JP2010060412A - 電極チップの接触面積比評価方法、ワークの内部抵抗評価方法、超音波の減衰率評価方法及び電極チップの傾斜状態判別方法 - Google Patents

電極チップの接触面積比評価方法、ワークの内部抵抗評価方法、超音波の減衰率評価方法及び電極チップの傾斜状態判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スポット溶接におけるワークの状態変化を精確に評価する。
【解決手段】第1電極チップ32がワークW1から離間した状態で該第1電極チップ32の先端から反射された超音波の反射波(第1反射波)の強度を測定する。次に、第1電極チップ32がワークW1に対して接触した状態で該第1電極チップ32の先端から反射された第2反射波の強度を測定する。これら第1反射波及び第2反射波の各強度に基づき、下記の式(1)、(2)に従って強度比(反射波率)及びワークW1に対して入射した超音波の割合(入射波率)を求め、次に、予め求められた超音波を入射可能な部位の接触面積と前記入射波率との相関関係から、前記部位の全面積と、該部位におけるワークW1に対して接触した接触面積との比(接触面積比)を求める。強度比=反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度…(1)入射波率=1−強度比=1−反射波率…(2)
【選択図】図5

Description

本発明は、電極チップを用いて抵抗溶接を行う際の電極チップの接触面積比評価方法、ワークの内部抵抗評価方法、超音波の減衰率評価方法及び電極チップの傾斜状態判別方法に関する。
溶接の一手法であるスポット溶接は、周知の通り、互いに当接したワーク同士を1組の電極チップで挟持し、これら電極チップ同士の間に通電を行うことで前記ワーク同士を点状に溶接するものである。
スポット溶接は、例えば、ティーチング可能なロボットのアーム部先端に配設された溶接ガンによって行われる。すなわち、予めティーチングされた前記ロボットは、先ず、前記溶接ガンの開閉可能なクランプ部に設けられた電極チップ同士の間にワークが挿入されるように動作し、次に、前記クランプ部が閉じることで前記ワークを電極チップ同士で挟持する。この状態で前記電極チップ間に通電がなされ、ワークに溶融部が生じる。最終的に、この溶融部が凝固することに伴ってワークに点状の溶接部が形成される。
このように実施されるスポット溶接において、ワークに生成する溶融部が如何なるタイミングで成長・凝固するのかを検査することがある。この種の検査手法として、特許文献1に記載された従来技術が知られている。すなわち、この従来技術は、一方の電極チップに送受信用の超音波発振器を組み込み、この超音波発振器から超音波を発信するとともに、残余の一方の電極チップに設けられた反射面で前記超音波を反射し、反射された超音波を前記超音波発振器に受信するものである。
特公昭59−14189号公報
複数個のワークに対して抵抗溶接を繰り返し行うと、電極チップが次第に摩耗する。その結果、電極チップとワークとの接触面積が変化し、これに伴い、電極チップにおける超音波を伝達可能な面積も変化することになる。このような状況に至った場合、電極チップとワークとの接触面積が一定であることを前提とする特許文献1記載の従来技術では、溶融部の界面位置の検出精度、ひいては溶融部の成長速度の計算精度が低下することになる。
また、特許文献1記載の従来技術を実施して溶融部が如何なるタイミングで成長しているかを評価するに際し、仮に、ロボットに対するティーチングが不適切であるために電極チップがワークに対して傾斜した状態で当接したときには、ロボットが適切にティーチングされているときに推測される成長速度と、測定された成長速度との間に隔たりが生じることになる。このような場合、評価者は、電極チップがワークに対して傾斜した状態で当接していることを知り得ないため、溶融部の成長速度が適切であるか否かを評価できないという不具合がある。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、電極チップが摩耗したことやロボットのティーチングが不適切であることを容易に知り得、且つワークの状態変化を精確に評価することが可能である電極チップの接触面積比評価方法と、それに基づいた評価を行うワークの内部抵抗評価方法、超音波の減衰率評価方法及び電極チップの傾斜状態判別方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、抵抗溶接を行う電極チップにおける超音波を入射可能な部位の全面積と、前記部位がワークに対して接触した接触面積との比を求める電極チップの接触面積比評価方法であって、
