JP2010055769A - 伸縮式の合図灯 - Google Patents

伸縮式の合図灯 Download PDF

Info

Publication number
JP2010055769A
JP2010055769A JP2008216300A JP2008216300A JP2010055769A JP 2010055769 A JP2010055769 A JP 2010055769A JP 2008216300 A JP2008216300 A JP 2008216300A JP 2008216300 A JP2008216300 A JP 2008216300A JP 2010055769 A JP2010055769 A JP 2010055769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
frp
frp tube
light
telescopic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2008216300A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Hamaguchi
拓司 濱口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TECH PIPE CO Ltd
Original Assignee
TECH PIPE CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TECH PIPE CO Ltd filed Critical TECH PIPE CO Ltd
Priority to JP2008216300A priority Critical patent/JP2010055769A/ja
Publication of JP2010055769A publication Critical patent/JP2010055769A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】夜間での視認性が高く、便利に使える伸縮式の合図灯を提供する。
【解決手段】根元部に携帯電灯ユニット(U)を内蔵した太い固定FRP管(A)と、その固定FRP管(A)の内部へ離脱不能に差し込み嵌合された細い伸縮FRP管(B)とから成り、その両FRP管(A)(B)の外周面に赤色の光透過シート(5a)(5b)と白色の光反射シート(6a)(6b)とを、交互する縞模様形態に巻き付けると共に、上記伸縮FRP管(B)を固定FRP管(A)から引き出した伸長状態と、同じく固定FRP管(A)の内部へ押し込んだ短縮状態とを、何れも伸縮限度位置決め用ロック爪(22)によってロックするように定めた。
【選択図】図2

Description

本発明は警察官による車両の検問や交通整理を初め、作業現場の警備員による車両の指示・誘導などに便利な伸縮式の合図灯に関する。
伸縮自在の発光フードを備えた合図灯は、実開昭63−61701号公報に記載されている。他方、棒状の発光部と光反射性の筒部とを備え、昼夜での視認性を高めた合図灯が特開2002−298602号公報に、又パイプ状の発光フードへ相違する2色を、交互の縞模様状に形成した合図灯が実開平6−2501号公報に各々記載されている。
実開昭63−61701号公報 実開平6−2501号公報 特開平10−40702号公報 特開2002−298602号公報
ところが、実開昭63−61701号公報に記載の合図灯では、発光フード(c)の伸縮フード(e)が固定フード(d)から抜けないまでも、例えば合図灯を激しく振り廻すと、伸縮フード(e)が不慮に張り出し伸長する一方、その伸縮フード(e)を地面や壁面などに押し付けると、これが逆に没入・短縮することとなる。
その意味から格闘に耐える強靱な警棒や、休息時の杖などとして便利良く使用できないほか、携帯電灯(a)の外周面にランプ(1)のスイッチ(3)が露出しているため、ここを握り持った片手により、そのスイッチ(3)を誤操作してしまうおそれもある。
他方、特開2002−298602号公報に記載の合図灯では、その使用長さを短縮できないため、携帯上不便である。又、昼間には光反射性の筒部(5)を引き伸ばして、発光体(LED)(3)を被覆しているが、夜間にはその光反射性の筒部(5)を把持部(4)へ押し込み収納して、これを使わず、発光体(LED)(3)や先端部の白熱球(3c)だけの明るさで使用するようになっているため、未だ視認性に劣る。
それにもまして、透明樹脂の筒状ケースから成る発光部(2)に、発光体(LED)(3a)(3b)(3c)を電気配線しているため、乱暴な取扱いによる接触不良や、衝撃などによる破損を招きやすく、その意味からも警棒や杖として使用することができない。
更に、実開平6−2501号公報に記載された合図灯の場合、その発光フード(12)に交互する青色と赤色とが形成されているとしても、それは特開2002−298602号公報に記載された赤色のLED(3a)及び緑色のLED(3b)と同じく、その選択した何れか1色だけを発光させるに過ぎず、その2色を同時に視認させる趣旨ではないため、未だ夜間での視認性に劣るのである。
本発明はこのような課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1では伸縮式の合図灯として、一定長さの固定FRP管と、その内部へ根元側から差し込み装填された携帯電灯ユニットと、同じく固定FRP管の内部へ先端側から離脱不能に差し込み嵌合された伸縮FRP管と、その伸縮FRP管を先端側から施蓋した石突とを備え、
上記伸縮FRP管の根元部付近へ伸縮限度位置決め用ロック爪を、その伸縮FRP管の外周面から常時進出する弾圧付勢状態に内蔵させる一方、
同じく伸縮FRP管を上記固定FRP管に対して伸縮操作した時、その伸縮限度位置決め用ロック爪と択一的に係止し得る爪受け入れ口の前後一対を、上記固定FRP管の先端部付近と根元部付近へ各々切り欠くと共に、
上記伸縮FRP管と固定FRP管との両外周面へ光透過シートと光反射シートとを、その何れか一方が赤色で他方が白色として、その伸縮FRP管の短縮操作時に光透過シート同士及び光反射シート同士が対応合致することとなる位置関係での交互に巻き付け一体化して、
上記携帯電灯ユニットの白色LEDを点灯させた夜間での使用中、その光透過シートから透過する赤色又は白色と、光反射シートから反射する白色又は赤色との異なる2色を視認させるように定めたことを特徴とする。
又、請求項2では固定FRP管の根元部付近と伸縮FRP管の先端部へ、赤色の光透過シートや白色の光反射シートと別個な白色の光透過シートを巻き付け一体化したことを特徴とする。
請求項3では固定FRP管及び伸縮FRP管を形作るFRPシートプリプレグの最外層へ、光透過シートと光反射シートとを1プライづつ巻き付けると共に、
その光透過シートと光反射シートとを上記FRPシートプリプレグの加熱硬化によって融着一体化したことを特徴とする。
請求項4では伸縮FRP管の先端部を施蓋するプラグの中心部から、ネジ口筒を前向き一体に突設すると共に、
上記プラグのネジ口筒へ螺合締結したガラスクラッシャーを、そのネジ口筒へ螺合締結した石突兼用のキャップナットにより、被覆化粧したことを特徴とする。
更に、請求項5では携帯電灯ユニットに光源となる白色LEDのほか、その集光型反射鏡と乾電池を内蔵させると共に、その白色LEDの電源操作スイッチを固定FRP管の根元部から露出させる一方、
伸縮FRP管の先端部を施蓋するプラグの後端面へ、上記白色LEDからの光反射板を貼り付けたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、その合図灯の細い伸縮FRP管を太い固定FRP管から引き出した伸長状態と、同じく伸縮FRP管を固定FRP管の内部へ押し込んだ短縮状態との使い分けが可能となり、著しく便利である。
そして、その何れにあっても光透過シートから発光している赤色又は白色と、これと交互する配列の光反射シートが、車両からの光を受けて浮き出し反射する白色又は赤色との異なる2色により、夜間での視認性を著しく向上でき、警察官による車両の検問や交通事故処理を初め、工事現場の警備員による車両の指示・誘導などに役立つ。
又、上記合図灯の伸長状態と短縮状態は、何れも伸縮FRP管の伸縮限度位置決め用ロック爪を介してロックされるようになっているため、万一乱暴に取り扱ったり、犯人との格闘に供したり、或いは杖として接地させたりしても、不慮に伸長又は短縮する危険性がなく、安心裡に使用できる効果がある。
特に、請求項2の構成を採用するならば、伸縮FRP管における先端部の光透過シートから透過する白色により、夜間に伸長された使用状態の全体長さを、一目瞭然に確認することができる一方、固定FRP管における根元部付近の光透過シートから透過する白色によって、その固定FRP管の根元部を握り持った警察官が、夜間での車両検問中に運転免許証などをすばやく確実に視認できるのであり、利便性や対応性が著しく向上する。
請求項3の構成を採用するならば、固定FRP管や伸縮FRP管の表面から光透過シートと光反射シートの剥離するおそれがなく、耐用性に優れる。
請求項4の構成を採用するならば、伸縮FRP管の先端部に締結されたキャップナットを石突として、合図灯を杖代りに使用できるほか、そのキャップナットを取りはずし露出したガラスクラッシャーにより、車両の窓ガラスを意図的に破壊して、室内に閉じ込められた人の救助を行なえる効果もある。
更に、請求項5の構成を採用するならば、携帯電灯ユニットに内蔵された白色LEDを光源として、その集光型反射鏡や伸縮FRP管の先端部に内蔵された光反射板とも相俟ち、合図灯の全体を夜間でも明るく発光させることができ、故障し難い耐用的な合図灯を得られる効果がある。
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、図1〜4はその本発明に係る伸縮式合図灯の伸長状態と短縮状態を示しており、(A)は比較的太い一定長さ(L1)(例えば約575mm)の固定FRP管、(B)はその固定FRP管(A)の内部へ先端側から差し込み嵌合された比較的細い伸縮FRP管であって、上記固定FRP管(A)よりも若干短かい一定長さ(L2)(例えば約450mm)を備えているが、その伸長状態の全体長さとしては長くとも約1200mmが好ましい。全体の重量は約350〜400gに設定することが望ましい。
このような伸縮FRP管(B)と固定FRP管(A)とは各々ガラス繊維シートやアラミド繊維シート、その他の光透過性のFRPシートに、予じめ熱硬化性のエポキシ樹脂が含浸されたプリプレグを素材として、そのFRPシートプリプレグの加熱硬化により、互いに嵌合し得る断面円形の積層状態に製管された中空の1本物であり、光透過性を発揮する。
しかも、その嵌合状態にある伸縮FRP管(B)の根元部と固定FRP管(A)の先端部とは、互いに離脱しないストッパー(1a)(1b)として、部分的な厚肉の積層状態に増強されている。(2a)(2b)はその厚肉なストッパー(1a)(1b)同士の係止段部、(3)はその伸縮FRP管(B)の厚肉な根元部に切り込まれた向かい合う一対の割り溝であり、口径の拡縮作用を果す。
又、図6、7の製造工程に示す如く、上記伸縮FRP管(B)を形作るFRPシートプリプレグ(4b)の最外層には、赤色の光透過シート(5b)と白色の光反射シート(6b)とが交互する配列状態として、1プライ分づつ巻き付け一体化されている一方、上記固定FRP管(A)を形作るFRPシートプリプレグ(4a)の最外層にも、同じく赤色の光透過シート(5a)と白色の光反射シート(6a)とがやはり交互する配列状態として、1プライ分づつ巻き付け一体化されている。(x)はその巻き付け端縁同士のオーバーラップ部、(M)はマンドレル(金型)である。
つまり、上記FRP管(A)(B)の製造工程において、そのFRPシートプリプレグ(4a)(4b)の外周面を被覆する状態の交互に巻き付けられた光透過シート(5a)(5b)と光反射シート(6a)(6b)が、上記FRPシートプリプレグ(4a)(4b)に予じめ含浸されているエポキシ樹脂の加熱軟化により、その流動液を介してFRPシートプリプレグと混然一体に融着し、その状態のもとで完全に硬化することとなる結果、上記光透過シート(5a)(5b)と光反射シート(6a)(6b)がFRP管(A)(B)の表面から剥離するおそれはない。
しかも、上記伸縮FRP管(B)を固定FRP管(A)の内部へ押し込み短縮させた場合、図3〜5から示唆されるように、その両FRP管(A)(B)の光透過シート(5a)(5b)同士がオーバーラップ状態として対応合致し、両FRP管(A)(B)の光反射シート(6a)(6b)同士もオーバーラップ状態として対応合致するようになっている。(w1)は光透過シート(5a)(5b)の巻き付け帯幅、(w2)は光反射シート(6a)(6b)の巻き付け帯幅であり、例えば互いに同等の約85〜90mmに関係設定されている。
更に言えば、図例の場合固定FRP管(A)と伸縮FRP管(B)との何れにあっても、その先端側から根元側への順序良く、白色の光反射シート(6a)(6b)と赤色の光透過シート(5a)(5b)とを交互に巻き付けているが、伸縮FRP管(B)の先端部には別個な白色の光透過シート(7b)を配列設置しており、その先端部の光透過シート(7b)から透過する白色によって、夜間に伸長させた使用状態の全体長さを、容易に正しく視認できるようになっている。
他方、固定FRP管(A)の根元部には操作手の滑り止め用となる合成樹脂製グリップカバー(9)が被着一体化されており、ここを握り持ち使用するようになっているが、上記赤色の光透過シート(5a)とグリップカバー(9)との前後相互間には、やはり別個な白色の光透過シート(10a)を巻き付け一体化している。
茲に、固定FRP管(A)側の光透過シート(10a)から透過する白色によって、夜間の検問や取締まり時における運転免許証などの視認をすばやく行なえるようになっている。尚、図例では赤色の光透過シート(5a)(5b)と白色の光反射シート(6a)(6b)とを交互に配列設置しているが、これとの言わば反対に、光透過シート(5a)(5b)を白色とし、光反射シート(6a)(6b)を赤色として組み合わせても良い。
