JP2010035453A - 樹木処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹木の送出の際の抵抗を低減させるとともに、細り率の大きい樹木であっても確実に支持して送出することができるようにし、樹皮が剥がれたりして樹木が傷つくことを抑制して樹木の品質が低下することを抑制する。
【解決手段】 ベース3と、ベース3に回動軸11を中心に開閉可能に軸支され閉時に樹木Wを把持する一対の把持体12a、12bを有したグリッパ10と、樹木Wを把持体12の回動軸11方向に送出するクローラ31を有した送出部30とを備えた樹木処理装置Sにおいて、一方の把持体12aに、把持体12の回動軸11の軸線15方向と直交する回転軸を有し樹木Wの送出時に樹木Wを転動するローラ20aを一対設け、他方の把持体12bに、一方の把持体12aに設けられる一対のローラ20a間に対応する位置にローラ20bを1つ設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹木用ハーベスタあるいはプロセッサ等とも言われ、機体から延びる作業アームの先端に取付けられ、伐採された樹木を把持して搬送可能にすることを初めとして、把持しながら樹木の枝を切断する所謂枝払い等の処理を行なうことができる樹木処理装置に関する。
この種の樹木処理装置は、図8に示すように、例えば、キャタピラ等で走行する機体1から延びる作業アーム2の先端に取付けられている。
従来、このような樹木処理装置としては、例えば、特許文献1(特開2000−157075号公報)に掲載されたものが知られている。図9に示すように、この樹木処理装置Saは、機体1(図8参照)から延びる作業アーム2(図8参照)の先端に取付けられるベース100と、ベース100に回動軸111を中心に開閉可能に軸支され閉時に樹木Wを把持する一対の把持体112を有したグリッパ110と、グリッパ110の把持体112と同動して開閉動可能になるように各把持体112に夫々取付部材121を介して取付けられるとともに樹木Wに押圧されて駆動され樹木Wを把持体112の回動軸111方向に送出するクローラ122を有した送出部120と、送出部120を取付部材121に対して傾動自在にする傾動機構130とを備えて構成されている。取付部材121は、グリッパ110に対して揺動可能に取付けられており、油圧シリンダ装置131によって揺動させられ、樹木Wの送出を行なうことができるように、この油圧シリンダ装置131によってグリッパ110の把持体112の内側よりも相対的に内側に突出させられて樹木Wに押圧させられる。
また、グリッパ110の把持体112の一端には、送出部120によって送り出される樹木Wの枝を切断するカッタ(図示せず)が付帯されている。また、把持体112の他端側のベース100には、樹木Wの送出長さを測長して、所要長さにおいてベース100から進出して樹木Wを切断するカットソウ(図示せず)も搭載されている。そして、樹木Wの処理を行なうときは、例えば、グリッパ110で樹木Wの端部を把持し、送出部120を駆動して樹木Wを送出し、この送出時に樹木Wの表面をカッタに摺接させて樹木Wの枝を切断する。あるいはまた、所要長さにおいてカットソウをベース100から進出させて樹木Wを切断する。また、図8に示すように、機体1の作業アーム2及びグリッパ110を駆動させて、樹木Wを把持して搬送する作業も行なう。この搬送時においても、樹木Wの積載位置を調整するために送出部120を駆動して樹木Wを送出する。
樹木Wを送出させる際は、図9に示すように、一般に、樹木Wの外側には凹凸等があるが、この凹凸に対して、傾動機構130により送出部120が傾動するので、クローラ122が樹木Wの表面に確実に当接し、そのため、樹木Wの送出が確実に行なわれる。
特開2000−157075号公報
しかしながら、上記従来の樹木処理装置Saにあっては、把持体112の回動軸111の軸線に対して樹木Wの軸線が傾くと、樹木Wの表面が把持体112に接触するので、樹木Wを送出させる際の抵抗となり、送出ロスが生じるという問題があった。また、樹木Wの表面が把持体112に接触すると、樹木Wを送出させる際、樹皮が剥がれたりして樹木が傷ついてしまい、樹木Wの品質が低下するという問題もあった。特に、樹幹の根本から梢に向けて徐々に太さが細くなる度合い、所謂細り率が大きい樹木Wの場合には、樹木Wが傾きやすくなり、顕著になる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、樹木の送出の際の抵抗を低減させるとともに、細り率の大きい樹木であっても確実に支持して送出することができるようにし、樹皮が剥がれたりして樹木が傷つくことを抑制して樹木の品質が低下することを抑制する樹木処理装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の樹木処理装置は、機体から延びる作業アームの先端に取付けられるベースと、該ベースに回動軸を中心に開閉可能に軸支され閉時に樹木を把持する一対の把持体を有したグリッパと、上記樹木に押圧されて駆動され該樹木を上記把持体の回動軸方向に送出するクローラを有した送出部とを備えた樹木処理装置において、上記一方の把持体に、該把持体の回動軸の軸線方向と直交する回転軸を有し樹木の送出時に該樹木を転動する一対のローラを上記回動軸の軸線方向に沿って間隔を隔てて設け、上記他方の把持体に、上記回動軸方向に沿う方向であって上記一方の把持体に設けられる一対のローラ間に対応する位置に上記把持体の回動軸の軸線方向と直交する回転軸を有し樹木の送出時に該樹木を転動する1つのローラを設けた構成としている。
これにより、樹木の枝を切断する所謂枝払い処理を行なうときは、グリッパで樹木を把持して3つのローラを樹木に当接させるとともに、送出部のクローラを樹木に当接させ、クローラを駆動して樹木を送出する。この際、細り率の大きい樹木を処理する場合は、樹木を送出していくと、徐々に樹木の径が小さくなっていく、あるいは、徐々に樹木の径が大きくなっていくが、樹木の径の大きさに対応してグリッパが開閉動するので、確実に把持体で樹木を支持することができる。このとき、樹木の径の大きさが変わってもクローラが樹木に当接しているので、樹木を確実に送出させることができる。
また、樹木の送出時に、把持体の回動軸の軸線方向に対して樹木の軸線が傾いても、把持体に設けられたローラが樹木に当接して、樹木を送出させる際にローラが樹木を転動するようになるので、把持体に対する樹木の抵抗を低減させることができ、それだけ、送出ロスが生じる事態を防止することができる。また、樹木の表面をローラが転動するので、樹木を送出させる際、樹皮が剥がれたりして樹木が傷つくことを抑制することができ、樹木の品質が低下することを抑制することができる。
更に、本発明では、ローラが3つであり、この3つのローラで樹木の3点を支持するので、細り率の大きい樹木であっても、確実に3つのローラが樹木に当接して支持することができ、それだけ、樹木の支持を確実にして送出することができ、より確実に樹皮が剥がれたりして樹木が傷つくことを抑制して樹木の品質が低下することを抑制することができる。
即ち、一方の把持体に一対のローラを設けるとともに他方の把持体の一方の把持体のローラに対応する位置に一対のローラを設け、この4つのローラを樹木に当接させることも考えられるが、この場合、細り率が大きい樹木を把持したとき、夫々の把持体の樹幹の根本側に位置する一方のローラが樹木の表面に接触すると、夫々の把持体の梢側に位置する他方のローラは、樹木の表面に当接することができず、樹木とローラとの間に隙間が生じてしまい、把持体の樹木の支持が不十分になることがある。本発明は、このローラを4つ設けた場合に比較して、樹木の支持を確実にして送出できるのである。
そして、必要に応じ、上記把持体を、上記ベースに接続される上部と、樹木を把持したとき該樹木に当接する左右両側部とを備えて枠状に形成し、上記他方の把持体の左右両側部の長さを上記一方の把持体の左右両側部の長さよりも短く形成するとともに上記他方の把持体の左右両側部間を上記一方の把持体の左右両側部間よりも短く形成し、上記ローラを、上記一方の把持体の左右両側部に夫々1つずつ支持させて設け、上記他方の把持体の左右両側部で1つを支持するように該左右両側部間に設けた構成としている。
これにより、一対の把持体の側部にローラが設けられるようになるので、確実にローラが樹木に当接するようになる。また、他方の把持体が一方の把持体よりも縦幅、横幅ともに短く形成されているので、細り率の大きい樹木を把持する際、樹木の梢側を把持しても、一方の把持体と他方の把持体とが衝突することがない。
また、必要に応じ、上記ベースに、上記把持体の回動軸の軸線方向と直交する回転軸を有し樹木の送出時に該樹木を転動する送りローラを設けた構成としている。
これにより、送りローラが樹木に当接するので、ベースが樹木に接触することが防止され、また、樹木を送出させる際に送りローラが樹木を転動するようになるので、ベースに対する樹木の抵抗を低減させることができ、それだけ、送出ロスが生じる事態を防止することができる。また、樹木の表面を送りローラが転動するので、樹木を送出させる際、樹皮が剥がれたりして樹木が傷つくことを抑制することができ、樹木の品質が低下することを抑制することができる。
本発明の樹木処理装置によれば、グリッパで樹木を把持しクローラを駆動して樹木を送出する際、細り率の大きい樹木を処理する場合でも、樹木の径の大きさに対応してグリッパが開閉動するので、確実に把持体で樹木を把持することができる。このとき、樹木の径の大きさが変わってもクローラが樹木に当接しているので、樹木を確実に送出させることができる。また、樹木の送出時に、把持体の回動軸の軸線方向に対して樹木の軸線が傾いても、把持体に設けられたローラが樹木に当接して、樹木を送出させる際にローラが樹木を転動するようになるので、把持体に対する樹木の抵抗を低減させることができ、それだけ、送出ロスが生じる事態を防止することができる。また、樹木の表面をローラが転動するので、樹木を送出させる際、樹皮が剥がれたりして樹木が傷つくことを抑制することができ、樹木の品質が低下することを抑制することができる。
また、3つのローラで樹木の3点を支持するので、細り率の大きい樹木であっても、確実に3つのローラが樹木に当接してこれを支持することができ、それだけ、樹木の支持を確実にして送出することができ、より確実に樹皮が剥がれたりして樹木が傷つくことを抑制して樹木の品質が低下することを抑制することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る樹木処理装置を説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1乃至図8には、本発明の実施の形態に係る樹木処理装置Sを示している。本装置Sは、キャタピラ走行する機体1から延びる作業アーム2の先端に取付けられ、機体1から延びる作業アーム2の先端に取付けられるベース3と、ベース3に回動軸11を中心に開閉可能に軸支され閉時に樹木Wを把持する一対の把持体12a、12bを有したグリッパ10と、樹木Wに押圧されて駆動され樹木Wを把持体12の回動軸11方向に送出するクローラ31を有した送出部30とを備えて構成されている。
グリッパ10の把持体12は、ベース3に接続される上部13と、樹木Wを把持したとき樹木Wに当接する左右両側部14とを備えて枠状に形成され、他方の把持体12bの左右両側部14の長さが一方の把持体12aの左右両側部14の長さよりも短く形成されるとともに、他方の把持体12bの左右両側部14間が一方の把持体12aの左右両側部14間よりも短く形成されている。把持体12の上部13は、ベース3に回動軸11を中心に開閉可能に軸支され、図示外の油圧装置によって回動させられて開閉させられる。
また、この把持体12には、把持体12の回動軸11の軸線15方向と直交する回転軸21を有し、樹木Wの送出時に樹木Wの表面を転動するローラ20が設けられている。このローラ20は、図5に示すように、把持体12の側部14に接続される一対の接続部材22と、一対の接続部材22間に亘って設けられる回転軸21と、回転軸21を中心に回転するローラ部23とで構成され、把持体12の側部14に支持されている。このローラ20は、一方の把持体12aに回動軸11の軸線15方向に沿って間隔を隔てて一対設けられるローラ20aと、他方の把持体12bに回動軸11方向に沿う方向であって一方の把持体12aに設けられる一対のローラ20a間に対応する位置に1つ設けられるローラ20bとの3つ設けられている。
本実施の形態では、一方の把持体12aは、その左右両側部14にローラ20aが夫々支持されて設けられており、左右両側部14間の中間位置にクローラ31が設けられている。他方の把持体12bは、その左右両側部14間が、1つのローラ20が設けられる程度の幅に形成されており、この左右両側部14で1つのローラ20を支持するように左右両側部14間にローラ20bが1つ設けられている。また、他方の把持体12bと同動するクローラ31は、一方の把持体12aと同動するクローラ31と対峙する位置に設けられており、他方の把持体12bは、このクローラ31の一側端部側に設けられている。
送出部30は、グリッパ10の把持体12と同動して開閉動可能になるように各把持体12a、12bに夫々固定されて取付けられている。詳しくは、一対の把持体12a、12b夫々の上部13に取付部材32を介してクローラ31が固定されて一対設けられている。この一対のクローラ31は、一方の把持体12aと同動するクローラ31と他方の把持体12bと同動するクローラ31とが対峙する位置に設けられている。
尚、取付部材32をグリッパ10に対して揺動可能に設けても良い。この場合、例えば、油圧シリンダ装置等によって取付部材32を揺動駆動し、取付部材32をグリッパ10の把持体12の内側よりも相対的に外側に後退させるとともに、グリッパ10の把持体12の内側よりも相対的に内側に突出させる。そして、樹木Wの送出時には、この油圧シリンダ装置により、取付部材32をグリッパ10の把持体12の内側よりも相対的に内側に突出させて送出部30を樹木Wに押圧して樹木Wの送出を行なうことができる。
また、送出部30において、クローラ31は、チェーン型クローラで形成されており、外側に樹木Wに食い込む小突起33が列設されている。この送出部30は、取付部材32に取付けられるフレーム34と、フレーム34の両側に回転可能に設けられクローラ31を駆動する一対のスプロケットからなるホイール35とを備えて構成されている。符号36は、一方のホイール35を回転駆動して、クローラ31を走行駆動する油圧モータである。
樹木Wはグリッパ10及び送出部30の押圧力により弾性的に保持されており、樹木Wの送出時に、樹木Wの径の大きさが小さくなっていく場合には、樹木Wの径の大きさに対応してグリッパ10の把持体12が閉じていき、樹木Wの径の大きさが大きくなってグリッパ10及び送出部30を押し広げようとする力が作用した場合には、グリッパ10の把持体12が油圧力に抗して外側に開くことが可能になっている。
また、本装置Sには、図3に示すように、ベース3の下部に、把持体12の回動軸11の軸線15方向と直交する回転軸(図示せず)を有し、樹木Wの送出時に樹木Wの表面を転動する送りローラ4が設けられている。この送りローラ4は、回転軸(図示せず)を中心に回転するローラ部4aが、ベース3より下方に突出して設けられており、このローラ部4aが樹木Wに当接して、樹木Wの送出時に樹木Wの表面を転動する。
更に、図1,図2及び図4に示すように、グリッパ10の一方の把持体12aの一端側と、ベース3の一端側には、送出部30によって送り出される樹木Wの表面に摺接して樹木Wの枝を切断するカッタ5が付帯されている。
更にまた、図1乃至図4に示すように、カッタ5とは反対側のベース3の他端側には、図示外の測長装置で樹木Wの送出長さを測長して、所要長さにおいてベース3から進出して樹木Wを切断するカットソウ6も搭載されている。
従って、この実施の形態に係る樹木処理装置Sによって、例えば、樹木Wの枝を切断する所謂枝払い処理を行なうときは、以下のようにして行なう。図1乃至図4に示すように、先ず、グリッパ10で樹木Wの表面の端部を把持する。このとき、グリッパ10の把持体12に設けられた3つのローラ20a、20bと、送りローラ4と、送出部30のクローラ31とを樹木Wの表面に当接させて把持させる。この状態で、クローラ31を駆動する。即ち、油圧モータ36を駆動して、ホイール35を回転させ、クローラ31を走行駆動する。これにより、クローラ31が樹木Wを送り出し、樹木Wの表面がカッタ5に摺接し、樹木Wの枝が切断されていく。
このとき、図6に示すように、樹幹の根本から梢に向けて徐々に太さが細くなる度合い、所謂細り率が大きい樹木Wを処理する場合は、樹木Wを送出していくと、徐々に樹木Wの径が小さくなっていく、あるいは、徐々に樹木Wの径が大きくなっていくが、樹木Wの径の大きさに対応してグリッパ10が開閉動するので、確実に把持体12で樹木Wを把持することができるとともに、把持体12に同動するクローラ31が確実に樹木Wに当接するようになるので、樹木Wを確実に送出させることができる。
即ち、樹木Wを送出させていき、樹木Wの径の大きさが小さくなっていく場合には、樹木Wの径の大きさに対応してグリッパ10の一対の把持体12a、12bが閉じていく。この場合、他方の把持体12bが一方の把持体12aよりも縦幅、横幅ともに短く形成されているので、樹木Wの径が小さい梢側を把持しても、一方の把持体12aと他方の把持体12bとが衝突することがなく、そのため、確実に樹木Wを把持して送出させることができる。また、樹木Wを送出させていき、樹木Wの径の大きさが大きくなっていく場合には、グリッパ10及び送出部30を押し広げようとする力が作用するが、グリッパ10の把持体12が油圧力に抗して外側に開くことが可能になっているので、確実に樹木Wを把持して送出させることができる。
また、樹木Wの送出時に、把持体12の回動軸11の軸線15方向に対して樹木Wの軸線が傾いても、一対の把持体12a、12bの4つの側部14にローラ20a、20bが設けられているので、確実にローラ20が樹木Wに当接して転動し、把持体12が樹木Wの送出に対して抵抗しなくなる。また、樹木Wには、送りローラ4も当接しており、ベース3が樹木Wに接触することが防止され、樹木Wを送出させる際に送りローラ4も樹木Wを転動するので、ベース3が樹木の送出に対して抵抗しなくなる。即ち、樹木Wの送出の際の把持体12とベース3との抵抗を低減させることができるので、送出ロスが生じる事態を防止することができる。また、樹木Wの表面をローラ20a、20b及び送りローラ4が転動するので、樹木Wを送出させる際、樹皮が剥がれたりして樹木が傷つくことを抑制することができ、樹木Wの品質が低下することを抑制することができる。
また、図6に示すように、3つのローラ20a、20bで3点を支持するので、細り率の大きい樹木Wであっても、確実に3つのローラ20a、20bが樹木Wに当接して支持することができ、それだけ、より確実に樹皮が剥がれたりして樹木Wが傷つくことを抑制して樹木Wの品質が低下することを抑制することができる。即ち、図7に示すように、ローラ20を把持体12に設ける場合、一方の把持体12aに一対のローラ20を設けるとともに他方の把持体12bの一方の把持体12aのローラ20に対応する位置に一対のローラ20を設ける等して、把持体12に4つのローラ20を設けることが考えられるが、細り率が大きい樹木Wを処理する場合、樹木Wを把持したとき、夫々の把持体12a、12bの樹幹の根本側に位置する2つのローラ20cが樹木Wの表面に接触すると、夫々の把持体12a、12bの梢側に位置する2つのローラ20dは、樹木Wの表面に当接することができず、樹木Wとローラ20dとの間に隙間が生じてしまい、把持体12の樹木Wの支持が不十分になることがある。これに対して、本実施の形態では、このローラ20を4つ設けた場合に比較して、樹木Wの支持を確実にして送出できるのである。
尚、カットソウ6をベース3から進出させて樹木Wを所要長さにおいて切断する際に、送出部30を駆動して樹木Wを送出するとき、あるいは、樹木Wを把持して搬送する作業で、樹木Wの積載位置を調整するために送出部30を駆動して樹木Wを送出するとき等、上記の枝の切断とは別の目的で樹木Wを送出するときにも、上記と同様の作用,効果を奏する。
尚また、上記実施の形態において、把持体12を上記のように形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、ローラ20を上記のように形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、ローラ20を把持体12の側部14に設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、把持体12が樹木Wに接触しないように設ければ良く、適宜変更して差支えない。
更にまた、上記実施の形態において、クローラ31を把持体12に取り付け、クローラ31と把持体12とを同動させたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、クローラ31をベース3に設ける等して、クローラ31と把持体12とを別々に駆動させるようにしても良く、適宜変更して差支えない。
本発明の実施の形態に係る樹木処理装置を示し、一方の把持体側からの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る樹木処理装置を示し、他方の把持体側からの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る樹木処理装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る樹木処理装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る把持体へのローラの取り付け状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るローラで樹木を支持した状態を示す図である。 把持体にローラを4つ設けた場合の樹木の支持状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る樹木処理装置が取り付けられる機体の一例を示す図である。 従来の樹木処理装置の一例を示す図である。
符号の説明
S 樹木処理装置
W 樹木
1 機体
2 作業アーム
3 ベース
4 送りローラ
5 カッタ
6 カットソウ
10 グリッパ
11 回動軸
12 把持体
13 上部
14 側部
15 軸線
20 ローラ
21 回転軸
22 接続部材
23 ローラ部
30 送出部
31 クローラ
32 取付部材
33 小突起
34 フレーム
35 ホイール
36 油圧モータ

Claims (3)

  1. 機体から延びる作業アームの先端に取付けられるベースと、該ベースに回動軸を中心に開閉可能に軸支され閉時に樹木を把持する一対の把持体を有したグリッパと、上記樹木に押圧されて駆動され該樹木を上記把持体の回動軸の軸線方向に送出するクローラを有した送出部とを備えた樹木処理装置において、
    上記一方の把持体に、該把持体の回動軸の軸線方向と直交する回転軸を有し樹木の送出時に該樹木を転動する一対のローラを上記回動軸の軸線方向に沿って間隔を隔てて設け、上記他方の把持体に、上記回動軸の軸線方向に沿う方向であって上記一方の把持体に設けられる一対のローラ間に対応する位置に上記把持体の回動軸の軸線方向と直交する回転軸を有し樹木の送出時に該樹木を転動する1つのローラを設けたことを特徴とする樹木処理装置。
  2. 上記把持体を、上記ベースに接続される上部と、樹木を把持したとき該樹木に当接する左右両側部とを備えて枠状に形成し、上記他方の把持体の左右両側部の長さを上記一方の把持体の左右両側部の長さよりも短く形成するとともに上記他方の把持体の左右両側部間を上記一方の把持体の左右両側部間よりも短く形成し、上記ローラを、上記一方の把持体の左右両側部に夫々1つずつ支持させて設けるとともに上記他方の把持体の左右両側部で1つを支持するように該左右両側部間に設けたことを特徴とする請求項1記載の樹木処理装置。
  3. 上記ベースに、上記把持体の回動軸の軸線方向と直交する回転軸を有し樹木の送出時に該樹木を転動する送りローラを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の樹木処理装置。
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