JP2010049447A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カードリードライタ部9によって顧客の磁気カードから読み取ったカード情報に生体取得許可情報が含まれていることを確認したとき、生体情報取得部6によって顧客の指から指紋情報を取得しておき、暗証番号による顧客の認証が済み取引を実行した後、取得している指紋情報を顧客のカード情報等からなる顧客の識別子に対応づけて記憶部4に記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。
図1において、1は銀行等の金融機関の営業店やコンビニエンスストア等の店舗に設置される自動取引装置であり、顧客との間で現金の入出金等の取引を自動で行う。
2は制御部であり、記憶部4に格納されている制御プログラムに基づいて、自動取引装置1の各部の動作を制御して各種の取引を遂行する機能を有する。
記憶部4が記憶する識別子は、本発明の簡易生体利用取引で生体情報取得部6によって顧客から取得した指紋情報(生体情報)を関連づけているものとする。
7は現金入出金部であり、取引に伴う現金の入出金処理を行うもので、紙幣を取扱う紙幣入出金機と硬貨を取扱う硬貨入出金機により構成され、その紙幣入出金口と硬貨出金口は前記接客面に設けられている。
上記の磁気カードのカード情報には、顧客氏名と金融機関コード、支店コード、口座番号に加えて、生体取得許可情報が含まれる。
なお、自動取引装置1の制御部2は、表示操作部5に出金取引や入金取引、振込取引等の取引選択ボタンを配した取引選択画面に生体取得許可情報を設定するため設定キーを配しており、その生体取得許可情報の設定キーが押下され顧客の磁気カードが挿入されると、カードリーダライタ部9によって磁気カードに生体取得許可情報を書き込むようにする。
本実施例では、出金取引において顧客認証を行った場合について説明する。
ここで、図2は実施例1の自動取引装置の動作を示すフローチャートであり、Sで示すステップに従って説明する。
S1、自動取引装置1の制御部2は、表示操作部5に出金取引や入金取引、振込取引等の取引選択ボタンを配した取引選択画面を表示して待機する。
S2、制御部2はその押下を認識して、表示操作部5に磁気カードの挿入を促す文言やイラスト等を配したカード挿入誘導画面を表示する。
顧客はこれに従って磁気カードをカードリードライタ部9のカード挿入返却口に挿入する。
なお、カード情報に生体取得許可情報が含まれていない場合、制御部2は顧客の口座残高等を管理する金融機関のセンタに設置された図示しないホストコンピュータとの間で顧客の暗証番号による顧客認証および出金取引を通常通りに実行する。
S5、生体取得案内画面に従って顧客が生体情報取得部6に手を置くと、制御部2は生体情報取得部6によって顧客の手から指紋情報を取得し、その指紋情報を記憶部4に一時的に記憶する。
顧客は暗証番号入力画面に従って暗証番号を入力する。
S7、制御部2は、暗証番号入力画面で入力された暗証番号と登録暗証番号とを比較し、両暗証番号の一致を確認する。
S9、制御部2は、記憶部4に一時記憶した指紋情報を取得指紋情報として、顧客のカード情報等からなる顧客の識別子に対応づけて顧客が入力した出金金額等からなる取引履歴と共に記憶部4に記憶し、出金取引を終了する。
本実施例の記憶部4は指紋情報の照合を行ったときの一致の有無を判断する照合率閾値を格納している。
本実施例の自動取引装置の作用について、図3に示す実施例2の自動取引装置の動作を示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って説明する。
SA1、自動取引装置1の制御部2は、表示操作部5に出金取引や入金取引、振込取引等の取引選択ボタンを配した取引選択画面を表示して待機する。
顧客は取引選択画面で出金取引の取引選択ボタンを押下する。
顧客はこれに従って磁気カードをカードリードライタ部9のカード挿入返却口に挿入する。
SA3、制御部2は、カードリードライタ部9によって磁気カードからカード情報を読み取り、そのカード情報に生体取得許可情報が含まれていることを確認する。
SA5、生体取得案内画面に従って顧客が生体情報取得部6に手を置くと、制御部2は生体情報取得部6によってその指紋情報を記憶部4に一時的に記憶する。
なお、顧客の識別子に対応づけられた当該顧客の取得指紋情報が無い場合は、上記実施例1のステップS6からS9までの処理と同様に、暗証番号による顧客認証を行って顧客に現金を出金し、顧客の指紋情報を取引履歴に関連づけて記憶する。
SA8、制御部2は、指紋情報と取得指紋情報との照合率が照合率閾値未満であることを確認すると、表示操作部5に以前の取引で取得した取得指紋情報と今回の取引で取得した指紋情報とが不一致である旨の画面を表示すると共に挿入されている磁気カードを顧客に返却し、出金取引を中止する。
顧客は暗証番号入力画面に従って暗証番号を入力する。
SA11、制御部2は、表示操作部5に出金金額の入力を促す画面と入力のためのテンキーを配した出金金額入力画面を表示し、入力された出金金額と受信した口座残高とを比較して口座残高から出金金額分の出金取引が可能であることを確認し、出金取引に関する処理をホストコンピュータとの間で通常通りに実行し、顧客に現金を出金して出金取引を終了する。
以上説明したように、本実施例は、上記実施例1の効果に加えて、自動取引装置が過去に取引を行った顧客と再び取引を行うときに、過去の取引によって取得した取得指紋情報と新たに取得した顧客の指紋情報とを比較するので、生体情報を格納したIDカードを所有していない顧客に対しても、生体情報を用いた顧客認証を行うことができるようになるという効果が得られる。
さらに顧客の目から取得する生体情報としての虹彩を利用するようにしてもよく、その場合の生体情報取得部は顧客の目から虹彩を取得する機能を有する。
また、上記各実施例においては、取得した生体情報を顧客の識別子に対応づけて記憶部4に記憶するようにしたが、これらはホストコンピュータ等の上位装置に記憶するようにしてもよい。そして、生体情報照合の際は、取得した生体情報を上位装置へ送信し、上位装置側で照合し、自動取引装置はその照合結果のみを受信するようにしてもよいし、上位装置に記憶してある生体情報を自動取引装置側が受信し、自動取引装置側で照合するようにしてもよい。
2 制御部
4 記憶部
5 表示操作部
6 生体情報取得部
7 現金入出金部
9 カードリードライタ部
Claims (3)
- 顧客の取引カードから顧客の識別子および生体取得許可情報を読み取るカードリーダ部と、顧客の手から生体情報を取得する生体情報取得部とを有した自動取引装置であって、
取引を行う際、前記カードリーダ部によって取引カードから生体取得許可情報を読み取った場合に、前記生体情報取得部によって顧客から生体情報を取得することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置において、
前記カードリーダ部によって読み取った顧客の識別子に対応づけ、前記生体情報取得部によって取得した顧客の生体情報を記憶することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項2に記載の自動取引装置において、
取引を行う際、前記カードリーダ部で顧客の取引カードから読み取った顧客の識別子を検索し、該当する顧客の識別子に対応づけて生体情報を記憶しているとき、その生体情報を読み出すと共に、前記生体情報取得部によって顧客から生体情報を取得して両生体情報を照合し顧客認証を行うことを特徴とする自動取引装置。
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JP2008212474A JP5309784B2 (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 自動取引装置 |
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Cited By (1)
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JP2003256912A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-12 | Omron Corp | 自動取引装置および自動取引方法 |
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