JP2010051614A - 肘掛け装置 - Google Patents

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裕 竹内
Shozo Matsushita
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Abstract

【課題】作業補助用の肘掛け装置において、作業性と操作性とを向上させる。
【手段】肘掛け装置7は、前後回動自在な肘支柱21と、肘支柱21に高さ調節自在に取り付けた昇降体22と、昇降体22に水平旋回自在に取り付けた肘当てとを有している。肘当て23は平面視で細長い形態であり、その長手方向に軽快にスライドする。肘支柱21はアブソーバ25によって前傾姿勢に付勢されている。従って、椅子の前後位置が多少変化しても肘当て23は机の天板42に当接した状態に保持される。このため、使用者は腕の位置を一定に保持してマウス作業等の作業を行える。肘支柱21はばね式ロック手段によって後傾し切った状態に保持可能であり、このため、ロッキング状態での安楽性も確保できる。或いは、ロッキング状態でマウス操作することも可能である。
【選択図】図1

Description

本願発明は、肘掛け装置に関するものである。
肘掛け装置は、一般に椅子のオプション品として多用されている。そして、椅子用の肘掛け装置は腕を休息させるために設けていることが多いが、作業の補助具として機能させることも提案されている。特に多いのがパソコンのようなOA機器を使用するに際しての人の負担軽減を狙ったものであり、その例として特許文献1には、肘支柱に水平旋回自在なアームを取り付け、このアームに肘当てを水平回転自在に取り付けることが開示されている。この特許文献1では、肘当てはある程度の範囲で自在に水平動し得るため、人が腕を肘当てに載せたままでマウス操作やキーボード操作を行うにおいて、腕を肘当てに載せたままで自在に水平移動させることができる。すなわち、肘当てが腕(手)の動きに追従することにより、人の負担を軽減できる。
他方、特許文献2には、建機(土木工事用車両)において作業者が一の腕を載せる肘当てが開示されており、肘当ては建機のフロアーに前後回動自在に取り付けられた肘支柱の上端に設けている。この特許文献2では肘当ては前後方向にしか移動しないが、建機のレバーは前後回動式であるため、肘当ても前後方向にしか移動しなくても差し支えない。
椅子の肘掛け装置はオプション品であるが、場合によっては肘掛け装置を使用しないこともある。そこで、特許文献3では、肘当てが背もたれの後ろ側に移行するように肘掛け装置を、肘支柱の下端を中心に回動する方式にして、不使用時には後ろに跳ね上げ回動させておくことが開示されている。
特開2001−161491号公報 実開昭64−4246号のマイクロフィルム 実開昭63−148249号のマイクロフィルム
さて、パソコンやCADの操作は主としてキーボード操作とマウス操作とに分けられるが、人が椅子に腰掛けてキーボード操作やマウス操作を行う場合、操作を行いやすい腕の位置があると言える(個人差はあるが)。また、人の机との関係を見ても、身体と机(換言すると椅子と机)との位置関係は好み等によって様々である。いずれにしても、キーボード操作やマウス操作の補助として使用される肘掛け装置の場合、肘当てはキーボードやマウス等の操作を行いやすい位置に保持されているのが好ましい。
しかし、特許文献1を初めとして従来のパソコン対応肘掛け装置は、腕の動きへの追従性には注力しているが操作しやすい位置を保持するという観点は見受けられず、このため、使い勝手の面でまだ改善の余地があると言える。
本願発明は、このような現状に鑑み成されたものであり、キーボードやマウス操作等の操作、或いは筆記作業等を行いやすい肘掛け装置を提供すること等を目的とするものである。
さて、肘掛け装置を作業補助に使用する場合、対象になる作業の種類はまちまちである。例えば、パソコン操作やCAD操作の他の作業の例として精密作業やラインでの組み立て作業が挙げられる。いずれにしても、肘当てが前後移動することは腕(手)の最適位置を確保する等の点から好適である。本願発明は、このような知見も基礎にして成されている。
そして、請求項1の発明に係る肘掛け装置は、人が腕を載せ得る肘当てと、前記肘当てを前後移動自在に支持する支持手段と、前記肘当てを前又は後ろに向けて付勢する復帰手段とを有しており、前記肘当ては人が腕を載せた状態で復帰手段に抗して自在に前後移動させられるようになっている。
請求項2の発明は請求項1の発明を椅子用肘掛け装置に適用したものであり、この発明に係る肘掛け装置は、椅子の一部を構成するもので、前記肘当ては着座者の前方に向けて付勢されており、かつ、前記肘掛け装置は、椅子がセットで使用される机の天板の前面に当たり得る高さに設定可能となっている。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記肘当ては平面視で細長い形態であり、この肘当てを、水平旋回自在及び長手方向に移動自在な状態で支持手段に支持せしめている。更に、請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記肘当てが復帰手段に抗して移動し切った状態に自動的に保持されるロック手段を有している。
なお、本願発明でいう「腕」とは、肘から手の腹(或いは手の平、手の甲)までの全範囲を含んでいる。従って、一の腕の全体を含むことは当然として、手首も含んでいる。また、「復帰手段」は付勢手段と言い換えてもよい。更に、請求項2のように椅子用肘掛け装置とする場合、肘掛け装置は座の左右両側に設けてても良いし、片側だけに設けてもよい。勿論、椅子以外に設置する場合も、左右一対として使用することも片側だけ使用することも可能である。
接続部のように肘当てが水平旋回自在である場合、水平旋回自在とはぐるぐる際限なく回り得る状態と、ある角度(例えばおおよそ180度)の範囲で往復回動する場合との両方を含んでいる。
本願発明では、肘当ては復帰手段によって所定の位置(姿勢)に戻り、しかも、一々ロック解除操作をしなくても肘当ては人が腕で復帰手段(ばね手段)に抗して前後移動させることができる。従って、待機状態から作業可能状態に自動的に移行したり、逆に、作業可能状態から待機状態に自動的に移行したり、或いは、作業可能状態の任意の位置を選択可能でありながら腕を離すと原点に自動的に復帰したりというように、肘当てを所定の位置に自動的に戻すことができる。
或いは、肘当ての前端を他の物に当てることで腕の適正位置を保持する場合もあるが、この場合は、肘当てを前進方向に付勢することにより、肘当てを他の物に常に当てておくことが可能になり、その結果、人の腕を作業しやすい位置に自動的に保持することが可能になる。いずれにしても、本願発明では、肘当てが所定位置に自動的に復帰し勝手になっているため、人が一々肘当てを動かす手間を省いたり、肘当て(及び腕)の適正位置を自動的に保持したりすることが可能になるのであり、よって、作業補助用の肘掛け装置としてユーザーフレンドリー性に優れている。また、肘当ては一々ボタン操作等の操作を要することなく復帰手段に抗して移動させ得るため、肘当てを前後に移動させつつ作業を行うということも阻害はされない。
さて、既述のとおり、人が椅子に腰掛けてマウス操作やキーボード操作を行う場合、モニターやマウスの位置(或いは好み)等との関係から、机の天板との関係で作業を行い易い腕の位置がある。他方、椅子と天板との相対位置はまちまちであり、椅子が机の内部に深く入り込んでいる場合もあれば、浅く入り込んでいる場合もある。
そして、請求項2のように構成すると、肘掛け装置が前向きに付勢されており、しかも肘掛け装置は机の天板の前面に当たる高さであるため、椅子の前後位置に関係なく肘当てを常に天板の前面箇所に位置させておくことができ、これにより、椅子の前後位置に関係なく適正な作業状態を自動的に維持することができる。逆にいうと、肘掛け装置が固定式であると、肘掛け装置が天板につかえて椅子を机の内部に深く入り込ませることができない場合があるが、本願発明では、肘掛け装置が後ろに逃げ移動することにより、肘掛け装置を天板に当てた状態で椅子を机の内部に大きく入り込ませることができるのであり、その結果、作業者は机上作業を行い易い位置を保持させつつ、肘掛け装置を机上作業の補助に使用できるのである。
人が腕を肘掛け装置に当てて作業を行う場合、腕は多少なりとも水平方向に移動させることが多い。そして、請求項3のように構成すると、肘当てを人の腕の動きに追従して水平動させることができるため、作業性に優れている。キーボード操作では手を左右移動させることが多く、また、キーボードから筆記作業に移行するにおいても手を左右移動させることになる。更に、マウス左右方向に大きく移動させることが多い(マウスに画面を上下動させるホイールが設けられている場合は、特に左右動する頻度が高いと言える)。よって、請求項2では、肘当てを左右横長姿勢とすることにより、キーボード操作やマウス操作等の机上作業を楽に軽快に行えて真価が強く発揮されると言える。
肘掛け装置を復帰手段に抗して移動させた場合、移動させ切った位置に保持したいことがある。例えば、作業を行わない待機位置に保持したい場合である。この点、請求項4のように構成すると、肘掛け装置を動かない状態に保持できるため、使い勝手が良い。この場合、ロックを解除するのはボタン操作のような操作具を用いることも可能であるが、操作の容易性という点からは、実施形態に記載しているようにロック状態を弾性力で保持して、肘当てにある程度を力を掛ければロックが解除される構成とするの好ましい。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は椅子の肘掛け装置に適用している。図1〜図5では第1実施形態を示しており、図6以下では他の実施形態を示している。以下、順次説明する。なお、以下の説明で方向を示すため「前後」「手前」「後ろ」「左右」といった文言を使用するが、これらの文言は着座した人の姿勢を基準にしている。「正面視」は着座者と対向した方向から見た状態になる。
(1).第1実施形態の概要
図1は全体の概略側面図である。まず、主として図1に基づいて椅子の概要を説明する。本実施形態は事務用に多用されているいわゆる回転椅子に適用しており、椅子は、主要要素として、ガスシリンダより成る脚支柱1、座受け部2、座3、背もたれ4、背支柱5、バックサポート6、肘掛け装置7を有している。背支柱5と背もたれ4との間には、着座者の腰部が当てる部分を前向きに押すランバーサポート8が配置されており、このランバーサポート8は背支柱5で後ろから高さ調節可能に支持されている。
脚支柱1は脚装置の一部を構成するものであり、脚支柱1は、放射状に延びる複数本(一般に5本)の枝足を有する脚本体の中心部に嵌着されている。座受け部2は、脚支柱1の上端に固定されたベース9と、ベース9に第1ピン(第1支軸)10を介して前後スライド自在に取り付けられた第1中間金具11と、第1中間金具11の後端部に左右横長の第2ピン(第1支軸)13で連結された第2中間金具12とを有しており、座3はアウターシェル14を介して第1中間金具11と第2中間金具12とで支持されている。座受け部2は更に、ベース8の下面に固定された下ブラケット15を有しており、この下ブラケット15にバックサポート6が固定されている。
第1ピン10は、ベース9に形成した前後長手で水平姿勢の第1長穴16にスライド自在に嵌まっており、かつ、第2ピン13もベース9に形成した前後長手で水平姿勢の第2長穴17にスライド自在に嵌まっている。このため、第1中間金具11と第2中間金具12及びこれで支持されたアウターシェル14と座3とは前後スライド可能になっており、かつ、第2中間金具12は第2ピン13を中心にして傾動し得る。
アウターシェル14はその前寄りの2/3ほどを占める第1部分14aと、後ろ寄りの1/3ほどを占める第2部分14bとに区分されており(両部分は蝶番部を介して一体に繋がっている)、第1部分14aは第1中間金具11に取り付けられて第2部分14bは第2中間金具12に取り付けられている。更に、座3も前寄り2/3程度の範囲を占める第1部分3aと、後ろ寄りの1/3ほどを占める第2部分3bとからなっており、両部分3a,3bは、第2部分3bが第1部分3aに対して後傾動するように屈曲可能に連続している。
そして座3の第1部分3aはアウターシェル14の第1部分14aに固定されて、座3の第2部分3bはアウターシェル14の第2部分14bに固定されている。従って、座3は全体として前後スライドしつつ、第2部分3bは第1部分3aに対して側面視で後傾動し得る。なお、第1部分3aと第2部分3bとの前後寸法の割合は、おおむね5:5〜7:3程度が好適と言える。
背もたれ4のうち上端寄りの部位の背面は背支柱5の上端部に固定されており、また、背もたれ4の下端には下向きストッパー18aが設けられており、下向きストッパー18は、背支柱5に設けた横向きストッパー18bに後ろから上下動可能に当接している。このため、ランバーサポート8を上下動させて背もたれ4の突出態様を変化させることができる。
背支柱5のうち上端寄りの部位(背もたれ4のおおよそ上下中間部)にはガイド体19が固定されており、このガイド体19がバックサポート6の上端に設けたガイドピン20に上下スライド自在に嵌まっている。従って、着座者が背もたれ4に凭れ掛かると、背もたれ4は後傾しつつ下降すると共に座3は全体として前進しつつ第2部分3bが後傾動する。
肘掛け装置7は、下ブラケット15に固定された肘支柱21と、肘支柱21に高さ調節可能に取り付けられた昇降体22と、昇降体22の上端に取り付けられた肘当て23とを有している。本実施形態では、肘支柱21と昇降体22とが請求項に記載した支持手段を構成している。
図2は概略平面図であり、この図2に示すように、肘当て23は平面視で細長い形状であり、横長の姿勢も縦長(前後長手)の姿勢も自在に採り得るように昇降体22に水平旋回自在に取り付けられている。また、肘当て23は殆ど摩擦抵抗がない状態で長手方向に自在にスライドさせ得る状態で昇降体22に取り付いている。また、肘支柱21は下ブラケット15に前後回動自在に取り付けられている(この点は後述する。)。
肘支柱21は、前向きに回動し切った状態では鉛直線に対して若干の角度θ1で前倒れしており、後傾し切った状態では、前倒れ角度θ1よりも大きい角度θ2で後傾(後ろ倒れ)するようになっている。全体の回動角度(θ1+θ2)は25°程度に設定している(20〜30°が好ましい。)。なお、背もたれ4は、肘当て23の上面の付近(一般的な体格の成人が腰掛けた場合の腹部(より好適には臍のあたり)の前面付近)をおおまかな仮想中心24として回動するようになっている。
肘掛け装置7が前後に傾動(回動)することにより、着座した人は腕の姿勢を殆ど変えずにロッキングし得る。また、キーボード操作をしたりマウス操作をしたりする場合、手を前後方向に動かすことが多いが、肘掛け装置7が前後に回動するため、人は腕を肘当て23に載せたままで、肘掛け装置7の前後回動を利用して安楽な状態で手を前後に動かすことができる。また、肘掛け装置7は鉛直線を中心にして後ろに大きく後傾するため、肘支柱21が座3の前端寄りに変位して配置されていても、椅子を机の内部に深く入り込ませることができる。
肘掛け装置7は、ばねが組み込まれた伸縮自在なアブソーバ25で前傾方向に付勢されている。従って、本実施形態ではアブソーバ25が請求項に記載した復帰手段を構成している。肘当て23は、肘掛け装置7に内蔵した姿勢保持装置により、一端部が座3の上方に位置する横長姿勢に戻るように付勢されている。更に、肘当て23は、前後方向に延びる非縦長姿勢ではその姿勢が保持されるように設定しているが、一端と他端とのいずれが前向きにおいても縦長姿勢が保持されるという訳ではなくて、安定的な横長姿勢において座3の上方に位置する一端部が手前に向いた縦長姿勢でのみ、当該縦長姿勢が保持されるようになっている。
肘当て23はその長手方向に摩擦抵抗がない状態でスライドし得る。このため、キーボード操作のように頻繁に手を左右に移動させる作業を楽な状態で行える。キーボード操作から筆記作業への移行(或いはその逆)に際しても手を大きく左右移動させるが、このような移行も腕を肘当て23に載せたままで行える。
(2).座受け部と座の構造
次に、図3〜5も参酌して座受け部2と座3とを更に説明する。図3は分離側断面図、図4は座を省略した状態での平面図、図5は図4の V-V視断面図である。図5から理解できるように、ベース9は上向き開口樋状(あるいは箱状)の形態であり、その後部内面に補助ブラケット27を溶接によって固着し、ベース9と補助ブラケット27に固着されたブッシュ28に脚支柱1の上端を嵌着している。図示していないが、座受け部2には脚支柱1のブッシュバルブを操作するレバーが取り付けられている。
図5に示すように、第1中間金具11はベース9に上方から被さる正面視下向き開口コの字形になっており、第1ピン10と第2ピン13とは側板11aに貫通しており、また、例えば図3に示すように、第1長穴16と第2長穴17とはベース9の側板9aに形成されている。第1長穴16には樹脂製のブッシュを装着しているが、第2長穴17にブッシュを装着することも可能である。
例えば図3に示すように、ベース9は前板9bを有しており、前板9bにビスで固定された前部ばね受け29と第1ピン10で後ろから支持された後部ばね受け30との間にロッキングばね31を介在させている。後部ばね受け30には第1ピン10が嵌まる後ろ向き開口の溝が形成されている。また、ベース9の底板は前後ばね受け29,30及びロッキングばね31の下方の部位において段部9になっており、この段部で前後ばね受け29,30が回転不能に保持されている。
図5に示すように、第1中間金具11の左右横幅はベース9の左右横幅よりもかなり大きい寸法になっている。他方、下ブラケット15は上向き開口コの字状で第1中間金具11と同じ程度の横幅寸法になっており、その内部の左右両端部にバックサポート6の水平部6aが溶接されている。
第2中間金具12は正面視下向き開口コの字の形態になっており、左右側板12aは第1中間金具11の外側に位置していて第2ピン13が側板12aに貫通している。左右の側板12aは、天板から前向きに突出しており、この前向き突出部に第2ピン13が貫通している。
図5から理解できるように、アウターシェル14は全体として正面視で上向きに開口した浅いトレー状の形態になっている。他方、座3は座インナーシェル32の上面にクッション33を張った構造になっており、座インナーシェル32は全体として正面視で上向き開口の浅いトレー状の形態をなしている。クッション33は図示しない表皮材で上から覆われている。図示していないが、座インナーシェル32は座3に対応して第1部分と第2部分とに分離しており、これにより、座3が屈曲することが許容されている。座3の屈曲の中心線(折り目線)は、おおよそ着座者の尾てい骨が当たる箇所のあたりに設定している。クッション33は全体にわたって連続している。
座インナーシェル32とアウターシェル14とは、その左右端部に設けた雄型係合部34と雌型係合部(図示せず)との嵌め合わせによって一体に連結されている。もちろん、ビス等のファスナを使用して固定することも可能である。
アウターシェル14の第1部分14aは第1中間金具11に前後相対動不能に取り付けられており、アウターシェル14の第2部分14bは第2中間金具12に固定されている。既述のとおり、アウターシェル14の第1部分12aと第2部分12bとはヒンジ部を介して一体に連続している。従って、第2部分12bはヒンジ部を支点にして後傾する。
(3).肘支柱の取り付け構造
次に、肘支柱21の取り付け構造を説明する。図4に示すように、肘支柱21は内向き水平部21aを有しており、この水平部21aが、下ブラケット15の側面に溶接によって固着したサイドブラケット36にブッシュ37を介して前後回動自在に取り付けられている。水平部21aのうちサイドブラケット36の外側に位置した箇所には下向きアーム38が固着されており、下向きアーム38の下端とサイドブラケット35とにアブソーバ25がピン39,40を介して相対回動可能に連結されている。サイドブラケット36には、アブソーバ25を逃がすための穴(図示せず)が空いている。
なお、アブソーバ25に代えてガスシリンダを使用することも可能である。この場合、ガスシリンダそのプッシュバルブを操作する操作手段を設けて、この操作手段をワイヤーによって遠隔的に操作できるように構成し、かつ、ワイヤーの引き操作を行うボタンやレバー等の操作具を例えば肘当て23や昇降体22に設けることも可能である。このようにすると、肘支柱21を任意の姿勢に固定したり、自由に前後スイングする状態に切り換えたりすることができるため、使い勝手がよくなる。
図1に点線で示すように、肘掛け装置7の昇降体22にはロックを解除して昇降可能とするためのボタン41を設けている。この場合、昇降体22のうちボタン41は座3に向いた内面側に設けている。このため、椅子を移動させたときにボタン41が例えば机に当たってロックが解除されてしまうような不測の事態を防止できる。ボタン41(或いはレバー)や昇降体22の背面部に設けても同様の利点を享受できる。
(4).第1実施形態のまとめ
肘掛け装置7が前進し切った状態で肘支柱21は鉛直線に対して前傾しているため、着座した人が肘掛け装置7を前進させ切った状態で例えばキーボード操作やマウス操作を行うに際して、肘掛け装置7は安定した状態に保持される。また、肘当て23は机の天板42の前面に当たるように設定しており(昇降体22を天板42の前面に当ててもよい)、このため、椅子の前後位置が変化しても、アブソーバ25による付勢作用により、肘当て23が天板42に当たった状態が保持される。このため、椅子の前後位置が多少変化しても腕を適正な位置に保持し続けることができる。
図面での表示は省略するが、肘支柱21を後傾状態に保持するロック手段を設けることも可能である。その例として、例えば、ブッシュ37にばねで付勢されたボールを内蔵して、このボールを肘支柱21の水平部21aに形成した凹所に嵌め込むという、いわゆるボールキャッチが挙げられる。この場合、ある程度の力を掛けると、一々ボタン操作のようなロック解除操作を要することなく、肘掛け装置7を前進させることができる。勿論、他の機構も採用できる。
ボールキャッチ等のロック手段を設けて肘掛け装置7を後傾し切った状態に保持することにより、人は腕に力を入れることなく安楽状態を確保できる。また、本実施形態では、背もたれ4はその上下略中間部を中心にして傾動するため、ロッキングしても人の上半身が後ろに移動することは殆どない(肩や頭は多少後退する。)。このため、キーボード操作やマウス操作等の作業をしながらロッキング姿勢を採ることができる。
(5).第2実施形態(図6〜図7)
図6〜図7では復帰手段及びロック手段の別例である第2実施形態を示している。図6は一部破断正面図、図7のうち(A)は図6のA−A視断面図で(B)は図6のB−B視断面図である。この実施形態では、サイドブラケット36に座3の外側にはみ出る支軸44を固着しており、支軸44の先端部にインナーブッシュ45を溶接等で固着している一方、肘支柱21の下端には、インナーブッシュ45に回転自在に嵌まるアウターブッシュ46が溶接等で固着されている。アウターブッシュ46を挟むように端板47が配置されており、端板47はインナーブッシュ45に固着されている。
アウターブッシュ46の両端部には端板47に向けて開口した開放溝48が円周方向に若干の範囲で広がるように形成されている一方、端板47には開放溝48に嵌まるストッパー49が形成されており、開放溝48の内面がストッパー49に当たることで肘支柱21の回動範囲θが規制されている。肘支柱21の回動範囲は第1実施形態と同じである。
そして、復帰手段としてコイル状のねじりばね50を使用しており、このねじりばね50をアウターブッシュ46に外側から嵌め込んでいる。ねじりばね50の一端部50aは肘支柱21に開けた穴51に嵌め込み、ねじりばね50の他端部50bは一方の端板47に開けた穴52に嵌め込んでいる。ねじりはね50は、肘支柱21が後傾すると弾性力が蓄えられる状態で肘支柱21と端板48とに嵌まっている。従って、肘支柱21はねじりばね50で前傾方向に付勢されている。
また、この実施形態では、肘支柱21を後傾し切った状態に保持するロック手段として、図7(B)に示すように、アウターブッシュ46に周方向に延びる切欠き穴(又は溝)53を形成すると共に切欠き穴53を覆うように延びる板ばね54を固定し、板ばね54に半径内向きの突起54aを設ける一方、インナーブッシュ45には、板ばね53の突起53aが切り換えるストッパー突起55を設けている。
この実施形態は、復帰手段としてねじりばね50を使用するだけなので構造が簡単かつコンパクトであり、また、ロック手段は板ばね54を取り付けるだけで良いのでこれも構造が簡単かつコンパクトである。板ばね54等のばね体を角度規制用ストッパー49に係合させても良いのであり、このようにすると構造が一層シンプルになる。敢えて述べるまでもないが、実際の商品ではねじりばね50をカバーで覆うことになる。
(6).第3実施形態(図8)
図8では復帰手段及びロック手段の別例である第3実施形態を示している。(A)(B)は同一例であって、(A)は前傾状態、(B)は後傾状態を示している。本実施形態も肘支柱21の基本的な回動機構は第2実施形態と同じであり、インナーブッシュ45とアウターブッシュ46とを有している。但し、本実施形態のインナーブッシュ45は樹脂やダイキャストによって厚肉になっている。
肘支柱21には、支軸44の軸心方向から見て下向き突の山形ストッパー56がガイド管21bを介して上下スライド自在に配置されており、山形ストッパー56は圧縮コイルばね57でインナーブッシュ45に向けて付勢されている。ばね57はばね受け58で上方から支持されている。ばね受け58にはロッド59を設けており、ロッド59は肘支柱21に固定されている。そして、インナーブッシュ45に、肘支柱21が前傾姿勢のときに山形ストッパー56がきっちり嵌まるフロント凹所60と、肘支柱21が後傾し切ると山形ストッパー56がきっちり嵌まるリア凹所61とを連続した状態に形成している。
この実施形態では、肘支柱21を後傾させると、後傾し切った状態よりやや手前までの範囲では、山形ストッパー56がフロント凹所60の後部傾斜面60aに載っていることにより、肘支柱21はばね57によって前傾姿勢に戻されており、そして、肘支柱21が後傾し切るよりもやや手前まで回動すると、山形ストッパー56はフロント凹所60からリア凹所61に移行し、肘支柱21は後傾し切った状態に保持される。本実施形態は復帰手段とロック手段とが一体化しており、かつ、全体は肘支柱21及びインナーブッシュ45の内部に形成されているため嵩張ることはない。
(C)に示すのは変形例であり、この例では、アウターブッシュ46にインナー支柱21cを固着し、インナー支柱21cに支柱21がビス21eで固定されている。山形ストッパー56には上向きのガイドピン56aが一体に設けられている一方、インナー支柱21aの内部にはガイド体21dが固着されており、ガイド体21dにガイドピン56aがスライド自在に嵌まっている。支柱21とインナー支柱21cとガイド体21dとはビス21eで一体に締結されている。
この変形例では、ガイドピン56aとガイド体21dとのスライド長さを長く取ることにより、山形ストッパー56はこじれを生じることなくスムースに上下スライドさせることができる。なお、ガイドピン56aを固定式にして、ガイドピン56aに対して山形ストッパー56をスライド自在に嵌め込んでもよい。
(7).第4実施形態(図9)
図9に示す第4実施形態も復帰手段及びロック手段の別例である。(A)は正断面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。この実施形態では支軸44にアウターブッシュ46が回転自在に嵌まっており、アウターブッシュ46のうち座受け部と反対側の外側に向いた端面に、外向き凹で三角形状の第1凹所63と第2凹所64とが連続した状態に形成されている。肘支柱21の後傾回転方向から見て、第1凹所63が第2凹所64の前に位置しており、かつ、深さは第2凹所64が第1凹所73よりも浅くなっている。
そして、支軸44はアウターブッシュ46の外側にはみ出ており、この支軸44のはみ出し部44aに、凹所63,64に選択的に嵌まる突起65を有するストッパーリング66が軸方向にはスライド自在で相対回転不能に嵌まっている。ストッパーリング66はばね67でアウターブッシュ46に向けて付勢されており、かつ、ばね67はキャップ68で抜け不能に保持されている。
本実施形態おいて、支軸44にはアウターブッシュ46が内側に移動するのを阻止する端板69が固着されている。ストッパーリング66を支軸44にスライドさせる手段としては、ストッパーリング66にビス70をねじ込み固定する一方、支軸44には、ビス70の先端部がスライド自在に嵌まる長溝71を形成している。長溝71は支軸44の端までは延びておらず、このため、ストッパーリング66は一定の距離しかスライドしない。従って、アウターブッシュ46はストッパーリング66によって抜け止めされている。なお、(A)ではビス70は省略している。
この第4実施形態も第3実施形態と同様であり、肘支柱21を後傾させようとするとストッパーリング66がばね67に抗して逃げることで、肘支柱21は前傾姿勢に戻ろうする。また、後傾させ切ると、ストッパーリング66の突起65が第2凹所64に嵌まって後傾姿勢が保持される。本実施形態も復帰手段とロック手段とが一体化していてコンパクトであると共にシンプルでありる。また、ストッパーリング66等は支軸44の端部に設けているため、組み立てやメンテナンスも容易である。
(8).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば肘掛け装置は椅子以外のものにも取り付けることができる。例えば作業場のテーブルや床・枠材に取り付けたり、組み立てラインに設置したりすることも可能である。
更に、支持手段は必ずしも回動式である必然性はないのであり、前後方向に延びる支持部材に肘当てが前後スライド自在に取り付けられていても良い(この場合も、肘当てが細長い場合は、肘当ては水平旋回自在で長手方向にスライド自在であるのが好ましい。)。肘当ては例えば平面視円形とすることも可能である(この場合、任意の方向に自在に水平移動するように支持部材に取り付けるのが好ましい。)。肘当ては高さが固定的であってもよい。
第1実施形態に係る椅子の全体の概略側面図である。 椅子の概略平面図である。 分離側断面図である。 座を省略した状態での平面図である。 図4の V-V視断面図である。 第2実施形態を示す図である。 (A)は図6のA−A視断面図、(B)は図6のB−B視断面図である。 第3実施形態を示す図である。 第4実施形態を示す図である。
符号の説明
3 椅子の座
7 肘掛け装置
9 ベース
15 下ブラケット
21 支持手段の一環を成す肘支柱
21a 水平部
22 支持手段の一環を成す昇降体
23 肘当て
25 復帰手段を構成するアブソーバ
44 支軸
50,53,57 復帰手段を構成するばね

Claims (4)

  1. 人が腕を載せ得る肘当てと、前記肘当てを前後移動自在に支持する支持手段と、前記肘当てを前又は後ろに向けて付勢する復帰手段とを有しており、前記肘当ては人が腕を載せた状態で復帰手段に抗して自在に前後移動させられるようになっている、
    肘掛け装置。
  2. 椅子の一部を構成するもので、前記肘当ては着座者の前方に向けて付勢されており、かつ、前記肘掛け装置は、椅子がセットで使用される机の天板の前面に当たり得る高さに設定可能となっている、
    請求項1に記載した椅子用肘掛け装置。
  3. 前記肘当ては平面視で細長い形態であり、この肘当てを、水平旋回自在及び長手方向に移動自在な状態で支持手段に支持せしめている、
    請求項1又は2に記載した肘掛け装置。
  4. 更に、前記肘当てが復帰手段に抗して移動し切った状態に自動的に保持されるロック手段を有している、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載した肘掛け装置。
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