JP2010058665A - 車両用ドア制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドアを開けるための操作を直感的に理解し易い形で行うことを可能とする、これまでにない車両用ドア制御システムを提供する。
【解決手段】 車両用ドア制御システム1は、車両2のドア3の外面に表示される鍵穴画像Tを位置指示する位置指示操作(一次操作)を検知することによりECU50が第一のドア制御が実施されるとともに、その後、その指示位置を、鍵穴画像Tの円形部TA内で円軌跡を描くように動かす軌跡描画操作(二次操作)を検知することによりECU50が第二のドア制御が実施されるようにする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、車両のドアに係る制御を実施するための車両用ドア制御システムに関する。
特開2008−2095号公報
近年の車両におけるドア開閉に係るシステムとして、キーレスエントリーシステムやスマートエントリーシステム等のように、携帯キーと車両との無線通信により、ドアロック機構に対しアンロックの許可を与え、タッチ操作によりアンロック駆動を実施するものがある。ユーザーの意識しないところでアンロック許可が与えられ、タッチするだけでドアをアンロックできるため、ドアを開ける際のユーザーの操作負担が従来よりも大幅に軽減されるとともに、携帯キーの照合処理を伴うのでセキュリティ面での向上効果も得られている。
ところが、こうした無線通信を伴う車両のドア開閉システムでは、ドアのアンロック許可が与えられているか否か、ドアがロック状態にあるのかアンロック状態にあるのか等、ドアの現在の状態を直感的に認識できない。操作に対するアンサーバックとして操作直後に音や光による一時的な報知はなされるものの、操作の前後で切り替わる継続的な視覚変化は生じないため、現在のドアの制御状態(操作状態)を直感的に認識できない。従って、操作によるドアの制御状態の切り替わりを視覚的に追うことができず、一度でも現在の制御状態を見失うと次の操作の選択に迷い、煩わしい。例えば、アンロック操作をしたか否かを忘れてしまったときには、ドアを開ける操作をすればいいのか、アンロック操作を再びすればいいのか、どの操作を選択するかで迷い、迷ったあげくに誤った操作が選択される可能性もある。こうした操作への戸惑いは、従来のように、鍵穴にキーを差し込んで回す、といった操作に慣れた者が感じ易く、特に年配者に多い傾向がある。
また、こうした従来のキー操作に慣れた者にとって、近年のキーレスエントリーシステムやスマートエントリーシステムにおけるドア操作は、慣れないためか困難に感じるものも多く、もう少し分かり易い態様での実施を望む者もいる。
本発明の課題は、ドアを開けるための操作を直感的に理解し易い形で行うことを可能とする、これまでにない車両用ドア制御システムを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用ドア制御システムは、
車両において車外から視認可能となる予め定められた領域にドア制御受付領域を定めるとともに、当該ドア制御受付領域を、他の領域と識別可能なターゲット画像として表示するドア制御受付領域表示手段と、
車外のユーザーによって当該ターゲット画像を位置指示する形でなされる予め定められた位置指示操作を検知する位置指示操作検知手段と、
前記車両のドアを、施錠されている閉状態から、開錠されて開状態となるまでの間に必須に実施される複数のドア制御のうちの所定のドア制御を、前記ドア制御受付領域への前記位置指示操作が検知されたことに基づいて実施するドア制御実行手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によると、車外から視認可能となる車両上の領域に表示されるターゲット画像に向けて、車外のユーザーが位置指示することにより、所定のドア制御を実施するという、これまでにない車両用ドア制御システムを実現できる。画像を指示するという視覚を頼りにしたシンプルな操作であるから操作も容易であるし、直感的に理解し易い操作となっている。
なお、このドア制御受付領域は、円形部と方形部とが一体となった鍵穴形状とすることができる。鍵穴形状としてターゲット画像が表示されれば、ユーザーは、これを位置指示することによりドアの制御が実施されることを、直感的に意識できる。従来のように、鍵穴にキーを差し込んで回す、といった操作に慣れた者であっても、鍵穴形状のターゲット画像が表示されれば、これに対して実施する操作がドアの制御に関するものであることを直感的に理解できる。
本発明において、ドア制御受付領域表示手段による前記ターゲット画像の表示状態を、前記遠隔位置指示手段によって位置指示された場合と、位置指示されていない場合とで互いに異なるように切り替えるドア制御受付領域表示切替手段を設けることができる。この構成によると、ターゲット画像への位置指示操作によりターゲット画像の表示状態が変化するので、ドア制御が実施される適切な操作がなされたことを確実に視認できる。また、位置指示操作により所定のドア制御が実施されている間、変化後の表示状態でターゲット画像が継続表示されるようにすれば、ドアの制御状態(操作状態)を視覚から直感的に把握することができる。
また、本発明において、車外表面領域上において、前記車外のユーザーによる前記位置指示操作によって位置指示された指示位置を特定する指示位置特定手段と、特定された指示位置を、前記車外表面領域上において、前記ユーザーが視認可能なポインタ画像として表示する指示位置表示手段と、を設けて構成することができる。これにより、ユーザーによる位置指示操作により、車外表面領域のどの部分が指示されているかを視覚的に把握できるようになる。少なくともドア制御受付領域の周辺領域を含む所定の車外表面領域において位置指示操作による指示位置が表示されれば、指示位置をドア制御受付領域内に移動させる操作がより容易となる。
ところで、本発明におけるドア制御受付領域は、車両の各ドアの、車外から視認可能な位置に設定することができる。車両のドアにターゲット画像が表示されれば、ユーザーは、これを位置指示することでドアの制御が実施されることを、直感的に意識できる。特に、ドアに鍵穴形状のターゲット画像が表示されれば、ユーザーはより強くドアの制御を意識できる。具体的には、このドア制御受付領域(ターゲット画像)を表示するドア制御受付領域表示手段は、前記車両の各ドアに取り付けられるディスプレイとして設けることができる。
また、この場合、車外のユーザーに最も近いドアを特定するドア特定手段と、該ユーザーに最も近いと特定されたドアにのみ前記ターゲット画像が表示されるよう、前記ターゲット画像を表示するドアを指定するドア制御受付領域表示指定手段と、を設けることができ、さらに、ドア制御受付領域表示手段は、指定されたドアにおいてのみ前記ターゲット画像を表示するように構成できる。この構成によると、ユーザーに最も近いドアにターゲット画像が表示されるので、位置指示が容易となる。また、ユーザーに最も近いドアほどユーザーが乗り込む可能性が高いから、これにターゲット画像を表示することで、そのドアを開ける操作を実施する、ということを直感的に意識できる。また、ターゲット画像の表示が1箇所に限られるので、表示によって消費される車両電力を抑制できる効果もある。
ところで、本発明においては、位置指示操作検知手段により検知される位置指示操作を、ユーザーが携帯可能な携帯具により行うように構成できる。つまり、前記車外表面領域を車外から非接触な形で遠隔的に位置指示するための遠隔位置指示手段を有した携帯具を備えるとともに、位置指示操作検知手段は、前記車外のユーザーが前記携帯具の前記遠隔位置指示手段によって前記ドア制御受付領域を位置指示する操作を、前記位置指示操作として検知するものとして構成する。これにより、ユーザーが携帯可能な専用の指示具(携帯具:例えば、携帯電話や携帯キー、杖等)を用いてドア制御受付領域(ターゲット画像)を位置指示させる構成となるので、その専用の指示具を有効利用することにより、位置指示操作検知手段による位置指示の検知精度を増すことが可能となる。
例えば、携帯具の前記遠隔位置指示手段は、予め決められた波長の光(例えば赤外線)を、当該携帯具における予め定められた出力方向に向けて出力する光出力部とすることができ、他方、位置指示操作検知手段は、前記ドア制御受付領域に配置されて前記光出力部から出力される光を検出する光検出部を有して構成することができ、前記光出力部から出力される光を前記光検出部に照射する光照射操作を前記位置指示操作と定め、当該位置指示操作を前記光検出部による前記光の検出結果に基づいて、前記位置指示操作を検知するものとできる。光の照射で位置指示を直線的に正確に行えるし、車外表面領域での反射で指示位置を視認することも可能となる。
