JP2008068152A - 循環型フィルタ再生機構、該循環型フィルタ再生機構を備えたフィルタユニット、空気浄化装置及び循環型フィルタ再生方法 - Google Patents

循環型フィルタ再生機構、該循環型フィルタ再生機構を備えたフィルタユニット、空気浄化装置及び循環型フィルタ再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】維持管理に要する手間と時間を削減し、コストを低減する。
【解決手段】駆動ローラ24の回転に連動して、カム部材が回転し、フランジ部46を押し上げて、コイルばねの付勢力に逆らってピストン部を引き上げる。このとき、吐出孔から空気が徐々に吸い込まれる。カム部材がさらに回転して、作動爪部の押上面がフランジ部46から外れて、コイルばねの付勢力によって、ピストン部が急激に押し下げられて、吐出孔から圧縮空気が噴出される。吐出孔から噴出された圧縮空気が、加熱された不織布フィルタ16に吹き付けられ、粘性が低下したオイルミストは吹き飛ばされ、オイル貯留部へ流下する。
【選択図】図1

Description

この発明は、循環型フィルタ再生機構、該循環型フィルタ再生機構を備えたフィルタユニット、空気浄化装置及び循環型フィルタ再生方法に係り、例えば、工作機械から発するオイルミストや粉塵を、フィルタによって捕捉し除去すると共に、フィルタに堆積したオイルミストや粉塵を除去してフィルタを再生する循環型フィルタ再生機構、該循環型フィルタ再生機構を備えたフィルタユニット、例えば、オイルミスト除去又は粉塵除去のために用いる空気浄化装置及び循環型フィルタ再生方法に関する。
従来より、工場においては、図19に示すように、建物101内に、多数台の切削用機械等の工作機械102が配置される。例えば、切削用機械103は、図20及び図21に示すように、鋼鉄等の金属からなる加工物104を保持する主軸台105や心押台106及び切削具107が設けられていると共に、切削時に鉱物油を主成分とする油性切削剤(以下、オイルという)を供給するためのオイル供給装置108や清浄装置109が付設される。
オイル供給装置108は、オイルタンク110と、オイルを切削位置に供給するオイルポンプ111やオイル噴出管112等とからなる。オイル噴出管112から加工物に供給されたオイルはミスト状となり、空気中の水蒸気と混在して気状媒体(以下、空気という)となる。
この空気をこのまま建物101内に放出すると、建物101内が汚染されるため、該空気は清浄装置109を介して外に排出される。清浄装置109は、空気の流路上に配置された多孔構造のニッケルメタルフィルタを用いたフィルタ部113a,113bを有し、オイルミスト等を含んだ空気が、フィルタ部113a,113bによって除去され、例えばフィルタ部113a,113bによって捕捉されたオイルミストは凝集して油分として落下し、オイル貯留部114に貯留される。
清浄装置109は、図19に示すように、工作機械102毎に配置され、それぞれダクト115が連結され、ダクト115を集束ダクト116を介して電気集塵機117側に連結される。
各工作機械102側から発生し、清浄装置109によってオイルミスト等が除去された上記空気は、全て電気集塵機117に導入され、清浄装置109によって除去しきれなかった主としてヒュームを除去され、清浄化された空気が排出される。
しかしながら、この清浄装置109は、工作機械102毎に工作機械102の設置箇所に据え付けられ、さらに、それぞれダクト115が連結され、電気集塵機117によってヒューム等を除去して、屋外に排出されるように構成されているので、電気集塵機117の運転を開始すると、使用していない工作機械102に対応した清浄装置109からも空気を吸い込むので、無駄な電力を消費することになり、維持するために無用なコストがかかるという問題があった。さらに、規模が大きくなるので、導入時にコストが嵩むという問題があった。
また、例えば工作機械102の配置換えや、別の種類の工作機械102を導入する場合には、ダクト115を敷設し直したり、電気集塵機117のモータの容量を変更したりしなければならない場合があり、改修時等に融通が利かないという問題があった。
このため、オイルミストを含んだ空気を吸い込み、フィルタ等を介してオイルミストを除去して、清浄な空気を排出するオイルミスト除去装置を、例えば工作機械の近傍に設置するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−113316号公報
解決しようとする問題点は、上記従来技術のオイルミスト除去装置では、オイルミスト除去効率を維持するための管理(保守作業)に手間と時間がかかり、コストが嵩むという点である。
すなわち、上記オイルミスト除去装置では、オイルミストを捕捉して除去能力が低下したフィルタを定期的に取り外して、交換又は再生しなければならないので、フィルタの取外し、及び取付けの際に、多くの労力と時間を要する。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、簡易な構成ながら除去効率を向上させることができると共に、維持管理に要する手間と時間を削減し、コストを低減することができる循環型フィルタ再生機構、該循環型フィルタ再生機構を備えたフィルタユニット、空気浄化装置及び循環型フィルタ再生方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、温度により流動性が変化する物質を捕捉し、所定の循環経路に沿って駆動されるフィルタから、該フィルタによって捕捉された上記物質を除去して、上記フィルタを再生するための循環型フィルタ再生機構に係り、上記フィルタを上記循環経路に沿って駆動するフィルタ駆動手段と、上記フィルタを加熱して、捕捉された上記物質の流動性を高めるための加熱手段と、上記加熱手段によって加熱された上記フィルタに空気を吹き付けて、加熱によって流動性が高められた上記物質を吹き飛ばして除去する空気吹付手段とを備えてなることを特徴としている。
ここで、空気吹付手段がフィルタに吹き付ける空気としては、狭義の空気のほか、一般の気体、又は気体の混合物を含むものとする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の循環型フィルタ再生機構に係り、上記フィルタは、シート状部材が無端状に成形されてなっていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の循環型フィルタ再生機構に係り、上記フィルタは、金属繊維からなり、上記加熱手段は、上記フィルタに通電して抵抗加熱を行うことを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の循環型フィルタ再生機構に係り、上記空気吹付手段は、圧縮空気発生手段と、上記フィルタの幅方向に沿って配置され、上記フィルタへ向けて、上記圧縮空気発生手段によって発生させた圧縮空気を吹き出すための多数の開口が設けられたパイプ状部材とを備えたことを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の循環型フィルタ再生機構に係り、上記フィルタ駆動手段は、上記フィルタを、所定の速度で、又は間欠的に移送するように駆動し、上記空気吹付手段は、上記フィルタの運動に連動させて、圧縮空気を上記パイプ状部材の上記開口から吹き出すことを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1に記載の循環型フィルタ再生機構に係り、上記フィルタ駆動手段は、上記フィルタを駆動するための複数の回転ローラを有し、所定の上記回転ローラは、上記循環経路の一部が、捕捉された上記物質の除去を促進するためのジグザグ経路を形成するように、配置されていることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、吸引した空気中に含まれる汚染物質を除去した後、清浄な空気を排気する空気浄化装置に組み込まれて用いられ、温度により流動性が変化する物質を除去するためのフィルタを備えてなるフィルタユニットに係り、請求項1乃至6のいずれか1に記載の循環型フィルタ再生機構を備えてなることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載のフィルタユニットに係り、上記フィルタ駆動手段は、無端状に成形された上記フィルタが、多重に折り重ねられて、吸引した空気の流れ方向に沿って、多層化されるように、上記循環経路に沿って上記フィルタを駆動することを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、吸引した空気中に含まれる汚染物質を除去した後、清浄な空気を排気する空気浄化装置に係り、請求項7又は8記載のフィルタユニットを備えたことを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、温度により流動性が変化する物質を捕捉し、所定の循環経路に沿って駆動されるフィルタから、該フィルタによって捕捉された上記物質を除去して、上記フィルタを再生するための循環型フィルタ再生方法に係り、上記フィルタを上記循環経路に沿って駆動するフィルタ駆動工程と、上記フィルタを加熱して、捕捉された上記物質の流動性を高めるための加熱工程と、上記加熱工程で加熱された上記フィルタに空気を吹き付けて、加熱によって流動性が高められた上記物質を吹き飛ばして除去する空気吹付工程とを備えたことを特徴としている。
この発明の構成によれば、フィルタ駆動手段が、フィルタを所定の循環経路に沿って駆動し、加熱手段が、フィルタを加熱して、捕捉された物質の流動性を高め、空気吹付手段が、加熱手段によって加熱されたフィルタに空気を吹き付けて、加熱によって流動性が高められた物質を吹き飛ばして除去するので、簡易な構成ながら除去効率を向上させることができると共に、維持管理に要する手間と時間を削減し、コストを低減することができる。
フィルタ駆動手段が、フィルタを所定の循環経路に沿って駆動し、加熱手段が、フィルタを加熱して、捕捉された物質の流動性を高め、空気吹付手段が、加熱手段によって加熱されたフィルタに空気を吹き付けて、加熱によって流動性が高められた物質を吹き飛ばして除去することによって、簡易な構成ながら除去効率を向上させることができると共に、維持管理に要する手間と時間を削減し、コストを低減するという目的を実現した。
図1は、この発明の第1の実施例である空気清浄機の不織布フィルタユニットの構成を一部破断して示す右側面図、図2は、同空気清浄機の概略構成を示す模式断面図、図3は、同空気清浄機の概略構成を模式的に示す平面図、図4は、同不織布フィルタユニットの構成を一部破断して示す左側面図、図5は、同不織布フィルタユニットの構成を一部破断して示す正面図、図6は、同不織布フィルタユニットの構成を示す斜視図、図7は、同不織布フィルタユニットの構成を示す正面図、図8は、同不織布フィルタユニットの不織布フィルタの構成を示す断面図、図9は、同不織布フィルタユニットのエアシリンダ及びエアブローパイプの構成及び動作を説明するための説明図であって、ブロー開始時の状態を示す図、図10は、同エアシリンダ及び同エアブローパイプの構成及び動作を説明するための説明図であって、ブロー終了時の状態を示す図、図11は、同エアシリンダの構成及び動作を説明するための説明図であって、ブロー開始前の状態を示す図、図12は、同エアシリンダの構成及び動作を説明するための説明図であって、ブロー終了後の状態を示す図、図13は、同エアブローパイプの構成を示す正面図、図14は、同エアブローパイプの構成を示す断面図、また、図15は、同不織布フィルタユニットのフィルタ再生部の動作を説明するための説明図である。
この例の空気清浄機(空気浄化装置)1は、例えば工場等の建物内に配置される切削機や溶接機等の工作機械の近傍に、天井吊下方式等で配置され、工作機械で発生した主としてオイルミストを除去して、清浄な空気を排出するためのオイルミスト除去装置として用いられる。
ここで、例えば、汚染源近傍に配置されたフードが先端部に取り付けられたダクトが空気清浄機1の吸気部に接続されて、オイルミスト等の除去が行われる。
この空気清浄機1は、図2及び図3に示すように、吸気部2から空気を吸い込むための送風機3と、送風機3の吸引力によって吸い込まれた空気が流通され、オイルミストを捕捉し除去して、清浄化された空気を円筒状の排気部から排気するミスト除去部4と、例えば送風機3やミスト除去部4へ電力を供給して運転させるための制御ユニット5とが、装置箱体(ケーシング)6に格納されて、又は取り付けられて概略構成されている。
なお、装置箱体6の下部には、図2に示すように、ミスト除去部4によって捕集されたオイルミストの凝集体を貯留するオイル貯留部7と、オイル貯留部7の底部に取り付けられ、オイル貯留部7に溜まったオイルを排出するためのオイル排出部8が設けられている。
送風機3は、複数の羽根が放射状に並べられた羽根車と、この羽根車を駆動するモータとを有してなる送風機であって、羽根車及びモータの軸心が吸気部2の中心軸線と概略共通する態様で、装置箱体6に取り付けられている。
この例のミスト除去部4は、図2に示すように、装置箱体6内に、上流側から順に、切粉等の比較的大型の粉塵を除去するための金網プレフィルタ11と、オイルミストを衝突させて捕捉するニッケル多孔体フィルタ12,12と、再生機能を有する不織布フィルタユニット13,13と、例えばニードル放電方式の電気集塵ユニット14とが配設されてなっている。
不織布フィルタユニット13は、図1と、図4乃至図7とに示すように、シート状部材が無端状に成形された不織布フィルタ16と、不織布フィルタ16を支持して、例えば鉛直面に平行な輪状の移送経路(循環経路)に沿って循環的に移送させるためのフィルタ駆動部17と、不織布フィルタ16に捕捉されたオイルミスト等を除去して不織布フィルタ16を再生させるためのフィルタ再生部18とが、ユニット筐体19に取り付けられて概略構成されている循環型のフィルタユニットである。
不織布フィルタ16は、図8に示すように、例えば金属製の網状の基体層21の両面側に、金属繊維からなる不織布層22,22が形成されてなっている。
基体層21は、例えば、厚さ略0.3mmのステンレス製の金網からなっている。また、各不織布層22は、例えば、厚さ略5mmとされ、太さ数μm〜数十μm(この例では、略20μm)のステンレス繊維からなっている。
なお、不織布フィルタ16は、この例では、幅が略260mm、長さが略575mmに設定されている。
フィルタ駆動部17は、図1及び図4に示すように、水平な回転軸の周りに回転駆動され、輪状の上記フィルタ移送経路の上部に配置される駆動ローラ24と、無端状の不織布フィルタ16が駆動ローラ24との間に掛け渡され、共に上記フィルタ移送経路の下部に配置される一対の従動ローラ25,25と、圧縮ばね26を介して弾性的にユニット筐体19に取り付けられ、屈曲させた不織布フィルタ16を内部側に引っ張って張力を与えるテンションローラ27とを有している。
ここで、駆動ローラ24は、不織布フィルタ16を、正面側(上流側)において、上部から下部へ向けて移送するように(例えば、図1において、反時計周りに)、回転駆動される。なお、駆動ローラ24、従動ローラ25、及びテンションローラ27は、金属製(例えば、ステンレス鋼製)の円柱状部材からなっている。
また、図1に示すように、駆動ローラ24の一端側には、駆動ギア28が取り付けられ、駆動ギア28を介して、図3に示すように、ギア付きの駆動モータ29が接続される。
なお、この例では、不織布フィルタ16の移送の周期(不織布フィルタ16上の任意の点が再び元の位置に戻る時間)は、略10secとされている。
フィルタ再生部18は、図1及び図4と、図9乃至図12とに示すように、不織布フィルタ16を加熱して所定の温度とするための加熱部31と、不織布フィルタ16に圧縮空気を吹き付けてオイルミスト等を吹き飛ばして除去するためのエアブロー部32とを有している。
加熱部31は、無端状の不織布フィルタ16の下流側に配置された領域に裏面側から当接するように、不織布フィルタ16の水平な幅方向に沿って配置され、軸部材がそれぞれ正電極及び負電極に接続された2対の金属製の電極ローラ32a,32b、33a,33bを有している。
この例では、電極ローラ32a,32b(33a,33b)の軸部材間には、所定の直流電圧が印加され、不織布フィルタ16の温度が、例えば、略200℃となるように、電圧及び電流が制御される。この例では、制御ユニット5が、電極ローラ32a,32b(33a,33b)に直流略12Vの電圧が印加され、不織布フィルタ16に略10Aの電流が流れるように制御する。
加熱部31による不織布フィルタ16の加熱処理によって、オイルミストの粘性が低下し(さらさらになり)、流動性が高められて、上記フィルタ移送経路に沿って、前方に配置されたエアブローパイプ35からの空気の噴射によるオイルミストの除去が容易化される。
エアブロー部32は、エアブローパイプ35と、フレキシブルチューブ36を介してエアブローパイプ35に接続され、エアブローパイプ35へ間欠的に圧縮空気を送るエアシリンダ37と、駆動ローラ24に、駆動ギア28の配設箇所の反対側で連結され、不織布フィルタ16の移送動作に連動させてエアシリンダ37を駆動するカム部材38とを有している。
エアブローパイプ35は、図9、図10、図13及び図14に示すように、一端がフレキシブルチューブ36に接続され、他端が塞がれると共に、側壁部に多数の噴出孔41,41,…が列状に形成された円筒部材からなっている。
ここで、エアブローパイプ35は、吹出方向が水平面に対する角度θが、(θ=45°)となるように、不織布フィルタ16の移送経路近傍に配置されている。
この例では、各噴出孔41は、直径が略1.5mm、噴出孔41間の間隔が5mm〜10mmに設定されている。
エアシリンダ37は、図1、図4、図5、図9、及び図10に示すように、先端部にフレキシブルチューブ36に接続するための吐出孔43が設けられた中空の円筒状の容器44と、ピストン部45と、後端部に略円板状のフランジ部46が設けられ、ピストン部45に連結された作動部47と、容器44内に配置され、ピストン部45を押し下げるように(圧縮空気を噴出されるように)付勢するためのコイルばね48とを有している。
なお、エアシリンダ37は、容器44の下部に取り付けられた固定部49が、ユニット筐体19に一体的に形成された取付部材51に回動可能なように固定されると共に、容器44の上部に一端が取り付けられた引張ばね51を介してユニット筐体19に弾性的に取り付けられている。すわなち、カム部材38の作用による所定の範囲の回転変位が許容されている。なお、この例では、一回の吐出動作による吐出量は、略50cmとされる。
カム部材38は、図4、図11及び図12に示すように、駆動ローラ24の回転軸部(シャフト)24aにキー52を介して取り付けられ、駆動ローラ24に連動して、同一の回転速度で回転する略耳形の平板状部材からなり、1回転のうちの所定の角度範囲で、エアシリンダ37のフランジ部46を、押し上げる作動爪部53を有している。
また、カム部材38の側周面は、作動爪部53を構成しフランジ部46に当てられる押上面54aと、押上面54aの外周側端から後方へ向けて(反時計周り方向に)曲率が連続的に増加するように形成され、フランジ部46を案内する案内面54bと、案内面54bに連接され、回転に伴ってフランジ部46に接触することなく(フランジ部46から離隔され)、押上面54aの内周側端へ至る所定の半径の中間周面54cとからなっている。
ここで、押上面54aの外周側端及び内周側端では、曲率が不連続となっている。すなわち、作動爪部53においては、段差が形成されている。
カム部材38の回転(図4において、時計周りの回転)と共に、カム部材38の作動爪部53の押上面54aがフランジ部46の周縁部に下方から当ることによって、フランジ部46を押し上げて、コイルばね48の付勢力に逆らってピストン部45を引き上げる。このとき、吐出孔43から空気が徐々に吸い込まれる。
カム部材38がさらに回転して、作動爪部53の押上面54aがフランジ部46から外れて、コイルばね48の付勢力によって、ピストン部45が急激に押し下げられて、吐出孔43から圧縮空気が噴出される。ここで、押上面54aがフランジ部46から外れると、フランジ部46は案内面54bによって案内されて押し下げられる。
ユニット筐体19は、図1及び図4と、図5乃至図7とに示すように、上流側に配置され、正面側に開口56が形成された略角筒状の正面部57と、正面部57に連接され、装置箱体6内にに形成された案内レールに沿って嵌め込めれる略角筒状の背面部58とを有している。ここで、開口56は、その幅が、不織布フィルタ16の幅よりも若干狭く設定されている。
また、正面部57の上流側の上部及び下部には、不織布フィルタ16の平坦部の両端を押えて案内すると共に、上方及び下方への汚染された空気の侵入を抑制するための押え部材59a,59bが一体的に形成されている。同様に、背面部58の下流側の上部及び下部にも、押え部材61a,61bが一体的に形成されている。
また、ユニット筐体19内部には、不織布フィルタ16の両側方に、仕切用の隔壁62,62が形成されている。
また、ユニット筐体19の下部を構成する部材には、オイルをオイル貯留部7へ流下させるためのスリット又は孔部が形成されている。
次に、図1乃至図4と、図9乃至図12と、図15とを参照して、この例の空気清浄機1のうち、特に、不織布フィルタユニット13の動作について説明する。
まず、工作機械側から発するオイルミストを含む空気Aは、送風機3の運転により、図2及び図3に示すように、吸気部2から吸引され、ミスト除去部4内を通流する。
送風機3の運転開始と共に、ミスト除去部4にも電力が供給され、不織布フィルタユニット13において、駆動ローラ24が回転して、不織布フィルタ16が移送され、かつ、電極ローラ32a,32b(33a,33b)間に電圧が印加されて、不織布フィルタ16が加熱される。
不織布フィルタ16が加熱されると、不織布フィルタ16に捕捉されて固まったオイルミストは、その粘性が低下する(さらさらになる)。
駆動ローラ24の回転に連動して、図1、図4、図11及び図12に示すように、カム部材38が回転し(図4において、時計周りの回転)、カム部材38の作動爪部53の押上面54aがフランジ部46の周縁部に下方から当ることによって、フランジ部46を押し上げて、コイルばね48の付勢力に逆らってピストン部45を引き上げる。このとき、図9に示すように、吐出孔43から空気が徐々に吸い込まれる。
カム部材38がさらに回転して、作動爪部53の押上面54aがフランジ部46から外れて、コイルばね48の付勢力によって、ピストン部45が急激に押し下げられて、図10及び図15に示すように、吐出孔43から圧縮空気が吐き出される。
ここで、押上面54aがフランジ部46から外れると、フランジ部46は案内面54bによって案内されて押し下げられる。
吐出孔43から吐き出され、エアブローパイプ35の噴出孔41から噴出された圧縮空気が、図15に示すように、加熱された不織布フィルタ16に吹き付けられると、粘性が低下したオイルミストは吹き飛ばされ、オイル貯留部7へ流下する。
カム部材38は、さらに回転して、再び押上面54aがフランジ部46の周縁部に下方から当ることによって、フランジ部46を押し上げる。以上の動作が繰り返され、不織布フィルタ16によって清浄化されると共に、不織布フィルタ16が常時連続的に再生される。
このように、この例の構成によれば、ピストン部45が急激に押し下げられて、吐出孔43から圧縮空気が吐出され、エアブローパイプ35の噴出孔41から噴出された圧縮空気が、不織布フィルタ16に吹き付けられ、不織布フィルタ16に捕捉されていたオイルミストが吹き飛ばされ、オイル貯留部7へ流下するので、確実にオイルミストが除去され、不織布フィルタ16を再生することができる。
しかも、加熱部31で、不織布フィルタ16が加熱されると、不織布フィルタ16に捕捉されて固まったオイルミストは、その粘性が低下するので、流動性が高められ、一段と確実にオイルミストが除去される。
また、不織布フィルタ16は、無端状に成形され、空気の流れに沿って、不織布フィルタ16が2層構造とされているので、小型化を達成しつつ、オイルミストの除去能力が、比較的長時間維持される。
さらに、圧縮空気の吹付動作が繰返し実行されるので、不織布フィルタ16によって空気が清浄化されると同時に、不織布フィルタ16が常時連続的に再生される。したがって、不織布フィルタ16の交換の手間を削減することができる。
このように、簡易な構成で除去効率を向上させることができると共に、維持管理に要する手間と時間を削減し、コストを低減することができる。
また、カム部材38を用いて、不織布フィルタ16の駆動と、圧縮空気の吹付動作とを連動させるので、同一の駆動源を用いることができると共に、適切なタイミングで吹付けを行って、不織布フィルタ16の再生を確実に行うことができる。
また、不織布フィルタ16の下部において、複数のローラをジグザグに配置して、無端状のフィルタの移送経路が互い違いに折り重なるように形成されているので、不織布フィルタ16を捻るように屈曲させることによって、オイルミストの除去を促進させることができる。
図16は、この発明の第2の実施例である空気清浄機の不織布フィルタユニットの構成を一部破断して示す右側面図である。
この例の装置構成が、上記した第1の実施例のそれと大きく異なるところは、不織布フィルタを屈曲させて4層構成とした点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、図16において、例えば、図1で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。
この例の不織布フィルタユニット13Aは、図16に示すように、無端状に成形された不織布フィルタ71と、不織布フィルタ71を支持して、例えば鉛直面に平行な輪状の移送経路(循環経路)に沿って循環的に移送させるためのフィルタ駆動部72と、不織布フィルタ71に捕捉されたオイルミスト等を除去して不織布フィルタ16を再生させるためのフィルタ再生部18とが、ユニット筐体19に取り付けられて概略構成されている。
不織布フィルタ71は、この例では、幅が略260mm、長さが略656mmに設定されている。
フィルタ駆動部72は、図16に示すように、水平な回転軸の周りに回転駆動され、輪状の上記フィルタ移送経路の上部に配置される駆動ローラ24と、無端状の不織布フィルタ16が駆動ローラ24との間に掛け渡され、共に上記フィルタ移送経路の下部に配置される一対の従動ローラ25,25と、圧縮ばね73を介して弾性的にユニット筐体19に取り付けられ、不織布フィルタ71を引っ張ってテンションを与えるテンションローラ74とを有している。
テンションローラ74は、上部の駆動ローラ24の近傍に配置され、不織布フィルタ71に十分な張力を与えると共に、不織布フィルタ71を、空気の流れに沿って4層構造となるようにされる。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、ユニットの厚さが同じでも、オイルミスト等を含む空気を4枚のフィルタを通過させるのに等しいので、オイルミスト等の除去効率を向上させることができる。
図17は、この発明の第3の実施例である空気清浄機の概略構成を示す模式断面図である。
この例の装置構成が、上記した第1の実施例のそれと大きく異なるところは、不織布フィルタユニットを組み込んで主として粉塵除去装置として用いる点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、図17において、例えば、図2で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。
この空気清浄機1Bは、図17に示すように、吸気部76から空気を吸い込むための送風機3と、送風機3の吸引力によって吸い込まれた空気が流通され、粉塵等を捕捉して除去して、清浄化された空気を円筒状の排気部から排気する除去部4Bと、例えば送風機3や除去部4Bへ電力を供給して運転させるための制御ユニット5とが、装置箱体(ケーシング)77に格納されて、又は取り付けられて概略構成されている。
この例の粉塵除去部4Bは、装置箱体77内に、上流側から順に、切粉等の比較的大型の粉塵を除去するための金網プレフィルタ11と、再生機能を有する金属製の不織布フィルタユニット13,13と、例えばニードル放電方式の電気集塵ユニット14とが配設されてなっている。
なお、装置箱体77の下部には、除去部4Bによって捕集されたオイルミストの凝集体を貯留するオイル貯留部78と、オイル貯留部78の底部に取り付けられ、オイル貯留部78に溜まったオイルを排出するためのオイル排出部79が設けられている。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、ニッケルメタルフィルタを廃したので、小型化することができる。
図18は、この発明の第4の実施例である空気清浄機の概略構成を示す模式断面図である。
この例の装置構成が、上記した第1の実施例のそれと大きく異なるところは、電気集塵ユニット等を廃し、ミスト除去部を3基の不織布フィルタユニットから構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第1の実施例の構成と略同一であるので、第1の実施例と同一の構成要素については、図18において、例えば、図1で用いた符号と同一の符号を用いて、その説明を簡略にする。
この空気清浄機1Cは、図18に示すように、吸気部81から空気を吸い込むための送風機3と、送風機3の吸引力によって吸い込まれた空気が流通され、オイルミストを捕捉して除去して、清浄化された空気を円筒状の排気部から排気するミスト除去部4Cと、例えば送風機3やミスト除去部4Cへ電力を供給して運転させるための制御ユニット5とが、装置箱体82に格納されて、又は取り付けられて概略構成されている。
この例のミスト除去部4Cは、装置箱体6内に、再生機能を有する3基の不織布フィルタユニット13,13,13が配設されてなっている。
なお、装置箱体82の下部には、ミスト除去部4Cによって捕集されたオイルミストの凝集体を貯留するオイル貯留部83と、オイル貯留部83の底部に取り付けられ、オイル貯留部83に溜まったオイルを排出するためのオイル排出部84が設けられている。
この例の構成によれば、上述した第1の実施例と略同様の効果を得ることができる。
