JP2010061303A - 情報管理システム及び情報管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】統括管理サーバ20は、複数の企業内管理サーバ10に接続されている。企業内管理サーバ10の制御部11は、インシデントデータがインシデントデータ記憶部13に登録されると、独自ルールがある場合にはルール変換を行ない、変換した値を用いて通報条件を満足するか否かを判断する。制御部11は、通報条件を満足した場合には、通報データを統括管理サーバ20に送信し、統括データ記憶部25に登録する。モーニングコール時刻になった場合、企業内管理サーバ10は、更新データ送信要求を統括管理サーバ20に行ない、統括管理サーバ20からインシデント更新情報を取得し、インシデント情報の更新処理を実行する。
【選択図】図1
Description
録した場合、この管理登録情報に含まれている前記独自ルールに基づいて設定された設定値を、前記ルール対応データ記憶手段の前記対応情報を用いて、前記統括ルールに基づく設定値に変換し、変換したインシデント情報を含めた管理登録情報を前記統括管理サーバに送信する報告手段とを備え、前記統括制御手段は、前記ローカルサーバから前記管理登録情報を取得した場合、この管理登録情報を前記統括データ記憶手段に記憶する統括情報記録手段を備えたことを要旨とする。
本発明によれば、ローカル制御手段は、入力端末からインシデント情報を取得した場合、このインシデント情報を管理登録情報として前記インシデントデータ記憶手段に記録する。ローカル制御手段は、インシデントデータ記憶手段に管理登録情報を記録した場合、この管理登録情報に含まれている独自ルールに基づいて設定された設定値を、ルール対応データ記憶手段の対応情報を用いて、前記統括ルールに基づく設定値に変換し、変換したインシデント情報を含めた管理登録情報を統括管理サーバに送信する。統括制御手段は、ローカルサーバから前記管理登録情報を取得した場合、この管理登録情報を統括データ記
憶手段に記憶する。このため、独自ルールに基づいて設定された設定値を、統括ルールに基づいて設定され設定値に変換したインシデント情報を統括管理サーバに送信する。従って、統括管理サーバは、独自ルールが異なるローカルサーバからのインシデント情報を、画一的に管理することができる。
。クライアント端末は、各種データや指示等を入力したり選択したりするためのキーボード及びポインティングデバイスと、各種処理画面を表示するためのディスプレイを備える。
インシデントデータ記憶部13は、図2(b)に示すように、各グループ企業において管理しているインシデントデータを記憶している。このインシデントデータには、インシデント属性データ131及びインシデント文書データ132が含まれる。インシデント属性データ131は、インシデント情報の属性に関するデータである。インシデント文書データ132は、インシデント情報について作成された文書に関するデータである。
インシデント識別子データ領域には、各インシデントを特定するための識別子(インシデント識別子)に関するデータが記録される。本実施形態では、このインシデント識別子は、この企業内管理サーバ10に接続されているクライアント端末から登録されたインシデント情報に対してのみ付与される。
分類項目データ領域には、このインシデントの分類項目を特定するデータが記録される。ここでは、分類項目として、事件を示す項目、又はいわゆる「ヒアリ・ハット」を示す項目が用いられる。
一方、インシデント文書データ132には、インシデント識別子、統括識別子、アクセス制限フラグ、文書種別、文書内容及び更新登録日時に関するデータ等が含まれる。
アクセス制限フラグデータ領域には、この文書に対するアクセス制限の有無を示すフラグに関するデータが記録される。本実施形態では、この企業内管理サーバ10に接続されているクライアント端末からインシデント文書データ132が登録された場合にのみ、アクセス制限が「有」に設定することができる。アクセス制限が「有」ことを示すフラグが記録された場合、企業内管理サーバ10は、このインシデント文書データ132を統括管理サーバ20に報告しない。一方、統括管理サーバ20から取得してインシデントデータ記憶部13に記憶したインシデント文書データ132は、アクセス制限が「無」のフラグが記録される。
更新登録日時データ領域には、この文書を登録した日時(年月日及び時刻)、又は文書が更新された場合には文書を更新登録した日時に関するデータが記録される。
通報条件データ領域には、自動通報するときに満たされる通報条件(データの種類を示す項目識別子及びその値)に関する条件が記録されている。例えば、インシデント属性データ131の分類項目が「事件」で、共通値が予め定められた通報条件値以上のときに自動通報を行なう場合、通報条件のデータの種類として「分類項目」及び「重要度」の項目を示す項目識別子が記録され、それぞれの値として、「事件」及び「通報条件値以上」を示す値が記録される。
して機能する。
DB番号データ領域には、この組織においてインシデント情報を管理しているデータベースを特定するための識別番号(DB番号)に関するデータが記録される。このDB番号
及び組織コードによって、企業内管理サーバ10を特定することができる。
モーニングコール時刻データ領域には、この企業内管理サーバ10が統括管理サーバ20に毎朝、アクセスするための時刻に関するデータが記録される。
統括識別子データ領域には、各インシデントを特定するために統括管理サーバ20において付与された識別子(統括識別子)に関するデータが記録される。
重要度データ領域には、このインシデントの重要度を示す値に関するデータが記録される。この重要度として、グループ会社全体で標準化された重要度が用いられる。
一方、インシデント統括文書データ252には、統括識別子、文書種別、文書内容及び更新登録日時に関するデータ等が含まれる。
文書種別データ領域及び文書内容データ領域には、この文書の種類を特定するための識別子に関するデータ及びこの文書の内容に関するデータが記録される。
対応支援要件データ記憶部26には、対応支援要件データを記憶している。この対応支
援要件データは、企業内管理サーバ10から取得したインシデント情報に対応して取り得る対応を実行するために満たされる条件に関するデータである。この対応支援要件データは、統括管理サーバ20が稼動する前までに登録される。対応支援要件データは、対応内容識別子、対応内容及び対応要件に関するデータが含まれる。
対応要件データ領域には、各対応内容を実行するときの条件が記録されている。例えば、インシデント統括属性データ251の分類項目が「事件」で、重要度の値が予め定めた対応基準値以上のときに予め定めた対応(例えば報道発表)を行なうとする。この場合には、報道発表を示す識別子及びこの対応内容(報道発表)に関連付けて、対応要件となる項目識別子(分類項目及び重要度を示す項目識別子)と、その各値(「事件」を示す値及び「対応基準値以上」を示す値)とが記憶されている。
まず、企業内管理サーバ10が、新たに設けられて、統括管理サーバ20に最初にアクセスした場合に行なわれる接続設定処理について、図4を用いて説明する。
0をコール時刻データ記憶部23において検索する。ここで、該当するコール時刻データ230を抽出しなかった場合には、接続データ決定処理手段211は、DB番号として「1」と特定する。また、この組織コードを含むコール時刻データ230を抽出した場合には、このコール時刻データ230の最後のDB番号を特定し、このDB番号の次の番号を、DB番号として特定する。
次に、企業内管理サーバ10に接続されているクライアント端末から企業内管理サーバ10に登録されたインシデント情報を、統括管理サーバ20に報告するインシデント報告処理について、図5を用いて説明する。
次に、企業内管理サーバ10からの要求に応じて、統括管理サーバ20がインシデント情報を配信するモーニングコール処理について、図6を用いて説明する。このモーニングコール処理は、毎日、モーニングコール時刻に実行される。
含まれた組織コード及びDB番号を含むインシデント統括属性データ251の統括識別子を含まないインシデント統括文書データ252を抽出する。
各社内におけるインシデント情報の管理者は、新たに更新されたインシデント情報を閲覧する。この場合、管理者の操作に応じて、クライアント端末は、企業内管理サーバ10から初期画面データを取得して、ディスプレイに初期画面を表示する。
・ 本実施形態では、企業内管理サーバ10の制御部11は、クライアント端末から取得したインシデント情報を登録し(ステップS2−1)、独自ルールがある場合(ステップS2−3において「YES」の場合)には、ルールの変換処理を実行する(ステップS2−4)。そして、企業内管理サーバ10の制御部11は、通報処理を実行する場合(ステップS2−6)、インシデント属性データ131にローカル値が含まれている場合には
、このローカル値の代わりに、変換した共通値を通報データに含める。このため、独自ルールに基づいて設定されたローカル値を、統括ルールに基づいて設定される共通値に変換したインシデント情報を統括管理サーバ20に送信する。従って、統括管理サーバ20は、独自ルールが異なる各企業内管理サーバ10に登録したインシデント情報を、画一的に管理することができる。
○ 上記実施形態のモーニングコール処理において、企業内管理サーバ10の制御部11は、更新提供データを取得した場合、インシデント情報の更新及び連絡情報の更新処理を実行した(ステップS3−3)。この場合、この更新提供データに含まれる設定値を独自ルールに基づく設定値に変換し、変換後の値を用いて、インシデント情報の更新処理を実行してもよい。具体的には、図7に示すように、企業内管理サーバ10の制御部11は、現在の時刻がモーニングコール時刻になった場合、上記ステップS3−1と同様に、更新データ送信要求処理を実行する(ステップS4−1)。次に、更新データ送信要求を受信した統括管理サーバ20の統括制御部21は、上記ステップS3−2と同様に、インシデント更新情報及び連絡情報の提供処理を実行する(ステップS4−2)。
いて「YES」の場合)、制御部11は、この独自ルールによる変換処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部11のルール変換手段113は、各対応項目識別子に対応する更新提供データの各値(共通値)を含む対応データ140をルール対応データ記憶部14から抽出する。そして、ルール変換手段113は、抽出した各共通値に対応する対応データ140のローカル値を特定し、このインシデント属性データ131の値として記憶する。そして、企業内管理サーバ10の制御部11は、インシデント情報の更新及び連絡情報の更新処理を実行する(ステップS4−5)。この場合、企業内管理サーバ10の制御部11は、更新提供データに含まれる項目に、対応データ140を用いて変換可能な共通値がある場合には、変換後のローカル値をインシデント属性データ131として記憶することができる。従って、企業内管理サーバ10に接続されているクライアント端末を介してインシデント情報を把握する管理者は、他の企業内管理サーバ10において登録されたインシデント情報を、自分のところの独自ルールに従った設定値で把握することができる。
バ10に提供することができる。
Claims (5)
- インシデント情報を記憶するインシデントデータ記憶手段、
独自ルールと統括ルールとの対応情報を記憶するルール対応データ記憶手段、及び
クライアント端末に接続されるローカル制御手段を備えたローカルサーバと、
インシデント情報を記憶する統括データ記憶手段、及び
前記ローカルサーバに接続する統括制御手段を備えた統括管理サーバとを有する情報管理システムであって、
前記ローカル制御手段は、
前記クライアント端末からインシデント情報を取得した場合、このインシデント情報を管理登録情報として前記インシデントデータ記憶手段に記録するインシデント情報記録手段と、
前記インシデントデータ記憶手段に前記管理登録情報を記録した場合、この管理登録情報に含まれている前記独自ルールに基づいて設定された設定値を、前記ルール対応データ記憶手段の前記対応情報を用いて、前記統括ルールに基づく設定値に変換し、変換したインシデント情報を含めた管理登録情報を前記統括管理サーバに送信する報告手段とを備え、
前記統括制御手段は、前記ローカルサーバから前記管理登録情報を取得した場合、この管理登録情報を前記統括データ記憶手段に記憶する統括情報記録手段を備えたことを特徴とする情報管理システム。 - 前記ローカル制御手段は、前記統括管理サーバにインシデント情報を送信する通報条件を記憶した通報条件記憶手段に接続されており、
前記報告手段は、前記統括ルールに基づく設定値に変換した後、この変換した設定値と前記通報条件の値とを比較し、変換した設定値が通報条件を満たした場合には、この管理登録情報を前記統括管理サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の情報管理システム。 - 前記ローカル制御手段は、予め定めたコール時刻毎に、前記統括管理サーバにインシデント情報の送信要求を行ない、これに応じて取得したインシデント情報を前記インシデントデータ記憶手段に記憶する情報更新手段を更に備え、
前記統括制御手段は、前記ローカルサーバからの要求に応じて、前記統括データ記憶手段に記録されたインシデント情報を前記ローカルサーバに送信する情報配布手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報管理システム。 - 前記情報更新手段は、前記統括管理サーバからインシデント情報を取得した場合、このインシデント情報に含まれる前記統括ルールに基づく設定値を、前記ルール対応データ記憶手段の前記対応情報を用いて、前記独自ルールに基づく設定値に変換し、変換したインシデント情報を前記インシデントデータ記憶手段に記憶することを特徴とする請求項3に記載の情報管理システム。
- インシデント情報を記憶するインシデントデータ記憶手段、
独自ルールと統括ルールとの対応情報を記憶するルール対応データ記憶手段、及び
クライアント端末に接続されるローカル制御手段を備えたローカルサーバと、
インシデント情報を記憶する統括データ記憶手段、及び
前記ローカルサーバに接続する統括制御手段を備えた統括管理サーバとを有するシステムにおける情報管理方法であって、
前記ローカル制御手段が、
前記クライアント端末からインシデント情報を取得した場合、このインシデント情報を管理登録情報として前記インシデントデータ記憶手段に記録するインシデント情報記録段
階と、
前記インシデントデータ記憶手段に前記管理登録情報を記録した場合、この管理登録情報に含まれている前記独自ルールに基づいて設定された設定値を、前記ルール対応データ記憶手段の前記対応情報を用いて、前記統括ルールに基づく設定値に変換し、変換したインシデント情報を含めた管理登録情報を前記統括管理サーバに送信する報告段階とを実行し、
前記統括制御手段は、前記ローカルサーバから前記管理登録情報を取得した場合、この管理登録情報を前記統括データ記憶手段に記憶する統括情報記録段階を実行することを特徴とする情報管理方法。
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