JP2010040415A - バックライトユニットおよび液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導光板に回折格子を含めたとしても、比較的高い度合いの白色光を生成するバックライトユニット等を提供する。
【解決手段】導光板11の天面11Uには、特定範囲の入射角をもって到達する光の一部を天面11Uに対して立ち上げつつ外部に回折透過させ、残りの光の一部を天面11Uに回折反射させる天面回折格子DGUが形成される。また、導光板11の底面11Bには、互いに異なる周期で配置される格子片13の群を、3個含む底面回折格子DGBが形成される。そして、3個の格子片群13gr.B,13gr.G,13gr.Rは、互いに異なる波長域の光に対応しており、各格子片群13gr.B,13gr.G,13gr.Rは、対応する特定波長域の光で、特定範囲の入射角をもって入射する光だけを、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示パネル等に対して光を供給するバックライトユニット、およびそのバックライトユニットを搭載する液晶表示装置に関する。
従来、非発光型の液晶表示パネルを搭載する液晶表示装置では、その液晶表示パネルに対して光を供給するバックライトユニットも搭載される。そして、このようなバックライトユニットは、極力、液晶表示パネルに対して垂直に光を入射させるとよい。なぜなら、液晶表示パネルに対して斜めに入射する光が多量に存在すると、輝度低下および輝度ムラの一因になりかねないためである。
しかし、光源の光は、1枚状かつ板状の導光板の側面に入射した後に、多重反射して天面から出射する場合、その天面に対して垂直に出射しにくい。したがって、天面を覆うように位置する液晶表示パネルに対し、光が垂直に入射しにくい。
そこで、最近では、図15に示すように、導光板111は、光源122からの光を天面111Uから所望方向に出射させるべく回折格子dgを含む(なお、一点鎖線矢印は光を意味する)。このようになっていると、回折格子dgを通過する回折透過光は、制御されて所望方向に進行する。ただし、回折格子dgは、特定波長域毎の光に応じて異なる方向に進行させる分光作用を有する。
そのため、図15に示すように、回折格子dgは、例えば、青色(B)、緑色(G)、赤色(R)のように色味を帯びた光を種々方向に進行させる。このようになってしまうと、導光板111の天面111Uから出射する光全体が、白色ではなく色付きの光(バックライト光)になってしまい、その光を受ける液晶表示パネルの表示品位が低下する。
このような色付きのバックライト光の発生を防止するために、特許文献1に記載のバックライトユニットは、図16に示すように、回折格子dgから直接反射する回折反射光drB,drG,drRと、回折格子dgを透過した後に反射シート142で再び回折格子dgに戻る回折透過光dpB,dpG,dpRと、を混ぜ合わせることで、バックライト光の色付きを抑制する。要は、このバックライトユニットは、回折格子における回折反射光と回折透過光とに生じる分光作用が逆になることを利用する。
すなわち、図16に示すように、青色(B)、緑色(G)、赤色(R)のように色味を帯びた回折反射光drB,drG,drRと、同じく青色(B)、緑色(G)、赤色(R)のように色味を帯びた回折透過光dpB,dpG,dpRとにおいて、回折反射光drBと回折透過光dpRとが混ざり、回折反射光drGと回折透過光dpGとが混ざり、回折反射光drRと回折透過光dpBとが混ざる。
すると、このように相反する分光の2つの光を混ぜるバックライト光は、なんらの対策を施していない回折格子dgを含む導光板11からのバックライト光に比べて、不必要な色付きを抑えられる。
特開2006−120521号公報(段落[0030][0031]、図3)
しかしながら、この特許文献1に記載のバックライトユニットから出射するバックライト光は、詳説すると以下のようになる。すなわち、図16に示すように、回折反射光drBと回折透過光dpRとが混ざると、その混色光は紫色を帯び、回折反射光drGと回折透過光dpGとが混ざると、その混色光は緑色を帯び、回折反射光drRと回折透過光dpBとが混ざると、その混色光は紫色を帯びる。
つまり、特許文献1に記載のバックライトユニットからのバックライト光は、紫色と緑色とを帯びた光を含み、白色度合いを十分に高めた光とはいえない。
また、回折格子dgを透過した後に反射シート142で再び回折格子dgに戻る回折透過光dpB,dpG,dpRは、導光板111の天面111Uに至るまでに比較的長い光路を有することになる。そのため、回折透過光dpB,dpG,dpRの光量は比較的少量にならざるを得ず、バックライト光の輝度が低下しやすい。その上、反射シート142が含まれることで、バックライトユニットのコストも増加する。
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、導光板に回折格子を含めたとしても、比較的高い度合いの白色光を生成するバックライトユニット、およびそのバックライトユニットを搭載する液晶表示装置を提供することにある。
バックライトユニットは、光源と、光源からの光を受ける受光面、受光面に対向配置する反対面、並びに、受光面および反対面を挟み合う2つの対向面を有する導光板とを含む。
そして、このバックライトユニットにおける導光板では、対向面のうちの一方面には、特定範囲の入射角をもって到達する光の一部を一方面に対して立ち上げつつ外部に回折透過させ、残りの光の一部を対向面のうちの他方面に向けて回折反射させる第1回折格子が形成される。さらに、導光板には、他方面には、互いに異なる周期で配置される格子片の群を、少なくとも3個含む第2回折格子が形成される。
そして、3個の格子片群は、互いに異なる波長域の光に対応しており、各格子片群は、対応する特定波長域の光で、特定範囲の入射角をもって入射する光だけを、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させる。
このようになっていると、導光板の受光面から進行する光が特定範囲入射角をもって一方面に入射した場合に、第1回折格子によって、回折透過光および回折反射光が生じる。ただし、第1回折格子に入射した光の全てが、回折(回折透過および回折反射)するのではなく、一部の光は全反射する。
