JP2010031659A - 直列式軸流ファン - Google Patents

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覚 花岡
Takahiro Kikuichi
貴宏 菊一
Hidenobu Takeshita
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
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    • F04D29/52Casings; Connections of working fluid for axial pumps
    • F04D29/54Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/541Specially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/542Bladed diffusers

Abstract

【課題】直列式軸流ファンにおいて軸流ファンのモータとハウジングとを接続する支持リブの剛性を確保しつつ支持リブによる気流の乱れを低減する。
【解決手段】第1軸流ファン2は第1ベース部24から第1ハウジング23へと伸びる第1支持リブ25を有し、第2軸流ファン3は第1ベース部24に当接する第2ベース部34から第2ハウジング33へと伸びる第2支持リブ35を有し、第1および第2支持リブ25,35は中心軸J1を中心とする周方向に配列される。第1および第2支持リブ25,35では、それぞれの第1インペラ21側の部位が第1ハウジング23内に位置するとともに第2インペラ31側の部位が第2ハウジング33内に位置するように支持リブの高さが大きくされ、支持リブの剛性が確保される。さらに、第1および第2支持リブ25,35が中心軸J1に平行な方向に重ね合わされないため支持リブによる気流の乱れが低減される。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のファンが直列に接続された直列式軸流ファンに関する。
従来より、様々な電子機器の筐体内部に電子部品を冷却するための冷却ファンが設けられており、電子部品の高性能化に伴う発熱量の増加や、筐体の小型化等に起因する配置密度の上昇に伴って冷却ファンの静圧−風量特性の向上が要求されている。十分な静圧および風量を確保する冷却ファンとして、近年では複数のファンを直列に接続した直列式軸流ファンが利用される。
特許文献1では第1単体軸流送風機と第2単体軸流送風機とが組み合わされた二重反転式軸流送風機が開示されており、第1単体軸流送風機では、吐き出し側開口部に第1モータを第1ケースに対して固定する3本の支持リブ(ウエブ)が周方向に等間隔に設けられる。また、第2単体軸流送風機では、吸い込み側開口部に第2モータを第2ケースに対して固定する3本の支持リブが周方向に等間隔に設けられており、二重反転式軸流送風機では、第1単体軸流送風機の3本の支持リブおよび第2単体軸流送風機の3本の支持リブが軸線に平行な方向において互いに重ね合わされた状態とされる。
一方、特許文献2に開示される直列ファンでは、1つのメインフレーム内にて第1動翼および第1モータを保持する第1サポート、並びに、第2動翼および第2モータを保持する第2サポートが設けられ、第1サポートの円板状のベースと第2サポートの円板状のベースとが互いに当接する。第1サポートのベースには直列ファンの軸を中心とする周方向に伸びる複数のつめが設けられ、第2サポートのベースには周方向に伸びる複数の保持溝が設けられ、保持溝内に設けられる突起とつめとが係合することにより第1サポートと第2サポートとが固定される。
第1サポートと第2サポートとの固定の際には、メインフレーム内の第1サポートのベースのつめが第2サポートのベースの保持溝に挿入された状態で、第1サポートに対して第2サポートが相対的に回転されることにより、つめと保持溝内の突起とが係合する。直列ファンでは、第1サポートと第2サポートとが固定されることにより、軸方向と軸方向に垂直な方向の振動が低減される。
特開2004−278370号公報 特開2002−349476号公報
ところで、特許文献1に示されるように、支持リブ同士が互いに当接する構造を有する二重反転式軸流送風機では、一方の単体軸流送風機の支持リブと他方の単体軸流送風機の支持リブとの間に僅かな隙間やずれが生じることにより気流が乱れるおそれがあり、これにより、騒音が発生したり、エアの流量が低下する。
また、2つの軸流ファンの支持リブ同士が中心軸に平行な方向に対してずれて配置される構造の直列式軸流ファンでは、支持リブによりエアの流路が狭められてしまう。支持リブの数を減らすことによりエアの流路を広く確保しようとした場合、ベース部が大きく振動することとなる。
一方、特許文献2では、メインフレーム内にて第1サポートと第2サポートとの固定作業を行う必要があるため、直列ファンの組み立てを容易に行うことができない。このように、特許文献2の直列ファンは生産性の低い構造となっている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、直列式軸流ファンにおいて、軸流ファンの支持リブの剛性を確保しつつ支持リブによる気流の乱れを低減することを主たる目的としている。
