JP2010028759A - 撮影装置 - Google Patents

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Osamu Katsuta
治 勝田
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Abstract

【課題】 従来のカメラは、マイクの感度や指向性などの集音特性を変更する操作に手間を要した。
【解決手段】 集音特性の自動設定がメニュー選択されている場合、マイク3の感度は、アイセンサ10やアイピースシャッタ検出部52による人体やアイピースシャッタ51の検出の有無に応じて、自動的に高感度または低感度のいずれかに調節される。また、マイク3の指向性は、アイセンサ10やアイピースシャッタ検出部52による人体やアイピースシャッタ51の検出の有無に応じて、自動的に高指向性または低指向性のいずれかに調節される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被写界で発生する音を集音する集音手段を備えた撮影装置に関するものである。
従来、このような撮影装置としては、例えば、下記の特許文献1に開示されるようなデジタルカメラがある。このデジタルカメラでは、集音手段を構成するマイクがマイクアンプ等を内蔵した音声処理LSIを介してCPUに接続されており、このマイクにより、被写界で生じる種々の音が記録される。このようなデジタルカメラでは、撮像素子に投影される動画像と共にマイクで集音された音がメモリカードなどに記録される。記録された動画像がカメラ本体の背面液晶表示部などで再生表示されるときには、動画像と共に記録された音が再生音として再生される。
特開2006−47826号公報(図3)
しかしながら、特許文献1に開示されるような上記従来の撮影装置では、マイクの感度や指向性といった集音特性は予め一定に設定されている。このため、撮影者は、遠く離れた位置で生じる音や、特定の方向から伝搬してくる音を集音手段によって適切に集音するには、メニュー画面に表示されるメニュー項目を選択してマイクの感度や指向性の調節を行わなければならず、操作に手間がかかってしまう。このような操作の手間を軽減する方策としては、メニュー画面に表示されるメニュー項目の選択をすることなく、マイクの感度や指向性を調節できる専用の操作ボタンを撮影装置に設けることが考えられる。しかし、この構成では、撮影装置に配置される操作ボタンの数をいたずらに増加させることになり、撮影装置の外観を煩雑なものにしてしまうと共に、専用の操作ボタンの新たな設置に伴う製造コストの上昇を招いてしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
被写体を撮像する撮像手段と、
撮影者により覗かれて撮像手段により撮像される被写体が視認されるファインダと、
被写界で発生する音を集音する集音手段と、
撮像手段により撮像される動画像および集音手段によって集音される音を記録する記録手段と、
ファインダの接眼部に人体が接近したことを検出する、接眼部の周辺に設けられた人体検出手段と、
接眼部に人体が接近したことが人体検出手段によって検出されると、集音手段の感度または指向性の集音特性を変更する制御を行う集音特性変更制御手段と
を備えて撮影装置を構成した。
この構成によれば、撮影者がファインダを覗いて被写体を視認する際、撮影者の顔がファインダの接眼部に接近したことが、接眼部の周辺に設けられた人体検出手段によって検出される。人体検出手段によって撮影者の顔が接眼部に接近したことが検出されると、集音手段の感度または指向性の集音特性が集音特性変更制御手段によって変更される。このため、撮影者がファインダを覗くか覗かないかに応じて、集音手段の感度または指向性の集音特性は自動的に変更制御されるようになる。また、撮影者が指などの体の一部を接眼部の周辺に設けられた人体検出手段に近づけたり離したりすることによっても、集音手段の感度または指向性の集音特性を自動的に変更制御することができる。この結果、メニュー画面に表示されるメニュー項目の選択をすることなく、しかも、マイクの集音特性を調節する専用の操作ボタンを撮影装置に新たに設けることなく、集音手段の感度や指向性の集音特性を容易に調節することができるようになるため、撮影装置の外観が煩雑になったり、製造コストの上昇を招くこともない。
また、本発明は、
被写体を撮像する撮像手段と、
撮影者により覗かれて撮像手段により撮像される被写体が視認されるファインダと、
