JP2010055402A - 運転支援装置および運転支援プログラム - Google Patents

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美紀 村角
Yoshikazu Hashimoto
欣和 橋本
Yasushi Seike
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裕明 佐野
Takumi Yokoyama
卓見 横山
Yasuo Tsujino
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Abstract

【課題】運転者の状態をいち早く検出して、運転支援を行うことを課題とする。
【解決手段】車両の運転者が車両を走行させる前に行う各種操作(例えば、鍵挿入時の力、ドア開閉時の力、アクセルペダルを踏み込む力など)を検出し、検出された複数の操作それぞれと、操作履歴とを比較した結果、検出された操作と操作履歴とが異なる異常操作の数を計数し、計数した結果に基づいて、車両に搭載された各種センサのセンシングパラメータおよび/または車両の運転支援内容を決定して、決定したセンシングパラメータに変更したり、決定した運転支援内容を実行する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両に搭載され、車両の運転を支援する運転支援装置および運転支援プログラムに関する。
従来より、交通事故の多くは、安全運転義務違反によって発生している。この安全運転義務違反には、運転操作ミス、脇見運転、安全不確認、安全速度違反、漫然運転(居眠り、ぼんやり、考え事など)があり、これらの運転は、運転者の心理状態や体調、状態(眠気、注意力散漫)などに起因していることが多い。
そのため、上記した安全運転義務違反を防止する技術として、例えば、車間距離から運転者の心理を判定して運転支援する技術や運転状態の変化と呼吸の変化から心理状態を取得して運転支援する技術などが開示されている(例えば、特許文献1と2参照)。
特開2003−51097号公報 特開2006−42903号公報
しかしながら、上記した従来の技術は、運転者が不安定な状態で乗車して運転したとしても、従来技術に係る運転支援装置により運転者の不安定な状態が検出されるまでは、運転者は、不安定な状態のまま運転していることとなり、その間は交通事故を防止することができないという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、運転者の状態をいち早く検出して、運転支援を行うことが可能である運転支援装置および運転支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、車両に搭載され、前記車両の運転を支援する運転支援装置であって、前記車両の運転者が前記車両を走行させる前に行う各種操作を検出する操作検出手段と、前記操作検出手段により検出された各種操作から、前記運転者の状態が異常であるか否かを判定する状態判定手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、運転者の状態をいち早く検出して、運転支援を行うことが可能である。また、本発明によれば、運転者の状態を走行前から検出することができるので、事故原因を早い段階から減らすことが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る運転支援装置および運転支援プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係る運転支援装置の概要、運転支援装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に本実施例に対する種々の変形例を説明する。
[運転支援装置の概要および特徴]
最初に、実施例1に係る運転支援装置の概要を説明する。実施例1に係る運転支援装置は、車両に搭載される他の車載装置や各種センサなどに接続され、各種センサなどから得た情報を用いて、運転者に対して運転支援を行う電子制御装置(ECU:Electric Control Unit)を含んで車両に搭載される装置であり、特に、運転者の状態をいち早く検出して、運転支援を行うことが可能である。
このような運転支援装置は、運転者が車両を走行させる前に行う各種操作(例えば、鍵の差し込み力、かぎを回転させるスピードなど)を検出し、検出した操作が普段と異なる場合に、「急いでいる」や「疲れている」などの運転者の状態が異常な状態であるか否かを判断する。そうすることにより、運転者が車両を走行させる前段階で、運転者の異常を検知することができるので、運転者の状態をいち早く検出して、運転支援を行うことが可能である。
[運転支援装置の構成]
次に、図1を用いて、実施例1に係る運転支援装置の構成を説明する。図1は、実施例1に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、この運転支援装置(ECU)40は、車両の車載システム1に搭載される装置であり、特に、センサ類10と、運転支援類20と、通信機類30とを有する。
これらセンサ類10と、運転支援類20と、通信機類30と、運転支援装置(ECU)40との接続関係は、例えば、図2に示すように、カメラ33、レーダ32、ブレーキ22が接続され、車両の前方、前側方、後方、後側方、車内などを監視することができる。なお、図2は、各種装置の接続関係を示す図である。
かかるセンサ類10は、後述する操作検出部43に接続され、運転者が行う各種操作を検知するセンサであり、鍵挿入センサ11と、座席センサ12と、ドアセンサ13と、ハンドルセンサ14と、アクセルセンサ15と、ブレーキセンサ16とを有する。また、ここで記載した各種センサは、他のセンサと連動して各種操作を検出する。
鍵挿入センサ11は、圧力センサなどを有し、運転者により鍵操作として「差込開始、差込完了、回転開始、回転終了、差し込み力」などを検知して操作検出部43に通知する。座席センサ12は、運転者によるシートへの操作として「運転者がシートに座る際のシートへの圧力」やドアセンサ13と連動することにより「ドアが開いてから座るまでの時間」を検知して操作検出部43に通知する。ドアセンサ13は、圧力センサや音量センサなどを有し、運転者によりドア操作として「取っ手を握る力、開閉時の音の大きさ、開閉時の力、開閉時間」などを検知して操作検出部43に通知する。
ハンドルセンサ14は、圧力センサや湿度計などを有し、運転者によりハンドル操作として「ハンドルへの圧力、ハンドルを握る湿気」などを検知して操作検出部43に通知する。アクセルセンサ15は、アクセルペダルに接続され、運転者によりアクセル操作として「アクセルペダルへの圧力、アクセルペダルを踏み込んでいる時間」などを検知して操作検出部43に通知する。ブレーキセンサ16は、ブレーキペダルに接続され、運転者によりブレーキ操作として「ブレーキペダルへの圧力、ブレーキペダルを踏み込んでいる時間」などを検知して操作検出部43に通知する。
運転支援類20は、運転者に対して運転支援を行うための各種装置であり、特に、アクセル21と、ブレーキ22と、ステアリング23とを有する。このうちアクセル21は、アクセルペダルに接続され、運転者に踏まれることで車両の速度を調節する装置であり、同様に、ブレーキ22は、ブレーキペダルに接続され、運転者に踏まれることで車両の速度を調節する装置であり、ステアリング23は、進行方向を任意に変えるためのかじ取り装置のことである。
通信機類30は、他の車両と通信したり、車両の周辺に存在する周辺車両を検出したりする装置であり、特に、車車間通信機31と、レーダ32と、カメラ33と、カーナビ34とを有する。
車車間通信機31は、他の車両との間で各種情報(例えば、走行スピード、半ドア情報、車両の状態など)を送受信する装置であり、レーダ32は、他の車両などの対象物に電磁波を放射して得られた反射波から対象物までの距離や方向を測定する装置であり、カメラ33は、他の車両などの対象物を撮像する装置であり、カーナビ34は、ディスプレイなどを有して高精度地図を表示するとともに道路の登坂状態や交通渋滞情報を取得できる装置である。
(運転支援装置の構成)
かかる運転支援装置40は、車両に搭載される他の車載装置や各種センサなどに接続され、各種センサなどから得た情報を用いて、運転者に対して運転支援を行う電子制御装置であり、特に、操作履歴DB41と、支援項目DB42と、操作検出部43と、状態判定部44と、運転支援決定部45とを有する。
操作履歴DB41は、運転者が過去に行った各種操作の操作履歴を記憶する。具体的には、操作履歴DB41は、センサ類10により検出された各種操作を検出して操作履歴として記憶する。例えば、操作履歴DB41は、図3に示すように、『どのセンサから得られた操作かを識別する「操作項目」、実施された操作を示す「操作内容」、操作された内容から得られた情報を示す「記憶項目」』として「鍵操作、差込開始から差込終了までの時間、x秒」や「ドア開閉、開閉時間、z秒」などを記憶する。なお、ここで記憶される情報は例示でありこれに限定されるものではない。例えば、平均的なドライバーの各操作時間を記憶してもよい。また、図3は、操作履歴DBに記憶される情報の例を示す図である。
支援項目DB42は、車両に対して実施する運転支援内容を記憶する。具体的には、支援項目DB42は、後述する運転支援決定部45により決定されて、運転支援類20やセンサ類10に実施される運転支援の内容を記憶している。例えば、支援項目DB42は、図4に示すように、『運転支援項目を決定するための指標となる「ドライバ異常判定値」、運転支援により変更されるセンサ類10の各種センサのパラメータの内容を示す「センシングパラメータ変更(パラメータ、変更内容)」、運転支援により実施される運転支援項目の内容を示す「運転支援(支援対象、支援内容)」』として「0〜1、通常動作、通常動作」、「2〜4、検知角度=広げる/検知対象=対象数を増やす、警告音=警告音を変える(長くする)/ステアリング制御=待機/ブレーキ制御=待機」や「5〜6、検知角度=広げる/検知距離=広げる/検知対象=対象数を増やす/処理速度=早くする、車間距離制御=通常より長くする/ステアリング制御=支援/ブレーキ制御=支援」などを記憶する。なお、ここで記憶される情報は例示であり、これに限定されるものではなく、任意に設定することができる。また、図4は、支援項目DBに記憶される情報の例を示す図である。
操作検出部43は、車両の運転者が車両を走行させる前に行う各種操作を検出する。具体的には、操作検出部43は、センサ類10により検知された各種操作から、各種情報を検出して、後述する状態判定部44に出力する。例えば、操作検出部43は、鍵挿入センサ11と、座席センサ12と、ドアセンサ13と、ハンドルセンサ14と、アクセルセンサ15と、ブレーキセンサ16により検知された情報から、図3に示す「操作内容」に対応する情報を検出する。なお、操作検出部43は、図3に示された操作内容を全て検出する必要はなく、予め指定された項目だけを検出するようにしてもよい。
例を挙げると、操作検出部43は、鍵挿入センサ11により検知された情報から「差込開始から差込完了までの時間」、「回転開始から回転終了までの時間」や「運転者が鍵を差し込む力」などを検出したり、座席センサ12から検知された情報から「運転者が座ったときのいすへの圧力」や「ドアが開いてから座るまでの時間」などを検出したりする。また、例えば、操作検出部43は、ドアセンサ13により検知された情報から「ドアが閉まったときの音の大きさ」や「ドアが開いてから閉まるまでの時間」などを検出したり、ハンドルセンサ14により検知された情報から「ハンドルを握ったときの湿気」、アクセルセンサ15により検知された情報から「アクセルペダルを踏み込む力」、ブレーキセンサ16により検知された情報「ブレーキペダルを踏んでいる時間」などを検出したりする。
状態判定部44は、操作検出部43により検出された各種操作から、運転者の状態が異常であるか否かを判定する。具体的には、状態判定部44は、操作検出部43により検出された操作と操作履歴DB41に記憶される当該操作の操作履歴とを比較して、運転者の状態が異常であるか否かを判定して、判定した結果を後述する運転支援決定部45に通知する。例えば、状態判定部44は、操作検出部43により検出された操作が「鍵の差込開始から差込完了までの時間=2秒」であり、操作履歴DB41に記憶される「鍵の差込開始から差込完了までの時間」の操作履歴が「7秒」であるため、検出した情報と操作履歴との差分「7−2=5」を異常判定値として判定し、判定した結果を後述する運転支援決定部45に通知する。
また、上記した手法以外にも、例えば、「差分、異常判定値」として「1〜2、1」、「3〜5、2」、「4〜7、3」、「5〜9、4」、「10以上、5」などをメモリなどに記憶しておき、状態判定部44は、操作履歴と検出した操作との差分を算出して、当該差分に対応する異常判定値をメモリなどから取得し、取得した異常判定値を後述する運転支援決定部45に通知する。
さらに別の手法としては、状態判定部44は、操作検出部43により検出された複数の操作それぞれと、操作履歴DB41に記憶される操作履歴とを比較した結果、検出された操作と操作履歴とが異なる異常操作の数を計数し、計数した結果を後述する運転支援決定部45に通知するようにしてもよい。具体的には、操作検出部43は、図3に示す操作内容を検出して、「操作内容とその値(記憶項目に対応する値)」とを状態判定部44に通知する。そして、状態判定部44は、検出された操作内容それぞれについて、操作検出部43から通知された「その値」と、操作履歴DB41に記憶される「記憶項目」とを比較して、検出された値と操作履歴の記憶項目とが異なる操作の数を計数し(例えば、5)、計数した結果(例えば、5)を後述する運転支援決定部45に通知するようにしてもよい。
運転支援決定部45は、状態判定部44により運転者の状態が異常であると判定された場合に、車両が交通規則に違反しないように、運転制御する。具体的には、運転支援決定部45は、状態判定部44により通知された異常判定値に対応する支援項目を支援項目DB42から取得し、取得した項目に基づいて運転支援を実行する。例えば、運転支援決定部45は、状態判定部44により通知された異常判定値が「3」であった場合、「異常判定値=3」に対応する支援項目「2〜4、検知角度=広げる/検知対象=対象数を増やす、警告音=警告音を変える(長くする)/ステアリング制御=待機/ブレーキ制御=待機」を支援項目DB42から取得する。そして、運転支援決定部45は、取得した支援項目が「検知角度=広げる/検知対象=対象数を増やす」であることより、通信機類30の各種通信機の「検知角度を広げるとともに、検知対象数を増やす」ようにセンシングパラメータを変更する。また、運転支援決定部45は、取得した支援項目が「警告音=警告音を変える(長くする)/ステアリング制御=待機/ブレーキ制御=待機」であることより、図示しないスピーカから出力する「警告音を5秒長くする」ことを行う。
[運転支援装置による処理]
次に、図5と図6とを用いて、運転支援装置による処理を説明する。なお、ここでは、はじめに、図5を用いて、実施例1に係る運転支援装置における処理の全体概要を説明した後に、図6を用いて、具体的な例を挙げて処理の流れを説明する。
(運転支援装置における処理の全体概要)
まず、図5を用いて、実施例1に係る運転支援装置における処理の全体概要を説明する。図5は、実施例1に係る運転支援装置における処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、運転支援装置40は、鍵挿入センサ11を介して鍵が挿入されたことを検出すると(ステップS101肯定)、運転前に実行された各種操作をセンサ類10を介して検出する(ステップS102)。
そして、各種操作を検出した運転支援装置40は、検出された各種操作と操作履歴DB41に記憶される情報とを用いて、運転者の心理状態や体調などを判定する(ステップS103)。なお、リモコンによりドアを開錠するキーレスエントリー機能を装備する場合は、ドアが開錠されたか否かをステップS101で検出する。車両に近づくだけで開錠するスマートエントリー機能を装備する場合も同様である。
その後、運転支援装置40は、判定した運転者の状態(異常判定値)に基づいて、図示しないスピーカなどを介して、運転者に警告やアドバイスを通知する(ステップS104)。なお、この処理は必ずしも実行する必要はない。
そして、運転者の心理状態や体調などを判定した運転支援装置40は、判定結果(異常判定値)に基づいて、支援項目DB42に記憶される支援項目を特定し、特定した支援項目を運転支援類20に対して実行したり、通信機類30のセンシングパラメータを変更する(ステップS105)。
その後、運転支援装置40は、エンジンが停止すると(ステップS106肯定)、処理を終了し、エンジンが停止しない間は(ステップS106否定)、センサ類10を介して運転中に実行された各種操作を検出し(ステップS107)、ステップS103以降の処理を実行する。
(運転支援装置における具体的な処理の流れ)
次に、図6を用いて、実施例1に係る運転支援装置により処理を具体的な例を挙げて説明する。図6は、実施例1に係る運転支援装置における具体的な処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6では、該当機能がない場合、センサーがない場合などは、該当ステップを適宜スキップする。
図6に示すように、鍵が挿入されたことを検出した運転支援装置40は、鍵挿入センサ11を介して検出した「鍵を差し込む力」が操作履歴と比較して強い(かぎ操作が荒い)か否かを判定する(ステップS201)。
そして、運転支援装置40は、「鍵を差し込む力」が荒いと判定した場合(ステップS201肯定)、異常判定値に「1」を加算して(ステップS202)、ドアセンサ13を介して検出した「ドアを開閉する力」が操作履歴と比較して強い(ドア操作が荒い)か否かを判定する(ステップS203)。一方、運転支援装置40は、「鍵を差し込む力」が強くない、つまり、操作履歴と同じであると判定した場合(ステップS201否定)、異常判定値に「1」を加算することなく、ステップS203に進む。
続いて、運転支援装置40は、「ドアを開閉する力」が強いと判定した場合(ステップS203肯定)、異常判定値に「1」を加算して(ステップS204)、座席センサ12を介して検出した「いすに座る力」が操作履歴と比較して強い(座り方が荒い)か否かを判定する(ステップS205)。一方、運転支援装置40は、「ドアを開閉する力」が強くない、つまり、操作履歴と同じであると判定した場合(ステップS203否定)、異常判定値に「1」を加算することなく、ステップS205に進む。
続いて、運転支援装置40は、「いすに座る力」が強いと判定した場合(ステップS205肯定)、異常判定値に「1」を加算して(ステップS206)、ハンドルセンサ14を介して検出した「ハンドルを握る力」が操作履歴と比較して強い(ハンドル操作が荒い)か否かを判定する(ステップS207)。一方、運転支援装置40は、「いすに座る力」が強くない、つまり、操作履歴と同じであると判定した場合(ステップS205否定)、異常判定値に「1」を加算することなく、ステップS207に進む。
続いて、運転支援装置40は、「ハンドルを握る力」が強いと判定した場合(ステップS207肯定)、異常判定値に「1」を加算して(ステップS208)、鍵挿入センサ11を介して検出した「エンジンの掛け方」が操作履歴と比較して強い(エンジンの掛け方が荒い)か否かを判定する(ステップS209)。一方、運転支援装置40は、「ハンドルを握る力」が強くない、つまり、操作履歴と同じであると判定した場合(ステップS207否定)、異常判定値に「1」を加算することなく、ステップS209に進む。
続いて、運転支援装置40は、「エンジンの掛け方」が強いと判定した場合(ステップS209肯定)、異常判定値に「1」を加算して(ステップS210)、アクセルセンサ15およびブレーキセンサ16を介して検出した「ブレーキペダルおよびアクセルペダルを踏む力」が操作履歴と比較して強い(ペダル操作が荒い)か否かを判定する(ステップS211)。一方、運転支援装置40は、「エンジンの掛け方」が強くない、つまり、操作履歴と同じであると判定した場合(ステップS209否定)、異常判定値に「1」を加算することなく、ステップS211に進む。
続いて、運転支援装置40は、「ブレーキペダルおよびアクセルペダルを踏む力」が強いと判定した場合(ステップS211肯定)、異常判定値に「1」を加算して(ステップS212)、上記ステップS201〜ステップS212で加算した異常判定値が「0または1」であるか否かを判定する(ステップS213)。一方、運転支援装置40は、「ブレーキペダルおよびアクセルペダルを踏む力」が強くない、つまり、操作履歴と同じであると判定した場合(ステップS211否定)、異常判定値に「1」を加算することなく、ステップS213に進む。
そして、運転支援装置40は、上記ステップS201〜ステップS212で加算した異常判定値が「0または1」である場合(ステップS213肯定)、通信機類30を通常センシングするとともに運転支援を実施しない(ステップS214)。
一方、上記ステップS201〜ステップS212で加算した異常判定値が「0または1」でない場合(ステップS213否定)、運転支援装置40は、加算された異常判定値に基づいて、支援項目DB42から運転支援項目を特定する(ステップS215)。
そして、運転支援装置40は、特定された運転支援項目により、センシングパラメータの変更が必要な場合には(ステップS216肯定)、特定された項目に従って通信機類30のセンシングパラメータを変更して、変更したパラメータを通信機類30に認識させる(ステップS217とステップS218)。一方、運転支援装置40は、センシングパラメータの変更が必要でない場合には(ステップS216否定)、センシングパラメータを変更することなく、ステップS218に進む。
また、運転支援装置40は、特定された運転支援項目により運転支援が必要と判定され、運転支援を行う事象が発生した場合には(ステップS219肯定)、特定された項目に従って、運転支援が必要な事象が発生するたびに、運転支援類20を制御して運転支援を実施する(ステップS220)。
なお、運転支援装置40は、特定された運転支援項目により運転支援が必要と判定され、運転支援を行う事象が発生しない場合には(ステップS219否定)、運転支援を行う事象が発生するまで待機状態となる。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、車両の運転者が車両を走行させる前に行う各種操作を検出し、検出された各種操作から、運転者の状態が異常であるか否かを判定することができる。その結果、運転者の状態をいち早く検出して、運転支援を行うことが可能である。
また、実施例1によれば、運転者の状態が異常であると判定された場合に、車両の運転者が交通規則や交通事故を犯さないように、運転制御することができる。また、運転者の状態を走行前から検出することができるので、事故原因を早い段階から減らすことが可能である。
また、実施例1によれば、運転者の状態が異常であると判定された結果に基づいて、車両に搭載された各種センサのパラメータおよび/または車両の運転支援内容を決定することができる。その結果、運転者の状態に応じてセンシング・運転支援を変更することにより、通信機類30および運転支援装置40の処理負荷を軽減することが可能である。
また、実施例1によれば、各種操作として、複数の操作を検出し、検出された複数の操作それぞれと、操作履歴とを比較した結果、検出された操作と操作履歴とが異なる異常操作の数を計数し、計数した結果に基づいて、車両に搭載された各種センサのパラメータおよび/または車両の運転支援内容を決定することができる。その結果、運転者の状態を精密に検出してセンシング・運転支援を行うことができ、運転者の危険状態を効率的に補助することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)警告またはアドバイス報知、(2)走行後の制御、(3)システム構成等、(4)プログラムにそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)警告またはアドバイス報知
例えば、実施例1では、判定された異常判定値に基づいて運転支援を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、判定された結果に基づいて、警告やアドバイスを報知することもできる。
具体的には、判定された異常判定値に応じて「警告音の音量」を変化させて運転者に報知したり、「異常状態3です。運転に気をつけましょう。」などのメッセージを報知したり、「異常状態4です。右折時・一時停止・スピード違反には特に注意してください。」などの心理状態を改善するアドバイスを運転者に報知したりすることができる。
(2)走行後の制御
また、実施例1では、走行前の操作から運転者の状態を判定して運転支援を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、走行後においても、実施例1と同様、カーナビやTVなどの操作を検出して、運転者の状態を判定し、運転支援を行うこともできる。
(3)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、各種センサによる操作検知など)の全部または一部を手動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3や図4)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合(例えば、操作検出部と状態判定部とを統合するなど)して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(4)プログラム
なお、本実施例で説明した運転支援方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る運転支援装置および運転支援装置プログラムは、車両の運転を支援することに有用であり、特に、運転者の状態をいち早く検出して、運転支援を行うことに適する。
実施例1に係る運転支援装置の構成を示すブロック図である。 各種装置の接続関係を示す図である。 操作履歴DBに記憶される情報の例を示す図である。 支援項目DBに記憶される情報の例を示す図である。 実施例1に係る運転支援装置における処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る運転支援装置における具体的な処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 車載システム
10 センサ類
11 鍵挿入センサ
12 座席センサ
13 ドアセンサ
14 ハンドルセンサ
15 アクセルセンサ
16 ブレーキセンサ
20 運転支援類
21 アクセル
22 ブレーキ
23 ステアリング
30 通信機類
31 車車間通信機
32 レーダ
33 カメラ
34 カーナビ
40 運転支援装置(ECU)
41 操作履歴DB
42 支援項目DB
43 操作検出部
44 状態判定部
45 運転支援決定部

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、前記車両の運転を支援する運転支援装置であって、
    前記車両の運転者が前記車両を走行させる前に行う各種操作を検出する操作検出手段と、
    前記操作検出手段により検出された各種操作から、前記運転者の状態が異常であるか否かを判定する状態判定手段と、
    を備えたことを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記操作検出手段は、さらに、前記車両が走行後に、前記車両に搭載される他の装置を前記運転者が操作したことを検出し、
    前記状態判定手段は、前記操作検出手段により検出された各種操作から、前記運転者の状態が異常であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記状態判定手段により運転者の状態が異常であると判定された場合に、前記運転者に対して、運転操作のアドバイスを行うアドバイス手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の運転支援装置。
  4. 前記状態判定手段により運転者の状態が異常であると判定された場合に、前記車両が交通規則や交通事故を犯さないように、運転制御する運転支援手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の運転支援装置。
  5. 前記状態判定手段により運転者の状態が異常であると判定された結果に基づいて、前記車両に搭載された各種センサのパラメータおよび/または前記車両の運転支援内容を決定する運転支援決定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の運転支援装置。
  6. 前記各種操作の操作履歴を記憶する操作記憶手段をさらに備え、
    前記操作検出手段は、前記各種操作として、複数の操作を検出し、
    前記状態判定手段は、前記操作検出手段により検出された複数の操作それぞれと、前記操作記憶手段に記憶される操作履歴とを比較した結果、前記検出された操作と操作履歴とが異なる異常操作の数を計数し、
    前記運転支援決定手段は、前記状態判定手段により計数した結果に基づいて、前記車両に搭載された各種センサのパラメータおよび/または前記車両の運転支援内容を決定することを特徴とする請求項5に記載の運転支援装置。
  7. 車両に搭載され、前記車両の運転を支援する運転支援装置としてのコンピュータに実行させる運転支援プログラムであって、
    前記車両の運転者が前記車両を走行させる前に行う各種操作を検出する操作検出手順と、
    前記操作検出手順により検出された各種操作から、前記運転者の状態が異常であるか否かを判定する状態判定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする運転支援プログラム。
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