JP2010057210A - 交流電動機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で高精度に電機子抵抗を測定可能としたPMSM等の交流電動機の制御装置を提供する。
【解決手段】γ軸電流調節器20は、電流指令値、電流検出値及びパラメータ推定値とから電圧指令値を演算するためのローパスフィルタ101、進み補償器102、減算器103、除算器105を備え、パラメータ推定器110は、電圧指令値、電流検出値及びパラメータ推定値から演算した電流推定値と、電流検出値との偏差を増幅して第1,第2のパラメータを演算する。上記パラメータ推定値は、電流推定値と電流検出値との偏差が零になるように演算されるため、最終的には真値に収束する。これらの処理により、PMSM80の電機子抵抗等の電気定数が不明な場合でも、電流を速やかに指令値に制御可能とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、交流電動機の制御装置に関し、例えば、永久磁石形同期電動機の電機子抵抗を高精度に測定するための技術に関するものである。
永久磁石形同期電動機(以下、PMSMともいう)の制御装置をコストダウンするため、磁極位置検出器を使わないで運転する、いわゆるセンサレス制御技術が実用化されている。センサレス制御技術としては様々な方式が存在するが、回転子の永久磁石により電動機の端子間に誘導される誘起電圧を利用して磁極位置を演算する方式が多く採用されている。この場合、誘起電圧を利用して磁極位置を演算するには、正確な電機子抵抗の値が必要である。
PMSM等の電機子抵抗は、直流電流を電動機の固定子巻線に通流したときの電流と電圧とから測定することができ、例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1及び非特許文献2に記載された技術が公知となっている。
まず、特許文献1には、直流電流と交流電流とを合成した電流をPMSMに通流し、このときの電流と電圧の直流成分とから電機子抵抗(特許文献1では巻線抵抗)を演算し、交流成分からインダクタンスを演算する技術が示されている。
すなわち、特許文献1には、PMSMに直流電流を流すことにより、電流ベクトル方向に回転子が引き込まれて回転し、最終的には、電流ベクトルと磁極位置とが一致した状態で停止することが示されている。この従来技術によれば、回転子が停止した状態で測定を行うことから、回転子の永久磁石の磁束によって電機子巻線に誘導される電圧(誘起電圧)の影響を受けることなく、電機子抵抗を正確に測定することができる。
特許文献2には、電機子抵抗(特許文献2では一次抵抗)の演算値と電流検出値との積から電圧を演算し、電圧演算値と電圧指令値との偏差を増幅して電機子抵抗を演算する技術が示されている。この従来技術では、電機子抵抗を収束演算により求めているため、電機子抵抗を安定に演算できる特徴がある。なお、特許文献2においては誘導電動機に適用した場合の実施形態が説明されているが、PMSMへの適用も可能である。
非特許文献1には、直流電流と交流電流とを合成した電流を電動機に通流し、このときに電圧方程式モデルに基づいて演算した電流推定値と電流検出値との偏差を増幅してPMSMの電圧方程式モデルのパラメータを推定する技術が示されている。この従来技術は、モデル規範適応システム(MRAS)の理論を応用し、電機子抵抗とインダクタンスとを同時に測定できる点に特徴がある。
非特許文献2には、PMSMの電圧方程式モデルのパラメータを逐次形最小二乗アルゴリズムによって演算し、この結果から電機子抵抗を含む電気定数を測定する技術が記載されている。更に、電気定数を測定する前に、回転子の突極性を利用して磁極位置を演算し、磁極位置が既知の状態で電気定数を測定することも記載されている。これにより、測定のためにPMSMに通流する電流によって回転子が回転するのを防止でき、電機子抵抗を正確に測定することが可能である。
特開2000−32800号公報(段落[0012]〜[0027]、図1等) 特開平8−331899号公報(段落[0022]〜[0029],[0042]〜[0045]、図3等) 杉本 英彦,「MRASに基づくブラシレスDCモータのパラメータ同定」,電気学会論文誌D,111巻9号,1991年,p.800〜801 森本 茂雄,神名 玲秀,真田 雅之,武田 洋次,「パラメータ同定機能を持つ永久磁石同期モータの位置・速度センサレス制御システム」,電気学会論文誌D,126巻6号、2006年,p.748〜755
PMSM等の電機子抵抗を高精度に測定するためには、電動機に通流する電流を所定の指令値に制御することが望ましい。これを実現するには、電流を指令値に制御する電流調節器が必要である。
