JP2010032694A - ズームレンズおよび撮像装置、ならびに携帯電話機 - Google Patents

ズームレンズおよび撮像装置、ならびに携帯電話機 Download PDF

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Abstract

【課題】光路折り曲げ用のプリズムとズーム移動群との間に固定のレンズ群が配置された従来の屈曲タイプのズームレンズに比べて、良好な光学性能を維持しつつ、広角化に有利で、全長の短縮化を図ることができるようにする。
【解決手段】物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、屈折力を持たない光路折り曲げ用のプリズムL21からなる第2レンズ群G2と、ズーム時に移動し正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、ズーム時に移動し負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とを配設する。プリズムL21の後に固定の正レンズ群を配置することなく、正の第3レンズ群G3と負の第4レンズ群G4とからなるズーム移動群を配置し、プリズムとズーム移動群との間に固定のレンズ群を配置した構成に比べて全長の短縮化を図る。また、第1レンズ群G1として、2枚の負レンズL11,L12を配置し、広角化を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像機能を有する小型の機器、特にデジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯電話機、および情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistance)等に好適に用いられるズームレンズに関する。
近年、デジタルスチルカメラ等の撮像装置においては、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子の小型化が進むにつれて、装置全体としてもさらなる小型化が求められている。そこで最近では、レンズ系の光路を途中で折り曲げ、いわゆる屈曲光学系とすることで撮像装置に組み込んだときの奥行き方向の薄型化を図ったものが開発されている。
屈曲光学系を用いたズームレンズとして、特許文献1には、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、負の第2レンズ群と正の第4レンズ群とを移動させることにより変倍を行うようになされたズームレンズが記載されている。このズームレンズでは、第1レンズ群内にプリズムを配置することで、光路を略90°折り曲げている。そして、第1レンズ群内においてプリズムの後には固定の正レンズ群が配置されている。また、特許文献2には、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成され、正の第2レンズ群と負の第3レンズ群とを移動させることにより変倍を行うようになされたズームレンズが記載されている。このズームレンズでは、第1レンズ群の最も物体側にプリズムを配置することで、光路を略90°折り曲げている。そして、第1レンズ群内においてプリズムの後には固定のレンズ群が配置されている。
特開2000−131610号公報 特開2004−205796号公報
特許文献1および2に記載のように、従来の屈曲タイプのズームレンズは、第1レンズ群内において光路折り曲げ用のプリズムの後に固定のレンズ群を配置し、その後にズーム移動群を配置した構成となっている。特に、特許文献1に記載のように、第1レンズ群内において、光路折り曲げ用のプリズムの後にズーム時に固定の正レンズ群を配置し、その後に、ズーム移動群を配置していることが多い。そして、そのズーム移動群が、物体側から順に負レンズ群と正レンズ群とで構成されていることが多い。ところで、特に携帯端末用途で屈曲タイプのズームレンズを使う際には、レンズモジュールとしての薄さだけでなく、全体の体積が小さいことが求められる。しかしながら、従来の屈曲タイプのズームレンズでは、薄型化の観点から主に径方向(折り曲げ後の光軸に直交する方向)の大きさを気にした設計がなされており、折り曲げ後の光軸方向の長さについてはあまり考慮されていない。これは、屈曲タイプのズームレンズでは、光路を折り曲げていることで既に十分短縮化が図られているとの認識があるためである。しかしながら、全体の体積を小さくするためにも全長の短縮化も重要になってきている。従って、屈曲タイプのズームレンズにおいて、全長の短縮化の図られたレンズの開発が望まれている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、光路折り曲げ用のプリズムとズーム移動群との間に固定のレンズ群が配置された従来の屈曲タイプのズームレンズに比べて、良好な光学性能を維持しつつ、広角化に有利で、全長の短縮化を図ることができるようにしたズームレンズおよび、そのズームレンズを用いて小型化を図ることができるようにした撮像装置、ならびに携帯電話機を提供することにある。