被写界で発生する音を集音する集音手段と、
撮像手段により撮像される動画像および集音手段によって集音される音を記録する記録手段と、
ファインダに入射する光を遮光する、ファインダの接眼部に着脱自在に装着される遮光部材と、
接眼部に遮光部材が装着されたことを検出する遮光部材検出手段と、
接眼部に遮光部材が装着されていることが遮光部材検出手段によって検出されると、集音手段の感度または指向性の集音特性を変更する制御を行う集音特性変更制御手段と
を備えて撮影装置を構成した。
この構成によれば、ファインダの接眼部に遮光部材が装着されたことが遮光部材検出手段によって検出されると、集音手段の感度または指向性の集音特性が集音特性変更制御手段によって変更される。このため、ファインダの接眼部に遮光部材が装着されるか否かに応じて、集音手段の感度または指向性の集音特性は自動的に変更制御されるようになる。この結果、リモート撮影によって撮影者が撮影装置から離れて撮影を行う場合、メニュー画面に表示されるメニュー項目の選択をして集音特性を調節することなく、ファインダに入射するノイズ光を遮光するために接眼部に遮光部材を単に装着させるだけで、容易に集音手段の感度や指向性の集音特性を調節することが可能になる。
また、本発明は、集音特性変更制御手段が、集音手段の感度または指向性の集音特性を高める変更制御を行うことを特徴とする。
この構成によれば、接眼部に人体が接近したことが人体検出手段によって検出され、または、接眼部に遮光部材が装着されたことが遮光部材検出手段によって検出されると、集音手段の感度または指向性の集音特性は集音特性変更制御手段によって高められる。集音手段の感度または指向性の集音特性が高められることにより、撮影者は、遠く離れた位置で生じる音、または特定の方向から伝搬してくる音を、集音手段によって適切に集音することができる。このため、撮影者は、被写界における音の発生位置や伝搬方向を気にすることなく、容易に、動画像の撮影および被写界で生じる音の記録を適切に行うことができる。
本発明による撮影装置によれば、上記のように、メニュー画面に表示されるメニュー項目の選択をすることなく、しかも、マイクの集音特性を調節する専用の操作ボタンを撮影装置に新たに設けることなく、集音手段の感度や指向性の集音特性を容易に調節することができるようになるため、撮影装置の外観が煩雑になったり、製造コストの上昇を招くこともない。また、リモート撮影によって撮影者が撮影装置から離れて撮影を行う場合、メニュー画面に表示されるメニュー項目の選択をして集音特性を調節することなく、ファインダに入射するノイズ光を遮光するために接眼部に遮光部材を単に装着させるだけで、容易に集音手段の感度や指向性の集音特性を調節することが可能になる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施形態によるデジタルカメラ1の外観を示す正面斜視図である。
同図に示すように、デジタルカメラ1の正面中央部には、被写界からの光を撮像素子に導く光学レンズユニット2が設けられている。光学レンズユニット2の右上方には、被写界で発生する音を拾って電気信号に変換するマイク3が設けられており、左上方には、シャッターボタン(レリーズボタン)4が設けられている。マイク3は、被写界で発生する音を集音する集音手段を構成している。また、デジタルカメラ1の右肩部上面には、撮影時の種々の情報が表示される撮影情報表示パネル5が設けられており、左肩部上面には、種々の撮影モードを設定するための撮影モードダイヤル6が設けられている。また、デジタルカメラ1の中央上部のペンタ部1Aには、ストロボ装置を取り付けるためのホットシュー7が設けられている。
図2は、図1に示すデジタルカメラ1の外観を示す背面斜視図であり、同図(a)は、デジタルカメラ1にアイピースシャッタ51が装着される前の状態、同図(b)は、デジタルカメラ1にアイピースシャッタ51が装着された状態を示している。なお、同図において図1と同一または相当する部分には同一の符号を付して説明する。
同図(a)に示すように、デジタルカメラ1の背面上部には、撮影者によって覗かれて、後述する撮像素子により撮像される被写体が視認される光学ファインダ8が設けられている。光学ファインダ8の接眼部8aの下部周辺には、アイセンサ10が設けられている。アイセンサ10は、発光部10Aおよび受光部10Bを備えた反射型フォトセンサで構成されている。撮影者が接眼部8aに顔を近づけて光学ファインダ8を覗いたり、アイセンサ10に指を近づけると、発光部10Aから出射した光が撮影者の顔や指に反射してその反射光が受光部10Bで受光されて、接眼部8aに撮影者の体が接近したことがアイセンサ10によって検出される。アイセンサ10は、光学ファインダ8の接眼部8aに人体が接近したことを検出する、接眼部8aの周辺に設けられた人体検出手段を構成している。
