JP2010047313A - ワインクーラー - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の一般的なワインクーラーは、ワインボトルに水滴が付着するため、ワインをグラスに注ぐためにボトルをワインクーラーから取り出す毎に、ボトルをタオルで拭いて水滴を取り除く必要があった。本発明は、簡単な構造で、ワインボトルに水滴が付着しにくく、ワインボトルのラベルを視認できるワインクーラーを提供することを目的とする。
【解決手段】 円筒部(11)及び底面部(12)からなる保冷容器(1)、または竹を模した保冷容器(8)の内壁に、保冷材(2)を着脱自在に取り付け可能とする固定手段(4)を設け、保冷容器の内側に保冷材の冷気を充満させることにより、ワインを最適な温度に保つことを特徴とする。また、固定手段は、磁石、面ファスナー、容器の内壁に設けた段部(リブ)等であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はワインクーラーなどの飲料の入ったボトルを保冷しつつ保持する保冷容器に関する。
従来の一般的なワインクーラーは、図8に示すようにバケツ状の上方が開口した容器(21)に氷(22)または氷水を入れ、そこにワインのボトル(3)を容器(21)の側壁にもたせかけるように傾けて入れることによりワインを冷やしていた。
また、ワインに水滴が付着しないようにするために、ワインクーラーの内側にワインボトルを入れる袋を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−69662号公報(図4)
従来の一般的なワインクーラーは、ワインボトルに水滴が付着するため、ワインをグラスに注ぐためにボトルをワインクーラーから取り出す毎に、ボトルをタオルで拭いて水滴を取り除く必要があった。
また、特許文献1に記載されるワインクーラーは、ワインボトルに水滴が付着する課題は対策されているものの、容器と別体の袋を必要とし、ワインクーラーの内側に袋を固定するための取付金具を開口部や底面に設ける必要もあり、構造が複雑となる欠点があった。
また、ワインボトルを収納する空間が狭いため、ワインボトルを挿入しにくく、利便性に問題がある。
さらに、ワインを飲むときには、ワインのラベルを見てワインの銘柄を確認したり、ラベルそのもののデザインを見て楽しむということが行われているが、特許文献1に記載されるワインクーラーは、ワインクーラーにワインボトルを保持しているときにラベルが見られず、ワインを飲むときの楽しみが損なわれるという問題がある。
そこで、本発明は、簡単な構造で、ワインボトルに水滴が付着しにくく、ワインボトルのラベルを視認できるワインクーラーを提供することを目的とする。
本発明は、以上の課題を解決するために、保冷容器の内壁に保冷材を着脱自在に取り付け可能とする固定手段を設けたものである。
また、その固定手段を、磁石、面ファスナー、容器の内壁に設けた段部(リブ)などとしたものである。
以上のように、本発明は、保冷容器の内壁に保冷材を着脱自在に取り付け可能とする固定手段を設けることで、従来の特許文献1に記載されるラインクーラーに比べ、簡単な構造で、ワインボトルに水滴が付着しにくく、ワインボトルを挿入し易く、ワインボトルのラベルを視認できる保冷容器を提供することが可能となる。
また、ワインには、飲んでおいしい適温(5℃〜20℃)があるが、本発明によれば、保冷材の数量や大きさを調整することにより、柔軟に温度調節が可能となる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を説明する。
図1は、本発明の実施の一形態を示す斜視図である。このワインクーラーは円筒部(11)及び底面部(12)からなる上方が開口した保冷容器(1)の内壁に、図示しない固定手段により保冷材(2)を取り付けたものである。
ワインボトル(3)を保冷容器(1)に入れ、使用した場合、ワインボトル(3)は保冷容器(1)の内壁に取り付けられた保冷材(2)と接することにより冷却される。
また、ワインボトル(3)を保冷容器(1)の内部に直立させて収納させてもよい。保冷容器(1)の内側は保冷材(2)の冷気で満たされており、ワインボトルが保冷材(2)と触れていなくてもワインは十分に最適温度に保たれることとなる。
図2は、図1の保冷容器(1)の正面断面図であり、保冷容器(1)の内壁の上端から約1/3の高さに保冷材(2)を着脱可能に取り付けるための固定手段として磁石(4)を配設している。磁石(4)は保冷容器(1)の内壁に、円周方向に均等に3箇所程度取り付ける。
図3は、保冷材(2)の一例を示す。保冷材(2)には保冷材(2)を保冷容器(1)の内壁に付設した磁石(4)に固定するための金属片(5)などを、予め接着剤などにより取り付けておく。
保冷材(2)は、保冷容器(1)の内面の形状に合わせたプラスチック製のもの、あるいは任意の形に曲げられる袋状のものなど、保冷容器(1)の内壁に取り付け可能なものであれば、その材質・形状は特に限定されるものではない。
なお、保冷材(2)は保冷容器(1)の内壁のどの高さに固定しても良いが、望ましくは内壁の上方に固定することが効果的である。そうすることにより、保冷容器(1)の内側を、より多くの保冷材(2)の冷気で満たすことが可能となる。
図4は、本発明の他の実施の一形態を示す正面断面図である。この実施の形態では、図2に示される実施の形態と異なり、保冷容器(1)の内壁に、金属部(6)を円周方向に均等に3箇所程度設け、保冷材(2)に予め磁石を接着しておくことにより、保冷容器(1)の内壁に保冷材(2)を着脱自在に固定するものである。図4では、金属部(6)を保冷容器(1)の内壁に一部分に設けたが、保冷容器(1)の内壁の円周方向全周に帯状に設けても良い。例えば、管状の金属部材を保冷容器(1)の上方からはめ込んで固定してもよい。
また、本発明の他の実施の形態として、固定手段を面ファスナーとしても良い。
図5は、本発明の他の実施の一形態を示す斜視断面図である。この実施の形態では、図2に示される実施の形態と異なり、保冷容器(1)の内壁に、リブなどの段部(7)を設け、保冷材(2)を段部(7)に載せることにより、着脱自在に固定するものである。また、保冷材(2)を確実に固定するために、磁石(4)を併設しても良い。
図6および図7は、さらに本発明の他の実施の一形態を示す斜視図および上面断面図である。なお図6は、容器の形状を解りやすくするためワインボトルを透過させた図面としている。この実施の形態は、竹を模した保冷容器(8)にワインボトル(3)を横たわらせて使用する保冷容器(8)であって、保冷容器(8)には、保冷材(2)を着脱可能に取り付けるための固定手段として磁石(4)を配設する。
保冷容器(8)は、半円筒状の本体(81)と本体を傾け安定させるための本体の一方の端部近傍に設けた脚部(82)と、水滴等を止めるための本体の一方の端部に設けた半円形の蓋部(83)により構成される。
この実施の形態においても、保冷容器(8)の内側に満たされる冷気により、ワインが最適温度に維持され、また、ワインボトルが保冷材(2)に接触することで、ワインが冷却される。
なお、本発明は、設計変更可能であって、保冷容器(1)の材質は、陶磁器、ガラス、プラスチック、金属、木材等、材料・材質を問わない。
本発明の実施の一形態を示す斜視図である。 本発明の実施の一形態を示す正面断面図である。 保冷材の一例を示す正面図である。 本発明の他の実施の一形態を示す正面断面図である。 本発明の他の実施の一形態を示す斜視断面図である。 本発明の他の実施の一形態を示す斜視図である。 本発明の他の実施の一形態を示す上面断面図である。 従来例を示す斜視図である。
符号の説明
1 保冷容器
2 保冷材
3 ワインボトル
4 磁石
5 金属片
6 金属部
7 段部(リブ)
8 他の実施例の保冷容器
11 円筒部
12 底部
21 ワインクーラー
22 氷
81 本体
82 脚部
83 蓋部

Claims (7)

  1. 上方が開口した容器の内壁に保冷材を固定するための固定手段を設けたことを特徴とする保冷容器。
  2. 前記固定手段は磁石である請求項1に記載の保冷容器。
  3. 前記固定手段は面ファスナーである請求項1に記載の保冷容器。
  4. 前記固定手段は保冷材を収納する段部である請求項1に記載の保冷容器。
  5. 前記固定手段は保冷材に配設された磁石が接着するための金属部材である請求項1に記載の保冷容器。
  6. 前記容器は円筒部及び底面部からなる形状を有しており、前記固定手段は前記円筒部の内壁に設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の保冷容器。
  7. 前記容器は半円筒部、脚部及び半円形の蓋部からなり、前記固定手段は前記半円筒部の内壁に設けられ、前記半円筒部の端部近傍に前記脚部を設けることにより、前記半円筒部が傾斜することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の保冷容器。
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