JP2010030402A - 船尾形状 - Google Patents

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Abstract

【課題】船尾形状を改良することにより、船体抵抗をさらに低減する。
【解決手段】高速船舶の船尾底面3に対して隙間無く固定され、船体縦断面上の船尾底面3に対して後ろ下がりに傾斜した傾斜面5を有するウェッジ4を備えている船尾形状であって、ウェッジ4より下側に突出するとともに、ウェッジ4の圧力上昇部から船尾2の方向へ延びる整流板10を備え、ウエッジ4周辺の流れを整流するとともに、ウエッジ4から外側へ向かう流れの形成を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえばコンテナ船、フェリー、自動車用運搬船(PCC)及びロールオンロールオフ船(RORO)等の高速船舶に適した船尾形状に関する。
従来、高速船舶が航海速力域において航行する際には、船首の流速よりも船尾の流速が速くなるために、この船尾の負圧が大きくなり、船首の沈下量に対して船尾の沈下量が大きくなる。従って、船体抵抗の観点からすると、船尾が肥大化した状態となり、船体全体の抵抗が急激に増加することになる。このような傾向は、フルード数Frが所定数(たとえば、0.30)以上となる高速船舶において特に顕著である。
このような問題の解決策、すなわち船舶が航走する際の船体抵抗低減に有効な船尾形状として、トリムタブ、ウェッジ及びダックテイルと呼ばれるように、船尾端の形状に水平からやや後方下がりの傾斜を付けることが知られている。(たとえば、特許文献1及び2参照)
特開2001−219892号公報 特開2002−154475号公報
しかしながら、近年の船舶においては、高速航走時の性能及び運行効率の向上がより一層求められている。このため、航走時の船体抵抗低減が重要となり、上述した従来の船尾形状を改良して船体抵抗をさらに低減することが望まれる。すなわち、船尾の沈下量低減により船体抵抗の向上を図る従来の船尾形状をさらに改良することにより、船体抵抗の低減をより一層向上させて運行効率を増すことが望まれる。
さらに、船舶の船体抵抗を低減する船尾形状は、船舶の航走速度に応じて異なるものと考えられるため、速度変化に対応可能な船尾形状が望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、船尾形状を改良することにより、船体抵抗のさらなる低減が可能となる船尾形状を提供することにある。また、本発明の目的は、船舶の航走速度に応じて最も船体抵抗低減効果が大きい船尾形状を選択できるようにするため、速度変化に応じた形状変化が可能となる船尾形状を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明の船尾形状(第1の態様)は、高速船舶の船尾底面に対して隙間無く固定され、船体縦断面上の前記船尾底面に対して後ろ下がりに傾斜した下面を有する水流偏向体を備えている船尾形状であって、前記水流偏向体より下側に突出するとともに、前記水流偏向体の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板を備えていることを特徴とするものである。
このような船尾形状によれば、水流偏向体より下側に突出するとともに、水流偏向体の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板を備えているので、水流偏向体周辺の流れを整流するとともに、水流偏向体から外側へ向かう流れの形成を防止することができる。
上記の発明において、前記整流板は、前記水流偏向体の両側端に接して一対設けられていることが好ましく、これにより、水流偏光体の両端に設けられた整流板により、水流偏向体の外側へ向かう流れの形成を効率よく防止しながら整流することができる。