前記部位における接触面積と超音波の入射波率との相関関係を求める工程と、
前記電極チップが前記ワークから離間した状態で該電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第1反射波の強度を測定する工程と、
前記電極チップが前記ワークに当接した状態で前記超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第2反射波の強度を求める工程と、
を有し、
前記第1反射波と前記第2反射波との強度比である反射波率を下記の式(1)によって求めた後、前記ワークに入射された入射波の割合である入射波率を下記の式(2)によって求め、
前記入射波率と前記相関関係から、前記部位がワークに対して接触した接触面積を求め、下記の式(3)によって接触面積比を求めることを特徴とする。
反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(1)
入射波率=1−反射波率 …(2)
接触面積比=電極チップの接触面積/超音波を入射可能な部位の全面積 …(3)
このような計算を行うことにより、電極チップから発信された超音波の中の如何なる程度がワークに入射されているかを情報として得ることができる。この情報に基づいて校正を行うことにより、ワークと電極チップとの接触状態が如何に変化しているのかを評価することが可能となる。
また、例えば、抵抗溶接を開始した直後の強度比及び接触面積比を繰り返して求めると、電極チップが摩耗した場合、強度比が低下するとともに接触面積比が上昇する。この強度比及び接触面積比を常時対比することにより、電極チップの摩耗量が許容範囲内であるか否かを判断することができる。
なお、超音波の入射波率と接触面積との相関関係は、例えば、電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該超音波の強度分布を求めた後、前記超音波の強度が観測される最大範囲で強度分布を積分することによって超音波入射可能部位の全面積を求める一方、前記超音波の強度が観測される範囲内で前記強度分布を積分することを繰り返すことによって求めることができる。
また、本発明は、1組の電極チップに挟持されて抵抗溶接が行われているワークの瞬間内部抵抗を評価する内部抵抗評価方法であって、
電極チップにおける超音波を入射可能な部位の全面積と、前記部位における接触面積と超音波の入射波率との相関関係を求める工程と、
前記電極チップが前記ワークから離間した状態で該電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第1反射波の強度を測定する工程と、
前記電極チップが前記ワークに当接した状態で前記超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第2反射波の強度を求める工程と、
前記ワークに接触した前記1組の電極チップ間の全抵抗を求める工程と、
を有し、
前記第1反射波と前記第2反射波との強度比である反射波率を下記の式(4)によって求めた後、前記ワークに入射された入射波の割合である入射波率を下記の式(5)によって求め、
前記入射波率と前記相関関係から、前記部位がワークに対して接触した接触面積を求めた後、下記の式(6)によって接触面積比を求め、
さらに、下記の式(7)によってワークの瞬間内部抵抗を求めることを特徴とする。
反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(4)
入射波率=1−反射波率 …(5)
接触面積比=電極チップの接触面積/超音波を入射可能な部位の全面積 …(6)
瞬間内部抵抗
=前記1組の電極チップ間の全抵抗×接触面積比 …(7)
すなわち、この場合、上記の情報に従って校正を行った上でワークの内部抵抗が求められる。このため、ワークの内部抵抗を一層精確に評価することができるようになる。
この場合においても、超音波の入射波率と接触面積との相関関係は、上記のようにして求めればよい。
さらに、本発明は、第1電極チップ及び第2電極チップに挟持されて抵抗溶接が行われているワークの内部における超音波の減衰率を評価する減衰率評価方法であって、
前記第1電極チップ及び前記第2電極チップの双方が前記ワークから離間した状態で前記第1電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該第1電極チップの先端から反射された第1反射波の強度を測定する工程と、
前記第1電極チップ及び前記第2電極チップの双方が前記ワークに当接した状態で前記超音波発振器から超音波を発信し、前記第1電極チップの先端から反射された第2反射波の強度を測定するとともに、前記第2電極チップに組み込まれた受信器に入射された透過波の強度を測定する工程と、
