JP2010056333A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁基板に各々半田付けによって実装された電力用半導体素子からなる構造体の複数が1つの支持体面に半田付けにより一体化された半導体装置において、それら各半田層の劣化を簡易且つ精度よく検出する。
【解決手段】半導体装置は、絶縁基板21〜26に半田付けにより実装されたIGBT11〜16を有する6つの構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23が、放熱板51の同一平面上に半田付けによって隣接配置されるかたちで一体にモジュール化されている。この半導体装置を構成する絶縁基板21〜26の四隅のうち、隣接する他の構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23の数が最も多い角部、及び当該絶縁基板21〜26に実装されてこの角部からの距離が最も小さいIGBT11〜16の角部に、当該部分の温度を検出する第1あるいは第2サーマルダイオード31〜38,41〜48を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は半導体装置、特に電力の変換、あるいは各種電力制御等に用いられる電力用半導体素子を複数備えてそれら複数の半導体素子が1つの装置としてモジュール化された半導体装置に関する。
例えば特許文献1に記載のように、電力用半導体素子の1つである絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)を備えてこれをモジュール化した半導体装置が知られている。この半導体装置は、IGBTやその周辺素子が実装されている例えばセラミック基板等からなる絶縁基板が冷却フィンの設けられた放熱板上に半田付けされるかたちでモジュール化されている。こうした半導体装置にあって上記IGBTをスイッチング素子として用いた場合、IGBTは、そのスイッチングの都度、電流や電力損失等に起因する発熱を伴うようになる。そして、このIGBTから発せられる熱は、絶縁基板を介して放熱板及び冷却フィンに伝導されることにより、その大部分が冷却フィンから空気中に放熱される。またこうした熱の伝導により、発熱するIGBTはもとより、IGBTが実装されている絶縁基板並びにこの絶縁基板が適宜の金属を介して半田付けされている放熱板、冷却フィンの温度も上昇する。また、IGBTの駆動停止に伴って、IGBTからの発熱がなくなれば、上記絶縁基板をはじめとする各部材の温度も徐々に低下する。同半導体装置ではこのように、IGBTの駆動毎に上述の態様での冷熱サイクルが繰り返されることとなる。なお、IGBTを含む電力用半導体素子は、インバータなど、モータ等のアクチュエータを駆動するための電力変換素子として用いられることがほとんどであり、その発熱量も自ずと大きなものとなる。
一方、上記半導体装置を構成するIGBT、絶縁基板、そして放熱板等はそれぞれ異なる材料にて形成されており、それらの要素毎に単位上昇温度あたりの膨張度合い、すなわち線膨張率も互いに異なっている。そのためIGBTの駆動時には、こうした線膨張率の違いに起因してIGBTと絶縁基板とを接合する半田層や絶縁基板と放熱板とを接合する半田層のそれぞれに応力が発生する。そして、このような応力が上述した冷熱サイクルに伴ってそれら半田層に繰り返し加わると、半田層にその周囲から亀裂(クラック)が生じることにもなりかねない。そして、実際にこのような亀裂が半田層に生じるようなことがあると、半田層における熱抵抗の上昇を招き、IGBTの発する熱が絶縁基板や放熱板へと伝わりにくくなることに起因してIGBTの温度がその耐熱温度以上にまで上昇する虞がある。
そこで、上記特許文献1に記載の半導体装置においては、絶縁基板の上記IGBTに近い位置、あるいは冷却フィンに温度検出素子を設け、この温度検出素子が検出する温度を監視するようにしている。そして、この監視する温度に基づいて単位時間あたりの温度上昇率を算出し、この温度上昇率とIGBTの駆動態様から推定される電力損失とから、当該半導体装置としての劣化度合いを判定し、この判定した劣化度合いに応じて半導体装置の修理あるいは交換を行うようにしている。なお、半田層における上述した熱抵抗の上昇をより正確に捉えるには、半田クラックの起点となる絶縁基板あるいはIGBTの四隅に上記温度検出素子を設けておくことがより望ましい。
特開2003−134795号公報 特開平11−220074号公報
ところで、このような半導体装置としては他にも、例えば特許文献2に記載の装置のように、電力用半導体素子としての上記IGBTが絶縁基板に実装された構造体を複数備え、これら複数のIGBT構造体をモジュール化した半導体装置も広く知られている。そしてこのような半導体装置にあっても、上記特許文献1に記載の半導体装置と同様、IGBTの駆動及び駆動停止に伴う冷熱サイクルが繰り返されることによる半田層への亀裂(クラック)の発生が無視できず、特にこのような半導体装置の場合、IGBT構造体が複数配置される分、その管理の複雑化も避けられない。
