JP2010037707A - 装飾品 - Google Patents

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Abstract

【課題】縫合溝や突合溝、折込溝等の繊細な仕立溝で仕切られる部分絵柄21が連続した広大絵柄11が表面12に描出された装飾品を効率的且つ経済的に得る。
【解決手段】縫合溝17、突合溝18、折込溝19の何れかの仕立溝20によって複数の区画35に仕切られた装飾品の表面12に、高透過部24を有する可撓性な介在体25を被せ、エネルギーを照射して高透過部24を透過するエネルギー23によって表面の熱可塑性繊維26に熱捲縮、熱収縮、熱溶融の何れかの熱変形を生起させ、その熱変形の差異によって部分絵柄21を表面の仕立溝に仕切られて隣合う区画に描出する。エネルギーによる熱変形は、仕立溝で向き合う溝壁面36にも生起させ、その溝壁面まで各区画の部分絵柄を連続させることで、部分絵柄が仕立溝で途切れることなく連続した広大絵柄11が装飾品の外面に描出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、凹凸絵柄の描出された表面を有する衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の装飾品、および、それらの一部を構成することになる中間製品その他の部材や物品(以下、これらを「装飾品」と総称する。)に関するものである。
部分絵柄の描出された布帛を縫合して広大絵柄の描出された和服(着物)を縫製する場合、布帛には、その縫合される縫い代まで続く部分絵柄を描出しておき、縫合する2枚の布帛本体の縫い代に描出された部分絵柄の端部同士を重ね合わせて縫合し、その縫い目に生じる縫合溝に無模様の生地が露顕せず、縫合溝において2枚の布帛本体の部分絵柄を完全に連続させる方法が採られている(例えば、特許文献1、2参照)。
部分絵柄の描出された壁紙を突き合わせて広大絵柄の描出された壁装面を施工する場合、壁紙の両端縁には、切除される捨て片を壁紙本体に連続させて設け、壁紙本体の部分絵柄を捨て耳にまで余分に連続して描出しておき、突き合わせ施工する2枚の中の一方の壁紙本体の部分絵柄に他方の壁紙の捨て耳の部分絵柄を重ね合わせ、壁紙本体と捨て耳の境界線に沿って切断し、その切断された双方の捨て耳を除去する方法が採られている(例えば、特許文献3、4、5、6参照)。
部分絵柄の描出された布帛によって基材の表面を被覆して成る被加飾物を突き合わせて広大絵柄の描出された壁面装飾品や緞帳・垂れ幕等を組み立てる場合、布帛によって基板の側面をも被覆し、その側面を被覆する布帛の折返代まで部分絵柄を余分に連続して描出しておき、その突き合わせて生じる突合溝に無柄の生地が露顕せず、突合溝において被加飾物と被加飾物の間で部分絵柄を完全に連続させる方法が採られている(例えば、特許文献7参照)。
布帛の表面に凹凸絵柄を描出する方法として、表面にエネルギー線を走査して部分的に照射し、その照射された部分の繊維を熱溶融、或いは熱収縮させ、その熱変形の有無によって照射部分(照射跡)と非照射部分(遮蔽跡)の間に布帛厚みの段差を形成する方法は公知である(例えば、特許文献8、9、10、11参照)。
布帛の表面に部分的にエネルギー線を照射する方法として、ステンレス鋼板に文字や図形等のパターンをくり抜いたマスクパターン(遮光板)を布帛の表面に重ね、そのマスクパターンに向けてエネルギー線を照射し、マスクパターンを介してエネルギー線を拡散して布帛の表面に照射する方法は公知である(例えば、特許文献12参照)。
特開昭53−082560号公報(特公昭54−022353) 実開昭55−124406号公報 実開平02−106498号公報 実開平02−106499号公報 実開平02−106500号公報 特開昭61−006400号公報(特公昭63−056078) 実開平01−002091号公報(実公平06−000477) 特開2007−100257号公報 特開2007−224435号公報 特開2007−224436号公報 特開2007−224437号公報 特開昭59−106560号公報
従来技術に見られるように、部分絵柄の柄合わせのために、広大絵柄を構成するために本来必要とされる着物地や壁紙や布帛等(以下、本体基布と言う。)の継合箇所に、柄合わせ後に除去する縫い代や捨て耳や折返代等(以下、連結代と言う。)を設けることは無駄なことである。
例えば、JIS指定商品である有効幅が92cmの壁紙では、左右両端部にそれぞれ2cm前後の無柄生地に加えて5cm前後の連結代を設けており、その本体基布に対する比率が1割(10%)前後になるので、その連結代によるロスは無視し難い。
そのロスを無視して連結代を設けたとしても、本体基布が伸縮し易い布帛であり、部分図柄が所定の寸法通り布帛に描出されているとは限らず、柄合わせ時には伸縮を伴うので、正確に柄合わせを行うためには相当の熟練を要する。