を有し、
下記の式(8)によって反射波率を求めた後、下記の式(9)によって入射波率を求め、
下記の式(10)によって前記ワークに入射した超音波の補正入射波強度を求めた後、下記の式(11)によって補正透過波強度を求め、
さらに、下記の式(12)によって減衰率を求めることを特徴とする。
反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(8)
入射波率=1−反射波率 …(9)
補正入射波強度=第1反射波の強度×入射波率 …(10)
補正透過波強度=透過波の強度/入射波率 …(11)
減衰率=1−補正透過波強度/補正入射波強度 …(12)
超音波は、ワークの内部で減衰することがある。しかしながら、本発明によれば、入射波率に応じた超音波の減衰率を得ることができる。この減衰率を考慮することにより、ワークの状態変化を一層精確に評価することができる。
さらに、本発明は、抵抗溶接を行う電極チップを有する溶接ガンを具備したロボットのティーチング時に前記電極チップがワークに対して傾斜しているか否かを判別する電極チップの傾斜状態判別方法であって、
前記電極チップが前記ワークから離間した状態で該電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第1反射波の強度を測定する工程と、
前記電極チップが前記ワークに対して垂直方向から当接した状態で前記超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第2反射波の強度を求めた後、下記の式(13)によって求められる前記第1反射波と前記第2反射波との強度比である反射波率の経時変化を調べる工程と、
を有し、
ティーチングがなされた前記ロボットの前記電極チップが前記ワークに当接した際に前記反射波率の経時変化を調べ、この経時変化の低下幅が、前記電極チップが前記ワークに対して垂直方向から当接したときの前記反射波率の経時変化の低下幅に比して小さいとき、前記電極チップが前記ワークに対して傾斜していると判断する一方、経時変化の低下幅同士が一致するときに前記電極チップが前記ワークに対して垂直方向から当接していると判断することを特徴とする。
反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(13)
本発明によれば、強度比(反射波率)の低下幅の経時変化、又は電極チップのワークに対する接触時の超音波の適切値に対する差を調べることにより、溶接ガンが設けられたロボットに対するティーチングが適切であるか否かを判断することもできる。すなわち、ロボットに対するティーチングが適切である場合、抵抗溶接が進行すると、電極チップがワークに埋入するためにワークに対する電極チップの接触面積が大きくなる。このため、超音波がワークに入射され易くなるので、時間の経過とともに前記強度比が大きく低下する。
一方、ロボットに対するティーチングが適切ではなく、このために電極チップがワークに対して傾斜した状態で当接した場合、抵抗溶接が進行して電極チップがワークに埋入しても、超音波を入射可能な部位は一部が埋入するのみで、露呈した状態で残留する部位も存在する。このため、時間が経過しても前記強度比の低下幅は小さい。
このように、低下幅を比較することによって、ロボットに対するティーチングが適切が行われているか否かを判断することが可能となる。
本発明によれば、電極チップから発信された超音波の中の如何なる程度がワークに入射されているかを先ず算出し、この結果に基づいて校正を行うようにしている。これにより、ワークの内部抵抗の経時変化等、ワークの状態変化を一層精確に評価することができる。
しかも、例えば、電極チップを具備する溶接ガンを搭載したロボットにティーチングを行う際、電極チップが傾斜しているか否かを判定することで前記ティーチングが適切に行われているか否かを判断することが可能となる。
以下、本発明に係る電極チップの接触面積比評価方法につき、ワークの内部抵抗評価方法及び超音波の減衰率評価方法との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
電極チップには、ワークに接触した際に前記ワークに対して超音波を入射可能な部位(入射可能部位)と、ワークに接触しても超音波を入射し得えない部位(入射不能部位)とが存在する。また、入射可能部位の全てがワークに接触したとしても、発信された超音波の全てがワークに入射されるとは限らない。そこで、はじめに、入射可能部位のワークに対する接触面積と、超音波の入射波率との相関関係を求める。この相関関係の求め方につき、図1〜図3を参照して説明する。
