JP2010030001A - 工作機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】工作物の両端部を支持する一対の支持部材の少なくとも一方は、支持する工作物を挿通する挿通穴43と、挿通した工作物の側面から工作物を把持する複数の爪部45と、が設けられたチャック40Cであり、更に、チャック40Cに対して着脱可能に構成され、先端部に略円錐状のセンタ部71を有し、センタ部71の後方には挿通穴43に対応する径を有する挿通部72を有するセンタアダプタ70を備える。そして、センタアダプタ70の挿通部72を、チャック40Cの挿通穴43に挿通して爪部45にて把持して芯出しすることで、チャック40Cにセンタアダプタ70を取付けることが可能となるように構成されている。
【選択図】図3
Description
図1(A)の例は、ワークWのネジ部KがワークWの長手方向に対して中央近傍にある例であり、ワークWの両端部をチャックで把持できるので、一対の支持部材をチャック30Cとチャック40Cにて構成している例である。
なお、ワークWを支持する方法には、チャックを用いてワークWの側面からワークWを把持するチャック支持方式と、ワークWの端面に略円錐形状のセンタを押付けて(この場合、ワークWの端面にはセンタを挿入する凹部が形成されている)ワークWを支持するセンタ支持方式(図6(A)及び(B)のセンタ140Cを参照)がある。
例えば特許文献1に記載された従来技術には、一対の支持部材の一方がチャック、他方がセンタで構成された回転軸主軸台モジュール装置が開示されている。
例えばEPSボールネジにも、種々の形状があり、図2(A)及び(B)に示すワークWのように長手方向に対して中央近傍にネジ部Kが配置されたワークもあれば、図6(A)及び(B)に示すワークW1のように長手方向に対して一方の端部にネジ部Kが配置されたワークもある。図2(A)及び(B)に示すワークWの場合は、一対の支持部材の双方がチャックであることが好ましく、図6(A)及び(B)に示すワークW1の場合は、ネジ部Kに近い側はセンタ、ネジ部Kから遠い側はチャックであることが好ましい。
従来では、図2(A)及び(B)に示すワークWを加工した後、図6(A)及び(B)に示すワークW1を加工する場合、図2(A)及び(B)に示す心押装置40からチャック40Cを取り外し、図6(A)及び(B)に示すように心押装置40にセンタ140Cを取付けている。また、逆の場合は、図6(A)及び(B)に示す心押装置40からセンタ140Cを取り外し、図2(A)及び(B)に示すように心押装置40にチャック40Cを取付けている。
しかし、チャック40Cからセンタ140Cへの交換作業、またはセンタ140Cからチャック40Cへの交換作業は、交換だけでなく交換後の芯出し作業も必要であるため、非常に長い時間を必要としている。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、支持部材をチャックからセンタへ、またはセンタからチャックへと、より短時間で変更することができる工作機械を提供することを課題とする。
請求項1に記載の工作機械は、工作物の両端部を一対の支持部材にて支持するとともに前記一対の支持部材をとおる支持軸回りに前記工作物を回転させる工作機械である。
前記一対の支持部材の少なくとも一方は、支持する工作物を挿通する挿通穴と、挿通した工作物の側面から当該工作物を把持する複数の爪部と、を有するチャックである。
更に、前記チャックに対して着脱可能に構成されたセンタアダプタを備え、前記センタアダプタは、先端部に略円錐状のセンタ部を有し、前記センタ部の後方には前記挿通穴に対応する径を有する挿通部を有している。
そして、前記センタアダプタの前記挿通部を、前記チャックの前記挿通穴に挿通して前記爪部にて把持して芯出しすることで、前記チャックに前記センタアダプタを取付けることが可能となるように構成されており、前記チャックに前記センタアダプタを取付けていない状態では前記チャックにて前記工作物を支持可能であり、前記チャックに前記センタアダプタを取付けた状態では前記センタアダプタの前記センタ部にて前記工作物を支持可能である。
請求項2に記載の工作機械は、請求項1に記載の工作機械であって、前記チャックには、単数または複数の取付穴が設けられている。
また、前記センタアダプタは、前記センタ部と前記挿通部との間にフランジ部を有し、前記フランジ部における前記取付穴に対応する位置に前記取付穴よりも大きな径の穴部を有しており、前記センタアダプタの前記挿通部を、前記チャックの前記挿通穴に挿通して前記爪部にて把持して芯出しした後、更に、前記穴部を貫通して前記取付穴に固定する固定部材を用いて前記チャックに前記センタアダプタを固定した後、前記爪部による前記センタアダプタの把持状態を維持、または前記爪部を開放状態にする。
請求項3に記載の工作機械は、請求項1に記載の工作機械であって、前記チャックは、前記支持軸回りに前記工作物を回転させるスピンドルに取付けられている。
前記挿通穴は、前記チャックから前記スピンドルへと形成されているとともに奥に行くに従って徐々に径が小さくなるテーパ形状に形成されており、前記センタアダプタの前記挿通部は、前記挿通穴に対応する長さを有し、前記テーパ形状に沿う形状に形成されている。
請求項4に記載の工作機械は、請求項1〜3のいずれかに記載の工作機械であって、前記支持部材として、把持可能な径の範囲が異なる複数のチャックの中から選択されたチャックが取付けられている。
そこで、略円筒形状であって、外径はそれぞれのチャックにて把持可能な径のそれぞれに対応しているとともに内周面は前記センタアダプタの嵌合部に嵌合する径及び形状に形成された複数の径変換アダプタを備える。
そして、前記挿通穴に挿通された前記センタアダプタにおける前記爪部と対向する側面には、複数の前記径変換アダプタのそれぞれを着脱可能とする前記嵌合部が形成されている。
このように、チャックとセンタを交換する構成とするのでなく、チャックを取り外すことなくチャックにセンタアダプタを着脱する構成とすることで、支持部材をチャックからセンタへ、またはセンタからチャックへと、より短時間で変更することができる。
また、チャックを取り外さないので、取付けたセンタアダプタの芯出しをする際、チャック自身の芯出し機能を利用することができるので、より短時間に芯出しをすることができる。
また、固定部材を用いてチャックにセンタアダプタを固定した後は、爪部を把持状態または開放状態のどちらの状態にしてもよく、万が一、把持状態に維持したチャックの爪部がアンクランプ状態(開放状態)になってしまっても、センタアダプタが取れてしまうことがないので、安全である。
なお、本実施の形態の説明では、X軸とY軸とZ軸は互いに直交しており、Y軸は鉛直上方を示しており、X軸とZ軸は水平方向を示している。また、X軸は砥石TがワークWに切り込む方向を示しており、Z軸は一対の支持部材(図1の例では、チャック30C、チャック40C)をとおる主軸回転軸方向を示している。
工作機械1は、基台2と、主軸テーブル20と、砥石テーブル10とを備えている。なお、各検出手段からの信号を取り込むとともに各モータに駆動信号を出力する数値制御装置等の制御手段は記載を省略している。
また、図1(A)、(B)及び図2(A)、(B)では、ネジ部KがワークWの中央近傍に配置されている場合の例を示しており、一対の支持部材30C、40Cがチャックである場合の例を示している。
主軸テーブル20は、基台2に設けられた主軸テーブル駆動モータ20M(Z軸駆動装置)と送りネジ20B、及び主軸テーブル20に設けられたナット(図示省略)により、基台2に対してZ軸方向に移動可能であり、制御手段は、エンコーダ等の検出手段20Eの検出信号によって、基台2に対する主軸テーブル20のZ軸方向の位置を検出できる。なお、Z軸は、一対の支持部材(図1の例では、チャック30C、チャック40C)をとおる主軸回転軸CZ(支持軸に相当)に平行な軸であり、送りネジ20BがZ軸である。
主軸台30Dには、主軸装置30をZ軸方向に往復移動可能な主軸移動モータ30Mが設けられており、制御手段は、エンコーダ等の検出手段30Eの検出信号によって、主軸台30Dに対する主軸装置30のZ軸方向の位置を検出できる。また、主軸装置30の先端には、心押装置40のチャック40Cと一対となるチャック30Cが設けられている。また、主軸装置30には、チャック30Cを回転させる主軸回転モータが設けられており、一対の支持部材(この場合、チャック30C、40C)にて支持したワークWを主軸回転軸CZ回りに回転させる。そして、主軸回転モータには、ワークWの回転角度または回転速度を検出する検出手段(エンコーダ等)が設けられている。
心押台40Dには、心押装置40をZ軸方向に往復移動可能な心押移動モータ40Mが設けられており、制御手段は、エンコーダ等の検出手段40Eの検出信号によって、心押台40Dに対する心押装置40のZ軸方向の位置を検出できる。また、心押装置40の先端には、主軸装置30のチャック30Cと一対となるチャック40Cが設けられている。
また、工作機械1には、一対の支持部材にてワークWを支持する前にワークWを仮置きする仮置台60が設けられている。
なお、工作機械1は、クーラントを加工個所に噴出するクーラントノズル等を備えているが、これらについては説明及び図示を省略する。
また、砥石テーブル10は、基台2に設けられた砥石テーブル駆動モータ10M(X軸駆動装置であり、切込み手段)と送りネジ10B、及び砥石テーブル10に設けられたナット(図示省略)により、基台2に対してX軸方向に往復移動可能であり、主軸回転軸CZに交差する方向に砥石Tを進退移動させる。なお、X軸は、前記Z軸に直交する方向の軸であり、送りネジ10BがX軸である。
また、砥石テーブル駆動モータ10Mには砥石テーブル10のX軸方向の位置を検出する検出手段10E(エンコーダ等)が設けられている。
なお、図1(A)及び(B)の例では、砥石駆動モータ11には検出手段を設けていないが、砥石駆動モータ11にも速度検出手段等を設け、砥石駆動モータ11の回転速度をフィードバック制御することも可能である。
図2(A)及び(B)は、長手方向の中央近傍にネジ部Kが形成されたワークWの両端部を支持する様子を説明する図であり、この場合、一対の支持部材がチャック30Cとチャック40Cである。また、主軸装置30は、主軸移動モータ30Mが回転させる送りネジ30BによってZ軸方向に往復移動する連結部材31を介してZ軸方向に往復移動可能であり、心押装置40は、心押移動モータ40Mが回転させる送りネジ40BによってZ軸方向に往復移動する連結部材41を介してZ軸方向に往復移動可能である。
そして、図2(B)に示すように、主軸装置30と心押装置40とを互いに近接する方向に移動させ、ワークWの両端部のそれぞれを、チャック30C、チャック40Cに挿通し、チャック30Cの爪部35、及びチャック40Cの爪部45にて、挿通したワークWを把持する。
しかし、チャック40Cを取り外してセンタ140Cを取付ける交換作業(またはセンタ140Cを取り外してチャック40Cを取付ける交換作業)は、非常に手間と時間がかかり、更に、交換後のチャックまたはセンタの芯出しに時間がかかり、従来は、チャックとセンタの交換を行うと、非常に作業効率が低下していた。
そこで本願の実施の形態では、以下に説明するように、チャックを主軸装置30または心押装置40から取り外すことなく、チャックに着脱可能なセンタアダプタを取り付け、または取り外しすることで、チャックからセンタへ、そしてセンタからチャックへと容易に、かつ短時間に変更できる構成とした。
次に、図3(A)〜(D)を用いて、センタアダプタ70の構造と、センタアダプタ70を着脱可能なチャックの構造の第1の実施の形態について説明する。なお、図3(A)〜(D)では心押装置40のチャック40Cにセンタアダプタ70を着脱する例を説明しているが、主軸装置30のチャック30Cについても同様の構造とすることができる。また、図3(A)及び(B)に示す心押装置40は概略形状を示している。
また、図3(C)は図3(A)におけるAA方向から見たチャック30Cを示しており、図3(D)は図3(A)におけるAA方向から見たセンタアダプタ70を示している。
図3(A)、(C)に示すように、チャック40Cは、支持するワークWの端部を挿通する挿通穴43と、挿通したワークWの側面からワークWを把持する複数の爪部45と、センタアダプタ70のフランジ部73と当接する台座部42とを有している。また、台座部42には、センタアダプタ70をボルト等の固定部材で固定する取付穴44が設けられている。なお、台座部42のほうが、爪部45よりもフランジ部73の方向に突出している。
図3(A)、(D)に示すように、センタアダプタ70は、先端部に略円錐状のセンタ部71を有し、センタ部71の後方には挿通穴43に対応する径を有する挿通部72を有している。また、センタ部71と挿通部72との間には、フランジ部73を有しており、フランジ部73における取付穴44に対応する位置には、取付穴44よりも若干大きな径の穴部74が設けられている。
なお、取付穴44と穴部74は、それぞれ単数でもよいし、複数でもよい。
そして、センタアダプタ70の挿通部72を、チャック40Cの挿通穴43に挿通し、フランジ部73と台座部42とを当接させ、取付穴44と穴部74の位置(Z軸方向から見た位置)が一致するようにセンタアダプタ70の位置を調節して、爪部45にてセンタアダプタ70をクランプする(把持する)。そして、チャック自身の芯出し機能を利用してセンタアダプタ70の芯出しをした後、穴部74を貫通させて取付穴44に固定する固定部材(ボルト等)を用いて、センタアダプタ70をチャック40Cに強固に固定する(締結する)。穴部74の直径を固定部材(ボルト等)の直系よりも大きく形成しておくことによって、爪部45のクランプによってセンタアダプタ70の芯を出した状態を保ったまま、固定部材(ボルト等)にて固定できる。固定部材を用いてチャック40Cにセンタアダプタ70を固定した後は、爪部45を把持状態または開放状態のどちらの状態にしてもよい。
なお、固定部材で固定しているので、センタアダプタ70をクランプするエア圧や油圧の供給が切れて、万が一、把持状態に維持したチャック40Cの爪部45がアンクランプ状態(開放状態)になってしまっても、センタアダプタ70が取れてしまうことがないので、安全である。
また、チャック40Cに取付けられているセンタアダプタ70を取り外す場合は、ボルト等の固定部材を抜き取った後、爪部45を把持状態にしていた場合は、爪部45を開放状態にしてセンタアダプタ70を抜き取ればよく、爪部45を開放状態にしていた場合は、そのままセンタアダプタ70を抜き取ればよい。
なお、チャック40Cの台座部42、及びセンタアダプタ70のフランジ部73を省略して、固定部材で固定することを省略してもよい(爪部45の把持のみで固定してもよい)。
次に、図4(A)〜(C)を用いて、センタアダプタ70の構造と、センタアダプタ70を着脱可能なチャックの構造の第2の実施の形態について説明する。なお、図4(A)〜(C)では心押装置40のチャック40Cにセンタアダプタ70を着脱する例を説明しているが、主軸装置30のチャック30Cについても同様の構造とすることができる。また、図4(A)〜(C)に示す心押装置40は概略形状(断面図)を示している。
また、センタアダプタ70は、先端部に略円錐状のセンタ部71を有し、センタ部71の後方には挿通穴43に対応する長さの挿通部72を有し、挿通部72は挿通穴43のテーパ形状に沿う形状に形成されている。
図3に示す第1の実施の形態に対して、図4に示す第2の実施の形態では、チャック40Cの台座部42は不要であり、センタアダプタ70のフランジ部73は不要である。
そして、センタアダプタ70の挿通部72を、チャック40Cの挿通穴43に挿通する(図4(B)参照)。そして、図4(C)に示すように、爪部45にてセンタアダプタ70をクランプする(把持する)。そして、チャック自身の芯出し機能を利用してセンタアダプタ70の芯出しをする。第2の実施の形態では、テーパ形状に形成した挿通穴43、及び挿通部72にて、第1の実施の形態よりも芯出しが容易である。
なお、チャック40Cに取付けられているセンタアダプタ70を取り外す場合は、爪部45を開放状態にしてセンタアダプタ70を抜き取ればよい。
次に、図5(A)〜(C)を用いて、センタアダプタ70の構造と、センタアダプタ70を着脱可能なチャックの構造の第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態は、図4に示す第2の実施の形態に対して、センタアダプタ70におけるチャック40Cの爪部45と対向する側面の径を、径変換アダプタ75を用いることで自由に変更できる点が異なる。以下、この相違点について説明する。なお、図5(A)〜(C)に示す心押装置40は概略形状(断面図)を示している。
なお、通常のチャックは、挿通穴43の径、及び爪部45の可動範囲等にて、予め設定された範囲の径の部材でなければ適切に把持することができない。そこで、ワークWの径に応じて、把持可能な径の範囲が異なる複数のチャックの中から選択されたチャックがスピンドル40Sの先端に取付けられている。
しかし、チャックで把持できる範囲の径に応じて、種々の径のセンタアダプタ70を用意するのは手間がかかり、広い保管スペース等も必要となるので好ましくない。そこで、略円筒形状の径変換アダプタ75を用いることで、センタアダプタ70の径を容易に変更できる構成とする。
それぞれの径変換アダプタ75は、チャックに応じた外径Dを有しており、内周面はセンタアダプタ70の嵌合部76に嵌合する径及び形状に形成されている(例えばネジ溝が形成されている)。
そして、チャック40Cに対応する外径の径変換アダプタ75を選択し、選択した径変換アダプタ75をセンタアダプタ70の嵌合部76に嵌合させ、センタアダプタ70の挿通部72を、チャック40Cの挿通穴43に挿通する(図5(B)参照)。
そして、図5(C)に示すように、爪部45にてセンタアダプタ70をクランプする(把持する)。そして、チャック自身の芯出し機能を利用してセンタアダプタ70の芯出しをする。
なお、チャック40Cに取付けられているセンタアダプタ70を取り外す場合は、爪部45を開放状態にしてセンタアダプタ70を抜き取ればよい。
また、第1及び第2の実施の形態にて説明したセンタアダプタ70も、第3の実施の形態と同様に嵌合部76を形成し、チャック40Cに対応する外径の径変換アダプタ75を選択して嵌合することができるように構成することも可能である。
これにより、チャックとセンタの段取り替えが容易となり、段取り替え時間を大幅に短縮することが可能となり、生産性を向上させることができる。
また、センタをチャックに直接取付ける方式であるため、従来よりもセンタ部の長さを短くすることが可能となり、剛性が確保され、加工精度も良好な結果を得ることができる。
また、本実施の形態では加工工具の例として砥石Tを用いたが、バイトやエンドミル等、種々の加工工具を用いた工作機械に適用することができる。
また、本実施の形態では、チャック30C、40Cにセンタアダプタ70を着脱可能な例を説明したが、チャック30C、40Cの少なくとも一方がセンタアダプタ70を着脱可能な構造としてもよい。
2 基台
10 砥石テーブル
10M 砥石テーブル駆動モータ
10B 送りネジ
11 砥石駆動モータ
20 主軸テーブル
20M 主軸テーブル駆動モータ
20B 送りネジ
30 主軸装置
30C チャック(支持部材)
30D 主軸台
30M 主軸移動モータ
35 爪部
40 心押装置
40C チャック(支持部材)
40D 心押台
40M 心押移動モータ
40S スピンドル
42 台座部
43 挿通穴
44 取付穴
45 爪部
70 センタアダプタ
71 センタ部
72 挿通部
73 フランジ部
74 穴部
75 径変換アダプタ
76 嵌合部
T 砥石(加工工具)
W ワーク
CZ 主軸回転軸(支持軸)
TZ 砥石回転軸
Claims (4)
- 工作物の両端部を一対の支持部材にて支持するとともに前記一対の支持部材をとおる支持軸回りに前記工作物を回転させる工作機械であって、
前記一対の支持部材の少なくとも一方は、支持する工作物を挿通する挿通穴と、挿通した工作物の側面から当該工作物を把持する複数の爪部と、を有するチャックであり、
更に、前記チャックに対して着脱可能に構成されたセンタアダプタを備え、
前記センタアダプタは、先端部に略円錐状のセンタ部を有し、前記センタ部の後方には前記挿通穴に対応する径を有する挿通部を有しており、
前記センタアダプタの前記挿通部を、前記チャックの前記挿通穴に挿通して前記爪部にて把持して芯出しすることで、前記チャックに前記センタアダプタを取付けることが可能となるように構成されており、
前記チャックに前記センタアダプタを取付けていない状態では前記チャックにて前記工作物を支持可能であり、前記チャックに前記センタアダプタを取付けた状態では前記センタアダプタの前記センタ部にて前記工作物を支持可能である、
工作機械。 - 請求項1に記載の工作機械であって、
前記チャックには、単数または複数の取付穴が設けられており、
前記センタアダプタは、前記センタ部と前記挿通部との間にフランジ部を有し、前記フランジ部における前記取付穴に対応する位置に前記取付穴よりも大きな径の穴部を有しており、
前記センタアダプタの前記挿通部を、前記チャックの前記挿通穴に挿通して前記爪部にて把持して芯出しした後、更に、前記穴部を貫通して前記取付穴に固定する固定部材を用いて前記チャックに前記センタアダプタを固定した後、前記爪部による前記センタアダプタの把持状態を維持、または前記爪部を開放状態にする、
工作機械。 - 請求項1に記載の工作機械であって、
前記チャックは、前記支持軸回りに前記工作物を回転させるスピンドルに取付けられており、
前記挿通穴は、前記チャックから前記スピンドルへと形成されているとともに奥に行くに従って徐々に径が小さくなるテーパ形状に形成されており、
前記センタアダプタの前記挿通部は、前記挿通穴に対応する長さを有し、前記テーパ形状に沿う形状に形成されている、
工作機械。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の工作機械であって、
前記支持部材として、把持可能な径の範囲が異なる複数のチャックの中から選択されたチャックが取付けられており、
略円筒形状であって、外径はそれぞれのチャックにて把持可能な径のそれぞれに対応しているとともに内周面は前記センタアダプタの嵌合部に嵌合する径及び形状に形成された複数の径変換アダプタを備え、
前記挿通穴に挿通された前記センタアダプタにおける前記爪部と対向する側面には、複数の前記径変換アダプタのそれぞれを着脱可能とする前記嵌合部が形成されている、
工作機械。
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