JP2010029974A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却装置の小型化に有利な配電盤の排熱機構を提案すること。
【解決手段】冷却装置1の装置筐体15内には、空気吸い込み口23から凝縮器10を経由して空気吹き出し口24に至る凝縮器冷却用空気流路Aと機械室17から配電盤室19を経由して凝縮器冷却用空気流路Aに至る第1配電盤排熱用空気流路Cが形成されている。凝縮器冷却用空気流路A内に配置されている送風ファン12が動作すると各空気流路A、Cに沿った凝縮器冷却用空気流と第1配電盤排熱用空気流が形成されるので、配電盤室19に新たな冷却ファンを取り付けなくても配電盤18が空気流に晒される。また、配電盤18から配電盤室19内に放出された熱は第1配電盤排熱用空気流に乗って凝縮器冷却用空気流路Aに至り空気吹き出し口24から排出される。配電盤室19に熱が滞留しないので、配電盤室19の容量を小さくできる。よって、冷却装置1の小型化に有利である。
【選択図】図3

Description

本発明は、送風ファンを用いて凝縮器を空冷している冷却装置に搭載されている配電盤の排熱機構の改良に関する。
工作機械などの被冷却物に冷却液を供給する冷却装置は、例えば、特許文献1に記載されている。冷却装置は、被冷却物と冷却装置との間で冷却液を循環させるための圧送ポンプと、被冷却物との熱交換によって暖められて戻ってくる冷却液を冷却するための冷凍サイクルを搭載している。冷凍サイクルは、冷媒を圧縮して循環させる圧縮機と、この圧縮機から吐出された高温・高圧の冷媒の温度を下げる排熱部としての機能を果たす凝縮器と、冷媒と冷却液との間で熱交換して冷却液を冷却する冷却器を備えている。また、冷却装置は、凝縮器を空冷するための送風ファンと、圧送ポンプ、圧縮機、凝縮器、冷却器、送風ファンなどの各機器に配線を分岐させて電力を供給する配電盤を搭載している。
発熱して高温になる配電盤には冷却装置が取付けられている。特許文献2には、ヒートパイプと冷却ファンとが取付けられた配電盤が記載されている。
特開2003−329355号公報 特開平3−178510号公報
配電盤は、冷凍サイクルで発生する結露や被冷却物に供給する冷却液など付着することがないように装置筐体内に区画されている配電盤室に配置されている。
ここで、冷却装置の小型化を図るためには、配電盤室の容量を小さく形成する必要がある。しかし、配電盤室の容量が小さいと、配電盤室内に冷却能力の高い大型の冷却ファンなどを取り付けることができないという問題がある。また、配電盤室の容量が小さいと、配電盤から放出された熱が配電盤室内に滞留してしまい、配電盤からの排熱が十分に行われなくなるという問題がある。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、冷却装置の小型化に有利な配電盤の排熱機構を備えた冷却装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の冷却装置は、
装置筐体と、
前記装置筐体に形成した空気吸い込み口および空気吹き出し口と、
前記空気吸い込み口から前記装置筐体内に配置されている凝縮器を経由して前記空気吹き出し口に至る第1空気流路と、
冷却器および圧縮機が配置されている機械室と、
配電盤が配置されている配電盤室と、
前記機械室から前記配電盤室を経由して前記第1空気流路に至る第2空気流路と、
前記第1空気流路に沿って前記空気吸い込み口から前記空気吹き出し口に向かう凝縮器冷却用空気流、および、前記第2空気流路に沿って前記機械室から前記第1空気流路に向かう配電盤排熱用空気流を形成する送風ファンと
を有していることを特徴とする。
本発明の冷却装置は、装置筐体内に、空気吸い込み口から凝縮器を経由して空気吹き出し口に至る第1空気流路と機械室から配電盤室を経由して第1空気流路に至る第2空気流路とを有しており、送風ファンが動作すると第1空気流路に沿って空気吸い込み口から空気吹き出し口に向かう凝縮器冷却用空気流と第2空気流路に沿って機械室から第1空気流路に向かう配電盤排熱用空気流が形成されるようになっている。送風ファンによって、凝縮器冷却用空気流とともに配電盤室内を通過する配電盤排熱用空気流が形成されるので、配電盤室に新たに大型の冷却ファンなどを取付けなくても配電盤を空気流に晒して配電盤からの排熱を促進することができる。また、配電盤から配電盤室内に放出された熱は配電盤排熱用空気流に乗って第1空気流路に至り、さらに凝縮器排熱用空気流に乗って空気吹き出し口から排出される。この結果、配電盤室内に熱が滞留することがないので、配電盤室の容量を小さくしても配電盤からの排熱が十分に行われる。従って、冷却装置の小型化に有利である。
