JP4949278B2 - 面状照明装置 - Google Patents

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本発明は、導光板の出射面が複数の領域に区画されたサイドライト型の面状照明装置に関し、特に、液晶表示パネル用のバックライトに適した面状照明装置に関するものである。
液晶表示装置の省電力化を図るには、液晶パネルを面状に照明するバックライト(面状照明装置)の消費電力を低減することが効果的である。液晶パネルよりもバックライトの方が、消費電力が大きいからである。バックライトの消費電力を低減する方法として、照明領域を複数の領域に区画し、その区画された領域ごとに照明輝度を調整する方法(以下、エリアコントロール法という)が近年注目されている。
複数に区画された領域から光を出射させるサイドライト型のバックライトとして、例えば、図8に示すバックライト50が知られている。バックライト50は、液晶パネル60の下部側に配置される導光板70と、導光板70の一側端面である入射面(受光面)に配置される光源81,82とを備えている。導光板70は、入射面の長手方向に対して並列配置された2つの導光体71,72から構成されている。導光体71,72は、光源81,82から照射される光を、入射面で受光して、液晶パネル60と対向する出射面(発光面)71b,72bから面状光として、液晶パネル60に向けて照射するように構成されている。そして、光源81,82の一方を点灯させる場合に、導光体71,72の発光面71b,72bにおいて、発光する領域と、発光しない領域との境界を明瞭にするために、領域の境界面70cの少なくとも一部に、遮光面または反射面が設けられている(特許文献1参照)。
特開2007−122971号公報
ところで、上記のようにバックライトを構成した場合には、入射面の長手方向に対しては、並列配置する導光体71,72の枚数に応じて、照明領域を任意の数に区画することができる(引用文献1の図11参照)。しかしながら、入射面に垂直な方向に対しては、2組のバックライト50を対向配置させることによって、2つの領域に区画することができるだけであり、3つ以上の任意の数に区画することはできない(引用文献1の図12参照)。したがって、エリアコントロール法に対応することに限界があり、消費電力の低減化が十分に達成できないという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、導光板の入射面に垂直な方向に対しても照明領域を任意の数に区画することによって、更なる省電力化を可能とするサイドライト型の面状照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の面状照明装置は、複数の光源と、該光源から出射した光を入射する入射面および該入射面から入射した光を面状に出射させる出射面を有する導光板とを備える面状照明装置であって、前記導光板は、複数の透明基板を積層配置して構成される1組以上の導光ユニットからなり、前記導光ユニットを構成する複数の透明基板には、前記光源からの光を前記出射面から出射させるための光路変換手段が、前記複数の透明基板ごとに前記入射面からの距離が互いに異なる領域に形成されており、前記光源は、前記複数の透明基板ごとに配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、導光板の構成単位となる導光ユニットが、複数の透明基板を積層配置することによって構成されている。そして、複数の透明基板には、各入射面に配置した光源からの光を出射面から出射させるための光路変換手段が、透明基板ごとに入射面からの距離が異なる領域に形成されている。これにより、照明領域(導光板の出射面)を、導光板の入射面に垂直な方向に対して、導光ユニットを構成する透明基板の枚数に応じた数の領域に区画することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の請求項に記載の面状照明装置は、前記導光ユニットは、前記入射面に垂直な方向の長さが異なる前記複数の透明基板を積層配置することによって階段形状に構成されるとともに、前記階段形状を構成する複数の透明基板には、前記階段形状を構成する平坦部に相当する面部または該面部と対向する面部の少なくともいずれか一方に、前記光路変換手段が形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、入射面に垂直な方向の長さがそれぞれ異なる複数の透明基板を積層配置することによって、導光ユニットを階段形状に構成している。そして、複数の透明基板には、階段形状を構成する平坦部に相当する面部または該面部と対向する面部の少なくともいずれか一方に光路変換手段が形成されている。これにより、各透明基板の入射面から入射した光を、階段形状を構成する複数の平坦部から出射させることができる。この結果、上方(被照明体側)から見た場合に、各透明基板の出射面部が分散されるとともに、全体として一平面状の出射面を構成することができる。また、少ない光学材料で導光ユニット(導光板)を構成することができ、面状照明装置の軽量化を達成することができる。
また、本発明の請求項に記載の面状照明装置は、前記複数の透明基板には、前記出射面側とは反対側の面に、反射部材がそれぞれ配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、複数の透明基板それぞれの下面(反射面)に反射部材を配置したことにより、各透明基板の出射面部から効率的に光を出射させることができる。
また、本発明の請求項に記載の面状照明装置は、本発明の請求項1に記載の面状照明装置において、前記導光板は、2組以上の前記導光ユニットからなり、各導光ユニットが前記入射面の長手方向に対して並列配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、入射面の長手方向に対して複数の導光ユニットを並列配置したことから、入射面に平行な方向に対しても、複数の領域に出射面を区画することができる。これにより、導光板の出射面を2次元方向に対してそれぞれ任意の数に区画することができる。
また、本発明の請求項に記載の面状照明装置は、本発明の請求項1または2に記載の面状照明装置において、前記導光板は、2組以上の前記導光ユニットからなり、各導光ユニットが対向配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、複数の導光ユニットをそれぞれ対向配置したことから、積層する透明基板の枚数を増加することなく、入射面に垂直な方向の区画数を2倍にすることができる。
また、本発明の請求項に記載の面状照明装置は、本発明の請求項1からのいずれか1項に記載の面状照明装置において、前記導光板の出射面側に、連続体として構成された拡散シートが配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、導光板の出射面側に、連続体として(区画された出射面部ごとに分割することなく、一体に)構成された拡散シートを配置したことから、出射面の全域から均一な照明光を得ようとしたときに、出射面を区画する境界において発生する境界線を目立たなくすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る面状照明装置の一例を添付図面を参照して説明する。なお、以下に示す各図は、本発明の理解を容易にするためのものであり、必ずしも実際の形状、寸法を正確に反映するものではない。
(構成)
図1は、本発明に係る面状照明装置1の全体構成を概略的に示す分解斜視図である。面状照明装置1は、上面視が矩形であり、全体として階段形状に構成された導光板2と、導光板2の厚みが大きい側の側端面である入射面2aに沿って配置される複数(本実施形態においては、9つ)のLED(発光ダイオード)20とを備えている。
導光板2は、それぞれ階段形状に構成された3組の導光ユニット4を、入光面2aの長手方向に並列配置することによって構成されている。導光板2の入射面2aは、各導光ユニット4の厚みが大きい側の側端面である入射面4aを面一に配置(同一仮想平面上に配置)することによって、単一平面状に構成されている。
導光ユニット4は、入射面4aに垂直な方向の長さ(以下、「導光方向の長さ」という)がそれぞれ異なる、矩形平板状をした複数(本実施形態においては、3枚)の透明基板6,8,10を積層配置することによって、3段の階段形状に構成されている。導光ユニット4の入射面4aは、各透明基板6,8,10の一側端面である入射面6a,8a,10aを面一に配置することによって、単一平面状に構成されている。なお、透明基板6,8,10の幅(入射面6a,8a,10aの長手方向の長さ)は、それぞれ同一に形成されている。また、透明基板6,8,10は、透明樹脂(本実施形態では、ポリカーボネート)を用いて成形されている。
次に、図2(A),(B)を参照して導光ユニット4を構成する透明基板6,8,10の構成を詳細に説明する。図2(A)は、導光ユニット4の入射面4aに垂直な側面を示す分解側面図であり、図2(B)は、導光ユニット4を構成する透明基板6,8,10の下面6c,8c,10cをそれぞれ示す分解下面図である。
導光方向の長さが最も短い透明基板6(以下、第1の透明基板6ともいう)は、下面6cの略全面に、複数のドーム状の凹部からなる光路変換手段12が形成されている。ここで、光路変換手段12は、第1の透明基板6内を伝搬するLED20からの光を屈折、反射または散乱させて、光の進行方向を第1の透明基板6の上面6d側に向けることにより、第1の透明基板6の上面6dから光を面状に出射させるためのものである。したがって、第1の透明基板6の上面6dは、面状に光を出射させる出射面部(第1の透明基板6の出射面部)となる。第1の透明基板6の出射面部は、3段の階段形状を構成する最上段の平坦部6ddに相当し、導光ユニット4の出射面4d、ひいては導光板2の出射面2dの一領域を構成する。なお、光路変換手段12を構成する複数のドーム状の凹部は、図2(B)に示すように、第1の透明基板6の下面6cの略全域にわたって均一に形成する必要はなく、実際には上面6dの略全域から均一に光が出射するように、密度を適宜可変して形成される。
導光方向の長さが第1の透明基板6よりも長い透明基板8(以下、第2の透明基板ともいう)は、第1の透明基板6の下面6c側に配置されている。第2の透明基板8は、下面8cのうち、上面視して第1の透明基板6から張り出した部分、換言すれば透明基板6と重ならない面部に、光路変換手段12が形成さている。すなわち、第2の透明基板8は、第1の透明基板6とは入射面4aからの距離が異なる領域に光路変換手段12が形成されている。したがって、第2の透明基板8の上面8dのうち、第1の透明基板6と重ならない面部は、第2の透明基板8の出射面部となる。第2の透明基板8の出射面部は、3段の階段形状を構成する中段の平坦部8ddに相当し、導光ユニット4の出射面4d(導光板2の出射面2d)の一領域を構成する。
導光方向の長さが第2の透明基板8よりも長い透明基板10(以下、第3の透明基板10ともいう)は、第2の透明基板8の下面8c側に配置されている。第3の透明基板10は、下面10cのうち、上面視して第2の透明基板8から張り出した部分、換言すれば透明基板8と重ならない面部に、光路変換手段12が形成さている。すなわち、第3の透明基板10は、第1の透明基板6および第2の透明基板8とは入射面4aからの距離が異なる領域に光路変換手段12が形成されている。したがって、第3の透明基板10の上面10dのうち、第2の透明基板8と重ならない面部は、第3の透明基板10の出射面部となる。第3の透明基板10の出射面部は、3段の階段形状を構成する最下段の平坦部10ddに相当し、導光ユニット4の出射面4d(導光板2の出射面2d)の一領域を構成する。なお、第3の透明基板10の下面10cは、導光ユニット4の出射面4dに対向する面である反射面4c(導光板2の反射面2c)を構成する。
上記のように、各透明基板6,8,10に対して光路変換手段12を形成することにより、導光ユニット4には、導光方向の略全長にわたって光路変換手段12が形成される。そして、透明基板6,8,10の各出射面部(階段形状を構成する平坦部6dd,8dd,10dd)から、導光ユニット4の出射面4d(導光板2の出射面2d)が構成される。
次に、光源としてのLED20は、導光板2(複数の導光ユニット4)を構成する透明基板6,8,10の入射面6a,8a,10aに対向してそれぞれ配置されている。LED20は、例えば、青色LEDと黄色蛍光体とから構成された擬似白色LEDである。LED20は、図示していない一平面状の回路基板に実装されている。そして、被照明体である液晶パネルを駆動する制御回路部からの電気信号により、LED20ごとに出射光量が制御できるように構成されている。すなわち、全てのLED20の出射光量を同一にすることもできるし、LED20ごとに出射光量を変えることもできるように構成されている。
次に、導光板2の反射面2c側には、図1に示すように、反射部材としての反射シート22が配置されている。反射シート22は、導光板2の反射面2cから漏れ出した光を導光板2に戻すためのものである。なお、図1においては、反射シート22は、第3の透明基板10の下面10c側だけに配置されて描かれているが、本実施形態においては、反射シート22は、導光板2の反射面2c(第3の透明基板10の下面10c)側だけに配置されているのではなく、透明基板6、8の下面6c、8c側にもそれぞれ配置されている(図3参照)。また、反射シート22は、先端を上面6d,8d,10d側に向かって折り曲げることにより、透明基板6,8,10の入射面6a,8a,10aに対向する側端面6b,8b,10bも覆うように構成されている(同図参照)。なお、図示は省略するが、透明基板6,8,10の入射面6a,8a,10aと直交する側端面も覆うように構成されている。
一方、導光板2の出射面2d側には、複数の導光ユニット4を一体に覆う拡散シート24と、一対(2枚)のプリズムシート26,28とが、導光板2側から順次、積層配置されている。拡散シート24は、導光板2の出射面2dから出射した光を拡散することによって輝度を均一にするためのものである。一対のプリズムシート26,28は、拡散シート24を通過した光の、直交する2軸方向の指向特性を調整するためのものであり、プリズムの稜線が上方(導光板2側とは反対側)を向き、かつ、互いのプリズムの稜線の方向が直交するように配置されている。なお、拡散シート24および一対のプリズムシート26,28は、導光板2およびLED20を収容する図示していない枠状のフレームに固定されている。
(作動)
次に、上記の構成をなす本発明の実施の形態に係る面状照明装置1の作動について、図3および図4を参照して説明する。図3は、面状照明装置1を側面側から見た場合の光の挙動を模式的に示す図であり、図4は、面状照明装置1を出射面2d側(被照明体側)から見た場合の光の挙動を模式的に示す図である。なお、図中の2点鎖線は、透明基板6,8,10を伝搬する代表的な光線を示し、図中の矢印は、透明基板6,8,10の各出射面部から出射する代表的な光線を模式的に示すものである。
回路基板に実装されたLED20は、液晶パネルを駆動する制御回路部からの電気信号によって点灯する。導光ユニット4の最上段を構成する第1の透明基板6の入射面6aに対向して配置されたLED20が出射した光は、入射面6aから第1の透明基板6内に入射する。第1の透明基板6内に入射した光は、第1の透明基板6の下面6cおよび上面6dで全反射を繰り返しながら入射面6aと対向する側端面6bに向かって伝搬する。第1の透明基板6の内部を伝搬する光のうち、光路変換手段12を構成するドーム状の凹部に入射した光は、第1の透明基板6の上面6dに対する入射角度が変わるように反射する。そして、第1の透明基板6の上面6dである第1の透明基板6の出射面部(階段形状を構成する最上段の平坦部8dd)に対して臨界角よりも小さい角度で入射することによって、上方に向かって出射する。
導光ユニット4の中段を構成する第2の透明基板8の入射面8aに対向して配置されたLED20が出射した光は、入射面8aから第2の透明基板8内に入射し、第2の透明基板8の内部を入射面8aと対向する側端面8bに向かって伝搬する。第2の透明基板8のうち、光路変換手段12が形成されていない部分(第2の透明基板8の上面8d側に積層配置された第1の透明基板6と重なる部分)では、下面8cと上面8dとで全反射を繰り返しながら光は伝搬する。なお、全反射することなく上方に漏れた光は、第1の透明基板6と第2の透明基板8との間に配置された反射シート22によって反射され、第2の透明基板8内に戻される。全反射を繰り返すことによって、光路変換手段12が形成されている部分に到達した光は、光路変換手段12を構成するドーム状の凹部に入射することによって、第2の透明基板8の出射面部(階段形状を構成する中段の平坦部8dd)への入射角度が変わるように反射される。そして、第2の透明基板8の出射面部に対して臨界角よりも小さい角度で入射することによって、上方に向かって出射する。
導光ユニット4の最下段を構成する第3の透明基板10の入射面10aに対向して配置されたLED20が出射した光は、入射面10aから第3の透明基板10内に入射し、第3の透明基板10の内部を伝搬する。第3の透明基板10のうち、光路変換手段12が形成されていない部分では、下面10cと上面10dとで全反射を繰り返しながら光は伝搬する。なお、全反射することなく上方に漏れた光は、第3の透明基板10と第2の透明基板8との間に配置された反射シート22により反射され、第3の透明基板10内に戻される。全反射を繰り返すことによって、光路変換手段12が形成されている部分に到達した光は、光路変換手段12を構成するドーム状の凹部に入射することによって、第3の透明基板10の出射面部(階段形状を構成する最下段の平坦部10dd)への入射角度が変わるように反射される。そして、第3の透明基板10の出射面部に対して臨界角よりも小さい角度で入射することによって、上方に向かって出射する。
上記のように作動する導光ユニット4を構成単位として導光板2を構成することにより、照明領域(導光板2の出射面2d)は、図4に示すように、入射面2aに垂直な方向(図示横方向)に対して、階段形状の平坦部6dd,8dd,10ddに対応する、独立した3つの領域に区画される。また、3組の導光ユニット4を並列配置して導光板2を構成することにより、入射面2aの長手方向(図示縦方向)にも独立した3つの領域に区画される。すなわち、照明領域は、縦横ともにそれぞれ3分割され、全体で9つの領域に区画される。
また、導光板2(複数の導光ユニット4)を構成する各透明基板6,8,10に対して、光源としてのLED20がそれぞれ配置されている。したがって、液晶パネルの駆動信号と同期させながら各透明基板6,8,10に対応するLED20を個別に駆動することにより、区画された領域ごとに適切な照明輝度に調整することができる。すなわち、エリアコントロール法に好適に対応することができる。これにより、面状照明装置の消費電力が低減する。また、導光板2を出射面2d側から全体を通して見ると、導光方向の略全長にわたって光路変換手段12が形成されている。したがって、全てのLED20を同一の電気信号により点灯した場合には、照明領域の全域から略均一な光を出射させることができる。
また、導光ユニット4の数ならびに導光ユニット4を構成する透明基板6,8,10の形状および積層する枚数を調整することにより、直交する2軸方向に対して任意に照明領域を区画することができる。照明領域の拡大にも対応することができる。
さらに、本実施形態では、導光板2の出射面2d側に、連続体として構成された拡散フィルム24を配置している。これにより、導光板2の出射面2dの全域から均一な照明光を得ようとしたときに、隣接して配置されている導光ユニット4間の界面および階段形状の各段部に対応する位置において発生するおそれのある照明光の境界線が緩和される。
(変形例)
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更および組み合わせが可能である。
例えば、図5に示すように、一対(2組)の導光板2,2を、入射面2aと平行な面を対称面として対称配置(対向配置)することによって、面状照明装置1’を構成してもよい。積層配置する透明基板6,8,10の枚数を増加することなく、入射面2aに垂直な方向の区画数を2倍にすることができる。また、積層配置する透明基板6,8,10の枚数を増やすことなく、照明領域を2倍に拡大することができる。
また、導光ユニット4を構成する透明基板6,8,10の枚数および導光ユニット4の数は、上記実施形態に限定されるものではなく、1組の導光ユニット4から構成された導光板2も、本発明の導光板2に含まれる。また、各導光ユニット4の幅および導光ユニット4を構成する平坦部6dd,8dd,10ddの入射面4aに垂直な方向の長さは同一である必要はない。
また、各透明基板6,8,10の厚さも導光方向の全長にわたって一定である必要はない。例えば、図6に示すように、導光ユニット4’を構成する透明基板8’,10’において、他の透明基板6,8’と重ならない部分の厚みを重なる部分の厚みよりも厚くすることによって、重なる部分と重ならない部分の境界に段部8e,10eを形成してもよい。入射面8a,10aに対して略平行に延びる段部8e,10eを形成することにより、重ねられる側の透明基板8’,10’に対する重ねる側の透明基板6,8’の位置決めが容易になり、透明基板6,8’,10’相互の位置ずれを少なくすることができる。また、透明基板6,8,10の各部の厚みを調整することにより、階段形状の各平坦部6dd,8’dd,10’ddが面一に配置されるように構成してもよい。この場合には、平坦部6dd,8’dd,10’dd上に拡散シート24等の光学シート類を安定して配置させることができる。
また、図7に示すように、階段形状を構成する平坦部8dd,10dd上に、透明で平坦な補完基板6f,8fを配置することによって、全体として略直方体形状となるように導光ユニット4”を構成してもよい。このように導光ユニット4”を構成した場合であっても、透明基板6,8,10相互の位置決めが容易になり、透明基板6,8,10相互の位置ずれを少なくすることができる。また、導光ユニット4”の出射面4”d側に拡散シート24等の光学シート類を安定して配置させることができる。また、透明基板6,8と補完基板6f,8fとを、それぞれ一体に成形してもよい。この場合、透明基板6,8と補完基板6f,8fとの仮想境界に、反射シート22の折り曲げ部分を挿入するたのスリットが形成されるように一体成形してもよいし、反射シート22を含めて一体成形してもよい。また、2つの補完基板6f,8fを一体に成形してもよい。一体成形することにより、組み立て作業性を高めることができる。
LED20の種類についても、擬似白色LEDに限定されるものではなく、例えば、3原色の単色LEDからなるRGB−LED(3波長LED)を適用してもよい。この場合には、液晶パネルの色信号に基づいて各LED20の駆動信号を調整することが可能となり、面状照明装置1の消費電力をさらに低減させることができる。また光源は、LED20等の点状光源である必要はなく、冷陰極管等の線状光源であってもよい。さらに、透明基板6,8,10に対向して配置されるLED20の個数は、面状照明装置1に対して要求される輝度等に応じて適宜決定される。また、透明基板6,8,10の入射面6a,8a,10aに、透明基板6,8,10内に入光した光の平面方向の配光を制御するための入光プリズムを適宜形成してもよい。
また、透明基板6,8,10に形成される光路変換手段12に関しても、上記した実施の形態に限定されるものではなく、一方向に延びるプリズムからなるもの、ドーム状の凸部からなるもの、ドット状にシボ加工してなるもの、白色印刷してなるものなど、入射した光を反射、屈折または散乱させることが可能なものはいずれも適用することができる。また、光路変換手段12を形成する透明基板6,8,10の面も、下面6c,8c,10cに限定されるものではない。上面6d,8d,10dに光路変換手段12を設けるようにしてもよいし、いずれの面6c〜10dにも設けるようにしてもよい。
また、導光板2の上面2d側に配置される光学シート類も、上記した実施の形態の限定されるものではなく、例えば、プリズムシート26,28は配置せず、拡散シート24だけを配置した構成であってもよいし、拡散シート24も配置しない構成であってもよい。また、反射シート22についても上記した実施の形態に限定されるものではなく、例えば、透明基板6,8,10の側端面を覆う部分のない構成としてもよいし、反射シート22を配置しない構成としてもよい。
本発明の実施の形態に係る面状照明装置の一例を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係る導光ユニットの一例を示す図であり、(A)は分解側面図であり、(B)は分解下面図である。 本発明の実施の形態に係る面状照明装置における光の挙動を説明するための側面図である。 本発明の実施の形態に係る面状照明装置における光の挙動を説明するための上面図である。 本発明の実施の形態に係る面状照明装置の応用例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る導光ユニットの変形例を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る導光ユニットの他の変形例を示す側面図である。 従来の面状照明装置を示す斜視図である。
符号の説明
1,1’:面状照明装置
2:導光板
2a:入射面
2d:出射面
4,4’,4”:導光ユニット
6,8,10:透明基板
6dd,8dd,10dd:階段形状の平坦部
12:光路変換手段
20:LED
22:反射シート
24:拡散シート
26,28:プリズムシート

Claims (4)

  1. 複数の光源と、該光源から出射した光を入射する入射面および該入射面から入射した光を面状に出射させる出射面を有する導光板とを備える面状照明装置であって、
    前記導光板は、複数の透明基板を積層配置して構成される1組以上の導光ユニットからなり、
    前記導光ユニットを構成する複数の透明基板には、前記光源からの光を前記出射面から出射させるための光路変換手段が、前記複数の透明基板ごとに前記入射面からの距離が互いに異なる領域に形成されており、
    前記導光ユニットは、前記入射面に垂直な方向の長さが異なる前記複数の透明基板を積層配置することによって階段形状に構成されるとともに、前記階段形状を構成する前記複数の透明基板には、前記階段形状を構成する平坦部に相当する面部または該面部と対向する面部の少なくともいずれか一方に、前記光路変換手段が形成され、
    前記光源は、前記複数の透明基板ごとに配置され
    前記複数の透明基板には、前記出射面側とは反対側の面に、反射部材がそれぞれ配置されていることを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記導光板は、2組以上の前記導光ユニットからなり、各導光ユニットが前記入射面の長手方向に対して並列配置されていることを特徴とする請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記導光板は、2組以上の前記導光ユニットからなり、各導光ユニットが対向配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の面状照明装置。
  4. 前記導光板の出射面側に、連続体として構成された拡散シートが配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
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