JPWO2008078391A1 - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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Abstract

無線到達エリア内の通信可能台数を増加する。基地局手段(2)は、他の通信装置と同一の制御情報を生成する。この制御情報には、通信装置(1)および他の通信装置がデータ送信するための無線フレームの領域を規定した情報が含まれる。端末手段(3)は、制御情報に基づいてデータの受信を行う。スイッチ手段(4)は、基地局手段(2)、端末手段(3)、およびアンテナ(6)の接続を切替える。スイッチ切替え手段(5)は、基地局手段(2)が制御情報を出力するとき、基地局手段(2)を端末手段(3)に接続し、制御情報を端末手段(3)に出力するようにスイッチ手段(4)を切替える。

Description

本発明は通信装置および通信方法に関し、特に無線通信を行う通信装置およびその通信方法に関する。
交通事故の削減を目指し、ITS(Intelligent Transport System)の開発が進められている。ITSシステムの例として、車に通信機を備え、車の走行状態等を放送形式で半径数100m内の他の車に伝える車車間通信がある。
一方、近年、中距離の大容量無線通信システムとして、周波数軸方向と時間軸方向とでデータの多重化をフレキシブルに行うOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式を用いたWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)の開発が進められている(例えば、非特許文献1〜3参照)。ITSでは、画像データ等の大容量データを車載機が送信することがあるため、WiMAXシステムの車車間通信への適用が検討されている。例えば、WiMAXの基地局を送信機、端末を受信機として車に搭載し、車車間通信を可能にする。
WiMAXでは、基地局が無線フレームの同期用のプリアンブル、無線フレーム内の領域(バースト)割り当て情報(マップ)の大きさ等の制御用のフレームコントロールヘッダ(FCH:Frame Control Header)、および無線フレーム内の領域(バースト)割り当て情報(マップ)を各端末に送信して無線フレームを構成する。そして、各端末との通信に割り当てた無線フレーム内のバーストで、各端末とのデータの送受信を行う。すなわち、通信コネクションごとにバーストが割り当てられる。なお、以下では、無線フレームの同期は、GPS(Global Positioning System)等によって、絶対同期がとれており、プリアンブルによる同期引き込みの処理は、不要であるとする。
通信形式が放送形式の場合には、マルチキャストコネクションであると定義されたバーストをすべての端末が受信する。この場合において、車(基地局側)から送信される無線フレームのマップ内容が異なる場合、無線フレーム内のマップ情報が干渉するため、端末は、バーストの位置を特定できずデータを受信できなくなる。これは、マップの開始位置が無線フレーム中で固定されているからである。
図7は、無線フレームのフレーム構成を示した図である。図に示すように無線フレームは、プリアンブル(図中Preamble)、FCH、DL(Down Link)−MAP、UL(Up Link)−MAP、DLバースト1〜15、およびULバースト1,2,…から構成される。プリアンブル、FCHの位置、およびDL−MAPの開始位置は固定されている。UL−MAPはDL−MAPの終了位置の次から開始される。IEEE802.16e標準では、DL−MAPおよびUL−MAPには、バーストで送信されるコネクションのID、バーストの開始位置、バーストの終了位置、およびバーストの大きさなどの情報が含まれている。ULバースト1,2,…以外は、基地局が生成する。
上述したように、複数の車がマルチキャストコネクションのバーストでデータ送信をする場合において、DL−MAPの内容が異なっている場合には、DL−MAPの開始位置は固定であるため、DL−MAPが干渉して、端末はデータを受信できなくなる。
よって、DL−MAPの干渉を防ぐためには、1台の車の基地局だけが1つの無線フレームを送信することができる。WiMAXの無線フレーム長は、一般的に5msであるため、例えば、各車の情報送信間隔が1sであるなら、200台の車が無線到達エリア内(半径数100mのエリア)で送信可能となる。
