図で、図14は電解コンデンサユニットの構成を示す図、図15は電解コンデンサユニットの他の構成を示す図、図16は電解コンデンサユニットと通電調整回路の配置の一例を示した図である。
図14に示すように、電解コンデンサユニット10は、エレメント11(第1のエレメント)とエレメント11と同じ容量を持つエレメント12(第2のエレメント)とが軸方向に載配され、ケース13がエレメント11及びエレメント12を覆い、構成される。エレメント11、エレメント12は、それぞれ正極11a、12aと負極11b、12bを有し、エレメント11の負極11bとエレメント12の正極12aとがケース13内部で接続されている。電解コンデンサユニット10の正極リード14、中点リード15、負極リード16は、それぞれ、正極11a、負極11b(正極12a)、負極12bから引き出されている。本実施の形態においても、ケース13の外径は19mm以下とする。
なお、本実施の形態における電解コンデンサユニット10の等価回路及び電球形放電ランプとして実装した場合の外観は、実施の形態1で示した図2及び図5と同様である。
また、図15に示すように、中点リード15をケース13の側面から引き出してもよい。
中点リード15をケース13側面から引き出すメリットとして、例えば、回路基板20に実装される点灯回路が図8に示すような回路の場合、図16に示すように通電調整回路50の一端を空中で接続することができ、回路基板20上の配線パターンを減らすことができ、その他の部品の配置に、より自由度を持たせることができる。
以上のように、電解コンデンサが2個必要となるような点灯回路であっても、二つの電解コンデンサのエレメントを軸方向に載配して一体化したので、カバー23の強度を損ねることなく、効率良く二つの電解コンデンサをカバー内に収納することができる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る電解コンデンサユニット及び電球形放電ランプを説明する。上記実施の形態2においては、電解コンデンサの二つのエレメントを軸方向に載配して一体化するものを示したが、本実施の形態においては、二つのエレメントを軸方向に並置して一体化する例を示す。
図17、18は実施の形態3を示す図で、図17は電解コンデンサユニットの構成を示す図、図18は電球形放電ランプの断面図である。図17に示すように、電解コンデンサユニット10は、エレメント11(第1のエレメント)とエレメント11と同じ容量を持つエレメント12(第2のエレメント)とが軸方向に並置され、ケース13がエレメント11及びエレメント12を覆い、構成される。エレメント11、エレメント12は、それぞれ正極11a、12aと負極11b、12bを有し、エレメント11の負極11bとエレメント12の正極12aとがケース13内部で接続されている。電解コンデンサユニット10の正極リード14、中点リード15、負極リード16は、それぞれ、正極11a、負極11b(正極12a)、負極12bから引き出され、各エレメントの軸方向に対して直角にフォーミングされる。
図18(a)の電球形放電ランプの断面図に示すように、実施の形態1における図5と異なる点は、電解コンデンサユニット10の軸方向と回路基板20とが平行に配置される点である。
図18(b)の口金部付近の断面図に示すように、電解コンデンサユニット10は、軸方向がカバー23の内径に収まるように開口部に収納される。
以上のように、電解コンデンサが2個必要となるような点灯回路であっても、二つの電解コンデンサのエレメントを軸方向に並置して一体化したので、カバー23の強度を損ねることなく、効率良く二つの電解コンデンサをカバー23内に収納することができる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4に係る電球形放電ランプを説明する。実施の形態1〜3においては、電解コンデンサ2個を一体化したが、本実施の形態では、一体化せずに実装する場合の例を示す。
図19〜図24は実施の形態4を示す図で、図19は電球形放電ランプの断面図、図20は回路基板に搭載する回路の一例を示す回路図、図21は電解コンデンサ実装方法の一例を示す図、図22は電解コンデンサ実装方法の一例を示すフローチャート、図23は電解コンデンサ実装方法の他の一例を示す図、図24は電解コンデンサ実装方法の他の一例を示すフローチャートである。
図19に示す電球形放電ランプと図5に示すものと異なる点は、電解コンデンサの配置である。その他の構成については実施の形態1と同一又は同等である。なお、実施の形態1と同一又は同等な構成部分については同一符号を付し、その説明は省略する。
電解コンデンサ36と電解コンデンサ37は同じ特性であるが、電解コンデンサ36は軸を回路基板20に対して垂直にカバー23の開口部に、電解コンデンサ37は回路基板20を貫通する状態で垂直に配置されている。
また、図20は、回路基板20上に実装される点灯回路を示すブロック図である。直流電源回路30の内部は、図8に示すものと同じ構成であるが、図8における電解コンデンサユニット10の替わりに、独立した二つの電解コンデンサ36、37を用いて構成される。
高周波電源回路40の内部は、直流を高周波に変換するハーフブリッジ回路41と、ハーフブリッジ回路41からランプ21に投入される電流を調整するチョークコイル42と、直流カット用コンデンサ43と、ランプ21の放電開始時に必要な電圧を発生させる始動用コンデンサ44を備え、チョークコイル42と直流カット用コンデンサ43とランプ21とは直列接続され、始動用コンデンサ44とランプ21とは並列接続される。
図21の電解コンデンサ37の実装方法の一例を示す図及び図22のフローチャートに示すように、回路基板20には電解コンデンサ37が貫通できる貫通穴25が設けられ(ステップS1)、電解コンデンサ37は、リードを折り曲げた状態で封止部を下にして(ステップS2)、貫通穴25に挿入され、実装される(ステップS3)。
図23の電解コンデンサ37の他の実装方法の例を示す図及び図24のフローチャートに示すように、回路基板20には電解コンデンサ37が貫通できる切りかけ26が設けられ(ステップS11)、電解コンデンサ37は、回路基板20の口金22に対向する面に固定され、半田付けされた後に(ステップS12)、切りかけ26に電解コンデンサ37が収納されるようにリードを折り曲げられ、実装される(ステップS13)。