ところで、電機子抵抗の測定時間を短縮するためには電流応答を速くしなければならず、その実現には電流調節器の最適調整が必要である。しかし、電流調節器を最適調整するためには電動機の電気定数が既知である必要があり、電気定数の値が不明の場合には、電流調節器を最適調整することができず、結果として電機子抵抗の測定時間が長くなる。
電動機の電気定数が不明である場合にも電流応答を速くするための技術は、前述した従来技術の何れにも明記されていない。
そこで、本発明の解決課題は、短時間で高精度に電機子抵抗を測定可能とした交流電動機の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、電力変換器により駆動される交流電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
前記電力変換器を介して前記電動機の端子電圧を制御することにより前記電動機の電流検出値を電流指令値に制御する電流制御手段と、前記電流検出値と前記端子電圧とから電機子抵抗を演算する電機子抵抗演算手段と、を有し、
前記電流制御手段は、
前記電流指令値、前記電流検出値及びパラメータ推定値から電圧指令値を演算する電圧指令値演算手段と、
前記電圧指令値、前記電流検出値及び前記パラメータ推定値から電流推定値を演算する電流推定手段と、
前記電流検出値と前記電流推定値との偏差を増幅して前記パラメータ推定値を演算するパラメータ推定手段と、
を備えたものである。
これにより、電動機モデルのパラメータを推定しながら、推定したパラメータに基づいて最適に電流制御を行うことができるので、電気定数が未知である場合にも高応答に電流制御が可能であり、電機子抵抗の測定時間を短縮することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した制御装置において、
前記パラメータ推定値は、第1のパラメータ推定値及び第2のパラメータ推定値からなり、
前記電圧指令値演算手段は、
前記電流指令値の高周波成分を除去して第2の電流指令値を演算するローパスフィルタと、前記第2の電流指令値の高周波成分を増幅して第3の電流指令値を演算する進み補償手段と、前記第3の電流指令値、前記電流検出値、前記第1及び第2のパラメータ推定値から前記電圧指令値を演算する手段と、を備え、
前記電流推定手段は、
前記電圧指令値の高周波成分を除去して第2の電圧指令値を演算するローパスフィルタと、前記電流検出値の高周波成分を除去して第2の電流検出値を演算するローパスフィルタと、前記第2の電圧指令値と前記第1のパラメータ推定値との積と、前記第2の電流検出値と前記第2のパラメータ推定値との積を加算して前記電流推定値を演算する手段と、を備えたものである。
これらの演算は、モデル規範形適応制御系の設計理論に基づいており、電流制御系を安定かつ高応答に設計することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載した制御装置において、
前記電機子抵抗演算手段は、
前記電流検出値と電機子抵抗測定値とから電圧推定値を演算する手段と、前記電圧推定値と前記電圧指令値との偏差を増幅して前記電機子抵抗測定値を演算する手段と、からなるものである。
これにより、割算を用いずに電機子抵抗を演算でき、更に、電機子抵抗測定値のノイズを除去することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載した制御装置において、
前記電機子抵抗演算手段が、前記第1及び第2のパラメータ推定値から前記電機子抵抗測定値を演算するものである。
これにより、電機子抵抗の演算を簡素化することができる。
請求項5に係る発明は、請求項2または4に記載した制御装置において、
前記第1のパラメータ推定値から前記電動機のインダクタンスを演算する手段を備えたものである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載した制御装置において、
前記交流電動機が永久磁石形同期電動機であり、前記電機子抵抗推定値を演算する際に、前記電流指令値の方向を磁極位置方向とするものである。
これにより、電機子抵抗の測定中における回転子の回転を防止することができる。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載した制御装置において、
前記電流制御手段を用いて電流を指令値に制御し、電流ベクトルに回転子を引き込む磁極位置合わせ手段と、前記磁極位置合わせ手段を実行後の電流ベクトルの位置から前記磁極位置を検出する磁極位置演算手段と、を備えたものである。
これにより、電動機の電気定数が不明な場合にも、磁極位置合わせ時の電流制御を速やかに行うことができる。