なお、上記IGBTに限らず、絶縁基板に実装されたパワーMOSFETやパワートランジスタ、あるいはサイリスタ等の電力用半層体素子を有する構造体の複数が半田付けによって1つの放熱板等に一体に搭載される半導体装置にあっては、こうした実情も概ね共通したものとなっている。
この発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、絶縁基板に各々半田付けによって実装された電力用半導体素子からなる構造体の複数が1つの支持体面に半田付けにより一体化された半導体装置において、それら各半田層の劣化を簡易且つ精度よく検出することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、絶縁基板に半田付けにより実装された電力用半導体素子を有する構造体の複数が、支持体の同一平面上に半田付けによって隣接配置されてなる半導体装置において、前記絶縁基板の四隅のうち、隣接する他の構造体の数が最も多い角部、及び当該絶縁基板に実装されてこの角部からの距離が最も小さい前記電力用半導体素子の角部の少なくとも一方に、当該部分の温度を検出する温度検出素子を備えることをその要旨とする。
絶縁基板に半田付けにより実装された電力用半導体素子を有する構造体の複数が、支持体の同一平面上に半田付けによって隣接配置された半導体装置では、電力用半導体素子それぞれのスイッチングの都度、これらによって発せられた熱が、支持体を介して隣接する構造体へと伝導される。すなわち、隣接する構造体は互いに熱干渉することとなる。こうした熱干渉の度合いは、上記構造体の構成要素である絶縁基板では、その四隅のうち、隣接する他の構造体の数が最も多い角部において最大となる。また、同様に構造体の構成要素である電力用半導体素子では、これが実装される絶縁基板の上記角部からの距離が最も小さい部位、換言すれば電力用半導体素子の四隅のうち、絶縁基板の上記角部に最も近い角部において熱干渉の度合いが最大となる。よってこれら角部においては、電力用半導体素子のスイッチングに伴う発熱による温度の上昇度合い、及び電力用半導体素子の駆動・停止に伴う冷熱サイクルあたりの温度変化も最大となる。そのためこれら角部では、半導体装置を構成する部材間、例えば、電力用半導体素子と絶縁基板との間、あるいは絶縁基板と支持体との間での線膨張率の違いによる膨張度合いの差も最大となる。よって、これら部材同士を接着している半田層における上記角部に対応する部位にかかる応力も最大となるため、同部位において亀裂の発生する可能性は、半田層の他の部位に比較して高くなる。
そこで上記請求項1に記載の発明では、こうした実情を踏まえて、絶縁基板の四隅のうち、隣接する他の構造体の数が最も多い角部、及び当該絶縁基板に実装されてこの角部からの距離が最も小さい上記電力用半導体素子の角部の少なくとも一方に、当該部位の温度を検出する温度検出素子を設けるようにしている。
ここで、例えば上記支持体に4つの構造体が半田付けされ、これら構造体が「2列×2
個」隣接配置された半導体装置であって、第1列の構造体を順にS11,S12、また、第2列の構造体を順にS21,S22とし、第1列の構造体S11,S12の右側に第2列の構造体S21,S22が配置されている、すなわち構造体S11と構造体S21とが、そして構造体S12と構造体S22とがそれぞれ隣合うように配置されたものを考える。これら構造体のうちの構造体S11に着目すれば、この構造体S11の備える絶縁基板は、その左上隅、左下隅、右上隅、右下隅においてそれぞれ0個、1個(構造体S12)、1個(構造体S21)、3個(構造体S12,S21,S22)の構造体と隣接している。よって、構造体S11についてはその絶縁基板の右下隅、及び電力用半導体素子の右下隅の少なくとも一方に温度検出素子を設けるようにすればよい。また、構造体S11以外の構造体S12,S21,S22についてはそれぞれ、その絶縁基板及び電力用半導体の少なくとも一方の右上隅、左下隅、左上隅に上記温度検出素子を設けるようにすればよい。こうした構成により、半導体装置のうち、半田層の最も亀裂の生じやすい部位に対応した位置に必要最小限の温度検出素子が設けられることとなるため、上述した半田層の劣化に伴う電力用半導体素子あるいは絶縁基板の過度の温度上昇を簡易に、しかも的確に検出することが可能となる。
一方、上記温度検出素子としては、請求項2に記載の発明のように、サーマルダイオードを採用することができる。このサーマルダイオードとは、これに一定の電流を流すことによって得られる電圧値が、その温度上昇に伴い低下するといった特性を有するものである。そのため、サーマルダイオードの電圧値から、これが配置される絶縁基板若しくは電力用半導体素子の温度を正確に算出することができるようになる。
