JP2010028959A - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2010028959A
JP2010028959A JP2008186214A JP2008186214A JP2010028959A JP 2010028959 A JP2010028959 A JP 2010028959A JP 2008186214 A JP2008186214 A JP 2008186214A JP 2008186214 A JP2008186214 A JP 2008186214A JP 2010028959 A JP2010028959 A JP 2010028959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
locking
locked
locking portion
restraining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008186214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5311276B2 (ja
Inventor
Shinichi Sakamoto
眞一 坂本
Hideyuki Tanimoto
英之 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2008186214A priority Critical patent/JP5311276B2/ja
Publication of JP2010028959A publication Critical patent/JP2010028959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5311276B2 publication Critical patent/JP5311276B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Portable Power Tools In General (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

【課題】分割された固定子コアを、性能低減を抑制し容易に一体化できるモータを備えた電動工具を提供。
【解決手段】ハウジング内に配置されモータを備え、モータは固定子3Aと固定子3Aに装着される複数のコイル束3Cと固定子3A内に配置される回転子とを備え、固定子3Aは回転子の回転軸と平行に延びる分割面で接合された複数の分割コア4が組みあわされた枠体から構成され、枠体には複数の分割コア4を繋ぎ合わせる複数の拘束具8が設けられ、複数の分割コア4は、外周面に被係止部4C、4Dがそれぞれ形成されると共に拘束具8の装着箇所である溝がそれぞれ形成され、複数の拘束具8は、第一の分割コア4の被係止部に係止される第一係止部と、第一の分割コアに隣り合う第二の分割コア4の被係止部に係止される第二係止部と、第一係止部と第二係止部とを連結する連結部とを備えた電動工具を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は電動工具に関し、特に電動工具を駆動するモータに関する。
電動工具は高負荷で使用されることが多く、過負荷作業によりモータのコイルに大電流が流れて発熱し、コイルが焼損する場合がある。この発熱を抑制するために、コイルに用いられる導線の線径を大きくしてコイルの抵抗値を低くするという方法がある。しかし、モータによってコイルの巻線スペースは限られているため、巻線可能な導線の線径は限りがある。
そこで、例えば固定子においては、固定子を構成するコアを分割することによってコイルの巻線スペースを向上させると共に巻線工程を容易にする等により、コイルの占積率を向上させ、更に太い導線を巻線してコイルを形成し発熱を抑制する方法が施されてきた。
前述したように固定子を構成するコアを複数の分割コアに分割した際は、コイルを分割コアに巻線した後に、分割コアを一体化する必要がある。この一体化に関しては、複数のコアのそれぞれの接合部を溶接により結合させて一体化する方法や、特許文献1に示されるように、コアの接合部形状を鈎状にして嵌合させ一体化する方法がある。
特許第3264329号公報
接合部を溶接により接合する場合は、溶接によりコアが変質して磁気性能が悪化するおそれがあった。また接合部を嵌合させる場合は、分割コアの形状が複雑になり、生産性が劣っていた。また鈎状部分を嵌合する際には高い圧入力を必要とし、一体化工程が容易ではなかった。
