JP2010045837A - 情報提供装置 - Google Patents

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良太 八木
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拓也 木下
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Abstract

【課題】ユーザ側の装置が実行するための情報をコンテンツ情報が提供される日時に応じて提供することができる装置を提供する。
【解決手段】アクションスケジュール提供装置54は、コンテンツ再生装置50に対してアクションスケジュール情報を準備し、アクションスケジュール情報をコンテンツ情報源52がコンテンツ情報を提供する日時により分類して保持し、保持されているアクションスケジュール情報の分類に基づいてアクションスケジュール情報を選択し、選択されたアクションスケジュール情報をコンテンツ再生装置50に送信する。アクションスケジュール情報に含まれるターゲット情報によって特定される処理は、出力中のコンテンツ情報の切替、アクションスケジュール情報の再取得、コンテンツの視聴予約、及び、コンテンツの録画予約のうちのいずれかの処理である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数種類のコンテンツ情報を取得する情報処理装置及び情報蓄積装置に対し、情報を提供する情報提供装置に関する。特にコンテンツ情報を取得し出力する際に、そのコンテンツ情報と関連する処理が可能であることを表示し、その処理を実行する情報処理装置及び情報蓄積装置に対し、情報を提供する情報提供装置に関する。
近年の情報技術の発展に伴い、情報の提供方法が多様化し、様々な媒体を介して情報が提供されるようになった。例えば、テレビジョン放送等の放送波の受信による情報の取得に加えて、いわゆるインターネット等を通じて、様々な情報を取得することが可能となった。また例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの記録媒体には、映像情報に加えて、文字情報、音声情報、静止画、又はそれらを統合した情報を記録することが可能である。
これら情報の提供方法の発展に伴い、情報の利用者はより多くの情報を利用できるようになった。また、情報の利用者は、ある媒体によって提供される情報を利用中に、その内容に関連する別の情報を、別の媒体を介して利用することも可能となった。
しかし、複数種類の媒体を介して、互いに関連する複数種類の情報を同時に利用することは、情報の利用者にとって煩わしい作業である。さらに、情報の種類及び量は増加の一途をたどり、情報同士の関連が複雑化している。そのため、ある情報を利用中に、関連性を有する別の情報を利用するには、膨大な情報の組合せの中から有用なものを選び、その情報源を特定して、取得するという作業が必要となり、極めて困難な作業を利用者に強いることになる。
そうした問題を解決するために、ある情報を利用しているユーザがその情報に関連する内容の別の情報を利用することを容易にするための技術が開発されている。
後掲の特許文献1には、コンテンツ情報とその情報に関連する情報のアドレスとを共に記録した記録媒体を用いて、コンテンツ情報を再生する装置が開示されている。この装置は、動画コンテンツの全体、又はその所定の時間区間及び表示位置に関連する情報をユーザの入力に基づき取得する装置である。予め、動画コンテンツと共に、動画コンテンツに関連する情報のアドレスを付加情報として記録媒体に記録しておく。この記録媒体に記録された動画コンテンツの再生中に、ユーザが動画コンテンツのある時間区間及び表示位置を指定するための入力を行なうと、この装置は、ユーザが指定した時間区間及び表示位置を検出し、指定された部分に対応する付加情報を読出す。この装置はさらに、付加情報に基づき、指定された部分に関連する情報を取得して表示する。この装置により、記録媒体に記録されるコンテンツの画像情報を再生中に、ユーザの入力動作に連動して、関連する情報の画像を再生することが可能となる。
また、後掲の特許文献2には、インターネットに接続する機能を有し、テレビジョン放送とインターネット上とから情報を受信し、これら受信した情報を効率的に利用することを可能にするマルチネットワークテレビジョン装置が開示されている。
特許文献2に記載のマルチネットワークテレビジョン装置は、第1及び第2のオブジェクトデータを用いて処理を行なう。第1のオブジェクトデータは、放送信号の垂直帰線消去期間(Vertical Blanking Interval:VBI)に多重されたデータであり、第2のオブジェクトデータへの自動アクセスコマンドを含む。第2のオブジェクトデータはインターネットを介して提供されるデータである。
このテレビジョン装置は、放送信号の受信再生中に、そのVBIに多重された第1のオブジェクトデータを取得する。さらに第1のオブジェクトデータの自動アクセスコマンドに基づき、第2のオブジェクトデータを取得し表示する。第2のオブジェクトデータを取得した段階で、マーク表示又はチャイム音によりユーザに通知を行ない、ユーザに第2のオブジェクトデータの表示又は非表示を選択させる。
また特許文献2によると、このテレビジョン装置は、放送信号の受信再生中に第1のオブジェクトデータを取得し、これを用いて第2のオブジェクトデータを取得し、第1及び第2のオブジェクトデータを用いて外部機器を制御する。第2のオブジェクトデータはこのテレビジョン装置の制御コマンドを含み、このテレビジョン装置は、第2のオブジェクトデータに含まれる制御コマンドを実行して第3のオブジェクトデータを取得し、LAN(Local Area Network)等で当該テレビジョン装置に接続された外部機器に対して第3のオブジェクトデータを送信する。第3のオブジェクトデータは、外部機器の制御コマンドを含み、外部機器は、第3のオブジェクトデータに含まれる制御コマンドを実行する。
特開2002−304349号公報 特開平10−117332号公報
特許文献1に記載の装置は、ユーザによる入力に応答して関連する情報の表示を行なう。しかし、この装置では、関連する情報のアドレス情報を予め記録媒体に記録する必要がある。記録媒体にアドレス情報を記録する者の意図と、ユーザがある情報から連想する情報とが一致するとは限らない。そのため、ユーザが指定した画像に対して、ユーザの意図とは異なる情報が関連付けられているために、ユーザにとって不適切な情報を表示するおそれがある。また、アドレス情報を記録する者にとっては重要でない情報を、ユーザが重要であると考えているかもしれない。このような場合、ユーザが選択操作を行なったにもかかわらず、記録するものが対応するアドレス情報を記録していなかったために、関連する情報を提供できない。
また、ユーザが動画コンテンツにではなく、既に見た動画コンテンツのある画像に関連する情報に興味があり、関連する情報を閲覧したいと考えるかもしれない。このような場合、ユーザは所望の情報を得るために、動画コンテンツを見直して、所望の情報に関連付けられている画像を探す必要があり、不便である。
特許文献2に記載のテレビジョン装置は、チャイム音又はマーク表示により、第2のオブジェクトが表示可能であることを知らせることができる。そのため、ユーザは、第2のオブジェクトの表示と非表示とを選択することができる。しかし、第2のオブジェクトがどのようなものであるかを、ユーザは知ることができない。ユーザが表示と非表示との選択を行なうために、テレビジョン放送の内容から第2のオブジェクトの内容を類推する必要が生じる。
また、第2のオブジェクトデータ又は第3のオブジェクトデータを用いて外部装置の制御を行なった場合、ユーザは、外部装置がどのような制御を受けるかを知ることができない。そのため、外部機器が、ユーザの意思や操作と関係なく動作し、ユーザに不安を与えるおそれがある。
また、第1のオブジェクトデータは、テレビジョン信号と共に送信される情報である。そのため、テレビジョン放送を録画すると、そのときの放送信号に多重された第1のオブジェクトデータは、放送信号と共に記録されることとなる。過去に放送され、録画された放送信号を再生する時には、既に第2のオブジェクトデータの提供が終了していることがあり得る。この場合、第1のオブジェクトデータを用いた処理を実行することができない。そのため、第1及び第2のオブジェクトデータに基づく処理を確実に行なうためには、テレビジョン放送が放送されている間にユーザが操作を行なう必要があり、煩わしい。
それゆえに、本発明の目的は、テレビジョン放送等のコンテンツ情報を表示し、さらにコンテンツ情報に関連し、かつユーザの意図に沿った処理を的確に行なうことのできる装置に対し、情報を提供する情報提供装置を提供することである。
本発明の別の目的は、さらにコンテンツ情報に関連し、ユーザの意図に沿った情報を的確に取得することのできる装置に対し、情報を提供する情報提供装置を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、テレビジョン放送等のコンテンツ情報を取得し、さらにコンテンツ情報に関連する情報を確実に取得し、保存することができる装置に対し、情報を提供する情報提供装置を提供することである。
本発明の追加の目的は、テレビジョン放送等のコンテンツ情報に関連する情報について、ユーザが容易に知ることのできる装置に対し、情報を提供する情報提供装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る情報提供装置は、コンテンツ情報の情報源に接続可能な装置に対して、その接続可能な装置がユーザに提示するべき所定のアクション指示情報と、コンテンツ情報を特定するコンテンツ特定情報と、コンテンツ特定情報により特定されるコンテンツ情報の出力中においてその接続可能な装置がアクション指示情報を提示するべきタイミングを示すスケジュールを特定するスケジュール情報と、アクション指示情報が提示されているときにユーザからその接続可能な装置に対して所定の入力があったときに、当該接続可能な装置が実行するべき処理を特定するターゲット情報とを含むアクションスケジュール情報を準備するための準備手段と、アクションスケジュール情報を、情報源がコンテンツ情報を提供する日時により分類して保持するための保持手段と、保持手段に保持されているアクションスケジュールの分類に基づき、アクションスケジュールを選択するための選択手段と、選択手段により選択されたアクションスケジュールを、接続可能な装置に送信するための送信手段とを含み、ターゲット情報によって特定される処理は、出力中のコンテンツ情報の切替、アクションスケジュール情報の再取得、コンテンツ情報の視聴予約、及び、コンテンツ情報の録画予約のうちのいずれかの処理である
これによって、あるコンテンツ情報に関連する内容の処理を、必要な提示をユーザに対して行ない、ユーザよる入力を得た上でユーザ側の装置が実行するための情報を、コンテンツ情報が提供される日時に応じて提供することができる。
好ましくは、保持手段は、アクションスケジュール情報を、毎日提供されるコンテンツ情報、毎週所定の曜日に提供されるコンテンツ情報、及び所定の日にちに提供されるコンテンツ情報のいずれかに分類して保持するための手段を含む。
より好ましくは、準備手段は、アクションスケジュール情報が変更されたことに応答して、当該アクションスケジュール情報に対する更新の内容を示す更新情報を準備するための手段を含み、送信手段は、更新情報を接続可能な装置に送信するための手段を含む。
本発明の第の局面に係るプログラムは、コンピュータで実行可能なプログラムであり、コンピュータ上で実行されると、当該コンピュータを本発明の第の局面に係る情報提供装置として動作させる。
このプログラムを実行することにより、上記した第の局面に係る発明の作用及び効果をコンピュータで実現することが可能となる。
本発明の第の局面に係る記録媒体は、本発明の第の局面に係るプログラムを記録した、コンピュータで読取可能な記録媒体である。
この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータで読取り、実行することにより、上記した第1の局面に係る発明の作用及び効果を実現できる。
本発明の第の局面によると、コンテンツ情報に関連する内容の処理を、ユーザよる確認を得た上で、ユーザ側の装置が実行するための情報をコンテンツ情報が提供される日時に応じて提供することができる。
また、上記した本発明の第の局面に係る発明の作用及び効果をコンピュータで実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシステム全体の構成を示す概略図である。 第1の実施の形態に係るコンテンツ再生装置50の機能的構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る合成制御部80の機能的構成を示すブロック図である。 アクションスケジュールスクリプトの一例を示す図である。 アクションスケジュールスクリプトの別の一例を示す図である。 アクションスケジュールスクリプトのさらに別の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るアクションスケジュールの一例を示す図である。 アクションに対応するターゲット情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るスケジュールテーブルの一例を示す図である アクションスケジュール提供装置のアドレスと、その優先度とを関連付けるテーブルの一例を示す図である。 アクションスケジュール提供装置の記憶領域に記憶されているアクションスケジュールのデータ構造の模式図である。 再生部による再生表示の遷移例を示す図である。 コンテンツ再生装置をコンピュータで実現する場合の、コンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る合成制御プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るアクションスケジュールの取得及び更新処理の制御構造を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るタイマイベント処理の制御構造を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る入力イベント処理の制御構造を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るアクション起動処理の処理構造を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るアクション終了処理の処理構造を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るアクションスケジュール提供装置で実行される処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るシステム全体の構成を示す概略図である。 第2の実施の形態に係るコンテンツ出力装置600の機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る合成制御部620の機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る蓄積制御部630の機能的構成を示すブロック図である。 録画テーブルの一例を示す図である。 付加情報テーブルの一例を示す図である。 コンテンツ切替アクションのターゲット情報の変更動作の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る蓄積制御プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 録画タイマイベント処理の制御構造を示すフローチャートである。 アクション事前処理の制御構造を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る入力イベント処理の制御構造を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るアクション起動処理の制御構造を示すフローチャートである 第3の実施の形態に係るコンテンツ出力装置1000の機能的構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係る合成制御部1010の機能的構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係る蓄積制御部1020の機能的構成を示す図である。 第3の実施の形態に係るコンテンツ出力装置1000が出力する表示出力の遷移例を示す図である。 第3の実施の形態に係る入力イベント処理の制御構造を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るアクションスケジュール表示処理の制御構造を示すフローチャートである。 録画タイマイベント処理の制御構造を示すフローチャートである。 付加情報を取得する際に、ユーザに許可を求めるための画面表示の一例を示す図である。 記憶部に予め記憶される再生時刻の情報、地域情報、及び録画に関する情報の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、同一の部品に同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
