JP2010048400A - クイックコネクタ部材 - Google Patents

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    • F16L2201/00Special arrangements for pipe couplings
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Abstract

【課題】 チェッカーを備えるクイックコネクタにおいて、不用意な取り扱いなどでの抜け出しを防止するとともに、チェッカーの作用に影響を与えない、装着しても検知をしないダストキャップを提供する。
【解決手段】 クイックコネクタ本体11内に配置されたOリング16,16を保護するための封止部17と、前記クイックコネクタ本体11を係合させるための固定部材15a及び15bと、把持部38を備えこれらを一体的に成形しているとともに、装着してもチェッカー12が検知をしないようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動車の燃料配管や、油,水,空気などの流体を流す配管用に用いられる管継手内部へのコンタミ侵入等を防止するクイックコネクタ部材に関するものである。
従来から、自動車の燃料配管系その他において、樹脂製チューブと接続される管継手として簡単なワンタッチ操作で、スプール(鍔)を有する相手側パイプ(管体)との接続ができるクイックコネクタが多用されている。また、これら接続作業において、確実に接続されているかどうか、つまり接続が完全か不完全かを簡単に一目で確認できるチェッカー(インジケーター)機能を備えたチェッカー付きクイックコネクタも種々考案されている。
樹脂製チューブとクイックコネクタとを接続したもの(プレアセンブリ品)を顧客へ供給する場合は、端部のクイックコネクタ開口内部への埃などの異物の侵入を防止し、内部に設置されたOリングを保護する手段として、防塵キャップ(ダストキャップ)が使用されることがある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、防塵キャップは、Oリングと直接接触するOリング保護部と、相手側パイプに結合させるためのリテーナーの一部を干渉する干渉部とを本体に有しており、クイックコネクタのハウジング内部の開口端部から挿入して装着されるものである。例えば、使用前において、この防塵キャップが装着された状態でリテーナーが誤って押し込まれたとしても、防塵キャップの干渉部によって邪魔されてリテーナーがロックされない構造となっている。
特開2004−263729号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、防塵キャップをクイックコネクタのハウジング内部に端部から装着させただけの場合、防塵キャップはOリングの内面と防塵キャップのOリング保護部の外表面との摩擦抵抗のみで保持されているため、不用意な取り扱いやクイックコネクタの自重などで防塵キャップが不用意に抜け出してしまう心配がある。また、相手側パイプとクイックコネクタの接続が確実に行われているかどうかを確認するためのチェッカーが、防塵キャップにスプールなどの保持機構を設けると外れてしまい、本来チェッカーが持っているチェック機能がなくなるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、不用意な抜け出しを防止するとともに、チェッカーの作用に影響を与えない、装着しても検知をしないクイックコネクタ部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のクイックコネクタ部材は、クイックコネクタ本体と、接続相手となる管体を前記クイックコネクタ本体内で把持するためのリテーナーと、 前記クイックコネクタ本体のハウジングに装着され、前記管体が前記クイックコネクタ本体に完全に結合したかどうかを検知するためのチェッカーと、前記クイックコネクタ本体内に配置されたOリングを保護するための封止部と、前記チェッカーに係合するための固定部材とを有し、前記封止部が前記クイックコネクタ本体内に挿入されると共に、前記固定部材が前記チェッカーに係合するダストキャップを備えることを特徴とする。

また、前記チェッカーは、前記ダストキャップを着しても分離しないようにしたことを特徴とする。
また、前記チェッカーは、前記ダストキャップに代えて前記管体が前記クイックコネクタ本体内に挿入され完全に結合された場合、前記クイックコネクタ本体から分離することを特徴とする。
また、前記チェッカーは、コ字状のそれぞれの側面板の略中央部に形成されたスリット孔と、前記それぞれの側面板の周淵に形成され前記ハウジングの突出壁にスライドして装着されるスライド部とを有することを特徴とする。
さらに、前記チェッカーは、前記ハウジングの突出壁に第1の方向又は第1の方向の反対方向からスライドして装着されることを特徴とする。
また、前記ダストキャップは、前記チェッカーに設けられた前記スリット孔に前記固定部材に設けられた係合突起を係合することを特徴とする。
また、前記ダストキャップは、操作するための把持部を一体的に成形していることを特徴とする。
また、前記把持部は、前記クイックコネクタを引っ掛けるためのフック形状になっていることを特徴とする。
さらに、前記ダストキャップは、装着時において回転方向への変位を阻止する構成を有していることを特徴とする。
本発明のクイックコネクタ部材によれば、クイックコネクタ本体内部への埃などの異物の侵入を防止してOリングを保護すると同時に、不用意にダストキャップが抜ける恐れがなくなり、チェッカーを備えたクイックコネクタにも取り付けることが可能となる。
以下に、本発明の実施形態を図面によって説明する。
図1乃至図5は、本発明に係るクイックコネクタ部材の第一の実施形態を示す図である。図1(A)は、本発明に係るクイックコネクタ部材の第一の実施形態を示し、チェッカー付きクイックコネクタを分解した斜視図を示す。図1(B)は、クイックコネクタ部材の接続相手側の管体を示す斜視図である。図2は、本発明に係るダストキャップの第一の実施形態を示し、チェッカー付きクイックコネクタに組み付けられた状態のアセンブリの斜視図を示す。図3は、図2におけるA−A縦断面図を示す。図4は、図2におけるリテーナー閉口状態のときのB−B横断面図である。図5は、図2におけるリテーナー開口状態のときのB−B横断面図である。なお、図1乃至図5において、同一符号を付して重複した説明は避けることにする。
図1にクイックコネクタ部材の分解斜視図を示し、図2及び図3に、出荷時に組み付けセットされた状態のダストキャップ10、クイックコネクタ本体11、及びチェッカー12のそれぞれの関係が示されている。
クイックコネクタ部材は、出荷時、ダストキャップ10、クイックコネクタ本体11、チェッカー12より構成される。クイックコネクタ本体11のハウジング13の内部に、別部材として一対のリテーナー14a、14bが組み込まれる。また、チェッカー12は略コ字状の形をしており、前記略四角形のハウジング13の外周三面を取り囲むように係止させて取り付けられる。ダストキャップ10は、対向する二つの腕板からなる固定部材15a、15bと、クイックコネクタ本体11の内部を封鎖し、クイックコネクタ本体11内の奥側に配置されたOリング16、16を保護するための封止部17を有しており、前記チェッカー12の外部を挟み込むような形でチェッカー12へ装着される。
クイックコネクタ本体11には、その一端側に樹脂製のチューブを圧入接続するための竹の子形状の細管18を具備しており、反対側にあるハウジング13の端部には、ダストキャップ10の封止部17や、図1(B)に示す鍔19を備える接続相手側となる管体20の挿入を受け入れるための挿入孔21を設けている。
そして、クイックコネクタ本体11は、図1や図3に示すように樹脂製本体に設けられたハウジング13と、本体他端側に設けられた樹脂製チューブを圧入して接続するための竹の子形状の細管18とを主な構成要素とし、前記ハウジング13の内部に別部材として一対のリテーナー14a、14bを組み込んだものである。また図3に示すように、クイックコネクタ本体11の中央内部の奥には、Oリング16、16がスペーサー22を介して配置され、ストッパー23で脱落が防止されるようになっている。また、ハウジング13側の端部には、ダストキャップ10の封止部17や、接続相手側となる管体20の挿入を受け入れるための挿入孔21が設けられている。ハウジング13の内部には、チェッカー12を係止するための係合部24(図7,8を参照)をお互い対向する形で二箇所設けている。なお、図7及び図8では、リテーナー14a側の係合部24のみを記載しているが、リテーナー14b側にも同じ係合部24が設けられている。つまり、チェッカー12は、リテーナー14a又は14bのいずれか一方に装着することができる構成となっている。さらに、チェッカー12のスムーズな装着を助け、チェッカー12をガタツキなく確実に固定させるための突出壁13a(図1では、一方のみを記載)を、ハウジング13の外壁面に双方二箇所設けている。
