JP2010044926A - メモリーカードコネクタ及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の接続端子が同一平面上に設定され、挿入されるメモリーカードの種類に応じて第1のスライド部材又は第2のスライド部材が移動されることにより、所定の接続端子のみを接続させ、メモリーカードコネクタの薄型化・小型化を図る。
【解決手段】2種類のメモリーカードのカード収納部30を有するコネクタ筐体と、第1及び第2のスライド部材23,24と、複数の接続端子と、端子切換板25と、を設ける。第1のスライド部材23は、第1のメモリーカードを案内し、第2のスライド部材24は、第2のメモリーカードを案内して、カード収納部に出し入れさせる。複数の接続端子は、カード収納部内に配置されて複数の種類のメモリーカードの複数の端子接点部と接続可能とされている。メモリーカードの種類に応じて端子切換板を移動させることにより、所定の接続端子のみをメモリーカードの複数の端子接続部に接続可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】2種類のメモリーカードのカード収納部30を有するコネクタ筐体と、第1及び第2のスライド部材23,24と、複数の接続端子と、端子切換板25と、を設ける。第1のスライド部材23は、第1のメモリーカードを案内し、第2のスライド部材24は、第2のメモリーカードを案内して、カード収納部に出し入れさせる。複数の接続端子は、カード収納部内に配置されて複数の種類のメモリーカードの複数の端子接点部と接続可能とされている。メモリーカードの種類に応じて端子切換板を移動させることにより、所定の接続端子のみをメモリーカードの複数の端子接続部に接続可能とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の種類のメモリーカードを選択的に装着して使用することができるメモリーカードコネクタ、及び、そのメモリーカードコネクタを備えた電子機器に関する。
近年、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機、ゲーム機、デジタルビデオカメラ、オーディオ装置、カーナビゲーション等の様々な電子機器においては、メモリーカードを使用するメモリーカードコネクタが用いられている。メモリーカードにはICチップと呼ばれるIC部品が組み込まれており、例えば、SIMカード(登録商標)、SDカード(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリースティックDuoカード(登録商標)等を上げることができる。
これらのメモリーカードは、それぞれが独自の規格によって作られており、その長さや幅、或いは厚さ等において独自の寸法を有している。例えば、上述したSDカード(登録商標)とメモリースティックDuoカード(登録商標)を比較すると、メモリースティックDuoカード(登録商標)に比べてSDカード(登録商標)の方が、厚さの点で少し厚く形成されている。更に、幅及び長さの点においても、メモリースティックDuoカード(登録商標)よりもSDカード(登録商標)の方が、少し大きく形成されている。このように寸法が微妙に異なる複数の種類のメモリーカードを共通に使用できるようにすることが、上記電子機器に関連する産業界において要望されており、そのためのメモリーカードコネクタが幾つか提供されている。
従来の、この種のメモリーカードコネクタとしては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、複数の種類のメモリーカードを装着できるようにしたメモリーカード装着装置、電子機器及びメモリーカードアダプタ装置に関するものが記載されている。この特許文献1に記載されたメモリーカード装着装置は、第1のメモリーカードを装着し電気的に結合する第1のホルダー部と第1のコネクター部及び、第2のホルダー部と第2のコネクター部を有するメモリーカード装着装置に関する。第2のホルダー部と第2のコネクター部は、第1のメモリーカードと外形又はコネクターの形状が異なる第2のメモリーカードを装着し電気的に結合するもので、第1及び第2のメモリーカードを選択的に一方のみ装着できるようにしたことを特徴としている。
このメモリーカード装着装置(以下「第1の従来例」という。)によれば、複数の種類のメモリーカードを装着することができるので、色々な種類のメモリーカードに使用できて便利である、等の効果が得られる(特許文献1の段落[0077]を参照)。
また、従来のメモリーカードコネクタの第2の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、奥行き方向の長さが同一で、幅・厚さが異なる2枚のカードを挿入してメモリーカードと信号入出力可能なカードコネクタに関するものが記載されている。この特許文献2に係るカードコネクタは、メモリーカードの接点と接触するコンタクトと、メモリーカードが挿入される挿入口を有しコンタクトが配列・保持されるハウジングと、このハウジングを覆うシェルとを備えている。ハウジングは、2つの側壁と奥壁とこれらを連設する下壁とを有し、これら2つの側壁と奥壁と下壁とによってメモリーカードの挿入口が形成されている。更に、ハウジングに回動可能なプレートを装着し、そのプレートが回動することにより、一方のカードが挿入される挿入口を形成し、他方のカードの挿入を防止する、ことを特徴としている。
このような構成を有するカードコネクタ(以下「第2の従来例」という。)によれば、幅・厚さが異なる別々の2枚のカードのうち、いずれか一方を挿入するだけで安定した接続が可能であり、1枚のカードしか挿入できないため挿入するカードを間違えることがない、等の効果が期待される(特許文献2の段落[0008]を参照)。
更に、従来のメモリーカードコネクタの第3の例としては、例えば、特許文献3に記載されているようなものもある。特許文献3には、小型のメモリーカードのような挿入断面形状や幅、或いは厚さ等の異なるカードが挿入されるように用いられるカードコネクタに関するものが記載されている。この特許文献3に係るカードコネクタは、両側壁の内面に階段状に複数個の段付き案内路が形成されたコネクタ本体と、カバー部材と、スライダと、第1、第2のコンタクトと、イジェクト機構とを有している。カバー部材は、コネクタ本体と組合せて偏平で中空のハウジングを形成しており、スライダは、ハウジング内に滑動可能に設けられている。第1、第2のコンタクトは、ハウジング内に上下方向に分けて設置された複数個からなり、イジェクト機構は、ハウジング内の一側に設けられている。そして、挿入横断面方向の形状や寸法の異なる厚薄のカードに対応して、スライダに対する挿入横断面方向の形状を切り換えできる構造に形成されている、ことを特徴としている。
