JP2010051936A - フィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンスの頻度を低減できるフィルタ装置を提供すること。
【解決手段】所定ゾーン111から排出される排気中に含まれる異物を除去するフィルタ装置400であって、無端状のフィルタ430と、フィルタ430を所定方向に送り可能に支持する回転支持部440と、フィルタ430が通過する部位に配置される第1洗浄部450と、第1洗浄部450の下流側に配置されフィルタ430を乾燥する第1乾燥部470と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、フィルタ装置に関する。
従来、車体の塗装を行う塗装設備には、塗装の際に塗装ゾーンで発生する塗料ミストや塗装かす等の異物を除去する除去装置が設けられている。例えば、特許文献1には、塗装ゾーンのようなVOCが発生する所定ゾーンから排出された塗料ミストを含む排気の流路に洗浄水を流下させることで、この洗浄水に塗料ミストを捕集させて除去する湿式の除去装置が提案されている。
以上の除去装置によれば、排気中に含まれる塗料ミストの多くを除去できるものの、塗料ミストの一部は除去装置を通過してしまうという問題があった。そこで、塗料ミストを含む排気の流路にフィルタを配置することで湿式の除去装置で除去できなかった塗料ミストを除去するフィルタ装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−137990号公報 特開2002−273290号公報
特許文献2で提案された手法では、フィルタを常に濡れた状態に維持することで塗料ミストを除去すると共に、このフィルタを洗浄している。しかしながら、この手法では、フィルタを十分に洗浄できず、時間の経過と共にフィルタに目詰まりが生じてしまうため、フィルタの交換を行う等のメンテナンスを頻繁に行う必要があった。
従って、本発明は、メンテナンスの頻度を低減できるフィルタ装置を提供することを目的とする。
本発明のフィルタ装置は、所定ゾーンから排出される排気中に含まれる異物を除去するフィルタ装置であって、無端状のフィルタと、前記フィルタを所定方向に送り可能に支持する回転支持部と、前記フィルタが通過する部位に配置される第1洗浄部と、前記第1洗浄部の下流側に配置され前記フィルタを乾燥する第1乾燥部と、を備える。
また、前記第1乾燥部の下流側に配置される第2洗浄部と、該第2洗浄部の下流側に配置され前記フィルタを乾燥する第2乾燥部と、を更に備えることが好ましい。
また、前記第1洗浄部及び前記第2洗浄部は、それぞれ、帯電除去手段と、洗浄液噴霧手段と、気体吹き付け手段と、を備えることが好ましい。
また、前記回転支持部は、微振動発生機構を備えることが好ましい。
また、無端状の前記フィルタに囲まれた領域に、該フィルタの内面側に付着した異物を捕集する異物捕集部を備えることが好ましい。
本発明のフィルタ装置によれば、メンテナンスの頻度を低減できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のフィルタ装置400を備えた塗装設備100の構成を示す図である。
塗装設備100は、被塗装物としての自動車の車体の塗装を行う設備であり、被塗装物に対して塗装を施す塗装システム110と、この塗装システム110から排出された排気中に含まれる揮発性有機化合物(以下、VOC)を除去するVOC除去システム120と、このVOC除去システム120によってVOCが除去された排気を塗装システム110内に導いてリサイクルするリサイクルシステム130と、を備える。
塗装システム110は、被塗装物の搬送方向に沿って配置される所定ゾーンとしての複数の塗装ゾーン111と、これら複数の塗装ゾーン111に空気を空調して供給する空気供給装置112と、空調された空気が流通する空気供給路113と、複数の塗装ゾーン111で塗装が施された被塗装物を乾燥する乾燥炉114と、を備える。
空気供給装置112は、複数の塗装ゾーン111の上方に配置され、リサイクルシステム130から供給される空気を、空気供給路113を通じて複数の塗装ゾーン111それぞれに供給する。
塗装ゾーン111は、空気供給路113を通じて空気供給装置112から供給された空気を拡散させて速度を下げ、圧力を高める静圧室111Aと、この静圧室111Aの下面を一旦塞ぎ、空気を下向きの流れにして下方へ吐出させる上部整流板111Bと、この上部整流板111Bの下方に位置する塗装室111Cと、この塗装室111C内に配置され、被塗装物を塗装する塗装ロボット111Dと、この塗装室111Cの下方に配置される排気供給路115と、を備える。
塗装ゾーン111では、被塗装物に対して、塗装ロボット111Dにより塗装が施される。これにより、塗装ゾーン111内の空気には、塗装の際に発生したVOCや塗料ミストや塗料かす等が含まれることとなる。
空気供給装置112から塗装ゾーン111に供給された空気は、排気ファン(図示せず)によって排気供給路115から排出される。
VOC除去システム120は、排気供給路115から排出された排気が通過するフィルタ装置400と、このフィルタ装置400の下流に設けられフィルタ装置400を通過した排気が通過する活性炭フィルタ装置500と、この活性炭フィルタ装置500の下流に設けられ活性炭フィルタ装置500を通過した排気中に含まれるVOCを吸着して濃縮する吸着濃縮装置200と、この吸着濃縮装置200で吸着されて濃縮されたVOCを燃焼除去する蓄熱燃焼装置300と、を備える。
フィルタ装置400は、塗装システム110から排出された排気の流路上に配置されており、複数の塗装ゾーン111及び乾燥炉114から排出された排気中に含まれる塗料ミストや塗装かす等の異物を除去する。このフィルタ装置400の詳細については後述する。
活性炭フィルタ装置500は、塗装システム110から排出された排気中に含まれるVOCの一部を吸着したり、この吸着したVOCの一部を放出したりして、活性炭フィルタ装置500の下流側に設けられた吸着濃縮装置200に供給される排気中のVOC濃度を調整する。
具体的には、活性炭フィルタ装置500は、排気中に含まれるVOCの濃度が高い場合には、その一部を吸着する。また、活性炭フィルタ装置500に吸着されたVOCは、活性炭フィルタ装置500を通過する排気中に含まれるVOCの濃度が低い場合には、その一部を放出する。
吸着濃縮装置200は、円筒状であり、VOC吸着剤としてのゼオライトを含んで構成される。活性炭フィルタ装置500を通過した排気は、この吸着濃縮装置200を通過することで、VOCが吸着されて除去される。
吸着濃縮装置200を通過してVOCが除去された排気は、リサイクルシステム130により塗装システム110に供給される。また、この排気の一部は、排気供給路210を介して上述のフィルタ装置400にも供給される。
蓄熱燃焼装置300は、吸着濃縮装置200で吸着されて濃縮されたVOCを燃焼除去する。蓄熱燃焼装置300には、吸着濃縮装置200に吸着されて濃縮されたVOCが、高温ガスによって脱着されて供給される。吸着濃縮装置200に吸着されたVOCの脱着には、VOCの燃焼除去の際に発生する高温ガスの一部が利用される。また、この廃熱の一部は、リサイクルシステム130により塗装システム110に供給される。
リサイクルシステム130は、吸着濃縮装置200を通過した排気を塗装システム110に供給する排気供給管710と、蓄熱燃焼装置300でのVOCの燃焼除去の際に発生する高温ガスの一部を塗装システム110に供給する高温ガス供給管720と、塗装システム110に外気を供給可能な外気供給手段810と、を備える。
排気供給管710及び高温ガス供給管720には、それぞれ、これらの管内を流通する排気及び高温ガスを管外に放出可能なダンパ装置600が設けられている。
以上の塗装設備100によれば、塗装システム110から排出された排気は、VOC除去システム120により塗料ミストや塗料かすやVOCが除去された後に、リサイクルシステム130によって再度塗装システム110に供給される。
次に、フィルタ装置400について説明する。
図2は、フィルタ装置400の構成を示す図である。
フィルタ装置400は、上述したように、塗装システム110から排出された排気の流路上に配置されており、複数の塗装ゾーン111及び乾燥炉114から排出された排気中に含まれる塗料ミストや塗装かす等の異物を除去する。
フィルタ装置400は、排気導入部410と、排気導出部420と、これら排気導入部410及び排気導出部420それぞれを覆うように配置される無端状のフィルタ430と、フィルタ430を所定方向に送り可能に支持する回転支持部としての複数のローラ440と、フィルタ430が通過する部位に配置されてこのフィルタ430を洗浄する第1洗浄部450及び第2洗浄部460と、これら第1洗浄部450で洗浄されたフィルタ430を乾燥する第1乾燥部470と、第2洗浄部460で洗浄されたフィルタ430を乾燥する第2乾燥部480と、を備える。
排気導入部410と排気導出部420とは、互いに対向して設けられている。
無端状のフィルタ430は、複数のローラ440に支持されて排気導入部410と排気導出部420との間に配置されている。フィルタ430は、排気導入部410を覆う位置及び排気導出部420を覆う位置において、排気の流路に対して略直角となるように配置されている。
複数のローラ440のうちの少なくとも1つのローラ440は、モータ(図示せず)に接続されている。そして、このモータを駆動することによりローラ440が回転して、ローラ440に支持されているフィルタ430は、所定方向(図2中a方向)に一定の速度で回転移動する。
第1洗浄部450は、排気導入部410の下流側であって排気導出部420の上流側に設けられている。
第1洗浄部450は、帯電除去手段としての除電ブローバー451と、洗浄液噴霧手段としての活性水素水噴射装置452と、気体吹き付け手段としてのエアブロー装置453と、このエアブロー装置453により吹き付けられた気体を排出する排気口454と、第1洗浄部450においてフィルタ430を微振動させる微振動発生機構としての微振動発生装置455と、を備える。
除電ブローバー451は、フィルタ430の外面側及び内面側に配置され、電荷を含む気体をフィルタ430の外面側及び内面側に吹き付ける。これにより、帯電したフィルタ430や塗料ミストや塗装かすの帯電は除去される。
活性水素水噴射装置452は、除電ブローバー451の下流側に配置される。活性水素水噴射装置452は、フィルタ430の外面側及び内面側に配置され、洗浄液としてのヒドロキシルイオンを含む活性水素水をフィルタ430に噴霧する。これにより、フィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすを、フィルタ430から容易に分離可能とする。
エアブロー装置453は、活性水素水噴射装置452の下流側に配置される。エアブロー装置453は、フィルタ430の内面側に配置され、フィルタ430の内面側から外面側に向けて空気を吹き付ける。これにより、フィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすをフィルタ430から除去する。
フィルタ430から除去された塗料ミストや塗装かすは、エアブロー装置453により吹き付けられた空気と共に排気口454から排出される。
活性水素水噴射装置462とエアブロー装置463との間には、複数のローラ440のうちの1つのローラ440aが配置されている。
微振動発生装置455は、ローラ440aに取り付けられている。この微振動発生装置455を駆動することで、フィルタ430は第1洗浄部450において微振動する。
第2洗浄部460は、排気導出部420の下流側であって排気導入部410の上流側に設けられている。
第2洗浄部460の構成は、エアブロー装置463の配置が異なる他は、第1洗浄部450と同様の構成である。具体的には、第2洗浄部460は、除電ブローバー461と、活性水素水噴射装置462と、エアブロー装置463と、排気口464と、微振動発生装置465と、を備える。
第2洗浄部460では、エアブロー装置463は、フィルタ430の内面側及び外面側に配置されている。そして、フィルタ430の内面側に配置されたエアブロー装置463からは、フィルタ430の内面側から外面側に向けて空気が吹き付けられ、フィルタ430の外面側に配置されたエアブロー装置463からは、フィルタ430の外面側から内面側に向けて空気が吹き付けられる。
第1乾燥部470は、第1洗浄部450の下流側に、第1洗浄部450に隣接して設けられており、第2乾燥部480は、第2洗浄部460の下流側に、第2洗浄部460に隣接して設けられている。
第1乾燥部470及び第2乾燥部480には、それぞれ、吸着濃縮装置200を通過して暖められ且つ低湿度となった排気が排気供給路210を介して導入されて、第1洗浄部450で洗浄されたフィルタ430、及び第2洗浄部460で洗浄されたフィルタ430を乾燥する。
以上のフィルタ装置400は、以下のように動作する。
先ず、モータ(図示せず)を駆動させると、複数のローラ440のうちモータに接続されたローラが回転し、複数のローラ440に支持されたフィルタ430は、所定方向に一定の速度で回転移動する。
この状態で、塗装システム110から排出された排気が排気導入部410から導入される。排気導入部410から導入された排気は、先ず、無端状のフィルタ430の排気導入部410を覆う部分をフィルタ430の外面側から内面側に向けて通過する。これにより、排気中に含まれる塗料ミストや塗装かすは、主としてフィルタ430の外面側に付着して捕集される。
フィルタ430の排気導入部410を覆う部分を通過した排気は、次いで、無端状のフィルタ430の排気導出部420を覆う部分をフィルタ430の内面側から外面側に向けて通過する。これにより、フィルタ430の排気導入部410に位置する部分により捕集されなかった塗料ミストや塗装かすは、主としてフィルタ430の排気導出部420を覆う部分におけるフィルタ430の内面側に付着して捕集される。
ここで、フィルタ430は、所定方向に一定の速度で回転移動しているので、フィルタ430の排気導入部410を覆っていた部分に付着した塗料ミストや塗装かすは、排気導入部410の下流側に設けられた第1洗浄部450で除去される。また、フィルタ430の排気導出部420を覆っていた部分に付着した塗料ミストや塗装かすは、排気導出部420の下流側に設けられた第2洗浄部460で除去される。
図3(a)〜図3(c)は、それぞれ、第1洗浄部450及び第2洗浄部460での各洗浄手段を模式的に示した図である。尚、図3中Aは電荷を含む気体を、Bは塗料ミストや塗装かすを、Cは活性水素水を示す。
第1洗浄部450では、先ず、図3(a)に示すように、除電ブローバー451により、電荷を含む気体Aがフィルタ430の外面側及び内面側に吹き付けられる。これにより、帯電したフィルタ430や塗料ミストや塗装かすBの帯電が除去される。
次いで、図3(b)に示すように、活性水素水噴射装置452により、ヒドロキシルイオンを含む活性水素水Cがフィルタ430に噴霧される。これにより、フィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすBは、フィルタ430から容易に分離可能となる。
次いで、図3(c)に示すように、エアブロー装置453により、フィルタ430の内面側から外面側に向けて空気(図示せず)が吹き付けられる。これにより、フィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすBは、フィルタ430の外面側に分離されてフィルタ430から除去される。
フィルタ430から除去された塗料ミストや塗装かすBは、エアブロー装置453により吹き付けられた空気と共に排気口454から排出される。
活性水素水噴射装置462とエアブロー装置463との間には、微振動発生装置455が配置されており、この微振動発生装置455を駆動することで、第1洗浄部450においてフィルタ430は微振動する。これにより、フィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすは、フィルタ430から剥離しやすくなる。
第2洗浄部460においても、第1洗浄部450と同様の工程でフィルタ430から塗料ミストや塗装かすが除去される。
第1洗浄部450により塗料ミストや塗装かすが除去されたフィルタ430は、第1乾燥部470で乾燥される。この第1乾燥部470には、吸着濃縮装置200を通過する際に暖められた排気が導入される。
同様に、第2洗浄部460により塗料ミストや塗装かすが除去されたフィルタ430は、第2乾燥部480で乾燥される。この第2乾燥部480にも、吸着濃縮装置200を通過して暖められ且つ低湿度となった排気が導入される。
第1乾燥部470で乾燥されたフィルタ430は、下流側に移動し、排気導出部420を覆う部分において、排気導入部410から導入された排気中に残存する塗料ミストや塗装かすを除去する。
第2乾燥部480で乾燥されたフィルタ430は、下流側に移動し、排気導入部410を覆う部分において、塗装システム110から排出された排気中に含まれる塗料ミストや塗装かすを除去する。
以上のフィルタ装置400によれば、以下の効果を奏する。
無端状のフィルタ430を排気導入部410及び排気導出部420それぞれを覆うように配置すると共に、排気導入部410の下流側に第1洗浄部450を設け、排気導出部420の下流側に第2洗浄部460を設けた。これにより、排気導入部410から導入された排気は、先ず、無端状のフィルタ430の排気導入部410を覆う部分を通過した後、更に無端状のフィルタ430の排気導出部420を覆う部分を通過する。よって、塗装システム110から排出された排気に含まれる塗料ミストや塗装かすを効率的に除去できる。
また、フィルタ430の排気導入部410を覆う部分で除去されてフィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすは、第1洗浄部450でフィルタ430から除去され、フィルタ430の排気導出部420を覆う部分で除去されてフィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすは、第2洗浄部460でフィルタ430から除去される。これにより、フィルタ430は、常に、塗料ミストや塗装かすが除去された状態で排気導入部410及び排気導出部420に位置するので、時間が経過してもフィルタ430に目詰まりを生じない。よって、フィルタ装置400のメンテナンスの頻度を低減できる
また、第1洗浄部450及び第2洗浄部460を、それぞれ、除電ブローバー451と、活性水素水噴射装置452と、エアブロー装置453と、を含んで構成した。よって、第1洗浄部450及び第2洗浄部460でのフィルタ430の洗浄効果が向上し、フィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすを効果的に除去できる。
また、第1洗浄部450及び第2洗浄部460を、それぞれ、フィルタ430を微振動させる微振動発生装置455,465を含んで構成した。よって、第1洗浄部450及び第2洗浄部460において、フィルタ430に付着した塗料ミストや塗装かすは、フィルタ430から剥離しやすくなる。
また、第1洗浄部450の下流側に第1乾燥部470を設け、第2洗浄部460の下流側に第2乾燥部480を設けた。これにより、第1洗浄部450及び第2洗浄部460で洗浄されたフィルタ430は、乾燥されて排気導入部410及び排気導出部420に配置される。よって、フィルタ装置400による塗料ミストや塗装かすの除去効果を安定化できる。
また、第1乾燥部470及び第2乾燥部480それぞれに、吸着濃縮装置200を通過した排気を導入した。これにより、吸着濃縮装置200を通過することにより暖められ且つ低湿度となった排気を、フィルタ430の乾燥に用いるので、排気を有効利用できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、洗浄液噴霧手段として活性水素水噴射装置452を用い洗浄液として活性水素水を用いたが、これに限らず、洗浄液として界面活性剤を使用してもよい。
また、本実施形態のフィルタ装置における無端状のフィルタに囲まれた領域に、該フィルタの内面側に付着した異物を捕集する異物捕集部を備えてもよい。これにより、フィルタの内面側に付着した異物が、例えば、微振動発生装置によって発生する振動によりフィルタから離脱した場合に、この離脱した異物を効率よく捕集できる。
また、本実施形態では、本発明のフィルタ装置400を、自動車の車体に塗装を施す塗装設備に適用したが、これに限らない。即ち、本発明のフィルタ装置400を、冷蔵庫や洗濯機等の家電に塗装を施す塗装設備に適用してもよく、また、紙等の媒体にインクを転写する印刷設備に適用してもよい。
本発明のフィルタ装置を備えた塗装設備の構成を示す図である。 フィルタ装置の構成を示す図である。 第1洗浄部及び第2洗浄部での各洗浄手段を模式的に示した図である。
符号の説明
100 塗装設備
110 塗装システム
111 塗装ゾーン(所定ゾーン)
120 VOC除去システム
130 リサイクルシステム
200 吸着濃縮装置
300 蓄熱燃焼装置
400 フィルタ装置
410 排気導入部
420 排気導出部
430 フィルタ
440 ローラ(回転支持部)
450 第1洗浄部
460 第2洗浄部
470 第1乾燥部
480 第2乾燥部

Claims (5)

  1. 所定ゾーンから排出される排気中に含まれる異物を除去するフィルタ装置であって、
    無端状のフィルタと、
    前記フィルタを所定方向に送り可能に支持する回転支持部と、
    前記フィルタが通過する部位に配置される第1洗浄部と、
    前記第1洗浄部の下流側に配置され前記フィルタを乾燥する第1乾燥部と、を備えることを特徴とするフィルタ装置。
  2. 前記第1乾燥部の下流側に配置される第2洗浄部と、該第2洗浄部の下流側に配置され前記フィルタを乾燥する第2乾燥部と、を更に備えることを特徴とする請求項1記載のフィルタ装置。
  3. 前記第1洗浄部及び前記第2洗浄部は、それぞれ、帯電除去手段と、洗浄液噴霧手段と、気体吹き付け手段と、を備えることを特徴とする請求項2記載のフィルタ装置。
  4. 前記回転支持部は、微振動発生機構を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィルタ装置。
  5. 無端状の前記フィルタに囲まれた領域に、該フィルタの内面側に付着した異物を捕集する異物捕集部を備える請求項1〜4のいずれかに記載のフィルタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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