以上のように、二つの電解コンデンサを独立させた場合でも、一方の電解コンデンサを回路基板20に対して垂直に貫通して配置させることにより、回路基板20上の部品配置の自由度を損ねることなく、かつ、カバー23と干渉することなく、二つの電解コンデンサを収納することができる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5に係る電球形放電ランプを説明する。実施の形態1〜4までは、回路基板に実装される電解コンデンサの配置の工夫に関するものであったが、本実施の形態は、回路基板に実装される感温素子の配置を工夫した例を示す。
一般にPTCサーミスタ、NTCサーミスタ等の感温素子は、その発熱により抵抗値が変化する。また、発熱には自己発熱分と周囲温度によるものとあるが、前者の割合が大きいと、感温素子自身での損失が大きくなるため回路全体の効率が低くなってしまう。また、高温時での抵抗値が維持される場合、その発熱により周囲部品の温度も上昇してしまい、各部品の信頼性確保が難しくなる場合もある。
電球形放電ランプにおいては、回路基板20によって仕切られる空間のうち、口金22側よりもランプ21側の空間の方が周囲温度が高くなることや、コンデンサ等の比較的耐熱性の低い部品が口金22側に配置されることから、感温素子はランプ21側に配置される方が望ましい。
図25〜30は実施の形態5を示す図で、図25は電球形放電ランプの断面図、図26は回路基板の形状を示す図、図27は感温素子実装方法の一例を示す図、図28は感温素子実装方法の一例を示すフローチャート、図29は感温素子実装方法を説明する図、図30は感温素子実装方法のフローチャートである。
図25の電球形放電ランプの図5に示す実施の形態1のものと異なる点は、感温素子60が、カバー23内部の回路基板20で仕切られる空間のランプ21側に配置される点である。
図26に示すように、回路基板20に感温素子60を実装するためのリード穴27a、27bが設けられ、回路基板の縁には溝28a、28bが設けられている。
以下、図27、図28を用いて実装手順を示す。
先ず、回路基板20に感温素子60を実装するためのリード穴27a、27bが設けられ、回路基板の縁には溝28a、28bが設けられる(ステップS21)。
次に、図27(a)に示すように、感温素子60は、リード穴27a、27bを用いて固定された後に半田付けされる(ステップS22)。
次に、図27(b)に示すように、感温素子60はリード部を折り曲げられる(ステップS23)。
引き続き、図27(c)に示すように、感温素子60のリード部が溝28a、28b部に収まるように折り曲げられる(ステップS24)。
最終的には図27(d)に示すように、感温素子60の本体が回路基板20の半田面側に配置される(ステップS25)。
感温素子60のリードを折り曲げる際の接合部(半田面)のストレスを軽減するための一方法を図29、30により説明する。
先ず、回路基板20に感温素子60を実装するためのリード穴27a、27bが設けられ、回路基板の縁には溝28a、28bが設けられる(ステップS31)。
次に、図29(a)に示すように、感温素子60は、リード穴27a、27bを用いて固定された後に半田付けされる(ステップS32)。
次に、図29(b)に示すように、リード部に棒状の治具70を挟むようにしてリードを折り曲げ(ステップ33)、治具70を挟んだまま、感温素子60のリード部が溝28a、28bに収まるように折り曲げられれる(ステップ34)。
その後、図29(c)に示すように、治具70を抜き取る(ステップ35)。
これにより、感温素子60と回路基板20との接合部にストレスがかからないようになる。
以上のような実装方法により、感温素子60を周囲温度の高い回路基板20のランプ21側に配置して、感温素子60での損失を低減させたので回路効率を高めることができる。
また、回路基板20の口金22側に発熱部品である感温素子60が配置されないようにして、他の部品の温度上昇を低減したので他の部品の信頼性を確保することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、例えば以下のように変更することも可能である。
(1)実施の形態1〜3において、ケース13は形状の確定した容器であってもよいし、一体化されたエレメントにフィットする樹脂チューブであってもよい。
(2)実施の形態4において、直流電源回路30の内部を図7に示したような倍電圧整流回路としてもよい。
(3)実施の形態1〜4において、ランプ21に屈曲形の蛍光ランプを用いたが、図31に示すように高圧放電灯を用いてもよい。なお、図31において、29はリフレクターである。
本発明は電球形蛍光灯等に適用できる。
1 AC電源、10 電解コンデンサユニット、11,12 エレメント、11a,12a 正極、11b,12b 負極、13 ケース、14 正極リード、15 中点リード、16 負極リード、20 回路基板、21 ランプ、22 口金、23 カバー、24 グローブ、25 貫通穴、26 切りかけ、27a,27b リード穴、28a,28b 溝、29 リフレクター、30 直流電源回路、31〜34 ダイオード、36,37 電解コンデンサ、40 高周波電源回路、41 ハーフブリッジ回路、42 チョークコイル、43 直流カット用コンデンサ、44 始動用コンデンサ、50 通電調整回路、51 PTCサーミスタ、52 抵抗、53 ヒューズ抵抗、54 サーマルリードスイッチ、60 感温素子、70 治具。

Claims (3)

  1. AC電源を高周波電力に変換する回路基板と、
    前記回路基板からの高周波出力を投入する放電灯と、
    前記回路基板にAC電源を投入するための口金と、
    少なくとも前記回路基板を覆う筐体とを備え、
    前記回路基板上の少なくとも1つの部品が、前記回路基板上の前記口金側に実装された後に、前記回路基板の放電灯側に折り曲げられ、保持されることを特徴とする電球形放電ランプ。
  2. 前記回路基板上の部品は、感温素子であることを特徴とする請求項1記載の電球形放電ランプ。
  3. 回路基板上の少なくとも1つの部品が、前記回路基板上の口金側に実装された後に、前記回路基板の放電灯側に折り曲げられ、保持される電球形放電ランプの製造方法において、
    前記回路基板に前記1つの部品を実装するためのリード穴が設けられ、前記回路基板の縁には溝が設けられる工程と、
    前記1つの部品は、前記リード穴を用いて固定された後に半田付けされる工程と、
    前記1つの部品は、そのリード部が前記溝に収まるように折り曲げられ、該1つの部品の本体が前記回路基板の半田面側に配置される工程と、
    を備えたことを特徴とする電球形放電ランプの製造方法。
JP2009270218A 2009-11-27 2009-11-27 電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法 Expired - Fee Related JP4750884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009270218A JP4750884B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009270218A JP4750884B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004016507A Division JP4450635B2 (ja) 2004-01-26 2004-01-26 電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010062158A true JP2010062158A (ja) 2010-03-18
JP4750884B2 JP4750884B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=42188689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009270218A Expired - Fee Related JP4750884B2 (ja) 2009-11-27 2009-11-27 電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4750884B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62249399A (ja) * 1986-04-23 1987-10-30 株式会社日立製作所 点灯回路
JPH065194U (ja) * 1992-06-23 1994-01-21 松下電工株式会社 放電灯点灯装置
JP2003151340A (ja) * 2001-11-09 2003-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電球形蛍光ランプ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62249399A (ja) * 1986-04-23 1987-10-30 株式会社日立製作所 点灯回路
JPH065194U (ja) * 1992-06-23 1994-01-21 松下電工株式会社 放電灯点灯装置
JP2003151340A (ja) * 2001-11-09 2003-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電球形蛍光ランプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4750884B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3826158B2 (ja) 無電極放電ランプ
US7453214B2 (en) Lamp-operating unit and low-pressure mercury discharge lamp
JP2009059707A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2008084817A (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明器具
US20040245939A1 (en) Fluorescent-lamp driving apparatus adopting high-frequency inverter driving method, and compact self-ballasted fluorescent lamp equipped with such fluorescent-lamp driving apparatus
JP4737555B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2007123447A (ja) 電子機器
JP4450635B2 (ja) 電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法
JP4750884B2 (ja) 電球形放電ランプ及び電球形放電ランプの製造方法
JP2007227261A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP4784772B2 (ja) 放電灯点灯装置および電球形蛍光ランプ
JP2008210747A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2005243463A (ja) 電球形蛍光ランプ
JP4697421B2 (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2003217311A (ja) 電球形蛍光ランプ
JP2008084549A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2008243376A (ja) 放電ランプ点灯装置および電球形蛍光ランプ
JP5973029B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP5528605B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP5528613B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP5325838B2 (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP2011100682A (ja) 光源装置
JP2003317988A (ja) インバータ装置および電球形蛍光ランプ
JP2008210726A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2008210727A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4750884

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees