JP2010029887A - プレス間搬送装置 - Google Patents

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祐治 内海
Tetsuyuki Terauchi
哲行 寺内
Akitada Narimatsu
明格 成松
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Abstract

【課題】リフト台車に上向きのカウンタバランス力を作用させるカウンタバランス機構を備えたプレス間搬送装置であって、フィード台車が搬送方向に移動しリフト移動体の重心位置が変化しても、カウンタバランス力の過不足が少なく、かつ急激な加速・減速による往復運動を繰り返してもエネルギー効率が高いプレス間搬送装置を提供する。
【解決手段】ワーク1を上流側から下流側に搬送するプレス間搬送装置10。リフト台車12、フィード台車14、搬送物把持機構16、カウンタバランス機構18、および圧力調整装置20を備える。圧力調整装置20は、フィード台車12の移動により、移動側(フィード台車の進行方向)のリザーブタンク18bの圧力を上げ、反対側のリザーブタンク18bの圧力を下げる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のカウンタバランスシリンダを備えるプレス間搬送装置に関する。
本出願において、プレス間搬送装置とは、上流側プレス装置と下流側プレス装置の間に位置し、プレス成形するワークを上流側プレス装置から下流側プレス装置に搬送する装置をいう。
かかるプレス間搬送装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の「トランスファフィーダ」は、設置面積の小さなトランスファプレスを製造しうるトランスファプレス用トランスファフィーダを目的とする。
そのため、この装置は、図3に示すように、ワーク50を保持可能な複数のワーク保持機構52と、そのワーク保持機構を前後方向に移動させうる複数対のフィード駆動機構53と、そのワーク保持機構を上下方向に移動させうる複数対のリフト駆動機構54とを備え、複数対のリフト駆動機構が左右を一対としてトランスファプレス内の前後方向に所定の間隔で配置され、一つのリフト駆動機構54が移動させるワーク保持機構52とそのリフト駆動機構の直前または直後に配置されたリフト駆動機構が移動させるワーク保持機構とが特定位置にあるワーク50を交互に把持または開放可能になっており、フィード駆動機構53とリフト駆動機構54とが同期して所定の軌跡を描くようにワーク保持機構を移動させるものである。
特開2004−130317号明細書、「トランスファフィーダ」
図4は、従来のプレス間搬送装置の全体構成図である。この図において、右側が上流側プレス装置(図示せず)、左側が下流側プレス装置(図示せず)であり、紙面の上下が高さ方向の上下に対応する。
このプレス間搬送装置60は、垂直(上下方向)と水平(搬送方向:図で左右)の2次元動作をする搬送装置であり、固定フレーム61に対して垂直方向に移動可能に取り付けられたリフト台車62と、リフト台車62に対して水平方向(搬送方向)に移動可能に取り付けられたフィード台車63と、フィード台車63に固定された搬送物把持機構64を備える。
リフト台車62とフィード台車63は、それぞれに駆動装置62a,63aと駆動源62b,63b(サーボモータなど)を備える。リフト駆動装置62aは、この例ではリフトラック65aとリフトピニオン65bからなり、フィード駆動装置63aは、この例ではフィードラック66aとフィードピニオン66bからなる。
このプレス間搬送装置60は、さらに、エアシリンダ67(以下、「カウンタバランスシリンダ」という)とリザーブタンク68と圧力調整弁69からなるカウンタバランス機構70を備える。
すなわち、従来のプレス間搬送装置60では、リフト台車62と固定フレーム61にエアシリンダ(カウンタバランスシリンダ67)のロッドとヘッドをそれぞれ取り付け、リフト台車62に常に重力をキャンセルする方向にエア力(カウンタバランス力)を作用させるカウンタバランス機構70を備え、リザーブタンク68と圧力調整弁69によって、エア力を一定に保つようになっている。なおカウンタバランスシリンダ67は2箇所以上設けるのが一般的である。