なお、この場合の指示位置の表示は、車外表面領域での反射光を用いるのではなく、他の方法を採用することもできる。例えば、指示位置特定手段は、ドア制御受付領域及びその周辺領域を含んだ所定領域にマトリクス状に配置された複数の光検出部とし、さらに、指示位置表示手段は、ターゲット画像を表示するとともにそれら光検出部を車外側から被う形で配置された透明ELディスプレイであり、前記透明ELディスプレイを透過する前記携帯具の光出力部からの照射光を前記光検出部が検出した場合には、検出した光検出部の車外側に位置する、当該光検出部に対応するディスプレイ領域を、残余の領域とは異なる表示状態に切り替える形で表示することができる。この構成とすると、ターゲット画像を表示するディスプレイを用いてポインタ画像を表示できるし、位置指示操作検知手段(光検出部)がディスプレイの背後に位置するから、これがディスプレイ表示の視認性を落とすこともない。
また、位置指示操作は、携帯具を用いない方法でもよい。例えば、車外において前記車両のドアを視認可能な位置に存在する前記ユーザーを撮影する車外撮影手段を設け、前記位置指示操作検知手段は、前記ユーザーによる身体動作のうち前記ドア制御受付領域(ターゲット画像)を指し示す予め決められた指示動作を前記位置指示操作として定め、当該位置指示操作を前記車外撮影手段による撮影画像に基づいて前記指示動作の有無の特定し、その特定結果に基づいて、前記位置指示操作を検知するように構成することもできる。例えばユーザーの手や指の向きによってターゲット画像を指し示す操作を位置指示操作として検知するように構成でき、ユーザーが携帯具を所持する手間を省略できる。
ところで、本発明において、前記所定のドア制御を第一のドア制御と定め、かつ前記ドア制御実行手段を第一のドア制御実行手段と定め、前記位置指示操作検知手段により前記位置指示操作が検知された後に、当該位置指示操作とは異なる形でなされる予め定められた二次操作を検知する二次操作検知手段と、前記二次操作が検知されたことに基づいて、前記第一のドア制御よりも前記ドアの開状態に近い段階で実施される第二のドア制御を実施する第二のドア制御実行手段と、を設けて構成することができる。これにより、位置指示操作を一次操作とし、それに続く二次操作によって、次段階のドア制御を実施することができる。
この第二のドア制御は、前記第一のドア制御が実施された状態において実施が許可され、前記第一のドア制御が実施されていない状態においては実施が禁止される制御として定めることができる。車両のドアを、施錠されている閉状態から、開錠されて開状態となるまでの間に実施される各種ドア制御は、セキュリティを考慮して、1つ1つをクリアしていく形で次の制御へと進むものであるから、何かがスキップされる形で制御が進むことは望ましくない。従って、位置指示操作を一次操作とするのであれば、その後の二次操作で実施される第二のドア制御は、一次操作による第一のドア制御が実施されたことを前提に可能となる制御とされるべきである。例えば、第二のドア制御を、前記車両のドアロックを開錠する開錠駆動制御とし、第一のドア制御を、前記開錠駆動制御を禁止するよう設定された開錠禁止モードを開錠許可モードに切り替えるものとすることができる。また、第二のドア制御を、前記車両のドアを開けるための開駆動制御とし、第一のドア制御を、前記車両のドアロックを開錠する開錠駆動制御とすることもできる。
また、二次操作検知手段は、前記ドア制御受付領域内への前記位置指示操作が前提となる操作として定めることができる。これにより、二次操作の前に必ず一次操作がなされる構成となるから、第一のドア制御から第二のドア制御へと順を経て実施されるようになる。
具体的に言えば、前記二次操作は、前記位置指示操作によって位置指示した指示位置を、前記ドア制御受付領域内において予め定められた軌跡を描くように動かす操作と定めることができ、この場合、前記ドア制御受付領域、又は当該ドア制御受付領域及びその周辺領域において、前記車外のユーザーによる前記位置指示操作によって位置指示された指示位置を特定する指示位置特定手段と、特定された前記指示位置に基づいて、前記位置指示操作により位置指示された指示位置の軌跡を特定する指示軌跡特定手段と、を設けた構成とし、前記二次操作検知手段は、特定された該軌跡に基づいて、前記二次操作を検知するように構成できる。これにより、ドア制御受付領域が位置指示される段階で第一のドア制御が実施され、この状態から所定軌跡を描く操作がなされた段階で二次操作が受け付けられるので、必然的に一次操作の後に二次操作がなされる構成となるから、実施されるドア制御の順序が逆になることがない。なお、ここでの指示位置特定手段は、既に述べた、指示位置を、前記車外表面領域上において、前記ユーザーが視認可能なポインタ画像として表示するために、車外のユーザーによる前記位置指示操作によって位置指示された指示位置を特定する指示位置特定手段に兼用させることで、全体構成を簡略化できる。
また、上記構成において、二次操作は、前記携帯具の前記遠隔位置指示手段を用いた前記位置指示操作による位置指示によって、前記軌跡を描く操作と定めることができる。この遠隔位置指示手段が、上述した光出力部とされている場合には、指示位置特定手段は、前記ドア制御受付領域及びその周辺領域にマトリクス状に配置された複数の前記光検出部とすることができ、前記光出力部から照射される光を最大レベルで検出した前記光検出部の位置を、前記位置指示操作による指示位置と特定するように構成できる。これにより、簡易に指示位置を特定することが可能となる。
また、既に述べた、車外撮影手段による撮影画像によってドア制御受付領域内への位置指示を検知する構成を有する場合に、指示位置特定手段は、当該車外撮影手段による撮影画像に基づいて、前記位置指示操作をなす前記指示操作により指し示された指示位置を特定するように構成できる。撮影手段を兼用化することができるので、構成を簡略化できる。
なお、ドア制御受付領域(ターゲット画像)が鍵穴形状を有するのであれば、二次操作は、前記位置指示操作によって位置指示した指示位置を、前記鍵穴形状をなすドア制御受付領域の円形部内において閉曲線を描くように動かす操作とすることができる。これにより、鍵穴内でキーをひねる、従来のキー操作を連想する操作となるので、操作及びそれに伴うドア制御を直感的に理解し易くなる。また、二次操作は、前記位置指示操作によって位置指示した指示位置を、前記鍵穴形状をなす前記ドア制御受付領域の前記円形部内から前記方形部内に移動させる操作とすることもできる。この操作も、鍵穴内でのキー操作を連想させるから、操作及びそれに伴うドア制御を直感的に理解し易くなる。
また、二次操作によって描かれる前記指示位置の軌跡を表示する指示軌跡表示手段を設けて構成することもできる。これにより、所定の軌跡を描く操作が容易となる。なお、指示軌跡表示手段は、前記二次操作によって表示される指示位置の軌跡を、新たに描かれた側から予め定められた長さだけ表示する、あるいは、前記二次操作によって表示される指示位置の軌跡のうち、表示されてから所定時間が経過した部分を非表示としていく形で表示する等、表示される軌跡の長さを制限することで、軌跡表示が見やすくなる。
ところで、本発明において、車外において前記車両のドアに接近するユーザーが当該車両の登録ユーザーであるか否かを判定するユーザー認証手段と、前記ドア制御受付領域表示手段に対し、前記登録ユーザーであると判定された場合には前記ターゲット画像の表示を許可し、前記登録ユーザーでないと判定された場合には前記ドア制御受付領域の表示を禁止するドア制御受付領域表示制限手段と、を設けた構成とすることができる。これにより、正規のユーザー以外の場合はターゲット画像が表示されないので位置指示操作ができなくなるから、セキュリティの向上を図ることができる。また、ターゲット画像が無駄に表示されなくなるので、車両電力の消費を抑制することもできる。
ユーザー認証手段としては、例えば、前記登録ユーザーの顔画像を記憶する顔画像記憶手段と、前記車両のドアに接近する車外のユーザーの顔画像を撮影する顔画像撮影手段と、撮影された前記顔画像と顔画像記憶手段に記憶されている顔画像とに基づいて、前記顔画像を撮影された前記ユーザーが前記登録ユーザーであるか否かを判定する登録ユーザー判定手段と、を備えた顔認証手段などを例示できる。
なお、車外において前記車両のドアに接近するユーザーが当該車両の登録ユーザーであるか否かを判定するユーザー認証手段を有した構成において、指示位置表示手段に対し、前記登録ユーザーであると判定された場合には前記ポインタ画像の表示を許可し、前記登録ユーザーでないと判定された場合には前記ポインタ画像の表示を禁止する指示位置表示制限手段を設けることもできる。これにより、正規のユーザー以外の場合は指示位置が分からなくなるので、位置指示操作が困難となり、セキュリティの向上を図ることが可能となる。また、車外において前記車両のドアに近接するユーザーが当該車両の登録ユーザーであるか否かを判定するユーザー認証手段を有した構成において、前記登録ユーザーであると判定された場合には前記ドア制御の実行を許可し、前記登録ユーザーでないと判定された場合には前記ドア制御の実行を禁止するドア制御制限手段と、を設けた構成としても、セキュリティの向上を図ることができる。許可ないし禁止されるドア制御は、上記第一のドア制御及び第二のドア制御の双方又はいずれかであってもよいが、先に実施される第一のドア制御であるほうが望ましい。
