JP2010054911A - レンジファインダ式カメラ用交換レンズ - Google Patents

レンジファインダ式カメラ用交換レンズ Download PDF

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Abstract

【課題】 機械的な調整加工を不要とし、調整工程の容易化及び時間短縮による調整能率向上を実現するとともに、セミアッセンブリ状態の交換レンズに対して、振動や熱,切粉等の悪影響を回避する。
【解決手段】 フォーカスリングの内周面に設けた雌ネジ部2nとこのフォーカスリング2を内側で支持するリング支持筒部5の外周面に設けた雄ネジ部5sを螺合させた補正運動変換部Msを有するとともに、補正運動変換部Msを、フォーカスリング2の周方向変位量に対する運動変換後の軸方向変位量の変換比の異なる複数の補正運動変換部Msa,Msb…から選択可能な補正量選択手段Fsを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交換レンズ側のフォーカス情報をカメラボディ側に伝達するフォーカス情報伝達機構を備えるレンジファインダ式カメラ用交換レンズに関する。
一般に、スチルカメラとしては、レンジファインダ式カメラと一眼レフ式カメラが知られている。レンジファインダ式カメラは、レンズの光学系とファインダの光学系が分かれているため、レンズのフォーカス情報をカメラボディのレンジファインダに伝達する機構が必要となり、通常、フォーカスリングの周方向変位を第一運動変換機構により軸方向変位に変換してレンズに伝達するフォーカシング機構と、フォーカスリングの周方向変位を第二運動変換機構により軸方向変位に変換し、カメラボディのレンジファインダにリンクする被伝達部に伝達するフォーカス情報伝達機構を備えている。
従来、この種のレンジファインダ式カメラとしては、特許文献1で開示されるレンジファインダ式カメラ(デジタルカメラ)が知られており、同文献1には、カメラボディに対して交換レンズを着脱可能に構成したデジタルカメラであって、カメラボディを、少なくとも第一ボディと第二ボディの組み合わせにより構成し、第一ボディに、交換レンズが着脱するレンズマウントを設け、かつ少なくともシャッタユニット,撮像素子ユニット及びファインダユニットを含む光学系部品に属する第一部品群を位置決めして取り付けるとともに、第二ボディに、第一部品群を除いた電気系部品を含む第二部品群を取り付けて構成したデジタルカメラ(レンジファインダ式カメラ)が開示されている。
ところで、このような交換レンズを使用するレンジファインダ式カメラでは、交換レンズ側のフォーカス情報をカメラボディ側に伝達する際の伝達特性が非直線となり、しかも、テレ側ほど感度が高くなるため、交換レンズ毎に調整を行うことにより当該伝達特性を規定の公差内に収めている。この調整手法としては、レンズの位置を変更する光学的調整とフォーカス情報伝達機構の一部を変更する機械的調整が知られているが、一般的には光学系に影響を与えない機械的調整が用いられている。この機械的調整は、通常、次のように行われる。フォーカス情報伝達機構は、交換レンズ側に配した伝達用筒体の端縁に傾斜辺を形成し、この傾斜辺にカメラボディ側に配した被伝達部を当接させることにより、伝達用筒体の周方向変位を被伝達部の軸方向変位として伝達しているため、調整に際しては、セミアッセンブリ状態における交換レンズの焦点距離を計測し、この焦点距離にマッチングする伝達特性が得られるように、伝達用筒体の傾斜辺を切削して調整する。
特開2005−250006号公報
しかし、上述したレンジファインダ式カメラに使用する交換レンズは、次のような問題点があった。
第一に、伝達特性を調整するに際しては、伝達用筒体の端縁に対する切削による機械的な調整加工が必要になるため、加工精度が要求される。したがって、調整加工が容易でなく、調整加工(調整工程)の時間が長くなることによる作業能率の大幅な低下を招く。しかも、切削し過ぎた場合の不良品が発生する虞れがある。
第二に、フォーカス情報伝達機構の最終段に備える伝達用筒体を加工するため、この伝達用筒体の取外しが困難となる。したがって、セミアッセンブリ状態の交換レンズに対して調整加工を行う必要があり、セミアッセンブリ状態の交換レンズに対して、振動や熱,切粉等の悪影響を与えやすい。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決したレンジファインダ式カメラ用交換レンズの提供を目的とするものである。
本発明に係るレンジファインダ式カメラ用交換レンズ1は、上述した課題を解決するため、フォーカスリング2の周方向変位を第一運動変換機構3により軸方向変位に変換してレンズLfに伝達するフォーカシング機構Mfと、フォーカスリング2の周方向変位を第二運動変換機構4により軸方向変位に変換し、カメラボディ100のレンジファインダ101にリンクする被伝達部102に伝達するフォーカス情報伝達機構Mtを備える交換レンズを構成するに際して、フォーカスリング2の内周面に設けた雌ネジ部2nとこのフォーカスリング2を内側で支持するリング支持筒部5の外周面に設けた雄ネジ部5sを螺合させた補正運動変換部Msを有するとともに、補正運動変換部Msを、フォーカスリング2の周方向変位量に対する運動変換後の軸方向変位量の変換比の異なる複数の補正運動変換部Msa,Msb…から選択可能な補正量選択手段Fsを備えることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、第二運動変換機構4は、フォーカスリング2に対して軸方向変位が許容され、かつ周方向変位が規制されるとともに、周面部にカム溝部11s…を有する第一伝達筒11と、カム溝部11s…に係合する係合部12s…を有し、かつ外端が被伝達部102に係合するとともに、軸方向変位が許容され、かつ周方向変位が規制された第二伝達筒12を備えて構成できる。また、補正量選択手段Fsは、予め異なる位置に一緒に形成した複数の異なる補正運動変換部Msa…の中から使用する補正運動変換部Msa…以外の補正運動変換部Msb…を切削可能に構成することができる。この際、使用する補正運動変換部Msa…以外の補正運動変換部Msb…の切削は、雌ネジ部2n…と雄ネジ部5s…の一方又は双方に対して行うことができる。他方、他の補正量選択手段Fsとしては、異なる雌ネジ部2n…をそれぞれ形成した複数のフォーカスリング2…、又フォーカスリング2に着脱可能に構成し、異なる雌ネジ部2n…をそれぞれ形成した複数のリング補助部品13…を用いるとともに、異なる雄ネジ部5s…をそれぞれ形成した複数のリング支持筒部5…、又はリング支持筒部5に着脱可能に構成し、異なる雄ネジ部5s…をそれぞれ形成した複数の支持筒補助部品を用いることができる。
このような構成を有する本発明に係るレンジファインダ式カメラ用交換レンズ1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) フォーカスリング2の内周面に設けた雌ネジ部2nとこのフォーカスリング2を内側で支持するリング支持筒部5の外周面に設けた雄ネジ部5sを螺合させた補正運動変換部Msを、フォーカスリング2の周方向変位量に対する運動変換後の軸方向変位量の変換比の異なる複数の補正運動変換部Msa…から選択可能にしたため、従来のような機械的な調整加工が不要となり、調整工程の容易化及び時間短縮を図れる。したがって、調整工程の調整能率向上を実現できるとともに、調整工程段階における不良品発生の虞れも生じない。
(2) 補正運動変換部Msは、フォーカス情報伝達機構Mtの前段に備えるフォーカスリング2とリング支持筒部5間に設けたため、フォーカスリング2又はリング支持筒部5に加工を施す必要がある場合であっても加工後に組付けることができる。したがって、セミアッセンブリ状態の交換レンズに対して、振動や熱,切粉等の悪影響を与える不具合を回避できる。
(3) 好適な態様により、第二運動変換機構4を、フォーカスリング2に対して軸方向変位が許容され、かつ周方向変位が規制されるとともに、周面部にカム溝部11s…を有する第一伝達筒11と、カム溝部11s…に係合する係合部12s…を有し、かつ外端が被伝達部102に係合するとともに、軸方向変位が許容され、かつ周方向変位が規制された第二伝達筒12を備えて構成すれば、カメラボディ100のレンジファインダ101にリンクする被伝達部102に係合する第二伝達筒12は周方向変位しないため、より確実かつ安定した変位伝達を行うことができる。
(4) 好適な態様により、補正量選択手段Fsを、予め異なる位置に一緒に形成した複数の異なる補正運動変換部Msa,Msb…の中から使用する補正運動変換部Msa…以外の補正運動変換部Msb…を切削可能に構成すれば、部品点数の増加を招くことなく容易に実施できる。特に、単なる除去のための切削加工で済み、加工精度が要求されないため、加工も短時間で容易に行うことができる。
(5) 好適な態様により、補正量選択手段Fsとして、異なる雌ネジ部2n…をそれぞれ形成した複数のフォーカスリング2…、又フォーカスリング2に着脱可能に構成し、異なる雌ネジ部2n…をそれぞれ形成した複数のリング補助部品13…を用いるとともに、異なる雄ネジ部5s…をそれぞれ形成した複数のリング支持筒部5…、又はリング支持筒部5に着脱可能に構成し、異なる雄ネジ部5s…をそれぞれ形成した複数の支持筒補助部品を用いれば、切削加工は一切不要になり、調整工程に要する時間を大幅に短縮できるとともに、部品点数は増加するものの調整範囲に制限がなくなるため、精度の高い調整を容易に行うことができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係るレンジファインダ式カメラ用交換レンズ1の構成について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る交換レンズ1の上半部を示す。交換レンズ1は、レンズ鏡筒21を備え、このレンズ鏡筒21は、複数の筒体の組合わせにより構成する。レンズ鏡筒21の後端には、図2に示すカメラボディ100の前面に設けたレンズマウント部120に着脱するバヨネット結合部21jを有する。レンズ鏡筒21の内部には、前側から第一レンズLa,第二レンズLb,フォーカスレンズLfを収容する。各レンズLa,Lbは、レンズ枠22a,22bによりそれぞれ保持されるとともに、フォーカスレンズLfはフォーカスレンズ筒22fによりレンズ鏡筒21の軸方向へ変位自在に支持される。なお、各レンズLa,Lb,Lfには、単レンズのみならずレンズ群や複合レンズなども含まれる。
一方、レンズ鏡筒21の外周面にはフォーカスリング2を備えるとともに、レンズ鏡筒21の内部には、フォーカシング機構Mf及びフォーカス情報伝達機構Mtを備える。フォーカシング機構Mfは、フォーカスリング2の周方向変位を第一運動変換機構3により軸方向変位に変換してレンズLf(フォーカスレンズ筒22f)に伝達する機能を有する。第一運動変換機構3は、中間回動筒23を備え、この中間回動筒23の外周面をフォーカスリング2の内周面に結合するとともに、中間回動筒23の内周面はフォーカスレンズ筒22fの外周面に螺合する。この場合、レンズ鏡筒21に開口部24を設け、この開口部24を通してフォーカスリング2の内周面に設けた結合片部2xをレンズ鏡筒21の内部に突出させるとともに、中間回動筒23の外周面に設けた結合片部23xを結合片部2xを結合する。また、中間回動筒23の内部には、上述したフォーカスレンズ筒22fを配し、中間回動筒23の内周面に設けた雌ネジ部23n(ヘリコイドネジ)とフォーカスレンズ筒22fの外周面に設けた雄ネジ部22s(ヘリコイドネジ)を螺合させる。さらに、フォーカスレンズ筒22fは比較的肉厚に形成し、外周面に、軸方向に沿った収容溝25…を形成する。他方、レンズ鏡筒21の後端から内部の軸方向に突出する内部固定筒26を設け、この内部固定筒26の前端に一体形成した規制片27…を収容溝25…に沿って配する。そして、規制片27…には軸方向に沿った直線溝27s…を設けるとともに、この直線溝27s…に、フォーカスレンズ筒22fの外周面に取付けた規制ローラ28…を係合させる。
フォーカス情報伝達機構Mtは、フォーカスリング2の周方向変位を第二運動変換機構4により軸方向変位に変換し、図2に示すカメラボディ100に備える被伝達部102に伝達する機能を有する。なお、被伝達部102は被伝達ローラ102rにより構成するとともに、この被伝達ローラ102rはレンジファインダ101に機械的にリンクしている。第二運動変換機構4は、第一伝達筒11と第二伝達筒12を備え、第一伝達筒11は、内部固定筒26の外周面に配するとともに、第二伝達筒12は、内部固定筒26の内周面に配する。そして、第一伝達筒11の前端側は中間回動筒23の後端側に係合させるとともに、第一伝達筒11の後端側は第二伝達筒12の前端側にカム係合させる。この場合、第一伝達筒11は、図3に示すように形成し、前端から軸方向に沿って設けた三つの係合凹部11c…に、中間回動筒23の外周面に取付けた規制ローラ32…を係合させる。また、第一伝達筒11の後端側の周面部に、三つのカム溝部11s…を形成するとともに、内部固定筒26の周面部に、軸方向に沿った三つの直線溝26s…を形成し、第二伝達筒12の前端側の外周面に取付けた規制ローラ33…(係合部12s…)を直線溝26s…及びカム溝部11s…の双方に係合させる。そして、第二伝達筒12の後端(外端)は被伝達部102(被伝達ローラ102r)に係合(当接)する。このような第二運動変換機構4を設けることにより、カメラボディ100のレンジファインダ101にリンクする被伝達部102に係合する第二伝達筒12は周方向変位しないため、より確実かつ安定した変位伝達を行うことができる。
他方、レンズ鏡筒21の一部を構成するリング支持筒部5を備え、このリング支持筒部5の外周面にフォーカスリング2を配する。そして、フォーカスリング2とリング支持筒部5間には、補正運動変換部Msを設ける。補正運動変換部Msは、フォーカスリング2の内周面に設けた雌ネジ部2nとこのフォーカスリング2を内側で支持するリング支持筒部5の外周面に設けた雄ネジ部5sを螺合させて構成する。この雌ネジ部2n及び雄ネジ部5sは一般的なメートルネジでよい。
一方、この補正運動変換部Msは、補正量選択手段Fsにより、フォーカスリング2の周方向変位量に対する運動変換後の軸方向変位量の変換比の異なる複数の補正運動変換部Msa,Msb…から選択できる。例示の補正量選択手段Fsでは、図6(s)に示すように、予め異なる位置に一緒に形成した複数(例示は三つ)の異なる補正運動変換部Msa,Msb,Mscの中から、使用する補正運動変換部Msa…、例えば、補正運動変換部Msb以外の補正運動変換部Msa,Mscを切削することにより選択できる。図4は選択前のリング支持筒部5を示す。リング支持筒部5は、外周面に形成した三つの雄ネジ部5sa,5sb,5scを有する。三つの雄ネジ部5sa,5sb,5scは軸方向に所定間隔毎に配し、それぞれ雄ネジ部5sa,5sb,5scの螺旋角、即ち、図4に示す螺旋方向の角度Ra(5sa),Rb(5sb),Rc(5sc)を異ならせる。例示の場合、Ra>Rb>Rcである。この場合、角度Rbは基準的な角度となる。即ち、角度Rbの補正運動変換部Msbは、焦点距離の誤差がゼロ又はほとんど無い場合に対応している。このため、補正運動変換部Msbの補正量を相殺する変換量が、第一運動変換機構3において予め設定されている。また、フォーカスリング2の内周面にも、雄ネジ部5sa,5sb,5scに対応する雌ネジ部2na,2nb,2ncをそれぞれ設ける(図6(s)参照)。これにより、フォーカスリング2の周方向変位量に対する運動変換後の軸方向変位量の変換比の異なる三つの補正運動変換部Msa,Msb,Mscが構成される。このような補正量選択手段Fsを設ければ、部品点数の増加を招くことなく容易に実施できるとともに、単なる除去のための切削加工で済み、加工精度が要求されないため、加工も短時間で容易に行うことができる。
次に、本実施形態に係るレンジファインダ式カメラ用交換レンズ1の機能について、図1〜図8を参照して説明する。
最初に、補正量選択手段Fsの機能(利用方法)について、図6(図4)を参照して説明する。まず、リング支持筒部5は、図4(図6(s))に示すように、外周面に三つの雄ネジ部5sa,5sb,5scを設けた状態で製作するとともに、フォーカスリング2も、図6(s)に示すように、内周面に三つの雌ネジ部2na,2nb,2ncを設けた状態で製作する。即ち、三つの補正運動変換部Msa,Msb,Mscを選択できる状態に製作する。一方、このリング支持筒部5及びフォーカスリング2を除いたサブアッセンブリ状態の交換レンズを組立てる。したがって、サブアッセンブリ状態とは、少なくとも焦点距離を測定できるとともに、リング支持筒部5及びフォーカスリング2を除いた状態或いはリング支持筒部5又はフォーカスリング2を仮組付けした状態となる。そして、サブアッセンブリ状態の交換レンズに対して焦点距離計測装置を用いて焦点距離の測定を行う。
ところで、前述したように、交換レンズ1を使用するレンジファインダ式カメラでは、交換レンズ1側のフォーカス情報をカメラボディ100側に伝達する際の伝達特性が非直線となり、しかも、テレ側ほど感度が高くなる。図7は、焦点距離82mm(中望遠レンズ)の交換レンズ1における1/距離に対する誤差〔mm〕を示している。図7中、Qarは、焦点距離82mmの交換レンズ1が実際には焦点距離82.5mmの交換レンズとして組上がった場合の誤差、Qbrは、同じく焦点距離81.5mmの交換レンズとして組上がった場合の誤差をそれぞれ示している。
したがって、サブアッセンブリ状態の交換レンズの焦点距離を測定することにより、実際に発生している誤差(Qar…)を知ることができる。実際の焦点距離が得られたなら三つの補正運動変換部Msa,Msb,Mscから、この誤差を相殺する補正量を有する補正運動変換部を選択し、補正運動変換部Msとして用いる。例えば、補正運動変換部Msbを選択した場合には、リング支持筒部5の外周面に設けた雄ネジ部5sbを残し、他の雄ネジ部5saと5scを除去加工すればよい。図6(a)は、補正運動変換部Msaを選択した場合、図6(b)は、補正運動変換部Msbを選択した場合、図6(c)は、補正運動変換部Mscを選択した場合をそれぞれ示す。この後、リング支持筒部5及びフォーカスリング2の組付を行う。図7に示すQaは、Qarの補正後のシュミレーション特性、Qbは、Qbrの補正後のシュミレーション特性である。実際の場合も、このようなシュミレーション特性に準じた補正が可能となる。図8は、誤差のレンジを拡大して表示したものである。
次に、交換レンズ1の全体の機能について、図1及び図5を参照して説明する。今、フォーカスリング2を手で回動操作した場合を想定する。これにより、フォーカスリング2の周方向変位(矢印D1r方向)は、第一運動変換機構3により軸方向変位に変換され、フォーカスレンズ筒22fに伝達される。即ち、この場合、フォーカスリング2の周方向の変位により一体の中間回動筒23も周方向に変位するとともに、中間回動筒23の内周面に設けた雌ネジ部23nはフォーカスレンズ筒22fの外周面に設けた雄ネジ部22sに螺合し、また、フォーカスレンズ筒22fの規制ローラ28…は、内部固定筒26に設けた直線溝27s…に係合しているため、中間回動筒23の周方向変位は、フォーカスレンズ筒22fの軸方向変位、更にはこのフォーカスレンズ筒22fに保持されるフォーカスレンズLfの軸方向変位に変換されるフォーカシング調整が行われる。この際、フォーカスリング2の内周面に設けた雌ネジ部2nは、リング支持筒部5の外周面に設けた雄ネジ部5sに螺合しているため、フォーカスリング2の周方向変位によりフォーカスリング2自身も軸方向(矢印D1s方向)に変位する。したがって、この軸方向変位は中間回動筒23とフォーカスレンズ筒22f間で生じる軸方向変位に加算されることになる。なお、フォーカスリング2の軸方向変位は、通常、0.5〔mm〕程度となるため、フォーカスリング2の操作性に影響することはない。
