JP2010041162A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができるとともに、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる無線通信システムを提供する。
【解決手段】基地局11と、基地局11と無線通信を行う第1端末25と、第1端末25と第2端末27との間の無線通信を中継するアクセスポイント23と、を備える無線通信システム1000において、第1端末25が、基地局11から送信される下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる第1端末25宛てのパケットを第1端末25が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得し、フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、その取得された期間情報に基づくパケット受信期間と、にアクセスポイント23に対するパケットの送信を停止することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムに関する。
従来、セルラー通信等の長距離無線通信や無線LAN通信等の短距離無線通信などの複数の無線通信方式を共用可能な端末が知られている。
このような端末においては、例えば、複数の無線通信方式による通信を同時に行うと、複数の無線通信の相互干渉により、パケットロスが発生する場合がある。
特に、信号の受信電力は送信電力よりも小さいため、端末が、一方の無線通信方式による送信を行っている間に他方の無線通信方式による受信を行うと、送信信号からの廻り込み干渉によって、他方の無線通信方式による受信ができなくなり、パケットロスが発生する場合がある。
そこで、相互干渉の影響を低減するために、例えば、一方の無線通信方式による通信を行っている間は、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信を停止させたりする方法が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2006−279943号公報 特許第3821142号公報
しかしながら、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりすると、他方の無線通信方式による通信が可能な期間が限られてしまい、他方の無線通信方式による通信が滞ってしまうという問題がある。
本発明の課題は、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができるとともに、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
基地局と、前記基地局と無線通信を行う端末と、前記端末と他の装置との間の無線通信を中継する中継装置と、を備える無線通信システムにおいて、
前記端末は、
通信時間が、前記基地局が下りフレームを送信する時間と、前記基地局が上りフレームを受信する時間と、に分割された時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段と、
前記中継装置と無線LAN(Local Area Network)通信を行う端末側無線LAN通信手段と、
前記端末側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記中継装置に対して送信させる端末側無線LAN送信制御手段と、
前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる当該端末宛てのパケットを当該端末が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得する端末側取得手段と、
を備え、
前記端末側無線LAN送信制御手段は、前記端末側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、前記端末側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット受信期間と、に前記端末側無線LAN通信手段による前記中継装置に対するパケットの送信を停止することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
基地局と、前記基地局と無線通信を行う端末と、前記端末と他の装置との間の無線通信を中継する中継装置と、を備える無線通信システムにおいて、
前記端末は、
通信時間が、前記基地局が下りフレームを送信する時間と、前記基地局が上りフレームを受信する時間と、に分割された時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段と、
前記中継装置と無線LAN(Local Area Network)通信を行う端末側無線LAN通信手段と、
前記端末側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記中継装置に対して送信させる端末側無線LAN送信制御手段と、
前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される前記上りフレームに含まれる当該端末からのパケットを当該端末が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得する端末側取得手段と、
前記端末側無線LAN通信手段を制御して、前記端末側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット送信期間の前に、当該パケット送信期間における前記無線LAN通信でのパケットの送信を停止するよう前記他の装置に対して要求する要求信号を、前記中継装置に対して送信させる端末側要求手段と、
を備え、
前記端末側無線LAN送信制御手段は、前記端末側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、前記端末側無線LAN通信手段による前記中継装置に対するパケットの送信を停止することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
前記端末側要求手段は、前記端末側無線LAN通信手段を制御して、前記パケット送信期間における前記無線LAN通信での前記端末宛てのパケットの送信を停止するよう前記他の装置に対して要求する要求信号を、前記中継装置に対して送信させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3の何れか一項に記載の無線通信システムにおいて、
前記中継装置は、
前記時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段と、
前記端末と無線LAN通信を行う中継側無線LAN通信手段と、
前記中継側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記端末に対して送信させる中継側無線LAN送信制御手段と、
前記中継側無線LAN通信手段を制御して、前記下りフレームに含まれるフレーム情報を前記端末に対して転送させる転送制御手段と、
を備え、
前記中継側無線LAN送信制御手段は、前記中継側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、前記中継側無線LAN通信手段による前記端末に対するパケットの送信を停止し、
前記端末側取得手段は、前記中継側無線LAN通信手段により転送されたフレーム情報から前記期間情報を取得することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
基地局と、前記基地局と無線通信を行う端末と、前記端末と他の装置との間の無線通信を中継する中継装置と、を備える無線通信システムにおいて、
前記端末は、
通信時間が、前記基地局が下りフレームを送信する時間と、前記基地局が上りフレームを受信する時間と、に分割された時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段と、
前記中継装置と無線LAN(Local Area Network)通信を行う端末側無線LAN通信手段と、
を備え、
前記中継装置は、
前記時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段と、
前記端末と無線LAN通信を行う中継側無線LAN通信手段と、
前記中継側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記端末に対して送信させる中継側無線LAN送信制御手段と、
前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される前記上りフレームに含まれる前記端末からのパケットを当該端末が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得する中継側取得手段と、
を備え、
前記中継側無線LAN送信制御手段は、前記中継側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、前記中継側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット送信期間と、に前記中継側無線LAN通信手段による前記端末に対するパケットの送信を停止することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、
基地局と、前記基地局と無線通信を行う端末と、前記端末と前記基地局との間の無線通信を中継する中継装置と、を備える無線通信システムにおいて、
前記端末は、
通信時間が、前記基地局が下りフレームを送信する時間と、前記基地局が上りフレームを受信する時間と、に分割された時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段と、
前記中継装置と無線LAN(Local Area Network)通信を行う端末側無線LAN通信手段と、
前記端末側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記中継装置に対して送信させる端末側無線LAN送信制御手段と、
前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる当該端末宛てのパケットを前記端末が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得する端末側取得手段と、
を備え、
前記端末側無線LAN送信制御手段は、前記端末側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、前記端末側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット受信期間と、に前記端末側無線LAN通信手段による前記中継装置に対するパケットの送信を停止し、
前記中継装置は、
前記時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段と、
前記端末と無線LAN通信を行う中継側無線LAN通信手段と、
前記中継側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記端末に対して送信させる中継側無線LAN送信制御手段と、
前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される前記上りフレームに含まれる前記端末からのパケットを当該中継装置が中継するパケット中継期間に関する期間情報を取得する中継側取得手段と、
前記中継側無線LAN通信手段を制御して、前記中継側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット中継期間の前に、前記端末からのパケットを送信するよう要求する要求信号を当該端末に対して送信させる中継側要求手段と、
前記中継側セルラー通信手段を制御して、前記中継側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット中継期間に、前記中継側無線LAN通信手段により送信された要求信号に従って前記端末側無線LAN通信手段から送信された前記端末からのパケットを前記基地局に対して送信させる中継側セルラー送信制御手段と、
を備え、
前記中継側無線LAN送信制御手段は、前記中継側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、前記中継側無線LAN通信手段による前記端末に対するパケットの送信を停止することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、
請求項6に記載の無線通信システムにおいて、
前記中継装置は、
前記中継側無線LAN通信手段を制御して、前記下りフレームに含まれるフレーム情報を前記端末に対して転送させる転送制御手段を備え、
前記端末側取得手段は、前記中継側無線LAN通信手段により転送されたフレーム情報から前記期間情報を取得することを特徴とする無線通信システム。
本発明によれば、端末は、下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる当該端末宛てのパケットを当該端末が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得し、フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、その取得された期間情報に基づくパケット受信期間と、に中継装置に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、端末が基地局からの送信を受信する期間は、端末による中継装置に対するパケットの送信が禁止される。したがって、端末によるセルラー通信でのパケットの受信と、端末による無線LAN通信でのパケットの送信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、端末が基地局からの送信を受信する期間に、端末による中継装置に対するパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
本発明によれば、端末は、下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される上りフレームに含まれる当該端末からのパケットを当該端末が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得し、その取得された期間情報に基づくパケット送信期間の前に、当該パケット送信期間における無線LAN通信でのパケットの送信を停止するよう他の装置に対して要求する要求信号を、中継装置に対して送信させるようになっている。また、端末は、フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、中継装置に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、端末は、パケット送信期間の前に、当該パケット送信期間における無線LAN通信でのパケットの送信を停止するよう他の装置に対して要求する要求信号を、中継装置に対して送信するようになっている。
すなわち、端末が基地局に対してパケットを送信する期間は、他の装置によるパケットの送信は禁止されるため、端末による中継装置からのパケットの受信は行われない。したがって、端末によるセルラー通信でのパケットの送信と、端末による無線LAN通信でのパケットの受信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、端末が基地局に対してパケットを送信する期間に、他の装置によるパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