(第一実施形態)
まず、本発明の車両用ドア制御システムの第一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の車両用ドア制御システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示す車両用ドア制御システム1は、ユーザーUが携帯可能な携帯機(携帯具)100と、車両2側の各種機器とにより構成されている。
車両2側の各種機器は、携帯機100との無線通信を行う電波送受信機10と、携帯機100から出力される予め決められた波長の光線(ここでは赤外線)Rを検出する光検出機(ここでは赤外線受信機)20と、3Dセンサとして機能する磁気送受信機30と、車両2において車外から視認可能となる車外表面領域に定められた所定のドア制御受付領域4に他の領域と識別可能となるようターゲット画像Tを表示する表示装置(ディスプレイ:ドア制御受付領域表示手段)40と、車両2のドア3(トランクを含んでもよい)のロック/アンロックやドア3の電動開閉等のドア制御の主体となるECU(ここではボデーECU)50と、を有して構成され、これらが互いに通信可能に接続している。
電波送受信機10は、電波送受信部11と、応答時間演算部12と、ユーザー位置演算部13と、ID照合部14と、ターゲット画像表示要求部(鍵穴表示要求部)15と、を備えて構成される。本実施形態の電波送受信部11は、図5に示すように、車両2の各ドア3(3a〜3d)に取り付けられ、それぞれ(11a〜11d)が,取り付けられた各ドア(3a〜3d)に対応付けられている。
電波送受信部11(11a〜11d)の各々は、携帯機100を探索するために該携帯機100に対し応答信号の無線送信を要求する探索信号を車外に定期的に無線出力して、当該応答信号を受信する。応答時間演算部12は、各電波送受信部11(11a〜11d)において受信した応答信号に基づいて、探索信号の出力から当該応答信号の受信までに要した時間(応答時間)を、電波送受信部11(11a〜11d)毎に算出し、その結果をユーザー位置演算部13に送信する。ユーザー位置演算部13では、算出された応答時間に基づいて、車外周辺に存在する携帯機100(つまりは携帯機100を所持するユーザーU)の存在位置を特定する。そして、特定された携帯機100(ユーザーU)の存在位置を示すユーザー位置情報を表示装置40に送信する。
さらに、電波送受信部11は、探索信号に対する所定の応答信号を無線出力した携帯機100から当該応答信号を無線受信する。そして、このように応答した携帯機100に対し、該携帯機100固有のIDコードを要求する要求信号を無線出力して、当該IDコードを含む信号を無線受信する。ID照合部14は、別途記憶されているマスターコードとの照合処理を実施して、その照合結果をターゲット画像表示要求部(鍵穴表示要求部)15に送信する。ターゲット画像表示要求部15は、照合結果が照合一致(照合OK)であれば携帯機100(つまりは携帯機100を所持するユーザーU)が正規のものであると判定し、表示装置40に対しターゲット画像表示要求信号(鍵穴表示要求信号)を送信する。一方、照合結果が照合不一致(照合NG)であれば携帯機100(つまりは携帯機100を所持するユーザーU)が正規のものでないと判定し、表示装置40に対しターゲット画像表示要求信号(鍵穴表示要求信号)を送信しない。
光受信機20は、光受信部21と、受信箇所演算部22と、画面汚れ判定部23と、ドアアンロック要求部24と、ドアオープン要求部25、を備えて構成される。
光受信部21は、車両2の各ドア3(3a〜3d)に設定されるドア制御受付領域4及びその周辺領域を含む車両外面領域にそれぞれ配置されており、それぞれが対応するドア3に対し携帯具100から送信された光Rを検出する。具体的に言えば、各ドア3(3a〜3d)の光受信部21は、図7に示すように、各ドア3(3a〜3d)の表示部45の画面の裏面側で当該画面に覆われた領域に、マトリクス状に配置された複数の光検出部21Pからなり、各光検出部21Pの検出結果が受信箇所演算部22に送信される。なお、ここでの光検出部21Pは、例えばフォトダイオードやフォトトランジスタ等とすることができる。
受信箇所演算部22は、各光検出部21Pの検出結果に基づいて、携帯具100から送出される光線Rが当たる形で指示される指示位置、即ち、車外のユーザーUによる位置指示操作によって位置指示された指示位置を特定する指示位置特定手段として機能する。具体的に言えば、光受信部21の中で光を最大レベルで検出した光検出部21Pを特定する。そして、特定された光検出部21Pの位置を、携帯具100から送出される光線Rが当たった指示位置とし、その指示位置情報を、ドアアンロック要求部24及びドアオープン要求部25、さらには表示装置40に送信する。
画面汚れ判定部23は、車両2の各ドア3(3a〜3d)に設けられる表示部45の画面の汚れをそれぞれ判定し、汚れのレベルが所定レベルを越えた表示部45があった場合には、その表示部45による後述するターゲット画像の表示を別の表示部45に切り替えるべく、表示位置決定部41に対し当該表示部45におけるターゲット画像の表示を禁止する制御信号を出力する。なお、表示部45の画面の汚れ判定は、携帯具100から送出される光線Rが当たった指示位置がドア制御受付領域4内であると判定された場合に、当該光線Rを受信した光受信部21における受光強度が、予め定められた閾レベルを下回る場合に、当該ドア制御受付領域4に対応するドア3の表示部45が汚れていると判定する。
ドアアンロック要求部24は、受信した指示位置情報に基づいて、携帯具100から送出される光線Rが当たった指示位置が、ドア制御受付領域4内であるか否かを判定する。つまり、このドアアンロック要求部24は、車外のユーザーによってドア制御受付領域4(ターゲット画像T)を位置指示する形でなされる所定の位置指示操作があったか否かを検知する位置指示操作検知手段として機能する。このドアアンロック要求部24は、ドア制御受付領域4内であると判定した場合には、ECU50にドアアンロック要求信号を送信し、さらに本実施形態においては、このドアアンロック要求信号を表示装置40にも送信する。
ドアオープン要求部25は、受信した指示位置情報に基づいて、携帯具100から送出される光線Rが当たった指示位置が、ドア制御受付領域4内において予め定められた軌跡を描くように移動したか否かを判定する。つまり、このドアオープン要求部25は、携帯具100からの光線Rの照射による位置指示操作が検知された状態で、当該位置指示操作とは異なる形でなされる予め定められた二次操作を検知する二次操作検知手段として機能する。このドアオープン要求部25は、当該軌跡を描いたと判定された場合には、ECU50にドアオープン要求信号を送信する。
表示装置40は、表示位置決定部41と、ターゲット画像表示制御部(鍵穴表示制御部)42と、位置指示操作軌道表示制御部(赤外線軌道表示制御部)43と、ターゲット画像表示状態制御部(鍵穴色制御部)44と、各ドア3(3a〜3d)に設けられた表示部45(45a〜45d)とを備えて構成されている。
各表示部45(45a〜45d)は、例えば周知のカラー表示装置とすることができ、図7に示すように、鉄板ないし硬化樹脂で形成されたドア部材9b,9cにより、ドアに車内向きに窪む凹部を形成して、これに嵌め込む形で取り付けられている。なお、ドア部材9b、9cを含むドアの露出表面には、透明な薄い樹脂層9aが形成され、それら露出表面を保護している。なお、本実施形態における表示部45(45a〜45d)は、透明EL(Electroluminescence)ディスプレイである。その裏面側(車内側)には、既に述べたマトリクス状に配置される光検出部21Pを有しており、透明ELディスプレイを透過した光をそれら光検出部21Pにて検出することが可能である。どの光検出部21Pが光を最も強く検出したかを特定することにより、当該ディスプレイ上に当たった光の位置を特定することが可能となり、本実施形態においては、その光の当たった指示位置にポインタ画像P等を表示することが可能とされている。
表示位置決定部41は、ユーザー位置演算部13から送信されたユーザー位置情報に基づいて、携帯機100(ユーザーU)に最も近い位置にあるドア3を特定する(ドア特定手段)。さらに、特定されたドア3の表示部45を、ドア制御受付領域4を示すターゲット画像Tを表示する表示部に決定する(ドア制御受付領域表示指定手段)。ただし、画面汚れ判定部23にて、携帯機100(ユーザーU)に最も近い位置にあると特定された表示部45が汚れていると判定されている場合には、その次に携帯機100(ユーザーU)に近い位置にあると特定された表示部45を、ターゲット画像Tを表示する表示部に決定する。