図1において、参照符号10は電極チップである。この電極チップ10の内部には、超音波を発信及び受信することが可能な送受信器12が組み込まれている。
電極チップ10は、支持体14、16に支持された媒体18の下端面に、可及的に大きな押圧力で押接される。なお、媒体18の上端面における電極チップ10に対向する箇所には、センサ20が媒体18に接触するように配置される。この場合、電極チップ10の中心とセンサ20の中心とは互いに一致している。
電極チップ10及びセンサ20は、リード線22、24を介して超音波探傷器26に電気的に接続される。なお、リード線24にはプリアンプ28が介装されている。
このような構成において、先ず、電極チップ10内の送受信器12から超音波が発信される。この超音波は、媒体18に入射され、該媒体18内を伝播してセンサ20に到達する。プリアンプ28は、センサ20に到達した超音波信号を増幅して超音波探傷器26に信号として送る。
超音波探傷器26は、送信された信号を超音波の強度として認識する。すなわち、電極チップ10の中心位置での超音波の強度が測定されたことになる。
次に、センサ20を矢印X1方向に沿って移動させる(ただし、センサ20を電極チップ10から離間しない位置とする)。そして、この位置で上記の超音波発信及び強度測定を行う。
その後、センサ20を矢印X1方向に沿って再び移動させ、当該位置においても上記の超音波発信及び強度測定を行う。矢印X2方向についても同様に、超音波発信及び強度測定を繰り返す。
このようにして、電極チップ10の中心位置からの離間距離と、その位置での超音波の強度との関係を調べてプロットを行う。その一例を図2に示す。図2において、横軸の0が電極チップ10の中心位置を表し、正の数字はX1方向での中心位置からの離間距離、負の数字はX2方向での中心位置からの離間距離を表す。一方、縦軸はエコー高さであり、これが超音波の強度に相当する。
この図2から、中心からの離間距離が8mmにわたるまでの部位が超音波を入射可能な入射可能部位であることと、発信された超音波に、中心から離間するにつれて強度が低減するような強度分布があることが分かる。
ここで、面積は、一般的に2点間の距離を積分することによって求められる。本実施の形態においても同様に、入射可能部位の一端部から他端部までを積分する。すなわち、図2に示される例の場合、−8mm〜+8mm間で積分を行う。これにより、媒体18に対する電極チップ10の入射可能部位の全面積と、全超音波に対する媒体18に入射した超音波の割合(入射波率)とが求められる。
また、例えば、−0.5mm〜+0.5mm間で積分を行えば、この区間での接触面積及び超音波の媒体18への入射波率が算出される。同様に、−1mm〜+1mm間、−2mm〜+2mm間等、適切な区間の範囲内で積分を行い、各区間での接触面積及び超音波の媒体18への入射波率を求める。
このようにして求めた接触面積と入射波率とをプロットすれば、図3に示す曲線、すなわち、電極チップ10の接触面積と超音波の入射波率との相関関係が得られる。
次に、このようにして得られた相関関係を用いて、電極チップのワークに対する接触面積等を評価する方法につき説明する。
図4は、抵抗溶接装置であるスポット溶接装置30の要部概略構成図である。このスポット溶接装置30は、図示しないロボットのアーム部先端に配設された開閉可能な図示しない溶接ガンを有し、該溶接ガンの先端には、前記電極チップ10と同様に構成された第1電極チップ32と、第2電極チップ34とが互いに対向するように設けられる。図4に示すように、これら第1電極チップ32及び第2電極チップ34は、互いに積層された2枚のワークW1、W2を挟持する。従って、第1電極チップ32の先端は上方のワークW1に当接し、第2電極チップ34の先端は下方のワークW2に当接する。
第1電極チップ32には、超音波を発信及び受信することが可能な送受信器36が内蔵される。その一方で、第2電極チップ34には、前記超音波を受信することが可能な受信器38が内蔵される。
これら送受信器36及び受信器38は、図示しないエコー測定器に接続されている。このエコー測定器は、送受信器36に戻った超音波(反射波)の強度や、受信器38に到達した超音波(透過波)の強度を測定することが可能である。
以上のような構成において、先ず、電極チップの接触面積比評価が以下のようにして実施される。
はじめに、第1電極チップ32中の送受信器36から超音波が発信される。この時点では、第1電極チップ32はワークW1に当接していない。従って、第1電極チップ32の先端に到達した超音波の全ては、音響インピーダンスの相違が大きい大気又は真空等の媒体によって反射され、第1反射波として送受信器36に戻る。この第1反射波の強度が、前記エコー測定器によって測定される。