このような構成を有するカードコネクタ(以下「第3の従来例」という。)によれば、第1のカードがコネクタ本体に収容される場合、使用されない第2のコンタクトのカード接触部はスライダにより下方に押し下げられる。そのため、第1のカードと第2のコンタクトのカード接触部とが接触し互いに損傷することがなく、従って、第2のコンタクトのカード接触部を第1のコンタクトのカード接触部に対し分離できる、等の効果が期待される(特許文献3の段落[0216]を参照)。
しかしながら、第1の従来例の場合には、第1のメモリーカードのホルダ部と第1のメモリーカードのホルダ部とが共通の空間を有し、その共有する空間がメモリーカードの厚さ方向に設定されていた。そのため、メモリーカード装着装置の厚さが厚くなってしまい、このメモリーカード装着装置を使用する装置全体が大型化されるという問題があった。
また、第2の従来例の場合には、カードコネクタは、メモリーカードの接点と接触するコンタクトと、メモリーカードが挿入される挿入口を有すると共に前記コンタクトが配列・保持されるハウジングと、このハウジングを覆うシェルとを備えている。ハウジングは、2つの側壁と奥壁と下壁とを有し、これらによってメモリーカードの挿入口を形成している。更に、ハウジングにプレートを回動可能に装着し、そのプレートを回動することにより、一方のカードが挿入される挿入口を形成し、他方のカードの挿入を防止するように構成している。そのため、カードコネクタの厚さが厚くなってしまい、このカードコネクタを使用する装置全体が厚いものとなり、大型化されるという問題があった。また、プレートによってカードの収納部を上下に振り分ける構造となっているため、カードコネクタ全体の構造が複雑なものになっているという問題もあった。
更に、第3の従来例の場合には、コネクタ本体に階段状に複数個の段付き案内路を形成すると共に、ハウジング内に上下方向に分けて複数個の第1及び第2のコンタクトを設け、寸法の異なる厚薄のカードに対応して使用可能な構成となっている。そのため、カードの種類毎にカードを導く案内路を厚さ方向に重ね合わせるように設けていることから、第2の従来例と同様に、コネクタの厚さ方向の寸法が増大してしまい、コネクタ全体が大型化されるという問題があった。
特開2002−32715号公報
特開2008−21484号公報
特開2004−206963号公報
解決しようとする問題点は、従来のメモリーカードコネクタは、カードの種類毎にカードを導く案内路を厚さ方向に重ね合わせるように設け、高さ方向に異なる種類のカードを収納する構造となっていた。そのため、コネクタの厚さ方向の寸法が大きくなり、コネクタ全体が大型化される、という点である。
本出願のメモリーカードコネクタは、複数の種類のメモリーカードが出し入れされるカード収納部を有するコネクタ筐体と、第1及び第2のスライド部材と、複数の接続端子と、端子切換板と、を設けて構成されている。第1のスライド部材は、メモリーカードが出し入れされる方向に移動可能とされてカード収納部内に配置されると共に、複数の種類のメモリーカードのうち第1のメモリーカードを案内してカード収納部に出し入れさせる。第2のスライド部材は、メモリーカードが出し入れされる方向に移動可能とされてカード収納部内に配置されると共に、複数の種類のメモリーカードのうち第2のメモリーカードを案内してカード収納部に出し入れさせる。複数の接続端子は、カード収納部内に配置されて複数の種類のメモリーカードの複数の端子接点部と接続可能とされていて、複数の接続端子を選択して突出可能な複数の端子用穴が端子切換板に設けられている。そして、カード収納部に挿入されるメモリーカードの種類に応じて端子切換板を移動させることにより、複数の接続端子のうち所定の接続端子のみをメモリーカードの複数の端子接点部に接続可能とした。
本出願のメモリーカードコネクタ及び電子機器によれば、複数の接続端子が同一平面上に設定されており、挿入されるメモリーカードの種類に応じて第1のスライド部材又は第2のスライド部材が移動される。これにより、端子切換板が移動されて所定の接続端子が端子用穴から突出されるため、複数の接続端子のうち所定の接続端子のみを、メモリーカードの種類に応じて複数の端子接点部に接続させることができ、メモリーカードコネクタの薄型化・小型化を図ることができる。
コネクタ筐体のカード収納部内に第1及び第2のスライド部材を移動可能に収納すると共に、そのカード収納部内に複数の接続端子と端子切換板とを配置する。そして、複数の接続端子が突出可能な複数の端子用穴を端子切換板に設け、その端子切換板を移動させることにより、カード収納部に挿入されるメモリーカードの種類に応じて複数の端子用穴のうち所定の端子用穴から接続端子を突出させる。これにより、複数の種類のメモリーカードを選択的に収納することができ、構造が簡単であって、小型化・薄型化に貢献できるメモリーカードコネクタ及びその電子機器を、簡単な構成によって実現した。
以下に、本発明の実施の形態を、添付した図面を参照して説明する。
図1〜図12は、本発明のメモリーカードコネクタの第1の実施の例を示すもので、2種類のメモリーカードを選択的に収納して保持できるようにしたものである。この実施の例では、第1のメモリーカード1としてメモリースティックDuoカード(登録商標)を適用し、第2のメモリーカード2としてSD(Secure Digital) カード(登録商標)を適用した場合について説明する。
図1〜図12は、本発明のメモリーカードコネクタの第1の実施の例を示すもので、2種類のメモリーカードを選択的に収納して保持できるようにしたものである。この実施の例では、第1のメモリーカード1としてメモリースティックDuoカード(登録商標)を適用し、第2のメモリーカード2としてSD(Secure Digital) カード(登録商標)を適用した場合について説明する。
しかしながら、本発明に係るメモリーカードとしては、この実施の例で説明するメモリースティックDuoカード(登録商標)及びSDカード(登録商標)に限定されるものではない。例えば、IC(Integrated Circuit) メモリーカード、SIM(Subscriber Identity Module) カード(登録商標)、MM(Multi Media) カード(登録商標)、スマートメディアカード(登録商標)等をメモリーカードとして適用することができる。更に、その他のメモリーカードとして、メモリースティックマイクロカード(登録商標)、マイクロSDカード(登録商標)等を適用することができることは勿論である。
第1のメモリーカード1は、図13及び図14に示すような形状及び構造を備えて構成されている。図13に示す一方のメモリーカードは、第1のメモリーカード1として説明するメモリースティックDuoカード(登録商標)を表面側から見た斜視図であり、図14は、その第1のメモリーカード1を裏面から見た平面図である。この第1のメモリーカード1は、偏平で薄くて中空の長方形板状の部材からなるカードケース3と、このカードケース3内に収納されたICチップと呼ばれる図示しないIC部品等を有している。このカードケース3の裏面の長手方向の一方の前端部に端子用開口部4が設けられており、その端子用開口部4には、内蔵されたIC部品と電気的に接続された複数の端子接点部5が露出されている。また、カードケース3の前端部の幅方向の一方の前角部には、誤装着防止用の斜面部6が設けられている。更に、カードケース3の一方の側面の前側下部には、第1のメモリーカード1の位置決め用の半円形をなす位置決め凹部7が設けられている。
第2のメモリーカード2は、図13及び図15に示すような形状及び構造を備えて構成されている。図13に示す他方のメモリーカードは、第2のメモリーカード2として説明するSDカード(登録商標)を表面側から見た斜視図であり、図15は、その第2のメモリーカード2を裏面から見た平面図である。この第2のメモリーカード2は、偏平で薄くて中空の長方形板状の部材からなるカードケース8と、このカードケース8内に収納された図示しないIC部品等を有している。このカードケース8の裏面の長手方向の一方の前端部に端子用開口部9が設けられており、その端子用開口部9には、内蔵されたIC部品と電気的に接続された複数の端子接点部10が露出されている。また、カードケース8の前端部の幅方向の他方の前角部(第1のメモリーカード1の斜面部6と反対側の前角部)には、誤装着防止用の斜面部11が設けられている。更に、カードケース8の他方の側面(斜面部11のある側面)の前側下部には、第2のメモリーカード2の位置決め用の四角形をなす位置決め凹部12が設けられている。
第1のメモリーカード1の正面側の形状が長方形であるのに対し、第2のメモリーカード2の正面側の形状は略T字形状をなしており、2つのメモリーカード1,2には、その形状及び構造において若干の違いがある。第1のメモリーカード1としてのメモリースティックDuoカード(登録商標)の長さをL1、その幅をB1、その厚さをT1とする。そして、第2のメモリーカード2としてのSDカード(登録商標)の長さをL2、その最大幅をB2、段部14,14間の幅をC、その厚さをT2とする。すると、第1のメモリーカード1と第2のメモリーカード2との間には、L1<L2、B1<C<B2及びT1<T2の関係があり、長さ、幅及び厚さの何れにおいても、第2のメモリーカード2の方が第1のメモリーカード1よりも少し大きく形成されている。
このように形状及び大きさの異なる2種類のメモリーカード1,2が着脱自在に装着されるメモリーカードコネクタ20は、図1〜図12に示すような構成を備えている。図2は、ハウジングとカバープレートによって構成されるメモリーカードコネクタ20の外観を示す斜視図であり、図1は、図2に記載したカバープレートを取り除いてハウジングの内部を表した斜視図である。このメモリーカードコネクタ20は、ハウジング21と、カバープレート22と、第1のスライド部材23及び第2のスライド部材24と、端子切換板25と、ガイド部材26と、第1の位置規制部27及び第2の位置規制部28等を有している。
図1及び図2等に示すように、ハウジング21は、上面及び前面に開口された直方体をなす容器状の部材からなり、その内部空間がカード収納部30となっている。即ち、ハウジング21の正面となる前面部21aに、カード収納部30の出入口30aが開口されている。このカード収納部30の出入口30aの形状及び大きさは、このカード収納部30に対して挿脱される2種類のメモリーカードの何れにも対応し得る形状及び大きさに設定されている。即ち、カード収納部30の出入口30aは、図2及び図7等に示すように、その幅B及び厚さTのいずれもが大きい第2のメモリーカード2の前面部の形状及び大きさを基本的形態としている。そして、これに第1のメモリーカード1の厚さ(高さ)T1を考慮して、第1のメモリーカード1及び第2のメモリーカード2のいずれもが挿入可能な形状及び大きさに形成されている。
即ち、ハウジング21の前面部21aの幅方向の両側に、上方に突出する門柱状の前端部31,32を設けると共に、各前端部31,32の内側下部にそれぞれ下段部31a,32aを設けている。これにより、カード収納部30の出入口30aの形状は、大型の第2のメモリーカード2が有する正面側のT字形状に対応したやや大きなT字形状となっている。そして、カード収納部30の出入口30aの最大幅Dは、第2のメモリーカード2の最大幅B2に対応させて、第2のメモリーカード2の出し入れが可能な程度に、その最大幅B2よりも少し大きく設定されている。また、カード収納部30の出入口30aの下部となる2つの下段部31a,32a間の幅D1は、同じく第2のメモリーカード2の出し入れが可能な程度に、第2のメモリーカード2の下部の幅Cよりも少し大きく設定されている。
一方、カード収納部30の出入口30aの高さEは、2つのメモリーカード1,2の何れをも挿通可能な寸法に設定されている。即ち、出入口30aの幅広とされた上部開口の深さ(高さ)E1は、第1のメモリーカード1の高さT1に対応させて、第1のメモリーカード1の出し入れが可能な程度に、その高さT1よりも少し大きく設定されている。また、出入口30aの幅狭とされた下部開口(2つの下段部31a,32a間)の深さ(高さ)E2は、第2のメモリーカード2の段部14,14間の高さT2bに対応させて、第2のメモリーカード2の段部14,14間の細幅部分の出し入れが可能な程度に、その高さT2bよりも少し大きく(深く)設定されている。
なお、第2のメモリーカード2の上部の高さT2aは、第1のメモリーカード1の高さT1よりも小さく(低く)設定されている。従って、2つのメモリーカード1,2の高さ(厚さ)の間には、T1<T2と、T1>T2aの関係がある。
図3〜図5は、カバープレート22を取り除いたメモリーカードコネクタ20の平面図であり、図3はメモリーカード1,2を挿入する前の状態、図4は第1のメモリーカード1を挿入した状態、図5は第2のメモリーカード2を挿入した状態を示している。図1及び図3〜図5に示すように、ハウジング21のカード収納部30内に第1のスライド部材23と第2のスライド部材24が、メモリーカードが出し入れされる方向(挿脱方向)へ所定の範囲内でスライド可能な状態で収納されている。
第1のスライド部材23は、ハウジング21の一方の側面部21bの内側に配置され、第2のスライド部材24は、第1のスライド部材23と対向するように他方の側面部21cの内側に配置されている。そして、第1のスライド部材23は、第1のリターンばね33によってカード収納部30の出入口30a側に常時付勢されていると共に、第1の位置規制部27によって所定位置に位置規制されている。また、第2のスライド部材24は、第2のリターンばね34によってカード収納部30の出入口30a側に常時付勢されていると共に、第2の位置規制部28によって所定位置に位置規制されている。この第1の位置規制部27と第1のリターンばね33により、プッシュ・プッシュ操作によって第1のメモリーカードを挿入・離脱させる第1のイジェクト機構が構成されている。そして、第2の位置規制部28と第2のリターンばね34により、プッシュ・プッシュ操作によって第2のメモリーカードを挿入・離脱させる第2のイジェクト機構が構成されている。
第1のスライド部材23は、軸方向の一端に側方へ突出するストッパ部35を設けたL字状をなす角棒状の部材からなり、ストッパ部35を内側へ向けた状態でカード収納部30内に収納されている。このストッパ部35の前面35aは、第1のメモリーカード1の前端部を位置決めする役割りを有している。この第1のスライド部材23のストッパ部35と反対側の側面はハウジング21の側面部21bの内面に接触されていると共に、メモリーカードの挿脱方向に所定の距離だけスライド可能なように軸方向の前後に所定の隙間が設定されている。この第1のスライド部材23の背面側に第1のリターンばね33の一端が着座され、この第1のリターンばね33の他端がハウジング21の背面部21dに着座されている。
第1のリターンばね33はコイルばねからなり、少し圧縮した状態でハウジング21と第1のスライド部材23との間に介在されている。第1のリターンばね33の一端はストッパ部35に設けたばね受け凸部35aに係止され、その他端は背面部21dに設けたばね受け凸部36aに係止されている。この第1のリターンばね33のばね力により第1のスライド部材23は出入口30a側に常時付勢されていると共に、側面部21bにガイドされつつ第1の位置規制部27によって出入口30a側への移動が規制されている。
更に、第1のスライド部材23の内側側面には、ハウジング21の前端部31の内面に設けた下段部31aと対応する形状及び大きさとされた段部37が設けられている。第1のスライド部材23の段部37は、メモリーカードコネクタ20を正面から見た状態において、ハウジング21の下段部31aと重なり合うよう同様の形状及び大きさに設定されている。これら下段部31a及び段部37並びにその周辺部は、カード収納部30に出し入れされるメモリーカード1,2の一方の側面部をガイドして直線的に移動させる役割りを果たしており、一方の基準部としての意義を有している。
この第1のスライド部材23の前端部23aとハウジング21の前端部31との間に、第1のスライド部材23の位置を規制する第1の位置規制部27が設けられている。第1のイジェクト機構は、前端部31に固定された弾性を有するガイドピン41と、前端部23aに設けられた循環形カム溝42と、ガイドピン41を付勢してその自由端部が循環形カム溝42のカム面から離脱するのを防止する弾性片43と、前記第1のリターンばね33とからなっている。ガイドピン41は、コの字状に形成された鎹形状の部材からなり、一方の軸部が前端部31の背面側において1段低く設けられた後段部31bに固定され、他側が第1のスライド部材23側に延在されている。
第1のスライド部材23の前端部23aは、前端部31の後段部31bと同じく一段低く設定されており、この前端部23aの上面に循環形カム溝42が設けられている。前端部31に他の部分よりも低い後段部31bを設けると共に、前端部23aを後段部31bと同じ高さにして第1のスライド部材23の他の部分よりも低く設定している。この理由は、ハウジング21にカバープレート22を装着した際に、その内側にガイドピン41が納まるようにするためである。
一方の軸部が後段部31bに固定されたガイドピン41の他方の軸部は循環形カム溝42内に挿入されていて、図2に示すカバープレート22に設けた弾性片43により付勢されて循環形カム溝42の底面に設けたカム面と接触されている。循環形カム溝42は、略ハート型の形状をしており、底面のカム面及び第1のリターンばね33と協働して、第1のメモリーカード1を挿脱するための周知の、いわゆるプッシュ・プッシュ方式のイジェクト機構を構成している。
このプッシュ・プッシュ方式のイジェクト機構は、カード収納部30に挿入された第1のメモリーカード1を連続して押圧することにより、その挿脱動作が実行される。即ち、第1のメモリーカード1に対する最初のプッシュ(押圧)操作により、第1のメモリーカード1がカード収納部30に所定の深さまで挿入され、その所定の収納位置において第1のスライド部材23がロックされる。これにより、第1のメモリーカード1がカード収納部30に収納され、その収納状態が第1の位置規制部27によって保持される。この第1のメモリーカード1を更にプッシュ操作すると、第1の位置規制部27による第1のスライド部材23のロックが解除され、第1のリターンばね33のばね力により、第1のスライド部材23が出入口30a側に移動する。この第1のスライド部材23の移動により、第1のメモリーカード1がカード収納部30から押し出される。
即ち、最初に第1のメモリーカード1をプッシュ操作すると、第1のリターンばね33のばね力に抗して第1のスライド部材23が所定位置まで後退される。このとき、ガイドピン41の他方の軸部が循環形カム溝42を、例えば時計方向に半周して、図3に示す位置から図4に示す位置まで移動する。これにより、第1のリターンばね33のばね力によってガイドピン41が、循環形カム溝42を半周程度移動してロック位置に保持される。その結果、図4に示すように、第1のスライド部材23が所定の後退位置でロックされることにより、第1のメモリーカード1が所定の収納位置で保持される。
続いて、収納状態にある第1のメモリーカード1を再びプッシュ操作すると、第1のリターンばね33のばね力により第1のスライド部材23が、一旦押し切り位置まで後退した後、再び出入口30a側に移動される。このとき、ガイドピン41の他方の軸部が、図4に示す位置から循環形カム溝42を、例えば時計方向に更に半周して、図3に示す位置に戻る。これにより、第1のリターンばね33のばね力によってガイドピン41が循環形カム溝42の初期位置に保持され、第1のスライド部材23が当初の前進位置まで移動する。その結果、第1のメモリーカード1の一部がカード収納部30から押し出され、第1のメモリーカード1を取り出すことが可能な状態となる。なお、ハウジング21の側面部21bには、第1の位置規制部27の側面側を露出させるための切欠き部44が設けられている。
第2のスライド部材24は、軸方向の一端に側方へ突出するガイド部38を設けた略L字状をなす角棒状の部材からなり、ガイド部38を内側へ向けた状態でカード収納部30内に収納されている。ガイド部38の前面38aは、第2のメモリーカード2の斜面部11に対応した傾斜角度を有する傾斜面として形成されており、第2のメモリーカード2の挿入時にはその斜面部11が当接される。このようにガイド部38の前面38aは、第2のメモリーカード2の前端部を位置決めする役割りを有している。この第2のスライド部材24のガイド部38と反対側の側面はハウジング21の側面部21cの内面に接触されていると共に、メモリーカードの挿脱方向に所定の距離だけスライド可能なように、軸方向の前後に所定の隙間が設定されている。この第2のスライド部材24の背面側に第2のリターンばね32の一端が着座され、その他端がハウジング21の背面部21dに着座されている。
第2のリターンばね34はコイルばねからなり、少し圧縮した状態でハウジング21と第2のスライド部材24との間に介在されている。第2のリターンばね34の一端はガイド部38に設けたばね受け凸部38aに係止され、その他端は背面部21dに設けたばね受け凸部36bに係止されている。この第2のリターンばね34のばね力により、第2のスライド部材24は出入口30a側に常時付勢されていると共に、側面部21cにガイドされつつ第2の位置規制部28によって出入口30a側への移動が規制されている。
この第2のスライド部材24の前端部24aとハウジング21の前端部32との間に、第2のスライド部材24の位置を規制する第2の位置規制部28が設けられている。第2のイジェクト機構は、前端部32に固定された弾性を有するガイドピン45と、前端部24aに設けられた循環形カム溝46と、ガイドピン45を付勢してその自由端部が循環形カム溝46のカム面から離脱するのを防止する弾性片47と、前記第2のリターンばね34とからなっている。ガイドピン45は、コの字状に形成された鎹形状の部材からなり、一方の軸部が前端部32の背面側において1段低く設けられた後段部32bに固定され、他側が第2のスライド部材24側に延在されている。
第2のスライド部材24の前端部24aは、前端部32の後段部32bと同じく一段低く設定されており、この前端部24aの上面に循環形カム溝46が設けられている。前端部32に他の部分よりも低い後段部32bを設けると共に、前端部24aを後段部32bと同じ高さにして第2のスライド部材24の他の部分よりも低く設定している。この理由は、ハウジング21にカバープレート22を装着した際に、その内側にガイドピン45が納まるようにするためである。
一方の軸部が後段部32bに固定されたガイドピン45の他方の軸部は循環形カム溝46内に挿入されていて、図2に示すカバープレート22に設けた弾性片47により付勢されて循環形カム溝46の底面に設けたカム面と接触されている。循環形カム溝46は、略ハート型の形状をしており、底面のカム面及び第2のリターンばね34と協働して、第2のメモリーカード2を挿脱するための周知の、いわゆるプッシュ・プッシュ方式のイジェクト機構を構成している。この第2のイジェクト機構は、前述した第1のイジェクト機構と同様の構成を有しており、作用も同様であるが、動作の対象を第2のメモリーカード2としているため、再度ここでその動作等を説明する。
この第2のイジェクト機構は、第2のメモリーカード2を動作の対象とするもので、後述するように、第1のメモリーカード1を挿脱する場合には動作することはない。即ち、カード収納部30に第2のメモリーカード2が挿入された場合にのみ、その挿脱動作が実行される。
第2のメモリーカード2に対する最初のプッシュ(押圧)操作により、第2のメモリーカード2が、第2のリターンばね34のばね力に抗してカード収納部30内の所定の深さまで挿入される。これにより、第2のスライド部材24が第2の位置規制部28によってロックされ、第2のメモリーカード2がカード収納部30の所定位置に収納されて保持される。この第2のメモリーカード2を更にプッシュ操作すると、第2の位置規制部28による第2のスライド部材24のロック状態が解除され、第2のリターンばね34のばね力により、第2のスライド部材24が出入口30a側に移動する。この第2のスライド部材24の移動により、第2のメモリーカード2がカード収納部30から押し出される。
即ち、最初に第2のメモリーカード2をプッシュ操作すると、第2のリターンばね34のばね力に抗して第2のスライド部材24が所定位置まで後退される。このとき、ガイドピン45の他方の軸部が循環形カム溝46を、例えば時計方向に半周して、図3に示す位置から図5に示す位置まで移動する。これにより、第2のリターンばね34のばね力によってガイドピン45が、循環形カム溝46を半周程度移動してロック位置に保持される。その結果、図5に示すように、第2のスライド部材24が所定の後退位置でロックされることにより、第2のメモリーカード2が所定の収納位置で保持される。
続いて、収納状態にある第2のメモリーカード2を再びプッシュ操作すると、第2のリターンばね34のばね力により第2のスライド部材24が、一旦押し切り位置まで後退した後、再び出入口30a側に移動される。このとき、ガイドピン45の他方の軸部が、図5に示す位置から循環形カム溝46を、例えば時計方向に更に半周して、図3に示す位置に戻る。これにより、第2のリターンばね34のばね力によってガイドピン45が循環形カム溝46の初期位置に保持され、第2のスライド部材24が当初の前進位置まで移動する。その結果、第2のメモリーカード2の一部がカード収納部30から押し出され、第2のメモリーカード2を取り出すことが可能な状態となる。なお、ハウジング21の側面部21cには、第2の位置規制部28の側面側を露出させるための切欠き部44が設けられている。
この第2のメモリーカード2の挿脱動作時には、上述した第2のスライド部材24及び第2の位置規制部28の動作の他に、第1のスライド部材23及び第1の位置規制部27も同様に動作することになる。しかしながら、第1のスライド部材23等の動作は、ばね力や摩擦抵抗等の増加のように小さな影響はあるが、第2のスライド部材24等の動作に大きな影響を与えるものではない。
更に、第2のスライド部材24の内側側面には、ハウジング21の前端部32の内面に設けた下段部32aと対応する形状及び大きさとされた段部49が設けられている。第2のスライド部材24の段部49は、メモリーカードコネクタ20を正面から見た状態において、ハウジング21の下段部32aと重なり合うよう同様の形状及び大きさに設定されている。これら下段部32a及び段部49並びにその周辺部は、カード収納部30に出し入れされる第2のメモリーカード2の他方の側面部をガイドして直線的に移動させる役割りを果たしており、下段部31a及び段部37並びにその周辺部に対する他方の基準部としての意義を有している。
また、第2のスライド部材24の内側側面には端子切換板25が一体に設けられている。図6は、第1のメモリーカード1としてのメモリースティックDuoカードと第2のメモリーカード2としてのSDカードの実際の接続端子の数とその配置関係を表した2種類の端子用穴51,52を有する端子切換板25を示す図である。この端子切換板25には、第1のメモリーカード1のための10個の第1の端子用穴51と、第2のメモリーカード2のための9個の第2の端子用穴52が設けられている。
端子切換板25は、長方形をなす薄い板体からなり、その平面側を上下方向に設定すると共に長手方向の一端をガイド部38の内側側面に連結することにより第2のスライド部材24と一体に設けられている。この端子切換板25の、カード収納部30の出入口30a側に第2の端子用穴52が配置され、出入口30aと反対の奥側に第1の端子用穴51が配置されている。第1の端子用穴51と第2の端子用穴52は、端子切換板25の長手方向にそれぞれ適当な隙間をあけて略互い違いとなるように配置されていて、それぞれが表裏面間を貫通するように形成されている。なお、図1及び図3〜図5に示した端子切換板25は、図6に示した第1及び第2の端子用穴51,52の数が多いために、その一部を省略して模式的に表したものである。