ターゲット画像表示制御部(鍵穴表示制御部)42は、決定された表示部45において、ドア制御受付領域4をターゲット画像Tとして表示する。ここでのドア制御受付領域4は、円形部TAと方形部TBとが一体となった鍵穴形状を有しており、その表示は、同じ鍵穴形状を有したターゲット画像(ここでは鍵穴画像)Tとして、ドア制御受付領域4に表示する。また、ターゲット画像Tを表示したドア3を特定可能なターゲット画像表示ドア情報を、光受信機20の受信箇所演算部22に送信している。これを受信した受信箇所演算部22は、携帯具100から送出される光線Rを検出した光受信部21に対応するドア3が、ターゲット画像Tを表示したドア3と一致するか否かを判定し、一致していなければ、ドアアンロック要求部24とドアオープン要求部25、さらには表示装置40への指示位置情報の送信を禁止する。
なお、ターゲット画像表示制御部(鍵穴表示制御部)42は、車外光量を検出するために周知のフォトダイオードやフォトトランジスタとして構成される照度センサ(車外光量検出手段)80から、検出結果の入力を受けるように構成されている。そして、図3に示すように、検出された車外光量が所定の閾レベルを上回る場合には、ターゲット画像Tの表示を第一の表示状態にて表示するようにし、所定の閾レベルを上回らない場合には、ターゲット画像Tの表示を、第一の表示状態よりも明るい第二の表示状態にて表示するようにする制御も実施する。
位置指示操作軌道表示制御部(赤外線軌道表示制御部)43は、受信箇所演算部22から受信した指示位置情報に基づいて、携帯具100から送出される光線Rによる指示位置(照射位置)を特定する。そして、特定された指示位置に、ユーザーが視認可能となるポインタ画像Pを表示する(指示位置表示手段)。さらに、携帯具100から送出される光線Rによる指示位置を予め定められた時間の間、ドア制御受付領域4(ターゲット画像T)及びその周辺領域とは異なる表示状態に保持する表示制御を実施する(指示軌跡表示手段)。これにより、携帯具100から送出される光線Rが当てられた指示位置は一定期間別の表示状態となり、指示位置が移動するに伴いその軌跡が表示されるようになるから、その軌跡をユーザーUが視認できる。ここでは、携帯具100から送出される光線Rによる指示位置を予め定められた時間の間、ドア制御受付領域4(ターゲット画像T)及びその周辺領域とは色が異なる状態で表示する。点滅表示等にすることで表示状態を変えてもよい。
ターゲット画像表示状態制御部(鍵穴色制御部)44は、ドアアンロック要求部24からのドアアンロック要求信号の受信、即ちドア制御受付領域4(ターゲット画像T)内に携帯具100から送出される光線Rが照射されたことに基づいて、ターゲット画像Tの表示状態をこれまでとは異なる表示状態に変更する表示制御を実施する。つまり、このターゲット画像表示状態制御部44は、ターゲット画像Tの表示状態を、携帯具100からの光線Rによって位置指示された場合と、位置指示されていない場合とで互いに異なる表示状態となるように切り替えるドア制御受付領域表示切替手段として機能する。この表示状態変化が生じることで、ドアアンロックがなされたことをユーザーUが視認できる。ここでは、その表示状態の変化として、ターゲット画像の色を変更する。点滅表示等にすることで表示状態を変えてもよい。
ECU50は、CPU,ROM,RAM等を備えた周知の構成を有しており、車両2のドア3を、施錠されている閉状態から、開錠されて開状態となるまでの間に必須に実施される複数のドア制御のうちの予め定められた第一のドア制御を、ドア制御受付領域4(ターゲット画像T)への位置指示操作が検知されたことに基づいて実施する第一のドア制御実行手段として機能するととともに、位置指示操作に続く二次操作が検知されたことに基づいて、第一のドア制御よりもドア3の開状態に近い段階で実施される第二のドア制御を実施する第二のドア制御実行手段として機能する。なお、第二のドア制御は、前記第一のドア制御が実施された状態において実施が許可され、前記第一のドア制御が実施されていない状態においては実施が禁止される制御として定められており、一次操作の後の二次操作によって実施される第二のドア制御は、一次操作による第一のドア制御が実施されたことを前提に可能となる制御となっている。
ここでのECU50は、ドアロック制御部51と、ドアオープン制御部53とを有している。ドアロック制御部51は、ドア3のロック/アンロックを切り替えるためにドアロック機構を駆動する駆動部であるドアロックモータ61の駆動制御(ドアロック制御/ドアアンロック制御)を実施する。ドアオープン制御部53は、ドア3を電動開閉駆動するための駆動部であるドアオープンモータ63の駆動制御(ドアオープン制御/ドアクローズ制御)を実施する。また、ECU50は、ロックポジションスイッチ62の検出結果の入力を受けて、ドアロックがロック状態にあるかアンロック状態にあるかを所定の記憶部52にて記憶しており、そのロック/アンロック状態を示す信号が、常にドアオープン要求部25に入力されている。
このECU50は、第一のドア制御として、ドアアンロック要求部24からのドアアンロック要求信号の受信に基づいて、ドアロック機構をアンロック状態とするべくドアロックモータ61を駆動する制御を実施する。一方で、このECU50は、第二のドア制御として、ドアオープン要求部25からのドアオープン要求信号の受信に基づいて、ドアを開状態とするべくドアオープンモータ63を駆動する制御を実施する。
一方、携帯機(携帯具)100は、車両2の外面を車外から非接触な形で遠隔的に位置指示することができる遠隔位置指示機能(遠隔位置指示手段)を有して構成されている。本実施形態においては、遠隔位置指示機能として、所定の波長の光線(ここでは赤外線)Rを照射する光送信部(赤外線送信部)102を有しており、車両2の各ドア3(3a〜3d)のドア制御受付領域4に設けられた光受信部21に対し、車外のユーザーUが光送信部102から出力される光線Rを当てる操作を位置指示操作としている。そして、当該光線Rの当たった位置が指示位置として光受信機20により検知される。
なお、本実施形態の携帯機100は、光送信部102の光線出力方向(位置指示方向)Aが車両2側となったことを検知する姿勢検知機能(携帯機姿勢検知手段)が設けられており、これが検知された場合に、所定の波長の光線Rが出力され、それ以外の方向を向いている場合には当該光線Rが出力されないよう構成されている。これにより、光送信部102から出力される光線Rが常時照射されることが無いようになり、さらには、ユーザー操作を強いられることなく照射操作(位置指示操作)が可能となる。なお、本実施形態においては、3次元姿勢検知センサ(3Dセンサ)として磁気送受信機30が設けられており、これにより、携帯機の姿勢を特定し、携帯機100の光送信部102の光線出力方向(位置指示方向)Aが車両2側を向いているか否かを判定する。
具体的に言えば、まずは車両2側の磁界発生部(磁気送信部)31の出力に対し、携帯機100側の磁気受信部103の3軸の受信アンテナが基準磁界信号を受信する。そして、携帯機100の携帯機角度演算部(姿勢判定部)104が、それぞれの受信アンテナの受信信号に基づいて、携帯機100の光送信部102の光線出力方向(位置指示方向)Aが車両2側を向いているか否かを判定し、車両2側を向いていると判定された場合に、光送信部102に対し光線出力を実施させる制御信号を出力する。これを受信した光送信部102は、図10(b)に示すように、光線Rの出力を開始する。一方、当該光線出力が実施されていた状態で、携帯機100の携帯機角度演算部104が、光送信部102の光線出力方向(位置指示方向)Aが車両2側を向いていないと判定した場合には、光送信部102に対し光線出力を停止させる制御信号を出力する。これを受信した光送信部102は、図10(a)に示すように、光線Rの出力を停止する。なお、交流磁界を用いた姿勢検知方法については、特開2004−145526等に詳説されている。
以下、第一実施形態において実施されるドア制御の流れを、図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、S1にて、車外のユーザーUが車両2に接近したことを検知する。これは、図5に示すように、車両2の電波送受信部11から定期的に無線送信される探索信号に対し、携帯機100側(ユーザーU側)の電波送受信部101から応答信号を受けたか否かにより検知する。
S2では、車両2に接近したユーザーUが正規ユーザーであるか否かを判定する。この判定は、図5に示すように、S1で検知された携帯機100に対し、車両2の電波送受信部11からIDコードを要求する要求信号を無線出力して、その応答信号として、携帯機100側(ユーザーU側)の電波送受信部101から無線受信するIDコードと、別途車両2側で記憶しているマスターコードとの照合処理を実施し、照合一致(照合OK)であれば正規ユーザー、照合不一致(照合NG)であれば正規ユーザーでないと判定する。正規ユーザーと判定された場合に限り、ターゲット画像T及びポインタ画像P(さらには軌跡画像S)の表示を許可し、ターゲット画像表示要求信号(鍵穴表示要求信号)を表示装置40に出力してS3に進む。なお、本実施形態では、表示されているターゲット画像Tへの位置指示操作(光線照射操作)により所定のドア制御が実施されるので、ターゲット画像Tの表示を制限することは当該ドア制御の実施を制限することと同義である。