IEEE 802.16-2004 IEEE 802.16e-2005 IEEE 802.16-2004/Cor1-2005
しかし、市街地では、多くの車が存在し、無線到達エリア内の通信可能台数が数百台であるというのは不十分であるという問題点があった。
また、複数の通信装置から無線フレームの構造を示す情報をそれぞれ送信すると、干渉により通信障害が発生する可能性があった。
また、通信装置は、無線フレーム構造を示す情報を送信している間は、無線フレーム構造を示す情報を受信することができないという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、無線到達エリア内の通信可能台数を増加させることができる通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、無線フレームの構造を示す情報の干渉を防止すること又は無線フレーム構造を示す情報を送信している間は、無線フレーム構造を示す情報を受信することができないという問題を解決することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、図1に示すような無線通信を行う通信装置1において、通信装置1および他の通信装置がデータ送信するための無線フレームの領域を規定した情報を含む、他の通信装置と同一の制御情報を生成する基地局手段2と、制御情報に基づいてデータの受信を行う端末手段3と、基地局手段2、端末手段3、およびアンテナ6の接続を切替えるスイッチ手段4と、基地局手段2が制御情報を出力するとき、基地局手段2を端末手段3に接続し、制御情報を端末手段3に出力するようにスイッチ手段4を切替えるスイッチ切替え手段5と、を有することを特徴とする通信装置1が提供される。
このような通信装置1によれば、基地局手段2は、通信装置1および他の通信装置がデータ送信するための無線フレームの領域を規定した情報を含む、他の通信装置と同一の制御情報を生成する。スイッチ切替え手段5は、基地局手段2が制御情報を出力するとき、制御情報がアンテナ6ではなく、端末手段3に出力されるようにスイッチ手段4を切替える。
本発明の通信装置では、基地局手段は、通信装置および他の通信装置がデータ送信するための無線フレームの領域を規定した情報を含む、他の通信装置と同一の制御情報を生成する。スイッチ切替え手段は、基地局手段が制御情報を出力するとき、制御情報がアンテナではなく、端末手段に出力されるようにスイッチ手段を切替える。これによって、無線到達エリア内の通信可能台数を増加させることができる。
また、本発明によれば、無線フレームの構造を示す情報の干渉を防止すること又は無線フレーム構造を示す情報を送信している間は、無線フレーム構造を示す情報を受信することができないという問題を解決することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
通信装置の概要を示した図である。 本発明の通信装置を搭載した車の車車間通信を説明する図である。 DL−MAPの内容を示した図である。 車に搭載される通信装置の機能ブロック図である。 通信装置の送受信を説明する図である。 スイッチ切替え部の動作を示したフローチャートである。 無線フレームのフレーム構成を示した図である。
以下、本発明の原理を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、通信装置の概要を示した図である。図に示すように通信装置1は、基地局手段2、端末手段3、スイッチ手段4、スイッチ切替え手段5、およびアンテナ6を有している。
基地局手段2は、他の通信装置と同一の制御情報を生成する。この制御情報には、通信装置1および他の通信装置がデータ送信するための無線フレームの領域を規定した情報が含まれる。この無線フレームの領域を規定した情報は、他の通信装置においても同じ内容である。なお、この情報では領域が規定されるだけで、どの通信装置がどの領域でデータを送信するかは、規定されない。
端末手段3は、制御情報に基づいてデータの受信を行う。
スイッチ手段4は、基地局手段2、端末手段3、およびアンテナ6の接続を切替える。
スイッチ切替え手段5は、基地局手段2が制御情報を出力するとき、基地局手段2を端末手段3に接続し、制御情報を端末手段3に出力するようにスイッチ手段4を切替える。
このように、基地局手段2は、通信装置1および他の通信装置がデータ送信するための無線フレームの領域を規定した情報を含む、他の通信装置と同一の制御情報を生成する。スイッチ切替え手段5は、基地局手段2が制御情報を出力するとき、制御情報がアンテナ6ではなく、端末手段3に出力されるようにスイッチ手段4を切替える。これによって、無線到達エリア内の通信可能台数を増加させることができる。
また、無線フレームの構造を示す情報の干渉を防止すること又は無線フレーム構造を示す情報を送信している間は、無線フレーム構造を示す情報を受信することができないという問題を解決することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の通信装置を搭載した車の車車間通信を説明する図である。図には、車11〜16が示してある。また、車11〜16の無線到達エリア21〜26が示してある。無線到達エリア21〜26の大きさは、例えば、半径数100mである。車11〜16は、WiMAXの基地局の機能および端末の機能を有し、車車間通信を行う。
車11〜16(基地局側)は、放送形式でデータを無線送信する。データには、例えば、データを送信した車11〜16のナンバーなどの識別情報や、進む方向、速度、位置などが含まれている。放送形式で送信されたデータを受信した車11〜16(端末側)は、受信したデータによって、自分の周囲には、どのような車が存在しており、どのように移動するか認識できる。これによって、事故を未然に防ぐことができるようになる。
もちろん、車11〜16から送信されるデータは、無線到達エリア21〜26内にしか到達しない。例えば、車11の無線到達エリア21内には、車12〜14が存在している。従って、車11の送信するデータは、車12〜14のみが受信することができる。
すべての車11〜16は、予め定義された同一内容の制御情報を生成する。制御情報には、自分と他の車とを含めた、マルチキャストコネクションのバーストを規定したDL−MAPが含まれている。
車11〜16は、生成した制御情報を無線送信せず、内部で折り返す(基地局の機能部から端末の機能部へ折り返す)。端末の機能部は、制御情報によって定義されている送信領域を利用して、データの送受信を行う。
以下では、無線フレームの同期は、GPS等によって、絶対同期がとれており、プリアンブルによる同期引き込みの処理は、不要であるとする。
図3は、DL−MAPの内容を示した図である。図のCIDは、通信コネクション(基地局と端末の通信)を識別する識別子を示している。図の例の場合、マルチキャストコネクションID(Multicast1, Multicast2,…)が設定されている。バースト開始点およびバースト終了点は、DLバーストの領域の開始点および終了点を示している。Number of symbolsは、DLバーストの大きさ、変調方式等の情報を示している。
図3の例では、バースト開始点a1、バースト終了点b1のバーストには、マルチキャストコネクションID1が割り当てられている。すなわち、マルチキャストコネクションID1の通信コネクションは、バースト開始点a1からバースト終了点b1の領域のバーストを用いて通信を行うことになる。
なお、車車間通信では、車11〜16が送信するデータ量は、車11〜16の識別情報や、進む方向、速度、位置など、送信する情報量により予め決まり、一定である。よって、図3に示すようにNumber of symbolsは、すべてのマルチキャストコネクションIDで同じである。また、バーストの大きさは、使用する変調方式、誤り訂正符号化率で決定され、これらも1種類に固定される。
制御情報は、予め定義されており、すべての車11〜16は、図3に示すような同一のDL−MAPを生成する。
図4は、車に搭載される通信装置の機能ブロック図である。図に示すように通信装置30は、WiMAX端末部31、WiMAX基地局部32、スイッチ切替え部33、スイッチ34,35、およびアンテナ36を有している。
WiMAX端末部31は、WiMAXの端末装置の機能を有している。WiMAX基地局部32は、WiMAXの基地局の機能を有している。すなわち、通信装置30は、WiMAXの既存の端末装置および基地局の機能を有している。
スイッチ切替え部33は、無線フレーム中のシンボル位置に基づいて、スイッチ34,35を切替える。
スイッチ34は、端子A,Bを有し、スイッチ切替え部33の制御によって、WiMAX端末部31を端子Aおよび端子Bの一方に接続する。スイッチ34の端子Aは、アンテナ36と接続されている。
