JP2010036178A - 無機系粉末固化材及びコンクリートスラッジの固化処理方法 - Google Patents
無機系粉末固化材及びコンクリートスラッジの固化処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010036178A JP2010036178A JP2008224096A JP2008224096A JP2010036178A JP 2010036178 A JP2010036178 A JP 2010036178A JP 2008224096 A JP2008224096 A JP 2008224096A JP 2008224096 A JP2008224096 A JP 2008224096A JP 2010036178 A JP2010036178 A JP 2010036178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- sludge
- solidified
- powder
- concrete sludge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- OQGVPWWLCUMRCI-UHFFFAOYSA-N NC1=CCCC1 Chemical compound NC1=CCCC1 OQGVPWWLCUMRCI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/30—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
- Y02W10/37—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Abstract
【解決手段】固化材100質量部当たり、シリカ成分が30〜60質量部で、カルシア成分が25〜45質量部で、その両成分が(1)硅砂粉末、(2)高炉スラグ、(3)珪酸三カルシウム、(4)珪酸ニカルシウム及び(5)アルミン酸四カルシウム配合材の主構成成分で、且つ(6)高分子凝集剤と(7)遷移金属無機塩粉末、更には(8)硫酸バンド粉末が配合されている無機系粉末固化材である。
【選択図】なし
Description
したがって、再資源化の観点から、その再利用すべく再資源化させる処理技術の開発が、急がれているとも言える。
その固化材100質量部数当たり、
シリカ成分が30〜60質量部数で、
カルシア成分が25〜45質量部数で、
これらの両成分の少なくとも何れかの一成分が(1)硅砂粉末、(2)高炉スラグ、(3)珪酸三カルシウム、(4)珪酸ニカルシウム及び(5)アルミン酸四カルシウムから選ばれる何れか一種叉は二種以上の配合材の主構成成分で、
且つ(6)高分子凝集剤と前記(1)〜(5)配合材との合量100質量部当たり、(7)遷移金属無機塩粉末が3〜8質量部数の範囲で配合されていることを特徴とするコンクリートスラッジを固化させる無機系粉末固化材を提供する。
(1):固化材は、質量換算で表して固化材1kg当たり10〜50mg/kgの六価クロム(Cr+6)捕捉能を有するコンクリートスラッジを固化させる無機系粉末固化材を提供することができる。
(2):固化材中、混在するCr+6イオンに対して、還元剤として作用する(7)遷移金属無機塩粉末が、硫酸第一鉄の一水塩であるコンクリートスラッジを固化させる無機系粉末固化材を提供することができる。
(3):スラッジ固化体の骨格成分となる(1)硅砂粉末が鋳物砂取扱い業から発生する使用済み鋳物砂が、このスラッジ固化体中において還元剤としても配合されているコンクリートスラッジを固化させる無機系粉末固化材を提供することができる。
(4):スラッジの凝集・固化に係る(6)高分子凝集剤が、より効果的に凝集・固化させるノニオン性及び/叉はアニオン性高分子凝集剤で、しかも、還元性の配合材として作用しているコンクリートスラッジを固化させる無機系粉末固化材を提供することができる。
(5):更には、pHが3.0〜3.5の範囲にある(8)硫酸バンド粉末が、質量換算で表して、無機系粉末固化材100質量部数当たり、2〜10質量部数の範囲で配合されて、スラッジ固化体のpHを効果的に降下させるコンクリートスラッジを固化させる無機系粉末固化材を提供することができる。
前記コンクリートスラッジ1m3当たりには、固形分が50〜500kg/m3範囲で含有し、且つ水溶性Cr+6が0.05〜3.0ppm濃度で混在し、
そのコンクリートスラッジ1m3当たり、高速攪拌下に前記固化材を50〜400kg/m3の範囲で添加させ、
次いで前記コンクリートスラッジを、材齢下にpH10以下になるスラッジ固化体に固化させ、
且つその固化体中に残留する前記Cr+6を0.02ppm以下にさせることを特徴とするコンクリートスラッジの固化処理方法を提供する。
(1):その固形分が、残コン・戻りコン、コンクリート製品くず、コンクリートガラ及び粒子径が0.3〜50μmのコンクリートくず微細粒子から選ばれる少なくとも1種以上であるコンクリートスラッジの固化処理方法を提供することができる。
(2):特に、pHが3.0〜3.5範囲にある(8)硫酸バンド粉末を配合させた本発明による固化材で固化させ、スラッジ固化体のpHを効果的に降下させるコンクリートスラッジの固化処理方法を提供することができる。