上記の発明において、前記整流板は、前記水流偏向体の中間部に一対または複数対設けられていることが好ましく、これにより、特に水流偏向体の高さが中央(船体中心線)部で高く左右で低くなる場合の整流を効率よく行うことができる。また、複数対の整流板を設けた場合には、船体中心線側の整流板が効率よく整流を行い、外側(船側)の整流板が外側に向かう流れの形成を防止する。なお、各対の整流板は、船体中心線の左右に対称に配置されることが好ましい。
この場合、前記整流板の長さは、前記水流偏向体の高さに応じて複数対の対毎に異なることが好ましく、これにより、整流板自身の抵抗を最小化することができる。
上記の発明において、前記整流板は、平面視で船体前方側を開いたハの字状に設けられていることが好ましく、これにより、水流偏向体の中央部(船体中心線)付近に流れを集めるようにして整流することができる。
上記の発明において、前記整流板は、船体前後方向から見て下方を開いたハの字状に設けられていることが好ましく、これにより、船底面に垂直または略垂直な整流板を取り付けてスムーズな整流を行うことができる。
本発明の船尾形状(第2の態様)は、高速船舶の船尾底面に対して隙間無く固定され、船体縦断面上の前記船尾底面に対して後ろ下がりに傾斜した下面を有する水流偏向体を備えている船尾形状であって、前記水流偏向体より下側に突出するとともに、前記水流偏向体の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板を備え、前記水流偏向体を前記整流板とともに船体幅方向へ動作させる水流偏向体幅可変機構を設けたことを特徴とするものである。
このような船尾形状によれば、水流偏向体より下側に突出するとともに、水流偏向体の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板を備え、水流偏向体を整流板とともに船体幅方向へ動作させる水流偏向体幅可変機構を設けたので、船舶の航走速度に応じて船尾形状を変化させることができる。具体的には、船舶の航走速度が高い領域で水流偏向体を船体幅方向へ広げ、反対に、船舶の航走速度が低い領域で水流偏向体を船体幅方向へ狭めるようにして、船尾形状を変化させることができる。
上記に発明において、前記水流偏向体幅可変機構は、前記整流板の船体前方側端部を支点にして船尾側を船体幅方向に回動させることが好ましく、これにより、船体後方の水流偏向体幅を広げたり狭めたりして船尾形状を容易に変化させることができる。このとき、水流偏向体の可動部は、固定側となる水流偏向体の空間から突出した状態で水流偏向体の幅を広げ、空間内に収納された状態で幅を狭める構造が望ましい。
この場合、前記整流板の長さを回動に連動して可変とする伸縮機構を設けておくことにより、整流板可動範囲において幅方向に平らではないため、整流板の向きに応じて必要長さが大きく変化するような船底形状の船舶にも適用可能となる。なお、整流板の好適な伸縮機構としては、たとえば入れ子式がある。
上記の発明において、前記水流偏向体幅可変機構は、前記水流偏向体の側面位置で船体幅方向にスライドさせる船尾側整流板と、前記船尾側整流板より船体前方側に設置され、船体前後方向を複数に分割されて船体幅方向に複数列配列された1または複数対の可動収納式の船首側整流板とを備えていることが好ましく、これにより、船底形状が複雑になる通常の3次元面形状を有する船舶についても適用可能となる。この場合、異なる航走速度に対応して複数列配列した複数対の船首側整流板から、実際の船速に合わせて選択した一対を使用して船尾形状を変化させることができる。このとき、可動収納式の船首側整流板は、船体側の収納位置から出し入れする構造や、一端を船体面に支持されて回転する構造等を採用すればよい。
上述した本発明によれば、水流偏向体より下側に突出するとともに、水流偏向体の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板を設けたことにより、この整流板が水流偏向体周辺の流れを整流し、水流偏向体による船体表面の圧力上昇効果をより一層向上させる。また、この整流板は、水流偏向体から外側へ向かう流れの形成を防止するので、この流れによる造波及び波崩れによる抵抗の増加を防止することができる。従って、本発明の船尾形状によれば、特に高速航走時の船体抵抗がさらに低減可能となるので、船舶の航走性能及び運行効率が向上するという顕著な効果が得られる。
また、船舶の航走速度が高い領域で水流偏向体を船体幅方向へ広げ、反対に、船舶の航走速度が低い領域で水流偏向体を船体幅方向へ狭めるというように、船舶の航走速度に応じて船尾形状を変化させることができるので、船舶の航走速度に応じて最も船体抵抗低減効果が大きい船尾形状を選択することができる。
以下、本発明に係る船尾形状の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図2において、(a)は水流偏向体を備えた高速船舶を示す側面図、(b)は船尾底面部分の要部拡大図、(c)は船尾底面部分の背面図(船体後方から見た図)である。
船体1の船尾2には、船尾2の底面部分である船尾底面3に対し、水流偏向体としてウェッジ4が、船体中心線CLを中心として左右対称となるように取り付けられている。このウェッジ4は、船尾底面3に対して後ろ下がりの角度θとなるように傾斜させた傾斜面(下面)5の形成部分であり、船体1との間に隙間なく別部品を固定して取り付けたものでもよいし、あるいは、船尾底面3側に一体成形されたものでもよい。
上述したウェッジ4の概略的な形状は、側面形状を三角形状とし、ウェッジ後面6の形状を横長の長方形とした角柱形状である。そして、このウェッジ4を船尾船底3に取り付けた状態において、その平面形状は前端部側が前方に凸の略円弧状となる。また、ウェッジ4は、ウェッジ後面6が船尾2後端面となる船尾後面7に対して同一面となるように配置されている。このため、ウェッジ4は船尾2に対して後方に非突出状となるため、船体1の全長を増加させることはない。しかしながら、船体の全長を考慮しなければ、ウェッジ4は船尾後面7に対して突出状態となるよう配置されてもよい。
なお、このような水流偏向体のウェッジ4は、トリムタブやダックテイルとも呼ばれており、図中の符号7は船体1の船尾後面、8は船首、9はプロペラである。
また、後ろ下がりに傾斜する傾斜面5とは、船舶前進時の進行方向を前方とし、当該前方に対する逆方向を後方とした場合、船体1の後方に至るにつれて、徐々に下方に下降する下面を意味している。なお、以下の説明では、これら前後方向に直交する水平方向を、船体幅方向とし、船舶前進時の進行方向を基準として船体幅方向の左右を規定する。
ここで、高速船舶とは、船体1にウェッジ(水流偏向体)4を取り付けた場合、ウェッジ4で低減される抵抗が、ウェッジ4によって生じる抵抗に比べて大きくなり得る全ての船舶を意味するものであり、たとえばフルード数が0.35以上の船舶が該当する。しかしながら、フルード数が0.35より小さな船舶であっても、ウェッジ4で低減される抵抗力が大きくなり得る船舶については、船舶規模の大小を問わず全て含むものとする。
このように、高速船舶の船体1においては、船尾船底面3に対して傾斜面5を形成するウェッジ4が取り付けられることにより、船舶航行時には船体1に沿って水流が生じるため、船尾2においては、ウェッジ4の傾斜面5に沿って船体後方へ流れる水流が生じる。この水流は、傾斜面5に沿って下方側に偏向されるため、この偏向水流によって船尾2が上方へ押し上げられて船尾側の沈下量を低減することができる。従って、船尾2が沈下することによって生じていた抵抗を低減することができ、また、船体1の水平化を図ることによって安定性を高めることができる。このようなウェッジ4の作用は、ウェッジ4が左右対称に設けられていることから、船体中心線CLの左右方向において略均等となる。
上述した船尾形状に対し、本発明では、たとえば図1に示す第1の実施形態のように、ウェッジ4より下側に突出するとともに、船尾船底面3の圧力上昇部の全域もしくは一部分に、前後方向に延びる整流板10が設けられている。この場合の圧力上昇部とは、船尾船底3に沿った水流が傾斜面5に沿って下方側に偏向することにより、ウェッジ4の前方で船尾2を上方へ押し上げる圧力が発生する位置を意味している。
この整流板10の取付範囲を決める圧力上昇部の範囲は、ウェッジ後端を後端として、長さは、例えば、概ねウェッジ4の高さを基準として60倍程度か、あるいは、ウェッジ4の船長方向長さを基準として10倍程度である。
図1に示す実施形態では、ウェッジ4の左右両側端に接して一対の整流板10が設けられている。この整流板10は、船尾船底3の面から下方へ向けて、あるいは、船尾船底3の面から略垂直に、船体1の外側へ向けて取り付けられた板状の部材である。整流板10の前方部分は、船体抵抗とならないように、船尾船底3の面からの突出量が小さくなるように、あるいは、船尾船底3の面と同一面となるように配慮して取り付けられている。また、整流板10の船尾端7側では、船体抵抗とならないように、ウェッジ4と略同じ高さを有するように、あるいは、ウェッジ4から突出するようにして、船尾船底3の面から下方に向けて取り付けられている。すなわち、整流板10は、その板厚面を船尾船底3に当接させて溶接等により固定されている。
このような構成とすれば、ウェッジ4の左右両側端部に接して整流板10が取り付けられているので、ウェッジ4に沿って後方へ流れる水流は、外側へ向かう流れが整流板10によって規制される。すなわち、ウェッジ4に沿って後方へ向かう水流が整流板10の規制を受けて整流されることにより、外側へ向かう流れはほとんどなくなり、流線に生じる乱れも小さなものとなる。この結果、ウェッジ4による船体表面の圧力上昇効果が向上するとともに、ウェッジ4の外側に向かう流れに起因する造波及び波崩れも抑制される。従って、ウェッジ4に整流板10を組み合わせることにより、圧力上昇効果の向上により船体抵抗が低減され、さらに、造波及び波崩れの抑制による抵抗の増加も防止される。
続いて、本発明に係る船尾形状の第2の実施形態を図3に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施形態では、ウェッジ4Aの断面形状が傾斜面5Aを下に凸の曲面とされ、ウェッジ高さが船体1の中央部で高くなっている場合、左右一対の整流板10Aがウェッジ4Aの中間部に設けられた構成を示している。すなわち、左右一対の整流板10Aは、ウェッジ4Aの両端部ではなく、船体中心線CLを挟んで左右対称となる途中位置に設けられている。この場合の整流板10Aについても、上述した整流板10と同様に、船体抵抗とならないように配慮して取り付けられている。
なお、この場合のウェッジ4Aは中央部が高い曲面であるから、船尾船底3に取り付けた状態において、前端部の平面形状は円弧状の曲線となる。
このような構成としても、ウェッジ4Aによる船体表面の圧力上昇効果を向上させることができる。特に、本実施形態の整流板10Aは、ウェッジ高さが中央部で高く、左右両側で低い場合に好適であり、圧力上昇効果の高い中央部付近における整流効果をより一層高めることができる。
なお、本実施形態の整流板10Aは、船体幅方向にウェッジ高さが均一な場合においても適用可能であり、さらに、ウェッジ両端に取り付ける整流板10との組合せも可能である。
また、上述した実施形態では、整流板10Aが左右一対設けられているが、たとえば図4に示す第1変形例のように、船体中心線CLを挟んで左右対称に複数対(図示の例では2対)の整流板10Aを設けることで、より一層整流効果を増すことができる。この場合の整流板10Aについても、上述した整流板10と同様に、船体抵抗とならないように配慮して取り付けられている。このような構成では、中央付近の整流板10Aが圧力上昇効果の高い中央付近の整流効果をより一層向上させるとともに、左右両側の整流板10Aが外側へ向かう流れを抑制して、造波及び波崩れによる抵抗増加を防止することができる。
また、上述した実施形態においては、たとえば図5に示す第2変形例のように、対毎に長さの異なる整流板10A,10Bを取り付けた構成を採用してもよい。この場合、整流板10A,10Bは、それぞれの整流板取付位置におけるウェッジ高さに応じて、最適な長さに調整される。すなわち、ウェッジ高さが高い中央部に位置する整流板10Aの長さを長く設定するとともに、ウェッジ高さが低い左右両側の整流板10Bの長さを短く設定している。なお、この場合の整流板10A,10Bについても、上述した整流板10と同様に、船体抵抗とならないように配慮して取り付けられている。
このような構成とすれば、上述した実施形態と同様に、ウェッジ4Aによる船体表面の圧力上昇効果を向上させることができる。そして、整流による圧力上昇効果の大小に応じて整流板10A,10Bの長さを変えることで、整流板10A,10B自体により生じる抵抗を最小限に抑え、船尾形状全体としての抵抗低減効果を向上させることができる。すなわち、突起物である整流板自体の抵抗を最小限に抑えることで、整流板を取り付けたことによる抵抗低減効果の相殺減少分を低減することができる。
また、上述した実施形態においては、たとえば図6に示す第3変形例のように、平面視で船体前方側をハの字状に開いた整流板10Cを取り付けた構成としてもよい。すなわち、整流板10Cは、船体中心線CLを挟んで左右対称の各対が、船体前方を船体幅方向に広く開いて後方に狭められたハの字状に取り付けられている。この場合、整流板10Cの船体中心線CLに対する傾斜角度は、流れと交差して抵抗にならないようにするため、たとえば0°〜10°程度の範囲に設定することが好ましい。なお、この場合の整流板10Cについても、上述した整流板10と同様に、船体抵抗とならないように配慮して取り付けられている。
このような構成とすれば、上述した実施形態と同様に、ウェッジ4Aによる船体表面の圧力上昇効果を向上させることができる。そして、整流板10Cには、高さの高いウェッジ4Aの中央付近へ向けて流れを整流するように傾斜角度が設けられているので、船体表面の圧力上昇効果をより一層向上させることができる。
また、上述した実施形態においては、たとえば図7に示す第4変形例のように、船体前後方向から見て下方を開いたハの字状に設けられている整流板10Dを取り付けた構成を採用してもよい。すなわち、整流板10Dは、船体中心線CLを挟んで左右対称となる各対が、下方を広く開いて船尾船底3側となる上方に狭められたハの字状に取り付けられている。この場合、整流板10Dの鉛直線に対する傾斜角度は、たとえば0°〜10°程度の範囲に設定することが好ましい。なお、この場合の整流板10Dについても、上述した整流板10と同様に、船体抵抗とならないような配慮がなされている。
このような構成とすれば、上述した実施形態と同様に、ウェッジ4Aによる船体表面の圧力上昇効果を向上させることができる。特に、船体1の船底が水平でない場合、船底面に対して垂直な整流板10Dを取り付けることができるので、スムーズな整流が可能となり、この結果、船体表面の圧力上昇効果をより一層向上させることができる。
上述した各変形例の整流板10A〜10Dは、船体1やウェッジ4A等に応じて、適宜組み合わせて採用することも可能である。すなわち、図5に示した整流板10Bを平面視でハの字状に開いたり、あるいは、船体前後方向から見てハの字状に開くなど、種々の組合せが可能である。
上述したように、本発明の船尾形状によれば、水流偏向体のウェッジ4,4Aより下側に突出するとともに、船尾船底面3の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板10,10A〜10Dを設けたことにより、この整流板10,10A〜10Dがウェッジ周辺の流れを整流し、ウェッジ4,4Aによる船体表面の圧力上昇効果をより一層向上させる。
また、この整流板10,10A〜10Dは、ウェッジ4,4Aから外側へ向かう流れの形成を防止した整流を行うので、外向きの流れによる造波及び波崩れに起因する抵抗の増加を防止することができる。
続いて、本発明に係る船尾形状の第3の実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。なお、上述した実施形態と同様の部分には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この実施形態では、ウェッジ40より下側に突出するとともに、ウェッジ40の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板10を備え、ウェッジ40を整流板10Eとともに船体幅方向へ動作させるウェッジ幅可変機構20を設けてある。このウェッジ幅可変機構20は、高速船舶の航行速度に応じて、ウェッジ幅を最大のW1から最小のW2までの範囲で適宜変化させるための水流偏向体幅可変機構である。すなわち、ウェッジ幅可変機構20は、航行速度が高速域にあると広いウェッジ幅W1を選択し、航行速度が低速域にあると狭いウェッジ幅W2を選択して、所望のウェッジ幅を設定するための装置である。
ここで、ウェッジ幅可変機構20について、具体的な構成の一例を図8(c)及び図9に基づいて説明する。
図示のウェッジ幅可変機構20は、整流板10Eの前端部側が支点Cを中心として角度αの範囲を回動する。この整流板10Eには、後端部側にウェッジ40の可動部41が連結されている。この可動部41は、船尾船底3に固定された箱部42に収納されることでウェッジ幅が小さくなり、箱部42から船幅方向外向きに突出することでウェッジ幅が大きくなる。
ウェッジ幅可変機構20は、支点Cの近傍に設けた駆動機構43と、箱部42の内部に配設されたばね44とが協働して、整流板10E及び可動部41を角度αの範囲で回動動作させる。
駆動機構43は、たとえば電動機を駆動源とし、必要に応じて変速機構等を介在させるなどして、整流板10E及び可動部41に船体中心線CL方向の押圧力Fを付与するものである。この押圧力Fは、可動部41を船幅方向外向きに押圧するばね44の付勢に打ち勝つものとなっている。すなわち、駆動機構43が動作しない場合には、ばね44の付勢を受けることにより、整流板10Eが広がって最大のウェッジ幅W1となる位置にあり、駆動機構43が動作した場合には、押圧力Fでばね44を圧縮することにより、整流板10Eが整流板10E′まで狭められた最小のウェッジ幅W2となる位置にある。
このような船尾形状とすれば、ウェッジ40より下側に突出するとともに、ウェッジ40の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板10Eを備え、ウェッジ40を整流板10Eとともに船体幅方向へ動作させるウェッジ幅可変機構20を設けたので、船舶の航走速度に応じて船尾形状を変化させることができる。具体的には、船舶の航走速度が高い領域でウェッジ40を船体幅方向へ広げ、反対に、船舶の航走速度が低い領域でウェッジ40を船体幅方向へ狭めるようにして、船尾形状を変化させることができる。
このような船尾形状の変化は、船舶の低速域及び高速域において、航行時における船体1の抵抗(有効馬力EHP)を変化させることが下記の実験により確認できた。なお、この場合の実験は、ウェッジ幅Wとともに船体形状も変化する場合であり、フルード数Frが0.2〜0.25程度の領域を低速域とし、フルード数Frが0.3程度以上の領域を高速域とする。
すなわち、実験では、ウェッジ幅Wが船幅(B)の半分(W=0.5B)となる船尾形状を基準にしてウェッジ幅Wを変化させ、抵抗の増減を比較する。
この結果、ウェッジ幅Wを0.25Bまで狭めた場合には、低速域では抵抗が1%程度減少し、高速域では抵抗が0.5%程度増加する。また、ウェッジ幅Wを0.7Bまで広げた場合には、低速域では抵抗が1%程度増加し、高速域では抵抗が0.5%程度減少する。このことは、低速域においてはウェッジ幅を小さくすると抵抗が小さくなり、高速域においてはウェッジ幅を大きくすると抵抗が小さくなるので、いずれの場合も船舶の航行にとって良好な結果が得られることを意味している。すなわち、船舶1の航走速度が高い領域でウェッジ40を船体幅方向へ広げ、反対に、船舶1の航走速度が低い領域でウェッジ40を船体幅方向へ狭めるというように、船舶1の航走速度に応じて船尾形状を変化させることにより、船舶1の航走速度に応じて最も船体抵抗低減効果が大きい船尾形状を選択することができる。
ところで、上述した実施形態においては、たとえば図8及び図9に示すように、図示のウェッジ40が、整流板10Eの船体前方側端部となる支点Cを中心として船尾側を船体幅方向に回動させており、船体後方のウェッジ40を広げたり狭めたりして船尾形状を容易に変化させることができる。この場合、可動部41は、固定側となるウェッジ40の空間、すなわち箱部42から突出した状態でウェッジ40の幅を広げ、箱部42内に収納された状態で幅を狭める構造となっている。
そして、この場合の整流板10Eについては、たとえば図10に示す第1変形例のように、整流板10Eの長さを回動に連動して可変とする伸縮機構45を設けておくことが好ましい。この伸縮機構45は、たとえば入れ子式を採用することができる。すなわち、外向きに開いてウェッジ幅Wを広げた整流板10Eの状態では、後端部側が本体内に収納されて短くなっているが、整流板10Eを傾斜させて狭めた10E′の状態では、後端部側が本体端部から後方へ突出して長くなる。
このような伸縮機構45を備えた整流板10Eは、船底形状が整流板可動範囲において幅方向に平らではないため、整流板10Eの向きに応じて必要長さが大きく変化するような船舶にもウェッジ可変機構20を適用可能となる。
続いて、上述した第3の実施形態について、第2変形例を図11及び図12に基づいて説明する。
この変形例では、ウェッジ幅可変機構20Aの整流板50が、ウェッジ40Aの側面位置で船体幅方向にスライドさせる船尾側整流板51と、船尾側整流板51より船体前方側に設置され、船体前後方向を複数に分割されて船体幅方向に複数列配列された1または複数対の可動収納式の船首側整流板52とを備えている。
船尾側整流板51は、船首側整流板52から独立して可動部41と一体に船体幅方向へスライドする部分である。
船首側整流板52は、たとえば図12に示すように、船体前後方向が複数枚に分割されている。この船首側整流板52は可動収納式とされ、船体1側の収納位置から軸53を中心に回転させて出し入れする構造や、軸53により一端を船体面に支持されて回転する構造等を採用すればよい。すなわち、船尾底面3に設けた凹部(不図示)を収納位置とし、この収納位置から略90度の回転により船尾船底3から略真下に突出する使用位置まで移動する構造や、船尾船底3に略密着する収納位置と略真下突出する使用位置との間を略90度回転して移動する構造等を採用すればよい。
このような構成により、船底形状が複雑になる通常の3次元面形状を有する船舶についても、ウェッジ幅可変機構20Aの適用可能となる。この場合、たとえば図11(b)に示すように、異なる航走速度に対応して複数列(図示の例では2列)を配列した複数対の船首側整流板52、52′から、実際の船速に合わせて選択した一対を使用位置にして船尾形状を変化させることができる。なお、船尾側整流板51については、使用位置にある船首側整流板52,52′と位置合わせするようにスライドさせればよい。
すなわち、低速域においては、船体幅方向の内側に配置された船首側整流板52′を使用位置とし、かつ、船体幅方向の外側に配置された船首側整流板52を収納位置とすることにより、航行時の船体抵抗を低減することができる。また、高速域においては、船体幅方向の内側に配置された船首側整流板52′を収納位置とし、かつ、船体幅方向の外側に配置された船首側整流板52を使用位置とすることにより、航行時の船体抵抗を低減することができる。
このような構成としても、船舶1の航走速度が高い領域でウェッジ40Aを船体幅方向へ広げ、反対に、船舶1の航走速度が低い領域でウェッジ40Aを船体幅方向へ狭めるというように、船舶1の航走速度に応じて船尾形状を変化させることにより、船舶1の航走速度に応じて最も船体抵抗低減効果が大きい船尾形状を選択することができる。
従って、本発明の船尾形状は、特に高速航走時の船体抵抗をより一層低減可能することができるので、船舶の航走性能や運行効率を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明に係る船尾形状の第1の実施形態を示しており、(a)は船尾船底部分の要部拡大図、(b)は船尾底面部分を示す背面図である。 水流偏向体(ウェッジ)を備えた高速船舶を示しており、(a)は高速船舶の側面図、(b)は(a)の船尾底面部分を示す要部拡大図、(c)は(a)の船尾底面部分を示す背面図である。 本発明に係る船尾形状の第2の実施形態を示しており、(a)は船尾船底部分の要部拡大図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)の底面図である。 図3に示した第2の実施形態の第1変形例を示す底面図である。 図3に示した第2の実施形態の第2変形例を示す底面図である。 図3に示した第2の実施形態の第3変形例を示す底面図である。 図3に示した第2の実施形態の第4変形例を示しており、(a)は底面図、(b)は(a)のB−B断面図である。 本発明に係る船尾形状の第3の実施形態を示しており、(a)は船尾船底部分の要部拡大図、(b)は船尾底面部分の背面図、(c)は(b)の底面図である。 図8に示したウェッジ幅可変機構について、具体的な構成例を示す説明図である。 図8に示した第3の実施形態の船尾形状について、第1変形例を示す底面図である。 図8に示した第3の実施形態の船尾形状について第2変形例を示す図で、(a)は背面図、(b)は底面図である。 図11に示した船首側整流板の動作を示す斜視図である。
符号の説明
1 船体
2 船尾
3 船尾底面
4,4A ウェッジ(水流偏向体)
5,5A 傾斜面(下面)
10,10A〜E,50 整流板
20,20A ウェッジ幅可変機構
40,40A ウェッジ
45 伸縮機構
51 船尾側整流板
52 船首側整流板

Claims (10)

  1. 高速船舶の船尾底面に対して隙間無く固定され、船体縦断面上の前記船尾底面に対して後ろ下がりに傾斜した下面を有する水流偏向体を備えている船尾形状であって、
    前記水流偏向体より下側に突出するとともに、前記水流偏向体の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板を備えていることを特徴とする船尾形状。
  2. 前記整流板が、前記水流偏向体の両側端に接して一対設けられていることを特徴とする請求項1に記載の船尾形状。
  3. 前記整流板が、前記水流偏向体の中間部に一対または複数対設けられていることを特徴とする請求項1に記載の船尾形状。
  4. 前記整流板の長さが、前記水流偏向体の高さに応じて複数対の対毎に異なることを特徴とする請求項3に記載の船尾形状。
  5. 前記整流板が、平面視で船体前方側を開いたハの字状に設けられていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の船尾形状。
  6. 前記整流板が、船体前後方向から見て下方を開いたハの字状に設けられていることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の船尾形状。
  7. 高速船舶の船尾底面に対して隙間無く固定され、船体縦断面上の前記船尾底面に対して後ろ下がりに傾斜した下面を有する水流偏向体を備えている船尾形状であって、
    前記水流偏向体より下側に突出するとともに、前記水流偏向体の圧力上昇部から船尾方向へ延びる整流板を備え、
    前記水流偏向体を前記整流板とともに船体幅方向へ動作させる水流偏向体幅可変機構を設けたことを特徴とする船尾形状。
  8. 前記水流偏向体幅可変機構が、前記整流板の船体前方側端部を支点にして船尾側を船体幅方向に回動させることを特徴とする請求項7に記載の船尾形状。
  9. 前記整流板の長さを回動に連動して可変とする伸縮機構が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の船尾形状。
  10. 前記水流偏向体幅可変機構が、前記水流偏向体の側面位置で船体幅方向にスライドさせる船尾側整流板と、前記船尾側整流板より船体前方側に設置され、船体前後方向を複数に分割されて船体幅方向に複数列配列された1または複数対の可動収納式の船首側整流板とを備えていることを特徴とする請求項7に記載の船尾形状。
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