S3では、ターゲット画像表示要求信号を受けた表示装置40がターゲット画像Tを表示する。具体的には、図6に示すように、表示位置決定部41にて決定された表示部45において、ターゲット画像Tを表示する。表示位置決定部41では、S1にて無線受信した探索信号に基づいて応答時間演算部12及びユーザー位置演算部13が特定する携帯機100(つまりは携帯機100を所持するユーザーU)の存在位置と、画面汚れ判定部23の判定結果とに基づいて、ユーザーUに最も近く、なおかつ汚れていない表示部45を、ターゲット画像Tを表示する表示部として決定し、表示を実行する。
このとき携帯機100では、光送信部102が照射スタンバイ状態となっている(S4)。そして、図10(b)に示すように、携帯機100の光送信部102の光線出力方向(位置指示方向)Aが車両2側を向いているか否かを判定する(S5)。この判定は、3次元姿勢検知センサ(3Dセンサ)をなす磁気送受信機30にてなされ、携帯機100の光送信部102の光線出力方向(位置指示方向)Aが車両2側を向いていると判定されている場合には、携帯機100側の磁気送受信機30(携帯機角度演算部104)から光送信部102に対し光線出力を実施させる制御信号を出力し(S5:Yes)、光送信部102から所定波長の光線出力(ここでは赤外線の出力)が実施される(S6)。一方、車両2側を向いていると判定されていない場合には光線出力を実施させる制御信号は出力されず、所定時間(例えば10秒)が経過しても車両2側を向いていると判定されない場合には(S14:Yes)、ターゲット画像Tを非表示とする。
S6にて所定の光線Rが携帯機100から照射され、これが車両2の表示部45に当たると、S7において、図8(a)及び図9(a)に示すように、当たった部分が視認できるよう、その部分の表示状態が残余の部分とは異なるように変更される。これは照射した光線Rが車両表面で反射して視認できるならば、その反射によって光って見えるだけでもよいが、より見易くするために、本実施形態ではS7にて、この当たった部分が表示部45の画面領域内にある場合には、受信箇所演算部22によってその当たった位置が特定され、ポインタ画像軌跡表示制御部43によって、当該画面上におけるこの当たった部分と同じ領域にポインタ画像Pが表示される。このポインタ画像Pは、表示部45の残余の画面領域とは異なる表示状態で表示されるものであり、ここでは、残余の画面領域とは異なる色により表示される。また、このポインタ画像軌跡表示制御部43によって、ポインタ画像Pが表示された領域は、所定時間の間、ポインタ画像Pにより位置指示されたことが明らかとなるよう残余の領域とは異なる表示状態で表示される状態が継続する。これにより、図9に示すように、携帯機100から照射された光線Rの移動軌跡が軌跡画像Sとして表示される。なお、現在位置指示されているポインタ画像Pと、現在は位置指示されていないがポインタ画像Pの移動軌跡として表示されている軌跡画像Sとを同じ表示状態にて表示してもよいが、互いに異なる表示状態とすることで、現在の指示位置をより視認し易くなる。ここでは、ポインタ画像Pが軌跡画像Sよりも高輝度で表示される。
なお、本実施形態においては、初期状態(ターゲット画像Tの非表示状態)においては、ユーザーUに最も近いドア3の表示部45にてターゲット画像Tが表示されるが、携帯機100から照射される光線Rが他の表示部45を照射した場合には、ターゲット画像Tは、照射された表示部において表示され、これまでに表示されていた表示部45では非表示とされる。さらに、本実施形態においては、表示されたターゲット画像Tのみがドア制御受付領域4として機能するように設定され、ターゲット画像Tが表示されていないドア制御受付領域4は、携帯機100からの光線Rが照射されてもその入力は無効化され、ドア制御に反映されることはない。(ドア制御制限手段)。ターゲット画像Tが表示されていないドアの光受信部を検知停止状態としてもよい(位置指示操作検知制限手段)。これにより、ドア制御を実施する対象となるドア3を、ユーザーUが選択可能となる。
続くS8にて、携帯機100から照射される光線Rが、表示されているターゲット画像T(ドア制御受付領域4)内を照射すると、図8(b)及び図9(b)に示すように、ターゲット画像Tがこれまでとは異なる表示状態となる。ターゲット画像T内が照射されたか否かの判定は、受信箇所演算部22での演算結果に基づいて、ドアアンロック要求部24により実施される。ドアアンロック要求部24は、ターゲット画像T内が照射されたと判定した場合には、ECU50と表示装置40とにドアアンロック要求信号を送信して、S9に進む。
S9では、ECU50のドアロック制御部51が、ドアアンロック要求部24からのドアアンロック要求信号の受信に基づいて、対応するドア3のドアロック機構をアンロック状態とするべくドアロックモータ61を駆動する制御を実施する。これにより、ドアロックがアンロック状態となって、ドア3を開状態とすることが可能となる。一方で、ECU50内のドアロック状態を記憶する記憶部52にはドアロックがアンロックとなったことが記憶されるとともに、ドアオープン要求部25に対してドアロックがアンロックされたことを示す制御信号が出力される。
また、これと同時にS10では、表示装置40が、ドアアンロック要求部24からのドアアンロック要求信号の受信に基づいて、現在表示されているターゲット画像Tの表示状態をこれまでとは異なる表示状態に変更する。ここでは、ターゲット画像Tの表示色が変更される。
続くS11では、携帯機100からの光線Rによりターゲット画像T(ドア制御受付領域4)内が照射される位置指示操作(一次操作)がなされた状態で、なおかつ、ターゲット画像T内において、ポインタ画像Pに、所定の軌跡を描かせる所定軌跡描画操作(二次操作)がなされたか否かが判定される。本実施形態においては、鍵穴形状をなすターゲット画像Tの円形部TA内において、ポインタ画像Pの移動軌跡が円軌跡を描いたか否かを判定する。この判定は、ドアオープン要求部25が、受信箇所演算部22の演算結果に基づいて実施し、所定の軌跡(ここでは円軌跡)が描かれたと判定された場合には、ECU50にドアオープン要求信号を送信して、S12に進む。ただし、ドアオープン要求信号の送信は、所定軌跡が描かれただけではなく、ドアロックがアンロックされていることが前提になされる。
S12では、ECU50のドアオープン制御部53が、ドアオープン要求部25からのドアオープン要求信号の受信に基づいて、対応するドア3を開状態とするべくドアオープンモータ63を駆動する制御を実施する。これにより、図11に示すようにドア3が開く。ただし、全開状態とする必要はなく、アンラッチ状態とするに留める。図11はドアの開状態が強調して示されており、実際のドア3の開変位は図11よりも少ない。なお、何らかの操作(例えば他ユーザーのマニュアル操作)でドアロックがロック状態となってしまっている場合には当然、ドア3を開状態とするドアオープンモータ63の駆動は禁止される。
続くS13では、ドア3が開状態となったことに基づいて、図11に示すようにターゲット画像Tが非表示となる。
これにより、本処理は終了となる。なお、本処理は終了後も所定周期で繰り返し実行されるものである。
なお、上記処理において表示部45に表示されるターゲット画像Tは、車外が一定以上明るい場合には通常よりも暗く表示され、車外が一定以上暗い場合には通常よりも明るく表示される。本実施形態においては、図3に示すように、ターゲット画像表示制御部(鍵穴表示制御部)42が、照度センサ80により検出された車外光量が所定の第一の閾レベルを上回る場合には(S21:Yes)、ターゲット画像Tの表示を通常表示状態よりも暗い暗表示状態にて表示するようにし(S22)、第一の閾レベルよりも低く設定された第二の所定の閾レベルを上回らない場合には(S23:Yes)、ターゲット画像Tの表示を、通常表示状態よりも明るい明表示状態にて表示するようにし、それ以外の場合は、通常表示状態にて表示する制御も実施する。
また、上記処理において表示部45に表示されるターゲット画像Tは、画面汚れ判定部23において、汚れのレベルが所定レベルを越えると判定された表示部45での表示は禁止される。本実施形態においては、図4に示すように、ターゲット画像Tを表示するように決定された表示部45において、画面の汚れのレベルが所定レベルを越える場合には(S31:Yes)、他のドア3に画面の汚れのレベルが所定レベルを越えない、汚れていないドア3があるか否かを判定する(S32)。ある場合には、ユーザーUに最も近い位置にある汚れていないドア3を特定して、当該ドア3の表示部45をターゲット画像Tを表示する表示部として決定する。なければ、汚れていても、先に決定されていた表示部45にて、そのままターゲット画像Tを表示する。
