JP2010028893A - インバータ装置及びそのオプション部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】オプション部品を簡単に着脱することができるインバータ装置及びそのオプション部品を提供する。
【解決手段】インバータ装置1の操作表示部32に、第1のコネクタ受け部と第2のコネクタ受け部18とを設ける。第2のコネクタ受け部18には、外部制御装置と信号の授受を行うオプション部品21が着脱可能に取付けられている。操作表示部32には、オプション部品21の第1の係合部42に係合される開口部34と、第2の係合部43に係合される開口部35が形成されている。オプション部品21には、インバータ装置1の第2のコネクタ受け部18に連結される第1のコネクタ部と、インバータ装置1の開口部34に係合する第1の係合部42と、開口部35に係合する第2の係合部43と、インバータ装置1の下端部に係合する係合爪部とが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、必要に応じてオプション部品が取付けられるインバータ装置及びそのオプション部品に関する。
従来より、インバータ装置を用いてモータを広範囲の制御をすることが行われている。このようなインバータ装置は、制御部がメインコンピュータ(外部制御装置)との間で信号の授受を行うことによりインバータ回路を制御しているが、このメインコンピュータからの信号を増設したい場合には、インバータ装置に予め取付けられている標準仕様の回路基板を取外して、別部品の回路基板(オプション部品)を装着する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−311760号公報
しかしながら、インバータ装置に予め設けられている標準仕様の回路基板と別部品の回路基板とを交換する方法では、インバータ装置のケースの蓋を開けて取替え作業をする必要があり作業性が悪い。又、交換時に、インバータ装置内に埃等の異物が入り、インバータ装置の故障の原因となる虞がある。
更に、インバータ装置内の回路基板の設置スペースは、標準仕様以外の回路基板と交換できるように、標準仕様の回路基板よりもやや大きめに設計されており、インバータ装置の小型化の妨げとなっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オプション部品を簡単に着脱することができるインバータ装置及びそのオプション部品を提供することにある。
請求項1のインバータ装置は、インバータ及びこのインバータを制御する制御部を搭載したインバータ装置本体と、このインバータ装置本体に前記制御部に電気的に接続されて設けられ、オプション部品のコネクタ部が連結されるコネクタ受け部と、前記インバータ装置本体に設けられ、前記オプション部品の係合部に係合される被係合部とを具備してなることを特徴としている。
請求項2のインバータ装置のオプション部品は、外部制御装置と信号の授受を行う信号伝送部を搭載したオプション部品本体と、このオプション部品本体に前記信号伝送部に電気的に接続されて設けられ、インバータ装置のコネクタ受け部に連結されるコネクタ部と、前記オプション部品本体に設けられ、前記インバータ装置の被係合部に係合する係合部と、前記オプション部品本体に設けられ、前記インバータ装置の下端部に係合する係合爪部とを具備してなることを特徴としている。
請求項3のインバータ装置のオプション部品は、外部制御装置と信号の授受を行う信号伝送部を搭載したオプション部品本体と、このオプション部品本体に前記信号伝送部に電気的に接続されて設けられ、インバータ装置のコネクタ受け部に連結されるコネクタ部と、前記オプション部品のインバータ装置側の側面に設けられ、平板状をなすアタッチメントと、このアタッチメントに設けられ、前記オプション部品の左右両側面に延びて、当該オプション部品を挟持する挟持部と、前記アタッチメントに設けられ、前記インバータ装置の被係合部に係合する係合部とを具備してなることを特徴としている。
請求項1のインバータ装置は、インバータ装置本体にオプション部品のコネクタ部が連結されるコネクタ受け部が設けられた構成であるので、オプション部品をインバータ装置の制御部に接続することができる。又、インバータ装置本体に、オプション部品の係合部に係合される被係合部が設けられた構成であるので、オプション部品をインバータ装置本体に着脱可能に簡単に取付けることができる。
請求項2のインバータ装置のオプション部品は、オプション部品本体にインバータ装置のコネクタ受け部に連結されるコネクタ部が設けられた構成であるので、オプション部品の信号伝送部をインバータ装置の制御部に接続することができる。又、オプション部品に、インバータ装置の被係合部に係合する係合部が設けられた構成であるので、オプション部品をインバータ装置本体に着脱可能に取付けることができる。更に、オプション部品の下端部に係合爪部が設けられた構成であるので、このオプション部品がインバータ装置本体に取付けられると、係合爪部がインバータ装置本体に引っ掛かり、オプション部品がインバータ装置本体から脱落してしまうことを防止することができる。
請求項3のインバータ装置のオプション部品は、オプション部品本体にインバータ装置のコネクタ受け部に連結されるコネクタ部が設けられた構成であるので、オプション部品の信号伝送部をインバータ装置の制御部に接続することができる。又、オプション部品のインバータ装置側の側面にオプション部品を挟持するアタッチメントを取付け、このアタッチメントにインバータ装置の被係合部に係合する係合部が設けられた構成であるので、オプション部品をインバータ装置本体に着脱可能に取付けることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図11を参照しながら説明する。
インバータ装置1のインバータ装置本体2は、インバータ3及びこのインバータ3を制御する制御部たる制御回路10を搭載して構成されており、以下、このインバータ3及び制御回路10について図11に従って説明する。
図11において、入力端子3r、3s、3tは、三相交流電源4に三相の交流電源線を介して接続され、出力端子3u、3v、3wは、負荷例えばモータたるブラシレスモータ5に接続されるようになっている。直流電源回路6は、全波整流回路7と電解コンデンサ8とを備えている。この場合、全波整流回路7は、ダイオード7up〜7wnが三相ブリッジ接続されて構成され、その三相の交流入力端子は、入力端子3r、3s、3tに接続され、直流出力端子は、直流電源線P、Nに接続されており、直流電源線P、N間には、電解コンデンサ8が接続されている。
インバータ回路9は、IGBT9up〜9wnが三相ブリッジ接続されて構成され、IGBT9up〜9wnにはそれぞれフリーホイールダイオードが接続されている。このインバータ回路9において、直流入力端子は、直流電源線P、Nに接続され、三相の交流出力端子は、出力端子3u、3v、3wに接続されている。この場合、インバータ回路9は、制御回路10により制御される。
制御回路10は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、高速演算可能なCPU、インバータ制御プログラムが書き込まれた不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)、RAM、入出力ポート、シリアル通信回路、A/Dコンバータ、PWM信号形成回路などを備えている。PWM信号形成回路は、PWM波形をもつ駆動信号を生成し、その駆動信号はゲート駆動回路11を介して上記IGBT9up〜9wnの各ゲートに与えられるようになっている。又、制御回路10は、前記インバータ回路9の運転中、そのインバータ回路9を冷却する送風ファン12をファン駆動回路13を介して駆動制御するようになっている。
操作部14は、制御回路10に接続されていて、運転を開始するためのRUNキー、運転を停止するためのSTOPキー、運転周波数などの各種パラメータを設定するためのボリューム、数値変更のためのアップキーとダウンキーなどを備えている。表示部15は、LEDや液晶表示パネルから構成されており、現在の運転状態、運転周波数指令値、電圧、電流、入出力端子状態、トリップ履歴などを表示可能となっている。又、制御回路10と第1のコネクタ受け部(入出力端子)16との間に設けられた第1の外部インターフェース17は、外部制御装置(メインコンピュータなどの上位制御手段)との間で制御信号、データ信号、シリアル通信信号などを送受信するものであり、もって、外部制御装置からの信号を制御回路10に与えるとともに、制御回路10からの信号を外部制御装置に対して出力するようになっている。
更に、インバータ装置本体2には、外部制御装置からの信号を増設したい場合に、この外部制御装置の増設分の信号を制御回路10に送るためのオプション部品21が着脱可能に取付けられる構成になっている。具体的には、インバータ装置本体2の第2のコネクタ受け部(入出力端子)18に、オプション部品21の第1のコネクタ部(入出力端子)22が電気的に接続されるように構成されている。オプション部品21は、内部に、外部制御装置の増設分の信号の授受を行う信号伝送部、例えば第2の外部インターフェース23を搭載している。又、オプション部品21には、増設分の信号を送受信する外部制御装置と第2の外部インターフェース23との間の信号の送受信を可能にする第2のコネクタ部(入出力端子)24が設けられている。
これにより、インバータ本体2に取付けられたオプション部品21の第2のコネクタ部24に外部制御装置の増設用の電線が取付けられ、外部制御装置からの増設分の信号が第2のコネクタ部24を介して第2の外部インターフェース23に送られると、この送られた信号は、第1のコネクタ部22及び第2のコネクタ受け部18を介して制御回路10に送られる構成となる。又、制御回路10からの信号も外部制御装置に送られる構成となる。
又、インバータ本体2、制御回路10、ファン駆動回路13、操作部14、表示部15及び第1の外部インターフェース17の各アース端子(グランド端子)は、アース2aに接続され、オプション部品21の第2の外部インターフェース23のアース端子(グランド端子)はアース23aに接続されている。そして、インバータ装置本体2には、アース2aと第2の外部インターフェース23のアース23aとが電気的に共通になる(電気的に接続する)ように、アース接続受け部25が設けられ、オプション部品21には、アース接続受け部25に接続するアース接続部26が設けられている。
次に、インバータ装置1の具体的構造について図1及び図2を参照して説明する。
インバータ装置本体2は、構造的には、中央部30、放熱部31及び操作表示部32の三層構造になっている。インバータ装置本体2の中央部30には、インバータ3が収容されている。その中央部30の周壁には、多数の放熱孔30aが形成されている。
インバータ装置本体2の放熱部31には、前記インバータ回路9のIGBT9up〜9wnに接してこれらの放熱を行なう多数の放熱フィン31aが設けられている。
インバータ装置本体2の、矩形箱状をなす操作表示部32の内部には、制御回路10、ゲート駆動回路11、ファン駆動回路13及び第1の外部インターフェース17が収容されている。又、操作表示部32の前面部の上部には、操作部14及び表示部15が設けられている。
又、図1に示すように、操作表示部32の前面部の左側中央部には、第2のコネクタ受け部18が設けられている。この第2のコネクタ受け部18の周囲部には、背面側に凹んだ凹部33が形成されている。凹部33は、正面から見て矩形状である。
インバータ装置本体2における操作表示部32の第2のコネクタ受け部18の右側、即ち、操作表示部32の前面中央部には、左右方向に延びる矩形状の開口部34と、この開口部34のすぐ左右両側に位置する小さな矩形状の開口部35,35が形成されている。これら開口部34,35,35は、後で詳しく述べるが、被係合部として機能する。
操作表示部32の前面部の下部には、ねじ36によりねじ止めされた開閉式の蓋部37が取付けられている。
操作表示部32の下部中央及び下部左側には、図3に示すように、複数の配線穴を備えた端子台38が複数個、この場合2個配設され、この端子台38の右側に通信用コネクタ受け部39が配設されている。通信用コネクタ受け部39の外周部は、導電性に優れる金属からなっており、この通信用コネクタ受け部39の外周部は、アース2aに接続されている。そして、端子台38と通信用コネクタ受け部39とで、第1のコネクタ受け部16が構成されている。
通信用コネクタ受け部39の前方、即ち、操作表示部32の前面部の壁面(蓋部37)の下端部には、導電性に優れる金属製のアース接続受け部25が取付けられている。アース接続受け部25は、図4に示すように、大略クリップ状をなし、具体的には、断面がU字状で左右方向に延びた本体部25aと、本体部25aの左右方向の端部のうちの一端部の一辺からU字状の外方向へU字状に折曲げられて弾性変形するバネ部25bとを有した形状である。
そして、アース接続受け部25のバネ部25bが操作表示部32の内側に位置する向きで、アース接続受け部25が操作表示部32の前面部の下端部に取付けられると、アース接続受け部25の本体部25aが、操作表示部32の前面部の壁面の下端部を挟み、且つ、バネ部25bが、通信用コネクタ受け部39の外周部に接する構成になる。これにより、オプション部品21のアース23aが、アース接続受け部25及び通信用コネクタ受け部39の外面部を介して、インバータ装置本体2の制御回路部10のアース2aと共通になる。
操作表示部32の前面部には、図1〜図3に示すように、前記オプション部品21が着脱可能に取付けられている。このオプション部品21の内部には、前記第2の外部インターフェース23が収容されている。
オプション部品21の外郭は、図5及び図6を示すように、大略矩形箱状をなし、左側上部が上方に突出し、中央下部が下方に突出した形状をなしている。この左側上部が突出した部分の背面側の面(図1で操作表示部32が位置する側の面)には、操作表示部32の凹部33内に挿入嵌合される矩形状のコネクタ枠部41が設けられている。このコネクタ枠部41内には、オプション部品21の第1のコネクタ部22が設けられている。言い換えると、コネクタ枠部41は、第1のコネクタ部22を囲うハウジングである。
又、図3及び図6に示すように、オプション部品21の背面側の面の下部(図1で左側の下部)には、操作表示部32の取付けられたアース接続受け部25の本体部25aに接するように操作表示部32側に突出するアース接続部26が設けられている。アース接続部26は、導電性に優れる金属からなり、弾性変形可能な断面略く字状をなしている。これにより、オプション部品21がインバータ装置1の操作表示部32の所定の位置に取付けられると、コネクタ枠部41が凹部33に嵌合固定され、操作表示部32の第2のコネクタ受け部18とオプション部品21の第1のコネクタ部22とが連結して、オプション部品21の第2の外部インターフェース23と制御回路10とが電気的に接続されると共に、アース接続部26がアース接続受け部25に電気的に接続される構成になる。
オプション部品21の中央上部には、図1〜図3、図5及び図6に示すように、操作表示部32の開口部34と係合する第1の係合部42と、開口部35,35と係合する第2の係合部43,43とが設けられている。
第1の係合部42は、側面方向から見て略T字状をなしており、操作表示部32側の先端には下方に突出する突起部42aが設けられている。突起部42aは、開口部34に第1の係合部42が挿入されると、第1の係合部42は弾性変形して、開口部34の周縁の下端部に引っ掛かる構成になっている。
第2の係合部43は、操作表示部32の方向に突出する突起であり、開口部35内に挿入可能な断面矩形状をなしている。
オプション部品21の中央下部には、複数の配線穴を備えた端子台からなる第2のコネクタ部24が配設されている。又、オプション部品21において操作表示部32側の下部の左右両側には、図3に示すように、操作表示部32側に突出する係合爪部44,44が設けられている。この係合爪部44は、オプション部品21が操作表示部32に取付けられると、操作表示部32の前面下部に引っ掛かるように断面略L字状をなしている(図6参照)。
オプション部品21の内部の概略構造について、図7及び図8を参照して説明する。
オプション部品21は、前面カバー部51と背面カバー部52とを重ね合わせてなる略箱状をなすケース部53(図5等参照)と、このケース部53内に着脱可能に取付けられるオプション部品本体54とから構成されている。
前面カバー部51は、図7に示すように、前方に膨らんだ形状をなし、図8に示すように、中央下部を除く外周部には壁部51aが設けられている。又、前面カバー部51の左右両側の壁部51aには、壁部51aの上面から突出する係合爪部51bが2対設けられている。
背面カバー部52は、図7に示すように、略平板状をなし、下部中央部を除く外周部に壁部52aが設けられている。又、前面カバー部51の係合爪部51bに対応する位置に開口部52bが形成され、下部左側には、アース接続部26が突出可能な開口部52cが形成されている。更に、背面カバー部52の左側上部には、コネクタ枠部41を挿通可能することができる開口部52dが形成されている。背面カバー部52の背面側には、第1の係合部42、第2の係合部43及び係合爪部44が、背面カバー部52に一体に設けられている。
オプション部品本体54は、第2の外部インターフェース23を構成する電子部品(図示せず)が載置された略矩形のボード本体54aの下部に、第2のコネクタ部24(端子台)が取付けられて構成されている。又、ボード本体54aの左側上部の背面側には、コネクタ枠部41が取付けられている。更に、ボード本体54aの左下部の背面側には、アース接続部26が取付けられている。
そして、オプション部品本体54のコネクタ枠部41を背面カバー部52の開口部52dに通し、且つ、ボード本体54aから突出するアース接続部26を背面カバー部52の開口部52cに通すようにする。すると、オプション部品本体54は背面カバー部52上に載置される。更に、前面カバー部51を、オプション部品本体54を覆うようにして背面カバー部52に取付けると、前面カバー部51の係合爪部51bが、背面カバー部52の開口部52bに引っ掛かる(係合する)。これにより、前面カバー部51と背面カバー部52とオプション部品本体54とが一体となったオプション部品21が構成される。
次に、オプション部品21をインバータ装置1の操作表示部32に取付ける手順について図3、図9及び図10を参照して説明する。
まず、このメインコンピュータからの信号を増設していない場合、即ち、インバータ装置1の操作表示部32にオプション部品21が取付けられていない状態を、図9(a)に示す。この場合、操作表示部32の凹部33及び開口部34,35の前面は、図10に示すように、蓋部55で塞がれている。蓋部55は、図10(a),(b)に示すように、略T字状をなし、短尺方向の部位55aが凹部33を覆い、長尺方向の部位55bが開口部34,35を覆う構成であり、短尺方向の中央部及び長尺方向の先端部に、操作表示部32の凹部33及び開口部35に係合する係合爪部55c,55cが設けられている。
次に、メインコンピュータからの信号を増設する場合、図9(b)に示すように、操作表示部32から蓋部55を取外す。
次に、図9(c),(d)に示すように、操作表示部32の下端部にアース接続受け部25を取付ける。この場合、上述したように、アース接続受け部25のバネ部25bが操作表示部32側に位置するようにオプション部品21を操作表示部32に取付ける。
次に、図3及び図9(e),(f)に示すように、操作表示部32にオプション部品21を取付ける。この場合、上述したように、オプション部品21のコネクタ枠部41を操作表示部32の凹部33内に挿入すると、第1の係合部42が開口部34に係合され、第2の係合部43が開口部35に係合されると共に、係合爪部44が操作表示部32の下端部に係合する構成となる。すると、第1のコネクタ部22が第2のコネクタ受け部18に電気的に接続され、アース接続部26がアース接続受け部25に電気的に接続されると共に、オプション部品21が操作表示部32の前面に固定される。
これにより、オプション部品21の操作表示部32への取付けが完了する。
上記構成のインバータ装置1によれば、インバータ装置本体2にオプション部品21の第1のコネクタ部22が連結される第2のコネクタ受け部18が設けられた構成であるので、オプション部品21をインバータ装置1の制御回路10に接続することができる。又、インバータ装置本体2に、オプション部品21の第1の係合部42に係合される開口部34が設けられ、又、オプション部品21の第2の係合部43に係合される開口部35が設けられた構成であるので、オプション部品21をインバータ装置本体2の操作表示部32に着脱可能に簡単に取付けることができる。即ち、本実施形態のインバータ装置1にオプション部品21を取付ける構成は、従来構成のようなインバータ装置に予め設けられている標準仕様の回路基板と別部品の回路基板とを交換する場合に比べて、インバータ装置1の操作表示部32のケースの蓋部37を開けて取替える作業を省略することができて作業性が良く、又、外部制御装置の信号の増設を行う場合にインバータ装置1内に埃等の異物が入ることもなく、故障の発生を抑制できる。
上記構成のインバータ装置1のオプション部品21によれば、オプション部品本体54にインバータ装置1の第2のコネクタ受け部18に連結される第1のコネクタ部22が設けられた構成であるので、オプション部品21の第2の外部インターフェース23をインバータ装置1の制御回路10に接続することができる。又、オプション部品21に、インバータ装置1の開口部34に係合する第1の係合部42が設けられ、又、インバータ装置1の開口部35に係合する第2の係合部43が設けられた構成であるので、オプション部品21をインバータ装置本体2に着脱可能に取付けることができる。更に、オプション部品21の下端部に係合爪部44が設けられた構成であるので、このオプション部品21がインバータ装置本体2に取付けられると、係合爪部44がインバータ装置本体2の操作表示部32に引っ掛かり、オプション部品21がインバータ装置本体2から脱落してしまうことを防止することができる。
オプション部品21のアース接続部26をインバータ装置本体2のアース接続受け部25に電気的に接触する構成としたので、インバータ装置本体2の制御回路10のアース2aとオプション部品21(第2の外部インターフェース23)のアース23aとを共通にでき、オプション部品21に別途アース線を配線する作業が不要となる。
(第2の実施形態)
図12〜図24は本発明の第2の実施形態であり、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して示し、以下、異なる部分について説明する。
この実施形態の操作表示部32の両側面には、図12〜図14、図23(a),(b)に示すように、上下方向に延びる溝部101が形成されている。この溝部101の上部は、図14に示すように、開口部102が形成されている。
又、第2のコネクタ受け部18の右側には、第1の実施形態の開口部34及び開口部35は形成されていないが、図12及び図15(a)に示すように、フック部103が形成されている。フック部103は、断面略L字状をなし、先端が上方側に位置している。
操作表示部32の前面部に取付けられるオプション部品21において、第1の実施形態と異なる点について、図16〜図19を参照して説明する。
図16及び図17に示すように、オプション部品21の上部のコネクタ枠部41の右側には、上方に突出する突出部104が設けられ、この突出部104の中央にねじ孔部105が形成されている。又、オプション部品21の左右両側面部には、操作表示部32側に突出する係合爪部106が設けられている。
尚、第2の実施形態のオプション部品21には、第1の係合部42、第2の係合部43及び係合爪部44は設けられていない。
第2の実施形態のオプション部品21の内部の概略構造について、図18及び図19を参照して説明する。
オプション部品21を構成する前面カバー部51は、上部に前記突出部104が設けられ、左右両側面部に前記係合爪部106が設けられている。背面カバー部52には、第1の実施形態の第1の係合部42、第2の係合部43及び係合爪部44が設けられていない。背面カバー部52の左右両側には、係合爪部106が位置されるように、係合爪部106に相当する広さ分、切欠き部52eが形成されている。オプション部品本体54の形状は、第1の実施形態と同様である。オプション部品21の組立ても、第1の実施形態と同様であるが、前面カバー部51が背面カバー部52に取付けられると、前面カバー部51の係合爪部106が背面カバー部52の切欠き部52eに位置し、係合爪部106の一部が背面カバー部52の側面から突出する構成になる。
このオプション部品21のインバータ装置1側の側面には、図12、図14に示すように、平板状をなすアタッチメント111が設けられている。アタッチメント111は、導電性に優れる金属の板を加工して構成されている。
このアタッチメント111は、図20にも示すように、略矩形状をなしたアタッチメント本体部112の左右両側部からオプション部品21の左右両側面にそれぞれ延びて、当該オプション部品21を挟持する挟持部113が設けられている。挟持部113は、アタッチメント本体部112の一部を折曲げて形成されている。この挟持部113には、オプション部品21の係合爪部106が引っ掛かる開口部114が形成されている。
又、アタッチメント本体部112の左右両端部からインバータ装置本体2の操作表示部32の左右両側面にそれぞれ延びて、操作表示部32の開口部102に係合する係合部115が設けられている。係合部115の先端部は、互いが向き合うように、内側に折曲げられている。
更に、このアタッチメント111のアタッチメント本体部112の上部には、図15(a)にも示すように、上方に延びて操作表示部32のフック部103に引っ掛かる枠部116が形成され、この枠部116の右側には、アタッチメント本体部112から上方に延びてオプション部品21のねじ孔部105の孔形状と略一致する雌ねじ部117が設けられている。
雌ねじ部117は、アタッチメント本体部112にねじ孔部105に対応する孔が開けられ、その孔に略一致するナット117aをアタッチメント本体部112の、オプション部品21に対して反対側の面に溶接により取付けて構成されている。尚、ナット117aは、溶接に限らず、接着等によって取付けても良い。
アタッチメント本体部112の雌ねじ部117の部位は、ナット117aの厚さに対応する寸法分だけ、オプション部品21側に折曲げられている。
アタッチメント111のアタッチメント本体部112の下端部の左右両側には、オプション部品21がアタッチメント111に取付けられたときにオプション部品21を支持する突起部118が設けられている。突起部118は、アタッチメント本体部112の下端部の一部をオプション部品21側に折曲げて形成されている。
尚、第2の実施形態のアース接続受け部119(図21参照)及び操作表示部32に取付けられる蓋部120(図22参照)の形状も、第1の実施形態のアース接続受け部25及び操作表示部32に取付けられるケース部53の形状と異なる。尚、これらアース接続受け部119(第1の実施形態のアース接続受け部25に相当)及び蓋部120(第1の実施形態の蓋部55に相当)の説明については、後述する。
次に、オプション部品21をインバータ装置1の操作表示部32に取付ける手順について図14及び図21〜図24を参照して説明する。
まず、このメインコンピュータからの信号を増設していない場合、即ち、インバータ装置1の操作表示部32にオプション部品21が取付けられていない状態を、図23(a)に示す。この場合、操作表示部32の凹部33及びフック部103の前面は、蓋部120で塞がれている。
蓋部120は、図23(a),(b)に示すように、四角形の一部が突出した形状をなし、突出した側の左半分の部位120a(図22(a)で左側の部位)が凹部33を覆い、残りの右側の部位(図22(a)で右側の部位)がフック部103を覆う構成である。この蓋部120の左右両側端部には、係合爪部120c,120cが設けられ、操作表示部32に着脱可能な構成となっている。
メインコンピュータからの信号を増設する場合、図23(b)に示すように、操作表示部32から蓋部120を取外す。
次に、図23(c),(d)に示すように、操作表示部32の前面下部にアタッチメント111を取付ける。この場合、まず、アタッチメント111の係合部115をインバータ装置本体2の操作表示部32の下端側から溝部101に沿って開口部102まで摺動させ、係合部115を開口部102に係合させる。そして、アタッチメント111の枠部116を操作表示部32のフック部103に引っ掛ける。これにより、アタッチメント111は、操作表示部32に固定される。
次に、図23(e),(f)に示すように、操作表示部32にオプション部品21を前面側から取付ける。この場合、上述したように、オプション部品21のコネクタ枠部41を操作表示部32の凹部33内に挿入すると、オプション部品21はアタッチメント111の挟持部113に挟持されると共に、オプション部品21の係合爪部106が開口部34に引っ掛かる。このとき、オプション部品21の下端部はアタッチメント111の突起部118に支持された状態になる。
更に、オプション部品21のねじ孔部105とアタッチメント111の雄ねじ部117とが、ねじ121で一体に固定される。これにより、オプション部品21は、アタッチメント111に固定される。尚、ねじ121の先端は、操作表示部32に到達しない長さに調整されている(図24参照)。
このように、オプション部品21がアタッチメント111を介して操作表示部32に取付けられると、図14に示すように、オプション部品21の第1のコネクタ部22が操作表示部32の第2のコネクタ受け部18に電気的に接続されるようになる。
次に、図23(g),(h)に示すように、操作表示部32にオプション部品21が取付けられた後に、導電性に優れる金属製のアース接続受け部119が取付けられる。アース接続受け部119は、第1の実施形態のアース接続受け部25の代わりになるものであり、図14、図23(h)、図24に示すように、操作表示部32の右側面部の下端部に取付けられる。
アース接続受け部119は、図21に示すように、大略クリップ状をなし、具体的には、断面がコ字状をなした本体部119aと、本体部119aの左右方向の端部のうちの一端部の辺からコ字状の外方向へ折曲げられて弾性変形するバネ部119bとを有した形状である。
このアース接続受け部119は、バネ部119bが操作表示部32の内側に位置する向きで、アース接続受け部119を操作表示部32の右側面部の下端部に取付けると、アース接続受け部119の本体部119aが、操作表示部32の右側面部の下端部の壁面及びアタッチメント111の右側面部(操作表示部32の右側面に位置する係合部115)を挟み、且つ、バネ部119bが、通信用コネクタ受け部39の外周部に接する構成になる。これにより、オプション部品21がアタッチメント111に取付けられると、オプション部品21のアース接続部26は、アタッチメント111のアタッチメント本体部112、アース接続受け部119及び通信用コネクタ受け部39の外面部を介して、インバータ装置本体2の制御回路10のアース2aと共通になる。即ち、アタッチメント本体部112及びアース接続受け部119の本体部119aが第1の実施形態のアース接続受け部25の本体部25aとして機能し、アース接続受け部119のバネ部119bが第1の実施形態のアース接続受け部25のバネ部25bとして機能する。
これにより、オプション部品21の操作表示部32への取付けが完了する。
上記構成のインバータ装置1によれば、インバータ装置本体2にオプション部品21の第1のコネクタ部22が連結される第2のコネクタ受け部18が設けられた構成であるので、オプション部品21をインバータ装置1の制御回路10に接続することができる。
又、インバータ装置本体2の操作表示部32に、オプション部品21が取付けられるアタッチメント111が取付けられる構成である。そして、操作表示部32に、アタッチメント111の係合部115と係合する開口部102が設けられている。更に、この操作表示部32に、オプション部品21の第2アタッチメント111の枠部116が引っ掛けられて係合されるフック部103が設けられている。これらの構成により、オプション部品21を、アタッチメント111を介してインバータ装置本体2の操作表示部32に着脱可能に簡単に取付けることができる。
上記構成のインバータ装置1のオプション部品21によれば、オプション部品本体54にインバータ装置1のコネクタ受け部18に連結される第1のコネクタ部22が設けられた構成であるので、オプション部品21の外部インターフェース23をインバータ装置1の制御回路10に接続することができる。又、オプション部品21のインバータ装置1側の側面(前面)にオプション部品21を挟持するアタッチメント111の挟持部113を取付け、このアタッチメント111にインバータ装置1の開口部102に係合する係合部115が設けられた構成であるので、オプション部品21をインバータ装置本体2に着脱可能に取付けることができる。更に、オプション部品21の下端部に係合爪部44が設けられた構成であるので、このオプション部品21がインバータ装置本体2に取付けられると、係合爪部44がインバータ装置本体2の操作表示部32に引っ掛かり、オプション部品21がインバータ装置本体2から脱落してしまうことを防止することができる。
ところで、インバータ装置1(操作表示部32)の幅寸法をX(図23(c)参照)とした場合、この幅寸法Xは、インバータ装置1のタイプによって複数段階で異なっている。そこで、異なるタイプのインバータ装置1に幅寸法Y(図23(e)参照)のオプション部品21を共通に用いるためには、挟持部113,113間の寸法がY(図23(e)参照)を有し、係合部115,115間の寸法Xが、前記タイプの異なるインバータ装置1の幅寸法Xに対応する複数種類のアタッチメント111を予め用意しておくものとする。これにより、タイプ(寸法の制約)の違うインバータ装置1に、アタッチメント111の交換のみで、オプション部品21が共通に使えることができる。
(第3の実施形態)
図25〜図34は本発明の第3の実施形態であり、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して示し、以下、異なる部分について説明する。
本実施形態のインバータ装置1及びオプション部品21は、図25〜図28、図34に示すように、オプション部品21の形状が若干異なるものの、第1の実施形態のインバータ装置1及びオプション部品21と略同様である。
しかしながら、本実施形態では、図29及び図30に示すように、オプション部品21の内部に収容されているオプション部品本体131が、第1の実施形態のオプション部品本体54と異なる。このオプション部品本体131は、略箱状をなすケース部53と、ケース部53内に着脱可能に取付けられるオプション部品本体部132と、同じくケース部53内に設けられる連結部133とから構成されている。
オプション部品本体部132は、内部に、第2の外部インターフェース23(図11参照)を構成する電子部品(図示せず)が収容され、上端部に、第2の外部インターフェース23と制御回路10との信号の送受信を行うための端子134が設けられている。オプション部品本体部132の下端部には、前記第2のコネクタ部24(端子台)が設けられている。このオプション部品本体部132の左下部の背面側には、図30に示すように、導電性に優れ且つ弾性変形可能な略枠状のアース接続パーツ部26aが設けられている。尚、第3の実施形態のアース接続部26は、アース接続パーツ部26aと、後述する背面カバー部52に取付けられたアース接続パーツ部26bとを合わせて構成される。
オプション部品本体部132は、図31及び図32に示すように、前面カバー部135と背面カバー部136とを重ね合わせてなる略箱状をなすカバー部137(図29及び図30参照)と、このカバー部137内に着脱可能に取付けられる内部オプション部品本体部138とから構成されている。
前面カバー部135は、図31及び図32に示すように、前方に膨らんだ形状をなし、下部中央部を除く外周部には壁部135aが設けられている。又、前面カバー部135の壁部135aの一部、この場合、左右両側の壁部135aには開口部135bが2対設けられている。
背面カバー部136は、略平板状をなし、左右両側に上下方向に延びる壁部136aが設けられている。又、前面カバー部135の開口部135bに対応する位置に突出する係合爪部136bが設けられており、下部左側には、後述するアース接続パーツ部26aが突出可能な開口部136cが形成されている。更に、背面カバー部136の下端部から中央にかけて、略T字状のつまみ部139が取付けられている。つまみ部139の長尺部分の先端が背面カバー部136の中央に位置するように配置され、このつまみ部139の先端に、外側に突出する係合爪部140が形成されている。
内部オプション部品本体部138は、第2の外部インターフェース23を構成する電子部品(図示せず)が載置された略矩形のボード本体138aの下部に、第2のコネクタ部24が取付けられて構成されている。又、ボード本体138aの上部には、端子134が取付けられている。更に、ボード本体138aの左下部の背面側には、アース接続パーツ部26aが取付けられている。
そして、内部オプション部品本体部138のボード本体138aから突出するアース接続パーツ部26aが背面カバー部136の開口部136cから突出するようにして、オプション部品本体部137を背面カバー部136上に載置する。更に、前面カバー部135を、オプション部品本体部137を覆うようにして背面カバー部136に取付けると、背面カバー部136の係合爪部136bが、前面カバー部135の開口部135bに引っ掛かり(係合し)、前面カバー部135と背面カバー部136と内部オプション部品本体部138とが一体となって、オプション部品本体131が構成される。
連結部133は、左右方向に延びるボード本体133a上に、オプション部品本体部132の端子134と電気的に接続される多数のピン133bが設けられている。又、連結部133は、第1のコネクタ部22及びコネクタ枠部41を有しており、ピン133bと第1のコネクタ部22とが電気的に接続された構成となっている。
次に、本実施形態のオプション部品21の組立て手順について説明する。
まず、連結部133のコネクタ枠部41を背面カバー部52の開口部52dに通すようにして、連結部133を背面カバー部52上に載置する。次に、内部オプション部品本体部138から突出するアース接続パーツ部26aを背面カバー部52のアース接続パーツ部26bに当接させてアース接続部26を構成する。又、オプション部品本体部132の端子134とボード本体133aのピンとが連結するようにして、オプション部品本体部132を背面カバー部52上に載置する。
次に、前面カバー部51を、オプション部品本体131を覆うようにして背面カバー部52に取付けると、前面カバー部51の係合爪部51bが、背面カバー部52の開口部52bに引っ掛かり(係合し)、前面カバー部51と背面カバー部52とオプション部品本体131とが一体となったオプション部品21が構成され、第2のコネクタ部24がケース部53から下方に突出した形状になる。
次に、オプション部品21をインバータ装置1の操作表示部32に取付ける手順について図33及び図34を参照して説明する。
第3の実施形態のオプション部品21を操作表示部32に取付ける手順は、第1の実施形態と同じ手順で行われる。
まず、図33(a),(b)に示すように、操作表示部32から蓋部55を取外す。次に、図33(c),(d)、図34に示すように、操作表示部32の下端部にアース接続受け部25を取付ける。そして、図33(e),(f)に示すように、操作表示部32にオプション部品21を取付ける。
これにより、オプション部品21の操作表示部32への取付けが完了する。
さて、このオプション部品21は、上記したように、内部にオプション部品本体部132が取付けられた構造である。そして、このオプション部品本体部132は、ケース部53に取付けることなく、図35及び図36に示すようなインバータ装置1とは別タイプのインバータ装置141におけるインバータ装置本体142の制御回路10に着脱可能に取付けることができる構成になっている。
インバータ装置141のインバータ装置本体142は、インバータ装置の利用者の要望等により、第1の実施形態のインバータ装置1のインバータ装置本体2(図1等参照)よりも横幅が狭く縦長の構成になっている。又、操作表示部143も、第1の実施形態の操作表示部32に比べて横幅が狭く縦長の構成になっている。操作表示部143は、前面上部に操作部14及び表示部15が設けられているが、オプション部品21を取付ける構成にはなっていない。即ち、操作表示部143には、凹部33及び開口部34,35は形成されていない。
しかしながら、本実施形態では、操作表示部143の下端部側に、オプション部品本体部132を内部に収容するための開口部144が形成されている。又、開口部144の内部の背面側には、オプション部品本体部132が収容されたときに、オプション部品本体部132の係合爪部140と係合する係合爪受け部145が形成されている。尚、図示はしないが、操作表示部143の開口部144の内部には、オプション部品本体部132が挿入固定されたときに、オプション部品本体部132の端子134(図29参照)と電気的に接続するピンが設けられている。端子134がピンに接続されると、第2の外部インターフェース23が制御回路10に接続された状態になる。
次に、オプション部品本体部132をインバータ装置本体142の操作表示部143に取付け及び取り外しの手順について説明する。
まず、オプション部品本体部132の端子134側からオプション部品本体部132を操作表示部143の開口部144に挿入する。すると、オプション部品本体部132の係合爪部140と、操作表示部143の係合爪受け部145とが係合してオプション部品本体部132が開口部144内で固定されるとともに、オプション部品本体部132の端子134が開口部144内のピンに電気的に接続される。
オプション部品本体部132を操作表示部143の開口部144から取外す場合には、オプション部品本体部132のつまみ部139の手前側(T字状をなす形状の短尺方向の辺)を操作表示部143側に押すことにより、つまみ部139の先端に設けられた係合爪部140は、係合爪受け部145から離れる方向に移動し、もって、係合爪部140と係合爪受け部145とは外れ、この状態でオプション部品本体部132を開口部144から引き抜くことにより、オプション部品本体部132をインバータ装置本体142の操作表示部143から取外すことができる。
上記構成によれば、インバータ装置141及びオプション部品21においても、第1の実施形態のインバータ装置1及びオプション部品21と同様の作用効果を奏する。
又、インバータ装置1よりも横幅が狭いインバータ装置141のインバータ装置本体142に、オプション部品21のオプション部品本体部132を単体でインバータ装置本体に着脱可能に取付けることができる。
更に、オプション部品本体部132は、前面カバー部135及び背面カバー部136で覆われた構成であるので、インバータ装置1内に埃等の異物が入り、インバータ装置1の故障の原因となることもない。
尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されず、次のような変形、拡張が可能である。
第2の実施形態のオプション部品のオプション部品本体を、第3の実施形態のオプション部品本体のように、オプション部品本体からオプション部品本体部が取外しできる構成にしても良い。
上記説明した実施形態の構成は一例にすぎず、形状、位置、大きさ、数等は適宜変更しても良い。
本発明の第1の実施形態のオプション部品をインバータ装置に取付ける前の状態を示す斜視図 オプション部品をインバータ装置に取付けた後の状態を示す斜視図 オプション部品及び操作表示部を下側から見た斜視図 アース接続受け部の斜視図 オプション部品を前面側から見た斜視図 オプション部品を背面側から見た斜視図 オプション部品を前面側から見た分解斜視図 オプション部品を背面側から見た分解斜視図 オプション部品を操作表示部に取付ける手順を示す図 蓋部の斜視図 電気的構成図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 図2相当図 図3相当図 第2のコネクタ受け部周辺の拡大斜視図 図5相当図 図6相当図 図7相当図 図8相当図 アタッチメントの斜視図 アース接続受け部の斜視図 蓋部の斜視図 図9相当図 オプション部品が取付けられた操作表示部の側面図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 図2相当図 図5相当図 図6相当図 図7相当図 図8相当図 オプション部品本体を前面側から見た分解斜視図 オプション部品本体を背面側から見た分解斜視図 図9相当図 図3相当図 オプション部品本体部をインバータ装置に取付ける前の状態を示す斜視図 オプション部品本体部をインバータ装置に取付けた後の状態を示す斜視図
符号の説明
図面中、1及び141はインバータ装置、2及び142はインバータ装置本体、2aはアース、3はインバータ、10は制御回路(制御部)、18は第2のコネクタ受け部(コネクタ受け部)、34,35は開口部(被係合部)、21はオプション部品、22は第1のコネクタ部(コネクタ部)、23は第2の外部インターフェース(信号伝送部)、23aはアース、25及び119はアース接続受け部、42は第1の係合部(係合部)、43は第2の係合部(係合部)、44は係合爪部、54は131オプション部品本体、101はアタッチメント、102は開口部(被係合部)、113は挟持部、115は係合部、137はカバー部、132はオプション部品本体部を示す。

Claims (5)

  1. インバータ及びこのインバータを制御する制御部を搭載したインバータ装置本体と、
    このインバータ装置本体に前記制御部に電気的に接続されて設けられ、オプション部品のコネクタ部が連結されるコネクタ受け部と、
    前記インバータ装置本体に設けられ、前記オプション部品の係合部に係合される被係合部とを具備してなることを特徴とするインバータ装置。
  2. 外部制御装置と信号の授受を行う信号伝送部を搭載したオプション部品本体と、
    このオプション部品本体に前記信号伝送部に電気的に接続されて設けられ、インバータ装置のコネクタ受け部に連結されるコネクタ部と、
    前記オプション部品本体に設けられ、前記インバータ装置の被係合部に係合する係合部と、
    前記オプション部品本体に設けられ、前記インバータ装置の下端部に係合する係合爪部とを具備してなることを特徴とするインバータ装置のオプション部品。
  3. 外部制御装置と信号の授受を行う信号伝送部を搭載したオプション部品本体と、
    このオプション部品本体に前記信号伝送部に電気的に接続されて設けられ、インバータ装置のコネクタ受け部に連結されるコネクタ部と、
    前記オプション部品のインバータ装置側の側面に設けられ、平板状をなすアタッチメントと、
    このアタッチメントに設けられ、前記オプション部品の左右両側面に延びて、当該オプション部品を挟持する挟持部と、
    前記アタッチメントに設けられ、前記インバータ装置の被係合部に係合する係合部とを具備してなることを特徴とするインバータ装置のオプション部品。
  4. オプション部品本体は、略箱状をなすカバー部と、前記カバー部内に着脱可能に取付けられるオプション部品本体部と有して構成され、
    前記オプション部品本体部は、単体でインバータ装置本体の制御部に着脱可能な構成であることを特徴とする請求項2又は3記載のインバータ装置のオプション部品。
  5. インバータ装置本体の制御部のアースとオプション部品のアースとを共通にするアース接続受け部を具備していることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のインバータ装置のオプション部品。
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