JP2010045536A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な起動を抑制してパワーセーブモードにおける消費電力を削減する。
【解決手段】動作モードがパワーセーブモードから起動モードに移行することで無線基地局からのマネージメントフレームを受信する受信部11と、前記マネージメントフレーム中のトラフィック情報によって、自機宛のデータフレームが前記無線基地局にバッファリングされているか否かを判定するトラフィック情報抽出部12aと、前記トラフィック情報抽出部の判定結果を用いて前記無線基地局に前記自機宛のデータフレームがバッファリングされている期間といない期間とを求めて、動作モードが前記パワーセーブモードから前記起動モードに移行するモード切換周期を設定する受信周期設定部15と、前記モード切換周期に基づくタイミングで、動作モードを前記パワーセーブモードから前記起動モードに移行させるモード切換部18とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報端末装置等の電源制御に好適な無線通信装置に関する。
近年、LAN(Local Area Network)技術の発達により情報機器、家電機器等のネットワーク化が進んでいる。オフィス環境では、主にPC(Personal Computer)同士の接続にLANが採用されている。有線LANの普及の一方で、有線LANの一部分を無線で置換する無線LAN化も進んでいる。
例えば、有線LANに無線基地局を接続し、この基地局と複数の携帯型PCとを無線で接続する。この携帯型PCによって、有線LANにイーサネット(登録商標)接続されているデスクトップPC上のファイルを編集すると、携帯型PCは、有線LANに対して無線アクセスを行っていることになる。即ち、この例では基地局と携帯型PCとの間で、無線LANが構築されている。このような無線LANの利点は、伝送路として電波や赤外線等を利用するので配線敷設が不要なことと、ネットワークの新設やレイアウト変更が容易なことである。
このような無線LANは、IEEE 802.11の標準化によって、導入に拍車がかかっている。IEEE 802.11においては、1997年に2.4GHz帯の無線LAN仕様が、1999年に5GHz帯の無線LAN仕様が、それぞれ完成された。これらの無線LAN仕様では、低消費電力技術についても規格化されている。
IEEE802.11規格準拠の無線通信システムは、様々な環境において使用される可能性がある。例えば、家庭内においてホーム・ネットワークの構築に利用されることが考えられる。ホーム・ネットワークでは、デジタルテレビ、DVD、PC等のステーション(以下、STAともいう)は、ホームサーバ等のアクセス・ポイント(以下、APともいう)に対して、無線によるアクセスを行う。これにより、STAとAPとの間で、AVストリーム、PCネットワーク・ストリーム等のデータの無線通信が可能となる。
IEEE802.11規格では、アクセスポイントが、無線ネットワーク内の各ステーションを管理する。この管理のために、アクセスポイントは、各ステーションにアソシエーション番号を割り当てると共に、各ステーションに対してマネージメントフレーム(ビーコンフレーム)を送信する。
アクセスポイントは、各ステーション宛のデータを中継する機能を有する。アクセスポイントは、各ステーション宛のデータを受信すると、受信したデータをPSキューに保持する。そして、当該ステーションに、データフレームをバッファリングしていることを通知する。この通知は、ビーコンフレーム中のTIM(トラフィック情報マップ)エレメントによって伝送される。TIMエレメントは、各ステーションに対応したアソシエーションの領域にフラグ“1”を設定することで、各ステーションにバッファリングの有無を知らせる。
各ステーションは、TIMエレメントによって自機宛のデータフレームのバッファリングを知ると、アクセスポイントにPS−POLL(ポル)フレームを送信して送信要求を行い、バッファリングフレームを受信する。このようなアクセスポイント及びステーション間のマネージメントフレームの送信については特許文献1等に詳述されている。
ところで、ステーションは無線機能の電源をオフにするパワーセーブモードで動作することがある。この場合でも、ステーションはある周期でTIMエレメントを受信する必要があり、この周期はアクセスポイントによって決定され、DTIM周期と呼ばれる。DTIM周期で読み出されるTIMエレメントのことをDTIMエレメントという。
このDTIMエレメントは、ビーコンフレームの周期であるビーコン周期の整数倍に設定される。即ち、各ステーションは、少なくともビーコン周期の整数倍の周期毎に無線機能の電源をオンにしてDTIMエレメントを受信する必要がある。
従って、各ステーションは、自機宛のデータがアクセスポイントにバッファリングされていない場合でも、ビーコン周期の整数倍の周期で起動する必要があり無駄な電力が消費されてしまうという問題があった。
特開2007−288728号公報
本発明は、バッファリングの有無に応じて起動周期を動的に変化させることにより消費電力を一層低減させることができる無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の無線通信装置は、動作モードがパワーセーブモードから起動モードに移行することで無線基地局からのマネージメントフレームを受信する受信部と、前記マネージメントフレーム中のトラフィック情報によって、自機宛のデータフレームが前記無線基地局にバッファリングされているか否かを判定するトラフィック情報抽出部と、前記トラフィック情報抽出部の判定結果を用いて前記無線基地局に前記自機宛のデータフレームがバッファリングされている期間といない期間とを求めて、前記動作モードが前記パワーセーブモードから前記起動モードに移行するモード切換周期を設定する受信周期設定部と、前記モード切換周期に基づくタイミングで、前記動作モードを前記パワーセーブモードから前記起動モードに移行させるモード切換部とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、バッファリングの有無に応じて起動周期を動的に変化させることにより消費電力を一層低減させることができるという効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る無線通信装置を示すブロック図である。図2は本実施の形態に係る無線通信装置の利用形態の一例であるホーム・ネットワークを示す説明図である。
図2のホームネットワークは、リビング21に設けられたセットトップボックス25及び携帯情報端末26、書斎22に設けられたビデオレコーダ27及びモニタ28、キッチン23に設けられたテレビジョン受信機29によって構成されている。セットトップボックス25はアンテナ24を介して放送信号を受信可能である。
図1は、無線基地局に相当するアクセスポイントと無線端末局に相当するステーションとにより構成される無線ネットワークシステムのうち、ステーションに設けられる無線通信装置を示している。セットトップボックス25、携帯情報端末26、ビデオレコーダ27及びテレビジョン受信機29は、図1の無線通信装置1又はアクセスポイント用の無線通信装置を備えている。例えば、セットトップボックス25がアクセスポイント用の無線通信装置を備えているものとすると、セットトップボックス25、携帯情報端末26、ビデオレコーダ27及びテレビジョン受信機29相互間の無線通信は、セットトップボックス25を介して行われる。なお、アクセスポイントをこれらの機器以外に単独で設けてもよい。
携帯情報端末26に接続されたアンテナ26a、ビデオレコーダ27に接続されたアンテナ27a及びテレビジョン受信機29に接続されたアンテナ29aは、図1のアンテナ10に相当し、セットトップボックス25に接続されたアンテナ25aとの間で信号の伝送を行う。
図1において、無線通信装置1は、主電源部20の他に副電源部19を有する。無線通信装置1は、後述するように、電力消費量を低減したパワーセーブモード(PSモード)と通常動作を行う起動モード(awakeモード)とを切換えて動作することができるようになっている。無線通信装置1は、PSモード時には副電源部19からの電源電圧によって動作し、起動モード時には主電源部20からの主電源電圧によって動作するようになっている。なお、副電源部19からの電源電圧は、無線通信装置1の限定された部分にしか供給されない。
送受信部11は、起動モードにおいて主電源部20から主電源電圧が供給されて動作し、アンテナ10を介して電波を送受信する。送受信部11は、アンテナ10に誘起した信号を受信すると共に、POLL制御部13からの送信信号をアンテナ10を介して送信するようになっている。なお、電波には、赤外線や光も含まれるものとし、アンテナ10はこれらの全ての電波の送受信が可能であるものとする。
送受信部11によって受信された信号はデータ処理部12に与えられる。データ処理部12は、当該無線通信装置1が組み込まれた機器の機能を実現する図示しない本体機能部において当該機能を実現するための所定のデータ処理を行う。データ処理部12は、処理したデータを本体機能部に出力すると共に、本体機能部からのデータを処理して送信データとして送受信部11に出力するようになっている。
また、データ処理部12は、DTIM抽出部12aを有している。DTIM抽出部12aは、受信信号からDTIMエレメントを抽出する。
図3はアクセスポイントから送信されるマネージメントフレームのデータフォーマットを示す説明図である。図3に示すように、アクセスポイントからのマネージメントフレームは、先頭にヘッダが配置され、以降に各種エレメントが配置される。複数のエレメントのうちの1つが各ステーション宛のデータフレームをアクセスポイントにおいてバッファリングしていることを通知するためのDTIMエレメントである。