よって本発明は、固定子を構成するコアの性能低減を抑制すると共に容易に一体化できるモータを備えた電動工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ハウジングと、該ハウジング内に配置されて先端工具を駆動するモータと、を備え、該モータは、該ハウジングに保持される固定子と、該固定子に装着される複数のコイル部と、該固定子内に回転可能に配置され回転軸と直交する断面外周が略円形の回転子とを備えて構成され、該固定子は該回転軸と平行に延びる分割面で付き合わされた複数の分割コアが組みあわされて構成される枠体から構成され、該枠体には複数の分割コアを繋ぎ合わせる複数の拘束具が設けられ、該複数の分割コアは、該枠体構成時に外周面となる周面に被係止部がそれぞれ形成されると共に、該拘束具の装着箇所であって該拘束具が該枠体に装着された状態で周面内方に該拘束具を収容する収容溝部がそれぞれ形成され、該複数の拘束具は、第一の該分割コアの該被係止部に係止される第一係止部と、該第一の分割コアに隣り合う第二の該分割コアの該被係止部に係止される第二係止部と、該第一係止部と該第二係止部とを連結する連結部と、をそれぞれ備えた電動工具を提供する。
この様な構成によると、拘束具で分割コアを接続するため、溶接等の手段を用いずとも、分割コアを一体化することができる。また分割コアには拘束具の第一、第二係止部が係止する被係止部を形成する必要があるが、この被係止部においては、拘束具により第一の分割コアに対する第二の分割コアの、第一の分割コアから隣り合う第二の分割コアに向かう方向における動きを規制可能な構成が採れればよく、複雑な形状を採る必要がない。また拘束具は、分割コアの収容溝部内に配置されて周面内方に位置するため、枠体を形成した状態で、枠体の外周部分から拘束具が突出することが抑制される。
上記構成の電動工具において、該収容溝部は、該枠体外周方向に延び、該分割コアは、複数の鋼板が該回転軸の軸方向に積層されて構成され、該複数の鋼板は、周縁の一部が該収容溝部の底面を成す底面形成板と、周縁の一部が周面を成す周面形成板と、を備え、該拘束具は、該枠体の外周形状に沿った略円弧状に形成され若しくは該枠体の外周形状に沿った略円弧形状を備えた略U字形状に形成され、該第一係止部と該第二係止部とは、該拘束具の該枠体外周方向一端と他端とにそれぞれ設けられていることが好ましい。この様な構成によると、容易に収容溝部を形成することができる。
また該被係止部は該軸方向に延び該枠体外周方向において周面の略中央に一本形成される係止溝部により提供され、該拘束具は該周方向を長尺とする板状部材から構成され、該第一係止部と該第二係止部とは、該板状部材の長尺方向両端部がそれぞれ鈎状に折り曲げられて構成され、該複数の拘束具の内、第一の該拘束具の該第一係止部は該第一の該分割コアにおける該係止溝部の他側内面に掛止して係止され、該第一の該拘束具に隣り合う第二の該拘束具の該第二係止部は該第一の該分割コアにおける該係止溝部の一側内面に掛止して係止されることが好ましい。
この様な構成によると、係止溝部内に係止した拘束具が係止溝部から外れ難くなる。よって拘束具を枠体に装着後に拘束具が枠体から外れることが抑制される。
本発明の電動工具によれば、固定子を構成するコアの性能低減を抑制すると共にこれらのコアを容易に一体化できる。
以下、本発明の実施の形態に係る電動工具について図1乃至図9に基づき説明する。図1に示される電動工具であるディスクグラインダ1は、ハウジング2と、モータ3と、ギヤ機構6と、先端工具である砥石7とから主に構成されている。
ハウジング2は、内部にモータ3を収容しており、後端にモータ3に電力を供給する図示せぬ電源スイッチを収納するテールカバー21を有している。また先端にはギヤ機構6を内蔵するギヤカバー22を有している。テールカバー21にはハウジング2内に外気を取り入れる空気吸入孔21aが形成されており、ギヤカバー22にはハウジング2内の空気を外気中に排出する空気排出孔22aが形成されている。モータ3は、主に固定子3Aと回転子3Bとから構成されており、回転子3Bの先端部分に出力軸31が設けられている。出力軸31の根本部分には、ファン32が設けられており、出力軸31が回転することによりファン32が回転し、ハウジング2内に空気吸入孔21aから空気排出孔22aへ向かう気流を発生させてモータ3を冷却している。
ギヤ機構6は、第一ベベルギヤ61と、第二ベベルギヤ62と回転軸63とから主に構成され、ギヤカバー22内に収容されている。第一ベベルギヤ61は出力軸31に設けられており、第二ベベルギヤ62は、回転軸が出力軸31と直行するように配置されて第一ベベルギヤ61と噛合している。回転軸63は、第二ベベルギヤ62に同軸回転可能に固定されており、ギヤカバー22に軸受を介して支持され、第二ベベルギヤ62の回転軸として作用している。
砥石7は回転軸63の先端に固定され、回転軸63と同軸回転可能に構成されている。砥石7の周辺には、ギヤカバー22に固定されて砥石7を保護するカバー7Aが設けられている。砥石7は回転軸63に同軸回転可能に固定されているため、モータ3の出力軸31の回転により、砥石7が回転して、被加工物を切削・研磨等することができる。
次にモータ3について説明する。モータ3は磁極を二つ備える二極整流子モータであり、固定子3Aの内部空間内に回転子3Bが収容される形態を採っている。固定子3Aは金属材料を基材とし、半割に分割された対称形状の第一、第二固定子コア4、4から主に構成されており、導線が巻回されて構成され各の固定子コア4に装着される第一、第二固定子コイル束3C、3Cが後述の磁極部41に巻回されており、対称形状の第一、第二固定子コア4、4が複数の拘束具8により拘束されて接続され、外周部分となる後述の第一、第二ヨーク部42A、42Bでハウジング2に保持されている。図2に示されるように第一、第二固定子コア4、4は組合わされて固定子3Aを構成する枠体を形成しており、枠体の外周方向と直行する方向に貫通する貫通孔を形成する。
回転子3Bは、円柱状に構成されて円柱の軸部分に回転軸となる出力軸31が配置され、出力軸31の軸方向が枠体内の貫通孔の方向と同一になるように配置されている。第一、第二固定子コア4、4における貫通孔の方向を以下軸方向と定義し、軸方向と直交し第一、第二固定子コア4、4から構成される枠体の外周に沿った方向を外周方向と定義する。また第一、第二固定子コア4、4から構成される枠体の外周となる部分を第一、第二固定子コア4、4それぞれの外周と定義する。
第二固定子コア4、4はいずれも対称形状であるので、特に言及しない限りは第一固定子コア4について説明する。第一固定子コア4は、それぞれ厚さ0.5mm程度である第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとが軸方向に積層されて構成されている。第二鋼板4Bは、第一固定子コア4の軸方向両端に四枚ずつ積層されており、両端に積層された第二鋼板4Bの間に第一鋼板4Aが複数枚積層されている。図4及び図5(a)(b)に示されるように第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとは、それぞれ磁極部41と磁極部41の該周方向一端側及び他端側に位置する第一ヨーク部42A及び第二ヨーク部42Bとから構成されており、第一ヨーク部42A及び第二ヨーク部42Bにおける外周部分の構成が異なるように構成されている。
第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとのそれぞれの磁極部41は、図4に示されるように、回転子3B(図1)に近接する磁極41Cと、磁極41Cから該周方向一端側と他端側とに向けて回転子3B(図1)に近接した状態で延出される第一腕部41A及び第二腕部41Bとから構成されている。また第一腕部41Aと第一ヨーク部42Aとの間、第二腕部41Bと第二ヨーク部42Bとの間には、導線が巻回されて第一固定子コイル束3Cが構成される第一スロット41aと第二スロット41bとがそれぞれ形成されている。磁極部41の外周面であって磁極41Cの背面となる位置には、第一固定子コア4と第二固定子コア4とを接続した状態で第一固定子コア4から第二固定子コア4に向かう仮想の軸と直交する平面が形成されており、この平面の外周方向一方側に第一係止面4Cが規定され、外周方向他方側に第二係止面4Dが規定されており、第一係止面4Cと第二係止面4Dとから被係止部が構成される。また第一係止面4Cと第二係止面4Dとの間であって第一固定子コア4の外周において該周方向略中央となる位置には、軸方向に延びる一本の係止溝4aが形成されている。
第一ヨーク部42Aの磁極部41からの延出方向先端には第二固定子コア4の第二ヨーク部42Bと付き合わされる分割面を構成する凸部43Aが設けられており、第二ヨーク部42Bの磁極部41からの延出方向先端には第二固定子コア4の第一ヨーク部42Aと付き合わされる分割面から画成される凹部43bが形成されている。よって第一固定子コア4の凸部43Aと凹部43bとが、第二固定子コア4の凹部43bと凸部43Aとにそれぞれ嵌合し、第一固定子コア4と第二固定子コア4とを確実に接合する。
また図5(a)に示される第一鋼板4Aの第一ヨーク部42A及び第二ヨーク部42B部分における周面4Eの曲率半径D1は、図5(B)に示される第2鋼板4Bの第一ヨーク部42A及び第二ヨーク部42B部分における周面4Fの曲率半径D2に比べて大きく成るように構成されている(図3)。よって図3及び図4に示されるように、第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとを複数枚積層した際には、第一鋼板4A部分と第二鋼板4Bの周面4F部分に周面4Fを底面とする収容溝部である溝4bが形成される。この溝4bの深さΔD(=(D1−D2)/2)は、拘束具8を構成する後述の金属板の板厚と略同じか、僅かに大きくなるように構成されている。
第一鋼板4A及び第二鋼板4Bのそれぞれには、第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとを積層した状態で同位置となる様に、磁極部41と第一ヨーク部42Aと第二ヨーク部42Bとの三箇所にカシメ片44A〜44Cがそれぞれ打ち出されて構成されている。よって図6に示されるように、第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとを積層すると、カシメ片44Aが打ち出された空間に隣り合う第一鋼板4A若しくは第二鋼板4Bのカシメ片44Aが嵌合する。カシメ片44B、44Cでも同様に嵌合するため、複数の第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとが積層された状態で保たれることができる。尚、図6に示されるように、カシメ片44Aが突出する方向の端部となる二枚の第二鋼板4Bについては、カシメ片44Aの代わりにカシメ片44と同じ輪郭の孔44aがそれぞれ形成されている。これはカシメ片44B、44C部分でも同様の構成を採っている。これにより、複数の第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとが積層されて第一固定子コア4が構成された際に、第一固定子コア4の軸方向端部からカシメ片44が突出することが抑制される。
拘束具8はバネ特性を備えた長尺状の金属板が折り曲げられて製造され、図8に示されるように長手方向の一端及び他端にそれぞれ位置する第一係止部8A及び第二係止部8Bと、第一係止部8Aとび第二係止部8Bとの間に位置する連結部8Cとから構成されている。第一係止部8Aと第二係止部8Bとは、それぞれ略平行な平板状に構成され、連結部8Cは、枠体の外周形状に沿った円弧状に構成されている。よって拘束具8は、第一係止部8A及び第二係止部8Bを腕部とする略U字状に形状化されている。また第一係止部8Aから第二係止部8Bまでの間の距離は、第一固定子コア4と第二固定子コア4とを接合した状態で第一固定子コア4の第一係止面4C及び第二係止面4Dを含む平面から第二固定子コア4の第一係止面4C及び第二係止面4Dを含む平面までの距離より僅かに短く構成されている。
複数の第一鋼板4Aと第二鋼板4Bとを積層して第一固定子コア4を形成した後に、その表面に絶縁塗装等を施し、図8(a)(b)に示されるように、第一スロット41a、第二スロット41b内に配線するように導線を磁極部41に巻回して第一固定子コイル束3Cを形成して装着する。第二固定子コア4にも同様に第二固定子コイル束3Cを装着し、その後に、第一固定子コア4の凸部43A及び凹部43bと第二固定子コア4の凹部43b及び凸部43Aとの嵌合により第一固定子コア4と第二固定子コア4とを接合する。
第一固定子コア4と第二固定子コア4とを部43A及び凹部43bで接合した後に、拘束具8を第一固定子コア4と第二固定子コア4とに跨って装着する。拘束具8を第一固定子コア4の収容溝4aの他端側に装着する際は、図2に示されるように、第一係止部8Aが第一固定子コア4の第二係止面4Dに当接し、第二係止部8Bが第二固定子コア4の第一係止面4Cに当接し、連結部8Cが溝4b(図8)内に収容されるように装着する。また拘束具8を第一固定子コア4の収容溝4aの一端側に装着する際は、第一係止部8Aが第二固定子コア4の第二係止面4Dに当接し、第二係止部8Bが第一固定子コア4の第一係止面4Cに当接し、連結部8Cが溝4b(図8)内に収容されるように装着する。第一係止面4C及び第二係止面4Dは、それぞれ第一固定子コア4から第二固定子コア4に向かう方向と直交する平面であり、第一係止面4C及び第二係止面4Dに当接する第一係止部8A及び第二係止部8Bは、その間の距離が第一固定子コア4の第一係止面4C及び第二係止面4Dから第二固定子コア4の第一係止面4C及び第二係止面4Dまでの距離より小さいため、拘束具8で第一固定子コア4と第二固定子コア4とを挟持して拘束し、第一固定子コア4と第二固定子コア4とが互いに解離せず一体化する。