一方、図5に示すように、フォーカスリング2の周方向変位(矢印D1r方向)は、第二運動変換機構4により軸方向変位に変換され、カメラボディ100のレンジファインダ101にリンクする被伝達部102に伝される。即ち、中間回動筒23の外周面に取付けた規制ローラ32…は、第一伝達筒11の先端に設けた軸方向の係合凹部11c…に係合しているため、第一伝達筒11は中間回動筒23の周方向変位に追従して一体に周方向変位する(矢印D2方向)。また、第二伝達筒12の外周面に設けた規制ローラ33…は、第一伝達筒11の周面部に設けたカム溝部11s…に係合するとともに、内部固定筒26の周面部に設けた直線溝26s…に係合するため、第一伝達筒11の周方向の変位は、第二伝達筒12の軸方向変位(矢印D3方向)に変換される。一方、被伝達部102は、第二伝達筒12の外端に当接するため、この被伝達部102に第二伝達筒12の軸方向変位が伝達される。なお、被伝達部102は、スプリング等により、常時、第二伝達筒12の外端に当接(圧接)する。
よって、このような本実施形態に係る交換レンズ1によれば、フォーカスリング2の内周面に設けた雌ネジ部2nとこのフォーカスリング2を内側で支持するリング支持筒部5の外周面に設けた雄ネジ部5sを螺合させた補正運動変換部Msを、フォーカスリング2の周方向変位量に対する運動変換後の軸方向変位量の変換比の異なる複数の補正運動変換部Msa…から選択可能にしたため、従来のような機械的な調整加工が不要となり、調整工程の容易化及び時間短縮を図れる。したがって、調整工程の調整能率向上を実現できるとともに、調整工程段階における不良品発生の虞れも生じない。また、補正運動変換部Msは、フォーカス情報伝達機構Mtの前段に備えるフォーカスリング2とリング支持筒部5間に設けたため、フォーカスリング2又はリング支持筒部5に加工を施す必要がある場合であっても加工後に組付けることができる。したがって、セミアッセンブリ状態の交換レンズに対して、振動や熱,切粉等の悪影響を与える不具合を回避できる。
他方、図9には、補正量選択手段Fsの変更実施形態を示す。図9に示す補正量選択手段Fsは、フォーカスリング2の内周面に小リング形状の段差を介した切欠部51を形成し、この切欠部51に、雌ネジ部2nを形成したリング補助部品13を装着可能に構成したものである。このリング補助部品13は、切欠部51に対して着脱可能である。したがって、このようなリング補助部品13を複数用意するとともに、各リング補助部品13…にそれぞれ異なる雌ネジ部2n…を形成すれば、任意のリング補助部品13、即ち、任意の雌ネジ部2n(補正運動変換部Ms)を選択して使用可能となる。リング補助部品13の装着は、切欠部51内の段差部に、ストッパ52を螺着し、リング補助部品13に形成した係合凹部13cを当該ストッパ52に係合させてリング補助部品13の回り止めを行うとともに、当該切欠部51内の段差部に対して反対側に設けた雌ネジ部51nに固定リング53を螺着すればよい。同様に、リング支持筒部5もレンズ鏡筒21に対して着脱可能に構成するとともに、外周面に異なる雄ネジ部5s…を形成した複数のリング支持筒部5…を用意すれば、任意のリング支持筒部5を選択して使用可能となる。リング支持筒部5の装着は、レンズ鏡筒21内にストッパ54を螺着し、リング支持筒部5に形成した係合凹部5cを当該ストッパ54に係合させて回り止めを行うとともに、レンズ鏡筒21内における当該ストッパ54に対して反対側の位置に設けた雌ネジ部21nに固定リング55を螺着すればよい。
例示は、フォーカスリング2の一部をリング補助部品13として構成し、リング支持筒部5は全体を利用した形態としたが、リング支持筒部5の一部をリング補助部品として構成し、フォーカスリング2は全体を利用した形態としてもよい。したがって、図9に示す補正量選択手段Fsは、異なる雌ネジ部2n…をそれぞれ形成した複数のフォーカスリング2…、又フォーカスリング2に着脱可能に構成し、異なる雌ネジ部2n…をそれぞれ形成した複数のリング補助部品13…を用いるとともに、異なる雄ネジ部5s…をそれぞれ形成した複数のリング支持筒部5…、又はリング支持筒部5に着脱可能に構成し、異なる雄ネジ部5s…をそれぞれ形成した複数の支持筒補助部品を用いることができる。このような補正量選択手段Fsを用いれば、切削加工は一切不要になり、調整工程に要する時間を大幅に短縮できるとともに、部品点数は増加するものの調整範囲に制限がなくなるため、精度の高い調整を容易に行うことができる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、補正量選択手段Fsにより選択できる補正運動変換部Msa…として三つの補正運動変換部Msa…を例示したが、二つ又は四つ以上であってもよい。また、使用する補正運動変換部Msa…以外の補正運動変換部Msb…の切削は、雄ネジ部5s…のみを切削する場合を挙げたが、雌ネジ部2n…のみを切削してもよいし、或いは商品性を考慮して雌ネジ部2n…と雄ネジ部5s…の双方を切削してもよい。なお、本発明に係る交換レンズ1は、例示に限定されるものではなく、各種タイプの交換レンズ1に利用できるとともに、カメラボディ100も、デジタルカメラであってもよいし、フィルムカメラであってもよい。
本発明の最良の実施形態に係る交換レンズの上半部を示す断面側面図、 同交換レンズを装着するカメラボディの正面図、 同交換レンズに使用する第一伝達筒の断面側面図、 同交換レンズに使用するリング支持筒部の側面図、 同交換レンズの作用説明図、 同交換レンズにおける補正量選択手段の機能説明図、 同交換レンズの1/距離に対する誤差の特性図、 同交換レンズの1/距離に対する誤差の特性図、 変更実施形態に係る補正量選択手段の構成説明図、
符号の説明
1:レンジファインダ式カメラ用交換レンズ,2:フォーカスリング,2n:雌ネジ部,3:第一運動変換機構,4:第二運動変換機構,5:リング支持筒部,5s:雄ネジ部,11:第一伝達筒,11s…:カム溝部,12:第二伝達筒,12s…:係合部,13…:リング補助部品,100:カメラボディ,101:レンジファインダ,102:被伝達部,Lf:レンズ,Mf:フォーカシング機構,Mt:フォーカス情報伝達機構,Ms:補正運動変換部,Msa:補正運動変換部,Msb:補正運動変換部,Msc:補正運動変換部,Fs:補正量選択手段

Claims (5)

  1. フォーカスリングの周方向変位を第一運動変換機構により軸方向変位に変換してレンズに伝達するフォーカシング機構と、前記フォーカスリングの周方向変位を第二運動変換機構により軸方向変位に変換し、カメラボディのレンジファインダにリンクする被伝達部に伝達するフォーカス情報伝達機構を備えるレンジファインダ式カメラ用交換レンズにおいて、前記フォーカスリングの内周面に設けた雌ネジ部とこのフォーカスリングを内側で支持するリング支持筒部の外周面に設けた雄ネジ部を螺合させて軸方向変位の補正を行う補正運動変換部を有するとともに、この補正運動変換部を、前記フォーカスリングの周方向変位量に対する運動変換後の軸方向変位量の変換比の異なる複数の補正運動変換部から選択可能な補正量選択手段を備えることを特徴とするレンジファインダ式カメラ用交換レンズ。
  2. 前記第二運動変換機構は、前記フォーカスリングに対して軸方向変位が許容され、かつ周方向変位が規制されるとともに、周面部にカム溝部を有する第一伝達筒と、前記カム溝部に係合する係合部を有し、かつ外端が前記被伝達部に係合するとともに、軸方向変位が許容され、かつ周方向変位が規制された第二伝達筒を備えることを特徴とする請求項1記載のレンジファインダ式カメラ用交換レンズ。
  3. 前記補正量選択手段は、予め異なる位置に一緒に形成した複数の異なる補正運動変換部の中から使用する補正運動変換部以外の補正運動変換部を切削可能に構成することを特徴とする請求項1又は2記載のレンジファインダ式カメラ用交換レンズ。
  4. 前記使用する補正運動変換部以外の補正運動変換部の切削は、前記雌ネジ部と前記雄ネジ部の一方又は双方に対して行うことを特徴とする請求項3記載のレンジファインダ式カメラ用交換レンズ。
  5. 前記補正量選択手段は、異なる雌ネジ部をそれぞれ形成した複数の前記フォーカスリング、又前記フォーカスリングに着脱可能に構成し、異なる雌ネジ部をそれぞれ形成した複数のリング補助部品を用いるとともに、異なる雄ネジ部をそれぞれ形成した複数の前記リング支持筒部、又は前記リング支持筒部に着脱可能に構成し、異なる雄ネジ部をそれぞれ形成した複数の支持筒補助部品を用いることを特徴とする請求項1記載のレンジファインダ式カメラ用交換レンズ。
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