JP2010035930A - 制御装置、及びプログラム - Google Patents

制御装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010035930A
JP2010035930A JP2008204534A JP2008204534A JP2010035930A JP 2010035930 A JP2010035930 A JP 2010035930A JP 2008204534 A JP2008204534 A JP 2008204534A JP 2008204534 A JP2008204534 A JP 2008204534A JP 2010035930 A JP2010035930 A JP 2010035930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
count
value
voltage
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008204534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4988666B2 (ja
Inventor
Makoto Yanagawa
誠 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nanao Corp
Original Assignee
Nanao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nanao Corp filed Critical Nanao Corp
Priority to JP2008204534A priority Critical patent/JP4988666B2/ja
Publication of JP2010035930A publication Critical patent/JP2010035930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4988666B2 publication Critical patent/JP4988666B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】点灯素子を点灯させるための制御回路又はそれに接続された回路の非正常動作を検知し、それが不正行為に基づくものであるか故障に基づくものであるかに応じた適切な制御を行う。
【解決手段】正常動作時に第1電圧となり非正常動作時に第2電圧となる制御回路の監視結果出力端子の電圧値を、予め定められた時間ごとに取得し、当該電圧値が第2電圧であることを必要条件とするカウント条件を満たすと判定された場合に制御回路を再起動させ、カウント条件を満たすと判定るたびにカウントを行い、そのカウント値が予め定められた複数の閾値にそれぞれ達するたびに、当該閾値に応じた所定の制御規則に従って、点灯素子を消灯及び/又は点灯させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、点灯素子を点灯させるための制御回路又はそれに接続された回路の非正常動作状態が検知された際に当該制御回路に対して行われる制御技術に関し、特に、電磁波を照射して行う不正行為が成されうる環境に配置される制御回路の制御技術に関する。
パチンコ機に代表される遊技装置では、パチンコ玉のような遊技媒体が特定の入賞口を通過するか否かをセンサ等によって検出し、その検出結果に基づいて当たり判定を行う。その判定結果は、図柄等として遊技装置の液晶ディスプレイ等に表示され、遊技者に通知される。
このような遊技装置に対する不正行為として、放射イミュニティ(強力な電磁波)を遊技装置に照射し、センサ等に虚偽の入賞信号を発生させ、実際には遊技媒体が入賞口を通過していないにもかかわらず、遊技装置に当たり判定を行わせることが想定される。このような放射イミュニティによる不正行為(以下、単に「不正行為」という)を検出するための従来手法として、遊技装置が具備する特定のデータ領域のビットデータが全てハイレベルとなった場合に、当該不正行為が行われたと判断してトップライトを点滅させる技術や(例えば、特許文献1参照)、複数のセンサが同時に入賞信号を出力したときに、当該不正行為が行われたと判断する技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特許3909358 特開2001−112997
また、遊技装置が具備する液晶ディスプレイのバックライト等に用いられるCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)等の点灯素子を点灯させるためのインバータ制御用IC(Integrated Circuit)は、ノイズに対する耐性が弱く、上記のような不正行為によって放射イミュニティが照射された場合にフリーズしてしまうことがある。本来、このような場合には、インバータ制御用ICを自己復帰させて動作を継続させるとともに不正者に威嚇や警告を与える制御が望ましい。
一方、インバータ制御用IC又はそれに接続された回路(CCFLを含む)が故障(CCFLの寿命に基づく故障を含む)した場合にインバータ制御用ICの動作を継続させる制御を行うことは、インバータ制御用ICやそれに接続された回路が発熱する原因となることから望ましくない。
ところが、インバータ制御用IC又はそれに接続された回路の非正常動作を検知するインバータ制御用ICは存在するものの、その非正常動作が不正行為に基づくものであるのか故障に基づくものであるのかを判定できるものは存在しない。そのため、従来の構成では、インバータ制御用ICが非正常動作を検出した場合に、その原因の如何にかかわらず、インバータ制御用ICを停止させる仕様となっていた。このような問題は、CCFLを点灯させるためのインバータ制御用ICの制御に限定されるものではなく、LED(Light Emitting Diode)その他の点灯素子を点灯させるための制御回路の制御に共通する問題である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、点灯素子を点灯させるための制御回路又はそれに接続された回路の非正常動作を検知し、それが不正行為に基づくものであるか故障に基づくものであるかに応じた適切な制御を行うための技術を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、点灯素子を点灯させるための制御回路及びそれに接続された回路の正常動作時に第1値となり、制御回路又はそれに接続された回路の非正常動作時に第2値となる制御回路の監視結果出力端子の出力値を、状態取得手段が、予め定められた時間ごとに取得し、カウント条件判定手段が、状態取得手段で取得された出力値が第2値であるか否かを判定し、当該出力値が第2値であることを必要条件とするカウント条件を満たすか否かを判定し、カウント条件判定手段でカウント条件を満たすと判定された場合に、リセット制御手段が、制御回路を再起動させ、カウント手段が、カウント条件を満たすと判定されるたびにカウントを行い、カウント手段でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値が予め定められた複数の閾値にそれぞれ達するたびに、点灯制御手段が、当該閾値に応じた所定の制御規則に従って、点灯素子を消灯及び/又は点灯させる。なお、「制御回路又はそれに接続された回路の非正常動作時」とは、制御回路又はそれに接続された回路の故障時(点灯素子の寿命を含む)と未立ち上げ時(点灯素子の未点灯時を含む)とを含む概念である。
このように、本発明では、制御回路又はそれに接続された回路が非正常動作状態にあり、カウント条件を満たすと判定された場合に制御回路を再起動させることにより、不正行為によってフリーズした制御回路を復帰させることができる。また、本発明では、カウント条件を満たすと判定されるたびにカウントを行っているが、そのカウント数に起因して更新されるカウント値は、非正常動作状態が連続的又は非連続的に存在する期間に対応する。非正常動作状態が不正行為に基づくものであれば、通常、この期間は有限となる。一方、生じた非正常動作が故障に基づくものであれば、この期間はシステムを停止させるまで継続する。よって、そのカウント値を用いれば、非正常動作が不正行為に基づくものか故障に基づくものかに応じた適切な制御を実現できる。
以上のように本発明では、点灯素子を点灯させるための制御回路又はそれに接続された回路の非正常動作を検知し、それが不正行為に基づくものであるか故障に基づくものであるかに応じた適切な制御を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
まず、本発明の第1実施形態について説明する。本形態は、点灯素子が蛍光ランプの一種であるCCFLであり、制御回路がCCFLを点灯させるためのインバータ回路の制御を行うインバータ制御回路である場合の例である。
<構成>
図1は、第1実施形態の遊技システム1を示すブロック図である。また、図2は、遊技システム1を構成する制御装置10のブロック図である。
図1に例示するように、本形態の遊技システム1は制御装置10と遊技装置20とを有し、本形態の遊技装置20は、インバータ制御回路である制御回路21と、MOSFETQ1〜Q4を含むフルブリッジ型のインバータ回路22と、バックライトとして機能するCCFL23,24(「点灯素子」に相当)と、電圧検出回路25,26と、液晶パネル駆動回路27と、液晶パネル28と、1次巻線P1,P2及び2次巻線S1,S2を含むトランスTとを有する。
制御回路21は、公知のインバータ制御ICを中心に構成され、当該制御回路21及びそれに接続された回路(CCFL23,24を含む)の正常動作時に第1電圧(「第1値」に相当)となり、非正常動作時に第2電圧(「第2値」に相当)となるFAIL端子(「監視結果出力端子」に相当)と、制御回路21を停止させるための制御電圧である停止制御電圧や制御回路21を動作させるための制御電圧である駆動制御電圧が印加されるSTB端子と、MOSFETQ1〜Q4のゲート電圧を出力するN1〜N4端子と、電圧検出回路25,26で検出された電圧が印加されるIS端子及びCOMP端子と、電源電圧が印加されるVDD端子とを有する。なお、制御回路21を構成する公知のインバータ制御ICの例は、ローム社製の“BD9882”“BD9886”等である。また、FAIL端子の出力である第1電圧及び第2電圧は、第1電圧を“H”とし第2電圧を“L”としてもよいし、第1電圧を“L”とし第2電圧を“H”としてもよいが、以下では第1電圧を“H”とし第2電圧を“L”とした例を説明する。また、STB端子に印加される停止制御電圧及び駆動制御電圧は、駆動制御電圧を“H”とし停止制御電圧を“L”としてもよいし、駆動制御電圧を“L”とし停止制御電圧を“H”としてもよいが、以下では駆動制御電圧を“H”とし停止制御電圧を“L”とした例を説明する。なお、以下では駆動制御電圧及び停止制御電圧を総称して“LCD−ON”と呼び、駆動制御電圧をLCD−ON“H”と表記し、停止制御電圧をLCD−ON“L”と表記する。
また、以下では2つのCCFL23,24の点灯・消灯を制御する例を説明するが、制御するCCFLの数はこれに限定されない。また、以下ではCCFL23,24が液晶パネル駆動回路27のバックライトとして機能する例を説明するが、CCFL23,24の少なくとも一部がバックライト以外の用途に利用されてもよい。また、本形態では、インバータ回路22がフルブリッジ型である場合を例示するが、インバータ回路22がハーフブリッジ型やプッシュプル型であってもよい。
図1に例示するように、制御回路21のFAIL端子及びSTB端子は、制御装置10に接続され、VDD端子は電源に接続され、N1〜N4端子は、それぞれMOSFETQ1〜Q4のゲートに接続され、COMP端子及びIS端子は、それぞれ電圧検出回路25,26に接続される。MOSFETQ1,Q3のソースは接地され、MOSFETQ2,Q4のソースは電源に接続される。MOSFETQ1,Q2のドレインは互いに接続され、さらにトランスTの1次巻線P1,P2の一端に接続され、MOSFETQ3,Q4のドレインは互いに接続され、さらにトランスTの1次巻線P1,P2の他端に接続される。トランスTの2次巻線S1,S2の一端は接地され、他端はそれぞれCCFL23,24の一端に接続され、CCFL23,24の他端はそれぞれ電圧検出回路25,26に接続される。また、制御装置10は、液晶パネル駆動回路27に接続され、液晶パネル駆動回路27はさらに液晶パネル28に接続される。
一方、本形態の制御装置10は、CPU(central processing unit)、RAM(random-access memory)、バス、インタフェース等を含む公知のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれ、当該CPUがこのプログラムを実行することによって構成されるものである。図2に例示するように、本形態の制御装置10は、メモリ11と、制御部12と、クロック13と、状態取得部14と、カウント条件判定部15と、C1カウンタ16a(「カウント手段」に相当)及びC2カウンタ16bを含むカウント部16と、カウントリセット部17と、リセット制御部18aと、点灯制御部18bと、表示制御部19とを有する。ここで、メモリ11は、例えば、補助記憶装置、RAM、レジスタ、キャッシュメモリ又はそれらの組み合わせによって構成される記憶領域である。また、制御部12、クロック13、カウント条件判定部15、カウント部16及びカウントリセット部17は、例えば、所定のプログラムを実行するCPUによって構築される処理部である。また、状態取得部14、リセット制御部18a、点灯制御部18b及び表示制御部19は、例えば、所定のプログラムを実行するCPU及び遊技装置20とのインタフェースによって構築される処理部である。
<動作>
次に、本形態の装置の動作を説明する。以下では、本形態の装置の動作を一般的に説明してから、その具体例をフローチャート及びタイミングチャートを用いて説明する。また、制御部12は、各処理部から送られた情報やクロック13から供給されたクロックに基づき各処理部の動作を制御し、各処理部はその制御に従って動作を行って応答(判定結果等)を制御部12に返すが、以下ではその記述を省略する。
[動作の一般的な説明]
まず、制御装置10の点灯制御部18bが、駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に印加する(ステップS1)。これにより、制御回路21が起動し、インバータ回路22を駆動させてCCFL23,24を点灯させる。制御回路21は、制御回路21及びそれに接続された回路の動作を監視し、それらの正常動作時にFAIL端子の電圧(FAIL信号)を“H”(第1電圧)とし、それらの何れかの非正常動作時にFAIL端子の電圧(FAIL信号)を“L”(第2電圧)とする。
また、状態取得部14は、制御回路21のFAIL端子の電圧値(FAIL)を、予め定められた時間ごとに取得し、それを制御装置10のメモリ11に格納する。本形態では、状態取得部14が、予め定められた一定時間Tごとに電圧値(FAIL)を取得するものとする。一定時間Tの一例は1秒である。なお、これは本発明を限定するものではなく、例えば、状態取得部14が、一定ではない時間をおいて電圧値(FAIL)を取得することとしてもよい。
また、カウント条件判定部15は、メモリ11から状態取得部14で取得された電圧値(FAIL)を読み込み、それが“L”(第2電圧)であるか否かを判定し、当該電圧値が“L”(第2電圧)であることを必要条件とするカウント条件を満たすか否かを判定する。カウント条件の一例は、状態取得部14で取得された電圧値(FAIL)が、予め定められた回数THだけ連続して“L”(第2電圧)であるという条件である。回数THの一例はTH=2である。なお、これは本発明を限定するものではない。例えば、上記一定時間Tと回数THとの積が、消灯されたCCFL23,24にそれを点灯させるための電圧が印加されてから当該CCFL23,24が点灯するまでの時間以上であるように回数THを設定してもよい。この場合、回路が正常であるにもかかわらず、電圧が印加されてから点灯素子が点灯するまでの状態が、CCFL23,24等の異常としてカウントされることを防止できる。また、例えば、状態取得部14で取得された電圧値(FAIL)が“L”(第2電圧)であることをカウント条件の必要十分条件としてもよい(“L”が取得されるたびにカウントアップしてもよい)。
カウント条件判定部15でカウント条件を満たすと判定された場合、リセット制御部18aが、停止制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に印加してから、駆動制御電圧LCD−ON“L”を制御回路21のSTB端子に印加して、制御回路21を再起動させる。また、この場合、カウント部16のC1カウンタ16aが、カウント条件を満たすと判定された回数をカウントする。本形態では、カウント条件判定部15でカウント条件を満たすと判定されるたびに、C1カウンタ16aがメモリ11に格納されたカウント値C1をカウントアップし、カウント値C1が所定の値に達した場合(例えば3)にカウント値C1を0にリセットし、カウント値C2をカウントアップする。本形態の例では、カウント値C2が「カウント手段でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値」に相当する。しかし、これは本発明を限定するものではない。例えば、カウント値C2を用いることなく、カウント値C1そのものを「カウント手段でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値」として扱ってもよい。また、例えば、カウント値C1が所定の値に達した場合にカウント値C1を0にリセットし、カウント値C2をカウントアップし、カウント値C2が所定の値に達した場合にカウント値C2を0にリセットし、カウント値C3をカウントアップすることとし、カウント値C3を「カウント手段でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値」として扱ってもよい。
また、本形態では、カウント部16でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値C2が、予め定められた時間以内に、予め定められたいずれの閾値にも達しなかった場合に、カウントリセット部17が、当該カウント値C2を0にリセットする。これにより、不正行為が断続的に繰り返された場合(放射イミュニティを“加えたり”“止めたり”を繰り返す場合)にカウント値C2が蓄積され、それによって故障が発生したと判定され、制御回路21が停止されてしまうことを防止できる。
そして、カウント部16でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値C2が、予め定められた複数の閾値にそれぞれ達するたびに、点灯制御部18bが、当該閾値に応じた「所定の制御規則」に従って、停止制御電圧及び/又は駆動制御電圧を制御回路21のSTB端子に印加し、CCFL23,24を消灯及び/又は点灯させる。
なお、「所定の制御規則」の一例は、カウント部16でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値C2が、予め定められた故障判定閾値に達するまでは、当該カウント値C2が各閾値に達するたびに、停止制御電圧LCD−ON“L”及び駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に印加し、CCFL23,24を1回以上消灯及び点灯させる「不正抑制処理」を実行し、当該カウント値C2が、予め定められた故障判定閾値に達した場合に、LCD−ON“L”を制御回路21のSTB入力端子に印加し、制御回路21を停止させて処理を終了する「故障終了処理」を実行する制御規則を含むものである。この例の場合、カウント値C2が予め定められた故障判定閾値に達するまでは、当該カウント値C2が各閾値に達するたびに、CCFL23,24を1回以上消灯及び点灯させて不正者を威嚇し(不正抑制処理)、カウント値C2が故障判定閾値に達した場合には故障が発生したと判断して制御回路21を停止させることになる(故障終了処理)。
また、不正抑制処理の一例は、カウント部16でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値C2が、故障判定閾値よりも先に到達する所定の第1閾値に達した場合に、停止制御電圧LCD−ON“L”を制御回路21のSTB端子に印加してCCFL23,24を消灯させ、その状態を予め定められた時間維持した後、駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に印加してCCFL23,24を点灯させる「躊躇い時間処理」と、当該カウント値C2が、第1閾値よりも後に到達し故障判定閾値よりも先に到達する所定の第2閾値に達した場合に、停止制御電圧LCD−ON“L”及び駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に交互に印加し、CCFL23,24を点滅させる「警告点滅処理」とを含む。
この例の場合、カウント値C2が第1閾値に達した場合に、CCFL23,24を予め定められた時間だけ消灯して不正者を威嚇して不正行為を止めさせ(躊躇い時間処理)、それでも不正行為が継続され、カウント値C2が第2閾値に達した場合に、CCFL23,24を点滅させて不正者を威嚇する(警告点滅処理)。このような躊躇い時間処理と警告点滅処理との組み合わせにより、不正者を効果的に威嚇できる。なお、躊躇い時間処理においてCCFL23,24を消灯させておく「予め定められた時間」の一例は、警告点滅処理時におけるCCFL23,24の点滅時の継続消灯時間よりも長い時間であり、その具体例は10秒である。しかし、例えば、躊躇い時間処理においてCCFL23,24を消灯させておく「予め定められた時間」を、警告点滅処理時におけるCCFL23,24の点滅時の継続消灯時間と同一、又は、それ未満としてもよい。