ハウジング13の内部に装着される一対のリテーナー14a、14bそれぞれには、図4に示すように、ハウジング13の内周壁25a、25bに当接する弾性片26a、26b及び係止片27a、27bを備えている。また、チェッカー12の係止部28を挿入するための係止挿入口29a、29bを設けている。
図4に示すように、接続相手側となる管体20を受け入れる前のリテーナー14a、14bは、弾性片26a、26bの付勢作用と、係止片27a,27bの係止作用により常に閉口状態にある。そして、リテーナー14a、14bの中心側の角部30a,30bが邪魔をして、管体20の鍔19を通過させない配置、および構造としている。また、リテーナー14a、14bは、リテーナーの操作部33a,33bや、ハウジング13側に設けられた案内孔32a、32bに動きが拘束される案内突起板31a、31bを設けている。
クイックコネクタ本体11と相手側の管体20との配管接続作業は、図2に示す出荷時の組み付けセットの状態からダストキャップ10を手で抜いて、前記管体20を手で押し込んで行われる。そして、管体20の鍔19がハウジング13の内部に装着されたリテーナー14a、14b双方の内径部に当たると、前記リテーナー14a、14bが外方向に同時に拡がり開口状態となる。そして前記鍔19が、リテーナー14a、14bを越えてハウジング13内部に侵入すると、今度は前記リテーナー14a,14bが自動的に内方向に回動して閉口状態にする。
このようにして、リテーナー14a,14bが管体20の鍔19をハウジング13の内部に拘束して管体20を把持する。そして、クイックコネクタ本体11と管体20との結合が完了する。このとき、チェッカー12は前記鍔19の侵入によってハウジング13から外れて抜ける構造になっている。このため、前記チェッカー12が抜けたかどうかで、接続作業が完全に行われたかどうかの確認を行なうことができる。よって、管体20は、クイックコネクタ本体11内に確実に把持されて未装着や半勘合接続が防止される。
本実施形態は、上述したように、クイックコネクタ本体11のハウジング13内部に相手側の管体20を拘束するためのリテーナー14a,14bが開閉して接続する方式のクイックコネクタ11に、半勘合防止機構として付加したチェッカー12を備える構造のものに対して利用した形態である。
ここで、本発明の実施形態に利用されるクイックコネクタ本体11の接続動作について、図4及び図5を参照しながら詳細に説明する。なお、説明の関係でチェッカー12とダストキャップ10の図示は削除している。また、接続後状態あるいは接続前状態にある管体20を二点鎖線にて図示している。
接続相手となる管体20の先端にある管体封止部20aが、ハウジング13の挿入孔21から内部に挿入されると、まず鍔19の一端部がリテーナー14a、14bの最内側の角部30a、30bに当接する。さらに、管体20を奥に押し込むと、前記角部30a、30bに設けられた傾斜面(図示していない)により、鍔19の端部が奥側へ滑り込み、リテーナー14a、14bを図5に示す開口状態にまで拡径させる。このとき、リテーナー14a、14b側に設けられた案内突起板31a、31bがハウジング13側に設けられた案内孔32a、32bに拘束されて動き、リテーナー14a、14bはハウジング13の内周壁25a、25bに沿って回動する。
管体20の鍔19がリテーナー14a、14bを一旦越えると、弾性片26a、26bの付勢復帰と、係止片27a,27bの係止作用により、図4の元の縮小状態の位置に自動的に戻る。そして、リテーナー14a、14bは、管体20の鍔19を拘束して完全にロックしてしまい、クイックコネクタ本体11と管体20とが抜け止め状態に結合される。
また、管体20を取り外す場合は、図4の状態にあるリテーナー14a、14bの操作部33a,33bの双方を矢印に示す内側方向へ手で押し込んで回動させる。そして、図5のように管体20の鍔19がリテーナー14a、14bの挿入孔21を通り抜ける程度まで拡径してやれば、管体20を取り外すことができる。
続いて、本発明の実施形態に適用されるチェッカー12の構造とその作用についての概要を、図6、図7、図8及び図9を用いて説明する。図6、図7、図8及び図9は、図3のハウジング13内部のチェッカー12と管体20との関係、及びチェッカー12が管体20の鍔19によってその係合が解除されるまでの流れを、拡大断面図の別な角度から見た縦断面図である。ここでは、説明を分かりやすくするためにダストキャップ10は省略している。また、図6乃至図9において、同一符号を付して重複した説明は避けることにする。
チェッカー12は、図1や図3に示すように略コの字状の全体が樹脂製の板材であり、板体34と前記板体34の中央に位置する側面板34aのほぼ中央部から内側空間へ突出する係止部28とから構成される。前記係止部28の先端には、ハウジング13内にある係合部24と係合させるための係止爪28aを形成している。
また、板体34の側面の位置する側面板34b及び34cそれぞれの中央部には、ダストキャップ10を係止するためのスリット孔35a、35bが設けられている。前記スリット孔35a、35bは、側面板34b及び34cそれぞれの端から中央の側面板34aに向けて一定の長さで開口している。また、側面板34b及び34cの周淵には、チェッカー12をハウジング13の側面からスムーズに装着させて、ガタツキをなくしてしっかりと固定させるためのスライド部36a、36bを各周淵から内側方向に向けて延設させている。
図6は、図3のハウジング13の内部に配置されたチェッカー12と、二点鎖線で示す挿入前の管体20との関係を表す縦断面図である。図1、図3及び図6に示すようにチェッカー12は、ハウジング13の外周三面を取り囲む形で側面横から組み込まれ、リテーナー14a、14bの二箇所に設けられた係止挿入口29a、29bのどちらか一方に対して、前記チェッカー12の係止部28を挿入する。そして、チェッカー12のスライド部36a、36bを、ハウジング13の外周面に設けられた突出壁13aにスライドさせて装着、固定させる。チェッカー12が完全に装着されると、前記係止部28の先端にある係止爪28aがハウジング13内部の係合部24a、24bに係合し、側面方向への抜け止めが維持される。
次に、図6、図7及び図8に示すように、接続相手となる管体20の管体封止部20aが、ハウジング13内に挿入されると、管体20の鍔19がリテーナー14a、14bを越えてチェッカー12の係止爪28aのテーパー面に突き当たる。管体20の鍔19がさらに奥側へ押し込まれると、図7乃至図9の形状変化をおこしてチェッカー12の係止爪28aとハウジング13内部の係合部24との係止が解かれ、図9に示すようにクイックコネクタ本体11からチェッカー12が外れる。
そして同時に、リテーナー14a、14bは、管体20の鍔19を拘束して完全にロックしてしまい、クイックコネクタ本体11と管体20とが抜け止め状態に結合される。つまり、管体20が完全に接続されたときのみ、チェッカー12がクイックコネクタ本体11から抜ける構造になっており、チェッカー12が抜けたかどうかで接続作業が完全に行われたかどうかが判る。そして、管体20のクイックコネクタ本体11への未装着や半勘合接続が防止される。
続いて、本発明に係る第一の実施形態のダストキャップ10について、図1、図2及び図3を用いて説明する。ダストキャップ10は、ポリアセタール等の樹脂から成る剛性のある一体成形品であり、図1に示すように平板37の端部から軸方向に延設され対向する二つの腕板からなる固定部材15a、15bと、前記平板37の中央部から軸方向に突出し完全挿入時にはOリング16、16の位置を少し越える長さを有する円筒状の封止部17を備える。さらに、前記封止部17と反対側に設けられ、手で装着あるいは抜き取りの操作をするための把持部38とを有する。
前記固定部15a、15bは、その内幅をチェッカー12の板体34の側面板34b、34c相互間の外幅よりやや大きめに設定してあり、チェッカー12のスリット孔35a、35bと係合する係合突起39a、39bを固定部15a、15bの内側ほぼ中央部に設けている。前記係合突起39a、39bは、前記スリット孔35a、35bに対して装着時のスムーズな着脱を可能にするため、小さな山型形状としている。また、前記係合突起39a、39b相互間の最内寸は、前記側面板34b及び34c間の外幅よりもやや小さめに設定している。
固定部材15a、15bは、適切な係合力(10〜20N)を得るため、やや弾性を持たせた薄板状としている。Oリング16、16を保護するための封止部17の外径は、管体20の管体封止部20aの外径に対応しており、前記封止部17に前記Oリング16、16がちょうど外嵌するようにしている。
