JP2010028467A - 無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧上昇中における無線機の動作開始時の電圧低下発生によるデータ消去又は書き込み中止の実行を正確に防ぐことである。
【解決手段】データ用不揮発メモリ23と、直流電源25と、直流電源25が出力する電源電圧の電圧値を出力するADコンバータ12と、電源電圧の電圧値が、第1の閾値より小さくなった場合又は第1の閾値以上になった場合に反転する論理信号を生成して出力する電圧検出器24と、電源電圧の電圧値が第1の閾値より小さくなって論理信号が反転した場合に、データ用不揮発メモリ23へのデータの消去又は書き込みの中止処理を実行し、電源電圧の電圧値が第1の閾値より小さくなって論理信号が反転した後に、電源電圧の電圧値が第1の閾値以上になって論理信号が反転し、且つ電源電圧の電圧値が第2の閾値以上である場合に、メインルーチン処理を実行するCPU11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線機に関する。
従来、オーディオ信号等を無線通信する無線機が知られている。無線機としては、無線通信端末としてのハンディ機、車載機や、無線通信を中継する中継器(固定無線局:レピータ)等がある。無線機が無線通信端末である場合に、電源としての内蔵電池又は車載バッテリーから電力供給される。また、無線機が中継器である場合に、商用交流電源電圧が直流電圧に変換されて電力供給が行われる。
無線機において、制御マイコンによる内蔵メモリに対する設定データや状態記憶データの消去又は書き込み時中に、何らかの理由で電源電圧の低下が発生することにより、直流電源の遮断或いは低下が発生することが想定される。この場合、データの消去又は書き込み途中で制御マイコン、メモリへの電源が遮断されることになるので、設定データや状態記憶データが壊れるおそれがあった。設定データや状態記憶データが壊れた場合、不要電波の送信や、規定電力以上の送信等の不具合を誘発するおそれがあり、無線機自体のソフトウェアが正常に動作しないおそれもあった。
そこで、電源電圧を測定し、測定した電源電圧が低下した場合に、電圧の低下の旨を報知する無線機が考えられている(例えば、特許文献1、2、3、4参照)。この構成では、報知された情報に応じて、設定データや状態記憶データが壊れないようユーザが対処する必要があった。
また、設定データや状態記憶データが壊れることを自動的に防ぐ無線機も考えられている。図3〜図5を参照して、従来の電源電圧低下時にデータが壊れることを防ぐ機能を有する無線機を説明する。一例として、無線通信端末である無線機を説明する。図3に、従来の無線機における制御マイコン10周辺の構成を示す。
図3に示すように、従来の無線機は、制御マイコン10、プログラム用不揮発メモリ21A、揮発メモリ22、データ用不揮発メモリ23A、電圧検出器24、直流電源25、接地部26等を備えて構成される。制御マイコン10は、CPU(Central Processing Unit)11、AD(Analog to Digital)コンバータ12、割込み要因処理回路13を有する。
制御マイコン10は、無線機の各部を制御する。CPU11は、プログラム用不揮発メモリ21Aから読み出されて揮発メモリ22に展開されたプログラムとの協働で各種処理を実行する。ADコンバータ12は、直流電源25から出力される直流電源のアナログの電源電圧をデジタルの電源電圧に変換し、電源電圧の電圧値をCPU11に出力する。割込み要因処理回路13は、電圧検出器24の出力信号に応じた割込み要因発生時に、割込み信号をCPU11に出力する。
プログラム用不揮発メモリ21Aは、各種プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)等の不揮発メモリである。プログラム用不揮発メモリ21Aは、電源供給が遮断されても記憶データ(プログラム)が消去されない。プログラム用不揮発メモリ21Aには、後述する第1の電圧低下監視プログラム又は第2の電圧低下監視プログラムが記憶されている。
揮発メモリ22は、RAM(Random Access Memory)であり、プログラム、データを格納するワークエリアを有する。揮発メモリ22は、電源供給が遮断されると記憶データ(プログラム、データ)が消去される。
データ用不揮発メモリ23Aは、各種データが記憶されたEEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発メモリである。データ用不揮発メモリ23Aは、電源供給が遮断されても記憶データが消去されない。
電圧検出器24は、直流電源25から出力される電源電圧を検出し、その検出電圧が予め定められた第1の閾値より小さくなった場合にローに反転し、同じく第1の閾値以上になった場合にハイに反転する出力論理の論理信号を割込み要因処理回路13に出力する。電圧検出器24は、通常の電力供給時に出力論理がハイの信号を出力し、検出電圧が第1の閾値より低下すると出力論理がローに反転され、その状態で検出電圧が第1の閾値以上に上昇すると、出力論理がハイに反転される。第1の閾値は、電圧低下したか否かの閾電圧値であり、後述する第2の電圧低下監視処理で説明するように、電圧低下の際の、データ用不揮発メモリ23Aへのデータの消去又は書き込みの中止処理の実行をするか否かの閾電圧値となる。論理信号がローになると、電圧低下によりデータ用不揮発メモリ23Aへのデータの消去又は書き込みの中止処理が実行される。
直流電源25は、内蔵電池等の直流電源であり、無線機1の各部に直流電源電圧を出力(供給)するとともに、ADコンバータ12及び電圧検出器24に直流電源電圧を出力する。
次に、図4、図5を参照して、図3の無線機の動作を説明する。図4に、第1の電圧低下監視処理の流れを示す。図5に、第2の電圧低下監視処理の流れを示す。
図4に示す第1の電圧低下監視処理は、ADコンバータ12により取得される電源電圧値に基づいて電源電圧を監視し、その電源電圧が低下すると、データ用不揮発メモリ23Aへの設定データ又は状態データの消去又は書き込みを中止する処理である。
データ用不揮発メモリ23Aは、消去/書き込み時間が長いEEPROM、フラッシュメモリ等が使用される。このため、設定データ又は状態記憶データの消去/書き込みの途中で、何らかの理由で直流電源25の電圧の遮断又は低下が発生するおそれがある。この場合、データ消去又は書き込み途中で制御マイコン10及びデータ用不揮発メモリ23Aの電源が遮断されることになるので、消去/書き込み中の設定データ又は状態記憶データが壊れるおそれがあった。このため、直流電源25の電圧の遮断又は低下前に、設定データ又は状態記憶データの消去又は書き込みを中止している。
例えば、無線機の電源がオンされたことをトリガとして、プログラム用不揮発メモリ21Aから読み出されて揮発メモリ22に展開された第1の電圧低下監視プログラムと、CPU11との協働により、第1の電圧低下監視処理が実行される。
先ず、メインルーチン処理が実行される(ステップS21)。メインルーチン処理とは、無線機内の各回路部に対する一連の動作制御処理である。そして、ステップS21で実行されたメインルーチン処理に関する設定データ又は状態データがデータ用不揮発メモリ23Aに対し消去又は書き込みされる(ステップS22)。
そして、ADコンバータ12が制御される(ステップS23)。そして、直流電源25から出力される電源電圧の電圧値がADコンバータ12から取得される(ステップS24)。そして、ステップS24において取得された電圧値が予め定められた(所定の)閾値以上であるか否かが判別される(ステップS25)。ステップS25の所定の閾値は、電圧低下の際の、データ用不揮発メモリ23Aへのデータの消去又は書き込みの中止処理を実行するか否かの閾電圧値である。
電圧値が所定の閾値以上である場合(ステップS25;YES)、ステップS21に移行される。電圧値が所定の閾値以上でない場合(ステップS25;NO)、データ用不揮発メモリ23Aへの設定データ又は状態データの消去又は書き込みの中止処理が実行され(ステップS26)、第1の電圧低下監視処理が終了する。ステップS26の実行後、直流電源25の電圧の遮断又は低下による無線機停止が発生しうる。
次いで、第1の電圧低下監視処理に代えて第2の電圧低下監視処理を実行する構成を説明する。図5に示す第2の電圧低下監視処理は、電圧検出器24の出力信号に基づいて電源電圧を監視し、電源電圧が低下すると、データ用不揮発メモリ23Aへの設定データ又は状態データの消去又は書き込みを中止する処理である。
例えば、無線機の電源がオンされたことをトリガとして、プログラム用不揮発メモリ21Aから読み出されて揮発メモリ22に展開された第2の電圧低下監視プログラムと、CPU11との協働により、第2の電圧低下監視処理が実行される。
先ず、メインルーチン処理が実行される(ステップS31)。そして、ステップS31で実行されたメインルーチン処理に関する設定データ又は状態データがデータ用不揮発メモリ23Aに対し消去又は書き込みされ(ステップS32)、ステップS31に移行される。
ステップS31,S32の実行中に、電圧検出器24の出力論理がローになると、割込み要因処理回路13により割込み信号がCPU11に出力され、その割込み処理に応じて割込みが発生し、データ用不揮発メモリ23Aへの設定データ又は状態データの消去又は書き込みの中止処理が実行され(ステップS33)、第2の電圧低下監視処理が終了する。
特開平3−145340号公報 特開2001−103136号公報 特開平11−168533号公報 特開平11−8938号公報
しかし、従来の第1の電圧低下監視処理では、データ用不揮発メモリ23Aへの設定データ又は状態データの消去又は書き込みの中止処理の実行前に、直流電源25の電圧の遮断又は低下による無線機停止が発生するおそれがあった。図6(a)に、第1の電圧低下監視処理における正常時の電源電圧値とソフトウェアの処理との流れを示す。図6(b)に、第1の電圧低下監視処理における異常時の電源電圧値とソフトウェアの処理との流れを示す。図6(a)、図6(b)の横軸において、左から右への方向を時間の経過方向とし、同じく電源電圧値の縦軸において、下から上への方向を電源電圧値の小から大への方向とし、図7〜図11でも同様であるものとする。
図6(a)に示すように、第1の電圧低下監視処理実行中、正常時には、例えばADコンバータ12の制御中(ステップS23)から、直流電源25から出力される電源電圧の低下が発生し、データ用不揮発メモリ23Aへのデータ消去又は書き込みの中止処理(ステップS26)が完了してから、無線機が停止する。
これに対し、図6(b)に示すように、第1の電圧低下監視処理実行中、例えば、データ用不揮発メモリ23Aへのデータ消去又は書き込み中(ステップS22)から、直流電源25から出力される電源電圧の低下が発生し、データ用不揮発メモリ23Aへの消去又は書き込みの中止処理(ステップS26)が完了する前に、無線機が停止するおそれがあった。
また、第1の電圧低下監視処理実行中、例えば、処理が重く、処理占有時間が長いメインルーチン処理(ステップS21)を行っている最中に、直流電源25から出力される電源電圧の遮断又は低下が発生し、ADコンバータ12から電圧値取得(ステップS23)、又はデータ用不揮発メモリ23Aへのデータ消去又は書き込みの中止処理(ステップS26)が完了する前に、無線機が停止するおそれがあった。
従来の第2の電圧低下監視処理では、上記第1の電圧低下監視処理におけるデータ用不揮発メモリ23Aへのデータ消去又は書き込みの中止処理完了前の無線機が停止が発生しない。図7に、第2の電圧低下監視処理における電源電圧値とソフトウェアの処理との流れを示す。
図7に示すように、第2の電圧低下監視処理実行中、例えば、メインルーチン処理実行中(ステップS31)に、直流電源25から出力される電源電圧の低下が発生しても、割込みがなされて、データ用不揮発メモリ23Aへのデータ消去又は書き込みの中止処理(ステップS33)が実行され、その完了後に無線機が停止する。
なぜなら、第2の電圧低下監視処理では、制御マイコン10の内蔵機能である割込み要因処理回路13を使用することで、第1の電圧低下監視処理よりも著しく早く、データ用不揮発メモリ23Aへのデータ消去又は書き込みの中止処理が実行開始されるからである。
しかし、第2の電圧低下監視処理では、電圧低下時におけるデータ用不揮発メモリ23Aへの設定データ又は状態データの消去又は書き込みの中止処理の実行後、直流電源25からの電圧値の上昇において、電圧値が再び低下し、再度データの消去又は書き込みの中止処理が実行されるおそれがあった。図8に、電源電圧値の低下から上昇へ変化する場合の、第2の電圧低下監視処理における電源電圧値と電圧検出器24の出力論理との流れを示す。
図8に示すように、第2の電圧低下監視処理実行時に、直流電源25から出力される電源電圧が低下し、時刻t1で電圧検出器24の出力論理がローに反転すると、割込みが発生して、データ用不揮発メモリ23Aへのデータの消去又は書き込みの中止処理が実行される。その後、直流電源25が回復し、電源電圧が上昇すると、時刻t2で電圧検出器24の出力論理がハイに反転し、メインルーチン処理が再び実行される。
図9に、電源電圧の上昇中における電源電圧低下発生時の、電源電圧値と電圧検出器24の出力論理との流れを示す。図8に示す時刻t2においてメインルーチン処理が実行開始されると、図9に示すように、瞬間的に直流電源25の電圧値が低下(電圧値V3)する現象が発生するおそれがある。というのは、メインルーチン処理では、図3で図示されていない無線通信の送受信部や、操作表示部等、制御マイコン10周辺以外の回路部を動作させるため、瞬間的に電流が大幅に流れてしまうからである。その結果、直流電源25から出力される電源電圧がわずかながら低下してしまう。
この大電流に伴う直流電源25から出力される電源電圧は、制御マイコン10周辺以外の回路部の消費電流が大きければ大きいほど、顕著に低下する傾向となり、その電圧値V3が電圧検出器24の第1の閾値を下回ると、再度制御マイコン10に割込み要因が発生され、無線機停止の処理ルーチン(ステップS33)に入ってしまうおそれがあった。
図10に、メインルーチン処理開始電圧のオフセットにおける電源電圧値と電圧検出器24の出力論理との流れを示す。図9の電源電圧値の上昇中における電源電圧値低下に基づくデータ消去又は書き込み中止処理の実行を回避するために、図10に示すように、制御マイコン10周辺以外の回路部の消費電流増加に伴う直流電源25の電圧値低下を予め見越しておき、当該電圧低下を誘発しても、電圧検出器24の第1の閾値を下回らないように、メインルーチン処理開始電圧をオフセットする方法が考えられる。メインルーチン処理開始電圧をオフセットすることで、時刻t2よりも後の時刻t3において、メインルーチン所が実行開始され、その後の電圧低下時の電圧値V4が、電圧検出器24の第1の閾値を下回ることがない。
ところが、電源電圧の遮断又は低下検出の目的で用いられる電圧検出器24は、電圧低下時の電圧検出精度を高めるよう調整されており、電圧低下時の電圧検出精度が高いが、電圧上昇時の電圧検出精度が低いことが一般的である。図11(a)に、電源電圧低下時の電源電圧値と電圧検出器24の出力論理とにおけるばらつきを示す。図11(b)に、電源電圧上昇時の電源電圧値と電圧検出器24の出力論理とにおけるばらつきを示す。
図11(a)に示すように、直流電源25から出力される電源電圧低下時には、電圧検出器24により極めて高精度(±1%)に電圧検出され、電圧検出器24の論理反転のばらつきのゾーンZ1も比較的小さい。しかし、図11(b)に示すように、直流電源25から出力される電源電圧上昇時には、電圧検出器24により極めてラフ(±3〜8%)に電圧検出され、電圧検出器24の論理反転のばらつきのゾーンZ2も比較的大きい。回路素子の低電圧化が著しい昨今では、電圧検出器24の論理反転のばらつきも無視できないものとなっている。
本発明の課題は、電源電圧上昇中における無線機の動作開始時の電圧低下発生によるデータ消去又は書き込み中止の実行を正確に防ぐことである。
上記課題を解決するため、本発明の無線機は、
データの消去及び書き込みが可能な記憶部と、
電源電圧を出力する電源と、
前記電源が出力する電源電圧の電圧値を出力する電圧値出力部と、
前記電源が出力する電源電圧の電圧値が、予め定められた閾電圧値である第1の閾値より小さくなった場合又は当該第1の閾値以上になった場合に反転する論理信号を生成して出力する電圧検出部と、
前記電源電圧の電圧値が前記第1の閾値より小さくなって前記論理信号が反転したか否かを判別し、当該論理信号が反転した場合に、前記記憶部へのデータの消去又は書き込みの中止処理を実行し、前記電源電圧の電圧値が前記第1の閾値より小さくなって前記論理信号が反転した後に、前記電源電圧の電圧値が前記第1の閾値以上になって前記論理信号が反転し、且つ前記電圧値出力部から出力された電源電圧の電圧値が、電圧低下により前記電圧検出部による誤動作が発生するか否かの閾電圧値である第2の閾値以上であるか否かを判別し、当該論理信号が反転し且つ前記電源電圧の電圧値が前記第2の閾値以上である場合に、自機の一連の動作制御をするメインルーチン処理を実行する制御部と、を備える。
本発明によれば、電源電圧上昇中における無線機の動作開始時の電圧低下発生によるデータ消去又は書き込み中止の実行を正確に防ぐことができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
先ず、図1を参照して、本実施の形態の無線機1の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の無線機1の内部構成を示す。
本実施の形態の無線機1は、無線通信端末(ハンディ機、車載機)である。無線機1は、ユーザの入力音声をオーディオ信号に変換し、そのオーディオ信号を変調して通信先の無線通信端末(又は中継器)へ無線電波として送信し、その通信先の無線通信端末(又は中継器)から送信される無線電波を受信して復調し、復調したオーディオ信号を音声出力する無線機である。
図1に示すように、無線機1は、制御マイコン10、プログラム用不揮発メモリ21、揮発メモリ22、記憶部としてのデータ用不揮発メモリ23、電圧検出部としての電圧検出器24、電源としての直流電源25、接地部26、送受信部27、操作表示部28、音声入出力部29、信号処理部30等を備えて構成される。制御マイコン10は、制御部としてのCPU11、電圧値出力部としてのADコンバータ12、割込み要因処理回路13を有する。
制御マイコン10は、無線機の各部を制御する。CPU11は、プログラム用不揮発メモリ21から読み出されて揮発メモリ22に展開されたプログラムとの協働で各種処理を実行する。ADコンバータ12は、直流電源25から出力される直流電源のアナログの電圧信号をデジタルの電圧信号に変換し、その電源電圧の電圧値をCPU11に出力する。割込み要因処理回路13は、電圧検出器24の出力信号に応じた割込み要因発生時に、割込み信号をCPU11に出力する。
プログラム用不揮発メモリ21は、各種プログラムが記憶された不揮発メモリであり、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等により構成される。プログラム用不揮発メモリ21は、プログラム用不揮発メモリ21は、電源供給が遮断されても記憶データ(プログラム)が消去されない。プログラム用不揮発メモリ21には、後述する第2の電圧低下監視プログラム及び電圧上昇監視プログラムが記憶されている。
揮発メモリ22は、プログラム、データを格納するワークエリアを有する揮発性のメモリであり、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)等のRAMにより構成される。揮発メモリ22は、電源供給が遮断されると記憶データ(プログラム、データ)が消去される。また、DRAM、SRAM、SDRAM等のRAMは、データの消去又は書き込み時間が極めて早い。
データ用不揮発メモリ23は、各種データが消去及び書き込み可能に記憶された不揮発メモリであり、EEPROM、フラッシュメモリ等により構成される。データ用不揮発メモリ23は、電源供給が遮断されても記憶データが消去されない。また、EEPROM、フラッシュメモリ等は、データの消去又は書き込み時間が遅い。
また、図1に示すように、プログラム用不揮発メモリ21及びデータ用不揮発メモリ23を、1つの不揮発メモリとしてのプログラム及びデータ用不揮発メモリ21Bとして構成してもよい。
電圧検出器24は、直流電源25の電圧を検出し、その検出電圧が予め定められた第1の閾値以上になった場合にハイとなり、同じく第1の閾値より小さくなった場合にローとなる出力論理の信号を割込み要因処理回路13に出力する。つまり、電圧検出器24は、通常の電力供給時に出力論理がハイの信号を出力し、検出電圧が第1の閾値より低下すると出力論理がローに反転され、その状態で検出電圧が第1の閾値以上に上昇すると、出力論理がハイに再度反転される。第1の閾値は、電圧低下したか否かの閾電圧値であり、第2の電圧低下監視処理で説明するように、電圧低下の際の、データ用不揮発メモリ23Aへのデータの消去又は書き込みの中止処理の実行をするか否かの閾電圧値となる。
直流電源25は、内蔵電池等の直流電源であり、接地部26に接続され、無線機1の各部に直流電源電圧を出力(供給)するとともに、ADコンバータ12及び電圧検出器24に直流電源電圧を出力する。
送受信部27は、送信アンテナ、受信アンテナ、変調回路、復調回路等を備える。送受信部27は、制御マイコン10の制御により、信号処理部30から入力されたオーディオ信号を変調して送信アンテナから無線電波として通信先の無線通信端末又は中継器に送信し、通信先の無線機から送信された無線電波を送信アンテナにより受信して復調し、その復調したオーディオ信号を信号処理部30に出力する。
操作表示部28は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示部と、キーパッド等の操作部とを備える。操作表示部28は、操作部によりユーザからの操作情報入力を受け付け、その操作情報をCPU11に出力し、また制御マイコン10の表示指示に応じて、各種表示情報を表示部に表示する。
音声入出力部29は、マイク、スピーカ等を備える。音声入出力部29は、制御マイコン10の制御により、マイクによりユーザから入力された音声をオーディオ信号に変換して信号処理部30に出力し、また、信号処理部30から入力されたオーディオ信号をスピーカから音声出力する。
信号処理部30は、DSP(Digital Signal Processor)等を備え、音声入出力部29から入力される送信するオーディオ信号に各種信号処理を施して送受信部27に出力し、また送受信部27から入力される受信したオーディオ信号に各種信号処理を施して音声入出力部29に出力する。
次に、図2を参照して、無線機1の動作を説明する。図2に、電圧上昇監視処理の流れを示す。
無線機1において、図5に示す第2の電圧低下監視処理が実行される。例えば、電源投入後、又は電圧検出器24の出力論理がハイに反転したことをトリガとして、プログラム用不揮発メモリ21に記憶された第2の電圧低下監視プログラムと、CPU11との協働により、第2の電圧低下監視処理が実行される。図5〜図8で説明したように、第2の電圧低下監視処理により、第2の電圧低下監視処理実行中に、直流電源25の電圧値の低下が発生しても、割込みがなされて、データ用不揮発メモリ23Aへのデータ消去又は書き込みの中止処理(ステップS33)が実行され、その完了後に無線機が停止する。
また、無線機1において、第2の電圧低下監視処理と平行して、電圧上昇監視処理が実行される。電圧上昇監視処理は、直流電源25の電圧上昇中のメインルーチン処理実行開始時の電圧低下による割込みを防いで、メインルーチン処理を実行する処理である。
無線機1で実行されるメインルーチン処理は、無線機1内の各回路部に対する一連の動作制御処理である。メインルーチン処理は、操作表示部28におけるユーザの操作入力の有無の監視と、送受信部27における送信電波の有無の監視と、操作表示部28における表示内容の更新と、その他の各種処理と、を含む処理である。また、このメインルーチン処理は、数msecから数十msecの時間を要する処理である。
無線機1において、例えば、第2の電圧低下監視処理により電圧検出器24の出力論理がローに反転したことをトリガとして、プログラム用不揮発メモリ21に記憶された電圧上昇監視プログラムと、CPU11との協働により、電圧上昇監視処理が実行される。
先ず、電圧検出器24の出力論理がハイに反転したか否かが判別される(ステップS11)。電圧検出器24の出力論理がハイに反転していない場合(ステップS11;NO)、ステップS11に移行される。
電圧検出器24の出力論理がハイに反転した場合(ステップS11;YES)、ADコンバータ12から直流電源25の電圧値が取得され、その取得した電圧値により、電圧値が十分上昇しているか否かが判別される(ステップS12)。電圧値が十分上昇しているか否かの判別は、直流電源25の電圧値が、予め定められた第2の閾値に達しているか否かにより判別される。この第2の閾値は、制御マイコン10周辺の以外の回路部(送受信部27、操作表示部28、音声入出力部29、信号処理部30等)を動作させても、瞬間的な電流発生による電圧低下によって電圧検出器24(の論理信号)による誤動作(データ用不揮発メモリ23Aへのデータ消去又は書き込みの中止処理(S33)の実行)が発生しないか否かの電圧閾値である。
電圧値が十分上昇していない場合(ステップS12;NO)、ステップS11に移行される。電圧値が十分上昇している場合(ステップS12;YES)、メインルーチン処理が実行され(ステップS13)、電圧上昇監視処理が終了する。
以上、本実施の形態によれば、無線機1において、電圧低下時には、直流電源25から出力された電源電圧の電圧値が第1の閾値より小さくなって電圧検出器24の出力論理がローになったか否かを判別し、電圧検出器24の出力論理がローになった場合に、データ用不揮発メモリ23への設定データ又は状態記憶データの消去又は書き込みの中止処理を実行する。また、無線機1において、電圧検出器24の出力論理がローになった後に、電源電圧の電圧値が第1の閾値以上になって電圧検出器24の出力論理がハイに反転し、且つADコンバータ12から出力された電源電圧の電圧値が第2の閾値以上であるか否かを判別し、電圧検出器24の出力論理がハイになって且つ前記電源電圧の電圧値が第2の閾値以上である場合に、メインルーチン処理を実行する。このため、電圧検出器24の出力論理のばらつきによらず、電源電圧上昇中のメインルーチン処理開始時(無線機1の各回路部の動作開始時)の電圧低下発生によるデータ消去又は書き込み中止の実行を正確に防ぐことができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る無線機の一例であり、これに限定されるものではない。
上記実施の形態では、無線機1が、無線通信端末であるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、無線機1が、レピータ等の中継器であることとしてもよい。無線機1が中継器である場合には、無線機1において、音声入出力部29を備えず、送受信部27及び信号処理部30が、無線中継の送受信を行い、直流電源25、接地部26が商用交流電源から入力された交流電圧を直流電圧に変換する電源部となり、同様に、第2の電圧低下監視処理、電圧上昇監視処理が実行される。
また、上記実施の形態の電圧上昇監視処理に考慮する電圧オフセット分(第2の閾値)は、制御マイコン10のソフトウェアで、操作表示部28へのユーザの操作入力により設定する構成としてもよい。この構成では、送受信部27等の各回路部の消費電流の大きさに応じて、第2の閾値を自在に指定することができて、利便性を高めることができる。
その他、上記実施の形態における無線機1の細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る実施の形態の無線機の内部構成を示すブロック図である。 電圧上昇監視処理を示すフローチャートである。 従来の無線機における制御マイコン周辺の構成を示すブロック図である。 第1の電圧低下監視処理を示すフローチャートである。 第2の電圧低下監視処理を示すフローチャートである。 (a)は、第1の電圧低下監視処理における正常時の電源電圧値のタイミングチャートとソフトウェアの処理の流れとを示す図である。(b)は、第1の電圧低下監視処理における異常時の電源電圧値のタイミングチャートとソフトウェアの処理の流れとを示す図である。 第2の電圧低下監視処理における電源電圧値のタイミングチャートとソフトウェアの処理の流れとを示す図である。 電源電圧値の低下から上昇へ変化する場合の、第2の電圧低下監視処理における電源電圧値と電圧検出器の出力論理とを示すタイミングチャートである。 電源電圧値の上昇中における電源電圧値低下発生時の、電源電圧値と電圧検出器の出力論理とを示すタイミングチャートである。 メインルーチン処理開始電圧のオフセットにおける電源電圧値と電圧検出器の出力論理とを示すタイミングチャートである。 (a)は、電源電圧低下時の電源電圧値と電圧検出器の出力論理とにおけるばらつきを示す図である。(b)は、電源電圧上昇時の電源電圧値と電圧検出器の出力論理とにおけるばらつきを示す図である。
符号の説明
1 無線機
10 制御マイコン
11 CPU
12 ADコンバータ
13 割込み要因処理回路
21,21A プログラム用不揮発メモリ
22 揮発メモリ
23,23A データ用不揮発メモリ
21B プログラム及びデータ用不揮発メモリ
24 電圧検出器
25 直流電源
26 接地部
27 送受信部
28 操作表示部
29 音声入出力部
30 信号処理部

Claims (1)

  1. データの消去及び書き込みが可能な記憶部と、
    電源電圧を出力する電源と、
    前記電源が出力する電源電圧の電圧値を出力する電圧値出力部と、
    前記電源が出力する電源電圧の電圧値が、予め定められた閾電圧値である第1の閾値より小さくなった場合又は当該第1の閾値以上になった場合に反転する論理信号を生成して出力する電圧検出部と、
    前記電源電圧の電圧値が前記第1の閾値より小さくなって前記論理信号が反転したか否かを判別し、当該論理信号が反転した場合に、前記記憶部へのデータの消去又は書き込みの中止処理を実行し、前記電源電圧の電圧値が前記第1の閾値より小さくなって前記論理信号が反転した後に、前記電源電圧の電圧値が前記第1の閾値以上になって前記論理信号が反転し、且つ前記電圧値出力部から出力された電源電圧の電圧値が、電圧低下により前記電圧検出部による誤動作が発生するか否かの閾電圧値である第2の閾値以上であるか否かを判別し、当該論理信号が反転し且つ前記電源電圧の電圧値が前記第2の閾値以上である場合に、自機の一連の動作制御をするメインルーチン処理を実行する制御部と、を備える無線機。
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