JP2010032717A - あるリクエスト曲とつぎのリクエスト曲を結びつける話題性に趣向を凝らしたカラオケ装置 - Google Patents

あるリクエスト曲とつぎのリクエスト曲を結びつける話題性に趣向を凝らしたカラオケ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】前リクエスト曲と次リクエスト曲の選曲の関連性を演奏時に通知する。
【解決手段】カラオケ楽曲の各種の属性情報を複数の属性分類項目に分けて記述した楽曲属性記述を楽曲IDごとに集約した楽曲索引データベースを備えた選曲装置が、ユーザインタフェースにより楽曲IDを特定した予約指示の入力を受け付けて直前に待ち行列登録させたリクエスト曲Aの各種属性情報中の複数の属性分類項目に基づいた複数の選曲方式を表示させ、特定された選曲方式の属性分類項目の属性値が楽曲Aと符号する楽曲集合を楽曲索引データベースから抽出して列挙表示させ、特定された楽曲Bの楽曲IDと選曲方式の識別子とを対応付けして待ち行列に登録させ、カラオケ装置はある楽曲Aの演奏終了の際、次曲Bの楽曲IDと選曲方式識別子を待ち行列から抽出し、楽曲Aと楽曲Bを結び付ける属性情報を解説するメッセージを作成し表示させる。
【選択図】図6

Description

この発明は、カラオケ装置の選曲方式に関し、特に、先に演奏予約したリクエスト曲と次のリクエスト曲との選曲方式の関連性を場に通知する技術に関する。
グループでカラオケを楽しんでいる場合に、演奏中の楽曲に何らかの関連性がある楽曲を選曲すると、関連するリクエストが連鎖して、自ずとカラオケの場が盛り上がる。逆に、前曲とまったく関連がない曲を選曲しては、場の雰囲気が途切れて白けてしまう可能性がある。
そのような事情を考慮して、特許第3958207号公報には、選曲されたばかりの楽曲に関連する楽曲を検索しやすくして、続けて演奏されるように予約できるカラオケ選曲装置が開示されている。
特許第3958207号公報
上記のカラオケ選曲装置によれば、最終予約曲と同じ属性をもった楽曲を検索してその中から選曲することで、自ずと前リクエスト曲と関連性をもった楽曲を選曲でき、いきなり場違いな選曲をして皆を白けさせてしまうことを防ぐことができる。一方で、その場にいる他のメンバーは、演奏中の曲と次のリクエスト曲との関連性は類推するしかなく、他のメンバーがその次のリクエスト曲を別の観点で選曲するかもしれない。そうすると、前後の曲の関連性は保たれるものの、つぎつぎと違うメンバーが選曲しているうちに、最初の曲とはいつの間にか違うつながりになる可能性がある。自分は次の機会にも同じ関連性のもとで選曲を続けようと考えていたのに、いつの間にか場の雰囲気も変わってしまっていてできない、ということも起こりうる。
そこで本出願人は、大勢でカラオケを楽しみながらつぎつぎと関連するリクエストが連鎖する状況下において、その関連性を通知するメッセージが表示されると、さらに場が盛り上がるだろうと考えた。通知されたメッセージを見れば、そのリクエスト者がどのような関連性に着眼して選曲したのかがわかるので、別のメンバーが同じ観点でつながる別のリクエスト曲を選曲することができる。そうすると、その場にいる誰もがつぎつぎと同じ関連性でつながるリクエスト曲を選曲することができるので、場の雰囲気が途切れて白けてしまうような選曲を事前に避けることができるだけでなく、場に話題を提供することにもなる。いつの間にか場の雰囲気が変わってしまうことも避けられる。したがって、場が大いに盛り上がり、さらにカラオケが楽しいものになるだろう。そのようなことを考えて、本発明を創作したものである。
この発明は、つぎの事項(1)〜(9)により特定されるカラオケ装置である。
(1)選曲装置と、主制御手段と、表示手段を備え、待ち行列に登録された楽曲IDの順番に従ってカラオケ楽曲を順番に演奏するカラオケ装置であること
(2)選曲装置は、楽曲索引データベースと、ユーザインタフェースと、選曲制御手段を備えること
(3)楽曲索引データベースは、カラオケ楽曲の各種の属性情報を複数の属性分類項目に分けて記述した楽曲属性記述を楽曲IDに対応づけて集約すること
(4)ユーザインタフェースは、選曲制御手段の制御により、利用者に向けて各種情報を表示するとともに、利用者の操作入力を受け付けること
(5)選曲制御手段は、ユーザインタフェースにより楽曲IDを特定した予約指示の入力を受け付けた際、当該楽曲IDをリクエスト曲として主制御手段に通知して待ち行列に登録させ、引き続き第1〜第3処理を繰り返すこと
(6)第1処理は、直前に待ち行列登録したリクエスト曲Aの各種属性情報中の複数の属性分類項目に基づいた複数の選曲方式をユーザインタフェースに選択肢として表示させ、1つの選曲方式を特定する利用者入力を受け付けること
(7)第2処理は、第1処理で特定された選曲方式の属性分類項目の属性値がリクエスト曲Aと符号する楽曲集合を楽曲索引データベースから抽出してユーザインタフェースに列挙表示させ、1つの楽曲を特定する利用者入力を受け付けること
(8)第3処理は、第2処理で特定された楽曲Bの楽曲IDと、第1処理で特定された選曲方式の識別子とを対応付けして主制御手段に通知し、待ち行列に楽曲IDと選曲方式識別子とを対応付けて登録させ、第1処理に戻ること
(9)主制御手段は、あるリクエスト曲Aの演奏終了の際、次のリクエスト楽曲Bの楽曲IDと選曲方式識別子の組を待ち行列から抽出し、当該選曲方式の属性分類項目と、楽曲索引データベースから抽出した楽曲Aおよび楽曲Bの属性情報とに基づいて、演奏終了したリクエスト曲と次に演奏するリクエスト曲を結び付ける属性情報を解説するメッセージを作成して表示手段に表示させること
本発明によれば大勢でつぎつぎとリクエスト曲を選曲しながらカラオケを楽しんでいる場合に、前リクエスト曲と次のリクエスト曲との関連性を解説するメッセージが表示されるので、そのリクエスト者がどのような関連性に着眼して選曲したのかが他のメンバーにもわかる。したがって、その場にいる誰もがつぎつぎと同じ関連性でつながるリクエスト曲を選曲することができ、場に話題を提供することにもなる。場の雰囲気が途切れて白けてしまうような選曲を事前に避けることができるし、いつの間にか場の雰囲気が変わってしまうことも避けられる。したがって、場が大いに盛り上がり、グループでカラオケを楽しむ際の娯楽性が高まるので、カラオケ店のグループ利用の機会を増大させる効果を期待できる。
===カラオケ装置の基本構成===
本実施例のカラオケ装置は、周知の通信カラオケシステムの一部であり、複数の客室を備えたカラオケ店舗において、同室内にあるカラオケ演奏端末(以下、演奏端末10)と、当該演奏端末10を操作するための客室端末20とで構成される。カラオケ店舗にはLANが敷設され、このLANを介して各客室の演奏端末10と同室内の客室端末20とが通信する。
演奏端末10は、汎用パソコンの応用装置である。図1にそのブロック構成を例示した。CPU・RAM・ROMを含む中央制御部11は周辺構成部を制御して演奏端末10を統括する。ハードディスク装置12には、メインコンピュータのプログラムのほか、伴奏音楽や歌詞画像の起源となるカラオケデータをカラオケ楽曲IDに対応付けして集約したカラオケデータベースが記憶されている。またユーザインタフェース装置として、装置本体の操作/表示パネル13を備えるほか、通信処理部14を介してカラオケ店舗内のLANに接続されている。
本発明の選曲装置として機能する客室端末20は、タッチパネルを主要なユーザインタフェースとしたタブレットコンピュータと同様のハードウェア構成であり、所定規格の無線LANインタフェースを実装する。図2に客室端末20の機能ブロック構成を例示した。CPU・RAM・ROMを含む端末制御部21を主制御部として、ハードディスク装置22・タッチパネル23・通信インタフェース24を備えている。ハードディスク装置22に、演奏予約などの操作対象となる同室内の演奏端末10の所在情報(IPアドレスなど)を記憶している。通信インタフェース24は、無線アクセスポイントを介してLANに接続され、演奏端末10と通信する。また、インストールされているプログラムの実行によりGUIを通じて利用者と対話し、楽曲の演奏予約など、演奏端末10を操作するためのリモコン装置として機能する。
===通常演奏機能===
客室端末20のハードディスク装置22には、演奏端末10にて演奏可能なカラオケ楽曲について、曲名・アーティスト名・楽曲ジャンルなどの目次情報(属性情報)を、カラオケ楽曲IDに対応付けして集約した楽曲索引データベースが記憶されている。客室端末20の端末制御部21は選曲制御手段として、タッチパネルを介した利用者との対話を通じて、利用者の希望する楽曲の目次情報をカラオケ楽曲索引データベースから検索して提示する。そして、客室端末20において最終的に1曲に特定されたカラオケ楽曲を演奏予約する旨の利用者の指示入力がなされると、その楽曲のカラオケ楽曲IDを含む演奏予約電文を同室内の演奏端末10に転送する。
演奏端末10の中央制御部11は主制御手段として、客室端末20から送信されてきたカラオケ楽曲IDを受け付けたり、操作/表示パネル13に入力された楽曲IDを受け付けたりすると、そのカラオケ楽曲IDを受け取った順にRAMなどに格納し、その受付順に格納されたカラオケ楽曲IDを演奏処理の待ち行列として管理する。そして、待ち行列から登録順にカラオケ楽曲IDを取り出して、そのカラオケ楽曲IDに該当するカラオケデータを取り出す。待ち行列の先頭からカラオケ楽曲IDを取り出すと、そのカラオケ楽曲IDの次に受け付けたカラオケ楽曲IDが待ち行列の先頭になる。
中央制御部11の制御により、取り出されたカラオケデータに基づいて、演奏処理部15が伴奏音楽の音楽信号を生成し、マイクロホンに入力された歌声信号とミキシングアンプ16で混合・増幅してスピーカより音響出力する。また、映像処理部17が、背景映像に演奏の進行に同期して色変わりする歌詞字幕をスーパーインポーズ処理してディスプレイ18に映像出力する。
===関連性通知サービスの概要===
本実施例において、利用者がある曲を選曲して演奏予約すると、次の利用者がそのリクエスト曲に何らかの関連がある楽曲をリクエストする。先のリクエスト曲との関連性については、利用者が選択指定する。たとえば、先のリクエスト曲と同じアーティストの曲とか、同年代の曲とか、同じジャンルでリクエスト数のランキングが30位以内の曲というように、あらかじめ複数の選曲方式が用意されており、利用者がその中から1つを選択指定する。カラオケ装置の選曲装置としての客室端末20は、選択された選曲方式に基づいて、多数のカラオケ楽曲の中から属性が適合するものを所定曲数抽出して、利用者に提示する。利用者が提示された楽曲の中から選択指定すると、次のリクエスト曲として演奏予約できる。
そして、後のリクエスト曲を演奏する前に、先のリクエスト曲との関連性(選曲方式)を解説するメッセージをディスプレイに表示させることが、本実施例に係るサービスの特徴である。これにより、リクエストした利用者以外のその場にいる人がどのような選曲方式で選曲された曲であるかがわかるので、話題を提供するとともに、場の雰囲気を途切れさせることなく場の盛り上がりを維持できたり、さらに盛り上げたりできる。
===楽曲索引データベースの属性分類項目===
楽曲索引データベースは、楽曲IDに対応づけして、各楽曲についての複数の属性情報を集約したものである。属性情報は、多種類の属性分類項目に分類され記述されている。属性分類項目は、たとえば、曲名、アーティスト名、ジャンルなど各楽曲につき必須の項目の他、ヒットした年代、ランキング、関連がある番組名など、楽曲ごとに任意に記述可能な項目が、多項目に分類されている。図3に楽曲索引データベースの論理構成を例示した。
なお、楽曲索引データベースは、カラオケ事業者により、ランキングなどの最新情報が反映されるよう、適宜な機会に更新・管理されている。また、演奏端末10も同様の楽曲索引データベースをハードディスク装置に格納して管理しているものとする。
===選曲方式管理テーブル===
客室端末20において、楽曲索引データベースの属性分類項目に基づいて設定された多数の選曲方式が管理されている。本実施例では、いくつかの属性分類項目の組み合わせによる選曲方式が設定されている。たとえば、「アーティスト」と「ランキング」との組み合わせ、「ジャンル」と「年代」との組み合わせなどである。もちろん、「ランキング」などの1項目だけの選曲方式を設定してもよい。それぞれの選曲方式は、選曲方式識別子が付与され識別されている。各選曲方式に、たとえば「同アーティストの同レベルランキング登場曲」とか「ヒット年代とジャンルが共通」というような選曲方式名を付与しておいてもよい。そして客室端末20の適宜な記憶部に、1〜数項目の属性分類項目の組み合わせからなる選曲方式(選曲方式を構成する属性分類項目)と、選曲方式識別子との対応付けが記憶され、図4に例示しているような選曲方式管理テーブルとして管理されている。また、選曲方式名が付与されている場合には、選曲方式識別子に対応づけされる管理項目として、「選曲方式を構成する属性分類項目」のほかに「選曲方式名」も含めて管理する。
客室端末20は、このように設定されている選曲方式により、ある楽曲IDとある選曲方式識別子とが対応付けされて特定された場合に、当該選曲方式識別子の選曲方式に基づいて、楽曲索引データベースから当該楽曲IDの楽曲に関連する楽曲を抽出することができる。たとえば、ある楽曲Aと選曲方式「アーティスト名」と「ランキング」が特定された場合に、楽曲Aの「アーティスト名」の属性値が「五木たかし」であり、「ランキング」の属性値が「100位以内」であれば、楽曲索引データベースから属性分類項目「アーティスト名」と「ランキング」につき、楽曲Aと属性値が同じ楽曲を抽出する。このようにして、「アーティスト名」「ランキング」の項目において楽曲Aに関連する別の楽曲を選び出すことができる。
客室端末20は、この選曲方式管理テーブルに基づいて、適宜に選曲方式識別子とその選曲方式を構成する属性分類項目とを互いに変換して識別したり出力したりすることが可能である。同様の選曲方式管理テーブルを演奏端末10もまた適宜な記憶部に管理するものとする。
===関連楽曲予約処理===
選曲に際して本実施例のサービスを利用しようとする利用者は、客室端末(選曲装置)20のユーザインタフェースを介して、サービスの起動を指定入力して関連楽曲モードに切り替えることができる。たとえば、選曲(楽曲検索)メニューの一覧画面に、「楽曲番号」「アーティスト」「あの頃」などの良く知られた楽曲検索メニューと並列に、本サービス起動用の「関連楽曲」ボタンを含めて一覧表示させるように構成しておく。
図5に関連楽曲モードにおける、関連楽曲の選曲予約処理のフロー図を例示した。関連楽曲モードにおいて、客室端末20の端末制御部21は、通常演奏機能における演奏予約処理と同様に、選曲された楽曲Aの楽曲IDを演奏端末10に送信して待ち行列に登録させると(s1)、このリクエスト曲Aの楽曲IDを一時記憶し、利用者に選曲方式を特定させるよう、選曲方式管理テーブルに基づいて、選択可能な選曲方式を適宜な形式でタッチパネルに一覧表示させる(s2)。たとえば、各選択方式を構成する属性分類項目を列挙表示させてもよいし、別途名づけておいた選択方式名を表示させてもよい。なお当然のことながら、この際には、楽曲Aについて属性値が存在する属性分類項目で構成される選曲方式を、選択可能な選曲方式として表示させるものとする。
利用者が一覧表示された選曲方式の中から1つを特定する指示入力を行なうと(s3)、客室端末20は、楽曲Aと特定された選曲方式に基づいて楽曲索引データベースを検索する(s4)。すなわち、特定された選曲方式の選曲方式識別子に基づいて選曲方式管理テーブルから対応する属性分類項目を抽出するとともに、楽曲索引データベースから楽曲Aの楽曲IDに対応する当該属性分類項目の属性値を抽出する。そして、抽出した属性値と属性値が一致する楽曲の情報を楽曲索引データベースから抽出し、タッチパネル23に当該楽曲の目次情報(楽曲属性記述)を適宜に一覧表示させる。
一覧表示された楽曲の目次情報の中から利用者が1つを特定する指定入力を行なうと(s5)、客室端末20は、当該楽曲Bの楽曲IDと特定されている選曲方式の選曲方式識別子とを含めた演奏予約電文を作成して演奏端末10に送信する。演奏予約端末10は、楽曲Bの楽曲IDと選曲方式識別子とを対応付けして待ち行列に登録する(s6)。
なお、客室端末20が関連楽曲モードで動作している間は、楽曲Bの次のリクエスト曲Cについても、楽曲Bの選曲の際と同様に、利用者に選曲方式を特定させ、楽曲Bの関連楽曲を一覧的に表示させてその中から特定された楽曲Cについて、楽曲IDとともに選曲方式識別子を待ち行列に登録させる。このようにして、関連楽曲モードで動作する客室端末20は、利用者に特定させた選曲方式の識別子とその選曲方式に基づいて提示した中から利用者に特定された楽曲の楽曲IDとを対応づけして、演奏予約電文に含めて演奏端末10に送信し、待ち行列に登録させる処理(s2〜s6)を繰り返す。したがって、演奏端末10が管理する待ち行列中に楽曲IDに選曲方式識別子が対応付けされて登録されている場合には、当該楽曲はその前曲から当該選曲方式により選曲された楽曲であり、前曲と当該選曲方式の観点で関連していることを意味している。
===関連メッセージ表示処理===
演奏端末10は、通常演奏機能における処理と同様にして、楽曲の演奏が終了すると、待ち行列から楽曲IDを登録された順に取り出して、次リクエスト曲の演奏処理を行う。図6にその際の処理フロー図を例示している。上述したとおり、取り出した楽曲IDに選曲方式識別子が対応付けされている場合には(s9→s10)、関連楽曲モードで選曲されたリクエスト曲である。その場合、選曲方式識別子に基づいて前曲との関連性(選曲方式)を通知するメッセージを演奏前にディスプレイ18に表示させる処理(s10)が追加される点が、通常演奏機能における演奏処理と異なり、本発明の特徴である。
演奏端末10の中央制御部11は、選曲方式識別子に基づいて選曲方式管理テーブルにアクセスして、選曲方式を構成する属性分類項目(または選曲方式名)を抽出する。また演奏済みの前曲Aの楽曲IDと次曲Bの楽曲IDに基づいて、楽曲索引データベースから選曲方式に対応する属性分類項目の属性値を取り出して、メッセージを作成する。
たとえば、「つぎの曲も、ランキング上位100位以内に登場する五木たかしの曲です」とか「つぎの曲も、1980年代にヒットした演歌です。」というような紹介メッセージとする。図4に例示しているように、各選曲方式について「つぎの曲も「ランキング」に登場する「アーティスト名」の曲です」とか「つぎの曲も「年代」にヒットした「ジャンル」です」というように、属性分類項目を含んだメッセージの雛形を選曲管理テーブルに含めて管理しておき、属性分類項目に前曲の属性値をあてはめてメッセージを作成する。属性分類項目を含んだ選曲方式名に、前曲の属性値をあてはめてメッセージを作成してもよい。
このようにして作成したメッセージをディスプレイ18に、たとえば次曲の曲名より先に表示させる。このように前曲と次曲の関連性を解説するメッセージを表示すれば、演奏済みの曲とこれから演奏される曲との選曲の際の関連性がその場にいるリクエスト者以外のメンバーにもわかるので、その関連性を話題にすることもできるし、場の雰囲気を途切れさせることなく場の盛り上がりを維持できたり、さらに盛り上げたりできる。また、演奏開始までの間の期待感が高まる。曲名が表示されるまでの間に予想する楽しみも生じる。
===他の実施例===
本実施例のサービスの起動方法として、1曲リクエストした後に、サービスを起動できるようにしてもよい。たとえば、楽曲の演奏予約完了画面に「関連楽曲リクエスト」ボタンを表示させるように構成しておき、ある曲を選曲予約した利用者が、予約完了画面の「関連楽曲リクエスト」ボタンを指示入力することにより、起動できるように構成する。
あるいは、選曲メニューのトップ画面に「関連楽曲リクエスト」メニューボタンを表示させることは同じでも、直前(サービス起動前)に演奏予約された楽曲の楽曲IDを取り出して(客室端末20は直近の演奏予約電文の楽曲IDを一時記憶しておくものとする)、当該楽曲IDとその後に特定された選曲方式に基づいて関連楽曲を抽出するように構成してもよい。
本実施例に係るカラオケ装置を構成する演奏端末の構成を例示している。 本実施例に係るカラオケ装置を構成する選曲装置としての客室端末の構成を例示している。 本実施例に係る楽曲索引データベースの論理構成例を示している。 本実施例に係る選曲方式管理テーブルの論理構成を例示している。 本実施例に係る関連楽曲の選曲予約処理の処理フロー図である。 本実施例に係る演奏処理に際した関連メッセージ表示処理を含む処理フロー図である。
符号の説明
10 カラオケ装置
11 中央制御部(主制御手段)
20 客室端末(選曲装置)
21 端末制御部(選曲制御手段)

Claims (1)

  1. 選曲装置と、主制御手段と、表示手段を備え、待ち行列に登録された楽曲IDの順番に従ってカラオケ楽曲を順番に演奏するカラオケ装置であって、
    選曲装置は、楽曲索引データベースと、ユーザインタフェースと、選曲制御手段を備え、
    楽曲索引データベースは、カラオケ楽曲の各種の属性情報を複数の属性分類項目に分けて記述した楽曲属性記述を楽曲IDに対応づけて集約し、
    ユーザインタフェースは、選曲制御手段の制御により、利用者に向けて各種情報を表示するとともに、利用者の操作入力を受け付け、
    選曲制御手段は、ユーザインタフェースにより楽曲IDを特定した予約指示の入力を受け付けた際、当該楽曲IDをリクエスト曲として主制御手段に通知して待ち行列に登録させ、引き続き第1〜第3処理を繰り返し、
    第1処理は、直前に待ち行列登録したリクエスト曲Aの各種属性情報中の複数の属性分類項目に基づいた複数の選曲方式をユーザインタフェースに選択肢として表示させ、1つの選曲方式を特定する利用者入力を受け付け、
    第2処理は、第1処理で特定された選曲方式の属性分類項目の属性値がリクエスト曲Aと符号する楽曲集合を楽曲索引データベースから抽出してユーザインタフェースに列挙表示させ、1つの楽曲を特定する利用者入力を受け付け、
    第3処理は、第2処理で特定された楽曲Bの楽曲IDと、第1処理で特定された選曲方式の識別子とを対応付けして主制御手段に通知し、待ち行列に楽曲IDと選曲方式識別子とを対応付けて登録させ、第1処理に戻り、
    主制御手段は、あるリクエスト曲Aの演奏終了の際、次のリクエスト楽曲Bの楽曲IDと選曲方式識別子の組を待ち行列から抽出し、当該選曲方式の属性分類項目と、楽曲索引データベースから抽出した楽曲Aおよび楽曲Bの属性情報とに基づいて、演奏終了したリクエスト曲と次に演奏するリクエスト曲を結び付ける属性情報を解説するメッセージを作成して表示手段に表示させる
    カラオケ装置。
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