JP2010058158A - レ−ザ光照射ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明はレ−ザ光照射ノズルであって、ノズルそのもので高精度に安定して位置決めでき、出力によっては危険といわれるレ−ザ光を飛散させることなく局所的に安定したガスシ−ルド状態に維持できるレ−ザ光照射ノズルを提案する。
【解決手段】レ−ザ光照射ノズル(1)であって、この焦点に向って絞られるレ−ザ光を包囲する逆円錐状ハウジング(12)と、この逆円錐状ハウジング(12)の先端に抜差自在に取付けた封鎖リング(11)とを具え、逆円錐状ハウジング(12)には、封鎖リング(11)の近傍に封鎖ガスを溶接フィ−ムガスを伴って吸引する排気孔(122)と上部に封鎖ガスを噴射する噴射孔(121)とを設け、これら噴射孔と排気孔とにそれぞれ連通する各連通通路(123)を逆円錐状ハウジングの内壁面内に設けて成るものである。
【選択図】図1

Description

本発明は金属材料のレ−ザスポット溶接などに供せられるレ−ザ光照射ノズルに係り、とくに、放射エネルギの誘導放出による光の増幅によってつくられる特殊な光の高いエネルギ密度、コヒ−レントといわれる性質を利用して高精度に接合するレ−ザ溶接において、高精度に安定して位置決めすることによって径がきわめて細く指向性がきわめて高いという特徴をいかすことができ、出力によっては危険といわれるレ−ザ光を飛散させることなく安全性が保持でき、局所的に安定したガスシ−ルド状態に維持して溶接できるレ−ザ光照射ノズルに関するものである。
レ−ザは、周知のとおり、“Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation”の頭文字をL、A、S、E、R取ったものである。直訳すると「放射エネルギの誘導放出による光の増幅」であり、これにつくり出された特殊な光がレ−ザ光である。放射エネルギは、一時的にエネルギレベルを高くした原子は不安定な状態にあり、自然と低いエネルギ状態に戻る。このときにエネルギの差に比例する波長をもつレ−ザ光を放出する。しかし、高いエネルギレベルから自然に放出されるレ−ザ光は、安定したエネルギレベルに戻る間のエネルギの減り方がひと通りでない。放出するレ−ザ光の波長は一定でなく、波長、位相、周波数の一致したコヒ−レントな光が得られない。
医療、通信、産業の分野、なかでも、産業において材料加工の一つの分野として溶接に用いられるのは、レ−ザ光は波長、位相、周期がそろったコヒ−レントなものであるからであって、それ故に連続的にきれいな波であって、高いエネルギをもつ光である。
すなわち、レ−ザ光は、原子が高いエネルギから低いエネルギ状態に移行するときに、遷移振動数に等しい電磁波がやってきたときにこれに誘導されて共振し、同じ波長の電磁波を放出する誘導放出された特殊な光である。レ−ザ発振器では、二枚の鏡の間で光を往復させて、波長と位相のそろった高エネルギの光をつくり出す。波長と位相のそろったレ−ザ光はその高エネルギ性から軍事用途や医療などに、また位相や波長の均一性から、コンパクトディスクなどの信号読み出しや、光通信、各種測定や、材料加工の一つとして溶接に用いられている。
要するに、このようにレ−ザ光は、一言でいうと、波長と位相とが整えられたきわめて特殊な波である。一方、このように特殊な光であるから他の自然光などの光と相違して次のとおりの特長があって、その利用においてこれらの特長に沿って利用することが必要である。
このところを含めてレ−ザ光の利用技術が広く各分野に数多く提案され、材料加工の一つの分野として溶接においても金属材料の接合のほかに樹脂材料の接合の分野にも数多くの技術が提案されている。金属材料の接合の分野のみをとり上げると、レ−ザ溶接では高エネルギによる急速加熱が安定したガスシ−ルド状態で行なわれること、細径の連続した光線であるため、厳格に位置決めできること、出力によってはレ−ザ光はきわめて危険性が高いため、安全性が確保された利用技術であることなどの条件が要求されている。それにも拘らず、これらの条件に合ったレ−ザ溶接技術が提案されていない。
まず、レ−ザ溶接で広く利用されるYAGレ−ザは波長が赤外線領域に近く、金属材料への吸収率が高く、波長も短かく高エネルギ密度である。これを溶接熱源として利用すると、急速加熱により溶融できる。
次に、YAGレ−ザを媒質としたレ−ザ光は色がなく可視領域外にある。それ故に、危険性は高く、外部にもれたり、直接目視するときわめて危険である。
次に、レ−ザ溶接は急速加熱である。必要とされるエネルギ量はきわめて低い。このため、溶接される金属材料において溶接部周辺の熱変形はきわめて小さく、周辺の熱影響領域はきわめてせまいといわれている。
しかし、溶接部周辺の熱影響領域がきわめてせまいといっても高出力の瞬間加熱であり、それに伴う溶接部およびその周辺のガスの吸引排出が迅速に安定して行なわれないと、雰囲気ガスの巻き込みや溶接部における酸化膜などの生成によってブロ−ホ−ルや割れなどの溶接欠陥が発生する。さらに、薄い鋼板などではそり返りその間に、間隙、すき間が生成する。健全な接合が得られない。
次に、レ−ザ光の伝送には光ファイバが利用できるため、溶接位置や溶接姿勢が自由に設定でき、精密さが求められる構造物や、機器の高精度組立などに適している。
しかし、レ−ザ光のスポット径が1mm以下と小さい。溶融ビ−ド幅が極めて狭い。このため、材料の継手隙間を高精度に管理する必要がある。また、被溶接材の寸法のばらつきや加工条件のわずかな違いでも溶接品質の変動を生じるおそれがあって、被溶接材としての金属材料や加工条件の管理が必要となる。
次に、レ−ザビ−ムのスポット径が小さいことは、溶接線に沿ってビ−ムの移動を高精度に行う必要があるほか、レ−ザ光の照射位置決め制御を高精度に行うことがどうしても求められる。
このため、これまでに、部品寸法の精度向上、ジグによる位置決めの精度向上、センサによる溶接位置のフィ−ドバック制御などが提案されている。しかし、これらの提案は、いずれもコスト高になり、多用途に適用できないのが欠点である。
次に、レ−ザ溶接法は大気中で溶接を行うことができる。このところは、電子ビ−ム溶接にはない利点である。しかし、大気中で溶接を行うと、溶接時に溶融金属が大気中の酸素と反応して酸化膜を形成する。高精度機器などの溶接には適用できない。
すなわち、溶接接合部における材料の偏析や酸化膜に起因して溶接部材から放出されるガスは、超高真空機器や電子機器などの構造物であると、その使用の際に悪影響を及ぼす。このため、溶接時には酸化膜等が極力生成されないように溶接時に安定したガスシ−ルド性が求められる。
以上のところからみると、先行技術として特開2003−205379号に提案されている技術の一つとして、レ−ザ光の照射を利用して重ね合わせた2つの樹脂材料を溶接により接合する技術が提案されている。この技術は、レ−ザ光を透過する透過性樹脂材料とレ−ザ光を吸収する吸収性樹脂材料とを重ね合わせ、この透過性樹脂材料側からレ−ザ光を所望の被溶接箇所に照射して溶接するレ−ザ溶接方法である。この方法は、その図6にみられるように、レ−ザ光を出射する出射口の先端部を透過性樹脂材料に押し当てると共に、透過性樹脂材料を吸収性樹脂材料に密着させ、このために先端部を加圧手段により押し当てるものである。
この提案された技術はレ−ザ光の出射口を表面の透過性樹脂材料に押付けて当接着座させて位置決めするものであって、レ−ザ溶接で要求される一つの条件、すなわち、安定した位置決めなどの要望を簡単な手段で満足させられるものであって、すぐれているものである。しかしながら、この技術は、そのまま金属材料の加工に適用すると、溶接中のガスシ−ルド状態が安定して確保することができず、樹脂材料以外の材料には適用できない。
特開2003−205379号公報
本発明は以上の従来技術の欠点を解決し、安定したシ−ルド状態の封鎖ガス室が内部に形成でき、これによって安全性が危険性が高いともいわれるレ−ザ溶接が安定して達成するとともに正確に位置決めできるレ−ザ光照射ノズルを提案する。
すなわち、本発明はファイバ−ケ−ブルを経て送られて焦点に向って絞られるレ−ザ光を溶接すべき被溶接材に指向させて溶接するレ−ザ光照射ノズルであって、この焦点に向って絞られるレ−ザ光を包囲する逆円錐状ハウジングと、この逆円錐状ハウジングの先端に抜差自在に取付けた封鎖リングとを具え、逆円錐状ハウジングには、この封鎖リングの近傍において封鎖ガスを溶接フィ−ムガスを伴って吸引する排気孔と逆円錐状ハウジングの上部からこの封鎖ガスを噴射する噴射孔とを設け、この噴射孔と排気孔とをそれぞれ連通する各連通通路を逆円錐状ハウジングの内壁面内に設けて成ることを特徴とする。
本発明によると、溶接部の位置決めが容易に達成できると共に、溶接時にはレ−ザ光が外部にもれることなく、むしろ、レ−ザ光照射ノズルの内部に供給される封鎖ガスの内圧を検出すると、それにより溶接状態を検視でき、溶接圧痕跡のない溶接が実現でき、危険性もなく作業の安全性も確保できる。
以下、図面によって本発明の実施態様の一つについて説明すると、次のとおりである。
なお、図1は本発明の一つの実施例に係るレ−ザ光照射ノズルの断面図である。
図2は図1に示すノズルの使用態様の一例の説明図である。
まず、図1および図2において、符号(1)はレ−ザ光照射ノズル、(2)はこのノズルを保持し昇降するノズルホルダ、(3)はケ−ブルファイバであって、これを通じてレ−ザ発振器から送られるレ−ザ光が送られて、レ−ザ光照射ノズル(1)による溶接姿勢および位置移動が自由にできるようにする。符号(4)は後記のとおり封鎖ガスの供給を指示するものであり、(5)は板状基台であって、その上に重ね合わせた鋼板などの金属材料の被溶接材(6)であり、(7)は封鎖ガス室、(8)は加圧シリンダである。
すなわち、レ−ザ光照射ノズル(1)は逆円錐状のハウジング(12)と封鎖部材(11)とから成って、ハウジング(12)の先端に抜差自在に封鎖部材(11)が設けられている。また、ハウジング(12)の上部には不活性ガスなどの封鎖ガスの噴出孔(121)が設けられる一方、封鎖部材(11)の近傍に排出孔(122)が設けられる。排出孔(122)と噴出孔(121)はハウジング(12)の内壁面に設け、通常、これらハウジング(12)内において放射線(又は半径)方向を設ける。これら2つの孔(121)と(122)はハウジング(12)の内壁面内の各連通通路(123)で連通させる。
このように構成すると、レ−ザ光照射ノズル(1)内において噴射孔(121)、封鎖ガス室(7)、排出孔(122)から成る封鎖ガス系が構成される。封鎖系の一部を成する封鎖ガス室(7)の内圧は封鎖ガス室(7)の内圧を測らなくとも噴射、排出の各外部への連通通路での圧力により測定でき、内圧は制御して、溶接中のシ−ルド状態が制御でき、安定した溶接が達成できる。併せて、この制御により封鎖ガス室(7)を経由して照射されるレ−ザ光は外部に全くもれることがない。