(第二実施形態)
本発明の車両用ドア制御システムの第二実施形態を、図面を参照して説明する。なお、上記実施形態との共通の構成部分いついては同様の符号を付することで説明を略する。
図12は、本発明の第二実施形態における車両用ドア制御システムの全体構成を示すブロック図である。図13に示す車両用ドア制御システム1は、携帯機(携帯具)100を必要とせず、さらには、電波送受信機10や光検出機20、磁気送受信機30を必要とせず、これらに代わって車外を撮影する撮影装置(画像認識カメラ)70を有した構成とされている。
撮影装置70は、撮影手段7(7a〜7d)と、撮影画像記憶部71と、指軌跡演算部72と、ユーザー位置演算部73と、ユーザー照合部74、ターゲット画像表示要求部(鍵穴表示要求部)75と、ドアアンロック許可要求部76と、ドアアンロック要求部77とを有して構成されている。
撮影手段7(7a〜7f)は、各ドア3(3a〜3d)に設けられており、対応するドア3に接近する車外のユーザーUを撮影可能に配置されている。なお、本実施形態においては、各ドア3(3a〜3d)の上方からユーザーを見下ろす形で撮影する撮影手段(7a〜7d)と、車両前方から車両後方に向けて車両側方側を撮影する撮影手段(7e,7f)とが配置されている。
撮影画像記憶部71は、各撮影手段7(7a〜7d)において撮影された画像を、撮影手段7(7a〜7d)毎に記憶する記憶部である。
ユーザー位置演算部73は、撮影手段7(7a〜7d)により撮影された撮影画像に基づいて、接近する車外のユーザーUと、各ドアとの間の距離を算出して、それらの距離に基づいて、車外周辺に存在するユーザーUの存在位置を特定する。そして、特定されたユーザーUの存在位置を示すユーザー位置情報を表示装置40に送信する。
ユーザー照合部74は、撮影手段7(7a〜7d)により撮影された撮影画像に基づいて、接近する車外のユーザーUが登録ユーザーであるか否かを判定する。ユーザー照合(ユーザー認証)の手段としては、例えば、登録ユーザーの顔画像を記憶・登録する顔画像記憶部を設け、撮影手段7(7a〜7d)により撮影された撮影画像から顔画像を抽出して、これと顔画像記憶部に記憶されている顔画像とに基づいて、撮影画像から抽出された顔画像が、登録ユーザーの顔画像と一致するか否かを、それぞれの顔画像の特徴部等を比較する形で判定する、いわゆる顔認証処理を例示できる。ただし、他の方法でのユーザー認証処理であってもよい。照合結果(認証結果)は、ターゲット画像表示要求部(鍵穴表示要求部)15に送信する。
ターゲット画像表示要求部(鍵穴表示要求部)75は、照合結果(認証結果)として登録ユーザーであるとの判定を得ていれば、表示装置40に対しターゲット画像表示要求信号(鍵穴表示要求信号)を出力する。一方、照合結果(認証結果)として登録ユーザーであるとの判定を得られなければ、表示装置40に対しターゲット画像表示要求信号(鍵穴表示要求信号)が出力しない。
指軌跡演算部72は、撮影手段7(7a〜7f)により撮影された撮影画像に基づいて、撮影画像から登録ユーザーUの手Hの指画像を抽出し、その指画像の指Fが指示する指示位置、即ち、車外の登録ユーザーUによる位置指示操作によって位置指示された指示位置を特定する(指示位置特定手段)。具体的に言えば、撮影手段7(7a〜7d)により撮影された第一の撮影画像と、撮影手段(7a〜7d)により撮影された第二の撮影画像との撮影方向の異なる2つの画像に基づいて、登録ユーザーUの指Fが指し示す車外表面領域を特定する。特定された指Fの指示位置は、指示位置情報として、ドアアンロック許可要求部76及びドアアンロック要求部77、さらには表示装置40に送信される。
ドアアンロック許可要求部76は、受信した指示位置情報に基づいて、車外の登録ユーザーUの指Fによる指示位置が、ドア制御受付領域4内であるか否かを判定する。つまり、このドアアンロック許可要求部76は位置指示操作検知手段として機能する。このドアアンロック許可要求部76は、ドア制御受付領域4内であると判定した場合には、ECU50にドアアンロック許可要求信号を送信し、さらに本実施形態においては、このドアアンロック許可要求信号を表示装置40にも送信する。
ドアアンロック要求部77は、受信した指示位置情報に基づいて、車外の登録ユーザーUの指Fによる指示位置が、ドア制御受付領域4内において予め定められた軌跡を描くように移動したか否かを判定する。つまり、このドアアンロック要求部77は二次操作検知手段として機能する。このドアアンロック要求部77は、当該軌跡を描いたと判定した場合には、ECU50にドアアンロック要求信号を送信する。
表示装置40は、表示位置決定部41と、ターゲット画像表示制御部(鍵穴表示制御部)42と、位置指示操作軌道表示制御部(指軌道表示制御部)43と、ターゲット画像表示状態制御部(鍵穴色制御部)44と、各ドア3(3a〜3d)に設けられた表示部45(45a〜45d)とを備え、基本的には、上記第一実施形態と同様に構成される。
ターゲット画像表示制御部(鍵穴表示制御部)42は、表示位置決定部41にて決定された表示部45において、ドア制御受付領域4をターゲット画像Tとして表示する。ターゲット画像Tを表示したドア3を特定可能なターゲット画像表示ドア情報を、指軌跡演算部72に送信する。これを受信した指軌道演算部72は、登録ユーザーUの指Fにより指示されたドア3が、ターゲット画像Tを表示したドア3と一致するか否かを判定し、一致していなければ、ドアアンロック許可要求部76とドアアンロック要求部77、さらには表示装置40への指示位置情報の送信を禁止する。
位置指示操作軌道表示制御部(指軌道表示制御部)43は、指軌道演算部72から受信した指示位置情報に基づいて、車外の登録ユーザーUの指Fによる指示位置を特定する。そして、特定された指示位置に、ユーザーが視認可能となるポインタ画像Pを表示する(指示位置表示手段)。さらに、その指示位置を予め定められた時間の間、ドア制御受付領域4(ターゲット画像T)及びその周辺領域とは異なる表示状態に保持する表示制御を実施する(指示軌跡表示手段)。
ECU50は、第二実施形態においては、ドアロック制御部51と、モード切替制御部54と、を有して構成される。ドアロック制御部51は、ドア3のロック/アンロックを切り替えるためにドアロック機構を駆動する駆動部であるドアロックモータ61の駆動制御(ドアロック制御/ドアアンロック制御)を実施する。モード切替制御部53は、ドア3のアンロックを許可するアンロック許可モードと、アンロックを許可しないアンロック禁止モードとの間で制御モードを切り替える制御を実施する。また、ECU50は、これらの現在の制御モードを所定の記憶部55にて記憶しており、その制御モードを示す信号が、常にドアアンロック要求部25に入力されている。
なお、ここでのECU50は、第一のドア制御として、ドアアンロック許可要求部76からのドアアンロック許可要求信号の受信に基づいて、ドアロックの制御モードをアンロック禁止モードからアンロック許可モードに切り替える制御を実施する。一方で、このECU50は、第二のドア制御として、ドアアンロック要求部77からのドアアンロック要求信号の受信に基づいて、ドアロック機構をアンロック状態とするべくドアロックモータ61を駆動する制御を実施する。
以下、第二実施形態において実施されるドア制御の流れを、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、上記実施形態と共通の構成部分いついては同様の符号を付することで説明を略する。
まず、S101にて、車外のユーザーUが車両2に接近したことを検知する。これは、図14に示すように、ユーザー照合部74が、撮影手段7(7a〜7f)による撮影画像に基づいて、車両2に接近するユーザーUを検知する。
S102では、車両2に接近したユーザーUが正規の登録ユーザーであるか否かを判定する。この判定は、既に述べたように、撮影手段7(7a〜7d)によってS101にて撮影された撮影画像からユーザーの顔画像を抽出し、その顔画像に基づいて上述の顔認証処理を実施する。正規の登録ユーザーと判定された場合に限り、ターゲット画像T及びポインタ画像P(さらには軌跡画像S)の表示を許可し、ターゲット画像表示要求信号(鍵穴表示要求信号)を表示装置40に出力してS103に進む。
S103では、ターゲット画像表示要求信号を受けた表示装置40がターゲット画像Tを表示する。具体的には、図15に示すように、表示位置決定部41にて決定された表示部45において、ターゲット画像Tを表示する。
ターゲット画像Tが表示されると、車外の登録ユーザーUは、このターゲット画像Tを指で指し示す位置指示動作(位置指示操作)を実施するので、S104にて、これが検知された場合にはS105に進む。所定時間(例えば10秒)が経過しても検知されなければ(S112)、S111に進みターゲット画像Tを非表示とする。
S104にて車外の登録ユーザーUの指Fが車両2の表示部45の画面領域内を位置指示すると、S105において、図15(a)に示すように(図9(a)も参照)、位置指示された部分が指軌道演算部72によって特定され、ポインタ画像軌跡表示制御部43によって、当該部分と同じ領域にポインタ画像Pが表示される。ここでのポインタ画像Pも、残余の画面領域とは異なる色により表示されるものとする。また、このポインタ画像軌跡表示制御部43によって、ポインタ画像Pが表示された領域は、所定時間の間、ポインタ画像Pにより位置指示されたことが明らかとなるよう残余の領域とは異なる表示状態で表示される状態が継続する。これにより、登録ユーザーUの指Fによる指示位置の移動軌跡が軌跡画像Sとして表示される。ここでのポインタ画像Pも、軌跡画像Sよりも高輝度で表示されるものとする。
続くS106にて、車外の登録ユーザーUの指Fが、表示されているターゲット画像T(ドア制御受付領域4)内を指し示すと(位置指示すると)、図15(b)に示すように(図9(b)も参照)、ターゲット画像Tがこれまでとは異なる表示状態となる。ドアアンロック要求部24が、指軌道演算部72での演算結果に基づいて、ターゲット画像T内が位置指示されたと判定した場合には、ECU50と表示装置40とにドアアンロック許可要求信号を送信して、S107に進む。
S107では、ECU50のモード切替制御部54が、ドアアンロック許可要求部76からのドアアンロック許可要求信号の受信に基づいて、ドア3(ここでは全てのドア3)のアンロック操作を禁止するアンロック禁止モードを、ドア3(ここでは全てのドア3)のアンロック操作を許可するアンロック許可モードに切り替える制御を実施する。これにより、個々のドア3に対するアンロック操作により、ドアロックをアンロック状態とすることが可能なる。一方で、ECU50内のそれらの制御モードの設定状態を記憶する記憶部55にはアンロック許可モードが記憶されるとともに、ドアアンロック要求部77に対して制御モードがアンロック許可モードに設定されたことを示す制御信号が出力される。
これと同時にS108では、表示装置40が、ドアアンロック要求部24からのドアアンロック要求信号の受信に基づいて、現在表示されているターゲット画像Tの表示状態をこれまでとは異なる表示状態に変更する。ここではターゲット画像Tの表示色を変更する。
続くS109では、車外の登録ユーザーUの指Fによりターゲット画像T(ドア制御受付領域4)内が位置指示される位置指示操作(一次操作)がなされた状態で、なおかつ、ターゲット画像T内において、ポインタ画像Pに、所定の軌跡を描かせる所定軌跡描画操作(二次操作)がなされたか否かが判定される。本実施形態においては、ドアアンロック要求部77が、指軌道演算部72の演算結果に基づいて、鍵穴形状をなすターゲット画像Tの円形部TA内において、車外の登録ユーザーUの指Fによる指示軌跡(ポインタ画像Pの移動軌跡ともいえる)が所定の軌跡(ここでは円軌跡)を描いたか否かを判定する。描いたと判定された場合には、ECU50にドアアンロック要求信号を送信して、S110に進む。ただし、ドアアンロック要求信号の送信は、所定軌跡が描かれただけではなく、アンロック許可モードが設定されていることが前提になされる。
S110では、ECU50のドアアンロック制御部51が、ドアアンロック要求部25からのドアアンロック要求信号の受信に基づいて、ドア3(ここでは全ドア)をアンロックするべくドアロックモータ61を駆動する制御を実施する。これにより、ドアロックがアンロック状態となって、ドア3を開状態とすることが可能となる。一方で、ECU50内のドアロック状態を記憶する記憶部にはドアロックがアンロックとなったことが記憶される。
続くS111では、ドア3がアンロック状態となったことに基づいて、表示されていたターゲット画像Tが非表示となる。
これにより、本処理は終了となる。なお、本処理は終了後も所定周期で繰り返し実行されるものである。
以上、本発明の第一実施形態及び第二実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。また、上記した双方の実施形態における個別の内容を入れ替えたり、組み合わせる形での実施も可能である。
例えば、上記実施形態においては、ドア制御が実施される前提としてユーザー認証処理(IDコード照合処理や顔認証処理)が実施されるが、これは省略することもできるし、第一実施形態のような無線通信を用いる手法でもよいし、第二実施形態のように撮影画像を用いる手法であってもよい。また、上記実施形態におけるユーザー認証処理は、車外ユーザーによる所定の遠隔操作を前提に実施されるものであってもよい。例えば、表示部45への光線照射がなされる、つまりは、いずれかの光検出部21Pへの所定の光線(例えば赤外線)の照射が所定の強度レベルを越えて検知されることによって、ユーザー認証処理が開始されるようにすることができる。
また、ユーザーによる位置指示操作については、第一実施形態においては光線の照射による指示、第二実施形態においては指による指示にてなされ、これを検知するように構成されているが、どちらの手法を選択してもよいし、他の手法を用いてもよい。例えば、指示方向が特定可能な形状を有した携帯具を用い、撮影画像から当該携帯具の指示方向を特定するようにしてもよい。例えば指示方向に突起形状が形成しておくことができる。また、携帯具を杖として、杖の持ち手側とは逆側の先端が指し示す方向を指示方向としてもよい。また、第一実施形態のように当該杖の先端から光線が出力される構成でもよい。携帯具を携帯電話とすることもできる。
また、二次操作に関して、指示位置の軌跡表示は、位置指示操作により指示された位置を所定時間表示してから非表示とすることで、表示される軌跡の長さを制限しているが、別の手法で長さを制限してもよい。例えば、軌跡の長さを予め定められた長さに制限して、それを超える場合には、長く表示されている部分から非表示とするようにしてもよい。
また、二次操作について、上記実施形態においては、位置指示操作による指示位置を、ターゲット画像T内で所定の軌跡を描くように動かす操作とされ、具体的には、鍵穴形状をなすターゲット画像の円形部内で閉曲線(円軌跡)を描く操作とされているが、これとは全く異なる他の操作としてもよいし、他の軌跡を描く操作としてもよい。例えば、位置指示操作による指示位置を、鍵穴形状をなすターゲット画像の円形部から方形部に移動させる操作とすることができる。
また、二次操作がなされたことを前提になされる三次操作によって、第三のドア制御が実施される構成でもよい。例えば、位置指示操作による指示位置を、鍵穴形状をなすターゲット画像の円形部内で閉曲線(円軌跡)を描く二次操作の後、当該指示位置をターゲット画像の円形部から方形部に移動させる三次操作を実施して、第三のドア制御が実施されるようにすることができる。この場合、第三のドア制御は、前記第二のドア制御が実施された状態において実施が許可され、前記第二のドア制御が実施されていない状態においては実施が禁止される制御として定めることができる。車両のドアを、施錠されている閉状態から、開錠されて開状態となるまでの間に実施される各種ドア制御は、セキュリティを考慮して、1つ1つをクリアしていく形で次の制御へと進むものであるから、何かがスキップされる形で制御が進むことは望ましくない。従って、位置指示操作を一次操作、軌跡描画操作を二次操作とするのであれば、その後の三次操作で実施される第三のドア制御は、二次操作による第二のドア制御が実施されたことを前提に可能となる制御とされるべきである。例えば、第二実施形態において、図13のS110に続く処理として、三次操作を検知するステップを設け、これが検知された場合に第三のドア制御として、例えば、ECU50のドアオープン制御部が、ドアオープン要求部からのドアオープン要求信号の受信に基づいて、ドア3(例えばターゲット画像Tが表示されているドア3)を開状態(アンラッチ状態)とするべくドアオープンモータ63を駆動する制御を実施するようにすることもできる。
本発明の第一実施形態に係る車両用ドア制御システムを概略的に示すブロック図。 第一実施形態におけるドア制御の流れを示すフローチャート。 ターゲット画像の表示状態を変更する処理の一例を示すフローチャート。 ターゲット画像の表示位置を変更する処理の一例を示すフローチャート。 第一実施形態におけるユーザーの接近検知、ユーザー認証処理を説明する図。 ターゲット画像の表示を説明する図。 ユーザーによる表示装置の構成を簡略的に示す図。 第一実施形態におけるユーザーによる位置指示操作を説明する図。 ユーザーによる二次操作と軌跡表示を説明する図。 光線出力を説明する図。 ドアの開駆動に伴うターゲット画像の非表示を説明する図。 本発明の第二実施形態に係る車両用ドア制御システムを概略的に示すブロック図。 第二実施形態におけるドア制御の流れを示すフローチャート。 第二実施形態におけるユーザーの接近検知、ユーザー認証処理を説明する図。 第二実施形態におけるユーザーによる位置指示操作を説明する図。
符号の説明
1 車両用ドア制御システム
2 車両
3 ドア
4 ドア制御受付領域
7(7a〜7f) 撮影手段
10 電波送受信機
20 光検出機(赤外線受信機)
30 磁気送受信機
40 表示装置
45 表示部
50 ECU(ボデーECU)
61 ドアロックモータ
63 ドアオープンモータ
70 撮影装置
80 照度センサ
100 携帯機(携帯具)
U ユーザー
T ターゲット画像(鍵穴画像)
R 光線(赤外線)
P ポインタ画像
S 軌跡画像
A 光線出力方向(位置指示方向)

Claims (21)

  1. 車両において車外から視認可能となる車外表面領域の予め定められた領域にドア制御受付領域を定めるとともに、当該ドア制御受付領域を、他の領域と識別可能なターゲット画像として表示するドア制御受付領域表示手段と、
    車外のユーザーによって当該ターゲット画像を位置指示する形でなされる予め定められた位置指示操作を検知する位置指示操作検知手段と、
    前記車両のドアを、施錠されている閉状態から、開錠されて開状態となるまでの間に必須に実施される複数のドア制御のうち所定のドア制御を、前記ドア制御受付領域への前記位置指示操作が検知されたことに基づいて実施するドア制御実行手段と、
    を備えることを特徴とする車両用ドア制御システム。
  2. 前記ドア制御受付領域は、円形部と方形部とが一体となった鍵穴形状をなしている請求項1記載の車両用ドア制御システム。
  3. 前記ドア制御受付領域は、車両の各ドアに設定可能とされる請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア制御システム。
  4. 前記車外のユーザーに最も近いドアを特定するドア特定手段と、
    前記ユーザーに最も近いと特定されたドアに前記ターゲット画像が表示されるよう、前記ターゲット画像を表示するドアを指定するドア制御受付領域表示指定手段と、
    を備え、前記ドア制御受付領域表示手段は、指定されたドアにおいてのみ前記ターゲット画像を表示する請求項3記載の車両用ドア制御システム。
  5. 前記ドア制御受付領域表示手段による前記ターゲット画像の表示状態を、前記遠隔位置指示手段によって位置指示された場合と、位置指示されていない場合とで互いに異なるように切り替えるドア制御受付領域表示切替手段を備える請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用ドア制御システム。
  6. 車外表面領域上において、前記車外のユーザーによる前記位置指示操作によって位置指示された指示位置を特定する指示位置特定手段と、
    特定された指示位置を、前記車外表面領域上において、前記ユーザーが視認可能なポインタ画像として表示する指示位置表示手段と、
    を備える請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用ドア制御システム。
  7. 車外において前記車両のドアに接近するユーザーが当該車両の登録ユーザーであるか否かを判定するユーザー認証手段と、
    前記ドア制御受付領域表示手段に対し、前記登録ユーザーであると判定された場合には前記ターゲット画像の表示を許可し、前記登録ユーザーでないと判定された場合には前記ドア制御受付領域の表示を禁止するドア制御受付領域表示制限手段と、
    を備える請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用ドア制御システム。
  8. 前記車外表面領域を車外から非接触な形で遠隔的に位置指示するための遠隔位置指示手段を有した、前記ユーザーにより携帯可能な携帯具を備え、
    前記位置指示操作検知手段は、前記車外のユーザーが前記携帯具の前記遠隔位置指示手段によって前記ドア制御受付領域を位置指示する操作を、前記位置指示操作として検知するものである請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用ドア制御システム。
  9. 前記携帯具の前記遠隔位置指示手段は、予め決められた波長の光を、当該携帯具における予め定められた出力方向に向けて出力する光出力部であり、
    前記位置指示操作検知手段は、前記ドア制御受付領域に配置されて前記光出力部から出力される光を検出する光検出部を有して構成されるとともに、前記光出力部から出力される光を前記光検出部に照射する光照射操作を前記位置指示操作と定め、当該位置指示操作を前記光検出部による前記光の検出結果に基づいて、前記位置指示操作を検知するものである請求項8記載の車両用ドア制御システム。
  10. 車外において前記車両のドアを視認可能な位置に存在する前記ユーザーを撮影する車外撮影手段を備え、
    前記位置指示操作検知手段は、前記ユーザーによる身体動作のうち前記ドア制御受付領域を指し示す予め決められた指示動作を前記位置指示操作として定め、当該位置指示操作を前記車外撮影手段による撮影画像に基づいて前記指示動作の有無の特定し、その特定結果に基づいて、前記位置指示操作を検知するものである請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用ドア制御システム。
  11. 前記所定のドア制御を第一のドア制御と定め、かつ前記ドア制御実行手段を第一のドア制御実行手段と定め、
    前記位置指示操作検知手段により前記位置指示操作が検知された後に、当該位置指示操作とは異なる形でなされる予め定められた二次操作を検知する二次操作検知手段と、
    前記二次操作が検知されたことに基づいて、前記第一のドア制御よりも前記ドアの開状態に近い段階で実施される第二のドア制御を実施する第二のドア制御実行手段と、
    を備える請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の車両用ドア制御システム。
  12. 前記第二のドア制御は、前記第一のドア制御が実施された状態において実施が許可され、前記第一のドア制御が実施されていない状態においては実施が禁止される制御として定められている請求項11記載の車両用ドア制御システム。
  13. 前記第二のドア制御は、前記車両のドアロックを開錠する開錠駆動制御であり、前記第一のドア制御は、前記開錠駆動制御を禁止するよう設定された開錠禁止モードを開錠許可モードに切り替えるものである請求項12記載の車両用ドア制御システム。
  14. 前記第二のドア制御は、前記車両のドアを開けるための開駆動制御であり、前記第一のドア制御は、前記車両のドアロックを開錠する開錠駆動制御である請求項12記載の車両用ドア制御システム。
  15. 前記二次操作は、前記位置指示操作によって位置指示した指示位置を、前記ドア制御受付領域内において予め定められた軌跡を描くように動かす操作と定められており、
    前記ドア制御受付領域、又は当該ドア制御受付領域及びその周辺領域において、前記車外のユーザーによる前記位置指示操作によって位置指示された指示位置を特定する指示位置特定手段と、
    特定された前記指示位置に基づいて、前記位置指示操作により位置指示された指示位置の軌跡を特定する指示軌跡特定手段と、
    を備え、前記二次操作検知手段は、特定された該軌跡に基づいて、前記二次操作を検知するものである請求項11ないし請求項14のいずれか1項に記載の車両用ドア制御システム。
  16. 請求項2記載の要件を備え、
    前記二次操作は、前記位置指示操作によって位置指示した指示位置を、前記鍵穴形状をなす前記ドア制御受付領域の前記円形部内において前記閉曲線を描くように動かす操作である請求項15記載の車両用ドア制御システム。
  17. 請求項9記載の要件を備え、
    前記指示位置特定手段は、前記ドア制御受付領域及びその周辺領域にマトリクス状に配置された複数の前記光検出部であり、前記光出力部から照射される光を最大レベルで検出した前記光検出部の位置を、前記位置指示操作による指示位置と特定するものである請求項15又は請求項16に記載の車両用ドア制御システム。
  18. 請求項10記載の要件を備え、
    前記指示位置特定手段は、前記車外撮影手段による撮影画像に基づいて、前記位置指示操作をなす前記指示操作により指し示された指示位置を特定するものである請求項15又は請求項16に記載の車両用ドア制御システム。
  19. 前記二次操作によって描かれる前記指示位置の軌跡を表示する指示軌跡表示手段を備える請求項15ないし請求項18のいずれか1項に記載の車両用ドア制御システム。
  20. 前記指示軌跡表示手段は、前記二次操作によって表示される指示位置の軌跡を、新たに描かれた側から予め定められた長さだけ表示するものである請求項19記載の車両用ドア制御システム。
  21. 前記指示軌跡表示手段は、前記二次操作によって表示される指示位置の軌跡のうち、表示されてから所定時間が経過した部分を非表示としていく形で表示するものである請求項19記載の車両用ドア制御システム。
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