JP2010055336A - 印刷システム、端末装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者が端末装置で印刷指示を行なった後、印刷出力装置で出力指示を行なっていない画像情報の存在を、いちいち外部の装置に確認しなくても、端末装置を使用する利用者に認識させることができる仕組みを提供する。
【解決手段】端末装置1とプリンタ2を含む印刷システムにおいて、端末装置1は、ICカード7を提示済みの利用者から画像情報の印刷指示を受けた場合に、当該画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報をICカード7に書き込むようにリーダ・ライタ10を制御する印刷指示制御部13と、利用者が提示したICカード7からリーダ・ライタ10が読み出した情報の中に、未処理の印刷指示情報が存在する場合に、当該印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を発する警告部14とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷システム、端末装置及びプログラムに関する。
ネットワークを利用した印刷システムの仕組みとして、ある1人の利用者Aが端末装置を操作して画像情報の印刷指示を行なった場合に、当該印刷指示を受けて端末装置が印刷出力装置に画像情報を送信し、その後、利用者Aが印刷出力装置に出向いて画像情報の出力指示を行なった場合に、当該出力指示を受けて印刷出力装置が画像情報を印刷出力する仕組みがある。画像情報は、端末装置から印刷出力装置に直接送信する以外にも、端末装置からサーバ装置に送信し、そこに蓄積させる場合もある。その場合は、利用者Aから出力指示を受けた印刷出力装置が、サーバ装置から画像情報を取得して印刷出力することになる。
このような印刷システムでは、利用者が端末装置や印刷出力装置を使用する際に、利用者の識別(個人認証)を行なっている。つまり、利用者Aが端末装置で印刷指示を行なった画像情報は、情報の機密保持の観点から、利用者Aだけが印刷出力装置で出力指示を行える仕組みになっている。したがって、端末装置から送信された画像情報が、印刷出力装置やサーバ装置に蓄積されている期間は、利用者Aが端末装置で画像情報の印刷指示を行なってから、利用者Aが印刷出力装置に出向いて画像情報の出力指示を行なうまでの期間に対応したものとなる。
特許文献1には、利用者ごとに画像を管理する画像管理装置に、利用者に係る未印刷画像が存在する場合に、未印刷画像があることを利用者に通知する通知手段を有する端末装置が開示されている。
特開2007−243319号公報
本発明の目的は、利用者が端末装置で印刷指示を行なった後、印刷出力装置で出力指示を行なっていない画像情報の存在を、外部の装置に確認しなくても、端末装置を使用する利用者に認識させることができる仕組みを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、利用者から画像情報の印刷指示を受ける端末装置と、前記印刷指示に基づいて前記端末装置から送信された画像情報を、当該画像情報の印刷指示を行なった利用者からの出力指示を受けて印刷出力する印刷出力装置とを備え、前記端末装置は、利用者が提示する可搬型の記録媒体に情報の読み書きを行なう第1読み書き手段を制御するとともに、前記記録媒体を提示済みの利用者から画像情報の印刷指示を受けた場合に、当該画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報を前記記録媒体に書き込むように前記第1読み書き手段を制御する制御手段と、利用者が提示した記録媒体から前記第1読み書き手段が読み出した情報の中に、未処理の印刷指示情報が存在する場合に、当該印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を発する警告手段とを有することを特徴とする印刷システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の印刷システムにおいて、前記印刷出力装置は、前記記録媒体に情報の読み書きを行なう第2読み書き手段を制御するとともに、前記記録媒体を提示済みの利用者から画像情報の出力指示を受けた場合に、当該出力指示に基づいて印刷出力を完了した画像情報の印刷指示情報を前記記録媒体から削除するように前記第2書き込み手段を制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の印刷システムにおいて、前記警告手段は、前記記録媒体を利用者が提示した段階で、前記警告を発することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2記載の印刷システムにおいて、前記警告手段は、前記記録媒体を提示済みの利用者が画像情報の印刷指示を行なった段階で、前記警告を発することを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷システムにおいて、前記警告手段は、前記第1読み書き手段が読み出した情報の中で、前記印刷指示を受けてからの経過時間が予め設定された時間を超えている印刷指示