そこで、溶接時には、板状基台(5)上におかれた金属材料から成る被溶接材(6)に対してレ−ザ光照射ノズル(1)を用いてレ−ザ光を照射し、溶接すべき溶接部を溶融して融接する。この溶接に当ってのレ−ザ光照射ノズル(1)は先端に向って絞り、軸方向に沿って逆円錐状のレ−ザ光通路を形成する一方、絞られた先端には被溶接材(6)の表面に当接着座する封鎖部材(11)を設けてこのレ−ザ通路を封鎖し、封鎖ガス室(7)を形成する。
すなわち、溶接すべき金属材料から成る被溶接材(6)が重ね合わされて載せられる板状基台(5)上においてレ−ザ光照射ノズル(1)は平面方向に移動自在に構成されると共に、上下に昇降自在に構成される。このレ−ザ光照射ノズル(1)はレ−ザ光発振器(図示せず)からレ−ザケ−ブル(図示せず)を経て送られるレ−ザ光をレンズなどの光学系(図示せず)により絞って被溶接材(6)に出射照光するものであって、この構造のものは一般に市販され、通常は、例えば、溶接に供せられるYAGレ−ザといわれて市販されているものと同等のものである。
この出射光学部で絞られて下向きに絞られて指向するレ−ザ光を囲んで逆円錐状のハウジング(12)を設け、その内部に軸方向に沿って絞られるレ−ザ光をその周囲から包囲するハウジング(12)の下端に封鎖部材(11)を設け、溶接に当ってこの封鎖部材(11)を被溶接材(6)の表面に押付けられてその内部に封鎖ガス室(7)を形成する。すなわち、封鎖部材(11)は被溶接材(6)の表面に押付けて当接着座させることによって先端に向って絞られるレ−ザ光の通路を外気から遮断し密封するものであって、形成される封鎖ガス室(7)内の封鎖ガス中にレ−ザ光を照射するほかに、ハウジング(12)の一部に設けた噴出孔(121)から封鎖ガスとして不活性ガスを吸込む一方、ハウジング(12)の先端部近傍に設けた排出孔(122)からこの不活性ガスとともに溶接ヒュ−ムを吸引する。したがって、不活性ガスは溶接中に外気などの侵入を防ぐ一方、噴出孔(121)から入って、溶接中の金属ヒュ−ムなどをキャリ−して排出孔(122)から排気される。要するに、不活性ガスは一定の圧力のもとで流動し、これに伴って金属ヒュ−ムなどのガスとともに排出され、溶接部の周辺を冷却してレ−ザ光による瞬間加熱により生じる欠陥、例えば、そり、変形などを防止する。
レ−ザ光照射ノズル(1)を重ね合わせた被溶接材(6)に照射してレ−ザスポット溶接するときに、先端の封鎖部材(11)を被溶接材(6)の表面における溶接すべき溶接点に押付けて当接着座させる一方、これに併せて加圧シリンダ(8)により下向きに加圧してレ−ザ光照射ノズル(1)を位置決めする。これにより溶接点に安定して位置決めできる。このときに、レ−ザ光照射ノズル(1)を加圧手段としての例えばエア−シリンダ(8)により下向きに加圧し、被溶接材(6)は重ね合わされた状態で封鎖部材(11)と板状基台(5)との間に挾まれてその挾持力により安定して保持される。
このところについて、従来から挾持して保持する手段としてロッカ−ア−ムによるクランプ方式をはじめて種々の装置や治具が提案されている。しかし、この種の治具や装置はいずれも大型な制御系と関連させるものが多く、経済的にも高コストになることから、改善が求められている。このところについて、本発明方法であると、図2に示すとおり、レ−ザ光照射ノズル(1)の内部に封鎖ガス室(7)を構成し、この封鎖ガス室(7)の形成に関与する封鎖部材(11)を当接着座させることから、これを所定の加圧力で押付けるだけで位置決め手段としても利用でき、このようにレ−ザ光照射ノズル(1)と一体化、小型化できコンパクト化できる。さらに、封鎖部材(11)は円環状に構成でき、封鎖部材(11)を軸方向に摺動自在に構成することもできる。