上述した従来のプレス間搬送装置60には、以下の問題点があった。
(問題点1)
リフト台車62上にフィード台車63があり、これが水平方向に移動すると、リフト移動体(リフト台車62+フィード台車63)の重心位置が変化し、カウンタバランス力に過不足が生じる。この過不足分はリフト駆動機構の負荷となるため、駆動機構の大型化、コストアップ、エネルギー消費アップを招く。
また、エア力の過剰と不足が切り替わることでガタ殺し機能が失われ、振動・騒音・寿命低下・制御精度低下をまねく。
すなわち、フィード台車63が搬送方向に移動すると、リフト台車62とフィード台車63の全体の重心位置が移動し、これにより、リフト駆動装置62aとカウンタバランス機構70への負荷が変動し、結果としてリフト駆動装置62aの負荷を増大させる。
図4のように、2台のリフト駆動装置62aと2台のカウンタバランスシリンダ67がリフト台車62の上流端と下流端に配置され、各カウンタバランスシリンダ67に独立にリザーブタンク68がついている場合について、以下に説明する。
フィード台車63が中央に位置するときに、ちょうど重力がキャンセルされるような空気圧に圧力調整弁69が調整されている。この場合、フィード台車63が上流に移動すると、上流側の負荷が増え、下流側の負荷が減る。下流に移動すれば逆である。
この負荷の増減分は駆動源62b(リフトモータ)の負荷となり、重力による負荷の分、電力消費が増える問題点がある。
また重力を支えつつリフトラック65aを駆動する能力が必要なことからリフト駆動機構62aが大型化し、装置のコストアップと、機構重量の増加によりさらに負荷が増加するという問題点がある。
またもし負荷の増減をカウンタバランス機構70の圧力調整で補おうとすると、急速な圧力調整のために圧縮空気の供給能力を引き上げねばならないため、バルブ(圧力調整弁69)が大型化し、かつフィード台車63が移動するたびにタンクの圧力を上げ下げするために圧縮空気をムダにするといった問題点が生じる。
仮に、リフトラック65aが1本の場合、モータ負荷は増えないが、リフト台車62の全体を傾斜させるモーメントが働き、振動や騒音、位置決め精度の低下、ガイドの損傷といった問題が生じる。
また、カウンタバランスシリンダ67が1本の場合、負荷のアンバランスをリフトラック65aで受ける問題点は変わらない。
さらに、リフトラック65aやカウンタバランスシリンダ67が3本以上ある場合でも、リフトラック65aの負荷が増える問題点は変わらない。
また、駆動機構62aがラックピニオンでない場合、駆動源62bがサーボモータでない場合も問題点は同様である
(問題点2)
フィード駆動装置63aは急激な加速・減速による往復運動を繰り返すため、エネルギー効率が悪い。
サーボモータを用いた駆動機構では、減速時に電力回生して効率を高める技術があるが、電力変換損失は避けられない。
また、急激な加速を行うためにフィード駆動装置63aが大型化し、コストアップと電力消費増加を招いている
本発明は上述した従来の問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、リフト台車に上向きのカウンタバランス力を作用させるカウンタバランス機構を備えたプレス間搬送装置であって、フィード台車が搬送方向に移動しリフト移動体の重心位置が変化しても、カウンタバランス力の過不足が少なく、かつ急激な加速・減速による往復運動を繰り返してもエネルギー効率が高いプレス間搬送装置を提供することにある。
本発明によれば、ワークを上流側から下流側に搬送するプレス間搬送装置であって、
搬送方向に水平に延び、鉛直方向に移動可能に取り付けられたリフト台車と、
リフト台車に沿って、搬送方向に水平に移動可能に取り付けられたフィード台車と、
フィード台車に固定されワークを着脱可能に把持する搬送物把持機構と、
リフト台車に上向きのカウンタバランス力を作用させるカウンタバランス機構とを備え、
前記カウンタバランス機構は、搬送方向に間隔を隔ててリフト台車にそのロッド先端部が取り付けられた上流側と下流側のカウンタバランスシリンダと、
各カウンタバランスシリンダのロッド側と連通し加圧空気を内部に保有する上流側と下流側のリザーブタンクと、
各リザーブタンクに所定圧の加圧空気を供給する上流側と下流側の圧力調整弁とからなり、
さらに、フィード台車の移動により、フィード台車の進行方向のリザーブタンクの圧力を上げ、反対側のリザーブタンクの圧力を下げる圧力調整装置を備える、ことを特徴とするプレス間搬送装置が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記圧力調整装置は、上流側と下流側の空気室を有し、フィード台車の移動によりフィード台車の進行方向の空気室の内圧が上昇する空圧装置と、
該空圧装置の上流側空気室を上流側リザーブタンクに、その下流側空気室を下流側リザーブタンクにそれぞれ接続する上流側と下流側の接続管路と、
各接続管路の途中に設けられ、制御装置からの信号によって排気可能な上流側と下流側の排気弁とを備え、
フィード台車が中央に位置するときにカウンタバランス力が適正になるよう、前記所定圧が設定されている。
本発明の第1実施形態によれば、前記空圧装置は、リフト台車に沿って固定され、そのピストンがリフト台車に固定されたロッドレスシリンダであり、
前記上流側と下流側の接続管路により、ロッドレスシリンダの上流側が上流側リザーブタンクに、その下流側が下流側リザーブタンクに、それぞれ接続されている。
本発明の第1実施形態によれば、前記空圧装置は、それぞれリフト台車に沿って固定され、それぞれのロッドがフィード台車に向けて水平に位置する上流側と下流側の空圧シリンダであり、
前記上流側と下流側の接続管路により、上流側空圧シリンダのピストン側が上流側リザーブタンクに、下流側の空圧シリンダのピストン側が下流側リザーブタンクに、それぞれ接続されている。
上記本発明の構成によれば、カウンタバランス機構が、それぞれ上流側と下流側に設けられたカウンタバランスシリンダ、リザーブタンク、および圧力調整弁からなり、さらに、圧力調整装置を備えるので、フィード台車が上流側に移動すると、上流側空気圧が高く、下流側は低くなって、カウンタバランスシリンダの発生する力が変動する。
従って、フィード台車が搬送方向に移動しリフト移動体の重心位置が変化しても、圧力調整装置により移動側(フィード台車の進行方向)のリザーブタンクの圧力を上げ、反対側のリザーブタンクの圧力を下げるので、カウンタバランス力の過不足を少なくできる。
また、急激な加速・減速による往復運動を繰り返しても、圧力調整装置により移動側(フィード台車の進行方向)のリザーブタンクの圧力を上げ、反対側のリザーブタンクの圧力を下げるので、フィード方向の負荷が軽減され、運動エネルギー効率を高めることができる。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明によるプレス間搬送装置の第1実施形態を示す構成図である。
本発明のプレス間搬送装置10は、ワーク1を上流側から下流側に搬送する搬送装置であり、リフト台車12、フィード台車14、搬送物把持機構16、およびカウンタバランス機構18を備える。
リフト台車12は、搬送方向(図で左右)に水平に延び、リフト駆動装置13により、鉛直方向に移動可能に取り付けられている。
この例において、リフト駆動装置13は、それぞれ1対のリフトラック13a、リフトピニオン13b、およびリフトモータ13cからなり、リフトモータ13cでリフトピニオン13bを回転駆動し、これと歯合したリフトラック13aを鉛直方向に昇降させるようになっている。
なお、リフト駆動装置13はこの構成に限定されず、その他の周知の構成であってもよい。
フィード台車14は、リフト台車12に沿って、フィード駆動装置15により、搬送方向(フィード方向、図で左右)に水平に移動可能に取り付けられている。
この例において、フィード駆動装置15は、フィードラック15a、フィードピニオン15b、およびフィードモータ15cを有し、フィードモータ15cでフィードピニオン15bを回転駆動し、これと歯合したフィードラック15aに沿ってフィード台車14を搬送方向に移動させるようになっている。
なお、フィード駆動装置15はこの構成に限定されず、その他の周知の構成であってもよい。
搬送物把持機構16は、フィード台車14の下方に固定され、ワーク1を着脱可能に把持する。この搬送物把持機構16は、この例では下端に吸着パットを有するが、本発明はこの構成に限定されず、その他の周知の構成であってもよい。
カウンタバランス機構18は、リフト台車12に上向きのカウンタバランス力を作用させる装置であり、それぞれ上流側と下流側に、カウンタバランスシリンダ18a、リザーブタンク18b、および圧力調整弁18cを有する。
上流側と下流側のカウンタバランスシリンダ18aは、搬送方向(図で左右)に間隔を隔て鉛直に位置し、リフト台車12にそのロッド先端部が取り付けられ、シリンダ側が固定フレーム2に固定されている。
上流側と下流側のリザーブタンク18bは、各カウンタバランスシリンダ18aのロッド側と連通し、加圧空気を内部に保有する中空タンクである。
上流側と下流側の圧力調整弁18cは、各リザーブタンク18bに空圧源から所定圧の加圧空気を供給するようになっている。
なお、図1では、圧力調整弁18cを機械的レギュレータとしているが、圧力センサと電磁弁によって、リザーブタンク18bを任意圧力に調整する機能をもたせてもよい。
本発明のプレス間搬送装置10は、さらに、圧力調整装置20を備える。
圧力調整装置20は、フィード台車14の水平移動により、移動側(フィード台車の進行方向)のリザーブタンク18bの圧力を上げ、反対側のリザーブタンク18bの圧力を下げる機能を有する。
この図において、圧力調整装置20は、空圧装置22とそれぞれ上流側と下流側に設けられた接続管路24と排気弁26を備える。
空圧装置22は、上流側と下流側の空気室22a,22bを有し、フィード台車14の移動により移動側(フィード台車の進行方向)の空気室の内圧が上昇するようになっている。
この例において、空圧装置22は、ロッドレスシリンダ23であり、リフト台車12に沿ってリフト台車12に固定され、そのピストン23aがリフト台車に固定されている。なおこの図では、図面の明瞭化のために、ロッドレスシリンダ23をリフト台車12から離して示している。
上流側と下流側の接続管路24は、空圧装置22の上流側空気室22aを上流側リザーブタンク18bに、その下流側空気室22bを下流側リザーブタンク18bにそれぞれ接続する。
すなわち、この例では、上流側と下流側の接続管路24により、ロッドレスシリンダ23の上流側が上流側リザーブタンク18bに、その下流側が下流側リザーブタンク18bに、それぞれ接続されている、
上流側と下流側の排気弁26は、この例では電磁3方弁であり、上流側と下流側の各接続管路の途中に設けられ、制御装置(図示せず)からの信号によって排気可能に構成されている。
上流側と下流側の圧力調整弁18cは、フィード台車14が中央に位置するときにカウンタバランス機構18のカウンタバランス力が適正になるよう、前記所定圧が設定されている。
なお、「適正なカウンタバランス力」とは、一般には重力とちょうど釣り合う状態であるが、ガタつきを抑えるために、故意に重力と釣り合わせない場合もある。
上述した本発明の構成によれば、カウンタバランス機構18が、それぞれ上流側と下流側に設けられたカウンタバランスシリンダ18a、リザーブタンク18b、および圧力調整弁18cからなり、さらに、圧力調整装置20を備えるので、フィード台車14が上流側に移動すると、上流側空気圧が高く、下流側は低くなって、カウンタバランスシリンダ18aの発生する力が変動する。
従って、フィード台車14が搬送方向に移動しリフト移動体の重心位置が変化しても、圧力調整装置20により移動側(フィード台車の進行方向)のリザーブタンク18bの圧力を上げ、反対側のリザーブタンク18bの圧力を下げるので、カウンタバランス力の過不足を少なくできる。
従って、カウンタバランス力が常に適正なので、リフト駆動機構の負荷が小さくなる。
また、空気圧が搬送(フィード)の加減速を補助するので、フィード駆動装置15の負荷が小さくなり、省エネルギー、小型軽量化、低コスト化ができる。
さらに、フィードモータ15cが故障した際、空気圧でフィード台車14を駆動し、干渉回避ができ、安全性が向上する。
フィード台車14が上流側に移動すると、上流側カウンタバランスシリンダ18aは昇圧され、下流側カウンタバランスシリンダ18aは減圧される。これによりカウンタバランス力が常に最適に保たれ、リフト駆動機構は重力による負荷を受けずに済む。
空気圧の比率によって、フィード台車14には常にストローク中央に向かう力が作用している。
フィード台車14の運動は一般に、上流端から加速しながら中央に達し、そこから減速しながら下流端に達する動きと、逆に下流端から加速しながら中央に達し、そこから減速しながら上流端に達する動きからなる。
すなわち、ロッドレスシリンダ23の空気圧は常にフィード台車14の運動を補助する方向に作用する。これによって、フィード駆動装置15の消費エネルギーを大幅に削減することができる。
また、これとあわせて、フィード駆動機構の必要能力を低減することも可能となる。
この場合、フィード駆動機構の軽量化によって、フィード軸・リフト軸双方の負荷が軽減されるので、より一層の省エネルギー効果が得られる。
なお、調整運転などでは中央から上流に向かう加速など、通常の運転と異なる動作もあるが、そのような場合は低速度・低加速度であるので、フィード駆動機構の能力が小さくても問題は生じない。
装置故障時などには、フィード台車14が上流端/下流端付近で長時間停止する場合がありうる。
このような場合にロッドレスシリンダ23によってフィード台車14が動かされないように、排気弁26を操作してフィード方向の空圧を無くすことができる。
フィード駆動機構が故障して、上流側のダイエリア内で停止してしまった場合、下流側の排気弁26を開放すれば、空気圧によってフィード台車14が下流側に動き、ダイエリアから払い出される。
これによって、フィード台車14とプレス金型が干渉して損傷することを防ぐことができる。
下流側のダイエリアで停止してしまった場合は、同様に上流側を排気すればよい。
図2は、本発明によるプレス間搬送装置の第2実施形態を示す構成図である。
この例において、空圧装置20は、水平に配置された上流側と下流側の空圧シリンダ24であり、それぞれリフト台車12に沿ってリフト台車12に固定され、それぞれのロッド24aがフィード台車12に向けて水平に位置する。
各ロッド24aは、フィード台車14の一部14aに当接してその動きに追従するようになっている。なおこの図では、図面の明瞭化のために、空圧シリンダ24をリフト台車12から離して示している。
また、この例において、上流側と下流側の接続管路24により、上流側空圧シリンダ24のピストン側が上流側リザーブタンク18bに、下流側の空圧シリンダ24のピストン側が下流側リザーブタンク18bに、それぞれ接続されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
上述した第2実施形態の構成では、フィード方向のエアシリンダ24のストロークを、フィード全ストロークではなく、上流端/下流端近くの一部だけにする。
第2実施形態の構成は、以下の場合に有効である。
(1)フィードストロークが長く、全ストロークをカバーするシリンダが作り難い場合、
(2)ストローク中央付近での速度が速く、シリンダが追従できない場合、
(3)サイクル毎に、ストローク中央付近で停止させる場合、
(4)ストロークの両端で急加速・急減速させ、中央部は等速運動させる場合。
なおフィード方向のエアシリンダを2本以上にしてもよい。その場合、エアシリンダをフィードラックに対して対称に配置することが好ましい。この場合、シリンダ力によってフィードガイドにモーメントが作用して精度が低下したり損傷するのを防ぐことができる。
上述した第2実施形態の構成によっても、フィード台車が上流側に移動すると、上流側空気圧が高く、下流側は低くなって、カウンタバランスシリンダの発生する力が変動する。
従って、フィード台車が搬送方向に移動しリフト移動体の重心位置が変化しても、圧力調整装置により移動側(フィード台車の進行方向)のリザーブタンクの圧力を上げ、反対側のリザーブタンクの圧力を下げるので、カウンタバランス力の過不足を少なくできる。
また、急激な加速・減速による往復運動を繰り返しても、圧力調整装置により移動側(フィード台車の進行方向)のリザーブタンクの圧力を上げ、反対側のリザーブタンクの圧力を下げるので、フィード方向の負荷が軽減され、運動エネルギー効率を高めることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明によるプレス間搬送装置の第1実施形態を示す構成図である。 本発明によるプレス間搬送装置の第2実施形態を示す構成図である。 特許文献1の「トランスファフィーダ」の構成図である。 従来のプレス間搬送装置の全体構成図である。
符号の説明
1 ワーク、10 プレス間搬送装置、
12 リフト台車、13 リフト駆動装置、13a リフトラック、
13b リフトピニオン、13c リフトモータ、
14 フィード台車、14a 一部、15 フィード駆動装置、
15a フィードラック、15b フィードピニオン、
15c フィードモータ、16 搬送物把持機構、
18 カウンタバランス機構、18a カウンタバランスシリンダ、
18b リザーブタンク、18c 圧力調整弁、
20 圧力調整装置、22 空圧装置、22a,22b 空気室、
23 ロッドレスシリンダ、23a ピストン、
24 接続管路、24a ロッド、26 排気弁(電磁3方弁)

Claims (4)

  1. ワークを上流側から下流側に搬送するプレス間搬送装置であって、
    搬送方向に水平に延び、鉛直方向に移動可能に取り付けられたリフト台車と、
    リフト台車に沿って、搬送方向に水平に移動可能に取り付けられたフィード台車と、
    フィード台車に固定されワークを着脱可能に把持する搬送物把持機構と、
    リフト台車に上向きのカウンタバランス力を作用させるカウンタバランス機構とを備え、
    前記カウンタバランス機構は、搬送方向に間隔を隔ててリフト台車にそのロッド先端部が取り付けられた上流側と下流側のカウンタバランスシリンダと、
    各カウンタバランスシリンダのロッド側と連通し加圧空気を内部に保有する上流側と下流側のリザーブタンクと、
    各リザーブタンクに所定圧の加圧空気を供給する上流側と下流側の圧力調整弁とからなり、
    さらに、フィード台車の移動により、フィード台車の進行方向のリザーブタンクの圧力を上げ、反対側のリザーブタンクの圧力を下げる圧力調整装置を備える、ことを特徴とするプレス間搬送装置。
  2. 前記圧力調整装置は、上流側と下流側の空気室を有し、フィード台車の移動によりフィード台車の進行方向の空気室の内圧が上昇する空圧装置と、
    該空圧装置の上流側空気室を上流側リザーブタンクに、その下流側空気室を下流側リザーブタンクにそれぞれ接続する上流側と下流側の接続管路と、
    各接続管路の途中に設けられ、制御装置からの信号によって排気可能な上流側と下流側の排気弁とを備え、
    フィード台車が中央に位置するときにカウンタバランス力が適正になるよう、前記所定圧が設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のプレス間搬送装置。
  3. 前記空圧装置は、リフト台車に沿って固定され、そのピストンがリフト台車に固定されたロッドレスシリンダであり、
    前記上流側と下流側の接続管路により、ロッドレスシリンダの上流側が上流側リザーブタンクに、その下流側が下流側リザーブタンクに、それぞれ接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載のプレス間搬送装置。
  4. 前記空圧装置は、それぞれリフト台車に沿って固定され、それぞれのロッドがフィード台車に向けて水平に位置する上流側と下流側の空圧シリンダであり、
    前記上流側と下流側の接続管路により、上流側空圧シリンダのピストン側が上流側リザーブタンクに、下流側の空圧シリンダのピストン側が下流側リザーブタンクに、それぞれ接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載のプレス間搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180296A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Ihi Corp 搬送装置及びトランスファプレス装置

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