JP2010050857A - 経路制御装置およびパケット廃棄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク中に位置する経路制御装置の処理対象となる制御用パケットの量が経路制御装置の処理能力を超えるのを防ぎ、ネットワークの保守管理を安定的に行う。
【解決手段】経路制御装置が受信した制御用パケットの数をカウントし、制御用パケットのカウント値が所定の閾値を超えた場合に、所定の閾値を超えた分の制御用パケットを廃棄する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パケットを中継する経路制御装置およびパケット廃棄方法に関する。
近年のイーサネット(登録商標)の普及により、イーサネットの信頼性を高くする必要が生じ、イーサネットの保守管理を行うための規格が整備されてきている。イーサネットの保守管理は、経路制御装置が属するネットワーク中のコンピュータなどからイーサネットOAM(Ethernet Operations, Administration, Maintenance)パケットを経路制御装置に送信することによって行われる。
図13は、イーサネットOAMパケットを受信する経路制御装置の構成例を説明する図である。経路制御装置に含まれる各部分の機能等については、後で詳しく説明する。経路制御装置がVLAN(Virtual Local Area Network)番号2を含むパケット1を受信すると、入力部20がパケット1の処理を行う。パケット1がVLAN抽出部21、ユーザ設定テーブル22を経由してOAM判定部23に送られると、OAM判定部23において、パケット1がOAMパケットであるかの判定が行われる。パケット1がユーザの通信に用いられるパケットである場合は、ポリサ24において許容される分のパケットがバッファ25に送られ、スイッチ11と出力部12を経由して、パケット1の送信先に向けて送信される。このとき、ポリサ24において許容されている以上の量のパケット1がポリサ24に送られた場合は、ポリサ24の許容量を超えた分のパケット1は廃棄される。一方、パケット1がOAMパケットである場合は、OAM判定部23からOAMバッファ26に送信され、CPU27に送られ、処理が行われる。OAMパケットについては、OAM判定部23がOAMパケットであると判断した全てのパケット1が、OAMバッファ26およびCPU27に送信される。
OAMパケットを用いた関連技術としては、局内設置装置に宅内設置装置からのOAMパケットが連続して受信されたことを検出した場合に、宅内設置装置の電源OFF通知を受信したと判断する局内装置が開示されている。
特開2004−134969号公報
図13に示したように、経路制御装置10が受信した全てのOAMパケットがCPU27で処理される構成では、経路制御装置10が受信したOAMパケットの量が多い場合にCPU27の処理能力が低下してしまうおそれがある。また、OAMパケットの量がCPU27の処理能力を超えている場合には、CPU27がハングアップしてしまうおそれもある。
本発明の目的は、ネットワーク中に位置する経路制御装置の処理対象となる制御用パケットの量が経路制御装置の処理能力を超えるのを防ぎ、ネットワークの保守管理を安定的に行うためのシステムを提供することである。
上記の課題は、ネットワークを介して複数のユーザの間で送受信されるユーザパケットの経路を制御する経路制御装置であって、前記ユーザパケットの通信量がパケット廃棄閾値を超えると前記ユーザパケットを廃棄するユーザパケット廃棄部と、前記複数のユーザのうちの、前記ネットワークの管理に用いられる制御情報を格納する制御パケットを送信
するユーザが分類されているグループを認識し、前記制御パケットを受信すると前記ユーザが属するグループごとに前記制御パケットの数をカウントする受信カウンタと、前記受信カウンタのカウンタ値を受信閾値と比較し、前記受信カウンタ値が前記受信閾値を超えているグループを判定する廃棄判定部と前記廃棄判定部により前記受信閾値を超えていると判定されたグループに属する前記ユーザから送信された前記制御パケットを廃棄する制御パケット廃棄部とを備える経路制御装置を用いることによって解決することができる。
また、上記の課題は、ネットワークを介して複数のユーザの間で送受信されるユーザパケットの経路を制御する経路制御装置におけるパケット廃棄方法において、前記ユーザパケットの通信量がパケット廃棄閾値を超えると前記ユーザパケットを廃棄し、前記複数のユーザのうちの、前記ネットワークの管理に用いられる制御情報を格納する制御パケットを送信するユーザが分類されているグループを認識して、前記制御パケットを受信すると前記ユーザが属するグループごとに前記制御パケットの数をカウントし、前記受信カウンタのカウンタ値を受信閾値と比較して、前記受信カウンタ値が前記受信閾値を超えているグループを判定し、前記廃棄判定部により前記受信閾値を超えていると判定されたグループに属する前記ユーザから送信された前記制御パケットを廃棄するパケット廃棄方法を用いることによっても解決することができる。
上記のように、経路制御装置が受信する制御パケットをカウントし、カウンタの値が所定の閾値を超えた場合に閾値を超えた分の制御パケットを廃棄することにより、処理対象の制御パケットの量が経路制御装置の処理能力を超えるのを防ぐことができる。
上記の手段により、ネットワーク中に位置する経路制御装置の処理対象となる制御用パケットの量が経路制御装置の処理能力を超えるのを防ぎ、ネットワークの保守管理を安定的に行うことができる。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。実施形態に係る経路制御装置は、通信を行うユーザ間でのデータの送受信に使用されるユーザパケットの他に制御パケットの送受信が行われるネットワークにおいて使用可能である。ユーザパケットと制御パケットの送受信が行われるネットワークの中でも、特に、ユーザパケットの受信量を制限する形態の任意の形式のネットワークに適用することができる。なお、ここで、「制御パケット」とは、ユーザパケットの送受信が行われるネットワークの保守管理を行うためにノード間で送受信されるパケットを指す。
以下の説明では、背景技術との比較を容易にするために、イーサネットOAMについての処理を行う場合を例として説明する。また、以下の例で経路制御装置10が受信するパケット1は、OAMパケットとユーザパケットのいずれも、イーサネットパケットであるとする。ただし、以下に説明する実施形態のいずれに関する経路制御装置も、イーサネットOAMパケットの処理にのみ用いられるものではなく、任意の制御パケットの処理に用いることができる。
<実施形態(1)>
〔装置構成〕
図1は、実施形態(1)にかかる経路制御装置10の構成例を説明する図である。図1などにおいて実線で表されている矢印はユーザパケットもしくはOAMパケットが送られる経路を示している。図中で「主信号」の語は、ユーザパケットもしくはOAMパケットのことを表す。一方、図中の「制御信号」は、経路制御装置を動作させるために授受される信号のことを指し、この制御信号の経路を破線の矢印で示す。経路制御装置10は、入
力部20を備えるほか、表示部35、スイッチ11、出力部12、および、CPUカード13を備えている。
入力部20は、OAMパケットを処理する部分として、OAM廃棄判定部28、OAMカウンタ29、OAMバッファ26、およびCPU27を備える。これらの部分の他に、OAMパケットとユーザパケットの両方の処理に用いる部分として、VLAN抽出部21、ユーザ設定テーブル22、および、OAM判定部23を備える。さらに、経路制御装置10は、ユーザパケットの処理に用いるためのポリサ24およびバッファ25を備えている。なお、出力部12と入力部20はインタフェースカードとして構成することができる。
VLAN抽出部21は経路制御装置10が受信したパケット1に関するユーザ情報を特定する。VLAN抽出部21は、パケット1のVLAN番号2を抽出し、VLAN番号2からユーザを特定する。図2は、OAMパケットのフォーマットの一例を説明する図である。OAMパケットには、「802.1Q EtherType」と「802.1Qtag」の2つのフィールドが含まれ、これらのフィールドに記録された情報がVLANタグに該当する。以下の説明では、VLAN抽出部21が802.1Qtagの情報をユーザ情報として認識する場合について説明するが、ユーザの識別方法は実装に応じて変更することができる。
ユーザ設定テーブル22は、OAMパケットを送信するユーザごとに、OAMパケットの受信に関する設定を記憶している。図3に、ユーザ設定テーブル22の一例を示す。ユーザ設定テーブル22には、ユーザIDと各ユーザに対応するVLAN番号2が検索キーとして記憶され、各ユーザが送信したOAMパケットの受信に関する情報がコンテンツとして記憶されている。コンテンツとして記憶される項目は任意であり、記憶される項目の数も任意であるが、OAMパケットの受信の上限閾値(受信閾値)は、いずれのユーザに対しても必ず記憶される。ユーザ設定テーブル22に含まれる設定の内容については、後で詳しく述べる。
このOAMパケットの受信についての上限閾値は、パケット数を設定しても良く、また、受信したOAMパケットのバイト数で設定しても良い。図3の例では、ユーザDからのOAMパケットの上限閾値は6656バイトと設定されており、ユーザEからのOAMパケットの上限閾値は9999999パケットと設定されている。各パケット1は、そのパケットを送信したユーザに関するユーザ設定テーブル22の設定内容を、経路制御装置10の独自のヘッダとして付されてOAM判定部23に送信される。
OAM判定部23は、受信したパケット1がOAMパケットとユーザパケットのどちらであるかを判定する。この判定は、パケット1が図2に示したようなOAMパケットのフォーマットを有するかを判断することによって行われる。この判断方法は実装に応じて変更することができるが、例えば、OAMパケット中のEtherTypeフィールドに記憶されている情報を使用してOAM判定部23が判断を行う構成にすることができる。ユーザパケットであれば、OAM判定部23はそのパケットをポリサ24に送信する。一方、パケット1がOAMパケットであれば、パケット1はOAM廃棄判定部28に送信される。
OAM廃棄判定部28は、受信したOAMパケットを廃棄する必要があるかを判定する。OAM廃棄判定部28は、OAMパケットを受信すると、受信したOAMパケットの量だけOAMカウンタ29をカウントアップする。ここで、「OAMパケットの量」は、OAMパケットのパケット数もしくはOAMパケットのバイト数であり、図3に示したユーザ設定テーブル22の設定に応じた単位でカウントされる。
図4はOAMカウンタ29の一例を示す図である。OAMカウンタ29には、ユーザIDとVLAN番号2が記録されており、これらと対にして各ユーザから経路制御装置10が受信したOAMパケットの量のカウント結果が記録されている。例えば、OAM廃棄判定部28がユーザDから送信されたOAMパケットを受信して、そのOAMパケットのバイト数をOAMカウンタ29がカウントした結果、ユーザDから経路制御装置10が受信したOAMパケットは合計で354バイト分となっている。また、図4の例では、経路制御装置10はユーザEからのOAMパケットを85495898パケット受信していて、ユーザEからさらに1パケットのOAMパケットを受信すると、ユーザFのカウンタ値は「85495899パケット」にカウントアップされる。
受信したOAMパケットの量をOAMカウンタ29がカウントした後、OAM廃棄判定部28は、OAMカウンタ29のカウンタ値を参照し上限閾値との比較をする。この比較では、OAMパケットに付加されている経路制御装置10のヘッダからOAMパケットを送信したユーザに対して設定されている上限閾値を認識し、OAMカウンタ29のカウンタ値と上限閾値のいずれが大きいかが決定される。
カウンタ値が上限閾値以下であれば、OAM廃棄判定部28はOAMパケットをOAMバッファ26に送信する。OAMバッファ26に送信されたパケットは、OAMバッファ26に格納された後、CPU27の処理能力に応じて適宜CPU27に送信され、処理される。一方、カウンタ値が上限閾値を超えている場合には、OAMパケットはOAMバッファ26に送信されることなく廃棄される。OAMパケットの廃棄をどの部分が行うかは実装によるが、OAM廃棄判定部28がOAMパケットの廃棄を行う構成にすることができる。
CPU27は、OAMパケットの処理を行うほか、OAMカウンタ29の値のリセットを行う。ここで、OAMカウンタ29のリセットの間隔は、ユーザごとに設定することができる。さらに、ユーザ設定テーブル22の設定の際には、ユーザ設定テーブル22のデータをユーザ設定テーブル22に送信する。OAMカウンタ29のリセットの時間間隔と、上限閾値などのユーザ設定テーブル22の設定内容によって、CPU27が処理するOAMパケットの量を調整できる。
表示部35は、経路制御装置10に備えられているCPUカード13から出力された情報を表示する。例えば、OAM廃棄判定部28が特定のユーザから一定以上の量のOAMパケットを受信した場合に、一定以上のOAMパケットを送信したユーザのユーザ情報を表示部35に表示させる構成にすることができる。このときは、特定のユーザから一定以上の量のOAMパケットを受信したことを、OAM廃棄判定部28がCPU27に通知し、通知を受けたCPU27がCPUカード13に通知された内容を知らせる。CPUカード13は、表示部35に、CPU27を介してOAM廃棄判定部28から通知されたユーザの情報を表示する。なお、表示部は、経路制御装置10の他の部分が直接CPUカード13に通知した情報やCPU27を介してCPUカード13に通知した情報を、CPUカード13の制御に応じて、さらに、表示する構成にすることもできる。