次に、前記ロボットが動作することにより、互いに積層されたワークW1、W2が前記溶接ガンの第1電極チップ32及び第2電極チップ34の間に挿入される。勿論、この時点では溶接ガンは開いており、従って、第1電極チップ32と第2電極チップ34は最大に離間している。
次に、前記溶接ガンが閉じられ、第1電極チップ32の先端が上方のワークW1に当接するとともに、第2電極チップ34の先端が下方のワークW2に当接する。すなわち、ワークW1、W2が第1電極チップ32及び第2電極チップ34に挟持される。
次に、第1電極チップ32及び第2電極チップ34に電圧が印加され、これら第1電極チップ32及び第2電極チップ34の間に通電がなされる。勿論、これに伴ってワークW1、W2の内部を電流が通過し、その結果、ワークW1、W2の界面が溶融する。すなわち、溶融部40が生成する。
また、前記通電と同時に、送受信器36から超音波が再発信される。このとき、超音波の一部は、第1電極チップ32の先端におけるワークW1に対して当接している部位からワークW1の内部に入射する。その一方で、第1電極チップ32におけるワークW1に対して超音波を入射可能な部位(以下、超音波入射可能部位とも表記する)であってもワークW1に対して当接していない部位では超音波が反射する。また、ワークW1に対して当接している部位に到達した超音波であっても、一部はワークW1に入射し得ずに反射する。このような反射によって第2反射波が生成し、送受信器36に戻る。
第2反射波は、送受信器36にて受信される。前記エコー測定器は、このときの第2反射波の強度を測定する。
以上のようにして測定された第1反射波の強度及び第2反射波の強度から、下記の式(14)に示すように、強度比が求められる。
強度比=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(14)
この強度比を求めることにより、結局、第1電極チップ32がワークW1に当接したときの超音波の反射波率が求められる。
ここで、例えば、溶接ガンを閉じたとしても該溶接ガンの動作不良によって第1電極チップ32がワークW1に当接していない場合、超音波は全て第1電極チップ32の先端で反射する。従って、第2反射波の強度が第1反射波の強度に等しくなり、上記の式(14)によって求められる強度比、換言すれば反射波率が1となる。
これに対し、第1電極チップ32がワークW1に当接している場合、超音波がワークW1に入射する。仮に第2反射波の強度がゼロである場合、強度比(反射波率)がゼロであるから、超音波の全てがワークW1に入射されたことになる。本実施の形態では、この場合、第1電極チップ32における超音波入射可能部位が全域にわたってワークW1に接触しており、超音波入射可能部位の全面積=接触面積であると評価する。
実際には、第1電極チップ32及び第2電極チップ34をワークW1、W2に当接させて通電を開始した直後は、ワークW1、W2の温度はさほど上昇していない。このため、ワークW1、W2はこの時点では軟化しておらず、従って、第1電極チップ32は、その極先端が当接するのみである。すなわち、ワークW1に対し、第1電極チップ32における超音波入射可能部位の全域が当接しているとは限らない。このことから諒解されるように、特に、スポット溶接を開始した直後は超音波入射可能部位の全面積と接触面積とが等しいとは限らない。
そこで、前記強度比(反射波率)に基づき、下記の式(15)によってワークW1に入射した超音波の入射波率を求める。
入射波率=1−強度比
=1−第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(15)
例えば、第1反射波及び第2反射波の強度がそれぞれ100、20である場合、上記の式(14)に従って計算される強度比は0.2である。これは、送受信器36が発信した超音波の20%が第2反射波として反射されたことを意味する。
そして、式(15)に従って入射波率を求めると、0.8である。すなわち、この場合、発信された超音波の80%がワークW1に入射されている。
この入射波率80%に基づき、図3に示される相関関係から、第1電極チップ32の先端におけるワークW1に対する接触面積を求める。すなわち、図3の縦軸中の80%の位置から水平線Lを引き、次に、該水平線Lと曲線との交点から横軸に向かって垂線Mを引く。この垂線Mと横軸との交点が、接触面積となる。
一方、第1電極チップ32の入射可能部位の全面積は、該第1電極チップ32と同一構成である電極チップ10を用いて上記のようにして予め求められている。そこで、式(16)により、接触面積比を求める。