リテーナー14a、14bが組み込まれたクイックコネクタ本体11に、チェッカー12がセットされたその上に、さらにダストキャップ10を装着する場合は、ダストキャップ10の把持部38を手で持って封止部17をハウジング13の挿入孔21に軽く挿入した後、チェッカー12の板体34の側面板34b及び34cとダストキャップ10の固定部材15a、15bとの位置関係が合うように向き位置(どちらの位置関係でも可)を調整する。
続いて、挿入孔21を塞ぐようにダストキャップ10をさらに押し込み、平板37の底面がハウジング13の上端面まで接触するようにする。すると、係合突起39a、39bが固定部材15a、15bをやや外に拡げ、前記側面板34b及び34cの上端部の角部を滑るような形で乗り越えてスリット孔35a、35bに入り込む。そして、前記係合突起39a、39bは前記スリット孔35a、35bと係合し、チェッカー12に係止する。なお、チェッカー12がクイックコネクタ本体11に係止されているため、ダストキャップ10は、チェッカー12を介してクイックコネクタ本体11と間接的に抜け止めになっている。
こうして、クイックコネクタ本体11内への異物の侵入を防ぎ封止部17にてOリング16、16を保護すると同時に、ダストキャップ10のクイックコネクタ本体11からの不用意な抜け出しを防止することができる。
このとき、ダストキャップ10は、二つの腕板からなる固定部材15a、15bにより回転方向への変位はなくなりダストキャップ10の回転は阻止される。なお、前記固定部材15a、15bは、ダストキャップ10の回転阻止を確実にするためハウジング13の外周面からはみ出ない程度にできるだけ幅広であることが望ましい。
固定部材15a、15bは、剛性のある樹脂を薄板状にしていることからある程度の弾性を有しており、スリット孔35a、35bに係合した後は元の形状に戻り、チェッカー12とダストキャップ10とを確実に係止する。そして、ダストキャップ10のチェッカー12への装着が完了すると、封止部17によるOリング16、16に対する挿入抵抗とこの係止音により、確実な係合操作が完了したかどうかが感触として判断できる。なお、ダストキャップ10のチェッカー12に対する係合力は、通常10〜20Nが適切であるが、前述した係合突起39a、39bの高さや固定部材15a、15bの薄板の厚みなどを変えることにより強弱の調整は可能である。
ダストキャップ10を取り外す場合は、把持部38を手で持ってクイックコネクタ本体11と反対側へ強く引っ張ると、スリット孔35a、35bから係合突起39a、39bが外れて係止が解け、ダストキャップ10はチェッカー12から容易に抜ける。そしてチェッカー12は、クイックコネクタ本体11のハウジング13へ初期に取り付けた状態のままで残る。続いて前述したように、相手側の管体20を挿入孔21に挿入して押し込めばチェッカー12が外れて、クイックコネクタ本体11と管体20との接続が完了する。
以上の構造を持つダストキャップ10は、クイックコネクタ本体11内部への埃などの異物の侵入を防止してOリング16、16を保護すると同時に、従来技術ではなしえなかった不用意にダストキャップ10がクイックコネクタ本体11から抜けるという問題を解決する。さらに、ダストキャップ10はチェッカー12を備えたクイックコネクタ本体11に取り付けることができ、チェッカー12の作用に影響を与えない。つまり、装着しても前記チェッカー12が検知(分離)をしないダストキャップ10を提供できたことになる。
また、用途によっては樹脂製チューブとクイックコネクタ本体11とを接続したプレアセンブリ品のリーク試験(接続箇所のもれの有無を確認するために、低い内圧を加えて行う耐圧検査)を行う場合は、本実施例のダストキャップ10を取り付けたままで実施することが可能となる。専用の検査用プラグに取り替える必要がなくなり利便性が高まる。また、ダストキャップ10は再利用ができる。
仮に、ダストキャップ11を鍔19の有する管体20と同じ形状とした場合には、Oリング16、16の保護と不用意なダストキャップ10の抜けについての問題は解消されるものの、課題の一つであるチェッカー12を備えたクイックコネクタ本体11に取り付けることはできない。
図9は、本発明に係るダストキャップの第二の実施形態を示す斜視図である。第二の実施形態であるダストキャップ40は、把持部41が傘の柄の形状になっている以外は、第一の実施形態のダストキャップ10と同じ形態をしている。
樹脂製チューブとクイックコネクタ本体11とを接続したプレアセンブリ品を、チューブの配管が比較的長い車両等へ使用する場合、チューブやクイックコネクタ本体11の自重により垂れて床等に接触するという問題がある。これを解決するために、適切な保持力を有するダストキャップ40の把持部41を傘の柄のようなフック形状とし、このフックによりクイックコネクタ本体11を接続するまでの間、シャーシーなどの車体の一部に前記把持部41を引っ掛けておくことができる。
ダストキャップ40は、固定部材15a、15bにより回転方向への変位はしないため必要とする同じ向きの把持部41を形成でき、また、ダストキャップ40が回転しないためフック作業の作業効率を高めることができる。なお、把持部41の形状はフック以外にも使用される用途などに応じて種々の形状に変更することが可能である。
図1は本発明に係るダストキャップの第一の実施形態を示し、チェッカー付きクイックコネクタを分解した斜視図と、接続相手側となる管体の斜視図。 本発明に係るダストキャップの第一の実施形態を示し、チェッカー付きクイックコネクタに組み付けられた状態のアセンブリの斜視図。 図2におけるA−A縦断面図。 図2におけるリテーナー閉口状態のときのB−B横断面図。 図2におけるリテーナー開口状態のときのB−B横断面図。 図3におけるハウジング内部のチェッカーと挿入前の管体との関係を示す縦断面図。 図3におけるハウジング内部へ管体を挿入した状態を示す縦断面図。 図3におけるハウジング内部のチェッカーが管体の鍔により外れる寸前を示す縦断面図。 図3におけるハウジング内部のチェッカーが管体の鍔により外れた状態を示す縦断面図。 本発明に係るダストキャップの第二の実施形態を示す斜視図。
符号の説明
10、40 ダストキャップ
11 クイックコネクタ本体
12 チェッカー
13 ハウジング
13a 突出壁
14a、14b リテーナー
15a、15b 固定部材
16 Oリング
17 封止部
18 細管
19 鍔
20 管体
21 挿入孔
26a、26b 弾性片
27a、27b 係止片
28 係止部
28a 係止爪
35a、35b スリット孔
37 平板
38、41 把持部
39a、39b 係合突起


Claims (9)

  1. クイックコネクタ本体と、
    接続相手となる管体を前記クイックコネクタ本体内で把持するためのリテーナーと、
    前記クイックコネクタ本体のハウジングに装着され、前記管体が前記クイックコネクタ本体に完全に結合したかどうかを検知するためのチェッカーと、
    前記クイックコネクタ本体内に配置されたOリングを保護するための封止部と、前記チェッカーに係合するための固定部材とを有し、前記封止部が前記クイックコネクタ本体内に挿入されると共に、前記固定部材が前記チェッカーに係合するダストキャップと、
    を備えることを特徴とするクイックコネクタ部材。
  2. 前記チェッカーは、前記ダストキャップを着しても分離しないようにした請求項1に記載のクイックコネクタ部材。
  3. 前記チェッカーは、前記ダストキャップに代えて前記管体が前記クイックコネクタ本体内に挿入され完全に結合された場合、前記クイックコネクタ本体から分離することを特徴とする請求項1に記載のクイックコネクタ部材。
  4. 前記チェッカーは、コ字状のそれぞれの側面板の略中央部に形成されたスリット孔と、前記それぞれの側面板の周淵に形成され前記ハウジングの突出壁にスライドして装着されるスライド部とを有することを特徴とする請求項1に記載のクイックコネクタ部材。
  5. 前記チェッカーは、前記ハウジングの突出壁に第1の方向又は第1の方向の反対方向からスライドして装着されることを特徴とする請求項4に記載のクイックコネクタ部材。
  6. 前記ダストキャップは、前記チェッカーに設けられた前記スリット孔に前記固定部材に設けられた係合突起を係合することを特徴とする請求項1に記載のクイックコネクタ部材。
  7. 前記ダストキャップは、操作するための把持部を一体的に成形していることを特徴とする請求項1に記載のクイックコネクタ部材。
  8. 前記把持部は、前記クイックコネクタを引っ掛けるためのフック形状になっていることを特徴とする請求項7に記載のクイックコネクタ部材。
  9. 前記ダストキャップは、装着時において回転方向への変位を阻止する構成を有していることを特徴とする請求項1に記載のクイックコネクタ部材。
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