本発明によれば、中継装置は、下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される上りフレームに含まれる端末からのパケットを当該端末が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得し、フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、その取得された期間情報に基づくパケット送信期間と、に端末に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、端末が基地局に対してパケットを送信する期間は、中継装置による端末宛てのパケットの送信は禁止されるため、端末による中継装置からのパケットの受信は行われない。したがって、端末によるセルラー通信でのパケットの送信と、端末による無線LAN通信でのパケットの受信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、端末が基地局に対してパケットを送信する期間に、中継装置による端末宛てのパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
本発明によれば、端末は、下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる当該端末宛てのパケットを当該端末が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得し、フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、その取得された期間情報に基づくパケット受信期間と、に中継装置に対するパケットの送信を停止する。
すなわち、端末が基地局からの送信を受信する期間は、端末による中継装置に対するパケットの送信が禁止される。したがって、端末によるセルラー通信でのパケットの受信と、端末による無線LAN通信でのパケットの送信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
そして、中継装置は、下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される上りフレームに含まれる端末からのパケットを当該中継装置が中継するパケット中継期間に関する期間情報を取得して、その取得された期間情報に基づくパケット中継期間の前に、端末からのパケットを送信するよう要求する要求信号を当該端末に対して送信させるとともに、その取得された期間情報に基づくパケット中継期間に、要求信号に従って端末から送信された当該端末からのパケットを基地局に対して送信させ、フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、端末に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、端末から送信される基地局宛てのパケットは中継装置を介して基地局に送信されるため、端末は、基地局に対して直接パケットを送信しない。したがって、端末によるセルラー通信でのパケットの送信と、端末による無線LAN通信でのパケットの受信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、端末が基地局からの送信を受信する期間に、端末による中継器に対するパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
以下、図を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態における無線通信システム1000について説明する。
<無線通信システムの構成>
図1に無線通信システム1000の機能的構成を示すブロック図を示す。
無線通信システム1000は、例えば、屋内Dをサポートする無線LAN(Local Area Network)システムと、無線LANシステムがサポートするエリアよりも広いエリア(例えば、半径10km程度のエリア)をサポートするセルラーシステムと、により構成される。
具体的には、無線通信システム1000は、例えば、図1に示すように、基地局11と、基地局11と無線通信を行う端末としての第1端末15と、第1端末15と他の装置(例えば、第2端末17,17)との間の無線通信を中継する中継装置としてのアクセスポイント13と、などを備えて構成される。
無線通信システム1000においては、例えば、基地局11及び第1端末15でセルラーシステムを構成し、第1端末15、第2端末17及びアクセスポイント13で無線LANシステムを構成している。
なお、他の装置(第2端末17)の個数は、2個に限ることはなく、1個であっても良いし、2個以上であっても良い。
無線通信システム1000では、例えば、基地局11と第1端末15との間で、時分割方式のセルラー通信によりパケットの送受信が行われるようになっている。ここで、時分割方式とは、例えば、通信時間が、基地局11が下りフレームを送信する時間と、基地局11が上りフレームを受信する時間と、に分割された方式であり、例えば、TDD(Time Division Duplex)方式などである。
また、第1端末15とアクセスポイント13との間で、無線LAN通信でのパケットの送受信が行われるとともに、第2端末17とアクセスポイント13との間で、無線LAN通信でのパケットの送受信が行われるようになっている。すなわち、アクセスポイント13を介して、第1端末15と第2端末17との間で、無線LAN通信によりパケットの送受信が行われるようになっている。
セルラーシステムは、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術を用いた無線通信システムであり、無線LANシステムは、例えば、WiFi(Wireless Fidelity)技術を用いた無線通信システムである。
なお、セルラーシステムは、WiMAX技術を用いた無線通信システムに限ることはなく、セルラーシステムを構成する基地局11と第1端末15との間でセルラー通信が行える無線通信システムであれば任意であり、例えば、3.9Gセルラーなどの技術を用いた無線通信システムであっても良い。
また、無線LANシステムは、WiFi技術を用いた無線通信システムに限ることはなく、無線LANシステムを構成する第1端末15や第2端末17とアクセスポイント13との間で無線LAN通信が行える無線通信システムであれば任意であり、例えば、UWB(Ultra Wide Band)などの技術を用いた無線通信システムであっても良い。
<基地局>
基地局11は、例えば、基地局11と接続する端末(第1端末15など)との間で時分割方式のセルラー通信(TDD方式のWiMAX通信)を行うセルラー基地局である。
具体的には、基地局11は、例えば、端末に対して「当該端末宛てのパケット(基地局11からのパケット)」を送信したり、端末から送信された「当該端末からのパケット(基地局11宛てのパケット)」を受信したりする。
ここで、基地局11が、基地局11と接続する端末に対して送信する下りフレームは、例えば、図5に示すように、ヘッダ領域と、データ領域と、などから構成される。
下りフレームを構成するヘッダ領域は、例えば、その下りフレームを送信した基地局11を識別するための基地局識別情報と、下り期間情報や上り期間情報などから構成されるフレーム情報と、などを含むヘッダ情報から構成されている。
フレーム情報を構成する下り期間情報は、例えば、そのフレーム情報を含む下りフレームのデータ領域中に割り当てられた各端末宛てのパケット用の領域の位置(すなわち、各端末宛てのパケットを基地局11が送信するタイミング(期間))に関する情報である。
また、フレーム情報を構成する上り期間情報は、例えば、そのフレーム情報を含む下りフレームの次に通信される上りフレームのデータ領域中に割り当てられる各端末からのパケット用の領域の位置(すなわち、各端末から送信される基地局11宛てのパケットを基地局11が受信するタイミング(期間))に関する情報である。
下りフレームを構成するデータ領域は、例えば、基地局11から送信された各端末宛てのパケットなどから構成されている。
基地局11は、例えば、下りフレームのデータ領域において、各端末宛てのパケットそれぞれを、下り期間情報に基づくタイミングで順次送信するようになっている。
また、基地局11が、基地局11と接続する端末からの送信を受信する上りフレームは、例えば、図5に示すように、ヘッダ領域と、データ領域と、などから構成される。
上りフレームを構成するヘッダ領域は、例えば、フレーム予約情報などから構成されている。
フレーム予約情報は、例えば、各端末が、そのフレーム予約情報を含む上りフレームの次に通信される上りフレームのデータ領域中の所定領域を、当該端末から送信される当該端末からのパケット用に割り当てるよう予約するための割り当て予約に関する情報である。
上りフレームを構成するデータ領域は、例えば、各端末から送信された当該端末からのパケットなどから構成されている。
各端末は、例えば、上りフレームのデータ領域において、当該端末からのパケットを、上り期間情報に基づくタイミングで送信するようになっている。
<アクセスポイント>
図2にアクセスポイント13の機能的構成を示すブロック図を示す。
アクセスポイント13は、例えば、アクセスポイント13と接続する端末(第1端末15や第2端末17)との間で無線LAN通信(WiFi通信)を行う無線LANアクセスポイントである。
具体的には、アクセスポイント13は、例えば、端末に対して「当該端末宛てのパケット(アクセスポイント13からのパケット)」を送信したり、端末から送信された「当該端末からのパケット(アクセスポイント13宛てのパケット)」を受信したりする。
アクセスポイント13としては、例えば、屋内Dの壁面などに設けられたコンセントから電源を引き込むことができる電源接続可能な固定型の装置が好ましいが、端末同士の間での無線LAN通信を中継できる装置であれば任意であり、例えば、モバイルルータなどの携帯型の装置であっても良い。
具体的には、アクセスポイント13は、例えば、LAN送受分離部131と、LAN受信部132と、LAN受信用復調部133と、LAN送信用変調部134と、LAN送信部135と、制御部136と、などを備えて構成される。
LAN送受分離部131は、例えば、無線LAN通信用アンテナ131aを有しており、アクセスポイント13と無線LAN(WiFiネットワーク)を介して接続する端末との間で、無線LAN通信を行う。
具体的には、LAN送受分離部131は、例えば、制御部136から入力される制御信号に従って、端末から送信されたパケットを受信してLAN受信部132に出力するとともに、LAN送信部135から入力されたパケットを端末に対して送信する。
LAN受信部132は、例えば、制御部136から入力される制御信号に従って、LAN送受分離部131から入力されたパケットをLAN受信用復調部133に出力する。
LAN受信用復調部133は、例えば、制御部136から入力される制御信号に従って、LAN受信部132から入力されたパケットを復調して所定の処理を施し、LAN送信用変調部134に出力する。
LAN送信用変調部134は、例えば、制御部136から入力される制御信号に従って、LAN受信用復調部133から入力されたパケットを再度変調して、LAN送信部135に出力する。
LAN送信部135は、例えば、制御部136から入力される制御信号に従って、LAN送信用変調部134から入力されたパケットをLAN送受分離部131に出力する。
なお、第1端末15と無線LAN通信を行う中継側無線LAN通信手段は、例えば、LAN送受分離部131と、LAN受信部132と、LAN送信部135と、からなる。
制御部136は、例えば、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)1361と、RAM(Random Access Memory)1362と、計時部1363と、記憶部1364と、などを備えて構成される。
CPU1361は、例えば、記憶部1364に記憶されたアクセスポイント13用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAM1362は、例えば、CPU1361によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
計時部1363は、例えば、CPU1361から入力される制御信号に従って、所与の計時処理を行う。
記憶部1364は、例えば、アクセスポイント13で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU1361によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部1364に記憶されている。
具体的には、記憶部1363は、例えば、図2に示すように、LAN送信制御プログラム1364aなどを記憶している。
LAN送信制御プログラム1364aは、例えば、LAN送信部135及びLAN送受分離部131を制御して、LAN送受分離部131及びLAN受信部132により受信された第1端末15や第2端末17からのパケットを、第1端末15や第2端末17に対して送信させる機能を、CPU1361に実現させる。
具体的には、例えば、LAN送受分離部131及びLAN受信部132が、第1端末15から送信された第2端末17宛てのパケットを受信した場合、CPU1361は、例えば、そのパケットを、LAN受信用復調部133により復調して、LAN送信用変調部134により再度変調し、そして、LAN送信部135及びLAN送受分離部131により第2端末17に対して送信させるようになっている。
また、例えば、LAN送受分離部131及びLAN受信部132が、第2端末17から送信された第1端末15宛てのパケットを受信した場合、CPU1361は、例えば、そのパケットを、LAN受信用復調部133により復調して、LAN送信用変調部134により再度変調し、そして、LAN送信部135及びLAN送受分離部131により第1端末15に対して送信させるようになっている。
ここで、アクセスポイント13には、基地局11から下りフレームが送信されるタイミング(期間)と、基地局11が上りフレームを受信するタイミング(期間)と、が予め設定されており、CPU1361は、例えば、基地局11から下りフレームが送信される期間に、LAN送信部135及びLAN送受分離部131による第1端末15や第2端末17に対するパケットの送信を行うようになっている。
CPU1361は、かかるLAN送信制御プログラム1364aを実行することによって、中継側無線LAN送信制御手段として機能する。
<第1端末>
図3に第1端末15の機能的構成を示すブロック図を示す。
第1端末15は、例えば、第1端末15と接続する基地局11との間で時分割方式のセルラー通信(TDD方式のWiMAX通信)を行うとともに、第1端末15と接続するアクセスポイント13との間で無線LAN通信(WiFi通信)を行う、セルラー通信・無線LAN通信共用端末である。
具体的には、第1端末15は、例えば、基地局11に対して「第1端末15からのパケット(基地局11宛てのパケット)」を送信したり、基地局11から送信された「第1端末15宛てのパケット(基地局11からのパケット)」を受信したりするとともに、アクセスポイント13に対して「第1端末15からのパケット(アクセスポイント13宛てのパケット)」を送信したり、アクセスポイント13から送信された「第1端末15宛てのパケット(アクセスポイント13からのパケット)」を受信したりする。
第1端末15としては、携帯型の装置が好ましいが、基地局11及びアクセスポイント13と通信できる装置であれば任意であり、例えば、固定型の装置であっても良い。
第1端末15は、例えば、図3に示すように、入力された所定のパケットを再生する再生装置15aと接続している。なお、第1端末15と再生装置15aとは、別体として構成されていても良いし、一体的に構成されていても良い。再生装置15aと一体的に構成されている場合、第1端末15としては、例えば、携帯電話機などが挙げられる。
具体的には、第1端末15は、例えば、図3に示すように、LAN送受分離部151と、LAN受信部152と、LAN受信用復調部153と、LAN送信用変調部154と、LAN送信部155と、セルラー送受分離部156と、セルラー受信部154と、セルラー受信用復調部158と、セルラー送信用変調部159と、セルラー送信部160と、出力部161と、制御部162と、などを備えて構成される。
LAN送受分離部151は、例えば、無線LAN通信用アンテナ151aを有しており、第1端末15と無線LAN(WiFiネットワーク)を介して接続するアクセスポイント13との間で、無線LAN通信を行う。
具体的には、LAN送受分離部151は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、アクセスポイント13から送信されたパケットを受信してLAN受信部152に出力するとともに、LAN送信部155から入力されたパケットをアクセスポイント13に対して送信する。