また、これら請求項1又は2に記載の半導体装置は、例えば請求項3に記載の発明のように、絶縁基板に実装される電力用半導体素子として、電力用半導体素子の1つである絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)を含み、当該半導体装置が、支持体の同一平面上にこの絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを含む構造体が「2列×3個」隣接配置されて直流電流を三相交流電流に変換する三相交流インバータとして実現可能である。
ちなみにこの場合、第1列の構造体を順にS11,S12,S13とし、また、第2列の構造体を順にS21,S22,S23として、第1列の右側に第2列が配置されているとすれば、上記構造体のS11とS21とが、また、S12とS22とが、そしてS13とS23とがそれぞれ隣合うようになる。このとき、これら構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23がそれぞれ備える絶縁基板の四隅のうち、構造体S11,S13,S21,S23については、構造体S11が右下隅、構造体S13が右上隅、構造体S21が左下隅、構造体S23が左上隅において、また、構造体S12,S22については、構造体S12が右上下隅、構造体S22が左上下隅において、それぞれ3個の構造体と隣接している。そして、これら以外の角部においては、その隣接する構造体の数は0個あるいは1個である。よって、上記構成のように構造体が「2列×3個」隣接配置される半導体装置においては、構造体S11の右下隅、構造体S12の右上下隅、構造体S13の右上隅、構造体S21の左下隅、構造体S22の左上下隅、構造体S23の左上隅に対して、それぞれその備える絶縁基板及びこれに実装される電力用半導体素子の少なくとも一方に上記温度検出素子を設けるようにすればよい。
また一方、例えば酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化ケイ素等を含むセラミックは、絶縁性に優れた材料であることはもとより、耐熱性にも優れた材料である。このため、請求項4に記載の発明のように、電力用半導体素子の実装される絶縁基板が半田付け可能に表面処理されたセラミック基板からなるものとすれば、発熱量の大きな電力用半導体素子を備える半導体装置であっても、その熱に対する信頼性をより高く維持することが可能となる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置において、前記支持体が半田付け可能に表面処理されたアルミニウムからなる放熱板であることをその要旨とする。
このように熱伝導率が高く、しかも放熱性のよい材料であるアルミニウムからなる放熱板を上記構造体の支持体とすることで、電力用半導体素子のスイッチングの都度、同電力用半導体素子から発せられる熱は、絶縁基板を介してこの支持体から効率よく放熱されることとなり、当該半導体装置としての熱に対する信頼性を更に向上させることができるようになる。
以下、本発明に係る半導体装置を、例えばハイブリッド車に搭載されて直流電流を三相交流電流に変換する三相交流インバータとして用いられる半導体装置に適用した一実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。
まず、本実施の形態の半導体装置の概要について図1〜図4を参照して説明する。
図1は、半導体素子とこれが実装された絶縁基板を備える構造体が、単一の支持体に「2列×3個」隣接配置された半導体装置の平面構造を示す平面図である。
同図1に示されるように、電力用半導体素子である絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)11,12,13,14,15,16がそれぞれセラミックの一種である窒化アルミニウムからなるとする絶縁基板21,22,23,24,25,26に半田付けにより実装されており、これらIGBT11〜16と絶縁基板21〜26との対として構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23が構成されている。そして、こうした6つの構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23が更にアルミニウムからなる単一の放熱板51の同一平面上に半田付けによって隣接配置されて半導体装置が構成されている。すなわち、3つの構造体S11,S12,S13からなる第1列目の右側に他の3つの構造体S21,S22,S23が第2列目として配置され、構造体S11と構造体S21とが、また構造体S12と構造体S22とが、そして構造体S13と構造体S23とがそれぞれ隣合うように設けられている。