接触面積比=電極チップの接触面積/超音波を入射可能な部位の全面積 …(16)
なお、式(16)から諒解されるように、接触面積比は、第1電極チップ32における超音波入射可能部位の全面積と、該第1電極チップ32がワークW1に対して接触している接触面積との比として定義される。
このように、本実施の形態においては、超音波の一部がワークW1に入射し、残部が第1電極チップ32の先端で反射するような場合、第1電極チップ32における入射可能部位の一部がワークW1から離間していると判断し、接触した部位からのみ通電が行われるとして評価を行う。
この評価を行うことにより、第1電極チップ32が摩耗しているか否かを評価することができる。第1電極チップ32が摩耗すると、強度比が低下するとともに接触面積比が増加する。例えば、スポット溶接の開始直後における強度比及び接触面積比同士を対比することにより、第1電極チップ32の摩耗量が許容範囲内であるか否かを判断することができる。
勿論、スポット溶接の最中における強度比及び接触面積比を常時算出し、強度比が所定値以上、ひいては接触面積比が所定値以下となった場合に第1電極チップ32の摩耗量が許容範囲を超えたと判定するようにしてもよい。
また、この評価を行うことにより、ロボットに対して適切なティーチングが行われているか否かを判断することができる。すなわち、ロボットに対して適切なティーチングが行われている場合には、図4に示すように、第1電極チップ32及び第2電極チップ34は、ワークW1、W2に対して垂直方向に延在するように当接する。
通電が進行してワークW1、W2の温度が十分に上昇すると、これらワークW1、W2が軟化する。その結果、図5に示すように、第1電極チップ32及び第2電極チップ34の先端が若干ワークW1、W2に埋入し、これに伴ってワークW1に対する超音波入射可能部位の接触面積が大きくなる。従って、上記の式(14)によって求められる反射波率は、時間の経過とともに小さくなる。
一方、ロボットに対して適切なティーチングが行われておらず、このために第1電極チップ32及び第2電極チップ34がワークW1、W2に対して傾斜した状態にある場合には、第1電極チップ32及び第2電極チップ34の先端がワークW1、W2に埋入したとしても、図6に示すように、超音波入射可能部位は埋入されない。従って、時間が経過しても反射波率の低下幅が小さくなる。
この傾向は、ワークW1に対する第1電極チップ32の傾斜角度が大きいほど顕著となる。従って、ワークW1に対する第1電極チップ32の傾斜角度が既知の状態で該傾斜角度と反射波率の低下幅の経時変化との関係を記録しておき、この記録と、前記傾斜角度が未知であるスポット溶接における反射波率の低下幅の経時変化とを参照すれば、未知の傾斜角度を求めることができる。これにより、ロボットに対するティーチングを如何なる程度矯正すればよいかを判断することが可能となる。
また、ワークW1、W2の瞬間内部抵抗は、次のようにして評価することができる。
スポット溶接における抵抗は、第1電極チップ32とワークW1との接触抵抗、ワークW1、W2の瞬間内部抵抗、第2電極チップ34とワークW2との接触抵抗の総和である。ここで、スポット溶接が進行することに伴って超音波入射可能部位の接触面積が大きくなるほど(図5参照)、第1電極チップ32とワークW1との接触抵抗、及び第2電極チップ34とワークW2との接触抵抗がともに小さくなる。
従って、ワークW1、W2の瞬間内部抵抗は、上記の式(14)〜(16)に従って求められた接触面積比に基づき、以下の式(17)によって求めることができる。
ワークW1、W2の瞬間内部抵抗
=第1電極チップ32と第2電極チップ34との間の全抵抗×接触面積比 …(17)
図7は、第1電極チップ32と第2電極チップ34との間の全抵抗と、式(17)に従って求めたワークW1、W2の内部抵抗の経時変化を示すグラフである。このように、第1電極チップ32における超音波入射可能部位の接触面積比を考慮して校正を行うことで、ワークW1、W2の瞬間内部抵抗を精確に評価することができる。
なお、超音波はワークW1、W2の内部で減衰することがある。この場合、減衰率を考慮しないと精確な評価を行うことが容易ではない。そこで、以下のようにしてワークW1、W2内での超音波の減衰率を求める。
先ず、上記の式(14)によって反射波率が求められる。このようにして求められた反射波率を1から差し引けば、すなわち、式(15)に従って計算を行えば、ワークW1に入射した超音波の入射波率が得られる。
次に、下記の式(18)によってワークW1に入射した超音波の補正入射波強度を求める。
補正入射波強度=第1反射波の強度×入射波率 …(18)