請求項1に記載の発明は、直列式軸流ファンであって、第1軸流ファンと、前記第1軸流ファンの中心軸に沿って前記第1軸流ファンに接続された第2軸流ファンとを備え、前記第1軸流ファンが、前記第2軸流ファンに隣接して配置された第1ベース部と、前記第1ベース部により支持される第1モータ部と、複数の第1翼を有し、前記第1モータ部により前記中心軸を中心として回転されて前記中心軸に沿う気流を発生する第1インペラと、前記第1インペラの外周を囲む第1ハウジングと、前記第1ベース部と前記第1ハウジングとを接続する複数の第1支持リブとを備え、前記第2軸流ファンが、前記第1ベース部に当接または近接する第2ベース部と、前記第2ベース部により支持される第2モータ部と、複数の第2翼を有し、前記第2モータ部により前記中心軸を中心として回転されて前記第1インペラによる前記気流と同方向の気流を発生する第2インペラと、前記第2インペラの外周を囲む第2ハウジングと、前記第2ベース部と前記第2ハウジングとを接続する複数の第2支持リブとを備え、前記複数の第1支持リブのそれぞれの前記第1インペラ側の部位が前記第1ハウジング内に位置し、前記第2インペラ側の部位が前記第2ハウジング内に位置し、前記複数の第2支持リブのそれぞれの前記第2インペラ側の部位が前記第2ハウジング内に位置し、前記第1インペラ側の部位が前記第1ハウジング内に位置する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の直列式軸流ファンであって、前記複数の第1支持リブの数と前記複数の第2支持リブの数とが同じであり、前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブにより形成される支持リブ群において、第1支持リブと第2支持リブとが前記中心軸を中心とする周方向に交互に配置される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の直列式軸流ファンであって、前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブが前記周方向に等間隔に配置される。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の直列式軸流ファンであって、前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブにより、前記中心軸を中心とする周方向に等間隔に複数の支持リブが配置された支持リブ群が形成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記複数の第1支持リブの数および前記複数の第2支持リブの数がそれぞれ2である。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブが略同形状である。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記複数の第1支持リブのぞれぞれが、前記第1ベース部から前記第1ハウジングへと伸びる略板状であり、前記複数の第2支持リブのぞれぞれが、前記第2ベース部から前記第2ハウジングへと伸びる略板状である。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の直列式軸流ファンであって、前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブが前記中心軸に平行な方向に対して気流におよそ沿う方向に傾斜する。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第1ベース部が第1係合部を有し、前記第2ベース部が前記第1係合部に係合する第2係合部を有し、前記第1軸流ファンと前記第2軸流ファンとが接続される際に、前記第1ベース部と前記第2ベース部とが互いに当接するとともに前記第1係合部と前記第2係合部とが前記中心軸に平行な方向において係合する。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の直列式軸流ファンであって、前記第1係合部と前記第2係合部との係合が、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを前記中心軸に沿って近づけることにより、前記第1係合部と前記第2係合部とが当接して前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方が一旦弾性変形して元の形状に戻ることにより行われる。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、前記第1インペラの回転方向と前記第2インペラの回転方向とが逆である。
本発明によれば、支持リブの剛性を確保しつつ支持リブによる気流の乱れを低減することができ、請求項3、4、6および8の発明では、気流の乱れがより低減される。請求項9の発明では、第1ベース部と第2ベース部とが固定されることにより、これらの振動が低減される。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る直列式軸流ファン1を示す斜視図であり、直列式軸流ファン1はサーバ等の電子機器を空冷するための冷却ファンとして用いられる。直列式軸流ファン1は、図1において上側に配置される第1軸流ファン2および第1軸流ファン2の中心軸J1に沿って第1軸流ファン2の下側に接続される第2軸流ファン3を備え、中心軸J1は第2軸流ファン3の中心軸に一致している。
直列式軸流ファン1はいわゆる二重反転式軸流ファンであり、図1中の上側(すなわち、第1軸流ファン2の上側)からエアが取り込まれ、下側(すなわち、第2軸流ファン3の下側)へと送出されるように中心軸J1に沿う方向の気流が発生する。以下の説明では、中心軸J1方向において、エアが取り込まれる側である図1中の上側を単に「上側」と呼び、エアが送出される側である図1中の下側を単に「下側」と呼ぶ。「上側」および「下側」という表現は必ずしも重力方向に対する上側および下側と一致する必要はない。
図2は直列式軸流ファン1を中心軸J1を含む平面で切断した縦断面図である。第1軸流ファン2は第1インペラ21、中心軸J1を中心として第1インペラ21を回転させる第1モータ部22、第1インペラ21の外周を囲む第1ハウジング23、第2軸流ファン3に隣接して配置されるとともに第1モータ部22を支持する第1ベース部24、および、第1ベース部24と第1ハウジング23とを接続する複数の第1支持リブ25(本実施の形態では2つであり、図2では一方のみを示している。)を備える。第1ハウジング23、第1ベース部24および第1支持リブ25は樹脂の射出成形により1つの部材として形成される。なお、図2では、図示の都合上、第1インペラ21の第1翼211および第1支持リブ25の概略形状を示している。また、第1モータ部22は誇張して大きく示しており、各構成要素の断面に対する平行斜線の図示を省略している。第2軸流ファン3に関しても同様の手法にて図示している。
第1インペラ21は、第1モータ部22の外側を覆う有蓋略円筒状のカップ212、および、カップ212の外側面から中心軸J1を中心とする径方向外方に向けて伸び、中心軸J1を中心とする周方向に等ピッチにて配置された複数の第1翼211を有する。第1モータ部22は、回転体である第1ロータ部221および固定体である第1ステータ部222を備え、中心軸J1に沿って第1ロータ部221が第1ステータ部222に対して上側に位置する。
第1ロータ部221は、中心軸J1を中心とする有蓋略円筒状の金属製のヨーク2211、ヨーク2211の内側に固定される略円筒状の界磁用磁石2212、および、ヨーク2211の上部中央から下方に突出するシャフト2213を備える。第1ロータ部221は、ヨーク2211がカップ212に覆われることにより第1インペラ21と一体の部品となっている。
第1ステータ部222は第1ベース部24の中央から上側に突出する略円筒状の軸受保持部2221、軸受保持部2221の外周に取り付けられる電機子2222、および、電機子2222の下側にて電機子2222に電気的に接続される回路基板2223を備え、電機子2222は界磁用磁石2212と中心軸J1を中心とする径方向に対向し、電機子2222と界磁用磁石2212との間で中心軸J1を中心とするトルクが発生する。軸受保持部2221の内側には軸受機構である玉軸受2224,2225が中心軸J1方向の上部および下部に設けられ、軸受保持部2221に挿入されたシャフト2213が玉軸受2224,2225により回転可能に支持される。
第2軸流ファン3は、第1軸流ファン2を上下に反転した形状とほぼ同形状であり、第2インペラ31、中心軸J1を中心として第2インペラ31を回転させる第2モータ部32、第2インペラ31の外周を囲む第2ハウジング33、第2モータ部32を支持する第2ベース部34、および、第2ベース部34と第2ハウジング33とを接続する複数の第2支持リブ35(本実施の形態では2つであり、図2では一方のみを示している。)を備える。第2ハウジング33、第2ベース部34および第2支持リブ35は樹脂の射出成形により1つの部材として形成される。また、第2ハウジング33は中心軸J1に沿って第1ハウジング23に接続され、第2ベース部34は第1ベース部24に当接する。第2インペラ31は、有底略円筒状のカップ312およびカップ312の外側面から中心軸J1を中心とする径方向外方に向けて伸び、周方向に等ピッチにて配置された複数の第2翼311を有する。
第2モータ部32は第1モータ部22とほぼ同様の構造を有し、回転体である第2ロータ部321および固定体である第2ステータ部322を備え、第2モータ部32では第2ステータ部322が第2ロータ部321の上側に位置する。第2ロータ部321は、中心軸J1を中心とする有底略円筒状のヨーク3211、ヨーク3211の内側に固定される略円筒状の界磁用磁石3212、および、ヨーク3211の中央から上方に突出するシャフト3213を備える。
第2ステータ部322は第2ベース部34の中央から下側に突出する軸受保持部3221、軸受保持部3221内の上下に保持される玉軸受3224,3225、軸受保持部3221の外周に取り付けられる電機子3222、および、電機子3222の上側に配置される回路基板3223を備え、電機子3222および界磁用磁石3212は中心軸J1を中心とする径方向に対向してトルクを発生する。
直列式軸流ファン1では、第1軸流ファン2の第1モータ部22により第1インペラ21が回転されて中心軸J1に沿う気流が発生するとともに、第2軸流ファン3の第2モータ部32により第2インペラ31が第1インペラ21の回転方向とは逆方向に回転されて第1インペラ21による気流と同方向の気流が発生する。これにより、十分な風量が確保されつつ静圧が向上される。
図3は第1軸流ファン2を斜め下方から見た斜視図であり、第1インペラ21の図示を省略し、後述の第1ベース部24の凸部の図示も省略している。第1ハウジング23は略四角柱状であり、上端部および下端部のそれぞれの4つの角部231には貫通穴2311が形成される。また、2つの第1支持リブ25は中心軸J1を挟んで互いに反対側に位置する。第1支持リブ25は第1ベース部24から第1ハウジング23へと伸びるとともに中心軸J1に平行な方向および中心軸J1に垂直な面に対して傾斜し、第1支持リブ25の形状は、第1支持リブ25の伸びる方向に垂直な断面が平行四辺形である板状となっている。直列式軸流ファン1では、第1インペラ21および第2インペラ31の回転によりエアが中心軸J1に平行な方向に対して傾斜しつつ中心軸J1に沿って流れており、第1支持リブ25の傾斜方向はおよそ気流に沿う方向となっている。
図4は直列式軸流ファン1の第1支持リブ25近傍の縦断面図であり、第1支持リブ25の概略形状を断面にて示している。第1支持リブ25には第1ベース部24よりも下方に突出する部位(以下、「下部251」という。)が設けられ、下部251の中心軸J1を中心とする径方向(以下、単に「径方向」という。)における内側の端面2511は第2軸流ファン3の第2ベース部34の外周に当接し、径方向外側の端面2512は第2ハウジング33の内側面に当接する。
このように、第1支持リブ25は第1ベース部24と第2ベース部34との境界を跨いで存在し、換言すれば、第1支持リブ25の第2インペラ31(図2参照)側の部位である下部251が第2ハウジング33内に位置するとともに第1インペラ21(図2参照)側の部位(すなわち、下部251を除く部位)が第1ハウジング23内に位置する。
図5は第2軸流ファン3を斜め上方から見た斜視図であり、第2インペラ31の図示を省略し、後述の第2ベース部34の突出部の図示も省略している。第2ハウジング33は略四角柱状であり、上端部および下端部のそれぞれの4つの角部331には貫通穴3311が形成される。2つの第2支持リブ35は図3に示す第1支持リブ25が並ぶ方向を中心軸J1を中心として90度時計回りに回転した方向に並ぶ。図3に示す第1ハウジング23と図5に示す第2ハウジング33とが重ね合わされた状態では、2つの第1支持リブ25および2つの第2支持リブ35により形成される支持リブ群において、第1支持リブ25と第2支持リブ35とが中心軸J1を中心とする周方向(以下、単に「周方向」という。)に等間隔、かつ、交互に配置される。
第2支持リブ35は図3に示す第1支持リブ25と略同形状とされ、第2ベース部34から第2ハウジング33へと伸びるとともに中心軸J1に平行な方向および中心軸J1に垂直な面に対して傾斜する。すなわち、第2支持リブ35の形状は、第2支持リブ35の伸びる方向に垂直な断面が平行四辺形である板状となっている。また、第1支持リブ25と同様に、第2支持リブ35の傾斜方向はおよそ気流に沿う方向となっている。
図6は直列式軸流ファン1の第2支持リブ35近傍の縦断面図であり、第2支持リブ35の概略形状を断面にて示している。第2支持リブ35には第2ベース部34よりも上方に突出する部位(以下、「上部351」という。)が設けられ、上部351の径方向内側の端面3511は第1軸流ファン2の第1ベース部24の外周に当接し、径方向外側の端面3512は第1ハウジング23の内側面に当接する。
このように、第2支持リブ35は第1ベース部24と第2ベース部34との境界を跨いで存在し、換言すれば、第2支持リブ35の第1インペラ21(図2参照)側の部位である上部351が第1ハウジング23内に位置するとともに第2インペラ31側(図2参照)の部位(すなわち、上部351を除く部位)が第2ハウジング33内に位置する。
図7は直列式軸流ファン1の第1ベース部24および第2ベース部34近傍の縦断面図であり、図2とは異なる方向からの断面を示している。第1ベース部24は外周に第2ベース部34に向かって突出する2つの突出部41(断面よりも奥の形状も図示している。)を有し、第2ベース部34は外周の2つの突出部41に対応する位置に2つの凸部42を有する。直列式軸流ファン1では、2つの突出部41と2つの凸部42とが中心軸J1に平行な方向に係合することにより、第1ベース部24および第2ベース部34の中心軸J1に平行な方向における位置が固定される。以下の説明では、突出部41を「第1係合部41」と呼び、凸部42を「第2係合部42」と呼ぶ。
図8は第1ベース部24の1つの第1係合部41を径方向外方から見た図であり、図9は第2ベース部34の1つの第2係合部42を拡大して示す断面図である。図8に示すように、第1係合部41は、径方向外方から見た形状がU字状とされ、中心軸J1(図7参照)に平行に伸びる2つの側部411および2つの側部411の下端を結ぶ下端部412を有する。図9に示すように、第2係合部42は、法線が下方を向く下面421および下面421の上方にて法線が斜め上方を向く傾斜面422を有する。
図7に示すように、第1ベース部24および第2ベース部34では、第1係合部41の下端部412と第2係合部42の下面421とが当接することにより、第1係合部41と第2係合部42とが中心軸J1に平行な方向において係合する。なお、第2係合部42は第1係合部41の2つの側部411に対して周方向に当接してもよく、隙間を開けて対向してもよい。
第1軸流ファン2と第2軸流ファン3との接続の際には、まず、図3に示す第1ハウジング23および図5に示す第2ハウジング33がそれぞれの外形を中心軸J1方向に一致させつつ互いに対向して配置され、これにより、図10に示すように、第1ベース部24の第1係合部41と第2ベース部34の第2係合部42とが中心軸J1(図1参照)に平行な方向に対向する。次に、第2ハウジング33に対して第1ハウジング23が中心軸J1に沿って相対的に近づけられ、第1ハウジング23の下端部と第2ハウジング33の上端部とが互いに当接するとともに第1ベース部24と第2ベース部34とが互いに当接する。
このとき、図11に示すように、第1係合部41の下端部412と第2係合部42の傾斜面422とが互いに当接し、下端部412が傾斜面422に摺接しつつ第1係合部41が中心軸J1に垂直な方向(図11の右方向)に一旦弾性変形するとともに復元力を利用して第1係合部41が元の形状に戻る。その結果、図12に示すように、第1係合部41の下端部412と第2係合部42の下面421とが互いに当接して第1係合部41と第2係合部42とが中心軸J1に平行な方向において係合する。
その後、図1に示す第1ハウジング23の下端部の貫通穴2311および第2ハウジング33の上端部の貫通穴3311(図5参照)を介してビス等(図示省略)により第1ハウジング23と第2ハウジング33とが固定される。直列式軸流ファン1では、図7に示すように、第1ベース部24と第2ベース部34との中心軸J1に平行な方向における固定が2つの第1係合部41および2つの第2係合部42により実現されるとともに、第1ベース部24と第2ベース部34との固定により第1軸流ファン2と第2軸流ファン3との接続強度が向上される。
以上、第1の実施の形態に係る直列式軸流ファン1の構造、および、第1軸流ファン2と第2軸流ファン3との固定作業について説明したが、2つのファンの支持リブが中心軸J1に平行な方向に重ね合わされる従来の直列式軸流ファンでは両支持リブの境界に生じる僅かな隙間やずれにより気流の乱れが発生するが、直列式軸流ファン1では支持リブが重ね合わされないため支持リブによる気流の乱れが低減される。その結果、騒音の発生や送出されるエアの流量の低下が抑制される。また、第1支持リブ25および第2支持リブ35が周方向に等間隔に配置されるため、気流の乱れがより低減される。さらに、第1支持リブ25および第2支持リブ35が互いに略同形状とされることによっても気流の乱れの低減が実現される。
既述のように、第1支持リブ25および第2支持リブ35はそれぞれ第1ベース部24と第2ベース部34との境界を跨いで存在する。すなわち、第1支持リブ25および第2支持リブ35のそれぞれにおいて、支持リブの伸びる方向(略径方向)に沿う支持リブの上側のエッジおよび下側のエッジがそれぞれ第1ハウジング23内および第2ハウジング33内に位置し、これにより、支持リブの中心軸J1に略平行な方向における幅が十分大きくされ、支持リブの剛性が確保される。また、第1支持リブ25および第2支持リブ35が周方向に交互に配置されることにより、第1軸流ファン2の第1ベース部24と第2軸流ファン3の第2ベース部34とが安定して支持される。
直列式軸流ファン1では、第1ベース部24および第2ベース部34の中心軸J1に平行な方向における位置が第1係合部41および第2係合部42により固定されることにより第1ベース部24および第2ベース部34のそれぞれの振動の中心軸J1に平行な方向における成分が互いに打ち消され、第1ベース部24および第2ベース部34全体の振動が低減される。なお、直列式軸流ファン1では第1ベース部24と第2ベース部34とが固定されることにより、ベース部同士が固定されない構造の直列式軸流ファンに比べて直列式軸流ファン1の固有振動数の分布は好ましくない成分が低減されたものなっている。また、第1ベース部24と第2ベース部34との接続は第1係合部41の弾性変形を利用することにより容易に行われる。
図13および図14はそれぞれ、第2の実施の形態に係る直列式軸流ファンの第1軸流ファン2および第2軸流ファン3を示す斜視図であり、図3および図5に対応する。第1軸流ファン2では、図3に示す第1軸流ファン2の第1支持リブ25とは異なる形状の4つの第1支持リブ25aが中心軸J1を中心とする周方向に等間隔に設けられる。第1支持リブ25a以外の構造は図3に示す第1軸流ファン2と同様である。第2軸流ファン3では、図5に示す第2軸流ファン3の第2支持リブ35とは異なる形状の4つの第2支持リブ35aが周方向に等間隔に設けられる。第2支持リブ35a以外の構造は図5に示す第2軸流ファン3と同様である。
直列式軸流ファンでは、図13に示す4つの第1支持リブ25aおよび図14に示す4つの第2支持リブ35aにより形成される支持リブ群にて、第1支持リブ25aと第2支持リブ35aとが周方向に等間隔、かつ、交互に配置される。なお、第1軸流ファン2の第1ベース部24には図7に示す第1係合部41(図13では図示を省略している。)が設けられ、第2軸流ファン3の第2ベース部34には第2係合部42(図14では図示を省略している。)が設けられており、第1の実施の形態と同様に、第1係合部41および第2係合部42により第1ベース部24と第2ベース部34とが中心軸J1に平行な方向において固定される。以下、直列式軸流ファン1と同様の構成には同符号を付して説明する。
図13に示すように、第1支持リブ25aは第1ベース部24から第1ハウジング23へと伸びており、第1支持リブ25aの形状は、第1支持リブ25aの伸びる方向に垂直な断面が略円弧状である板状(いわゆる、静翼形状)となっている。第1支持リブ25aでは、第1ベース部24よりも下方に突出する下部251(すなわち、第2インペラ31(図2参照)側の部位)および下部251を除く部位(すなわち、第1インペラ21(図2参照)側の部位)がそれぞれ第2ハウジング33内および第1ハウジング23内に位置する。
換言すれば、図4の場合と同様に、第1支持リブ25aの伸びる方向に沿う上側のエッジおよび下側のエッジがそれぞれ、第1ハウジング23内および第2ハウジング33内に位置する。また、下部251では、径方向内側の端面が第2軸流ファン3の第2ベース部34の外周に当接するとともに、径方向外側の端面が第2ハウジング33の内側面に当接する。
図14に示すように、第2ベース部34から第2ハウジング33へと伸びる第2支持リブ35aは図13に示す第1軸流ファン2の第1支持リブ25aと略同形状であり、第2支持リブ35aの伸びる方向に垂直な断面が略円弧状である板状(いわゆる、静翼形状)となっている。第2支持リブ35aでは、第2ベース部34よりも上方に突出する上部351(すなわち、第1インペラ21側の部位)および上部351を除く部位(すなわち、第2インペラ31側の部位)がそれぞれ第1ハウジング23内および第2ハウジング33内に位置する。
換言すれば、図6の場合と同様に、第2支持リブ35aの伸びる方向に沿う上側のエッジおよび下側のエッジがそれぞれ、第1ハウジング23内および第2ハウジング33内に位置する。また、上部351では、径方向内側の端面が第1軸流ファン2の第1ベース部24の外周に当接するとともに、径方向外側の端面が第1ハウジング23の内側面に当接する。
第2の実施の形態に係る直列式軸流ファンおいても、第1支持リブ25aと第2支持リブ35aとが中心軸J1に平行な方向に重ね合わされないため、支持リブによる気流の乱れが低減される。その結果、騒音の発生やエアの流量の低下が抑制される。また、第1支持リブ25aおよび第2支持リブ35aが周方向に等間隔に配置されることにより気流の乱れがより低減される。
第1支持リブ25aおよび第2支持リブ35aはそれぞれ第1ベース部24と第2ベース部34との境界を跨いで存在し、これにより、第1支持リブ25aおよび第2支持リブ35aの中心軸J1に略平行な方向における幅が十分大きくされるため、第1支持リブ25aおよび第2支持リブ35aの剛性が確保される。
図15は第3の実施の形態に係る直列式軸流ファンの第1軸流ファンの第1ベース部24および第2軸流ファンの第2ベース部34を示す縦断面図であり、図7に対応する。第1ベース部24には図8に示す第1ベース部24の第1係合部41とは異なる形状の2つの突出部41aが設けられ、第2ベース部34には図9に示す第2ベース部34の第2係合部42に代えて第2ベース部34の外周において径方向内方に向かって窪む2つの凹部43が設けられる。
直列式軸流ファンでは、2つの突出部41aおよび2つの凹部43がそれぞれ、第1ベース部24および第2ベース部34の中心軸J1に平行な方向における位置を固定する第1係合部および第2係合部となっている。以下、2つの突出部41aをそれぞれ「第1係合部41a」と呼び、2つの凹部43をそれぞれ「第2係合部43」と呼ぶ。第1軸流ファンの第1ベース部24以外の構造は図2に示す第1軸流ファン2と同様であり、第2軸流ファンの第2ベース部34以外の構造も図2に示す第2軸流ファン3と同様である。以下、同様の構成には同符号を付して説明する。
図16は第1ベース部24の1つの第1係合部41aを中心軸J1(図15参照)を含む面にて切断した断面図であり、図17は第1係合部41aを径方向外方から見た図である。図16に示すように、第1係合部41aの断面はL字状であり、図16および図17に示すように、第1係合部41aは第1ベース部24の外周から下方に向かって突出するとともに、第1係合部41aの下端部413が径方向内方に向かって伸びる。
図18は第2ベース部34の第2係合部43を径方向外方から見た図である。第2係合部43は、形状がL字状であり、第2ベース部34の上端から一定の距離だけ下方に伸びる第1溝部431および第1溝部431の下部から中心軸J1を中心とする周方向(図18における右側)に伸びる第2溝部432を有する。
図19は第1ベース部24と第2ベース部34とが係合した状態を示す図である。直列式軸流ファンでは、第2係合部43の第2溝部432内に第1係合部41aの下端部413が配置されることにより、第1係合部41aと第2係合部43とが中心軸J1に平行な方向に係合する。
第1軸流ファンと第2軸流ファンとの接続の際には、まず、図3に示す第1ハウジング23の角部231と図5に示す第2ハウジング33の角部331とが周方向にずれた状態で、第1ハウジング23および第2ハウジング33が中心軸J1に沿って互いに対向して配置され、図17に示す第1ベース部24の第1係合部41aが図18に示す第2ベース部34の第2係合部43の第1溝部431に対して中心軸J1に平行な方向に対向する。
次に、第1ハウジング23が中心軸J1に平行に第2ハウジング33へと相対的に近づけられ、第1ハウジング23の下端部と第2ハウジング33の上端部とが互いに当接するとともに第1ベース部24と第2ベース部34とが互いに当接する。このとき、図17に示す第1係合部41aが図18に示す第2係合部43の第1溝部431に挿入される。
そして、第2ハウジング33に対して第1ハウジング23が周方向に相対的に回転されて第1係合部41aの下端部413が第2係合部43の第2溝部432へと移動し、図19に示すように、第1係合部41aの下端部413と第2係合部43の第2溝部432とが中心軸J1に平行な方向において係合する。その後、第1ハウジング23と第2ハウジング33とがビス等(図示省略)により固定される。
第3の実施の形態においても、第1係合部41aおよび第2係合部43により第1ベース部24および第2ベース部34の中心軸J1に平行な方向における位置が固定されるため、第1ベース部24および第2ベース部34のそれぞれの振動の中心軸J1に平行な方向における成分が互いに打ち消され、第1ベース部24および第2ベース部34の振動が低減される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、第1支持リブ25,25aの数および第2支持リブ35,35aの数は互いに同数、かつ、上記実施の形態に示した数以外の数とされてもよい。具体的には、第2の実施の形態における第1支持リブ25aの数および第2支持リブ35aの数がそれぞれ2に変更されてよく、変更後の第1支持リブ25aおよび第2支持リブ35aにより形成される支持リブ群においても第1支持リブ25aおよび第2支持リブ35aが周方向に等間隔かつ交互に配置される。さらに、第1支持リブ25,25aの数と第2支持リブ35,35aの数とが異なってもよく、この場合であっても、複数の第1支持リブおよび複数の第2支持リブである支持リブ群において中心軸J1を中心とする周方向に等間隔に複数の支持リブが配置されることにより、直列式軸流ファンの気流の乱れが低減される。
上記実施の形態では、第1支持リブ25,25aの下部251は必ずしも第2ベース部34および第2ハウジング33に当接する必要はなく、近接するのみとされてもよい(第2支持リブ35,35aの上部351についても同様)。
上記実施の形態では、第1支持リブ25,25aおよび第2支持リブ35,35aがおよそ気流に沿う方向に傾斜することにより気流の乱れの低減が実現されるが、気流に対する支持リブの影響が小さい場合には、中心軸J1に垂直な断面が上下方向に細長い長方形の板状の支持リブが採用されてもよい。支持リブは好ましくは略板状(板状を含む。)とされるが、他の形状とされてもよく、例えば、支持リブの伸びる方向に垂直な断面が三角形の棒状の支持リブが採用され、好ましくは支持リブには気流の乱れを低減するために気流に沿う方向に傾斜する面が設けられる。このような支持リブであっても、第1インペラ21側の部位が第1ハウジング23内に位置し、第2インペラ31側の部位が第2ハウジング33内に位置することにより、中心軸J1に平行な方向の幅が大きくされて支持リブの剛性が確保される。
上記実施の形態では、第1ベース部24と第2ベース部34とが必ずしも当接する必要はなく、近接するのみとされてもよい。この場合であっても、2つの第1係合部41および2つの第2係合部42により第1ベース部24および第2ベース部34の中心軸J1に平行な方向における位置が固定可能とされる。上記第1の実施の形態では、第1ベース部24と第2ベース部34との係合の際に、第1係合部41および第2係合部42の少なくとも一方が弾性変形するように設計されていればよく、例えば、両係合部41,42が弾性変形してもよい。
また、3以上の軸流ファンを有する直列式軸流ファンにおいて、直列に接続された2つの軸流ファンに第1軸流ファン2および第2軸流ファン3が採用されてもよい。すなわち、上記実施の形態にて示した支持リブの形状や第1ベース部24と第2ベース部34とを固定する手法は、3以上の軸流ファンが直列に接続された直列式軸流ファンの2つの軸流ファンに採用されてよい。上記実施の形態では、直列式軸流ファンの第1インペラ21の回転方向と第2インペラ31の回転方向とが同じであってもよく、この場合、支持リブの形状は、好ましくは、第1支持リブ25aや第2支持リブ35aのように静翼形状とされる。
第1の実施の形態に係る直列式軸流ファンの斜視図である。 直列式軸流ファンの縦断面図である。 第1軸流ファンの斜視図である。 直列式軸流ファンの第1支持リブ近傍の縦断面図である。 第2軸流ファンの斜視図である。 直列式軸流ファンの第2支持リブ近傍の縦断面図である。 直列式軸流ファンの第1ベース部および第2ベース部近傍の縦断面図である。 第1係合部の正面図である。 第2係合部の断面図である。 第1係合部および第2係合部の断面図である。 第1係合部および第2係合部の断面図である。 第1係合部および第2係合部の断面図である。 第2の実施の形態に係る直列式軸流ファンの第1軸流ファンの斜視図である。 第2軸流ファンの斜視図である。 直列式軸流ファンの第1ベース部および第2ベース部近傍の縦断面図である。 第1係合部の断面図である。 第1係合部の正面図である。 第2係合部の正面図である。 第1係合部および第2係合部の正面図である。
符号の説明
1 直列式軸流ファン
2 第1軸流ファン
3 第2軸流ファン
21 第1インペラ
22 第1モータ部
23 第1ハウジング
24 第1ベース部
25,25a 第1支持リブ
31 第2インペラ
32 第2モータ部
33 第2ハウジング
34 第2ベース部
35,35a 第2支持リブ
41,41a 第1係合部
42,43 第2係合部
211 第1翼
251 (第1支持リブの)下部
311 第2翼
351 (第2支持リブの)上部
J1 中心軸

Claims (11)

  1. 直列式軸流ファンであって、
    第1軸流ファンと、
    前記第1軸流ファンの中心軸に沿って前記第1軸流ファンに接続された第2軸流ファンと、
    を備え、
    前記第1軸流ファンが、
    前記第2軸流ファンに隣接して配置された第1ベース部と、
    前記第1ベース部により支持される第1モータ部と、
    複数の第1翼を有し、前記第1モータ部により前記中心軸を中心として回転されて前記中心軸に沿う気流を発生する第1インペラと、
    前記第1インペラの外周を囲む第1ハウジングと、
    前記第1ベース部と前記第1ハウジングとを接続する複数の第1支持リブと、
    を備え、
    前記第2軸流ファンが、
    前記第1ベース部に当接または近接する第2ベース部と、
    前記第2ベース部により支持される第2モータ部と、
    複数の第2翼を有し、前記第2モータ部により前記中心軸を中心として回転されて前記第1インペラによる前記気流と同方向の気流を発生する第2インペラと、
    前記第2インペラの外周を囲む第2ハウジングと、
    前記第2ベース部と前記第2ハウジングとを接続する複数の第2支持リブと、
    を備え、
    前記複数の第1支持リブのそれぞれの前記第1インペラ側の部位が前記第1ハウジング内に位置し、前記第2インペラ側の部位が前記第2ハウジング内に位置し、
    前記複数の第2支持リブのそれぞれの前記第2インペラ側の部位が前記第2ハウジング内に位置し、前記第1インペラ側の部位が前記第1ハウジング内に位置することを特徴とする直列式軸流ファン。
  2. 請求項1に記載の直列式軸流ファンであって、
    前記複数の第1支持リブの数と前記複数の第2支持リブの数とが同じであり、
    前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブにより形成される支持リブ群において、第1支持リブと第2支持リブとが前記中心軸を中心とする周方向に交互に配置されることを特徴とする直列式軸流ファン。
  3. 請求項2に記載の直列式軸流ファンであって、
    前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブが前記周方向に等間隔に配置されることを特徴とする直列式軸流ファン。
  4. 請求項1に記載の直列式軸流ファンであって、
    前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブにより、前記中心軸を中心とする周方向に等間隔に複数の支持リブが配置された支持リブ群が形成されることを特徴とする直列式軸流ファン。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記複数の第1支持リブの数および前記複数の第2支持リブの数がそれぞれ2であることを特徴とする直列式軸流ファン。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブが略同形状であることを特徴とする直列式軸流ファン。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記複数の第1支持リブのぞれぞれが、前記第1ベース部から前記第1ハウジングへと伸びる略板状であり、
    前記複数の第2支持リブのぞれぞれが、前記第2ベース部から前記第2ハウジングへと伸びる略板状であることを特徴とする直列式軸流ファン。
  8. 請求項7に記載の直列式軸流ファンであって、
    前記複数の第1支持リブおよび前記複数の第2支持リブが前記中心軸に平行な方向に対して気流におよそ沿う方向に傾斜することを特徴とする直列式軸流ファン。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1ベース部が第1係合部を有し、
    前記第2ベース部が前記第1係合部に係合する第2係合部を有し、
    前記第1軸流ファンと前記第2軸流ファンとが接続される際に、前記第1ベース部と前記第2ベース部とが互いに当接するとともに前記第1係合部と前記第2係合部とが前記中心軸に平行な方向において係合することを特徴とする直列式軸流ファン。
  10. 請求項9に記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1係合部と前記第2係合部との係合が、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを前記中心軸に沿って近づけることにより、前記第1係合部と前記第2係合部とが当接して前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方が一旦弾性変形して元の形状に戻ることにより行われることを特徴とする直列式軸流ファン。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の直列式軸流ファンであって、
    前記第1インペラの回転方向と前記第2インペラの回転方向とが逆であることを特徴とする直列式軸流ファン。
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