JP2010044716A - 工事画像収集装置、工事画像収集システム、コンピュータプログラムおよび工事画像収集方法 - Google Patents

工事画像収集装置、工事画像収集システム、コンピュータプログラムおよび工事画像収集方法 Download PDF

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慎也 荒生
Teruji Serada
照治 世良田
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貴行 小美濃
Yasuro Tsunemi
安朗 常深
Michio Nishioka
道夫 西岡
Kenichi Kamiya
健一 神谷
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Abstract

【課題】携帯端末の操作者が、工事物件のうち撮影すべき施工箇所を確実に把握することのできる工事画像収集装置を提供する。
【解決手段】画像を撮影すべき複数の施工箇所320を含む工事物件310に関する設計図データDDを記憶している記憶部10と、画像撮影部210を備える携帯端末200により撮影された施工箇所320に関する画像データGDを携帯端末200から受け付ける受信部20と、受け付けられた画像データGDを設計図データDDにおける施工箇所320と関連づけて保存する保存処理部30と、画像データGDが関連づけられていない施工箇所320の一部または全部を示す撮影指示データIDを、携帯端末200に対して送信する指示部60と、を含む工事画像収集装置100。
【選択図】図1

Description

本発明は、工事画像収集装置、工事画像収集システム、工事画像収集装置のためのコンピュータプログラムおよび工事画像収集方法に関する。
この種の技術に関し、下記特許文献1には、工事現場の撮影画像にその撮影ポイントを示すGPS(全地球測位システム:Global Positioning System)情報をヘッダ領域にタグ情報として記録した画像ファイルを収集し、設計図データに対してサーバ側でマッピングする工事情報管理システムの発明が開示されている。
これにより、工事画像が設計図データにマッピングされたマッピング画像を、ネットワークを通じて建設総責任者、現場建設責任者、及びその他のクライアント等が共有することができ、建設計画、報告書作成等に活用することができるとされている。
また、下記特許文献2には、カメラ及びGPS機能を有する携帯端末より、撮影された杭施工現場における作業手順の画像データ並びに該撮影日時及び撮影位置の情報を取得して管理端末に表示させる杭施工管理システムの発明が開示されている。
これにより、工事進捗状況が一目瞭然に把握できるとされている。
特開2006−79278号公報 特開2006−283294号公報
上記各特許文献に記載のシステムでは、携帯端末の操作者は、撮影する施工箇所を主体的に判断して画像を取得していた。このため、工事物件のうちどの施工箇所を撮影すべきであるかを操作者が正しく把握することができず、撮影の重複が生じたり、必要な段階での撮影を失念してしまったりするなど作業性に問題があった。
本発明の工事画像収集装置は、画像を撮影すべき複数の施工箇所を含む工事物件に関する設計図データを記憶している記憶手段と、
画像撮影手段を備える携帯端末により撮影された前記施工箇所に関する画像データを前記携帯端末から受け付ける受信手段と、
受け付けられた前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけて保存する保存処理手段と、
前記画像データが関連づけられていない前記施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを、前記携帯端末に対して送信する指示手段と、
を含む。
また、本発明の工事画像収集システムは、画像撮影手段を備える携帯端末と、前記携帯端末に接続された工事画像収集装置とを含み、工事物件に関する複数箇所の画像データを前記工事物件の設計図データと関連づけて収集する工事画像収集システムであって、
前記携帯端末は、
前記画像撮影手段により撮影した前記工事物件の施工箇所に関する画像データを前記工事画像収集装置に送信し、
前記工事画像収集装置は、
受け付けられた前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけて保存するとともに、
前記画像データが関連づけられていない前記施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを、前記携帯端末に対して送信することを特徴とする。
また、本発明のコンピュータプログラムは、画像撮影手段を備える携帯端末と接続され、工事物件に関する複数箇所の画像データを前記工事物件の設計図データと関連づけて収集する工事画像収集装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記画像撮影手段により撮影された前記工事物件の施工箇所に関する画像データを前記携帯端末から受け付ける受信処理と、
受け付けられた前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけて保存する保存処理と、
前記画像データが関連づけられていない前記施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを、前記携帯端末に対して送信する指示送信処理と、
を前記工事画像収集装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明の工事画像収集方法は、画像撮影手段を備える携帯端末と接続された工事画像収集装置を用いて、工事物件に関する複数箇所の画像データを前記工事物件の設計図データと関連づけて収集する方法であって、
前記画像撮影手段により撮影された前記工事物件の施工箇所に関する画像データを前記携帯端末から受け付ける受信ステップと、
受け付けられた前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけて保存する保存ステップと、
前記画像データが関連づけられていない前記施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを、前記携帯端末に対して送信する指示送信ステップと、
を含む。
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与された情報処理装置、コンピュータプログラムにより情報処理装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
さらに、本発明で云う「データを記憶する」とは、本発明の装置が、少なくともデータを記憶する機能を有することを意味している。一方、本発明で云う「データを記憶している」とは、本発明の装置が、少なくとも工事物件の施工者などのコンシューマにより使用されるときに「データを記憶している」状態となる機能を有することを意味している。
また、本発明の工事画像収集方法は、複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を必ずしも限定するものではない。このため、本発明の工事画像収集方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の工事画像収集方法は、複数の工程が個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある工程の実行中に他の工程が発生すること、ある工程の実行タイミングと他の工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
また、本発明で云う工事画像収集装置は、コンピュータプログラムを読み取って対応するデータ処理を実行できるように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定の情報処理を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。
なお、本発明でコンピュータプログラムに対応した各種動作を工事画像収集装置に実行させることは、各種デバイスを工事画像収集装置に動作制御させることなども意味している。
例えば、工事画像収集装置に各種データを記憶させることは、工事画像収集装置に固定されているHDD(Hard Disc Drive)等の情報記憶媒体にCPUが各種データを格納すること、工事画像収集装置に交換自在に装填されているCD−R(Compact Disc-Recordable)等の情報記憶媒体にCPUがCDドライブで各種データを格納すること、等でよい。
本発明の工事画像収集装置は、画像データが関連づけられていない施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを携帯端末に対して送信する。これにより、携帯端末の操作者は、工事物件のうち画像データが未取得の施工箇所を確実に把握することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかる工事画像収集装置100およびこれを含む工事画像収集システム1000のブロック図である。
はじめに、本実施形態の工事画像収集装置100の概要について説明する。
本実施形態の工事画像収集装置100は、画像を撮影すべき複数の施工箇所320を含む工事物件310に関する設計図データDDを記憶している記憶部10と、画像撮影部210を備える携帯端末200により撮影された施工箇所320に関する画像データGDを携帯端末200から受け付ける受信部20と、受け付けられた画像データGDを設計図データDDにおける施工箇所320と関連づけて保存する保存処理部30と、画像データGDが関連づけられていない施工箇所320の一部または全部を示す撮影指示データIDを、携帯端末200に対して送信する指示部60と、を含む。
そして、本実施形態の工事画像収集装置100は、携帯端末200とネットワーク300を介して接続され、工事物件310に関する複数箇所の画像データGDを工事物件310の設計図データDDと関連づけて収集する。
本実施形態の工事画像収集システム1000は、画像撮影部210を備える携帯端末200と、携帯端末200に接続された工事画像収集装置とを含み、工事画像収集装置100とを含み、工事物件310に関する複数箇所の画像データGDを工事物件310の設計図データDDと関連づけて収集するものである。
本実施形態の工事画像収集システム1000では、
携帯端末200は、画像撮影部210により撮影した工事物件310の施工箇所320に関する画像データGDを工事画像収集装置100に送信する。
そして、工事画像収集装置100は、受け付けられた画像データGDを設計図データDDにおける施工箇所320と関連づけて保存するとともに、画像データGDが関連づけられていない施工箇所320の一部または全部を示す撮影指示データIDを、携帯端末200に対して送信する。
次に、本実施形態の工事画像収集装置100および工事画像収集システム1000について詳細に説明する。
ネットワーク300には複数の基地局302が接続されており、携帯端末200は基地局302を介して工事画像収集装置100と無線接続されている。
携帯端末200には、画像撮影部210として公知のカメラ機能付きの携帯電話機を用いることができる。ただし、携帯端末200としては本実施形態の工事画像収集システム1000に専用の携帯通信端末を用いてもよい。
携帯端末200は、表示部202、キー入力部204および音声入力部206を備えており、キー入力部204の操作により、工事画像収集装置100との通信および呼接続の確立と切断が可能である。
ネットワーク300は、工事画像収集装置100と携帯端末200とを仲介するものであればよく、有線、無線またはこれらの組み合わせである。インターネットや次世代のインターネットであるNGN(Next Generation Network)であってもよい。
工事画像収集装置100により画像データGDが収集される工事物件310は、建築物や道路などの建設物である。特に、国や地方公共団体からの発注にかかる建設物が例示される。さらには、既存のGPS情報に基づく測位精度を超える高い精度の位置情報を画像データに付加できる本実施形態においては、ビルやマンションなどの複数階を有する建築物が工事物件310として好適に例示される。
工事物件310のうち、画像を撮影すべき対象箇所TPとしては、例えばビルの場合、基礎(下部)構造や、壁、床、窓、階段、エレベータなどの上部構造のほか、扉、トイレ、調度品などの内装に至るまで様々である。