そして、着物(和服)は本体基布を真っ直ぐに裁断して縫製されるものであり、又、壁紙は平坦な下地面に貼り合わされ、その重なり合う連結代に定規を当てて真っ直ぐに重ね切り施工されるものであるので、柄合わせのために着物や壁紙の本体基布に連結代を設けることには意味がある。
しかし、洋服や履物、袋物、椅子・座椅子カバー等の立体構造物として仕立てられる装飾品では、部分絵柄の連続部分の描出された連結代16を共有する2枚の本体基布15a・15bを2枚の生地10a・10bから切り取らなければならなくなるので、使用する生地が2倍になる(図3参照)。
そして、柄合わせ時には、その2枚の本体基布15a・15bの部分絵柄21a・21bの共通する細部の特徴50aと50b,51aと51b,52aと52b,53aと53b,54aと54b,………を遂一目視確認しなければならないので(図3−Aと図3−B参照)、作業効率が著しく低く、得られる装飾品は極めて高価なものとなる。
本体基布の表面にエネルギー線を走査して部分的に照射し、その継合箇所に連続した図柄を描出する方法も考えられたが、長尺基布ではエネルギー発生源から基布の照射面までの距離が大きく変化し、エネルギー発生源から遠く離れた基布の照射面では絵柄がボケて輪郭の鮮明な絵柄を描出することは出来ない。
本体基布の表面に部分的にエネルギー線を照射する手段としてマスクパターンを用いる場合には、そのマスクパターンが、ステンレス鋼板に文字や図形等のパターンをくり抜いた遮光板であるので本体基布に密着せず、マスクパターンから本体基布に至る過程でエネルギー線が拡散するので、輪郭の鮮明な絵柄を描出することは出来ず、又、基材がステンレス鋼板であることから随時所要の絵柄のマスクパターンを得ることは出来ず、又、取り扱い難く維持管理の面でも問題があり、マスクパターンのサイズによって絵柄のリピートが制約を受け、デザイン性に富んだ装飾品は得られない。
そこで、本発明は、縫合溝や突合溝、折込溝等の繊細な仕立溝で仕切られる部分絵柄が連続し、デザイン性に富み輪郭の鮮明な広大絵柄が表面に描出された装飾品を効率的且つ経済的に得ることを目的とする。
本発明は、(イ) 1つ又は複数の被加飾物14によって外面が構成されている装飾品13であり、
(ロ) その被加飾物14の表面12の少なくとも一部が熱可塑性繊維26によって構成されており、
(ハ) その表面12を構成している少なくとも一部の熱可塑性繊維26が、熱変色、熱捲縮、熱収縮、熱溶融の少なくとも何れかの熱変形をしており、
(ニ) 表面12の熱可塑性繊維26の熱変形の度合いが部分的に異なり、その部分的差異によって被加飾物14の表面12に絵柄21が描出されており、
(ホ) 仕立溝20によって被加飾物14の表面12が少なくとも2つの複数の区画35a・35b・35c………に仕切られており、
(ヘ) 被加飾物14の表面12の絵柄21は、仕立溝20に仕切られて隣合う少なくとも何れか2つの区画35a・35b(35b・35c,35c・35d,………)に描出されており、
(ト) その隣合う区画35a・35b(35b・35c,35c・35d,………)の隣合う絵柄21と絵柄21が、仕立溝20において途切れることなく連続して広大絵柄11を構成しており、
(チ) その広大絵柄11を構成して隣合う区画の部分絵柄21の連結代と部分絵柄21の連結代が、その仕切る仕立溝20において隣合って向き合う一方の溝壁面36と他方の溝壁面36を構成しており、
(リ) その仕切る仕立溝において隣合う各溝壁面36まで絵柄21が連続しており、
(ヌ) 装飾品の外面に露顕しない仕立溝20の内部の被加飾物14の表面12が、部分絵柄21の描出されていない熱可塑性繊維26の部分絵柄無描出生地になっており、
(ル) それらの部分絵柄無描出生地となっている仕立溝20の内部の部分絵柄無描出連結代16が、外面に露顕することなく仕立溝20の内部に隠し込まれていることを第1の特徴とする。
本発明の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、仕立溝20が、縫合された2つの被加飾物14・14の間に縫い目として構成される縫合溝17である点にある。
本発明の第3の特徴は、上記第1の特徴に加えて、仕立溝20が、突き合わされた2つの被加飾物14・14の間に継ぎ目として構成される突合溝18である点にある。
本発明の第4の特徴は、上記第1の特徴に加えて、仕立溝20が、1つの被加飾物14の一部を窪ませてU字状に折り込んで構成される折込溝19である点にある。
本発明の第5の特徴は、上記第1、第2、第3および第4の何れかの特徴に加えて、仕立溝20に仕切られる何れかの区画35a・35b・35c………の被加飾物14が、基布32から繊維毛羽26が突き出た有毛布帛に成り、その区画35a・35b・35c………の表面12が、その繊維毛羽26によって構成されている点にある。
本発明の第6の特徴は、上記第1、第2、第3、第4および第5の何れかの特徴に加えて、仕立溝20に仕切られて隣合う何れか一方の区画35bの被加飾物14が、基布32から繊維毛羽26が突き出た有毛布帛に成り、その一方の区画35bの表面12が、その繊維毛羽26によって構成されており、その一方の区画35bに隣合う何れか他方の区画35a(35c)の被加飾物14が、繊維毛羽26を有しない非有毛布帛に成る点にある。