ポリサ24は、OAM判定部23がユーザパケットと判定したパケットに対して帯域制御を行い、必要に応じてユーザパケットを廃棄する。ポリサ24は、ユーザパケットの量がある一定の値を超えた場合にユーザパケットの廃棄を行うユーザパケット廃棄部としての動作を行う。本明細書および特許請求の範囲において、ポリサ24による廃棄が行われる閾値を「パケット廃棄閾値」と記載することがある。バッファ25は、ポリサ24によって廃棄されなかったユーザパケットを受信し、出力部12での処理速度に応じてユーザパケットを格納する。
経路制御装置10では、入力部20から出力されたユーザデータがスイッチ11を介して出力部12に送られ、そのユーザデータの宛先ノードに向けて出力部12から送信される。すなわち、スイッチ11は、経路制御装置10がN個の出力部12を有する場合に、ユーザデータの宛先ノードに応じて、1番目の出力部12からN番目の出力部12のうちのいずれに送信すべきかを決定し、適切な出力部12にユーザデータを送信する。出力部12に送信されたユーザデータは、宛先ノードに向けて送信される。CPUカード13は、必要に応じてスイッチ11、出力部12、入力部20および表示部35の制御を行う。
なお、各パケットにユーザ設定テーブル22の内容を必ずしも付加する必要はなく、ASSP(Application Specific Standard Product)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いてユーザ設定テーブル22の設定内容を適宜参照する構成にしても良い。
〔オプション設定〕
経路制御装置10でOAMパケットの受信を行う際のオプション設定について、適宜、図3のユーザ設定テーブル22を参照しながら説明する。
(1)「上限閾値」(受信閾値)は、前述のとおり、OAMパケットの廃棄を行うかを判定するための閾値である。上限閾値はユーザごとに設定できる。また、後述するように、複数のユーザのグループを設定し、グループごとに上限閾値を設定することもできる。さらに、OAMパケットで指定されているOAMの種類に応じて上限閾値を別個に設定することもできる。
(2)「受信制御設定」は、OAMカウンタ29のカウンタ値が上限閾値を超えたときに、OAMパケットの廃棄を行うかの設定である。受信制御設定が「受信」に設定されている場合は、OAMカウンタ29のカウンタ値が上限閾値を超えてもOAMパケットの廃棄は行われず、全てのOAMパケットがCPU27に送られる。図3の例では、ユーザFは受信制御設定が「受信」に設定されているので、ユーザFについてのカウンタ値が64パケットを越えても、ユーザFから送信されたOAMパケットは廃棄されない。
(3)「ユーザ情報表示設定」は、OAMカウンタ29のカウンタ値が上限閾値を超えたときにユーザ情報を表示部35に表示するかの設定である。ここで、ユーザ情報をVLAN番号2とすることができるが、ユーザ情報は、ユーザを識別することができる任意の識別子とすることができる。図3の例では、ユーザDはユーザ情報表示設定が「表示」に設定されているので、ユーザDについてのカウンタ値が6656バイトを越えると、ユーザDのVLAN番号2である「200」が表示部35に表示される。
なお、本明細書および特許請求の範囲の記載中で「表示」とは、表示部35のような情報の表示が可能なハードウェア資源への出力とすることだけでなく、および、ソフトウェアへユーザの識別子を通知することも含むものとする。「表示」を可能にすると、上限閾値を超えてOAMパケットを送信しているユーザを特定することが可能になる。従って、あるユーザから異常なレートのOAMパケットが入力されたときに、異常な入力を行った表示部35の表示によってオペレータがユーザを特定し、適切に対処することにより、システムに支障が生じるのを未然に防ぐことができる。
(4)「グループ設定」は、種々の設定をグループ単位に行うかの設定である。グループの規模は任意のユーザ数を含むものとすることができる。ユーザA、ユーザB、および、ユーザCでは、グループ設定が「ON」になっているので、ユーザA〜Cの設定は、全ての項目について同一の設定になっている。
「グループ設定」において1つのインタフェースカードを使用する全てのユーザを1つのグループの構成員として設定すると、インタフェースカードごとの「カード設定」を行うことができる。「カード設定」にすると、上限閾値などの設定を、インタフェースカード単位に行うことができる。すなわち、同一のインタフェースカードを用いているユーザの設定は、全ての項目について同一の設定を行ったのと同様の状態になる。カード設定を行うと、他のハードウェアもしくはソフトウェアとの関係で入力部20の設定を行う必要があるときに、設定が簡便になるという利点がある。なお、「カード設定」のオプションを別個に設け、カード設定を「ON」にすると1つのインタフェースカードを使用する全てのユーザを1つのグループの構成員として設定することができるようにしても良い。
グループ設定、カード設定の「ON」「OFF」をOAM廃棄判定部28に備えられた切替部が判断して、設定に応じて、ユーザ単位、グループ単位、もしくは、カード単位のいずれによってOAMパケットの処理を行うかを切り替える構成にすることができる。
(5)「OAM種別設定」は、OAMパケットにおいて指定されている動作ごとに、受信したOAMパケットをカウントする設定である。例えば、ユーザA〜CのグループではOAM種別設定が「有効」になっているので、図4に示すように、OAMカウンタ29において、OAMパケットで指定されている動作ごとにOAMパケットの受信量がカウントされている。また、OAM種別設定を有効にすると、OAMパケットで指定されている動作ごとにOAMパケットの上限閾値を設定することが可能になる。
OAM種別設定が有効な場合、OAM判定部23が、OAMパケットで行う動作として何が設定されているかを判定する。OAM判定部23は、図2のようなフォーマットのOAMパケットを受信すると、OAMに関する情報が記載されている部分を読み込み、指定されている動作を特定する。図2のうち、OAMに関する情報が記載されている部分は、プリアンブル、送信先MACアドレス、送信元MACアドレス、VLANタグ、FCS(Frame Check Sequence)を除いた部分である。実装によって変更されることもあるが、例えば、OpCodeフィールドに記録されている情報から、指定されている動作を特定する。OAM種別としては、図3および図4に、CC、LBおよびLTの3種類が挙げられている。ここで、CC(Continuity Check)は、ノード間で試験パケットの送受信を行い、ネットワーク上に故障が発生しているかを検出する故障管理機能を指す。LB(Loop Back)は、あるホストがネットワーク疎通を確認したいホストに向けてパケットを送信し、そのパケットが送信先のホストによって受信されて、送信元ホストが送信先のホストから応答パケットを受信したかを確認する故障管理機能を指す。LT(Link Trace)は、あるホストがネットワーク疎通を確認したいホストに向けてOAMパケットを送信したときに、そのOAMパケットが通過した全てのノードがOAMパケットの送信元のホストに向けて確認応答をする故障管理機能を指す。
なお、OAM判定部23によって処理されうるOAMパケットの種類はこれらに限定されず、任意の種類を指定することができる。故障管理に関する機能のほか、性能管理に関するものなど任意の機能を用いることができる。OAM種別設定が有効なユーザからのOAMパケットを経路制御装置10が受信した場合、OAM判定部23は、OAMパケットの種類に応じて自律的にOAMカウンタ29などでの処理を切り替えるOAM種別判定部としての役割を果たす。例えば、OAM判定部23は、OAMパケットの種類を特定してOAM廃棄判定部28に特定した情報を通知し、OAM廃棄判定部28は、通知されたOAMの種類をOAMカウンタ29に通知してからカウントアップを行う構成にすることができる。なお、OAM判定部23に、OAM種別判定部を設け、OAM種別判定部がOAMパケットの種類の判定とOAMカウンタ29へのOAM種別の通知を行う構成にすることもできる。
(6)「実効データ設定」は、受信したOAMパケットの量をバイト数でカウントするときに有効な設定である。実効データ設定を「有効」にすると、OAMカウンタ29でバイト数をカウントする際に、OAMパケットのペイロード部分だけでなく、プリアンブル部分とIFG(Interframe Gap、フレーム間隔時間)の記録に用いられるバイト数を加えたバイト数を使用する。従って、プリアンブル部分などの通信に用いられるバイト数も加えた、実際に経路制御装置10が受信したパケットのバイト数を用いて上限閾値を超えているかの判断をすることができる。
(7)「パケット数カウント設定」は、受信したOAMパケットの量をパケット数でカウントする設定である。
以上に説明したオプションは、矛盾を生じない限り、任意の組み合わせで一つ以上のオプションを設定することができる。例えば、
(a)カード全体を一つのグループとしてOAMパケットの上限閾値を設定する設定と、(b)ユーザ情報表示を表示する設定
は同時に設定可能であり、設定が行われたインタフェースカードにOAMパケットを送信した全てのユーザに対して(a)と(b)の設定が適応される。一方、前述の(a)の設定と、(c)ユーザA、ユーザB、ユーザCを一つのグループとし、ユーザD、ユーザE、ユーザFを個々のグループとした4つのグループとして処理するという2つの設定は同時に使用することはできない。ただし、いずれの組み合わせでOAMパケットの処理方法を設定するときについても、必ず、OAMパケットの上限閾値についての設定が行われる必要がある。
〔経路制御装置の動作例〕
図5は、経路制御装置10の動作例を説明するフローチャートである。経路制御装置10の入力部20がパケット1を受信すると、VLAN抽出部21は、パケット1の802Qtag等を参照してVLAN番号2を抽出する(ステップS1)。入力部20は、抽出されたVLAN番号2をキーとしてユーザ設定テーブル22を検索し、VLAN番号2に対応する設定条件を取得する(ステップS2)。ここで、前述のとおり、取得した設定条件を、パケット1の末尾に経路制御装置10の独自のヘッダとして付すこともできる。
ユーザ設定テーブル22の設定内容が特定されると、OAM判定部23は、パケット1のフォーマットを確認して、パケット1がOAMパケットであるかを判定する(ステップS3)。パケット1がユーザパケットである場合は、ポリサ24へパケット1を送信する。一方、パケット1がOAMパケットである場合は、OAM判定部23は、OAMの種別判定が必要かを判定し、ユーザ設定テーブル22の設定内容に応じて、OAMの種別判定を行う(ステップS4、5)。ここで、前述のとおり、OAM種別判定は、OAM判定部23に備えられたOAM種別判定部が行う構成にすることもできる。OAM種別判定に関する処理の後、OAMパケットをOAM廃棄判定部28に送信する。
OAMパケットを受信すると、OAM廃棄判定部28は、受信制御設定が「受信」に設定されているかを確認する(ステップS6)。受信制御設定についてのコンテンツがユーザ設定テーブル22に記録されていない場合は、受信制御設定が「廃棄」に設定されているものとして扱う構成にすることができる。受信制御設定が「受信」に設定されている場合は、OAMパケットをOAMバッファ26に送信する。一方、受信制御設定が「廃棄」に設定されている場合、OAM廃棄判定部28は、OAMカウンタ29のカウントアップを行う(ステップS7)。なお、このとき、前述のカード設定、グループ設定、OAM種別設定、実効データ設定、パケット数カウント設定などの設定が行われている場合には、設定に応じて、OAMカウンタ29でカウントされる。
OAMカウンタ29のカウントアップが終わると、OAM廃棄判定部28はカウンタ値を読み込んで、上限閾値とカウンタ値のいずれが大きいかを判定する(ステップS8、9)。カウンタ値よりも上限閾値のほうが大きい場合は、OAM廃棄判定部28は、OAMパケットを廃棄せずにOAMバッファ26に送信する。
一方、上限閾値よりもカウンタ値が大きい場合は、OAM廃棄判定部28は、ユーザ情報表示設定が「非表示」に設定されているかを確認する(ステップS10)。ここで、ユーザ情報表示設定がユーザ設定テーブル22のコンテンツに含まれていないときに、ユーザ情報表示設定が「表示」に設定されているのと同様に扱う構成にすることができる。ユーザ情報表示設定が「表示」に設定されているときには、VLAN番号2をCPU27に通知する。CPU27はOAM廃棄判定部28から通知された情報をCPUカード13に通知し、CPUカード13は表示部35に通知されたユーザ情報を表示させる(ステップS11)。VLAN番号2をCPU27に通知した後、OAM廃棄判定部28は、OAMパケットを廃棄する。なお、図5のフローチャートのうち、ステップS10、11は、OAMパケットを廃棄した後に行う構成にすることもできる。
ここで、ユーザ設定テーブル22の設定方法について述べる。ユーザ設定テーブル22の設定方法は、本明細書に記載したいずれの実施形態でも同様である。図6は、ユーザ設定テーブル22の設定方法を説明する図である。図6において、ユーザ設定テーブル22は、処理部50に含まれるメモリ51に格納されているものとする。処理部50は入力部20の一部であって、ユーザ設定テーブル22を格納しているメモリ51を含む部分である。なお、実装によるが、処理部50は、メモリ51の他に、VLAN抽出部21、OAM判定部23、ポリサ24、バッファ25、OAMバッファ26、OAM廃棄判定部28、OAMカウンタ29の1つ以上をさらに含む構成にすることができる。
ユーザ設定テーブル22の設定が行われる際には、CPUカード13は、外部装置からユーザ設定テーブル22に設定する情報の通知を受ける。ここで、外部装置は、CPUカード13とデータの送受信が可能な任意の装置とすることができる。次に、CPUカード13は、PCIバスを通してユーザ設定テーブル22に設定すべき情報をCPU27に通知する。ユーザ設定テーブル22に設定する情報を取得すると、CPU27は、処理部50とClockの同期を行った後、図7に示すような制御メッセージ40を送信することによりユーザ設定テーブル22の設定を行う。制御メッセージ40のFail、ReqCode、Sequenceなどのフィールドには、CPU27がユーザ設定テーブル22の設定やユーザ設定テーブル22に格納されている情報の読み出しを行う際に必要な制御情報が格納される。また、Dataフィールドには、ユーザ設定テーブル22に設定されるデータ、もしくは、ユーザ設定テーブル22から読み出されてCPU27に通知されるデータが格納されている。Read/Writeは、制御メッセージ40がユーザ設定テーブル22に書き込むための情報を格納した制御メッセージ40であるか、ユーザ設定テーブル22から読み出された情報を格納した制御メッセージ40であるかを識別するときに用いられる。
以上のような経路制御装置10を用いることにより、ネットワーク中に位置する経路制御装置の処理対象となる制御用パケットの量を調節することができる。そのため、OAMパケットの処理がCPU27にかける負荷を軽減でき、CPU27の処理能力の低下やCPU27のハングアップを防ぐことができ、ネットワークの保守管理を安定的に行うことができる。CPU27が処理するOAMパケットの量を、CPU27の処理能力を低下させない程度に設定することができるので、CPU27の処理速度がユーザパケットの処理に用いられるCPUの処理速度よりも小さくすることができる。
また、本実施形態では、OAMパケットの量を調整することにより、バッファオーバー
フローも防ぐことができる。OAMパケットの量がOAMバッファ26に格納できる量を超えている場合には、OAMバッファ26がバッファオーバーフローを起こすおそれがある。バッファオーバーフローが起こった場合は、OAMバッファ26に格納されているOAMパケットが廃棄される。そこで、OAMバッファ26に複数のユーザのOAMパケットが格納されていた場合、1人のユーザが大量のOAMパケットを送信したためにバッファオーバーフローが発生する可能性もある。バッファオーバーフローが起こると、OAMバッファ26に格納されているOAMパケットが廃棄されるので、大量のOAMパケットを送ったユーザのものだけでなく、1つのパケットしか送っていないユーザのOAMパケットも廃棄されてしまう。しかし、本実施形態の経路制御装置10では、OAMパケットの量を調整する際に、ユーザごとのOAMパケットの量を監視し、OAMパケットの送信量が多いユーザについて、CPU27が処理を行うOAMパケットの量を調整することができる。つまり、単にCPU27の処理能力の担保やOAMバッファ26のオーバーフローを防ぐだけでなく、OAMパケットの一部を廃棄しても、OAMパケットの送信量が少ないユーザのOAMパケットは廃棄せずに処理することができる。このため、OAMパケットの送信量が少ないユーザも、イーサネットの保守管理が可能になる。一方、OAMパケットの送信量が多いユーザは一部のOAMパケットが処理されなくても、イーサネットの保守管理が可能である可能性が高いので、OAMパケットの廃棄によって保守管理上の問題が生じにくい。
さらに、ユーザごとにユーザ設定テーブル22の設定やOAMカウンタ29のリセット時間間隔を調整することにより、ユーザに合わせてOAMパケットの量を調整することができるシステムであるため、ユーザのニーズに合わせて保守管理をすることができる。なお、グループ設定やカード設定を行うことによって、複数のユーザから送られてきたOAMパケットをまとめて管理することもできる。
<実施形態(2)>
〔装置構成〕
図8は、実施形態(2)にかかる経路制御装置60の構成例を説明する図である。経路制御装置60は、入力部61を備えるほか、スイッチ11、出力部12、CPUカード13、および、表示部35を備えている。スイッチ11、出力部12、および、CPUカード13は、実施形態(1)で説明した経路制御装置10と同様である。
入力部61は、図1を用いて説明した入力部20と同様に、VLAN抽出部21、OAM判定部23などを備えるほか、廃棄OAM処理部30およびOAM廃棄カウンタ31を備える。VLAN抽出部21、OAM判定部23など実施形態(1)と共通している部分は、ユーザ設定テーブル22とCPU27を除いて実施形態(1)と同様の構成を有し、同様の動作を行う。
廃棄OAM処理部30は、OAM廃棄判定部28によって廃棄する必要があると判定されたOAMパケットの廃棄を行う。また、OAMパケットを廃棄する前に、OAM廃棄カウンタ31のカウントアップを行う。ここでのカウントアップは、ユーザごと、グループごとなど、ユーザ設定テーブル22の設定に応じてカウントアップされる。
OAM廃棄カウンタ31は、廃棄されるOAMパケットの量を記憶している。図9はOAM廃棄カウンタ31の一例を示す図である。OAM廃棄カウンタ31には、ユーザIDとVLAN番号2が記録されており、これらと対にして廃棄対象となるOAMパケットの量のカウント結果が記録されている。ここで、「廃棄されるOAMパケットの量」も、OAMパケットの量と同様に、OAMパケットのパケット数もしくはOAMパケットのバイト数で表され、ユーザ設定テーブル22に上限閾値として設定された単位を用いてカウントされる。例えば、図9の例では、ユーザDから送信されたOAMパケットのうちの廃棄
されたパケットは56バイト分である。OAM廃棄カウンタ31の値のリセットは、適宜、CPU27によって行われる。
CPU27は、実施形態(1)で説明した動作を行うのに加え、OAM廃棄カウンタ31の値のリセットを行う。OAM廃棄カウンタ31のリセットを行う間隔も、OAMカウンタ29と同様に、ユーザごとに設定可能である。
表示部35は、実施形態(1)で説明した動作を行うのに加え、CPUカード13の指示に応じて、廃棄されたOAMパケットの数が一定の基準以上に達したユーザのVLAN番号2などを表示する。廃棄されたOAMパケットの数が一定の基準以上に達したユーザの情報は、廃棄OAM処理部30が、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値を確認してCPU27に通知する。CPU27は通知された情報をCPUカード13に通知し、CPUカード13によって、表示部35での表示が行われる。
〔オプション設定〕
図10は、経路制御装置60が備えるユーザ設定テーブル22の例を示す図である。OAMパケットの受信を行う際のオプション設定について、適宜、図10のユーザ設定テーブル22を参照しながら説明する。図10に示すテーブルのうち、上限閾値からパケット数カウント設定までは、図3を参照しながら実施形態(1)で説明したとおりに、実施形態(2)でも設定が可能である。
図10には、さらに、廃棄ユーザ情報設定、廃棄グループ設定、廃棄OAM種別設定、廃棄実効データ設定、廃棄パケット数カウント設定が含まれる。なお、図10に示したものはユーザ設定テーブル22の一例であり、図10に示した項目の一部のみをコンテンツとして備える構成にすることができ、また、必要に応じてその他の任意の情報を加えた構成とすることができる。
(8)「廃棄ユーザ情報表示設定」は、廃棄OAMパケットの数が多いユーザのユーザ情報を表示部35に表示するかの設定を表す。なお、ここでの「表示」も、「ユーザ情報表示設定」の場合と同様に、情報の表示が可能なハードウェア資源への出力とすることだけでなく、ソフトウェアへユーザの識別子を通知することも含むものとする。
「表示」を可能にすると、OAMパケットの廃棄が多いユーザを特定することが可能になる。従って、異常なレートのOAMパケットを入力したユーザを特定し、適切に対処することにより、システムに支障が生じるのを未然に防ぐことができる。また、廃棄ユーザ情報表示設定を「表示」にすることで、設定やシステム構成の変更などによって、OAMパケットを多く送信する必要が生じたユーザがいるかをモニターし、必要に応じてユーザの上限閾値の変更をすることができる。
「表示閾値」は、「廃棄ユーザ情報表示設定」が「表示」となっているときに用いられる設定内容で、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値が表示閾値を越えると、ユーザ情報の表示が行われる。ここで、廃棄OAM処理部30が、CPU27を介して、ユーザ情報をCPUカード13に通知し、CPUカード13によって表示部35にユーザ情報が表示される構成にすることができる。ただし、実装に応じて他の部分がユーザ情報の表示を指示する構成にすることもできる。
図10の例では、ユーザA〜CのグループではLTを示すOAMパケットについてのOAM廃棄カウンタ31のカウンタ値が50バイト以上になると、ユーザ情報の表示をする設定になっている。図9の場合は、ユーザA〜CのグループではLTについてのOAM廃棄カウンタ31の値は98バイトになっているので、廃棄OAM処理部30は、ユーザA
〜Cのユーザ情報をCPU27に通知する。CPU27はその情報をCPUカード13に通知し、CPUカード13は表示部35にユーザA〜Cのユーザ情報を表示させる。なお、ここで後述するようにユーザA〜Cは一つのグループに属しているので、廃棄OAM処理部30などは、そのグループを特定する情報を通知し、CPUカード13はユーザA〜Cが属するグループを特定する情報を表示部35に表示させることもできる。
(9)「廃棄グループ設定」は、「グループ設定」(実施形態(1)のオプション(4)参照)と同様に種々の設定をグループ単位に行うかの設定である。例えば、図9に示したOAM廃棄カウンタ31では、ユーザA、ユーザB、および、ユーザCが一つのグループを構成し、3人のユーザのいずれかのユーザが送ったOAMパケットが廃棄されると廃棄されたパケットのバイト数がカウントされる。
また、「カード設定」と同様に、1つのインタフェースカードを使用するユーザを1つの廃棄グループに設定することにより、OAMパケットの廃棄に関して行われる動作をインタフェースカード単位に行うこともできる。実装に応じて、インタフェースカード単位でOAMパケットの廃棄を管理する設定を「廃棄カード設定」としてユーザ設定テーブル22に記憶させることもできる。廃棄カード設定が「ON」になると、同一のインタフェースカードを用いているユーザの設定は、全ての項目について同一の設定を行ったのと同様の状態になる。
(10)「廃棄OAM種別設定」は、OAMパケットにおいて指定されている動作ごとに、廃棄するOAMパケットをカウントする設定である。ユーザA〜Cのグループでは、図10に示すとおり、廃棄OAM種別設定が「有効」になっているため、図9に示したOAM廃棄カウンタ31では、CC、LB、LTに分けて廃棄するOAMパケットの量の合計値を求めている。OAM種別の判断方法は、実効データ設定の部分で述べたとおりOAM判定部23で判定される。
(11)「廃棄実効データ設定」は、「実効データ設定」(実施形態(1)のオプション(6)参照)と同様に廃棄するOAMパケットの量をバイト数でカウントするときに有効な設定である。廃棄実効データ設定を「有効」にすると、OAM廃棄カウンタ31において廃棄するパケットの量をカウントする際に、ペイロード部分だけでなく、プリアンブルやIFGを記録したフィールドのバイト数もカウントする。
(12)「廃棄パケット数カウント設定」は、廃棄するOAMパケットの量をパケット数でカウントする設定である。
以上に説明したオプションと実施形態(1)で説明したオプション(1)〜(7)は、矛盾を生じない限り、任意の組み合わせで一つ以上のオプションを設定することができる。ただし、いずれの組み合わせでOAMパケットの処理方法を設定するときについても、必ず、OAMパケットの上限閾値についての設定が行われる必要がある。
〔経路制御装置の動作例〕
図11は、経路制御装置60の動作例を説明するフローチャートである。なお、ここでは、廃棄ユーザ情報表示設定が「表示」に設定されている場合の動作について説明する。
ステップS21〜ステップS31は、図5を参照しながら説明したステップS1〜11と同様である。経路制御装置60がパケット1を受信すると、VLAN抽出部21がVLAN番号2を抽出し、経路制御装置60は、VLAN番号2に応じたデータをユーザ設定テーブル22から認識する(ステップS21、22)。その後、OAM判定部23において、ユーザパケットとOAMパケットの振り分けが行われ(ステップS23)、OAMパケットについてステップS24以降の処理が行われる。必要に応じて、OAM判定部23
がOAMパケットの種別を判定すると、OAM廃棄判定部28がユーザごとの受信設定を確認する(ステップS26)。
受信設定が「受信」に設定されていない場合については、OAM廃棄判定部28は29のカウントアップを行い、カウンタ値を上限閾値と比較する(ステップS26〜28)。上限閾値よりカウンタ値が大きいとき、OAM廃棄判定部28は必要に応じてユーザ情報をCPU27に通知し、廃棄対象であるOAMパケットを廃棄OAM処理部に送信する。CPU27に通知されたユーザ情報は、CPUカード13によって表示部35に表示される(ステップS29〜31)。一方、カウンタ値が上限閾値以下の場合には、OAMパケットを破棄せず、OAMバッファ26に送る。なお、OAM廃棄判定部28がOAMパケットをOAMバッファ26に送るときには、OAM廃棄判定部28から直接OAMバッファ26にパケットを送信することもでき、また、廃棄OAM処理部30を経由させてOAMバッファ26に送ることもできる。すなわち、OAMパケットをOAMバッファ26に送る経路は、実装に応じて変更することができる。廃棄OAM処理部30を経由させてOAMバッファ26に送る場合は、廃棄対象のOAMパケットであるかを示す情報をOAMパケットに付すなどの任意の方法で、廃棄OAM処理部30が廃棄対象のOAMパケットを識別できるようにすることができる。
廃棄対象のOAMパケットを受信すると、廃棄OAM処理部30は、OAM廃棄カウンタ31のカウントアップを行う(ステップS32)。このとき、廃棄OAM種別設定など、先に述べたオプション設定が記録されているユーザ設定テーブル22の内容に従って、廃棄されるOAMパケットがカウントされる。OAM廃棄カウンタ31のカウントアップが終わると、廃棄OAM処理部30は、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値を読み取り、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値と表示閾値を比較する(ステップS34)。OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値が表示閾値よりも大きいときは、廃棄OAM処理部30は、ユーザ情報をCPU27に通知し、OAMパケットを廃棄する。CPU27は、通知されたユーザ情報をCPUカード13に通知し、CPUカード13は表示部35にユーザ情報を表示させる(ステップS35)。一方、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値が表示閾値以下の場合は、ユーザ情報の表示を行わずにOAMパケットの廃棄を行う。
なお、廃棄ユーザ情報表示設定が「非表示」に設定されている場合は、図11のステップS34、35の処理を行わずに、廃棄OAM処理部30がOAMパケットの廃棄を行う。
以上のような経路制御装置60を用いることにより、経路制御装置10と同様に、ネットワーク中に位置する経路制御装置の処理対象となる制御用パケットの量を調節して、OAMパケットの処理がCPU27にかける負荷を軽減できる。また、廃棄OAM処理部30とOAM廃棄カウンタ31を用いて廃棄されているOAMパケットの量と、廃棄パケットを多く送信したユーザを特定することが容易になるため、ネットワークの維持管理が行いやすくなる。
<実施形態(3)>
実施形態(1)および(2)は、OAM廃棄判定部28、OAMカウンタ29、廃棄OAM処理部30、OAM廃棄カウンタ31などがハードウェアで構成されている場合について述べたが、これらをソフトウェアで実現することもできる。
図12は、実施形態(3)にかかる経路制御装置70の構成例を説明する図である。経路制御装置70は、入力部71の他に、スイッチ11、出力部12、CPUカード13および表示部35を含む。実施形態(3)にかかる経路制御装置70の構成で、実施形態(1)もしくは(2)と異なるのは、入力部71の構成である。
入力部71には、VLAN抽出部21、ユーザ設定テーブル22、OAM判定部23、ポリサ24、バッファ25、OAMバッファ26、CPU27およびメモリ32がハードウェアとして含まれる。VLAN抽出部21などは、実施形態(1)で述べたとおりの構成を有する。
メモリ32は、例えばROM、RAMなどを含み、処理で用いられるプログラムとデータを格納する。CPU27は、メモリ32を利用してプログラムを実行することにより、OAM廃棄判定部28、OAMカウンタ29、廃棄OAM処理部30、およびOAM廃棄カウンタ31の機能をソフトウェアで実現する。ソフトウェアで実現される場合であっても、OAM廃棄判定部28や廃棄OAM処理部30などの機能は、実施形態(1)もしくは(2)で説明したとおりである。ただし、ソフトウェアでOAM廃棄判定部28を実現する場合には、必要に応じて、上限閾値とカウンタ値のいずれの数値が大きいかなどの判断をCPU27が行う構成にすることができる。同様に、廃棄OAM処理部30をソフトウェアで実現する場合にも、表示閾値とOAM廃棄カウンタ31のカウンタ値のいずれが大きい値を示しているかをCPU27が判断する構成にすることができる。このように、入力部71の一部をソフトウェアで構成することにより、ハードウェアの規模を小さくし、経路制御装置を回路規模の小さな回路を用いて構成することができる。
<その他>
なお、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
実施形態(1)および(2)では、入力部20および入力部61をハードウェアで構成し、実施形態(3)では、入力部71のうちでOAMパケットの処理に関わる部分をソフトウェアで構成していたが、これらは例に過ぎない。入力部に含まれる部分の全てをハードウェアで構成することができ、また、入力部の任意の部分をソフトウェアで構成することもできる。ソフトウェアを用いて入力部の各部分の機能を実現する際には、図12に示したように入力部にメモリが備えられ、そのメモリに記憶されているプログラムをCPU27が実行することにより、各機能が実現される。
OAMパケットの廃棄は、OAM廃棄判定部28もしくは廃棄OAM処理部30が行うと説明したが、実装に応じてOAMパケットの廃棄を行う廃棄部を入力部に設けることもできる。また、この廃棄部をOAM廃棄判定部28もしくは廃棄OAM処理部30の一部として構成することもできる。
OAMカウンタ29もしくはOAM廃棄カウンタ31のリセットを行う際に、CPU27が、リセット対象となるユーザ等を指定した「リセット通知」をOAMカウンタ29もしくはOAM廃棄カウンタ31に送信する構成にすることができる。リセット通知を受信したOAMカウンタ29やOAM廃棄カウンタ31は、リセット通知に指定されたユーザ等に対してカウンタ値のリセットを行う。このリセット通知が送信される時間は、ユーザごとに設定することができ、適宜、ユーザ設定テーブル22などに記録することができる。OAMカウンタ29のカウンタ値がリセットされると、上限閾値がゼロより大きければ、カウンタ値のほうが上限閾値より小さくなるため(図5のステップS9)、OAMパケットの廃棄を停止してCPU27での処理を再開することができる。OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値がリセットされると、表示閾値がゼロより大きいときは、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値のほうが表示閾値より小さくなる(図11のステップS34)。そのためOAMパケットの廃棄量が多いユーザのうちに一時的にユーザ情報の表示を中止したいユーザがいる場合には、OAM廃棄カウンタ31をリセットすることにより、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値が表示閾値に達するまで表示を中止できる。なお、リセット対象のユーザは、OAMカウンタ29のカウンタ値が上限閾値を超えているユーザとすることもできる。また、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値をリセットする対象を、OAM廃棄カウンタ31のカウンタ値が表示閾値を越えているユーザとすることもできる。
実施形態(1)にかかる経路制御装置の構成例を説明する図である。 OAMパケットのフォーマットの一例を説明する図である。 ユーザ設定テーブルの一例を示す図である。 OAMカウンタの一例を示す図である。 経路制御装置の動作例を説明するフローチャートである。 ユーザ設定テーブルの設定方法を説明する図である。 ユーザ設定テーブルの設定の際に用いられる信号のデータ構造の一例を示す図である。 実施形態(2)にかかる経路制御装置の構成例を説明する図である。 OAM廃棄カウンタの一例を示す図である。 経路制御装置が備えるユーザ設定テーブルの例を示す図である。 経路制御装置の動作例を説明するフローチャートである。 実施形態(3)にかかる経路制御装置の構成例を説明する図である。 イーサネットOAMパケットを受信する経路制御装置の構成例を説明する図である。
符号の説明
1 パケット
2 VLAN番号
10、60、70 経路制御装置
11 スイッチ
12 出力部
13 CPUカード
20、61、71 入力部
21 VLAN抽出部
22 ユーザ設定テーブル
23 OAM判定部
24 ポリサ
25 バッファ
26 OAMバッファ
27 CPU
28 OAM廃棄判定部
29 OAMカウンタ
30 廃棄OAM処理部
31 OAM廃棄カウンタ
32、51 メモリ
40 制御メッセージ
50 処理部

Claims (8)

  1. ネットワークを介して複数のユーザの間で送受信されるユーザパケットの経路を制御する経路制御装置であって、
    前記ユーザパケットの通信量がパケット廃棄閾値を超えると前記ユーザパケットを廃棄するユーザパケット廃棄部と、
    前記複数のユーザのうちの、前記ネットワークの管理に用いられる制御情報を格納する制御パケットを送信するユーザが分類されているグループを認識し、前記制御パケットを受信すると前記ユーザが属するグループごとに前記制御パケットの数をカウントする受信カウンタと、
    前記受信カウンタのカウンタ値を受信閾値と比較し、前記受信カウンタ値が前記受信閾値を超えているグループを判定する廃棄判定部と
    前記廃棄判定部により前記受信閾値を超えていると判定されたグループに属する前記ユーザから送信された前記制御パケットを廃棄する制御パケット廃棄部と、
    を備えることを特徴とする経路制御装置。
  2. 前記廃棄判定部により前記受信閾値を超えていると判定されたグループを識別するグループ識別子を表示する表示部をさらに備え、
    前記廃棄判定部が前記グループ識別子を認識し、前記表示部に前記グループ識別子を通知することを特徴とする
    請求項1に記載の経路制御装置。
  3. 前記廃棄判定部により前記受信閾値を超えていると判定されたグループごとに、廃棄する前記制御パケットの数をカウントする廃棄カウンタと、
    前記廃棄カウンタの値が表示閾値を越えると前記グループ識別子を表示する表示部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の経路制御装置。
  4. 前記制御パケットが、
    前記ネットワークに隣接して位置するノード間で送受信を行って前記ネットワーク上に故障が発生しているかを検出するための第1の制御パケット、
    前記複数のユーザのうちの第1のユーザが使用するノードから前記ユーザパケットの送信先ノードに送信したパケットに対する応答パケットを前記送信先ノードから受信できるかを確認するための第2の制御パケット、もしくは、
    前記第1のユーザが使用するノードから前記送信先ノードに送信した前記パケットに対する前記応答パケットを、前記第1のユーザが使用するノードから前記送信先ノードに至るまでに通過するノードから受信できるかを確認するための第3の制御パケット
    のいずれであるかを判定する判定部をさらに備え、
    前記受信カウンタは、前記第1の制御パケットの数、前記第2の制御パケットの数、および、前記第3の制御パケットの数をカウントする
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路制御装置。
  5. 前記制御パケットが、
    前記ネットワークに隣接して位置するノード間で送受信を行って前記ネットワーク上に故障が発生しているかを検出するための第1の制御パケット、
    前記複数のユーザのうちの第1のユーザが使用するノードから前記ユーザパケットの送信先ノードに送信したパケットに対する応答パケットを前記送信先ノードから受信できるかを確認するための第2の制御パケット、もしくは、
    前記第1のユーザが使用するノードから前記送信先ノードに送信した前記パケットに対する前記応答パケットを、前記第1のユーザが使用するノードから前記送信先ノードに至るまでに通過するノードから受信できるかを確認するための第3の制御パケット
    のいずれであるかを判定する判定部をさらに備え、
    前記廃棄カウンタは、前記第1の制御パケットが廃棄された数、前記第2の制御パケットが廃棄された数、および、前記第3の制御パケットが廃棄された数をカウントする
    ことを特徴とする請求項3に記載の経路制御装置。
  6. 前記廃棄判定部により前記受信閾値を超えていると判定されたグループに対して設定されたリセット周期ごとに、前記廃棄判定部により前記受信閾値を超えていると判定されたグループについて前記受信カウンタ値のリセットを指示するリセット通知を、前記受信カウンタに送信する制御部をさらに備え、
    前記受信カウンタは、前記リセット通知を受信すると、前記リセット通知で指定されたグループについて前記受信カウンタ値をリセットし、
    前記受信カウンタ値がリセットされると、前記廃棄判定部は、前記受信カウンタ値と前記受信閾値の比較を行い、前記リセット通知で指定されたグループが前記制御パケットを受信可能であるかを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路制御装置。
  7. 前記経路制御装置は複数のインタフェースカードを備え、
    前記廃棄判定部は、前記複数のユーザのうちの前記制御パケットを送信したユーザが分類されているグループが、前記複数のインタフェースカードのうちの1つを1つのグループとして設定されている第1のグループ、もしくは、前記複数のインタフェースカードのうちの1つのインタフェースカードを介して前記経路制御装置に前記制御パケットを送信するユーザの一部から構成される第2のグループのいずれであるかを認識し、
    前記受信カウンタは、前記廃棄判定部の認識したグループに応じて前記制御パケットの数をカウントする
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路制御装置。
  8. ネットワークを介して複数のユーザの間で送受信されるユーザパケットの経路を制御する経路制御装置におけるパケット廃棄方法において、
    前記ユーザパケットの通信量がパケット廃棄閾値を超えると前記ユーザパケットを廃棄し、
    前記複数のユーザのうちの、前記ネットワークの管理に用いられる制御情報を格納する制御パケットを送信するユーザが分類されているグループを認識して、前記制御パケットを受信すると前記ユーザが属するグループごとに前記制御パケットの数をカウントし、
    前記受信カウンタのカウンタ値を受信閾値と比較して、前記受信カウンタ値が前記受信閾値を超えているグループを判定し、
    前記廃棄判定部により前記受信閾値を超えていると判定されたグループに属する前記ユーザから送信された前記制御パケットを廃棄する
    ことを特徴とするパケット廃棄方法。
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