JP2010048565A - 基板検査装置用の検査用プローブの移動制御装置 - Google Patents

基板検査装置用の検査用プローブの移動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 配線パターンの表面に傷をつけることなくその表面上に形成されている酸化膜の一部を除いてプローブと配線パターンとの接触抵抗を低減させることを目的とする。
【解決手段】 基板検査用プローブを第1の方向に沿って原位置から第1の位置まで移動して、基板検査用プローブの端部を検査基板の配線パターンの所定の接触部分に当接させ、さらに、基板検査用プローブを第2の方向に沿って第1の位置から第2の位置まで移動し、その移動の間、基板検査用プローブの端部が、検査基板の配線パターンの所定の接触部分上を擦りながら移動するようにする。
【選択図】 図2B

Description

本発明は、基板検査用プローブの移動を制御することによってその端部を検査用基板の配線パターンの所定の部分上を移動させる基板検査装置用基板検査用プローブの移動制御装置及びその移動制御装置を備える基板検査装置に関する。
尚、この発明に係る基板検査装置は、プリント配線基板に限らず、例えば、フレキシブル基板、多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板における電気的配線の検査に使用でき、この明細書では、それら種々の配線基板を総称して「基板」と称する。
従来から、回路基板上の配線パターンによってその回路基板に搭載されるIC等の半導体や抵抗器などの電気・電子部品に電気信号を正確に伝達する必要があるため、電気・電子部品を実装する前のプリント配線基板、液晶パネルやプラズマディスプレイパネルに配線パターンが形成された回路配線基板、或いは、半導体ウェハ等の基板に形成された配線パターンの所定の接触部分間の抵抗値を測定して、その良否の判定が行われている。
具体的には、その良否の判定は、各接触部分に、電流供給用端子及び/又は電圧測定用端子を当接させ、電流供給用端子から接触部分に測定用電流を供給するとともに接触部分に当接させた電圧測定用端子間に生じた電圧を測定し、供給される電流と測定された電圧とから所定の接触部分間における抵抗値を算出することによって行われている。
そのような検査を効率よくかつ正確に行うために基板検査装置が用いられており、その装置は、検査対象の基板の配線パターン上の所定の接触部分に当接して所定の検査を行うため複数の基板検査用プローブを保持する検査用治具を所定の検査位置まで移動する治具移動手段や検査対象の基板を検査が実施される検査部まで搬送するための搬送機構を備える。
従来の基板検査装置では、検査を行う際には、治具移動手段を下降させて基板検査用治具の検査用のプローブを検査用基板の接触部分に当接させ、それにより所定の検査を行い、検査が終了すると、治具移動手段を上昇して検査治具を検査用基板から遠ざける、というように治具移動手段の動きの制御が行われていた。
特開2001−41979号 特許文献1には、プローブ駆動機構がニードルピンを押し込み方向に相対的に移動してプリント基板に当接させる構成が開示されている。
しかし、検査用基板の検査対象である配線パターンの表面は、時間経過とともに酸化膜で被われてしまうため、従来の装置のように、配線パターンに検査用プローブを当接させるだけでは、そのプローブと配線パターンとの間の接触抵抗が高くなってしまい正確な検査結果が得られないことがある。
そのため、プローブの先端を鋭利な形状に加工して酸化膜を破って接触部分(たとえば、半田バンプ)の内部へ直接貫入させるようにする方法がある。しかし、その方法によると、半田バンプへの貫入量によっては、電子部品を配置して半田バンプを溶融させた際に、半田バンプの内にボイドが発生してしまうという問題を有していた。
そこで、本発明は、配線パターンの接触部分の表面に、ボイドの原因となるような傷をつけることなく、その表面上に形成されている酸化膜の一部を取り除き、プローブと配線パターンとの接触抵抗を高めることなく導通を良好にする基板検査装置用の検査用プローブの移動装置及びそれを備える基板検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、接触部分の表面上にあるごみ等を取り除くことによって、プローブと配線パターンとの接触抵抗を低減させて導通を良好にする基板検査装置用の検査用プローブの移動装置及びそれを備える基板検査装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、簡易な制御装置を用いて検査用プローブの移動を適切に制御することによって効果的にプローブと配線パターンとの接触抵抗を低減させて導通を良好にする基板検査装置用の検査用プローブの移動装置及びそれを備える基板検査装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明に係る基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置は、複数の検査用プローブを保持する検査治具と、検査治具を検査が実施される検査部まで搬送する移動手段と、移動手段を制御する制御手段とを備え、制御手段が、検査治具を第1の方向に沿って検査部まで移動して、検査治具に保持されている複数の検査用プローブの端部を、検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触させ、次に、検査治具を第2の方向に沿って所定の位置まで移動し、さらに、検査治具を移動して検査治具が検査部から離れるように移動手段を制御することを特徴とする。
その基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置において、第2の方向は、第1の方向と直交するようにしてもよい。
制御手段が、検査治具を第2の方向に沿って所定距離だけ移動する間、複数の検査用プローブの端部が、検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触した状態を維持することが望ましい。
制御手段によって、検査治具を第1の方向に沿って検査部まで移動して、検査治具に保持されている複数の検査用プローブの端部を、検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触させ、さらに、検査治具を第2の方向に沿って所定の位置まで移動した後に配線パターンの検査が行われることが望ましい。
制御手段によって、検査治具を第1の方向に沿って検査部まで移動して、検査治具に保持されている複数の検査用プローブの端部を、検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触させた後に、配線パターンの検査が行われるようにしてもよい。
複数の検査用プローブを保持する検査治具は第1の検査治具であり、さらに複数の検査用プローブを保持する第2の検査治具を備え、第2の検査治具は、検査基板に関して、第1の検査治具とは反対側に配置されており、また、移動手段が第2の検査治具も検査が実施される検査部まで移動し、制御手段が、移動手段による第2の検査治具の移動も制御するようにしてもよい。
第1の方向は鉛直方向であり、第2の方向は水平方向であることが望ましい。
また、本発明に係る基板検査用プローブの移動制御方法は、基板検査用プローブを移動して基板検査用プローブの端部を検査基板の配線パターンの所定の部分に接触させて配線パターンの検査を行う基板検査装置における基板検査用プローブの移動制御方法であり、基板検査用プローブを第1の方向に沿って所定の原位置から第1の位置まで移動して、基板検査用プローブの端部を検査基板の配線パターンの所定の部分に接触させるステップと、基板検査用プローブを第2の方向に沿って第1の位置から第2の位置まで移動するステップとを含むことを特徴とする。
その基板検査用プローブの移動制御方法において、第1の方向は鉛直方向であり、第2の方向は水平方向であることが望ましい。
基板検査用プローブを第2の方向に沿って第1の位置から第2の位置まで移動するステップにおいて、基板検査用プローブが第2の位置に移動した後に、配線パターンの検査が行われることが望ましい。
基板検査用プローブを第1の方向に沿って所定の原位置から第1の位置まで移動して、基板検査用プローブの端部を検査基板の配線パターンの所定の部分に接触させるステップにおいて、基板検査用プローブが第1の位置に移動した後に、配線パターンの検査が行われるようにしてもよい。
また、本発明に係る基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置は、複数の検査用プローブを保持する検査治具と、検査治具を移動する第1の移動手段と、検査基板を保持する検査基板保持手段と、検査基板保持手段を移動する第2の移動手段と、第1の移動手段及び前記第2の移動手段を制御する制御手段とを備え、制御手段が、第1の移動手段によって検査治具を第1の方向に移動して、検査治具に保持されている複数の検査用プローブの端部を、所定の検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触させた後に、第1の移動手段若しくは第2の移動手段又は第1の移動手段及び第2の移動手段の両方を駆動し、それにより、複数の検査用プローブの端部が、検査基板に関して相対的に、第1の方向と直交する第2の方向に移動して、複数の検査用プローブの端部が、所定の検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分上を接触しながら移動するように制御することを特徴とする。
本発明によると、プローブの先端を配線パターンの検査点の表面と接触させながら移動させるので、配線パターンの接触部分の表面に、ボイドの原因となるような大きな傷をつけることなく、その表面上に形成されている酸化膜やその上にあるごみ等を取り除くことができ、それにより、プローブと配線パターンとの接触抵抗を低減させて導通を良好にすることができる。
また、本発明によると、簡易な装置によって検査用プローブの動きを適切に制御することによって効果的にプローブと配線パターンとの接触抵抗を低減させて導通を良好にすることができる。
つまり、本発明を利用することにより、検査治具のプローブと基板上の検査点とを確実に且つ安定的に接触させることができる。
またさらに、本発明によると、検査終了後に、プローブの先端に付着した酸化膜の破片やはんだ屑等を容易に取り除くことができるようになる。
[基板検査装置の概要]
図1は、本発明の一実施例に係る基板検査装置1を示す側面図である。その図では、後述する第1及び第2の検査治具移動部30,40と基板保持部20との移動方向を明確にする観点からXYZの直交座標系を示す。Y軸は、図1の紙面の表側から裏側に向かう方向を正方向とする。他の図面においても、方向を表す場合には、そのXYZの直交座標系に基づいて説明する。
基板検査装置1は、基板保持部20をX軸方向に沿って移動させるための基板移動部50と、複数の基板検査用のプローブ35,45が取り付けられた治具32,42をXYZ面内で移動するための第1及び第2の検査治具移動部30,40とを備える。
基板保持部20は、検査用基板21を載置するための搬送テーブル22と、その下面に固定された円筒状のブラケット53とを備える。円筒状のブラケット53にはその長手方向にそれを貫通する方向に沿って内ネジ孔が形成されている。
基板移動部50は、ブラケット53の内ネジ孔と螺合するボールネジ52と、そのボールネジ52を回転する駆動部51とを備える。駆動部51によってボールネジ52が回転すると、その回転量及び回転方向に応じて、ブラケット53、つまり、基板保持部20のX軸に沿った方向への移動量及び移動方向が決まる。なお、図面では簡略化のためボールネジ52のねじ山及びねじ溝の図示は省略している。
第1の検査治具移動部30は検査治具保持部33を備えており、その検査治具保持部33は、基板検査用の複数のプローブ35が取り付けられた検査治具32を保持するとともに、そのプローブ35を、基板検査装置1の基板の検査及び測定を行うための制御装置(図示せず)に電気的に接続する。
また、第2の検査治具移動部40は検査治具保持部43を備えており、その検査治具保持部43は、複数のプローブ45が取り付けられた検査治具42を保持するとともに、そのプローブ45を、基板検査装置1の基板の検査及び測定を行うための制御装置(図示せず)に電気的に接続する。
第1及び第2の検査治具移動部30,40と基板移動部50との移動の制御は、図示せぬ基板検査装置1の制御装置によって行われる。その制御装置は、基板検査の検査及び測定を行うための制御装置と同一であってもよく、また、それとは別個に設けられたものであってもよい。
第1及び第2の検査治具移動部30,40と基板移動部50との移動の制御内容は、それぞれの移動部をどの座標位置からどの座標位置まで移動させるのか、移動の際の速度、移動経路、移動のタイミング等であり、その際に、基板検査用のプローブ35,45と検査基板との接触の際の電流値等を考慮してもよい。
[治具の移動経路]
図2A及び図2Bは、図1の基板検査装置1から基板移動部50のみを抽出した基板移動部50の概略側面図であり、基板移動部50によって基板保持部20が移動経路20pに沿ってどのように動かされるかを示す。
なお、それらの図において破線で示す第1の検査治具移動部30は、基板保持部20がX軸に沿って移動した際の位置的な関連性の理解を容易にするために参考として示したものであり、第1の検査治具移動部30の動きは示していない。
図2Aに示すように、概略、基板移動部50は、基板保持部20を第1の原位置2aから第1の接触位置2b(検査部)に到るまで移動経路20pに沿って移動する。それらの位置は、この実施例では、便宜上、ブラケット53のX軸のプラス側の端部(図面に向かって右側端部)の位置を基準として特定しているが、その特定は、その端部以外のどの部分を基準にしてもよい。
第1の原位置2aは、基板の検査を行う際に、検査対象の基板21を基板保持部20の搬送テーブル22に載置したり、検査終了後に、検査済みの基板21を搬送テーブル22から取り除いたりするための位置である。基板の搬出及び搬入はX軸のマイナス側(図面に向かって左側)から行われる。
第1の接触位置2bは、詳しくは後述するように、その位置に基板21を移動すると、検査用のプローブ35の端部35a(図3A等)と、基板21の検査対象の配線パターンの所定の部分21aとが接触する位置である(図3B等)。
上記の基板保持部20の移動経路20pは、第1の原位置2a及び第1の接触位置2bの位置関係を説明するために便宜上概念的に簡略化したものであり、それぞれの位置は上記の説明の例に限定されるものではない。
[第1及び第2の検査治具移動部の移動経路]
図3A及び図3Bは、第1の検査治具移動部30の第1の方向FDへの移動経路30pと第2の方向SDへの移動経路30qとを概念的に説明するための側面図である。
第1の検査治具移動部30の第1の方向FDへの移動は、上記のように、基板移動部50によって基板保持部20の搬送テーブル22を第1の原位置2aから第1の接触位置2bに到るまで移動経路20pに沿って移動して、その搬送テーブル22に載置されている基板21が所定の位置に到達した後に行われる。
最初に、図3Aに示すように、概略、第1の検査治具移動部30を矢印で示す第1の方向FDであるZ軸のマイナス側(図に向かって下側)に向かって移動させて、治具32に保持されているプローブの端部35aを移動経路30pだけ移動させる。その移動経路30pは、第2の原位置3aから第2の接触位置3b(第1の位置)に到る経路である。それらの位置は、この実施例では、便宜上、検査治具32のZ軸のマイナス側に位置する端面(図に向かって下側端面)の位置を基準にして特定しているが、その特定は、その端面以外のどの部分の位置を基準にしてもよい。
第2の原位置3aは、基板の検査を行う際に、検査対象の基板21を基板保持部20の搬送テーブル22に載置したり、検査終了後に、検査済みの基板21を搬送テーブル22から取り出したりする間、第1の検査治具移動部30が待機する位置である。
次に、図3Bに示すように、第1の検査治具移動部30が第2の接触位置3b(第1の位置)に到達すると、検査用のプローブ35の端部35aが、基板21の検査対象の配線パターンの所定の部分(例えばハンダバンプ)21aの面21sと接触する。この場合、検査用のプローブ35の端部35aを部分21aの面21sに単に触れさせるだけではなく、その端部の先端部を面21s内に少し貫入させることによって、その端部と部分21aとの電気的接触が確実になるようにしてもよい。
第1の位置は、第1の検査治具移動部30が第2の接触位置3bにあるときの位置を示すためのものであるため、その時に基準となる位置を変えたとしても、その変更した位置は第1の位置にあるということができる。つまり、図3Bに示すように第1の検査治具移動部30が第2の接触位置3bにあるときには、X軸線方向に関して、検査用のプローブ35の端部35aが第3の接触位置3c(第1の位置)にあるということもできる。
なお、プローブの種類や検査方法によっては、Z軸線方向に関する第2の接触位置3b(第1の位置)では、検査用のプローブ35の端部35aが基板21の検査対象の配線パターンの所定の部分21aの面21sと接触するだけでなく、さらに第1の検査治具移動部30をZ軸に沿ってマイナス側に少し移動して、検査用のプローブ35が少し撓むようにしてもよい。
次に、第1の検査治具移動部30をX軸線方向に沿って第2の方向SDであるプラス側の方向に少し離れた位置の第3の検査位置3d(第2の位置)まで移動する。第2の方向SDは第1の方向FDと交差する方向であり、この実施例では、両方向ともにX−Z平面上あり、第2の方向SDは第1の方向FDと約90度で交差する。
その第1の検査治具移動部30が第2の方向SDに移動する際には、検査用のプローブ35の端部35aは、基板21の検査対象の配線パターンの所定の部分21aの面21s上を擦って移動する。そのとき、検査用のプローブ35の端部35aは、その面21sを覆っている酸化膜を引き掻くようにして剥ぐことができる。そのため、検査用のプローブ35の端部35aが、配線パターンの所定の部分21aと直接に接するようになり、それらの間の接触抵抗は小さくなる。
第1の位置から第2の位置までの移動は、例えば、最初に第1の検査治具移動部30が第1の方向FDに移動したときに、検査用のプローブ35の端部35aが、配線パターンの所定の部分21a、例えば、バンプの中央より外れた位置の第1の位置に接触したときには、その位置から中央の第2の位置までの移動となる。
その検査用のプローブ35の移動の間、端部35aの移動によりその面21s上の酸化膜の破片や半田くずのようなゴミが取り除かれて、その端部がその部分21aに直接に接触できるようになる。また、検査用のプローブ35が第1の位置から第2の位置に移動する際に、端部35aが部分21aの面21sを擦りながら移動するため、検査用のプローブ35の端部35aに付着した半田くずや酸化膜の破片等が取れたり、取れやすくなったりする。
検査用のプローブ35は、この実施例で示すように、X軸線に沿ってプラス側に移動するが、マイナス側に向かって移動してもよく、また、Y軸線に沿ってプラス側又はマイナス側に移動してもよい。さらに、それらの方向の間の任意の角度で移動してもよく、往復的に移動してもよい。
[基板保持部の移動経路と第1及び第2の検査治具移動部の移動経路との関係]
図4は、基板保持部20のX軸線に沿った移動経路20pと、第1及び第2の検査治具移動部30,40の移動経路30p,40pと、第1及び第2の検査治具移動部30,40の移動経路30q,40qとの関係を説明するための図である。特に、移動経路30q,40qの距離は短いため、理解を容易にするため、それらの長さや間隔は誇張して描いている。また、第2の検査治具移動部40の移動経路40pは、図4に示すように、基板保持部20のX軸に沿った移動経路20pに関して、第1の検査治具移動部30の移動経路30pと線対称となる。すなわち、移動経路40pは、Z軸のマイナス側からプラス側に向かって、第2の原位置4aから第2の接触位置4bに到る経路である。
図4に示すように、基板保持部20の任意の既定の部分の移動経路20pはX軸に沿っており、第1及び第2の検査治具移動部30,40の任意の既定の部分の移動経路30p,40pはZ軸に沿っている。基板保持部20の任意の既定の部分としては、上記の実施例のように、ブラケット53のX軸のプラス側の端部(図面に向かって右側端部)の端面を利用することができ、また、第1及び第2の検査治具移動部30,40の任意の既定の部分としては、上記の実施例のように、それぞれ、治具32,42のZ軸のマイナス側又はプラス側に位置する端面を利用することができる。なお、図4の説明においては、第1及び第2の検査治具移動部30,40の任意の既定の部分は、移動経路20pに関して鏡像の部分となる。
図4に示すように、移動経路20pは移動経路30p,40pとは交差せず、基板保持部20の移動経路20pに沿った移動方向が、実線で示す第1及び第2の検査治具移動部30,40の移動経路30p,40pに沿ったそれぞれの移動方向と交差する。その交差した位置には、移動経路20pの第1の接触位置2bと、検査用のプローブ35の端部35aの第3の接触位置3c(第1の位置)とが存在する。
また、一点鎖線で示すライン30sは、実線で示すその移動経路を平行にX軸に沿ってプラス側に移動したもので、そのライン30sと、移動経路20pを延長した線との交差した位置には、第3の検査位置3d(第2の位置)が存在する。
図4に基づいて説明すると、最初に基板保持部20が移動経路20pを移動して第1の接触位置2bに到達する。次に第1及び第2の検査治具移動部30,40が、それぞれ実線で示す移動経路30p,40pに沿って移動し、それとともに検査用のプローブ35の端部35aが移動して第3の接触位置3c(第1の位置)に到達する。その位置では、プローブ35の端部35aが配線パターンの所定の部分21aと接触している。次に、その状態で、第1及び第2の検査治具移動部30,40が、X軸線に沿ってプラス側に移動して、一点鎖線のライン30sのある第3の検査位置3d(第2の位置)で止まる。その位置において、基板の検査が行われる。
上記において、第3の接触位置3c(第1の位置)においては、プローブ35の端部35aが配線パターンの所定の部分21aと接触し、第3の検査位置3d(第2の位置)において基板の検査が行われる場合の例を説明した。それに代えて、第1の位置において、プローブ35の端部35aを配線パターンの所定の部分21aに貫入させて基板の検査を行い、その検査が終了した後に、プローブ35を第2の位置まで移動し、それから、プローブを検査基板から離れる方向に移動するようにしてもよい。その場合には、プローブ35を第1の位置から第2の位置まで移動する際に、プローブ35の端部35aの先端は配線パターンの所定の部分21aを擦りながら移動するため、プローブ35の端部35aに付着している酸化膜の破片や半田くず等のゴミが取れたり、外れやすくなる。
[基板保持部と第1及び第2の検査治具移動部との移動制御]
図5は、基板を検査するために、基板保持部20と第1及び第2の検査治具移動部30,40との移動を制御するためのフローチャートである。
なお、基板保持部20の第1の原位置2a及び第1の接触位置2bと、第1及び第2の検査治具移動部30,40の第2の原位置3a,4a及び第2の接触位置3b,4bと、第1及び第2の検査治具移動部30,40の第2の原位置3a,4a及び第2の接触位置3b,4bと、検査用のプローブ35の端部35aの第3の接触位置3c(第1の位置)及び第3の検査位置3d(第2の位置)とのそれぞれの位置の特定は、XYZ座標系における座標値によって行う。また、プローブ35と検査点との接触による電流の流れを検出することにより位置の特定を行うようにしてもよい。
事前に、基板保持部20を第1の原位置2aに移動するとともに、第1及び第2の検査治具移動部30,40をそれぞれ第2の原位置3a,4aに移動して、検査対象の基板21を基板保持部20の搬送テーブル22に載置する。
それから、図5に示すように検査基板の所定の部分に検査用プローブを接触させるまでのステップが実行される。
まず、図5のステップS51において、基板保持部20が、基板移動部50によってX軸に沿って第1の原位置2aから第1の接触位置2bに向けて移動される。
ステップS52において、基板保持部20が第1の接触位置2bに到達したか否かが判断され、まだ到達していない場合にはその移動が継続される。
基板保持部20が第1の接触位置2bに到達したか否かの判断は、基板保持部20の座標値が、第1の接触位置2bの所定の座標値に到達したかよって行われるが、他の手段を用いてその判断を行うようにしてもよい。
基板保持部20が第1の接触位置2bに到達すると、基板保持部20の移動が止められる。
次に、ステップS53において、第1及び第2の検査治具移動部30,40が第1の方向へ移動される。その移動は、Z軸に沿った第2の原位置3a,4aから第2の検査位置3b,4b(第1の位置)への移動である。
ステップS54において、第1及び第2の検査治具移動部30,40が、第2の接触位置3b,4b(第1の位置)に到達したか否かが判断され、まだ到達していない場合にはその移動が継続される。第1及び第2の検査治具移動部30,40が、第2の接触位置3b,4b(第1の位置)に到達すると、第1及び第2の検査治具移動部30,40移動が止められる。第2の接触位置3b,4b(第1の位置)では、プローブ35の端部35aが検査用基板21の配線パターンの所定の部分21aの面21sと接触する(図3B)。
続いて、ステップS55において、第1及び第2の検査治具移動部30,40が第2の方向へ移動される。この第1及び第2の検査治具移動部30,40の移動は、X軸に沿った第3の接触位置3c(第1の位置)から第3の検査位置3d(第2の位置)への移動である。この際、第1及び第2の検査治具移動部30,40の検査用プローブの端部35aは、配線パターンの所定の部分21aの面21sを擦りながら移動する。
ステップS56において、第1及び第2の検査治具移動部30,40が第3の検査位置3d(第2の位置)に到達したか否かが判断され、まだ到達していない場合にはその移動が継続され、到達した場合には、第1及び第2の検査治具移動部30,40の移動が止められる。これにより移動制御は終了し、次に、基板検査に移行する。
[プローブの移動の例]
図6A,図6B及び図6Cは、基板の検査を行う前に、具体的に、第1の検査治具移動部30を移動するときのプローブ35の端部35aと検査用基板21との関係を説明するための側面図である。図面の説明の便宜上、第2の検査治具移動部40は省略してある。また、図6Aの状態になる前に、基板保持部20を駆動して、検査用基板21を第1の接触位置2bに移動しているものとする。
図6Aは、プローブ35が、第2の原位置3aから第1の方向FD(Z軸方向のマイナス側)に沿って第2の接触位置3b(第1の位置)に向けて移動されている状態を示す。その移動は、図5のステップS53において、第1の検査治具移動部30をZ軸に沿って第1の方向に沿って第2の原位置3aから第2の接触位置3b(第1の位置)に向けて動かすことによって達成される。
図6Bは、第1の検査治具移動部30が、第2の接触位置3b(第1の位置)に到達したプローブ35の状態を示す図であり、その状態では、プローブ35の端部35aの先端部が検査用基板21の部分21a(ハンダバンプ)の表面に接触している。この場合、部分21aの表面には酸化膜21bが形成されているので、プローブ35の端部35aの先端部は、その酸化膜21bを突き抜けて部分21aの表面と接触している。
図6Cは、プローブ35を、第2の方向SDに沿って、第3の接触位置3c(第1の位置)から第3の検査位置3d(第2の位置)まで移動した状態を示す。その移動の前、図6Bに示すように、第2の接触位置3b(第1の位置)において、プローブ35の端部35aの先端部は酸化膜21bを突き抜けて部分21aの表面と接触しているので、第1の検査治具移動部30が、第2の接触位置3bに対応する第3の接触位置3cから第3の検査位置3dまで移動することにより、プローブ35の端部35aの先端部が、酸化膜21bの一部分21dを引き掻いてはぎ取る。その酸化膜21bの一部分21dが除かれると、酸化膜21bのない部分21cが露出するため、プローブ35の端部35aの先端部が、部分21aの表面に直接接触できるようになる。それにより、プローブ35と部分21aとの間の接触抵抗を低減することができる。続いて、その検査位置において、検査用基板21上の所定の配線パターンの検査が行われる。
検査終了後にプローブ35を部分21aから離す際には、図6Aから図6Cまでを逆にたどるように、プローブ35を図6C、図6B、図6Aの順に移動するようにしてもよい。それは、例えば、検査終了時に、プローブ35の端部35aに酸化膜の一部分21d等のごみが付着している場合があり、その場合に、プローブ35の端部35aを部分21aの表面と接触させながら移動させるため、その移動の際に、そのごみをその表面にこすり付けることによって、プローブ35のクリーニングを行うことができるからである。
[基板検査装置での検査の概要]
図7Aは、基板検査装置1を用いて基板21の配線パターンの検査を行うための具体的な一実施例を示す図である。また、図7Bは、図7Aの実施例に示す破線の円の部分Aの一部拡大断面図である。この実施例では、検査用基板21の表側(図7Aに向かって上側)に形成された比較的配線ピッチが狭く高密度の配線パターン部の複数のランドの中の所定のランド25h、25nと、その基板の裏側(図7Aに向かって下側)に形成された配線パターン部の複数のランドの中の所定のランド26h、26nとの間又は同じ側にあるランド間の抵抗値を測定することによって、それらの間の短絡や断線の有無を測定するものとする。
この実施例では、図1の基板検査装置1の検査治具32に、検査用プローブ35−1及び35−2が取り付けられ、検査治具42に検査用プローブ45−1及び45−2が取り付けられている。それらの検査用プローブ35−1、35−2、45−1及び45−2は、基板検査装置1の図示せぬ制御装置に接続されており、その制御装置は、それらの検査用プローブに測定用の電流を供給するとともにそれらの検査用プローブの所定の一対の検査用プローブの間の電圧を測定する。また、その制御装置は、検査用基板21の移動装置及び検査治具32、42の移動装置の制御も行うことができる。
検査を行うにあたっては、上記の図5に示すフローチャートに示すように、最初に、ステップS51において、基板保持部20、すなわち、検査基板21が、X軸に沿って第1の原位置2aから第1の接触位置2bに向けて移動され、ステップS52において、検査基板21が第1の接触位置2bに到達したと判断されると、検査基板21の移動が止められる。
次に、ステップS53において、第1及び第2の検査治具移動部30,40、すなわち、検査用プローブ35−1,35−2及び検査用プローブ45−1,45−2が第1の方向に沿って動かされ、ステップS54において、それらの検査用プローブが、第2の接触位置3b,4b(第1の位置)に到達したと判断されると、それらの検査用プローブの移動が止められる。その第2の接触位置3b,4b(第1の位置)では、それらの検査用のプローブの端部が検査用基板21の配線パターンのランド25n等の面に直接接触している(図3B)。
さらに、ステップS55において、検査用プローブ35−1,35−2及び検査用プローブ45−1,45−2を第2の方向へ移動する。これらの検査用プローブの移動は、X軸に沿った第3の接触位置3c(第1の位置)から第3の検査位置3d(第2の位置)への移動である。この際、それらの検査用プローブの端部35aは、配線パターンのランド25n,26n等の面を擦りながら移動する。
ステップS56において、検査用プローブ35−1,35−2及び検査用プローブ45−1,45−2が第3の検査位置3d(第2の位置)に到達したと判断されると、それらの検査用プローブの移動が止められる。この状態を図7A及び図7Bに示す。図7Bに示すように、検査用プローブ35−1の端部35aが配線パターンのランド25nの面を擦りながら移動したため、その面上の酸化膜21bの一部分21dがその端部35aの先端部によってはぎ取られ、端部35aがランド25nの面に直接に接触している。これにより移動制御は終了し、次に、基板検査に移行する。
上記のように基板の配線パターンの測定を行った際に、50回の測定ごとに、測定開始時と比べて、検査終了時に、検査用プローブの抵抗値の変化がプラス2オーム以内であるもの(安定ピン)がどの程度残っているかを調べた。その際、各測定ごとに、その検査用プローブを、測定部分に接触した状態でX軸に沿ってプラス側(第2の方向)に向かって30μm移動した。
その結果、ある検査用プローブの場合には、50回及び100回の検査を終了した時点では、すべて(100パーセント)が安定ピンであり、不良品と判断されるものがない状態であり、また、150回の検査を終了した時点でも、安定ピンが約80パーセント残っているという良好な結果を得ることができた。
以上、本発明に係る検査用プローブを移動する装置について説明したが、本発明はこれらの実施形態に拘束されるものではなく、当業者が容易になしえる追加、削除、改変等は、本発明に含まれるものであり、また、本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲の記載によって定められることを承知されたい。
[他の実施形態]
上記の実施例では2つの測定点の検査のために2つの検査用プローブを用いたが、本発明は2つの測定点の検査のために4つの検査用プローブを用いる測定装置にも適用することができる。
また、検査用プローブに関して、先端部が尖った形状のものを用いて説明を行ったが、どのような形状のもの、例えば、先端を約10μm程度フラット加工したものを用いてもよい。
上記の実施例では、検査用プローブが第1の位置に移動した時に、検査用プローブの端部が検査点の面に接触する場合を説明したが、検査用プローブが第1の位置に移動した時に、ボイドの発生の原因にならない程度に、その端部の先端部を少し検査点に貫入させてから、その検査用プローブを、その端部によって検査点上を擦りながら第2の位置まで移動するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、基本的に、検査用プローブを第1の位置に移動した時に検査対象と接触させ、次に、検査用プローブを第2の位置に移動した後に検査対象の検査を行う場合について説明を行った。しかし、検査用プローブを第1の位置に移動した時に、検査用プローブの先端を検査対象に少し貫入させてその検査対象の検査を行い、検査が終了した後に、検査用プローブをその先端によって検査対象の面上を擦りながら第2の位置まで移動し、第2の位置に到達すると、検査用プローブを検査対象から離すように移動してもよい。この場合には、検査用プローブを第1の位置から第2の位置まで移動する際に、検査用プローブの先端から酸化膜の破片や半田くずを取り除いたり、それらを取れやすくするという自己クリーニング作用を発揮できる。
また、上記の実施例では、検査治具を第2の方向に移動した例を説明した。しかし、検査治具を移動することなく、検査用プローブの端部を検査基板上の接触部分の表面に接触させた状態で、検査基板を第2の方向と逆の方向に移動することによって、その接触部分に対し相対的に検査用プローブが第2の方向に移動するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、第2の方向は、X軸線方向のプラス側への方向として説明したが、マイナス側への方向でもよく、それ以外にも、Y軸線方向プラス側、Y軸線方向のマイナス側、それらの間の任意の方向、任意の方向の組み合わせ、例えば、検査治具をX軸線方向のプラス側に移動した後に続けてマイナスに移動させたり、または、検査治具をX軸線方向のプラス側に移動した後に続けてY軸線方向のプラス側に移動したりしてもよい。
さらに、上記実施例では、検査治具が第2の方向に移動する際、検査用プローブの軸線方向、すなわち、Z軸線方向への動きには言及しなかったが、例えば、検査用プローブの先端部の接触する部分の形状が球面状になっていて、検査用プローブの先端が接触する第1の位置と、検査用プローブが第2の方向に移動したときにその先端部が接触する第2の位置とにおけるそれぞれの接触位置の高低差(Z軸線に沿った距離)が大きいときには、検査用プローブを第2の方向に移動する際に、その検査用プローブをZ軸線に沿って移動するように制御して、検査用プローブの先端が均等な圧力で検査点の表面に接触しながら移動するようにしてもよい。
図1は、本発明の一実施例に係る基板検査装置を示す側面図である。 図2Aは、図1の基板検査装置の基板移動部を示す拡大側面図である。 図2Bは、図1の基板検査装置の基板移動部を示す拡大側面図である。 図3Aは、第1の検査治具移動部を第1の方向に移動する際の移動経路を概念的に説明するための側面図である。 図3Bは、第1の検査治具移動部を第2の方向に移動する際の移動経路を概念的に説明するための側面図である。 図4は、基板保持部の移動経路と、第1及び第2の検査治具移動部の移動経路との関係を説明するための図である。 図5は、基板の検査時における基板保持部と第1及び第2の検査治具移動部との移動制御のフローチャートである。 図6Aは、基板の検査を行う際に、基板保持部と第1の検査治具移動部とを移動するときのプローブの端部と検査用基板との動きを説明するための側面図である。 図6Bは、基板の検査を行う際に、基板保持部と第1の検査治具移動部とを移動するときのプローブの端部と検査用基板との動きを説明するための側面図である。 図6Cは、基板の検査を行う際に、基板保持部と第1の検査治具移動部とを移動するときのプローブの端部と検査用基板との動きを説明するための側面図である。 図7Aは、基板の配線パターンの検査を行うための一実施例を示す図である。 図7Bは、基板の配線パターンの検査を行うための図7Aの一実施例の一部拡大断面図である。
符号の説明
1・・・・基板検査装置
20・・・基板保持部
30・・・第1の検査治具移動部
32・・・検査治具
35,45・・・プローブ
35a・・・端部
40・・・第2の検査治具移動部
42・・・検査治具
50・・・基板移動部
20p,30p,40p・・・移動経路
2a・・・第1の原位置
2b・・・第1の接触位置
3a・・・第2の原位置
3b,4b,3c・・・第1の位置
3d・・・第2の位置
FD・・・第1の方向
SD・・・第2の方向

Claims (12)

  1. 複数の検査用プローブを保持する検査治具と、
    該検査治具を検査が実施される検査部まで搬送する移動手段と、
    該移動手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段が、前記検査治具を第1の方向に沿って前記検査部まで移動して、該検査治具に保持されている前記複数の検査用プローブの端部を、前記検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触させ、次に、該検査治具を第2の方向に沿って所定の位置まで移動し、さらに、該検査治具を移動して該検査治具が前記検査部から離れるように前記移動手段を制御する、基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置。
  2. 請求項1の基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置において、前記第2の方向は、前記第1の方向と直交する、基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置。
  3. 請求項1の基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置において、前記制御手段が、前記検査治具を第2の方向に沿って所定距離だけ移動する間、前記複数の検査用プローブの端部が、前記検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触した状態を維持する、基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置。
  4. 請求項1の基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置において、前記制御手段によって、前記検査治具を第1の方向に沿って前記検査部まで移動して、該検査治具に保持されている前記複数の検査用プローブの端部を、前記検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触させ、さらに、該検査治具を前記第2の方向に沿って所定の位置まで移動した後に前記配線パターンの検査が行われる、基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置。
  5. 請求項1の基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置において、前記制御手段によって、前記検査治具を第1の方向に沿って前記検査部まで移動して、該検査治具に保持されている前記複数の検査用プローブの端部を、前記検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触させた後に、前記配線パターンの検査が行われる、基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置。
  6. 請求項1の基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置において、前記複数の検査用プローブを保持する検査治具は第1の検査治具であり、さらに複数の検査用プローブを保持する第2の検査治具を備え、該第2の検査治具は、前記検査基板に関して、前記第1の検査治具とは反対側に配置されており、また、前記移動手段が該第2の検査治具も前記検査が実施される検査部まで移動し、前記制御手段が、該移動手段による第2の検査治具の移動も制御する、基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置。
  7. 請求項1の基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置において、前記第1の方向は鉛直方向であり、前記第2の方向は水平方向である、基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置。
  8. 基板検査用プローブを移動して該基板検査用プローブの端部を検査基板の配線パターンの所定の部分に接触させて該配線パターンの検査を行う基板検査装置における基板検査用プローブの移動制御方法であって、
    前記基板検査用プローブを第1の方向に沿って所定の原位置から第1の位置まで移動して、該基板検査用プローブの端部を検査基板の配線パターンの所定の部分に接触させるステップと、
    前記基板検査用プローブを第2の方向に沿って前記第1の位置から第2の位置まで移動するステップとを含む、基板検査用プローブの移動制御方法。
  9. 請求項8の基板検査用プローブの移動制御方法において、前記第1の方向は鉛直方向であり、前記第2の方向は、水平方向である、基板検査用プローブの移動制御方法。
  10. 請求項8の基板検査用プローブの移動制御方法において、前記基板検査用プローブを第2の方向に沿って前記第1の位置から第2の位置まで移動するステップにおいて、前記基板検査用プローブが第2の位置に移動した後に、前記配線パターンの検査が行われる、基板検査用プローブの移動制御方法。
  11. 請求項8の基板検査用プローブの移動制御方法において、前記基板検査用プローブを第1の方向に沿って所定の原位置から第1の位置まで移動して、該基板検査用プローブの端部を検査基板の配線パターンの所定の部分に接触させるステップにおいて、前記基板検査用プローブが第1の位置に移動した後に、前記配線パターンの検査が行われる、基板検査用プローブの移動制御方法。
  12. 複数の検査用プローブを保持する検査治具と、
    該検査治具を移動する第1の移動手段と、
    検査基板を保持する検査基板保持手段と、
    該検査基板保持手段を移動する第2の移動手段と、
    前記第1の移動手段及び前記第2の移動手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段が、前記第1の移動手段によって前記検査治具を第1の方向に移動して、該検査治具に保持されている前記複数の検査用プローブの端部を、所定の検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分に接触させた後に、前記第1の移動手段若しくは前記第2の移動手段又は前記第1の移動手段及び前記第2の移動手段の両方を駆動し、それにより、前記複数の検査用プローブの端部が、前記検査基板に関して相対的に、前記第1の方向と直交する第2の方向に移動して、前記複数の検査用プローブの端部が、前記所定の検査部に置かれた検査基板上の被検査対象の配線パターンの所定の部分上を接触しながら移動するように制御する、基板検査装置用の検査用プローブ移動制御装置。
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JP2021038926A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 ヤマハファインテック株式会社 高周波特性検査装置、及び高周波特性検査方法

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