図3〜図5等に示すように、端子切換板25は、カード収納部30の奥側の略中央部に配置されている。更に、端子切換板25は、図6、図11及び図12に示すように、ハウジング21の底面との間に所定の隙間をあけて、略平行をなすように設けられている。この端子切換板25の下方であって、ハウジング21の底面に、挿入されたメモリーカード1,2の接続端子と接続可能なように、2種類の所定数の接続端子53,54が設けられている。これら接続端子53,54は、カード収納部30の底面に設けられた図示しない配線パターンと電気的に接続されている。
図11は、第1のメモリーカード1をカード収納部30に挿入したときの状態を表したもので、上半分は図6のY−Y線断面図、下半分は図6のZ−Z線断面図である。また、図12は、第2のメモリーカード2をカード収納部30に挿入したときの状態を表したもので、上半分は図6のY−Y線断面図、下半分は図6のZ−Z線断面図である。図11は、図3及び図4に示す状態に対応しており、第2のスライド部材24が前進した位置にあるメモリーカード未装着の初期状態又は第1のメモリーカード1を装着したときの状態である。また、図12は、図5に示す状態に対応しており、第2のスライド部材24が後退した位置にある第2のメモリーカード2を装着したときの状態である。
図12において、第2のメモリーカード2がカード収納部30の所定位置まで挿入された状態において、第2のメモリーカード2の先端部がカード収納部30の底面と干渉しているが、これは、2つの断面部分を上下に重ねて書いたことによるものである。2つの断面部分は、実際には平面方向に存在するため、第2のメモリーカード2の先端部がカード収納部30の底面と干渉することはない。
図3〜図5、図11及び図12に示すように、第2のスライド部材24が移動していない初期位置にあるとき、端子切換板25には、第1の端子用穴51にのみ第1の接続端子53が挿入され、その上面から第1の接続端子53が適宜な高さだけ突出されている。この第2のスライド部材24の非移動時は、カード収納部30に何れのメモリーカード1,2も挿入されていないか、又は、第1のメモリーカード1が挿入されたときである。一方、第2のスライド部材24が後方へ移動して後退位置にあるとき、端子切換板25には、第1の端子用穴51から第1の接続端子53が抜け出し、入れ替わりに第2の端子用穴52に第2の接続端子54が挿入される。そして、端子切換板25の上面から第2の接続端子54の一部が適宜な高さだけ突出される。この第2のスライド部材24の移動時は、カード収納部30に第2のメモリーカード2が挿入されたときにのみ実行される。
また、ハウジング21のカード収納部30には、第1のメモリーカード1が挿入されるときに、その第1のメモリーカード1の他方の側面部をガイドして直線的な挿入動作を確保するためのガイド部材26が配置されている。このガイド部材26は、図3〜図10に示すように、カード収納部30の底面から上方に突出されたカード支持部61と、同じくカード収納部30の底面から上方に突出可能とされたロック部62と、カード支持部61とロック部62とを連結するアーム部63とを有している。図7は、メモリーカードコネクタ20の正面図、図8及び図9は、それぞれ図3のX−X線断面図である。また、図10A及び10Bは、それぞれ図3のW−W線断面図である。
図1等に示すように、ガイド部材26のカード支持部61は、カード収納部30の前部の第2のスライド部材24側に配置されている。このカード支持部61は、メモリーカードの挿脱方向に延在された直方体をなすブロック状の部分からなり、カード収納部30の底面を貫通して上方に突出されている。このカード支持部61の上面の第2のスライド部材24側には、上方に突出する衝立片61aが設けられている。この衝立片61aが、第1のメモリーカード1の幅方向の他側の位置を規制すると共に、挿脱方向にガイドして第1のメモリーカード1の直線的な挿入動作を確保する役割りを有している。
ガイド部材26のロック部62は、第2のスライド部材24の移動を規制するもので、第2のメモリーカード2が装着されるときにのみ第2のスライド部材24のロックを解除してその移動を可能とする。即ち、メモリーカードの未装着時と第1のメモリーカード1がカード収納部30に挿入されるときには、カード支持部61とロック部62が上昇した位置に保持され、ロック部62によって第2のスライド部材24の移動が防止される。これに対して、第2のメモリーカード2がカード収納部30に挿入されるときには、カード支持部61とロック部62が下方に押し下げられ、ロック部62による第2のスライド部材24のロックが解除されて、その移動が可能となる。そのため、第2のスライド部材24の略中心部分の下面には、ガイド部材26のロック部62が着脱自在に係合されるロック穴65が設けられている。
カード支持部61とロック部62は、図3等に示すように、適宜な形状をなすアーム部(本実施例ではL字形状をなしている。)63により連結されて一体に構成されている。このガイド部材26の下部の形状、即ち、カード支持部61の下部とロック部62とアーム部63の形状に見合う形状を有する昇降空間部66がハウジング21に設けられている。そして、昇降空間部66内において、ガイド部材26が付勢部材の一具体例を示すコイルばね67によりカード支持部61がカード収納部30内に突出するように常時付勢されている。コイルばね67の一端はアーム部63に設けたばね受け座63aに着座され、コイルばね67の他端は底蓋68に設けたばね受け凸部68aに係合保持されている。
底蓋68は、ハウジング21に設けた昇降空間部66の開口部を閉じる蓋体であり、複数個の固定ねじ69によって取り外し可能に締付固定されている。この底蓋68は、固定ねじ69を用いることなく、例えば、ハウジング21を樹脂材料により形成して熱カシメ等で固定する構成とすることもできる。
このような構成を有するハウジング21の上部に、カード収納部30の上面を覆って正面側の出入口30aを開放するカバープレート22が、図示しない固定ねじ等による固定手段によって着脱可能に取り付けられている。このカバープレート22は、ハウジング21の上面を覆う上面部22aと、ハウジング21の左右両側面を覆う左右の側面部22b,22cとからなっている。カバープレート22の上面部22aの、第1の位置規制部27と対応する位置には第1の弾性片43が設けられ、第2の位置規制部28と対応する位置には第2の弾性片47が設けられている。
第1の弾性片43は、他の部分よりも薄く形成することによって適当な弾性が付与されており、第1のイジェクト機構27の第1のガイドピン41の自由端側を下方に付勢し、その先端部を第1の循環形カム溝42のカム面に圧接させている。また、第2の弾性片47は、同じく他の部分よりも薄く形成することによって適当な弾性が付与されており、第2のイジェクト機構28の第2のガイドピン45の自由端側を下方に付勢し、その先端部を第2の循環形カム溝46のカム面に圧接させている。
このカバープレート22とハウジング21とにより、2種類のメモリーカード1,2が着脱自在に装着されるカード収納部30を有するコネクタ筐体29が構成されている。
このカバープレート22とハウジング21とにより、2種類のメモリーカード1,2が着脱自在に装着されるカード収納部30を有するコネクタ筐体29が構成されている。
図13は、メモリーカードコネクタが一体に設けられた電子機器70の要部と、そのメモリーカードコネクタのカード収納部30の出入口30aに第1のメモリーカード1と第2のメモリーカード2を臨ませた状態を示す図である。このメモリーカードコネクタが用いられる電子機器70としては、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話機、ゲーム機、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ポータブルオーディオ装置、カーオーディオ装置、カーナビゲーション等を挙げることができる。
このような構成を有するメモリーカードコネクタ20は、例えば、次のようにして用いることができる。例えば、図13に示すように、カード収納部30の出入口30aに第1のメモリーカード1又は第2のメモリーカード2を臨ませ、所望のメモリーカードを出入口30aからカード収納部30内に挿入する。このとき、第1のメモリーカード1を挿入した場合には、重ねて第2のメモリーカード2を挿入することはできず、同様に、第2のメモリーカード2を挿入した場合には、重ねて第1のメモリーカード1を挿入することはできない。
いま、図2、図7及び図8に示すように、第1のメモリーカード1をカード収納部30に挿入すると、第1のメモリーカード1の挿入方向に対して左側の側面部がハウジング21の一方の前端部31の下段部31aの上面に載置される。これと共に、第1のメモリーカード1の右側の側面部が、ガイド部材26のカード支持部61の上面に載置される。この状態で第1のメモリーカード1を押し込むことにより、第1のメモリーカード1の右側面部が、前端部31の下段部31aを経て第1のスライド部材23の段部37を奥行き方向へ移動し、それらの上面によって支えられる。一方、第1のメモリーカード1の左側面部は、ガイド部材26のカード支持部61の上面によって支えられると共に、衝立片61aにガイドされて奥行き方向へ移動する。
これら段部37や衝立片61a等にガイドされて第1のメモリーカード1が所定の深さまで差し込まれると、第1のメモリーカード1の先端部が第1のスライド部材23のストッパ部35の前面35bに当接される。そこで、第1のリターンばね33のばね力に抗して更に第1のメモリーカード1を押し込むと、第1のスライド部材23が図3に示す初期位置から図4に示す収納位置まで移動し、その収納位置において第1の位置規制部27によって保持される。このとき、端子切換板25の第1の端子用穴51から突出されている複数の第1の接続端子53に、第1のメモリーカード1の挿入側前部に設けられている端子接点部5がそれぞれ接触される。これにより、第1のメモリーカード1がメモリーカードコネクタ20と電気的に接続される。
この場合、第1のメモリーカード1は、第2のスライド部材24と接触することなく、第1のスライド部材23のみを移動させて、カード収納部30に挿入される。即ち、第1のメモリーカード1の左側面部を支持する下段部31a及び段部37の高さと、第1のメモリーカード1の右側面部を支持するカード支持部61の高さとが程同一であるため、ガイド部材26が当初の高さ位置に保持される。そのため、ガイド部材26のロック部62が第2のスライド部材24のロック穴65に係合した状態が保持され、第2のスライド部材24が移動することはない。これにより、端子切換板25が当初の前側位置に保持されるため、端子切換板25の第1の端子用穴51から突出されている複数の第1の接続端子53に、第1のメモリーカード1の端子接点部5がそれぞれ接触され、これらの端子接点部5及び接続端子53間が電気的に接続される。
一方、図2、図7及び図9に示すように、第2のメモリーカード2をカード収納部30に挿入すると、第2のメモリーカード2の挿入方向に対して左側の側面部は、同じくハウジング21の一方の前端部31の下段部31aの上面に載置される。これ対して、第2のメモリーカード2の右側の側面部は、ハウジング21の他方の前端部32の下段部32aの上面に載置される。このとき、第2のメモリーカード2の場合、左右両側面部の間には下方へ突出した部分が存在するため、その下方突出部により、コイルばね67のばね力に抗してガイド部材26が下方へ押し下げられる。その結果、ガイド部材26のロック部62がロック穴65から外れて第2のスライド部材24のロックが解除される。
この状態で第2のメモリーカード2を押し込むことにより、第2のメモリーカード2の右側面部が、一方の前端部31の下段部31aを経て第1のスライド部材23の段部37を奥行き方向へ移動し、それらの上面によって支えられる。一方、第2のメモリーカード2の左側面部は、他方の前端部32の下段部32aを経て第2のスライド部材24の段部49を奥行き方向へ移動し、それらの上面によって支えられる。これら段部37や段部49等にガイドされて第2のメモリーカード2が所定の深さまで差し込まれると、第2のメモリーカード2の先端部に設けた斜面部11が第2のスライド部材24のガイド部38の前面38bに当接される。
そこで、第2のリターンばね34のばね力に抗して更に第2のメモリーカード2を押し込むと、第2のスライド部材24が図3に示す初期位置から図5に示す収納位置まで移動し、その収納位置において第2の位置規制部28によって保持される。このとき、端子切換板25が第2のスライド部材24と一体的に構成されているため、第2のスライド部材24と共に後方へ移動し、端子切換板25の複数の第1の端子用穴51から複数の第1の接続端子53がそれぞれ抜け出す。これと入れ替わりに、端子切換板25の複数の第2の端子用穴52に複数の第2の接続端子54がそれぞれ入り込み、それらが端子切換板25の上方へそれぞれ突出される。
その結果、端子切換板25の第2の端子用穴52から突出されている複数の第2の接続端子54に、第2のメモリーカード2の挿入側前部に設けられている端子接点部10がそれぞれ接触される。これにより、第2のメモリーカード2がメモリーカードコネクタ20と電気的に接続される。このとき、第2のスライド部材24と連動するように第1のスライド部材23も同様に動作するが、第1のスライド部材23は第1の位置規制部27によって位置規制されているため、この第1のスライド部材23による動作が妨げとなることはない。
第1のメモリーカード1を取り出す場合には、図4に示す状態から、再度第1のメモリーカード1をプッシュ(押圧)操作するだけでよい。同様に、第2のメモリーカード2を取り出す場合には、図5に示す状態から、再度第2のメモリーカード2をプッシュ操作するだけでよい。このように、プッシュ・プッシュの操作を繰り返すことにより、プッシュ−イン、プッシュ−アウトの動作を繰り返すことができる。
以上説明したように、本発明によれば、複数のメモリーカードを選択的に収納することができるようにした。そして、第1のメモリーカードをカード収納部に装着したときには、第2のメモリーカードを装着することができず、第2のメモリーカードを装着したときには、第1のメモリーカードを装着できないように構成した。そのため、本発明では、コネクタ筐体のカード収納部内に、第1及び第2のスライド部材と、複数の接続端子と端子切換板とを設けたことから、高さが低く、ユーザーによる使い勝手の良いメモリーカードコネクタを提供することができる。さらに、メモリーカードコネクタを搭載する電子機器の小型化・薄型化に貢献できるメモリーカードコネクタを提供することができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、2種類のメモリーカードを使用可能なメモリーカードコネクタについて説明したが、3種類或いはそれ以上の種類のメモリーカードを使用可能なメモリーカードコネクタとして構成することができることは勿論である。また、前記実施例では、端子切換板を第2のスライド部材と一体に構成した例について説明したが、端子切換板は第1のスライド部材に固定して設ける構成とすることもできる。更に、前記実施例においては、ガイド部材のロック部で第2のスライド部材の動きを規制する構成とした例について説明したが、ガイド部材のロック部で第1のスライド部材の動きを規制する構成としてもよいことは勿論である。
1…第1のメモリーカード、 2…第2のメモリーカード、 5,10…端子接点部、 6,11…斜面部、 20…メモリーカードコネクタ、 21…ハウジング、 22…カバープレート、 23…第1のスライド部材、 24…第2のスライド部材、 25…端子切換板、 26…ガイド部材、 27…第1の位置規制部、 28…第2の位置規制部、 29…コネクタ筐体、 30…カード収納部、 30a…出入口、 31,32…前端部、 31a,32a…下段部、 33…第1のリターンばね、 34…第2のリターンばね、 35…ストッパ部、 35b,38b…前面、 37,49…段部、 38…ガイド部、 41,45…ガイドピン、 42,46…循環形カム溝、 43,47…弾性片、 51,52…端子用穴、 53,54…接続端子、 61…カード支持部、 61a…衝立片、 62…ロック部、 63…アーム部、 65…ロック穴、 66…昇降空間部、 67…コイルばね(付勢部材)、 68…底蓋、 70…電子機器
Claims (5)
- 複数の種類のメモリーカードが出し入れされるカード収納部を有するコネクタ筐体と、
前記メモリーカードが出し入れされる方向に移動可能とされて前記カード収納部内に配置されると共に、前記複数の種類のメモリーカードのうち第1のメモリーカードを案内して当該カード収納部に出し入れさせる第1のスライド部材と、
前記メモリーカードが出し入れされる方向に移動可能とされて前記カード収納部内に配置されると共に、前記複数の種類のメモリーカードのうち第2のメモリーカードを案内して当該カード収納部に出し入れさせる第2のスライド部材と、
前記カード収納部内に配置されて前記複数の種類のメモリーカードの複数の端子接点部と接続可能とされた複数の接続端子と、
前記複数の接続端子を選択して突出可能な複数の端子用穴を有する端子切換板と、を設け、
前記カード収納部に挿入される前記メモリーカードの種類に応じて前記端子切換板を移動させることにより、前記複数の接続端子のうち所定の接続端子のみを当該メモリーカードの複数の端子接続部に接続可能とした
メモリーカードコネクタ。 - 前記端子切換板は、前記第1のスライド部材又は前記第2のスライド部材に固定して設け、
前記第1のスライド部材又は前記第2のスライド部材の前記移動によって前記端子切換板を前記メモリーカードが出し入れされる方向に移動させ、前記カード収納部に挿入される前記メモリーカードの種類に応じて、前記複数の端子用穴のうち対応する端子用穴から所定の接続端子を選択的に突出させるようにした
請求項1記載のメモリーカードコネクタ。 - 前記コネクタ筐体に、前記カード収納部内に突出するカード支持部を有するガイド部材と、
前記ガイド部材を前記カード収納部側に付勢する付勢部材と、を設け、
前記カード支持部は、前記複数の種類のメモリーカードのうち、幅及び厚さが小さい小型のメモリーカードが前記カード収納部に挿入されるときには前記突出した状態を保持して当該小型のメモリーカードを案内して小型のメモリーカードの挿入を許容し、幅及び厚さが前記小型のメモリーカードよりも大きい大型のメモリーカードが前記カード収納部に挿入されるときには当該大型のメモリーカードの移動軌跡上から後退して大型のメモリーカードの挿入を許容するようにした
請求項1記載のメモリーカードコネクタ。 - 前記ガイド部材は、前記第1のスライド部材又は前記第2のスライド部材に着脱可能に係合されて当該第1のスライド部材又は第2のスライド部材の移動を阻止するロック部を有し、
前記カード支持部の前記後退時に前記ロック部によるロックを解除して前記第1のスライド部材又は前記第2のスライド部材の移動を許容するようにした、
請求項3記載のメモリーカードコネクタ。 - 複数の種類のメモリーカードが着脱自在に装着されるメモリーカードコネクタを備えた電子機器であって、
前記メモリーカードコネクタは、
複数の種類のメモリーカードが出し入れされるカード収納部を有するコネクタ筐体と、
前記メモリーカードが出し入れされる方向に移動可能とされて前記カード収納部内に配置されると共に、前記複数の種類のメモリーカードのうち第1のメモリーカードを案内して当該カード収納部に出し入れさせる第1のスライド部材と、
前記メモリーカードが出し入れされる方向に移動可能とされて前記カード収納部内に配置されると共に、前記複数の種類のメモリーカードのうち第2のメモリーカードを案内して当該カード収納部に出し入れさせる第2のスライド部材と、
前記カード収納部内に配置されて前記複数の種類のメモリーカードの複数の端子接点部と接続可能とされた複数の接続端子と、
前記複数の接続端子を選択して突出可能な複数の端子用穴を有する端子切換板と、を設け、
前記カード収納部に挿入される前記メモリーカードの種類に応じて前記端子切換板を移動させることにより、前記複数の接続端子のうち所定の接続端子のみを当該メモリーカードの複数の端子接点部に接続可能とした
電子機器。
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