本発明の第7の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5および第6の何れかの特徴に加えて、仕立溝20に仕切られて隣合う何れか一方の区画35bの被加飾物14の表面12の色彩ないし外観と、その一方の区画35bに隣合う何れか他方の区画35a(35c)の被加飾物14の表面12の色彩ないし外観が異なる点にある。
本発明の第8の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6および第7の何れかの特徴に加えて、被加飾物14の表面12に窪んだ立体形状の凹部37が介在し、その凹部37を中心にし、その凹部37に対して相対的に隆起した周囲の凸部38へと連続した絵柄21が描出されている点にある。
本発明の第9の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7および第8の何れかの特徴に加えて、被加飾物14の表面12に突き出た立体形状の凸部38が介在し、その凸部38を中心にし、その凸部38に対して相対的に窪んだ周囲の凹部37へと連続した絵柄21が描出されている点にある。
本発明の第10の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8および第9の何れかの特徴に加えて、被加飾物15の裏側が、基材22に支持されている点にある。
本発明の第11の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9および第10の何れかの特徴に加えて、装飾品13が立体形状を成し、装飾品13の平面と底面と正面と背面と左右側面との6面の中の少なくとも何れか1面が、1つ又は複数の被加飾物14によって構成されている点にある。
被加飾物14が衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の装飾品13の外面を構成するものであり、その表面12が縫合された縫い目としての縫合溝17、突き合わされた継ぎ目としての突合溝18、或いは、一部を窪ませてU字状に折り込まれた折込溝19などの窪んだ仕立溝20によって複数の区画35a・35b・35c………に表面12が仕切られていても、表面12の熱可塑性繊維26の熱変形の度合いの部分的差異によって描出される絵柄21が、仕立溝20において隣合う各溝壁面36まで連続しているので、仕立溝20において隣合う区画35a・35b(35b・35c,35c・35d,………)の部分絵柄21・21によって構成される広大絵柄11は、その窪んだ仕立溝20において途切れることはない。
その場合、仕立溝20の内部において向かい合う被加飾物14の連結代16が、部分絵柄21へと続いて広大絵柄11を構成することになる熱可塑性繊維26の熱変形の痕跡(28・29)のない部分絵柄無描出生地になっていても、その連結代16は元々外面に露顕しない部位のものであるから、その部分絵柄無描出連結代16によって広大絵柄11の仕立溝20における連続性が損なわれることはない。
従って、本発明(第2〜第4の特徴)では、仕立溝20が、縫合された2つの被加飾物14・14の間に縫い目として構成される縫合溝17、或いは、突き合わされた2つの被加飾物14・14の間に縫い目として構成される突合溝18、或いは又、1つの被加飾物14の一部を窪ませてU字状に折り込んで構成される折込溝19などとして表面に介在しても、その窪んだ仕立溝20の溝壁面36によって、広大絵柄11の連続性が損なわれることはない。
従って、装飾品の外面が仕立溝20によって複数の区画35a・35b(35b・35c,35c・35d,………)に仕切られており、その隣合う区画35a・35b(35b・35c,35c・35d,………)にそれぞれに描出される部分絵柄21を仕立溝20において連続させて広大絵柄11にする場合、その仕立溝20の溝壁面36となる被加飾物14の本体基布15から続く連結代16に、その本体基布15の部分絵柄21の連続部分を予め描出しておく必要はなくなる。
そして、その隣合う本体基布15・15の部分絵柄21・21の連続部分の共通する細部の特徴を遂一目視確認しながら仕立溝20を境に隣合う被加飾物14・14を突き合わせて装飾品の外面全体に連続した広大絵柄11に仕立てる手間も省ける。
装飾品13が、仕立溝20を境に隣合う被加飾物14・14を突き合わせた構成となり、広大絵柄11が、その隣合う被加飾物14・14の部分絵柄21・21を突き合わせた構成となっても、その仕立溝20において向き合う溝壁面36・36にまで各被加飾物14・14の部分絵柄21・21が連続しているので、その仕立溝20において維装飾品13が途切れた観を呈しない。
かくして、織機や編機等の被加飾物14の製造設備の仕様によって、製造される被加飾物14の寸法が制限される場合でも、その寸法よりも長大な広大絵柄11の描出された装飾品13を効率的に得ることが出来る。
本発明(第5の特徴)によると、被加飾物14が基布32から繊維毛羽26が突き出た有毛布帛に成り、その繊維毛羽26によって表面12が構成されている。
このため、雄型面ファスナーが雌型面ファスナーに密着して係合するように、被加飾物14の繊維毛羽26が介在体25の高透過部24に入り込んで係合するが如く密着し易く、その繊維毛羽26が熱変形して嵩を縮め、表面12の遮蔽跡28と照射跡29との凹凸段差も大きくなるので、凹凸絵柄(11・21)の形際が鮮鋭になる。
本発明(第6の特徴)によると、仕立溝20に仕切られて隣合う何れか一方の区画35bの被加飾物14が、基布32から繊維毛羽26が突き出た有毛布帛に成り、その一方の区画35bの表面12が、その繊維毛羽26によって構成されているので、その他方の区画35a(35c)の被加飾物14が繊維毛羽26を有しない非有毛布帛に成る場合でも、その繊維毛羽26を有しない被加飾物に続く仕立溝20が、その隣り合う有毛布帛の繊維毛羽26に覆われて目立ち難くなる。
本発明(第7の特徴)によると、仕立溝20に仕切られて隣合う区画35a・35bの色彩ないし外観が異なるので、例えば2つの区画35a・35bからなる装飾品13ではツートンカラーになり、4つ以上の複数の区画35a・35b・35c・35d………が市松ないし格子状に配列された装飾品では、その配列による市松模様ないし格子模様と、それら複数の区画35a・35b・35c・35d………の異なる色彩ないし外観を統合する広大絵柄11とが複合した美観を呈する等、多彩な装飾品13が得られる。
本発明(第8の特徴)によると、被加飾物14の表面12に窪んだ立体形状の凹部37が介在する。
そのため、例えば、その窪んだ凹部37の曲率中心部位33に彎曲方向に揺動可能に反射鏡34を設定し、その反射鏡34を表面12の彎曲方向に揺動しつつ反射鏡34にエネルギー23を照射し、その反射鏡34で反射されるエネルギー23を被加飾物14に照射すると、その彎曲形状を成す表面12の彎曲方向における端部から端部までの反射鏡34からの距離が大きく変わることはなく、被加飾物14の窪んだ中央部と被加飾物14の端部との間に反射鏡34からの大きな距離差は生じない。
従って、エネルギー23の光量を均等にするために、その表面12の端部から端部までの距離に応じて加減するエネルギー量調整回路を必要とせず、又、その距離の調整に手間取ることもなく、その凹部37を中心にして相対的に隆起した周囲の凸部38へと連続した絵柄21の描出された装飾品13を効率的に得ることが出来る。
中心部位33が窪んだ凹部37と逆に、中心部位(33)が突き出た立体形状の凸部38が介在し、その凸部38に対して相対的に窪んだ周囲の凹部37へと連続している被加飾物14では、前記のように、その突き出た凸部38の中心部位33に揺動可能に反射鏡34を設定し、その反射鏡34に揺動しつつエネルギー23を照射し、その反射鏡34で反射されるエネルギー23を被加飾物14に照射するときは、凸部38から凹部37へと離れるにつれて、エネルギー23の光量が少なくなり、表面12の熱可塑性繊維26の熱変形の度合いが少なくなる。
従って、本発明(第9の特徴)の装飾品13は、絵柄21がなだらかに変化したものとなる。
本発明(第10の特徴)によると、被加飾物15の裏側が基材22に支持されているので、上記のようにエネルギー23の照射部位に設定し易く、被加飾物15の裏側が基材22に補強されて耐久性に富む装飾品13が得られる。
装飾品13には、履物、袋物(ハンドバック、ボストンバック、カバン)、折り畳みカーテン、椅子、座席、座椅子、クッション、寝台、枕等、平面と底面と正面と背面と左右側面との6面体して立体形状に構成されるものが多い。
そのような立体形状の装飾品13では、被加飾物14が平面と底面と正面と背面と左右側面との6面を象った裁断片として用意され、その各裁断片を接ぎ合わせて仕立てられるので、縫合された2つの被加飾物14・14の間に縫い目として構成される縫合溝17や、突き合わされた2つの被加飾物14・14の間に継ぎ目として構成される突合溝18、1つの被加飾物14の一部を窪ませてU字状に折り込んで構成される折込溝19などの仕立溝20が出来、部分絵柄の描出されている裁断片では、その部分絵柄の柄合わせに多大な労力と熟練を要する。
従って、本発明(第11の特徴)は、立体形状に構成される装飾品13に極めて好都合である。
本発明に係る被加飾物の製造過程の概念を示す斜視図である。 本発明に係る装飾品の製造過程の概念を示す斜視図である。 部分絵柄の描出された従来の布帛の平面図である。 本発明に係る装飾品の斜視図である。
装飾品の外面は、熱可塑性繊維26によって表面12が構成される1つ又は複数の被加飾物14によって構成され、その被加飾物14の表面12には、複数の区画35a・35b・35c………に仕切る仕立溝20が付けられる。
仕立溝20は、縫合された縫い目としての縫合溝17、突き合わされた継ぎ目としての突合溝18、一部を窪ませてU字状に折り込まれた折込溝19の何れでもよい。
装飾品には、繊維・糸条に成り、その繊維・糸条が透過率の低い低透過部27を構成し、その低透過部27と低透過部27の間の隙間がエネルギー23の透過する透過率の高い高透過部24を構成している布帛に成る介在体25が被せられ、その介在体25を介して被加飾物14の表面12にエネルギー23として炭酸ガスレーザー光を照射し、介在体25の高透過部24に重なり合う熱可塑性繊維26を、その高透過部24を透過する透過エネルギー23’によって熱変色、熱捲縮、熱収縮、熱溶融の何れかの熱変形をさせる。
その熱可塑性繊維26が熱捲縮、熱収縮、あるいは、熱溶融すると、照射跡29として凹部が被加飾物14の表面12に発生する。
熱可塑性繊維26は、例えば、加熱されて収縮し、更には、熱溶融しつつ収縮して細かい溶融塊を形成し、又、その熱可塑性繊維26が未捲縮の捲縮性繊維であれば加熱されて捲縮する。
エネルギー23は、介在体25の低透過部27に遮蔽され、その介在体25の低透過部(繊維糸条)27に重なり合って遮蔽跡28となる熱可塑性繊維26は、熱変形せず原形を保ち、照射跡29の凹部に対応する凸部が被加飾物14の表面12に発生することになる。
又、照射跡29の下層となる装飾品13の内部繊維(32)は、介在体25の低透過部(繊維糸条)27に隠蔽されて熱変形しない遮蔽跡28の熱可塑性繊維26と同様に、熱収縮、熱溶融或いは熱捲縮した表面12の熱変形物に隠蔽されて熱変形することなく原形を保つ。
装飾品は、衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の何れを成すものでもよい。
被加飾物14が衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の装飾品の外面を構成するものであり、その表面12が仕立溝20によって表面12が複数の区画35a・35b・35c………に仕切られており、その仕立溝20が、縫合された2つの被加飾物14・14の間に縫い目として構成される縫合溝17や突き合わされた2つの被加飾物14・14の間に継ぎ目として構成される突合溝18、或いは、被加飾物14の一部を窪ませてU字状に折り込んで構成される折込溝19であっても、その仕立溝20の表面12が熱可塑性繊維26によって構成されていれば、その表面12の熱可塑性繊維26も照射エネルギーによって熱変形をする。
その仕立溝20では内部の被加飾物14の表面12が部分絵柄21の描出されていない熱可塑性繊維26の部分絵柄無描出生地になるとしても、部分絵柄無描出生地として残される内部の部分絵柄無描出連結代16が外面に露顕することなく仕立溝20の内部に隠し込まれており、一方、その仕切る仕立溝20において隣合って向き合う一方の溝壁面36と他方の溝壁面36との僅かな隙間にもエネルギー23が入り込み、その溝壁面36の熱可塑性繊維26も熱変形して絵柄21の一部を構成することになるので、仕立溝20において途切れることなく連続した広大絵柄11が描出されることになる。
介在体25には、繊維・糸条に成り、その繊維・糸条が透過率の低い低透過部27を構成し、その低透過部27と低透過部27の間の隙間がエネルギー23の透過する透過率の高い高透過部24を構成している布帛、好ましくはJIS−L−1096(カンチレバー法)による可撓性が10cm以下となる布帛、更に好ましくは、JIS−L−1096(カンチレバー法)による可撓性が2cm以下となる布帛が使用される。
そのように、可撓な介在体25は、被加飾物14の表面12に密着し、介在体25と被加飾物14の間でエネルギー23の拡散がなく、型際の先鋭な絵柄21が描出される。
介在体25は、高透過部24の占める面積比率が大きい高透過領域30と、高透過部24の占める面積比率が少ない低透過領域31とで構成するとよい。
その低透過領域31の繊維密度は、高透過領域30の繊維密度よりも緻密にするとよい。
例えば、介在体25を抜触性繊維と非抜触性繊維によって均一繊維密度に構成し、抜触剤を印捺して抜触性繊維を抜触除去して低繊維密度の高透過領域30を構成し、抜触性繊維と非抜触性繊維によって高低繊維密度のまま残される抜触剤の非印捺箇所によって低透過領域31を構成する。
或いは、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分ける。
又、低透過領域31の高透過部24は、高透過領域30の高透過部24よりも小さくするとよい。
例えば、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、高透過領域30において経糸を寄せ集めて多数の経糸に囲まれた大きい高透過部24を形成する。
或いは、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、低透過領域31において経糸の移動頻度を多くし、その移動した経糸と経糸の間に出来る高透過部24を細かくする。
織編布帛に成る介在体25では、低透過領域31と高透過領域30の織編組織を変えるとよい。
例えば、介在体25を構成する経編布帛の編成過程で経糸を部分的に移動して低繊維密度の高透過領域30と高繊維密度の低透過領域31とを編分けると共に、高透過領域30において経糸を寄せ集めて多数の経糸に囲まれた大きい高透過部24を形成し、その部分的に移動する経糸の本数や寄せ集める経糸の本数や経糸の移動距離によって編組織を変える。
或いは、介在体25を構成する平織物の平織組織を部分的に捩り織組織に変え、経糸と緯糸に囲まれる平織組織の織目隙間よりも大きい捩り織組織による織目隙間を部分的に形成し、平織組織に成る低透過領域31よりも高透過部24の大きい捩り織組織に成る高透過領域30を構成する。
JIS−L−1096(カンチレバー法)において10cm以下となる可撓な介在体25には、
(1) 高透過部24の占める面積比率が大きい高透過領域30と高透過部24の占める面積比率が少ない低透過領域31とから成る採光性カーテン地、
(2) 繊維密度が粗い高透過領域30と繊維密度の緻密な低透過領域31とから成る採光性カーテン地、
(3) 高透過部24が大きい高透過領域30と高透過部24の細かい低透過領域31とから成る採光性カーテン地、
(4) それらの低透過領域31と高透過領域30が異なる織編組織が異なる採光性カーテン地等、
一般市販の種々の採光性カーテン地、特にレースカーテン地を、そのまま用いることが出来る。
このように、一般市販の種々の採光性カーテン地を介在体25に利用する場合は、そのカーテン地を装飾品13に被せ、炭酸ガスレーザー光を照射して絵柄をカーテンや椅子・座席や座椅子等の装飾品13の表面に複写し、室内装飾品13のデザインを統一することも出来る。
介在体25には、木綿繊維や麻繊維、レーヨン等のセルロース系繊維や、ガラス繊維や金属繊維、炭素繊維等の無機質繊維27に成る非熱可塑性布帛が好適に使用される。
しかし、介在体25には、ポリエステル繊維やナイロン等に成る熱可塑性布帛を使用することが出来るが、その場合には、介在体25の熱溶融温度が、表面を構成している熱可塑性繊維26の熱溶融温度よりも高くなるように、その構成するポリエステル繊維等の熱可塑性繊維に耐熱処理を行う。
介在体25の高透過部24の高透過領域30に占める面積比率は、透過エネルギー23’に照射されて照射跡29の熱可塑性繊維26が熱変形し、介在体25の低透過部(繊維糸条)27にエネルギー23が遮蔽される表面の遮蔽跡28の熱可塑性繊維26との間に熱変形の差異が生じ、表面に絵柄が描出される程度であればよい。
介在体に織編布帛を用いる場合、高透過領域30において高透過部24を縁取る低透過部(繊維糸条)27が遮蔽材となり、その低透過部(繊維糸条)27がそのまま遮蔽跡28となって表面12に描出されるようにするためには、その低透過部(繊維糸条)27の太さを0.2mm以上にするとよい。
又、その低透過部(繊維糸条)27に囲まれる高透過部24の形状がそのまま照射跡29となって表面12に映し出されるようにするためには、その高透過部24の最小寸法を2mm以上にするとよい。
介在体25は、蝶々や蜻蛉等の昆虫、植物の枝葉や根茎、穀物や貝殻、遮蔽材の裁断片や粉砕片等の模様片を被加飾物14の上に並べ或いは積層して構成することも出来る。
その場合、低透過部27は模様片によって構成され、高透過部24は模様片の周囲や模様片と模様片の間の隙間によって構成される。
介在体25は、介在体本体に遮蔽材を固着し、介在体本体の一部を遮蔽材によって被覆して低透過領域31を構成することも出来る。
例えば、無地無模様の目粗な織編布帛の他に目粗な不織布を介在体25に用いることが出来る。
その場合、介在体25は、その目粗な織編布帛や不織布に、捺染メッシュスクリーンのように遮蔽跡28となる部分に塗料を印捺して塗膜を形成し、或いは、切抜破片や植物葉茎等の装飾片を貼着してもよい。
介在体25には、被加飾物14を構成している熱可塑性繊維26よりも熱溶融温度が高い繊維・糸条27を使用し、被加飾物14と一緒に介在体25が熱変形することがないようにする。
介在体25には、繊維密度が緻密な布帛、例えば暗幕に使用されるような遮光性布帛やパイル布帛を用いることも出来る。
その場合、その布帛は、水や溶解剤や抜蝕剤に抜蝕される抜蝕性繊維と非抜蝕性繊維とで構成し、その抜蝕性繊維に対する溶解・抜蝕剤を布帛に印捺し、抜触性繊維を抜触除去する抜蝕処理を施して高透過部24や高透過領域30を形成する。
被加飾物14には、芯糸から熱可塑性繊維が輪奈状に突き出た意匠糸や芯糸が熱可塑性繊維に被覆された被覆糸(カバードヤーン)、芯糸から熱可塑性繊維がカットパイル状に突き出たモール糸に成る織編布帛、基布(32)から熱可塑性繊維に成る毛羽26が突き出た起毛布帛やパイル布帛、表面が熱可塑性繊維に成る多重織編布帛や多層積層不織布等の多層布帛、これらの布帛によって枠体や基材22を被覆して成る装飾パネル、熱可塑性繊維片や熱可塑性繊維糸条を基材22の表面に接着積層して成る繊維接着積層地等を適用することが出来る。
被加飾物14には、基布32から繊維毛羽26が突き出た有毛布帛や、繊維毛羽26を有しない非有毛布帛の他に、基布32に弾性高分子物質を付与した人工皮革を用いることも出来る。
その付与された弾性高分子物質によって表面12の繊維固有の触感・風合いが失われているので、透過エネルギー23’に加熱された表面12の熱可塑性繊維26の熱変形物に触れても異物に触れたかの如き違和感を受け難くなる。
被加飾物14として使用される織編布帛、起毛布帛、パイル布帛、多層布帛、人工皮革等の布帛類には、エンボス加工による凹凸地模様や凹凸図柄、プリントや捺染ないし抜染による多彩な地模様や図柄模様、或いは、抜触加工による凹凸模様や透視図柄等、部分絵柄21や広大絵柄11とは別に地模様や図柄模様を予め施しておくことが出来る。
それらの地模様や図柄模様は、装飾品の外面に露顕せず部分絵柄無描出生地となる仕立溝20の内部の被加飾物14の表面12に含まれていてもよい。
又、それらの地模様や図柄模様は、部分絵柄21や広大絵柄11と同様に、拡布された布帛類にエネルギー23を照射して描出されたものであってもよい。
本発明における部分絵柄21や広大絵柄11は、装飾品13に仕立てる前の被加飾物14に施された地模様や図柄模様とは異なる地模様や図柄模様を意味する。
そのような地模様や図柄模様の施された被加飾物14に成る装飾品13では、その地模様や図柄模様の上にエネルギー23が照射されて複数の区画35a・35b・35c………を統合する広大絵柄11が表現されることになる。
被加飾物14を裏側から支持する基材22は、繊維積層体(樹脂硬綿)、発泡ポリウレタンや発泡スチロール等の発泡プラスチックや合成樹脂板、段ボールその他のパルプ繊維質板、集積木質板や合板等の木質板、金属板等が使用され、これらの基材は、装飾品13の形状に応じて射出成形や圧縮成形によって立体的に成形されたものであってもよい。
車両座席の座面や背凭れ面のように、表面12が窪んだ彎曲形状を成す装飾品13では、その彎曲形状の曲率中心部位33に反射鏡34を設定し、その表面12の彎曲方向に反射鏡34を揺動し、その反射鏡34にエネルギー23を照射し、その反射鏡34で反射されるエネルギー23を介在体25に照射する。
緞帳や間仕切り、布団等の表面12が窪んだ彎曲形状を成さない装飾品13では、窪んだ彎曲形状を成す支持体39に装飾品13をセットし、表面12を彎曲形状に保持し、その彎曲方向に反射鏡34を揺動し、その反射鏡34にエネルギー23を照射して反射光を介在体25に当てる。
複数の区画35a・35b・35c………を仕切る仕立溝20として2つの被加飾物14・14を縫合して構成される縫合溝17、2つの被加飾物14・14を突き合わせて構成される突合溝18、被加飾物14をU字状に折り込んで構成される折込溝19は、被加飾物を縫い糸で縫合したものであっても、超音波ミシンや高周波ミシン等によって融着したものであっても、接着剤で接着したものであっても、又、クリップ、スライドファスナー、面ファスナー、ホック、釘、ビス等で閉じ合わせたものであってもよい。
パイル糸に50dtex/24fのポリエステルフィラメント糸と84dtex/72fのポリエステルフィラメント糸を使用し、地編糸に50dtex/24fのポリエステルフィラメント糸を使用し、ウェール方向密度42本/25.4mm、コース方向密度72本/25.4mmの起毛トリコット経編布帛を被加飾物14に使用する。
木製基材22に溝幅3mm、深さ10mmの溝を設け、その溝に被加飾物14の連結代16を押し込んで被加飾物14と被加飾物14を繋ぎ合わせ、木製基材22を被加飾物14で被覆した装飾品13を用意した。
櫻の葉5枚を介在体25とし、隙間を開けて装飾品13の上に載せ、その介在体25を介して装飾品13の被加飾物14の表面12にCO2 レーザー光線を照射した。
櫻の葉で構成された低透過部27に覆われた被加飾物14の遮蔽跡28ではパイル26が原形を保ち、櫻の葉と葉の間の高透過部24に重なった被加飾物14の照射跡29ではパイル26の先端が熱変形し、遮蔽跡28と照射跡29による部分絵柄21が被加飾物14に描出された。
連結代16を押し込んだ折込溝19では、その溝壁面36にも遮蔽跡28と照射跡29が出来て部分絵柄21が溝壁面36まで続いており、折込溝19において途切れることなく連続した櫻の葉を象った広大絵柄11が描出された。
CO2 レーザー光線の発生装置には、CO2 レーザービーム照射装置(coherent社製G−100)を使用し、出力条件を60W(レーザー光線の熱エネルギー60w/cm2 )、レーザー光線23のビーム径を0.5mmとし、ビームスポット移動速度を300mm/秒、発振周波数(波長λ)を1kHz、照射レンズの焦点距離を760mmとして、レーザー光線を介在体(櫻の葉)25に走査した。
本発明によると、縫合溝や突合溝、折込溝等の繊細な仕立溝で仕切られる部分絵柄21が連続した広大絵柄11が表面12に描出された着物(和服)や洋服等の衣類、履物、袋物、カーテン、緞帳、間仕切り、椅子・座椅子カバー、椅子・座席、座椅子、布団、クッション、寝台等の立体形状を成す装飾品が効率的且つ経済的に得られる。
10:生地
11:広大絵柄
12:表面
13:装飾品
14:被加飾物
15:本体基布
16:連結代(部分絵柄無描出生地)
17:縫合溝
18:突合溝
19:折込溝
20:仕立溝
21:部分絵柄
22:基材
23:エネルギー
24:高透過部(隙間)
25:介在体
26:熱可塑性繊維(毛羽)
27:低透過部(繊維糸条)
28:遮蔽跡
29:照射跡
30:高透過領域
31:低透過領域
32:基布
33:曲率中心部位
34:反射鏡
35:区画
36:溝壁面
37:凹部
38:凸部
39:支持体
50・51・52・53・54:細部の特徴

Claims (11)

  1. (イ) 1つ又は複数の被加飾物(14)によって外面が構成されている装飾品であり、
    (ロ) その被加飾物(14)の表面(12)の少なくとも一部が熱可塑性繊維(26)によって構成されており、
    (ハ) その表面(12)を構成している少なくとも一部の熱可塑性繊維(26)が、熱変色、熱捲縮、熱収縮、熱溶融の少なくとも何れかの熱変形をしており、
    (ニ) 表面(12)の熱可塑性繊維(26)の熱変形の度合いが部分的に異なり、その部分的差異によって被加飾物(14)の表面(12)に絵柄(21)が描出されており、
    (ホ) 仕立溝(20)によって被加飾物(14)の表面(12)が少なくとも2つの複数の区画(35a・35b・35c………)に仕切られており、
    (ヘ) 被加飾物(14)の表面(12)の絵柄(21)は、仕立溝(20)に仕切られて隣合う少なくとも何れか2つの区画(35a・35b(35b・35c,35c・35d,………))に描出されており、
    (ト) その隣合う区画(35a・35b(35b・35c,35c・35d,………))の隣合う絵柄(21)と絵柄(21)が、仕立溝(20)を介して連続して広大絵柄(11)を構成しており、
    (チ) その広大絵柄(11)を構成して隣合う区画の部分絵柄(21)の連結代と部分絵柄(21)の連結代が、その仕切る仕立溝(20)において隣合って向き合う一方の溝壁面(36)と他方の溝壁面(36)を構成しており、
    (リ) その仕切る仕立溝(20)において隣合う各溝壁面(36)まで絵柄(21)が連続しており、
    (ヌ) 装飾品の外面に露顕しない仕立溝(20)の内部の被加飾物(14)の表面(12)が、部分絵柄(21)の描出されていない熱可塑性繊維(26)の部分絵柄無描出生地になっており、
    (ル) それらの部分絵柄無描出生地となっている仕立溝(20)の内部の部分絵柄無描出連結代(16)が、外面に露顕することなく仕立溝(20)の内部に隠し込まれている装飾品。
  2. 仕立溝(20)が、縫合された2つの被加飾物(14・14)の間に縫い目として構成される縫合溝(17)である前掲請求項1に記載の装飾品。
  3. 仕立溝(20)が、突き合わされた2つの被加飾物(14・14)の間に継ぎ目として構成される突合溝(18)である前掲請求項1に記載の装飾品。
  4. 仕立溝(20)が、1つの被加飾物(14)の一部を窪ませてU字状に折り込んで構成される折込溝(19)である前掲請求項1に記載の装飾品。
  5. 仕立溝(20)に仕切られる何れかの区画(35a・35b・35c………)の被加飾物(14)が、基布(32)から繊維毛羽(26)が突き出た有毛布帛に成り、その区画(35a・35b・35c………)の表面(12)が、その繊維毛羽(26)によって構成されている前掲請求項1〜4の何れかに記載の装飾品。
  6. 仕立溝(20)に仕切られて隣合う何れか一方の区画(35b)の被加飾物(14)が、基布(32)から繊維毛羽(26)が突き出た有毛布帛に成り、その一方の区画(35b)の表面(12)が、その繊維毛羽(26)によって構成されており、その一方の区画(35b)に隣合う何れか他方の区画(35a(35c))の被加飾物(14)が、繊維毛羽(26)を有しない非有毛布帛に成る前掲請求項1〜5の何れかに記載の装飾品。
  7. 仕立溝(20)に仕切られて隣合う何れか一方の区画(35b)の被加飾物(14)の表面(12)の色彩・外観と、その一方の区画(35b)に隣合う何れか他方の区画(35a(35c))の被加飾物(14)の表面(12)の色彩・外観が異なる前掲請求項1〜6の何れかに記載の装飾品。
  8. 被加飾物(14)の表面(12)に窪んだ立体形状の凹部(37)が介在し、その凹部(37)を中心にし、その凹部(37)に対して相対的に隆起した周囲の凸部(38)へと連続した絵柄(21)が描出されている前掲請求項1〜7の何れかに記載の装飾品。
  9. 被加飾物(14)の表面(12)に突き出た立体形状の凸部(38)が介在し、その凸部(38)を中心にし、その凸部(38)に対して相対的に窪んだ周囲の凹部(37)へと連続した絵柄(21)が描出されている前掲請求項1〜8の何れかに記載の装飾品。
  10. 被加飾物(15)の裏側が、基材(22)に支持されている前掲請求項1〜9の何れかに記載の装飾品。
  11. 装飾品(13)が立体形状を成し、装飾品(13)の平面と底面と正面と背面と左右側面との6面の中の少なくとも何れか1面が、1つ又は複数の被加飾物(14)によって構成されている前掲請求項1〜10の何れかに記載の装飾品。
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