アクセスポイントが管理するネットワーク内の各ステーションには、アソシエーション番号が割り当てられている。DTIMエレメントは、各ステーションに対応したアソシエーション領域を有し、対応するステーションのアソシエーション領域にフラグ“1”,“0”が設定されることで、各ステーションにバッファリングの有無が通知可能となる。
DTIM抽出部12aは、受信されたマネージメントフレームからDTIMエレメントを抽出して、自機に対応したアソシエーション領域のフラグによって、自機宛のデータフレームがアクセスポイントにおいてバッファリングされているか否かを判定し、判定結果をPOLL制御部13及びDTIM受信周期設定部15に出力するようになっている。
DTIM受信周期設定部15は、パワーセーブモードから起動モードに移行するモード切換周期を決定する。アクセスポイントは、所定のビーコン周期でマネージメントフレーム(ビーコンフレーム)を各ステーションに対して送信する。パワーセーブモードにおいても自機宛のデータフレームのバッファリングの有無を確認するために、アクセスポイントは、ビーコン周期の整数倍の周期であるDTIM周期を設定する。各ステーションは、モード切換周期をDTIM周期に一致させてパワーセーブモードから起動モードに移行することで、DTIMエレメントを確実に受信することができる。
更に、本実施の形態においては、DTIM受信周期設定部15は、アクセスポイントによって設定されたDTIM周期(DTIM初期周期)に対して1〜整数倍の周期のモード切換周期を設定可能である。パワーセーブモードから起動モードに移行するモード切換周期でDTIMエレメントが受信されるので、モード切換周期をDTIM受信周期ともいう。なお、初期状態では、DTIM受信周期は、DTIM周期に設定される。
本実施の形態においては、DTIM受信周期設定部15は、アクセスポイントにおいて自機宛のデータフレームのバッファリングが存在する期間と存在しない期間との状態に基づいて、モード切換周期(DTIM受信周期)を設定する。例えば、DTIM受信周期設定部15は、DTIM受信周期で受信されるDTIMエレメントによって、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在しないことがnDTIM受信周期(nは2以上の整数)連続したことが示された場合には、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数倍に変更するようになっている。
データ期間カウンタ17は、DTIM受信周期設定部15に制御されて、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在しない期間(以下、無データ期間という)がそれまでのDTIM受信周期の何回分連続したかをカウントする。
DTIM受信周期設定部15は、データ期間カウンタ17の出力によって無データ期間が所定の第1閾値を超えたことが示されると、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数倍に拡大する。DTIM受信周期設定部15は、以後この動作を繰返して、DTIM受信周期を段階的に大きくするようになっている。なお、DTIM受信周期設定部15は、副電源部19からの電源電圧の供給によってパワーセーブモード時においてもDTIM受信周期の変更設定が可能である(図示省略)。また、DTIM受信周期は、所定の上限値を超えないように設定される。
DTIM受信周期設定部15は、タイマ16を制御してDTIM受信周期分の時間を計測することで、起動モードへの移行タイミングを決定する。DTIM受信周期設定部15は、設定したDTIM受信周期に基づく起動モードへの移行タイミング(起動タイミング)をモード切換部18に通知する。モード切換部18は、副電源部19から電源電圧が供給されており、パワーセーブモード時においても動作する。モード切換部18は、DTIM受信周期設定部15から起動タイミングが指示されて主電源部20を動作させることで、パワーセーブモードから起動モードに移行させるようになっている。起動モード時には、主電源部20からの主電源電圧が、無線通信装置1の各部に供給される。
POLL制御部13は、DTIM抽出部12aから自機宛のデータフレームのバッファリングが存在することを示す判定結果が通知されると、送受信部11を制御して、バッファリングフレームの送信要求であるPS−POLLフレームをアクセスポイントに対して送信させる。また、POLL制御部13は、PS−POLLフレームに対してアクセスポイントからデータを受信する期間は起動モードを維持するよう、モード切換部18を制御するようになっている。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図4乃至図6を参照して説明する。図4は第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。図5はパワーセーブモード設定直後のステーションの状態を説明するためのタイミングチャートである。図6はDTIM受信周期の変化を説明するためのタイミングチャートである。
いま、モード切換部18によってパワーセーブモードが設定されたものとする。パワーセーブモード設定直後は、DTIM受信周期は、アクセスポイントによって規定されたDTIM初期周期に設定される。例えば、DTIM初期周期が2ビーコン周期であるものとする。この場合には、図5に示すように、マネージメントフレームが2回送信される毎に、ステーションはパワーセーブモードから起動モードに移行して、DTIMエレメントを受信する。
DTIM受信周期設定部15は、パワーセーブモード移行直後に、図4のステップS1において、タイマ16に、DTIM初期周期をタイマー値として設定する。DTIM受信周期設定部15は、パワーセーブモードであることを判定すると(ステップS2)、タイマ16を制御して、ビーコン周期でタイマー値をデクリメントする。タイマー値がデクリメントされてタイマー値が0に到達すると、即ち、DTIM受信周期が経過すると、処理をステップS4からステップS5に移行して、DTIM受信周期設定部15は起動モードに移行するための起動タイミングに到達したことをモード切換部18に通知する。
これにより、モード切換部18は、図5に示すように、パワーセーブモードから起動モードに移行して、各部に主電源部20からの主電源電圧を供給する(ステップS5)。送受信部11は、アンテナ10に誘起した受信信号を受信してデータ処理部12に与える。データ処理部12のDTIM抽出部12aは、DTIMエレメントを受信する(ステップS6)。
DTIM抽出部12aは、DTIMエレメントによって、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在するか否かを判定する(ステップS7)。自機宛のデータフレームのバッファリングが存在する場合には、DTIM抽出部12aからの通知によって、POLL制御部13は、PS−POLLフレームを送受信部11から送信させる(ステップS8)。
アクセスポイントは、PS−POLLフレームによる送信要求に従って、バッファリングしているデータフレームを対応するステーションに対して送信する。送受信部11は、ステーションからの自機宛のデータフレームを受信し(ステップS9)、データ処理部12に出力する。データ処理部12は、受信データに対して所定のデータ処理を施した後、本体機能部に出力する。
一方、DTIM抽出部12aが抽出したDTIMエレメントが、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在しないことを示すものである場合には、DTIM受信周期設定部15は、ステップS11において、連続したDTIM受信周期であるか否かを判定する。即ち、DTIM受信周期設定部15によって、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在しないことを示すDTIMエレメントが連続して受信されたか否かが判定される。
連続したDTIM受信周期でない場合には、DTIM受信周期設定部15は、処理をステップS12に移行して、データ期間カウンタ17を制御して、無データ期間カウント値を0に初期化する。連続したDTIM受信周期である場合には、DTIM受信周期設定部15は、処理をステップS13に移行して、データ期間カウンタ17を制御して、無データ期間カウント値を+1だけインクリメントする。即ち、データ期間カウンタ17の無データ期間カウント値は、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在しないことを示すDTIMエレメントが何回のDTIM受信周期連続して受信されたかを示す。
DTIM受信周期設定部15は、ステップS14において、無データ期間カウント値が第1閾値を超えたか否かを判定する。無データ期間カウント値が第1閾値を超えると、DTIM受信周期設定部15は、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数倍に変更する。つまり、DTIM受信周期設定部15は、タイマ16のタイマー値を、変更したDTIM受信周期に対応する値に変更する。
例えば第1閾値として“2”が設定されるものとする。この場合には、図6に示すように、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在しないことを示すDTIMエレメントが3DTIM受信周期連続して受信されると、DTIM受信周期設定部15は、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数倍(図6では2倍)に設定する。なお、DTIM受信周期には上限値が設定されており、DITM受信周期設定部15は、ステップS16においてタイマー値>上限値になると、タイマー値を上限値に再設定する(ステップS17)。
DTIM受信周期設定部15は、タイマ16のタイマー値に基づいて、設定したDTIM受信周期に対応した起動タイミングをモード切換部18に通知する。モード切換部18は、DTIM受信周期設定部15によって指定された起動タイミングで、主電源部20を動作させてパワーセーブモードから起動モードに移行させる。こうして、モード切換部18は、図6の例では、パワーセーブモード直後は2ビーコン周期でパワーセーブモードから起動モードに移行し、途中から、4ビーコン周期でパワーセーブモードから起動モードに移行する。
以後、ステップS3〜ステップS17の動作を繰返すことで、DTIM受信周期を段階的に大きくする。
このように本実施の形態においては、DTIMエレメントによって、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在しないことが、DTIM受信周期の所定の整数倍だけ連続することが示されると、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数倍に変更する。これにより、必要以上にパワーセーブモードから起動モードに移行することを抑制することができ、電力消費を低減させることができる。
また、DTIM受信周期は段階的に大きくするようになっているので、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在することを示すDTIMエレメントを受信し損なうことを防止することができる。
(第2の実施の形態)
図7は本発明の第2の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャートである。本実施の形態は第1の実施の形態と同様のハードウェア構成によって実現可能である。
第1の実施の形態においては、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在しないことが所定数のDTIM受信周期だけ連続すると、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数倍に段階的に大きくした。これに対し、本実施の形態は、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在することが所定数のDTIM受信周期だけ連続すると、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数分の1倍に段階的に小さくする例である。
本実施の形態においてはDTIM受信周期設定部15は、図4のフローチャートに示す動作に加えて図7のフローチャートに示す動作を行う。図7のフローは図4のステップS9の処理に続く処理を示している。また、図8はDTIM受信周期の変化を説明するためのタイミングチャートである。
ステップS1〜ステップS9、ステップS11〜ステップS17の動作は第1の実施の形態と同様である。本実施の形態においては、データ期間カウンタ17は、無データ期間だけでなく、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在する期間(以下、有データ期間という)もカウント可能である。本実施の形態においては、ステップS9において、自機宛データフレームを受信すると、次のステップS21において、連続したDTIM受信周期であるか否かを判定する。即ち、DTIM受信周期設定部15によって、有データ期間を示すDTIMエレメントが連続して受信されたか否かが判定される。
連続したDTIM受信周期でない場合には、DTIM受信周期設定部15は、処理をステップS22に移行して、データ期間カウンタ17を制御して、有データ期間カウント値を0に初期化する。連続したDTIM受信周期である場合には、DTIM受信周期設定部15は、処理をステップS33に移行して、データ期間カウンタ17を制御して、有データ期間カウント値を+1だけインクリメントする。即ち、ステップS23によるデータ期間カウンタ17の有データ期間カウント値は、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在することを示すDTIMエレメントが何回のDTIM受信周期連続して受信されたかを示す。
DTIM受信周期設定部15は、ステップS24において、有データ期間カウント値が第2閾値を超えたか否かを判定する。有データ期間カウント値が第2閾値を超えると、DTIM受信周期設定部15は、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数分の1倍に変更する。そして、DTIM受信周期設定部15は、タイマ16のタイマー値を、変更したDTIM受信周期に対応する値に変更する。
例えば第2閾値として“2”が設定されるものとする。この場合には、図8に示すように、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在することを示すDTIMエレメントが3DTIM受信周期連続して受信されると、DTIM受信周期設定部15は、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数分の1倍(図8では1/2倍)に設定する。なお、DTIM受信周期には下限値が設定されており、DITM受信周期設定部15は、ステップS26においてタイマー値<下限値になると、タイマー値を下限値に再設定する(ステップS27)。
DTIM受信周期設定部15は、タイマ16の出力に基づいて、設定したDTIM受信周期に対応した起動タイミングをモード切換部18に通知する。モード切換部18は、DTIM受信周期設定部15によって指定された起動タイミングで、主電源部20を動作させてパワーセーブモードから起動モードに移行させる。こうして、モード切換部18は、図8の例では、パワーセーブモードから起動モードに移行するDTIM受信周期を4ビーコン周期から2ビーコン周期に小さくする。
このように本実施の形態においては、DTIMエレメントによって、自機宛のデータフレームのバッファリングが存在することが、DTIM受信周期の所定の整数倍だけ連続したことが示されると、DTIM受信周期をそれまでのDTIM受信周期の整数分の1倍に変更する。これにより、バッファリングフレームがある場合には、起動間隔を短くして、確実に自機宛のデータフレーム受信することを可能にしている。また、DTIM受信周期は段階的に小さくするようになっているので、必要以上にパワーセーブモードから起動モードに移行することを抑制して、消費電力が急激に増大することを防止することができる。
(第3の実施の形態)
図9及び図10は本発明の第3の実施の形態に係り、図9は第3の実施の形態を示すブロック図、図10は動作フローを示すフローチャートである。本実施の形態はアクセスポイントにも適用したものである。
アクセスポイントに採用される無線通信装置は、図9に示すように、各ステーション宛のデータが入力される。受信部32は、入力されたデータをバッファ33に与えてバッファリングする。バッファ制御部34は、バッファ33へのデータフレームの書込み及び読出しを制御する。バッファ33に保持されたデータフレームは、ネットワークインタフェース37を介して各ステーションに伝送される。ネットワーク制御部38はネットワークインタフェース37のデータ伝送を制御する。
データフレームの送信先のステーションがパワーセーブモードである場合には、バッファ33において比較的長時間データフレームを保持する必要がある。この場合において、アクセスポイントは、バッファ33にバッファリングしたデータフレームを確実に確保しておく時間として、アクティブタイマー値を設定する。即ち、バッファ制御部34は、バッファ33へのデータフレームの書込み時にアクティブタイマー値をタイマ35にセットする。バッファ制御部34は、タイマ35によってデータフレームの保持期間を計測し、保持期間がアクティブタイマー値に到達すると、保持期間を経過したデータフレームの書込み領域に他のデータフレームの書込みを許可する。
本実施の形態においては、このアクティブタイマー値を各ステーションにも送信するようになっている。バッファ制御部34からのアクティブタイマー値はネットワーク制御部38にも供給される。ネットワーク制御部38は、マネージメントフレーム中の所定のエレメントによってアクティブタイマー値を送信する。
一方、ステーションに採用される無線通信装置は、第1及び第2の実施の形態の無線通信装置と同様のハードウェア構成によって実現することができる。本実施の形態においては、図10に示すように、図4のステップS16,S17に代えてステップS16’,S17’を採用する。
アクセスポイントにおいては、アクティブタイマー値を超えると、データフレームが削除される虞がある。そこで、各ステーションにおいて、DTIM受信周期の上限をアクティブタイマー値以下に設定することで、アクセスポイントにおいてデータフレームが削除される前に、自機宛のデータフレームを受信することを可能にする。
ステーションから送信されたマネージメントフレームはデータ処理部12において解析され、アクティブタイマー値がDTIM受信周期設定部15に供給される。DTIM受信周期設定部15は、ステップS16’において、タイマー値>アクティブタイマー値になると、タイマー値をアクティブタイマー値に再設定する(ステップS17’)。これにより、DTIM受信周期は、アクティブタイマー値以下となり、各ステーションは、アクセスポイントにおいてデータフレームが削除される前に、自機宛のデータフレームを受信することができる。
このように本実施の形態においては、アクセスポイントにおいてアクティブタイマー値の送信を可能にすると共に、各ステーションにおいてDTIM受信周期をアクティブタイマー値以下に設定することで、パケットロストを確実に防止することができる。
なお、上記実施の形態においては、DTIM受信周期をアクティブタイマー値以下に設定することで、パケットロストの発生を防止した。これにより、画像データや音声データ等のリアルタイムに受信再生する必要があるデータについても、確実な受信再生が可能である。逆に、リアルタイムに受信再生する必要が無く再送が可能なデータについては、パケットロストを許容することも可能である。即ち、この場合には、DTIM受信周期をアクティブタイマー値を超えて設定してもよい。
ところで、上記各実施の形態においては、DTIM受信周期を切換えるか否かの閾値である第1及び第2閾値の値は特に規定されておらず、また、DTIM受信周期の切換え時の変動単位についてもDTIM受信周期の整数倍又は整数分の1倍としか規定されていない。しかし、これらの切換え可否の閾値及び切換え時の変動単位について、上位レイヤのプロトコルで設定される優先順位に関連して設定することが考えられる。これにより、より優先度の高いパケットをロストせずに受信することが可能となる。
例えば、IEEE802.11e規格で制定されているアクセスカテゴリー(Voice,Video,Best Effort,Back Ground)が設定されているパケット毎に、優先度が高いフレームに対しては、第1,第2閾値を小さい値に設定すると共に、切換え時の変動単位も小さく設定する。これにより、優先度が比較的高いフレームについては、ロストが生じることを防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無線通信装置を示すブロック図。 本実施の形態に係る無線通信装置の利用形態の一例であるホーム・ネットワークを示す説明図。 アクセスポイントから送信されるマネージメントフレームのデータフォーマットを示す説明図。 第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。 パワーセーブモード設定直後のステーションの状態を説明するためのタイミングチャート。 DTIM受信周期の変化を説明するためのタイミングチャート。 本発明の第2の実施の形態において採用される動作フローを示すフローチャート。 DTIM受信周期の変化を説明するためのタイミングチャート。 第3の実施の形態を示すブロック図。 第3の実施の形態の動作フローを示すフローチャート。
符号の説明
1…無線通信装置、12a…DTIM抽出部、13…POLL制御部、15…DTIM受信周期設定部、16…タイマ、17…データ期間カウンタ、18…モード切換部、19…副電源部、20…主電源部。

Claims (5)

  1. 動作モードがパワーセーブモードから起動モードに移行することで無線基地局からのマネージメントフレームを受信する受信部と、
    前記マネージメントフレーム中のトラフィック情報によって、自機宛のデータフレームが前記無線基地局にバッファリングされているか否かを判定するトラフィック情報抽出部と、
    前記トラフィック情報抽出部の判定結果を用いて前記無線基地局に前記自機宛のデータフレームがバッファリングされている期間といない期間とを求めて、動作モードが前記パワーセーブモードから前記起動モードに移行するモード切換周期を設定する受信周期設定部と、
    前記モード切換周期に基づくタイミングで、前記動作モードを前記パワーセーブモードから前記起動モードに移行させるモード切換部と
    を具備したことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記受信周期設定部は、前記無線基地局に前記自機宛のデータフレームがバッファリングされていない期間が前記モード切換周期の整数倍の期間連続した場合には、前記モード切換周期を整数倍して新たなモード切換周期とすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記受信周期設定部は、前記無線基地局に前記自機宛のデータフレームがバッファリングされている期間が前記モード切換周期の整数倍の期間連続した場合には、前記モード切換周期を整数分の1倍して新たなモード切換周期とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記受信周期設定部は、前記モード切換周期を、前記無線基地局において前記データフレームのバッファリングを確保する期間であるアクティブタイマー値以下に設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装置。
  5. 前記無線基地局は、前記アクティブタイマー値を送信可能であることを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
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