LAN受信部152は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、LAN送受分離部151から入力されたパケットをLAN受信用復調部153に出力する。
LAN受信用復調部153は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、LAN受信部152から入力されたパケットを復調して所定の処理を施し、制御部162や出力部161に出力する。
LAN送信用変調部154は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、制御部162が作成したパケットを変調して、LAN送信部155に出力する。
LAN送信部155は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、LAN送信用変調部154から入力されたパケットをLAN送受分離部151に出力する。
なお、アクセスポイント13と無線LAN通信を行う端末側無線LAN通信手段は、例えば、LAN送受分離部151と、LAN受信部152と、LAN送信部155と、からなる。
セルラー送受分離部156は、例えば、セルラー通信用アンテナ156aを有しており、第1端末15とセルラーネットワーク(WiMAXネットワーク)を介して接続する基地局11との間で、セルラー通信を行う。
具体的には、セルラー送受分離部156は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、基地局11から送信されたパケットを受信してセルラー受信部157に出力するとともに、セルラー送信部160から入力されたパケットを基地局11に対して送信する。
また、セルラー送受分離部156は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報を受信してセルラー受信部157に出力する。
セルラー受信部157は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、セルラー送受分離部156から入力されたパケットをセルラー受信用復調部158に出力する。
また、セルラー受信部157は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、セルラー送受分離部156から入力されたヘッダ情報をセルラー受信用復調部159に出力する。
セルラー受信用復調部158は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、セルラー受信部157から入力されたパケットを復調して所定の処理を施し、出力部161に出力する。
また、セルラー受信用復調部158は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、セルラー受信部157から入力されたヘッダ情報を復調して所定の処理を施し、制御部162に出力する。
セルラー送信用変調部159は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、制御部162が作成したパケットを変調して、セルラー送信部160に出力する。
セルラー送信部160は、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、セルラー送信用変調部159から入力されたパケットをセルラー送受分離部156に出力する。
なお、時分割方式によって、基地局11とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段は、例えば、セルラー送受分離部156と、セルラー受信部157と、セルラー送信部160と、からなる。
出力部161は、例えば、再生装置15aと接続するためのインターフェースを備えており、例えば、制御部162から入力される制御信号に従って、LAN受信用復調部153やセルラー受信用復調部158から入力されたパケットを再生装置15aに対して出力する。
再生装置15aは、例えば、第1端末15(出力部161)から入力されたパケットを再生して、視聴可能となるように出力する装置である。
具体的には、再生装置15aは、例えば、パケットを再生する再生部と、再生部により再生されたパケットに基づく映像を表示する表示部と、再生部により再生されたパケットに基づく音声を出力する音声出力部と、などを備えて構成される。
制御部162は、例えば、図3に示すように、CPU1621と、RAM1622と、計時部1623と、記憶部1624と、などを備えて構成される。
CPU1621は、例えば、記憶部1624に記憶された第1端末15用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAN1622は、例えば、CPU1621によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
計時部1623は、例えば、CPU1621から入力される制御信号に従って、所与の計時処理を行う。
記憶部1624は、例えば、第1端末15で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU1621によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部1624に記憶されている。
具体的には、記憶部1624は、例えば、図3に示すように、取得プログラム1624aと、パケット作成プログラム1624bと、LAN送信制御プログラム1624cと、セルラー送信制御プログラム1624dと、などを記憶している。
取得プログラム1624aは、例えば、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報中のフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる第1端末15宛てのパケットを第1端末15が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得するとともに、当該下りフレームの次に通信される上りフレームに含まれる第1端末15からのパケット(基地局11宛てのパケット)を第1端末15が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得する機能を、CPU1621に実現させる。
具体的には、例えば、セルラー送受分離部156及びセルラー受信部157が、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報を受信すると、CPU1621は、例えば、そのヘッダ情報に含まれるフレーム情報を構成する下り期間情報の中から、その下りフレームのデータ領域中に割り当てられた第1端末15宛てのパケット用の領域の位置(すなわち、第1端末15宛てのパケットを基地局11が送信するタイミング(期間))に関する情報を、第1端末15宛てのパケット情報を第1端末15が受信するパケット受信期間に関する期間情報として取得する。また、CPU1621は、例えば、そのヘッダ情報に含まれるフレーム情報を構成する上り期間情報の中から、その下りフレームの次に通信される上りフレームのデータ領域中に割り当てられる第1端末15からのパケット用の領域の位置(すなわち、第1端末15から送信される基地局11宛てのパケットを基地局11が受信するタイミング(期間))に関する情報を、基地局11宛てのパケットを第1端末15が送信するパケット送信期間に関する期間情報として取得する。
CPU1621は、かかる取得プログラム1624aを実行することによって、端末側取得手段として機能する。
パケット作成プログラム1624bは、例えば、基地局11宛てのパケットと、アクセスポイント13宛てのパケット(第2端末17宛てのパケット)と、などを作成する機能を、CPU1631に実現させる。
LAN送信制御プログラム1624cは、例えば、LAN送信部155及びLAN送受分離部151を制御して、パケット作成プログラム1624bを実行したCPU1621により作成されたアクセスポイント13宛てのパケット(第2端末17宛てのパケット)を、アクセスポイント13に対して送信させる機能を、CPU1621に実現させる。
具体的には、例えば、パケット作成プログラム1624bを実行したCPU1621が、第2端末17宛てのパケットを作成した場合、CPU1361は、例えば、そのパケットを、LAN送信用変調部154により変調し、そして、LAN送信部155及びLAN送受分離部151によりアクセスポイント13に対して送信させるようになっている。
ここで、第1端末15には、基地局11から下りフレームが送信されるタイミング(期間)と、基地局11が上りフレームを受信するタイミング(期間)と、が予め設定されており、CPU1621は、例えば、基地局11が上りフレームを受信する期間に、LAN送信部155及びLAN送受分離部151によるアクセスポイント13に対するパケットの送信を行うようになっている。
CPU1621は、かかるLAN送信制御プログラム1624cを実行することによって、端末側無線LAN送信制御手段として機能する。
セルラー送信制御プログラム1624dは、例えば、セルラー送信部160及びセルラー送受分離部156を制御して、パケット作成プログラム1624bを実行したCPU1621により作成された基地局11宛てのパケットを、基地局11に対して送信させる機能を、CPU1621に実現させる。
具体的には、例えば、パケット作成プログラム1624dを実行したCPU1621が、基地局11宛てのパケットを作成した場合、CPU1361は、例えば、そのパケットを、セルラー送信用変調部159により変調し、そして、取得プログラム1624aを実行したCPU1621により取得された期間情報に基づくパケット送信期間に、セルラー送信部160及びセルラー送受分離部156により基地局11に対して送信させるようになっている。
<第2端末>
図4に第2端末17の機能的構成を示すブロック図を示す。
第2端末17は、例えば、第2端末17と接続するアクセスポイント13との間で無線LAN通信(WiFi通信)を行う無線LAN通信端末である。
具体的には、第2端末17は、例えば、アクセスポイント13に対して「第2端末17からのパケット(アクセスポイント13宛てのパケット)」を送信したり、アクセスポイント13から送信された「第2端末17宛てのパケット(アクセスポイント13からのパケット)」を受信したりする。
第2端末17としては、携帯型の装置が好ましいが、アクセスポイント13と通信できる装置であれば任意であり、例えば、固定型の装置であっても良い。
第2端末17は、例えば、図4に示すように、入力された所定のパケットを再生する再生装置17aと接続している。なお、第2端末17と再生装置17aとは、別体として構成されていても良いし、一体的に構成されていても良い。再生装置17aと一体的に構成されている場合、第2端末17としては、例えば、携帯電話機などが挙げられる。
具体的には、第2端末17は、例えば、図4に示すように、LAN送受分離部171と、LAN受信部172と、LAN受信用復調部173と、LAN送信用変調部174と、LAN送信部175と、出力部176と、制御部177と、などを備えて構成される。
LAN送受分離部171は、例えば、無線LAN通信用アンテナ171aを有しており、第2端末17と無線LAN(WiFiネットワーク)を介して接続するアクセスポイント13との間で、無線LAN通信を行う。
具体的には、LAN送受分離部171は、例えば、制御部177から入力される制御信号に従って、アクセスポイント13から送信されたパケットを受信してLAN受信部172に出力するとともに、LAN送信部175から入力されたパケットをアクセスポイント13に対して送信する。
LAN受信部172は、例えば、制御部177から入力される制御信号に従って、LAN送受分離部171から入力されたパケットをLAN受信用復調部173に出力する。
LAN受信用復調部173は、例えば、制御部177から入力される制御信号に従って、LAN受信部172から入力されたパケットを復調して所定の処理を施し、出力部176に出力する。
LAN送信用変調部174は、例えば、制御部177から入力される制御信号に従って、制御部177が作成したパケットを変調して、LAN送信部175に出力する。
LAN送信部175は、例えば、制御部177から入力される制御信号に従って、LAN送信用変調部174から入力されたパケットをLAN送受分離部171に出力する。
出力部176は、例えば、再生装置17aと接続するためのインターフェースを備えており、例えば、制御部177から入力される制御信号に従って、LAN受信用復調部173から入力されたパケットを再生装置17aに対して出力する。
再生装置17aは、例えば、第2端末17(出力部176)から入力されたパケットを再生して、視聴可能となるように出力する装置である。
具体的には、再生装置17aは、例えば、パケットを再生する再生部と、再生部により再生されたパケットに基づく映像を表示する表示部と、再生部により再生されたパケットに基づく音声を出力する音声出力部と、などを備えて構成される。
制御部177は、例えば、図4に示すように、CPU1771と、RAM1772と、計時部1773と、記憶部1774と、などを備えて構成される。
CPU1771は、例えば、記憶部1774に記憶された第2端末17用の各種処理プログラムに従って各種の制御動作を行う。
RAN1772は、例えば、CPU1771によって実行される処理プログラムなどを展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果などを格納するデータ格納領域などを備える。
計時部1773は、例えば、CPU1771から入力される制御信号に従って、所与の計時処理を行う。
記憶部1774は、例えば、第2端末17で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラム、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ、CPU1771によって演算処理された処理結果のデータなどを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードの形で記憶部1774に記憶されている。
具体的には、記憶部1774は、例えば、図4に示すように、パケット作成プログラム1774aと、LAN送信制御プログラム1774bと、などを記憶している。
パケット作成プログラム1774aは、例えば、アクセスポイント13宛てのパケット(第1端末15宛てのパケットや他の第2端末17宛てのパケット)などを作成する機能を、CPU1771に実現させる。
LAN送信制御プログラム1774bは、例えば、LAN送信部175及びLAN送受分離部171を制御して、パケット作成プログラム1774aを実行したCPU1771により作成されたアクセスポイント13宛てのパケット(第1端末15宛てのパケットや他の第2端末17宛てのパケット)を、アクセスポイント13に対して送信させる機能を、CPU1771に実現させる。
具体的には、例えば、パケット作成プログラム1774aを実行したCPU1771が、第1端末15宛てのパケットや他の第2端末17宛てのパケットを作成した場合、CPU1771は、例えば、そのパケットを、LAN送信用変調部174により変調し、そして、LAN送信部175及びLAN送受分離部171によりアクセスポイント13に対して送信させるようになっている。
<WiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信>
次に、無線通信システム1000におけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について、図5を参照して説明する。
具体的には、第1端末15は、基地局11が上りフレームを受信する期間にのみ、アクセスポイント13に対するパケットの送信を行うようになっている。すなわち、基地局11が下りフレームを送信する期間は、第1端末15によるアクセスポイント13に対するパケットの送信は行われない。
したがって、第1端末15は、アクセスポイント13宛てのパケットの送信が禁止されている際に、基地局11から送信された第1端末15宛てのパケットを受信するため、第1端末15によるWiMAX通信でのパケットの受信と、第1端末15によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、アクセスポイント13は、基地局11から下りフレームが送信される期間にのみ、端末に対するパケットの送信を行うようになっている。すなわち、基地局11が上りフレームを受信する期間は、アクセスポイント13による第1端末15や第2端末17に対するパケットの送信は行われないため、第1端末15によるアクセスポイント13からのパケットの受信は行われない。
したがって、第1端末15は、アクセスポイント13によるパケットの送信が禁止されている際に、基地局11宛てのパケットを送信するため、第1端末15によるWiMAX通信でのパケットの送信と、第1端末15によるWiFi通信でのパケットの受信と、が重なることがない。
以上説明した第1の実施の形態の無線通信システム1000によれば、基地局11と、基地局11と無線通信を行う第1端末15と、第1端末15と第2端末17との間の無線通信を中継するアクセスポイント13と、を備えている。
アクセスポイント13は、第1端末15や第2端末17と無線LAN通信(WiFi通信)を行うLAN送受分離部131、LAN受信部132及びLAN送信部135を備えており、第1端末15や第2端末17に対してパケットを送信するようになっている。
また、第1端末15は、アクセスポイント13と無線LAN通信(WiFi通信)を行うLAN送受分離部151、LAN受信部152及びLAN送信部155を備えており、アクセスポイント13に対してパケットを送信するようになっている。さらに、第1端末15は、時分割方式(TDD方式)によって、基地局11とセルラー通信(WiMAX通信)を行うセルラー送受分離部156、セルラー受信部157及びセルラー送信部160を備えており、下りフレームに含まれるヘッダ情報中のフレーム情報から、パケット受信期間に関する期間情報やパケット送信期間に関する期間情報を取得して、その取得された期間情報に基づくパケット送信期間に、基地局11に対してパケットを送信するようになっている。
そして、アクセスポイント13は、基地局11から下りフレームが送信される期間にのみ、第1端末15や第2端末17に対するパケットの送信を行うようになっている。
すなわち、基地局11が上りフレームを受信する期間は、アクセスポイント13による第1端末15や第2端末17に対するパケットの送信は禁止されるため、第1端末15によるアクセスポイント13からのパケットの受信は行われない。したがって、第1端末15によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの送信と、第1端末15による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの受信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、第1端末15は、基地局11が上りフレームを受信する期間にのみ、アクセスポイント13に対するパケットの送信を行うようになっている。
すなわち、基地局11が下りフレームを送信する期間は、第1端末15によるアクセスポイント13に対するパケットの送信が禁止されるため、第1端末15によるアクセスポイント13に対するパケットの送信は行われない。したがって、第1端末15によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの受信と、第1端末15による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの送信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、基地局11が上りフレームを受信する期間に、アクセスポイント13による第1端末15や第2端末17に対するパケットの送信が禁止されて、基地局11が下りフレームを送信する期間に、第1端末15によるアクセスポイント13に対するパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態における無線通信システム2000について説明する。
<無線通信システムの構成>
図6に無線通信システム2000の機能的構成を示すブロック図を示す。
なお、第2の実施の形態の無線通信システム2000は、WiFi通信でのパケットの送信が許可されている期間が、第1の実施の形態の無線通信システム1000と異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
無線通信システム2000は、例えば、図6に示すように、基地局11と、基地局11と無線通信を行う端末としての第1端末25と、第1端末25と他の装置(例えば、第2端末27,27)との間の無線通信を中継する中継装置としてのアクセスポイント23と、などを備えて構成される。
<アクセスポイント>
図7にアクセスポイント23の機能的構成を示すブロック図を示す。
アクセスポイント23は、例えば、LAN送受分離部131と、LAN受信部132と、LAN受信用復調部133と、LAN送信用変調部134と、LAN送信部135と、制御部236と、などを備えて構成される。
制御部236は、例えば、図7に示すように、CPU1361と、RAM1362と、計時部1363と、記憶部2364と、などを備えて構成される。
記憶部2363は、例えば、図7に示すように、LAN送信制御プログラム2364aなどを記憶している。
LAN送信制御プログラム2364aは、例えば、LAN送信部135及びLAN送受分離部131を制御して、LAN送受分離部131及びLAN受信部132により受信された第1端末25や第2端末27からのパケットを、第1端末25や第2端末27に対して送信させる機能を、CPU1361に実現させる。
ここで、第1の実施の形態では、アクセスポイント13によるパケットの送信期間に制限があった。具体的には、アクセスポイント13による端末に対するパケットの送信は、基地局11から下りフレームが送信される期間のみに行われるようになっていた。
これに対し、第2の実施の形態では、アクセスポイント23によるパケットの送信期間に制限はなく、アクセスポイント13による端末に対するパケットの送信は、常時行えるようになっている。
<第1端末>
図8に第1端末25の機能的構成を示すブロック図を示す。
第1端末25は、例えば、図8に示すように、LAN送受分離部151と、LAN受信部152と、LAN受信用復調部153と、LAN送信用変調部154と、LAN送信部155と、セルラー送受分離部156と、セルラー受信部157と、セルラー受信用復調部158と、セルラー送信用変調部159と、セルラー送信部160と、出力部161と、制御部262と、などを備えて構成される。
制御部262は、例えば、図8に示すように、CPU1621と、RAM1622と、計時部1623と、記憶部2624と、などを備えて構成される。
記憶部2624は、例えば、図8に示すように、取得プログラム1624aと、パケット作成プログラム1624bと、LAN送信制御プログラム2624cと、セルラー送信制御プログラム1624dと、要求プログラム2624eと、などを記憶している。
LAN送信制御プログラム2624cは、例えば、LAN送信部155及びLAN送受分離部151を制御して、パケット作成プログラム1624bを実行したCPU1621により作成されたアクセスポイント23宛てのパケット(第2端末27宛てのパケット)を、アクセスポイント23に対して送信させる機能を、CPU1621に実現させる。
ここで、CPU1621は、例えば、セルラー送受分離部156及びセルラー受信部157がフレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、取得プログラム1624aを実行したCPU1621により取得された期間情報に基づくパケット受信期間と、にLAN送信部155及びLAN送受分離部151によるアクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するようになっている。
ここで、セルラー送受分離部156及びセルラー受信部157がヘッダ情報(基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報)を受信する期間を、フレーム情報受信期間とする。
CPU1621は、かかるLAN送信制御プログラム2624cを実行することによって、端末側無線LAN送信制御手段として機能する。
要求プログラム2624eは、例えば、LAN送信部155及びLAN送受分離部151を制御して、取得プログラム1624aを実行したCPU1621により取得された期間情報に基づくパケット送信期間の前に、当該パケット送信期間におけるWiFi通信でのパケットの送信を停止するよう第2端末27に対して要求する要求信号を、アクセスポイント23に対して送信させる機能を、CPU1621に実現させる。
ここで、要求信号は、例えば、CTS(Clear To Send)信号である。
具体的には、CPU1621は、例えば、パケット送信期間の直前に、CTS信号をアクセスポイント23に対して送信して、WiFiネットワークにブロードキャストする。これにより、第2端末27及びアクセスポイント23にNAV(Network Allocation Vector)を設定して、第2端末27及びアクセスポイント23によるWiFi通信でのパケットの送信を停止(禁止)させる。
より具体的には、CTS信号には、送信禁止期間(NAV期間)に関する禁止期間情報が含まれており、CPU1621は、例えば、パケット送信期間をNAV期間とした禁止期間情報を含むCTS信号をWiFiネットワークにブロードキャストすることによって、そのパケット送信期間だけ第2端末27及びアクセスポイント23によるWiFi通信でのパケットの送信を停止(禁止)させる。
CPU1621は、かかる要求プログラム2624eを実行することによって、端末側要求手段として機能する。
<第2端末>
図9に第2端末27の機能的構成を示すブロック図を示す。
第2端末27は、例えば、図9に示すように、LAN送受分離部171と、LAN受信部172と、LAN受信用復調部173と、LAN送信用変調部174と、LAN送信部175と、出力部176と、制御部277と、などを備えて構成される。
制御部277は、例えば、図9に示すように、CPU1771と、RAM1772と、計時部1773と、記憶部2774と、などを備えて構成される。
記憶部2774は、例えば、図9に示すように、パケット作成プログラム1774aと、LAN送信制御プログラム2774bと、などを記憶している。
LAN送信制御プログラム2774bは、例えば、LAN送信部175及びLAN送受分離部171を制御して、パケット作成プログラム1774aを実行したCPU1771により作成されたアクセスポイント23宛てのパケット(第1端末25宛てのパケットや他の第2端末27宛てのパケット)を、アクセスポイント23に対して送信させる機能を、CPU1771に実現させる。
具体的には、例えば、パケット作成プログラム1774aを実行したCPU1771が、第1端末25宛てのパケットや他の第2端末27宛てのパケットを作成した場合、CPU1771は、例えば、そのパケットを、LAN送信用変調部174により変調し、そして、LAN送信部175及びLAN送受分離部171によりアクセスポイント23に対して送信させるようになっている。
ここで、CPU1771は、例えば、第2端末27にNAVが設定された場合、NAV期間だけLAN送信部175及びLAN送受分離部171による全てのパケットの送信を停止(禁止)させるようになっている。
例えば、NAV期間がパケット送信期間である場合、CPU1771は、そのパケット送信期間だけLAN送信部175及びLAN送受分離部171による全てのパケットの送信を停止(禁止)させることになる。
同様に、アクセスポイント23は、例えば、アクセスポイント23にNAVが設定された場合、NAV期間だけLAN送信部135及びLAN送受分離部131による全てのパケットの送信を停止(禁止)させるようになっている。
したがって、NAV期間だけは、第2端末27及びアクセスポイント23から全てのパケットが送信されないため、第1端末25によるWiFi通信でのパケットの受信は行われないことになる。
<WiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信>
次に、無線通信システム2000におけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について、図10を参照して説明する。
具体的には、第1端末25は、フレーム情報受信期間に、アクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末25は、基地局11から送信されたヘッダ情報を受信する際、アクセスポイント23宛てのパケットの送信を停止しているため、第1端末25によるWiMAX通信でのヘッダ情報の受信と、第1端末25によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、第1端末25は、パケット受信期間に、アクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末25は、基地局11から送信された第1端末25宛てのパケットを受信する際、アクセスポイント23宛てのパケットの送信を停止しているため、第1端末25によるWiMAX通信でのパケットの受信と、第1端末25によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、パケット送信期間の直前に、第1端末25から第2端末27及びアクセスポイント23に対して要求信号(パケット送信期間をNAV期間とした禁止期間情報を含むCTS信号)が送信されるため、第2端末27及びアクセスポイント23にはNAV期間をパケット送信期間としたNAVが設定される。したがって、パケット送信期間には、第2端末27及びアクセスポイント23による全てのパケットの送信が停止(禁止)されているため、第1端末25によるアクセスポイント23からのパケットの受信は行われない。
したがって、第1端末25は、基地局11宛てのパケットを送信する際、アクセスポイント23からのパケット(第2端末27からのパケット)を受信することがないため、第1端末25によるWiMAX通信でのパケットの送信と、第1端末25によるWiFi通信でのパケットの受信と、が重なることがない。
以上説明した第2の実施の形態の無線通信システム2000によれば、第1端末25は、フレーム情報受信期間とパケット受信期間とに、アクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、第1端末25が基地局11からの送信を受信する期間は、第1端末25によるアクセスポイント23に対するパケットの送信が禁止される。したがって、第1端末25によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの受信と、第1端末25による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの送信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、第1端末25は、パケット送信期間の前に、当該パケット送信期間における無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの送信を停止するよう第2端末27及びアクセスポイント23に対して要求する要求信号(CTS信号)を、アクセスポイント23に対して送信するようになっている。
すなわち、第1端末25が基地局11に対してパケットを送信する期間は、第2端末27及びアクセスポイント23による全てのパケットの送信は禁止されるため、第1端末25によるアクセスポイント23からのパケットの受信は行われない。したがって、第1端末25によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの送信と、第1端末25による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの受信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、第1端末25が基地局11からの送信を受信する期間に、第1端末25によるアクセスポイント23に対するパケットの送信が禁止されて、第1端末25が基地局11に対してパケットを送信する期間に、第2端末27及びアクセスポイント23によるパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
さらに、第1端末25は、フレーム情報受信期間とパケット受信期間とに、アクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するが、それ以外の期間は停止しない。したがって、第1の実施の形態(すなわち、基地局11が上りフレームを受信する期間にのみ、第1端末15によるアクセスポイント13に対するパケットの送信が行われる場合)と比較して、効率が良い。
また、第2端末27がパケット送信期間にアクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するため、第1端末25は、パケット送信期間に、アクセスポイント23から送信されたパケットを受信しないが、それ以外の期間は受信する。したがって、第1の実施の形態(すなわち、基地局11が下りフレームを送信する期間にのみに、アクセスポイント13による第1端末15に対するパケットの送信が行われる場合)と比較して、効率が良い。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態における無線通信システム3000について説明する。
<無線通信システムの構成>
図11に無線通信システム3000の機能的構成を示すブロック図を示す。
なお、第3の実施の形態の無線通信システム3000は、アクセスポイント23を介して第1端末35から第2端末37に送信される要求信号の内容が、第2の実施の形態の無線通信システム2000と異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
無線通信システム3000は、例えば、図11に示すように、基地局11と、基地局11と無線通信を行う端末としての第1端末35と、第1端末35と他の装置(例えば、第2端末37,37)との間の無線通信を中継する中継装置としてのアクセスポイント23と、などを備えて構成される。
<第1端末>
図12に第1端末35の機能的構成を示すブロック図を示す。
第1端末35は、例えば、図12に示すように、LAN送受分離部151と、LAN受信部152と、LAN受信用復調部153と、LAN送信用変調部154と、LAN送信部155と、セルラー送受分離部156と、セルラー受信部157と、セルラー受信用復調部158と、セルラー送信用変調部159と、セルラー送信部160と、出力部161と、制御部362と、などを備えて構成される。
制御部362は、例えば、図12に示すように、CPU1621と、RAM1622と、計時部1623と、記憶部3624と、などを備えて構成される。
記憶部3624は、例えば、図12に示すように、取得プログラム1624aと、パケット作成プログラム1624bと、LAN送信制御プログラム2624cと、セルラー送信制御プログラム1624dと、要求プログラム3624eと、などを記憶している。
要求プログラム3624eは、例えば、LAN送信部155及びLAN送受分離部151を制御して、取得プログラム1624aを実行したCPU1621により取得された期間情報に基づくパケット送信期間の前に、当該パケット送信期間におけるWiFi通信での第1端末35宛てのパケットの送信を停止するよう第2端末37に対して要求する要求信号を、アクセスポイント23に対して送信させる機能を、CPU1621に実現させる。
ここで、第2の実施の形態では、第1端末25は、要求信号としてCTS信号を送信して、第2端末27及びアクセスポイント23にNAVを設定するようになっていたため、第2端末27及びアクセスポイント23は、パケット送信期間に、第1端末25宛てのパケットの送信だけでなく、全てのパケットの送信を停止していた。
これに対し、第3の実施の形態では、第1端末35は、第1端末35宛てのパケットの送信禁止を要求する要求信号を送信するため、第2端末37及びアクセスポイント23は、パケット送信期間に、第1端末35宛てのパケットの送信のみを停止し、第1端末35宛てのパケット以外のパケットの送信は停止しないようになっている。
具体的には、CPU1621は、例えば、パケット送信期間の直前に、第1端末35宛てのパケットの送信禁止を要求する要求信号をアクセスポイント23に対して送信して、WiFiネットワークにブロードキャストする。これにより、第2端末37及びアクセスポイント23に第1端末35宛てパケット送信禁止モードを設定して、第2端末37及びアクセスポイント23によるWiFi通信での第1端末35宛てのパケットの送信を停止(禁止)させる。
より具体的には、第1端末35宛てのパケットの送信禁止を要求する要求信号には、送信禁止期間に関する禁止期間情報が含まれており、CPU1621は、例えば、パケット送信期間を送信禁止期間とした禁止期間情報を含む要求信号をWiFiネットワークにブロードキャストすることによって、そのパケット送信期間だけ第2端末37及びアクセスポイント23によるWiFi通信での第1端末35宛てのパケットの送信を停止(禁止)させる。
CPU1621は、かかる要求プログラム3624eを実行することによって、端末側要求手段として機能する。
<第2端末>
図13に第2端末37の機能的構成を示すブロック図を示す。
第2端末37は、例えば、図13に示すように、LAN送受分離部171と、LAN受信部172と、LAN受信用復調部173と、LAN送信用変調部174と、LAN送信部175と、出力部176と、制御部377と、などを備えて構成される。
制御部377は、例えば、図13に示すように、CPU1771と、RAM1772と、計時部1773と、記憶部3774と、などを備えて構成される。
記憶部3774は、例えば、図13に示すように、パケット作成プログラム1774aと、LAN送信制御プログラム3774bと、などを記憶している。
LAN送信制御プログラム3774bは、例えば、LAN送信部175及びLAN送受分離部171を制御して、パケット作成プログラム1774aを実行したCPU1771により作成されたアクセスポイント23宛てのパケット(第1端末25宛てのパケットや他の第2端末27宛てのパケット)を、アクセスポイント23に対して送信させる機能を、CPU1771に実現させる。
ここで、CPU1771は、例えば、第2端末37に第1端末35宛てパケット送信禁止モードが設定された場合、送信禁止期間だけLAN送信部175及びLAN送受分離部171による第1端末35宛てのパケットの送信を停止(禁止)させるようになっている。
例えば、送信禁止期間がパケット送信期間である場合、CPU1771は、そのパケット送信期間だけLAN送信部175及びLAN送受分離部171による第1端末35宛てのパケットの送信を停止(禁止)させることになる。
同様に、アクセスポイント23は、例えば、アクセスポイント23に第1端末35宛てパケット送信禁止モードが設定された場合、送信禁止期間だけLAN送信部135及びLAN送受分離部131による第1端末35宛てのパケットの送信を停止(禁止)させるようになっている。
したがって、送信禁止期間だけは、第2端末37及びアクセスポイント23からは第1端末35宛てのパケットが送信されないため、第1端末35によるWiFi通信でのパケットの受信は行われないことになる。
<WiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信>
次に、無線通信システム3000におけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について、図14を参照して説明する。
具体的には、第1端末35は、フレーム情報受信期間に、アクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末35は、基地局11から送信されたヘッダ情報を受信する際、アクセスポイント23宛てのパケットの送信を停止しているため、第1端末35によるWiMAX通信でのヘッダ情報の受信と、第1端末35によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、第1端末35は、パケット受信期間に、アクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末35は、基地局11から送信された第1端末35宛てのパケットを受信する際、アクセスポイント23宛てのパケットの送信を停止しているため、第1端末35によるWiMAX通信でのパケットの受信と、第1端末35によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、パケット送信期間の直前に、第1端末35から第2端末37及びアクセスポイント23に対して要求信号(パケット送信期間をNAV期間とした禁止期間情報を含む、第1端末35宛てのパケットの送信禁止を要求する要求信号)が送信されるため、第2端末37及びアクセスポイント23には送信禁止期間をパケット送信期間とした第1端末35宛てパケット送信禁止モードが設定される。したがって、パケット送信期間には、第2端末37及びアクセスポイント23による第1端末35宛てのパケットの送信が停止(禁止)されているため、第1端末35によるアクセスポイント23からのパケットの受信は行われない。
したがって、第1端末35は、基地局11宛てのパケットを送信する際、アクセスポイント23による第1端末35宛てのパケット(第2端末27からのパケット)を受信することがないため、第1端末35によるWiMAX通信でのパケットの送信と、第1端末35によるWiFi通信でのパケットの受信と、が重なることがない。
なお、第2端末37は、パケット送信期間に、第1端末37宛てのパケットの送信を停止するが、他の第2端末37宛てのパケットの送信は停止しない。したがって、パケット送信期間に、第2端末37によるアクセスポイント23に対するパケット(第1端末35宛てのパケットや他の第2端末37宛てのパケット)の送信が停止される場合と比較して、効率が良い。
以上説明した第3の実施の形態の無線通信システム3000によれば、第1端末35は、フレーム情報受信期間とパケット受信期間とに、アクセスポイント23に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、第1端末35が基地局11からの送信を受信する期間は、第1端末35によるアクセスポイント23に対するパケットの送信が禁止される。したがって、第1端末35によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの受信と、第1端末35による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの送信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、第1端末35は、パケット送信期間の前に、当該パケット送信期間における無線LAN通信(WiFi通信)での第1端末35宛てのパケットの送信を停止するよう第2端末37及びアクセスポイント23に対して要求する要求信号(第1端末35宛てのパケットの送信禁止を要求する要求信号)を、アクセスポイント23に対して送信するようになっている。
すなわち、第1端末35が基地局11に対してパケットを送信する期間は、第2端末37及びアクセスポイント23による第1端末35宛てのパケットの送信は禁止されるため、第1端末25によるアクセスポイント23からのパケットの受信は行われない。したがって、第1端末35によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの送信と、第1端末35による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの受信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、第1端末35が基地局11からの送信を受信する期間に、第1端末35によるアクセスポイント23に対するパケットの送信が禁止されて、第1端末35が基地局11に対してパケットを送信する期間に、第2端末37及びアクセスポイント23による第1端末35に対するパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
さらに、第2端末37は、パケット送信期間に、第1端末37宛てのパケットの送信を停止するが、他の第2端末37宛てのパケットの送信は停止しない。したがって、第2の実施の形態(すなわち、パケット送信期間に、第2端末37による第1端末35宛てのパケットや他の第2端末37宛てのパケットの送信が停止される場合)と比較して、効率が良い。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態における無線通信システム4000について説明する。
<無線通信システムの構成>
図15に無線通信システム4000の機能的構成を示すブロック図を示す。
なお、第4の実施の形態の無線通信システム4000は、パケット送信期間に、アクセスポイント43が自発的に第1端末45宛てのパケットの送信を停止する点のみが、第2の実施の形態の無線通信システム2000と異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
無線通信システム4000は、例えば、図15に示すように、基地局11と、基地局11と無線通信を行う端末としての第1端末45と、第1端末45と他の装置(例えば、第2端末27,27)との間の無線通信を中継する中継装置としてのアクセスポイント43と、などを備えて構成される。
<アクセスポイント>
図16にアクセスポイント43の機能的構成を示すブロック図を示す。
アクセスポイント43は、例えば、アクセスポイント43と接続する端末(第1端末45や第2端末27)との間で無線LAN通信(WiFi通信)を行う無線LANアクセスポイントである。
また、アクセスポイント43は、例えば、アクセスポイント43と接続する基地局11との間でセルラー通信(WiMAX通信)を行って、基地局11から送信されたヘッダ情報を受信できるよう構成されている。
具体的には、アクセスポイント43は、例えば、LAN送受分離部131と、LAN受信部132と、LAN受信用復調部133と、LAN送信用変調部134と、LAN送信部135と、制御部436と、セルラー送受分離部437と、セルラー受信部438と、セルラー受信用復調部489と、などを備えて構成される。
セルラー送受分離部437は、例えば、セルラー通信用アンテナ437aを有しており、アクセスポイント43とセルラーネットワーク(WiMAXネットワーク)を介して接続する基地局11との間で、セルラー通信を行う。
具体的には、セルラー送受分離部437は、例えば、制御部436から入力される制御信号に従って、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報を受信してセルラー受信部438に出力する。
セルラー受信部438は、例えば、制御部436から入力される制御信号に従って、セルラー送受分離部437から入力されたヘッダ情報をセルラー受信用復調部439に出力する。
なお、時分割方式によって、基地局11とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段は、例えば、セルラー送受分離部437と、セルラー受信部438と、からなる。
セルラー受信用復調部489は、例えば、制御部436から入力される制御信号に従って、セルラー受信部438から入力されたヘッダ情報を復調して所定の処理を施し、制御部436に出力する。
制御部436は、例えば、図16に示すように、CPU1361と、RAM1362と、計時部1363と、記憶部4364と、などを備えて構成される。
記憶部5363は、例えば、図16に示すように、LAN送信制御プログラム4364aと、取得プログラム4364bと、などを記憶している。
取得プログラム4364bは、例えば、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報中のフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される上りフレームに含まれる第1端末45からのパケット(基地局11宛てのパケット)を第1端末45が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得する機能を、CPU1361に実現させる。
CPU1361は、かかる取得プログラム4364bを実行することによって、中継側取得手段として機能する。
LAN送信制御プログラム4364aは、例えば、LAN送信部135及びLAN送受分離部131を制御して、LAN送受分離部131及びLAN受信部132により受信された第1端末45や第2端末27からのパケットを、第1端末45や第2端末27に対して送信させる機能を、CPU1361に実現させる。
ここで、CPU1361は、例えば、セルラー送受分離部437及びセルラー受信部4382がフレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、LAN送信部135及びLAN送受分離部131による第1端末45や第2端末27に対するパケットの送信を停止するとともに、取得プログラム4364bを実行したCPU1361により取得された期間情報に基づくパケット送信期間に、LAN送信部135及びLAN送受分離部131による第1端末45に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、CPU1361は、例えば、フレーム情報受信期間に、第1端末45宛てのパケットや第2端末27宛てのパケットの送信を停止するとともに、パケット送信期間に、第1端末45宛てのパケットの送信を停止する。
CPU1361は、かかるLAN送信制御プログラム4364aを実行することによって、中継側無線LAN送信制御手段として機能する。
図17に第1端末45の機能的構成を示すブロック図を示す。
第1端末45は、例えば、図17に示すように、LAN送受分離部151と、LAN受信部152と、LAN受信用復調部153と、LAN送信用変調部154と、LAN送信部155と、セルラー送受分離部156と、セルラー受信部157と、セルラー受信用復調部158と、セルラー送信用変調部159と、セルラー送信部160と、出力部161と、制御部462と、などを備えて構成される。
制御部462は、例えば、図17に示すように、CPU1621と、RAM1622と、計時部1623と、記憶部4624と、などを備えて構成される。
記憶部4624は、例えば、図17に示すように、取得プログラム1624aと、パケット作成プログラム1624bと、LAN送信制御プログラム2624cと、セルラー送信制御プログラム1624dと、などを記憶している。
すなわち、第4の実施の形態の記憶部4624は、要求プログラム2624eを備えていない点のみが、第2の実施の形態の記憶部2624と異なる。
<WiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信>
次に、無線通信システム4000におけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について、図18を参照して説明する。
具体的には、アクセスポイント43は、フレーム情報受信期間に、第1端末45や第2端末27に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、アクセスポイント43は、基地局11から送信されたヘッダ情報を受信する際、第1端末45宛てのパケットや第2端末27宛てのパケットの送信を停止しているため、確実にヘッダ情報を受信することができる。
また、第1端末45は、フレーム情報受信期間に、アクセスポイント43に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末45は、基地局11から送信されたヘッダ情報を受信する際、アクセスポイント43宛てのパケットの送信を停止しているため、第1端末45によるWiMAX通信でのヘッダ情報の受信と、第1端末45によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、第1端末45は、パケット受信期間に、アクセスポイント43に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末45は、基地局11から送信された第1端末45宛てのパケットを受信する際、アクセスポイント43宛てのパケットの送信を停止しているため、第1端末45によるWiMAX通信でのパケットの受信と、第1端末45によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、アクセスポイント43は、パケット送信期間に、第1端末45に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末45は、基地局11宛てのパケットを送信する際、アクセスポイント43からのパケットを受信することがないため、第1端末45によるWiMAX通信でのパケットの送信と、第1端末45によるWiFi通信でのパケットの受信と、が重なることがない。
なお、アクセスポイント43は、パケット送信期間に、第1端末45宛てのパケットの送信を停止するが、第2端末27宛てのパケットの送信は停止しない。したがって、パケット送信期間に、アクセスポイント43によるパケット(第1端末45宛てのパケットや第2端末27宛てのパケット)の送信が停止される場合と比較して、効率が良い。
以上説明した第4の実施の形態の無線通信システム4000によれば、第1端末45は、フレーム情報受信期間とパケット受信期間とに、アクセスポイント43に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、第1端末45が基地局11からの送信を受信する期間は、第1端末45によるアクセスポイント43に対するパケットの送信が禁止される。したがって、第1端末45によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの受信と、第1端末45による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの送信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、アクセスポイント43は、下りフレームに含まれるヘッダ情報中のフレーム情報から、パケット送信期間に関する期間情報を取得するようになっており、フレーム情報受信期間とパケット送信期間とに、第1端末45に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、第1端末45が基地局11に対してパケットを送信する期間は、アクセスポイント43による第1端末45宛てのパケットの送信は禁止されるため、第1端末45によるアクセスポイント43からのパケットの受信は行われない。したがって、第1端末45によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの送信と、第1端末45による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの受信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、第1端末45が基地局11からの送信を受信する期間に、第1端末45によるアクセスポイント43に対するパケットの送信が禁止されて、第1端末45が基地局11に対してパケットを送信する期間に、アクセスポイント43による第1端末45に対するパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
さらに、アクセスポイント43は、パケット送信期間に、第1端末45に対するパケットの送信を停止するが、第2端末27に対するパケットの送信は停止しない。したがって、第2の実施の形態(すなわち、パケット送信期間に、アクセスポイント43による第1端末45宛てのパケットや第2端末27宛てのパケットの送信が停止される場合)と比較して、効率が良い。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態における無線通信システム5000について説明する。
<無線通信システムの構成>
図19に無線通信システム5000の機能的構成を示すブロック図を示す。
なお、第5の実施の形態の無線通信システム5000は、中継装置として、第1端末55と基地局11との間の通信を中継するとともに、第1端末55と第2端末27との間の通信を中継する中継器53を備えており、そして、中継器53が、第1端末55から送信された基地局11宛てのパケットを受信して基地局11に送信する中継処理を行う点が、第2の実施の形態の無線通信システム2000と異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
具体的には、無線通信システム5000は、例えば、図19に示すように、基地局11と、基地局11と無線通信を行う端末としての第1端末55と、第1端末55と他の装置(例えば、基地局11や第2端末27,27)との間の無線通信を中継する中継装置としての中継器53と、などを備えて構成される。
無線通信システム5000においては、例えば、基地局11、中継器53及び第1端末55でセルラーシステムを構成し、第1端末55、第2端末27及び中継器53で無線LANシステムを構成している。
<中継器>
図20に中継器53の機能的構成を示すブロック図を示す。
中継器53は、例えば、中継器53と接続する端末(第1端末55や第2端末27)との間で無線LAN通信(WiFi通信)を行うとともに、中継器53と接続する基地局11との間で時分割方式のセルラー通信(TDD方式のWiMAX通信)を行う、セルラー通信・無線LAN通信共用中継器である。
具体的には、中継器53は、例えば、LAN送受分離部131と、LAN受信部132と、LAN受信用復調部533と、LAN送信用変調部134と、LAN送信部135と、制御部536と、セルラー送受分離部537と、セルラー受信部538と、セルラー受信用復調部539と、セルラー送信用変調部540と、セルラー送信部541と、などを備えて構成される。
LAN受信用復調部533は、例えば、制御部536から入力される制御信号に従って、LAN受信部132から入力されたパケットを復調して所定の処理を施す。そして、そのパケットが第1端末55宛てのパケット又は第2端末17宛てのパケットであれば、LAN送信用変調部134に出力し、そのパケットが基地局11宛てのパケットであれば、セルラー送信用変調部540に出力する。
セルラー送受分離部537は、例えば、セルラー通信用アンテナ537aを有しており、中継器53とセルラーネットワーク(WiMAXネットワーク)を介して接続する基地局11や第1端末55との間で、セルラー通信を行う。
具体的には、セルラー送受分離部537は、例えば、制御部536から入力される制御信号に従って、セルラー送信部541から入力されたパケット(基地局11宛てのパケット)を基地局11に対して送信する。
また、セルラー送受分離部537は、例えば、制御部536から入力される制御信号に従って、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報を受信してセルラー受信部538に出力する。
セルラー受信部538は、例えば、制御部536から入力される制御信号に従って、セルラー送受分離部537から入力されたヘッダ情報をセルラー受信用復調部539に出力する。
セルラー受信用復調部589は、例えば、制御部536から入力される制御信号に従って、セルラー受信部538から入力されたヘッダ情報を復調して所定の処理を施し、制御部536に出力する。
セルラー送信用変調部540は、例えば、制御部536から入力される制御信号に従って、LAN送信用復調部533から入力されたパケット(基地局11宛てのパケット)を再度変調して、セルラー送信部541に出力する。
セルラー送信部541は、例えば、制御部536から入力される制御信号に従って、セルラー送信用変調部540から入力されたパケット(基地局11宛てのパケット)をセルラー送受分離部537に出力する。
なお、時分割方式によって、基地局11とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段は、例えば、セルラー送受分離部537と、セルラー受信部538と、セルラー送信部541と、からなる。
制御部536は、例えば、図20に示すように、CPU1361と、RAM1362と、計時部1363と、記憶部5364と、などを備えて構成される。
記憶部5363は、例えば、図20に示すように、LAN送信制御プログラム5364aと、取得プログラム5364bと、要求プログラム5364cと、セルラー送信制御プログラム5364dと、などを記憶している。
取得プログラム5364bは、例えば、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報中のフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される上りフレームに含まれる第1端末55からのパケット(基地局11宛てのパケット)を中継器53が中継するパケット中継期間に関する期間情報を取得する機能を、CPU1621に実現させる。
具体的には、例えば、セルラー送受分離部537及びセルラー受信部538が、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報を受信すると、CPU1361は、例えば、そのヘッダ情報に含まれるフレーム情報を構成する上り期間情報の中から、その下りフレームの次に通信される上りフレームのデータ領域中に割り当てられる第1端末55からのパケット用の領域の位置(すなわち、第1端末55から送信される基地局11宛てのパケットを基地局11が受信するタイミング(期間))に関する情報を、基地局11宛てのパケットを中継器53が中継するパケット中継期間に関する期間情報として取得する。
CPU1361は、かかる取得プログラム5364bを実行することによって、中継側取得手段として機能する。
要求プログラム5364cは、例えば、LAN送信部135及びLAN送受分離部131を制御して、取得プログラム5364bを実行したCPU1361により取得された期間情報に基づくパケット中継期間の前に、第1端末55からのパケットを送信するよう要求する要求信号を第1端末55に対して送信させる機能を、CPU1361に実現させる。
ここで、要求信号は、例えば、基地局11宛てのパケットを送信するよう要求するポーリング信号である。
具体的には、CPU1361は、例えば、パケット中継期間の前に、PIFS(Point Inter Frame Space)の間、WiFi通信路が空いていることを確認すると、基地局11宛てのパケットを送信するよう要求するポーリング信号を、第1端末55に送信する。
CPU1361は、かかる要求プログラム5364cを実行することによって、中継側要求手段として機能する。
セルラー送信制御プログラム5364dは、例えば、セルラー送信部541及びセルラー送受分離部537を制御して、取得プログラム5364bを実行したCPU1361により取得された期間情報に基づくパケット中継期間に、LAN送信部135及びLAN送受分離部131により送信された要求信号(ポーリング信号)に従って第1端末55から送信された第1端末55からのパケット(基地局11宛てのパケット)を基地局11に対して送信させる機能を、CPU1361に実現させる。
CPU1361は、かかるセルラー送信制御プログラム5364dを実行することによって、中継側セルラー送信制御手段として機能する。
LAN送信制御プログラム5364aは、例えば、LAN送信部135及びLAN送受分離部131を制御して、LAN送受分離部131及びLAN受信部132により受信された第1端末55や第2端末27からのパケットを、第1端末55や第2端末27に対して送信させる機能を、CPU1361に実現させる。
ここで、CPU1361は、例えば、セルラー送受分離部537及びセルラー受信部538がフレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、LAN送信部135及びLAN送受分離部131による第1端末55や第2端末27に対するパケットの送信を停止するようになっている。
CPU1361は、かかるLAN送信制御プログラム5364aを実行することによって、中継側無線LAN送信制御手段として機能する。
図21に第1端末55の機能的構成を示すブロック図を示す。
第1端末55は、例えば、図21に示すように、LAN送受分離部151と、LAN受信部152と、LAN受信用復調部153と、LAN送信用変調部154と、LAN送信部155と、セルラー送受分離部156と、セルラー受信部154と、セルラー受信用復調部158と、セルラー送信用変調部159と、セルラー送信部160と、出力部161と、制御部562と、などを備えて構成される。
制御部562は、例えば、図21に示すように、CPU1621と、RAM1622と、計時部1623と、記憶部5624と、などを備えて構成される。
記憶部5624は、例えば、図21に示すように、取得プログラム1624aと、パケット作成プログラム1624bと、LAN送信制御プログラム5624cと、などを記憶している。
LAN送信制御プログラム5624cは、例えば、LAN送信部155及びLAN送受分離部151を制御して、パケット作成プログラム1624bを実行したCPU1621により作成された中継器53宛てのパケット(第2端末17宛てのパケットや基地局11宛てのパケット)を、中継器53に対して送信させる機能を、CPU1621に実現させる。
具体的には、例えば、パケット作成プログラム1624bを実行したCPU1621が、第2端末27宛てのパケットを作成した場合、CPU1361は、例えば、そのパケットを、LAN送信用変調部154により変調し、そして、LAN送信部155及びLAN送受分離部151により中継器53に対して送信させるようになっている。
また、例えば、パケット作成プログラム1624bを実行したCPU1621が、基地局11宛てのパケットを作成した場合、CPU1361は、例えば、そのパケットを、LAN送信用変調部154により変調し、そして、LAN送受分離部151及びLAN受信部152が、中継器53のLAN送信部135及びLAN送受分離部131から送信された要求信号(基地局11宛てのパケットを送信するよう要求するポーリング信号)を受信すると、その作成した基地局11宛てのパケットを、LAN送信部155及びLAN送受分離部151に中継器53に対して送信させるようになっている。
CPU1621は、かかるLAN送信制御プログラム5624cを実行することによって、端末側無線LAN送信制御手段として機能する。
<WiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信>
次に、無線通信システム5000におけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について、図22を参照して説明する。
具体的には、中継器53は、フレーム情報受信期間に、第1端末55や第2端末27に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、中継器53は、基地局11から送信されたヘッダ情報を受信する際、第1端末55宛てのパケットや第2端末27宛てのパケットの送信を停止しているため、確実にヘッダ情報を受信することができる。
また、第1端末55は、フレーム情報受信期間に、中継器53に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末55は、基地局11から送信されたヘッダ情報を受信する際、中継器53宛てのパケットの送信を停止しているため、第1端末55によるWiMAXでのヘッダ情報の受信と、第1端末55によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、第1端末55は、パケット受信期間に、中継器53に対するパケットの送信を停止するようになっている。
したがって、第1端末55は、基地局11から送信された第1端末55宛てのパケットを受信する際、中継器53宛てのパケットの送信は停止されているため、第1端末55によるWiMAX通信でのパケットの受信と、第1端末55によるWiFi通信でのパケットの送信と、が重なることがない。
また、パケット中継期間の前に、中継器53から第1端末55に対して要求信号(基地局11宛てのパケットを送信するよう要求するポーリング信号)が送信される。そして、第1端末55は、その要求に従って、基地局11宛てのパケットを中継器53に対して送信し、中継器53は、パケット中継期間に、そのパケットを基地局11に対して送信するようになっている。
したがって、第1端末55による基地局11に対するパケットの送信が行われないため、第1端末55によるWiMAX通信でのパケットの送信と、第1端末55によるWiFi通信でのパケットの受信と、が重なることがない。
以上説明した第5の実施の形態の無線通信システム5000によれば、基地局11と、基地局11と無線通信を行う第1端末55と、第1端末55と基地局11や第2端末27との間の無線通信を中継する中継器53と、を備えている。
第1端末55は、フレーム情報受信期間とパケット受信期間とに、中継器53に対するパケットの送信を停止するようになっている。
すなわち、第1端末55が基地局11からの送信を受信する期間は、第1端末55による中継器53に対するパケットの送信が禁止される。したがって、第1端末55によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの受信と、第1端末55による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの送信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
また、中継器53は、下りフレームに含まれるヘッダ情報中のフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される上りフレームに含まれる第1端末55からのパケットを中継器53が中継するパケット中継期間に関する期間情報を取得して、その取得された期間情報に基づくパケット中継期間の前に、第1端末55からのパケット(基地局11宛てのパケット)を送信するよう要求する要求信号(ポーリング信号)を第1端末55に対して送信させ、その取得された期間情報に基づくパケット中継期間に、その要求信号に従って第1端末55のLAN送信部154及びLAN送受分離部151から送信された第1端末55からのパケットを基地局11に対して送信するようになっている。
すなわち、第1端末55から送信される基地局11宛てのパケットは中継器53を介して基地局11に送信されるため、第1端末55は、基地局11に対して直接パケットを送信しない。したがって、第1端末55によるセルラー通信(WiMAX通信)でのパケットの送信と、第1端末55による無線LAN通信(WiFi通信)でのパケットの受信と、が重なることがないため、複数の無線通信の相互干渉の影響を低減することができる。
さらに、第1端末55から送信される基地局11宛てのパケットは、要求信号に従ってパケット中継期間に間に合うように中継器53に対して送信されるため、確実に中継されることになって、好適である。
また、第1端末55が基地局11からの送信を受信する期間に、第1端末55による中継器53に対するパケットの送信が禁止されるだけなので、一方の無線通信方式による通信(送受信)を行っている間、他方の無線通信方式による送信を遅延させたり、他方の無線通信方式による通信(送受信)を停止させたりする場合と比較して、複数の無線通信方式による通信が可能な期間の制限を軽減することができる。
さらに、第1端末55が基地局11からの送信を受信する期間に、第1端末55による中継器53に対するパケットの送信が禁止されるだけなので、第2〜第4の実施の形態(すなわち、パケット送信期間に、第1端末55宛てのパケットの送信が停止される場合)と比較して、効率が良い。
[第6の実施の形態]
次に、第6の実施の形態における無線通信システム6000について説明する。
<無線通信システムの構成>
図23に無線通信システム6000の機能的構成を示すブロック図を示す。
なお、第6の実施の形態の無線通信システム6000は、アクセスポイント63がヘッダ情報を受信して、第1端末65に転送(中継)する点が、第2の実施の形態の無線通信システム2000と異なる。したがって、異なる箇所のみについて説明し、その他の共通する部分は同一符号を付して説明する。
無線通信システム6000は、例えば、図23に示すように、基地局11と、基地局11と無線通信を行う端末としての第1端末65と、第1端末45と他の装置(例えば、第2端末27,27)との間の無線通信を中継する中継装置としてのアクセスポイント65と、などを備えて構成される。
<アクセスポイント>
図23にアクセスポイント63の機能的構成を示すブロック図を示す。
アクセスポイント63は、例えば、アクセスポイント63と接続する端末(第1端末65や第2端末27)との間で無線LAN通信(WiFi通信)を行う無線LANアクセスポイントである。
また、アクセスポイント63は、例えば、アクセスポイント63と接続する基地局11との間でセルラー通信(WiMAX通信)を行って、基地局11から送信されたヘッダ情報を受信できるよう構成されている。
具体的には、アクセスポイント63は、例えば、LAN送受分離部631と、LAN受信部132と、LAN受信用復調部133と、LAN送信用変調部634と、LAN送信部635と、制御部636と、セルラー送受分離部637と、セルラー受信部638と、セルラー受信用復調部639と、などを備えて構成される。
セルラー送受分離部637は、例えば、セルラー通信用アンテナ637aを有しており、アクセスポイント63とセルラーネットワーク(WiMAXネットワーク)を介して接続する基地局11との間で、セルラー通信を行う。
具体的には、セルラー送受分離部637は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報を受信してセルラー受信部638に出力する。
セルラー受信部638は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、セルラー送受分離部637から入力されたヘッダ情報をLAN受信用復調部639に出力する。
なお、時分割方式によって、基地局11とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段は、例えば、セルラー送受分離部637と、セルラー受信部638と、からなる。
セルラー受信用復調部639は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、セルラー受信部638から入力されたヘッダ情報を復調して所定の処理を施し、制御部436に出力するとともに、LAN送信用変調部634に出力する。
LAN送信用変調部634は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、LAN受信用復調部133から入力されたパケットを再度変調して、LAN送信部635に出力する。
また、LAN送信用変調部634は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、セルラー受信用復調部639から入力されたヘッダ情報を再度変調して、LAN送信部635に出力する。
LAN送信部635は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、LAN送信用変調部634から入力されたパケットをLAN送受分離部631に出力する。
また、LAN送信部635は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、LAN送信用変調部634から入力されたヘッダ情報をLAN送受分離部631に出力する。
LAN送受分離部631は、例えば、無線LAN通信用アンテナ631aを有しており、アクセスポイント63と無線LAN(WiFiネットワーク)を介して接続する端末との間で、無線LAN通信を行う。
具体的には、LAN送受分離部631は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、端末から送信されたパケットを受信してLAN受信部132に出力するとともに、LAN送信部635から入力されたパケットを端末に対して送信する。
また、LAN送受分離部631は、例えば、制御部636から入力される制御信号に従って、LAN送信部635から入力されたヘッダ情報を第1端末65に対して送信する。
制御部636は、例えば、図24に示すように、CPU1361と、RAM1362と、計時部1363と、記憶部6364と、などを備えて構成される。
記憶部6363は、例えば、図24に示すように、LAN送信制御プログラム6364aと、転送制御プログラム6364eと、などを記憶している。
LAN送信制御プログラム6364aは、例えば、LAN送信部635及びLAN送受分離部631を制御して、LAN送受分離部631及びLAN受信部132により受信された第1端末65や第2端末27からのパケットを、第1端末65や第2端末27に対して送信させる機能を、CPU1361に実現させる。
ここで、CPU1361は、例えば、セルラー送受分離部637及びセルラー受信部638がフレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、LAN送信部635及びLAN送受分離部631による第1端末65や第2端末27に対するパケットの送信を停止するようになっている。
CPU1361は、かかるLAN送信制御プログラム6364aを実行することによって、中継側無線LAN送信制御手段として機能する。
転送制御プログラム6364eは、例えば、LAN送信部635及びLAN送受分離部631を制御して、基地局11から送信された下りフレームに含まれるフレーム情報を第1端末65に対して転送させる機能を、CPU1621に実現させる。
具体的には、CPU1621は、例えば、LAN送信部635及びLAN送受分離部631に、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報を第1端末65に対して転送させることによって、フレーム情報を第1端末65に対して転送する。
CPU1621は、かかる転送制御プログラム6364eを実行することによって、転送制御手段と、として機能する。
<第1端末>
図25に第1端末65の機能的構成を示すブロック図を示す。
第1端末65は、例えば、図25に示すように、LAN送受分離部151と、LAN受信部152と、LAN受信用復調部153と、LAN送信用変調部154と、LAN送信部155と、セルラー送受分離部156と、セルラー受信部154と、セルラー受信用復調部158と、セルラー送信用変調部159と、セルラー送信部160と、出力部161と、制御部652と、などを備えて構成される。
制御部652は、例えば、図25に示すように、CPU1621と、RAM1622と、計時部1623と、記憶部6524と、などを備えて構成される。
記憶部6524は、例えば、図25に示すように、取得プログラム6524aと、パケット作成プログラム1624bと、LAN送信制御プログラム2624cと、セルラー送信制御プログラム1624dと、要求プログラム2624eと、などを記憶している。
取得プログラム6624aは、例えば、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報中のフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる第1端末65宛てのパケットを第1端末65が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得するとともに、当該下りフレームの次に通信される上りフレームに含まれる第1端末65からのパケット(基地局11宛てのパケット)を第1端末65が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得する機能を、CPU1621に実現させる。
ここで、CPU1621は、例えば、セルラー送受分離部156及びセルラー受信部157が、基地局11から送信された下りフレームに含まれるヘッダ情報の受信に失敗した場合には、LAN送受分離部151及びLAN受信部152が受信した、アクセスポイント63により転送されたヘッダ情報中のフレーム情報から期間情報を取得するようになっている。
<WiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信>
無線通信システム6000におけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信については、アクセスポイント63が、フレーム情報受信期間に、第1端末65や第2端末27に対するパケットの送信を停止する点(すなわち、フレーム情報受信期間は、アクセスポイント63によるWiFi通信でのパケットの送信は禁止される点)のみが、第2の実施の形態の無線通信システム2000におけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信(図10)と異なるため、詳細な説明は省略する。
以上説明した第6の実施の形態の無線通信システム4000によれば、アクセスポイント63は、下りフレームに含まれるヘッダ情報を第1端末65に対して転送することによって、フレーム情報を第1端末65に対して転送するようになっている。そして、第1端末65は、アクセスポイント63により転送されたフレーム情報から期間情報を取得するようになっている。
したがって、第1端末65は、ヘッダ情報の受信に失敗した場合など、フレーム情報を受信できなかった場合に、アクセスポイント63から転送されたフレーム情報から期間情報を取得することができるため、好適である。
なお、本発明は、上記した実施の形態のものに限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第1〜第4及び第6の実施の形態においては、第5の実施の形態のように、アクセスポイントを、第1端末と基地局や第2端末との間の無線通信を中継する中継器としても良い。
第2〜第5の実施の形態においては、第6の実施の形態のように、フレーム情報が中継装置(アクセスポイントや中継器)から第1端末に対して転送されるよう構成しても良い。
第1〜第6の実施の形態においては、端末同士の無線LAN通信として中継装置(アクセスポイントや中継器)を介した無線LAN通信を挙げたが、端末同士の無線LAN通信は、中継装置を介さない無線LAN通信(アドホックモードでの無線LAN通信)であっても良い。
第2の実施の形態においてアドホックモードでの無線LAN通信を行う場合、第1端末23と第2端末27との通信や、第2端末27と他の第2端末27との通信は、直接行われる。したがって、第1端末25は、要求信号(CTS信号)を第2端末27及びアクセスポイント23に対して送信(直接送信)し、そして、NAV期間(パケット送信期間)は、第1端末25による第2端末27及びアクセスポイント23からのパケットの受信(直接受信)は行われないことになる。
また、第3の実施の形態においてアドホックモードでの無線LAN通信を行う場合、第1端末35と第2端末37との通信や、第2端末37と他の第2端末37との通信は、直接行われる。したがって、第1端末35は、要求信号(第1端末35宛てのパケットの送信禁止を要求する要求信号)を第2端末37及びアクセスポイント23に対して送信(直接送信)し、そして、送信禁止期間(パケット送信期間)は、第1端末35による第2端末37及びアクセスポイント23からのパケットの受信(直接受信)は行われないことになる。
第1の実施の形態の無線通信システムの機能的構成を示すブロック図である。 図1に示すアクセスポイントの機能的構成を示すブロック図である。 図1に示す第1端末の機能的構成を示すブロック図である。 図1に示す第2端末の機能的構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の無線通信システムにおけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について説明するための図である。 第2の実施の形態の無線通信システムの機能的構成を示すブロック図である。 図6に示すアクセスポイントの機能的構成を示すブロック図である。 図6に示す第1端末の機能的構成を示すブロック図である。 図6に示す第2端末の機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態の無線通信システムにおけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について説明するための図である。 第3の実施の形態の無線通信システムの機能的構成を示すブロック図である。 図11に示す第1端末の機能的構成を示すブロック図である。 図11に示す第2端末の機能的構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態の無線通信システムにおけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について説明するための図である。 第4の実施の形態の無線通信システムの機能的構成を示すブロック図である。 図15に示すアクセスポイントの機能的構成を示すブロック図である。 図15に示す第1端末の機能的構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態の無線通信システムにおけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について説明するための図である。 第5の実施の形態の無線通信システムの機能的構成を示すブロック図である。 図19に示す中継器の機能的構成を示すブロック図である。 図19に示す第1端末の機能的構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態の無線通信システムにおけるWiMAX通信及びWiFi通信でのパケットの送信について説明するための図である。 第6の実施の形態の無線通信システムの機能的構成を示すブロック図である。 図23に示すアクセスポイントの機能的構成を示すブロック図である。 図23に示す第1端末の機能的構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 基地局
13,23,43,63 アクセスポイント(中継装置)
53 中継器(中継装置)
15,25,35,45,55,65 第1端末(端末)
17,27,37 第2端末(他の装置)
131 LAN送受分離部(中継側無線LAN通信手段)
132 LAN受信部(中継側無線LAN通信手段)
135 LAN送信部(中継側無線LAN通信手段)
437,537 セルラー送受分離部(中継側セルラー通信手段)
438,538 セルラー受信部(中継側セルラー通信手段)
541 セルラー送信部(中継側セルラー通信手段)
151 LAN送受分離部(端末側無線LAN通信手段)
152 LAN受信部(端末側無線LAN通信手段)
155 LAN送信部(端末側無線LAN通信手段)
156 セルラー送受分離部(端末側セルラー通信手段)
157 セルラー受信部(端末側セルラー通信手段)
160 セルラー送信部(端末側セルラー通信手段)
1000,2000,3000,4000,5000,6000 無線通信システム
1361 CPU(中継側無線LAN送信制御手段、中継側取得手段、中継側要求手段、中継側セルラー送信制御手段、転送制御手段)
1364a,2364a,4364a,5364a,6364a LAN送信制御プログラム(中継側無線LAN送信制御手段)
4364b,5364b 取得プログラム(中継側取得手段)
5364c 要求プログラム(中継側要求手段)
5364d セルラー送信制御プログラム(中継側セルラー送信制御手段)
6364e 転送制御プログラム(転送制御手段)
1621 CPU(端末側取得手段、端末側無線LAN送信制御手段、端末側要求手段)
1624a,6624a 取得プログラム(端末側取得手段)
1624c,2624c,5624c LAN送信制御プログラム(端末側無線LAN送信制御手段)
2624e,3624e 要求プログラム(端末側要求手段)

Claims (7)

  1. 基地局と、前記基地局と無線通信を行う端末と、前記端末と他の装置との間の無線通信を中継する中継装置と、を備える無線通信システムにおいて、
    前記端末は、
    通信時間が、前記基地局が下りフレームを送信する時間と、前記基地局が上りフレームを受信する時間と、に分割された時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段と、
    前記中継装置と無線LAN(Local Area Network)通信を行う端末側無線LAN通信手段と、
    前記端末側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記中継装置に対して送信させる端末側無線LAN送信制御手段と、
    前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる当該端末宛てのパケットを当該端末が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得する端末側取得手段と、
    を備え、
    前記端末側無線LAN送信制御手段は、前記端末側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、前記端末側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット受信期間と、に前記端末側無線LAN通信手段による前記中継装置に対するパケットの送信を停止することを特徴とする無線通信システム。
  2. 基地局と、前記基地局と無線通信を行う端末と、前記端末と他の装置との間の無線通信を中継する中継装置と、を備える無線通信システムにおいて、
    前記端末は、
    通信時間が、前記基地局が下りフレームを送信する時間と、前記基地局が上りフレームを受信する時間と、に分割された時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段と、
    前記中継装置と無線LAN(Local Area Network)通信を行う端末側無線LAN通信手段と、
    前記端末側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記中継装置に対して送信させる端末側無線LAN送信制御手段と、
    前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される前記上りフレームに含まれる当該端末からのパケットを当該端末が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得する端末側取得手段と、
    前記端末側無線LAN通信手段を制御して、前記端末側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット送信期間の前に、当該パケット送信期間における前記無線LAN通信でのパケットの送信を停止するよう前記他の装置に対して要求する要求信号を、前記中継装置に対して送信させる端末側要求手段と、
    を備え、
    前記端末側無線LAN送信制御手段は、前記端末側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、前記端末側無線LAN通信手段による前記中継装置に対するパケットの送信を停止することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムにおいて、
    前記端末側要求手段は、前記端末側無線LAN通信手段を制御して、前記パケット送信期間における前記無線LAN通信での前記端末宛てのパケットの送信を停止するよう前記他の装置に対して要求する要求信号を、前記中継装置に対して送信させることを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記中継装置は、
    前記時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段と、
    前記端末と無線LAN通信を行う中継側無線LAN通信手段と、
    前記中継側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記端末に対して送信させる中継側無線LAN送信制御手段と、
    前記中継側無線LAN通信手段を制御して、前記下りフレームに含まれるフレーム情報を前記端末に対して転送させる転送制御手段と、
    を備え、
    前記中継側無線LAN送信制御手段は、前記中継側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、前記中継側無線LAN通信手段による前記端末に対するパケットの送信を停止し、
    前記端末側取得手段は、前記中継側無線LAN通信手段により転送されたフレーム情報から前記期間情報を取得することを特徴とする無線通信システム。
  5. 基地局と、前記基地局と無線通信を行う端末と、前記端末と他の装置との間の無線通信を中継する中継装置と、を備える無線通信システムにおいて、
    前記端末は、
    通信時間が、前記基地局が下りフレームを送信する時間と、前記基地局が上りフレームを受信する時間と、に分割された時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段と、
    前記中継装置と無線LAN(Local Area Network)通信を行う端末側無線LAN通信手段と、
    を備え、
    前記中継装置は、
    前記時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段と、
    前記端末と無線LAN通信を行う中継側無線LAN通信手段と、
    前記中継側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記端末に対して送信させる中継側無線LAN送信制御手段と、
    前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される前記上りフレームに含まれる前記端末からのパケットを当該端末が送信するパケット送信期間に関する期間情報を取得する中継側取得手段と、
    を備え、
    前記中継側無線LAN送信制御手段は、前記中継側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、前記中継側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット送信期間と、に前記中継側無線LAN通信手段による前記端末に対するパケットの送信を停止することを特徴とする無線通信システム。
  6. 基地局と、前記基地局と無線通信を行う端末と、前記端末と前記基地局との間の無線通信を中継する中継装置と、を備える無線通信システムにおいて、
    前記端末は、
    通信時間が、前記基地局が下りフレームを送信する時間と、前記基地局が上りフレームを受信する時間と、に分割された時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う端末側セルラー通信手段と、
    前記中継装置と無線LAN(Local Area Network)通信を行う端末側無線LAN通信手段と、
    前記端末側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記中継装置に対して送信させる端末側無線LAN送信制御手段と、
    前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームに含まれる当該端末宛てのパケットを前記端末が受信するパケット受信期間に関する期間情報を取得する端末側取得手段と、
    を備え、
    前記端末側無線LAN送信制御手段は、前記端末側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間と、前記端末側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット受信期間と、に前記端末側無線LAN通信手段による前記中継装置に対するパケットの送信を停止し、
    前記中継装置は、
    前記時分割方式によって、前記基地局とセルラー通信を行う中継側セルラー通信手段と、
    前記端末と無線LAN通信を行う中継側無線LAN通信手段と、
    前記中継側無線LAN通信手段を制御して、パケットを前記端末に対して送信させる中継側無線LAN送信制御手段と、
    前記下りフレームに含まれるフレーム情報から、当該下りフレームの次に通信される前記上りフレームに含まれる前記端末からのパケットを当該中継装置が中継するパケット中継期間に関する期間情報を取得する中継側取得手段と、
    前記中継側無線LAN通信手段を制御して、前記中継側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット中継期間の前に、前記端末からのパケットを送信するよう要求する要求信号を当該端末に対して送信させる中継側要求手段と、
    前記中継側セルラー通信手段を制御して、前記中継側取得手段により取得された期間情報に基づくパケット中継期間に、前記中継側無線LAN通信手段により送信された要求信号に従って前記端末側無線LAN通信手段から送信された前記端末からのパケットを前記基地局に対して送信させる中継側セルラー送信制御手段と、
    を備え、
    前記中継側無線LAN送信制御手段は、前記中継側セルラー通信手段が前記フレーム情報を受信するフレーム情報受信期間に、前記中継側無線LAN通信手段による前記端末に対するパケットの送信を停止することを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項6に記載の無線通信システムにおいて、
    前記中継装置は、
    前記中継側無線LAN通信手段を制御して、前記下りフレームに含まれるフレーム情報を前記端末に対して転送させる転送制御手段を備え、
    前記端末側取得手段は、前記中継側無線LAN通信手段により転送されたフレーム情報から前記期間情報を取得することを特徴とする無線通信システム。
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