図1では、携帯端末200の画像撮影部210により撮影される施工箇所320として、特定階のエレベータ321および廊下窓322を具体的に図示している。すなわち、工事物件310に含まれるエレベータ321や廊下窓322などの具体的な施工箇所320は、工事画像収集装置100において対象箇所TPとして管理されている。
図2は、工事画像収集装置100に記憶された設計図データDDの一例を示す模式図である。同図に示す設計図データDDは、工事物件310の特定階(例えば3階)の平面図である。設計図データDDは、画像を撮影すべき対象箇所TP(TP1〜TP9)を含んでいる。
図3は、撮影対象リストデータLDの一例を示す図である。本実施形態の撮影対象リストデータLDは、対象箇所TPとその名称がテーブル形式で記憶部10に保存されている。設計図データDDと撮影対象リストデータLDとは、対象箇所TPの識別符号(TP1〜TP9)によって対応づけられている。
また、撮影対象リストデータLDには、図1に示すエレベータ321と廊下窓322に例示される工事物件310の施工箇所320を識別する番号(321〜329)が、対象箇所TPに対応づけられて格納されている。なお、図1では、出入口323、北西側窓324、南西側窓325、南壁326、東壁327、廊下内壁328およびトイレ329の図示は省略している。
工事画像収集装置100の受信部20は、画像データGDとともに、携帯端末200の操作者により入力された施工箇所320を識別する識別情報TIを携帯端末200から受け付ける。
工事画像収集装置100の記憶部10は、上述のように施工箇所320を示す撮影対象リストデータLDと設計図データDDとを対応づけて記憶している。そして、保存処理部30は、識別情報TIと撮影対象リストデータLDとを対比して、画像データGDを設計図データDDにおける施工箇所320と関連づける。
受信部20が受け付ける識別情報TIは、施工箇所320を示す音声データVDである。
また、工事画像収集装置100は、音声データVDをテキストデータTXに変換する音声認識部40を含み、保存処理部30は、変換されたテキストデータTXと撮影対象リストデータLDとを対比して、画像データGDを設計図データDDにおける施工箇所320と関連づける。
すなわち、携帯端末200は、施工箇所320を示す音声データVDを識別情報TIとして工事画像収集装置100に送信する。そして、工事画像収集装置100は、受信した音声データVDをテキストデータTXに変換するとともに、変換されたテキストデータTXと撮影対象リストデータLDとを対比して、画像データGDを設計図データDDと関連づける。
保存処理部30は、受信部20が受け付けた識別情報TIが音声データVDであることを検知すると、かかる識別情報TIを音声認識部40に送信する。音声認識部40は、公知の音声認識技術により識別情報TIから音声素片を抽出し、施工箇所320(321〜329)を示すテキストデータTXに変換して保存処理部30に返送する。
ここで、識別情報TIとしては、施工箇所320の名称を用いてもよく、対象箇所TPの識別符号(TP1〜TP9)を用いてもよい。
なお、本実施形態においては識別情報TIとして音声データVDを用いているが、本発明においては、これに代えて、携帯端末200よりキー入力されたテキストデータを用いてもよい。この場合、保存処理部30は、受け付けられたテキストデータと撮影対象リストデータLDとを対比して、画像データGDを設計図データDDにおける施工箇所320と関連づける。
保存処理部30は、施工箇所320を示すテキストデータTXと、記憶部10に記憶されている撮影対象リストデータLDを照合部50に送る。照合部50は、受信したテキストデータTXと、撮影対象リストデータLDの識別符号または名称とを照合することにより、携帯端末200から受信した画像データGDが、設計図データDDと関連づけて保存すべきものであるか否かを判定する。照合部50は、照合結果を示す適否情報AIと、テキストデータTXの識別情報TIと撮影対象リストデータLDとを照合して得られる対象箇所TPの識別符号(TP1〜TP9)を保存処理部30に送信する。
適否情報AIが「適」の場合、すなわち、画像データGDが設計図データDDと関連づけて保存すべきものと判定された場合、保存処理部30は、かかる画像データGDを、設計図データDDにおける対象箇所TPと関連づけて記憶部10に保存する。
画像データGDを設計図データDDに関連づける方法を具体的に説明する。
図4は、記憶部10のフォルダ構成の一例を示す図である。
ツリー型のフォルダ構成の上位にあたるルートディレクトリ(ROOT)には、設計図データDDおよび撮影対象リストデータLDが保存されている。ルートディレクトリの下位には、対象箇所TP(TP1〜TP9)ごとにフォルダが用意されている。
保存処理部30は、対象箇所TPの識別符号(TP1〜TP9)を照合部50より受け取ると、携帯端末200より受信した画像データGDを、該当するフォルダに保存する。
これにより、工事物件310の施工箇所320(321〜329)に関する撮影画像が、設計図データDDと関連づけて記憶部10に保存される。
図4では、対象箇所TP1、TP2およびTP9に関して画像データGDが保存され、対象箇所TP3およびTP4に関しては画像データGDが未保存である状態が示されている。
工事物件310の撮影は、施工箇所320の施工開始前、施工の途中段階、施工後など、各箇所につき複数枚に亘る場合がある。かかる場合、保存処理部30は、画像データGDのファイル名に撮影日時を含めるなどして、記憶部10のフォルダに保存される複数枚の画像を識別可能とする。
図5(a)、(b)は、撮影指示データIDの一例を示す図である。撮影指示データIDは、記憶部10に格納された設計図データDDを元に作成され、イメージデータ、テキストデータまたはそれらの組み合わせなどにより、設計図データDDに含まれる対象箇所TPのうち画像データGDが未撮影の箇所を携帯端末200に表示させるためのデータである。
本実施形態の工事画像収集装置100は、撮影指示データIDとして、同図(a)に示すイメージデータ(撮影指示イメージIDI)と、同図(b)に示すテキストデータ(撮影指示テキストIDT)とを、あわせて携帯端末200に送信する。撮影指示イメージIDIは、設計図データDDに基づいて生成され、対象箇所TPのうち、画像データGDが未取得の対象箇所TP3、TP4が強調表示されている画像データである。また、撮影指示テキストIDTは、画像データGDが未取得の対象箇所TP3、TP4がリスト表示されたテキストデータである。