また、このように放熱板51上に配置された構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23には更に、その構成部材であるIGBT11〜16用の温度検出素子として第1サーマルダイオード31,32,33,34,35,36,37,38が、また上記絶縁基板21〜26用の温度検出素子として第2サーマルダイオード41,42,43,44,45,46,47,48がそれぞれ設けられている。このうち第2サーマルダイオード41〜48は、上記絶縁基板21〜26の各四隅のうち、隣接配置された構造体の数が最も多い角部に設けられ、第1サーマルダイオード31〜38は、上記IGBT11〜16のうち、これが実装された絶縁基板21〜26の上記第2サーマルダイオード41〜48が設けられている角部からの距離が最も小さい角部に設けられている。
具体的には、例えば構造体S11に着目すると、絶縁基板21の四隅において隣接している他の構造体の数は、左上隅、左下隅、右上隅、右下隅の順に、0個、1個(構造体S12)、1個(構造体S21)、3個(構造体S12,S21,S22)となる。すなわち、絶縁基板21についてはその右下隅において、隣接する構造体の数が最も多くなっており、この部位に第2サーマルダイオード41が設けられている。そして、同構造体S11を構成するIGBT11には、この第2サーマルダイオード41が設けられた部位からの距離が最も近い角部である右下隅に第1サーマルダイオード31が設けられている。また、その他の構造体S12,S13,S21,S22,S23についても同様に、構造体
S12はその絶縁基板22及びIGBT12の右上下隅、構造体S13はその絶縁基板23及びIGBT13の右上隅、構造体S21はその絶縁基板24及びIGBT14の左下隅、構造体S22はその絶縁基板25及びIGBT15の左上下隅、構造体S23はその絶縁基板26及びIGBT16の左上隅に、それぞれ第2あるいは第1サーマルダイオード42〜48,32〜38が設けられている。
図2は、このように構成された半導体装置の構造体S21を代表としてこれを含む断面構造、すなわち図1のA−A線に沿った断面構造を拡大して示したものである。
同図2に示されるように、第1サーマルダイオード35とともに半導体基板上に形成されているIGBT14は、第2サーマルダイオード45の形成されている絶縁基板24上に半田付けによって実装されている。すなわち、IGBT14は第1半田層61を介して絶縁基板24上に固定されている。また、これらIGBT14と絶縁基板24とを備える構造体S21も、放熱板51上に半田付けによって取り付けられている。すなわち、構造体S21は第2半田層62を介して放熱板51上に固定されている。
一方、このように構成された半導体装置が上述した三相交流インバータとして用いられる場合には周知のように、上記IGBT11〜16のそれぞれはPWM(パルス幅変調)制御されるスイッチング素子として機能する。そしてこれらIGBT11〜16は、そのスイッチングの度に、その電流や電力損失に起因して発熱するようになる。このとき、このIGBT11〜16から発せられる熱は、これが実装される絶縁基板21〜26を介して放熱板51へと伝導され、その大部分はこの放熱板51を介して放熱されるようになる。ただし、こうした熱の伝導により、発熱体となるIGBT11〜16の温度はもとより、これが実装されている絶縁基板21〜26やそれらの構造体S11〜S23が半田付けされている放熱板51の温度も上昇する。また逆に、IGBT11〜16の駆動が停止されれば、これに伴って、IGBT11〜16はもとより、上記絶縁基板21〜26をはじめとする各部材の温度も徐々に低下する。本実施の形態の半導体装置ではこのように、構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23のそれぞれにおいて、IGBT11〜16の駆動・停止に伴うこうした態様での冷熱サイクルが繰り返されることとなる。
しかも、本実施の形態に係る半導体装置では、単一の放熱板51の同一平面上に上記6つの構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23が半田付けによって固定されているため、各IGBT11〜16から発せられる熱は、放熱板51を介して互いに他の構造体へと伝導される。すなわち、構造体同士が互いに熱干渉することとなるとともに、ある構造体に対する熱干渉の度合いは、それに隣接する他の構造体の数に依存する。しかも、この熱干渉の度合いが大きい構造体ほど、上記冷熱サイクルでの温度変化も大きくなる。
次に、本実施の形態に係る半導体装置における、こうした熱干渉度合いの違いに起因する冷熱サイクル時の温度変化度合いの分布を図3を参照して説明する。