拘束具8は、溝4b内に収容されて装着されており、固定子3Aの外周となる第一鋼板4Aの周面4Eより内方に位置するため、固定子3Aが大型化することは抑制される。また拘束具8は金属製であるため、第一固定子コア4と第二固定子コア4とに装着された後は、磁束を通す磁路の一部になる。よって溝4bを形成したことによる第一固定子コア4と第二固定子コア4との磁気性能の低下を抑制することができる。
また第一係止面4C及び第二係止面4Dは、第一固定子コア4から第二固定子コア4に向かう方向にのみ拘束具8と係止すればよいため、本実施の形態に示されるように平面状構成しても何ら不都合はなく、逆に平面状に構成することにより第一係止面4C及び第二係止面4Dを容易に構成することができる。また第一係止部8A、第二係止部8Bを第一係止面4C及び第二係止面4Dに装着する際は、第一係止部8A、第二係止部8Bが第一係止面4C及び第二係止面4Dの平面上を摺動して装着されるため、その装着が容易になる。
本発明の電動工具においては、上述の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば図10に示されるように、拘束具108において、第一係止部108Aと第二係止部108Bとのそれぞれの先端を鈎状に折り曲げてもよい。そして図11に示されるように、第一係止部108Aに設けられた鈎状部を係止溝4aを画成する他端側面41Dに掛止し、第二係止部108Bに設けられた鈎状部を係止溝4aを画成する一端側面41Dに掛止することにより、装着された拘束具108が第一固定子コア4及び第二固定子コア4から脱落することが抑制される。
また本実施の形態では、第一固定子コア4において軸方向両端の二箇所に拘束具を収容する溝を形成したが、これに限らず図12に示されるように軸方向略中間部分に溝4bを設けてもよい。この構成を採ることにより、第一固定子コア4と第二固定子コア4とを拘束具で拘束した後に、第一固定子コア4と第二固定子コア4との軸方向のずれを抑制することができる。
また本実施の形態では二分割のコアを用いたが、これに限らず三分割等の更なる多分割のコアでも適用することが可能である。また拘束具は、略U字形状に構成したがこれに限らず円弧形状でもよい。
本発明の実施の形態にかかる電動工具の側面断面図。 本発明の実施の形態にかかる電動工具の固定子の正面図。 本発明の実施の形態にかかる電動工具の固定子コアの平面図。 本発明の実施の形態にかかる電動工具の固定子コアの正面図。 本発明の実施の形態にかかる電動工具の固定子コアを構成する(a)第一鋼板(b)第二鋼板の正面図。 本発明の実施の形態にかかる電動工具の固定子コアのカシメによる接合箇所を示す部分断面図。 本発明の実施の形態にかかる電動工具の拘束具の斜視図。 本発明の実施の形態にかかる電動工具の固定子に固定子コイル束を装着した状態の(a)平面図(b)正面図。 本発明の実施の形態にかかる電動工具の固定子の平面図。 本発明の実施の形態の変形例にかかる電動工具の拘束具の斜視図。 本発明の実施の形態の変形例にかかる電動工具の固定子に拘束具を装着した状態での正面図。 本発明の実施の形態の変形例にかかる電動工具の固定子に固定子コイル束を装着した状態での平面図。
符号の説明
1・・ディスクグラインダ 2・・ハウジング 3・・モータ 3A・・固定子
3B・・回転子 3C・・第一、二固定子コイル束 4・・第一、第二固定子コア
4A・・第一鋼板 4B・・第二鋼板 4C・・第一係止面 4D・・第二係止面
4E・・周面 4a・・係止溝 4b・・溝 6・・ギヤ機構 7・・砥石
7A・・カバー 8・・拘束具 8A・・第一係止部 8B・・第二係止部
8C・・連結部 21・・テールカバー 21a・・空気吸入孔 22・・ギヤカバー
22a・・空気排出孔 31・・出力軸 32・・ファン 41・・磁極部
41A・・第一腕部 41B・・第二腕部 41C・・磁極 41a・・第一スロット
41b・・第二スロット 42A・・第一ヨーク部 42B・・第二ヨーク部
43A・・凸部 43b・・凹部 44A〜44C・・カシメ片 44a・・孔
61・・第一ベベルギヤ 62・・第二ベベルギヤ 63・・回転軸

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    該ハウジング内に配置されて先端工具を駆動するモータと、を備え、
    該モータは、該ハウジングに保持される固定子と、該固定子に装着される複数のコイル部と、該固定子内に回転可能に配置され回転軸と直交する断面外周が略円形の回転子とを備えて構成され、
    該固定子は該回転軸と平行に延びる分割面で付き合わされた複数の分割コアが組みあわされて構成される枠体から構成され、
    該枠体には複数の分割コアを繋ぎ合わせる複数の拘束具が設けられ、
    該複数の分割コアは、該枠体構成時に外周面となる周面に被係止部がそれぞれ形成されると共に、該拘束具の装着箇所であって該拘束具が該枠体に装着された状態で該周面内方に該拘束具を収容する収容溝部がそれぞれ形成され、
    該複数の拘束具は、第一の該分割コアの該被係止部に係止される第一係止部と、該第一の分割コアに隣り合う第二の該分割コアの該被係止部に係止される第二係止部と、該第一係止部と該第二係止部とを連結する連結部と、をそれぞれ備えることを特徴とする電動工具。
  2. 該収容溝部は、該枠体外周方向に延び、
    該分割コアは、複数の鋼板が該回転軸の軸方向に積層されて構成され、
    該複数の鋼板は、周縁の一部が該収容溝部の底面を成す底面形成板と、周縁の一部が該周面を成す周面形成板と、を備え、
    該拘束具は、該枠体の外周形状に沿った略円弧状に形成され、若しくは該枠体の外周形状に沿った略円弧形状を備えた略U字形状に形成され、
    該第一係止部と該第二係止部とは、該拘束具の該枠体外周方向一端と他端とにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 該被係止部は該軸方向に延び該枠体外周方向において該周面の略中央に一本形成される係止溝部により提供され、
    該拘束具は該周方向を長尺とする板状部材から構成され、該第一係止部と該第二係止部とは、該板状部材の長尺方向両端部がそれぞれ鈎状に折り曲げられて構成され、
    該複数の拘束具の内、第一の該拘束具の該第一係止部は該第一の該分割コアにおける該係止溝部の他側内面に掛止して係止され、該第一の該拘束具に隣り合う第二の該拘束具の該第二係止部は該第一の該分割コアにおける該係止溝部の一側内面に掛止して係止されることを特徴とする請求項2に記載の電動工具。
JP2008186214A 2008-07-17 2008-07-17 電動工具 Expired - Fee Related JP5311276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008186214A JP5311276B2 (ja) 2008-07-17 2008-07-17 電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008186214A JP5311276B2 (ja) 2008-07-17 2008-07-17 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010028959A true JP2010028959A (ja) 2010-02-04
JP5311276B2 JP5311276B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=41734231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008186214A Expired - Fee Related JP5311276B2 (ja) 2008-07-17 2008-07-17 電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5311276B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147214A1 (ja) * 2015-03-16 2016-09-22 黒田精工株式会社 積層鉄心の製造方法および積層鉄心の製造装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651444U (ja) * 1979-09-26 1981-05-07
JPS5692449U (ja) * 1979-12-17 1981-07-23
JPS58136981U (ja) * 1982-03-10 1983-09-14 三菱電機株式会社 直流機の界磁装置
JPH0780768A (ja) * 1993-09-16 1995-03-28 Shibaura Eng Works Co Ltd 電動工具
JP2001045684A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Hitachi Ltd 電動機固定子鉄心の製造方法
JP2002136002A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機
JP2007259620A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固定子

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651444U (ja) * 1979-09-26 1981-05-07
JPS5692449U (ja) * 1979-12-17 1981-07-23
JPS58136981U (ja) * 1982-03-10 1983-09-14 三菱電機株式会社 直流機の界磁装置
JPH0780768A (ja) * 1993-09-16 1995-03-28 Shibaura Eng Works Co Ltd 電動工具
JP2001045684A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Hitachi Ltd 電動機固定子鉄心の製造方法
JP2002136002A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動機
JP2007259620A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固定子

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016147214A1 (ja) * 2015-03-16 2016-09-22 黒田精工株式会社 積層鉄心の製造方法および積層鉄心の製造装置
CN107408872A (zh) * 2015-03-16 2017-11-28 黑田精工株式会社 层叠铁芯的制造方法和层叠铁芯的制造装置
JPWO2016147214A1 (ja) * 2015-03-16 2017-12-28 黒田精工株式会社 積層鉄心の製造方法および積層鉄心の製造装置
CN107408872B (zh) * 2015-03-16 2019-07-26 黑田精工株式会社 层叠铁芯的制造方法和层叠铁芯的制造装置
US10587172B2 (en) 2015-03-16 2020-03-10 Kuroda Precision Industries Ltd. Manufacturing method for laminated iron core and manufacturing device for laminated iron core

Also Published As

Publication number Publication date
JP5311276B2 (ja) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3200320B1 (en) Stator and manufacturing method therefor
JP2006320109A (ja) 回転電機、及び回転電機の製造方法
JP4466098B2 (ja) 電動モータ、それを備える電動工具及び電動モータの製造方法
JP6160690B2 (ja) 誘導機
JP2007089346A (ja) 回転電機の固定子
JP2008187841A (ja) 電機子コア、電機子、及びモータ、並びに電機子コアの製造方法
JP4605275B2 (ja) 車両用交流発電機
JP6334914B2 (ja) 電動工具
JP2008125324A (ja) 回転電機の固定子
JP5311276B2 (ja) 電動工具
US9209659B2 (en) Armature for rotating electric machine
JP2009011060A (ja) 整流子、直流モータ及び整流子の製造方法
JP6334823B2 (ja) 回転電機の固定子、回転電機、回転電機の固定子の製造方法、回転電機の製造方法
EP2456046B1 (en) Stator, and motor comprising same
US20130015740A1 (en) Rotor Assembly for an Electric Machine
JP5218819B2 (ja) 電動工具
JP2008131758A (ja) 回転電機
JP5376201B2 (ja) 電動工具
JP6064652B2 (ja) 電動機及び電動送風機、この電動送風機を備えた電気掃除機
JP2015027171A (ja) 固定子コア片、電動モータ、及び電動工具
JP2017169330A (ja) 電動工具
JP4533016B2 (ja) 電動工具及び電動工具用固定子
JP2016021822A (ja) ブラシレスモータ
US20130049510A1 (en) Motor for a vehicle seat
JP2001136687A (ja) 永久磁石式回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees