JP2010031786A - 可変容量圧縮機用制御弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】可変容量圧縮機用制御弁のボディの構成を改善し、そのコスト削減を実現する。
【解決手段】本発明のある態様の制御弁は、そのボディ5が、金属製の第1ボディ7と樹脂製の第2ボディ8とを同軸状に組み付けて構成される。そして、寸法精度を要する弁孔15およびガイド孔23が第1ボディ7に形成されることで、弁体20の円滑な動作が確保されている。一方、その外側の第2ボディ8を比較的安価な樹脂材により形成することで、制御弁1全体のコストを低減することができる。
【選択図】図2
【解決手段】本発明のある態様の制御弁は、そのボディ5が、金属製の第1ボディ7と樹脂製の第2ボディ8とを同軸状に組み付けて構成される。そして、寸法精度を要する弁孔15およびガイド孔23が第1ボディ7に形成されることで、弁体20の円滑な動作が確保されている。一方、その外側の第2ボディ8を比較的安価な樹脂材により形成することで、制御弁1全体のコストを低減することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車用空調装置に用いられる可変容量圧縮機の吐出容量を制御するのに好適な制御弁に関する。
自動車用空調装置は、一般に、その冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する圧縮機、そのガス冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮された液冷媒を断熱膨張させることで低温・低圧の冷媒にする膨張装置、その冷媒を蒸発させることにより車室内空気との熱交換を行う蒸発器等を備えている。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻され、冷凍サイクルを循環する。近年では地球温暖化の問題もあり、冷凍サイクルに用いる冷媒としてその代替フロンから二酸化炭素への移行が提案されている。このような冷凍サイクルは、外部熱交換器として凝縮器に代わってガスクーラが用いられる。
圧縮機としては、エンジンの回転数によらず一定の冷房能力が維持されるように、冷媒の吐出容量を可変できる可変容量圧縮機(単に「圧縮機」ともいう)が用いられている。この圧縮機は、エンジンによって回転駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結され、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。揺動板の角度は、密閉されたクランク室内に吐出冷媒の一部を導入し、ピストンの両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることで連続的に変えられる。このクランク室内の圧力(以下「クランク圧力」という)Pcは、圧縮機の吐出室とクランク室との間、またはクランク室と吸入室との間に設けられた可変容量圧縮機用制御弁(単に「制御弁」ともいう)により制御される(例えば特許文献1参照)。
このような制御弁は、ボディ内に吐出室とクランク室、またはクランク室と吸入室とを連通させる弁孔を有し、そのボディ内に配置した弁体を弁孔に接離させて弁部の開度を調整することにより、クランク室に導入またはクランク室から導出する冷媒流量を制御する。弁開度は、ボディ内を流れる冷媒の圧力による開弁方向の力と、ボディに取り付けられたソレノイドによる閉弁方向の力とのバランスによって調整される。
特開2005−214059号公報
このような制御弁は、圧縮機のハウジング内に形成された取付孔に組み込まれ、その制御弁の内部通路とハウジングに形成された冷媒通路とを連通させる。異なる冷媒圧力が満たされる冷媒通路間のシールは、制御弁の内部通路または外周面に設けられがシール部材により保持される。このような制御弁の組み付け時の特殊事情により、そのボディの大きさや形状は、圧縮機の取付孔の形状にある程度左右される。一方、ボディ内では弁体を円滑に動作させる必要があるため、その形状および寸法には比較的高い精度が要求される。また、ボディは冷媒に晒されるため耐食性も必要になる。このため、ボディは比較的高価な金属からなるものが多く、その点で改善の余地があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、可変容量圧縮機用制御弁のボディの構成を改善し、そのコスト削減を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の可変容量圧縮機用制御弁は、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量、およびクランク室から吸入室へ導出する冷媒流量の少なくとも一方を制御し、可変容量圧縮機の吐出容量を変化させる制御弁において、吐出室および吸入室の少なくとも一方とクランク室とを連通させる冷媒通路を形成する弁孔と、弁孔と同軸上に形成されたガイド孔とが軸線に沿って形成された金属製の第1ボディと、第1ボディを同軸状に内挿するとともに、吐出室および吸入室の少なくとも一方と弁孔とを連通させる第1ポートと、クランク室と弁孔とを連通させる第2ポートとが形成された樹脂製の第2ボディと、弁孔に接離するように配置されて弁部を開閉する弁体と、ガイド孔に摺動可能に挿通され、弁体が一体に動作可能な作動ロッドと、供給される電流量に応じた弁部の開閉方向のソレノイド力を、作動ロッドを介して弁体に付与可能なソレノイドと、を備える。
