JP2010050038A - グロメット - Google Patents

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竜一 雨谷
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Abstract

【課題】ケースを開放するための安全弁としての手段の作動圧力を容易に設定できるようにすることを目的とする。
【解決手段】グロメット6は、ケース1の壁2bに形成されたハーネス挿通孔2cに挿入されて壁2bに係止する筒状のグロメット本体10と、グロメット本体10の内周部に係合してグロメット本体10を壁2bにロックするロック部材20と、を備える。ケース1内の圧力が規定の圧力を超えた場合には、ロック部材20がケース1内の気体の押圧によってロック部材20とグロメット本体10との係合を解いて、壁2bに対するグロメット本体10のロックを解除し、グロメット本体10がケース1内の気体の押圧によって壁2bから離脱する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ハーネス用のグロメットに関する。
従来、電気自動車などに搭載される電池セルなどの電池を密閉型の電池ケースに収納して水などから保護することが行なわれている。
かかる電池ケースでは、過充電などにより電池の電解液がガス化した場合に、そのガスが電池ケース内に充満して内圧が上昇する虞がある。このため、電池ケース内の圧力が規定圧力を超えた場合に、電池ケース内の気体を外部に放出する安全弁を設ける必要がある。
電池ケースに設ける安全弁としては、電池ケースの注液口に金属板を溶接して、電池ケースの内部圧力が上昇した際に金属板を開弁されるようにしたものがある(例えば、特許文献1)。
また、安全弁の他の例としては、電池ケースの一部をプレス加工などにより環状に薄肉形成して、その薄肉部を電池ケースの内部圧力の上昇で破断する開裂部としたものがある(例えば、特許文献2)。
特開2006−172975号公報(第4頁、図1) 特開2004−111155号公報(第6頁、図3)
しかしながら、かかる従来の電池ケースの圧力放出構造は、安全弁の開弁が金属板の溶接部位の破断(特許文献1)や薄肉部の破断(特許文献2)となっているため、安全弁の開弁圧力の設定が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、ケースを開放するための安全弁としての手段の作動圧力を容易に設定できるようにすることを目的とする。
本発明のグロメットは、ケースの壁に形成されたハーネス挿通孔に挿入されて前記壁に係止する筒状のグロメット本体と、前記グロメット本体の内周部に係合して前記グロメット本体を前記壁にロックするロック部材と、を備え、前記ケース内の圧力が規定の圧力を超えた場合には、前記ロック部材が前記ケース内の気体の押圧によって前記係合を解いて前記ロックを解除し、前記グロメット本体が前記ケース内の気体の押圧によって前記壁から離脱することを特徴とする。
本発明によれば、グロメットが安全弁として機能する。この安全弁としてのグロメットの作動圧力は、ロック部材とグロメット本体との係合力によって決定でき、この係合力は、溶接や薄肉部による結合力に比べて、精度良く設定できるので、ケースを開放するための安全弁としてのグロメットの作動圧力を容易に設定できる。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態にかかる電池ケースの外観斜視図、図2は、本実施形態にかかるロアケースとアッパケースとを分離して電池ケースの内部を示す斜視図、図3は、本実施形態にかかるハーネスが挿通されたグロメットの分解斜視図、図4は、本実施形態にかかる壁に取り付けられたグロメットを示す拡大断面図、図5は、図4中V部の拡大断面図、図6は、本実施形態にかかる電池ケースの内部圧力の上昇によりグロメットが壁から離脱する状態を(a)〜(d)に順を追って示す要部断面図、図7は、図6(b)の一部を拡大して示す拡大断面図である。なお、図5では、ロック部材は省略されている。
図1及び図2に示すように、ケースである電池ケース1は、ロアケース2とアッパケース3とを備えている。ロアケース2の内方には複数の電池としての電池セル4cを集積した電池モジュール4が収納され、そのロアケース2の開放口2aをアッパケース3で閉塞するようになっている。ロアケース2とアッパケース3とは、ガスケット(図示せず)を介してボルト締めされ、かかる構造によって、電池ケース1の内部が略密閉される。
電池ケース1壁であるロアケース2の側壁2bには、当該側壁2bの外面2d及び内面2eを貫通する(側壁2bをその板厚t方向で貫通する)ハーネス挿通孔2cが形成されており、このハーネス挿通孔2cにハーネス5が挿入される。ハーネス挿通孔2cに挿通されたハーネス5は、電池モジュール4に接続されて、例えば電力や制御信号の伝送を行なう。このハーネス5は、ハーネス挿通孔2cに嵌着されたグロメット6によって支持される。
図3及び図4に示すように、グロメット6は、ロアケース2のハーネス挿通孔2cに嵌着される筒状のグロメット本体10と、このグロメット本体10の内周部に係合しグロメット本体10をロアケース2の側壁2bにロックするロック部材20と、を備えている。グロメット6は、電池ケース1内の圧力P(図6参照)が規定の圧力を超えた場合には、グロメット本体10がロック部材20とともにロアケース2の側壁2bから離脱するようになっている。ここで、規定の圧力は、本実施形態では、例えば、大気圧よりも大きく、電池セル4cや電池ケース1(ロアケース2、アッパケース3)が破損する圧力よりも小さく設定されている。
グロメット本体10は、ロアケース2のハーネス挿通孔2cに挿入されて側壁2bに係止し、当該グロメット本体10にハーネス5が挿通された状態でハーネス挿通孔2cを覆うようになっている。具体的には、グロメット本体10は、ハーネス5を支持しロアケース2の側壁2bの外側に配置される基体部11と、この基体部11に連設されて一部がロアケース2の側壁2bの内側に配置される係止部12と、を備えて、電池ケース1の内方に向けて開口している。グロメット本体10は、ゴムなどの弾性部材によって構成されている。
基体部11は、ロアケース2の側壁2bの外面2dに対向する円環状の鍔部13と、この鍔部13に連設された円筒状のハーネス支持部15と、を備えており、鍔部13からハーネス支持部15に向かうにしたがい縮径する中空の略半球状に形成されている。鍔部13の外径は、ハーネス挿通孔2cよりも大径に形成されている。
ハーネス支持部15にはハーネス5が挿通され、ハーネス支持部15の内周面はハーネス5に密接した状態となる。かかる構造により、ハーネス支持部15がハーネス5を支持する。接続部16がハーネス5を支持した状態では、それら両者の間は密閉され、それら両者間の気密および液密が確保される。また、この状態で、ハーネス支持部15は、ハーネス5に対して摺動可能である。
図4及び図5に示すように、係止部12は、ロアケース2の側壁2bの内側に配置される爪部17と、この爪部17と基体部11とを接続した接続部16と、を備えている。
爪部17は、円環状に形成されて、その外径は、ハーネス挿通孔2cよりも大径となっている。一方、接続部16は、円環状に形成され、その外径は、爪部17及び鍔部13の外径よりも小径であって、ロアケース2のハーネス挿通孔2cと略同径に形成されている。かかる構造によって、グロメット本体10の外周部には、爪部17と鍔部13とを溝壁とし、接続部16を底壁とする断面凹状の取付溝部19が周方向に沿って円環状に形成されている。そして、この取付溝部19にハーネス挿通孔2cの孔縁部が嵌合するようになっている。
係止部12は、ロック部材20によってロックされていない状態では、弾性変形することでハーネス挿通孔2cをくぐり抜け可能となっている。具体的には、係止部12の基端部、即ち接続部16における基体部11側の端部には、ヒンジ部Hが形成されている。このヒンジ部Hは、接続部16の内周部に周方向に沿って円環状に形成された内側溝部18によって接続部16において他の部分よりも薄肉となった部分によって構成されている。このヒンジ部Hは、ハーネス挿通孔2cの中心軸心に向かう係止部12の倒れ変形の起点となる。そして、係止部12は、ロアケース2の側壁2bの外側(外面2d側)からハーネス挿通孔2cに圧入されることにより係止部12がヒンジ部Hを起点としてハーネス挿通孔2cの中心軸心に向かうように倒れ変形(弾性変形)して爪部17が縮径し、爪部17がハーネス挿通孔2cをくぐり抜けて、その後、係止部12が元形状に復元し、ロアケース2の側壁2bの内面2eに係止する。これにより、取付溝部19とハーネス挿通孔2cの孔縁部とが嵌合し、爪部17と鍔部13とがロアケース2の側壁2bを挟み込んだ状態となり、グロメット本体10がロアケース2の側壁2bに係止する。一方、この状態であって、ロック部材20によるロックがされていない状態で、係止部12がロアケース2の側壁2bの外側へ押圧されると(又は引っ張られると)と、係止部12がヒンジ部Hを起点としてハーネス挿通孔2cの中心軸心に向かうように倒れ変形(弾性変形)して爪部17が縮径し、爪部17がハーネス挿通孔2cをくぐり抜けて、その後、係止部12がロアケース2の側壁2bの外側で元形状に復元する。即ち、グロメット本体10がロアケース2の側壁2bから離脱する。
また、係止部12の内周部には、係止部12の周方向に沿った環状のロック溝部14が形成されており、このロック溝部14に、ロック部材20が嵌合するようになっている。
ロック溝部14は、具体的には、接続部16においてヒンジ部Hの爪部17側に形成されており、グロメット本体10がロアケース2の側壁2bに取り付けられた状態では、その少なくとも一部がハーネス挿通孔2c内に位置する。
このロック溝部14は、断面凹状に形成さている。ロック溝部14は、グロメット本体10の軸方向に沿って並列配置された一対の溝壁である第1及び第2の凸部14a,14bを備えて構成されている。これら第1及び第2の凸部14a,14bは、グロメット本体10の周方向に沿って環状に形成されている。第2の凸部14bは、第1の凸部14aにおける基体部11側とは反対側に配置されている。これら第1及び第2の凸部14a,14bは、所定の高さhをもって係止部12の内周面に突出形成されている。これら第1及び第2の凸部14a,14bは、弾性変形することで、ロック部材20を着脱可能となっている。
ロック部材20は、ハーネス5が挿通される筒状のハーネス挿通部22と、このハーネス挿通部22の外周部に連設された受圧板部21とを備えて構成されている。このロック部材20は、グロメット本体10の内部空間を2つの空間に仕切る隔壁として機能する。ロック部材20は、グロメット本体10よりも高い剛性を有しており、このようなロック部材20の材料としては、例えば、鉄、合成樹脂、硬質ゴムなどを例示することができる。
ハーネス挿通部22とハーネス5との間には若干の隙間があり、ハーネス挿通部22は、ハーネス5に対して摺動可能となっている。受圧板部21の外周縁部21aは、ロック溝部14に嵌合する。ロック溝部14へのロック部材20の取り付けは、受圧板部21をロック溝部14の第2の凸部14bに向けて押し付けることによって、受圧板部21が第2の凸部14bを弾性変形させつつその第2の凸部14bを乗り越え、ロック溝部14に嵌ることによってなされる。
かかる構造のロック部材20は、グロメット本体10の係止部12のロック溝部14に係合して、係止部12のハーネス挿通孔2cをくぐり抜けるための弾性変形を阻止することで、ロアケース2の側壁2bに係止したグロメット本体10を側壁2bにロックする。ロック部材20は、電池ケース1内の圧力を受圧板部21で受けており、電池ケースケース内の圧力が規定の圧力を超えた場合には、ロック溝部14の第1の凸部14aを弾性変形させることで、第1の凸部14aを乗り越えて、ロック溝部14から離脱するようになっている。ここで、ロック部材20は、内側溝部18内に遊嵌可能な大きさに形成されている。
このような構成において、図6(a)に示すように、グロメット本体10及びロック部材20にハーネス5が挿通された状態で、グロメット6がハーネス挿通孔2cに嵌着されることにより、グロメット6によってハーネス挿通孔2cが略閉塞される。この状態では、グロメット本体10は、ロック部材20によって、ロアケース2の側壁2bにロックされている。この状態では、電池ケース1内の気体による押圧力が、グロメット6に対して作用している。この押圧力は、グロメット6をロアケース2の側壁2bから外方へ移動させる方向にグロメット6に作用するが、電池ケース1内の圧力Pが規定の圧力以下の場合には、グロメット本体10とロック部材20との係合が維持されて、グロメット6は、ロアケース2の側壁2bから脱落しない。また、電池ケース1外からグロメット本体10が引っ張られた場合には、係止部12が内側に倒れ変形しようとするが、この変形をロック部材20が阻止するので、グロメット6が側壁2bから外れるのが阻止される。
一方、この状態から電池ケース1内の圧力Pが上昇して、電池ケース1内の圧力Pが規定の圧力を超えた場合には、図6(b)に示すように、電池ケース1内の気体に押圧されたロック部材20が、電池ケース1の外方(図中右方)に向けて押し出される。このロック部材20の移動の際、図7にも示すように、受圧板部21の外周縁部21aがロック溝部14の第1の凸部14aを押し倒しつつ、その第1の凸部14aを乗り越える。これにより、図6(c)に示すように、ロック部材20は、ロック溝部14から離脱して内側溝部18内に移動し、これにより、ロック部材20は、ロック部材20とグロメット本体10との係合を解いて、ロアケース2の側壁2bに対するグロメット本体10のロックを解除する。この状態で、グロメット本体10の係止部12は、ハーネス挿通孔2cをくぐり抜けるための弾性変形が可能となる。
そして、この状態で、グロメット本体10が、電池ケース1の気体によって、ロアケース2の外方へ移動するように押圧されることにより、図6(d)に示すように、係止部12が基体部11によって引っ張られて、係止部12がヒンジ部Hを起点としてハーネス挿通孔2cの中心軸心に向かうように倒れ変形(弾性変形)し、爪部17が縮径する。そして、爪部17がハーネス挿通孔2cをくぐり抜けて、グロメット本体10がロック部材20とともにロアケース2の側壁2bから離脱する(図示せず)。これにより、ハーネス挿通孔2cが開放されて、電池ケース1内の気体が電池ケース外に放出され、電池ケース1内の圧力が上昇するのが抑制される。
以上説明したように、本実施形態のグロメット6は、グロメット本体10と、ロック部材20と、を備え、ケースである電池ケース1内の圧力Pが規定の圧力を超えた場合には、ロック部材20が電池ケース1内の気体の押圧によって当該ロック部材20とグロメット本体10との係合を解いて、ロアケース2の側壁2bに対するグロメット本体10のロックを解除し、グロメット本体10が電池ケース1内の気体の押圧によって側壁2bから離脱する。したがって、グロメット6が安全弁として機能する。ここで、グロメット6の開弁圧力としてのグロメット本体10を側壁2bから離脱させる力は、ロック部材20とグロメット本体10との係合力によって決定できる。このロック部材20とグロメット本体10との係合力は、溶接や薄肉部による結合力に比べて、精度良く設定できるので、グロメット本体10が側壁2bから離脱する電池ケース1内の圧力Pを製造時に設定し易くなる。即ち、ケースを開放するための安全弁としての手段であるグロメット6の作動圧力を容易に設定できる。これにより、電池ケース1内の所望の圧力で電池ケース1内の気体を放出することができる。
また、本実施形態では、電池ケース1に設けられる既存のグロメットを改良することで、安全弁としてのグロメット6を得ることができるので、部品点数の削減と省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態では、グロメット6は、電池ケース1のハーネス挿通孔2cを開放しても、ハーネス5に外挿した状態であるので、動作後のグロメット6が散乱することを阻止することができる。
また、本実施形態では、グロメット本体10は、基体部11と、この基体部11に連設された係止部12と、を備える。基体部11は、ハーネス5を支持し側壁2bの外側に配置される。係止部12は、側壁2bの内側に配置されて基体部11とによって側壁2bを挟み込む爪部17を有し、弾性変形することでハーネス挿通孔2cをくぐり抜け可能である。ロック部材20は、係止部12に係合して、係止部12のハーネス挿通孔2cをくぐり抜けるための弾性変形を阻止することでロアケース2の側壁2bに対するグロメット本体10のロックを行なう。したがって、常態にあっては、グロメット本体10の係止部12の弾性変形がロック部材20によって阻止されるので、グロメット本体10を強固にハーネス挿通孔2cに嵌着させることができる。
また、本実施形態では、係止部12は、当該係止部12の内周部に環状に形成されたロック溝部14を備え、ロック部材20は、ハーネス5が挿通される筒状のハーネス挿通部22と、このハーネス挿通部22の外周部に連設されて外周縁部21aがロック溝部14に嵌合する受圧板部21と、を備える。したがって、ロック部材20は、電池ケース1内の圧力Pを受圧板部21によって確実に受けて動作することができる。