上記固定FRP管(A)のグリップカバー(9)と対応位置する内部には、その根元側から携帯電灯ユニット(U)が防水施蓋状態に差し込み装填されている。図例の場合、携帯電灯ユニット(U)は硬質な合成樹脂製のプラグ(11)を介して、固定FRP管(A)の内周面へ螺合締結されており、その固定FRP管(A)から抜き出し交換することもできるようになっている。
携帯電灯ユニット(U)は図8から明白なように、光源となる白色発光ダイオード(LED)(12)やその集光型反射鏡(13)、2本の単三乾電池(14)、電源操作スイッチ(15)を具備しており、図9のような固定FRP管(A)の根元部から露出する携帯電灯ユニット(U)の電源操作スイッチ(15)を押せば、白色LED(12)が点灯又は消灯するようになっている。
他方、伸縮FRP管(B)の先端部には図10〜12のような硬質合成樹脂製のプラグ(16)が螺合締結されており、これによる防水施蓋状態にあるが、そのプラグ(16)の中心部からはネジ口筒(17)が前向き一体に突設されている。(18)は同じくプラグ(16)の後端面に貼り付け一体化された光反射板であり、上記白色LED(12)からの光を明るく反射する。(19)はガラスクラッシャーであって、錐頭付きのネジ軸から成り、上記プラグ(16)のネジ口筒(17)へ着脱・交換自在に螺合締結されている。(19a)はガラスクラッシャー(19)の回動操作工具用係止フラット面である。
(20)は同じくプラグ(16)のネジ口筒(17)へ着脱・交換自在に螺合締結された硬質な合成樹脂製のキャップナットであって、上記ガラスクラッシャー(19)を被覆化粧しており、その状態では石突として機能するため、合図灯を杖のように接地して使うこともできる。
このような石突となるキャップナット(20)を取りはずし、その露出したガラスクラッシャー(19)の錐頭により、車両の窓ガラスを破壊して、事故車両の室内に閉じ込められた人を助け出すことができるのである。
更に、(21)は上記伸縮FRP管(B)における根元部付近の円周面に切り抜かれた爪出没口であり、その爪出没口(21)から常時進出する弾圧付勢状態の伸縮限度位置決め用ロック爪(22)を備えた断面ほぼC字形の合成樹脂製止め輪(23)が、上記伸縮FRP管(B)に内蔵設置されている。その止め輪(23)の円周面から外向きに隆起したロック爪(22)が、爪出没口(21)から常時進出する弾圧付勢状態に保たれているのである。
しかも、上記伸縮FRP管(B)の爪出没口(21)は円周方向に沿って延在する楕円形をなし、ここから進出している上記ロック爪(22)の表面はカム面として、時計方向又は反時計方向の何れか一方向(R)には回動できるが、残る他方に向かっては回動できないようになっている。
そして、このような伸縮限度位置決め用ロック爪(22)を備えた伸縮FRP管(B)との関係上、これと嵌合している固定FRP管(A)の先端部付近と根元部付近には、上記伸縮FRP管(B)の爪出没口(21)と択一的に合致連通する前後一対の爪受け入れ口(24)(25)が、やはり楕円形として切り抜き分布されている。
つまり、伸縮FRP管(B)を固定FRP管(A)から引き出し伸長させた時には、図1、2や図13、14のように伸縮FRP管(B)の爪出没口(21)が固定FRP管(A)の前側爪受け入れ口(24)と合致連通して、その伸縮限度位置決め用ロック爪(22)が上記爪出没口(21)から、固定FRP管(A)の前側爪受け入れ口(24)へ係止することになるため、その伸縮FRP管(B)の伸長限度を安定良く位置決めロックすることができる。
そして、その図13、14に示す伸長位置決めロック状態から、伸縮FRP管(B)を固定FRP管(A)との相対的に、同図の時計方向(矢印R参照)へ回動操作すれば、そのロック爪(22)が固定FRP管(A)の前側爪受け入れ口(24)から図15、16のように、伸縮FRP管(B)の爪出没口(21)へ没入するため、その伸縮FRP管(B)を固定FRP管(A)の内部へ押し込み短縮させることができる。
その短縮させた時には、伸縮FRP管(B)の爪出没口(21)が図3、4や図15、16のように、固定FRP管(A)の後側爪受け入れ口(25)と合致連通して、その伸縮限度位置決め用ロック爪(22)が上記爪出没口(21)から、固定FRP管(A)の後側爪受け入れ口(25)へ係止することになるため、その伸縮FRP管(B)の短縮限度をやはり安定裡に位置決めロックできるのである。
このような短縮位置決めロック状態から逆に、伸縮FRP管(B)を伸長させることもできることは、言うまでもない。又、伸縮FRP管(B)を固定FRP管(A)の内部へ押し込み短縮させた位置決めロック状態において、上記光反射シート(6a)(6b)同士や光透過シート(5a)(5b)同士が、互いに対応合致したオーバーラップ状態に保たれるのである。
尚、図例では上記したとおり、伸縮FRP管(B)を固定FRP管(A)との相対的に一方向(R)へ回動操作した時、初めてロック爪(22)による位置決めロック状態を解除できるようになっているが、その回動操作に代わるロック爪(22)の押し込み操作を加えて、同様な位置決めロック状態の解除を行なえるように構成してもさしつかえない。
又、図例の場合伸縮FRP管(B)の伸縮限度位置決め用ロック爪(22)とその伸縮FRP管(B)に開口する爪出没口(21)や、固定FRP管(A)に開口する前後一対の爪受け入れ口(24)(25)を、悉く1個づつとして対応的に形成しているが、図13、15と対応する図17、18の変形実施形態に示す如く、これらを放射対称型に分布する複数個づつとして設置しても良い。
本発明の合図灯は伸縮式として、その細い伸縮FRP管(B)を太い固定FRP管(A)から引き出した伸長状態と、同じく伸縮FRP管(B)を固定FRP管(A)の内部へ押し込んだ短縮状態との使い分けが可能であり、その何れあっても光透過シート(5a)(5b)から発光・透過している赤色又は白色と、これと交互する配列の光反射シート(6a)(6b)が、車両からの光を受けて浮き出し反射する白色又は赤色との異なる2色によって、夜間での視認性を著しく向上でき、警察官による車両の検問や交通整理を初め、作業現場の警備員による車両の誘導などを便利良く行なえる効果がある。
しかも、上記固定FRP管(A)に対する伸縮FRP管(B)の伸長状態と短縮状態は、その何れも位置決め用ロック爪(22)によってロックされるようになっているため、使用中の不慮に伸縮してしまうおそがない。その結果、長時間立ち続ける時に接地する休息用の杖や、犯人と格闘する時の警棒などとして、安全に使用することもできる。このことには、FRP管(A)(B)が衝撃に強く軽量であることも、有機的に働くと言える。
上記した互いに異なる2色の光透過シート(5a)(5b)と光反射シート(6a)(6b)のみならず、伸縮FRP管(B)の先端部と固定FRP管(A)の根元部付近には、別個な白色の光透過シート(7b)(10a)も巻き付け一体化されており、携帯電灯ユニット(U)の光源をなす白色LED(12)が、その光透過シート(7b)(10a)から明るく発光するため、夜間における車両の検問や交通整理などに必要な運転免許証の目視確認を、警察官がすばやく便利に行なえるのである。
又、伸縮FRP管(B)の先端部を施蓋するプラグ(16)には、ガラスクラッシャー(19)が着脱・交換自在に植え付けられており、これを被覆するキャップナット(20)は、石突として機能し得るようになっているため、その石突による上記杖としての使用や、ガラスクラッシャー(19)による窓ガラスの意図的な破壊などを便利良く行なえ、対応性が広がる。
更に、固定FRP管(A)を握り持つグリップカバー(9)と対応位置する根元部には、携帯電灯ユニット(U)が螺合締結手段によって差し込み装填されており、その光源の白色LED(12)から発する光を伸縮FRP管(B)の先端部に内蔵する光反射板(18)によって、明るく反射させるようになっているため、多数の発光ダイオード(LED)を並列状態として電気配線する方式に比し、乱暴な取扱いによる接触不良を生じるおそれがなく、光透過シート(5a)(5b)と光反射シート(6a)(6b)とが、固定FRP管(A)並びに伸縮FRP管(B)と一体成形されていることとも相俟って、耐用性に富む合図灯を得られる効果がある。
本発明に係る合図灯の伸長状態を示す正面図である。 図1の2−2線半欠截断面図である。 図1と対応する合図灯の短縮状態を示す正面図である。 図3の4−4線半欠截断面図である。 固定FRP管と伸縮FRP管との対応位置関係を示す分解状態の正面図である。 FRP管の製造工程を示す斜面図である。 図6の拡大縦断面図である。 固定FRP管から携帯電灯ユニットを抜き出した分解状態の断面図である。 固定FRP管へ携帯電灯ユニットを差し込んだ取付状態の断面図である。 伸縮FRP管の先端施蓋状態を示す断面図である。 図10からキャップナットを取りはずした状態の断面図である。 図10の分解状態を示す半欠截断面図である。 図1の13−13線拡大断面図である。 図13の14−14線断面図である。 図13からロック爪を回動操作した状態の断面図である。 図15の16−16線断面図である。 図13に対応するロック爪の変形実施形態を示す断面図である。 図17からロック爪を回動操作した状態の断面図である。
符号の説明
(1a)(1b)・ストッパー
(2a)(2b)・係止段部
(3)・割り溝
(4a)(4b)・FRPシートプリプレグ
(5a)(5b)・光透過シート
(6a)(6b)・光反射シート
(7b)(10a)・光透過シート
(9)・グリップカバー
(11)・プラグ
(12)・白色発光ダイオード(LED)
(13)・集光型反射鏡
(14)・乾電池
(15)・電源操作スイッチ
(16)・プラグ
(17)・ネジ口筒
(18)・光反射板
(19)・ガラスクラッシャー
(19a)・係止フラット面
(20)・キャップナット
(21)・爪出没口
(22)・伸縮限度位置決め用ロック爪
(23)・止め輪
(24)・(25)・爪受け入れ口
(A)・固定FRP管
(B)・伸縮FRP管
(M)・マンドレル
(U)・携帯電灯ユニット
(L1)(L2)・長さ
(w1)(w2)・帯幅

Claims (5)

  1. 一定長さの固定FRP管と、その内部へ根元側から差し込み装填された携帯電灯ユニットと、同じく固定FRP管の内部へ先端側から離脱不能に差し込み嵌合された伸縮FRP管と、その伸縮FRP管を先端側から施蓋した石突とを備え、
    上記伸縮FRP管の根元部付近へ伸縮限度位置決め用ロック爪を、その伸縮FRP管の外周面から常時進出する弾圧付勢状態に内蔵させる一方、
    同じく伸縮FRP管を上記固定FRP管に対して伸縮操作した時、その伸縮限度位置決め用ロック爪と択一的に係止し得る爪受け入れ口の前後一対を、上記固定FRP管の先端部付近と根元部付近へ各々切り欠くと共に、
    上記伸縮FRP管と固定FRP管との両外周面へ光透過シートと光反射シートとを、その何れか一方が赤色で他方が白色として、その伸縮FRP管の短縮操作時に光透過シート同士及び光反射シート同士が対応合致することとなる位置関係での交互に巻き付け一体化して、
    上記携帯電灯ユニットの白色LEDを点灯させた夜間での使用中、その光透過シートから透過する赤色又は白色と、光反射シートから反射する白色又は赤色との異なる2色を視認させるように定めたことを特徴とする伸縮式の合図灯。
  2. 固定FRP管の根元部付近と伸縮FRP管の先端部へ、赤色の光透過シートや白色の光反射シートと別個な白色の光透過シートを巻き付け一体化したことを特徴とする請求項1記載の伸縮式の合図灯。
  3. 固定FRP管及び伸縮FRP管を形作るFRPシートプリプレグの最外層へ、光透過シートと光反射シートとを1プライづつ巻き付けると共に、
    その光透過シートと光反射シートとを上記FRPシートプリプレグの加熱硬化によって融着一体化したことを特徴とする請求項1記載の伸縮式の合図灯。
  4. 伸縮FRP管の先端部を施蓋するプラグの中心部から、ネジ口筒を前向き一体に突設すると共に、
    上記プラグのネジ口筒へ螺合締結したガラスクラッシャーを、そのネジ口筒へ螺合締結した石突兼用のキャップナットにより、被覆化粧したことを特徴とする請求項1記載の伸縮式の合図灯。
  5. 携帯電灯ユニットに光源となる白色LEDのほか、その集光型反射鏡と乾電池を内蔵させると共に、その白色LEDの電源操作スイッチを固定FRP管の根元部から露出させる一方、
    伸縮FRP管の先端部を施蓋するプラグの後端面へ、上記白色LEDからの光反射板を貼り付けたことを特徴とする請求項1記載の伸縮式の合図灯。
JP2008216300A 2008-08-26 2008-08-26 伸縮式の合図灯 Ceased JP2010055769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008216300A JP2010055769A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 伸縮式の合図灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008216300A JP2010055769A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 伸縮式の合図灯

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010055769A true JP2010055769A (ja) 2010-03-11

Family

ID=42071483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008216300A Ceased JP2010055769A (ja) 2008-08-26 2008-08-26 伸縮式の合図灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010055769A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107990211A (zh) * 2017-11-30 2018-05-04 陈蒙蒙 一种多功能护栏灯

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0333127U (ja) * 1989-08-10 1991-04-02
JPH07249301A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Tsutomu Sasaki 交通整理用作業灯
JPH08202988A (ja) * 1995-01-26 1996-08-09 Ryoji Wada 合図灯
JPH10314327A (ja) * 1997-05-13 1998-12-02 Tomoyasu Murata 強化ガラス破壊機能付自動車用緊急保安炎筒
JP2004103373A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Sureddo Kk 発光装置及びそれを利用した発光物,表示器具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0333127U (ja) * 1989-08-10 1991-04-02
JPH07249301A (ja) * 1994-03-11 1995-09-26 Tsutomu Sasaki 交通整理用作業灯
JPH08202988A (ja) * 1995-01-26 1996-08-09 Ryoji Wada 合図灯
JPH10314327A (ja) * 1997-05-13 1998-12-02 Tomoyasu Murata 強化ガラス破壊機能付自動車用緊急保安炎筒
JP2004103373A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Sureddo Kk 発光装置及びそれを利用した発光物,表示器具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107990211A (zh) * 2017-11-30 2018-05-04 陈蒙蒙 一种多功能护栏灯
CN107990211B (zh) * 2017-11-30 2020-06-02 中山市蓝晨光电科技股份有限公司 一种多功能护栏灯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4485535B2 (ja) 多機能交通信号棒
EP1638425B1 (en) Lighted headwear
US20060227534A1 (en) Multifunctional stick assembly
CN102203498A (zh) 带有两侧发光模块的手电筒和照明式后部
KR101711395B1 (ko) 다용도 재난안전용 랜턴
US20200248893A1 (en) Led lamp
US7950074B2 (en) Hard hat outer shell having clear acrylic construction and internal illumination
AU2022224808B2 (en) A Safety Light Apparatus for Headwear
JP2010055769A (ja) 伸縮式の合図灯
US9010049B1 (en) Protective tent stake cap
JP2004047391A (ja) ライト
US20160356438A1 (en) Tactical light apparatus
US20060291234A1 (en) Vehicle having an auxiliary illuminating function
JP2007305316A (ja) 警報発生用携帯ライト
KR101421115B1 (ko) 군사용 랜턴
US6883943B2 (en) Motorcycle frame slider having elements of internal refraction and reflection
TWM571879U (zh) Concentrating anti-collision bar structure
CN107378844A (zh) 一种可拆卸的照明式螺丝刀
KR101741874B1 (ko) 푸쉬로 작동되는 조명장치가 구비된 안전모
JP2001023050A (ja) 携帯用信号灯
TWM548121U (zh) 發光把手
CN107160321A (zh) 一种照明式螺丝刀
CN216011955U (zh) 一种警用多功能警棍
JPH0219916Y2 (ja)
KR200443003Y1 (ko) 휴대용 신호봉

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20110125