全反射する光(0次反射光)は、導光板にて一方面から他方面に向かって進行する。そして、その他方面には第2回折格子が形成される。この第2回折格子には、少なくとも3個の格子群が含まれ、各格子群は、対応する特定波長域の光で、特定範囲の入射角をもって入射する光だけを、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させる。
すると、このように回折反射する光は、導光板の一方面に戻るように進行する。そのため、一方面には、回折透過、回折反射、および全反射の基になる光が、受光面側から反対面側に向かって進行しつつ入射するとともに、反対面側から受光面側に向かって進行しつつ、他方面から戻ってくる光が入射する。これらの両方の光は、受光面側から反対面側に至るまでの方向(第1方向)において、互いに相違する方向で、一方面に入射する。
そのため、この一方面の第1回折格子にて、各光における分光(色分かれ)が生じる。ただし、第1方向に沿って並ぶ色分かれした光の配置は、両方の光で相違する。例えば、白色光が、赤色光、緑色光、青色光に色分かれするとする。
すると、回折透過、回折反射、および全反射する光の基になる光が、一方面の第1回折格子で回折透過する場合、受光面側から反対面側に向かって、白色光は赤色光、緑色光、青色光に分かれて出射する。一方、反対面側から受光面側に向かって進行しつつ、他方面から一方面に戻ってくる光が、一方面の第1回折格子で回折透過する場合、受光面側から反対面側に向かって、白色光は青色光、緑色光、赤色光に分かれて出射する。
このような現象が生じると、導光板の一方面から出射する光は、完全に色分かれした光ではなく、色分かれした光が混ざり合いつつ出射することになる。そのため、バックライトユニットからの光が、色味を帯びた光ではなく、比較的高い度合いの白色光となる。
なお、このようなバックライトユニットにおける導光板にて、第1回折格子と第2回折格子とは、対向面毎に分かれて形成されていない場合もある。例えば、導光板における対向面のうちの一方面に、到達する光の一部を一方面に対して立ち上げるように回折透過させ、残りの光の一部を対向面のうちの他方面に向けて回折反射させる第1回折格子と、互いに異なる周期で配置される格子片の群を少なくとも3個含む第2回折格子とが、第1方向に沿って、交互に形成されてもよい。
ただし、3個の格子片群は、上記同様、互いに異なる波長域の光に対応しており、各格子片群は、対応する特定波長域の光で、特定範囲の入射角をもって入射する光だけを、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させる。
このようになっていても、第1回折格子からの0次反射光が、対向面の他方面を介して、特定範囲の入射角で、一方面の第2回折格子に入射すると、その第2回折格子は、特定範囲の入射角をもって入射する光だけを、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させる。そして、このように回折反射する光は、他方面を介して一方面に戻るように進行する。
そのため、一方面には、回折透過、回折反射、および全反射(0次反射)の基になる光が、受光面側から反対面側に向かって進行しつつ入射するとともに、反対面側から受光面側に向かって進行しつつ、他方面から戻ってくる光が入射する。すると、第1方向に沿って並ぶ色分かれした光の配置は、両方の光で相違するが、上記同様、導光板の一方面から出射する光は、完全に色分かれした光ではなく、色分かれした光が混ざり合いつつ出射することになる。そのため、バックライトユニットからの光が、色味を帯びた光ではなく、比較的高い度合いの白色光となる。
ところで、第2回折格子における3個の格子片群では、1つは青色光の波長域に対応する青色光対応格子片群、1つは緑色光の波長域に対応する緑色光対応格子片群、1つは赤色光の波長域に対応する赤色光対応格子片群であると望ましい。
また、青色光対応格子片群、緑色光対応格子片群、および赤色光対応格子片群が、以下の関係式(M1)を満たすと望ましい。
d=λ/(2・nd・sinθ) … 関係式(M1)
ただし、
nd:第2回折格子を形成する材料が有するd線に対する屈折率
d :各格子片群にて、光を回折させる格子片の配置周期
λ :光の波長
θ :第2回折格子に入射する光の入射角と、その入射する光による回折反射角 とが一致する場合での角度
である。
また、第2回折格子における格子片の全長が、50nm以上1000nm以下であると望ましい。
また、導光板の他方面から外部に進行する光を、他方面に戻すように反射させる反射シートが、他方面に覆われるように位置すると望ましい。
なお、以上のバックライトユニットと、そのバックライトユニットからの光を受ける液晶表示パネルと、を含む液晶表示装置も本発明といえる。
本発明によれば、導光板における一方面には、受光面側から反対面側に向かって進行しつつ入射する光と、反対面側から受光面側に向かって進行しつつ入射する光とが混在する。そして、それらの両方の光が一方面にて色分かれすると、第1方向に沿って並ぶ色分かれした光の配置は、両方の光で相違する。すると、一方面から出射する光は、完全に色分かれした光ではなく、色分かれした光が混ざり合いつつ出射することになる。その結果、バックライトユニットからの光が、色味を帯びた光ではなく、比較的高い度合いの白色光となる。
[実施の形態1]
実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、便宜上、ハッチングや部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、他の図面を参照するものとする。また、図面上での黒丸は紙面に対し垂直方向を意味する。さらに、光路を示す線は、便宜上重ならないように図示する。
図6は液晶表示装置69の分解斜視図である。この図に示すように、液晶表示装置69は、液晶表示パネル59とバックライトユニット49とを含む。
液晶表示パネル59は、TFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子を含むアクティブマトリックス基板51と、このアクティブマトリックス基板51に対向する対向基板52とをシール材(不図示)で貼り合わせる。そして、両基板51・52の隙間に液晶(不図示)が注入される(なお、アクティブマトリックス基板51および対向基板52を挟むように、偏光フィルム53・53が取り付けられる)。
この液晶表示パネル59は非発光型の表示パネルなので、バックライトユニット49からの光(バックライト光)を受光することで表示機能を発揮する。そのため、バックライトユニット49からの光が液晶表示パネル59の全面を均一に照射できれば、液晶表示パネル59の表示品位が向上する。
バックライトユニット49は、LEDモジュール(光源モジュール)MJ、導光板11、および反射シート42を含む。
LEDモジュールMJは光を発するモジュールであり、実装基板21と、実装基板21における実装面に形成された電極に実装されることで電流の供給を受け、光を発するLED(Light Emitting Diode)22と、を含む。
また、LEDモジュールMJは、光量確保のために、発光素子であるLED(点状光源)22を複数含むと望ましく、さらに、LED22を列状に並列させると望ましい。ただし、図面では便宜上、一部のLED22のみが示されているにすぎない(なお、以降では、LED22の並ぶ方向をJ方向とも称する)。
導光板11は、側面11Sと、この側面11Sを挟持するように位置する天面11Uおよび底面11Bとを有する板状部材である{なお、天面(対向面の一方)11Uと底面(対向面の他方)11Bとは平行関係にある}。そして、側面11Sの一面(受光面11Sa)は、LED22の発光端に面することで、LED22からの光を受光する。受光された光は、導光板11の内部で多重反射し、面状光として天面(出射面)11Uから外部に向けて出射する。
なお、以降では、受光面11Saに対して対向する側面11Sを反対面11Sbとし、受光面11Saから反対面11Sbに至る方向をK方向と称する。また、導光板11の厚みは0.6mm程度であり、LED22の発光端の厚みも0.6mm程度である(なお、さらなる導光板11の詳細については後述する)。
反射シート42は、導光板11によって覆われるように位置する。そして、導光板11の底面11Bに面する反射シート42の一面が反射面になる。そのため、この反射面が、LED22からの光および導光板11内部を伝播する光を底面11Bから漏洩させることなく導光板11(詳説すると、導光板11の底面11Bを通じて)に戻すように反射させる。
なお、以上のようなバックライトユニット49では、反射シート42および導光板11は、この順で積み重なる(なお、この積み重なる方向をL方向と称する。また、J方向、K方向、L方向は、互いに直交する関係であると望ましい)。そして、LED22からの光は導光板11によって面状光(バックライト光)になって出射し、その面状光は液晶表示パネル59に到達し、その面状光によって、液晶表示パネル59は画像を表示させる。
ここで、バックライトユニット49の導光板11について、図6に加えて、図1〜図5および図7A〜図9Cを用いて詳説する。まず、導光板11の底面11Bに形成される回折格子DG(底面回折格子DGB)について、図4、図5、図7A〜図9Cを用いて説明する。
図5は、図6に示されるバックライトユニット49の導光板11の底面11Bを示す斜視図である。図4は、図6に示されるバックライトユニット49のA−A’線矢視断面図である。そして、これらの図に示すように、導光板11の底面11Bには、格子片13を密集させた底面回折格子(第2回折格子)DGBが形成される。
この底面回折格子DGBは、既知のRCWA法(厳密結合波理論)と以下の関係式(M0)とに基づいて設計され、比較的高い光強度の回折反射光(−1次回折反射光)を生じさせる(図4の部分拡大図である図3参照)。
n2・sinθ2=n1・sinθ1+m・λ/d …(M0)
ただし、
n1 :入射面(ここでは底面11B)に対する入射側の媒質が有する屈折率
θ1(°) :底面11Bに入射する光がその底面11Bに対して有する角度(入射角)
n2 :底面11Bに対する出射側の媒質が有する屈折率
θ2(°) :底面11Bで反射する光がその底面11Bに対して有する角度(反射角)
d(nm):底面回折格子DGBの周期間隔
X :回折次数
λ(nm):光の波長
である(なお、θ1,θ2は、K方向およびL方向で規定されるKL面内方向で計測される角度として考えると、理解が容易になる)。
なお、底面11Bに対する入射側と出射側とが、導光板11である場合には、関係式(M0)は以下の関係式(M0’)のように表現できる。
n1・sinθ2=n1・sinθ1+m・λ/d …(M0’)
設計された底面回折格子DGBは、図4に示すように、直方体状(ブロック状)の格子片13を複数含む。そして、これら格子片13は、異なる周期(ピッチ、配置周期)で配置される。
例えば、ポリカーボネート(屈折率nd:1.59)で形成される導光板11の場合、格子片13の根元から先端までの距離、すなわち格子片13の全長(H)は300nmであり、それら格子片13は、3種類の周期d(dB,dG,dR=170nm,200nm,230nm)で配置される。
そして、この各周期d(dB,dG,dR)で配置される格子片13は、密集するので格子片群13gr(13gr.B,13gr.G,13gr.R)といえ、さらに、異なる周期で配置される格子片群13gr.B,13gr.G,13gr.Rの集まりで、1つのパッチPHが形成される(図5参照、なお、四角状のパッチサイズは10μm×10μm程度であり、一部のパッチPHのみを図示)。なお、パッチPH(ひいては、底面回折格子DGB)にて、格子片群13gr.B,13gr.G,13gr.Rは、受光面11Saから反対面11Sbに至る方向であるK方向に沿って、交互に並ぶ(図4参照)。
そして、このようなパッチPH(すなわち底面回折格子DGB)の集まる底面11B、詳説すると、マトリックス状に集まるパッチPHを含む底面11Bに対して、青色光(波長470nm程度)、緑色光(波長550nm程度)、赤色光(波長620nm程度)の光が、60°程度の入射角(θ1)で入射すると、それらの光は底面回折格子DGBにて回折反射して回折反射光となり、入射角と同じ60°程度の反射角(θ2)を有する。
ただし、その回折反射光は、底面回折格子DGBに向かって進行してくる側に戻るように進行する(図3の破線矢印参照)。すなわち、底面回折格子DGBは、自身に到達する光の一部(特定範囲の入射角をもって入射する光)を、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させる。
このような回折反射の結果を示したものが、図7A〜図9Cである。これらの図では、極座標の中心が、底面11Bに位置する底面回折格子DGBへの光の入射点を意味し、角度は、その入射点から反射する光が有する底面11Bに対する反射角を意味する。なお、角度は、便宜上、LED22から離れるように進行(前方進行)する光の反射角を“+”で示し、LED22に近づくように進行(後方進行)する光の反射角を“−”で示すこともある。また、●ドットは全反射する光を意味し、▲ドットは−1次回折反射光を意味する。
そして、図7A〜図9Cにおいて、図7A〜図7Cは、青色光(波長470nm)が、底面回折格子DGBに入射した場合に生じる光の挙動を示し、図8A〜図8Cは、緑色光(波長550nm)が、底面回折格子DGBに入射した場合に生じる光の挙動を示し、図9A〜図9Cは、赤色光(波長620nm)が、底面回折格子DGBに入射した場合に生じる光の挙動を示す。
また、図7A・図8A・図9Aは、周期(配置周期dB:170nm)で配置された格子片群13gr.Bに入射した場合に生じる光の挙動を示し、図7B・図8B・図9Bは、周期(配置周期dG:200nm)で配置された格子片群13gr.Gに入射した場合に生じる光の挙動を示し、図7C・図8C・図9Cは、周期(配置周期dR:230nm)で配置された格子片群13gr.Rに入射した場合に生じる光の挙動を示す。
図7A〜図7C、特に図7Aを参照してみると、青色光が周期(配置周期dB:170nm)で配置された格子片群13gr.Bに60°程度の入射角(θ1≒60°)をもって入射した場合、全反射する光と−1次回折反射光とが生じる。そして、−1次回折反射光は、−60°程度の反射角(θ2≒60°)を有する。一方、図7Bおよび図7Cを参照してみると、青色光は、170nm以外の周期で配置された格子片群13gr.G,13gr.Rに入射した場合、ほとんど全反射する。
次に、図8A〜図8C、特に図8Bを参照してみると、緑色光が周期(配置周期dG:200nm)で配置された格子片群13gr.Gに60°程度の入射角もって入射した場合、全反射する光と−1次回折反射光とが生じる。そして、−1次回折反射光は、−60°程度の反射角を有する。一方、図8Aおよび図8Cを参照してみると、緑色光は、200nm以外の周期で配置された格子片群13gr.B,13gr.Rに入射した場合、ほとんど全反射する。
続いて、図9A〜図9C、特に図9Cを参照してみると、赤色光が周期(配置周期dR:230nm)で配置された格子片群13gr.Rに60°程度の入射角もって入射した場合、全反射する光と−1次回折反射光とが生じる。そして、−1次回折反射光は、−60°程度の反射角を有する。一方、図9Aおよび図9Bを参照してみると、青色光は、230nm以外の周期で配置された格子片群13gr.B,13gr.Gに入射した場合、ほとんど全反射する。
以上の図7A〜図9Cまでの結果を参照すると、以下の条件(A1)〜(A5)を満たす場合、LED22から進行してくる白色光が底面回折格子DGBに60°程度で入射した場合(θ1≒60°)、以下のようになる。すなわち、LED22の白色光に含まれる青色光、緑色光、赤色光は、底面回折格子DGBに入射した場合に、−1次回折反射光として、底面回折格子DGBに向かって進行してくる側に戻るように、かつ、同じ方向に進行する{反射角θ2(≒60°)をほぼ同じにして進行する}。
nd=1.59 … 条件(A1)
dB=170nm … 条件(A2)
dG=200nm … 条件(A3)
dR=230nm … 条件(A4)
H =300nm … 条件(A5)
ただし、
nd:底面回折格子DGBを形成する材料が有するd線に対する屈折率
dB:青色光を回折させる格子片群13gr.Bの格子片13の配置周期
dG:緑色光を回折させる格子片群13gr.Gの格子片13の配置周期
dR:赤色光を回折させる格子片群13gr.Rの格子片13の配置周期
H :格子片13の根元から先端までの距離(格子片13の全長)
である。
なお、底面回折格子DGBに入射する光の入射角60°程度の詳細な数値実施例を幾つか挙げると、60°、55°、65°が挙げられる。また、これらの入射角で入射した光が−1次回折反射光として反射する場合、それらの反射角は、入射角60°の場合には−60°の反射角、入射角55°の場合には−65.56°の反射角、入射角65°の場合には−55.41°の反射角、になる。
また、以上のような現象を総括すると、−1次回折反射光は、底面回折格子DGBへの入射方向(入射角)と真逆方向(反射角)に反射される場合に、回折効率が高くなる。そこで、関係式(M0’)において、θ1=−θ2=θ(θ:後述参照)、m=−1とすることができ、以下の関係式(M1)も導き出される。
d=λ/(2・nd・sinθ) … 関係式(M1)
ただし、
nd:底面回折格子DGBを形成する材料が有するd線に対する屈折率
d :各格子片群13gr.B,13gr.G,13gr.Rにて、光を回折させる
格子片13の配置周期(nm)
λ :光の波長(nm)
θ :底面回折格子DGBに入射する光の入射角と、その入射する光による回折 反射角とが一致する場合での角度(°)
なお、各格子片群13gr.B,13gr.G,13gr.Rにて、光を回折させる格子片13の配置周期(nm)は、可視光の波長域の半分程度の長さである。また、格子片13の全長(H)はRCWA法(厳密結合波理論)により求められる回折効率との相関により決定される(なお、格子片13の全長は、50nm以上1000nm以下であることが多い)。
次に、導光板11の天面11Uについて説明する。図4および図6に示すように、導光板11の天面11Uに、格子片14を密集させた回折格子(天面回折格子)DGUが形成される(なお、この天面回折格子DGUで形成されるパッチのサイズは、天面11Uの面サイズよりも若干狭いサイズである)。
詳説すると、図2(図4の部分拡大図)に示すように、天面11Uに入射する光の少なくとも一部を、−1次回折透過光(一点鎖線矢印参照)および−1次回折反射光(二点鎖線矢印参照)にさせる天面回折格子DGUが形成される(なお、回折されない光は0次反射光となる;実線矢印参照)。そして、これらの−1次回折透過光および−1次回折反射光には、望ましい挙動が存在する。
天面回折格子(第1回折格子)DGUによる−1次回折透過光は、液晶表示パネル59に向かって進行する(なお、導光板11の天面11Uと液晶表示パネル59とは平行関係にある)。そして、液晶表示パネル59に到達する光は、その液晶表示パネル59に対してほぼ垂直に入射すると望ましい。そのため、天面11Uから出射する−1次回折透過光も、その天面11Uに対してほぼ垂直(天面11Uに対する出射角がほぼ0°)になると望ましい。つまり、天面回折格子DGUは、−1次回折透過光を、天面11Uに対してほぼ垂直に出射させるように設計されると望ましい。
また、天面回折格子DGUによる−1次回折反射光は、導光板11の内部を進行する。そして、この−1次回折反射光が、導光板11の材料の有する臨界角内の入射角で底面11Bに入射すれば、そのまま底面11Bを透過する。そして、その−1次回折反射光は、反射シート42によって、再び底面11Bを経て導光板11内部へと進行する。
このような天面回折格子DGUによる−1次回折反射光が、底面11Bから出射した後に再び導光板11戻り、そのまま天面11Uに向かって進行した場合、天面11Uに対してほぼ垂直に入射すると(天面11Uに対する入射角がほぼ0°だと)、その−1次回折反射光は天面11Uに対してほぼ垂直に出射する。そこで、−1次回折反射光を天面11Uに対してほぼ垂直に進行させるように、天面回折格子DGUが設計されると望ましい。
以上のような−1次回折透過光および−1次回折反射光の挙動を実現させるために、適した天面回折格子DGUは、関係式(M0){または関係式(M0’)}に基づいて設計される。なお、上記の関係式(M0)と比較すると、下記関係式(M0)では、入射面が異なる。
n2・sinθ2=n1・sinθ1+m・λ/d …(M0)
ただし、
n1 :入射面(ここでは天面11U)に対する入射側の媒質が有する屈折率
θ1(°) :天面11Uに入射する光がその天面11Uに対して有する角度(入射角)
n2 :天面11Uに対する出射側の媒質が有する屈折率
θ2(°) :天面11Uで反射する光がその天面11Uに対して有する角度(反射角)
d(nm):天面回折格子DGUの周期間隔
X :回折次数
λ(nm):光の波長
である。
ただし、天面回折格子DGUにて回折されない光、すなわち、0次反射光は、底面11Bに向かって進行する。そして、この0次反射光が、図3に示すように、60°程度の入射角(θ1≒60°)で底面11Bの底面回折格子DGBに入射すると、その底面回折格子DGBに向かって進行してくる側に戻るように反射する(なお、この反射を後方反射とも称する)。
そこで、この後方反射の現象を極力考慮しつつ、上記の−1次回折透過光および−1次回折反射光の挙動を、概ね実現させる天面回折格子DGUの格子片14の配置周期(du)は、400nmと導き出される。なお、−1次回折透過光および−1次回折反射光の回折効率は、格子片14の全長に依存する。そこで、天面回折格子DGUにおける格子片14の全長は、200nmとする。
詳説すると、天面11Uに対してほぼ垂直に進行させる−1次回折透過光および−1次回折反射光を生じさせるポリカーボネート製の天面回折格子DGUにおける格子片14の配置周期(du)は、以下の具体的数値と関係式(M0)とによって求められる。
◆−1次回折透過光の場合 ◆−1次回折反射光の場合
n1=1.59 n1=1.59
n2=1(空気) n2=1.59
θ1=60°程度 θ1=60°程度
θ2=0° θ2=0°
X=−1 X=−1
λ=波長470nm λ=波長470nm
または波長550nm または波長550nm
または波長620nm または波長620nm
以上を踏まえると、導光板11は、特定範囲の入射角(60°程度)をもって天面11Uに入射する光の一部を、その天面11Uに対して立ち上げつつ外部に回折透過させる一方、残りの光の一部を底面11Bに向けて回折反射させる天面回折格子DGUを含む。なお、特定範囲の入射角をもって天面11Uに入射した光の一部(−1次回折透過もせず−1次回折反射もしない光の一部)は、特定範囲の入射角と同じ角度で全反射する。
さらに、導光板11の底面11Bには、互いに異なる周期で配置される格子片13の群(13gr.B、13gr.G、13gr.R)を、少なくとも3個含む底面回折格子DGBが形成される。なお、3個の格子片群13gr.B、13gr.G、13gr.Rは、互いに異なる波長域の光に対応しており、各格子片群13gr.B、13gr.G、13gr.Rは、対応する特定波長域の光で、特定範囲の入射角(60°程度)をもって入射する光だけを、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させる。
ここで、以上のような底面回折格子DGBおよび天面回折格子DGUを含む導光板11における光の挙動を、図1〜図3を用いて詳説する。なお、図1では、便宜上、天面11Uからの−1次回折反射光は省略する。
図2に示すように、導光板11の受光面11Saから進入するLED22の光が、天面回折格子DGUに対して60°程度の入射角で入射すると、その光は、少なくとも、0次反射光(実線矢印参照)、−1次回折透過光(一点鎖線矢印参照)、および−1次回折反射光(二点鎖線矢印参照)になる。0次反射光は、回折されず全反射するため、天面11Uに対して60°程度の出射角をもって底面11Bに向かう(なお、このような出射角はスネルの法則から明らかである)。
一方、天面回折格子DGUに対して60°程度の入射角で入射する光の一部が−1次回折透過光になると、その−1次回折透過光は、天面回折格子DGUによって、天面11Uに対してほぼ垂直で透過する(図2参照)。ただし、図1に示すように、この回折透過によって白色光に分光(色分かれ)が生じる。具体的には、受光面11Saから反対面11Sbに向かって、白色光は赤色光αR、緑色光αG、青色光αBに分かれて出射する。
また、図2に示すように、天面回折格子DGUに対して60°程度の入射角で入射する光の一部が、−1次回折反射光になると、その−1次回折反射光は、天面回折格子DGUによって、天面11Uに対してほぼ垂直で反射する。そのため、この−1次回折反射光は、底面11Bに対してほぼ垂直に入射し、そのまま底面11Bを透過する。
そして、この−1次回折反射光は、反射シート42に到達することで反射し、底面11Bに対してほぼ垂直に入射する。要は、一旦、底面11Bから出射した−1次回折反射光は、再び導光板11内部へ戻ってくる。さらに、このようにして導光板11に戻ってきた−1次回折反射光は、天面11Uに対してほぼ垂直に入射し、0次透過光として、天面11Uに対してほぼ垂直になって外部に出射する。
以上のように、天面回折格子DGUによる−1次回折透過光および−1次回折反射光は、導光板11から外部に出射するが、天面回折格子DGUでの0次反射光は、天面11Uと平行関係にある底面11Bに対して、60°程度の入射角で入射するように進行する。そして、この底面11Bには、60°程度の入射角をもって入射しようとする光の一部を、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させる底面回折格子DGBが含まれる。
そのため、図1に示すように、LED22の白色光に含まれる青色光、緑色光、赤色光が、底面回折格子DGBに入射した場合に、−1次回折反射光として、底面回折格子DGBに向かって進行してくる側に戻るように、かつ、同じ方向に進行する。すると、そのような−1次回折反射光は、天面11Uに向かって進むことになり、その天面11Uにて、色毎に異なる方向で回折透過される。具体的には、受光面11Saから反対面11Sbに向かって、白色光は青色光βB、緑色光βG、赤色光βRに分かれて出射する。
すると、天面回折格子DGUにて、回折透過される光の色毎の順番が、受光面11Saから反対面11Sbに向かって進行する光と、反対面11Sbから受光面11Saに向かって進行する光とで異なる。
詳説すると、受光面11Saから反対面11Sbに向かって進行するLED22の光で、天面11Uに入射し、天面回折格子DGUで色分かれしつつ回折透過する光では、受光面11Saから反対面11Sbに向かって、白色光は赤色光αR、緑色光αG、青色光αBに分かれて出射する。
一方、底面回折格子DGBによる後方反射によって、反対面11Sbから受光面11Saに向かって進行するLED22の光で、天面11Uに入射し、天面回折格子DGUで色分かれしつつ回折透過する光では、受光面11Saから反対面11Sbに向かって、白色光は青色光βB、緑色光βG、赤色光βRに分かれて出射する。
このような現象が生じる場合、図1に示すように、赤色光αRと青色光βBとが混色し、緑色光αGと緑色光βGとが混色し、青色光αBと赤色光βとが混色する。すると、これら光は、全体的に白色化した後に、比較的高い指向性をもって天面11Uから出射する。そのため、例えば、光を拡散させるような拡散シートが、このバックライトユニット49では不要になり、コストが抑制される。
ただし、白色光がより確実に液晶表示パネル59に入射するために、導光板11の天面11Uと液晶表示パネル59との間に、比較的低ヘイズな拡散シートが介在してもよい(逆に、比較的高ヘイズな拡散シートは不要ともいえる)。
[実施の形態2]
実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1で用いた部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付記し、その説明を省略する。
実施の形態1のバックライトユニット49では、導光板11の天面11Uと底面11Bとに回折格子DG(DGU・DGB)が形成されていた。しかし、これに限定されるものではなく、例えば、導光板11の天面11Uのみに回折格子DGが形成されていてもよい。そこで、このような天面11Uのみに回折格子DGを含む導光板11を搭載するバックライトユニット49について、図10〜図14を用いて詳説する。
図14は液晶表示装置69の分解斜視図であり、図13は図14に示されるバックライトユニット49のB−B’線矢視断面図である。これらの図に示すように、導光板11の天面11Uのみに、回折格子DG(DG1・DG2)が形成される。ただし、回折格子DGは、上記した天面回折格子DGUに相当する第1回折格子DG1と、底面回折格子DGBに相当する第2回折格子DG2と、を含む。
詳説すると、図14に示すように、格子片14の集まる第1回折格子DG1は、J方向に延び、そのJ方向における導光板11の長さよりも若干短い長手と、K方向に延び、そのK方向における導光板11の長さよりもかなり短い短手と、を有する。そのため、この第1回折格子DG1は、矩形状のパッチPH1となる。
一方、第2回折格子DG2は、底面回折格子DGBと同様、格子片群13gr.B,13gr.G,13gr.Rを、受光面11Saから反対面11Sbに至る方向であるK方向に沿って交互に並べる。そして、この第2回折格子DG2は、底面回折格子DGB同様に、パッチPH(便宜上、パッチPH2とも称する)である。ただし、そのパッチPH2は、第1回折格子DG1のパッチPH1に隣り合いつつ、J方向に沿って列状に並ぶ。
さらに、K方向における第1回折格子DG1と第2回折格子DG2との並びは、繰り返す。すなわち、K方向において、第1回折格子DG1と第2回折格子DG2とは交互に並ぶ。
このような導光板11であると、例えば図12(図13の部分拡大図)に示すように、天面11Uの第2回折格子DG2に対して60°程度で入射した光の一部(要は、第2回折格子DG2で占められる天面11Uに対して60°程度の入射角で入射する光の一部)は、その天面11Uに対して60°程度の反射角をもって後方反射(−1次回折反射)する。すなわち、その光(破線矢印参照)は、天面11Uの第2回折格子DG2に向かって進行してくる側に戻すように回折反射されることになるので、天面11Uに平行関係にある底面11Bに対して60°程度の入射角をもって入射する。
さらに、この底面11Bに入射する光は、導光板11の天面11Uに向かいつつ入射面11Saに戻るように反射する。すると、この戻るように底面11Bから反射する光は、後方反射を生じさせた第2回折格子DG2から入射面11Saに近い第1回折格子DG1で占められる天面11Uに対して、60°程度の入射角をもって入射する。なお、このような現象が生じるように、第1回折格子DG1と第2回折格子DG2とのK方向における配置周期が設計される。
ところで、後方反射する光は、第2回折格子DG2で占められる天面11Uに対して60°程度で入射する光(実線矢印参照)が基になる。そして、その基になる光が底面11Bからの全反射光であり、さらに、その底面11Bからの全反射光の基になる光が、第1回折格子DG1で占められる天面11Uからの全反射光(0次反射光)であれば、それらの基になる光は、各々、底面11Bまたは天面11Uに対して60°程度の反射角を有する。つまり、図12に示すように、第1回折格子DG1で占められる天面11Uでの0次反射光が、60°程度の反射角を有すればよい。
なお、この0次反射光の基になる第1回折格子DG1に入射する光(天面11Uに対して60°程度の入射角で入射する光)は、図11(図13の部分拡大図)に示すように、−1次回折透過光(一点鎖線矢印参照)および−1次回折反射光(二点鎖線矢印参照)にもなる。そして、この−1次回折透過光および−1次回折反射光は、図2の場合と同様に、底面11Bおよび天面11Uに対してほぼ垂直になって進行する。
以上のような導光板11であれば、図10に示すような現象が生じる(なお、図10は図13の部分拡大図を参照。ただし、−1次回折反射光は、便宜上、省略する)。まず、LED22の白色光の一部が、天面11Uの第1回折格子DG1によって、−1次回折透過光として天面11Uから出射した場合(図11参照)、その白色光は、受光面11Saから反対面11Sbに向かって、赤色光αR、緑色光αG、青色光αB、に分かれて出射する。
一方で、LED22の白色光の一部は、0次反射光(実線矢印参照)として底面11Bに向かい、その底面11Bにて全反射し、天面11Uの第2回折格子DG2に入射する。すると、その光は、第2回折格子DG2によって、後方反射する(破線矢印参照)。そして、この後方反射する光は、底面11Bにて全反射した後に、天面11Uの第1回折格子DG1に入射する。
つまり、天面11Uの第2回折格子DG2による−1次回折反射光(後方反射光)は、底面11Bを経て、第1回折格子DG1で占められる天面11Uに入射する。そして、その光は、受光面11Saから反対面11Sbに向かって、青色光βB、緑色光βG、赤色光βR、に分かれて出射する。
すると、第1回折格子DG1にて、回折透過される光の色毎の順番が、受光面11Saから反対面11Sbに向かって進行する光と、反対面11Sbから受光面11Saに向かって進行する光とで異なる。
詳説すると、受光面11Saから反対面11Sbに向かって進行するLED22の光で、第1回折格子DG1で占められる天面11Uに入射し、その第1回折格子DG1で色分かれしつつ回折透過する光では、受光面11Saから反対面11Sbに向かって、白色光は赤色光αR、緑色光αG、青色光αBに分かれて出射する。
一方、第2回折格子DG2による後方反射によって、反対面11Sbから受光面11Saに向かって進行するLED22の光で、第1回折格子DG1で占められる天面11Uに入射し、その第1回折格子DG1で色分かれしつつ回折透過する光では、受光面11Saから反対面11Sbに向かって、白色光は、青色光βB、緑色光βG、赤色光βRに分かれて出射する。
このような現象が生じる場合、実施の形態1同様に、赤色光αRと青色光βBとが混色し、緑色光αGと緑色光βGとが混色し、青色光αBと赤色光βとが混色する。すると、これら光は、全体的に白色化した後に、比較的高い指向性をもって天面11Uから出射する。そのため、例えば、光を拡散させるような拡散シートが、このバックライトユニット49では不要になり、コストが抑制される。
[その他の実施の形態]
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
例えば、以上では、導光板11の材料の一例として、上記の条件(A1)〜(A5)および関係式(M1)を満たすポリカーボネートが挙げられていた。しかし、これに限定されるものではない。例えば、導光板11は、シリコン樹脂で形成されていてもよい。特に、以下の条件(B1)〜(B5)が満たされれば、その導光板11であっても、図7A〜図9Cで示されるように、光が挙動する{なお、条件(B1)〜(B5)が満たされていると、関係式(M1)も満たされる}。
nd=1.3 … 条件(B1)
dB=210nm … 条件(B2)
dG=245nm … 条件(B3)
dR=270nm … 条件(B3)
H =300nm … 条件(B5)
すなわち、このようなシリコン樹脂製の導光板11であっても、3個の格子片群13gr.B,13gr.G,13gr.Rは、各々、自身に対応する特定波長域の光で、特定範囲の入射角(60°程度)をもって自身に到達する光を、特定方向である60°程度の反射角にして(光の進行してくる側に戻すように)回折反射させる。
なお、このようなシリコン樹脂製の導光板11であっても、回折格子DGに入射する光の入射角60°程度の詳細な数値実施例は、ポリカーボネート製の導光板11と同様である。すなわち、回折格子DGに入射する光の入射角が60°の場合には−1次回折反射光の反射角は−60°、入射角が55°の場合には反射角は−65.56°、入射角が65°の場合には反射角は−55.41°になる。
また、以上では、光源としては、LED22が挙げられたが、これに限定されるものではない。例えば、蛍光管のような線状光源、有機EL(Electro-Luminescence)または無機ELのような自発光材料で形成される光源であってもかまわない。
また、以上では、回折格子DGに含まれる格子片群13grの個数は、3個であったが、これを超える個数の格子片群13grが含まれていてもかまわない。混色による白色光の生成に要する特定波長域が4個以上であれば、それに応じて4個以上の格子片群13grが回折格子DGに含まれてもかまわない。
は、図4に示されるバックライトユニットを部分拡大しており、光路を主体的に示す断面図である。 は、図4に示されるバックライトユニットを部分拡大しており、光路を主体的に示す断面図である。 は、図4に示されるバックライトユニットを部分拡大しており、光路を主体的に示す断面図である。 は、図6に示される液晶表示装置に含まれるバックライトユニットのA−A’線矢視断面図である。 は、底面側からみた導光板、およびLEDモジュールの斜視図である。 は、液晶表示装置の分解斜視図である。 では、(A)は全長300nmの格子片を170nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長470nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図であり、(B)は全長300nmの格子片を200nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長470nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図であり、(C)は全長300nmの格子片を230nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長470nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図である。 では、(A)は全長300nmの格子片を170nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長550nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図であり、(B)は全長300nmの格子片を200nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長550nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図であり、(C)は全長300nmの格子片を230nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長550nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図である。 では、(A)は全長300nmの格子片を170nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長620nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図であり、(B)は全長300nmの格子片を200nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長620nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図であり、(C)は全長300nmの格子片を230nmの配置周期で密集させた格子片群に、波長620nmの光が入射した場合の反射光の挙動を示す極座標図である。 は、図13に示されるバックライトユニットを部分拡大しており、光路を主体的に示す断面図である。 は、図13に示されるバックライトユニットを部分拡大しており、光路を主体的に示す断面図である。 は、図13に示されるバックライトユニットを部分拡大しており、光路を主体的に示す断面図である。 は、図14に示される液晶表示装置に含まれるバックライトユニットのB−B’線矢視断面図である。 は、液晶表示装置の分解斜視図である。 は、従来のバックライトユニットに搭載される導光板および光源の断面図である。 は、図15とは異なる従来のバックライトユニットに搭載される導光板、光源、および反射シートの断面図である。
符号の説明
11 導光板
11B 導光板の底面(対向面のうちの他方面)
11U 導光板の天面(対向面のうちの一方面)
11S 導光板の側面
11Sa 導光板の受光面
11Sb 受光面に対向配置する導光板の側面である反対面
DG 回折格子
PH 回折格子パッチ
DGB 底面回折格子(第2回折格子)
13 格子片
13gr.B 青色光に対応する格子片群(青色光対応格子片群)
13gr.G 緑色光に対応する格子片群(緑色光対応格子片群)
13gr.R 赤色光に対応する格子片群(赤色光対応格子片群)
DGU 天面回折格子(第1回折格子)
14 格子片
DG1 第1回折格子
PH1 パッチ
DG2 第2回折格子
PH2 パッチ
21 実装基板
22 LED(光源)
42 反射シート
J LEDの並び方向
K 導光板の受光面から反対面に至るまでの方向(第1方向)
M 部材の重なり方向
49 バックライトユニット
59 液晶表示パネル
69 液晶表示装置

Claims (7)

  1. 光源と、
    上記光源からの光を受ける受光面、上記受光面に対向配置する反対面、並びに、上記受光面および上記反対面を挟み合う2つの対向面を有する導光板と、
    を含むバックライトユニットにあって、
    上記対向面のうちの一方面には、特定範囲の入射角をもって到達する光の一部を上記一方面に対して立ち上げつつ外部に回折透過させ、残りの光の一部を上記対向面のうちの他方面に向けて回折反射させる第1回折格子が形成されており、
    上記他方面には、互いに異なる周期で配置される格子片の群を、少なくとも3個含む第2回折格子が形成されており、
    上記の3個の格子片群は、互いに異なる波長域の光に対応しており、
    各格子片群は、対応する特定波長域の光で、特定範囲の入射角をもって入射する光だけを、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させるバックライトユニット。
  2. 光源と、
    上記光源からの光を受ける受光面、上記受光面に対向配置する反対面、並びに、上記受光面および上記反対面を挟み合う2つの対向面を有する導光板と、
    を含むバックライトユニットにあって、
    上記受光面から上記反対面に至るまでの方向を第1方向とすると、
    上記対向面のうちの一方面には、
    到達する光の一部を上記一方面に対して立ち上げつつ外部に回折透過させ、残りの光の一部を上記対向面のうちの他方面に向けて回折反射させる第1回折格子と、互いに異なる周期で配置される格子片の群を少なくとも3個含む第2回折格子とが、上記第1方向に沿って、交互に形成されており、
    上記の3個の格子片群は、互いに異なる波長域の光に対応しており、
    各格子片群は、対応する特定波長域の光で、特定範囲の入射角をもって入射する光だけを、その光の進行してくる側に戻すように回折反射させるバックライトユニット。
  3. 上記の3個の格子片群では、1つは青色光の波長域に対応する青色光対応格子片群、1つは緑色光の波長域に対応する緑色光対応格子片群、1つは赤色光の波長域に対応する赤色光対応格子片群である請求項1または2に記載のバックライトユニット。
  4. 上記の青色光対応格子片群、緑色光対応格子片群、および赤色光対応格子片群が、以下の関係式(M1)を満たす請求項3に記載のバックライトユニット。
    d=λ/(2・nd・sinθ) … 関係式(M1)
    ただし、
    nd:第2回折格子を形成する材料が有するd線に対する屈折率
    d :各格子片群にて、光を回折させる格子片の配置周期
    λ :光の波長
    θ :第2回折格子に入射する光の入射角と、その入射する光による回折反射角 とが一致する場合での角度
    である。
  5. 上記第2回折格子における格子片の全長が、50nm以上1000nm以下である請求項3または4に記載のバックライトユニット。
  6. 上記導光板の他方面から外部に進行する光を、上記他方面に戻すように反射させる反射シートが、上記他方面に覆われるように位置する請求項1〜5のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のバックライトユニットと、
    上記バックライトユニットからの光を受ける液晶表示パネルと、
    を含む液晶表示装置。
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