また、本実施形態では、グロメット本体10は、係止部12の基端部にヒンジ部Hを備え、当該ヒンジ部Hは、ハーネス挿通孔2cの中心軸心に向かう係止部12の倒れ変形の起点となる。したがって、ヒンジ部Hを起点に係止部12を容易に変形させることができるので、係止部12のハーネス挿通孔2cのくぐり抜けがより良好になされ、側壁2bからのグロメット本体10の離脱をより円滑に行なうことができる。
また、本実施形態では、ロック部材20がハーネス挿通孔2c内に配置されるので、ロック部材20によるロック力をより確実にグロメット本体10に伝達できる。これにより、グロメット6の取付信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は、本実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、本実施形態では、ロック部材20がハーネス挿通孔2c内に配置される例を説明したが、これに限ることなく、ロック部材20は、ハーネス挿通孔2cに位置せずに電池ケース1内に位置するようにしても良い。
また、本実施形態では、ケースとして電池ケース1を例に説明したが、これに限ることなく、ケースとしては、ハーネス貫通孔を備えているものであれば良い。
本発明の一実施形態にかかる電池ケースの外観斜視図。 本発明の一実施形態にかかるロアケースとアッパケースとを分離して電池ケースの内部を示す斜視図。 本発明の一実施形態にかかるハーネスが挿通されたグロメットの分解斜視図。 本発明の一実施形態にかかる壁に取り付けられたグロメットを示す拡大断面図。 図4中V部の拡大断面図。 本発明の一実施形態にかかる電池ケースの内部圧力の上昇によりグロメットが壁から離脱する状態を(a)〜(d)に順を追って示す要部断面図。 図6(b)の一部を拡大して示す拡大断面図。
符号の説明
1 電池ケース(ケース)
2b 側壁(壁)
2c ハーネス挿通孔
4c 電池セル(電池)
5 ハーネス
6 グロメット
10 グロメット本体
11 基体部
12 係止部
14 ロック溝部
17 爪部
20 ロック部材
21 受圧板部
22 ハーネス挿通部
H ヒンジ部

Claims (6)

  1. ケースの壁に形成されたハーネス挿通孔に挿入されて前記壁に係止し、ハーネスが挿通された状態で前記ハーネス挿通孔を覆う筒状のグロメット本体と、
    前記グロメット本体の内周部に係合して、前記グロメット本体を前記壁にロックするロック部材と、
    を備え、
    前記ケース内の圧力が規定の圧力を超えた場合には、前記ロック部材が前記ケース内の気体の押圧によって前記係合を解いて前記ロックを解除し、前記グロメット本体が前記ケース内の気体の押圧によって前記壁から離脱することを特徴とするグロメット。
  2. 前記グロメット本体は、
    前記ハーネスを支持し、前記壁の外側に配置される基体部と、
    前記壁の内側に配置されて前記基体部とによって前記壁を挟み込む爪部を有し、弾性変形することで前記ハーネス挿通孔をくぐり抜け可能である、前記基体部に連設された係止部と、
    を備え、
    前記ロック部材は、前記係止部に係合して、前記係止部の前記ハーネス挿通孔をくぐり抜けるための弾性変形を阻止することで前記ロックを行なうことを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
  3. 前記係止部は、当該係止部の内周部に環状に形成されたロック溝部を備え、
    前記ロック部材は、前記ハーネスが挿通される筒状のハーネス挿通部と、このハーネス挿通部の外周部に連設されて外周縁部が前記ロック溝部に嵌合する受圧板部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載のグロメット。
  4. 前記グロメット本体は、前記係止部の基端部にヒンジ部を備え、当該ヒンジ部は、前記ハーネス挿通孔の中心軸心に向かう前記係止部の倒れ変形の起点となることを特徴とする請求項2又は3に記載のグロメット。
  5. 前記ロック部材は、前記ハーネス挿通孔内に配置されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のグロメット。
  6. 前記ケースは、内部に電池を収納する電池ケースであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載のグロメット。
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