さらに、下記の式(19)によって補正透過波強度を求める。
補正透過波強度=透過波の強度/入射波率 …(19)
ここで、透過波とは、送受信器36から発信され、ワークW1、W2を透過して受信器38に受信された超音波である。
以上のようにして求められた補正入射波強度及び補正透過波強度に基づき、減衰率は下記の式(20)によって求められる。
減衰率=1−補正透過波強度/補正入射波強度 …(20)
例えば、第1反射波の強度が300、第2反射波の強度が60、透過波の強度が160である場合、入射波の強度が300であるのに対して透過波の強度が160であるから、見かけ上の減衰率は1−160/300=0.47である。しかしながら、この減衰率は、発信された超音波中の如何なる程度がワークW1に入射されたのかを考慮していない。
一方、上記の式(14)、(15)、(18)〜(20)に従えば、
反射波率=60/300=0.2
入射波率=1−0.2=0.8
補正入射波強度=300×0.8=240
補正透過波強度=160/0.8=200
減衰率=1−200/240=0.17
となる。
このように、発信された超音波中の如何なる程度がワークW1に入射されたのかを考慮した上で減衰率を求めることにより、減衰率を精確に求めることができる。さらに、この減衰率を考慮して超音波による評価を行うことにより、ワークW1、W2の内部抵抗の変化や溶融部40の界面位置の変化等を一層精確に評価することができる。
超音波の強度分布を測定する測定装置の概略構成図である。 発信された超音波の強度分布を示す分布図である。 図2の強度分布を積分することによって求められた、超音波の入射波率と接触面積との相関関係を示すグラフである。 スポット溶接装置の要部概略構成図である。 スポット溶接が進行して電極チップの先端がワークに埋入した状態を示す要部概略構成図である。 電極チップの先端がワークに対して傾斜した状態で埋入した状態を示す要部概略構成図である。 校正前の全抵抗と、校正によって求められたワークの内部抵抗の経時変化を示すグラフである。
符号の説明
10、32、34…電極チップ 12、36…送受信器
26…超音波探傷器 30…スポット溶接装置装置
38…受信器 40…溶融部

Claims (6)

  1. 抵抗溶接を行う電極チップにおける超音波を入射可能な部位の全面積と、前記部位がワークに対して接触した接触面積との比を求める電極チップの接触面積比評価方法であって、
    前記部位における接触面積と超音波の入射波率との相関関係を求める工程と、
    前記電極チップが前記ワークから離間した状態で該電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第1反射波の強度を測定する工程と、
    前記電極チップが前記ワークに当接した状態で前記超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第2反射波の強度を求める工程と、
    を有し、
    前記第1反射波と前記第2反射波との強度比である反射波率を下記の式(1)によって求めた後、前記ワークに入射された入射波の割合である入射波率を下記の式(2)によって求め、
    前記入射波率と前記相関関係から、前記部位がワークに対して接触した接触面積を求め、下記の式(3)によって接触面積比を求めることを特徴とする電極チップの接触面積比評価方法。
    反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(1)
    入射波率=1−反射波率 …(2)
    接触面積比=電極チップの接触面積/超音波を入射可能な部位の全面積 …(3)
  2. 請求項1記載の評価方法において、
    前記電極チップに組み込まれる超音波発振器から超音波を発信し、該超音波発振器の超音波強度分布を求めた後、前記超音波の強度が観測される最大範囲で前記強度分布を積分することによって前記部位の全面積を求める一方、前記超音波の強度が観測される範囲内で前記強度分布を積分することを繰り返して前記相関関係を求めることを特徴とする電極チップの接触面積比評価方法。
  3. 1組の電極チップに挟持されて抵抗溶接が行われているワークの瞬間内部抵抗を評価する内部抵抗評価方法であって、
    電極チップにおける超音波を入射可能な部位の全面積と、前記部位における接触面積と超音波の入射波率との相関関係を求める工程と、
    前記電極チップが前記ワークから離間した状態で該電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第1反射波の強度を測定する工程と、