同図3に示すように、上記6つの構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23の各四隅は、隣接する他の構造体の数によって各々3つの領域に分類することが可能である。この3つの領域とはすなわち、3つの構造体と隣接する、換言すれば4つの角部が隣接しているa領域と、1つの構造体と隣接する、換言すれば2つの角部が隣接しているb領域と、他の構造体とは全く隣接していないc領域とである。そして、これら3つの領域のうち、隣接する他の構造体の数が最も多いa領域において熱干渉の度合いが最も大きく、他の構造体と全く隣接しないc領域では熱干渉はほとんどない。よって、温度変化ΔTの度合いもこれに対応したものとなり、a領域での温度変化度合いは、c領域よりも凡そ10%大きくなり、また、b領域での温度変化度合いは、c領域よりも凡そ4%大きくなることが発明者らによって確認されている。
ここで、本実施の形態に係る半導体装置とは上述のように、これを構成するIGBT11〜16、絶縁基板21〜26、そして放熱板51はそれぞれ異なる材料で形成されており、これら構成要素毎に単位上昇温度あたりの線膨張率も互いに異なっている。例えば、IGBT11〜16が主にシリコンにて形成されており、絶縁基板21〜26が上述のように窒化アルミニウムにて形成されており、そして放熱板51がこれも上述のようにアルミニウムにて形成されているとするとき、これらの線膨張係数はそれぞれ「3ppm/℃」、「4.5ppm/℃」、「24ppm/℃」と異なる。このため、上記IGBT11〜16の駆動時には、こうした線膨張率の違いに起因して、IGBT11〜16と絶縁基板21〜26とを接合する第1半田層61(図2)、及び絶縁基板21〜26と放熱板51とを接合する第2半田層62(図2)のそれぞれに応力が発生する。そして、このような応力が上記冷熱サイクルの度にこれら第1及び第2半田層61,62に繰り返し加わることがあれば、これら第1及び第2半田層61,62に亀裂(クラック)が発生しかねない。しかも、この応力の大きさは、冷熱サイクルあたりの温度変化度合いに比例するものであるから、本実施形態に係る半導体装置にあっては、この温度変化度合いが最も大きい上記a領域に包含される第1あるいは第2半田層が最も半田クラックの発生しやすい部位となる。
そこで、上述のように、また、図1に示したように、構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23のそれぞれについて、上記の領域に相当する部位に第1サーマルダイオード31〜38あるいは第2サーマルダイオード41〜48を設けるようにすれば、第1あるいは第2半田層に発生したクラックに起因する熱抵抗の増大、すなわち当該部位の過度の温度上昇を早期に検出することができるようになる。そのため、これらサーマルダイオード31〜38,41〜48による温度検出値を監視するようにすれば、第1あるいは第2半田層にクラックが発生したか否かを精度よく判定することが可能となる。
次に、こうした半田クラックの発生判定も含めて、本実施の形態に係る半導体装置の診断・制御を行う装置について、その電気的構成並びに機能の概要を図4を参照して説明する。
同図4に示すように、制御装置70は、第1サーマルダイオード31〜38、第2サーマルダイオード41〜48の出力を監視しつつ上記第1あるいは第2半田層にて半田クラックが発生したか否かを診断・判定する診断部71と、この診断部71での判定結果を参照しつつ上記各IGBT11〜16の駆動を制御する制御部73とを備えている。
ここで、診断部71には、半田クラック発生の判定に用いられるデータや判定結果を記憶するためのバックアップRAM72が設けられているとともに、適宜のドライバを介して点灯駆動されて、この半導体装置が搭載されたハイブリッド車のユーザ若しくはディーラーの作業者に第1あるいは第2半田層にクラックが発生していることを警告するための警告ランプ74が接続されている。そして、この診断部71は、制御装置70内で上記制御部73とバス接続されている。
このように構成された制御装置70では、診断部71が、その入力部に取り込まれる各サーマルダイオード31〜38,41〜48の出力(温度相関電圧)に基づいて、これらが配設されている各部位の温度を算出する。そして、この算出した温度に基づいて、上記第1あるいは第2半田層にクラックが発生したか否かを診断・判定し、それら半田層にクラックが発生している旨判定される場合、その結果をバックアップRAM72に記憶するとともに制御部73に出力し、さらには上記警告ランプ74を点灯駆動する。このとき、制御部73では、この診断部71による診断結果(判定結果)を反映させるかたちで、IGBT11〜16の駆動態様を制御する。すなわち、それらIGBT11〜16への通電電流を制限する等して異常部位の発熱を抑制する。
以下、制御装置70を通じて実行される主に上述した診断処理について、その概要を図5を参照して説明する。
図5は、制御装置70を通じて実行される半田クラックの発生判定に係る診断手順の一例を示すフローチャートである。この判定に係る処理は、所定時間毎に繰り返し実行される。