加えて、ミスト除去部を、3基の不織布フィルタユニットから構成したので、必要に応じ連続運転を行うことができ、装置全体としてメンテナンスフリー化に寄与することができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、工場等で用いる場合について述べたが、これに限らず、例えば、焼肉店等の飲食店や、一般家庭において使用しても良い。
また、空気清浄機は、天井吊下げに限らず、据置きとしても良い。
また、除去と再生とを同時に実施する場合について述べたが、清浄な雰囲気下で再生専用に用いても良い。
また、フィルタ材として、ステンレス繊維を用いる場合について述べたが、ステンレス繊維に限らず、一般に金属繊維を用いても良いし、合成樹脂製であっても良い。また、フィルタ材として、不織布を用いる場合について述べたが、不織布に限らず、織布でも良い。
また、フィルタの加熱方法は、抵抗加熱に限らず、誘導加熱によっても良い。また、不織布フィルタの温度制御のために、温度センサを設けても良い。
また、駆動ギアを廃して、プーリを設け、ベルトを介して駆動させても良い。また、空気清浄機の吸入口は、複数設けるようにしても良い。また、テンションローラを鉛直線に沿って連続的に変位可能とし、テンションの調整と共に、フィルタの長さの変更に対応可能としても良い。
また、ミストとして、オイルミストのほかインクミストの除去のために適用できる。また、ミストのほか、ヒュームやはんだを含む金属粉等粉塵等の除去のために適用できる。
また、フィルタとして、無端状に成形されたフィルタを用いるほか、シート状部材が循環経路(無端経路)に沿って駆動されるように構成しても良い。
また、エアブローパイプの噴出孔の寸法や間隔等は、適宜設定しても良いし、噴出孔の形状も円形に限らず、例えば、矩形状でも良い。
また、不織布フィルタに吹き付けるものとしては、大気を構成する気体の混合物としての狭義の空気のほか、一般の気体、又は気体の混合物であっても良い。また、気体中に、液体が含まれていても良い。
また、金網プレフィルタ、ニッケル多孔体フィルタ、不織布フィルタユニット、及び電気集塵ユニットの配置数は、適宜増減しても良い。また、金網プレフィルタを廃しても良い。
また、揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)を除去するための触媒を担持したVOC除去フィルタを、不織布フィルタユニットの前段又は後段に配置しても良い。VOCとしては、揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物であり、例えば、トルエン、キシレン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アンモニア、クロロホルム、パラジクロロベンゼン、スチレン等が挙げられる。
この場合、オゾン発生装置(オゾナイザ)をVOC除去フィルタの前段に配置しても良い。
ここで、オゾン発生装置としては、沿面放電方式や無声放電方式のオゾン発生装置のほか、例えば、極低温動作グロー放電方式のオゾン発生装置等でも良い。また、放電方式に限らず、紫外線照射方式や、水の電気分解による方式のオゾン発生装置、オゾンボンベ等を用いても良い。
また、第1の実施例で、ニッケル多孔体フィルタ12と不織布フィルタユニット13との配置位置は、逆としても良い。
また、第2の実施例で、4重に限らず、さらに多重化しても良い。また、手動で又は自動で、テンションローラの位置を上下させて、例えば、2重及び4重の切替えを行うように構成しても良い。
ミストや金属粉等粉塵のほか、内燃機関や、拡散燃焼を利用した燃焼装置、例えば、微粉炭燃焼炉、重油燃焼炉、ガスタービン、コジェネレーション等の固定燃焼装置等で発生する黒煙微粒子等の粒子状物質(PM:Particulate Matter)を除去するために適用可能である。
この発明の第1の実施例である空気清浄機の不織布フィルタユニットの構成を一部破断して示す右側面図である。 同空気清浄機の概略構成を示す模式断面図である。 同空気清浄機の概略構成を模式的に示す平面図である。 同不織布フィルタユニットの構成を一部破断して示す左側面図である。 同不織布フィルタユニットの構成を一部破断して示す正面図である。 同不織布フィルタユニットの構成を示す斜視図である。 同不織布フィルタユニットの構成を示す正面図である。 同不織布フィルタユニットの不織布フィルタの構成を示す断面図である。 同不織布フィルタユニットのエアシリンダ及びエアブローパイプの構成及び動作を説明するための説明図であって、ブロー開始時の状態を示す図である。 同エアシリンダ及び同エアブローパイプの構成及び動作を説明するための説明図であって、ブロー終了時の状態を示す図である。 同エアシリンダの構成及び動作を説明するための説明図であって、ブロー開始前の状態を示す図である。 同エアシリンダの構成及び動作を説明するための説明図であって、ブロー終了後の状態を示す図である。 同エアブローパイプの構成を示す正面図である。 同エアブローパイプの構成を示す断面図である。 同不織布フィルタユニットのフィルタ再生部の動作を説明するための説明図である。 この発明の第2の実施例である空気清浄機の不織布フィルタユニットの構成を一部破断して示す右側面図である。 この発明の第3の実施例である空気清浄機の概略構成を示す模式断面図である。 この発明の第4の実施例である空気清浄機の概略構成を示す模式断面図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。
符号の説明
1,1B,1C 空気清浄機(空気浄化装置)
4 ミスト除去部
13 不織布フィルタユニット(フィルタユニット)
16 不織布フィルタ(フィルタ)
17 フィルタ駆動部(フィルタ駆動手段)
18 フィルタ再生部(循環型フィルタ再生機構)
24 駆動ローラ(フィルタ駆動手段の一部、回転ローラ)
25 従動ローラ(フィルタ駆動手段の一部、回転ローラ)
27 テンションローラ(フィルタ駆動手段の一部、回転ローラ)
29 駆動モータ(フィルタ駆動手段の一部)
31 加熱部(加熱手段)
32 エアブロー部(空気吹付手段)
35 エアブローパイプ(パイプ状部材)
37 エアシリンダ(圧縮空気発生手段)
38 カム部材
41 噴出孔(開口)
44 容器

Claims (10)

  1. 温度により流動性が変化する物質を捕捉し、所定の循環経路に沿って駆動されるフィルタから、該フィルタによって捕捉された前記物質を除去して、前記フィルタを再生するための循環型フィルタ再生機構であって、
    前記フィルタを前記循環経路に沿って駆動するフィルタ駆動手段と、前記フィルタを加熱して、捕捉された前記物質の流動性を高めるための加熱手段と、前記加熱手段によって加熱された前記フィルタに空気を吹き付けて、加熱によって流動性が高められた前記物質を吹き飛ばして除去する空気吹付手段とを備えてなることを特徴とする循環型フィルタ再生機構。
  2. 前記フィルタは、シート状部材が無端状に成形されてなっていることを特徴とする請求項1記載の循環型フィルタ再生機構。
  3. 前記フィルタは、金属繊維からなり、前記加熱手段は、前記フィルタに通電して抵抗加熱を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の循環型フィルタ再生機構。
  4. 前記空気吹付手段は、圧縮空気発生手段と、前記フィルタの幅方向に沿って配置され、前記フィルタへ向けて、前記圧縮空気発生手段によって発生させた圧縮空気を吹き出すための多数の開口が設けられたパイプ状部材とを備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の循環型フィルタ再生機構。
  5. 前記フィルタ駆動手段は、前記フィルタを、所定の速度で、又は間欠的に移送するように駆動し、前記空気吹付手段は、前記フィルタの運動に連動させて、圧縮空気を上記パイプ状部材の前記開口から吹き出すことを特徴とする請求項4記載の循環型フィルタ再生機構。
  6. 前記フィルタ駆動手段は、前記フィルタを駆動するための複数の回転ローラを有し、所定の前記回転ローラは、前記循環経路の一部が、捕捉された前記物質の除去を促進するためのジグザグ経路を形成するように、配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の循環型フィルタ再生機構。
  7. 吸引した空気中に含まれる汚染物質を除去した後、清浄な空気を排気する空気浄化装置に組み込まれて用いられ、温度により流動性が変化する物質を除去するためのフィルタを備えてなるフィルタユニットであって、
    請求項1乃至6のいずれか1に記載の循環型フィルタ再生機構を備えてなることを特徴とするフィルタユニット。
  8. 前記フィルタ駆動手段は、無端状に成形された前記フィルタが、多重に折り重ねられて、吸引した空気の流れ方向に沿って、多層化されるように、前記循環経路に沿って前記フィルタを駆動することを特徴とする請求項7記載のフィルタユニット。
  9. 吸引した空気中に含まれる汚染物質を除去した後、清浄な空気を排気する空気浄化装置であって、
    請求項7又は8記載のフィルタユニットを備えたことを特徴とする空気浄化装置。
  10. 温度により流動性が変化する物質を捕捉し、所定の循環経路に沿って駆動されるフィルタから、該フィルタによって捕捉された前記物質を除去して、前記フィルタを再生するための循環型フィルタ再生方法であって、
    前記フィルタを前記循環経路に沿って駆動するフィルタ駆動工程と、前記フィルタを加熱して、捕捉された前記物質の流動性を高めるための加熱工程と、前記加熱工程で加熱された前記フィルタに空気を吹き付けて、加熱によって流動性が高められた前記物質を吹き飛ばして除去する空気吹付工程とを備えたことを特徴とする循環型フィルタ再生方法。
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WO2019186706A1 (ja) * 2018-03-27 2019-10-03 グエン チー カンパニー リミテッド フィルタ装置
CN115555364A (zh) * 2022-11-11 2023-01-03 江苏米莫金属股份有限公司 一种粉末冶金用粉尘清理回收系统

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