この制御弁は、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御するいわゆる「入れ制御」に用いられてもよいし、クランク室から吸入室へ導出する冷媒流量を制御するいわゆる「抜き制御」に用いられてもよい。あるいは、双方の冷媒流量を制御するいわゆる三方弁として機能してもよい。弁体は、ガイド孔に沿って動作する作動ロッドと一体に動作し、第1ボディ内に形成された弁孔に接離してその弁部を開閉する。第1ボディは、少なくとも弁孔とガイド孔を確保できる大きさを有する。
この態様では、制御弁のボディが、金属製の第1ボディと樹脂製の第2ボディとを同軸状に組み付けて構成される。一般的に金属材は樹脂材と比較して熱変形が少なく、また切削加工等の加工精度も高いため、弁孔およびガイド孔が第1ボディに形成されることで弁体の円滑な動作が確保される。一方、樹脂材は鋳造や鍛造等の加工等が比較的容易であるため、ボディの概形状を形成するには都合がよく、また材料費も比較的低く抑えられる。このため、制御弁のボディの形成において金属材および樹脂材の双方の利点が得られるというメリットがある。
本発明によれば、可変容量圧縮機用制御弁のボディの構成を改善し、そのコスト削減を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては、便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を上下と表現することがある。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る可変容量圧縮機用制御弁の構成を示す断面図である。 可変容量圧縮機用制御弁(単に「制御弁」という)1は、可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)の吸入圧力Psを設定圧力に保つように、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPs感知弁として構成されている。この圧縮機は二酸化炭素を冷媒とするいわゆる超臨界冷凍サイクルに適用される。
図1は、第1の実施の形態に係る可変容量圧縮機用制御弁の構成を示す断面図である。 可変容量圧縮機用制御弁(単に「制御弁」という)1は、可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)の吸入圧力Psを設定圧力に保つように、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPs感知弁として構成されている。この圧縮機は二酸化炭素を冷媒とするいわゆる超臨界冷凍サイクルに適用される。
この冷凍サイクルは、圧縮機、ガスクーラ、膨脹装置、蒸発器及び受液器を含んで構成される。この冷凍サイクルでは、圧縮機で気相状態にある二酸化炭素の冷媒を圧縮し、圧縮された高温高圧の気相状態の冷媒をガスクーラにて冷却する。次に、膨脹装置により減圧した後、気液2相状態となった冷媒を蒸発器で蒸発させ、ここで蒸発潜熱を車室内の空気から奪って車室内の空気を冷却し、受液器で冷媒を気液分離し、分離された気相状態の二酸化炭素を再び圧縮機に戻すようにして冷媒を循環させる。なお、このような冷凍サイクルそのものは公知であるため、その詳細な説明については省略する。
制御弁1は、吐出冷媒の一部をクランク室へ導入するための冷媒通路を開閉する弁部を含む弁本体2と、その弁部の開度を調整してクランク室へ導入する冷媒流量を制御するソレノイド3とを一体に組み付けて構成される。弁本体2は、段付円筒状のボディ5、ボディ5の内部に設けられた弁部、ボディ5の上端に設けられて弁部を開閉するための駆動力を発生するパワーエレメント6(「感圧部」に該当する)等を備えている。
ボディ5は二重構造を有し、円筒状の第1ボディ7に段付円筒状の第2ボディ8を挿通して構成される。これら第1ボディ7および第2ボディ8の各構造については、後に詳述する。ボディ5の側部には、圧縮機の吐出室に連通して吐出圧力Pdを受けるポート11(「吐出室連通ポート」に該当する)が設けられている。ポート11の周囲には、ボディ5の内部へのごみ等の侵入を抑制するためのストレーナ12が取り付けられている。ポート11は、ボディ5の上部に設けられたポート13(「クランク室連通ポート」に該当する)と内部で連通している。ポート13は、圧縮機のクランク室に連通し、そのクランク室に制御されたクランク圧力Pcを導出する。
ポート11とポート13とを連通する冷媒通路には弁孔15が形成され、その弁孔15の吐出室側の開口端縁により弁座16が形成されている。ボディ5の中央をその軸線方向に延びるように、長尺状の作動ロッド17が挿通されている。作動ロッド17は、ボディ5の下部に設けられたガイド孔23に摺動可能に軸支されている。作動ロッド17は、例えばステンレス鋼を押出成形したパイプ材を加工して有底円筒状に構成され、その底部を上にして配設されている。作動ロッド17は、その上端側が弁孔15を貫通してボディ5内に設けられた摺動孔14に摺動可能に支持されている。
作動ロッド17の上端近傍の側部には、部分的にくびれるように小径化された段差部18が設けられ、その段差部18の基端部が弁体20を構成している。作動ロッド17の段差部18と弁孔15との間隙により、ポート11とポート13とを連通する冷媒通路が形成される。作動ロッド17の上底部は、パワーエレメント6を構成するダイヤフラム19(「感圧部材」に該当する)に当接している。弁体20は、弁座16に吐出室側から対向し、その先端面の外周縁が弁座16に着脱することにより弁孔15を開閉する。
ボディ5の下部は、ソレノイド3の上端部に圧入されている。ボディ5の下端部には、圧縮機の吸入室に連通して吸入圧力Psを受けるポート26(「吸入室連通ポート」に該当する)が形成されている。ポート26は、作動ロッド17の下端開口部に連通している。ボディ5とソレノイド3とに囲まれた内部空間は、吸入圧力Psが導入される圧力室28を形成する。この圧力室28は、作動ロッド17に設けられた内部通路を介してパワーエレメント6の圧力室29に連通しており、吸入圧力Psがその圧力室29に導入されるように構成されている。なお、吸入圧力Psはソレノイド3の内部にも導入可能となっている。さらに、作動ロッド17の下端部とボディ5の底部との間には、作動ロッド17を開弁方向に付勢するスプリング30が介装されている。
一方、ソレノイド3は、ヨークとしても機能するケース31と、ケース31に固定されたコア32と、ケース31内においてコア32と軸線方向に対向配置されたプランジャ33と、外部からの供給電流により磁気回路を生成する電磁コイル34とを備えている。コア32は、その上部が拡径されてケース31の上方に延出し、その上端開口部にボディ5の下端部が圧入されている。その結果、弁本体2とソレノイド3とが一体に組み付けられている。ケース31は、円筒状をなし、その上端開口部が内方に加締められることによりコア32に固定されている。
コア32には、その中央を軸線方向に貫通する挿通孔35が設けられており、ソレノイド力を弁体20へ伝達するためのシャフト36を挿通している。シャフト36は、コア32を貫通して作動ロッド17の内部にまで延設されている。シャフト36の先端部は作動ロッド17の中間部で係止され、作動ロッド17を下方から支持している。シャフト36の外周面には、その軸線に平行に延びる連通溝37が設けられ、圧力室28内の吸入圧力Psは、この連通溝37を通って作動ロッド17の内部通路およびソレノイド3の内部に導入可能となっている。
コア32には、また、下端が閉じた有底スリーブ38が外挿されている。有底スリーブ38内においては、プランジャ33がコア32の下方で軸線方向に進退可能に配置されている。有底スリーブ38の底部には、プランジャ33側に隆起した係止部47が設けられており、プランジャ33をコア32とは反対側で係止可能となっている。プランジャ33は円筒状をなし、その下半部がシャフト36の下部に圧入されている。プランジャ33の底部中央には内外を連通する連通孔48が設けられており、ソレノイド3の内部に導入された吸入圧力Psを係止部47側の背圧室49に導けるようになっている。すなわち、本実施の形態では、吸入圧力Psをプランジャ33の中央部を通って背圧室49に導入できる構成となっている。有底スリーブ38にはボビン39が外挿されており、ボビン39に電磁コイル34が巻回されている。
ケース31の下端開口部には、ソレノイド3の内部を下方から封止するように樹脂材からなる取っ手40が設けられている。この取っ手40には、ケース31とともに磁気回路を構成する磁性部材からなるカラー42が埋設されている。取っ手40はまた、電磁コイル34につながる端子43の一端を露出させるコネクタ部としても機能する。取っ手40の外周部には所定深さの嵌合溝45が周設されており、Oリング46が嵌着されている。
以上のように構成された制御弁1は、圧縮機のハウジングに設けられた所定の取付孔に挿入され、ワッシャ等を介して固定される。その際、制御弁1は弁本体2側から冷媒通路に挿入され、Oリング46がその冷媒通路の壁面に密着して内外の気密性を保持する。
図2は、図1の上半部に対応する部分拡大断面図である。
第1ボディ7は、真鍮等の耐食性に優れた金属からなる円筒状の本体を有する。第1ボディ7の側部には、パワーエレメント6側から順に内外を連通する連通孔81,82,83が設けられている。連通孔81と連通孔82との間に弁孔15が配置され、連通孔82と連通孔83との間にガイド孔23が配置されている。すなわち、連通孔82は、ポート11に連通する「吐出室連通孔」を構成し、内部に吐出圧力Pdを導入する。第1ボディ7における連通孔82の内方に設けられたテーパ面に弁座16が形成されている。連通孔81は、ポート13に連通する「クランク室連通孔」を構成し、弁部を通過して生成されたクランク圧力Pcを外部に導出する。連通孔81の弁孔15とは反対側に摺動孔14が配置されている。連通孔83は、ポート26に連通する「吸入室連通孔」を構成し、内部に吸入圧力Psを導入する。第1ボディ7は、連通孔83が位置する下端開口部にて内径がやや拡径されており、その連通孔83より下方の部分が、コア32の上部中央に外挿されるようにして圧入されている。また、その拡径部に作動ロッド17の下端開口部が位置し、スプリング30が介装されている。
第1ボディ7は、真鍮等の耐食性に優れた金属からなる円筒状の本体を有する。第1ボディ7の側部には、パワーエレメント6側から順に内外を連通する連通孔81,82,83が設けられている。連通孔81と連通孔82との間に弁孔15が配置され、連通孔82と連通孔83との間にガイド孔23が配置されている。すなわち、連通孔82は、ポート11に連通する「吐出室連通孔」を構成し、内部に吐出圧力Pdを導入する。第1ボディ7における連通孔82の内方に設けられたテーパ面に弁座16が形成されている。連通孔81は、ポート13に連通する「クランク室連通孔」を構成し、弁部を通過して生成されたクランク圧力Pcを外部に導出する。連通孔81の弁孔15とは反対側に摺動孔14が配置されている。連通孔83は、ポート26に連通する「吸入室連通孔」を構成し、内部に吸入圧力Psを導入する。第1ボディ7は、連通孔83が位置する下端開口部にて内径がやや拡径されており、その連通孔83より下方の部分が、コア32の上部中央に外挿されるようにして圧入されている。また、その拡径部に作動ロッド17の下端開口部が位置し、スプリング30が介装されている。
第1ボディ7の外周面における連通孔81と連通孔82との間には環状溝が形成され、そこにシール用のOリング85が嵌着されている。また、連通孔82と連通孔83との間にも環状溝が形成され、そこにシール用のOリング86が嵌着されている。
一方、第2ボディ8は、樹脂材からなる段付円筒状の本体を有し、第1ボディ7に外挿されるように圧入されている。第2ボディ8は、この樹脂材を用いた鍛造により成形された概形状に切削加工を施して形成されている。その樹脂材としては、適度な可撓性を有するポリアミド(PA)やポリアセタール(POM)が採用されている。ポリアミド(PA)を採用する場合、ガラスを含有するものを用いてもよい。第2ボディ8を可撓性をもたせることにより圧入代を大きくすることができ、その圧入代を伸び変形させつつ第1ボディ7に圧入することで、第1ボディ7に圧入したときの密着性を高めている。本実施の形態では両ボディ間のシールを確保するために別途Oリング85,86を配設しているため、ポリフェニルサルファイド(PPS)等の比較的変形しにくい材料を採用することもできるが、シール性を向上させるためにはある程度可撓性を有するものが好ましい。
第2ボディ8の上端開口部とパワーエレメント6との間には、ポート13が形成されている。また、第2ボディ8の側部中央にはポート11が形成され、下部にはポート26が形成されている。第2ボディ8の外周面におけるポート13とポート11との間、および
ポート11とポート26との間には環状溝がそれぞれ形成され、そこにシール用のOリングが嵌着されている。コア32の上端部外周面にも環状溝が形成され、そこにシール用のOリングが嵌着されている。
ポート11とポート26との間には環状溝がそれぞれ形成され、そこにシール用のOリングが嵌着されている。コア32の上端部外周面にも環状溝が形成され、そこにシール用のOリングが嵌着されている。
パワーエレメント6は、第1ボディ7の上端開口部を封止するように加締め接合された中空のハウジング50と、ハウジング50内を密閉空間S1と開放空間S2とに仕切るように配設された金属製のダイヤフラム19とを含んで構成されている。ダイヤフラム19は、厚みの薄いステンレス鋼板を成形してその中央部が作動ロッド17側にやや膨らむように形成されている。なお、ダイヤフラム19の材質は、例えばベリリウム銅等のその他の金属であってもよい。また、本実施の形態では感圧部材としてダイヤフラムを用いる例を示したが、これに代わり、中央部が同様に作動ロッド17側に膨らむ皿ばね等を用いるようにしてもよい。
ハウジング50は、いずれもステンレス鋼板をプレス成形して得られた第1ハウジング53および第2ハウジング54からなり、これらの開口部を突き合わせるようにして組み付けられる。その際、両ハウジング間にダイヤフラム19と耐摩耗シート52を重ねるようにして介装させて固定する。この耐摩耗シート52は、テフロン(登録商標)などのフッ素樹脂からなる薄膜シートあるいはポリイミドフィルム等からなり、ダイヤフラム19の摩耗を抑制してその寿命を長くする。耐摩耗シート52の中央には円孔が設けられており、ばね受け部材55の先端部が貫通されている。
すなわち、第1ハウジング53と第2ハウジング54との間にダイヤフラム19および耐摩耗シート52を挟んだ状態でその接合部に沿って外周溶接(TIG溶接)が施されている。具体的には、真空雰囲気において第1ハウジング53と第2ハウジング54とによりダイヤフラム19および耐摩耗シート52を挟むように組み付け保持して密閉空間S1を真空状態に保ち、その後、大気雰囲気下において外周溶接が施される。このため、密閉空間S1は真空状態となっているが、密閉空間S1内に大気等を満たすようにしてもよい。なお、両ハウジングの溶接をレーザビーム溶接や電子ビーム溶接により行うこともできるが、本実施の形態のTIG溶接やプラズマ溶接等のアーク溶接にて行うほうが低コストに実施できる点で好ましい。
密閉空間S1には、ダイヤフラム19に当接するばね受け部材55および第1ハウジング53に当接するばね受け部材56が配設され、両ばね受け部材の間にコイルスプリング51が介装されている。ばね受け部材55は、円板状の本体の下面中央部にダイヤフラム19側に突出する段付凸部57が設けられ、その段付凸部57においてダイヤフラム19に当接している。ダイヤフラム19の中央部にはその段付凸部57と相補形状の凹部が形成され、その段付凸部57に嵌合している。ダイヤフラム19の受圧部70は、全体として開弁方向に膨らむ形状をなしている。ばね受け部材55の外径は第1ハウジング53の対向部の内径よりやや小さくなっているが、第1ハウジング53が上方に向かって縮径されており、その縮径部の基端部により形成されるストッパ部58により第1ハウジング53の上方への移動が規制されるようになっている。一方、ばね受け部材56は、上面に凹部59を有する皿状の本体を有する。第1ハウジング53の底部中央には下方に突出する凸部60が設けられ、ばね受け部材56が上方から支持されている。
第1ハウジング53は、ばね受け部材55の側部対向部よりも下方において拡径されている。一方、第2ハウジング54は、第1ハウジング53との間に耐摩耗シート52、ダイヤフラム19を挟むようにして、第1ハウジング53の拡径部に圧入されている。ダイヤフラム19は、第2ハウジング54の開口部近傍の側面に位置する第1挟持部64と、第2ハウジング54の周縁部上面に位置する第2挟持部66にて挟持される。TIG溶接は、第1ハウジング53と第2ハウジング54との下方に面した接合部に沿って施される。図示のように、第1挟持部64と第2挟持部66との間には空隙68が形成されているため、外周溶接が実施される際にダイヤフラム19の周縁部が膨張して内方に変位したとしても、空隙68がその周縁部の変形を吸収する。このため、第2挟持部66よりも内方にあるダイヤフラム19の受圧部70の変形が防止される。第2ハウジング54は、その下端開口部が薄肉に形成されており、その薄肉部が内方に加締められることにより第1ボディ7の上端開口部に固定されている。
第2ハウジング54の中央部には開口部が設けられているため、作動ロッド17の上端部がその開口部を介してダイヤフラム19に下方から当接する。ボディ5の上端開口部、第2ハウジング54、ダイヤフラム19、および作動ロッド17に囲まれた空間が圧力室29を形成している。なお、本実施の形態のダイヤフラム19は、その受圧部70が皿ばねのような反転特性を内在する程度に高剛性に形成されている。
作動ロッド17は、下方に開口する有底段付円筒状をなし、曲面状の上端面中央がダイヤフラム19の下面中央に当接している。作動ロッド17の下半部の内径がやや拡径されており、シャフト36の上端部が挿通されている。シャフト36は、その上端が作動ロッド17の拡径部の基端部に係止されており、作動ロッド17を下方から軸支している。作動ロッド17の上端近傍の側部には、内部通路71と圧力室29とを連通する連通孔74が形成されている。このような構成により、ポート26を介して導入された吸入圧力Psは、作動ロッド17の下端開口部72から内部通路71に導入され、連通孔74を介して圧力室29に導かれる。ダイヤフラム19は、この吸入圧力Psを感知して弁部の開閉方向に伸縮動作する。
本実施の形態においては、摺動孔14の断面積Aと弁孔15の断面積Bとが等しく形成され、ガイド孔23の断面積Cはこれらよりやや大きいものの、実質的に等しく形成されている。したがって、作動ロッド17に作用するクランク圧力Pc等による力がキャンセルされる。弁体20は、制御状態においてはダイヤフラム19が感知する吸入圧力Psに基づいて開閉動作することになる。
ダイヤフラム19は、金属薄膜材としてのしなやかさを保持する一方、上述した加工過程で硬化して耐圧強度が高められている。ダイヤフラム19の受圧部70は、皿ばねのように片側に凸状に膨らんだ形状を有するため、その凸部側から荷重が負荷されると、その荷重が大きくなるにつれてフラットになる側に徐々に変形する。ダイヤフラム19は、この変形の範囲内でその変位と圧力との間に線形性を有する。このように受圧部70を片側に膨らむ形状としたことにより、その有効受圧面積に比してダイヤフラム19のストローク量を大きく稼ぐことができる。
この受圧部70を開弁方向に付勢するコイルスプリング51の荷重は、第1ハウジング53の上面中央を外部から押圧するなどして凸部60の高さを変更することにより調整することができる。そのコイルスプリング51の荷重を調整することにより、ダイヤフラム19を変位させるのに要する吸入圧力Ps(セット値)も変化する。そのセット値は、ソレノイド3に供給する電流量を変化させることによって変更することができる。これにより、吸入圧力Psがソレノイド3に供給する電流量により設定された設定圧力になるように、弁体20が動作するようになる。
以上のように構成された制御弁1において、ソレノイド3が非通電状態のときには、スプリング30の付勢力により作動ロッド17が開弁方向に駆動される。この結果、弁体20が弁座16から離間して弁部が全開状態に保持される。その結果、クランク室への吐出冷媒の導入量が増加してクランク圧力Pcが上昇し、圧縮機は最小容量運転へと移行する。この非通電状態において吸入圧力Psが高くなると、開放空間S2に導入されたその吸入圧力Psと、密閉空間S1内の内部圧力(基準圧力)との差圧が大きくなり、その差圧による荷重がダイヤフラム19に作用する。このため、ダイヤフラム19が挟持された周縁部を支点にしてその凸形状が反転する側に弾性変形しようとする。しかし、ばね受け部材55がストッパ部58に係止されることによりダイヤフラム19の変形が規制されるため、ダイヤフラム19は反転する手前の状態に保持される。一方、コイルスプリング51がばね受け部材55を介してダイヤフラム19を付勢しているため、吸入圧力Psが低くなれば、ダイヤフラム19は元の形状に速やかに復帰する。
一方、自動車用空調装置の起動時または冷房負荷が最大のときには、ソレノイド3に供給される電流値は最大になり、プランジャ33は、コア32に最大の吸引力で吸引される。このとき、プランジャ33、シャフト36、作動ロッド17、およびダイヤフラム19が一体になって閉弁方向に動作し、弁体20が弁座16に着座する。この閉弁動作によってクランク圧力Pcが低下するため、可変容量圧縮機は最大容量運転を行うことになる。このソレノイド力によってダイヤフラム19は上方へ付勢されるが、ばね受け部材55がストッパ部58に係止されることによりダイヤフラム19の反転動作は規制される。
ソレノイド3に供給される電流値が所定値に設定された制御状態においては、弁体20は、吸入圧力Psを感知して弾性的に変位するダイヤフラム19による開弁方向の力と、スプリング30,51による開弁方向の付勢力と、ソレノイド3による閉弁方向のソレノイド力とがバランスした位置に変位し、弁部が所定開度に制御される。
このバランスが取れた状態で、エンジンの回転数とともに圧縮機の回転数が上がって吐出容量が増えると、吐出圧力Pdが上がって吸入圧力Psが下がる。その結果、パワーエレメント6による開弁方向の力が大きくなって弁体20に作用し、弁体20は、さらにリフトして吐出室からクランク室へ流す冷媒の流量を増やす。これにより、クランク圧力Pcが上昇し、圧縮機は、その吐出容量を減少させる方向に動作し、吸入圧力Psが設定圧力になるように制御される。エンジンの回転数が低下した場合には、その逆の動作が行われ、吸入圧力Psが設定圧力になるように制御される。すなわち、制御弁1においてはソレノイド3に供給される電流量により設定圧力が設定される。弁体20は、吸入圧力Psがその設定圧力に近づくように自律的に動作する。
以上に説明したように、本実施の形態の制御弁1は、そのボディ5が、金属製の第1ボディ7と樹脂製の第2ボディ8とを同軸状に組み付けて構成される。そして、寸法精度を要する弁孔15およびガイド孔23が第1ボディ7に形成されることで、弁体20の円滑な動作が確保されている。一方、その外側の第2ボディ8を比較的安価な樹脂材により形成することで、制御弁1全体のコストを低減することができる。第2ボディ8に形成されるポート13,11,26等の通路が弁体20の動作に直接的に影響のない部分であるため、第2ボディ8そのもの形状にそれほどの精度を要しない点で、両材料のメリットが生かされている。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、第1ボディと第2ボディとの接合部の構成が若干異なる点を除けば第1の実施の形態の制御弁とほぼ同様の構成を有する。このため、第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図3は、第2の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る制御弁は、第1ボディと第2ボディとの接合部の構成が若干異なる点を除けば第1の実施の形態の制御弁とほぼ同様の構成を有する。このため、第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付す等して適宜その説明を省略する。図3は、第2の実施の形態に係る制御弁の上半部の部分拡大断面図である。
本実施の形態において、弁本体202は、第1ボディ207および第2ボディ208を同軸状に組み付けたボディ205を備える。第1ボディ207の外周面には第1の実施の形態のような環状溝は形成されておらず、したがってOリング85,86等も設けられていない。その代わり、第2ボディ208と第1ボディ207との間の圧入代が第1の実施の形態の第2ボディ8のそれよりも大きく形成されている。すなわち、連通孔81と連通孔82との間、および連通孔82と連通孔83との間においてそれぞれ圧入代が大きく形成されている。同図において便宜上、第1ボディ207と第2ボディ208とが重なるように表示された部分が、特に圧入代が大きくなっている。
第1ボディ207の材質は、第1の実施の形態の第1ボディ7と同様である。一方、第2ボディ208材質も第2ボディ8と同様でよいが、変形しにくい(伸びの小さい)材質は除かれる。すなわち、圧入代を大きくとるため、ポリアミド(PA)やポリアセタール(POM)等の可撓性があり伸び変形しやすい材料を採用するのが好ましい。
ソレノイド203のコア232は、その上端部において外方に延出しておらず、その上端部に磁性材料からなる別部材としての接続部材234が圧入されている。ケース31は、この接続部材234に圧入されている。
本実施の形態では、第2ボディ208の圧入代を大きくとり、第1ボディ207に圧入する際の密着度を大きくした。その結果、両ボディの間にOリング等のシール部材を別途設ける必要がなくなり、部品点数の削減および構造の簡素化を実現することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施の形態においては、制御弁1を可変容量圧縮機の吸入圧力Psを設定圧力に保つように容量制御を行ういわゆるPs感知弁として構成した例を示したが、本発明の制御弁の制御方式や制御対象はこれらに限られない。例えば、ポート26からクランク圧力Pcを導入し、クランク圧力Pcを設定圧力に保つように容量制御を行ういわゆるPc感知弁として構成することもできる。
また、例えば、図2に示した構成において摺動孔14の断面積Aと弁孔15の断面積Bとを等しくしたまま、ガイド孔23の断面積Cを弁孔15の断面積Bよりも大きく形成し、弁体20に吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)が作用するように構成してもよい。このように構成すれば、制御弁を、差圧(Pd−Ps)を供給電流値により設定された設定差圧に保つように、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPd−Ps弁として機能させることもできる。
上記実施の形態では、制御弁1を可変容量圧縮機の吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御する制御弁として構成した例を示したが、クランク室から吸入室に導出する冷媒流量を制御する制御弁として構成してもよい。また、例えば図2に示した構成においてさらに、ポート13とポート26とを連通する冷媒通路と、その冷媒通路を開閉するもう一つの弁部を設け、いわゆる三方弁として構成してもよい。
1 制御弁、 2 弁本体、 3 ソレノイド、 5 ボディ、 6 パワーエレメント、 7 第1ボディ、 8 第2ボディ、 11 ポート、 13 ポート、 14 摺動孔、 15 弁孔、 16 弁座、 17 作動ロッド、 19 ダイヤフラム、 20 弁体、 23 ガイド孔、 26 ポート、 36 シャフト、 37 連通溝、 47 係止部、 49 背圧室、 50 ハウジング、 70 受圧部、 81 連通孔、 82 連通孔、 83 連通孔、 202 弁本体、 203 ソレノイド、 205 ボディ、 207 第1ボディ、 208 第2ボディ、 S1 密閉空間、 S2 開放空間。
Claims (5)
- 吐出室からクランク室に導入する冷媒流量、およびクランク室から吸入室へ導出する冷媒流量の少なくとも一方を制御し、可変容量圧縮機の吐出容量を変化させる可変容量圧縮機用制御弁において、
前記吐出室および前記吸入室の少なくとも一方と前記クランク室とを連通させる冷媒通路を形成する弁孔と、前記弁孔と同軸上に形成されたガイド孔とが軸線に沿って形成された金属製の第1ボディと、
前記第1ボディを同軸状に内挿するとともに、前記吐出室および前記吸入室の少なくとも一方と前記弁孔とを連通させる第1ポートと、前記クランク室と前記弁孔とを連通させる第2ポートとが形成された樹脂製の第2ボディと、
前記弁孔に接離するように配置されて弁部を開閉する弁体と、
前記ガイド孔に摺動可能に挿通され、前記弁体が一体に動作可能な作動ロッドと、
供給される電流量に応じた前記弁部の開閉方向のソレノイド力を、前記作動ロッドを介して前記弁体に付与可能なソレノイドと、
を備えることを特徴とする可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記第1ボディの外周面と前記第2ボディの内周面との間に所定の圧入代が設けられ、
前記第1ボディを前記第2ボディに圧入することにより、前記第1ボディと前記第2ボディとが密着してその間隙がシールされていることを特徴とする請求項1に記載の可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記第1ボディの一端側に設けられたハウジングと、前記ハウジング内に周縁部が固定されるように配設されることにより、そのハウジング内を被感知圧力としての吸入圧力またはクランク圧力が導入される開放空間と基準圧力室が形成される密閉空間とに仕切るとともに、前記周縁部よりも内側にて前記被感知圧力を受ける受圧部が開弁方向に膨らむように形成され、前記被感知圧力に応じて前記周縁部を支点として前記弁部の開閉方向に変位する薄膜状または薄板状の感圧部材とを含み、前記感圧部材の変位による駆動力を前記弁体へ付与可能な感圧部をさらに備え、
前記作動ロッドが、前記感圧部材の駆動力を受けて前記弁体と一体に動作し、
前記ソレノイドが、前記第1ボディの他端側に設けられ、供給される電流量に応じた閉弁方向のソレノイド力を前記弁体に付与することを特徴とする請求項1または2に記載の可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記第2ボディには、前記感圧部側から順にクランク室に連通するクランク室連通ポート、前記吐出室に連通する吐出室連通ポート、前記吸入室に連通する吸入室連通ポートがそれぞれ形成され、
前記第1ボディには、前記クランク室連通ポートに連通するクランク室連通孔、前記吐出室連通ポートに連通する吐出室連通孔、および前記吸入室連通ポートに連通する吸入室連通孔がそれぞれ形成され、
前記弁孔が前記クランク室連通孔と前記吐出室連通孔とを連通させる通路に形成される一方、前記ガイド孔が前記吐出室連通孔と前記吸入室連通孔とを連通させる通路に形成され、前記被感知圧力としての吸入圧力が前記作動ロッドに形成された内部通路を介して前記感圧部に導かれることを特徴とする請求項3に記載の可変容量圧縮機用制御弁。 - 前記クランク室連通孔と前記吐出室連通孔との間、および前記吐出室連通孔と前記吸入室連通孔との間においてそれぞれ圧入代が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
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JP2008196157A JP2010031786A (ja) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | 可変容量圧縮機用制御弁 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015214914A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 株式会社テージーケー | 制御弁 |
KR20200029006A (ko) * | 2017-08-28 | 2020-03-17 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 전자 밸브 |
US11401922B2 (en) | 2017-03-28 | 2022-08-02 | Eagle Industry Co., Ltd. | Displacement control valve |
-
2008
- 2008-07-30 JP JP2008196157A patent/JP2010031786A/ja active Pending
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KR102278485B1 (ko) * | 2017-08-28 | 2021-07-16 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 전자 밸브 |
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