JP2010061489A - 医用画像表示方法及び装置、並びに医用画像表示プログラム - Google Patents

医用画像表示方法及び装置、並びに医用画像表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医用画像の視認性を阻害することなく、付帯情報を効果的に表示する。
【解決手段】透過度設定部44は、画像表示領域48に表示された医用画像17の中央部から縁部に向かって同心円を描くように段階的に透過度を高く設定する。コンソール制御部40は、医用画像17の各部が、透過度設定部44からの設定情報に応じた透過度となるように、医用画像17の表示制御を行う。また、コンソール制御部40は、透過度が比較的高い箇所である医用画像17の縁部に付帯情報47を配置して合成表示する。
【選択図】図6

Description

本発明は、付帯情報とともに医用画像を表示する医用画像表示方法及び装置、並びに医用画像表示プログラムに関する。
最近の医療現場には、カルテや医用レポート(以下、単にレポートという)等の医用文書を電子データとして扱い、医用文書の作成や管理を容易ならしめるための様々なコンピュータシステムが導入されつつある。その中で、レポート作成支援システムは、レポートの作成に際して大いに活用されている。
レポート作成支援システムは、レポートを作成するレポート作成端末と、作成されたレポートのデータを格納するデータベース(以下、DBと略す)サーバとを備える。DBサーバには、レポートのデータに加えて、医用画像のデータが格納される。医用画像は、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置といったモダリティ(医療検査機器)で撮影される。
レポート作成端末は、例えば、画像診断を専門とする医師(以下、読影医という)によって操作され、読影医が医用画像を観察して認識した、病変の状態等の観察記録、すなわち所見の入力を受け付ける。レポート作成端末は、入力された所見のデータをレポートにまとめる編集機能を備えている。レポートを作成する際に参照される医用画像は、レポート作成端末のディスプレイ、または専用のディスプレイに表示され、これを読影医が観察する。
DBサーバは、ネットワークを通じて読み出し可能な状態でレポートや医用画像のデータを保存する。読影を依頼した診療科の医師(以下、依頼医という)は、診療科に配置された診療科端末を通じてDBサーバへアクセスし、レポートや医用画像のデータを診療科端末に読み出して、これらを閲覧する。
医用画像には、患者ID、患者名、性別、生年月日、検査ID、検査日(撮影日)、撮影条件、検査種等の様々な付帯情報が付加される。付帯情報は、レポートを作成する際の指標となる情報であるため、医用画像とともに同一画面上に合成表示される。
特許文献1に記載の医用画像表示装置では、マウス操作により医用画像と付帯情報との優先度が設定され、優先度の高いものを手前に表示している。特許文献2に記載の医用画像表示装置では、テンプレートを用い、医用画像と付帯情報との表示位置を自動的に決定している。特許文献3に記載の医用画像表示装置では、医用画像と付帯情報との位置・表示サイズを自動的に調整することにより、医用画像中の被検体領域と、付帯情報とを互いに重ならないように表示している。
特開2000−051191号公報 特開2005−278786号公報 特開2007−185215号公報
医用画像は、診断の根幹をなすデータであるため、できる限り高精細で鮮明に表示することが好ましい。一方、付帯情報は、読影やレポートを作成する際の有用な情報であるため、これもできる限り表示することが好ましい。
特許文献1に記載の医用画像表示装置では、マウス操作で医用画像と付帯情報の表示を切り替えるため、操作が面倒である。特許文献2に記載の医用画像表示装置では、医用画像に付帯情報を重ねて表示するため、医用画像または付帯情報が見え難くなる。医用画像または付帯情報が見え難くなると、誤診や病変の見落とし等の医療ミスに繋がるおそれがある。特許文献3に記載の医用画像表示装置では、医用画像の表示領域以外で付帯情報の表示領域を確保するため、その領域の分だけ医用画像の表示サイズが小さくなってしまう。また、医用画像または付帯情報の表示領域を移動させると、正規の表示位置からずれるため、過去の医用画像との比較がままならないという問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、医用画像の視認性を阻害することなく、付帯情報を効果的に表示することにある。