本実施の形態に係るシステムは、情報の提供者側が大別して2種類の情報を配信し、ユーザ側の装置がこれら2種類の情報を取得し、再生及び表示などの処理を行なうシステムである。一方の情報は内容によって特徴付けることのできる一連の情報である。具体的には、放送波によって配信されるテレビジョン放送等の放送情報、インターネット等のネットワークを介して提供されるウェブページ等の情報、並びにPVR(Personal Video Recorder)及びDVD等に蓄積された情報などが、この情報に該当する。本明細書では、この情報を「コンテンツ」と呼ぶ。
もう一方の情報は各コンテンツに対応する情報であり、別のコンテンツの取得、再生、及び表示等、コンテンツに関連する処理(以下、この処理を「アクション」と呼ぶ。)をユーザ側の装置が行なうための情報である。この情報は、アクションの処理情報と、アクションの内容をユーザに提示するための情報(以下、この情報を「アクション指示情報」と呼ぶ。)と、アクションがコンテンツのどの部分と対応しているかを示す条件情報とを含む情報である。以下、この情報を、「アクションスケジュール」と呼ぶ。なお、アクションスケジュールの詳細については後述する。
(機能的構成)
−全体の構成−
図1に本発明の一実施の形態に係るシステムの構成を示す。図1を参照して、本実施の形態に係るシステムは、コンテンツをユーザ側の装置に提供するコンテンツ提供源52と、アクションスケジュールを所定の形式で記述したアクションスケジュールスクリプトを準備し、ネットワーク56を介してユーザ側の装置に提供するアクションスケジュール提供装置54と、ユーザ側の装置であるコンテンツ再生装置50とを含む。
コンテンツ再生装置50は、コンテンツ提供源52が提供するコンテンツとアクションスケジュール提供装置54が提供するアクションスケジュールスクリプトとを取得する機能と、アクションスケジュールスクリプトを解析してアクションスケジュールを作成する機能と、取得したコンテンツを再生すると共にアクションスケジュールに基づいてアクション指示情報をユーザに提示する機能と、ユーザによる入力に従いアクションを実行する機能とを有する。
なお、コンテンツ情報源52としては、ネットワーク56を介してコンテンツを提供するコンテンツサーバ装置58A、コンテンツ再生装置50に接続され、DVD等にコンテンツを蓄積し蓄積したコンテンツを読出してコンテンツ再生装置50に送信する蓄積装置58B、並びに放送波を介してコンテンツを提供する放送局58C及び58Dなどが利用可能である。
また典型的には、コンテンツ再生装置50としては、ネットワーク56を介して情報の送受信を行なう機能を有するテレビジョン受像機が想定される。
−コンテンツ再生装置の機能的構成−
図2に、図1に示すコンテンツ再生装置50の機能的構成をブロック図形式で示す。図2を参照して、コンテンツ再生装置50は、図1に示すネットワーク56を介してコンテンツサーバ装置58A及びアクションスケジュール提供装置54と通信を行なうネットワーク通信部70と、アンテナ72を介して放送局58C及び58Dからの放送波を受信する放送受信部74と、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と呼ぶ。)88等を介してユーザからの入力を取得する入力部76と、入力部76、ネットワーク通信部70、放送受信部74、及び図1に示す蓄積装置58Bに接続され、入力部76が取得した入力に従い、再生表示するコンテンツを選択し、選択したコンテンツのデータを復号して出力するコンテンツ選択部78とを含む。
コンテンツ再生装置50はさらに、ネットワーク通信部70を介してアクションスケジュール提供装置54よりアクションスケジュールスクリプトを取得し、解析して、アクションスケジュールを作成する機能と、アクションスケジュールに基づき、コンテンツ選択部78からの出力とアクション指示情報とを合成して出力する機能と、入力部76が取得した入力に従い、アクションを実行するための一連の制御を行なう機能とを有する合成制御部80を含む。合成制御部80の詳細については後述する。
コンテンツ再生装置50はさらに、アクションスケジュール提供装置54を識別するためのアドレス及びアクションスケジュール提供装置54の優先度を示す情報(以下、この情報を「優先度情報」と呼ぶ。)、合成制御部80が作成したアクションスケジュール、並びにアクションスケジュールとコンテンツとの対応関係を示すスケジュールテーブルを記憶する記憶部82と、ディスプレイ装置及びスピーカ等からなり、合成制御部80により合成された出力を表示再生する再生部84と、合成制御部80による時刻設定に従い、アクションを実行する時刻になると合成制御部80に通知信号を与えるタイマ86とを含む。
なお、入力部76が取得する入力は、ユーザが選択したコンテンツの表示を求める入力と、アクションの起動を求める入力と、アクションの終了を求める入力とを含む。また、コンテンツ選択部78はさらに、合成制御部80に対して、出力中のコンテンツの通知を行なう機能を有する。
−合成制御部の機能的構成−
図3に、図2に示す合成制御部80の機能的構成をブロック図形式で示す。図3を参照して、合成制御部80は、図2に示すネットワーク通信部70及び記憶部82に接続され、優先度情報に基づいて図1に示すアクションスケジュール提供装置54と通信を行ない、アクションスケジュールスクリプトを取得するアクションスケジュールスクリプト取得部100と、取得したアクションスケジュールスクリプトを解析し、アクションスケジュールを作成して、図2に示す記憶部82に記憶させるアクションスケジュールスクリプト解析部102とを含む。
合成制御部80はさらに、図2に示すコンテンツ選択部78及び記憶部82に接続され、コンテンツ選択部78より出力中のコンテンツの通知を受け、通知されたコンテンツと対応関係にあるアクションスケジュールを記憶部82より選択するアクションスケジュール選択部104を含む。合成制御部80はさらに、アクションスケジュール選択部104、図2に示すタイマ86及び入力部76に接続され、選択されたアクションスケジュールに基づいてタイマ86の設定を行ない、タイマ86からの通知信号に応答してアクション指示情報を出力し、入力部76からの入力に従いアクションの実行を命令するアクションスケジュール実行部106と、アクションスケジュールスクリプト取得部100、アクションスケジュール実行部106、図1に示す蓄積装置58B、並びに図2に示すネットワーク通信部70及びコンテンツ選択部78に接続され、アクションスケジュール実行部106より命令を受け、接続された装置及び機能部を用いてアクションを実行するアクション実行部108とを含む。
合成制御部80はさらに、アクションスケジュール実行部106、アクション実行部108、並びに図2に示すコンテンツ選択部78及び再生部84に接続され、コンテンツ選択部78によるコンテンツの出力とアクションスケジュール実行部106及びアクション実行部108によるアクション指示情報の出力とを合成して再生部84に与える表示合成部110とを含む。
(データ構成)
図4に、アクションスケジュールスクリプトの一例を示す。図4に示す例では、アクションスケジュールスクリプトはテキストファイル形式である。アクションスケジュールスクリプトでは、「<」と「>」とその間に記載した項目名によって、情報の項目を示す。各項目の情報内容は、「<」と「>」との間に情報の項目名を記載した部分と、「</」と「>」との間に情報の項目名を記載した部分との間に記載される。また、各項目の情報内容を、項目名と共に、「<」と「/>」との間に記載することもできる。また、これらの項目を入れ子にすることにより、複数の項目を構造化することができる。
1つのアクションスケジュールスクリプトの内容は、1行目の「<smarturl>」から、図4に示す例では32行目の「</smarturl>」までの項目に記載される。
2行目の「<general>」から、24行目の「</general>」までは、1つのコンテンツ提供源が提供するコンテンツに対応するアクションスケジュールを示す。3行目の項目「listvalid」は、この情報の有効期間を示す項目である。図4に示す例では、2行目から24行目までに示されるアクションスケジュールに基づく処理が2002年1月31日0時から同年2月28日0時までの期間内に限り実行可能であることを示す。
4行目の項目「contents」は、コンテンツ提供源の種類とコンテンツ提供源を識別する情報とを示す項目である。例えば、「type=“analog_broadcast”」は、コンテンツ提供源がアナログ放送の放送局であることを示し、「channel=“4ch”」は、コンテンツ提供源が4chチャンネルであることを示す。
5行目から6行目にかけて記載されている項目「defaulttarget」は、アクションの指定がない場合に、コンテンツ再生装置50が実行する処理を指定する情報を示す項目である。例えば、この項目内の「type=“smarturl”」は、インターネット上のコンテンツ提供装置から、付加情報を取得する処理を指定する情報であり、「url=」は、付加情報の提供元のアドレスを示す。また例えば、「timeflag=」は、付加情報の提供元が時刻を示す情報を提供することを示し、「regionflag=」は、コンテンツが再生されている地域に関する地域指定情報を提供することを示す。
8行目の項目「program」は、このコンテンツ提供装置が提供する1つのコンテンツについてのアクションを指定する情報であることを示す情報である。この例では、この情報は、20行目までに記載されている。「progid=」は、この情報の識別番号を示す。また、「version=」は、この情報のバージョン番号を示す。これらの情報により、8行目から20行目までに記載された情報が一意に識別される。
9行目の項目「time」は、このコンテンツが提供される期間を示す項目である。この項目の「absfrom=」と「absuntil=」とは、コンテンツが提供される期間の開始時刻と終了時刻とをそれぞれ示す。
10行目から15行目の項目は、このコンテンツに対応する1つのアクションの有効期間、アクション指示情報、及びアクションの内容を示す項目である。
11行目は、アクションスケジュールの有効期間を示す。この例では、コンテンツ再生開始後0秒目から(from=“0s”)20秒目まで(to=“20s”)の間が有効期間であることを示す。
12行目は、アクション指示情報を示す。具体的には、「url=“mebius.png”」により示される画像データを、画面上の左から80%(left=“80%”)、上から80%(top=“80%”)の位置に画面の10%の幅(width=“10%”)と画面の5%の高さ(height=“5%”)とで表示することを示す。
13から14行目は、アクションの内容を示す。具体的には、URLが「http://mebius/index.html」であるコンテンツ提供装置から、付加情報を取得して表示する(type=“smarturl”)アクションを実行することを示す。
アクションスケジュールスクリプトは、関連するコンテンツを取得し表示する処理を指定する情報に限らない。例えば、この情報によって、コンテンツの切替、アクションスケジュールスクリプトの再取得、視聴予約、及び録画予約等の処理を指定することも可能である。
アクションスケジュールスクリプトは、コンテンツに関連する情報の表示を指定するものに限らない。例えば、アクションスケジュールスクリプトにより、コンテンツ再生装置50に対して、コンテンツに関連する処理を指定することもできる。図5に、そのようなアクションスケジュールスクリプトの別の一例を示す。以下の説明では、図4に示すものと共通の情報に関する説明は省略する。図5を参照して、5行目から10行目は、アクションスケジュールスクリプトを再取得するアクションを指定する情報である。例えば8行目から9行目は、「url=“http://mebius/mebiusworld.sul”」からアクションスケジュールスクリプトを取得する(type=“updatelist”)アクションを実行することを示す。
11行目から15行目においてはコンテンツの切替アクションを指定している。より具体的には、14行目において、地上波放送(contentsrctype=“analog_broadcast”)の40チャネル(contentsrc=“40ch”)が提供するコンテンツに切替える(type=“changecontents”)アクションを実行することを示す。
16行目から23行目においては視聴予約アクションを指定している。より具体的には、20行目から22行目において、地上波放送(contentsrctype=“analog_broadcast”)の4チャネル(contentsrc=“4ch”)で、2002年2月7日0時から(absfrom=“2002/02/07 00:00:00”)2002年2月7日1時に(absuntil=“2002/02/07 01:00:00”)提供されるコンテンツの視聴予約アクション(type=“reservewatch”)を実行することを示す。
24行目から31行目においては、録画予約アクションを指定している。より具体的には、28行目から30行目において、地上波放送(contentsrctype=“analog_broadcast”)の4チャネル(contentsrc=“4ch”)で、2002年2月7日0時から(absfrom=“2002/02/07 00:00:00”)2002年2月7日1時に(absuntil=“2002/02/07
01:00:00”)提供されるコンテンツの録画予約アクション(type=“reserverecord”)を実行することを示す。
アクションスケジュールスクリプトに記載される内容に変化があった場合、アクションスケジュール提供装置54は、新たなバージョンのアクションスケジュールスクリプトを準備し、提供することが望ましい。新たなバージョンのアクションスケジュールが準備された場合、アクションスケジュール提供装置54は、それまで提供していた旧バージョンのアクションスケジュールスクリプトから、新たに準備したアクションスケジュールスクリプトへの変更点を記載したアクションスケジュールスクリプトを提供する。コンテンツ再生装置50は、更新用のアクションスケジュールスクリプトをもとに、既に記憶している旧バージョンのアクションスケジュールを、新たなバージョンのものに更新する。
図6に、アクションスケジュールの変更に用いるアクションスケジュールスクリプトの一例を示す。図6に示すアクションスケジュールスクリプトは、図4に示すアクションスケジュールスクリプトを変更するためのものである。1行目から6行目までは、図4に示すアクションスケジュールスクリプトと同様である。
8行目から10行目は、図4に示すアクションスケジュールスクリプトの8行目から20行目までに記載の項目「program」に関する変更を示す。8行目の「progid」により示す識別番号は、図4の8行目のものと同一であり、これにより変更対象のスクリプトが識別される。また、「version」により示すバージョン番号は、図4に示すものと異なり「1.1」となっている。
9行目の項目は、変更を指示する記載であり、「type=“cancel”」は、8行目の記載により識別されるアクションスケジュールの取消を示す。
11行目から14行目は、別のアクションスケジュールに関する項目である。具体的には、12行目及び13行目が、当該アクションスケジュールにより指定されるアクションの有効期間を1800秒シフトさせる変更を示す。
16行目から29行目は、あるアクションスケジュールを別のアクションスケジュールに置換える変更を示す。具体的には、17行目の項目は、変更を指示する記載であり、あるアクションスケジュールを、18行目から28行目までに記載のものに置換えることを示す。
図7に、アクションスケジュールの一例を示す。図7を参照して、アクションスケジュール140は、図4に示すアクションスケジュールスクリプトを解読して作成された情報であり、図4に示すアクションスケジュールスクリプトと同様に、複数の情報項目によって構成される情報である。
アクションスケジュール140は、コンテンツ提供源52の種類及びコンテンツ提供源52を識別する情報とを示す情報の項目142と、このアクションスケジュールの提供元であるアクションスケジュール提供装置54のURLを示す情報の項目144と、アクションスケジュール提供装置54の優先度を示す情報の項目146とを含む。項目142内の情報は、図4に示すアクションスケジュールスクリプトの4行目に記載の情報をもとに作成される情報である。
アクションスケジュール140はさらに、このアクションスケジュールを識別するための識別子及びバージョン番号の項目148と、アクションスケジュール自体の有効期限を示す情報の項目150と、このアクションスケジュールが対応するコンテンツの提供時刻を示す情報の項目152とを含む。また、アクションスケジュール140は、デフォルトアクションを示す項目154と、スケジュールを示す項目156とを含む。デフォルトアクションを示す項目154には、デフォルトアクションを指定するターゲット情報158が格納される。この例では、ターゲット情報158は、図4に示す「defaulttarget」項目に対応する情報であり、図4に示す「type」に対応するアクションの種別を示す情報「付加情報取得」と、図4に示す「url=」に対応する、付加情報の提供元のアドレスと、「timeflag」、「regionflag」に対応する「時刻フラグ」、「地域フラグ」、及び「録画フラグ」等の端末情報とを含む。
スケジュールを示す項目156は、個別のアクションを格納する項目であり、この例では、図4に示す「smarttag」項目に対応するスケジュール項目160,162,…が格納される。スケジュール項目160,162は、図4に示す「time」に対応するアクションの有効期間情報164,174、図4に示す「tag」に対応し、アクション指示情報を示す「指示表示」情報166,176、及びアクションを指定するターゲット情報を格納するアクション項目168,178、をそれぞれ含む。「指示表示」情報は、アクション指示情報のアドレス170、180をそれぞれ含む。また、アクションスケジュールスクリプトに、アクション指示情報の表示に関する記載がある場合、それらの情報も「指示表示」情報に格納される。
アクション項目168には、アクションの有効期間情報164により示される有効期間に出力される情報に関連するアクションを指定するターゲット情報172が格納される。この例では、ターゲット情報172は、デフォルトアクションのターゲット情報158と同様に、アクションの種別を示す情報と、付加情報の提供元のアドレスと、端末情報とを含む。
アクション項目178には、ターゲット情報が格納されていない。このようなアクション項目を含むスケジュールを実行する際には、デフォルトアクションのターゲット情報158が参照される。
図8に、図5に示す各アクションを示すターゲット情報の例を示す。図8を参照して、ターゲット情報190、192、194、及び196は、図5に示すアクションスケジュールスクリプトの5〜10行目、11〜15行目、16〜23行目、及び24〜31行目までに記載されたアクションを示すターゲット情報である。これらのターゲット情報は、アクションの種別を示す項目と、そのアクションを行なうために用いる情報の項目とをそれぞれ含む。例えば、ターゲット情報190は、図5の8行目の「type=“updatelist”」に対応するアクションの種別を示す情報即ち「アクションスケジュールスクリプト取得」と、9行目の「url=」に対応する、アクションスケジュール提供装置54のアドレスを示す情報とを含む。
同様に、ターゲット情報192は、アクションの種別「録画予約」を示す情報と、録画対象となるコンテンツを識別するための「提供系」、「提供源」、及び「提供時間」に関する情報とを含む。ターゲット情報194は、アクションの種別「コンテンツ切替」を示す情報と、切替後に出力するコンテンツを識別する情報とを含む。ターゲット情報196は、アクションの種別「視聴予約」を示す情報と、予約されたコンテンツを識別するための情報とを含む。
上記したアクションスケジュールは、記憶部82(図2参照)において、アクションスケジュールと、コンテンツ提供源52(図1参照)及びコンテンツが提供される日時との対応関係を示すスケジュールテーブルと共に記憶される。図9に、図2に示す記憶部82に記憶されるスケジュールテーブルの一例を示す。図9を参照して、スケジュールテーブル200は、一日に提供されるコンテンツの提供時間及びコンテンツ提供源52と、アクションスケジュールとの対応関係を示す情報である。図9に示す例では、スケジュールテーブル200は、アクションスケジュールと2002年1月31日に提供されるコンテンツとの対応関係を示す。例えば、コンテンツ提供源「ch4」により、0時から1時まで提供されるコンテンツに対応するアクションスケジュールとして、第1のアクションスケジュール202が、記憶部82(図2参照)に記憶されていることを示す。同日の同じコンテンツ提供源「ch4」で1時から2時まで提供されるコンテンツに対応するアクションスケジュールとして、第2アクションスケジュール204と第3のアクションスケジュール206とが記憶されていることを示す。また、同日の0時から1時までに、コンテンツ提供源「ch6」により提供されるコンテンツに対応するアクションスケジュールとして、第4のアクションスケジュール208が記憶されていることを示す。記憶部82には、このようなスケジュールテーブル200がコンテンツの提供される日毎に準備され、記憶部82に記憶される。
図10に、図2に示す記憶部82に記憶され、図3に示すアクションスケジュールスクリプト取得部100が参照する、優先度情報の一例を示す。図10を参照して、優先度情報220は、コンテンツ再生装置50がアクセス可能なアクションスケジュール提供装置毎に、アクションスケジュール提供装置のURLと、そのアクションスケジュール提供装置にアクションスケジュールの送信を要求する際の優先順位を示す優先度とを関連付けて記憶するためのテーブルである。この優先度情報220は、コンテンツ再生装置50の出荷時に予め記憶部82に記憶させておいてもよい。また、必要に応じて、ユーザによる入力、又はネット−ワーク56(図1参照)等を介して提供される情報に基づき、記憶部82に記憶されるものであってもよい。
図1に示すアクションスケジュール提供装置54は、コンテンツの提供日時及びコンテンツ提供源毎に、アクションスケジュールをデータベース化し、格納している。図11に、アクションスケジュール提供装置54が格納しているアクションスケジュールのデータ構造を模式的に示す。図11を参照して、アクションスケジュールのデータベースは、コンテンツ提供源52(図1参照)ごとの領域240,242,…を含む。各領域には、コンテンツが提供される周期に応じた複数の項目244,245,246を含む。項目244には、毎日提供されるコンテンツに対応するアクションスケジュールが格納される。項目245には、毎週所定の曜日に提供されるコンテンツに対応するアクションスケジュールが格納される。項目246には、所定の日に1度だけ提供されるコンテンツに対応するアクションスケジュールが格納される。さらに、これらの項目内に格納されるアクションスケジュール247,248…にはそれぞれ、コンテンツが提供される時間帯を示す数直線249に対応する位置に格納される。さらにアクションスケジュール247,248…にはそれぞれ、識別番号「Progid」と、バージョン番号が付与される。
(動作)
−動作の概要−
本実施の形態に係るコンテンツ再生装置50を含むシステムは、以下のように動作する。なお、コンテンツ提供源52及びアクションスケジュール提供装置54は、それぞれ既に起動し、情報を提供する準備を既に完了しているものとする。
コンテンツ再生装置50は、次の4局面に係る動作を実行する。即ち、アクションスケジュールスクリプトの取得及びアクションスケジュールの更新を実行する第1の局面、コンテンツの切替に関連する第2の局面、タイマによる通知に関連する第3の局面、及びユーザによる入力に関連する第4の局面である。
第1の局面に係る動作は、コンテンツ再生装置50が起動する際などに行なわれる。図1を参照して、コンテンツ再生装置50は、起動するとアクションスケジュール提供装置54に対してアクションスケジュールの送信を要求する。アクションスケジュール提供装置54は、コンテンツ再生装置50からの要求に基づき、アクションスケジュールスクリプトを作成し、コンテンツ再生装置50に送信する。コンテンツ再生装置50は、受信したアクションスケジュールスクリプトを解析してアクションスケジュールを作成し記憶する。
第2の局面に係る動作は、ユーザの操作入力等により再生するコンテンツが切替わり、新たなコンテンツの受信及び再生が開始されることに伴って実行される。コンテンツ再生装置50は、動作の第1の局面で記憶したアクションスケジュールの内、新たなコンテンツに対応するものを読出す。コンテンツ再生装置50は、読出したアクションスケジュールにより指定される、アクションの実行が可能な時間又は時刻を、図2に示すタイマ86に設定する。
第3の局面に係る動作は、動作の第2の局面で設定したタイマからの通知によって開始される。図2を参照してタイマ86からの通知に応答して、合成制御部80は、アクションスケジュールに従い、コンテンツの表示出力にアクション指示情報を合成して、再生部84に出力する。
図12に、図2に示すコンテンツ再生装置50の再生部84による再生画面の表示の一例を示す。図12を参照して、第2の局面に係る動作が終了した段階で、再生部84には、コンテンツの画面出力250が表示されているものとする。第3の局面に係る動作により、画面表示250は、画面表示252に遷移する。画面表示252にはアクション指示情報254が合成され、表示される。アクション指示情報254は、現在実行可能なアクションの概略を示す情報である。
時間が経過し、別のアクションの有効期間になると、コンテンツ再生装置50は、図2に示すタイマ86からの通知に応答して、別のアクション指示情報を合成し、再生部より出力する。再生部84による表示は、画面表示252から、画面表示258に遷移する。この画面表示258には、画面表示252のものとは異なるアクション指示情報260がコンテンツの表示に重ねて表示される。
アクション指示情報254又は260が表示されている期間内に、ユーザがアクションの実行を求める入力を行なうと、「入力イベント」が発生し、第4の局面に係る動作が開始される。即ち、ユーザによる入力に応答して開始される。アクション指示情報の表示中にユーザが操作入力を行なうと、表示されているアクション提示情報に対応するアクションが開始される。例えば、アクション指示情報254の表示中にユーザが所定の入力を行なうと、ターゲット情報に基づき、放送内容の詳細を示す別のコンテンツを取得し、再生する。このとき再生部84の表示は、図12に示す画面表示252から画面表示256に遷移する。また、アクション指示情報260の表示中にユーザが入力を行なうと、ターゲット情報に基づき、コンテンツ中に登場する歌手の新曲を紹介する別のコンテンツを取得し、再生する。このとき、再生部84の表示は、画面表示258から画面表示262に遷移する。ユーザがアクション終了を求める所定の操作を行なうとアクションが終了し、画面表示はそれぞれ表示252及び258に戻る。
以下、これら4つの局面ごとに、動作の詳細を説明する。
(局面1:「スクリプト」の取得、更新)
コンテンツ再生装置50が起動すると、図3に示すアクションスケジュールスクリプト取得部100は、図2に示すコンテンツ選択部78が選択することのできるコンテンツの条件を決定する。選択することのできるコンテンツの条件は例えば、コンテンツの提供開始時刻が、現在の時刻から所定期間内であるという条件であってもよい。また例えば、コンテンツ再生装置50が設置された地域で取得可能なコンテンツであるという条件であってもよい。また例えば、地上波放送など地域によってコンテンツ提供源とコンテンツとの対応関係が異なるコンテンツを、コンテンツ再生装置50が再生可能である場合、コンテンツ再生装置50の設置地域を、選択できるコンテンツの条件としてもよい。
また、アクションスケジュールスクリプト取得部100は、記憶部82(図2参照)に記憶されているアクションスケジュールテーブル200(図9参照)を参照し、今後再生可能なコンテンツに対応するアクションスケジュールを既に記憶しているか否かを判定する。記憶しているという判定結果に応答して、アクションスケジュールスクリプト取得部100は、そのアクションスケジュールの識別子とバージョン番号とをアクションスケジュールテーブル200から読出す。アクションスケジュールスクリプト取得部100は、決定した条件と、既に記憶されているアクションスケジュールの識別子及びバージョン番号とを含むアクションスケジュールスクリプトの取得要求を作成する。
また、アクションスケジュールスクリプト取得部100は、図2に示す記憶部82より優先度情報220(図10参照)を参照し、優先度が高いアクションスケジュール提供装置のアドレスを読出す。アクションスケジュールスクリプト取得部100は、ネットワーク通信部70(図2参照)を介して、読出したアドレスのアクションスケジュール提供装置に、アクションスケジュールスクリプトの取得要求を送信する。
アクションスケジュール提供装置54(図1参照)は、コンテンツ再生装置50よりアクションスケジュールスクリプトの取得要求を受信すると、要求に含まれるコンテンツ提供源の条件を読出し、条件に合致するコンテンツ提供源52を選択する。アクションスケジュール提供装置54は、データベース(図11参照)に格納されたアクションスケジュールの中から、選択したコンテンツ提供源が提供するコンテンツに関連するアクションスケジュールを検索する。
例えば、読出した条件が、2002年2月7日(木曜日)の13:00から14:00の時間帯に提供されるコンテンツを示すものであったとする。この場合、コンテンツ提供装置54は、まず2002年2月7日の13:00から14:00に提供されるコンテンツアクションスケジュールを検索し、次に木曜日の当該時間帯に提供されるもの検索し、その次に、毎日同時間帯に提供されるコンテンツの処理情報を検索する。
さらに、検索条件に該当するアクションスケジュールのうち、その識別子及びそのバージョン番号が、受信した要求に含まれていないものを選択し、送信するべきアクションスケジュールとする。これら送信するべきアクションスケジュールの内、その識別子が受信した要求に含まれていないものは、そのままアクションスケジュールスクリプトに記載する。バージョン番号のみが異なるものについては、その変更点をアクションスケジュールスクリプトに記載する。アクションスケジュール提供装置54は、このようにして作成したアクションスケジュールスクリプトを、取得要求の送信元であるコンテンツ再生装置50に送信する。
図3を参照して、コンテンツ再生装置50のアクションスケジュールスクリプト取得部100は、ネットワーク通信部70を介して、アクションスケジュール提供装置54よりアクションスケジュールスクリプトを受信し、アクションスケジュールスクリプト解析部102に与える。
アクションスケジュールスクリプト解析部102は、アクションスケジュールスクリプトを解析する。アクションスケジュールが新規のものである場合、新たなアクションスケジュールを作成し、図2に示す記憶部82のスケジュールテーブルに格納する。アクションスケジュールスクリプトに、アクションスケジュールの変更を求める「request」項目がある場合、この項目に記載された変更内容に従い、対応するアクションスケジュールの変更を行なう。
以上の動作を優先度の高いアクションスケジュール提供装置から順に行ないアクションスケジュールの取得及び更新を行なう。
(局面2:コンテンツ切替)
ユーザが図2に示すリモコン88を用いて、チャネル変更等、再生するコンテンツを切替える操作入力を行なうと、操作入力信号は、入力部76を介してコンテンツ選択部78に与えられる。コンテンツ選択部78は入力信号に従い、受信するコンテンツを選択し、コンテンツの受信及び復号を開始する。コンテンツ選択部78は、選択したコンテンツを示す通知情報(以下、この通知情報を「コンテンツ切替通知」と呼ぶ。)と復号したコンテンツの表示出力とを合成制御部80に与える。
合成制御部80は、コンテンツ選択部78からのコンテンツ切替通知に応答して、コンテンツ切替に伴う動作を開始する。図3を参照して、復号されたコンテンツの出力は、表示合成部110に与えられる。この段階では、コンテンツの表示に合成するべきアクション指示情報が与えられていないので、表示合成部110は、与えられた出力を図2に示す再生部84を用いて表示する。
コンテンツ切替通知は、アクションスケジュール選択部104に与えられる。アクションスケジュール選択部104は、記憶部82(図2参照)に保存されたスケジュールテーブル200(図9参照)をもとに、現在受信中のコンテンツに対応するアクションスケジュールを選択して読出し、アクションスケジュール実行部106に与える。
アクションスケジュール実行部106は、アクションスケジュール140(図7参照)のスケジュール項目156を参照し、各アクションの有効期間の開始時点及び終了時点を特定し、図2に示すタイマ86に設定する。このとき、アクションスケジュール実行部106はタイマ86に、アクションの有効期間の開始又は終了時点を示す時間情報と、その時点でアクションの有効期間が開始するのか終了するのかを示す情報と、この有効期間に対応するスケジュールを識別するための情報とを与える。
(局面3:タイマイベント)
アクションの有効期間が開始される時刻になると、タイマ86はタイマ通知を合成制御部80に与える。タイマ通知は、有効期間の開始を示す情報と有効期間に対応するスケジュールを示す情報とを含む。図3を参照して、タイマ通知は合成制御部80のアクションスケジュール実行部106に与えられる。タイマ通知に応答して、アクションスケジュール実行部106は、アクションスケジュール140(図7参照)内のスケジュールを示す項目156とタイマ通知とを照合し、開始するべきスケジュールのスケジュール項目(160,162,…)を特定する。ここでは、スケジュール項目160を特定するものとする。アクションスケジュール実行部106は、特定したスケジュール項目160のアクション項目168に含まれるターゲット情報172を参照し、アクション実行部108に対して、ターゲット情報172によって指定されるアクションが実行可能かを問合せる。
アクション実行部108は、問合せを受けたアクションが実行可能であるかを判定し、判定結果をアクションスケジュール実行部106に与える。アクションスケジュール実行部106は、判定結果が「実行可能である」というものであることに応答して、アクション指示情報の表示動作を開始する。即ち、アクションスケジュール実行部106は、表示合成部110にアクション指示情報を与える。表示合成部110は、与えられたアクション指示情報とコンテンツ選択部78による出力とを所定の位置で合成し、再生部84に出力する。
タイマ86から、このスケジュールの有効期限の終了を示すタイマ通知を受信すると、アクションスケジュール実行部106は、アクション指示情報の送信を終了する。表示合成部110は、コンテンツの表示出力とアクション指示情報との合成を終了する。再生部84による表示は、通常通りコンテンツのみの表示となる。
(局面4:入力イベント)
上記した通り、アクションの有効期間中、図2に示す再生部84は、コンテンツとアクション指示情報とが合成された表示画面を出力している。ユーザがアクション指示情報を見て、アクションの起動を求める操作入力を行なうと、その入力信号は入力部76を介してアクションスケジュール実行部106に与えられる。
アクションスケジュール実行部106は、図7に示すアクションスケジュール140を参照し、現時点で有効期間内にあるスケジュール、即ちユーザが起動を求めたアクションに対応するスケジュール項目を特定する。ここでは特定したスケジュールが図7に示すスケジュール項目160であるものとする。アクションスケジュール実行部106は、特定したスケジュール項目160のアクション項目168を参照し、実行するべきアクションのターゲット情報172を、アクション実行部108に与え、アクションの起動を命令する。特定したスケジュール項目が、図7に示すスケジュール項目162のように、アクション項目178に対応するターゲット情報を含まない場合、アクションスケジュール実行部106は、デフォルトアクション項目154に対応するターゲット情報158をアクション実行部108に与える。
アクション実行部108は、与えられたターゲット情報を参照し、実行するべきアクションの種別を判別し、ターゲット情報に含まれるその他の情報を用いてアクションを実行する。
アクションの種別が「付加情報表示」であるとき、図7に示すターゲット情報172のように、ターゲット情報には付加情報を示すURL、時刻フラグ、地域フラグ、及び録画フラグが含まれる。アクション実行部108は、これらフラグの情報をもとに、付加情報の取得元、コンテンツの再生時刻、地域情報、及び録画コンテンツを再生しているのか否かに関する情報を得る。アクション実行部108は、これら得た情報を用いて付加情報を提供するコンテンツ情報源にアクセスし、付加情報を取得する。アクション実行部108は取得した付加情報を表示合成部110に与える。表示合成部110は、アクション実行部108より付加情報が与えられたことに応答して、再生部84に与える表示出力を、付加情報の表示出力に切替える。これにより、再生部84の表示画面には付加情報が表示されることとなる。
アクションの種別が「録画予約」であるとき、ターゲット情報には、図8に示すターゲット情報192のように、コンテンツ提供源の種類を示す「提供系」情報、コンテンツ提供源を示す「提供源」情報、及びコンテンツが提供される時間帯を示す情報が含まれる。アクション実行部108は、これらの情報をコンテンツ再生装置50に接続された蓄積装置58Bに送信し、録画予約の設定をユーザに代わって実行する。
アクションの種別が「コンテンツの切替」であるとき、ターゲット情報には、図8に示すターゲット情報194のように、コンテンツ提供装置を識別する情報が含まれる。アクション実行部108は、これらの情報をコンテンツ選択部78に与える。コンテンツ選択部78は、与えられた情報に従ってコンテンツの切替を行なう。これにより、再生部84の表示画面には、ターゲット情報によって指定されたコンテンツ提供装置より取得したコンテンツが表示されることとなる。
アクションの種別が「視聴予約」であるとき、ターゲット情報には、図8に示すターゲット情報196のように、アクション種別が「録画予約」である場合と同様の情報が含まれる。アクション実行部108は、これらの情報を読込み、図2に及び図3示すコンテンツ選択部78に与える。コンテンツ選択部78は、与えられた情報をもとに、指定された時間に指定されたコンテンツ提供源よりコンテンツを取得し、復号して出力する。これにより、再生部84の表示画面には、予定された時間に予定されたコンテンツが表示されることとなる。
アクション実行部108はまた、アクションスケジュール実行部106にアクションスケジュールの再設定を指示する信号を与える。アクションスケジュール実行部106は、与えられた信号に従い、タイマ86の設定を解除する。またアクションスケジュール実行部106は、アクションスケジュール選択部104に対して、アクションスケジュールの再選択を指示する信号を与える。アクション選択部104は、与えられた信号に従い、記憶部82に新たに格納されたアクションスケジュールを読出す。以下、コンテンツの切替に伴う動作と同様の動作を実行し、タイマの再設定等、新たなアクションスケジュールに基づく処理を実行する。
(コンピュータによる実現)
コンテンツ再生装置50は、コンピュータ及びコンピュータ上で動作するソフトウェアにより実現される。もちろん、以下に述べる機能の一部又は全部を、ソフトウェアでなくハードウェアで実現することも可能である。
図13は、コンテンツ再生装置50をコンピュータで実現する場合の、コンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。なおここに示すコンピュータシステム20はあくまで一例であり、この他にも種々の構成が可能である。
図13を参照して、コンピュータ270は、モニタ272、及びリモコン88等よりの入力信号を取得する入力インタフェース274を含む。コンピュータ270にはさらに、CD―ROM(Compact Disc Read−Only Memory)ドライブ276が内蔵されている。
コンピュータ270はさらに、CD―ROMドライブ276に接続されたバス280と、いずれもバス280に接続された中央演算装置(Central Processing Unit:CPU)282、コンピュータ270のブートアッププログラムなどの記憶及びCPU282が使用する作業エリア及びCPU56により実行されるプログラムの格納エリアの提供を行なうメモリ284、アクションスケジュール等を格納する固定ディスク286、ネットワークとの通信を行なうネットワークインタフェース288、並びにアンテナ72を介して放送波を受信するチューナ290を含む。
以下に述べる実施の形態のシステムを実現するソフトウェアは、例えば、CD―ROM292のような記録媒体上に記録されて流通し、CD―ROMドライブ276のような読取装置を介してコンピュータ270に読込まれ、固定ディスク286に格納される。CPU282がこのプログラムを実行する際には、固定ディスク286からこのプログラムを読出してメモリ284に格納し、図示しないプログラムカウンタによって指定されるアドレスから命令を読出して実行する。CPU282は、処理対象のデータを固定ディスク286から読出し、処理結果を同じく固定ディスク286に格納する。
コンピュータ270の動作自体は周知であるので、ここではその詳細については繰返さない。
なお、ソフトウェアの流通形態は上記したように記憶媒体に固定された形には限定されない。例えば、ネットワークを通じて接続された他のコンピュータからデータを受取る形で流通することもあり得る。また、ソフトウェアの一部が予め固定ディスク286中に格納されており、ソフトウェアの残りの部分をネットワーク経由で固定ディスク286に取込んで実行時に統合するような形の流通形態もあり得る。
一般的に、現代のプログラムはコンピュータのオペレーティングシステム(OS)又はいわゆるサードパーティ等によって提供される汎用の機能を利用し、それらを所望の目的に従って組織化した形態で実行することにより、所望の目的を達成する。従って、本実施の形態の各機能のうち、OS又はサードパーティが提供する汎用的な機能を含まず、それら汎用的な機能の実行順序の組合せだけを指定するプログラム(群)であっても、それらを利用して全体として所望の目的を達成する制御構造を有するプログラム(群)である限り、それらが本発明の技術的範囲に含まれることは明らかである。
(コンテンツ再生装置の制御構造)
図14は、コンピュータにより実行されると、当該コンピュータを第1の実施の形態に係るコンテンツ再生装置50の合成制御部として動作させるコンピュータプログラムの制御構造を示すフローチャートである。図14を参照して、このプログラムが開始されると、制御はステップ(以下、単に「S」と表記する。)302に進み、アクションスケジュールスクリプトの取得及び更新を行なう。なお、この処理の詳細については後述する。制御はS304に進む。
S304では、イベントが発生するのを待つ状態となる。イベントが発生したならば、制御はS306に進む。
S306では、発生したイベントがコンテンツ切替イベントであるか否かを判定する。判定結果が「YES」であるならば、制御はS308に進む。判定結果が「NO」であるならば制御はS312に進む。S308では、コンテンツ切替によって新たに選択されたコンテンツに対応するアクションスケジュールを読込む。続くS310では、読込んだアクションスケジュールを参照し、各アクションの開始及び終了時刻をタイマに設定する。制御はS304に戻る。
S312では、タイマイベントが発生したか否かを判定する。タイマイベントが発生したならば、制御はS314に進み、タイマイベント処理を実行し、制御はS304に進む。さもなければ、制御はS316に進む。なお、タイマイベントの制御構造については後述する。
S316では、入力イベントが発生したか否かを判定する。入力イベントが発生したならば、制御はS318に進み、入力イベント処理を実行する。制御は、S304に戻る。
図15は、図14のS302において実行されるアクションスケジュールの取得及び更新処理を示すフローチャートである。図15を参照して、アクションスケジュールの取得及び更新処理が開始されると、制御はS332に進み、記憶している優先度情報の中から、優先度が高いアクションスケジュール提供装置のアドレス情報を読出す。続くS334では、このコンテンツ再生装置50が受信し再生することが可能なコンテンツの条件に基づき、アクションスケジュールの取得条件を決定する。制御はS336に進む。
S336では、アクションスケジュールを既に記憶しているか否かを判定する。アクションスケジュールが記録されているならば制御はS338に進む。さもなければ制御はS342に進む。S338では、既に取得し記憶しているアクションスケジュールを読出す。続くS340では、読出したアクションスケジュールの識別子及びバージョン番号を含む、更新のためのアクションスケジュールスクリプト取得要求を作成する。
S342では、アクションスケジュールスクリプト要求をアクションスケジュール提供装置に送信する。
この後、S344では、アクションスケジュールスクリプトをアクションスケジュール提供装置より受信し、続くS346では、アクションスケジュールが生成され、記憶又は更新が行なわれる。制御はS348に進む。
S348では、優先度情報を参照し、次に優先度が高いアクションスケジュール提供装置54の情報が、優先度情報にあるか否かを判定する。情報があれば、制御はS332に戻る。さもなければ処理を終了し、制御は図14のS304に進む。
図16は、図14のS314において実行されるタイマイベント処理の制御構造を示すフローチャートである。図16を参照して、タイマイベントが発生すると、制御はS362に進む。S362では、ここで発生したタイマイベントが、アクションの有効期間の開始であるか否か判定する。アクションの有効期間の開始であるならば、制御はS364に進む。さもなければ制御はS374に進む。
S364では、この有効期間に対応するアクションが実行可能であるか否かを判定する。アクションが実行可能であれば、制御はS366に進む。さもなければ制御はS372に進み、有効期間の終了処理を行ない、タイマイベント処理を終了する。
S366では、ターゲット情報に基づき、アクション指示情報を取得する。S368では、同様にターゲット情報に基づき、アクション指示情報の表示位置を参照する。S370では、アクション指示情報をコンテンツの画面表示と合成して表示し、タイマイベント処理を終了する。
制御がS362からS374に進んだ場合、S374では、ここで発生したタイマイベントが、アクションの有効期間の終了であるか否かを判定する。有効期間の終了であるならば、制御はS376に進み、アクション指示情報の表示を表示画面上から消去し、タイマイベント処理を終了する。さもなければ、何もせずにタイマイベント処理を終了する。制御は図14に示すS304に戻る。
図17は、図14のS318において実行される第1の入力イベント処理の制御構造を示すフローチャートである。図17を参照して、入力イベントが発生すると制御はS402に進む。S402では、入力イベントが、アクションの起動を求める入力であるか否かを判定する。判定結果が「YES」である場合、制御はS404に進む。さもなければ制御はS412に進む。
S404では、アクションスケジュールを参照し、現在いずれかのアクションの有効期間内にあるか否かを判定する。有効期間内でなければ処理を終了する。有効期間内であれば制御はS406に進む。S406では、該当するスケジュールを参照し、アクションを記述するターゲット情報があるか否かを判定する。ターゲット情報があるならば制御はS410に進み、アクション起動処理を実行する。さもなければS408でデフォルトアクションのターゲット情報を参照し、これをもとにS410でアクション起動処理を行なう。なお、S410で実行されるアクション起動処理については後述する。アクション起動処理が終了すると、入力イベント処理を終了する。
制御がS402からS412に進んだ場合、S412では、入力がアクション終了を求めるものであるか否かを判定する。アクションの終了を求めるものであるならば、制御はS414に進む。さもなければ入力イベント処理を終了する。S414では、終了するべきアクションが起動しているか否かを判定する。起動していればS416に進み、アクション終了処理を実行する。なお、アクション終了処理の詳細については後述する。
図18は、図17のS408において実行されるアクション起動処理の処理構造を示すフローチャートである。図18を参照して、アクション起動処理が開始されると、制御はS432に進む。S432では、スケジュールを参照し、起動するべきアクションの種別を判別する。制御は、アクションの種別に応じてS434、S442、S444、S446、及びS448に分岐する。
S432で、アクションの種別が「付加情報表示」であると判別された場合、制御はS434に進む。S434では、付加情報を取得する際に必要となる時刻フラグ、地域フラグ、及び録画フラグなどの端末情報を取得する。S436では、ターゲット情報により指定されるコンテンツ提供装置に対して付加情報取得要求を送信する。S438では付加情報を受信する。続くS440では、画面表示を切替えて、受信した付加情報を表示し、アクション起動処理を終了する。
S432で、アクションの種別が「録画予約」であると判別された場合、制御はS442に進む、S442では、コンテンツ再生装置50に接続された蓄積装置に対して、ターゲット情報に含まれる情報に基づく録画予約要求を送信し、アクション起動処理の制御を終了する。
S432で、アクションの種別が「視聴予約」であると判別された場合、制御はS444に進む。S444では、ターゲット情報により指定される時刻に、指定されたコンテンツの受信及び表示が行なわれるよう設定を行ない、アクション起動処理を終了する。
S432で、アクションの種別が「コンテンツ切替」であると判別された場合、制御はS446に進む。S446では、受信し表示するコンテンツを指定されたコンテンツに切替え、アクション起動処理を終了する。
S432で、アクションの種別が「アクションスケジュールの取得」であると判別された場合、制御はS448に進み、タイマの解除を行なう。続くS450では図16に示す「アクションスケジュールの取得・更新」処理を再び実行する。制御はS452に進み、新たに取得したアクションスケジュールを読込む。続くS454では、タイマの再設定を行ない、アクション起動処理を終了する。
図19は、図17のS416において実行されるアクション終了処理の処理構造を示すフローチャートである。図19を参照して、アクション終了処理が開始されると、制御はS462に進み、終了するべきアクションの種別を判定する。アクションの種別が付加情報の表示である場合、制御はS464に進み、現在表示中の付加情報を消去し、この処理を終了する。さもなければ、何もしない。
(アクションスケジュール提供装置の制御構造)
本実施の形態に係るアクションスケジュール提供装置54は、コンテンツ再生装置50と同様に、コンピュータにより実現可能である。図20に、本実施の形態に係るアクションスケジュール提供装置54で実行される処理のフローチャートを示す。
図20を参照して、この処理が開始されると、制御はS502に進む。S502では、コンテンツ再生装置50よりアクションスケジュールスクリプトの取得要求を受信する。S504では、受信した要求に含まれるコンテンツ提供源の条件を満たすコンテンツ提供源を選択する。続くS506では、データベースに格納されたアクションスケジュールの中から、選択したコンテンツ提供源が提供するコンテンツに関連するアクションスケジュールを検索する。S508では、検索条件に該当するアクションスケジュールのうちの1つを読出す。制御はS510に進む。
S510では、読出したアクションスケジュールの識別子と一致する識別子が、受信した要求に含まれているか否かを判定する。一致する識別子が含まれているならば、制御はS512に進む。さもなければ、制御はS514に進み、読出したアクションスケジュールの記載を、送信するアクションスケジュールスクリプトに追加し、制御はS518に進む。
S512では、識別子が一致したアクションスケジュールについて、アクションスケジュールのバージョン番号が、要求に含まれるものと一致するか否かを判定する。バージョン番号が一致する場合、制御はS518に進む。さもなければ、制御はS516に進み、読出したアクションスケジュールと、要求に含まれているバージョン番号のアクションスケジュールとの相違点に基づき、アクションスケジュールの変更に関する記載を、アクションスケジュールスクリプトに追加する。制御はS518に進む。
S518では、検索結果に該当し、読込んでいないアクションスケジュールがあるか否かを判定する。該当するアクションスケジュールがある場合、制御はS508に戻る。さもなければ制御はS520に進む。
S520では、受信した要求に含まれるコンテンツ提供源の条件を満たすコンテンツ提供源であり、アクションスケジュールの検索を行なっていないものがあるか否かを判定する。該当するコンテンツ提供源がある場合、制御はS504に戻る。さもなければ制御はS522に進む。
S522では、S514及びS516により記載が追加されることで作成されたアクションスケジュールスクリプトを、要求元であるコンテンツ再生装置50に送信し、処理を終了する。
(本実施の形態の望ましい効果)
上記のように、本実施の形態に係るシステムでは、コンテンツ再生装置50は、アクションの実行が可能な時間区間に、アクションの内容を示すアクション指示情報をユーザに提示する。そのため、本実施の形態に係るコンテンツ再生装置50のユーザは、アクションを実行する前に、アクション指示情報によりアクションの内容を知り、アクションを実行するか否かの判断を行なうことができる。これにより、ユーザが所望するアクションは確実に実行され、ユーザが求めないアクションの実行を回避することができる。
なお、上記した第1の実施の形態では、図8に示すターゲット情報の内、アクションの種別が「録画予約」であるターゲット情報192、及びアクションの種別が「視聴予約」であるターゲット情報194は、「提供系」、「提供源」、及び「提供時間」に関する情報を含むものであった。しかし、録画予約又は視聴予約の対象となるコンテンツを識別する情報は、このような情報には限定されない。放送番組の録画予約等に一般的に用いられているコンテンツの識別方法を用いてもよい。例えば、コンテンツが提供される日付、コンテンツ提供源、コンテンツ提供の開始時刻、及びコンテンツが提供される時間を特定するよう予め定められた形式で符号化された情報を用いて、予約対象となるコンテンツを識別するようにしてもよい。また例えば、予約録画の便宜のために電子的な形で配信される番組表等を用いることにより、録画又は視聴の予約対象となるコンテンツを指定するようにしてもよい。また例えば、電子的な形で配信される番組表に対応付けられた予約登録のための情報を用いて録画又は視聴の予約を行なうようにしてもよい。
上記した第1の実施の形態では、アクションスケジュールスクリプトの取得及び更新を行なう第1の局面に係る動作を、コンテンツ再生装置50の起動時に実行した。しかし、本実施の形態に係るコンテンツ再生装置50が第1の局面に係る動作を実行するのは、このような場合には限定されない。
例えば、図3に示すアクションスケジュールスクリプト取得部100が、記憶部82(図2参照)に格納されているアクションスケジュールの有効期限を検証し、検証結果に応じてアクションスケジュールスクリプトの再取得を行なうようにしてもよい。この場合、アクションスケジュールスクリプト取得部100は、アクションスケジュールの有効期限が満了しているか否かを判定するための機能をさらに有する。
また例えば、図3に示すアクションスケジュール取得部100が、図2に示すコンテンツ選択部78から送信される、コンテンツの切替が行なわれたことを示す通知信号を受けるようにし、アクションスケジュールスクリプト取得部100は、通知信号に応答してアクションスケジュールの取得及び更新を行なうようにしてもよい。このようにすると、出力されるコンテンツと対応関係にあるアクションスケジュールスクリプトを、最新の状態に更新し、アクションスケジュールに基づく処理を実行することが可能となる。
また例えば、図2に示すコンテンツ選択部78より出力されるコンテンツについて、場面の切替わり時、所定の文字テロップの発生時、又はコンテンツの出力に関するその他認識可能なタイミングを、コンテンツの出力から認識、検出し、検出結果に応答して、アクションスケジュールスクリプトの取得又は更新を開始するようにしてもよい。この場合、コンテンツの出力について、画像認識又は音声認識等の技術を用いて、アクションスケジュールスクリプトを取得又は更新するべきタイミングを検出するようにしてもよい。
また、上記した第1の実施の形態では、図2に示す記憶部82は、アクションスケジュール提供装置54のアドレスを含む優先度情報220(図10参照)を予め保持し、アクションスケジュールスクリプトを取得する際に、保持された優先度情報220を参照し、アクションスケジュール提供装置54のアドレスを読出し、要求の送信を行なった。しかし、コンテンツ再生装置50が、アクションスケジュール提供装置54のアドレスを取得する方法は、このような方法には限定されない。
例えば、コンテンツ再生装置50は、電子的な形で配信される番組表等の情報を利用して、アクションスケジュール提供装置54のアドレスを取得するようにしてもよい。この場合、電子的な形で配信される番組表等には、予め、アクションスケジュール提供装置54のアドレスを示す情報を付加しておく。コンテンツ再生装置50は、必要に応じて電子的な形で配信される番組表等を受信し、アクションスケジュール提供装置54のアドレスを取得する。なお、このようにしてアドレスを取得する場合、アクションスケジュール提供装置54は、コンテンツ提供源58A,58B,58C,58D,……と対応付けられているか、又は、アクションスケジュールを提供するアクションスケジュール提供装置、又はそれらのコンテンツ提供源が提供するコンテンツと所定の関係にあるかしてもよい。
また例えば、コンテンツ自体に、対応関係にあるアクションスケジュールを提供するアクションスケジュール提供装置54のアドレスを示す情報を付加するようにしてもよい。この場合、コンテンツ再生装置50は、図2に示すコンテンツ選択部84からのコンテンツの出力より、アクションスケジュール提供装置54のアドレスを読出し、要求信号の送信等に用いる。
なお、動作の第2の局面において、アクションスケジュール実行部106が、アクションスケジュール140(図7参照)のスケジュール項目156を参照してタイマ86(図2参照)の設定を行なう際に、有効期間の開始時点及び終了時点を、必要に応じて調整するようにしてもよい。
例えば、アクションスケジュールスクリプトの取得に要した時間を計測しておき、取得に要した時間が長いものについて、当該アクションスケジュールスクリプトより得られたアクションスケジュールに含まれるアクションの有効期間が、短くなるように有効期間の開始時点及び終了時点を調整するようにしてもよい。
また例えば、ユーザによりコンテンツ再生装置50への操作入力が行なわれる頻度を計測し、計測結果に応じて、有効期間の長さを変化させるように、有効期間の開始時点及び終了時点を調整するようにしてもよい。これにより頻繁に入力操作を行なうユーザに対して、有効期間を長く設定し、より長時間アクション指示情報が表示されるようになる。また例えば、タイマの設定を行なう際に、アクションの有効期間の開始時刻及び終了時刻を、所定の範囲内で無作為に前後させるようにしてもよい。
このように、有効期間の開始時点及び終了時点を調整することにより、特に、コンテンツ再生装置50が複数存在し、アクションスケジュール内で実行することが予定されたアクションがネットワーク上のサーバ装置へのアクセスを要するものである場合などに、同時に多数のコンテンツ再生装置がサーバ装置にアクセスすることにより生じるサーバ装置への通信集中を緩和することが可能となる。
[第2の実施の形態]
上記した第1の実施の形態は、アクションスケジュールに基づき、コンテンツの再生表示に連動してアクション指示情報を表示し、アクションを実行するものであった。しかし、本発明はこのような実施の形態には限定されない。以下に示す実施の形態に係るコンテンツ出力装置は、コンテンツを、対応するアクションスケジュールと共に蓄積し、さらに対応するアクションスケジュールに基づき、関連するコンテンツを取得し、コンテンツ及びアクションスケジュールと共に関連付けて蓄積する機能を有する。
(構成)
図21に、本実施の形態に係るシステム全体の構成を概略的に示す。図21を参照して、本実施の形態に係るシステムは、第1の実施の形態のものとそれぞれ同様のコンテンツ情報源52とアクションスケジュール提供装置54とを含む。
本実施の形態に係るシステムはさらに、図1に示すコンテンツ再生装置50に替えて、アクションスケジュールに基づくコンテンツの取得、記録、蓄積、及び出力を行なうコンテンツ出力装置600と、ディスプレイ装置及びスピーカ等の表示装置を含み、コンテンツ出力装置600による出力を表示する表示装置602とを含む。
なお、表示装置602には、外部入力可能な一般的なテレビジョン受像機等を用いてもよい。
図22に、本実施の形態に係るコンテンツ出力装置600の機能的構成をブロック図形式で示す。図22を参照して、コンテンツ出力装置600は、図2に示すコンテンツ再生装置50と同様のネットワーク通信部70、アンテナ72、及び放送受信部74を含む。
コンテンツ出力装置600はさらに、図2に示す入力部76に替えて、入力部76が有する機能に加え、コンテンツの蓄積に関するユーザの入力信号を取得する機能をさらに有する入力部616と、図2に示すコンテンツ再生装置50のコンテンツ選択部78に替えて、コンテンツ選択部78が有する機能に加え、選択したコンテンツを蓄積するための出力を行なう機能をさらに有するコンテンツ選択部618と、図2に示す合成制御部80に替えて、合成制御部80が有する機能に加えて、アクションスケジュールに基づくコンテンツの蓄積に関するアクションを実行するための機能をさらに有する合成制御部620とを含む。
コンテンツ出力装置600はさらに、図2に示す記憶部82に替えて、記憶部82が有する機能に加えて、コンテンツの録画予定を示す録画テーブルを記憶する機能をさらに有する記憶部622と、図2に示す再生部84に替えて、合成制御部620により合成された出力を、図21に示す表示装置602に出力する出力部624と、図2に示すタイマ86に替えて、タイマ86が有する機能に加えて、コンテンツの蓄積に関する時間設定を受け、設定された時刻に通知を行なう機能をさらに有するタイマ626を含む。
コンテンツ出力装置600はさらに、入力部616を介してユーザによる録画予約の操作入力信号を取得し、コンテンツとアクションスケジュールとの蓄積処理を行なうための制御を実行する蓄積制御部630と、蓄積制御部630による制御に従いコンテンツとアクションスケジュールとを共に蓄積する蓄積部632とを含む。これらの機能部の詳細については後述する。
図23に、本実施の形態に係る合成制御部620の機能的構成をブロック図形式で示す。図23を参照して、合成制御部620は、図3に示す合成制御部80とそれぞれ同様のアクションスケジュールスクリプト取得部100と、アクションスケジュールスクリプト解析部102と、アクションスケジュール実行部106と、表示合成部110とを含む。
合成制御部620はさらに、図3に示すアクションスケジュール選択部104に替えて、アクションスケジュール選択部104が有する機能に加えて、図22及び図23に示す蓄積制御部630からの命令に従い、アクションスケジュールを選択し、蓄積制御部630に与える機能をさらに有するアクションスケジュール選択部640を含む。
合成制御部620はさらに、図3に示すアクション実行部108が有する機能に加えて、与えられたターゲット情報に従い、図23に示す蓄積制御部に対してアクションに基づく処理命令を与える機能をさらに有するアクション実行部642を含む。
図24に、本実施の形態に係る蓄積制御部630の機能的構成をブロック図形式で示す。蓄積制御部630は、図23に示す合成制御部620のアクションスケジュールスクリプト取得部660及びアクションスケジュールスクリプト解析部102とそれぞれ同様のアクションスケジュールスクリプト取得部660とアクションスケジュールスクリプト解析部662とを含む。
蓄積制御部630はさらに、入力部616を介してユーザによる録画予約の操作入力又は合成制御部620より与えられるアクションの実行命令に従い、録画予約の時刻をタイマ626に設定する機能と、タイマ626からの通知に応答してコンテンツ選択部618より、指定されたコンテンツを取得し蓄積部632に蓄積させると共に、そのコンテンツを識別する情報を通知する機能とを有するコンテンツ蓄積制御部664を含む。
蓄積制御部630はさらに、コンテンツ蓄積制御部664より与えられる情報に基づき、蓄積するべきコンテンツに対応するアクションスケジュールスクリプトを選択するアクションスケジュール選択部666を含む。
蓄積制御部630はさらに、選択したアクションスケジュールを蓄積部632に蓄積させる機能と、アクションを事前に処理して記憶するための要求を発する機能と、合成制御部620からの要求に従い蓄積部632からアクションスケジュールを読出し、合成制御部620に与える機能とを有するアクションスケジュール蓄積制御部668と、アクションスケジュール蓄積制御部668からの要求に従い、蓄積するコンテンツを再生する際にアクションも同様に再生することができるように、予めアクションに基づいて処理を実行するアクション蓄積制御部670とを含む。
(データ構成)
図25に、コンテンツ蓄積制御部664が作成し、記憶部622に記憶される録画テーブルの一例を示す。図25を参照して、録画テーブル680は、録画の予約内容ごとの録画エントリにより構成された情報である。各エントリは、コンテンツ提供源の種類を示す情報を格納する「提供系」項目682と、コンテンツ情報源を特定する情報を格納する「提供源」項目684と、コンテンツの提供日時を示す情報を格納する「日時」項目686と、蓄積したコンテンツのデータファイル名を示す「録画ファイル」項目688と、蓄積したコンテンツに対応するアクションスケジュールのデータファイル名を示す「アクションスケジュール」項目690と、このコンテンツがユーザによる操作入力に従って蓄積したものであるか、自動的になされたものであるかを示す「自動」項目692とを含む。蓄積された各コンテンツについて、これらの情報をそれぞれ録画テーブルに格納する。
図24に示すアクション蓄積制御部670は、コンテンツの蓄積に際して、対応するアクションスケジュールのターゲット情報に基づきアクションを実行する。アクション蓄積制御部670は、アクションを実行したことによって取得した付加情報を、蓄積部632に蓄積させると共に、対応するコンテンツ及びアクションスケジュールとの関係を示す付加情報テーブルを作成し、蓄積部632に蓄積させる。図26に、付加情報テーブルの一例を示す。
図26を参照して、付加情報テーブル700は、付加情報を提供するコンテンツ情報源ごとのエントリを含む。各エントリには、コンテンツ提供源のURLを示す項目702と、付加情報のデータのファイル名を示すデータファイル項目704とを含む。URLの項目には、付加情報の提供元であるコンテンツ提供源のURLが格納される。また、データファイル項目には、取得した付加情報の蓄積部632でのファイル名が格納される。
(動作)
コンテンツ出力装置600は、以下のように動作し、コンテンツとアクションスケジュールとを共に蓄積する。
−アクションスケジュールの取得、更新−
図22に示すコンテンツ出力装置600の蓄積制御部630が起動すると、図24に示すアクションスケジュールスクリプト取得部660は、第1の実施の形態に係るアクションスケジュールスクリプト取得部100(図3参照)と同様の動作で、アクションスケジュールスクリプトを取得する。取得したアクションスケジュールスクリプトは、アクションスケジュールスクリプト解析部662に与えられる。アクションスケジュールスクリプト解析部662もまた、第1の実施の形態に係るアクションスケジュールスクリプト解析部102と同様の動作でアクションスケジュールを作成し、記憶部622に格納する。この一連の動作によって、図22及び図23に示す合成制御部620によりコンテンツの再生表示が行なわれていないときでも、アクションスケジュールが取得され、記憶されることになる。
−録画予約−
蓄積制御部630は、コンテンツの蓄積動作の予約を2系統より受付ける。命令系統の一方は、ユーザの直接的な操作入力によるものである。図22を参照して、リモコン88を用いてユーザがコンテンツを指定し録画予約を求める入力を行なうと、その入力信号は、入力部616を介して蓄積制御部630に与えられる。
命令系統のもう一方は、アクションによる録画予約命令である。図23を参照して、合成制御部620は、第1の実施の形態に係る合成制御部80と同様の動作でタイマイベントを実行する。これにより、表示画面にはコンテンツの出力とアクション指示情報とが合成された表示画面が出力される。さらに合成制御部620は、第1の実施の形態に係る合成制御部80と同様に、ユーザによる入力イベントに応答して、アクションを実行する。図23を参照して、入力信号は入力部616よりアクションスケジュール実行部106に与えられる。アクションスケジュール実行部106は、第1の実施の形態と同様の動作で、実行するべきアクションのターゲット情報をアクション実行部642に与える。
アクション実行部642は、ターゲット情報を参照して実行するべきアクションの種別を判別する。ここで、アクションの種別が「録画予約」であるとき、アクション実行部642は、実施の形態1に係るアクション実行部108(図3参照)と同様に、ターゲット情報に含まれる情報をもとに、録画予約を要求する信号(以下、この信号を「録画予約要求」と呼ぶ。)を作成する。アクション実行部642は、第1の実施の形態に係るアクション実行部108と異なり、録画予約要求を、図22及び図24に示す蓄積制御部630に与える。アクションの種別がその他のものである場合、アクション実行部642は、第1の実施の形態に係るアクション実行部108と同様の動作を行なう。
図24を参照して、これら2系統の録画予約要求はいずれも、蓄積制御部630のコンテンツ蓄積制御部664に与えられる。コンテンツ蓄積制御部664は、録画予約要求に基づき、図25に示す録画テーブル680の録画エントリに、予約内容を記憶させる。また蓄積制御部630は、録画予約要求に基づき、録画を開始する時刻と録画を終了する時刻とをタイマ626に設定する。
なお、上記した2系統のいずれかが録画予約を取消す命令を与えた場合、蓄積制御部630のコンテンツ蓄積制御部664は、記憶部662に記憶されている録画テーブル680から、該当する録画エントリを削除する。また、コンテンツ蓄積制御部664は、録画タイマの設定を無効にする。
−録画タイマイベント−
図22を参照して、録画を開始する時刻になると、タイマ626は、事前の設定に従い録画タイマ通知を蓄積制御部630に与える。録画タイマ通知は、録画の開始を示す情報と、対応する録画テーブル内のエントリを指定する情報とを含む。図24を参照して、録画タイマ通知は、蓄積制御部630内のコンテンツ蓄積制御部664に与えられる。録画タイマ通知に応答して、コンテンツ蓄積制御部664は、図22に示す記憶部622の録画テーブル680より、指定されたエントリの情報を読出す。コンテンツ蓄積制御部664は、読出した情報を図22に示すコンテンツ選択部618に与える。
図22を参照して、コンテンツ選択部618は、与えられた情報に従い、第1の実施の形態に係るコンテンツ選択部78と同様の動作でコンテンツの選択及び取得を行ない、コンテンツを蓄積制御部630に与える。図24を参照して、蓄積制御部630のコンテンツ蓄積制御部664は、与えられたコンテンツを蓄積部632に蓄積させる。
図24に示すアクションスケジュール選択部666は、与えられた情報に基づき、録画するべきコンテンツに対応するアクションスケジュールを記憶部622より選択し、読出してアクションスケジュール蓄積制御部668は、与えられたアクションスケジュールの、「スケジュール」項目に含まれる情報をアクション蓄積制御部670に与える。
−アクション事前処理−
アクション蓄積制御部は、「スケジュール」項目に含まれるターゲット情報が与えられると、これに基づきアクションを実行する処理(アクション事前処理)を以下のように行なう。アクション蓄積制御部670は、ターゲット情報が与えられると、そのターゲット情報のうちの1つを参照し、アクションの種別を判別する。この判別結果に応じて、アクション蓄積制御部670は、蓄積制御部630内の各部と連携してアクションの実行によって取得可能な全ての情報を取得する。
例えば、アクションの種別が「付加情報表示」である場合、アクション蓄積制御部670は、ネットワーク通信部70を介して、ターゲット情報により指定されたURLのコンテンツ提供源に、付加情報取得要求を送信する。送信先のコンテンツ提供源から付加情報が与えられると、アクション蓄積制御部670は、付加情報を蓄積部632に蓄積させる。また、アクション蓄積制御部670は、取得し、蓄積させた付加情報のファイル名と、付加情報の提供元であるコンテンツ提供源のURLとを、付加情報テーブル700(図26参照)に格納する。
また例えば、アクションの種別が「録画予約」である場合、アクション蓄積制御部670は、このターゲット情報を基に録画予約要求を作成し、コンテンツ蓄積制御部664に与える。コンテンツ蓄積制御部664は、与えられた録画予約要求に基づき、録画予約処理を実行する。即ち、コンテンツ蓄積制御部664は、録画予約要求に基づき、記憶部622の録画テーブル680(図25参照)に新たなエントリを追加し、各項目の情報を格納し、タイマ626の設定を行なう。ただし、ここで録画予約されるコンテンツは、ユーザの要求に基づいて行なわれるものではない。そのため、コンテンツ蓄積制御部664は、この予約に対応するエントリの自動録画を示す項目692の値を、自動録画であることを示す値「○」にする。
また例えば、アクションの種別が「コンテンツ切替」である場合、アクション蓄積制御部670は、このターゲット情報を含むスケジュール項目に含まれる「期間」項目の情報と、アクションスケジュールと対応関係にあるコンテンツの「提供期間」の項目とを参照し、切替を行なう時刻を特定する。アクション蓄積制御部670は、ターゲット情報内のコンテンツ情報源を特定する情報と特定した時刻とを共にコンテンツ蓄積制御部664に与える。コンテンツ蓄積制御部664は、アクション蓄積制御部670により特定された時刻から予め定める一定時間後までを、切替により出力されるべきコンテンツの録画時間とする。コンテンツ蓄積制御部664は、与えられた情報を録画テーブル680に格納すると共に、与えられた時刻をタイマに設定する。これにより、ターゲット情報により指定された時刻には、コンテンツ蓄積制御部664がコンテンツの蓄積を行なうようになる。なお、この場合も、コンテンツ蓄積制御部664は、アクションの種別が「録画予約」である場合と同様に、録画テーブルの自動予約に関する項目の値を「○」に設定する。
以上のようにしてコンテンツ切替アクションを事前に実行した後、アクション蓄積制御部670は、与えられたアクションスケジュールの書換を行なう。アクションスケジュールの書換の一例を図27に示す。図27を参照して、アクション蓄積制御部670にターゲット情報710が与えられ、これに基づくアクションを実行したものとする。このターゲット情報710により指定されたアクションの種別は「コンテンツ切替」である。そのため、アクション蓄積制御部670は、「提供系」及び「提供源」の項目に記載されるコンテンツ提供源より、コンテンツを取得して、蓄積部632に蓄積させている。
この場合、アクション蓄積制御部670は、ターゲット情報710をターゲット情報712に書換える。ターゲット情報712の「提供系」及び「提供源」の項目は、アクション蓄積制御部670が、蓄積部632に蓄積させたコンテンツを示す。このように変更されたアクションスケジュールを実行すると、蓄積部632に蓄積されたコンテンツへの切替を行なうようになる。
このような書換が終了すると、アクション蓄積制御部670は、アクション事前処理の終了通知をアクションスケジュール蓄積制御部668に与える。アクションスケジュール蓄積制御部668は、終了通知に応答して、書換えられたアクションスケジュールを蓄積部632に蓄積させる。蓄積が終了すると、アクションスケジュール蓄積制御部668は、コンテンツ蓄積制御部664に終了通知を与える。コンテンツ蓄積制御部664は、録画テーブルのエントリ情報をコンテンツ選択部618に与える。コンテンツ選択部618は、与えられた情報に基づき、第1の実施の形態に係るコンテンツ選択部78と同様の動作でコンテンツを選択受信する。コンテンツ選択部618は、受信したコンテンツのデータをコンテンツ蓄積制御部664に与える。コンテンツ蓄積制御部664は、与えられたコンテンツのデータを蓄積部632に蓄積させる。
以上の動作により、所望のコンテンツと、このコンテンツに対応するアクションスケジュールと、アクションスケジュールにより指定された全ての情報とが関連付けられ、蓄積部632に蓄積されるようになる。
−コンテンツの再生表示動作−
コンテンツ出力装置600は、以下のように動作して、表示装置602にコンテンツの表示を行なう。
図22に示すコンテンツ出力装置600は、合成制御部620が起動すると、第1の実施の形態に係るコンテンツ再生装置50と同様の動作で、第1の局面に係る動作であるアクションスケジュールの取得及び更新を行なう。また、コンテンツ出力装置600は、第1の実施の形態と同様、第2の局面に係る動作としては、ユーザの操作入力等により再生するコンテンツを切替え、新たなコンテンツの受信及び再生を開始する。コンテンツ再生装置50は、ここでは、第1の局面の動作で記憶したアクションスケジュールの内、新たなコンテンツに対応するものを読出す。コンテンツ再生装置50は、読出したアクションスケジュールにより指定される、アクションの実行が可能な時間又は時刻を、図22に示すタイマ626に設定する。
また、コンテンツ出力装置600は、コンテンツ切替に関連する動作を以下のように実行する。
図22を参照して、ユーザがリモコン88を用いて、コンテンツを切替える操作入力をコンテンツ出力装置600に対して行なうと、その入力信号は、入力部616を介してコンテンツ選択部618に与えられる。コンテンツ選択部618は、与えられた入力信号に従ってコンテンツを選択し、受信及び復号を開始する。コンテンツ選択部618は、コンテンツ切替通知と復号したコンテンツの表示出力とを合成制御部620に与える。
図23を参照して、与えられたコンテンツ切替通知と復号されたコンテンツの出力とのうち、コンテンツの出力は表示合成部110に与えられ、コンテンツ切替通知は、アクションスケジュール選択部640に与えられる。表示合成部110は、与えられた出力を図22に示す出力部624を介して表示装置602に表示させる。アクションスケジュール選択部640は、記憶部622より、現在受信中のコンテンツに対応するアクションスケジュールを選択して読出す。ただし、コンテンツ切替により新たに表示されたコンテンツが、図22に示す蓄積部632に蓄積されたものである場合、アクションスケジュール選択部640は、記憶部622に記憶されている録画テーブル680(図25参照)に基づき、対応するアクションスケジュールを選択し、蓄積制御部630を介して蓄積部632に記憶されているアクションスケジュールを読出す。アクションスケジュール選択部640は、読出したアクションスケジュールを、アクションスケジュール実行部106に与える。アクションスケジュール実行部106は、第1の実施の形態での第2の局面に係る動作と同様の動作で、タイマ626の設定を行なう。
タイマ626は、設定された時刻になるとアクションスケジュール実行部106に通知を行なう。アクションスケジュール実行部106は、第1の実施の形態での第3の局面と同様の動作で、タイマイベント処理を実行する。これにより、アクション指示情報が、表示合成部110に与えられる。表示合成部110は、第1の実施の形態での第3の局面と同様の動作で、図22に示すコンテンツ選択部618によるコンテンツの出力と、アクションスケジュール実行部106からのアクションスケジュール指示情報の出力とを合成する。合成した出力は、出力部624を介して図21に示す表示装置602に表示される。
アクション指示情報の表示中にユーザが操作入力を行なうと、コンテンツ出力装置600は、入力イベント処理を開始する。入力イベント処理が開始されると、アクションスケジュール実行部106は、第1の実施の形態での動作と同様の動作で、アクションスケジュールを参照し、ユーザが起動を求めているアクションを特定する。アクションスケジュール実行部106は、特定したスケジュールの「アクション」の項目のターゲット情報をアクション実行部642に与える。
アクション実行部642は、与えられたターゲット情報を参照し、実行するべきアクションを判別し、アクションを実行する。
例えば、アクションの種別が「付加情報表示」であるとき、アクション実行部642は、第1の実施の形態に係るアクション実行部108と同様の動作で、付加情報の取得元、コンテンツの再生時刻、地域情報、及び録画コンテンツを再生しているのか否かに関する情報を得て、付加情報を提供するコンテンツ情報源にアクセスし、付加情報を受信する。付加情報の受信に失敗した場合、アクション実行部642は、蓄積制御部630を介して、蓄積部632に蓄積されている付加情報テーブル700(図26参照)を参照し、蓄積部632に記憶されている付加情報を読出して、表示合成部110に与える。表示合成部110は第1の実施の形態での動作と同様の動作で、表示出力を与えられた付加情報の出力に切替える。これにより、表示装置602には、付加情報が表示されることになる。
アクションの種別が「録画予約」であるとき、アクション実行部642は、与えられたターゲット情報よりコンテンツを指定する情報を読取る。アクション実行部642は、記憶部622に記憶されている録画テーブル680(図25参照)の各エントリと読取った情報とを照合する。ターゲット情報により指定されるコンテンツに対応するエントリがあると、アクション実行部642は、録画テーブル680の自動録画に関する項目692の項目の値を、自動録画でないことを示す値「×」に設定する。逆に対応するエントリがないと、アクション実行部642は、録画テーブルに、読取ったコンテンツに対応するエントリを追加する。
アクションの種別が「視聴予約」である場合、第1の実施の形態における第4の局面での動作と同様の動作で、コンテンツの視聴予約をする。
アクションの種別が「コンテンツ切替」である場合、アクション実行部642は、第1の実施の形態での第4の局面での動作と同様の動作でコンテンツ切替を行なう。蓄積部632に既に蓄積されたコンテンツから、コンテンツ提供源52が提供する別のコンテンツへ切替えるアクションが指定されていると、蓄積したコンテンツを蓄積していた時間帯には提供されていたものの、蓄積したコンテンツを再生する時点では提供が終了しているコンテンツが指定されている場合がある。この場合、蓄積したコンテンツを再生する時点でアクションを実行しても、指定されたコンテンツへの切替を実行することができない。そのため、本実施の形態に係るコンテンツ出力装置600は、アクションの事前処理により、切替えて出力するべきコンテンツを事前に取得し、蓄積部632に蓄積させている。さらには、この時点でアクション実行部642が実行しているアクションのターゲット情報を、アクション事前処理により書換えている。そのため、アクション実行部642が、与えられたターゲット情報に基づき第1の実施の形態におけるアクション実行部108と同様の動作を実行すると、アクションの事前処理によって予め蓄積部632蓄積されておいた切替後のコンテンツが出力されることとなる。
アクションの種別が「アクションスケジュールの取得」の場合、アクション実行部642は、第1の実施の形態におけるアクション実行部108の第4の局面に係る動作と同様の動作で、アクションスケジュールを取得する。
本実施の形態に係るコンテンツ出力装置600は、第1の実施の形態に係るコンテンツ再生装置50と同様に、コンピュータ及びコンピュータ上で実行されるプログラムにより実現可能である。
図28は、第2の実施の形態に係る蓄積制御プログラムの制御構造を示すフローチャートである。図28を参照して、このコンピュータプログラムが起動すると、制御はS722に進み、アクションスケジュールの取得及び更新を行なう。続くS724では、コンテンツの蓄積に関する何らかのイベントが発生するのを待つ状態となる。イベントが発生したならば、制御はS726に進む。S726では、コンテンツの蓄積に関するタイマイベントが発生したか否かを判定する。タイマイベントが発生したならば、制御はS728に進み、タイマイベント処理を実行し、制御はS724に戻る。S728の処理の詳細については後述する。タイマイベントが発生していなければ、制御はS730に進む。S730では、録画予約の要求がなされたか否かを判定する。録画予約要求があった場合、制御はS732に進む。さもなければ制御はS724に戻る。
S732では、録画予約要求の内容が、録画の予約を求めるものであるか否かを判定する。録画の予約を求めるものであれば、制御はS734に進む。さもなければ制御はS738に進む。S734では、録画テーブルに予約内容を追加し記憶させる。続くS736では、録画予約要求に従い、録画開始時刻と録画終了時刻とのタイマ設定処理を行なう。制御はS724に戻る。
S732からS738に制御が移行する場合、S738では、録画予約要求が録画予約の取消を求めるものであるか否かを判定する。録画予約の取消を求めるものであれば制御はS740に進む。さもなければ制御はS724に戻る。S740では、録画予約要求に基づき、録画テーブルの該当するコンテンツに関する情報を、録画テーブルより削除する。続くS742では、録画予約時に設定したタイマ設定を無効にする処理を行なう。制御はS724に戻る。
図29は、図28のS728において実行される録画タイマイベント処理の制御構造を示すフローチャートである。図29を参照して、録画タイマイベント処理が開始されると、制御はS752に進む。S752では、発生したタイマイベントが録画開始の時刻を通知するものであるか否かを判定する。録画の開始時刻になったのであれば、制御はS754に進む。さもなければ制御はS764に進む。S754では、アクションスケジュールテーブルを参照して、録画を開始するべきコンテンツに対応するアクションスケジュールを、記憶しているアクションスケジュールの中から選択して読出す。
S756では、読出したアクションスケジュールを参照して、事前処理していないアクションが存在するか否かを判定する。事前処理を行なっていないアクションが存在する場合、制御はS758に進み、アクション事前処理を実行する。制御はS756に戻る。S756で未処理のアクションがないと判定されると、制御はS760に進む。
S760では、録画テーブルに格納されていたアクションスケジュールと同一のファイル名で、読出したアクションスケジュールを蓄積する。続くS762では、録画テーブルに格納されていた情報に基づき、コンテンツを受信し、蓄積する処理を開始する。録画タイマイベント処理は終了し、制御は図28に示すS724に戻る。
制御がS752からS764に移行した場合、S764では、録画終了時刻になったか否かの判定を行なう。録画終了時刻になったのであれば、制御はS766に進む。さもなければ録画タイマイベント処理を終了する。S766では、その時点で蓄積中のコンテンツの蓄積を終了する。タイマイベント処理は終了し、制御は図28のS722に戻る。
図30は、図29のS758において実行されるアクション事前処理の制御構造を示すフローチャートである。図30を参照して、アクション事前処理が開始されると制御は802に進む。S802では、処理するアクションの種別を判定する。アクションの種別が「付加情報表示」である場合、制御はS804に進む。アクションの種別が「録画予約」である場合、制御はS812に進む。アクションの種別が「コンテンツ切替」である場合、制御はS818に進む。
S804では、フラグに基づく端末情報の収集を行なう。S806では、ターゲット情報により指定されたURLのコンテンツ提供源に対して、S804で収集した情報を含む付加情報取得要求を送信する。S808では、コンテンツ提供源より、要求した付加情報を受信する。続くS810では、受信した付加情報を蓄積し、蓄積した付加情報に関する記録情報を付加情報テーブルに格納する。アクション事前処理は終了し、制御は図29に示すS756に戻る。
制御がS802からS812に移行した場合、S812では、ターゲット情報に含まれる録画予約要求を読出す。S814では、読出した録画予約要求をもとに、録画エントリを作成し、録画テーブルに格納する。続くS816では、読出した録画予約要求に基づきタイマ設定を行なう。アクション事前処理は終了し、制御は図29に示すS756に戻る。
制御がS802からS818に移行した場合、S818ではターゲット情報に含まれる情報を読出し、切替えるべきコンテンツを識別し、コンテンツ切替のタイミングを特定する。S820では、読出した情報を録画テーブルに格納する。S822では、読出した情報をもとにタイマ設定を行なう。続くS824では、アクションスケジュール中の必要な個所の書換を行なう。アクション事前処理は終了し、制御は図29に示すS756に戻る。
コンピュータにより実行されると、コンピュータを本実施の形態に係るコンテンツ出力装置の合成制御部として動作させるコンピュータプログラムは、図14〜図19に示す第1の実施の形態に係るプログラムと同様の制御構造である。しかし、本実施の形態に係るプログラムでは、第1の実施の形態に係るプログラムの入力イベント処理と異なる制御構造の処理を行なう。
図31は、図14のS318で実行される入力イベント処理(図17参照)に替えて、本実施の形態に係るプログラムにおいて実行される入力イベント処理の制御構造を示すフローチャートである。図31を参照して、本実施の形態に係る入力イベント処理は、図17に示す第1の実施の形態に係る入力イベント処理とそれぞれ同様のS402からS416を含む。ただし、本実施の形態に係る合成制御プログラムでは、図17に示す第1の実施の形態に係るプログラムのS410に替えて、アクション起動処理ステップS850を実行する。
図32は、図31のS850において実行されるアクション起動処理の制御構造を示すフローチャートである。アクション起動処理が開始されると、制御はS862に進む。S862では、スケジュールを参照し、起動するべきアクションの種別を判別する。制御は、アクションの種別に応じてS864及びS872、並びに図18に示すものと同一のS444、S446、及びS448に分岐する。
種別が「付加情報表示」の場合、制御はS864に進む。S864では、付加情報を取得する際に必要となる時刻フラグ、地域フラグ、及び録画フラグなどの端末情報を取得する。S866では、ターゲット情報により指定されるコンテンツ提供装置に対して付加情報取得要求を送信する。S868では付加情報を受信する。
S870では、付加情報の受信に成功したか否かを判定する。受信に成功していれば、制御はS823に進む。さもなければ制御はS872に進む。S872では、蓄積された付加情報テーブルを参照し、アクションスケジュールにより指定されるURLに対応するファイルを付加情報のファイルを読出す。制御はS873に進む。
S873では、画面表示の出力を切替えて、S868で受信に成功した付加情報又はS872で読出した付加情報を表示し、アクション起動処理の制御を終了する。
S862で、アクションの種別が「録画予約」であると判別された場合、制御はS874に進む。
S874では、録画するべきコンテンツを提供するコンテンツ提供源の種類及び識別するための情報(アドレス、チャネル)、並びにコンテンツの提供時間を示す情報を取得する。S876では、録画するべきコンテンツに対応する録画エントリが、録画テーブルに登録され、録画予約がなされているか否かを判定する。録画予約がなされている場合、制御はS878に進む。録画予約がなされていない場合、制御はS880に進む。
S878では、録画エントリの自動録画の指定を解除し、アクション起動処理を終了する。S880では、録画予約要求を行ない、アクション起動処理を終了する。
S862でアクションの種別が「視聴予約」であると判別された場合、制御はS444に進み、ターゲット情報により指定される時刻に、指定されたコンテンツの受信及び表示が行なわれるよう設定を行ない、アクション起動処理の制御を終了する。
S862でアクションの種別が「コンテンツ切替」であると判別された場合、制御はS446に進み、受信し表示するコンテンツを指定されたコンテンツに切替え、アクション起動処理の制御を終了する。
S862でアクションの種別が「アクションスケジュールの取得」であると判別された場合、制御はS448に進み、S448からS454までの図18に示すものと同じ一連の処理を行ない、アクション起動処理を終了する。
(本実施の形態の望ましい効果)
本実施の形態に係るコンテンツ出力装置により、コンテンツの蓄積を行なった場合でも、蓄積したコンテンツに対応するアクションスケジュールに基づいて、アクションを実行することができる。さらに、アクション事前処理により、蓄積したコンテンツを後刻再生する場合であっても、付加情報の表示又は関連する別のコンテンツへの切替再生などを行なうことが可能になる。
なお、上記した第2の実施の形態では、アクションの種別が「コンテンツ切替」である場合のアクション事前処理において、切替により表示されるべきコンテンツの蓄積終了時刻は、特定された時刻から予め定める一定時間後の時刻とした。しかし、電子的に配布される番組表等により、コンテンツ切替により出力されるべきコンテンツが提供される時間帯に関する情報等を得ることが可能な場合がある。このような場合には、コンテンツ蓄積制御部664は、アクションの事前処理において、電子的に配布される番組表等の情報を取得し、参照することにより、出力されるべきコンテンツを識別し、識別されたコンテンツ全体を蓄積するようにしてもよい。
[第3の実施の形態]
(構成)
第1及び第2の実施の形態に係るコンテンツ再生装置50(図2参照)及びコンテンツ出力装置600(図22参照)は、コンテンツの再生出力に連動して、アクション指示情報を表示するものであった。しかし、本発明はこのような実施の形態には限定されない。以下に説明する本発明の第3の実施の形態に係るコンテンツ出力装置は、図22に示す第2の実施の形態に係るコンテンツ出力装置600が有する機能に加えて、アクションスケジュールを対応するコンテンツと独立した状態で蓄積、表示する機能をさらに有する。
図33に、本発明の第3の実施の形態に係るコンテンツ出力装置1000の機能的構成をブロック図形式で示す。図33を参照して、コンテンツ出力装置1000は、図2に示す第1の実施の形態に係るコンテンツ再生装置50のものと同一のネットワーク通信部70と、放送受信部74とを含む。コンテンツ出力装置1000はさらに、図22に示す第2の実施の形態に係るコンテンツ出力装置のものと同一の入力部616と、コンテンツ選択部618と、出力部624と、タイマ626とを含む。
さらにコンテンツ出力装置1000は、図22に示す第2の実施の形態に係る合成制御部620、記憶部622、蓄積制御部630、及び蓄積部632にそれぞれ替えて、合成制御部1010、記憶部1012、蓄積制御部1020、及び蓄積部1022を含む。
合成制御部1010は、図22に示す合成制御部620が有する機能に加えて、さらにアクションスケジュールの単独表表示及びコンテンツと独立してアクションを実行する機能を有する。合成制御部の詳細な機能的構成については後述する。
蓄積制御部1020は、図22に示す蓄積制御部630が有する機能に加えて、さらにアクションスケジュールをコンテンツと独立して蓄積するための機能を有する。蓄積部1022は、蓄積制御部1020より与えられるコンテンツ又はアクションスケジュールを記憶する機能を有する。
図34に、本実施の形態に係る合成制御部1010の機能的構成をブロック図形式で示す。図34を参照して、合成制御部1010は、図3及び図23にそれぞれ示す第1及び第2の実施の形態に係る合成制御部80、620のものと同一のアクションスケジュールスクリプト取得部100と、アクションスケジュールスクリプト解析部102と、アクションスケジュール実行部106とを含む。
合成制御部1010はさらに、アクションスケジュールを取得し、アクション指示情報の一覧表示を作成して出力すると共に、入力部616よりアクション指示情報の一覧に基づくユーザの入力を取得し、入力により指定されたアクションの実行を命令する、アクションスケジュール表示部1030を含む。
合成制御部1010は、図23に示す第2の実施の形態に係るアクションスケジュール選択部640が有する機能に加えて、アクションスケジュール表示部1030からの要求に従いアクションスケジュールを選択し、アクションスケジュール表示部1030に与える機能をさらに有するアクションスケジュール選択部1032と、図23に示す第2の実施の形態に係る表示合成部110が有する機能に加えて、アクションスケジュール表示部1030が作成したアクションスケジュールの一覧表示が与えられるとこの一覧表示を出力部624に与える機能をさらに有する表示合成部1036と、図23に示す第2の実施の形態に係るアクション実行部642が有する機能に加えて、アクションスケジュール表示部1030が与えるアクションの要求に応答して、アクションを実行するための一連の制御を行なう機能を有するアクション実行部1034とを含む。
図35に、本実施の形態に係る蓄積制御部1020の機能的構成をブロック図形式で示す。図35を参照して、蓄積制御部1020は、図24に示す第2の実施の形態に係る蓄積制御部630のものとそれぞれ同一の、アクションスケジュールスクリプト取得部660、アクションスケジュールスクリプト解析部662、アクションスケジュール選択部666、アクションスケジュール蓄積制御部668、及びアクション蓄積制御部670とを含む。蓄積制御部1020はさらに、図24に示すコンテンツ蓄積制御部664が有する機能に加えて、アクションスケジュールを単独蓄積するための制御を行なうコンテンツ蓄積制御部1050を含む。
(動作)
本実施の形態に係るシステムは、以下のように動作する。本実施の形態に係るコンテンツ出力装置1000は、第2の実施の形態に係るコンテンツ出力装置600と同様に大1から大4の局面の動作を行なう。これらの内、第1から第3の局面の動作は、第2の実施の形態と同様である。即ち、コンテンツ出力装置1000は、起動すると、アクションスケジュールスクリプトの取得及び更新を行ない、イベント待ちの状態になる。また、コンテンツ切替イベントが発生すると、コンテンツの切替を行ない、アクションスケジュールを読込み、タイマの設定を行なう。また、タイマイベントが発生すると、タイマイベント処理を実行する。
コンテンツ出力装置1000の第4の局面に係る動作は、第2の実施の形態のものと異なる。即ち、コンテンツ出力装置1000は、入力イベントが発生すると、第2の実施の形態に係るコンテンツ出力装置600の第4の局面に係る動作と異なり、第4の局面に係る動作として、以下のような処理を実行する。
即ち、ユーザが、コンテンツ出力装置1000に対して、アクションの起動又は終了を求める入力を行なった場合、コンテンツ出力装置1000は、第2の実施の形態に係るコンテンツ出力装置600と同様の動作で、アクションの起動又は終了を行なう。
ユーザが、アクション指示情報の独立表示を求める入力を行なうと、入力信号は図34のアクションスケジュール表示部1030に与えられる。これに応答して、アクションスケジュール表示部1030は、アクションスケジュール選択部1032にスケジュールテーブルの読出を要求する。アクションスケジュール選択部1032は、アクションスケジュール表示部1030からの要求に従い、記憶部1012よりスケジュールテーブルを読出し、アクションスケジュール表示部1030に与える。
アクションスケジュール表示部1030は、アクションスケジュールテーブルに基づき、アクションスケジュールの一覧表示を作成し、表示合成部1036に与える。表示合成部1036は、出力部624を介して表示装置602に表示させる出力を、与えられたアクションスケジュールの一覧表示に切替える。
図36にアクションスケジュールの独立表示中の表示装置602の表示の一例を示す。図36を参照して、表示装置602には、アクションスケジュールの選択画面1060が表示される。選択画面1060は、アクションスケジュールと対応関係にあるコンテンツを、コンテンツを提供するコンテンツ提供源及び提供される日時毎に表した一覧表である。
ユーザが、図33に示すリモコン88を用いて、選択画面1060に表示されたコンテンツのいずれかを選択すると、選択の入力信号は、入力部616より、図34に示すアクションスケジュール表示部1030に与えられる。アクションスケジュール表示部1030は、与えられた選択入力により指定されたコンテンツに対応するアクションスケジュールの取得をアクションスケジュール選択部1032に求める。
アクションスケジュール選択部1032は、要求されたアクションスケジュールを記憶部1012より読出し、アクションスケジュール表示部1030に与える。アクションスケジュール表示部1030は、与えられたアクションスケジュールのスケジュール項目を参照し、指定されたコンテンツに関する個別のアクションの一覧表示を作成し、表示合成部1036に与える。表示合成部1036は、与えられたアクションの一覧表示を、図33に示す出力部624を介して表示装置602に出力させる。表示装置602には、図36に示す画面表示1062が表示される。
画面表示1062には、ユーザが指定したアクションスケジュールに含まれる各アクションの有効期間1064とアクション指示情報1066とがそれぞれ対応する様態で表示される。さらに、有効期間の表示1064とアクション指示情報とにあわせて、有効期間の表示1064が示す時間帯に提供されたコンテンツを表示させるための「ここから見る」ボタン1068が表示されている。
ユーザがアクション指示情報1066のいずれかを選択すると、選択入力は、図33に示す入力部616を介して図34に示すアクションスケジュール表示部1030に与えられる。アクションスケジュール表示部1030は、与えられた入力により指定されたアクションのターゲット情報をアクション実行部1034に与える。アクション実行部1034は、与えられたアクションを実行する。これにより、例えば、アクション指示情報1066の中から、ユーザが「新曲」というアクション指示情報を選択すると、新曲を紹介する別のコンテンツを取得し、表示装置602上の表示画面は、図36に示す新曲紹介のコンテンツの表示画面1070に切替わる。
ユーザが「ここから見る」ボタン1068のいずれかを選択すると、選択入力は図33に示す入力部616を介して図34に示すアクションスケジュール表示部1030に与えられる。アクションスケジュール表示部1030は、選択入力に対応するアクションの有効期限を参照し、有効期限の開始時刻及びアクションスケジュールが対応するコンテンツを識別するための情報を図33に示すコンテンツ選択部618に与える。コンテンツ選択部618は、与えられた情報に基づき、コンテンツの選択を行なう。コンテンツ選択部618は、選択したコンテンツの出力を図34に示す表示合成部1036に与え、さらに図34に示すアクションスケジュール選択部1032に対して選択したアクションスケジュールの通知を行なう。これにより、コンテンツは指定された時刻から再生され、表示装置602の表示は、図36のコンテンツ表示画面1072に切替わる。
本実施の形態に係るコンテンツ出力装置1000は、第1の実施の形態に係るコンテンツ再生装置50及び第2の実施の形態に係るコンテンツ出力装置600と同様に、コンピュータ及びコンピュータ上で実行されるプログラムにより実現可能である。
コンピュータにより実行されると、コンピュータを本実施の形態に係るコンテンツ出力装置の合成制御部として動作させるプログラムは、図14〜図19に示す第1の実施の形態に係るプログラムと同様の制御構造である。しかし、本実施の形態に係るプログラムでは、第2の実施の形態と同様に、第1の実施の形態に係るプログラムの入力イベント処理と異なる制御構造の処理を行なう。
図37は、図31に示す第2の実施の形態に係る入力イベント処理に替えて、本実施の形態に係るプログラムにおいて実行される入力イベント処理の処理構造を示すフローチャートである。図37を参照して、本実施の形態に係る入力イベント処理は、図31に示す第2の実施の形態に係る入力イベント処理とそれぞれ同様のS402からS416を含む。これらのステップは、図17に示す第1の実施の形態に係るプログラムの入力イベント処理のものとそれぞれ同一である。また、本実施の形態に係る合成制御プログラムでは、図17に示す第1の実施の形態に係るプログラムのS410に替えて、第2の実施の形態と同様のアクション起動処理ステップS850を含む。
本実施の形態に係る合成制御プログラムでは、S402及びS412における判定結果がいずれも「NO」である場合、本実施の形態に係る入力イベント処理では、制御はS1110に進む。S1110では、ユーザによる入力が、アクションスケジュールの表示を求めるものであるか否かを判定する。アクションスケジュールの表示を求めるものである場合、制御はS1112に進み、アクションスケジュールを表示するための一連の処理を実行し、入力イベント処理を終了する。表示を求めるものでない場合、何もせず入力イベント処理を終了する。
図38は、図37のS1112に示すアクションスケジュール表示処理の制御構造を示すフローチャートである。図38を参照して、アクションスケジュール表示処理が開始されると、制御はS1122に進む。S1122では、記憶されているアクションスケジュールを参照して、アクションスケジュールの一覧を作成し、表示させる。S1124では、ユーザによるアクションスケジュール(に対応するコンテンツ)の選択待ちの状態となる。ユーザが表示したアクションスケジュールの一覧よりいずれかのアクションスケジュールを選択すると、制御はS1126に進む。SS1126では、選択されたアクションスケジュールを読込む。続くS1128では、読込んだアクション表示画面を準備し表示させる。
S1130では、ユーザが、アクション表示画面に基づきアクションの起動を求める入力を行なったか否かを判定する。アクションの起動を求める入力であった場合、制御はS1132に進む。さもなければ、制御はS1138に進む。
S1132では、指定されたアクションを実行するために、アクション起動処理を実行する。制御はS1134に進み、アクションの終了を待つ状態となる。ユーザがアクションの終了を求める入力を行なうと、制御はS1136に進み、アクション終了処理を実行する。制御はS1128に戻る。
制御がS1130からS1138に進むと、S1138では、ユーザがコンテンツの再生を求める入力を行なったか否かを判定する。コンテンツの再生を求める入力を行なった場合、制御はS1140に進む。さもなければ、制御はS1142に進む。
S1140では、ユーザの入力により指定されたコンテンツの指定部分にコンテンツ切替を行ない、アクションスケジュール表示処理を終了する。
S1142では、アクションスケジュール表示の終了を求める入力があったか否かを判定する。終了を求める入力があった場合、アクションスケジュール表示処理を終了する。さもなければ制御はS1130に戻る。
コンピュータにより実行されると、コンピュータを本実施の形態に係るコンテンツ出力装置の蓄積制御部1020として動作させるプログラムは、図28〜図30に示す第2の実施の形態に係るプログラムと同様の制御構造である。しかし、本実施の形態に係るプログラムでは、第2の実施の形態に係るプログラムの録画タイマイベント処理と異なる制御構造の処理を行なう。
図39は、図28のS728で実行される録画タイマイベント処理(図29参照)に替えて、本実施の形態に係るプログラムにおいて実行される録画タイマイベント処理の制御構造を示すフローチャートである。図39を参照して、本実施の形態に係る録画タイマイベント処理は、図29に示す第2の実施の形態に係る録画イベント処理とそれぞれ同様のS752からS760及びS764を含む。ただし、本実施の形態に係る録画タイマイベント処理では、図29に示すS762に替えて、S1160及びS1162が行なわれる。
S1160では、録画テーブルにコンテンツのファイル名が指定されているか否かを判定する。ファイル名の指定がされている場合、制御はS1162に進む。さもなければ録画タイマイベント処理を終了する。S1162では、録画テーブルから、対応するコンテンツを提供するコンテンツ提供源52を選択し、コンテンツ選択部618からの出力を録画テーブルに記憶された録画ファイル名で録画し、録画タイマイベントを終了する。
また、本実施の形態に係る録画タイマイベント処理は、図29に示すS766に替えて、S1164及びS1166を含む。S1164では、S1160と同様の判定を行なう。ファイル名の指定があれば制御はS1166に進む。さもなければ、録画タイマイベンの処理を終了する。S1166では、録画テーブル指定されているファイル名の録画中のコンテンツについて、その録画を終了し、録画タイマイベント処理を終了する。
(本実施の形態の望ましい効果)
本実施の形態に係るコンテンツ出力装置1000は、アクションスケジュールをコンテンツとは独立した状態で、記憶し、保存することができる。これにより、あるコンテンツに関連する情報を、コンテンツ自体を蓄積することなく取得し、閲覧することができる。また、蓄積した関連情報を表示する際に、コンテンツ自体を閲覧する必要がないため、必要な情報を容易に検索し再生させることが可能となる。
なお、上記した第1から第3の実施の形態においてコンテンツ再生装置50、並びにコンテンツ出力装置600及び1000がコンテンツの再生時刻、地域情報、及び録画コンテンツを再生しているか否かに関する情報を取得する際に、図40に示すような表示によりユーザに通知し、ユーザが許可する場合にのみアクションスケジュールの送受信を行なうようにしてもよい。
さらには、図41に示すような再生時刻の情報、地域情報、及び録画に関する情報を記憶部に予め記憶し、送受信が許可される情報についてのみ、アクションスケジュール提供装置に送信するようにしてもよい。
なお、上記した第1から第3の実施の形態では、アクションスケジュール提供装置54から提供される、アクションスケジュールスクリプトをコンテンツ再生装置50又はコンテンツ出力装置600若しくは1000で処理する場合について説明した。しかし、アクションスケジュールスクリプトを処理する装置は、コンテンツ再生装置50又はコンテンツ出力装置600若しくは1000のように各機能が一体に構成されてなる装置に限定されるものではない。すなわちコンテンツ再生装置50、並びにコンテンツ出力装置600及び1000の各機能を分割して構成してもよい。この場合、コンテンツを取得して再生するテレビ受信機等のメディア再生装置、コンテンツを取得して蓄積及び再生するPVRなどのメディア記録・再生装置、メディア再生装置又はメディア記録・再生装置で再生又は記録されるコンテンツを識別する。コンテンツに対応するアクションスケジュールスクリプトを取得して処理する携帯電話、携帯型情報端末装置、PC(Personal Computer)などのアクションスケジュールスクリプト処理装置などで処理を行なう。
その場合であっても、装置間でLANを介した通信、無線通信又は赤外線通信などを行ってデータや制御信号を送受信し、アクションスケジュールスクリプト処理装置は、アクションスケジュールスクリプトを取得して処理する。さらに、アクションスケジュールスクリプト処理装置は、メディア再生装置でのコンテンツの再生に連携して、関連コンテンツにアクセスするための処理情報の処理内容を提示し、関連コンテンツにアクセスするための処理を実行する。
また、アクションスケジュールスクリプト処理装置は、メディア記録・再生装置でのコンテンツの記録に連携して、アクションスケジュールを記録し、関連コンテンツの予約及び記録を実行してもよい。また、アクションスケジュールスクリプト処理装置は、メディア記録・再生装置でのコンテンツの再生に連携して、記録したアクションスケジュールを読出し、コンテンツの記録時になされた予約を利用し、コンテンツの記録時に記録した関連コンテンツにアクセスして、関連コンテンツにアクセスするための処理を実行してもよい。
さらに、アクションスケジュールスクリプト処理装置は、メディア記録・再生装置のコンテンツを特定する情報と、アクションスケジュールを表示して、関連コンテンツにアクセスするための処理を実行してもよい。またアクションスケジュールスクリプト処理装置は、メディア記録・再生装置のコンテンツを特定する情報と、アクションスケジュールを関連付けて記録し、関連コンテンツの予約及び記録を実行してもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
50 コンテンツ再生装置、52 コンテンツ提供源、54 アクションスケジュール提供装置、56 ネットワーク、58A コンテンツサーバ装置、58B 蓄積装置、58C、58D 放送局、70 ネットワーク通信部、72 アンテナ、74 放送受信部、76、616 入力部、78、618 コンテンツ選択部、80、620、1010 合成制御部、82、622、1012 記憶部、84 再生部、86、626 タイマ、88 リモコン、100、660 アクションスケジュールスクリプト取得部、102、662 アクションスケジュールスクリプト解析部、104、640、666、1032
アクションスケジュール選択部、106、642 アクションスケジュール実行部、108、1034 アクション実行部、110、1036 表示合成部、140 アクションスケジュール、270 コンピュータ、272 モニタ、274 入力インタフェース、276 CD‐ROMドライブ、280 バス、282 CPU、284 メモリ、286 固定ディスク、288 ネットワークインタフェース、290 チューナ、292
CD‐ROM、600、1000 コンテンツ出力装置、602 表示装置、622 記憶部、624 出力部、630、1020 蓄積制御部、632、1022 蓄積部、664、1050 コンテンツ蓄積制御部、668 アクションスケジュール蓄積制御部、670 アクション蓄積制御部、680 予約テーブル、700 付加情報テーブル、1030 アクションスケジュール表示部

Claims (3)

  1. コンテンツ情報の情報源に接続可能な装置に対して、当該接続可能な装置がユーザに提示するべき所定のアクション指示情報と、前記コンテンツ情報を特定するコンテンツ特定情報と、前記コンテンツ特定情報により特定される前記コンテンツ情報の出力中において、前記接続可能な装置が前記アクション指示情報を提示するべきタイミングを示すスケジュールを特定するスケジュール情報と、前記アクション指示情報が提示されているときにユーザから前記接続可能な装置に対して所定の入力があったときに、当該接続可能な装置が実行するべき処理を特定するターゲット情報とを含むアクションスケジュール情報を準備するための準備手段と、
    前記アクションスケジュール情報を、前記情報源が前記コンテンツ情報を提供する日時により分類して保持するための保持手段と、
    前記保持手段に保持されている前記アクションスケジュール情報の分類に基づき、前記アクションスケジュール情報を選択するための選択手段と、前記選択手段により選択されたアクションスケジュール情報を、前記接続可能な装置に送信するための送信手段とを含み、
    前記ターゲット情報によって特定される処理は、前記出力中のコンテンツ情報の切替、前記アクションスケジュール情報の再取得、前記コンテンツ情報の視聴予約、及び、前記コンテンツ情報の録画予約のうちのいずれかの処理である、情報提供装置。
  2. 前記保持手段は、前記アクションスケジュール情報を、毎日提供されるコンテンツ情報、毎週所定の曜日に提供されるコンテンツ情報、及び所定の日にちに提供されるコンテンツ情報のいずれかに分類して保持するための手段を含む、請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記準備手段は、前記アクションスケジュール情報が変更されたことに応答して、当該アクションスケジュール情報に対する更新の内容を示す更新情報を準備するための手段を含み、
    前記送信手段は、前記更新情報を前記接続可能な装置に送信するための手段を含む、請求項1に記載の情報提供装置。
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