このように構成すると、焦点位置が調整でき、さらに、リング状の封鎖部材(11)を天然ゴム、人造ゴムや樹脂材料などから構成すると、被溶接材(6)の表面に間隙なく密着でき、逆円錐状のレ−ザ光通路の周囲は密閉された状態となる。また、このように密閉された封鎖ガス室(7)はその内圧を連続的に測定し、この内圧の制御によって安定したシ−ル状態が溶接中維持できるほか、溶接中の溶接点へのレ−ザ光の位置ずれなども内圧の変化としてあらわれ、安定したレ−ザ溶接が達成できる。なお、内圧の測定は、ノズル(1)の外部において噴出孔(121)から噴射される不活性ガスと排出孔(122)から金属ヒュ−ムとともに排出されるガスとについて圧力、速度などを測定し、その測定値から内圧はノズルの寸法などに影響されることなく容易に求められる。
以上のとおり、封鎖ガス室の内圧を制御するときに、その目安となる所定値は大気圧とし、封鎖ガス室内の圧力を大気圧若しくはそれ以上に保つ。
レ−ザ光照射ノズル(1)から金属の被溶接材の表面に照射されるレ−ザビ−ムは金属材の表面に直交させるのが好ましい。
封鎖ガス室内の圧力変化を連続的に測定し、この圧力変化により溶接中におけるレ−ザ照射ノズルからのヒュ−ム、溶融ガス、レ−ザビ−ムのもれを検出する。
封鎖ガスを不活性ガスとし、経済性の上から窒素ガスとするのが好ましい。
先端の封鎖部材を自然又は合成ゴムのほかに、合成樹脂の弾力性、可撓性のある材料から構成することができる。
レ−ザ光照射ノズルから照射されるレ−ザビ−ムは絞り、その焦点は金属材の表面若しくは表面より僅かに内部に入った深度1.0mm以内に位置させ、表面における反射をおさえ、吸収効率を高めて溶接する。すなわち、これ以上深いところに焦点を合わせると、溶接部としてのナゲットの径が拡大し、溶け抜けなどが起り易い。
封鎖部材を上下に移動させて照射されるレ−ザビ−ムの焦点を調整してスポット溶接部の直径を制御することもできる。
以上のところは、被溶接材として鉄鋼を中心とする金属材料への適用を中心に説明したが、鉄鋼のほかに非鉄金属、合金鉄などの溶接に適用できる。
本発明の一つの実施例に係るレ−ザ光照射ノズルの断面図である。 図1に示すノズルの使用態様の一例の説明図である。
符号の説明
1 レ−ザ光照射ノズル
2 ノズルホルダ
3 ケ−ブルファイバ
4 封鎖ガスの供給ユニット
5 板状基台
6 金属材料の被溶接材
7 封鎖ガス室
8 加圧シリンダ
11 封鎖部材
12 ハウジング
121 噴出孔
122 排出孔
123 連通通路

Claims (4)

  1. ファイバ−ケ−ブルを経て送られて焦点に向って絞られるレ−ザ光を溶接すべき被溶接材に指向させて溶接するレ−ザ光照射ノズルであって、この焦点に向って絞られるレ−ザ光を包囲する逆円錐状ハウジングと、この逆円錐状ハウジングの先端に抜差自在に取付けた封鎖リングとを具え、前記逆円錐状ハウジングには、この封鎖リングの近傍において封鎖ガスを溶接フィ−ムガスを伴って吸引する排気孔と前記逆円錐状ハウジングの上部からこの封鎖ガスを噴射する噴射孔とを設け、この噴射孔と前記排気孔とをそれぞれ連通する各連通通路を前記逆円錐状ハウジングの内壁面内に設けて成ることを特徴とするレ−ザ光照射ノズル。
  2. 前記排気孔を半径方向に指向させて前記逆円錐状ハウジングの内壁面内に設けることを特徴とする請求項1記載のレ−ザ光照射ノズル。
  3. 前記噴射孔を半径方向に指向させて前記逆円錐状ハウジングの内壁面内に設けることを特徴とする請求項1記載のレ−ザ光照射ノズル。
  4. 前記封鎖リングを自然ゴム、人造ゴム又は合成樹脂から構成することを特徴とする請求項1記載のレ−ザ光照射ノズル。
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