上記目的を達成するために、本発明の医用画像表示装置は、ディスプレイの画面上に付帯情報と合成表示する医用画像の透過度を、少なくとも付帯情報と重なる部分が他の部分よりも高くなるように設定する透過度設定部と、前記透過度設定部で設定された透過度で医用画像を表示させ、付帯情報を合成表示させる表示制御部とを備えている。
請求項2に記載の発明では、前記透過度設定部は、少なくとも医用画像の縁部の透過度を、他の部分よりも高く設定し、前記表示制御部は、医用画像の縁部に付帯情報を配置する。
請求項3に記載の発明では、前記透過度設定部は、医用画像の中央部から縁部にかけて透過度を漸増させる。
請求項4に記載の発明では、透過度を変更するための第1操作入力部を備えている。
請求項5に記載の発明では、付帯情報の表示位置を変更するための第2操作入力部を備えている。
本発明の医用画像表示方法は、ディスプレイの画面上に付帯情報と合成表示する医用画像の透過度を、少なくとも付帯情報と重なる部分が他の部分よりも高くなるように設定する透過度設定ステップと、前記透過度設定ステップで設定された透過度で医用画像を表示させ、付帯情報を合成表示させる表示制御ステップとを備えている。
本発明の医用画像表示プログラムは、ディスプレイの画面上に付帯情報と合成表示する医用画像の透過度を、少なくとも付帯情報と重なる部分が他の部分よりも高くなるように設定する透過度設定部と、前記透過度設定部で設定された透過度で医用画像を表示させ、付帯情報を合成表示させる表示制御部としてコンピュータを機能させる。
本発明の医用画像表示方法及び装置、並びに医用画像表示プログラムによれば、少なくとも付帯情報と重なる医用画像の部分の透過度を、他の部分よりも高く設定するので、医用画像の視認性を阻害することなく、付帯情報を効果的に表示することができる。
図1において、医療情報システム2は、病院等の医療施設に構築され、診療科10に設置される診療科端末11、放射線検査科(以下、単に検査科という)12に設置されるレポート作成端末(医用画像表示装置)13、データベース(以下、DBと略す)サーバ14、およびこれらを通信可能に接続するネットワーク15を備える。ネットワーク15は、例えば、院内に敷設されたLAN(Local Area Network)である。
診療科端末11は、検査(読影も含む)を依頼する診療科10の医師(以下、依頼医という)によって操作される。診療科端末11は、カルテ16の閲覧や入力の他、検査科12に対して検査を依頼するためのオーダを発行する際に利用される。診療科端末11は、検査科12から提供される医用画像17やレポート18を表示して、依頼医の閲覧に供する。
レポート作成端末13は、読影を専門とする検査科12の医師(以下、読影医という)によって操作される。レポート作成端末13は、読影医がオーダを確認したり、レポート18を作成したりするときに利用される。レポート作成端末13は、画像表示画面46(図3参照)やレポート編集画面を表示して、レポート18の作成を支援する。
DBサーバ14には、カルテDB19、画像DB20、レポートDB21等の複数のDBが構築されている。カルテDB19は、患者毎のカルテ16のデータ等を格納する。画像DB20は、CR装置で撮影された放射線による透視画像や、CT装置やMRI装置で撮影された断層画像、断層画像に基づいて生成される三次元画像など、各種モダリティ22によって撮影された医用画像17のデータを格納する。レポートDB21は、レポート作成端末13によって作成されたレポート18のデータを格納する。
DBサーバ14は、ネットワーク15を通じて、モダリティ22から医用画像17のデータを受信して、受信した医用画像17のデータを画像DB20に格納する。つまり、DBサーバ14は、いわゆるPACS(Picture Archiving and Communication Systems)サーバとして機能し、モダリティ22とともにPACSを構成する。
医用画像17のデータは、個々の医用画像17を識別するための画像IDを有する。医用画像17のデータは、例えば、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)に準拠したファイル形式で、画像DB20に格納される。医用画像17のファイルには、患者ID、検査ID、検査日時、検査種等の項目を含む付帯情報を記録したDICOMタグが付与される。画像DB20に格納された医用画像17のデータは、DICOMタグの各種項目を検索キーとして、検索が可能である。
DBサーバ14は、診療科端末11およびカルテDB19とともにカルテシステムを構成する。また、DBサーバ14は、レポート作成端末13、画像DB20、並びにレポートDB21とともにレポート作成支援システムを構成する。レポート18のデータは、医用画像17のデータと同様、検査ID、患者ID、患者名等の検索キーによって検索が可能である。なお、本例では、各DB19〜21を一つのDBサーバ14に構築した例で説明しているが、各DB19〜21を別々のDBサーバに構築してもよい。
診療科端末11が発行するオーダは、患者ID、患者名、依頼日時、依頼元、検査種(CTやMRI等)、検査目的、読影の要否等の情報を記録する各種項目を有する。これら各項目の一部(依頼元など)は、医用画像の付帯情報としても扱われる。依頼元の項目には、内科、脳外科等の依頼医の所属、氏名、医師IDといった情報が記録される。
診療科端末11が発行したオーダは、検査科12に設置されたオーダ受付端末(図示せず)に送信されて、検査科12に受け付けられる。オーダ受付端末は、受信したオーダに検査IDを付与して、オーダのデータを管理する。検査IDは、受付完了通知とともにオーダ受付端末から診療科端末11に送信される。検査科12の診療放射線技師は、オーダ受付端末で受信したオーダに基づいて、モダリティ22による撮影を行う。
読影が必要な場合(オーダの読影の要否の項目が要の場合)には、検査IDが付与されたオーダが、オーダ受付端末からレポート作成端末13に送信される。読影医は、レポート作成端末13を介してオーダを確認し、画像DB20から読影の対象となる医用画像17のデータを読み出す。そして、読み出した医用画像17の読影結果をレポート18にまとめる。
レポート18の作成が完了すると、読影医は、オーダ発行元の診療科端末11に対して、レポート作成端末13を通じて作成完了通知を送信する。作成完了通知には、医用画像17やレポート18が格納される各DB20、21内のアドレスが含まれている。依頼医は、診療科端末11を通じて作成完了通知に含まれるアドレスにアクセスして、医用画像17やレポート18を閲覧する。
各端末11、13およびDBサーバ14は、それぞれ、パーソナルコンピュータ、サーバ用コンピュータ、ワークステーションといったコンピュータをベースに、オペレーティングシステム等の制御プログラムや、クライアントプログラム又はサーバプログラムといったアプリケーションプログラムをインストールして構成される。
図2において、各端末11、13およびDBサーバ14を構成するコンピュータは、基本的な構成は略同じであり、それぞれ、CPU30、メモリ31、ストレージデバイス32、LANポート33、およびコンソール34を備えている。これらはデータバス35を介して相互接続されている。
ストレージデバイス32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)である。ストレージデバイス32には、制御プログラムやアプリケーションプログラム(以下、APという)36が格納される。
さらに、DBサーバ14には、プログラムを格納するHDDとは別に、DB用のストレージデバイス32として、例えば、HDDを複数台連装したディスクアレイが設けられる。ディスクアレイは、DBサーバ14の本体に内蔵されるものでもよいし、本体とは別に設けられ、本体にケーブルやネットワークを通じて接続されるものでもよい。
メモリ31は、CPU30が処理を実行するためのワークメモリである。CPU30は、ストレージデバイス32に格納された制御プログラムをメモリ31へロードして、プログラムに従った処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。
LANポート33は、ネットワーク15との間の伝送制御を行うネットワークインターフェースである。コンソール34は、ディスプレイ37と、キーボードやマウス等の入力デバイス38とからなる。
診療科端末11には、AP36として、カルテ16の閲覧や編集を行うカルテ用ソフトウェア、医用画像17やレポート18の閲覧を行うビューアソフトウェアといったクライアントプログラムがインストールされる。クライアントプログラムが起動されると、診療科端末11のディスプレイ37には、GUI(Graphical User Interface)による操作画面が表示される。操作画面には、カルテDB19、画像DB20、レポートDB21からそれぞれ読み出されたカルテ16、医用画像17、レポート18を表示する表示画面が含まれる。
診療科端末11には、入力デバイス38を通じて、カルテ16の入力・編集の指示や、オーダの入力・発行の指示といった操作指示が入力される。入力されたカルテ16やオーダのデータは、カルテDB19に格納される。
レポート作成端末13には、AP36として、レポート作成支援を行うレポート編集用のクライアントプログラム(医用画像表示プログラム)がインストールされている。レポート作成端末13は、レポート編集用のクライアントプログラムによって、医用画像17の表示処理と、レポート18の編集処理とを行う。DBサーバ14には、AP36として、クライアントである各端末11、13からの要求に応じて処理を実行し、処理結果を応答するサーバプログラムがインストールされている。
図3において、レポート作成端末13のCPU30は、レポート編集用のクライアントプログラムを起動すると、コンソール制御部(表示制御部)40、DBアクセス部41、編集処理部42、オーダ取得部43、画像選択部39、透過度設定部44、付帯情報表示位置決定部45として機能する。
レポート作成端末13は、CPU30が設けられた端末本体に、二台のディスプレイ37a、37bを接続した構成である。一台のディスプレイ37aには、医用画像17の観察用に使用される画像表示画面46が出力される。もう一台のディスプレイ37bには、レポート18の作成に使用されるレポート編集画面が出力される。
画像表示画面46およびレポート編集画面は、GUIによる操作画面を構成する。コンソール制御部40は、これらの操作画面を各ディスプレイ37a、37bに出力し、操作画面を通じて、入力デバイス38からの操作指示の入力を受け付ける。
画像表示画面46およびレポート編集画面は、連動して起動する。レポート編集画面から、読影対象の医用画像17が含まれる検査IDが入力されると、コンソール制御部40は、DBアクセス部41を通じて、検査IDに対応する医用画像17のデータを画像DB20から取得する。入力された検査IDに対応する医用画像17が複数ある場合には、その全ての医用画像17を取得する。コンソール制御部40は、取得した医用画像17をディスプレイ37aに出力する際に、画像表示画面46を起動する。
画像表示画面46には、医用画像17をその付帯情報47とともに表示する画像表示領域48、および操作ボタン領域49が設けられている。これら各領域は、GUIを構成する各種の操作ツールである。こうした操作ツールを通じて、入力デバイス38からの各種の操作指示が入力される。操作指示には、付帯情報47の表示位置を変更する指示、画像表示領域48に表示する医用画像17を切り替える指示、画像表示領域48に表示する医用画像17の透過度を変更する指示等が含まれる。
図4に示すように、透過度設定部44は、画像表示領域48に表示された医用画像17の中央部から縁部に向かって同心円を描くように段階的に透過度を高く設定する。透過度とは、アルファ値によって示される描写濃度のことである。アルファ値は0〜255であり、アルファ値0は完全な透明を意味する。すなわち、画像表示領域48に表示された医用画像17は、その中央部から縁部に向かってアルファ値が小さくなっている。但し、本発明における画像表示領域48では、アルファ値は最低で1とし、0となることはないものとする。デフォルト設定のアルファ値は、例えば、中央部が255、縁部が1、その間の部分は1〜255の間の任意の値となっている。透過度設定部44は、透過度の設定情報(部分毎のアルファ値のデータ)をコンソール制御部40に出力する。
図3に戻って、コンソール制御部40は、医用画像17の各部が、透過度設定部44からの設定情報に応じた透過度となるように、医用画像17の表示制御を行う。また、コンソール制御部40は、透過度が比較的高い(透明化された)箇所である医用画像17の縁部に付帯情報47を配置して合成表示する。付帯情報47の表示位置は変更可能であり、図5に示すように、付帯情報47にポインタ50を合わせてマウスをドラッグ操作すると、コンソール制御部40は、ポインタ50の移動先(ドロップ先)に付帯情報47の表示位置を変更する。
操作ボタン領域49には、画像切替ボタン51、52、透過度変更ボタン53、54が設けられている。画像切替ボタン51、52にポインタ50を合わせてマウスをクリック操作すると、コンソール制御部40は、画像表示領域48に表示される医用画像17を切り替える。画像切替ボタン51がクリック操作された場合には、コンソール制御部40は、現在表示している医用画像17より撮影時刻が一つ古い医用画像17に表示を切り替える。一方、画像切替ボタン52がクリック操作された場合には、現在表示している医用画像17より撮影時刻が一つ新しい医用画像17に表示を切り替える。
透過度変更ボタン53、54にポインタ50を合わせてマウスをクリック操作すると、コンソール制御部40は、医用画像17の透過度を変更する。透過度変更ボタン53がクリック操作された場合には、コンソール制御部40は、医用画像17の縁部の透過度を低くする。例えば、医用画像17の透過度を示すアルファ値が1〜255で規定されていた場合にクリック操作された場合、医用画像17のアルファ値を、2〜255で規定されるように切り替える。クリック操作が繰り返されることで、医用画像17のアルファ値を、3〜255、4〜255という具合に順次切り替える。すなわち、透過度変更ボタン53がクリック操作されると、医用画像17の中央部と縁部との透過度の差は小さくなる。
一方、透過度変更ボタン54がクリック操作された場合には、コンソール制御部40は、医用画像17の縁部の透過度を高くする。例えば、医用画像17の透過度を示すアルファ値が100〜255で規定されていた場合にクリック操作された場合、医用画像17のアルファ値を、99〜255で規定されるように切り替える。クリック操作が繰り返されることで、医用画像17のアルファ値を、98〜255、97〜255という具合に順次切り替える。すなわち、透過度変更ボタン54がクリック操作されると、医用画像17の中央部と縁部との透過度の差は大きくなる。
DBアクセス部41は、コンソール制御部40や編集処理部42からの指令に基づいて、DBサーバ14に対する処理要求の送信と処理結果の受信とを行う。画像DB20に対する処理要求には、検査IDや画像IDといった情報を検索キーとして、医用画像17を検索するための検索要求がある。レポートDB21に対する処理要求には、作成したレポート18のデータを格納するための格納要求と、作成したレポート18のデータや、作成途中のレポート18のデータの検索要求とがある。
DBアクセス部41は、格納要求の対象となるデータを、編集処理部42から受け取り、DBサーバ14へ送信する。また、検索要求の対象となるデータを、DBサーバ14から受信して、コンソール制御部40に引き渡す。
コンソール制御部40は、レポート編集画面の所見文入力領域への所見文の入力を受け付けて、編集処理部42に対して、操作指示に応じた処理を実行するように指令する。
編集処理部42は、レポート編集画面で入力された所見文データを、コンソール制御部40を通じて受け付ける。編集処理部42は、受け付けた所見データに所見IDを付加して、これをレポート18のデータに記録する。編集処理部42は、所見データの他に、オーダから読み出された検査ID、患者ID、患者名といった情報を、レポート18のデータに付加する。
編集処理部42は、所見IDに加えて、各所見データに対して、その所見文を入力した読影医を識別するための医師IDを付加する。医師IDは、レポート作成端末13の起動時のユーザ認証の際等に読影医によって入力される。所見データは、所見IDや医師IDによって、検索することが可能である。
オーダ取得部43は、オーダ受付端末からネットワーク15を介してオーダを取得する。取得したオーダは、例えば、レポート作成端末13のストレージデバイス32に設けられたオーダテーブル(図示せず)に登録される。
DBサーバ14のCPU30は、サーバプログラムを実行することにより、カルテ16、医用画像17、およびレポート18のデータの格納処理部および検索処理部として機能する。格納処理部は、レポート作成端末13やモダリティ22といったクライアントからの各データの格納要求に応じて、各DB19〜21へのデータの格納処理を実行する。検索処理部は、診療科端末11、レポート作成端末13からの各データの配信要求に応答して、要求されたデータを各DB19〜21から検索して、検索したデータを要求元へ配信する。
次に、上記医療情報システム2の処理手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。依頼医は、診療科端末11を使用して、オーダを発行する。レポート作成端末13は、診療科端末11から発行されたオーダを、検査科12のオーダ受付端末を経由して受信する(S1)。
読影医は、レポート作成端末13でオーダを確認し、読影対象となる医用画像17を画像DB20から読み出して、レポート18の作成を開始する(S2)。レポート作成端末13は、ディスプレイ37bにレポート編集画面を出力する。レポート編集画面には、オーダから読み出された基本情報(検査ID、患者IDなど)が表示される。また、レポート作成端末13は、レポート編集画面と連動して、ディスプレイ37aに画像表示画面46を出力する。
画像表示画面46の表示処理では、まず、透過度設定部44からコンソール制御部40に透過度の設定情報が入力される。そして、コンソール制御部40によって、医用画像17の各部が、透過度設定部44からの設定情報に応じた透過度となるように、画像表示領域48の医用画像17の表示制御が行われる。また、医用画像17の縁部に付帯情報47が合成表示される(S3)。
画像切替ボタン51、52がクリック操作された場合は、コンソール制御部40により医用画像17の表示が切り替えられる。また、透過度変更ボタン53、54がクリック操作された場合は、透過度設定部44の設定情報が変更され、これに応じて医用画像17の透過度も変更される。さらに、付帯情報47がドラッグ操作された場合は、コンソール制御部40によりドロップ先に付帯情報47の表示位置が変更される。
読影医は、画像表示画面46で医用画像17を観察しながら、レポート編集画面に所見を入力してレポート18を作成する。
レポート18の作成が完了すると、レポート作成端末13から、依頼医の診療科端末11に対して、完了通知が送信される。診療科端末11は、完了通知に含まれるレポート18のアドレスに基づいて、レポートDB21にアクセスして、レポート18を読み出す。診療科端末11のディスプレイには、レポート18及びそのレポート18に関連する医用画像17を表示する表示画面が出力される。依頼医は、表示画面に表示されたレポート18及び医用画像17を閲覧して、レポート18の内容を確認する。
以上説明したように、医用画像17上に付帯情報47を重ねて表示するようにしたことにより、医用画像17を画像表示領域48全体に表示することができ、医用画像17の表示サイズを小さくする必要がない。また、医用画像17の透過度をその中央部から縁部に向かって高くなるように設定し、付帯情報47の表示位置を、透過度を相対的に高く設定した医用画像17の縁部としたことにより、仮に被写体が写る領域に付帯情報47が重ねて表示される場合であっても、医用画像17または付帯情報47が読み難くなることはない。
透過度変更ボタン53又は54をクリック操作することで簡単に医用画像17の透過度を変更することができる。画像表示領域48内にポインタ50を合わせてドラッグ操作することで簡単に付帯情報47の表示位置を変更することができる。医用画像17又は付帯情報47が見難い場合に、これらの操作を実行することで、最適な表示態様で医用画像17及び付帯情報47を閲覧することが可能となる。
医用画像17がMRI装置の断層画像や内視鏡画像である場合、被写体の領域は、医用画像17の全体となる。医用画像17(被写体領域)の縁部は、レンズ系の歪み等により強い歪みが生じるため、診断する際には元々参照されない部分である。このため、本発明の如く、医用画像17の縁部の透過度を高く設定して付帯情報47を合成表示しても、診断にさほどの影響はない。
但し、医用画像17の縁部に腫瘍等の読影医が注目する関心領域(Region of interest;以下、「ROI」と略す。)が映っていた場合は、歪みが生じる箇所とはいえども診断に供される。このため、例えば、医用画像17内のROIの位置を手動または自動で認識し、認識した部分については透明化と付帯情報47の合成表示を避けるといった対処をすることが好ましい。読影医の操作指示に応じて、または自動で、ROIが存在する医用画像17の縁部を画像表示領域48の中央部に表示させてもよい。
なお、上記実施形態では、透過度設定部44は、医用画像17の透過度を、その中央部から縁部に向かって同心円を描くように段階的に高くなるように設定したが、図7に示すように、医用画像17の中央部から縁部に向かって入れ子枡を描くように段階的に高くなるように設定してもよい。また、医用画像17の中央部から縁部に向かって高くなるように設定していればよく、段階的に高くなるように設定することに限定されず、医用画像17の中央部から縁部に向かって滑らかに高くなるように設定していてもよい。あるいは、中央部から縁部の手前にかけては透過度の変化率を緩め、縁部の手前から縁部にかけては透過率を急峻にしてもよい。
また、上記実施形態では、読影医がレポート作成に用いるレポート作成端末13のディスプレイ37aへの画像表示について説明したが、医用画像17とともにその付帯情報47を表示する形態であれば上記内容に限定されず、例えば、依頼医が医用画像17の閲覧に用いる診療科端末11のディスプレイへの画像表示に適用してもよい。この場合は、診療科端末11に図3の各部40、44を設けて、診療科端末11を本発明の医用画像表示装置とする。
上記実施形態では、検査科12で実施される検査を例示して説明したが、検査種はこれらに限定されるものではなく、PET(Positron Emission Tomography)検査、超音波検査、内視鏡検査等でもよい。
上記実施形態では、本発明の医用画像表示装置を構成する、レポート作成端末が一台の例で説明したが、レポート作成端末は複数台でもよい。
また、上記実施形態のように、クライアント(レポート作成端末)と、サーバ(DBサーバ)とからなるクライアントサーバ型の情報システムの場合には、レポート編集用のクライアントプログラムは、専用のプログラムを使用してもよいし、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)といった、WWW(World Wide Web)のプロトコルに対応した汎用的なブラウザを使用してもよい。
専用のプログラムを使用する場合には、レポート編集画面は、専用のプログラムで定義された画面データに基づいて生成される。汎用的なブラウザを使用する場合には、例えば、Webサーバにレポート編集画面のデータを格納しておき、クライアントはWebサーバにアクセスして、Webページの形式に加工されたレポート編集画面のデータをダウンロードする。クライアントのブラウザは、受信したWebページのソースコードを解釈してレポート編集画面を生成する。WebサーバはDBサーバ14が兼用してもよいし、DBサーバとは別のサーバでもよい。汎用的なブラウザを使用する場合には、WebサーバのCPUが、クライアントのCPUと協働して、または単独で、コンソール制御部、編集処理部等を構成する。
また、DBが構築されるデータ格納装置としては、DBサーバ以外でもよく、例えば、NAS(Network Attached Storage)、SAN(Storage Area Network)といったネットワークを介して接続するストレージデバイスを使用してもよい。このように、コンピュータシステムの物理構成は適宜変更が可能である。
また、上記実施形態では、ネットワークとしてLANを例に説明しているが、診療科と検査科が複数の拠点に分散しているような場合には、ネットワークとしてLANとWAN(Wide Area Network)を組み合わせて使用してもよい。
また、上記実施形態で示したとおり、本発明は、プログラムの形態にも及ぶことはもちろんである。
また、上記実施形態で示した医療情報システム2は一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しなければ、如何様な態様にも適宜変更することができる。
医療情報システムの概略を示す構成図である。 診療科端末、レポート作成端末、又はデータベースサーバを構成するコンピュータの概略を示す構成図である。 レポート作成端末の概略構成、及び画像表示画面を示すブロック図である。 医用画像の透過度を説明する概略図である。 付帯情報の表示位置を変更するドラッグ操作を説明する概略図である。 医療情報システムの処理手順を説明するフローチャートである。 別の実施形態における医用画像の透過度を説明する概略図である。
符号の説明
2 医療情報システム
13 レポート作成端末(医用画像表示装置)
17 医用画像
36 アプリケーションプログラム(AP、医用画像表示プログラム)
37a、37b ディスプレイ
38 入力デバイス
40 コンソール制御部(表示制御部)
43 オーダ取得部
44 透過度設定部
46 画像表示画面
47 付帯情報
48 画像表示領域
53、54 透過度変更ボタン

Claims (7)

  1. ディスプレイの画面上に付帯情報と合成表示する医用画像の透過度を、少なくとも付帯情報と重なる部分が他の部分よりも高くなるように設定する透過度設定部と、
    前記透過度設定部で設定された透過度で医用画像を表示させ、付帯情報を合成表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とする医用画像表示装置。
  2. 前記透過度設定部は、少なくとも医用画像の縁部の透過度を、他の部分よりも高く設定し、
    前記表示制御部は、医用画像の縁部に付帯情報を配置することを特徴とする請求項1に記載の医用画像表示装置。
  3. 前記透過度設定部は、医用画像の中央部から縁部にかけて透過度を漸増させることを特徴とする請求項2に記載の医用画像表示装置。
  4. 透過度を変更するための第1操作入力部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の医用画像表示装置。
  5. 付帯情報の表示位置を変更するための第2操作入力部を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医用画像表示装置。
  6. ディスプレイの画面上に付帯情報と合成表示する医用画像の透過度を、少なくとも付帯情報と重なる部分が他の部分よりも高くなるように設定する透過度設定ステップと、
    前記透過度設定ステップで設定された透過度で医用画像を表示させ、付帯情報を合成表示させる表示制御ステップとを備えたことを特徴とする医用画像表示方法。
  7. ディスプレイの画面上に付帯情報と合成表示する医用画像の透過度を、少なくとも付帯情報と重なる部分が他の部分よりも高くなるように設定する透過度設定部と、
    前記透過度設定部で設定された透過度で医用画像を表示させ、付帯情報を合成表示させる表示制御部としてコンピュータを機能させることを特徴とする医用画像表示プログラム。
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