本発明によるズームレンズは、物体側より順に、ズーム時に固定で全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、ズーム時に固定で屈折力を持たない光路折り曲げのためのプリズムからなる第2レンズ群と、ズーム時に移動し全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、ズーム時に移動し全体として負の屈折力を有する第4レンズ群と、ズーム時に固定で全体として正の屈折力を有する第5レンズ群とで構成され、第1レンズ群が、物体側より順に、光軸近傍において物体側に凹面を向けた第1の負レンズと、光軸近傍において像側に凹面を向けた第2の負レンズとからなるものである。
本発明によるズームレンズでは、第2レンズ群を屈折力を持たない光路折り曲げ用のプリズムとし、そのプリズムの後に固定の正レンズ群を配置することなく、正の第3レンズ群と負の第4レンズ群とからなるズーム移動群を配置したことで、光路折り曲げ用のプリズムの後に固定のレンズ群を配置し、その後にズーム移動群を配置した構成に比べて、全長の短縮化が容易となる。特に、プリズムの後に固定の正レンズ群を配置し、その後に負レンズ群と正レンズ群とからなるズーム移動群を配置した従来の構成に比べて、全長の短縮化が容易となる。また、本発明によるズームレンズでは、光路折り曲げ用のプリズムの前に、第1レンズ群として2枚の負レンズを配置したことで、広角化に有利となる。
そして、さらに、要求される仕様等に応じて次の好ましい条件を適宜採用して満足することで、光学性能をより良好なものとすることができる。
本発明によるズームレンズにおいて、第1レンズ群内の第1の負レンズは、物体側の面が、光軸近傍では凹形状で周辺部では光軸近傍よりも弱い負のパワーを持つまたは正のパワーを持つような非球面形状であると共に、像側の面が、光軸近傍では凸形状で周辺部では光軸近傍よりも弱い正のパワーを持つまたは負のパワーを持つような非球面形状であることが好ましい。第3レンズ群は、物体側に凸面を向けた少なくとも1枚の正レンズを含むことが好ましい。第4レンズ群は、接合レンズを含むことが好ましい。第5レンズ群は、像側に凸面を向けた1枚の正の非球面レンズからなることが好ましい。
この場合において、第4レンズ群は例えば、物体側より順に、2枚のレンズからなる接合レンズと、1枚の非球面レンズとで構成することができる。
また、第3レンズ群は例えば、物体側より順に、両面が非球面の正の非球面レンズと、両面が球面の正の球面レンズと構成することができる。
また、本発明によるズームレンズは、以下の条件を適宜選択的に満足することが好ましい。式中、f11は第1レンズ群内の第1の負レンズの焦点距離、f12は第2の負レンズの焦点距離を示す。また、f3は第3レンズ群の焦点距離、f4は第4レンズ群の焦点距離を示す。fwは広角端における全系の焦点距離、Himgは最大像高を示す。νG3は第3レンズ群内のレンズのd線(波長587.6nm)に対するアッベ数の平均値を示す。
0<f12/f11<1.0 ……(1)
−1.5<f3/f4<−0.5 ……(2)
0.7<Himg/fw ……(3)
50<νG3 ……(4)
本発明による撮像装置または携帯電話機は、本発明によるズームレンズと、このズームレンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを備えたものである。
本発明による撮像装置または携帯電話機では、本発明の小型、低コスト化の図られた高性能のズームレンズを撮像レンズとして用いて、装置全体としての小型化と低コスト化が図られる。
本発明による携帯電話機は、長方形状の面(例えば操作面や画像表示面)を有する筐体を備えていても良い。この場合、例えば、本発明によるズームレンズを、その筐体内部において、光路折り曲げ後の光軸が筐体の短手方向と一致するように配置しても良い。
本発明によるズームレンズは、光路折り曲げ後の全長の短縮化が図られているので、携帯電話機のような小型の機器において、短手方向に配置することが可能であり、小型化に寄与する。
本発明のズームレンズによれば、第2レンズ群を屈折力を持たない光路折り曲げ用のプリズムとし、そのプリズムの後に固定のレンズ群を配置することなく、正の第3レンズ群と負の第4レンズ群とからなるズーム移動群を配置するようにしたので、光路折り曲げ用のプリズムとズーム移動群との間に固定のレンズ群が配置された従来の屈曲タイプのズームレンズに比べて、良好な光学性能を維持しつつ、全長の短縮化を図ることができる。また、光路折り曲げ用のプリズムの前に、第1レンズ群として構成の最適化された2枚の負レンズを配置するようにしたので、例えば1枚の負レンズのみを配置した場合に比べて、広角化に有利となる。
また、本発明の撮像装置または携帯電話機によれば、上記本発明の小型、低コスト化の図られた高性能のズームレンズを撮像レンズとして用いるようにしたので、良好な撮像性能を維持しつつ、装置全体としての小型化と低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図8(A),(B)、図14)のレンズ構成に対応している。図2〜図6は、第2〜第6の構成例を示しており、後述の第2〜第6の数値実施例のレンズ構成に対応している。図1〜図6において、符号Riは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお符号Diについては、変倍に伴って変化する部分の面間隔のみ符号を付す。なお、図1〜図6では、広角端でのレンズ配置を示している。
このズームレンズは、光軸Z1に沿って物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とを備えている。第2レンズ群G2は、光路折り曲げのためのプリズムL21からなり、全体としては屈折力を持っていない。開口絞りStは、例えば第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間に配置されている。
このズームレンズは、撮像機能を有する小型の機器、例えばデジタルカメラやビデオカメラ、カメラ付き携帯電話機、およびPDA等の撮影装置に搭載可能である。このズームレンズの像側には、搭載されるカメラの撮影部の構成に応じた部材が配置される。例えば、このズームレンズの結像面(撮像面)Simgには、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の図示しない撮像素子が配置される。第5レンズ群G5と撮像面との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材GCが配置されていても良い。光学部材GCとしては、例えば撮像面保護用のカバーガラスや各種光学フィルタなどの平板状の部材が配置される。
この場合、光学部材GCとして例えば平板状のカバーガラスに、赤外線カットフィルタやNDフィルタ等のフィルタ効果のあるコートが施されたものを使用しても良い。また、このズームレンズにおいて、第1レンズ群G1ないし第5レンズ群G5内のレンズすべて、または少なくとも1つのレンズ面に赤外線カットフィルタやNDフィルタ等のフィルタ効果のあるコートや、反射防止のコートが施されていても良い。
このズームレンズは、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2および第5レンズ群G5がズーム時に常時固定であり、第3レンズ群G3および第4レンズ群G4がズーム時に光軸Z1上で別々に移動するようになっている。第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は、広角端から望遠端へと変倍させるに従い、図1〜図6に矢印の移動軌跡で示したように、光軸Z1上で途中で像側に反転移動することなく、物体側に一方向に移動する。
なお、本実施の形態に係るズームレンズは屈曲光学系であり、実際には、図7に示すように、プリズムL21の内部反射面10で光路が略90°折り曲げられている。図1〜図6では、プリズムL21の内部反射面10を省略し、光軸Z1上の同一方向に展開して示している。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、光軸近傍において物体側に凹面を向けた第1の負レンズL11と、光軸近傍において像側に凹面を向けた第2の負レンズL12とからなる。第1レンズ群G1内の2枚の負レンズL11,L12は、以下の条件を満足することが好ましい。
式中、f11は第1の負レンズL11の焦点距離、f12は第2の負レンズL12の焦点距離を示す。
0<f12/f11<1.0 ……(1)
第1レンズ群G1において、第1の負レンズL11は、両面が非球面形状の非球面レンズであることが好ましい。第1の負レンズL11は例えば、物体側の面および像側の面共に、周辺部において、周辺側に行くに従いレンズ面に接する接平面が物体側から像側に向かうように倒れる非球面形状であることが好ましい。例えば第1の負レンズL11の物体側の面が、光軸近傍では凹形状で、周辺部に行くに従い負のパワーが弱くなり、凸形状に近くなるような形状であることが好ましい。すなわち、第1の負レンズL11の物体側の面は、光軸近傍で凹形状であって周辺部において光軸近傍よりも弱い負のパワーを持つように構成されていてもよい。特に、有効径端において正のパワーを有していることがより好ましい。また、例えば第1の負レンズL11の像側の面は、光軸近傍では凸形状で、周辺部に行くに従い正のパワーが弱くなり、凹形状に近くなるような形状であることが好ましい。すなわち、第1の負レンズL11の像側の面は、光軸近傍で凸形状であって周辺部において光軸近傍よりも弱い正のパワーを持つように構成されていてもよい。特に、有効径端において負のパワーを有していることがより好ましい。
第3レンズ群G3は、物体側に凸面を向けた少なくとも1枚の正レンズを含んでいる。図6の第6の構成例では、第3レンズ群G3が物体側に凸面を向けた第1の正レンズL31の1枚のみからなる。図1〜図5の第1〜第5の構成例では、第3レンズ群G3は、物体側より順に、第1の正レンズL31と第2の正レンズL32との2枚からなる。第1の正レンズL31は、両面が非球面の正の非球面レンズであることが好ましい。第2の正レンズL32は、両面が球面の正の球面レンズであることが好ましい。
第4レンズ群G4は、接合レンズを含んでいることが好ましい。図1〜図6の各構成例では、物体側より順に、第4レンズ群G4が、2枚のレンズL41,L42からなる接合レンズと、光軸近傍において物体側に凹面を向けた1枚の非球面レンズL43とで構成されている。
第5レンズ群G5は、像側に凸面を向けた1枚の正レンズL51を含んでいる。正レンズL51は、両面が非球面の非球面レンズであることが好ましい。
このズームレンズは、以下の条件を適宜選択的に満足することが好ましい。式中、f3は第3レンズ群G3の焦点距離、f4は第4レンズ群G4の焦点距離を示す。fwは広角端における全系の焦点距離、Himgは最大像高を示す。νG3は第3レンズ群G3内のレンズのd線に対するアッベ数の平均値を示す。
−1.5<f3/f4<−0.5 ……(2)
0.7<Himg/fw ……(3)
50<νG3 ……(4)
図33は、本実施の形態に係る撮像装置の一例として、カメラ付き携帯電話機を示している。図33に示したカメラ付き携帯電話機は、上部筐体2Aと下部筐体2Bとを備え、両者が図33の矢印方向に回動自在に構成されている。下部筐体2Bの表面は長方形状の操作面とされ、操作キー21などが設けられている。上部筐体2Aの表面は長方形状の表示面とされ、LCD(液晶パネル)やEL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示パネルによって構成された表示部22が設けられている。表示部22は、折りたたみ時に内面となる側に配置されている。この表示部22には、電話機能に関する各種メニュー表示のほか、カメラ部1によって撮影された画像などを表示することが可能となっている。カメラ部1としては、本実施の形態に係るズームレンズからなる撮像レンズと、CCD等の撮像素子とが一体化されたカメラモジュールが組み込まれている。このカメラ付き携帯電話機では、カメラ部1の撮像レンズによって形成された光学像が撮像素子によって電気的な撮像信号に変換され、その撮像信号が、電話機本体側の信号処理回路に出力される。カメラ部1のカメラモジュールにおいて、撮像レンズとして本実施の形態に係るズームレンズを用いることで、高解像の撮像信号が得られる。電話機本体側では、その撮像信号に基づいて高解像の画像を生成することができる。
カメラ部1は、例えば、本実施の形態に係るズームレンズにおける光路折り曲げ後の光軸が、下部筐体2Bにおける操作面の短手方向(図のZ方向)に一致するようにして、下部筐体2Bの内部に配置されている。この場合例えば、操作面とは反対の面に撮影対象からの光が入射する撮影開口が位置するようなレンズ系配置にすると良い。本実施の形態に係るズームレンズは、光路折り曲げ後の全長の短縮化が図られているので、このように小型の携帯電話機の筐体の短手方向に配置することが可能である。これにより、電話機本体の表示部22の長手、短手方向とカメラ部1における撮像サイズの長手、短手方向とを合わせることが可能となるので、表示部22の大きさに適したアスペクト比の画像を撮影することが可能になる。
なお、カメラ部1を配置する部位は、図示した下部筐体2Bに限らず、上部筐体2A側であっても良い。また、カメラ部1の配置は上記した例に限らず、レンズ系における光路折り曲げ後の光軸が、筐体の長手方向(例えば図のX方向)となるように配置しても良い。また、光路折り曲げ後の光軸が、完全に短手方向または長手方向に一致するように配置する場合に限らず、短手方向または長手方向からずれた斜め方向に配置されていても良い。
なお、本実施の形態に係るズームレンズは、その他にも、撮像機能を有する各種情報端末機器(PDAなど)、デジタルスチルカメラ、およびビデオカメラ等の撮像レンズとしても好適に搭載可能である。
次に、以上のように構成されたズームレンズの作用および効果を説明する。
このズームレンズでは、第2レンズ群G2を屈折力を持たない光路折り曲げ用のプリズムL21とし、そのプリズムL21の後に固定のレンズ群を配置することなく、正の第3レンズ群G3と負の第4レンズ群G4とからなるズーム移動群を配置したことで、特に、プリズムL21の後に固定の正レンズ群を配置し、その後に負レンズ群と正レンズ群とからなるズーム移動群を配置した従来の構成に比べて、全長の短縮化が容易となる。
また、光路折り曲げ用のプリズムL21の前に、第1レンズ群G1として2枚の負レンズL11,L12を配置するようにしたので、例えば1枚の負レンズのみを配置した場合に比べて、広角化が容易となる。特に、2枚の負レンズL11,L12に関して、条件式(1)を満足するように構成を最適化することで、広角化を図りつつ、レンズ系の薄型化にも有利となる。条件式(1)は、第1レンズ群G1内の2枚の負レンズL11,L12の適切な焦点距離の比を規定している。このズームレンズでは、第1レンズ群G1内において、物体側に配置された第1の負レンズL11のパワーが強くなりすぎると、光路を折り曲げた際の系の厚みが増すので好ましくない。条件式(1)の条件を外れると、系の厚みが大きくなってしまう。
より良好な性能を得るために、条件式(1)に関して好ましくは、
0.1<f12/f11<0.9 ……(1A)
を満足すると良い。さらに好ましくは、
0.2<f12/f11<0.8 ……(1B)
を満足すると良い。
条件式(2)は、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との屈折力の適切な関係を規定している。条件式(2)の上限を超えると全長が長くなってしまい、下限を超えると全長は短くなるが性能が劣化し、特に軸上色収差を取ることが難しくなるので好ましくない。
より良好な性能を得るために、条件式(2)に関して好ましくは、
−1.3<f3/f4<−0.8 ……(2A)
を満足すると良い。さらに好ましくは、
−1.2<f3/f4<−0.9 ……(2B)
を満足すると良い。
条件式(3)は、広角化に関する条件である。条件式(3)の条件を外れると、画角が狭くなってしまい、市場価値の低いレンズ系となってしまう。
条件式(4)は、第3レンズ群G3内のレンズ材料に関するもので、色収差の補正に寄与している。条件式(4)の下限を下回ると色収差が大きくなりすぎ性能のよいズームレンズを実現するのが難しくなるので好ましくない。より良好に色収差を補正するためには、以下の条件を満足することが好ましい。
55<νG3 ……(4A)
以上のようにして、本実施の形態に係るズームレンズによれば、光路折り曲げ用のプリズムとズーム移動群との間に固定のレンズ群が配置された従来の屈曲タイプのズームレンズに比べて、良好な光学性能を維持しつつ、全長の短縮化を図ることができる。また、第1レンズ群G1として2枚の負レンズL11,L12を配置するようにしたので、例えば1枚の負レンズのみを配置した場合に比べて、広角化に有利となる。また、本実施の形態に係る撮像装置または携帯電話機によれば、本実施の形態に係る高性能のズームレンズを撮像レンズとして用い、それによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力するようにしたので、明るく高解像の撮影画像を得ることができる。
本実施の形態に係るズームレンズを撮像レンズとして用いることで、例えば8メガピクセル程度の高画素にも対応した性能を得ることができる。
次に、本実施の形態に係るズームレンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、複数の数値実施例をまとめて説明する。
図8(A),(B)、および図14は、図1に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを示している。図8(A)に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、実施例1に係るズームレンズについて、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図1において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値(mm)を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔(mm)を示す。Ndiの欄には、物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との間のd線(波長587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、物体側からj番目の光学要素のd線に対するアッベ数の値を示す。
実施例1に係るズームレンズは、変倍に伴って第3レンズ群G3および第4レンズ群G4が光軸上を移動するため、これらの各群の前後の面間隔D6,D11,D16の値は可変となっている。図8(B)には、これらの面間隔D6,D11,D16の変倍時のデータとして、広角端および望遠端における値を示す。
図8(A)のレンズデータにおいて、面番号の左側に付された記号「*」は、そのレンズ面が非球面形状であることを示す。実施例1に係るズームレンズは、第1レンズ群G1内の第1の負レンズL11の両面S1,S2と、第3レンズ群G3内の第1の正レンズL31の両面S7,S8と、第4レンズ群G4内のレンズL43の両面S15,S16と、第5レンズ群G5内の正レンズL51の両面S17,S18とがすべて非球面形状となっている。図8(A)の曲率半径Riの欄には、これらの非球面の曲率半径として、光軸近傍の曲率半径の数値を示している。
図14には実施例1に係るズームレンズにおける非球面データを示す。図14に非球面データとして示した数値において、記号“E”は、その次に続く数値が10を底とした“べき指数”であることを示し、その10を底とした指数関数で表される数値が“E”の前の数値に乗算されることを示す。例えば、「1.0E−02」であれば、「1.0×10-2」であることを示す。
実施例1に係るズームレンズの非球面データとしては、以下の式(A)によって表される非球面形状の式における各係数An,Kの値を記す。Zは、より詳しくは、光軸から高さhの位置にある非球面上の点から、非球面の頂点の接平面(光軸に垂直な平面)に下ろした垂線の長さ(mm)を示す。
Z=C・h2/{1+(1−(K+1)・C2・h21/2}+ΣAn・hn ……(A)
(n=3以上の整数)
ただし、
Z:非球面の深さ(mm)
h:光軸からレンズ面までの距離(高さ)(mm)
K:円錐定数
C:近軸曲率=1/R
(R:近軸曲率半径)
n:第n次の非球面係数
実施例1に係るズームレンズにおいて、各非球面は、非球面係数Anとして偶数次の係数A4,A6,A8,A10を有効に用いて表されている。
以上の実施例1に係るズームレンズと同様にして、図2に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例2として、図9(A),(B)、および図15に示す。また同様に、図3〜図5に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例3〜実施例5として、図10(A),(B)〜図12(A),(B)と、図16〜図18とに示す。これら実施例2〜実施例5に係るズームレンズの基本構成は、実施例1に係るズームレンズに類似している。実施例2〜実施例5に係るズームレンズは、実施例1に係るズームレンズと同様に、変倍に伴って第3レンズ群G3および第4レンズ群G4が光軸上を移動し、これらの各群の前後の面間隔D6,D11,D16の値は可変となっている。また、実施例1に係るズームレンズと同様に、第1レンズ群G1内の第1の負レンズL11の両面S1,S2と、第3レンズ群G3内の第1の正レンズL31の両面S7,S8と、第4レンズ群G4内のレンズL43の両面S15,S16と、第5レンズ群G5内の正レンズL51の両面S17,S18とがすべて非球面形状となっている。実施例2〜実施例5に係るズームレンズにおいて、各非球面は、非球面係数Anとして偶数次の係数A4,A6,A8,A10を有効に用いて表されている。
また同様に、図6に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータを実施例6として、図13(A),(B)および図19に示す。実施例6に係るズームレンズは、第3レンズ群G3のレンズ要素が第1の正レンズL31の1枚のみからなる。実施例6に係るズームレンズは、実施例1に係るズームレンズと同様に、変倍に伴って第3レンズ群G3および第4レンズ群G4が光軸上を移動し、これらの各群の前後の面間隔D6,D9,D14の値は可変となっている。また、実施例1に係るズームレンズと同様に、第1レンズ群G1内の第1の負レンズL11の両面S1,S2と、第3レンズ群G3内の第1の正レンズL31の両面S7,S8と、第4レンズ群G4内のレンズL43の両面S13,S14と、第5レンズ群G5内の正レンズL51の両面S15,S16とがすべて非球面形状となっている。実施例6に係るズームレンズにおいて、各非球面は、非球面係数Anとして偶数次の係数A4,A6,A8,A10を有効に用いて表されている。
図20には、上述の各条件式に関する値を、各実施例についてまとめたものを示す。図20から分かるように、各実施例の値が、各条件式の数値範囲内となっている。
図21(A)〜(C)はそれぞれ、実施例1に係るズームレンズにおける広角端での球面収差、非点収差、およびディストーション(歪曲収差)を示している。図22(A)〜(C)は、望遠端における同様の各収差を示している。各収差図には、d線を基準波長とし、F線(波長486.13nm),C線(波長656.3nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。FNo.はF値、ωは半画角を示す。
同様に、実施例2に係るズームレンズについての諸収差を図23(A)〜(C)(広角端)、および図24(A)〜(C)(望遠端)に示す。同様にして、実施例3ないし6に係るズームレンズについての諸収差を図25〜図32の(A)〜(C)に示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、諸収差が良好に補正され、広角化が図られていると共に、従来の屈曲タイプのズームレンズに比べて全長の短縮化の図られたズームレンズが実現できている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第1の構成例を示すものであり、実施例1に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第2の構成例を示すものであり、実施例2に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第3の構成例を示すものであり、実施例3に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第4の構成例を示すものであり、実施例4に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第5の構成例を示すものであり、実施例5に対応するレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第6の構成例を示すものであり、実施例6に対応するレンズ断面図である。 屈曲光学系の構成を示すレンズ断面図である。 実施例1に係るズームレンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータを示し、(B)は変倍に伴って移動する部分の面間隔のデータを示す。 実施例2に係るズームレンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータを示し、(B)は変倍に伴って移動する部分の面間隔のデータを示す。 実施例3に係るズームレンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータを示し、(B)は変倍に伴って移動する部分の面間隔のデータを示す。 実施例4に係るズームレンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータを示し、(B)は変倍に伴って移動する部分の面間隔のデータを示す。 実施例5に係るズームレンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータを示し、(B)は変倍に伴って移動する部分の面間隔のデータを示す。 実施例6に係るズームレンズのレンズデータを示す図であり、(A)は基本的なレンズデータを示し、(B)は変倍に伴って移動する部分の面間隔のデータを示す。 実施例1に係るズームレンズの非球面に関するレンズデータを示す図である。 実施例2に係るズームレンズの非球面に関するレンズデータを示す図である。 実施例3に係るズームレンズの非球面に関するレンズデータを示す図である。 実施例4に係るズームレンズの非球面に関するレンズデータを示す図である。 実施例5に係るズームレンズの非球面に関するレンズデータを示す図である。 実施例6に係るズームレンズの非球面に関するレンズデータを示す図である。 条件式に関する値を各実施例についてまとめて示した図である。 実施例1に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例1に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例2に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例2に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例3に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例3に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例4に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例4に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例5に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例5に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例6に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 実施例6に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)は歪曲収差を示す。 本発明の一実施の形態に係る撮像装置としての携帯電話機の一構成例を示す外観図である。
符号の説明
GC…光学部材、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、G4…第4レンズ群、G5…第5レンズ群、L21…プリズム、St…絞り、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸。

Claims (11)

  1. 物体側より順に、
    ズーム時に固定で全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、
    ズーム時に固定で屈折力を持たない光路折り曲げのためのプリズムからなる第2レンズ群と、
    ズーム時に移動し全体として正の屈折力を有する第3レンズ群と、
    ズーム時に移動し全体として負の屈折力を有する第4レンズ群と、
    ズーム時に固定で全体として正の屈折力を有する第5レンズ群と
    で構成され、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に、光軸近傍において物体側に凹面を向けた第1の負レンズと、光軸近傍において像側に凹面を向けた第2の負レンズとからなる
    ことを特徴とするズームレンズ。
  2. さらに、以下の条件を満足する
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    0<f12/f11<1.0 ……(1)
    ただし、
    f11:第1レンズ群内の第1の負レンズの焦点距離
    f12:第1レンズ群内の第2の負レンズの焦点距離
    とする。
  3. さらに、以下の条件を満足する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
    −1.5<f3/f4<−0.5 ……(2)
    ただし、
    f3:第3レンズ群の焦点距離
    f4:第4レンズ群の焦点距離
    とする。
  4. さらに、以下の条件を満足する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
    0.7<Himg/fw ……(3)
    ただし、
    fw:広角端における全系の焦点距離
    Himg:最大像高
    とする。
  5. 前記第1レンズ群内の前記第1の負レンズは、物体側の面が、光軸近傍では凹形状で周辺部では光軸近傍よりも弱い負のパワーを持つまたは正のパワーを持つような非球面形状であると共に、像側の面が、光軸近傍では凸形状で周辺部では光軸近傍よりも弱い正のパワーを持つまたは負のパワーを持つような非球面形状であり、
    前記第3レンズ群は、物体側に凸面を向けた少なくとも1枚の正レンズを含み、
    前記第4レンズ群は、接合レンズを含み、
    前記第5レンズ群は、像側に凸面を向けた1枚の正の非球面レンズからなる
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. さらに、以下の条件を満足する
    ことを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ。
    50<νG3 ……(4)
    ただし、
    νG3:第3レンズ群内のレンズのアッベ数の平均値
    とする。
  7. 前記第4レンズ群は、物体側より順に、2枚のレンズからなる接合レンズと、1枚の非球面レンズとで構成されている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のズームレンズ。
  8. 前記第3レンズ群は、物体側より順に、両面が非球面の正の非球面レンズと、両面が球面の正の球面レンズとからなる
    ことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズによって形成された光学像に応じた撮像信号を出力する撮像素子と
    を備えたことを特徴とする携帯電話機。
  11. 長方形状の面を有する筐体を備え、
    前記ズームレンズが前記筐体内部において、
    光路折り曲げ後の光軸が前記筐体の短手方向と一致するように配置されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の携帯電話機。
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