同図5に示されるように、この処理ではまず、第1サーマルダイオード31〜38の出力(温度相関電圧)に基づき算出されたIGBT11〜16の温度T1が読み込まれる(ステップS501)とともに、第2サーマルダイオード41〜48の出力に基づき算出された絶縁基板21〜26の温度T2がそれぞれ読み込まれる(ステップS502)。次いで、ステップS501にて読み込まれたIGBT温度T1と、このIGBT温度T1に対する異常判定値であるT1THとが比較され、IGBT温度T1が異常判定値T1TH以上となっているか否かが判断される(ステップS503)。なお、この異常判定値T1THとは、第1及び第2半田層にクラックが発生していない状態で、IGBT11〜16を定格駆動したときに飽和するであろうIGBT温度T1の上限温度よりも若干高温側に設定された温度であり、予め実験等を通じて算出されて診断部71の備えるバックアップRAM72に記憶されている。そしてここでは、IGBT温度T1がこの異常判定値T1TH未満であると判断された場合(ステップS503:NO)、第1及び第2半田層のいずれにも半田クラックが発生していないと判定される(ステップS504)。
すなわち、先の図2に例示したような断面構造を有する半導体装置にあっては通常、第1半田層61及び第2半田層62のいずれにもクラックが生じていない場合、同図2に示される構造体S21を例にとれば、IGBT14の駆動に基づき第1サーマルダイオード35、第2サーマルダイオード45を通じて検出される温度は、「IGBT温度T1>絶縁基板温度T2」といった関係を保ったまま徐々に上昇して、いずれは各々の飽和温度付近で推移する。したがってこの場合、IGBT温度T1が異常判定値T1TH以上となることはない。しかし、同構造において、例えば第2半田層62にクラックが生じたとすると、該第2半田層62の熱抵抗の増大によって、IGBT14から発せられる熱が放熱板51を通じて放熱されにくくなることから、第1サーマルダイオード35、第2サーマルダイオード45を通じて検出される温度は共に上昇傾向となる。そしてこの場合には、少なくともIGBT温度T1はいずれ異常判定値T1TH以上となる。また同構成において、例えば第1半田層61にクラックが生じたとすると、該第1半田層61の熱抵抗の増大によってIGBT14から発せられる熱が絶縁基板24自体に伝わりにくくなることから、第1サーマルダイオード35を通じて検出される温度は大きく上昇するものの、第2サーマルダイオード45を通じて検出される温度はその上昇度合が鈍り、絶縁基板温度T2としての本来の飽和温度にも達しにくくなる。そしてこの場合も、IGBT温度T1に着目すれば、このIGBT温度T1もいずれ異常判定値T1TH以上となる。このように、IGBT温度T1を監視し、このIGBT温度T1が異常判定値T1TH未満である限り、上述のように第1及び第2半田層のいずれにも半田クラックが発生していないと判定することができる。
一方、上記ステップS503の処理においてIGBT温度T1が異常判定値T1TH以上であると判断された場合にはさらに、上記ステップS502にて読み込まれた絶縁基板温度T2と、この絶縁基板温度T2に対する異常判定値であるT2THとが比較され、絶縁基板温度T2が異常判定値T2TH以上となっているか否かが判断される(ステップS511)。なお、この異常判定値T2THとは、上記異常判定値T1THと同様に、第1及び第2半田層にクラックが発生していない状態で、IGBT11〜16を定格駆動したときに飽和するであろう絶縁基板温度T2の上限温度よりも若干高温側に設定された温度であり、これも予め実験等を通じて算出されて診断部71の備えるバックアップRAM7
2に記憶されている。そしてここでは、絶縁基板温度T2が異常判定値T2TH以上であると判断された場合には(ステップS511:YES)、第2半田層に半田クラックが発生していると判定される(ステップS512)。上述のように、IGBT温度T1及び絶縁基板温度T2が共に上昇傾向となって各々その異常判定値T1THあるいは異常判定値T2TH以上となるときには第2半田層(図2の例では第2半田層62)にクラックが生じている可能性が高い。
他方、同ステップS511の処理において、絶縁基板温度T2が異常判定値T2TH未満であると判断された場合には、第1半田層に半田クラックが発生していると判定される(ステップS513)。これも上述のように、IGBT温度T1が異常判定値T1TH以上であるにも拘わらず、絶縁基板温度T2がその異常判定値T2TH未満である場合には、第1半田層(図2の例では第1半田層61)の熱抵抗の増大、すなわちクラックの発生に起因して絶縁基板温度T2の上昇度合いが鈍っている可能性が高い。
そして、ステップS511での処理が肯定あるいは否定の場合には、第2半田層にクラックが発生している旨の情報、あるいは第1半田層にクラックが発生している旨の情報がバックアップRAM72に記憶されるとともに(ステップS514)、半田クラックの発生を警告する警告ランプ74が点灯される(ステップS515)。またこのときには、半田クラックが発生している旨の情報が診断部71から制御部73へと出力され、これにより制御部73では上述のように、IGBT11〜16への通電電流を制限する等して異常部位の発熱を抑制する(ステップS516)。なお、制御部73によるこのような制御は、半導体装置を交換する等の半田クラックへの対処が完了するまで維持される。
以上説明したように、本実施の形態に係る半導体装置によれば、以下に列挙する効果が得られるようになる。
(1)6つの構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23において、本来はIGBT11〜16あるいは絶縁基板21〜26の各四隅にサーマルダイオード等の温度検出素子を配設して半田クラックの発生の有無を監視すべきところ、必要最低限の数の温度検出素子を通じて同半田クラックの発生の有無を監視するようにした。すなわち、IGBT11〜16及び絶縁基板21〜26の四隅のうち、最も熱干渉の度合いが大きい角部に各々第1サーマルダイオード31〜38あるいは第2サーマルダイオード41〜48を設けるようにした。これにより、簡易な構成でありながら第1及び第2半田層に発生したクラック、さらにはこのクラックに起因するIGBT11〜16あるいは絶縁基板21〜26の過度の温度上昇を的確に検出することが可能となる。
(2)IGBT11〜16の実装される絶縁基板21〜26として、セラミックの一種である窒化アルミニウムを採用するようにした。これにより、発熱量の大きなIGBT11〜16を備える半導体装置にあっても、その熱に対する信頼性をより高く維持することが可能となる。
(3)6つの構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23の支持体として、熱伝導率が高く、放熱性のよい材料であるアルミニウムからなる放熱板51を採用するようにした。これにより、IGBT11〜16の駆動に伴ってそれらIGBT11〜16から発せられる熱を効率よく放熱させることが可能となり、半導体装置としての熱に対する信頼性を更に向上させることができるようになる。
(4)制御装置70の診断部71にて第1あるいは第2半田層にクラックが発生していると判断された場合には、制御部73を通じてIGBT11〜16への通電電流を制限する等して異常部位の発熱を抑制するようにした。これにより、第1あるいは第2半田層に発生したクラックの拡大を抑制するなどのフェールセーフも併せて実現されるようになる
なお、上記実施の形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施の形態に係る半田クラック発生判定に係る診断処理では、そのステップS514において半田クラックが発生している旨の情報が、その発生部位の別に、すなわち第1及び第2半田層の別にバックアップRAM72に記憶されるようにした。これに限らず、同ステップS514においては、半田クラックが発生している旨の情報のみがバックアップRAM72に記憶されるようにしてもよい。
・半導体装置として6つの構造体S11,S12,S13,S21,S22,S23が単一の支持体である放熱板51の同一平面上に半田付けによって一体化されたものを例示した。これに限らず、例えば図6に示すように、2つの構造体S11、S21が放熱板51に一体に半田付けされた半導体装置にも、本発明は同様に適用することができる。この場合、同図6に示すように、これら構造体S11,S21のうち、構造体S11にはその絶縁基板21の右上隅と右下隅において構造体S21と隣接している。また、構造体S21にはその絶縁基板22の左上隅と左下隅において構造体S11と隣接している。そして、これら以外のいずれの角部も他の構造体とは隣接していない。よって、こうした半導体装置では、構造体S11の絶縁基板21及びIGBT11の右上下隅と、構造体S21の絶縁基板22及びIGBT12の左上下隅にそれぞれサーマルダイオード41〜44,31〜34を設けるようにすればよい。
・また同様に、例えば図7に示すように、4つの構造体S11,S12,S21,S22が放熱板に一体に半田付けされた半導体装置にも本発明を適用することができる。この場合、同図7に示すように、構造体S11,S12からなる第1列目の右側に第2列目として構造体S21,S22が配置される態様にて、4つの構造体S11,S12,S21,S22が単一の放熱板51上に半田付けされている。これら構造体S11,S12,S21,S22のうち、構造体S11についてはその絶縁基板21の右下隅において、構造体S12についてはその絶縁基板22の右上隅において、構造体S21についてはその絶縁基板23の左下隅において、そして構造体S22についてはその絶縁基板24の左上隅においてそれぞれ他の3個の構造体と隣接している。また、これら以外の角部は、隣接する構造体の数は0個あるいは1個である。よって、こうした半導体装置では、構造体S11の絶縁基板21及びIGBT11の右下隅、構造体S12の絶縁基板22及びIGBT12の右上隅、構造体S21の絶縁基板23及びIGBT13の左下隅、及び構造体S22の絶縁基板24及びIGBT14の左上隅にそれぞれサーマルダイオード41〜44,31〜34を設けるようにすればよい。