スイッチ35は、端子A,Bを有し、スイッチ切替え部33の制御によって、WiMAX基地局部32を端子Aおよび端子Bの一方に接続する、スイッチ35の端子Bは、アンテナ36と接続されている。スイッチ35の端子Aは、スイッチ34の端子Bと接続されている。
以下、スイッチ切替え部33について詳細に説明する。
1.スイッチ切替え部33は、無線フレームの先頭から、固定的に与えられる無線フレームのプリアンブル、FCH、DL−MAP、およびUL−MAPの制御信号が終了するシンボルまで、WiMAX端末部31とWiMAX基地局部32とが接続されるようにスイッチ34,35を制御する。すなわち、スイッチ切替え部33は、WiMAX端末部31がスイッチ34の端子Bに接続され、WiMAX基地局部32がスイッチ35の端子Aに接続されるようにスイッチ34,35を制御する。なお、制御情報は、上述したようにすべての車11〜16に搭載される通信装置において同一である。
WiMAX基地局部32が出力するこれらの制御情報を、WiMAX端末部31が無線通信を介することなく直接折り返し受信することで、WiMAX端末部31は、すべてのDLバーストをマルチキャストデータとして受信すべきこと、DLバーストの大きさおよび位置を知ることができる。
例えば、DL−MAPには、図3に示されている内容が示されているため、WiMAX端末部31は、すべてのDLバーストをマルチキャストデータとして受信すべきこと、DLバーストの大きさ、およびDLバーストの位置を知ることができる。
2.スイッチ切替え部33は、DL−MAPで定義された、最初のDLバーストが開始されるシンボルから、WiMAX基地局部32がデータ送信をするDLバーストが開始される1つ前のシンボルまで、WiMAX端末部31がアンテナ36に接続されるようにスイッチ34を制御する。
他の車の通信装置からのデータは、上述と同様に折り返された、同一内容のDL−MAPに基づいて送信されるため、通信装置30のWiMAX端末部31は、アンテナ36を介してそのデータを受信する。WiMAX端末部31は、DLバーストごとに異なる通信コネクションIDが割り当てられているため、異なる車からの情報と認識することができる。
3.スイッチ切替え部33は、WiMAX基地局部32が送信を開始するDLバーストのシンボルから、送信を終了するシンボルまで、WiMAX基地局部32がアンテナ36に接続されるようにスイッチ35を制御する。
WiMAX基地局部32は、自身が送信すべき通信コネクションIDに対応したDLバーストでのみ、データ送信を行う。なお、自身が送信すべき通信コネクションIDは、後述するが、例えば、WiMAX基地局部32がランダムに選択し、スイッチ切替え部33を制御する。
4.スイッチ切替え部33は、WiMAX基地局部32が送信を終了したシンボルの次から、次の無線フレームの先頭の1つ前のシンボルまで、WiMAX端末部31がアンテナ36に接続されるようにスイッチ34を制御する。
次に、通信装置30の送受信について説明する。
図5は、通信装置の送受信を説明する図である。図4で説明した通信装置30は、車11に搭載されているとする。通信装置30のWiMAX基地局部32は、プリアンブル、FCH、DL−MAP、およびUL−MAPの制御情報を生成する。この制御情報は、無線送信されることなく、通信装置30のWiMAX端末部31に折り返される。他の車12〜16においても同様に、同じ内容の制御情報をWiMAX端末部に折り返す。
WiMAX基地局部32は、データ送信するためのDLバーストとして、例えば、マルチキャストコネクションIDmのDLバーストを選定したとする。他の車12〜16も同様に、データ送信するためのDLバーストを選定し、例えば、車12は、マルチキャストコネクションID1のDLバーストを選定し、車13は、マルチキャストコネクションID2のDLバーストを選定したとする。
制御情報の折り返し処理が終了すると、通信装置30のWiMAX端末部31は、例えば、図3に示したDL−MAPに基づいて、アンテナ36からデータを受信する。WiMAX端末部31は、DL−MAPを基に、自身の使用可能なDLバーストを認識し、その領域内でデータの受信を行うが、図3で説明したようにすべてのDLバーストはマルチキャストコネクションIDのため、すべてのDLバーストでデータ受信を行う。
例えば、WiMAX端末部31は、マルチキャストコネクションID1が対応するDLバーストでRxData1を受信し、マルチキャストコネクションID2が対応するDLバーストでRxData2を受信する。
上述したように、車12は、マルチキャストコネクションID1のDLバーストでデータ送信を行う。従って、図5のRxData1は、車12が送信したデータである。また、車13は、マルチキャストコネクションID2のDLバーストでデータ送信を行う。従って、図5のRxData2は、車13が送信したデータである。
以下同様に、通信装置30のWiMAX端末部31は、DL−MAPに示されるDLバーストでデータを受信する。
通信装置30のスイッチ切替え部33は、自身が送信を開始するDLバーストのシンボル(WiMAX基地局部32が選定したマルチキャストコネクションIDmに対応するDLバースト)になると、WiMAX基地局部32がアンテナ36に接続されるようにスイッチ35を切替える。
これにより、WiMAX基地局部32は、マルチキャストコネクションIDmに対応するDLバーストで、TxDatamの送信を行う。他の車12〜16は、当該車11と同じ内容のDL−MAPに基づいてデータ受信を行っており、マルチキャストコネクションIDmのDLバーストで、車11のTxDatamを受信することになる。
通信装置30のスイッチ切替え部33は、TxDatamの送信が終わると、WiMAX端末部31がアンテナ36に接続されるようスイッチ34を切替える。WiMAX端末部31は、DL−MAPに基づいて、アンテナ36からデータを受信する。
次に、WiMAX基地局部32のデータ送信するDLバーストの選定について説明する。以下では、無線フレームのフレーム長を5ms、車は1秒に1回データを送信するとする。また、DLバースト数を15とする。
車は、1秒間に200回(1s/5ms)無線フレームを送信することが可能である。バースト数は15であるので、車は、5msのフレームをさらに15分割してデータを送信できることになる。すなわち、本発明では、無線到達エリア内に、200×15台の車を収納することが可能である。
すべての車のWiMAX基地局部は、例えば、Slotted ALOHA方式によって、自身が送信すべきCIDを選定する。すべての車のWiMAX基地局部は、200×15個のバーストのCIDを1〜3000として、1〜3000の間の数字をランダムに選び、そのCIDに対応したバーストで送信を行う。これにより、無線到達エリア内に、200×15台の車を収納することが可能となる。この場合には、1フレーム目のCIDは1〜15、2フレーム目のCIDは16〜30、のようにマップ情報は規定される。1フレーム目の送信開始タイミングは、絶対同期がとれているため、例えば、12時0分0.000秒、2フレーム目は、12時0分0.005秒というように設定し、連続する200フレームの送信開始タイミングの同期をとる。
なお、すべての車のWiMAX基地局部は、バーストをランダムに選ぶので、同じCIDのバーストを選んだ場合には、送信したデータが干渉し、WiMAX端末部がデータを受信できない場合もある。しかし、データが干渉した場合でも、CIDをランダムに選んで繰り返しデータを送信するので、WiMAX端末部は、そのうちデータを干渉することなく受信できるようになる。ただし、ITSで要求されるデータ送信時間内に、適正なデータが送信されるように、送信回数を設定する必要がある。
また、CIDの選定に、Reservation ALOHA方式、ALOHA Reservation方式を用いることもできる。
次に、通信装置30のスイッチ切替え部33の動作を、フローチャートを用いて説明する。
図6は、スイッチ切替え部の動作を示したフローチャートである。
ステップS1において、スイッチ切替え部33は、無線フレームのシンボル位置を確認する。
ステップS2において、スイッチ切替え部33は、無線フレームのシンボル位置が先頭であるか否か判断する。シンボル位置が無線フレームの先頭である場合、ステップS3へ進む。シンボル位置が無線フレームの先頭でない場合、ステップS4へ進む。
ステップS3において、スイッチ切替え部33は、WiMAX端末部31と端子Bが接続されるようにスイッチ34を切替える。また、スイッチ切替え部33は、WiMAX基地局部32と端子Aが接続されるようにスイッチ35を切替える。
これにより、無線フレームの制御情報が、WiMAX基地局部32からWiMAX端末部31へと折り返される。
ステップS4において、スイッチ切替え部33は、折り返される無線フレームのシンボル位置が制御情報のMAPの最後+1であるか否か判断する。シンボル位置がMAPの最後+1である場合、ステップS5へ進む。シンボル位置がMAPの最後+1でない場合、ステップS6へ進む。
ステップS5において、スイッチ切替え部33は、WiMAX端末部31と端子Aが接続されるようにスイッチ34を切替える。また、スイッチ切替え部33は、WiMAX基地局部32と端子Aが接続されるようにスイッチ35を切替える。
これにより、WiMAX端末部31がアンテナ36と接続され、DL−MAPに基づくDLバーストによってデータが受信される。
ステップS6において、スイッチ切替え部33は、無線フレームのシンボル位置がWiMAX基地局部32の選定した送信シンボルの先頭であるか否か判断する。シンボル位置が送信シンボルの先頭である場合、ステップS7へ進む。シンボル位置が送信シンボルの先頭でない場合、ステップS8へ進む。
ステップS7において、スイッチ切替え部33は、WiMAX端末部31と端子Bとが接続されるようにスイッチ34を切替える。また、スイッチ切替え部33は、WiMAX基地局部32と端子Bとが接続されるようにスイッチ35を切替える。
これにより、WiMAX基地局部32とアンテナ36とが接続され、WiMAX基地局部32が選定したDLバーストでデータ送信が行われる。
ステップS8において、スイッチ切替え部33は、無線フレームのシンボル位置が送信シンボルの最後+1であるか否か判断する。シンボル位置が送信シンボルの最後+1である場合、ステップS9へ進む。シンボル位置が送信シンボルの最後+1でない場合、ステップS10へ進む。
ステップS9において、スイッチ切替え部33は、WiMAX端末部31と端子Aとが接続されるようにスイッチ34を切替える。また、スイッチ切替え部33は、WiMAX基地局部32と端子Aとが接続されるようにスイッチ35を切替える。
これにより、WiMAX端末部31がアンテナ36と接続され、DL−MAPに基づくDLバーストによってデータが受信される。
ステップS10において、WiMAX基地局部32は、ステップS6において無線フレームのシンボル位置が送信シンボルの先頭と判断された場合、データを1シンボル送信する。ステップS10の処理は、ステップS8において無線フレームのシンボル位置が送信シンボルの最後と判断されるまで行われる。
ステップS11において、WiMAX端末部31は、ステップS4において無線フレームのシンボル位置がMAPの最後+1と判断された場合、データを1シンボル受信する。ステップS11の処理は、無線フレームのシンボル位置が送信シンボルの先頭となるまで行われる。そして、無線フレームのシンボル位置が送信シンボルの最後+1となると、データの1シンボル受信を再開する。また、無線フレームのシンボル位置が次の無線フレームの先頭−1となるまで行われる。
ステップS12において、WiMAX端末部31とWiMAX基地局部32は、次のシンボルでの送受信を行うため、無線フレームの時間軸を1シンボル分進める。
このように、通信装置30は、他の車12〜16の通信装置と同じ制御情報を生成し、WiMAX端末部31に折り返す。この制御情報には、図3に示したような通信装置30と他の車12〜16の通信装置とを含めたDLバーストを規定したDL−MAPが含まれる。これにより、無線到達エリア内の通信可能台数を増加させることができる。
また、通信装置30は、スイッチ切替え部33によって、アンテナ36と接続されるWiMAX端末部31とWiMAX基地局部32を切替えるので、無線フレームの構成を新たに定義することなく、既存のWiMAXの端末機能および基地局機能を用いて、無線通信することができる。
また、上記では、制御情報をすべてWiMAX端末部31に折り返していたが、すべての制御情報をWiMAX端末部31に折り返すのではなく、一部の制御情報をアンテナ36から無線フレームで送信するようにしてもよい。また、WiMAX端末部31は、一部の制御情報をアンテナ36から他の通信装置より受信するようにしてもよい。この場合、一部の制御情報を送信する無線フレーム、受信する無線フレームは、各通信装置30でランダムとなるようにし、確率的にWiMAX端末部31が受信可能とする。上記では、無線フレームは、GPS等によって絶対同期がとれているものとしていたが、何らかの原因によって絶対同期のタイミングがずれた場合、無線フレームによるプリアンブルによって、ずれたタイミングを絶対同期に合わせることができる。
また、WiMAX基地局部32は、予め定められた時間間隔内に、予め定められた回数だけ、バーストを選定してデータを送信するようにしてもよい。これにより、ITSで要求されるデータ送信間隔内で確実なデータ送信を行い、確率的にデータの到達保障性を確保することが可能となる。
例えば、図4において、スイッチ切替え部33とWiMAX基地局部32とに接続される送信制御部を設ける。送信制御部は、予め定められた時間間隔と、時間間隔内の送信回数を保持する。送信制御部は、時間間隔内のn個のタイムスロットを1〜nとし、1〜nの間で、ランダムに値を送信回数分選択して、そのタイムスロットで送信を行うようにする。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1 通信装置
2 基地局手段
3 端末手段
4 スイッチ手段
5 スイッチ切替え手段
6 アンテナ

Claims (12)

  1. 無線通信を行う通信装置において、
    当該通信装置および他の通信装置がデータ送信するための無線フレームの領域を規定した情報を含む、前記他の通信装置と同一の制御情報を生成する基地局手段と、
    前記制御情報に基づいてデータの受信を行う端末手段と、
    前記基地局手段、前記端末手段、およびアンテナの接続を切替えるスイッチ手段と、
    前記基地局手段が前記制御情報を出力するとき、前記基地局手段を前記端末手段に接続し、前記制御情報を前記端末手段に出力するように前記スイッチ手段を切替えるスイッチ切替え手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記スイッチ切替え手段は、前記端末手段が前記制御情報に基づいて前記データを受信するとき、前記端末手段が前記アンテナに接続されるように前記スイッチ手段を制御することを特徴とする請求の範囲第1項記載の通信装置。
  3. 前記スイッチ切替え手段は、前記基地局手段が前記データを送信するとき、前記基地局手段が前記アンテナに接続されるように前記スイッチ手段を制御することを特徴とする請求の範囲第1項記載の通信装置。
  4. 前記制御情報には、プリアンブルおよびフレームコントロールヘッダが含まれることを特徴とする請求の範囲第1項記載の通信装置。
  5. 前記基地局手段は、任意の前記領域で前記データを送信することを特徴とする請求の範囲第1項記載の通信装置。
  6. 前記端末手段は、前記基地局手段が前記データを送信する前記領域以外で、前記他の通信装置からの前記データを受信することを特徴とする請求の範囲第1項記載の通信装置。
  7. 前記スイッチ切替え手段は、前記制御情報が一部の前記無線フレームで送信されるように、前記基地局手段と前記アンテナとを接続するよう前記スイッチ手段を切替えることを特徴とする請求の範囲第1項記載の通信装置。
  8. 前記スイッチ切替え手段は、前記制御情報が一部の前記無線フレームで受信されるように、前記端末手段と前記アンテナとを接続するよう前記スイッチ手段を切替えることを特徴とする請求の範囲第1項記載の通信装置。
  9. 前記基地局手段は、予め定められた時間内に予め定められた回数だけ、前記領域でデータを送信することを特徴とする請求の範囲第1項記載の通信装置。
  10. 無線通信する通信装置の通信方法において、
    基地局手段によって生成される、当該通信装置および他の通信装置がデータ送信するための無線フレームの領域を規定した情報を含む、前記他の通信装置と同一の制御情報を、前記制御情報に基づいてデータの受信を行う端末手段に出力する、
    ことを特徴とする通信方法。
  11. 複数の移動体間で無線通信を行う無線通信方法において、
    前記複数の移動体は、無線フレームの構造を示す情報を送信せずに、既知の無線フレームの構造情報を保有し、
    該既知の無線フレームの構造情報によって定義された送信領域を利用してデータの送信又は受信を行う、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  12. 複数の移動体間で無線通信を行う無線通信方法において、
    前記複数の移動体は、無線フレームの構造を示す情報をアンテナから送信せずに、内部で折り返して受信することで該無線フレームの構造を示す情報を取得し、
    該取得した無線フレームの構造を示す情報によって定義された送信領域を利用してデータの送信又は受信を行う、
    ことを特徴とする無線通信方法。
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