(1):「固形分」として「水和セメント粒子や、水和生成物や、粗骨材微粒分」などの残コン、戻りコンを含有するpH12〜14の範囲にあるコンクリートスラッジを、短時間に効果的に第3種建設発生土以上の強度を持つスラッジ固化体を形成させる。
また、本発明による無機系粉末固化材は、
(2):スラッジ中に混在する有害な六価クロム(Cr+6)を、水不溶性の三価クロム(Cr+3)水酸化物として、そのスラッジ固化体中に封じ込めて無害化させ、且つ残留する有害な六価クロム(Cr+6)を0.02ppm以下にさせる。
更には、本発明による無機系粉末固化材は、
(3):固化させたスラッジ固化体のpHを、材齢下にpH10以下の低アルカリ性に降下させる。
本発明による無機系粉末固化材は、(1)硅砂粉末、(2)高炉スラグ粉末、(3)珪酸三カルシウム粉末及び(4)珪酸ニカルシウム粉末に、(5)アルミン酸四カルシウム粉末を組合わせてなるセメント系固化材成分に、更に(6)ノニオン性及び/叉はアニオン性の高分子凝集剤と(1)〜(5)配合材との合量100質量部数当たり、(7)遷移金属無機塩粉末を3〜8質量部数の範囲で配合させていることが特徴である。
本発明によるコンクリートスラッジ用の無機系粉末固化材は、以下のようにして調製することができる。
(1)硅砂粉末 10〜30質量部数/30〜200μm
(2)高炉スラグ粉末 25〜40 〃 /30〜130〃
(3)珪酸三カルシウム粉末、 15〜35 〃 /30〜130〃
(4)珪酸ニカルシウム粉末、 5〜15 〃 /30〜130〃
(5)アルミン酸四カルシウム粉末 5〜15 〃 /30〜130〃
(6)高分子凝集剤 0.5〜1.5 〃 /60〜200〃
(7)遷移金属無機塩粉末 3〜8 〃 /100〜800〃
(8)硫酸バンド 2〜10 〃 /100〜800〃
上記(1)〜(7)配合材粉末、叉は(1)〜(8)配合材粉末それぞれの所定配合部数量を、パウダーミキサー内に量りこみ、次いで、充分に乾式混合させて、本発明によるコンクリートスラッジ用の無機系粉末固化材を調製した。
既に上記に説明するように、コンクリートスラッジは、生コン工場、コンクリート二次製品工場や、地盤改良工事、トンネル工事、ダム工事現場などから大量に発生・排出される。また、そのpHが12〜14の範囲にあるコンクリートスラッジは、産業廃棄物として廃棄処分するのではなく、効果的に固化処理させて再資源化させて、有効利用することが求められている。
そこで、本発明による無機系粉末固化材を用いて固化処理させて、上記の課題に対処させながら、第3種建設発生土以上の強度を持つスラッジ固化体化ができる本発明によるコンクリートスラッジの固化処理方法について、以下に説明をする。
また、このスラッジ中には、水溶性の六価クロム(Cr+6)が0.05〜3.0ppm濃度で混在している。
そこで、本発明においては、このようなコンクリートスラッジに対して、その1m3当たり、高速攪拌下に、本発明による無機系粉末固化材を50〜400kg/m3の範囲で添加させて、2〜5分間の短時間ではあるが、充分に攪拌・混練させて[「スラッジ」−「固化材」]間の固化反応を進捗させる。
得られた粘稠なスラッジ固化体は、材齢(1〜3日)下にpHが10以下の低アルカリ性に降下した第3種建設発生土以上の強度を持つ固化体になる([図2]〜[図5]参照)。また、その固化体中に残留する水溶性の六価クロム(Cr+6)を0.02ppm以下に低下させることができる([図4]、[図7]を参照)。
以下に本発明を実施例で説明するが、本発明はこれらにいささかも限定されるものではない。
また、このコンクリートスラッジ「CS−1」のpHは13.07/25℃、含水比187%、混在する六価クロムの濃度は0.15ppmであった。また、本実施例で調製した「固化材−1」のpHは11.87/25℃で、平均粒径50μmであった。
なお、スラッジの粒度分布測定は、島津レーザー回折式粒度分布測定装置;SALD−2000V1.02によって測定した。併せて、入手したヒューム管工場のスラッジの平均粒径:5.13μm、二次製品工場のスラッジの平均粒径:9.58μmであった。
その結果、「固化材−1」は、(1)〜(6)配合材の合量100質量部当たり、(7)遷移金属無機塩粉末のFeSO4・H2O粉末が4.2質量部数、配合された本発明による無機系粉末固化材である。
次いで、容量8リットルのステン製容器の4器に、このコンクリ−トスラッジ「CS−1」の2リットルをそれぞれ入れ、(株)泉精器製作所製の家庭用ハンドミキサ−HM−400による高速攪拌下に、「固化材−1」を、「CS−1」単位リットル当たり、それぞれ100、150、200及び250(g/L)を添加させ、それぞれ2分間の攪拌下による固化処理を行った。
その結果、固化の進捗に伴い、スラリー状→半固形状→固形状と急激な相変化を呈した。
実験−1:「固化材−1」の添加量100g/Lでは、攪拌混合が十分になされたが、 粘性向上に至らない状態であった。
実験−2:「固化材−1」の添加量150g/Lでは、急激な粘性向上を呈して、比較 的硬い固形状に変化した。
実験−3:「固化材−1」の添加量200g/Lでは、添加量150g/Lと殆ど同様 の挙動を示し比較的硬い固形状に変化した。
実験−4:「固化材−1」の添加量250g/Lでは、実験−3よりも更に硬い固形状 に変化した。
<材齢下のスラッジ固化体のpHの測定>
<材齢下のスラッジ固化体の残留Cr+6の測定>
次いで、実験−1〜実験−4で得られた固化処理物に対して、コ−ン指数の測定をJIS A 1228「締固めた土のコ−ン指数試験方法」に準拠して、材齢1,3,5,7日後のコ−ン指数の測定し、その結果を[表1]及び[図2]に示した。
次いで、同固化処理物を室温暴露下による「pH経時変化」をJGS 0211に準拠させて測定し、その結果を[図3]に示した。その経時下におけるpH低下は土壌粒子の酸性成分による固結化処理材のアルカリ成分の中和と固結化処理材成分の炭酸化反応によるものと見られる。
次いで、同固化処理物の六価クロム溶出試験を行った。併せて、六価クロムの捕捉能を明確にするため、無固化処理物であるコンクリ−トスラッジ「CS−1」の乾燥物をブランクとして、同様に有害な六価クロムの溶出試験を行った。
なお、測定供試体は、110℃乾燥後、乳鉢で砕き目開き2mmの篩いを通したものを分析用試料とした。また、六価クロムの測定方法はジフェニルカルバジド吸光光度法に準拠したパックテスト法で行い、その結果を図4に示した。
よって、実施例2で用いた「固化材−2」は、(1)〜(7)配合材の合量100質量部当たり、(8)硫酸バンドを、5.7質量部数配合させた本発明による無機系粉末固化材で、その「固化材−2」のpHは10.90/25℃で、平均粒径は53μmであった。
[注]*1:MTアクアポリマー(株)製、アコフロックN−100(ノニオン性)
*2:富士チタン工業(株)製、硫酸第一鉄・一水塩
*3:東新化学工業(株)製、工業用粉末硫酸バンド・十四水塩
「固化材−2」を用いて、コンクリートスラッジ「CS−1」に対して、以下の実験−5〜実験−8による固化処理を行った。その結果、実施例1に示した「固化材−1」による実験−1〜実験−4に示したとほぼ同様の固化挙動を呈して、硫酸バンドの添加によるスラッジに対する固化阻害は全く見られなかった([表2]、[図6]を参照)。
実験−5:「固化材−2」の添加量100g/L
実験−6:「固化材−2」の添加量150g/L
実験−7:「固化材−2」の添加量200g/L
実験−8:「固化材−2」の添加量250g/L
<材齢下のスラッジ固化体のpH測定>
<材齢下のスラッジ固化体の残留Cr+6の測定>
上記、各項目の測定方法は実施例1と同様である。
即ち、コンクリートスラッジ「CS−1」の固化処理後のコーン指数は実施例1の「固化材−1」と同等の強度発現を示し([図6]を参照)、また、残留Cr+6濃度も全く同程度で、Cr+6の捕捉性を阻害させない。
しかも、[図5]に示されるように「pH経時変化・28日後」は「固化材−1」よりも明らかに低いpH9.5以下に降下されることから、コンクリートスラッジを再資源化させる上で極めて重要な要件となる。
よって、本発明による無機系粉末固化材は、コンクリートスラッジの再資源化に係って、Cr+6の無害物封じ込め、高アルカリ溶出の低減、更にRC材に転用可能な高強度のスラッジ固化体を提供できる。
次いで、入手したE社ヒューム管工場のヒューム管スラッジ(pH12.52/25℃で、平均粒径5.13μmで、残存Cr+60.085ppm)、及びF社二次製品工場の二次製品スラッジ(pH12.55/25℃で、平均粒径9.58μmで、残存Cr+60.075ppm)に対して、それぞれ実験−9及び実験−10なる固化処理を行い、それぞれ良好な固化強度を発現し、残留Cr+6も0.02ppm以下のスラッジ固化体であった。しかも、それぞれの固化体の材齢28後のpHは、ほぼ9.4に降下していた。
実験−9:「固化材−3」の添加量200g/L
実験−10:「固化材−3」の添加量200g/L
固化材として、ポルトランドセメント及び高炉セメントB種を用いた以外は、実施例1と同様にして、コンクリートスラッジ「CS−1」を固化処理に賦し、その固化事態と、残留Cr+6を測定して、その結果を[表4]に示した。
なお、ポルトランドセメントの物性として、pH12.13/25℃、平均粒径45μm、六価クロム濃度2.5ppmであった。また、高炉セメントB種」は、pH11.97/25℃、平均粒径38μm、六価クロム濃度1.7ppmであった。
Claims (9)
- シリカ、カルシアを主成分に、アルミナ、酸化鉄、マグネシアなどの成分を有し、水性分散系でのpHがアルカリ性で、コンクリートスラッジを固化させる無機系粉末固化材であって、
固化材100質量部数当たり、
シリカ成分が30〜60質量部数で、
カルシア成分が25〜45質量部数で、
これらの両成分の少なくとも何れかの一成分が(1)硅砂粉末、(2)高炉スラグ、(3)珪酸三カルシウム、(4)珪酸ニカルシウム及び(5)アルミン酸四カルシウムから選ばれる何れか一種叉は二種以上の配合材の主構成成分で、
且つ(6)高分子凝集剤と前記(1)〜(5)配合材との合量100質量部数当たり、(7)遷移金属無機塩粉末が3〜8質量部数の範囲で配合されていることを特徴とするコンクリートスラッジの無機系粉末固化材。 - 前記固化材が、質量換算で表して固化材1kg当たり10〜50mg/kgの六価クロム(Cr+6)捕捉能を有していることを特徴とする請求項1に記載のコンクリートスラッジの無機系粉末固化材。