また、接眼部8aの両側部には、溝8bが形成されている。光学ファインダ8に入射するノイズ光を遮光するアイピースシャッタ51は、矢示するように接眼部8aの上方から溝8bに嵌め込むことによって、同図(b)に示すように接眼部8aに装着される。光学ファインダ8の内部には、光学レンズユニット2を介して後述する撮像素子に入射する光量を計測する測光センサが設けられており、アイピースシャッタ51が接眼部8aに装着されることで、リモート撮影時に光学ファインダ8から入射する光によって測光センサに悪影響が及ぶことが防止される。また、接眼部8aの左側には、アイピースシャッタ51が接眼部8aに装着されたことを検出するアイピースシャッタ検出部52が設けられている。アイピースシャッタ検出部52は、アイピースシャッタ51の着脱に伴う明るさの変化を検出するセンサからなる。アイピースシャッタ51は、光学ファインダ8に入射する光を遮光する、光学ファインダ8の接眼部8aに着脱自在に装着される遮光部材を構成している。また、アイピースシャッタ検出部52は、接眼部8aにアイピースシャッタ51が装着されたことを検出する遮光部材検出手段を構成している。
アイセンサ10の下方には、デジタルカメラ1の操作情報の表示や、撮影画像の再生表示などが行われるTFT(Thin Film Transistor)液晶からなる液晶モニタ11が設けられている。この液晶モニタ11は、後述する撮像素子により撮像された撮影画像が表示される表示部を構成している。液晶モニタ11の右側上部には、液晶モニタ11に表示されるメニュー項目を選択する際などに操作される環状に形成されたマルチセレクタ12が設けられている。このマルチセレクタ12の中央部には、マルチセレクタ12によって選択されたメニュー項目の内容を確定させる際などに操作される決定ボタン13が配置されている。また、マルチセレクタ12の下方には、撮影画像のデータの削除などを行うための削除ボタン14が設けられている。
また、液晶モニタ11の左側には、上から、撮影画像の再生表示を行う際に操作される再生ボタン15、液晶モニタ11にメニュー画面を表示させるためのメニューボタン16、液晶モニタ11に操作説明画面(ヘルプ画面)を表示させるためのヘルプボタン17、液晶モニタ11に表示される撮影画像のサムネイル表示や縮小表示を行う際に操作されるサムネイル・縮小ボタン18、および液晶モニタ11に表示される撮影画像の拡大表示を行う際に操作される拡大ボタン19が設けられている。
また、デジタルカメラ1の背面右方上部には、ISO(International Organization for Standardization)感度や露出モードなどを設定するためのコマンドダイヤル20が設けられており、その下方には、スピーカから出力される音を放音させるための放音孔21が形成されている。また、放音孔21の下方には、蓋22が設けられている。蓋22の内部には、撮影した画像のデータを記録するメモリカードが脱着されるカードスロットが設けられている。
図3は、デジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。
不揮発性メモリ31には、CPU32が種々の処理を行なう際の制御プログラムが格納されており、CPU32はバッファメモリ33を一時記憶作業領域として制御プログラムに従った制御を行う。
光学レンズユニット2を介して導かれた光は、撮像素子34の受光面34a上に被写体像を投影する。シャッターボタン4が半押しされると、CPU32は、オートフォーカス機能を作動させ、光学レンズユニット2の位置を移動して、撮像素子34の受光面34a上に投影される被写体像の焦点を自動調節する。撮像素子34は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなり、被写体を撮像する撮像手段を構成している。撮像素子34の受光面34a上に結像した被写体像はアナログの撮像信号に変換され、この撮像信号は、A/D変換部35においてデジタル信号に変換される。画像処理部36は、デジタル信号に変換された撮像信号をバス37を介して取り込み、ホワイトバランス処理やガンマ補正、圧縮処理などの画像処理を行って、撮影された画像の画像データを生成する。生成された画像データは、CPU32によりバス37を介してバッファメモリ33に格納されると共に、バス37およびI/F回路38を介してメモリカード39に記録される。また、CPU32は、生成された画像データに基づいて液晶モニタ11に撮影画像を表示する。
操作部40は、上述した各種ボタン4,13〜19、マルチセレクタ12およびダイヤル6,20からなり、バス37に接続されている。また、バス37には、上述したアイセンサ10,スピーカ41,ブザー42,およびマイク3が接続されている。
スピーカ41は、上述した放音孔21の内部に設けられており、デジタルカメラ1の動作に応じて所定の音を出力する。具体的には、スピーカ41は、撮像素子34に投影される被写体像の焦点が合ったことを報知する合焦音や、シャッターボタン4が操作されて行われる通常撮影やセルフタイマ撮影におけるシャッター音、液晶モニタ11に撮影画像がスライドショー形式などで再生表示されるときに出力される背景音、撮像素子34により撮像された動画像が液晶モニタ11に再生表示されるときに出力される再生音などを出力する。
ブザー42は、デジタルカメラ1の内部に設けられており、撮影者がデジタルカメラ1を把持したときの手ぶれ,露出不足,ストロボ装置の充電未完了などが生じたときに、CPU32の制御に基づいて、撮影に不具合が生じたことを警告する警告音をビープ音として出力する。上述した合焦音や、シャッター音、警告音といった種々の所定の音は、スピーカ41またはブザー42のいずれから出力させるか、または、双方から出力させるかは、適宜設定される。
スピーカ41およびブザー42は、メニュー画面における図示しない音量設定画面で設定された音量で、上述した所定の音を出力する。この音量設定画面では、手動音量設定または自動音量設定のいずれかが選択される。手動音量設定が選択された場合には、スピーカ41またはブザー42から出力される音の音量の選択が撮影者の好みに応じて行われ、スピーカ41またはブザー42からは、選択された音量で音が出力される。一方、自動音量設定が選択された場合には、スピーカ41またはブザー42からは、アイセンサ10による検出の有無に応じて自動的に大音量または小音量のいずれかに調節された音量の音が出力される。
また、マイク3は、デジタルカメラ1で動画像を撮影する際に、被写界における音を集音する。集音された音声信号は、CPU32により、撮像素子34によって撮像された動画像のデータと共にメモリカード39に記録される。CPU32およびメモリカード39は、撮像素子34により撮像される動画像およびマイク3によって集音される音を記録する記録手段を構成している。
マイク3の感度や指向性は、メニュー画面における集音特性設定画面において設定される。集音特性設定画面では、手動設定または自動設定のいずれかが選択される。手動設定が選択されている場合には、マイク3の感度や指向性が撮影者の好みに応じて設定され、動画像の撮影時に、マイク3は設定された集音特性で被写界の音を集音する。一方、自動設定が選択されている場合、マイク3の感度は、アイセンサ10やアイピースシャッタ検出部52による検出の有無に応じて、自動的に高感度または低感度のいずれかに調節される。また、マイク3の指向性は、アイセンサ10やアイピースシャッタ検出部52による検出の有無に応じて、自動的に高指向性または低指向性のいずれかに調節される。
上記の集音特性設定画面における設定に応じて行われるマイク3の感度の変更は、マイク3で集音される音声信号を増幅する図示しない増幅回路における増幅率(利得)を変化させることで実現される。また、上記の集音特性設定画面における設定に応じて行われるマイク3の指向性の調節は、例えば、コンデンサー型の単一指向性マイクを2個背中合わせに組み合わせたものを用い、無指向性と単一指向性との切り替えを行うことなどで実現される。
CPU32は、接眼部8aに人体が接近したことがアイセンサ10によって検出されると、または、接眼部8aにアイピースシャッタ51が装着されていることがアイピースシャッタ検出部52によって検出されると、マイク3の感度または指向性の集音特性を変更する制御を行う集音特性変更制御手段を構成している。本実施形態では、CPU32は、接眼部8aに人体が接近したことがアイセンサ10によって検出され、または、接眼部8aにアイピースシャッタ51が装着されているときには、マイク3の感度または指向性を高める変更制御を行う。
上記の構成において、集音特性設定メニューで自動設定が選択されている場合、光学ファインダ8を覗きながら動画像の撮影を行うときには、接眼部8aに撮影者の体が接近したことがアイセンサ10によって検出されるため、高感度または高指向性に調節されたマイク3によって被写界の音の集音が行われる。また、集音特性設定メニューで自動設定が選択されている場合、液晶モニタ11を見ながら動画像の撮影を行うときには、撮影者とデジタルカメラ1本体とが離れており、接眼部8aに撮影者の体が接近したことがアイセンサ10によって検出されないため、低感度または低指向性に調節されたマイク3によって被写界の音の集音が行われる。また、集音特性設定メニューで自動設定が選択されている場合、液晶モニタ11を見ながら動画像の撮影を行うときであっても、撮影者が指などを接眼部8aの周辺に設けられたアイセンサ10に近づけたり、接眼部8aにアイピースシャッタ51を装着することにより、アイセンサ10やアイピースシャッタ検出部52による検出が行われ、高感度または高指向性に調節されたマイク3によって被写界の音の集音が行われる。
このような本実施形態によるデジタルカメラ1によれば、上述したように、撮影者が光学ファインダ8を覗いて被写体を視認する際、撮影者の顔が光学ファインダ8の接眼部8aに接近したことが、接眼部8aの周辺に設けられたアイセンサ10によって検出される。アイセンサ10によって撮影者の顔が接眼部8aに接近したことが検出されると、マイク3の感度または指向性の集音特性がCPU32によって変更される。このため、撮影者が光学ファインダ8を覗くか覗かないかに応じて、マイク3の感度または指向性の集音特性は自動的に変更制御されるようになる。また、撮影者が指などの体の一部を接眼部8aの周辺に設けられたアイセンサ10に近づけたり離したりすることによっても、マイク3の感度または指向性の集音特性を自動的に変更制御することができる。この結果、メニュー画面に表示されるメニュー項目の選択をすることなく、しかも、マイク3の集音特性を調節する専用の操作ボタンをデジタルカメラ1に新たに設けることなく、マイク3の感度や指向性の集音特性を容易に調節することができるようになるため、デジタルカメラ1の外観が煩雑になったり、製造コストの上昇を招くこともない。
また、本実施形態では、光学ファインダ8の接眼部8aにアイピースシャッタ51が装着されたことがアイピースシャッタ検出部52によって検出されると、マイク3の感度または指向性の集音特性がCPU32によって変更される。このため、光学ファインダ8の接眼部8aにアイピースシャッタ51が装着されるか否かに応じて、マイク3の感度または指向性の集音特性は自動的に変更制御されるようになる。この結果、リモート撮影によって撮影者がデジタルカメラ1から離れて撮影を行う場合、メニュー画面に表示されるメニュー項目の選択をして集音特性を調節することなく、光学ファインダ8に入射するノイズ光を遮光するために接眼部8aにアイピースシャッタ51を単に装着させるだけで、容易にマイク3の感度や指向性の集音特性を調節することが可能になる。
また、本実施形態では、接眼部8aに人体が接近したことがアイセンサ10によって検出されると、または、接眼部8aにアイピースシャッタ51が装着されたことがアイピースシャッタ検出部52によって検出されると、マイク3の感度または指向性の集音特性は、CPU32によってそれぞれ高感度,高指向性に高められる。マイク3の感度または指向性の集音特性が高められることにより、撮影者は、遠く離れた位置で生じる音、または特定の方向から伝搬してくる音を、マイク3によって適切に集音することができる。このため、撮影者は、被写界における音の発生位置や伝搬方向を気にすることなく、容易に、動画像の撮影および被写界で生じる音の記録を適切に行うことができる。
なお、上記実施形態では、集音特性変更制御手段によって変更制御されるマイク3の感度や指向性として、それぞれ高感度と低感度、高指向性と低指向性というように2段階の集音特性が予め設定されている場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、変更制御されるマイク3の感度や指向性として、3段階もしくはそれ以上の複数段階の集音特性が予め設定された構成とすることも可能である。
このように集音特性変更制御手段によって変更制御されるマイク3の感度や指向性が3段階以上に設定される構成の場合には、音の発生位置とデジタルカメラ1との間の距離や、音が伝搬してくる方向に応じて、さらに細かく集音特性の変更制御を行うことが可能になり、動画像の撮影時に、被写界で発生する音をより適切に集音できるようになる。
また、上記実施形態では、マイク3の感度および指向性の両方の集音特性が変更制御される場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。マイク3の感度のみ、または指向性のみが変更制御される構成としてもよい。
また、上記実施形態では、発光部10Aおよび受光部10Bを備えた反射型フォトセンサからなるアイセンサ10を人体検出手段として用いた場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。人体検出手段は、人体が接眼部8aに接近したことを検出できるものであればよく、例えば、人体の熱を感知するセンサや、人体の接近に伴う接眼部8aの周辺の明るさの変化を検出するセンサ、人体が接眼部8aに接近して接触したことを検出するタッチセンサなどの種々のセンサを用いることが可能である。同様に、遮光部材検出手段は、明るさの変化を検出するアイピースシャッタ検出部52の代わりに、アイピースシャッタ51が接眼部8aに装着されることでオンする接点を備えたスイッチや、その他のセンサを用いてもよい。また、アイピースシャッタ51の高さ寸法を長くし、アイピースシャッタ51が接眼部8aに装着されたことをアイセンサ10で検出するように構成することも可能である。
上記実施形態においては、本発明による撮影装置をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、カメラ付き携帯電話機や動画像を撮影するデジタルビデオカメラなどであって、被写界で発生する音を集音する集音手段を備えた他の種々の撮影装置に本発明を適用することも可能である。このような撮影装置に本発明を適用した場合においても、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。
本実施形態によるデジタルカメラの外観を示す正面斜視図である。 図1に示すデジタルカメラの外観を示す背面斜視図であり、(a)は、アイピースシャッタが装着される前の状態、(b)は、アイピースシャッタが装着された状態を示している。 図1に示すデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…デジタルカメラ
2…光学レンズユニット
3…マイク
4…シャッターボタン
8…光学ファインダ
8a…接眼部
10…アイセンサ
10A…発光部
10B…受光部
11…液晶モニタ
21…放音孔
31…不揮発性メモリ
32…CPU
33…バッファメモリ
34…撮像素子
39…メモリカード
40…操作部
41…スピーカ
42…ブザー
51…アイピースシャッタ
52…アイピースシャッタ検出部

Claims (3)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    撮影者により覗かれて前記撮像手段により撮像される被写体が視認されるファインダと、
    被写界で発生する音を集音する集音手段と、
    前記撮像手段により撮像される動画像および前記集音手段によって集音される音を記録する記録手段と、
    前記ファインダの接眼部に人体が接近したことを検出する、前記接眼部の周辺に設けられた人体検出手段と、
    前記接眼部に人体が接近したことが前記人体検出手段によって検出されると、前記集音手段の感度または指向性の集音特性を変更する制御を行う集音特性変更制御手段と
    を備えていることを特徴とする撮影装置。
  2. 被写体を撮像する撮像手段と、
    撮影者により覗かれて前記撮像手段により撮像される被写体が視認されるファインダと、
    被写界で発生する音を集音する集音手段と、
    前記撮像手段により撮像される動画像および前記集音手段によって集音される音を記録する記録手段と、
    前記ファインダに入射する光を遮光する、前記ファインダの接眼部に着脱自在に装着される遮光部材と、
    前記接眼部に前記遮光部材が装着されたことを検出する遮光部材検出手段と、
    前記接眼部に前記遮光部材が装着されていることが前記遮光部材検出手段によって検出されると、前記集音手段の感度または指向性の集音特性を変更する制御を行う集音特性変更制御手段と
    を備えていることを特徴とする撮影装置。
  3. 前記集音特性変更制御手段は、前記集音手段の感度または指向性の集音特性を高める変更制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮影装置。
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