JP2010048291A - トルクコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータの内周側に設けられたステータブレーキに、冷却のための油を十分に供給できるようにする。
【解決手段】このトルクコンバータは、ステータブレーキ8と、油圧作動式のロックアップクラッチ10と、を備えている。ステータブレーキ8はステータ7の回転を制動する。また、ステータブレーキ8に冷却油を供給するステータブレーキ冷却油供給回路9が設けられ、さらに、ブレーキ冷却油供給回路9とは独立して設けられ、ロックアップクラッチに作動油を供給するロックアップ作動油供給回路11が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、トルクコンバータ、特に、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータに関する。
トルクコンバータは、インペラー、タービン及びステータからなる3種の羽根車を有し、これらによって形成されるトーラス内部の流体により動力を伝達する装置である。インペラーは、エンジンから動力が入力されるフロントカバーとともに、内部に作動油が充填された流体室を形成している。また、タービンは流体室内でインペラーに軸方向に対向して配置されている。このタービンを構成するタービンハブは、トランスミッションの入力シャフトに連結されている。ステータは、タービンからインペラーに戻る作動油の流れを整流するものであり、インペラーの内周部とタービン内周部間に配置されている。また、ステータは、ワンウェイクラッチを介して固定ハウジング等に連結されている。
ここで、ステータに装着された従来のワンウェイクラッチに代えて、ステータの回転を制動するためのブレーキを備えたトルクコンバータが提供されている(特許文献1参照)。この特許文献1に示されたトルクコンバータでは、ステータの内周側にステータブレーキが設けられるとともに、フロントカバーとタービンとの間にロックアップクラッチが設けられている。そして、ロックアップクラッチ及びステータブレーキは、ロックアップクラッチをオン(ロック)するための作動油の圧力と、ロックアップクラッチをオフ(ロック解除)するための作動油の圧力との差圧に応じて、フロントカバー及びインペラーとステータとの係合力を変化させるようにしている。
特開2006―300099号公報
特許文献1に記載されたトルクコンバータでは、ステータブレーキは油圧クラッチによって構成されている。したがって、このステータブレーキ部分での発熱を抑えるために、ブレーキを構成するディスク部分に冷却用の油を十分に供給する必要がある。
しかし、前述の従来の構成では、ブレーキを冷却するための構成が全く考慮されていない。具体的には、ロックアップオン用の油圧(作動油)がブレーキ外周部から排出されているが、ブレーキ部分は回転により遠心力が作用しているので、ロックアップオン用の作動油によってブレーキ部分を十分に冷却することはできない。
本発明の課題は、ステータの内周側にステータブレーキが設けられたトルクコンバータにおいて、ステータブレーキに冷却のための油を、十分に供給できるようにすることにある。
請求項1に係るトルクコンバータは、エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側に伝達するためのトルクコンバータであって、エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、インペラーと、タービンと、ステータと、ステータブレーキと、ブレーキ冷却油供給回路と、油圧作動式のロックアップクラッチと、ロックアップ作動油供給回路と、を備えている。インペラーは、フロントカバーに接続され、フロントカバーとともに流体室を構成する。タービンは、インペラーに対向して配置され、トランスミッションにトルクを出力可能である。ステータは、インペラーとタービンの内周部間に配置され、タービンからインペラーに流れる流体の流れを整流する。ステータブレーキはステータの回転を制動する。ブレーキ冷却油供給回路はステータブレーキに冷却油を供給する。油圧作動式のロックアップクラッチは、フロントカバーとタービンとの間に配置され、フロントカバーからタービンに動力を直接伝達する。ロックアップ作動油供給回路は、ブレーキ冷却油供給回路とは独立して設けられ、ロックアップクラッチに作動油を供給する。
このトルクコンバータでは、ロックアップクラッチがオフ(ロック解除)状態では、フロントカバー及びインペラーに入力された動力は、流体を介してタービンに伝達され、トランスミッションに伝達される。また、流体はインペラーからタービンに流入し、さらにステータを介してインペラーに戻される。
また、ロックアップクラッチがオン(ロック)された場合は、動力はフロントカバーからタービンに直接伝達され、タービンからトランスミッションに伝達される。
以上のトルクコンバータの作動時において、ステータの回転は、ステータブレーキによって制動され、自由回転状態と、完全に停止された状態との間で制御される。そして、ロックアップクラッチは、ロックアップ作動油供給回路を通じて供給される作動油によって作動する。また、ステータブレーキは、ロックアップ作動油供給回路とは別に設けられたブレーキ冷却油供給回路を通じて供給される冷却油によって冷却される。
ここでは、ロックアップ作動油供給回路がブレーキ冷却油供給回路と独立して設けられている。すなわち、ロックアップクラッチは別室タイプで構成されているので、ロックアップクラッチの作動油の供給とブレーキステータの冷却油の供給とをそれぞれ別に構成することができる。したがって、ステータブレーキを冷却するのに有効で効率的な冷却油供給回路を構成することが容易になる。ひいては、ステータブレーキを十分に冷却することが容易になる。
請求項2に係るトルクコンバータは、請求項1のトルクコンバータにおいて、ステータブレーキは複数のクラッチ板を有する油圧式ブレーキ装置であり、ロックアップクラッチはステータブレーキより径方向外側に配置されている。
この場合は、油圧作動式のステータブレーキ及びロックアップクラッチが、軸方向において並べて配置されていない。すなわち径方向において同じ位置に配置されていない。したがって、全体の軸方向寸法を短くできる。
請求項3に係るトルクコンバータは、請求項2のトルクコンバータにおいて、ブレーキ冷却油供給回路は、ブレーキ冷却油をステータブレーキの内周側から外周側に向かって供給する。
この場合は、ステータブレーキに対して、ブレーキ冷却油はステータブレーキの内周側から外周側に流れる。ここで、ステータブレーキは回転しており、ブレーキを構成している部材やその周辺に供給された冷却油は遠心力を受ける。したがって、冷却油はステータブレーキの内周側から外周側にスムーズに流れ、ブレーキ部分を効率的に冷却することができる。
請求項4に係るトルクコンバータは、請求項3に係るトルクコンバータにおいて、ブレーキ冷却油はステータブレーキの内周側から流体室に供給されるトルクコンバータの作動油である。
ここでは、流体室に供給される作動油が、流体室に至るまでにステータブレーキが配置されている部分を通過し、これによりステータブレーキが冷却される。
請求項5に係るトルクコンバータは、請求項1のトルクコンバータにおいて、ロックアップ作動油供給回路は、クラッチ作動油をロックアップクラッチの内周側から供給するとともに供給流路と同流路を通して排出する。
ここでは、ロックアップクラッチが別室タイプになっているので、ロックアップクラッチを作動するための作動油は、供給流路を通じてロックアップクラッチに供給され、同流路を通じて排出される。
本発明によれば、ステータの内周側にステータブレーキが設けられたトルクコンバータにおいて、ステータブレーキに冷却油を十分に供給するための構成を容易に実現することができる。
[トルクコンバータの全体構成]
図1は本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバータ1の縦断面図である。トルクコンバータ1は、エンジンのクランクシャフトからトランスミッションの入力シャフト2にトルクを伝達するための装置である。図1の左側に図示しないエンジンが配置され、図1の右側に図示しないトランスミッションが配置されている。図1に示すO−Oがトルクコンバータ1の回転軸である。
トルクコンバータ1は、主に、フロントカバー4と、3種の羽根車(インペラー5,タービン6及びステータ7)と、ステータブレーキ8と、ブレーキ冷却油供給回路9と、ロックアップクラッチ10と、ロックアップ作動油供給回路11と、を備えている。
[フロントカバー]
フロントカバー4は、円板状の部材であって、内周端にはセンターボス14が溶接により固定されている。センターボス14は、軸方向に延びる円筒形状の部材であり、クランクシャフト(図示せず)の中心孔内に挿入されるものである。
なお、図示していないが、フロントカバー4はフレキシブルプレートを介してエンジンのクランクシャフトに連結されるようになっている。すなわち、フロントカバー4の外周側かつエンジン側の面には、円周方向に等間隔で複数のナット15が固定されており、このナット15内に螺合するボルトがフレキシブルプレートの外周部をフロントカバー4に固定している。
フロントカバー4の外周部には、軸方向トランスミッション側に延びる外周側筒状部4aが形成されている。この外周側筒状部4aの先端にインペラー5が溶接によって固定されている。この結果、フロントカバー4とインペラー5とによって、内部に作動油が充填される流体室が形成されている。
[インペラー]
インペラー5は、主に、インペラーシェル18と、その内側に固定された複数のインペラーブレード19と、インペラーシェル18の内周部に固定されたインペラーハブ20と、から構成されている。そして、インペラーシェル18の外周側先端部が、前述のように、フロントカバー4に溶接されている。また、インペラーハブ20はトランスミッション側に延びる筒状部を有している。
[タービン]
タービン6は流体室内でインペラー5に対して軸方向に対向して配置されている。タービン6は、主に、タービンシェル22と、そのインペラー側の面に固定された複数のタービンブレード23と、タービンシェル22の内周縁に固定されたタービンハブ24と、から構成されている。タービンシェル22とタービンハブ24とは複数のリベット25によって固定されている。
タービンハブ24は、タービンシェル22の内周部が固定された円板状のフランジ部24aと、フランジ部24aの内周部からエンジン側に延びて形成された第1筒状部24bと、逆側に延びて形成された第2筒状部24cと、を有している。そして、フランジ部24aの径方向のほぼ中間部において、前述のように、リベット25によってタービンシェル22が固定されている。また、第1筒状部24bの内周部にはスプライン孔が形成されており、トランスミッションの入力シャフト2の先端に形成されたスプライン軸と噛み合っている。
[ステータ]
ステータ7は、インペラー5の内周部とタービン6の内周部との間に配置され、タービン6からインペラー5に戻る作動油の流れを整流するための機構である。ステータ7は樹脂やアルミ合金等で鋳造により一体に形成されている。ステータ7は、主に、環状のステータシェル30と、ステータシェル30の外周面に設けられた複数のステータブレード31と、を有している。ステータシェル30は、ステータブレーキ8を介して筒状の固定シャフト33に支持されている。固定シャフト33は入力シャフト2の外周面とインペラーハブ20の内周面との間を延びて形成されている。
以上に述べた各羽根車5,6,7の各シェル18,22,30によって、流体室内にトーラス形状の流体作動室が形成されている。
[ステータブレーキ]
ステータブレーキ8は、ステータ7の内周側に配置されており、ステータ7の回転を制動するためのものである。このステータブレーキ8は、油圧作動式のクラッチブレーキであって、図2に詳細に示すように、ブレーキケース35と、ブレーキケース35の内部に配置された多板型のブレーキディスク部36と、ブレーキディスク部36を押圧するピストン37と、ブレーキディスク部36の内周側に配置されて固定シャフト33に連結されたブレーキ固定部材38と、を有している。
<ブレーキケース>
ブレーキケース35は、図2に示すように、円板状の縦壁部35aと、縦壁部35aの外周部からトランスミッション側に延びて形成された外筒状部35bと、縦壁部35aの内周部からトランスミッション側に延びて形成された内筒状部35cと、を備えている。
縦壁部35aはタービンハブ24のフランジ部24aとほぼ平行に配置されており、縦壁部35aの外周部とフランジ部24aの外周部との間には第1スラスト軸受40が配置されている。
外筒状部35bの外周面及び内周面には、それぞれ軸方向に延びる複数の歯35d,35eが形成されており、外周面に形成された歯35dがステータシェル30の内周面に形成された軸方向に延びる複数の歯30aと噛み合っている。また、ステータシェル30の内周面で、歯30aの軸方向の両端部には、1対のスナップリング41,42が装着されている。以上により、ブレーキケース35とステータシェル30とは、相対回転が不能で、かつ軸方向にも相対移動ができないようになっている。なお、外筒状部35bの軸方向先端部とインペラーシェル18との間には、第2スラスト軸受43が配置されている。
内筒状部35cは、タービンハブ24の第2筒状部24cの外周部に、軸受44を介して相対回転自在に支持されている。なお、内筒状部35cの軸方向先端部とブレーキ固定部材38との間には、スラストワッシャ45が配置されている。
<ブレーキディスク部>
ブレーキディスク部36は、軸方向に互いに交互に配置されたそれぞれ複数のドリブンプレート48(この例では4枚)及びディスク49(この例では3枚)を有している。
ドリブンプレート48は、外周部に複数の歯が形成されたリング状の部材であり、この外周部に形成された歯がブレーキケース35の歯35eに軸方向に移動自在に噛み合っている。なお、4枚のドリブンプレート48のうち、もっともトランスミッション側に配置されているドリブンプレートは他の3枚のドリブンプレートに比較して厚みが厚く形成されており、他の3枚については同じ厚みに形成されている。
また、ディスク49は両面に摩擦部材であるフェーシングが貼付されたリング状の部材である。このディスク49の内周部には、複数の歯が形成されている。
<ピストン>
ピストン37はブレーキディスク部36のドリブンプレート48及びディスク49を互いに押圧するための押圧部37aを外周部に有している。この押圧部37aには作動油(冷却用潤滑油)を外周側に逃がすための溝が半径方向に沿って形成されている。また、ピストン37の内周部には、軸方向においてトランスミッション側に延びる筒状の支持部37bが形成されている。この支持部37bはブレーキケース35の内筒状部35cの外周面に軸方向に移動自在に支持されている。なお、ピストン37とブレーキケース35との間は、ピストンの外周部及びブレーキケース35の内筒状部35cの外周部に設けられた2つのシール部材によりシールされている。
<ブレーキ固定部材>
ブレーキ固定部材38は、円板状の縦壁部38aと、縦壁部38aの外周部から軸方向においてエンジン側に延びる外筒状部38bと、縦壁部38aの内周部から軸方向においてトランスミッション側に延びる内筒状部38cと、を有している。
外筒状部38bの外周面には軸方向に延びる複数の歯が形成されており、この歯がディスク49の内周部に形成された歯と噛み合っている。また、内筒状部38cの内周面にはスプライン孔が形成されており、このスプライン孔が固定シャフト33の外周面に形成されたスプライン軸に噛み合っている。なお、縦壁部38aの外周部とインペラーシェル18との間には、第3スラスト軸受50が配置されている。
[ロックアップクラッチ]
ロックアップクラッチ10は、油圧作動式で多板型のクラッチであり、フロントカバー4とタービン6との間に配置され、フロントカバー4からタービン6に動力を直接伝達するものである。このロックアップクラッチ10は、図1から明らかなように、径方向においてステータブレーキ8とずれた位置に配置されており、横方向に並べて配置されているわけではない。このような配置によって、互いに干渉を避けることができ、軸方向寸法の短縮化が図られている。また、ロックアップクラッチ10は、図3に示すように、入力側部材54と、クラッチ部55と、ピストン56と、ピストン56を支持する支持部材57と、出力側部材58と、出力側部材58からの出力を受けるダンパー部59と、を有している。
<入力側部材>
入力側部材54は、回転軸と同軸の中心軸を有する筒状の部材であって、一端がフロントカバー4に溶接等によって固定されている。また、入力側部材54には軸方向に延びる複数のスリットが形成されている。
<クラッチ部>
クラッチ部55は、軸方向に互いに交互に配置されたそれぞれ複数のドリブンプレート62(この例では3枚)及びクラッチディスク63(この例では2枚)を有している。ドリブンプレート62は、外周部に複数の歯が形成されたリング状の部材であり、この外周部に形成された歯が入力側部材54のスリットに軸方向に移動自在に噛み合っている。なお、3枚のドリブンプレート62のうち、もっともトランスミッション側に配置されているドリブンプレートは他のドリブンプレートに比較して厚みが厚く形成されており、他の2枚のドリブンプレートについては同じ厚みに形成されている。クラッチディスク63は両面に摩擦部材であるフェーシングが貼付されたリング状の部材である。このクラッチディスク63の内周部には、複数の歯が形成されている。
<ピストン>
ピストン56はクラッチ部55のドリブンプレート62及びクラッチディスク63を互いに押圧するための押圧部56aを外周部に有している。また、ピストン56の内周部には、軸方向においてトランスミッション側に延びる筒状の支持部56bが形成されている。
<支持部材>
支持部材57は、ピストン56を支持する部材であり、径方向に延びる概略円板状の本体部57aと、本体部57aの外周部に形成された外筒状部57bと、本体部57aの内周部に形成された内筒状部57cと、を有している。本体部57aはその大半がフロントカバー4との間に隙間を有しているが、その一部57dはフロントカバー4に溶接等により固定されている。また、外筒状部57bは、トランスミッション側に延びて形成されており、ピストン56の支持部56bがこの外筒状部57bに移動自在に支持されている。さらに、内筒状部57cは、トランスミッション側に延びて形成されており、この内筒状部57cはタービンフランジ24の第1筒状部24bの外周面に支持されている。
なお、ピストン56の外周部と入力側部材54との間、ピストン56の内周部と支持部材57の外周面との間、支持部材57の内周面とタービンフランジ24の第1筒状部24bとの間には、それぞれシール部材が配置されている。すなわち、ロックアップクラッチ10のピストン56を作動するための機構は、別室タイプとなっている。
<出力側部材>
出力側部材58は、回転軸と同軸の中心軸を有する筒状部材であり、筒状本体部58aと、筒状本体部58aのトランスミッション側の端部において外方に延びて形成されたフランジ部58bと、を有する。筒状本体部58aの外周面には軸方向に延びる複数の歯が形成されており、この歯にクラッチディスク63の内周部に形成された歯が軸方向移動自在に噛み合っている。
<ダンパー部>
ダンパー部59は、内周部がリベット66により出力側部材58に固定された入力プレート67と、タービンシェル22に固定された出力プレート68と、入力プレート67と出力プレート68とを弾性的に連結する複数のトーションスプリング69と、を有している。
なお、出力側部材58は第1支持プレート72に支持されており、第1支持プレート72はタービンシェル22とともにリベット25によりタービンハブ24に固定されている。また、第1支持プレート72にはリベット73により第2支持プレート74が固定されており、ダンパー部59の入力プレート67の内周端部が第2支持プレート74により支持されている。
以上の第1及び第2支持プレート72,74により、出力側部材58及びダンパー部59が、径方向及び軸方向に支持されている。
[ブレーキ冷却油供給回路]
ブレーキ冷却油供給回路9は、ステータブレーキ8に冷却のための油を供給するための回路である。なお、ここでは、流体室に供給される作動油を、ステータブレーキ8を通すことによって、ステータブレーキ8を冷却するようにしている。すなわち、トルクコンバータの流体室に作動油を供給する回路がブレーキ冷却油供給回路としても機能しており、作動油が冷却油として機能している。
このブレーキ冷却油供給回路9は、図2に示すように、固定シャフト33の外周とインペラーハブ20の内周との間に形成された第1通路80と、ブレーキ固定部材38とインペラーハブ20との間に形成された第2通路81と、ブレーキ固定部材38の縦壁部38aに形成された第3通路としての貫通孔82と、を有している。そして、第2通路81を通過した作動油は第3スラスト軸受50を介してブレーキディスク部36に供給される。また、貫通孔82を通過した作動油は、ブレーキ固定部材38の外筒状部38bに形成された貫通孔83、あるいはブレーキ固定部材38とピストン37との間を通過してブレーキディスク部36に供給されるようになっている。以上の作動油の流路によって、ブレーキ冷却油供給回路9が構成されている。
なお、ブレーキディスク部36に供給された作動油は、第2スラスト軸受43を介して流体室に供給されるとともに、ブレーキケース35に形成された貫通孔84,85を介して流体室に供給される。
また、流体室に供給された作動油は主に、第1支持プレート72に形成された貫通孔86と、タービンハブ24の第1筒状部に形成された貫通孔87と、を介して排出されるようになっている。
[ステータブレーキ作動回路]
ステータブレーキ8を作動させるための回路は、図2に示すように、タービンハブ24の第2筒状部24cに形成された貫通孔88と、ブレーキケース35の内筒状部35cに形成された貫通孔89と、によって形成されている。すなわち、ステータブレーキ8をオン(ディスクを押圧)させるために、貫通孔88,89を介してブレーキケース35とピストン37との間に作動油が供給され、またステータブレーキ8をオフ(ディスクの押圧解除)させるために、同じ経路(貫通孔88,89)を介して作動油が排出される。なお、タービンハブ24の第2筒状部24cにおいて、貫通孔88の軸方向両側にはシール部材が設けられている。
[ロックアップ作動油供給回路]
ロックアップクラッチ10を駆動するための回路11は、図3に示すように、タービンハブ24の第1筒状部24bとフロントカバー4との間の通路90と、支持部材57とフロントカバー4との間の通路91と、によって形成されている。すなわち、ロックアップクラッチ10をオンさせるために、通路90,91を介してフロントカバー4とピストン56との間に作動油が供給され、またロックアップクラッチ10をオフさせるために、同じ通路90,91を介して作動油が排出される。
[トルクコンバータの動作]
ロックアップクラッチ10がオフ(ロックアップ解除)されているときには、フロントカバー4とタービン6との間のトルク伝達は、インペラー5とタービン6との間の流体伝達によって行われている。インペラー5がエンジンによって回転させられると、作動油は遠心力によってインペラー5からタービン6へと流れる。インペラー5からタービン6へ流れてきた作動油はタービン6を回転させた後にステータ7を通過する。ステータ7を通過する際には、ステータブレード31に衝突した作動油はブレードによって向きを変えられ、インペラー5へと戻される。
ロックアップクラッチ10をオンする場合は、ロックアップクラッチ作動油供給回路11によってロックアップクラッチ10に作動油を供給する。具体的には、タービンハブ24とフロントカバー4との間の通路90に作動油が供給され、この作動油は支持部材57とフロントカバー4との間の通路91を通ってピストン56の背面に供給される。これにより、ピストン56が軸方向においてトランスミッション側に移動し、ドリブンプレート62及びクラッチディスク63が互いに押圧される。
以上のようなロックアップクラッチ10のオンにより、エンジンからフロントカバー4に伝達された動力はロックアップクラッチ10を介してダンパー部59に入力される。そして、動力は、このダンパー部59を介してタービン6に伝達され、さらにタービンハブ24を介してトランスミッションの入力シャフト2に伝達される。このようにして、動力は直接トランスミッション側に伝達される。
ステータブレーキ8は、一般的にエンジンのアイドリング回転時、すなわち停止時においてはオンされている。この場合は、タービンハブ24の貫通孔88及びブレーキケース35の貫通孔89を介してピストン37の背面に作動油が供給される。これにより、ピストン37が軸方向においてトランスミッション側に移動し、ドリブンプレート48及びディスク49が互いに押圧される。これにより、ステータ7は、制動されて、回転不能な状態になっている。ステータ7が制動されている状態では、トルクコンバータの容量係数は比較的小さい値であるので、エンジンの負荷は小さくなる。このため、燃料の消費を抑えることができる。
一方、車両が走行を始めると、ステータブレーキ8をオン(制動状態)からオフ(制動解除状態)に移行させる。これにより、容量係数は上昇し、走行に十分なトルクコンバータの容量を得ることができる。ステータブレーキ8をオンからオフにする場合は、貫通孔88,89を介して作動油が排出される。
以上のようなステータブレーキ8の作動時において、ブレーキディスク部が発熱する。特に、ブレーキディスク部36を滑らせて(半制動状態で)使用する場合には、発熱量が大きくなる。しかし、本実施形態では、流体室に供給される作動油が、ステータブレーキ8の内周側から外周側に向かって流れるような経路で供給されるので、ブレーキディスク部36を有効に冷却することができる。
[他の実施形態]
前記実施形態では、ロックアップクラッチが多板型の場合を説明したが、単板型のクラッチであっても本発明を同様に適用することができる。
また、ステータブレーキの具体的な構成は前記実施形態に限定されるものではなく、各油供給回路についても前記実施形態に限定されるものではない。
トルクコンバータ1の縦断面概略図。 図1の拡大部分図。 図1の拡大部分図。
符号の説明
1 トルクコンバータ
2 トランスミッションの入力シャフト
4 フロントカバー
5 インペラー
6 タービン
7 ステータ
8 ステータブレーキ
9 ブレーキ冷却油供給回路
10 ロックアップクラッチ
11 ロックアップ作動油供給回路

Claims (5)

  1. エンジンからのトルクを流体によってトランスミッション側に伝達するためのトルクコンバータであって、
    前記エンジンからのトルクが入力されるフロントカバーと、
    前記フロントカバーに接続され、前記フロントカバーとともに流体室を構成するインペラーと、
    前記インペラーに対向して配置され、前記トランスミッションにトルクを出力可能なタービンと、
    前記インペラーとタービンの内周部間に配置され、前記タービンから前記インペラーに流れる流体の流れを整流するためのステータと、
    前記ステータの回転を制動するためのステータブレーキと、
    前記ステータブレーキに冷却油を供給するブレーキ冷却油供給回路と、
    前記フロントカバーと前記タービンとの間に配置され、前記フロントカバーから前記タービンに動力を直接伝達するための油圧作動式のロックアップクラッチと、
    前記冷却油供給回路とは独立して設けられ、前記ロックアップクラッチにクラッチ作動油を供給するためのロックアップ作動油供給回路と、
    を備えたトルクコンバータ。
  2. 前記ステータブレーキは複数のクラッチ板を有する油圧式ブレーキ装置であり、
    前記ロックアップクラッチは前記ステータブレーキより径方向外側に配置されている、請求項1に記載のトルクコンバータ。
  3. 前記ブレーキ冷却油供給回路は、ブレーキ冷却油を前記ステータブレーキの内周側から外周側に向かって供給する、請求項2に記載のトルクコンバータ。
  4. 前記ブレーキ冷却油は前記ステータブレーキの内周側から前記流体室に供給されるトルクコンバータの作動油である、請求項3に記載のトルクコンバータ。
  5. 前記ロックアップ作動油供給回路は、前記クラッチ作動油を前記ロックアップクラッチの内周側から供給するとともに供給流路と同流路を通して排出する、請求項1に記載のトルクコンバータ。
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