本発明において、前記配電盤は、配電用基板、および、この配電用基板が収納されている配電盤ケースを備えており、前記第2空気流路における前記配電盤室内の流路部分は、上流側が前記配電盤ケースの内部を通過する内部流路部分であり、下流側が前記配電盤ケースの外周面部分に沿う外部流路部分であり、前記外部流路部分の下流端が前記第1空気流路に連通していることが望ましい。このようにすれば、配電盤排熱用空気流が内部流路部分に沿って配電盤ケースの内部を通過するので、配電用基板に搭載されている発熱部品は直接空冷される。また、配電盤ケースの内部の熱は配電盤排熱用空気流に乗って配電盤室内に放出された後に、外部流路部分から第1空気流路に至り空気吹き出し口から排出される。従って、配電盤ケースの内部からの排熱が十分に行われる。
この場合には、前記配電盤ケースの外周面部分にはヒートシンクが形成されており、前記外部流路部分の少なくとも一部は、前記ヒートシンクに沿って形成されていることが望ましい。このようにすれば、ヒートシンクが配電盤排熱用空気流に晒されるので、配電盤からヒートシンクを介して行われる排熱が促進される。
また、送風ファンによって配電盤排熱用空気流を発生させるためには、前記第1空気流路には、前記空気吸い込み口の側に前記凝縮器が配置され、前記空気吹き出し口の側に前記送風ファンが配置されており、前記外部流路部分の下流端は、前記第1空気流路における前記送風ファンよりも上流側の部位に連通していることが望ましい。
また、本発明において、前記機械室に形成されている機械室側排熱口から前記装置筐体の天井部分に形成されている筐体側排熱口に至る第3空気流路と、前記配電盤室から前記第3空気流路に至る第4空気流路とを有しており、前記機械室の温度が上昇することにより、前記第3空気流路に沿って前記機械室排熱口から前記筐体側排熱口に向かう上昇気流、および、前記第4空気流路に沿って前記配電盤室から前記第3空気流路に向かう第2配電盤排熱用空気流が形成されることが望ましい。すなわち、冷却装置が動作して圧縮機などが発熱することにより機械室の温度が上昇すると、第3空気流路に上昇気流が形成される。また、この上昇気流によって第3空気流路に発生する負圧によって、第4空気流路に沿って配電盤室から第3空気流路に向かう第2配電盤排熱用空気流が形成される。この結果、配電盤から配電盤室内に放出された熱は第2配電盤排熱用空気流に乗って第3空気流路に至り上昇気流に乗って筐体側排熱口から排出されるので、配電盤室に熱が滞留することがなく配電盤からの排熱が促進される。
本発明の冷却装置は、装置筐体内に、空気吸い込み口から凝縮器を経由して空気吹き出し口に至る第1空気流路と機械室から配電盤室を経由して第1空気流路に至る第2空気流路とを有しており、送風ファンが動作すると第1空気流路に沿って空気吸い込み口から空気吹き出し口に向かう凝縮器冷却用空気流と第2空気流路に沿って機械室から第1空気流路に向かう配電盤排熱用空気流が形成されるようになっている。送風ファンによって、凝縮器冷却用空気流とともに配電盤室内を通過する配電盤排熱用空気流が形成されるので、配電盤室に新たに大型の冷却ファンなどを取付けなくても配電盤を空気流に晒して配電盤からの排熱を促進することができる。また、配電盤から配電盤室内に放出された熱は配電盤排熱用空気流に乗って第1空気流路に至り、さらに凝縮器排熱用空気流に乗って空気吹き出し口から排出される。この結果、配電盤室内に熱が滞留することがないので、配電盤室の容量を小さくしても配電盤からの排熱が十分に行われる。従って、冷却装置の小型化に有利である。
以下に、図面を参照して本発明を適用した冷却装置の実施の形態を説明する。
(回路構成)
図1は冷却装置の回路構成図である。本例の冷却装置1は、工作機械などの被冷却物に冷却液を供給するものである。冷却液供給口2から被冷却物に送り出した冷却液を冷却液回収口3から回収することにより冷却装置1と被冷却物との間で冷却液を循環させる圧送ポンプ4と、冷却液を貯留しておくための水槽5と、これらを接続する配管6やバルブ7と、被冷却物との熱交換によって暖められて戻ってくる冷却液を冷却するための冷凍サイクル8を搭載している。冷凍サイクル8は、冷媒を圧縮して循環させる圧縮機9と、この圧縮機9から吐出された高温・高圧の冷媒の温度を下げる排熱部としての機能を果たす凝縮器10と、冷媒と冷却液との間で熱交換して冷却液を冷却する冷却器11を備えている。また、冷却装置1は凝縮器10を空冷するための送風ファン12を搭載している。
(全体構成)
図2、3を参照して冷却装置の全体構成を説明する。図2(a)は冷却装置1の正面図であり、図2(b)は側面図であり、図2(c)は平面図である。冷却装置1の内部の主要な構成が分かるように、装置筐体の前板、右側板、天井板を取り外した状態で示している。図3は冷却装置1の装置筐体内に形成される空気流路を示すために装置筐体の内部の主要な構成を模式的に示した部分斜視図である。
冷却装置1は、前後方向に扁平な直方体形状の装置筐体15を有している。装置筐体15の内部は水平仕切り板16によって上下に区画されており、下側の区画は機械室17になっている。機械室17の前側の部位には冷却器11が配置されており、後側の部位には圧縮機9、圧送ポンプ4、水槽5が配置されている。上側の区画は左右に仕切られており、容量の小さい右側の区画は、圧縮機9、凝縮器10、冷却器11、送風ファン12、圧送ポンプ4などの各機器に配線を分岐させて電力を供給する配電盤18が配置されている配電盤室19になっている。容量の大きい左側の区画は仕切り板20によって前後の前区画21および後区画22に仕切られている。
前区画21には、図3に示すように、その前面から天井面に至る凝縮器冷却用空気流路(第1空気流路)Aが形成されている。すなわち、前区画21の前面となる装置筐体15の前板の前区画21に対応する部分には矩形の空気吸い込み口23が形成されており、前区画21の天井面となる装置筐体15の天井板の前区画21に対応する部分には矩形の空気吹き出し口24が形成されている。前区画21の背面となっている仕切り板20は、垂直方向に延びている垂直板部分20aとこの垂直板部分20aから上方に延びており上端が後方に位置する傾斜板部分20bとを備えている。従って、空気が空気吸い込み口23から吸い込まれると、傾斜板部分20bによって上方に導かれて空気吹き出し口24に至る。
凝縮器冷却用空気流路A内には凝縮器10と送風ファン12が配置されている。凝縮器10は扁平な直方体形状をしたフィンアンドチューブ型のものであり、空気吸い込み口23を塞ぐようにして水平仕切り板16の前端縁部分に取り付けられている。凝縮器10には左右の側面および上面を覆って後方に延びているコンデンサフード25が取付けられている。コンデンサフード25は、右側板25aおよび左側板25bとこれら右側板25aおよび左側板25bの上端に架け渡されている上側板25cとを備えている。送風ファン12は、コンデンサフード25の後端開口を覆うように取り付けられている。
ここで、コンデンサフード25の右側板25aと、この右側板25aと連続するようにして右側板25aの後方に配置されている縦仕切り板26によって、前区画21および後区画22と配電盤室19とは仕切られている。また、コンデンサフード25の右側板25aの上側部分には、前区画21における凝縮器10と送風ファン12の間の部位と配電盤室19とを連通させている第1連通口27が形成されている。
後区画22には、図3に示すように、その下の機械室17から天井面に至る機械室排熱用空気流路(第3空気流路)Bが形成されている。すなわち、後区画22の底面となる水平仕切り板16の後区画22に対応する部分には機械室17と連通する矩形の機械室側排熱口28が形成されている。また、後区画22の天井となる装置筐体15の天井板の後区画22に対応する部分には矩形の筐体側排熱口29が形成されている。なお、後区画22内には、図2に示すように、機械室17の側から圧送ポンプ4の上端部分が突出している。
次に、配電盤室19に配置されている配電盤18は、配電用基板30と、この配電用基板30を内蔵している配電盤ケース31を備えている。配電盤ケース31は扁平な直方体形状をしており、前後方向に長く延びるように配置されている。配電盤ケース31の左側板部分31aは縦仕切り板26と一定の隙間を開けて対峙しており、その外面の上半部分にはヒートシンク32が形成されている。配電盤ケース31の右側板部分31bは装置筐体15の右側板と接している。配電盤ケース31の底板部分31cには第1開口33が形成されており、後端板部分31dの上端部分には第2開口34が形成されている。また、前端板部分31eの下側部分には第3開口35が形成されている。
配電盤室19の底面の配電盤18が載置されている部位、すなわち、水平仕切り板16の配電盤18が載置されている部位には、機械室17と配電盤室19とを連通させる第2連通口36が形成されている。この第2連通口36には、配電盤ケース31の底板部分25bに形成されている第1開口33が接続されている。また、配電盤室19と後区画22とを仕切っている縦仕切り板26の後側部分において、配電盤ケース31の第2開口34に近い部位には、配電盤室19と後区画22とを連通させる第3連通口37が形成されている。さらに、縦仕切り板26の上端部分には、上方からヒートシンク32に向かう下降気流を発生させる冷却ファン38が取付けられている。
ここで、図3に示すように、装置筐体15内には、水平仕切り板16に第2連通口36形成され、コンデンサフード25の右側板部分に第1連通口27が形成されていることによって、機械室17から配電盤室19を経由して凝縮器冷却用空気流路Aに至る第1配電盤排熱用空気流路(第2空気流路)Cが形成されている。第1配電盤排熱用空気流路Cについて、より詳細には、第1配電盤排熱用空気流路Cのうち配電盤室19内の流路部分の上流側の第1開口33から第2開口34、または、第1開口33から第3開口35の間は点線で示すように配電盤ケース31の内部を通過する第1、第2内部流路部分C1、C2となっている。第2、第3開口34、35よりも下流側の流路部分は下流端が第1連通口27を介して凝縮器冷却用空気流路Aに連通する第1、第2外部流路部分C3、C4になっている。第1外部流路部分C3は、配電盤ケース31の外周面部分およびヒートシンク32に沿うように、配電盤ケース31の左側板部分31aと縦仕切り板26との間の狭い空間に形成されており、この第1外部流路部分C3は下降気流を発生させる冷却ファン38によって下方に迂回させられたのちに第1連通口27に至るように形成されている。
また、装置筐体15内には、縦仕切り板26に形成されている第3連通口37によって、配電盤室19から機械室排熱用空気流路Bに至る第2配電盤排熱用空気流路D(第4空気流路)が形成されている。
(配電盤からの排熱)
図3を参照して、冷却装置1の動作時における配電盤18からの排熱を説明する。
冷却装置1が動作すると、凝縮器10を冷却するために送風ファン12が駆動される。送風ファン12が駆動されると、凝縮器冷却用空気流路Aに沿って空気吸い込み口23から凝縮器10を通過して空気吹き出し口24に至る凝縮器冷却用空気流が形成される。また、送風ファン12によって、第1配電盤排熱用空気流路Cに沿って機械室17から配電盤室19を経由して凝縮器冷却用空気流路Aに至る第1配電盤排熱用空気流が形成される。
送風ファン12によって凝縮器冷却用空気流が形成されるだけでなく配電盤室19内を通過する第1配電盤排熱用空気流も形成される。従って、本例によれば、配電盤室19内に新たに大型の冷却ファン38などを取付けなくても、配電盤18を空気流に晒すことができる。また、冷却装置1の動作時には配電盤18の温度は70℃程度まで上昇するのに対して、機械室17の温度は通常は40℃度程度なので、第1配電盤排熱用空気流によって配電盤18からの排熱が促進される。さらに、配電盤18から配電盤室19内に放出された熱は第1配電盤排熱用空気流に乗って凝縮器冷却用空気流路Aに至り、しかる後に凝縮器冷却用空気流に乗って空気吹き出し口24から排出される。この結果、配電盤室19内に熱が滞留することがないので、配電盤室19の容量を小さくしても配電盤18からの排熱が十分に行われる。従って、冷却装置1の小型化に有利である。
また、第1配電盤排熱用空気流路Cの内部流路部分C1、C2では、第1配電盤排熱用空気流が配電盤ケース31の内部を通過するので、配電用基板30に搭載されている発熱部品は直接空冷される。そして、配電盤ケース31の内部の熱は第1配電盤排熱用空気流に乗って配電盤室19内に放出された後に、第1または第2外部流路部分C3、C4から凝縮器冷却用空気流路Aに至り空気吹き出し口24から排出される。従って、配電盤ケース31の内部からの排熱も十分に行われる。
さらに、第1外部流路部分C3では、第1配電盤排熱用空気流が配電盤18の外周面部分に沿って流れ、ヒートシンク32が第1配電盤排熱用空気流に晒される。従って、配電盤18からヒートシンク32を介して行われる排熱が促進される。加えて、第1外部流路部分C3は配電盤室19の下方に迂回させられているので、第1配電盤排熱用空気流が配電盤18の外周面部分の広い範囲を通過する。従って、配電盤18の外周面部分からの排熱が促進される。
また、冷却装置1が動作して圧縮機9や圧送ポンプ4が発熱することにより機械室17の温度が上昇すると、機械室排熱用空気流路Bに上昇気流が形成される。すると、この上昇気流が機械室排熱用空気流路Bに発生させる負圧によって、第2配電盤排熱用空気流路Dに沿って配電盤室19から機械室排熱用空気流路Bに向かう第2配電盤排熱用空気流が形成される。この結果、配電盤18から配電盤室19内に放出された熱は第2配電盤排熱用空気流に乗って機械室排熱用空気流路Bに至り、上昇気流に乗って筐体側排熱口29から排出される。従って、配電盤室19に熱が滞留することがなく、配電盤18からの排熱が促進される。
これらの結果、本例によれば、70℃程度まで上昇する配電盤18の温度を60℃以下に下降させることができる。
冷却装置の回路構成図である。 (a)は冷却装置の正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は平面図である。 冷却装置に形成されている空気流路を示すために装置筐体の内部の主要な構成を模式的に示した部分斜視図である。
符号の説明
1 冷却装置
2 冷却液供給口
3 冷却液回収口
4 圧送ポンプ
5 水槽
6 配管
7 バルブ
9 圧縮機
10 凝縮器
11 冷却器
12 送風ファン
15 装置筐体
16 水平仕切り板
17 機械室
18 配電盤
19 配電盤室
20 仕切り板
21 前区画
22 後区画
23 空気吸い込み口
24 空気吹き出し口
25 コンデンサフード
26 縦仕切り板
27、36、37 連通口
28 機械室側排熱口
29 筐体側排熱口
30 配電用基板
31 配電盤ケース
32 ヒートシンク
33、34、35 開口
38 冷却ファン
A 凝縮器冷却用空気流路(第1空気流路)
B 機械室排熱用空気流路(第3空気流路)
C 第1配電盤排熱用空気流路(第2空気流路)
D 第2配電盤排熱用空気流路(第4空気流路)

Claims (5)

  1. 装置筐体と、
    前記装置筐体に形成した空気吸い込み口および空気吹き出し口と、
    前記空気吸い込み口から前記装置筐体内に配置されている凝縮器を経由して前記空気吹き出し口に至る第1空気流路と、
    冷却器および圧縮機が配置されている機械室と、
    配電盤が配置されている配電盤室と、
    前記機械室から前記配電盤室を経由して前記第1空気流路に至る第2空気流路と、
    前記第1空気流路に沿って前記空気吸い込み口から前記空気吹き出し口に向かう凝縮器冷却用空気流、および、前記第2空気流路に沿って前記機械室から前記第1空気流路に向かう配電盤排熱用空気流を形成する送風ファンと
    を有していることを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置において、
    前記配電盤は、配電用基板、および、この配電用基板が収納されている配電盤ケースを備えており、
    前記第2空気流路における前記配電盤室内の流路部分は、上流側が前記配電盤ケースの内部を通過する内部流路部分であり、下流側が前記配電盤ケースの外周面部分に沿う外部流路部分であり、
    前記外部流路部分の下流端が前記第1空気流路に連通していることを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項2に記載の冷却装置において、
    前記配電盤ケースの外周面部分にはヒートシンクが形成されており、
    前記外部流路部分の少なくとも一部は、前記ヒートシンクに沿って形成されていることを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項3に記載の冷却装置において、
    前記第1空気流路には、前記空気吸い込み口の側に前記凝縮器が配置され、前記空気吹き出し口の側に前記送風ファンが配置されており、
    前記外部流路部分の下流端は、前記第1空気流路における前記送風ファンよりも上流側の部位に連通していることを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項4に記載の冷却装置において、
    前記機械室に形成されている機械室側排熱口から前記装置筐体の天井部分に形成されている筐体側排熱口に至る第3空気流路と、
    前記配電盤室から前記第3空気流路に至る第4空気流路とを有しており、
    前記機械室の温度が上昇することにより、前記第3空気流路に沿って前記機械室排熱口から前記筐体側排熱口に向かう上昇気流、および、前記第4空気流路に沿って前記配電盤室から前記第3空気流路に向かう第2配電盤排熱用空気流が形成されることを特徴とする冷却装置。
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