操作者は、撮影指示データIDにて指示された対象箇所TP(TP4)に該当する北西側窓324に関する画像を携帯端末200で撮影すると、撮影指示データIDにて示された対象箇所TP(TP4)に対応する応答情報RIを、取得した画像データGD、および北西側窓324を示す音声データVDである識別情報TIとともに、工事画像収集装置100に対して送信する。
受信部20は、携帯端末200が受信した撮影指示データIDにて示された対象箇所TP(TP4)に対応する応答情報RIを、画像データGDおよび識別情報TIとともに携帯端末200より受け付ける。
図6は、携帯端末200から受信部20に送信されるデータDTの構造を示す模式図である。データDTは、ヘッダ領域HAと本体領域BAとからなる。ヘッダ領域HAには、応答情報RIおよび識別情報TIのほか、工事画像収集装置100の受信部20に関する宛先を示すアドレス情報(図示せず)が含まれている。本体領域BAには、画像データGDが含まれている。
データDTは、例えば、撮影指示テキストIDTに含まれる対象箇所TPのいずれかを携帯端末200で選択した状態で、対象箇所TPに該当する施工箇所320を撮影し、あわせて音声入力部206を通じて当該施工箇所320の名称を携帯端末200に入力することにより生成される。かかるデータDTは、携帯端末200の端末記憶部220(図1を参照)に一旦格納されたうえで工事画像収集装置100に送信される。
工事画像収集装置100は、受信部20にてデータDTを受信すると、受け付けられた応答情報RIに対応する対象箇所TP(TP4)と、識別情報TIに対応する対象箇所TPとを照合し、画像データGDの適否を判定する。かかる判定は照合部50にておこなう。
すなわち、工事画像収集装置100では、受け付けられたデータDTのヘッダ領域HAを保存処理部30にて解析する。そして、これに含まれる識別情報TIが音声データVDであると判定されると、かかる音声データVDを音声認識部40にてテキストデータTXに変換する。
次に、保存処理部30は、ヘッダ領域HAに含まれる応答情報RIを、音声認識部40でテキストデータTXに変換された識別情報TIとともに照合部50に送信する。
照合部50では、かかるテキストデータTXの内容と、応答情報RIとが一致していることを照合する。これが一致していた場合、データDTの本体領域BAに含まれる画像データGDが撮影指示データIDに適合するものであると判定される。
そして、指示部60は、照合部50による照合結果を示す適否情報AIを携帯端末200に送信する。
すなわち、テキストデータTXと識別情報TIとが一致すると照合部50で判定された場合、すなわち、適否情報AIが「適」の場合、指示部60は携帯端末200に対して画像データGDが工事画像収集装置100にて受け付けられたことを示す適否情報AIを送信する。
かかる場合、保存処理部30は、データDTに含まれる画像データGDを、設計図データDDにおける対象箇所TP(TP4)と関連づけて記憶部10に保存する。
一方、テキストデータTXと識別情報TIとが一致しないと照合部50で判定された場合、すなわち、適否情報AIが「不適」の場合、指示部60は携帯端末200に対して画像データGDの再取得と再送信を要求する旨の情報を適否情報AIとして送信する。
本実施形態の工事画像収集装置100は、記憶部10にて、対象箇所TPごとの施工予定時期を示す工程データSDをさらに記憶している(図1を参照)。
そして、指示部60は、撮影指示データIDとして、画像データGDが関連づけられていない複数の対象箇所TPのうち、施工予定時期がもっとも近接する対象箇所TP4を示すデータを携帯端末200に送信する。
図7は、工程データSDの一例を具体的に示す図である。同図では、工程データSDの例としてガントチャートを示しているが、工程データSDのデータ形式はこれに限られない。
工程データSDには、対象箇所TPごとの施工実績と施工予定時期を示すスケジュール情報が含まれている。同図では、施工開始日を上向き三角(△)で示し、施工終了日を下向き三角(▼)で示している。また、施工終了日と施工開始日とを結ぶ破線は、当該対象箇所TPが複数の工期に亘って施工されることを示している。
そして、本実施形態では、各工期の開始前と、終了後に、当該対象箇所TPの画像データGDを撮影して工事画像収集装置100にて保存するものとする。
携帯端末200にて画像データGDを撮影する作業日を、図示のように例えば7月4日とする。
対象箇所TP1(エレベータ321:図3を参照)は、7月2日に施工が終了しており、施工終了後の画像は設計図データDDと関連づけて既に保存されている(図4を参照)。
対象箇所TP2(廊下窓322)は、7月1日に第一工期が終了した時点で画像データGDが撮影され、7月3日の第二工期の開始時点でも画像データGDが撮影されている。
対象箇所TP3(出入口323)は、7月2日に第一工期が終了した時点で画像データGD(図示せず)が撮影されているが、7月7日に開始する第二工期の開始前に関する画像データGDは未取得である。
対象箇所TP4(北西側窓324)は、7月5日に第一工期が開始する予定であるが、画像データGDは未取得である。
対象箇所TP9(トイレ329)は、7月1日に施工が完了し、画像データGDは取得済みである。
ここで、本実施形態の工事画像収集装置100は、取得すべき画像データGDがいまだ関連づけられていない対象箇所TP3,TP4のうち、施工予定時期がより近接する対象箇所TP4を強調するデータを、撮影指示データIDとして携帯端末200に送信する。具体的には、図5に示すように、撮影指示イメージIDIでは対象箇所TP4を対象箇所TP3よりも強調表示し、撮影指示テキストIDTでは、対象箇所TP4を対象箇所TP3よりも上位に表示する。なお、本実施形態では画像データGDが未取得の対象箇所TPを全て表示することとしているが、これに代えて、対象箇所TP4のみを撮影指示データIDに含めてもよい。
かかる撮影指示データIDを携帯端末200にて受信することにより、操作者は、もっとも優先して画像データGDを取得すべき対象箇所TPを把握することができる。
<工事画像収集方法およびコンピュータプログラム>
図8は、本実施形態の工事画像収集装置100による工事画像収集方法を示すフローチャートである。また、図9は、本実施形態の工事画像収集システム1000による工事画像収集方法を示すシーケンス図である。
本実施形態による工事画像収集方法は、画像撮影部210を備える携帯端末200と接続された工事画像収集装置100を用いて、工事物件310に関する複数箇所の画像データGDを工事物件310の設計図データDDと関連づけて収集する方法であり、以下の受信ステップS140、保存ステップS200および指示送信ステップS130を含んでいる。
受信ステップS140では、画像撮影部210により撮影された工事物件310の施工箇所320に関する画像データGDを携帯端末200から受け付ける。
保存ステップS200では、受け付けられた画像データGDを、設計図データDDにおける対象箇所TPと関連づけて保存する。
指示送信ステップS130では、画像データGDが関連づけられていない施工箇所320の一部または全部を示す撮影指示データIDを、携帯端末200に対して送信する。
また、本実施形態による工事画像収集方法では、指示送信ステップS130にて、画像データGDが関連づけられていない複数の施工箇所320のうち、施工予定時期がもっとも近接する施工箇所320を示すデータを、撮影指示データIDとして携帯端末200に対して送信する。
また、受信ステップS140では、携帯端末200が受信した撮影指示データIDにて示された施工箇所320に対応する応答情報RIを、画像データGDとともに携帯端末200より受け付ける。
そして、受信ステップS140では、画像データGDとともに、携帯端末200の操作者により入力された施工箇所320を識別する識別情報TIを携帯端末200から受け付ける。
また、本実施形態によるコンピュータプログラムは、以下の受信処理、保存処理および指示送信処理を工事画像収集装置100に実行させる。
受信処理では、工事画像収集装置100は、画像撮影部210により撮影された工事物件310の施工箇所320に関する画像データGDを携帯端末200から受け付ける。
保存処理では、工事画像収集装置100は、受け付けられた画像データGDを、設計図データDDにおける対象箇所TPと関連づけて保存する。
指示送信処理では、工事画像収集装置100は、画像データGDが関連づけられていない施工箇所320の一部または全部を示す撮影指示データIDを、携帯端末200に対して送信する。
また、本実施形態によるコンピュータプログラムでは、指示送信処理にて、画像データGDが関連づけられていない複数の施工箇所320のうち、施工予定時期がもっとも近接する施工箇所320を示すデータを、撮影指示データIDとして携帯端末200に対して送信する。
また、受信処理では、携帯端末200が受信した撮影指示データIDにて示された施工箇所320に対応する応答情報RIを、画像データGDとともに携帯端末200より受け付ける。
そして、受信処理では、画像データGDとともに、携帯端末200の操作者により入力された施工箇所320を識別する識別情報TIを携帯端末200から受け付ける。
以下、図8,9を参照して、本実施形態による工事画像収集方法をさらに詳細に説明する。
工事画像収集装置100は、携帯端末200からの撮影指示データ要求Reqを待つ(S110:N)。受信部20(図1を参照)が撮影指示データ要求Reqを受信すると(S110:Y)、保存処理部30は記憶部10に対して参照要求REFを送信し(S112)、撮影対象リストデータLDおよび工程データSDとともに、記憶部10に保存されている画像データGDのリスト(撮影済みリストSL)を受け取る(S114)。
保存処理部30は、撮影対象リストデータLDと撮影済みリストSLとの差分より、画像データGDが未取得の対象箇所TPに関するリスト(未撮影リスト)を作成する。そして、保存処理部30は、かかる未撮影リストと工程データSDとから、施工予定時期が近接する順に上記対象箇所TPを並べ替えて撮影指示テキストIDTを作成する。
したがって、撮影指示データIDには、画像データGDが関連づけられていない複数の施工箇所320のうち、施工予定時期がもっとも近接する施工箇所320を示すデータが含まれる。
また、保存処理部30は、設計図データDDに基づき、撮影指示テキストIDTの上位にリストされた対象箇所TPを強調表示した撮影指示イメージIDIを作成する(S120)。
作成された撮影指示データIDは、指示送信ステップS130にて、保存処理部30より指示部60を介して携帯端末200に送信される。
撮影指示データIDを受信した携帯端末200の操作者は、撮影指示イメージIDIの強調表示する対象箇所TP(施工箇所320)まで移動して、携帯端末200の画像撮影部210により当該施工箇所320の画像データGDを撮影する。
撮影された画像データGDは、撮影指示データIDで指示された対象箇所TPに対応する応答情報RIと、撮影した施工箇所320の名称を示す音声データVDによる識別情報TIとともに、携帯端末200より工事画像収集装置100にむけてデータDTとして送信される(S132)。
受信ステップS140にて、工事画像収集装置100は、データDTの受信を待ち(S140:N)、これを受信すると(S140:Y)、受信ステップS140を終了する。
なお、受信ステップS140では、データDTに含まれる識別情報TIとして、施工箇所320を示す音声データVDを携帯端末200から受け付ける。
保存ステップS200では、保存処理部30は音声データVDをテキストデータTXに変換する(S210)。具体的には、保存処理部30は音声データVDを音声認識部40に送信し(S212)、音声認識部40はこれをテキストデータTXに変換して保存処理部30に返送する(S214)。
つぎに、工事画像収集装置100では、データDTに含まれる画像データGDの適否を判定する(S220)。具体的には、まず、音声認識部40でテキスト化された識別情報TIが、撮影指示データIDとともに保存処理部30より照合部50に送られる(S222)。このとき、データDTに含まれる応答情報RIを、あわせて照合部50に送信する。
照合部50では、応答情報RIと識別情報TIとが判定される。応答情報RIと識別情報TIとが一致した場合、つぎに識別情報TIが撮影指示データIDに含まれるか否かが判定される。
上記判定がいずれも肯定された場合、画像データGDは「適」と判定される(S220:Y)。上記判定のいずれかが否定された場合、画像データGDは「不適」と判定される(S220:N)。
照合部50は、かかる適否情報AIを保存処理部30に送信する(S224)。保存処理部30は、携帯端末200に対して適否情報AIを送信する(S230,240)。具体的には、適否情報AIの内容が「不適」であった場合(S220:N)、保存処理部30は携帯端末200に対して再撮影を指示する(S230)。また、適否情報AIの内容が「適」であった場合(S220:Y)、保存処理部30は携帯端末200に対して、適合通知を送信する(S240)。
画像データGDが「適」と判定された場合(S220:Y)、保存処理部30は、記憶部10のツリー型のフォルダ構成のうち、識別情報TIに対応するフォルダに画像データGDを格納する。これにより、画像データGDと設計図データDDとを関連づける連関ステップS250が行われるとともに、画像データGDが記憶部10に保存される(S260)。
そして、保存処理部30は、識別情報TIに関する画像データGDが取得されたことを受けて、撮影済みリストSLを更新して記憶部10に保存する(S270)。
以上により、本実施形態による工事画像収集方法の一連の工程が終了する。携帯端末200は、撮影指示データIDに基づき、他の対象箇所TPに関する画像データGDをさらに撮影して工事画像収集装置100に送信してもよい。
または、携帯端末200では、更新された撮影済みリストSLに基づく新たな撮影指示データIDを工事画像収集装置100より受信してから、他の対象箇所TPに関する画像データGDを撮影してもよい。
上記本実施形態の工事画像収集装置100および工事画像収集システム1000の作用効果について説明する。
本実施形態では、画像データGDが関連づけられていない対象箇所TPの全部または一部を示す撮影指示データIDを工事画像収集装置100から携帯端末200に送信する。よって、携帯端末200の操作者は、工事画像収集装置100より撮影指示データID(撮影指示イメージIDI,撮影指示テキストIDT)を受信してこれを表示部202に表示させることで、工事物件310のうち画像データGDが未取得の施工箇所320を確実に把握することができる。
本実施形態では、対象箇所TPごとの施工予定時期を示す工程データSDを記憶しており、画像データGDが関連づけられていない複数の対象箇所TPのうち、施工予定時期がもっとも近接する対象箇所TP4を示すデータを、撮影指示データIDとして携帯端末200に送信する。これにより、画像データGDの未取得により当該施工箇所320の施工工程を遅延させることがない。また、画像データGDが未取得のまま当該施工箇所320の施工を先に進めてしまう不都合が回避される。
本実施形態では、撮影指示データIDにて示された対象箇所TPに対応する応答情報RIを、画像データGDおよび識別情報TIとともに携帯端末200から工事画像収集装置100に送信する。これにより、工事画像収集装置100では、携帯端末200より受信した画像データGDの撮影対象箇所が、適切な対象箇所TPであることを把握することができる。
本実施形態では、画像撮影部210により撮影された工事物件310の施工箇所320に関する画像データGDとともに、携帯端末200の操作者により入力された、当該施工箇所320を識別する識別情報TIを携帯端末200から受け付ける。かかる構成により、携帯端末200より受け付ける画像データGDの撮影対象箇所を、GPS情報では特定しきれない高い位置精度にて工事画像収集装置100は知得することができる。
これにより、工事物件310が施工箇所320として大小様々な要素を含む建築物である場合にも、操作者が自ら撮影した施工箇所320を指定して画像データGDを送信することができるため、設計図データDDと画像データGDとを確実に対応づけて保存することができる。
本実施形態では、撮影された施工箇所320を示す音声データVDが識別情報TIとして送受信される。
これにより、音声通話機能を標準的に備える携帯電話機を携帯端末200として使用した場合に、携帯端末200の操作者は、特別な入力操作を要せず容易に識別情報TIを工事画像収集装置100に伝達することができる。
本実施形態では、工事画像収集装置100で受信した応答情報RIに対応する対象箇所TPと、識別情報TIに対応する対象箇所TPとを照合して画像データGDの適否を判定する。これにより、工事画像収集装置100では、撮影指示データIDに対応する画像データGDが携帯端末200より送信されてきたか否かを容易に照合することができる。
本実施形態では、照合部50による照合結果を示す適否情報AIを工事画像収集装置100より携帯端末200に送信する。これにより、携帯端末200の操作者は、撮影および送信した画像データGDが適切(「適」)と判定されたことを工事物件310の施工現場に居ながら知得することができる。このため、送信した画像データGDが仮に不適切(「不適」)と判定された場合も、続けて新たな画像データGDを撮影して工事画像収集装置100に再送信することができる。よって、画像データGDの撮影または送信にミスが生じたとしても、当該施工箇所320の施工スケジュールを遅延することがない。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
例えば上記実施形態において、受信部20が受け付ける識別情報TIが、施工箇所320を撮影した際の画像撮影部210の位置および向きを示す視線情報VIを含むこととしてもよい。
視線情報VIは、携帯電話機の電子コンパス機能に基づいて生成し、画像データGDとともに携帯端末200から工事画像収集装置100に送信されるデータDTのヘッダ領域HAに含めることが可能である。
データDTに視線情報VIを追加することにより、撮影された画像データGDに対応する対象箇所TPに関する情報が増加し、画像データGDの適否判定がより好適に行われる。
また、携帯端末200の端末記憶部220には、受信した撮影指示データIDおよび撮影した画像データGDを記憶することとしてもよい。
これにより、工事物件310の地下など、携帯端末200と工事画像収集装置100との通信が不可能な位置にある施工箇所320を撮影する場合も、操作者は、撮影指示データIDを端末記憶部220にダウンロードしてから当該施工箇所320に移動することができる。また、画像データGDを端末記憶部220に一旦格納し、工事画像収集装置100との通信が可能な地上などに移動してからデータDTを工事画像収集装置100に送信することが可能である。
これにより、工事物件310の種別や施工箇所320の位置によらず、本実施形態の工事画像収集システム1000により工事画像を取得することが可能となる。
また、上記実施形態では、撮影した施工箇所320を示す音声データVDをテキストデータTXに変換する音声認識部40を工事画像収集装置100が備えている態様を例示したが、本発明はこれに限られない。音声認識手段を携帯端末200に搭載し、かかる音声データVDを携帯端末200の側でテキストデータTXに変換してもよい。
また、画像データGDが関連づけられていない対象箇所TPを示す撮影指示データIDには、対象箇所TPの名称や記号とともに、取得すべき画像データGDの解像度や視野範囲が含まれてもよい。かかる解像度や視野範囲の指定は、複数の対象箇所TPごとに個別に行ってもよい。
また、照合部50では、上述のように識別情報TIと撮影対象リストデータLDとの照合、または識別情報TIと応答情報RIとの照合を行うほか、識別情報TIとともに携帯端末200より受信した画像データGDの適否を判定することとしてもよい。
具体的には、照合部50において画像データGDを画像処理して、これに含まれる対象箇所TPの特徴点を抽出する。一方、記憶部10には、対象箇所TPごとに輪郭線の形状やコーナー同士の相対位置などの特徴点を予め登録しておく。そして、照合部50では、画像データGDより抽出された特徴点と、記憶部10に登録された特徴点との一致度を演算することにより、受信した画像データGDの適否を判定して結果を保存処理部30に送信する。
保存処理部30は、判定結果である特徴点の一致度が所定の閾値以上であった場合は、画像データGDが設計図データDDと関連づけて保存すべきものであることを示す適否情報AIを、指示部60を介して携帯端末200に送信する。そして、特徴点の一致度が閾値未満であった場合は、画像データGDが不適切であったことを示す適否情報AIを携帯端末200に送信する。
また、上記実施形態において指示部60は、撮影対象リストデータLDに含まれる対象箇所TPのうち施工予定時期がもっとも近接するものを撮影指示データIDとして携帯端末200に送信する。本発明においては、これに代えて、または撮影指示データIDとあわせて、当該対象箇所TPを撮影すべきことを示すアラーム情報を携帯端末200に出力させることとしてもよい。
かかるアラーム情報は、携帯端末200の表示部202に表示出力させてもよく、または呼び出し音などの音声により携帯端末200で出力させてもよい。
また、工事画像収集システム1000においては、複数台の携帯端末200を用いてもよい。この場合、工事画像収集装置100より各携帯端末200に送信する撮影指示データIDは、当該携帯端末200に近接する対象箇所TPを優先して作成してもよい。したがって、工事画像収集装置100は、携帯端末200からの撮影指示データ要求Reqとともに、携帯端末200よりGPS情報を取得して携帯端末200の位置を取得する。そして、撮影対象リストデータLDに含まれる対象箇所TPのうち、当該携帯端末200の現在位置にもっとも近接する箇所を上位に表示した撮影指示データIDを工事画像収集装置100より携帯端末200に送信するとよい。
また、上記実施形態において、画像データGDと対象箇所TPとの関連づけは、対象箇所TPごとに用意されたフォルダに画像データGDを保存することにより行っているが、これに限られない。例えば、画像データGDのファイル名の一部に対象箇所TPの名称または記号を含めるよう、画像データGDをリネームすることにより対象箇所TPとの関連づけを行ってもよい。また、撮影対象リストデータLDに含まれる各対象箇所TPに対して、画像データGDをハイパーリンクで結びつけることにより両者の関連づけを行ってもよい。
本発明の実施形態にかかる工事画像収集装置およびこれを含む工事画像収集システムのブロック図である。 設計図データの一例を示す模式図である。 撮影対象リストデータの一例を示す図である。 記憶部のフォルダ構成の一例を示す図である。 (a)、(b)は、撮影指示データの一例を示す図である。 携帯端末から受信部に送信されるデータの構造を示す模式図である。 工程データの一例を具体的に示す図である。 工事画像収集装置による工事画像収集方法を示すフローチャートである。 工事画像収集システムによる工事画像収集方法を示すシーケンス図である。
符号の説明
10 記憶部
20 受信部
30 保存処理部
40 音声認識部
50 照合部
60 指示部
100 工事画像収集装置
200 携帯端末
202 表示部
204 キー入力部
206 音声入力部
210 画像撮影部
220 端末記憶部
300 ネットワーク
302 基地局
310 工事物件
320 施工箇所
1000 工事画像収集システム

Claims (20)

  1. 画像を撮影すべき複数の施工箇所を含む工事物件に関する設計図データを記憶している記憶手段と、
    画像撮影手段を備える携帯端末により撮影された前記施工箇所に関する画像データを前記携帯端末から受け付ける受信手段と、
    受け付けられた前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけて保存する保存処理手段と、
    前記画像データが関連づけられていない前記施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを、前記携帯端末に対して送信する指示手段と、
    を含む工事画像収集装置。
  2. 前記記憶手段が、前記施工箇所ごとの施工予定時期を示す工程データをさらに記憶しているとともに、
    前記指示手段が、前記撮影指示データとして、前記画像データが関連づけられていない複数の前記施工箇所のうち、前記施工予定時期がもっとも近接する施工箇所を示すデータを前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の工事画像収集装置。
  3. 前記受信手段が、
    前記携帯端末が受信した前記撮影指示データにて示された前記施工箇所に対応する応答情報を、前記画像データとともに前記携帯端末より受け付けることを特徴とする請求項1または2に記載の工事画像収集装置。
  4. 前記受信手段が、前記画像データとともに、前記携帯端末の操作者により入力された前記施工箇所を識別する識別情報を前記携帯端末から受け付けることを特徴とする請求項3に記載の工事画像収集装置。
  5. 前記記憶手段が、前記施工箇所を示す撮影対象リストデータと前記設計図データとを対応づけて記憶しているとともに、
    前記保存処理手段が、前記識別情報と前記撮影対象リストデータとを対比して、前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけることを特徴とする請求項4に記載の工事画像収集装置。
  6. 前記受信手段が受け付ける前記識別情報が、撮影された前記施工箇所を示す音声データであるとともに、
    受け付けられた前記音声データをテキストデータに変換する音声認識手段をさらに含み、
    前記保存処理手段が、変換された前記テキストデータと前記撮影対象リストデータとを対比して、前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけることを特徴とする請求項5に記載の工事画像収集装置。
  7. 前記受信手段が受け付ける前記識別情報が、前記携帯端末よりキー入力されたテキストデータであるとともに、
    前記保存処理手段が、受け付けられた前記テキストデータと前記撮影対象リストデータとを対比して、前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけることを特徴とする請求項5に記載の工事画像収集装置。
  8. 前記応答情報に対応する施工箇所と、前記識別情報に対応する施工箇所とを照合し、前記画像データの適否を判定する照合手段をさらに備える請求項4から7のいずれかに記載の工事画像収集装置。
  9. 前記指示手段が、前記照合手段による照合結果を示す適否情報を前記携帯端末に送信する請求項8に記載の工事画像収集装置。
  10. 画像撮影手段を備える携帯端末と、前記携帯端末に接続された工事画像収集装置とを含み、工事物件に関する複数箇所の画像データを前記工事物件の設計図データと関連づけて収集する工事画像収集システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記画像撮影手段により撮影した前記工事物件の施工箇所に関する画像データを前記工事画像収集装置に送信し、
    前記工事画像収集装置は、
    受け付けられた前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけて保存するとともに、
    前記画像データが関連づけられていない前記施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを、前記携帯端末に対して送信することを特徴とする工事画像収集システム。
  11. 前記工事画像収集装置が、前記施工箇所ごとの施工予定時期を示す工程データを記憶しているとともに、前記撮影指示データとして、前記画像データが関連づけられていない複数の前記施工箇所のうち、前記施工予定時期がもっとも近接する施工箇所を示すデータを前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項10に記載の工事画像収集システム。
  12. 前記携帯端末が、受信した前記撮影指示データにて示された前記施工箇所に対応する応答情報を、前記画像データとともに前記工事画像収集装置に送信することを特徴とする請求項10または11に記載の工事画像収集システム。
  13. 画像撮影手段を備える携帯端末と接続され、工事物件に関する複数箇所の画像データを前記工事物件の設計図データと関連づけて収集する工事画像収集装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記画像撮影手段により撮影された前記工事物件の施工箇所に関する画像データを前記携帯端末から受け付ける受信処理と、
    受け付けられた前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけて保存する保存処理と、
    前記画像データが関連づけられていない前記施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを、前記携帯端末に対して送信する指示送信処理と、
    を前記工事画像収集装置に実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 前記指示送信処理にて、前記画像データが関連づけられていない複数の前記施工箇所のうち、施工予定時期がもっとも近接する施工箇所を示すデータを前記携帯端末に対して送信することを特徴とする請求項13に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記受信処理にて、前記携帯端末が受信した前記撮影指示データにて示された前記施工箇所に対応する応答情報を、前記画像データとともに前記携帯端末より受け付けることを特徴とする請求項13または14に記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記受信処理にて、前記画像データとともに、前記携帯端末の操作者により入力された前記施工箇所を識別する識別情報を前記携帯端末から受け付けることを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  17. 画像撮影手段を備える携帯端末と接続された工事画像収集装置を用いて、工事物件に関する複数箇所の画像データを前記工事物件の設計図データと関連づけて収集する方法であって、
    前記画像撮影手段により撮影された前記工事物件の施工箇所に関する画像データを前記携帯端末から受け付ける受信ステップと、
    受け付けられた前記画像データを前記設計図データにおける前記施工箇所と関連づけて保存する保存ステップと、
    前記画像データが関連づけられていない前記施工箇所の一部または全部を示す撮影指示データを、前記携帯端末に対して送信する指示送信ステップと、
    を含む工事画像収集方法。
  18. 前記指示送信ステップにて、前記画像データが関連づけられていない複数の前記施工箇所のうち、施工予定時期がもっとも近接する施工箇所を示すデータを前記携帯端末に対して送信することを特徴とする請求項17に記載の工事画像収集方法。
  19. 前記受信ステップにて、前記携帯端末が受信した前記撮影指示データにて示された前記施工箇所に対応する応答情報を、前記画像データとともに前記携帯端末より受け付けることを特徴とする請求項17または18に記載の工事画像収集方法。
  20. 前記受信ステップにて、前記画像データとともに、前記携帯端末の操作者により入力された前記施工箇所を識別する識別情報を前記携帯端末から受け付けることを特徴とする請求項17から19のいずれかに記載の工事画像収集方法。
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