本発明によれば、電気定数が不明な場合にも電流を高応答に制御できるため、電機子抵抗の測定時間を短縮できる。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、PMSMは、回転子のd軸(回転子の磁極方向)とd軸から90度進んだq軸とからなるd−q座標上で電流制御を行うことにより高精度なトルク制御、速度制御を実現可能である。しかしながら、磁極位置検出器を持たずにセンサレス制御を行う場合、d,q軸を直接検出できないため、d,q軸に対応して角速度ωで回転するγ,δ軸からなる直交回転座標を制御装置側で想定して制御演算を行っている。
図4は、このγ,δ軸の定義を示すベクトル図であり、ωはd,q軸の回転角速度、θerrはd,q軸とγ,δ軸との角度差である。
さて、図1は、請求項1に相当する本発明の第1実施形態を示すブロック図であり、この実施形態の構成を、電機子抵抗を測定するために電動機に直流電流を通流する方法と共に説明する。
図1において、電流座標変換器14は、u相電流検出器11u、w槽電流検出器11wによりそれぞれ検出した相電流検出値i,iを、角度θに基づいてγ,δ軸電流検出値iγ,iδに座標変換する。ここで、γ,δ軸の角度θは、一定値θ10とする。
請求項1における電流制御手段としてのγ軸電流調節器20は、一定値Iであるγ軸電流指令値iγ とγ軸電流検出値iγとからγ軸電圧指令値vγ を演算する。一方、δ軸電圧指令値vδ は零に制御する。
これらのγ,δ軸電圧指令値vγ ,vδ は、電圧座標変換器15により、角度θに基づき相電圧指令値v ,v ,v に変換される。
整流回路60は、三相交流電源50の三相交流電圧を整流して直流電圧に変換し、PWMインバータ等からなる電力変換器70に供給する。
PWM回路13は、前記相電圧指令値v ,v ,v 、及び、入力電圧検出回路12により検出した電力変換器70の入力電圧Edcから、ゲート信号を生成する。電力変換器70は、このゲート信号に基づいて内部の半導体スイッチング素子を制御することにより、永久磁石形同期電動機(PMSM)80の端子電圧を前記相電圧指令値v ,v ,v に制御する。
これらの処理により、PMSM80の電流ベクトルの振幅をIとし、角度をθ10に制御して、PMSM80の固定子巻線に直流電流を流すことができる。
γ軸電圧指令値vγ 及びγ軸電流検出値iγが入力される電機子抵抗演算器30は、電機子抵抗Raestを数式1により演算する。
Figure 2010057210
次に、γ軸電流調節器20の詳細について説明する。本実施形態のγ軸電流調節器20は、モデル規範形適応制御系の設計理論を応用して構成されている。モデル規範形適応制御系の詳細は、例えば、鈴木隆による「アダプティブコントロール」,p.56〜68,p.132〜139(コロナ社,2001年8月10日発行)に記載されている。
上記文献に記載された設計理論を応用すると、制御対象のプラントが制御むだ時間のない数式2の一次遅れ系である場合、この数式2のプラントは、数式3により表すことができる。
Figure 2010057210
Figure 2010057210
数式3より、所望の出力y(規範モデルの出力)を得るために、入力uを数式4により制御する。
Figure 2010057210
数式4におけるパラメータ推定値(第1,第2のパラメータ推定値)Θest1,Θest2は、出力推定値yestと出力yとの偏差εを増幅して演算する。
ここで、出力推定値yestは数式5により、偏差εは数式6により表される。
Figure 2010057210
Figure 2010057210
パラメータ推定値Θest1,Θest2は、数式7により演算する。
Figure 2010057210
数式7より、パラメータ推定値Θest1,Θest2は真値に収束するので、数式4によって入力uを制御することで、出力yを所望の出力値であるyに制御することができる。なお、数式7において、「T」は転置を示す。
回転子が停止している場合、PMSMの電圧方程式は一次遅れであり、γ軸電圧方程式は、数式2を数式8のように置き換えたモデルによって表すことができる。
Figure 2010057210
この場合、数式3における各パラメータは数式9のような関係にある。
Figure 2010057210
なお、数式4において規範モデルの出力yは、γ軸電流指令値iγ を後述するローパスフィルタ101に通した出力iγ **とする。
以上のモデルを用いて、数式4による制御演算、及び、数式5〜7によるパラメータ推定演算を実行することで、γ軸電流iγを指令値iγ に速やかに制御することができる。この実施形態では、制御対象であるPMSM80のパラメータを逐次推定しながら制御を行うため、パラメータが未知である場合も高応答に制御することが可能である。