    前記電極チップが前記ワークに当接した状態で前記超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第2反射波の強度を求める工程と、
    前記ワークに接触した前記1組の電極チップ間の全抵抗を求める工程と、
    を有し、
    前記第1反射波と前記第2反射波との強度比である反射波率を下記の式(4)によって求めた後、前記ワークに入射された入射波の割合である入射波率を下記の式(5)によって求め、
    前記入射波率と前記相関関係から、前記部位がワークに対して接触した接触面積を求めた後、下記の式(6)によって接触面積比を求め、
    さらに、下記の式(7)によってワークの瞬間内部抵抗を求めることを特徴とするワークの内部抵抗評価方法。
    反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(4)
    入射波率=1−反射波率 …(5)
    接触面積比=電極チップの接触面積/超音波を入射可能な部位の全面積 …(6)
    瞬間内部抵抗
    =前記1組の電極チップ間の全抵抗×接触面積比 …(7)
  4. 請求項3記載の評価方法において、
    前記電極チップに組み込まれる超音波発振器から超音波を発信し、該超音波発振器の超音波強度分布を求めた後、前記超音波の強度が観測される最大範囲で前記強度分布を積分することによって前記部位の全面積を求める一方、前記超音波の強度が観測される範囲内で前記強度分布を積分することを繰り返して前記相関関係を求めることを特徴とするワークの内部抵抗評価方法。
  5. 第1電極チップ及び第2電極チップに挟持されて抵抗溶接が行われているワークの内部における超音波の減衰率を評価する減衰率評価方法であって、
    前記第1電極チップ及び前記第2電極チップの双方が前記ワークから離間した状態で前記第1電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該第1電極チップの先端から反射された第1反射波の強度を測定する工程と、
    前記第1電極チップ及び前記第2電極チップの双方が前記ワークに当接した状態で前記超音波発振器から超音波を発信し、前記第1電極チップの先端から反射された第2反射波の強度を測定するとともに、前記第2電極チップに組み込まれた受信器に入射された透過波の強度を測定する工程と、
    を有し、
    下記の式(8)によって反射波率を求めた後、下記の式(9)によって入射波率を求め、
    下記の式(10)によって前記ワークに入射した超音波の補正入射波強度を求めた後、下記の式(11)によって補正透過波強度を求め、
    さらに、下記の式(12)によって減衰率を求めることを特徴とする超音波の減衰率評価方法。
    反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(8)
    入射波率=1−反射波率 …(9)
    補正入射波強度=第1反射波の強度×入射波率 …(10)
    補正透過波強度=透過波の強度/入射波率 … (11)
    減衰率=1−補正透過波強度/補正入射波強度 …(12)
  6. 抵抗溶接を行う電極チップを有する溶接ガンを具備したロボットのティーチング時に前記電極チップがワークに対して傾斜しているか否かを判別する電極チップの傾斜状態判別方法であって、
    前記電極チップが前記ワークから離間した状態で該電極チップに組み込まれた超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第1反射波の強度を測定する工程と、
    前記電極チップが前記ワークに対して垂直方向から当接した状態で前記超音波発振器から超音波を発信し、該電極チップの先端から反射された第2反射波の強度を求めた後、下記の式(13)によって求められる前記第1反射波と前記第2反射波との強度比である反射波率の経時変化を調べる工程と、
    を有し、
    ティーチングがなされた前記ロボットの前記電極チップが前記ワークに当接した際に前記反射波率の経時変化を調べ、この経時変化の低下幅が、前記電極チップが前記ワークに対して垂直方向から当接したときの前記反射波率の経時変化の低下幅に比して小さいとき、前記電極チップが前記ワークに対して傾斜していると判断する一方、経時変化の低下幅同士が一致するときに前記電極チップが前記ワークに対して垂直方向から当接していると判断することを特徴とする電極チップの傾斜状態判別方法。
    反射波率=第2反射波の強度/第1反射波の強度 …(13)
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