・上記支持体についてはこれを、アルミニウムにより形成された放熱板51としたが、これに限らず、同放熱板の形成材料として銅を採用するようにしてもよい。この場合は、半田付けのための表面処理も不要となる。
・また、構造体を支持する支持体が放熱板である必要もない。この支持体は、半導体装置を冷却する冷却装置の一面であってもよい。
・絶縁基板として、窒化アルミニウムを採用したが、これに限らず窒化ケイ素や酸化アルミニウム等のセラミック基板も適宜採用可能である。また、セラミック基板に限らず、絶縁性を有する他の材料によって形成された基板であってもよい。ただし、それら基板であっても、予め半田付け可能に表面処理されていることが望ましい。
・ハイブリッド車等に搭載される三相交流インバータとして用いられる半導体装置を例示したが、鉄道用インバータや産業用インバータとして用いられる半導体装置、あるいは図6や図7に示した例も含めて各種インバータやコンバータとして用いられる半導体装置
にも、この発明は同様に適用することができる。
・温度検出素子についても、サーマルダイオード以外に、サーミスタ等も採用可能である。
・温度検出素子をIGBTと絶縁基板の両方に設けるようにしたが、同温度検出素子は、IGBTのみ、若しくは絶縁基板のみに設けるようにしてもよい。
・電力用半導体素子としてはIGBTに限らず、パワーMOSFET、パワートランジスタ、サイリスタ等も適宜採用することができる。
本発明に係る半導体装置の一実施の形態についてその平面構造を示す平面図。 図1のA−A線に沿った一部断面構造を示す部分断面図。 同実施の形態の半導体装置における温度分布を概念的に示す平面図。 同実施の形態の半導体装置を診断・制御する制御装置についてその電気的構成を模式的に示すブロック図。 上記制御装置による半田クラックの発生判定に係る診断処理についてその処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態の半導体装置の変形例についてその平面構造を示す平面図。 同実施の形態の半導体装置の変形例についてその平面構造を示す平面図。
符号の説明
11,12,13,14,15,16…絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)、21,22,23,24,25,26…絶縁基板、31,32,32,33,34,35,36,37,38…第1サーマルダイオード、41,42,43,44,45,46,47,48…第2サーマルダイオード、51…放熱板、61…第1半田層、62…第2半田層、70…制御装置、71…診断部、72…バックアップRAM、73…制御部、74…警告ランプ、S11,S12,S13,S21,S22,S23…構造体。

Claims (5)

  1. 絶縁基板に半田付けにより実装された電力用半導体素子を有する構造体の複数が、支持体の同一平面上に半田付けによって隣接配置されてなる半導体装置において、
    前記絶縁基板の四隅のうち、隣接する他の構造体の数が最も多い角部、及び当該絶縁基板に実装されてこの角部からの距離が最も小さい前記電力用半導体素子の角部の少なくとも一方に、当該部分の温度を検出する温度検出素子を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記温度検出素子が、温度上昇にともなって所定電流あたりの電圧値が低下するサーマルダイオードからなる
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記絶縁基板に実装される電力用半導体素子には絶縁ゲート型バイポーラトランジスタが含まれてなり、当該半導体装置が、前記支持体の同一平面上にこの絶縁ゲート型バイポーラトランジスタを含む構造体が「2列×3個」隣接配置されて直流電流を三相交流電流に変換する三相交流インバータからなる
    請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記絶縁基板が半田付け可能に表面処理されたセラミック基板からなる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記支持体が半田付け可能に表面処理されたアルミニウムからなる放熱板である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
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