情報を、前記未処理の印刷指示情報と判断することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷システムにおいて、前記警告手段は、前記第1読み書き手段が読み出した情報の中で、前記出力指示の順番を飛ばされた回数が予め設定された回数を超えている印刷指示情報を、前記未処理の印刷指示情報と判断することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、利用者が提示する可搬型の記録媒体に情報の読み書きを行なう読み書き手段を制御するとともに、前記記録媒体を提示済みの利用者から画像情報の印刷指示を受けた場合に、当該画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報を前記記録媒体に書き込むように前記読み書き手段を制御する制御手段と、利用者が提示した記録媒体から前記読み書き手段が読み出した情報の中に、未処理の印刷指示情報が存在する場合に、当該印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を発する警告手段とを備えることを特徴とする端末装置である。
請求項8に記載の発明は、利用者が提示する可搬型の記録媒体に情報の読み書きを行なう読み書き手段を制御するとともに、前記記録媒体を提示済みの利用者から画像情報の印刷指示を受けた場合に、当該画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報を前記記録媒体に書き込むように前記読み書き手段を制御する処理と、利用者が提示した記録媒体から前記読み書き手段が読み出した情報の中に、未処理の印刷指示情報が存在する場合に、当該印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を発する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1,7,8に記載の発明によれば、利用者が端末装置で印刷指示を行なった後、印刷出力装置で出力指示を行なっていない画像情報の存在を、外部の装置に確認しなくても、端末装置を使用する利用者に認識させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、利用者からの出力指示を受けて印刷出力を完了した画像情報の印刷指示情報を除く、未処理の印刷指示情報だけを記録媒体に残しておくことができる。
請求項3に記載の発明によれば、端末装置を使用して利用者が何らかの操作を開始する前に警告を発することができる。このため、記録媒体を提示した利用者に対して、その後の操作を中断させることなく、未処理の印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促すことができる。
請求項4に記載の発明によれば、利用者が画像情報の印刷を意識しているときに警告を発することで、未処理の印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を、強い意識付けで利用者に促すことができる。
請求項5,6に記載の発明によれば、利用者が出力指示を忘れている可能性の高い印刷指示情報だけを、未処理の印刷指示情報と判断させることができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本発明の技術的範囲は以下に記述する実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
<印刷システムの構成>
図1は本発明の実施の形態に係る印刷システムの構成例を示す概略図である。印刷システムは、端末装置1と、プリンタ2と、3台のプリントサーバ3,4,5とを備えた構成となっている。端末装置1、プリンタ2及び3台のプリントサーバ3,4,5は、例えば、LAN(local area network)などのネットワーク6を介して、相互に通信可能に接続されている。つまり、各々の装置1,2,3,4,5は、いずれもネットワーク通信機能を備えている。
なお、ここでは、端末装置1とプリンタ2を1台ずつ表記しているが、ネットワーク6に接続される端末装置やプリンタの台数はそれぞれ複数台であってもよい。同様に、ネットワーク6に接続されるプリントサーバの台数についても、1台、2台又は4台以上であってもよい。
<端末装置の構成>
端末装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ等を用いて構成されるものである。端末装置1には、第1読み書き手段としてリーダ・ライタ10が付属している。リーダ・ライタ10は、例えばケーブルを用いて端末装置1に接続されている。リーダ・ライタ10は、IC(集積回路)チップを内蔵したICカード7に対して情報の読み書きを行なうものである。ICカード7は、利用者が端末装置1を使用する場合に、利用者を個人認証するために必要となる、可搬型の記録媒体である。ICカード7には、利用者を一意に特定するための識別情報(以下、「利用者識別情報」)が記録されている。
利用者は、端末装置1を使用するにあたって、自身で所持しているICカード7を提示する必要がある。利用者によるICカード7の提示方式は、ICカード7とリーダ・ライタ10との間の電気的な接続方式が、接触方式が非接触方式(無線通信方式)かによって変わる。例えば、ICカード7とリーダ・ライタ10との間の電気的な接続方式が接触方式である場合は、リーダ・ライタ10に設けられたカード差し込み口に利用者がICカード7を差し込むことにより、ICカード7の提示が行なわれる。また、ICカード7とリーダ・ライタ10との間の電気的な接続方式が非接触方式である場合は、リーダ・ライタ10に設けられた、例えば平坦な形状のカード読取部に利用者がICカード7を置くことにより、ICカード7の提示が行なわれる。本実施の形態においては、一例として、リーダ・ライタ10のカード読取部にICカード7を置くことで、ICカード7の提示が行なわれるものとする。
なお、可搬型の記録媒体としては、ICカードに限らず、例えば、磁気ストライプを有する磁気カードなどの他の情報記録カードを利用してもよいし、携帯型電話機などを利用してもよい。
端末装置1には、受付部11と、印刷画像生成部12と、印刷指示制御部13と、警告部14が設けられている。受付部11は、画像情報の印刷指示を含む各種の操作指示を利用者から受け付けるものである。印刷指示に係る利用者の操作は、例えば、マウス、キーボード等の入力機器を用いて行なわれる。利用者による印刷指示の操作には、少なくとも、印刷の対象となる画像情報を指定(選択)する操作と、当該画像情報の送信先となる装置(以下、「送信先装置」)を指定する操作とが含まれる。
印刷画像生成部12は、受付部11が利用者から印刷指示を受け付けた場合に、当該印刷指示で指定された印刷用の画像情報(印刷のための画像データ)を生成するものである。
印刷指示制御部13は、受付部11が利用者から印刷指示を受け付けた場合に、印刷画像生成部12が生成した画像情報を、当該印刷指示で指定された送信先装置に送信するものである。画像情報の送信はネットワーク6を介して行なわれる。また、印刷指示制御部13は、画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報をICカード7に書き込むようにリーダ・ライタ10を制御するものである。ICカード7に印刷指示情報を書き込む場合は、当該印刷指示情報として、少なくとも、画像情報の印刷方式と、画像情報の送信先装置を特定する情報とを、互いに対応付けて記録する。
画像情報の印刷方式には、2つの方式がある。一つは、端末装置からプリンタに直接、画像情報を送信し、当該プリンタが利用者から出力指示を受けて画像情報を印刷出力する方式(以下、「プリンタ直接印刷方式」)である。もう一つは、端末装置からプリントサーバに画像情報を送信し、利用者から出力指示を受けたプリンタがプリントサーバから画像情報を取得して印刷出力する方式(以下、「サーバ経由印刷方式」)である。
警告部14は、「警告手段」として端末装置1に設けられたものである。警告部14は、利用者が提示したICカード7からリーダ・ライタ10が読み出した情報の中に、未処理の印刷指示情報が存在する場合に、当該印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を発するものである。未処理の印刷指示情報とは、利用者が端末装置1で印刷指示を行なった画像情報のうち、当該利用者がプリンタ2で出力指示を行っていない画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報をいう。
<プリンタの構成>
プリンタ2は、印刷出力装置として設けられたものである。ただし、印刷出力装置としては、プリンタに限らず、複写機、複合機等を用いて構成してもよい。複合機とは、少なくとも、プリンタとしての機能と、スキャナとしての機能と、複写機としての機能を兼ね備えるものをいう。複合機としては、前述した3つの機能に加えて、ファクシミリ機能を備えるものであってもよい。
プリンタ2には、第2読み書き手段としてリーダ・ライタ20が付属している。リーダ・ライタ20は、例えばケーブルを用いてプリンタ2に接続されている。リーダ・ライタ20は、前述したリーダ・ライタ10と同様に、ICカード7に対して情報の読み書きを行なうものである。
また、プリンタ2には、操作部21と、印刷出力制御部22と、一覧作成部23と、印刷ジョブ管理部24と、画像蓄積部25と、印刷機構部26が設けられている。操作部21は、プリンタ2を使用する利用者が、画像情報の出力指示を含む各種の指示・操作を行なったり、当該利用者に対して操作用の各種の情報を表示したりするためのインターフェースとなるものである。このため、操作部21は、例えば、タッチパネル付きの表示部と、ボタン・スイッチ類からなる入力部とを用いて構成される。
印刷出力制御部22は、利用者が操作部21を操作して出力指示を行なった場合に、当該出力指示にしたがって画像情報の印刷出力を制御するものである。さらに詳述すると、印刷出力制御部22は、利用者の出力指示で指定された画像情報が、自装置の画像蓄積部25に蓄積されている画像情報であれば、当該画像蓄積部25から利用者指定の画像情報を読み出して、当該画像情報を印刷機構部26に供給する。また、印刷出力制御部22は、利用者の出力指示で指定された画像情報が、いずれかのプリントサーバに蓄積されている画像情報であれば、その蓄積先となっているプリントサーバから画像情報を取得して、当該画像情報を印刷機構部26に供給する。
一覧作成部23は、利用者が提示したICカード7からリーダ・ライタ20が読み出した情報を用いて、当該利用者から出力指示を受け付ける候補となる印刷ジョブの一覧を作成するものである。印刷ジョブとは、画像情報の印刷出力に係るジョブ(作業)をいう。
印刷ジョブ管理部24は、画像情報を一つの単位として、利用者と関連付けて印刷ジョブを管理するものである。画像情報は、利用者が端末装置1を用いて行なう印刷指示毎に存在する。このため、例えば、ある1人の利用者が、端末装置1を用いて、プリンタ2を画像情報の送信先装置に指定して、画像情報の印刷指示を2回行なった場合は、当該1人の利用者につき、印刷指示2回分の画像情報が、それぞれ個別の印刷ジョブとして、印刷ジョブ管理部24に管理される。
画像蓄積部25は、利用者の印刷指示にしたがって端末装置1からプリンタ(自装置)2宛てに送信された画像情報を記憶して蓄積するものである。画像蓄積部25は、例えばハードディスク駆動装置等を用いて構成される。
印刷機構部26は、印刷出力制御部22から供給される画像情報を、可視画像として用紙に印刷出力するものである。印刷機構部26は、用紙を1枚ずつ搬送する用紙搬送機構と、当該用紙搬送機構によって搬送される用紙に、例えばインク、トナー等の印刷材料を用いて、画像を印刷する印刷機構とを用いて構成されるものである。
<送信先装置の登録に係る端末装置の処理手順>
図2は送信先装置の登録に係る端末装置の処理手順を示すフローチャートである。まず、受付部11は、利用者から画像情報の印刷方式の選択を受け付ける(ステップS1)。次に、印刷指示制御部13は、利用者が選択した印刷方式がプリンタ直接印刷方式であったかどうかを判断する(ステップS2)。そして、利用者が選択した印刷方式がプリンタ直接印刷方式であった場合は、ステップS2からステップS3に進み、利用者が選択した印刷方式がプリンタ直接印刷方式でなかった場合(サーバ経由印刷方式であった)場合は、ステップS2からステップS5に進む。
ステップS3においては、送信先装置として登録を希望するプリンタの選択を受付部11が利用者から受け付ける。次に、印刷指示制御部13は、利用者が選択したプリンタのネットワークアドレスを、その前に利用者が選択した画像情報の印刷方式(この場合はプリンタ直接印刷方式)と対応付けて、例えば端末装置1が備える不揮発性メモリ等に記憶し登録する(ステップS4)。
一方、ステップS5においては、送信先装置としての登録を希望するプリントサーバの選択を受付部11が利用者から受け付ける。次に、印刷指示制御部13は、利用者が選択したプリントサーバのネットワークアドレスを、その前に利用者が選択した画像情報の印刷方式(この場合はサーバ経由印刷方式)と対応付けて、上記の不揮発性メモリ等に記憶し登録する(ステップS6)。なお、端末装置1に新規の送信先装置を追加で登録する場合は、上記の処理を送信先装置の登録希望台数に応じて繰り返せばよい。
<画像情報の印刷指示に係る端末装置の処理手順>
図3は画像情報の印刷指示に係る端末装置の処理手順を示すフローチャートである。利用者は、端末装置1を使用するにあたって、利用者自身が所持しているICカード7を提示する必要がある。この段階では、説明の便宜上、ICカード7に印刷指示情報が一つも書き込まれていないものとする。
まず、印刷指示制御部13は、リーダ・ライタ10のカード読取部にICカード7が置かれたかどうか(利用者によってICカード7の提示が行なわれたどうか)を確認する(ステップS11)。そして、リーダ・ライタ10にICカード7が置かれたことを無線通信等によって検知した場合は、ICカード7に記憶されている利用者識別情報をリーダ・ライタ10で読み出して利用者の認証処理を行なう(ステップS12)。次に、印刷指示制御部13は、利用者の認証に成功したかどうかを判断する(ステップS13)。
ここで、利用者の認証に失敗した場合は、例えば、認証に失敗した旨のメッセージをディスプレイ画面に表示して処理を終える。また、利用者の認証に成功した場合は、次の処理に進む。利用者の認証に失敗する場合とは、例えば、ICカード7から利用者識別情報を正常に読み出せなかった場合や、ICカード7から読み出した利用者識別情報が不正な情報であった場合、あるいは利用者識別情報で特定される利用者に端末装置1の使用が許可されていなかった場合などが該当する。
利用者の認証に成功すると、印刷指示制御部13は、その後の操作で、利用者が端末装置1のアプリケーションで何らかの画像情報(テキスト画像、イメージ画像、ドキュメント画像など)を開いて処理している状況で、当該画像情報の印刷指示に係る操作を受付部11で受け付けたかどうかを判断する(ステップS14)。そして、利用者が現在処理中の画像情報を印刷対象に選択して印刷指示を行なった場合は、当該画像情報の選択を受付部11で受け付ける(ステップS15)。
次に、受付部11は、画像情報の送信先装置を選択(指定)する操作を受け付ける(ステップS16)。送信先装置は、ネットワーク6上に存在するプリンタ2とプリントサーバ3,4,5の中から、いずれか一つの装置を利用者が選択することにより指定される。このように利用者による画像情報の印刷指示は、印刷対象となる画像情報を選択する操作と当該画像情報の送信先装置を選択する操作によって行なわれる。その際、画像情報の印刷指示に係る操作の一つとして、画像情報の印刷に適用する印刷条件を設定する操作を受付部11で受け付けてもよい。
次に、上記ステップS15で利用者が印刷対象に指定した画像情報に関して印刷用の画像情報を生成するとともに、当該画像情報を、上記ステップS16で利用者が指定した送信先装置に、利用者識別情報を付して送信する(ステップS17)。印刷用の画像情報の生成は印刷画像生成部12が行ない、画像情報の送信は印刷指示制御部13が行なう。
ちなみに、端末装置1から送信される画像情報を受け取る送信先装置(プリンタ、プリントサーバなど)では、印刷用の画像情報に対応付けて利用者識別情報を記憶する。また、送信先装置では、端末装置1から送信される画像情報を受け取るたびに新規のジョブIDを発行し、当該ジョブIDを画像情報と1:1の関係で対応付けて記憶するとともに、当該対応付けを行なったジョブID及び画像情報を、利用者識別情報単位で管理する。このため、データ構造的には、利用者識別情報を上位階層し、ジョブIDと画像情報を対応付けたものを下位階層としたツリー構造となる。ただし、これ以外のデータ構造で管理してもかまわない。
次に、印刷指示制御部13からの命令にしたがって、今回の画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報をリーダ・ライタ10がICカード7に書き込む(ステップS18)。ICカード7に書き込まれる印刷指示情報には、少なくとも、画像情報の印刷方式と、画像情報の送信先装置を特定する情報が含まれる。ただし、これ以外にも、例えば、画像情報を特定する情報(ファイル名等)や、当該端末装置1で利用者が印刷指示を行なった日時に関する情報などを、印刷指示情報に含めて、ICカード7に書き込んでもよい。
画像情報の送信先装置として利用者がプリンタ2を指定していた場合は、ICカード7に対して、リーダ・ライタ10が次のような印刷指示情報を書き込む。すなわち、リーダ・ライタ10は、画像情報の印刷方式として、プリンタ直接印刷方式をICカード7に書き込むとともに、画像情報の送信先装置を特定する情報として、プリンタ2のネットワークアドレスをICカード7に書き込む。
また、画像情報の送信先装置として利用者がプリントサーバ3,4,5のいずれか1つ、例えばプリントサーバ3を指定していた場合は、ICカード7に対して、リーダ・ライタ10が次のような印刷指示情報を書き込む。すなわち、リーダ・ライタ10は、画像情報の印刷方式として、サーバ経由印刷方式をICカード7に書き込むとともに、画像情報の送信先装置を特定する情報として、プリントサーバ3のネットワークアドレスをICカード7に書き込む。
<画像情報の出力指示に係るプリンタの処理手順>
図4及び図5は画像情報の出力指示に係るプリンタの処理手順を示すフローチャートである。まず、印刷出力制御部22は、リーダ・ライタ20のカード読取部にICカード7が置かれたかどうかを確認する(ステップS21)。そして、リーダ・ライタ20にICカード7が置かれたことを検知した場合は、ICカード7に記憶されている利用者識別情報をリーダ・ライタ20で読み出して利用者の認証処理を行なう(ステップS22)。次に、印刷出力制御部22は、利用者の認証に成功したかどうかを判断する(ステップS23)。利用者の認証は、前述した端末装置1の場合と同様に行なう。
利用者の認証に成功すると、印刷出力制御部22は、利用者が提示したICカード7からリーダ・ライタ20が読み出した情報の中に未処理の印刷指示情報が存在するかどうかを確認する(ステップS24)。そして、未処理の印刷指示情報が存在しない場合は、その旨を操作部21の操作画面に表示した後(ステップS31)、処理を終える。
未処理の印刷指示情報が存在した場合は、印刷出力制御部22からの読み出し命令を受けてリーダ・ライタ20がICカード7から未処理の印刷指示情報を一つ読み出す(ステップS25)。ICカード7から未処理の印刷指示情報を読み出す順番に関しては、例えば、利用者が端末装置1を用いて印刷指示を行なった順番(換言すると、ICカード7に印刷指示情報を書き込んだ順番)とすればよい。
次に、印刷出力制御部22は、上記ステップS25でリーダ・ライタ20が読み出した未処理の印刷指示情報に含まれる画像情報の印刷方式が、プリンタ直接印刷方式になっているかどうかを確認する(ステップS26)。そして、画像情報の印刷方式がプリンタ直接印刷方式になっていない場合、つまりサーバ経由印刷方式になっている場合は、印刷出力制御部22からの命令にしたがって、一覧作成部23は、当該未処理の印刷指示情報に含まれるプリントサーバのネットワークアドレスを用いて、当該プリントサーバに対し、ICカード7の利用者識別情報で識別される利用者の未印刷ジョブの送信を要求し、当該プリントサーバから未印刷ジョブを取得する(ステップS29)。未印刷ジョブとは、プリントサーバやプリンタに登録されている印刷ジョブの中で、未だ印刷が済んでいないジョブをいう。
ここで、プリンタ2とプリンタサーバとの間の未印刷ジョブの受け渡しに関して、プリンタ2は、ICカード7から読み出した利用者識別情報をプリントサーバに通知して、当該利用者識別情報で識別される利用者の未印刷ジョブの送信をプリントサーバに要求する。これに対して、プリンタ2から送信要求を受けたプリントサーバは、プリンタ2から通知のあった利用者識別情報に関連付けて登録されている未印刷ジョブが存在するかどうかを確認し、存在する場合は、当該利用者識別情報に関連付けて登録されている未印刷ジョブのジョブIDをプリンタ2に送信する。その際、利用者識別情報に関連付けて登録されている未印刷ジョブが複数存在する場合は、それと同数のジョブIDが未印刷ジョブとしてプリントサーバからプリンタ2に送信される。
再び処理フローに戻って、上記ステップS26において、画像情報の印刷方式がプリンタ直接印刷方式になっている場合は、印刷出力制御部22からの命令にしたがって、一覧作成部23は、上記ステップS25でリーダ・ライタ20が読み出した未処理の印刷指示情報に含まれるプリンタのネットワークアドレスが、自装置のネットワークアドレスと合致するかどうかを確認する(ステップS27)。そして、自装置のネットワークアドレスと合致する場合は、自装置の印刷ジョブ管理部24が管理している印刷ジョブの中から、ICカード7から読み出した利用者識別情報で識別される利用者の未印刷ジョブを取得する(ステップS28)。
また、自装置のネットワークアドレスと合致しない場合は、そのままステップS30に移行する。ステップS30において、印刷出力制御部22は、ICカード7に存在する未処理の印刷指示情報をすべて読み出し終えたかどうかを判断する。そして、まだ読み出していない未処理の印刷指示情報がICカード7に残っている場合は、上記ステップS25に戻る。また、未処理の印刷指示情報をすべて読み出し終えた場合は、上記ステップS28、S29で取得した未印刷ジョブを一覧作成部23が一覧にまとめて操作部21の操作画面に表示する(ステップS32)。なお、未印刷ジョブの一覧の表示は、上記ステップS28,S29で未印刷ジョブを取得するたびに、当該取得した未印刷ジョブを操作部21の操作画面に追加するかたちで行なってもよい。
次に、操作部21に未印刷ジョブの一覧を表示した状態で、利用者から印刷ジョブの選択を受け付ける(ステップS33)。利用者による印刷ジョブの選択は、画像情報の出力指示として、操作部21を用いて行なわれる。その場合の選択方式は、印刷ジョブ(画像情報)を一つずつ選択する方式で行なうものとする。
次に、印刷出力制御部22は、利用者が選択した印刷ジョブの印刷指示情報に含まれる画像情報の印刷方式が、サーバ経由印刷方式になっているかどうかを確認する(ステップS34)。そして、サーバ経由印刷方式になっていると判断した場合は、当該印刷ジョブの印刷指示情報に含まれるネットワークアドレスで特定されるプリントサーバに対して、利用者が選択した印刷ジョブを自装置(プリンタ2)に割り当てるように依頼する(ステップS35)。次に、印刷出力制御部22は、依頼先のプリントサーバから送信される印刷用の画像情報を受信するとともに、当該画像情報を印刷機構部26に供給して印刷を実行させる(ステップS36)。このとき、画像情報の印刷出力を終えたプリンタ2は、印刷ジョブの割り当てを依頼したプリントサーバ3に対して、画像情報の印刷出力が完了した旨を通知する。
プリンタ2がプリントサーバ3に印刷ジョブの割り当てを依頼する場合は、それに先立ってプリンタ2がプリントサーバ3から取得した未印刷ジョブのジョブIDのうち、利用者が選択した印刷ジョブのジョブIDをプリントサーバ3に通知して当該印刷ジョブの割り当てを依頼する。一方、プリンタ2からの依頼を受けたプリントサーバ3は、プリンタ2から通知されたジョブIDに対応してサーバ内に蓄積されている印刷用の画像情報を、依頼先のプリンタ2に送信した後、当該印刷ジョブの状態を処理中にして、プリンタ2から画像情報の印刷出力が完了した旨の通知を待つ。そして、プリンタ2から印刷完了通知を受けると、プリントサーバ3は、印刷ジョブの状態を処理中から処理済みに変更する。
次に、印刷出力制御部22は、上記ステップS35で印刷ジョブの割り当てを依頼したプリントサーバに関して、ICカード7の利用者識別情報に対応して当該プリントサーバに蓄積されている利用者の画像情報(未印刷ジョブ)のすべてが出力指示されたかどうかを判断する(ステップS37)。そして、プリントサーバに蓄積されている利用者の画像情報のすべてが出力指示されたと判断した場合は、印刷出力制御部22からの命令にしたがって、当該プリントサーバのネットワークアドレスを含む印刷指示情報をリーダ・ライタ20がICカード7から削除し(ステップS38)、利用者の画像情報のすべてが出力指示されていないと判断した場合は、そのまま処理を終える。
また、上記ステップS34において、印刷出力制御部22は、利用者が選択した印刷ジョブの印刷指示情報に含まれる画像情報の印刷方式が、プリンタ直接印刷方式になっていると判断した場合は、画像蓄積部25に蓄積されている、利用者が選択した印刷ジョブの画像情報を読み出すとともに、当該読み出した画像情報を印刷機構部26に供給して印刷を実行させる(ステップS39)。
次に、印刷出力制御部22は、ICカード7の利用者識別情報に対応して自装置の画像蓄積部25に蓄積されている利用者の画像情報のすべてが出力指示されたかどうかを判断する(ステップS40)。そして、画像蓄積部25に蓄積されている利用者の画像情報のすべてが出力指示されたと判断した場合は、印刷出力制御部22からの命令にしたがって、自装置のネットワークアドレスを含む印刷指示情報をリーダ・ライタ20がICカード7から削除し(ステップS41)、利用者の画像情報のすべてが出力指示されていないと判断した場合は、そのまま処理を終える。
なお、上記ステップS37,S40において、否定判定となった場合は、前述のようにそのまま処理を終えてもよいが、それ以外にも、例えば、他に出力指示を希望する印刷ジョブがあるかどうかを、操作部21の操作画面で利用者に問い合わせ、他に出力指示を希望する印刷ジョブがあるとの回答が利用者の操作によって得られた場合は、出力指示済みの印刷ジョブを選択候補から除いた後、上記ステップS33に戻るようにしてもよい。
<利用者への警告に係る端末装置の処理手順>
図6は利用者への警告に係る端末装置の処理手順を示すフローチャートである。まず、印刷指示制御部13は、リーダ・ライタ10のカード読取部にICカード7が置かれたかどうかを確認する(ステップS51)。そして、リーダ・ライタ10にICカード7が置かれたことを検知した場合は、ICカード7に記憶されている利用者識別情報をリーダ・ライタ10で読み出して利用者の認証処理を行なう(ステップS52)。次に、印刷指示制御部13は、利用者の認証に成功したかどうかを判断する(ステップS53)。そして、利用者の認証に失敗した場合は、例えば、認証に失敗した旨のメッセージをディスプレイ画面に表示して処理を終える。
また、利用者の認証に成功すると、警告部14は、リーダ・ライタ10がICカード7から読み出した情報に基づいて、当該ICカード7の中に未処理の印刷指示情報が存在するかどうかを判断する(ステップS54)。そして、ICカード7の中に未処理の印刷指示情報が存在しない場合は、そのまま処理を終える。これに対して、ICカード7の中に未処理の印刷指示情報が存在すると、警告部14は、ICカード7を提示した利用者に対して、当該未処理の印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を、端末装置1のディスプレイ画面に表示した後(ステップS55)、処理を終える。
警告の表示は、例えば、“プリンタで印刷の出力指示が済んでいない画像があります”といった警告メッセージの表示によって行なう。また、未処理の印刷指示情報で特定される画像情報の送信先装置を利用者に把握させるために、ネットワーク6上で送信先装置に割り当てられた装置名(プリンタ名、サーバ名など)やネットワークアドレスを、警告メッセージに含めて表示してもよい。
また、利用者への警告は、ディスプレイ画面等を用いた表示によって行なう以外にも、警告音や音声案内などの音を利用して行なってもよいし、警告灯などの光を利用して行なってもよい。また、表示、音及び光のうち、少なくとも2つを併用して、利用者への警告を行なってもよい。
また、上記の処理例において、ICカード7を利用者が提示した段階で、警告を発するようにしているが、これに限らず、他の段階、例えば、認証済みの利用者が画像情報の印刷指示を行なった段階で、警告を発するようにしてもよい。
また、上記の処理例において、利用者が提示したICカード7内の情報をリーダ・ライタ10で読み出し、そこに印刷指示情報が存在すれば、これを未処理の印刷指示情報と判断して、警告を発するようにしているが、これに限らない、例えば、他の処理例として、利用者が提示したICカード7に印刷指示情報が書き込まれている状況で、リーダ・ライタ10からICカード7から読み出した印刷指示状況のうち、当該利用者から印刷指示を受けてからの経過時間が予め設定された時間を超えている印刷指示情報を、未処理の印刷指示情報と判断するものとしてもよい。
また、上記の処理例の他にも、例えば、プリンタ2で出力指示の順番を飛ばされた回数が予め設定された回数を超えている印刷指示情報を、未処理の印刷指示情報と判断するものとしてもよい。出力指示の順番を飛ばされる場合とは、時間軸上で相対的に先に印刷指示が行なわれた画像情報aと、相対的に後に印刷指示が行なわれた画像情報bのうち、画像情報aの出力指示が行われていない状況で、画像情報bの出力指示が行なわれる場合をいう。この場合は、画像情報aに関して、利用者が画像情報bの出力指示を行なった段階で、出力指示の順番を飛ばされた回数を1回加算(1インクリメント)すればよい。また、出力指示の順番を飛ばされた回数をプリンタ2の印刷出力制御部22で計数し、その計数結果を、印刷出力制御部22からの命令にしたがってリーダ・ライタ20がICカード7に書き込む仕組みとすればよい。
また、上述した端末装置1が行なう処理の一部又は全部は、コンピュータプログラムによって実現してもよく、そのためのプログラムを発明として抽出してもよい。プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体に格納されて提供されてもよいし、有線又は無線による通信手段を介した配信により提供されてもよい。
本発明の実施の形態に係る印刷システムの構成例を示す概略図である。 送信先装置の登録に係る端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 画像情報の印刷指示に係る端末装置の処理手順を示すフローチャートである。 画像情報の出力指示に係るプリンタの処理手順を示すフローチャート(その1)である。 画像情報の出力指示に係るプリンタの処理手順を示すフローチャート(その2)である。 利用者への警告に係る端末装置の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…端末装置、2…プリンタ、3,4,5…プリントサーバ、6…ネットワーク、7…ICカード、10,20…リーダ・ライタ、11…受付部、12…印刷画像生成部、13…印刷指示制御部、14…警告部、21…操作部、22…印刷出力制御部、23…一覧作成部、24…印刷ジョブ管理部、25…画像蓄積部、26…印刷機構部

Claims (8)

  1. 利用者から画像情報の印刷指示を受ける端末装置と、
    前記印刷指示に基づいて前記端末装置から送信された画像情報を、当該画像情報の印刷指示を行なった利用者からの出力指示を受けて印刷出力する印刷出力装置とを備え、
    前記端末装置は、
    利用者が提示する可搬型の記録媒体に情報の読み書きを行なう第1読み書き手段を制御するとともに、前記記録媒体を提示済みの利用者から画像情報の印刷指示を受けた場合に、当該画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報を前記記録媒体に書き込むように前記第1読み書き手段を制御する制御手段と、
    利用者が提示した記録媒体から前記第1読み書き手段が読み出した情報の中に、未処理の印刷指示情報が存在する場合に、当該印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を発する警告手段とを有する
    ことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記印刷出力装置は、
    前記記録媒体に情報の読み書きを行なう第2読み書き手段を制御するとともに、前記記録媒体を提示済みの利用者から画像情報の出力指示を受けた場合に、当該出力指示に基づいて印刷出力を完了した画像情報の印刷指示情報を前記記録媒体から削除するように前記第2書き込み手段を制御する制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記警告手段は、前記記録媒体を利用者が提示した段階で、前記警告を発する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷システム。
  4. 前記警告手段は、前記記録媒体を提示済みの利用者が画像情報の印刷指示を行なった段階で、前記警告を発する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷システム。
  5. 前記警告手段は、前記第1読み書き手段が読み出した情報の中で、前記印刷指示を受けてからの経過時間が予め設定された時間を超えている印刷指示情報を、前記未処理の印刷指示情報と判断する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷システム。
  6. 前記警告手段は、前記第1読み書き手段が読み出した情報の中で、前記出力指示の順番を飛ばされた回数が予め設定された回数を超えている印刷指示情報を、前記未処理の印刷指示情報と判断する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷システム。
  7. 利用者が提示する可搬型の記録媒体に情報の読み書きを行なう読み書き手段を制御するとともに、前記記録媒体を提示済みの利用者から画像情報の印刷指示を受けた場合に、当該画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報を前記記録媒体に書き込むように前記読み書き手段を制御する制御手段と、
    利用者が提示した記録媒体から前記読み書き手段が読み出した情報の中に、未処理の印刷指示情報が存在する場合に、当該印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を発する警告手段と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  8. 利用者が提示する可搬型の記録媒体に情報の読み書きを行なう読み書き手段を制御するとともに、前記記録媒体を提示済みの利用者から画像情報の印刷指示を受けた場合に、当該画像情報の印刷指示に係る印刷指示情報を前記記録媒体に書き込むように前記読み書き手段を制御する処理と、
    利用者が提示した記録媒体から前記読み書き手段が読み出した情報の中に、未処理の印刷指示情報が存在する場合に、当該印刷指示情報で特定される画像情報の出力指示を促す警告を発する処理と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012238208A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Sharp Corp ネットワークプリントシステムのクライアント装置、印刷データ生成サーバ、及び画像形成装置
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