JP2010046425A - 医療機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 血管、リンパ管、神経などの配置、及び走行状態を容易に把握、及び確認することができ、外科手術時間を短縮して、患者、医師、及び医療スタッフの負担を軽減する医療機器を実現する。
【解決手段】本発明の医療装置は、開閉して生体内の組織を把持する一対の把持体31,32を有する把持手段22と、把持手段の一方の把持体32に対向する他方の把持体31に配設され、把持した前記組織を照明する照明手段40と、一方の把持部に配設され、照明手段の照明光が透過した組織を投影表示する表示手段36と、を具備する。
【選択図】図9

Description

本発明は、生体内の血管、リンパ管、神経などの組織を把握する医療機器に関する。
周知のように、生体の外科手術に用いられる医療機器には、例えば、特許文献1から特許文献4のような提案がなされている。
例えば、特許文献1には、外科用器具の一部を構成し、外科手術中の処置を遂行するのに有利な位置を照明する光送出システムが開示されている。この従来のシステムは、光分散器と発光部を備えた鉗子を有している。ユーザは、鉗子の発光部からの検査用の光、及び透視用光を使用して、作業領域を検査することができる。
また、例えば、特許文献2には、動脈を閉塞することにより血流を減らし、または停止するための非侵襲性膣内閉塞器具が開示されている。この従来の器具は、対向した組織接触面付の一対の圧力適用部材、組織接触面間の距離を調整するように構成された支持シャフト、及び少なくとも一つの圧力適用部材上に配置された血管位置決めのための少なくとも一つのセンサを備えている。
そして、例えば、特許文献3には、対象部位を把持するグリッパに把持力を検出する歪ゲージをグリッパの背面側に取り付けた鉗子が開示されている。このように把持力を検出する歪ゲージがマニュピュレータの先端把持部に設けられ、検知信号を操作感覚付与機構に出力することで、マニュピュレータのハンドルにフィードバックさせてユーザの手先の感覚に反映させるマスタースレーブ装置が、例えば、特許文献4に開示されている。
特表2002−514127号公報 特表2006−506186号公報 特開平8−224242号公報 特開2002−598380号公報
ところで、生体内には、血管、リンパ管、神経などの組織が多く存在する。これらの血管、リンパ管、神経などの組織は、生体内における大まかな位置を特定し易いものの、配置、及び走行状態に個人差がある。
術者は、臓器などの生体組織の外科手術を行なう場合、個人差のある、血管、リンパ管、神経などの配置、及び走行状態を確認しながら傷つけないようにするため、慎重に生体組織を剥離、切開などして、処置をしなければならず、手術時間が長時間となってしまう。このように、手術時間が長くなると、患者は勿論のこと、医師、及び医療スタッフへの負担も増加させてしまうという課題があった。しかしながら、上述した特許文献1から特許文献4に開示されるような従来の医療機器では、血管、リンパ管、神経などの配置、及び走行状態を確認、つまり把握することができない。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、血管、リンパ管、神経などの配置、及び走行状態を容易に把握、及び確認することができ、外科手術時間を短縮して、患者、医師、及び医療スタッフの負担を軽減する医療機器を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明の医療機器は、開閉して生体内の組織を把持する一対の把持体を有する把持手段と、該把持手段の一方の把持体に対向する他方の把持体に配設され、把持した前記組織を照明する照明手段と、前記一方の把持部に配設され、前記照明手段の照明光が透過した前記組織を投影表示する表示手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、血管、リンパ管、神経などの配置、及び走行状態を容易に把握、及び確認することができ、外科手術時間を短縮して、患者、医師、及び医療スタッフの負担を軽減する医療機器を実現することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の説明において、例えば、腹腔鏡下外科手術を行う医療装置を例示する。
(第1の実施の形態)
先ず、腹腔鏡下外科手術に用いられる本発明の医療装置である内視鏡システムについて、以下に説明する。尚、図1から図17は本発明の第1実施形態に係り、図1は医療装置である医療システムの構成を示す図、図2は組織把持装置の把持部の構成を示す斜視図、図3は把持部の第1の把持体の構成を示す斜視図、図4は組織把持装置の把持部が閉じた状態の構成を示す縦断面図、図5は組織把持装置の把持部が開いた状態の構成を示す縦断面図、図6は組織把持装置の把持部の横断面図、図7は第2の把持体のスクリーンにシートを設けた構成を示す把持部の横断面図、図8は使用時の医療システムを示す図、図9は脂肪層を組織把持装置の把持部により把持した状態を示す縦断面図、図10は脂肪層を組織把持装置の把持部により把持した状態を示す横断面図、図11は脂肪層を組織把持装置の把持部により把持した状態を示す平面図、図12は第1の変形例の把持力検出手段が設けられた組織把持装置の把持部の構成を示す斜視図、図13は第1の変形例の把持力検出手段が設けられたハンドル部の構成を示す側面図、図14は第2の変形例の平行リンクが設けられた組織把持装置の把持部が閉じた状態の構成を示す側面図、図15は第2の変形例の平行リンクが設けられた組織把持装置の把持部が開いた状態の構成を示す側面図である。
図1に示すように、腹腔鏡下外科手術を行う本実施の形態の医療システム1は、内視鏡システム2と、医療機器である組織判別システム3と、を有して構成されている。
内視鏡システム2は、内視鏡4と、光源装置5と、カメラコントロールユニット(以下、CCUと略記する)6と、表示装置7と、により主に構成されている。
光源装置5は、内視鏡4の備える照明光学系に照明光を供給する。光源装置5と内視鏡4とは光源ケーブル13によって着脱自在に接続される。CCU6は、画像処理回路が内蔵された信号処理装置である。このCCU6は、内視鏡4と撮像ケーブル14によって接続され、観察画像を表示装置7へ表示する。CCU6と表示装置7は、電気信号ケーブル12によって接続されている。
内視鏡4は、内視鏡挿入部8と、この内視鏡挿入部8の基端に連接された操作部9とから主に構成されている。内視鏡4の内視鏡挿入部8は、内部にイメージガイド、及びライトガイドバンドルが挿通されており、先端面にイメージガイドを介して被写体像を後述の内視鏡用カメラへ集光する撮影光学系、及びライトガイドバンドルからの照明光を被写体へ向けて照射する照明光学系が配設されている。
内視鏡4の操作部9には、CCD、CMOSなどの固体撮像素子が配された、図示しないカメラヘッドが内蔵されている。光源装置5から光源ケーブル13を介して内視鏡4に供給された照明光は、観察部位を照明する。この照明された観察部位の光学像は、内視鏡挿入部8内のイメージガイド(不図示)を介して操作部9内のカメラヘッドで撮像される。この内視鏡4内のカメラヘッドは、撮像した光学像を画像信号に光電変換する。その画像信号は、撮像ケーブル14を介してCCU6へ伝送される。
このCCU6は、伝送された画像信号を映像信号に生成して表示装置7に出力する。表示装置7は、例えば、液晶ディスプレイであって、CCU6から出力された映像信号を受けて、内視鏡4による観察画像を画面表示する。
組織判別システム3は、医療器具である組織把握装置20と、電源装置21と、を有して構成されている。
組織把握装置20は、体内組織を把持する把持手段である把持部22と、硬質な処置具挿入部23と、把持部22を開閉操作する操作部であるハンドル部24と、を有して構成されている。尚、組織把握装置20は、電源装置21とハンドル部24から延出する電気ケーブル25によって接続されている。
次に、図2から図7に基づいて、組織把握装置20の把持部22の構成、及び開閉機構について、以下に詳しく説明する。
図2から図6に示すように、体内組織を把持する把持手段である、組織把握装置20の把持部(開閉ジョーということもある)22は、一対のジョーを構成する、ここでは下部側の非可動な第1の把持体31と、この第1の把持体31に開閉自在に設けられた第2の把持体32を有している。
第1の把持体31は、図2、及び図3に示すように、先端が円弧状に形成され、基端側が円環状の接続体33と一体的に形成された板形状をしている。また、第1の把持体31は、接続体33の前方側となる両縁辺に沿った根元部分の両側部分に、第2の把持体32を回動自在に支持するためのヒンジ機構を構成する2つの回動支持部34を有している。
この第1の把持体31は、所定の面積の範囲に照明光を照射する照明手段の照明部40が一面、ここでは上面部に有している。この照明部40は、図4から図6に示すように、凹状形成された部分に設けられた基板41上に、複数、ここでは3×6列の18個に並べたLEDなどの光源部品42が設けられ、気密保持のため透明なサファイアガラスなどから形成された光拡散板であるカバー部材43の表面が上記一面、ここでは上面と同一面内に面位置が一致するように設けられている。
照明部40の基板41は、電気線44に接続されている。この電気線44は、照明部40に電力を供給するため、第1の把持体31に形成された配線孔31bから後方へ導出して、接続体33の孔部33a、及び処置具挿入部23の配線挿通路23bに挿通配置されている。また、電気線44は、図1に示したように、組織把握装置20のハンドル部24から延出する電気ケーブル25内に配設されて、電源装置21と電気的に接続される。こうして、電源装置21から組織把握装置20の照明部40に電力が供給される。
尚、照明部40に設けられた複数の光源部品42は、照明光の照射方向がカバー部材43の表面、つまり、第1の把持体31の一面と直交する方向となるように設定されている。また、カバー部材43は、複数の光源部品42からの光をムラ無く均一に面照明するように、レンズシート、及び光拡散シートを設けても良い。さらに、照明部40は、有機ELを用いた面光源としても良いし、外部光源からの照明光を伝送するライトガイドによる照明手段の構成としても良い。
第2の把持体32は、第1の把持体31と略同一形状の板部材である。この第2の把持体32は、図4から図6に示すように、第1の把持体31の照明部40の表面積と同一形状に中央が刳り貫かれた孔部に表示手段であるスクリーン36が嵌合されている。
このスクリーン36は、半透明のガラス、アクリルなどから形成された板部材である。つまり、スクリーン36は、所謂、白濁色の擦りガラスのように光透過性を備えた板部材から構成されている。このスクリーン36は、第2の把持体32の一面、ここでは下面と同一面内に面位置が一致するように設けられている。
尚、このスクリーン36を透明なサファイアガラスなどの板部材から形成して、図7に示すように、半透明な白濁色のフィルム、または所定の帯域の光のみを透過する光学フィルタとなるシート36aを一面、ここでは照明部40に対向する面に貼着しても良い。
また、第1の把持体31の回動支持部34は、図2から図5に示すように、夫々の中央に孔部が形成され、各孔部に第2の把持体32の根元部35に両側面を貫通するように回動自在に挿通された回動軸34aの両端部を圧入固定している。こうして、第2の把持体32は、第1の把持体31の一面、ここでは上面に平行に略重畳した閉状態と、第1の把持体31に離反した方向へ起き上がるように回動軸34a回りに回動した開状態とに開閉自在に可動できるよう構成されている。
この第2の把持体32は、図4、及び図5に示すように、根元部35の基端部に紙面に向かって見た下方側へ所定の角度で延出するワイヤ接続部35aを有している。このワイヤ接続部35aには、操作ワイヤ37の先端が回動自在に接続されている。
操作ワイヤ37は、所定の段発性を備えており、接続体33の孔部33a内、及び処置具挿入部23の孔部23a内に挿通し、ハンドル部24(図1参照)まで延設されている。そして、この操作ワイヤ37は、ハンドル部24の操作により牽引弛緩される。
すなわち、ハンドル部24の操作により、操作ワイヤ37が後方へ牽引されると、ワイヤ接続部35aが後方へ引っ張られて、図4に示すように、第2の把持体32が回動軸34a回りに第1の把持体31に略重畳するように回動して閉状態となる。
一方、ハンドル部24の操作により、操作ワイヤ37が前方へ繰り出されると、ワイヤ接続部35aが前方へ押圧され、図5に示すように、第2の把持体32が回動軸34a回りに第1の把持体31に対して起き上がる方向へ回動して開状態となる。
尚、第1の把持体31と第2の把持体32は、閉状態のとき、近接して対向する夫々の面が把持面31a,32aを構成している。これら把持面31a、32aは、上述した、第1の把持体31の図面における上面側が把持面31aであり、第2の把持体32の図面における下面側が把持面32aとなる。
また、把持部22は、第1の把持体31と第2の把持体32が略重畳する閉状態のとき、照明部40とスクリーン36が対向するように構成されている。つまり、照明部40のカバー部材43、及びスクリーン36は、把持部22が閉じた状態のとき、略一致して重なるように、第1の把持体31と第2の把持体32のそれぞれに設けられている。
尚、把持部22は、接続体33が処置具挿入部23の先端に螺着して固定された構成となっている。これにより、把持部22は、照明部40の故障、劣化などした際に容易に交換自在な構成となっている。
以上のように構成された本実施の形態の内視鏡システム2は、図8に示すように、患者の腹腔101にトラカール110,111を介して挿入され、腹腔鏡下外科手術に使用される。
ユーザである術者は、腹腔101内の臓器を治療するため、剥離、切開などの処置を行なう際、先ず、処置する臓器の周辺にある血管、リンパ管などの循環器、神経などの組織の位置、及び走行状態を把握するため、組織把握装置20のハンドル部24による操作で開状態にした把持部22の第1の把持体31により脂肪層105を所定の厚さ量で差し込むように剥離する。そして、術者は、ハンドル部24の操作により、把持部22を閉状態にして、脂肪層105を把持する。
すると、把持部22は、図9、及び図10に示すように、第1の把持体31と第2の把持体32によって、脂肪層105を所定の厚さ量で挟持し、第1の把持体31と第2の把持体32の各把持面31a,32aが把持した脂肪層105と密着する。
この状態において、第1の把持体31の照明部40から、把持した脂肪層105に照明光を照射すると、脂肪層105内に血管、リンパ管、または神経などの組織があった場合、図11に示すように、組織の影(投影像)、ここでは、血管106、及びリンパ管107の影が第2の把持体32のスクリーン36に表示される。
これにより、本実施の形態の内視鏡システム2の組織判別システム3は、臓器表面に現れていない血管、リンパ管、及び神経などの組織の配置、及び走行状態を容易に把握、及び確認することができる。
また、ここでは、腹腔鏡下外科手術であるため、第2の把持体32のスクリーン36を内視鏡4により拡大観察して、表示装置7に表示させることで、細い組織も容易に把握することができる。尚、内視鏡下でなく、開腹手術で組織判別システム3を用いて、第2の把持体32のスクリーン36を目視して、血管、リンパ管、及び神経などの組織の配置、及び走行状態を確認できることは言うまでもない。
さらに、血管、リンパ管、及び神経などの組織だけでなく、体内組織の細胞の異常部分が変色する場合があり、第2の把持体32のスクリーン36には、細胞の異常部分、例えば腫瘍があった場合、その部分が影となって投影されることもある。これにより、内視鏡システム2の組織判別システム3は、腫瘍などの細胞の異常部分の早期発見も行なえるという利点もある。
尚、上述したように、スクリーン36に貼着するシート36aにより所定の帯域の光のみを透過させる構成、またはスクリーン36自体が所定の帯域の光のみを透過する光学フィルタ機能を備えていた場合、外光、及び内視鏡4の照明光の影響を受けずに、スクリーン36に血管106、リンパ管107、神経などの影がクリアな投影像として表示される。
以上に説明したように、本実施の形態の内視鏡システム2の組織判別システム3は、個人差のある、血管、リンパ管、神経などの配置、及び走行状態を容易に把握、及び確認することができる。そのため、以前に比べて、外科手術時間を短くすることができ、患者、医師、及び医療スタッフへの負担が軽減される。
以上により、内視鏡システム2の組織判別システム3は、血管、リンパ管、神経などの配置、及び走行状態を容易に把握、及び確認でき、外科手術時間を短縮して、患者、医師、及び医療スタッフの負担を軽減することができる。
また、照明部40が発光する照明光は、白色光でもよいが、所定の挟帯域の光、例えば、波長700〜800nmの近赤外光とすれば、血管だけ光が吸収されて、スクリーン36に血管だけの影を投影することもできる。また、照明部40を白色光、及び近赤外光を切換えられるような構成とすれば、血管と、リンパ管、神経などの区別を容易に行なえる構成とすることができる。
(第1の変形例)
次に、本実施の形態の組織判別システム3の組織把握装置20に把持力検出手段を設けた構成について、図12、及び図13に基づいて、以下に説明する。
本変形例の組織把握装置20の把持部22は、図12に示すように、第1の把持体31と第2の把持体32のそれぞれに組織を把持する把持力を検出する歪ゲージ38が設けられている。これら歪ゲージ38は、処置具挿入部33内に挿通配置される信号線39に接続され、検出信号を図示しない把持力算出手段を備えた制御装置に出力する。
尚、図13に示すように、ハンドル部24に設けられた操作ワイヤ37の端部を固定する固定部と、可動するハンドルとの間に、操作ワイヤ37の牽引力によって把持部22の把持力を検出する信号線39に接続された圧力センサ45を設けても良い。
このように、組織把握装置20は、把持部22により組織を把持する把持力を検出できる構成とすれば、特に、血管106を脂肪層105と共に把持した場合、拍動による圧力変化を検出することができ、把持する組織に血管106が存在するか否かを容易に判断することができる。また、組織把握装置20は、拍動を容易に捉えることができるため、血管106が動脈であった場合、検出した把持力の変化から血圧の測定も可能となる。
(第2の変形例)
次に、本実施の形態の組織把握装置20の把持部22が平行リンクにより第1の把持体31と第2の把持体32が開閉する構成について、図14、及び図15に基づいて、以下に説明する。
本変形例の組織把握装置20の把持部22は、図14、及び図15に示すように、第1の把持体31と第2の把持体32が2組の平行リンクを構成する4つの平行リンク板28a、28bにより連結されている。これら平行リンク板28a,28bを設けることで、第2の把持体32が第1の把持体31に対して、平行となった状態のまま開閉させることができる。
具体的には、第1の把持体31には各平行リンク28aの一端が回動自在に設けられ、第2の把持体32には各平行リンク28bの一端が回動自在に設けられている。これら平行リンク28a,28bの他端は、操作ワイヤ37に固設された回動支持体37aと回動自在に接続されている。操作ワイヤ37は、回動支持体37aが所定の距離で離間するように2つ設けられている。
把持部20は、操作ワイヤ37が前方へ移動操作されると、回動支持体37aを介して回動自在に連結された平行リンク板28a,28bを1組とした2組の平行リンクの回動動作により、第1の把持体31に対して、第2の把持体32が離間するように平行移動して開状態となる。また、把持部20は、操作ワイヤ37が後方へ移動操作されると、2組の平行リンクが畳まれるように回動操作して、第1の把持体31に第2の把持体32が近接するように平行移動して閉状態となる。
このように2組の平行リンクを用いることで、把持部20は、第1、及び第2の把持体31,32が対向する位置関係、及び互いの平行関係を保ったまま開閉することができる。
つまり、上述したように、回動軸34a回りに第2の把持体32が回動して、第1の把持体31と共に脂肪層105などを把持すると、把持部22は、回動軸34aの近傍の根元側の厚さが小さく、先端側の厚さが大きくなってしまい、脂肪層105などを均一な厚みで挟持することができない。しかし、本変形例の組織把握装置20は、把持部22が平行に開閉移動するため、把持する脂肪層105などの厚み量が均一となり、安定して挟持することができる。
これにより、スクリーン36に投影された血管、リンパ管、神経などの組織の影の濃淡が略均一になり、拡大観察時、または目視時の視認性を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図16、及び図17に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係る組織把握装置20の把持部22の構成について以下に説明する。尚、図16、及び図17は、本発明の第2の実施の形態に係り、図16は組織把握装置の把持部の構成を示す横断面図、図17は組織把握装置の主に把持部の構成を示す縦断面図である。また、第1の実施の形態と同じ組織把握装置20の構成には同一符号を用いて、それらの説明を省略し、異なる構成、作用及び効果についてのみ説明する。
図16、及び図17に示すように、本実施の形態の組織把握装置20の把持部22は、第1の実施の形態の第2の把持体32に設けられた表示手段であるスクリーン36を撮像手段により把持した組織を撮影して、液晶画面に表示する構成に変更した一例である。
具体的に説明すると、組織把握装置20の把持部22は、第1の把持体31が第1の実施の形態の構成と同一である。そして、把持部22の第2の把持体32には、CCD、CMOS等の固体撮像素子51と対物レンズ52から構成された撮像手段である小型なカメラ50が複数、ここでは、2×5列で設けられ、これらカメラ50により撮影された画像を表示する液晶パネル54が図面に向かって見た上面部に設けられている。
複数のカメラ50は、第2の把持体32の把持面32a側で開口するように形成された凹部32bに並べて配置されている。尚、この凹部32bは、各カメラ50の視野を遮らないように、各カメラ50の周囲が円錐凹部状となるように形成されている。また、凹部32bの開口部には、第2の把持体32の把持面32aと同一面内に面位置が一致するようにサファイアガラスなどの硬質な透明カバー体59が気密に設けられている。この透明カバー体59は、光透過性のある白濁色としても良いし、光学フィルタが表面に貼着されていても良い。
各カメラ50の固体撮像素子51は、一枚の撮像基板53の一面に並べて配置されている。この撮像基板53に重畳するように、第2の把持体32の上面側に液晶パネル54が配置される。そして、液晶パネル54上には、保護のためのサファイアガラス、アクリル板などの透明なカバー部材55が配設されている。このカバー部材55は、第2の把持体32の上面と同一面内に面位置が一致するように気密に配設されている。
また、第2の把持体32には、図17に示すように、撮像基板53に接続された撮像信号線56、及び液晶パネル54に接続された画像信号線57が挿通するためのケーブル通路32cが形成されている。これら撮像信号線56、及び画像信号線57は、照明部40の基板41に接続された電気線44と共に、後方へ導出して、接続体33の孔部33a、及び処置具挿入部23の配線挿通路23bに挿通配置されている。また、これら電気線44、撮像信号線56、及び画像信号線57は、処置具挿入部23内において、被覆チューブ58に一括して被覆されている。
各カメラ50、及び撮像基板53によって光電変換された画像信号は、撮像信号線56を介して、外部機器である図示しないカメラコントロールユニットに伝送される。そして、カメラコントロールユニットは、各カメラ50が撮影した領域別の映像を合成して、1つの画像とし、画像信号線57を介して、液晶パネル54に表示させる。
尚、カメラコントロールユニットは、図1に示した、内視鏡システム2のCCU6としても良い。また、液晶パネル54は、有機ELパネルとしても良い。
以上のように構成された、本実施の形態の組織把握装置20は、把持部22により把持した生体組織である脂肪層に照明部40からの照明光を透過させて生じた血管、リンパ管、神経などの影を複数のカメラ50により撮影して、液晶パネル54に画像表示するため、第1の実施の形態と同様に、個人差のある、血管、リンパ管、神経などの配置、及び走行状態を容易に把握、及び確認することができる。
さらに、組織把握装置20は、複数のカメラ50により撮影しているため、液晶パネル54を内視鏡4により拡大観察しても見難い場合、デジタルズームによって画像を拡大表示させたり、さらに、外部の表示装置に画像を表示せたりすることができる。
また、本実施の形態の把持部22の第2の把持体32は、光透過性のスクリーン36が設けられておらず、光を遮断できる構成である。そのため、組織把握装置20は、第2の把持体32に、外光、及び内視鏡4の照明光が照らされたとしても、第1の把持体31の照明部40からの照明光が把持した脂肪層などの生体組織を透過した画像がクリアな映像として液晶パネル54に表示することができる。
すなわち、外光、及び内視鏡4の照明光が入り込まない状態となり、把持部22によって把持された脂肪層などの生体組織が第1の把持体31の照明部40からの照明光のみに照らされるため、血管、リンパ管、神経などの組織の影の濃淡がクリアなものとして、カメラ50に撮影され、液晶パネル54に表示されるという利点がある。
また、把持部22の第2の把持体32に設ける撮像手段は、複数のカメラ50でなくとも、前後に移動して、スキャニングする撮像装置としても良い。
(第3の実施の形態)
次に、図18から図24に基づいて、本発明の第3の実施の形態に係る組織把握装置20の把持部22の構成について以下に説明する。尚、図18から図24は、本発明の第3の実施の形態に係り、図18は組織把握装置の把持部の構成を示す横断面図、図19は脂肪層を組織把持装置の把持部により把持した状態を示す平面図、図20は第1の変形例の組織把握装置の把持部の構成を示す横断面図、図21は図20の組織把持装置の把持部により脂肪層を把持した状態を示す平面図、図22は第2の変形例の組織把握装置の把持部の構成を示す横断面図、図23は図22の組織把持装置の把持部により脂肪層を把持した状態を示す平面図、図24は第3の変形例の組織把握装置の把持部の構成を示す斜視図である。また、第1の実施の形態と同じ組織把握装置20の構成には同一符号を用いて、それらの説明を省略し、異なる構成、作用及び効果についてのみ説明する。
図18に示すように、本実施の形態の組織把握装置20の把持部22は、第2の把持体32のスクリーン36の側部に沿った位置に、超音波送受信手段である超音波トランスデューサ60と、第2の表示手段である表示部68と、が設けられた構成となっている。
超音波トランスデューサ60は、複数の信号線束61aが接続された複数の超音波発生エレメントである圧電素子群61と、この圧電素子群61の背面、紙面では上面に設けられた背面負荷材のバッキング部材62と、圧電素子群61を駆動制御する基板部63と、圧電素子群61の表面に設けられた音響レンズ64と、を有したリニアアレイ型トランスデューサとしている。尚、この音響レンズ64は、レンズ表面が第2の把持体32の把持面32aと連続するように設けられている。
また、表示部68は、超音波トランスデューサ60の上部に重畳するように配設され、LEDなどの複数の発光部65と、これら発光部65が、図19に示すように、一列に配置された基板66と、発光部65、及び基板66を気密にカバーし、第2の把持体32の上面と同一面内に面位置が一致するようにサファイアガラスなどの硬質な透明カバー体67とを有している。
尚、本実施の形態の組織把握装置20は、超音波トランスデューサ60の駆動制御、及び超音波トランスデューサ60の超音波送受信により表示部68を駆動制御する図示しない外部機器である超音波観測制御装置に接続される。
以上のように構成された本実施の形態の組織把握装置20は、図19に示すように、超音波トランスデューサ60による超音波の送受信により、組織内部の情報である血流のある血管106を、所謂、ドプラ法により検出して、その走行位置の表示部68の発光部65を発光する。つまり、第1の実施の形態での組織把握装置では、スクリーン36に投影された組織の影のみでは血管106、リンパ管107、神経などの判別ができなったが、超音波トランスデューサ60と表示部68を設けることで、スクリーン36に影として投影された組織の投影像のうち、血流のある血管106の投影像であるか否かを判断することができる。
尚、ここでの超音波トランスデューサ60は、超音波の送受信を一体で行う構成のものを示したが、これに限定することなく、第1の把持体31、及び第2の把持体32の対向位置に送信専用と受信専用を分けて配置した構成としても良い。また、超音波トランスデューサ60の配置位置は、表示部68と切り離して、第1の把持体31に設けるように構成しても良い。
(第1の変形例)
組織把握装置20は、図20、及び図21に示すように、複数の発光部65の点灯表示する表示部68に変えて、超音波トランスデューサ60により観測した超音波画像を表示する第2の表示手段のモニタ表示部70でも良い。
モニタ表示部70は、液晶パネル71と、液晶パネル71上に設けられた保護のためのサファイアガラス、アクリル板などの透明なカバー部材72と、を有して構成されている。このカバー部材72は、第2の把持体32の上面と同一面内に面位置が一致するように気密に配設されている。
本変形例の組織把握装置20は、超音波トランスデューサ60により観測した超音波画像が把持部22の第2の把持体32に設けられたモニタ表示部70に表示される。このとき、モニタ表示部70には、超音波トランスデューサ60による超音波の送受信により検出されて、血流のある血管106のみが超音波画像(例えば、カラードプラ画像、またはパワードプラ画像)として表示される。
尚、組織把握装置20は、モニタ表示部70に、超音波トランスデューサ60により観測した組織内部の情報を超音波断層画像(Bモード画像など)として表示するようにしても良い。この場合、超音波断層画像は、血流のある血管106を判断するため拡大することなく等倍の断層を表示させるが、術者は、内視鏡4により組織把握装置20のモニタ表示部70の拡大観察を行い、外部の表示装置7で超音波断層画像を確認することができる。
(第2の変形例)
組織把握装置20は、図22、及び図23に示すように、把持部22の第1の把持体31に照明部40を設けず、単に、第2の把持体32に設けられた超音波トランスデューサ60により観測した超音波画像を表示手段であるモニタ表示部70に表示する構成としても良い。
本変形例の組織把握装置20は、超音波トランスデューサ60として超音波発生エレメントである圧電素子群61bを2次元的に配置したマトリクスアレイ型トランスデューサを用い、超音波トランスデューサ60により観測した超音波画像が把持部22の第2の把持体32に設けられたモニタ表示部70に血流のある血管106のみが超音波画像として表示される。本変形例の組織把握装置20は、単に血管106のみを検出したいという要望に応じると共に、照明部40、及びスクリーン36を把持部22に設けていないため、把持部22の構成が簡単なものとなる。
また、超音波画像を表示するモニタ表示部70の面積が広くなり、内視鏡4などによる拡大観察を行わなくても目視で血管106の走行状態を確認することができる。また、組織把握装置20は、血管106の走行状態の把握だけでなく、モニタ表示部70に超音波断層画像を表示させて、生体組織内の腫瘍の有無を判断することにも使用することができる。なお、本変形例では、超音波トランスデューサ60としてマトリクスアレイ型トランスデューサを用いることとしたが、モニタ表示部70に超音波断層画像を表示させるだけを目的とする場合には通常のリニアアレイ型トランスデューサとしても構わない。また、超音波トランスデューサ60の配置位置は表示部68と切り離して、第1の把持体31に設けるように構成しても良い。
(第3の変形例)
組織把握装置20は、図24に示すように、把持部22の第2の把持体32にスケール75を設けても良い。このスケール75は、スクリーン36の側部に沿った第2の把持体32の上面縁辺部に、複数のメモリ、ここでは0〜10が印字されている。このメモリの単位は、センチメートル、ミリメートルなどに設定される。
このように、第2の把持体32にスケール75を設けることで、内視鏡4により拡大観察した、スクリーン36に投影される組織の大きさを把握することができる。
(第4の実施の形態)
次に、図25、及び図26に基づいて、本発明の第4の実施の形態にについて以下に説明する。尚、図25、及び図26は、本発明の第4の実施の形態に係り、図25は腹腔鏡補助下手術(HALS)に用いられる組織把握装置の使用時の斜視図、図26は図25の組織把握装置の平面図である。
本実施の形態では、腹腔鏡補助下手術(HALS)に用いられる、図25、及び図26に示す組織把握装置80の一例である。
この組織把握装置80は、医療用グローブ91に撮像手段であるカメラ81と、LEDなどの複数の光源を有する照明手段である照明部82と、カメラ81によって撮影した映像を表示する表示手段である表示部83と、これらカメラ81、照明部82、及び表示部83を制御する制御部87と、が配設されて構成されている。
カメラ81は、医療用グローブ91の親指の腹部に相当する位置に設けられ、撮像信号線により制御部87と接続されている。また、医療用グローブ91の親指に相当する中途部分には、表示部83を固定するためのバンド85が設けられ、このバンド85の外周部の線対称位置に表示部83に接続された2本の固定アーム86を回動自在に保持する固定部85aが設けられている。
表示部83は、カメラ81で撮影した画像を表示する液晶パネル84を備えている。また、表示部83は、固定アーム86の一方に沿って配設された画像信号線84aにより制御部87と接続されている。尚、カメラ81で撮影した画像を表示する表示部は、医療用グローブの甲に相当する位置、図25では、符号83aで示す、親指に相当する根元近傍位置に設けても良い。
照明部82は、医療用グローブ91の人差し指の両側部に複数のLED光源が配置され、電気線82aにより制御部87と接続されている。
尚、制御部87は、手の動きに邪魔とならない、医療用グローブ91の掌、手首などに相当する位置に設けられており、ケーブル88により外部の図示しない電源装置に接続されている。尚、制御部87は、バッテリにより駆動する構成として、外部機器と各種信号をワイヤレスで通信する構成としても良い。
以上のように構成された本実施の形態の組織把握装置80は、腹腔鏡補助下手術(HALS)時に術者の手にはめられて使用される。術者は、血管106、リンパ管107、神経108などの配置、及び走行状態を確認したい場合、組織104を人差し指と親指で軽く掴んで組織104を扱いて照明部82とカメラ81が組織104を介して対向するようにする。そして、術者は、上述した各実施の形態と同様に、照明部82の照明光が組織104に透過して、カメラ81により撮影された血管106、リンパ管107、神経108などの影が表示部83の液晶パネル84に表示されるため、これら血管106、リンパ管107、神経108などの配置、及び走行状態を容易に把握することができる。
また、本実施の形態の組織把握装置80は、術者の手に被せる形態であるため、透過観察している組織104の弾力性などの微妙な感触を確認しながら手技が行える。さらに、術者は、透過観察している組織104の微妙な位置変更を容易におこなえるため、所望の観察部位への移動、展開などが簡単に実施することができる。
以上に記載の各実施の形態においては、内視鏡4である腹腔内視鏡を用いた腹腔鏡下外科手術、及び腹腔鏡補助下手術(HALS)に組織判別システム3の組織把握装置20,80を併用する説明であるが、勿論、開腹した外科手術に本発明の組織判別システム3の組織把握装置20,80を単独で用いた手技を行なえることは言うまでもない。
以上の各実施の形態に記載した発明は、その実施の形態、及び変形例に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施の形態に係る医療装置である医療システムの構成を示す図 同、組織把持装置の把持部の構成を示す斜視図 同、把持部の第1の把持体の構成を示す斜視図 同、組織把持装置の把持部が閉じた状態の構成を示す縦断面図 同、組織把持装置の把持部が開いた状態の構成を示す縦断面図 同、組織把持装置の把持部の横断面図 同、第2の把持体のスクリーンにシートを設けた構成を示す把持部の横断面図 同、使用時の医療システムを示す図 同、脂肪層を組織把持装置の把持部により把持した状態を示す縦断面図 同、脂肪層を組織把持装置の把持部により把持した状態を示す横断面図 同、脂肪層を組織把持装置の把持部により把持した状態を示す平面図 同、第1の変形例の把持力検出手段が設けられた組織把持装置の把持部の構成を示す斜視図 同、第1の変形例の把持力検出手段が設けられたハンドル部の構成を示す側面図 同、第2の変形例の平行リンクが設けられた組織把持装置の把持部が閉じた状態の構成を示す側面図 同、第2の変形例の平行リンクが設けられた組織把持装置の把持部が開いた状態の構成を示す側面図 本発明の第2の実施の形態に係る組織把握装置の把持部の構成を示す横断面図 同、組織把握装置の主に把持部の構成を示す縦断面図 本発明の第3の実施の形態に係る組織把握装置の把持部の構成を示す横断面図 同、脂肪層を組織把持装置の把持部により把持した状態を示す平面図 同、第1の変形例の組織把握装置の把持部の構成を示す横断面図 同、図20の組織把持装置の把持部により脂肪層を把持した状態を示す平面図 同、第2の変形例の組織把握装置の把持部の構成を示す横断面図 同、図22の組織把持装置の把持部により脂肪層を把持した状態を示す平面図 同、第3の変形例の組織把握装置の把持部の構成を示す斜視図 本発明の第4の実施の形態に係る腹腔鏡補助下手術(HALS)に用いられる組織把握装置の使用時の斜視図 同、図25の組織把握装置の平面図
符号の説明
1…医療システム
2…内視鏡システム
3…組織判別システム
4…内視鏡
5…光源装置
6…カメラコントロールユニット
7…表示装置
8…内視鏡挿入部
9…操作部
20…組織把握装置
21…電源装置
22…把持部
23…処置具挿入部
24…ハンドル部
31…第1の把持体
31a…第1の把持面
32…第2の把持体
32a…第2の把持面
33…処置具挿入部
33…接続体
34…回動支持部
34a…回動軸
35a…ワイヤ接続部
35…根元部
36…スクリーン
37…操作ワイヤ
40…照明部
51…固体撮像素子
52…対物レンズ
53…撮像基板
54…液晶パネル
55…カバー部材
101…腹腔
104…組織
105…脂肪層
106…血管
107…リンパ管
108…神経

Claims (12)

  1. 開閉して生体内の組織を把持する一対の把持体を有する把持手段と、
    該把持手段の一方の把持体に対向する他方の把持体に配設され、把持した前記組織を照明する照明手段と、
    前記一方の把持部に配設され、前記照明手段の照明光が透過した前記組織を投影表示する表示手段と、
    を具備することを特徴とする医療機器。
  2. 前記表示手段は、前記組織の投影表示する光透過性のある白濁色のスクリーンであることを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記表示手段は、所定の帯域の光のみを透過する光学フィルタを具備することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  4. 前記一対の把持体が平行リンクにより開閉自在に連結され、
    前記一方の把持体の前記把持面が前記他方の把持体の前記把持面に対して平行に開閉することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の医療機器。
  5. 前記把持手段による前記組織の把持力を検出する検出手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の医療機器。
  6. 前記他方の把持体は、前記組織の投影像を撮影する撮像手段を有し、
    前記表示手段が前記撮像手段によって撮像された前記組織の投影画像を表示する液晶パネル、または有機ELパネルであることを特徴とする請求項1、請求項4、または請求項5のいずれか1項に記載の医療機器。
  7. 前記他方の把持体は、前記組織内部を超音波により観測する超音波トランスデューサと、該超音波トランスデューサにより観測された前記組織内部の情報を表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1、請求項4、または請求項5のいずれか1項に記載の医療機器。
  8. 前記表示部は、前記超音波トランスデューサに重畳して、一列に配置された複数の発光体を有し、
    前記超音波トランスデューサにより観測された前記組織内部の前記情報のうち、血管上の前記発光体のみが点灯して、該血管の位置を表示することを特徴とする請求項7に記載の医療機器。
  9. 前記表示部は、前記超音波トランスデューサを送受信することにより、前記組織内部から得られた超音波画像を表示する液晶パネル、または有機ELパネルであることを特徴とする請求項7に記載の医療機器。
  10. 開閉して生体内の組織を把持する一対の把持体を有する把持手段と、
    前記一対の把持体の一方に設けられ、前記組織内部を超音波により観測する超音波トランスデューサと、
    該超音波トランスデューサにより観測された前記組織内部の情報を表示する表示部と、
    を具備することを特徴とする医療機器。
  11. 前記表示部は、前記超音波トランスデューサが設けられた前記一対の把持体の一方に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の医療機器。
  12. 前記表示部は、前記超音波トランスデューサを送受信することにより、前記組織内部から得られた超音波画像を表示する液晶パネル、または有機ELパネルであることを特徴とする請求項10、または請求項11に記載の医療機器。
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