[具体的な動作の例示]
図3は、第1実施形態の制御装置10が実行する制御方法の一例を説明するためのフローチャートである。また、図4は、ステップS3の詳細を説明するためのフローチャートであり、図5は、ステップS12の詳細を説明するためのフローチャートである。次に、これらのフローチャートと前述のブロック図とを用い、本形態の制御装置10が実行する制御方法を例示する。
まず、制御装置10の点灯制御部18bが、駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に印加する(ステップS1)。これにより、制御回路21が起動し、N1〜N4端子からインバータ回路22を駆動させるための制御パルス信号が出力される。これらは、MOSFETQ1〜Q4のゲートに印加され、これによってインバータ回路22が駆動する。インバータ回路22の駆動によって得られた交流電圧はトランスTで変圧されて、CCFL23,24の各一端に印加され、CCFL23,24が点灯する。電圧検出回路25で検出された電圧は制御回路21のIS端子に印加され、制御回路21はその電圧に基づいてMOSFETQ3,Q4のゲートに印加する制御パルス信号のデューティを制御するとともに、デューティが所定の閾値以内であるか否かを監視する。また、電圧検出回路26で検出された電圧は制御回路21のCOMP端子に印加され、それが所定の閾値以内であるか否かを監視する。そして、制御回路21は、上記のデューティが所定の閾値以内であり、かつ、COMP端子に印加された電圧が所定の閾値以内である場合に、制御回路21及びそれに接続された回路が正常動作状態にあるとして、FAIL端子の電圧(FAIL信号)を“H”(第1電圧)とする。また、制御回路21は、上記のデューティが所定の閾値を越えるか、COMP端子に印加された電圧が所定の閾値を越えた場合に、制御回路21又はそれに接続された回路が非正常動作状態にあるとして、FAIL端子の電圧(FAIL信号)を“L”(第2電圧)とする。
また、制御装置10のカウントリセット部17が、メモリ11に格納されているカウント値C1,C2を0にリセットする(ステップS2)。
その後、状態取得部14が、制御回路21のFAIL端子の電圧値(FAIL)を予め定められた時間ごとに取得し、カウント条件判定部15がカウント条件を満たすか否かを判定し、カウント条件を満たす場合に、停止制御電圧LCD−ON“L”を制御回路21のSTB端子に印加し、カウント値C1をカウントアップするFAILカウント処理を実行する(ステップS3)。
《FAILカウント処理(ステップS3)の詳細》
FAILカウント処理では、まず、制御装置10の状態取得部14が、1秒ごとに制御回路21のFAIL端子をポーリングし、FAIL端子の電圧値(FAIL)を取得し、メモリ11に格納する(ステップS31)。
また、カウント条件判定部15が、メモリ11に格納された最新の電圧値(FAIL)を抽出し、これが“L”(第2電圧)であるか否かを判定する(ステップS32)。
ここで、電圧値(FAIL)が“H”(第1電圧)であると判定された場合、カウント条件判定部15は、カウント部16でカウント値C1をC1=1としてから15秒以上経過しているか否かを判定する(ステップS33)。この判定は、例えば、カウント部16でカウント値C1をC1=1とした時刻をメモリ11に格納しておき、カウント条件判定部15が、そのメモリ11に格納された時刻と現在時刻とを比較することによって行う。ここで、カウント部16でカウント値C1をC1=1としてから15秒以上経過していないと判定された場合には、そのままステップS31以降の処理が継続される。一方、カウント部16でカウント値C1をC1=1としてから15秒以上経過していると判定された場合には、カウントリセット部17が、メモリ11に格納されたカウント値C1,C2を0にリセットしてから(ステップS34)、ステップS31以降の処理が継続される。
一方、ステップS32の判定で、電圧値(FAIL)が“L”(第2電圧)であると判定された場合、状態取得部14は自らの処理の開始を1秒間待つ(ステップS35)。なお、この待ち状態中にも状態取得部14によるステップS31の処理は継続される。その後、状態取得手段14が、再びメモリ11に格納された最新の電圧値(FAIL)を抽出し、これが“L”(第2電圧)であるか否かを判定する(ステップS36)。ここで、電圧値(FAIL)が “H”(第1電圧)であると判定された場合には、そのままステップS31以降の処理が継続される。一方、電圧値(FAIL)が “L”(第2電圧)であると判定された場合には、カウント条件を満たすものとして、リセット制御部18aが、停止制御電圧LCD−ON“L”を制御回路21のSTB端子に印加する(ステップS37)。さらに、この場合には、カウント部16のC1カウンタ16aが、メモリ11に格納されているカウント値C1を読み込み、C1+1を計算し、その計算結果C1+1を新たなカウント値C1として更新する(ステップS38/《FAILカウント処理(ステップS3)の詳細》の説明終わり)。
次に、点灯制御部18bが、メモリ11に格納されたカウント値C1が3であるか否かを判定する(ステップS4)。
ここで、メモリ11に格納されたカウント値C1が3でないと判定された場合、リセット制御部18aは、ステップS37で停止制御電圧LCD−ON“L”を制御回路21のSTB端子に印加してから120msecの時間が経過したか否かを判定する(ステップS5)。ここで、120msecの時間が経過していないと判定された場合には、ステップS5の処理を繰り返し実行する。一方、120msecの時間が経過したと判定された場合には、リセット制御部18aは、駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に印加してCCFL23,24を点灯させ、処理がステップS3の初めに戻される。
一方、ステップS4の判定で、メモリ11に格納されたカウント値C1が3であると判定された場合、カウントリセット部17がメモリ11のカウント値C1を0にリセットするとともに、カウント部16のC2カウンタ16bが、メモリ11に格納されているカウント値C2を読み込み、C2+1を計算し、その計算結果C2+1を新たなカウント値C2として更新する(ステップS7)。そして、点灯制御部18bが、メモリ11に格納されたカウント値C2が1であるか否かを判定する(ステップS8)。
ここで、メモリ11に格納されたカウント値C2が1であると判定された場合(「第1閾値に達した場合」に相当)、ステップS26で停止制御電圧LCD−ON“L”が制御回路21のSTB端子に印加された状態を10秒間維持した後(ステップS9)、点灯制御部18bが駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に印加してCCFL23,24を点灯させ(ステップS10/躊躇い時間処理)、処理がステップS3の初めに戻される。
一方、ステップS8の判定で、メモリ11に格納されたカウント値C2が1でないと判定された場合、次に、点灯制御部18bが、メモリ11に格納されたカウント値C2が2であるか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、メモリ11に格納されたカウント値C2が2であると判定された場合(「第2閾値に達した場合」に相当)、点灯制御部18bは、警告メッセージを表示しつつ、停止制御電圧LCD−ON“L”及び駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に交互に印加し、CCFL23,24を点滅させる警告点滅処理を実行する(ステップS12)。
《警告点滅処理(ステップS12)の詳細》
警告点滅処理では、まず、ステップS26で停止制御電圧LCD−ON“L”が制御回路21のSTB端子に印加された状態を5秒間維持した後(ステップS121)、制御装置10の表示制御部19が、警告メッセージ(例えば“システム異常”)を表示するための表示信号を、遊技装置20の液晶パネル駆動回路27に送る。液晶パネル駆動回路27は、その表示信号に基づき警告メッセージを表示するためのビデオ信号を生成し、それを液晶パネル28に送り、液晶パネル28はそれを表示する(ステップS122)。
次に、点灯制御部18bが、2秒間隔で停止制御電圧LCD−ON“L”及び駆動制御電圧LCD−ON“H”を制御回路21のSTB端子に交互に印加し、CCFL23,24を2秒間隔で10回点滅させる。その後、点灯制御部18bが、停止制御電圧LCD−ON“L”を制御回路21のSTB端子に交互に印加し、CCFL23,24を消灯させ(ステップS124)、表示制御部19が表示信号を停止し、液晶パネル28での警告メッセージの表示を削除する(ステップS125/《警告点滅処理(ステップS12)の詳細》の説明終わり)。
一方、ステップS11の判定で、メモリ11に格納されたカウント値C2が2でないと判定された場合(「故障判定閾値に達した場合」に相当)、故障が発生したと判断して、点灯制御部18bが、停止制御電圧LCD−ON“L”を制御回路21のSTB端子に印加し、制御回路21を停止させて処理を終了する故障終了処理を実行する(ステップS13)。
[タイミングチャートの例示]
次に、図3から図5を用いて説明した処理の一例を、タイミングチャートを用いて説明する。図6は、図3から図5を用いて説明した処理における、FAIL端子の電圧(FAIL信号)と、停止制御電圧/駆動制御電圧(LCD−ON)との関係を例示したタイミングチャートである。
この例の場合、まず、制御装置10の状態取得部14が取得したFAIL端子の電圧値(FAIL)が2秒間“L”(第2電圧)であるため(ステップS36)、時刻t1においてSTB端子に停止制御電圧LCD−ON“L”が印加され(ステップS37)、C1=C1+1=1とカウントアップされる(ステップS38)。ここでC1=1であるため、STB端子に停止制御電圧LCD−ON“L”が印加されてから120msec経過後、STB端子に駆動制御電圧LCD−ON“H”を印加して制御回路21をリセットする。その後時刻t2でも同様な処理が行われ、その後、時刻t3ではC1=1とされてからから15秒以内にC1=3となっているため、ステップS7でC1=0,C2=C2+1=1とされる。ここで、C2=1であるため、10秒間の躊躇い時間処理が実行される(ステップS9,S10)。
その後、C1=1とされてから15秒以内にステップS3の処理が時刻t4からt6で繰り返され、ステップS4でC1=3と判断され、ステップS7でC1=0,C2=C2+1=2とされる。そのため、ステップS8で“no”と判定され、ステップS11で“yes”と判定され、時刻t6からt8で警告点滅処理が実行された後(ステップS12)、10秒間の躊躇い時間処理が実行される(ステップS9,S10)。
その後、C1=1とされてから15秒以内にステップS3の処理が時刻t9からt11で繰り返され、ステップS4でC1=3と判断され、ステップS7でC1=0,C2=C2+1=3とされる。そのため、ステップS8で“no”と判定され、ステップS11で“no”と判定され、STB端子に停止制御電圧LCD−ON“L”が印加されて処理が終了する。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本形態は、点灯素子がLEDであり、制御回路がLEDを点灯させるための制御回路である場合の例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と共通する事項については説明を省略する。
<構成>
図7は、第2実施形態の遊技システム101を示すブロック図である。
図7に例示するように、本形態の遊技システム101は制御装置10と遊技装置120とを有する。制御装置10は、第1実施形態で説明したものと同様であり、制御回路の監視結果出力端子の電圧値が、FAIl信号からOOD信号に変更された点のみが相違する。OOD信号については後述する。
本形態の遊技装置120は、LED定電流駆動回路である制御回路121と、平滑回路を構成するコンデンサC1〜C3及びコイルLと、LED1〜LED4と、ツェナーダイオードD1と、LED1〜LED4の光量をPMW(Pulse Width Modulation)制御するためのスイッチ素子であるMOSFETQ3と、抵抗R6〜R8と、液晶パネル駆動回路27と、液晶パネル28とを含む。また、制御回路121は、LEDドライバ121aと、電源スイッチを構成するトランジスタQ1、MOSFETQ2と、抵抗R1〜R4と、制御入力端子122と、監視結果出力端子123とを有する。なお、LEDドライバ121aは、制御回路121又はそれに接続された回路の非正常動作検出機能(本形態の例では、オープン検出機能)を具備し、電源端子であるVDD端子と、MOSFETQ3にゲート電圧を印加するためのSW端子と、LED1〜LED4からのフィードバック信号が印加されるIS端子と、オープン検出結果を出力するPGODD端子とを有する。PGODD端子は、制御回路121又はそれに接続された回路(LED1〜LED4含む)の正常動作時に第1電圧となり、非正常動作時(オープン時)に第2電圧となる端子である。このPGODD端子の電圧をOOD信号と呼ぶ。なお、LEDドライバ121aの一例は、東光社製の“TK61220”シリーズである。また、PGODD端子の出力である第1電圧及び第2電圧は、第1電圧を“H”とし第2電圧を“L”としてもよいし、第1電圧を“L”とし第2電圧を“H”としてもよいが、以下では第1電圧を“H”とし第2電圧を“L”とした例を説明する。
また、以下では4つのLED1〜LED4の点灯・消灯を制御する例を説明するが、制御するLEDの数はこれに限定されない。また、以下ではLED1〜LED4が液晶パネル駆動回路27のバックライトとして機能する例を説明するが、LED1〜LED4の少なくとも一部がバックライト以外の用途に利用されてもよい。
図7に例示するように、制御回路121の抵抗R1の一端は、制御入力端子122を介して制御装置10に接続される。また、抵抗R5の一端、及びLEDドライバ121aのPGOOD端子は、監視結果出力端子123を介して制御装置10に接続され、抵抗R5の他端は電源VDD3に接続される。抵抗R1の他端は、トランジスタQ1のベースに接続され、トランジスタQ1のエミッタは接地され、ベースとエミッタとの間には抵抗R2が接続される。トランジスタQ1のコレクタには抵抗R3の一端が接続され、抵抗R3の他端にはMOSFETQ2のゲートが接続される。MOSFETQ2のコレクタは電源VDD12に接続され、ゲートとコレクタとの間には抵抗R4が接続される。MOSFETQ2のドレインには、コンデンサC1とコイルL1とから構成される平滑回路の一端と、LEDドライバ121aのVDD端子とが接続される。LEDドライバ121aのSW端子は、MOSFETQ3のゲートに接続され、MOSFETQ3のコレクタは抵抗R6を介して接地され、ドレインはコンデンサC1とコイルL1とから構成される平滑回路の他端及びツェナーダイオードD1のアノードに接続される。ツェナーダイオードD1のカソードはコンデンサC2から構成される平滑回路に接続され、さらに直列接続されたLED1〜LED4の一端であるLED1のアノードに接続される。直列接続されたLED1〜LED4の他端であるLED4のカソードは抵抗R8を介して接地されるとともに、抵抗R7の一端に接続され、抵抗R7の他端はコンデンサC3から構成される平滑回路を介してLEDドライバ121aのIS端子に接続される。
<動作>
第1実施形態と同様に、制御装置10の制御に基づき、駆動制御電圧LED−ON“H”が、制御回路121の制御入力端子122に印加されると、トランジスタQ1がオンし、MOSFETQ2がオンする。これにより、LEDドライバ121aのVDD端子及びLED1〜LED4に直流電圧が印加され、これらが点灯する。また、LEDドライバ121aは、IS端子に印加されたフィードバック信号に基づきMOSFETQ3のゲートに印加するパルスのデューティを制御する。一方、停止制御電圧LED−ON“L”が、制御回路121の制御入力端子122に印加されると、トランジスタQ1がオフし、MOSFETQ2がオフするため、LEDドライバ121aが停止し、LED1〜LED4が消灯する。
また、駆動制御電圧LED−ON“H”が、制御回路121の制御入力端子122に印加され、制御回路121及びそれに接続された回路が正常に動作していると、PGOOD端子に接続された監視結果出力端子123の電圧は第1電圧“H”となる。一方、制御回路121又はそれに接続された回路がオープン状態となると、PGOOD端子に接続された監視結果出力端子123の電圧は第2電圧“L”となる。
第1実施形態と同様、制御装置10の状態取得部14が、制御回路121の監視結果出力端子123の電圧値を、予め定められた時間ごとに取得し、カウント条件判定部15が、状態取得部14で取得された電圧値が第2電圧“L”であるか否かを判定する。そして、カウント条件判定部15が、当該電圧値が第2電圧であることを必要条件とするカウント条件を満たすか否かを判定し、カウント条件判定部15でカウント条件を満たすと判定された場合に、リセット制御部18aが、制御回路121を再起動させ、C1カウンタ16aがカウント条件を満たすと判定されるたびにカウントを行う。そして、C1カウンタ16aでカウントされたカウント数C1に起因して更新されるカウント値C2が予め定められた複数の閾値にそれぞれ達するたびに、点灯制御部18bが、当該閾値に応じた所定の制御規則に従って、駆動制御電圧LED−ON“H”及び/又は停止制御電圧LED−ON“L”が、制御回路121の制御入力端子122に印加され、LED1〜LED4を消灯及び/又は点灯させる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本形態は、第2実施形態の変形例である。第2実施形態では、制御装置10が、正常動作時に第1電圧となって非正常動作時に第2電圧となる遊技装置120の制御回路121の監視結果出力端子の電圧値を取得し、制御回路121を制御することとした。第3実施形態では、制御装置が遊技装置の制御回路とシリアル通信を行い、制御装置が、正常動作時に特定値(「第1値」に相当)となって非正常動作時に特定値以外の値(「第2値」に相当)となる遊技装置の制御回路の監視結果出力端子の出力値を取得し、それに基づき、第1,2実施形態と同様に制御回路を制御する。なお、このような変形は第1実施形態に対しても可能であるが、以下では第2実施形態の変形例を説明する。また、以下では、第2実施形態との相違点のみを説明し、それと共通する事項については説明を省略する。
図8は、第3実施形態の遊技システム201を示すブロック図である。
本形態の遊技システム201は、制御装置210及び遊技装置120を有する。本形態の制御装置210と第2実施形態の制御装置10との相違点は、状態取得部のみであり、他は同様である。また、本形態の遊技装置12と第2実施形態の遊技装置120との相違点は、制御回路121が制御回路221に置換された点であり、制御回路121と制御回路221との相違点は、LEDドライバ121aがLEDドライバ221aに置換された点と抵抗R5が排除された点である。
本形態の遊技装置120が具備するLEDドライバ221aは、正常動作時に特定値を保存し、非正常動作時に特定値以外の値を保存するレジスタを具備する。また、本形態の制御装置210の状態取得部と遊技装置120のLEDドライバ221aとは、それぞれのCLK端子間でやり取りされるクロック信号によって同期する。制御装置210の状態取得部は、所定の時間ごとに制御装置210のTxd端子からLEDドライバ221aのRxd端子に問い合わせ信号を送信する。これを受信したLEDドライバ221aは、自らのレジスタに保存された値を自らのTxd端子から制御装置210のRxd端子に送信する。制御装置210は、このように所定の間隔で遊技装置120から送信される値を用い、第1,2実施形態で説明したのと同様な制御を行う。
すなわち、制御装置210のカウント条件判定部15は、状態取得部で取得された出力値が特定値以外の値(「第2値」に相当)であるか否かを判定し、当該出力値が特定値以外の値であることを必要条件とするカウント条件を満たすか否かを判定する。なお、状態取得部で取得された出力値が特定値以外の値の場合には、LEDドライバ221aから送信された値が特定値以外の値である場合と、制御装置210とLEDドライバ221aとがシリアル通信できない場合とが含まれる。そして、カウント条件判定部15でカウント条件を満たすと判定された場合に、リセット制御部18aが、制御回路121を再起動させ、C1カウンタ16aがカウント条件を満たすと判定されるたびにカウントを行う。そして、C1カウンタ16aでカウントされたカウント数C1に起因して更新されるカウント値C2が予め定められた複数の閾値にそれぞれ達するたびに、点灯制御部18bが、当該閾値に応じた所定の制御規則に従って、駆動制御電圧LED−ON“H” 及び/又は停止制御電圧LED−ON“L”が、制御回路121の制御入力端子122に印加され、LED1〜LED4を消灯及び/又は点灯させる。
〔その他の変形例等〕
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述の各実施形態では、カウント値C2が故障判定閾値に達した場合に、停止制御電圧を制御回路の制御入力端子に印加し、制御回路を停止させて処理を終了する故障終了処理を実行することとした。しかし、カウント値C2が故障判定閾値に達した場合に制御回路を停止させるのではなく、駆動制御電圧LED−ON“H”及び停止制御電圧LED−ON“L”を、制御回路の制御入力端子に交互に印加する制御を繰り返してもよい。本来、故障が発生したのであれば、発熱の問題を回避するために制御回路を停止させるのが望ましいが、故障が発生した場合に制御回路のオン・オフを繰り返すだけでも、ある程度は発熱の問題を低減させることができる。
また、本形態では、1つの制御装置が1つ遊技装置を制御する例を示したが、1つの制御装置が複数の遊技装置の制御を行うシステム構成であってもよい。
また、本発明の制御方法は、CCFLやLEDの点灯・消灯の制御だけではなく、蛍光ランプの一種であるHCFL(Hot Cathode Fluorescent Lamp)その他の点灯素子の点灯・消灯の制御にも利用可能である。
また、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の制御構成をコンピュータによって実現する場合、制御装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。
また、上記の形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、制御装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
パチンコ機に代表される遊技装置にノイズ耐性(放射イミュニティ耐性)が弱い制御ICを用いる場合、GNDを強くすることや板金でのシールド等によって対応してきた。しかし、本発明をこのような環境に適用することによって、このようなハードウェア面の構成を変更することなく、制御装置を構成するためのプログラムを変更するだけで、放射イミュニティでフリーズした制御ICを復帰させ、さらに不正者に警告や威圧等を行って不正行為自体を抑制し、システムを保護することができる。また、本発明は遊技装置に限らず、ATMや自動販売機などの放射イミュニティによる不正行為が行われる可能性がある機器にも応用可能である。
第1実施形態の遊技システムを示すブロック図。 遊技システムを構成する制御装置のブロック図。 第1実施形態の制御装置が実行する制御方法の一例を説明するためのフローチャート。 ステップS3の詳細を説明するためのフローチャート。 ステップS12の詳細を説明するためのフローチャート。 図3から図5を用いて説明した処理における、FAIL端子の電圧(FAIL信号)と、停止制御電圧/駆動制御電圧(LCD−ON)との関係を例示したタイミングチャート。 第2実施形態の遊技システムを示すブロック図。 第3実施形態の遊技システムを示すブロック図。
符号の説明
遊技システム 1,101,201
制御装置 10,210
遊技装置 20,120

Claims (6)

  1. 点灯素子を点灯させるための制御回路及びそれに接続された回路の正常動作時に第1値となり、前記制御回路又はそれに接続された回路の非正常動作時に第2値となる前記制御回路の監視結果出力端子の出力値を、予め定められた時間ごとに取得する状態取得手段と、
    前記状態取得手段で取得された出力値が前記第2値であるか否かを判定し、当該出力値が前記第2値であることを必要条件とするカウント条件を満たすか否かを判定するカウント条件判定手段と、
    前記カウント条件判定手段で前記カウント条件を満たすと判定された場合に、前記制御回路を再起動させるリセット制御手段と、
    前記カウント条件を満たすと判定されるたびにカウントを行うカウント手段と、
    前記カウント手段でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値が、予め定められた複数の閾値にそれぞれ達するたびに、当該閾値に応じた所定の制御規則に従って、前記点灯素子を消灯及び/又は点灯させる点灯制御手段と、
    を有する制御装置。
  2. 請求項1の制御装置であって、
    前記所定の制御規則は、
    前記カウント手段でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値が、予め定められた故障判定閾値に達するまでは、当該カウント値が各閾値に達するたびに、前記点灯素子を1回以上消灯及び点灯させる不正抑制処理を実行し、
    当該カウント値が、前記故障判定閾値に達した場合に、前記制御回路を停止させて処理を終了する故障終了処理を実行する制御規則を含む、
    ことを特徴とする制御装置。
  3. 請求項2の制御装置であって、
    前記不正抑制処理は、
    前記カウント手段カウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値が、前記故障判定閾値よりも先に到達する所定の第1閾値に達した場合に、前記点灯素子を消灯させ、その状態を予め定められた時間維持した後、前記点灯素子を点灯させる躊躇い時間処理と、
    当該カウント値が、前記第1閾値よりも後に到達し前記故障判定閾値よりも先に到達する所定の第2閾値に達した場合に、前記点灯素子を点滅させる警告点滅処理と、
    を含むことを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1から3の何れかの制御装置であって、
    前記カウント手段でカウントされたカウント数に起因して更新されるカウント値が、予め定められた時間以内に、前記予め定められたいずれの閾値にも達しなかった場合に、当該カウント値を0にリセットするカウントリセット手段をさらに有する、
    ことを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1から4の何れかの制御装置であって、
    前記カウント条件は、前記状態取得手段で取得された出力値が、予め定められた回数THだけ連続して前記第2値であるという条件であり、
    前記状態取得手段は、前記制御回路の監視結果出力端子の出力値を、予め定められた一定時間Tごとに取得する手段であり、
    前記一定時間Tと前記回数THとの積は、消灯された前記点灯素子にそれを点灯させるための電圧が印加されてから当該点灯素子が点灯するまでの時間以上である、
    ことを特徴とする制御装置。
  6. 請求項1から5の何れかの制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2008204534A 2008-08-07 2008-08-07 遊技装置 Expired - Fee Related JP4988666B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204534A JP4988666B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 遊技装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204534A JP4988666B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 遊技装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010035930A true JP2010035930A (ja) 2010-02-18
JP4988666B2 JP4988666B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=42009055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008204534A Expired - Fee Related JP4988666B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 遊技装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4988666B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217926A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014166326A (ja) * 2013-12-26 2014-09-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2017213050A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2017213049A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2021119843A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 株式会社藤商事 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005000328A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Daiman:Kk 遊技機
JP2007316855A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Toshiba Corp 電子機器及び電子機器の再起動方法
JP2008015749A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Fuji Xerox Co Ltd 起動制御方法及び起動制御回路
JP2008073428A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Nishijin Co Ltd 遊技システム
JP2008142370A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Fujishoji Co Ltd 遊技機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005000328A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Daiman:Kk 遊技機
JP2007316855A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Toshiba Corp 電子機器及び電子機器の再起動方法
JP2008015749A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Fuji Xerox Co Ltd 起動制御方法及び起動制御回路
JP2008073428A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Nishijin Co Ltd 遊技システム
JP2008142370A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Fujishoji Co Ltd 遊技機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011217926A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014166326A (ja) * 2013-12-26 2014-09-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2017213050A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2017213049A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2021119843A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 株式会社藤商事 遊技機
JP7126323B2 (ja) 2020-01-30 2022-08-26 株式会社藤商事 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4988666B2 (ja) 2012-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4988666B2 (ja) 遊技装置
EP3038085B1 (en) Display device and method of driving the same
JP2008307123A (ja) 遊技機
JP2005176589A (ja) 電源供給装置及びこれを有する液晶表示装置
JP2013128828A (ja) 遊技機
JP2010182921A (ja) 放電検知回路
JP2004337246A (ja) 遊技機
JP5282211B2 (ja) 遊技機
JP2004229772A (ja) 遊技機
US11200837B2 (en) OLED display device, and method for controlling the OLED display device
US8868900B2 (en) Method and system to lower power consumption
JP2013169423A (ja) 遊技機
JP4056496B2 (ja) 遊技機
JP2012509527A (ja) 電力節約デバイスおよびシステム、ならびにそれの使用および製造の方法
EP3629320A1 (en) Oled display device, and method for controlling the oled display device
JP6307113B2 (ja) 遊技機
US8736541B2 (en) Reducing scrolling effect for LCD lamps
JP2011145872A (ja) Cpuボードの動作監視装置
JP2007244167A (ja) 電源制御装置及び電源制御方法
JP2004147822A (ja) 遊技機
JP6633289B2 (ja) 遊技機器
JP5959227B2 (ja) 遊技機
JP6242971B2 (ja) 遊技機
JP6199361B2 (ja) 遊技機
JP2004079257A (ja) 位相制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees