JP2010042890A - エレベータ巻上機の制動力設定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単且つ安価に構成することができ、更に、エレベータ巻上機に備えられた二組の制動機に対して、その制動力を順次解放することができるエレベータ巻上機の制動力設定装置を得る。
【解決手段】解放レバー10に鍔付きネジ棒12を挿通し、鍔部12aを解放レバー11に対向して配置する。芯線15の一端部を鍔部12aに、他端部を操作レバー14に接続する。また、鍔付きネジ棒12のネジ部にネジ孔付き鍔部を設け、解放レバー10に対向して配置し、その間に圧縮バネ13を配置する。そして、圧縮バネ13のたわみ量として解放レバー11の変位量よりも大きな値を確保し、解放レバー11と鍔部12aとの間に、解放レバー10の変位量よりも大きな間隔を形成する。
【選択図】図2
【解決手段】解放レバー10に鍔付きネジ棒12を挿通し、鍔部12aを解放レバー11に対向して配置する。芯線15の一端部を鍔部12aに、他端部を操作レバー14に接続する。また、鍔付きネジ棒12のネジ部にネジ孔付き鍔部を設け、解放レバー10に対向して配置し、その間に圧縮バネ13を配置する。そして、圧縮バネ13のたわみ量として解放レバー11の変位量よりも大きな値を確保し、解放レバー11と鍔部12aとの間に、解放レバー10の変位量よりも大きな間隔を形成する。
【選択図】図2
Description
この発明は、二組の制動機が備えられているエレベータ巻上機において、上記制動機の制動力を設定する際に用いられる制動力設定装置に関するものである。
エレベータには、乗客の乗降時にかごが動き出すことを防止するため、かごを駆動する巻上機に制動機が備えられている。即ち、エレベータのかごが停止すると上記制動機が制動動作し、巻上機の駆動綱車の回動が阻止される。そして、このような機能を有する制動機に対して、従来から、制動力を設定する際に用いられる種々の装置が提案されている。
例えば、エレベータ巻上機の制動力設定装置の従来技術として、下記特許文献1に記載されたものがある。具体的に、特許文献1に記載された制動力設定装置は、二組の制動機を備えた巻上機に対応している。そして、各制動機の制動力解放機構(解放レバー等)にそれぞれ可撓性の解放ケーブルを接続することにより、乗場側からの操作によって制動機毎に制動力を解放するように構成している。
特許文献1記載のものでは、制動力設定装置と各制動機の制動力解放機構との間に、それぞれ解放ケーブルを接続しなければならない。このため、解放ケーブルとして高価なものが必要になり、制動力設定装置全体のコストが上昇してしまうといった問題があった。
また、各制動機の制動力解放機構にそれぞれ解放ケーブルを接続しなければならないため、その接続作業に時間を要し、更に、制動機から乗場まで(特に、制動機付近)の解放ケーブルの固定方法も複雑化するといった問題があった。
また、各制動機の制動力解放機構にそれぞれ解放ケーブルを接続しなければならないため、その接続作業に時間を要し、更に、制動機から乗場まで(特に、制動機付近)の解放ケーブルの固定方法も複雑化するといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、簡単且つ安価に構成することができ、更に、エレベータ巻上機に備えられた二組の制動機に対して、その制動力を順次解放することができるエレベータ巻上機の制動力設定装置を提供することである。
この発明に係るエレベータ巻上機の制動力設定装置は、エレベータの駆動綱車の回動を阻止する第1制動機及び第2制動機と、第1制動機に設けられ、所定の方向に変位されることにより、第1制動機の制動力を強制的に解放させる第1制動力解放機構と、第2制動機に設けられ、第1制動力解放機構と同じ所定の方向に変位されることにより、第2制動機の制動力を強制的に解放させる第2制動力解放機構と、を備えたエレベータ巻上機の制動力設定装置であって、第1制動力解放機構及び第2制動力解放機構の双方に挿通され、所定の方向に移動可能な挿通体と、挿通体に設けられ、挿通体が所定の方向に移動した際に第1制動力解放機構に接近するように、第1制動力解放機構に対向して配置された第1鍔部と、挿通体に設けられ、挿通体が所定の方向に移動した際に第2制動力解放機構に接近するように、第2制動力解放機構に対向して配置された第2鍔部と、第1制動力解放機構及び第2制動力解放機構のうちの一方の制動力解放機構、並びに、第1鍔部及び第2鍔部のうち、一方の制動力解放機構に対向する一方の鍔部の間に設けられた圧縮バネと、挿通体を所定の方向に移動させることにより、第1鍔部によって第1制動力解放機構を、第2鍔部によって第2制動力解放機構をそれぞれ所定の方向に変位させる操作手段と、を備え、圧縮バネは、制動力の強制解放に必要な他方の制動力解放機構の変位量よりも大きなたわみ量を有し、他方の制動力解放機構と他方の鍔部とは、制動力の強制解放に必要な一方の制動力解放機構の変位量よりも大きな間隔を有して配置されたものである。
また、この発明に係るエレベータ巻上機の制動力設定装置は、エレベータの駆動綱車の回動を阻止する第1制動機及び第2制動機と、第1制動機に設けられ、所定の方向に変位されることにより、第1制動機の制動力を強制的に解放させる第1制動力解放機構と、第2制動機に設けられ、第1制動力解放機構と同じ所定の方向に変位されることにより、第2制動機の制動力を強制的に解放させる第2制動力解放機構と、を備えたエレベータ巻上機の制動力設定装置であって、第1制動力解放機構に挿通され、所定の方向に長手を有するとともに、一端側に形成された鍔部が、第2制動力解放機構に対向して配置された鍔付きネジ棒と、第2制動力解放機構に挿通され、一端部が鍔付きネジ棒の鍔部に接続された芯線と、鍔付きネジ棒の他端側のネジ部に設けられ、第1制動力解放機構に対向して配置されたネジ孔付き鍔部と、第1制動力解放機構及びネジ孔付き鍔部の間に設けられた圧縮バネと、芯線の他端部が接続されるとともに、芯線を介して鍔付きネジ棒を所定の方向に移動させることにより、ネジ孔付き鍔部によって第1制動力解放機構を、鍔付きネジ棒の鍔部によって第2制動力解放機構をそれぞれ所定の方向に変位させる操作レバーと、を備え、圧縮バネは、制動力の強制解放に必要な第2制動力解放機構の変位量よりも大きなたわみ量を有し、第2制動力解放機構と鍔付きネジ棒の鍔部とは、制動力の強制解放に必要な第1制動力解放機構の変位量よりも大きな間隔を有して配置されたものである。
この発明によれば、エレベータ巻上機の制動力設定装置を簡単且つ安価に構成することができ、更に、エレベータ巻上機に備えられた二組の制動機に対して、その制動力を順次解放することができるようになる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ巻上機の制動力設定装置を示す構成図、図2は図1に示す制動力設定装置の要部構成図である。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ巻上機の制動力設定装置を示す構成図、図2は図1に示す制動力設定装置の要部構成図である。
図1及び図2において、1はエレベータの昇降路、2は昇降路1内を昇降するかご、3はかご2を懸架する主ロープ、4は昇降路1の下部に設けられた、かご2を駆動するための巻上機である。上記主ロープ3は、一端部がかご2に接続されるとともに、中間部が昇降路1頂部の2つの滑車5に巻き掛けられ、他端部が巻上機4の駆動綱車(図示せず)に巻き付けられている。即ち、巻上機4の駆動綱車が回転することにより、その回転方向に応じて主ロープ3が駆動綱車から繰り出され、或いは駆動綱車に巻き取られ、かご2が昇降路1内を昇降する。
なお、本実施の形態では、主ロープ巻き取り方式の巻上機4について説明しているが、巻上機4は、例えば、トラクション駆動方式等、他の駆動方式を採用するものであっても構わない。
なお、本実施の形態では、主ロープ巻き取り方式の巻上機4について説明しているが、巻上機4は、例えば、トラクション駆動方式等、他の駆動方式を採用するものであっても構わない。
巻上機4は、その要部が、上記駆動綱車、この駆動綱車を駆動するための電動機6、ブレーキディスク7、二組の制動機8及び9によって構成されている。
ブレーキディスク7は、電動機6の主軸6aに設けられている。即ち、ブレーキディスク7は、駆動綱車に連動し、駆動綱車とともに回動及び静止する。
ブレーキディスク7は、電動機6の主軸6aに設けられている。即ち、ブレーキディスク7は、駆動綱車に連動し、駆動綱車とともに回動及び静止する。
制動機8及び9は、乗客の乗降時にかご2が動き出すことを防止するために備えられたものであり、かご2の停止時に制動動作し、巻上機4の駆動綱車の回動を阻止する機能を有している。具体的に、制動機8及び9は、主軸6aを間に挟んでブレーキディスク7の両側(図1及び図2に示すものでは、ブレーキディスク7の上側及び下側)に設けられている。そして、かご2の停止時に、上側の制動機8がブレーキディスク7の上端部を、下側の制動機9がブレーキディスク7の下端部をそれぞれ挟み込むことにより、ブレーキディスク7(主軸6a及び駆動綱車)の回動を阻止して、かご2を昇降路1内で静止保持する。
また、各制動機8及び9には、機械的操作によってその制動力を強制的に解放させるための機構(制動力解放機構)がそれぞれ設けられている。なお、図2には、制動機8の制動力解放機構が解放レバー10により、また、制動機9の制動力解放機構が解放レバー11により構成される場合を示している。
解放レバー10及び11は、それら(解放レバー10及び11)同士を結んだ直線方向(図1及び図2に示すものでは上下方向)であって、且つ同じ所定の方向に所定距離変位されることにより、対応する制動機の制動力を強制的に解放するように構成されている。具体的に、解放レバー10は、通常位置からδ1だけ下方に変位されることにより、制動機8の制動力を強制解放する。また、解放レバー11は、通常位置からδ2だけ上記解放レバー10と同じ下方に変位されることにより、制動機9の制動力を強制解放する。
上記解放レバー10及び11には、貫通孔10a及び11aが形成されている。この貫通孔10a及び11aは一直線状に形成され、解放レバー10及び11が通常位置の時に各軸方向がそれぞれ上記所定の方向と一致するように配置されている。
次に、上記構成を有する二組の制動機8及び9に適用される制動力設定装置について説明する。
上記制動力設定装置は、所定の乗場からの操作によって上記二組の制動機8及び9の制動力を順次強制解放させる機能を有しており、例えば、鍔付きネジ棒12、ネジ孔付き鍔部、圧縮バネ13、操作レバー14、芯線15によってその要部が構成される。
上記制動力設定装置は、所定の乗場からの操作によって上記二組の制動機8及び9の制動力を順次強制解放させる機能を有しており、例えば、鍔付きネジ棒12、ネジ孔付き鍔部、圧縮バネ13、操作レバー14、芯線15によってその要部が構成される。
鍔付きネジ棒12は上下方向に長手を有し、先端ネジ部が貫通孔10aに下方から挿通されることにより、一端部に設けられた鍔部12aが解放レバー11の上面に対向するように配置される。また、鍔付きネジ棒12の上端部には、そのネジ部に、ワッシャ16及びナット17からなるネジ孔付き鍔部が設けられ、解放レバー10の上面に対向するように配置されている。そして、解放レバー10の上面と上記ネジ孔付き鍔部のワッシャ16の下面との間に、所定のたわみ量及びバネ定数を有する圧縮バネ13が設けられている。
操作レバー14は、制動機8及び9の制動力を強制解放させるために、エレベータの保守員等が操作する手段(操作手段)であり、例えば、エレベータの所定の乗場に設置されている。具体的に、操作レバー14と鍔付きネジ棒12の鍔部12aとの間には芯線15が接続されており、操作レバー14は、そのレバー部が図2に示すA方向に回転されることによって、芯線15を介して鍔付きネジ棒12を下方に移動させる機能を有している。なお、芯線15は、その一端部が、貫通孔11aを下方から挿通して解放レバー11上方の鍔部12aに接続されており、操作レバー14から解放レバー11の下方に至る部分が、可撓性の条体からなる外筒18内に配置されている。
制動機8及び9の制動力設定時等、エレベータ保守員が上記構成を有する制動力設定装置を用いて制動機8及び9の制動力を強制解放する必要がある場合、保守員はエレベータの乗場において操作レバー14を操作し、芯線15を介して鍔付きネジ棒12を下方に移動させる。
エレベータ保守員の上記操作によって、操作レバー14のレバー部が図2のA方向に回転されると、鍔付きネジ棒12が下方に移動することにより、解放レバー10がネジ孔付き鍔部(及び、圧縮バネ13)によって下方に付勢される。そして、解放レバー10の下方への変位量がδ1に達すると、解放レバー10の機能により、対応の制動機8の制動力が強制的に解放される。
なお、解放レバー11の上面と鍔部12aの下面との間には、制動機8の制動力を強制解放するために必要な解放レバー10の変位量δ1よりも大きな間隔(δ1+δ3)が形成されている。このため、解放レバー10の下方への変位量がδ1に達しても、鍔付きネジ棒12の鍔部12aは解放レバー11に接触せず、制動機9の制動力は解放されない。即ち、かかる状態では、下方に配置された制動機9のみ、制動力を保持している。
上記状態から操作レバー14のレバー部が図2のA方向に更に回転されると、圧縮バネ13が圧縮され、鍔付きネジ棒12が下方に移動する。そして、鍔付きネジ棒12の下方への移動量が(δ1+δ3)に達した時点で、鍔付きネジ棒12の鍔部12aが解放レバー11に上方から接触する。鍔部12aが解放レバー11に接触した後、操作レバー14のレバー部が図2のA方向に更に回転されることにより、鍔付きネジ棒12(鍔部12a)が更に下方に移動して、解放レバー11が鍔部12aによって下方に付勢される。そして、解放レバー11の下方への変位量がδ2に達すると、解放レバー11の機能により、対応の制動機9の制動力が強制的に解放される。つまり、制動機8及び9の双方の制動力が解放された状態となる。
なお、制動機8の制動力を解放してから解放レバー11を距離δ2だけ下方に変位させる必要があるため、圧縮バネ13は、制動機9の制動力を強制解放するために必要な解放レバー11の変位量δ2よりも大きなたわみ量を有する必要がある。
この発明の実施の形態1によれば、エレベータ巻上機4の制動力設定装置を簡単且つ安価に構成することができ、更に、巻上機4に備えられた二組の制動機8及び9に対して、その制動力を順次強制解放することができるようになる。即ち、芯線15と外筒18とからなる1本の解放ケーブルによって、二組の制動機8及び9を順次解放でき、各制動機8及び9の制動力調整に必要な状況を簡単且つ安価な構成で作り出すことが可能となる。
なお、制動機8の制動力を強制解放した際に圧縮バネ13にたわみが生じる場合には、解放レバー11と鍔付きネジ棒12との間に、制動力の強制解放に必要な解放レバー10の変位量δ1と、解放レバー10によって制動機8の制動力を強制解放した時の圧縮バネ13のたわみ量との合計値よりも大きな間隔を形成しておく。また、圧縮バネ13のたわみ量として、上記解放レバー11の変位量δ2と、解放レバー10によって制動機8の制動力を強制解放した時のたわみ量との合計値よりも大きな値を確保しておく。かかる構成を有することにより、制動機8及び9を確実に順次強制解放することができるようになる。
本実施の形態では、鍔付きネジ棒12等を使用して、制動力設定装置をより簡単且つ安価に構成する場合について説明した。しかし、制動力設定装置はこのような構成に限られるものではない。例えば、解放レバー10及び11の双方に挿通体を挿通し、この挿通体を解放レバー10及び11の変位方向に移動可能に構成しておく。また、この挿通体に、上記ネジ孔付き鍔部と同様の機能を有する第1鍔部と、鍔部12aと同様の機能を有する第2鍔部とを設けるとともに、解放レバー10と第1鍔部との間に圧縮バネ13を配置する。なお、本実施の形態は、上記挿通体の機能を、鍔付きネジ棒12の軸部と芯線15の他端部とによって実現したものである。かかる構成によっても上記効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、圧縮バネ13を解放レバー10とネジ孔付き鍔部(第1鍔部)との間に配置する場合について説明したが、圧縮バネ13を解放レバー11と鍔部12aとの間に配置しても良い。かかる場合、解放レバー10とネジ孔付き鍔部(第1鍔部)との間に、制動機9の制動力を強制解放するために必要な解放レバー11の変位量よりも大きな間隔を形成する。また、圧縮バネ13として、制動機8の制動力を強制解放するために必要な解放レバー10の変位量よりも大きなたわみ量を確保しておく。このような構成であれば、上記効果を奏することができる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ巻上機の制動力設定装置を示す要部構成図である。図3に示す巻上機19は、実施の形態1の巻上機4とは異なる構成を有し、主軸6aに対して直列に二組のブレーキディスク7a及び7bが備えられている。このため、制動機8及び9は各ブレーキディスク7a及び7bに対して設置されている。
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ巻上機の制動力設定装置を示す要部構成図である。図3に示す巻上機19は、実施の形態1の巻上機4とは異なる構成を有し、主軸6aに対して直列に二組のブレーキディスク7a及び7bが備えられている。このため、制動機8及び9は各ブレーキディスク7a及び7bに対して設置されている。
上記構成を有する巻上機19に対しても、解放レバー10及び11の構成が同じであれば、図3に示すように、実施の形態1において説明した制動力設定装置を適用できる。即ち、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能となる。
1 昇降路
2 かご
3 主ロープ
4、19 巻上機
5 滑車
6 電動機
6a 主軸
7、7a、7b ブレーキディスク
8、9 制動機
10、11 解放レバー
10a、11a 貫通孔
12 鍔付きネジ棒
12a 鍔部
13 圧縮バネ
14 操作レバー
15 芯線
16 ワッシャ
17 ナット
18 外筒
2 かご
3 主ロープ
4、19 巻上機
5 滑車
6 電動機
6a 主軸
7、7a、7b ブレーキディスク
8、9 制動機
10、11 解放レバー
10a、11a 貫通孔
12 鍔付きネジ棒
12a 鍔部
13 圧縮バネ
14 操作レバー
15 芯線
16 ワッシャ
17 ナット
18 外筒
Claims (4)
- エレベータの駆動綱車の回動を阻止する第1制動機及び第2制動機と、
前記第1制動機に設けられ、所定の方向に変位されることにより、前記第1制動機の制動力を強制的に解放させる第1制動力解放機構と、
前記第2制動機に設けられ、前記第1制動力解放機構と同じ前記所定の方向に変位されることにより、前記第2制動機の制動力を強制的に解放させる第2制動力解放機構と、
を備えたエレベータ巻上機の制動力設定装置であって、
前記第1制動力解放機構及び前記第2制動力解放機構の双方に挿通され、前記所定の方向に移動可能な挿通体と、
前記挿通体に設けられ、前記挿通体が前記所定の方向に移動した際に前記第1制動力解放機構に接近するように、前記第1制動力解放機構に対向して配置された第1鍔部と、
前記挿通体に設けられ、前記挿通体が前記所定の方向に移動した際に前記第2制動力解放機構に接近するように、前記第2制動力解放機構に対向して配置された第2鍔部と、
前記第1制動力解放機構及び前記第2制動力解放機構のうちの一方の制動力解放機構、並びに、前記第1鍔部及び前記第2鍔部のうち、前記一方の制動力解放機構に対向する一方の鍔部の間に設けられた圧縮バネと、
前記挿通体を前記所定の方向に移動させることにより、前記第1鍔部によって前記第1制動力解放機構を、前記第2鍔部によって前記第2制動力解放機構をそれぞれ前記所定の方向に変位させる操作手段と、
を備え、
前記圧縮バネは、制動力の強制解放に必要な他方の制動力解放機構の変位量よりも大きなたわみ量を有し、
前記他方の制動力解放機構と他方の鍔部とは、制動力の強制解放に必要な前記一方の制動力解放機構の変位量よりも大きな間隔を有して配置された
ことを特徴とするエレベータ巻上機の制動力設定装置。 - 他方の制動力解放機構及び他方の鍔部は、制動力の強制解放に必要な一方の制動力解放機構の変位量と、前記一方の制動力解放機構によって制動力を強制解放した時の圧縮バネのたわみ量との合計よりも大きな間隔を有して配置されたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ巻上機の制動力設定装置。
- エレベータの駆動綱車の回動を阻止する第1制動機及び第2制動機と、
前記第1制動機に設けられ、所定の方向に変位されることにより、前記第1制動機の制動力を強制的に解放させる第1制動力解放機構と、
前記第2制動機に設けられ、前記第1制動力解放機構と同じ前記所定の方向に変位されることにより、前記第2制動機の制動力を強制的に解放させる第2制動力解放機構と、
を備えたエレベータ巻上機の制動力設定装置であって、
前記第1制動力解放機構に挿通され、前記所定の方向に長手を有するとともに、一端側に形成された鍔部が、前記第2制動力解放機構に対向して配置された鍔付きネジ棒と、
前記第2制動力解放機構に挿通され、一端部が前記鍔付きネジ棒の前記鍔部に接続された芯線と、
前記鍔付きネジ棒の他端側のネジ部に設けられ、前記第1制動力解放機構に対向して配置されたネジ孔付き鍔部と、
前記第1制動力解放機構及び前記ネジ孔付き鍔部の間に設けられた圧縮バネと、
前記芯線の他端部が接続されるとともに、前記芯線を介して前記鍔付きネジ棒を前記所定の方向に移動させることにより、前記ネジ孔付き鍔部によって前記第1制動力解放機構を、前記鍔付きネジ棒の前記鍔部によって前記第2制動力解放機構をそれぞれ所定の方向に変位させる操作レバーと、
を備え、
前記圧縮バネは、制動力の強制解放に必要な前記第2制動力解放機構の変位量よりも大きなたわみ量を有し、
前記第2制動力解放機構と前記鍔付きネジ棒の前記鍔部とは、制動力の強制解放に必要な前記第1制動力解放機構の変位量よりも大きな間隔を有して配置された
ことを特徴とするエレベータ巻上機の制動力設定装置。 - 第2制動力解放機構及び鍔付きネジ棒の鍔部は、制動力の強制解放に必要な第1制動力解放機構の変位量と、前記第1制動力解放機構によって制動力が強制解放された時の圧縮バネのたわみ量との合計よりも大きな間隔を有して配置されたことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ巻上機の制動力設定装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104418208A (zh) * | 2013-09-05 | 2015-03-18 | 广西壮族自治区特种设备监督检验院 | 用于施工升降机两个制动器同时松闸和制动的解困装置 |
-
2008
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104418208A (zh) * | 2013-09-05 | 2015-03-18 | 广西壮族自治区特种设备监督检验院 | 用于施工升降机两个制动器同时松闸和制动的解困装置 |
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