図2は、図1におけるγ軸電流調節器20のブロック図を示しており、前述した数式2〜9の演算を実現するためのものである。このγ軸電流調節器20は、請求項2における電圧指令値演算手段及び電流推定手段を備えている。
図2において、ローパスフィルタ101は、γ軸電流指令値iγ の高周波成分を除去して第2のγ軸電流指令値iγ **を演算する。進み補償器102、減算器103、乗算器104及び除算器105は、数式4により、規範モデルの出力yに相当する第2のγ軸電流指令値iγ **、状態変数ξ及びパラメータ推定値Θest1,Θest2から、入力uに相当するγ軸電圧指令値vγ を演算し、PMSM80に与える。なお、図2のブロック図では、図1における電圧座標変換器15やPWM回路13の機能を便宜的に省略してある。
ローパスフィルタ106a,106bは、状態変数ξ,ξから高周波成分を除去して状態変数ζ,ζを演算する。ローパスフィルタ106a,106bのカットオフ角周波数はλとする。
乗算器107a,107b及び加算器108は、数式5により出力推定値(γ軸電流推定値)yestを演算する。減算器109は、数式6により出力推定値yestと出力y(=γ軸電流iγ)との偏差εを演算する。
また、パラメータ推定器110は、偏差ε及び状態変数ζ,ζから、数式7によりパラメータ推定値Θest1,Θest2を演算する。
次に、本発明の第2実施形態は、図1の電機子抵抗演算器30における電機子抵抗Raestの演算に、前述の特許文献2に記載された技術を適用したものであり、請求項3の発明に相当する。
まず、電機子抵抗演算器30では、γ軸電圧推定値vγestを数式10により求める。
Figure 2010057210
更に、γ軸電圧推定値vγestとγ軸電圧指令値vγ との偏差を積分制御して、電機子抵抗測定値Raestを数式11により求める。
Figure 2010057210
次に、請求項4に相当する本発明の第3実施形態は、図1の電機子抵抗演算器30における電機子抵抗Raestを、γ軸電流調節器20により求めたパラメータ推定値Θest1,Θest2から演算するものである。これにより、演算処理を簡素化することができる。
すなわち、数式12により、パラメータ推定値Θest1,Θest2から電機子抵抗測定値Raestを演算する。
Figure 2010057210
また、請求項5に相当する本発明の第4実施形態は、γ軸電流調節器20により求めたパラメータ推定値Θest1から、PMSM80のインダクタンスLaestを数式13により求めるものである。
Figure 2010057210
更に、請求項6に相当する本発明の第5実施形態は、第1実施形態におけるγ,δ軸の角度θを、電機子抵抗測定に先立って演算した磁極位置演算値とすることにより、電機子抵抗の測定中に回転子が回転しないようにしたものである。これは、図1において電流座標変換器14及び電圧座標変換器15に入力される角度θ(一定値θ10)に、磁極位置演算値を設定することで実現可能である。
最後に、請求項7に相当する本発明の第6実施形態は、上述した第5実施形態における磁極位置演算値を、PMSM80の電流を指令値に制御して回転子を電流ベクトルに引き込む磁極位置合わせによって求めるものである。そして、この磁極位置合わせを行うときにも、図2に示したγ軸電流調節器20を用いる。
図3は、この第6実施形態を示すブロック図であり、図1と同一の部分については説明を省略し、以下では図1と異なる箇所を中心に説明する。
電流指令値iγ は一定値Istartとし、γ,δ軸速度ωは一定値ωstartとする。電気角演算器26は、γ,δ軸速度ωを積分して角度θを演算し、この角度が電流座標変換器14及び電圧座標変換器15に入力される。これらの処理により、電流ベクトルの振幅はIstartに、速度はωstartにそれぞれ制御され、回転する電流ベクトルに回転子が引き込まれ、最終的には、回転子の磁極は電流ベクトルに一致する。この結果、磁極位置は電流ベクトルの角度であるθに等しくなる。
この実施形態でも、γ軸電流調節器20を図2に示すように構成することにより、PMSM80の電気定数が未知である場合にも電流を高応答に制御できるので、磁極位置合わせの時間を短縮することができる。
なお、上記の各実施形態では本発明をPMSMに適用した場合について説明したが、本発明は、誘導電動機などの他の交流電動機への適用も可能である。
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 図1におけるγ軸電流調節器のブロック図である。 本発明の第6実施形態を示すブロック図である。 座標軸の定義を示す図である。
符号の説明
11u u相電流検出回路
11w w相電流検出回路
12 入力電圧検出回路
13 PWM回路
14 電流座標変換器
15 電圧座標変換器
20 γ軸電流調節器
26 電気角演算器
30 電機子抵抗演算器
50 三相交流電源
60 整流回路
70 電力変換器
80 永久磁石形同期電動機(PMSM)
101 ローパスフィルタ
102 進み補償器
103 減算器
104 乗算器
105 除算器
106a,106b ローパスフィルタ
107a,107b 乗算器
108 加算器
109 減算器
110 パラメータ推定器

Claims (7)

  1. 電力変換器により駆動される交流電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
    前記電力変換器を介して前記電動機の端子電圧を制御することにより前記電動機の電流検出値を電流指令値に制御する電流制御手段と、前記電流検出値と前記端子電圧とから電機子抵抗を演算する電機子抵抗演算手段と、を有し、
    前記電流制御手段は、
    前記電流指令値、前記電流検出値及びパラメータ推定値から電圧指令値を演算する電圧指令値演算手段と、
    前記電圧指令値、前記電流検出値及び前記パラメータ推定値から電流推定値を演算する電流推定手段と、
    前記電流検出値と前記電流推定値との偏差を増幅して前記パラメータ推定値を演算するパラメータ推定手段と、
    を備えたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  2. 請求項1に記載した交流電動機の制御装置において、
    前記パラメータ推定値は、第1のパラメータ推定値及び第2のパラメータ推定値からなり、
    前記電圧指令値演算手段は、
    前記電流指令値の高周波成分を除去して第2の電流指令値を演算するローパスフィルタと、
    前記第2の電流指令値の高周波成分を増幅して第3の電流指令値を演算する進み補償手段と、
    前記第3の電流指令値、前記電流検出値、前記第1及び第2のパラメータ推定値から前記電圧指令値を演算する手段と、
    を備え、
    前記電流推定手段は、
    前記電圧指令値の高周波成分を除去して第2の電圧指令値を演算するローパスフィルタと、
    前記電流検出値の高周波成分を除去して第2の電流検出値を演算するローパスフィルタと、
    前記第2の電圧指令値と前記第1のパラメータ推定値との積と、前記第2の電流検出値と前記第2のパラメータ推定値との積を加算して前記電流推定値を演算する手段と、
    を備えたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載した交流電動機の制御装置において、
    前記電機子抵抗演算手段は、
    前記電流検出値と電機子抵抗測定値とから電圧推定値を演算する手段と、前記電圧推定値と前記電圧指令値との偏差を増幅して前記電機子抵抗測定値を演算する手段と、からなることを特徴とする交流電動機の制御装置。
  4. 請求項2に記載した交流電動機の制御装置において、
    前記電機子抵抗演算手段は、
    前記第1及び第2のパラメータ推定値から前記電機子抵抗測定値を演算することを特徴とする交流電動機の制御装置。
  5. 請求項2または4に記載した交流電動機の制御装置において、
    前記第1のパラメータ推定値から前記電動機のインダクタンスを演算する手段を備えたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した交流電動機の制御装置において、
    前記交流電動機が永久磁石形同期電動機であり、
    前記電機子抵抗測定値を演算する際に、前記電流指令値の方向を磁極位置方向とすることを特徴とする交流電動機の制御装置。
  7. 請求項6に記載した交流電動機の制御装置において、
    前記電流制御手段を用いて電流を指令値に制御し、電流ベクトルに回転子を引き込む磁極位置合わせ手段と、
    前記磁極位置合わせ手段を実行後の電流ベクトルの位置から前記磁極位置を検出する磁極位置演算手段と、
    を備えたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
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JP2012249489A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Fuji Electric Co Ltd 誘導電動機の制御装置

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