- 前記(7)遷移金属無機塩粉末が、硫酸第一鉄の一水塩であることを特徴とする請求項1叉は2に記載のコンクリートスラッジの無機系粉末固化材。
- 前記(1)硅砂粉末が、鋳物砂として使用される山砂、蛙目珪砂、風化珪砂、浜砂、川砂、コニカル珪砂、珪石珪砂から選ばれるSiO2成分が、少なくとも70%以上であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコンクリートスラッジの無機系粉末固化材。
- 前記(6)高分子凝集剤が、少なくともノニオン性及び/叉はアニオン性の高分子凝集剤であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のコンクリートスラッジの無機系粉末固化材。
- 更に、pHが3.0〜3.5の範囲にある(8)硫酸バンド粉末を、質量換算で表して、前記無機系粉末固化材100質量部数当たり、2〜10質量部数の範囲で配合されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のコンクリートスラッジの無機系粉末固化材。
- 生コン工場、コンクリート二次製品工場や、地盤改良工事、トンネル工事、ダム工事現場などから大量に排出されるコンクリートスラッジを、請求項1〜6の何れかに記載のコンクリートスラッジ用無機系粉末固化材を用いて、pHが12〜14の範囲にあるコンクリートスラッジを効果的に固化させるコンクリートスラッジの固化処理方法であって、
前記コンクリートスラッジ1m3当たり、固形分が50〜500kg/m3の範囲で含有し、且つ水溶性Cr+6が0.05〜3.0ppm濃度で混在し、
そのコンクリートスラッジ1m3当たり、高速攪拌下に前記固化材を50〜400kg/m3の範囲で添加させ、
前記コンクリートスラッジを、材齢下にpHが10以下の低アルカリ性のスラッジ固化体に固化させ、
且つその固化体中に残留する前記Cr+6を0.02ppm以下にさせることを特徴とするコンクリートスラッジの固化処理方法。 - 前記固形分が、残コン、戻りコン、コンクリート製品くず、コンクリートガラ及び粒子径が0.3〜50μmの範囲にあるコンクリートくず微細粒から選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項7に記載のコンクリートスラッジの固化処理方法。
- 請求項7叉は8に記載するコンクリートスラッジの固化処理方法で固化されたコンクリートスラッジ固化体は、材齢下にpHが10以下の低アルカリ性で、材齢3日後にはコーン指数が600〜1,600kN/m2の範囲になり、且つ固化体中に残留する水溶性Cr+6が0.02ppm以下であることを特徴とするコンクリートスラッジ固化体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008224096A JP2010036178A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | 無機系粉末固化材及びコンクリートスラッジの固化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008224096A JP2010036178A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | 無機系粉末固化材及びコンクリートスラッジの固化処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010036178A true JP2010036178A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42009264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008224096A Pending JP2010036178A (ja) | 2008-08-05 | 2008-08-05 | 無機系粉末固化材及びコンクリートスラッジの固化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010036178A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014087723A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Eco Project:Kk | 生コンスラッジの中性化処理方法及び中性化処理 |
JP2014091662A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Kaneko Concrete:Kk | ポンプ圧送用低強度コンクリート、ポンプ圧送用低強度コンクリートの製造方法 |
JP2017064613A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社エコ・プロジェクト | 硫化水素ガス吸着材 |
CN109574574A (zh) * | 2019-01-07 | 2019-04-05 | 河北联众谊诚混凝土有限公司 | 一种保温消声混凝土及其制备方法 |
CN113233800A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-08-10 | 宁波大学 | 重金属污泥高温处理渣料的应用和含有该渣料的改性硫氧镁水泥 |
CN113233806A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-08-10 | 宁波大学 | 重金属污泥高温处理渣料的应用和含有该渣料的硅酸盐水泥基材料 |
JP2022039897A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | テクニカ合同株式会社 | 未使用生コンクリートを用いた再生材の製造方法 |
CN114516747A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-05-20 | 湖南锦佳环保科技有限公司 | 一种盾构淤泥免烧制备建材的方法 |
CN114621023A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-06-14 | 中交疏浚技术装备国家工程研究中心有限公司 | 一种利用磷石膏和疏浚底泥制备蒸压加气块的方法及产品 |
JP7117809B1 (ja) | 2022-03-22 | 2022-08-15 | 環境創研株式会社 | コンクリートスラッジ処理物の製造方法 |
CN115321788A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-11-11 | 太原理工大学 | 一种淤泥快速固化剂及其制备方法和应用 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001151554A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Taiheiyo Cement Corp | 水硬性組成物 |
JP2002241166A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-08-28 | Taiheiyo Cement Corp | 水硬性組成物 |
JP2003183068A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-07-03 | Maeda Seikan Kk | 六価クロムの溶出を抑制したレイタンスの固化処理方法 |
-
2008
- 2008-08-05 JP JP2008224096A patent/JP2010036178A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001151554A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-06-05 | Taiheiyo Cement Corp | 水硬性組成物 |
JP2002241166A (ja) * | 2000-12-11 | 2002-08-28 | Taiheiyo Cement Corp | 水硬性組成物 |
JP2003183068A (ja) * | 2001-12-14 | 2003-07-03 | Maeda Seikan Kk | 六価クロムの溶出を抑制したレイタンスの固化処理方法 |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014087723A (ja) * | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Eco Project:Kk | 生コンスラッジの中性化処理方法及び中性化処理 |
JP2014091662A (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-19 | Kaneko Concrete:Kk | ポンプ圧送用低強度コンクリート、ポンプ圧送用低強度コンクリートの製造方法 |
JP2017064613A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社エコ・プロジェクト | 硫化水素ガス吸着材 |
CN109574574A (zh) * | 2019-01-07 | 2019-04-05 | 河北联众谊诚混凝土有限公司 | 一种保温消声混凝土及其制备方法 |
JP2022039897A (ja) * | 2020-08-27 | 2022-03-10 | テクニカ合同株式会社 | 未使用生コンクリートを用いた再生材の製造方法 |
JP7103608B2 (ja) | 2020-08-27 | 2022-07-20 | テクニカ合同株式会社 | 未使用生コンクリートを用いた再生材の製造方法 |
CN113233800A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-08-10 | 宁波大学 | 重金属污泥高温处理渣料的应用和含有该渣料的改性硫氧镁水泥 |
CN113233806A (zh) * | 2021-04-30 | 2021-08-10 | 宁波大学 | 重金属污泥高温处理渣料的应用和含有该渣料的硅酸盐水泥基材料 |
CN114516747A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-05-20 | 湖南锦佳环保科技有限公司 | 一种盾构淤泥免烧制备建材的方法 |
CN114516747B (zh) * | 2022-03-10 | 2022-10-04 | 湖南锦佳环保科技有限公司 | 一种盾构淤泥免烧制备建材的方法 |
JP2023140099A (ja) * | 2022-03-22 | 2023-10-04 | 環境創研株式会社 | コンクリートスラッジ処理物の製造方法 |
JP7117809B1 (ja) | 2022-03-22 | 2022-08-15 | 環境創研株式会社 | コンクリートスラッジ処理物の製造方法 |
CN114621023A (zh) * | 2022-04-28 | 2022-06-14 | 中交疏浚技术装备国家工程研究中心有限公司 | 一种利用磷石膏和疏浚底泥制备蒸压加气块的方法及产品 |
CN114621023B (zh) * | 2022-04-28 | 2023-11-03 | 中交疏浚技术装备国家工程研究中心有限公司 | 一种利用磷石膏和疏浚底泥制备蒸压加气块的方法及产品 |
CN115321788B (zh) * | 2022-09-09 | 2023-07-21 | 太原理工大学 | 一种淤泥快速固化剂及其制备方法和应用 |
CN115321788A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-11-11 | 太原理工大学 | 一种淤泥快速固化剂及其制备方法和应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010036178A (ja) | 無機系粉末固化材及びコンクリートスラッジの固化処理方法 | |
Li et al. | Change in re-use value of incinerated sewage sludge ash due to chemical extraction of phosphorus | |
WO2009128490A1 (ja) | 有害物質の不溶化剤、有害物質の不溶化方法及び水処理方法 | |
JP6779069B2 (ja) | 軟弱土壌等の改質材及び残土の固化処理方法 | |
JP2017145294A (ja) | 有害物質の溶出防止剤および溶出防止方法 | |
JP2013139545A (ja) | 土工材料 | |
JPH10156315A (ja) | 重金属含有廃棄物用処理剤及び重金属含有廃棄物の安定化処理法 | |
JP6077765B2 (ja) | 有害物質の溶出防止剤およびそれを用いた溶出防止方法 | |
JP5824719B2 (ja) | 固化剤の製造方法 | |
JP4443618B2 (ja) | 六価クロム溶出防止機能を有する粉形状組成物及び当該組成物を添加した固化材 | |
JP6441086B2 (ja) | 石炭灰の有効利用方法 | |
JP4874880B2 (ja) | 土工資材の製造方法 | |
JP5877049B2 (ja) | 有害物質の溶出防止剤 | |
JP2005305297A (ja) | 重金属汚染土壌の不溶化・固化システム | |
WO2001012352A1 (fr) | Procede de traitement d'un materiau dangereux | |
JP5836096B2 (ja) | 土工材料 | |
JPH07290024A (ja) | 有害重金属含有廃棄物の再利用による土木建築用材料 | |
JP6749126B2 (ja) | 有害物質の処理材及び処理方法 | |
JP2016187780A (ja) | 有害物質不溶化剤及び有害物質の不溶化方法 | |
CA3053602A1 (en) | Method for producing a binder for the conditioning of sludges, soils containing water and for the neutralization of acids | |
JP5833425B2 (ja) | 土工材料 | |
KR101683760B1 (ko) | 고화제 조성물 | |
JP6551905B2 (ja) | 有害物質の処理材及び処理方法 | |
TW201121918A (en) | The proportion for making particles of scrapped materials from the steel factory | |
JP4794372B2 (ja) | 含リン焼却灰の改質方法ならびに無公害型含リン再資源化資材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081007 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110418 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131112 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140408 |